JP3598615B2 - インジェクションサイクル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インジェクションサイクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インジェクションサイクルは、周知のように、凝縮器と蒸発器との間で2段膨張(減圧)させ、第1減圧器通過後の中間圧力を有する冷媒を、気液分離器で気相冷媒と液相冷媒とに分離し、気相または液相冷媒を圧縮工程中の圧縮機の作動室内に噴射することによって、冷凍サイクルの効率向上を図ったものである。
【0003】
また、圧縮工程中の作動室内への冷媒噴射は、作動室内圧力と噴射圧力(気液分離器内圧力)との差圧を利用して作動室に連通するインジェクションポートから行われる。したがって、作動室内圧力が噴射圧力を上回ると、作動室内の冷媒が作動室外(気液分離器内)に逆流してしまう。そこで、従来から気液分離器とインジェクションポートとの間に逆止弁を設けて冷媒の逆流を防止していた。
【0004】
逆止弁を有する圧縮機の具体的構造としては、特開昭60−29554号公報に記載のように、スクロール型圧縮機(以下、単に圧縮機と呼ぶ。)において固定スクロールの端板部とケーシングとの間に形成される突出室内に逆止弁を設け、その逆止弁から配管によって端板部に設けられたインジェクションポートに冷媒を導くように構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、作動室内の残留液相冷媒が多い圧縮機が冷えた状態で圧縮機を起動すると、いわゆる液圧縮状態になり易く、この液圧縮により作動室内の圧力が異常上昇する。
しかし、上記構成のインジェクションサイクルでは、この上昇した作動室内の圧力を開放する機構を有していないので、上昇した圧力により圧縮機の圧縮機構が破壊してしまうという問題を有していた。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、インジェクションサイクルにおいて、作動室内の圧力の異常上昇による圧縮機構の破壊を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜4に記載の発明では、作動室(Vc)内の冷媒が気液分離器(63)内に流れ込むことを防止する逆止弁(71、72)を気液分離器(63)とインジェクションポート(66、67)との間に設け、さらに、作動室(Vc)内の冷媒圧力が所定圧力に達したときに、作動室(Vc)内の冷媒を作動室(Vc)外に放出するリリーフ弁(50、51)を設けることを特徴とする。請求項1に記載の発明では、さらにハウジング(4)には、弁ポート(80)が形成され、この弁ポート(80)は、インジェクションポート(66)と同軸に設けられており、リリーフ弁(50、51)の弁体(84b)および逆止弁(71、72)の弁体(84a)が、弁ポート(80)内で、その軸方向に摺動可能に配置され、作動室(Vc)内の冷媒圧力が前記所定圧力に達したとき、逆止弁(71、72)の弁体(84a)がリリーフ弁(50、51)の弁体(84b)に作用して、作動室(Vc)内の冷媒が作動室(Vc)外に放出されることを特徴とする。
【0008】
求項に記載の発明では、請求項に記載のインジェクションサイクルにおいて、逆止弁(71、72)とリリーフ弁(50、51)、ハウジング(4)に設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項に記載の発明では逆止弁(71、72)は、逆止弁体(84a)により穴(84f)を閉塞することにより作動室(Vc)から前記気液分離器(63)内へ冷媒が流れ込むことを防止する。また、リリーフ弁(50、51)は、作動室(Vc)内の冷媒圧力によりリリーフ弁体(84b)を移動させてリリーフ弁口(80e)を開くことにより作動室(Vc)内の冷媒を作動室(Vc)外に放出することを特徴とする。請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のインジェクションサイクルにおいて、リリーフ弁(50、51)は、所定圧力に達した作動室(Vc)内の冷媒を気液分離器(63)に還流させることを特徴とする。
【0010】
次に作用効果を述べる。
請求項1〜4に記載の発明によれば、作動室(Vc)内の冷媒圧力が所定圧力に達したときに、作動室(Vc)内の冷媒を作動室(Vc)外へ放出するので、作動室(Vc)内の圧力上昇を所定圧力以下に抑制することができる。したがって、圧縮機構(1)の破損等の不具合を防止できるとともに、インジェクションサイクルの安全性の向上を図ることができる。
【0012】
請求項に記載の発明によれば、逆止弁(71、72)およびリリーフ弁(50、51)が圧縮機構(1)のハウジング(4)に設けられているので、逆止弁(71、72)およびリリーフ弁(50、51)を圧縮機構(1)と別体に設けたものに比べて、インジェクションサイクル全体の機器構成が単純になる。したがって、逆止弁(71、72)およびリリーフ弁(50、51)を接続する配管およびジョイント類が不必要となるので、インジェクションサイクルの構成部品点数の増加抑制して、請求項1または2に記載の効果を得ることができる。
【0013】
また、配管接続部の増加を抑制することができるので、組付け工数の増加による製造原価の上昇の抑制を図ることができるとともに、インジェクションサイクル全体として配管接続部からの冷媒漏れ発生率の増加を抑制することができ、請求項1記載の効果と相まって、インジェクションサイクル信頼性の向上を図ることができる。請求項4に記載の発明によれば、また、リリーフ弁(50、51)は、作動室(Vc)内の冷媒を気液分離器(63)に還流させることによって作動室(Vc)内圧力の上昇を抑制しているので、インジェクションサイクル機器外部(具体的には、大気中等)に放出するものに比べて、リリーフ弁(50、51)が作動した後であってもインジェクションサイクル内の冷媒量が減少しない。したがって、リリーフ弁(50、51)作動後に圧縮機構(1)を再起動させた場合の冷媒量不足によるインジェクションサイクルの動作不良等の不具を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施の形態について説明する。(第1実施形態)最初にスクロール型圧縮機を用いたインジェクションサイクルを図を用いて説明する。
【0015】
70は、インジェクションサイクルの圧縮機機構をなすスクロール型圧縮機(一点鎖線に囲まれた部分)を簡略して描いたもので、このスクロール型圧縮機(以下、単に圧縮機と呼ぶ。)70で圧縮された気相冷媒は、吐出口69から吐出されて冷媒の凝縮(液化)手段をなす凝縮器61に圧送される。62は凝縮器61で液化された冷媒を減圧する第1絞り弁(第1減圧器)で、63は第1絞り弁で減圧され気液2相状態となった冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器である。
【0016】
64は気液分離器63で分離された液相冷媒を減圧する第2絞り弁(第2減圧器)であり、この第2絞り弁で減圧された霧化状態の冷媒は、空気冷却手段をなす蒸発器65に流れ込み蒸発する。そして、蒸発(気化)した冷媒は、圧縮機70の吸入口68から吸入され再び圧縮される。因みに、両絞り弁62、64は固定絞り型の絞り弁である。
【0017】
また、気液分離器63で分離された気相冷媒は、後述する圧縮機70に設けられた中間圧室73、逆止弁71、72およびインジェクションポート66、67を経て圧縮機70内に噴射(インジェクション)される。5、51は圧縮機70内圧力が異常上昇した場合に、気液分離器63に圧縮機70内の高圧冷媒を還流させるリリーフ弁である。なお、この気相冷媒の噴射(ガスインジェクション)についての詳細は後述する。
【0018】
図1は、上述のインジェクションサイクル(図2)を自動車用空調装置に適用した場合の圧縮機70の詳細構造を示す断面図である。
5はフロントハウジングで、このフロントハウジング5内に圧入された軸受30によりクランク軸1が回転可能に支持されている。このクランク軸1は一端側に連結される図示されていない電磁クラッチを介して走行用エンジンにより駆動力を得て回転するように構成されている。なお、クランク軸1を電磁クラッチを介さないで直接電動モータ等によって駆動してもよい。
【0019】
また、クランク軸1の他端側には、クランク機構を形成するクランク部1aがクランク軸1の回転中心より所定量偏心した位置に設けられており、このクランク部1aには、軸受31を介して渦巻き状の歯部74と端板部75とから構成された可動スクロール2が回転可能に支持されている。したがって、可動スクロール2は、クランク軸1の回転に伴ってその偏心量を公転半径としてクランク軸1周りを公転運動する。ここで、クランク部1aは、駆動キーと、この駆動キーが挿入されるキー溝が形成されたブッシュとからなる周知の可変偏心機構を有する従動クランク機構としても良い。
【0020】
なお、クランク部1aには、可動スクロール2およびクランク部1aの公転に伴う振動を相殺するバランサ3が設けられている。
また、10はクランク軸1とフロントハウジング5との隙間を密閉して圧縮機70内の冷媒(および冷媒に混合された潤滑油)が圧縮機70外に漏れ出すことを閉止する軸封装置で、サークリップ(止め輪)43によってフロントハウジング5内に固定されている。4は、渦巻き状の歯部76と端板部77とから構成された固定スクロールで、この固定スクロール4は、その歯部76が可動スクロール2の歯部74と噛み合うようにしてフロントハウジング5に図示されていないボルトにて固定されている。
【0021】
そして、両スクロール2、4の歯部74、76および端板部75、77によって冷媒が吸入圧縮される複数個の作動室Vcが形成される。11、12は作動室Vcの密閉性を確保するチップシールで、このチップシール11、12により歯部74、76およびこれらに接する端板部77、75間をシールする。
6は軸受31周りの可動スクロール2の自転を防止する自転防止機構で、この自転防止機構6は、フロントハウジング5および可動スクロール2の端板部75に固定された一対のリング部材6aと、両リング部材6a間に挟まれたボール6bとから構成されている。
【0022】
また、固定スクロール4の端板部77の略中央部には、圧縮された冷媒を作動室Vcから吐出する吐出口69が形成されており、この吐出口69の端板部77側には、作動室Vc内への冷媒の逆流を防止する吐出弁8および吐出弁8の最大開度を規制する弁ストッパ9が、ボルト42によって端板部77に固定されている。
【0023】
そして、固定スクロール4の端板部77の所定の位置には、所定の圧縮工程中の作動室Vc内に気液分離器63で分離された気相冷媒を噴射するインジェクションポート66、67が形成されており、両インジェクションポート66、67には、作動室Vc外への冷媒の逆流を防止する逆止弁71、72が設けられている。なお、図2から明らかなように、逆止弁71、72は端板部77内に組付けられており、両逆止弁71、72は同一構造である。
【0024】
また、両逆止弁71、72と隣接してリリーフ弁50、51が、固定スクロール4の端板部77に設けられており、これら両リリーフ弁50、51は同一構造である。なお、両逆止弁71、72および両リリーフ弁50、51の詳細構造は後述する。
さらに、固定スクロール4の端板部77には、リアプレート7が図示されていないボルトによって組付けられており、このリアプレート7と端板部77とによって密閉空間が形成されている。この密閉空間は、図2、3に示すように、吐出口69から吐出した冷媒の脈動の平滑化を行う吐出室Vdと、両インジェクションポート66、67に中間圧冷媒を分配するとともに中間圧冷媒の圧力脈動を平滑化する中間圧室73とに分割されている。なお、吐出室Vdはリアプレート7に設けられた図示されていない吐出ポートを通過して凝縮器61と連通している。
【0025】
また、中間圧室73の平面形状は、図3の斜線部に示すように円弧状に形成されており、気液分離器63で分離された気相冷媒をこの中間圧室73に導入する中間ポート90がリアプレート7に設けられている。この中間ポート90は、中間ポート90から中間圧室73を経て両インジェクションポート66、67まで至る冷媒流路の流路抵抗が等しくなるように、平面円弧状の中間圧室73の円弧中央部に設けられている。
【0026】
ところで、図4は両インジェクションポート66、67から作動室Vc内に冷媒を噴射している状態の逆止弁71、72および両リリーフ弁50、51の拡大図である。図4に示すように、固定スクロール4の端板部77には、3つ段付き部80b、80c、80dを有する円柱状の弁ポート80が形成されており、この弁ポート80はインジェクションポート66と同軸に設けられている。
【0027】
また、各段付き部80b、80c、80d内径は、大きいものから順に80b、80c、80dであり、インジェクションポート66は、その内径が最も内径の小さい段付き部80dより小さくなるように形成されている。
なお。段付き部80bは、後述するスプール弁体84bの作動室Vc方向の移動を規制するストッパをなし、段付き部80bの段付き部80cの内径部はスプール弁体84bの弁口(リリーフ弁口)80eをなしている。また、段付き部80cは後述するスプール弁体84aの作動室Vc方向の移動を規制するストッパをなしている。
【0028】
そして、84a、84bは、テフロン等の樹脂または金属製の外径の異なる円柱状のスプール弁体で、両スプール弁体84a、84bは弁ポート80内で、その軸方向に摺動可能に配置されている。また、両スプール弁体84a、84bのうち外径の小さいスプール弁体84a(逆止弁体)は逆止弁71、72の弁体をなし、外径の大きいスプール弁体84b(リリーフ弁体)はリリーフ50、51の弁体をなしている。
【0029】
また、86aはスプール弁体84aに初期荷重を与えるコイルスプリングで、このコイルスプリング86aは、後述するスプール弁体84aの止まり穴84dに挿入されている。85は両スプール弁体84a、84bが弁ポート80から脱落することを防止するストッパで、スプール弁体84bは、スプール弁体84bとストッパ85との間に配置されたコイルスプリング86bにより所定の設定力で弁口80eに押しつけられている。
【0030】
ストッパ85の中央部には、その軸方向に貫通した冷媒通路をなす穴85aが形成されており、中間圧室73側の穴85aには六角穴85bが形成されている。また、ストッパ85の円周側面にはおねじ部が形成されており、固定スクロール4の端板部77に、そのおねじ部によってねじ固定されている。
なお、スプール弁体84aの円柱側面には、図5に示すように、作動室Vc内に噴射される冷媒通路をなす2本の溝84cが形成され、スプール弁体84aの中央部には、コイルスプリング86aが挿入される止まり穴84dが形成されている。また、スプール弁体84bの円柱側面には、図6に示すように、両リリーフ50、51の作動時に冷媒通路をなす2本の溝84eが形成され、スプール弁体84aの中央部には、スプール弁体84aを軸方向に貫通して作動室Vc内に噴射される冷媒の通路をなす穴84fが形成されている。
【0031】
次に、本実施形態の作動について述べる。
先ず、上述のインジェクションサイクル(図2)を図7に示されるモリエル線図に則してインジェクションサイクルの作動を説明する。
図7の横軸は比エンタルピを示しており、縦軸は圧力を示している。圧縮機70で圧縮され高温高圧になった気相冷媒が凝縮器61を通過する際に冷却されて液化し、第1絞り弁62によって中間圧力まで減圧されて霧状冷媒となる。この状態で気液分離器63に導かれた冷媒は蒸発と凝縮とによる熱の授受を行って気液2相に分かれた状態となる。
【0032】
そして、気相冷媒は中間圧室73にて、その圧力脈動を平滑された後、逆止弁71、72を通過して圧縮機70のインジェクションポート66、67より作動室Vc内に噴射される。一方、液相冷媒は第2絞り弁64によってさらに減圧され、蒸発器65を通過する際に、その蒸発潜熱により空気を冷却する。その後、蒸発(気化)した気相冷媒は圧縮機70よに吸入され、インジェクションポート66、67より作動室Vc内に噴射された中間圧冷媒とともに再び圧縮される。
【0033】
次に、圧縮機70の作動について述べる。
図8〜図11は固定スクロール4に対する可動スクロール2の相対位置を、吸入完了状態から公転角度約90度毎に示している。
図8に示されているように、圧縮機70は、同圧(同体積)の作動室Vc(図8の状態a1)が同時に2つ形成される。そして、可動スクロール2の公転にとともに作動室Vcは、状態b1(図9)、状態c1(図10)、状態d1(図11)の順に、その体積を縮小させて作動室Vc内圧力を高めながら中央部に移動していく。そして、作動室Vc内の圧力が凝縮器61内の圧力を上回ったとき、吐出弁8を押し開き、作動室Vc内の冷媒は吐出口69より吐出室Vd内に吐出される。
【0034】
また、図12〜図15は、インジェクションポート66、67が閉じた状態から公転角度約90度毎に再びインジェクションポート66、67が閉じるまでを示しており、図12はインジェクションポート66、67が閉じた状態を示している。そして、可動スクロール2の公転が進むとインジェクションポート66、67は図13、14、15に示されるように開く。
【0035】
このとき、インジェクションポート66、67が連通している作動室Vcに着目すれば、状態a2(図12)、状態b2(図13)、状態c2(図14)、状態d2(図15)にの順に示されるように、次第にその体積を縮小させて作動室Vc内圧力を高めている。
したがって、インジェクションポート66、67が開いた後、作動室Vc内圧力が中間圧室73内圧力(気液分離器63内圧力)より低いときは、図4に示すように、中間圧室73内圧力によりスプール弁体84aを作動室Vc側に移動させる。そして、気液分離器63で分離された気相冷媒がストッパ85の穴85a、コイルスプリング86b、スプール弁体84bの穴84fおよびスプール弁体84aの溝84cを経て、インジェクションポート66、67より作動室Vc内に噴射される。なお、噴射される気相冷媒は、中間圧室73内にてその圧力脈動を平滑化された後、作動室Vc内に噴射される。
【0036】
そして、作動室Vc内圧力が気液分離器63内圧力を上回ると、図16に示すように、圧力差によりスプール弁体84aが中間圧室73側に移動し、スプール弁体84bの穴84fを閉塞する。したがって、作動室Vc内への気相冷媒の噴射が終了する。ここで、仮に逆止弁71、72が設けられていない場合には、作動室Vc内圧力が気液分離器63内圧力より高いので、作動室Vc内の高圧冷媒が中間圧室73を経て気液分離器63内に逆流するという不具合が発生する。
【0037】
なお、気液分離器63内圧力は、インジェクションサイクルの負荷条件によって変動するので、作動室Vc内への噴射時間も負荷条件によって変動する。
ところで例えば、圧縮機1の起動時等の圧縮機1および冷媒が冷えた状態で圧縮機1が可動し始めたときに、作動室Vc内に液相冷媒が残留していると作動室Vc内圧力が異常に上昇する。このとき作動室Vc内圧力が所定圧力に達すると、スプール弁体84bに作用する作用力がコイルスプリング86bの設定荷重を上回るので、スプール弁体84bが、図17に示すように、中間圧室73側に移動し、段付き部80bに形成された弁口80e(図4参照)を開く。これにより、作動室Vc内の冷媒は、インジェクションポート66、67、溝84c、84eおよび穴85aを経て気液分離器63に還流する。
【0038】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
本実施形態に係るインジェクションサイクルによれば、作動室Vc内の冷媒圧力が所定圧力に達したときに、作動室Vc内の冷媒を作動室Vcから気液分離器に還流させるので、作動室Vc内の圧力上昇を所定圧力以下に抑制することができる。したがって、圧縮機1の破損等の不具合を防止できるとともに、インジェクションサイクルの安全性の向上を図ることができる。
【0039】
また、リリーフ弁50、51は、作動室Vc内の冷媒を作動室Vcから気液分離器に還流させることによって作動室Vc内圧力の上昇を抑制しているので、インジェクションサイクル機器外部(具体的には、大気中等)に放出するものに比べて、リリーフ弁50、51が作動した後であってもインジェクションサイクル内の冷媒量が減少しない。したがって、リリーフ弁50、51作動後に圧縮機1を再起動させた場合の冷媒量不足によるインジェクションサイクルの動作不良、および冷媒中に混合した圧縮機1の潤滑油不足による圧縮機1の焼き付き等の不具を防止することができる。
【0040】
また、逆止弁71、72およびリリーフ弁50、51が固定スクロール4の端板部77内に設けられているので、逆止弁71、72およびリリーフ弁50、51を圧縮機1と別体に設けたものに比べて、インジェクションサイクル全体の機器構成が単純になる。したがって、逆止弁71、72およびリリーフ弁50、51を接続する配管およびジョイント類が不必要となるので、インジェクションサイクルの構成部品点数の増加抑制して、上記効果を得ることができる。
【0041】
また、配管接続部の増加を抑制することができるので、組付け工数の増加による製造原価の上昇の抑制を図ることができるとともに、インジェクションサイクル全体として配管接続部からの冷媒漏れ発生率の増加を抑制することができ、上記効果と相まって、インジェクションサイクル信頼性の向上を図ることができる。
【0042】
また、気相冷媒は中間圧室73にて、その圧力脈動を平滑された後、インジェクションポート66、67より作動室Vc内に噴射されるので、噴射時間(インジェクションポート66、67が開口している時間)内は安定的に作動室内に冷媒が噴射される。したがって、噴射時間(インジェクションポート66、67が開いている時間)に対して実際に作動室内に噴射された冷媒量が所望量を下回って、その結果、所望のサイクル効率向上が達成できないという不具合を防止できるので、所望のサイクル効率向上を図ることができる。
【0043】
また、中間圧室73は圧縮機70の内部(リアプレート7と固定スクロール4の端板部77との間の空間)に形成されているので、気液分離器63と圧縮機70との間に新たに圧力脈動を平滑化するチャンバー(部屋)を設けなくても良い。したがって、配管ジョイント等の構成部品の増加、製造原価の上昇等を抑制してサイクル効率の向上を図ることができる。
【0044】
また、中間ポート90は、中間ポート90から中間圧室73を経て両インジェクションポート66、67まで至る冷媒流路の流路抵抗が等しくなるように中間圧室73の円弧状平面の中央部に設けられているので、両インジェクションポート66、67から均等に2つの作動室Vc内に冷媒を噴射することができる。したがって、2つの作動室Vc内の圧力が均等に上昇するので、両スクロール2、4の歯部74、76および軸受30、31に不適正が荷重が作用することを抑制することができる。したがって、それらの構成部品の損傷およびこれに伴う作動不良を防止することができる。さらに、2つの作動室Vc内に均等に冷媒が噴射されるので、2つの作動室Vc内に不均等に冷媒が噴射された場合に比べて、サイクル効率の向上を図ることができる。
【0045】
また、インジェクションポート66、67が形成されている固定スクロール4の端板部77に逆止弁71、72が設けられているので、作動室Vcから逆止弁71、72までのデットボリュームを極めて小さくすることができる。したがって、デットボリューム分の冷媒を吐出する仕事量(デットボリュームと吐出圧力との積)分を減らすことができるので、圧縮機70の動力損失の低減を図ることができる。
【0046】
また、冷媒は中間圧室73を介してインジェクションポート66、67に導かれるので、圧縮機70に中間圧冷媒を導く中間ポート90を1つとすることができる。したがって、圧縮機70の加工工数の低減を図ることができるので、圧縮機70の製造原価の低減を図ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、インジェクションポートを4つとしたものである。
【0047】
図18は圧縮機70の概略図であり、弁ポート80の内径内に2つのインジェクションポートを形成したものである。
本実施形態では、インジェクションポート数が上述の実施形態に比べて増加しているので、冷媒がインジェクションポートを通過する際の圧力損失を小さくすることができる。したがって、気液分離後の中間圧冷媒の有する圧力エネルギーを有効に圧縮機70の圧縮仕事に利用することができるので、サイクル効率の向上をさらに図ることができる。
【0048】
(第3実施形態)
本実施形態は、本発明に係るインジェクションサイクルを液相冷媒を作動室Vc内に噴射するリキッドインジェクションサイクルに適用したものである。
図19は本実施形態に係るリキッドインジェクションサイクルの概略図を示しており、気液分離器63で分離された液相冷媒を作動室Vc内に噴射することを特徴としており、その他の構成は図2に示すインジェクションサイクルと同じである。したがって、気液分離器63の冷媒取り出し口位置の変更によってリキッドインジェクションサイクルを構成することができる。
【0049】
すなわち、小規模変更によってリキッドインジェクションサイクルにおいても上述のインジェクションサイクルと同様な効果を得ることができる。
ところで、本発明に係るインジェクションサイクルの圧縮機は、スクロール型圧縮機に限定されるものではなく、ベーンロータ式、クランク式等の他の圧縮機においても実施することができる。
【0050】
また、逆止弁71、72の配置位置は、圧縮機1の固定スクロール4に限られるものではなく、中間圧室73または圧縮機1の外部に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、逆止弁71、72をインジェクションポート66、77にそれぞれ独立に設けていたが、逆止弁を1つとして逆止弁通過後、各インジェクションポート66、77に冷媒を分配するようにしても本発明を実施することができる。
【0051】
また、リリーフ弁50、51の配置位置は、圧縮機1の固定スクロール4に限られるものではなく、中間圧室73または圧縮機1の外部に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、リリーフ弁50、51をインジェクションポート66、77にそれぞれ独立に設けていたが、逆止弁を1つとしても本発明を実施することができる。
【0052】
また、上述の実施形態では、所定圧力に達した作動室Vc内の冷媒は、リリーフ弁50、51によって気液分離器63内に還流させていたが、気液分離器63内に還流させずに大気中等に放出しても本発明を実施することができる。
さらに、上述の実施形態では、逆止弁71、72およびリリーフ弁50、51を固定スクロール4の端板部77内に一体的隣接して設けたが、両弁を所定距離隔てて別体的に配置しても本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るガスインジェクションサイクルに使用されるスクロール型圧縮機の断面図である。
【図2】本実施形態に係るガスインジェクションサイクルの概略構成図である。
【図3】中間ポート室の形状を示す説明図である。
【図4】逆止弁およびリリーフ弁の拡大図である。
【図5】逆止弁のスプール弁体の拡大図である。
【図6】リリーフ弁のスプール弁体の拡大図である。
【図7】インジェクションサイクルの説明用モリエル線図である。
【図8】冷媒吸入完了時の可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図9】図8の状態から公転角度90度進んだ可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図10】図9の状態から公転角度90度進んだ可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図11】図10の状態から公転角度90度進んだ可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図12】インジェクションポートが閉じた時の可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図13】図12の状態から公転角度90度進んだ可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図14】図13の状態から公転角度90度進んだ可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図15】図14の状態から公転角度90度進んだ可動スクロールおよび固定スクロールの状態を示す状態図である。
【図16】逆止弁の閉状態を示す拡大図である。
【図17】リリーフ弁の開状態を示す拡大図である。
【図18】第2実施形態に係る圧縮機の概略構成図である。
【図19】第3実施形態に係るリキッドインジェクションサイクルの概略構成図である。
【符号の説明】
2…可動スクロール、4…固定スクロール、50、51…リリーフ弁、
61…凝縮器、62…第1絞り弁(第1減圧器)、63…気液分離器、
64…第2絞り弁(第2減圧器)、65…蒸発器、
66、67…インジェクションポート、68…吸入口、69…吐出口、
80…弁ポート、84a、84b…スプール弁体、
70…スクロール型圧縮機、77…端板部、
86a、86b…コイルスプリング、71、72…逆止弁、
73…中間圧室、90…中間ポート。

Claims (4)

  1. 空間を仕切るハウジングを有し、そのハウジング(4)で仕切られた作動室(Vc)の体積を縮小させることにより、その作動室(Vc)内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構(1)と、
    前記圧縮機構(1)で圧縮された気相冷媒を凝縮する凝縮器(61)と、
    前記凝縮器(61)で凝縮された冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧器(62)と、
    前記第1減圧器(62)で減圧された気液2相状態の冷媒を気液分離する気液分離器(63)と、
    前記気液分離器(63)で分離された気相冷媒を減圧する第2減圧器(64)と、
    前記第2減圧器(64)で減圧された冷媒を蒸発させて被冷却媒体を冷却する蒸発器(65)と、
    前記気液分離器(63)で分離された気相または液相冷媒を前記圧縮機構(1)の圧縮行程途中の前記作動室(Vc)内に噴射するインジェクションポート(66、67)と、
    前記気液分離器(63)と前記インジェクションポート(66、67)との間に配置され、前記作動室(Vc)内の冷媒が前記気液分離器(63)内に流れ込むことを防止する逆止弁(71、72)と、
    前記作動室(Vc)内の冷媒圧力が所定圧力に達したときに、前記作動室(Vc)内の冷媒を前記作動室(Vc)外に放出するリリーフ弁(50、51)とを有し、
    前記ハウジング(4)には、弁ポート(80)が形成され、この弁ポート(80)は、前記インジェクションポート(66)と同軸に設けられており、
    前記リリーフ弁(50、51)の弁体(84b)および前記逆止弁(71、72)の弁体(84a)が、前記弁ポート(80)内で、その軸方向に摺動可能に配置され、前記作動室(Vc)内の冷媒圧力が前記所定圧力に達したとき、前記逆止弁(71、72)の弁体(84a)が前記リリーフ弁(50、51)の弁体(84b)に作用して、前記作動室(Vc)内の冷媒が前記作動室(Vc)外に放出されることを特徴とするインジェクションサイクル。
  2. 前記逆止弁(71、72)と前記リリーフ弁(50、51)、前記ハウジング(4)に設けられていることを特徴とする請求項1記載のインジェクションサイクル。
  3. 空間を仕切るハウジングを有し、そのハウジング(4)で仕切られた作動室(Vc)の体積を縮小させることにより、その作動室(Vc)内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮機構(1)と、
    前記圧縮機構(1)で圧縮された気相冷媒を凝縮する凝縮器(61)と、
    前記凝縮器(61)で凝縮された冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧器(62)と、
    前記第1減圧器(62)で減圧された気液2相状態の冷媒を気液分離する気液分離器(63)と、
    前記気液分離器(63)で分離された気相冷媒を減圧する第2減圧器(64)と、
    前記第2減圧器(64)で減圧された冷媒を蒸発させて被冷却媒体を冷却する蒸発器(65)と、
    前記気液分離器(63)で分離された気相または液相冷媒を前記圧縮機構(1)の圧縮行程途中の前記作動室(Vc)内に噴射するインジェクションポート(66、67)と、
    前記気液分離器(63)と前記インジェクションポート(66、67)との間に配置され、前記作動室(Vc)内の冷媒が前記気液分離器(63)内に流れ込むことを防止する逆止弁(71、72)と、
    前記作動室(Vc)内の冷媒圧力が所定圧力に達したときに、前記作動室(Vc)内の冷媒を前記作動室(Vc)外に放出するリリーフ弁(50、51)とを有するインジェクションサイクルであって、
    前記逆止弁(71、72)と前記リリーフ弁(50、51)は、前記ハウジング(4)に設けられ、
    前記逆止弁(71、72)は前記リリーフ弁(50、51)より前記作動室(Vc)側に配置されており、
    前記ハウジング(4)に形成され、冷媒が流れる前記リリーフ弁(50、51)のリリーフ弁口(80e)と、
    前記リリーフ弁口(80e)を開閉するリリーフ弁体(84b)と、
    前記リリーフ弁体(84b)を前記リリーフ弁口(80e)に押し付ける弾性部材(86b)と、
    前記リリーフ弁体(84b)に形成され、前記リリーフ弁体(84b)を冷媒が貫流する穴(84f)と、
    前記穴(84f)を開閉する逆止弁体(84a)とを有し、
    前記逆止弁(71、72)は、前記逆止弁体(84a)により前記穴(84f)を閉塞することにより前記作動室(Vc)から前記気液分離器(63)内に冷媒が流れ込むことを防止し、
    前記リリーフ弁(50、51)は、前記作動室(Vc)内の冷媒圧力により前記リリーフ弁体(84b)を移動させて前記リリーフ弁口(80e)を開くことにより前記作動室(Vc)内の冷媒を前記作動室(Vc)外に放出することを特徴とすインジェクションサイクル。
  4. 前記リリーフ弁(50、51)は、所定圧力に達した前記作動室(Vc)内の冷媒を前記気液分離器(63)に還流させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のインジェクションサイクル。
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