JP3599723B2 - 濾過装置およびその使用方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の筒状フィルタエレメントが立設された濾過装置およびその使用方法に関し、とくに、復水濾過装置などに用いて好適な比較的大型の濾過装置を効率よく運転することができるようにした濾過装置およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的大容量の濾過装置として、筒状のフィルタエレメントを多数立設した濾過装置が知られている。筒状フィルタエレメントの形態として、たとえば、プラスチック繊維あるいはステンレス製の筒状フィルタに粉末樹脂をプリコートしたプリコートフィルタエレメントが知られている。また、筒状フィルタエレメントの別の形態として、筒状フィルタに、径方向に放射状に延びるプリーツ加工を施した、プリーツフィルタエレメントが知られている。これらフィルタエレメントは、同等のサイズの筒状に構成されている場合、通常、互換性がある。
【0003】
復水濾過装置等に使用されていた濾過装置には、従来、濾過機能に加え脱塩性能を持たせるために、プリコートフィルタエレメントを使用することが多かったが、最近、濾過工程で生じる廃棄物の低減や除鉄率の向上を目的として、互換性のあるプリーツフィルタエレメントの使用が検討され始めている。プリーツフィルタエレメントは、プリコートフィルタエレメントと比較して、エレメント1本当たりのコストは高いが、プリコート樹脂を使用しないためランニングコストは安く、プリーツ形状により1エレメント当たりの濾過面積が大きく、また、1エレメント当たりの通水線流速を大きくとることが可能であることから、1本当たりの処理容量が大きいため設置するエレメントのトータル本数を減らすことができる。また、プリコート粉末樹脂の脱落等がなく、濾過工程で生じる廃棄物を大幅に低減できるとともに、比較的目の細かいフィルタを採用でき、濾過工程での除鉄率の向上が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、とくに既設のプリコートフィルタエレメントを使用した濾過装置において、単にプリコートフィルタエレメントを、サイズ的に互換性のあるプリーツフィルタエレメントに交換するだけでは、以下のような問題が生じる。すなわち、プリーツフィルタエレメントはプリコートフィルタエレメントに比較し1エレメント当たりの処理容量が大きいため、既設の濾過装置のエレメント全てをプリーツフィルタエレメントに代えると、必要とされる処理能力に対して余裕が生じすぎて、非効率的な装置になってしまう。適切な処理能力になるようにプリーツフィルタ化するためには、必要な本数のプリーツフィルタエレメントのみを装着し、余剰のエレメント装着部については通水機能を停止させる必要がある。
【0005】
この通水機能の停止方法として、濾過装置を改造する方法や、余剰のエレメント装着部に対し止栓する方法等が考えられるが、前者の方法にはコストがかかりすぎるという問題がある。後者の方法については、不都合を生じさせることなく止栓できる適切な方法が未だ開発されていない。たとえば、既設の装置におけるプリコートフィルタエレメントの端部部分あるいはその近傍を支持していた通水部分を、ランダムに単に止栓するだけでは、次のような問題が生じる。たとえば、既設の装置においては、通常、各プリコートフィルタエレメントは両端部分でシール・支持され、その一方の部分は一次側から二次側への通水路を有し、他方の部分は各エレメントの間隔や姿勢を適正に保つための構造(たとえば、支持板構造)に構成されているが、ある領域のプリコートフィルタエレメントを廃止し、その領域にある上記一方の部分の一次側から二次側への通水路を止栓すると、上記他方の部分は全く支えの無い状態となって強度的かつ構造的に不安定な状態になりやすい。とくにこのような不安定な状態になった部分が濾過塔内に散在していると、全体的にみても構造的に不安定になりやすい。また、この他方の支持部分は、通常、複数のフィルタエレメントに対し共通の部材として構成されているので、この部材が不安定な状態になると、この部材の他の部位で支持されている、交換されたプリーツフィルタエレメントを所定の姿勢や間隔で安定して支持することが難しくなるという問題が生じる。さらに、まったく支持対象フィルタエレメントのない支持部材が残存する場合が生じると、支持部材とフィルタエレメントが相互に支えあっている構造の場合には、その支持部材自身の支えがなくなり、極端に不安定な状態に陥る。
【0006】
上記のような問題は、既設の濾過装置においてプリコートフィルタエレメントをより本数の少ないプリーツフィルタエレメントに代える場合は勿論のこと、当初からプリーツフィルタエレメント用濾過装置として設計された新設機においても発生することが考えられる。すなわち、このような新設濾過装置においても、被処理水の性状が変化したり、必要とする処理能力が変更されたりした場合には、余剰のエレメント装着部に対し止栓することが必要となるが、上記と同様の止栓方法を適用すると、同じような問題が生じる。
【0007】
そこで本発明の課題は、とくに多数のプリーツフィルタエレメントを装着可能な濾過装置において、余剰となったエレメント装着部分に対し不都合を生じさせることなく適切に止栓できるとともに、処理容量が変更された場合にも不都合を生じさせることなく容易に最適な処理容量に設定できるようにした、濾過装置およびその使用方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る濾過装置の使用方法は、多数の筒状フィルタエレメントを並設可能な塔内空間を有する濾過塔を備え、該濾過塔内において、立設される各フィルタエレメントを、その一端側でフィルタエレメントを介して処理の一次側と二次側とを連通可能な連通路を有する受け部材で支持し、他端側で支持板に係合させることにより支持するようにした濾過装置の使用方法であって、濾過塔内に並設する筒状フィルタエレメントをプリーツフィルタエレメントとするとともに、そのプリーツフィルタエレメントの本数を最大設置可能本数よりも少ない、濾過処理すべき容量に応じた本数とし、該本数のプリーツフィルタエレメントを濾過塔の内周面に近い径方向外側位置から内方に向けて順に配設することにより、実質的に、プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域とに分け、該径方向内側領域においては、前記受け部材またはそれに相当する部材部分で止栓することを特徴とする方法からなる。
【0009】
この方法においては、上記支持板が、複数の支持バーの相互連結構造を有するとともに、該相互連結構造が、濾過塔の内周面に固定された保持部材に連結されている場合、上記プリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域に対しては、その領域内にある支持バーを取り外すことが好ましい。これによって、支えのない支持バーが残存する状態を回避できる。
【0010】
また、上記プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域との境界またはその近傍に、プリーツフィルタエレメントと同様に両端部で支持されるが通水不可に構成された止栓用ダミーエレメントを配設することもできる。このダミーエレメントは、たとえば筒状に構成され、プリーツフィルタエレメントと同様に装着されるものであるが、フィルタ機能は有しておらず、専ら止栓機能をもつものである。このように部分的にダミーエレメントを配設すると、たとえば多数のプリーツフィルタエレメントを支持するために複数の支持バーが設けられている場合において、たとえばそのうちの1本あるいは数本の支持バーについて配設すべきプリーツフィルタエレメントの本数に端数が生じた場合、そこにダミーエレメントを配設するようにすれば、支持バーに対する機械的な強度や剛性を確保しながら、目標とする止栓箇所を問題なく止栓できるようになる。また、ある処理容量に対してプリーツフィルタエレメントの数とそれに対応する支持バーの本数が設定されている場合において、処理容量が低減変更された結果プリーツフィルタエレメントの数を低減する場合、不要となった支持バーを取り外すことなくその部分にダミーエレメントを配設することができる。このようにしておけば、再び処理容量が増加変更された場合にもダミーエレメントを必要な本数だけプリーツフィルタエレメントに代えるだけで済み、処理容量の変更により容易に対応できるようになる。
【0011】
本発明に係る濾過装置は、多数の筒状フィルタエレメントを並設可能な塔内空間を有する濾過塔を備え、該濾過塔内において、立設される各フィルタエレメントを、その一端側でフィルタエレメントを介して処理の一次側と二次側とを連通可能な連通路を有する受け部材で支持し、他端側で支持板に係合させることにより支持するようにした濾過装置であって、濾過塔内に、筒状のプリーツフィルタエレメントを、最大設置可能本数よりも少ない、濾過処理すべき容量に応じた本数だけ、濾過塔の内周面に近い径方向外側位置から内方に向けて順に配設することにより、実質的に、プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域とに分け、該径方向内側領域においては、前記受け部材またはそれに相当する部材部分で止栓部材により止栓したことを特徴とするものからなる。
【0012】
この装置においても、上記支持板が、複数の支持バーの相互連結構造を有するとともに、該相互連結構造が、濾過塔の内周面に固定された保持部材に連結されている場合には、上記プリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域に対しては、その領域内にある支持バーを取り外されている構成とすることができる。
【0013】
また、上記プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域との境界またはその近傍に、プリーツフィルタエレメントと同様に両端部で支持されるが通水不可に構成された止栓用ダミーエレメントが配設されている構成とすることができる。
【0014】
さらに、上記止栓部材の構造についてはとくに限定されないが、上記受け部材またはそれに相当する部材部分に対し着脱自在な部材からなることが好ましい。つまり、必要に応じて容易に止栓あるいはその解除をできるようにしておく。
【0015】
上記のような本発明に係る濾過装置およびその使用方法においては、濾過処理すべき容量に応じて本数が決められたプリーツフィルタエレメントが、濾過塔の内周面に近い径方向外側位置から内方に向けて順に配設(たとえば、環状に配設)され、プリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域においては、受け部材またはそれに相当する部材部分で止栓されるので、プリーツフィルタエレメントの配設領域がランダムにばらつくことはなく、濾過塔の内周面に近い径方向外側位置に限定される。濾過塔の内周面には、通常、各プリーツフィルタエレメントの一端を係合支持する支持板(たとえば、複数の支持バーの相互連結構造を有する支持板)を濾過塔本体に対して固定する部材が設けられているので、その固定用部材に対して支持板の必要な領域を容易にかつ確実に固定できる。したがって、配設されたプリーツフィルタエレメントと支持板との相互支持構造を適切に確保しつつ、かつ、その支持板の必要な領域を適切に保持しつつ、処理に不要な部分のみを止栓できるようになり、不都合を生じることなく、最大設置可能本数よりも少ない本数のプリーツフィルタエレメントを配設できるようになる。
【0016】
その結果、既存のプリコートフィルタエレメントを使用している濾過装置を容易にプリーツフィルタ化することができる。また、当初よりプリーツフィルタエレメント用に製造された新設装置にあっても、処理容量の変更等に応じて容易に最適なプリーツフィルタエレメント本数に変更でき、要求仕様に応じた最適な処理能力が容易に得られることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の望ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1ないし図7は、本発明の一実施態様に係る濾過装置を示している。図1および図2において、1は濾過装置全体を示しており、多数の筒状フィルタエレメントを並設可能な塔内空間を有する濾過塔(本体胴)2内には、複数の筒状のプリーツフィルタエレメント3が、後述の径方向外側領域において、それぞれ上下方向を軸方向として、立設されて並設されている。また、後述の径方向内側領域においては、フィルタエレメントは設けられず、止栓部材4で止栓されている。下部側から入口管5を通して濾過塔2内の一次側6に被処理水が導入され、導入された被処理水は、各止栓部材4の設置部分については止栓された状態で通水されず、各プリーツフィルタエレメント3により濾過処理され、濾過された処理水は二次側である下部集水部(二次側)7に集められ、そこから出口管8を介して後段の工程に送られるようになっている。濾過塔2の上端部にはベント9(空気抜き)が設けられており、初期満水時や逆洗時における空気抜きが可能となっている。
【0018】
各プリーツフィルタエレメント3を装着する部分の構造は次のように構成されている。
プリーツフィルタエレメント3は、ガイドロッド10を介して、両端側で係合により支持されている。図1に示すように、各ガイドロッド10の上端側は、支持板としてのスペーシングバー11の各孔12に上下方向に摺動可能に嵌挿されており、該嵌挿を介して、各エレメント3の姿勢と間隔が所定の姿勢と間隔に保たれるようになっている。各ガイドロッド10の下端側は、隔壁13に固着された受け部材としての下部アダプタ14内に保持されている。また、下部アダプタ14は、一次側と二次側を連通する隔壁13に設けられた複数の通水路(連通路)に係合されている。各エレメント3の上下端には、シール用のガスケット15a、15bが介装されており、ガイドロッド10の上部側に外挿されたスプリング16による付勢によって、各エレメント3の上下部が適切な押圧力をもってシールされるようになっている。
【0019】
たとえばプリコートフィルタエレメント用に設計された既存の濾過装置に本発明を適用する場合には、上記スペーシングバー11は、当初、図11に示すような構成を有している。図11に示すように、濾過塔2内にスペーシングバー11が多数配列されており、各スペーシングバー11に対し、複数のエレメントが係合、支持可能となっている。各スペーシングバー11自身の支持構造はとくに限定しないが、本実施態様では図11に示すように、各スペーシングバー11同士が適当に連結されるとともに、適当な部位にて、濾過塔2の内面側に固定された保持部材としてのリテイニングバー17に連結されている。また、隣接するスペーシングバー11同士は、適当箇所にて三角形状のリンク18で相対移動可能に相互に連結されており、この相互連結構造により、各スペーシングバー11間の間隔を適正な値に保つとともに、スペーシングバー11の組合せ体全体として、各部位の移動微調整が可能な構造となっている。
【0020】
このような既存の構成に対し本発明を適用する場合には、図2に示すように、プリコートフィルタエレメントに代えてプリーツフィルタエレメント3を使用する際に、必要となるプリーツフィルタエレメント3の本数に対応するスペーシングバー11が、濾過塔2の内周面に近い径方向外側位置から内方に向けて順に必要な本数だけ残され、それよりも内側に位置する、残りの不要となる本数のスペーシングバー11は取り外される。つまり、プリーツフィルタエレメント3が配設された径方向外側領域Aとプリーツフィルタエレメント3が配設されない径方向内側領域Bとに分けられ、スペーシングバー11が取り外された径方向内側領域Bにおいては、受け部材としての下部アダプター14またはそれに相当する部材がある場合にはその部材部分で止栓部材4によって止栓される。
【0021】
プリーツフィルタエレメント3を含む各モジュール部について、図3ないし図6を参照して、止栓部材4部分の構造について、図7または図8を参照して、それぞれ説明する。
【0022】
プリーツフィルタエレメント3を含むモジュールは、図3ないし図5に示すように構成されており、プリーツフィルタエレメント3は、図6に示すように、放射状に延びるようにプリーツ加工された濾材19と、該濾材19を内周側から形態保持する多孔円筒体20を備えている。プリーツフィルタエレメント3の内部を上下にガイドロッド10が貫通しており、ガイドロッド10の上端部はエキステンションナット21に構成されている。このエキステンションナット21部分が、前述のスペーシングバー11の対応する孔12に嵌挿され、ヒッチピン22を介してスペーシングバー11に係合、保持されている。
【0023】
エキステンションナット21の下部には、ロックナット23、スペーサ24を介してスプリングキャップ25が設けられ、下方のスプリングシート26との間に前述のスプリング16が介装されている。スプリングシート26の下面側には、ガスケット27を介してシートプレート28が設けられ、このシートプレート28とプリーツフィルタエレメント3の上端面との間に、前述のシール用ガスケット15aが介装されている。
【0024】
ガイドロッド10のフィルタエレメント3内部分には、横断面三角形状のアングル部材29が設けられており、該アングル部材29の各頂点部3点がフィルタエレメント3内側の多孔円筒体20の内面に接し、3点支持されることによって長尺のガイドロッド10の剛性、真直性が保持できるとともに、ガイドロッド10に対しフィルタエレメント3が所定の位置関係に保たれるようになっている。ガイドロッド10の下端部は大径部30に形成されており、この大径部にロックピン31が横方向から挿通されている。このロックピン31が、下部アダプタ14に挿入された後回転されることにより、下部アダプタ14内に刻設された、上方に向かって凸の円弧形状に形成された溝32(図3)に係合し、このモジュールの抜け等が防止されるようになっている。
【0025】
止栓部材4部分の構造はとくに限定されず、たとえば図7や図8に示すように構成できる。
図7に示す構造においては、下部アダプタ14に対して止栓部材4が着脱自在に取り付けられている。止栓部材4は、互いに締結し合う第1部材41と第2部材42を有しており、第1部材41は、たとえば六角の頭部からなる締め付け部43と、締め付け部43に溶接等により固着された円板部44と、その下部に固着された円筒部45と、円筒部45に溶接等により固着されたナット部46とからなっている。第2部材42は、ナット部46に螺合されたボルト部47と、螺合後にボルト部47の頂部に溶接等により固着された抜け止め用の係止部48と、ボルト部47の下端に溶接等により固着されたピン部49とからなっており、このピン部49が、下部アダプタ14に挿入された後回転されることにより、前述の下部アダプタ14内に刻設された円弧形状の溝32に係合されるようになっている。第1部材41の円板部44と、下部アダプタ14の受け部50との間には、弾性材料からなるパッキン51(たとえば、天然ゴムからなるパッキン)が介装されており、上記締め付け部43を回転させ、ナット部46を介して第2部材42を締め上げていくことにより、ピン部49を溝32に係合させたまま、円板部44と受け部50との間でパッキン51を押圧変形させることで、この間をシールし、この下部アダプタ14部分を止栓部材4で完全に止栓するようになっている。
【0026】
図8に示す止栓部材60においても、下部アダプタ14に対して止栓部材60が着脱自在に取り付けられ、止栓部材60は、溝32に係合するピン部61と、それに溶接等により固着されたボルト部62と、ボルト部62に螺合されるナット63(図示例ではダブルナット)と、ナット63の下面側に配置された座金64と、座金64の下部でボルト部62の周囲に設けられた外周面テーパ形状の弾性部材65(たとえば、ゴム栓)とを備えている。この構造では、ナット63を回転させ、ピン部61を溝32に係合させたまま、ボルト部62を締め上げていくことにより、相対的に座金64によって弾性部材65が上方から押し込まれていき、弾性部材65が径方向内外に膨らんで、下部アダプタ14の受け部50内周面との間、および、ボルト部62との間をシールし、この下部アダプタ14部分を止栓部材60で完全に止栓するようになっている。
【0027】
ただし、止栓部材およびそれを用いた止栓構造に関しては、上記図7、図8に例示した構造以外のものでもよい。
【0028】
上記のように構成された濾過装置1およびその使用方法においては、濾過処理すべき容量に応じて配設すべきプリーツフィルタエレメント3の本数が、最大設置可能本数よりも少ない最適な本数として決められる。本数の決められたプリーツフィルタエレメント3が、濾過塔2の内周面に近い径方向外側位置から内方に向けて順に配設(たとえば、環状や、図2に示したように主として対抗する部位に配設)され、プリーツフィルタエレメント3が配設された径方向外側領域Aが構成される。プリーツフィルタエレメント3が配設されない径方向内側領域Bにおいては、受け部材としての下部アダプター14の部分で止栓部材4(60)を用いて完全に止栓される。したがって、プリーツフィルタエレメント3の配設領域が特定の領域、つまり、濾過塔の内周面に近い径方向外側領域Aに限定される。濾過塔2の内周面には、保持部材としてのリテイニングバー17が固定されているので、上記径方向外側領域Aのプリーツフィルタエレメント3を支持しているスペーシングバー11の相互連結構造体は、確実にこのリテイニングバー17によって支持される。したがって、この部分のスペーシングバー11、ひいてはプリーツフィルタエレメント3の支持構造が不安定になることはない。そして、不要になったプリーツフィルタエレメント3が配設されない径方向内側領域Bにおけるスペーシングバー11は、何ら不都合を生じさせることなく、容易に取り外すことができるようになる。
【0029】
その結果、濾過処理に必要な本数のプリーツフィルタエレメント3が確実に配設され、配設されたプリーツフィルタエレメント3とスペーシングバー11との相互支持構造も適切に確保されつつ、処理に不要な部分のみが確実に止栓され、何ら不都合を生じることなく、最適な本数のプリーツフィルタエレメント3が配設される。
【0030】
また、止栓部材4(60)は下部アダプター14に対して着脱自在に構成されているから、処理容量の変更等に伴い配設すべきプリーツフィルタエレメント3の本数が変更される場合にも、プリーツフィルタエレメント3の配設領域の拡大、縮小、止栓領域の縮小、拡大に容易に対応できる。
【0031】
上記実施態様では、プリーツフィルタエレメント3を配設しない下部アダプター14は全て止栓部材4(60)を用いて止栓するようにしたが、たとえば、配設すべきプリーツフィルタエレメント3の本数に端数が生じ、1本のスペーシングバー11に対して係合可能な本数すべてのプリーツフィルタエレメント3を契合させることができない場合や、多数のスペーシングバー11の相互連結構造から、1本あるいは数本の不要スペーシングバー11を取り外すのが困難な場合には、スペーシングバー11が部分的に不安定になったり、実質的に支えのない不要スペーシングバー11が存在するようになるおそれがある。このような場合には、通水不可のダミーエレメントを使用することが有効である。上記のように端数が生じてスペーシングバー11が部分的に不安定になったり、取り外し困難なスペーシングバー11が生じる場合には、その部分に対して以下に例示するようなダミーエレメントを使用することにより、上記のようなおそれを除去できる。また、ダミーエレメントを部分的に使用しておけば、たとえばスペーシングバー11の着脱操作を行うことなく、プリーツフィルタエレメント3の本数の増減および止栓部の個数の増減を調整可能となり、処理容量の変更に一層容易に対応できるようになる。
【0032】
このようなダミーエレメントとしては、基本的にはプリーツフィルタエレメント3モジュールと同等の構造を有し、プリーツフィルタエレメント3の代わりに通水不可の円筒部材(たとえば、単なるパイプ)を用いたものに構成すればよい。たとえば図9、図10に示すように、ダミーエレメント70を、通水不可の円筒状部材から構成し、そのシール構造は、プリーツフィルタエレメント3の装着部と全く同様に構成すればよい。図示例では、ダミーエレメント4自身以外のシール、保持構造は、本実施態様では実質的にフィルタエレメント装着部と同一の構造に構成されている。このようなダミーエレメント70が装着されたエレメント装着部については、実質的に完全に止栓される。ガスケット15a、15bにおけるシールにおいても、プリーツフィルタエレメント3装着部と同じく、スプリング16によって適切に高い押圧力が付着されるようにすれば、フィルタエレメント装着部におけるのと同じく優れたシール性が確保され、ダミーエレメント70内外間の優れたシール性が確保されて、十分に良好な止栓機能が確保される。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る濾過装置およびその使用方法によれば、プリーツフィルタ化に際し余剰となったエレメント装着部分に対し不都合を生じさせることなく適切に止栓できるとともに、処理容量が変更された場合にも不都合を生じさせることなく容易に最適な処理容量に設定できるようになる。また、既存のプリコートフィルタエレメント用濾過装置のみならず、プリーツフィルタエレメントの使用を前提とした新設濾過装置に対しても、処理容量変更等に容易に対応するために、本発明を有効に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る濾過装置の縦断面図である。
【図2】図1の装置の横断面図である。
【図3】図1の装置のプリーツフィルタエレメント装着部の拡大正面図である。
【図4】図3のプリーツフィルタエレメントを含むモジュールの縦断面図である。
【図5】図4のモジュールの分解斜視図である。
【図6】図3のプリーツフィルタエレメントの横断面図である。
【図7】図1の装置における止栓部の拡大縦断面図である。
【図8】別の止栓部の縦断面図である。
【図9】ダミーエレメントを含むモジュールの一例を示す分解斜視図である。
【図10】図9のモジュールの部分縦断面図である。
【図11】既存の濾過装置におけるスペーシングバー配設状態を示す濾過装置の横断面図である。
【符号の説明】
1 濾過装置
2 濾過塔(本体胴)
3 プリーツフィルタエレメント
4、60 止栓部材
5 入口管
6、42 一次側
7 下部集水部
8 出口管
9 ベント
10、41 ガイドロッド
11 支持板としてのスペーシングバー
12 孔
13 隔壁
14 受け部材としての下部アダプタ
15a、15b ガスケット
16 スプリング
17 保持部材としてのリテイニングバー
18 リンク
19 プリーツ加工された濾材
20 多孔円筒体
21、45 エキステンションナット
22 ヒッチピン
23 ロックナット
24 スペーサ
25 スプリングキャップ
26 スプリングシート
27 ガスケット
28 シートプレート
29 アングル部材
30 大径部
31 ロックピン
32 溝
41 第1部材
42 第2部材
43 締め付け部
44 円板部
45 円筒部
46 ナット部
47 ボルト部
48 係止部
49 ピン部
50 受け部
51 パッキン
61 ピン部
62 ボルト部
63 ナット
64 座金
65 弾性部材
70 ダミーエレメント
Claims (7)
- 多数の筒状フィルタエレメントを並設可能な塔内空間を有する濾過塔を備え、該濾過塔内において、立設される各フィルタエレメントを、その一端側でフィルタエレメントを介して処理の一次側と二次側とを連通可能な連通路を有する受け部材で支持し、他端側で支持板に係合させることにより支持するようにした濾過装置の使用方法であって、濾過塔内に並設する筒状フィルタエレメントをプリーツフィルタエレメントとするとともに、そのプリーツフィルタエレメントの本数を最大設置可能本数よりも少ない、濾過処理すべき容量に応じた本数とし、該本数のプリーツフィルタエレメントを濾過塔の内周面に近い径方向外側位置から内方に向けて順に配設することにより、実質的に、プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域とに分け、該径方向内側領域においては、前記受け部材またはそれに相当する部材部分で止栓することを特徴とする濾過装置の使用方法。
- 前記支持板が、複数の支持バーの相互連結構造を有するとともに、該相互連結構造が、濾過塔の内周面に固定された保持部材に連結されており、前記プリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域に対しては、その領域内にある支持バーを取り外す、請求項1の濾過装置の使用方法。
- 前記プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域との境界またはその近傍に、プリーツフィルタエレメントと同様に両端部で支持されるが通水不可に構成された止栓用ダミーエレメントを配設する、請求項1または2の濾過装置の使用方法。
- 多数の筒状フィルタエレメントを並設可能な塔内空間を有する濾過塔を備え、該濾過塔内において、立設される各フィルタエレメントを、その一端側でフィルタエレメントを介して処理の一次側と二次側とを連通可能な連通路を有する受け部材で支持し、他端側で支持板に係合させることにより支持するようにした濾過装置であって、濾過塔内に、筒状のプリーツフィルタエレメントを、最大設置可能本数よりも少ない、濾過処理すべき容量に応じた本数だけ、濾過塔の内周面に近い径方向外側位置から内方に向けて順に配設することにより、実質的に、プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域とに分け、該径方向内側領域においては、前記受け部材またはそれに相当する部材部分で止栓部材により止栓したことを特徴とする濾過装置。
- 前記支持板が、複数の支持バーの相互連結構造を有するとともに、該相互連結構造が、濾過塔の内周面に固定された保持部材に連結されており、前記プリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域に対しては、その領域内にある支持バーを取り外されている、請求項4の濾過装置。
- 前記プリーツフィルタエレメントが配設された径方向外側領域とプリーツフィルタエレメントが配設されない径方向内側領域との境界またはその近傍に、プリーツフィルタエレメントと同様に両端部で支持されるが通水不可に構成された止栓用ダミーエレメントが配設されている、請求項4または5の濾過装置。
- 前記止栓部材が、前記受け部材またはそれに相当する部材部分に対し着脱自在な部材からなる、請求項4ないし6のいずれかに記載の濾過装置。
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