JP3597529B2 - グレイレベル印刷方式により画像を再生する方法および装置 - Google Patents

グレイレベル印刷方式により画像を再生する方法および装置 Download PDF

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Description

発明の背景
本発明は、表示装置や印刷装置上に再生させる図形画像を符号化する分野に係わり、更に具体的には、グレイレベル(gray level)表示/印刷機能を用いた表示装置もしくは印刷装置における改善に関する。
ディジタル印刷(「印刷(printing)」という用語は、印刷と表示の両方の意味を持つものとして以下用いられる)の分野において、グレイレベルの実現方法は多岐に亙る。二値表示器や二値プリンタによる強度すなわちグレイレベルを表現するために、様々なアルゴリズムが考案された。二値表示器や二値プリンタは、普通、所定の均一なサイズのドットを使って、単位長当りのマーク数、典型的には、インチ当りのドット数で表される特定の解像度において、マークを作成することができる。マーク群を肉眼で見たときに、背景の色(普通、台紙の白)と全体の色との間の中間的色調の再現(rendition)、すなわち、一様な濃度を与えるように、様々な幾何学的パターンに従ってマークを配置するのが一般的である。
連続調画像では連続するグレイレベルが明確に観察される。連続調画像へ近づけるために、図形画像(pictorial imagery)を二値中間調法(binary halftone technologies)によって表現するという手法が採られてきた。走査装置で中間調画像を記録もしくは表示するために、記録表面もしくは表示表面の一画素(picture element)が、jとkとを正の整数として、j×k個の小画素(sub−element)から成るマトリックスで構成される。小画素を一つ一つ印刷するか小画素部分を空白にすることによって、言い替えれば、印刷されたマークを適宜配分することによって、中間調画像が再生される。
中間調画像処理アルゴリズムは、通常の観察距離だけ離れた地点で完全なグレイスケールを認識させることができるかどうかによっても評価される。高コントラスト変調で高周波再現(微細ディテールfine detail)を再生できる特定のプロセスを使えば、コントラストを僅かにつけて、あるいは、全くつけないで、そのような微細ディテールを再生する手順より優れた手順を実現できる。
グレイレベルを生成する別の方法は、グレイレベル印刷方式(gray level printing)によって実現される。この方法では、数種類のドットサイズが画素(pixel)毎に再現される(render)。一つの画素に対するドットサイズは、その画素に対応するLED素子(あるいは、他の適当な印刷装置)に供給される露出時間の関数である。露出時間が長くなればなるほど、より多量のトナーがその画素に吸着されることとなる。
印刷のために連続調画像を再現する際の重要な事柄は、(1)画像ディテールの解像度と、(2)グレイスケールの再生との二つである。二値中間調表現法では、この二つの基本的な要因が競合する。再現されるグレイレベルを増やせば、中間調セルがより大きくなる。このため、粗い中間調ラインの画面に低画質の画像が表示されることとなる。二値中間調印刷方式においてはライン解像度とグレイスケールとの間に妥協点が模索される。しかし、グレイレベル中間調印刷方式によれば、解像度とグレイレベルとの両方の要求を満足させることができる。グレイレベル印刷方式では、アドレス指定可能な(addressable)ドット数は一定であり、1ビット/画素の1種類のドットサイズから4ビット/画素の16種類のドットサイズまでの選択ができる。従って、133ラインの画面と128レベルの高画質グレイスケールとにより画像を再現することができる。このように、ライン解像度と色調スケールについては高画質を提供できるが、グレイレベル中間調処理方式にはドット再現(dot rendering)独自の問題がある。
本発明によれば、多数の異なるドット配置パターンによって、セルテンプレート(型版、template)におけるグレイレベルドットを形成することができる。これらのグレイレベルドットは、グレイレベル画面形成(gray level screening)のためのディジタル表現であり、印刷プロセスで実現される。グレイレベル画面形成においては、それに組み込まれている印刷プロセス特性を使ってドットを配置し、ドットの再現を見易い、すなわち、低粘度で、安定していて、アーチファクト(派生物、artifact)が少なく、かつ、きめが細かい(すなわち、可視画面とその微細構造)ものとすることが望まれる。
安定した潜像構造を設定でき、かつ、画像に対してより多くのグレイスケールを再現できるグレイスケール・レンタリング(gray scale rendering)のための画面を提供し、ドットを見易く再現する印刷プロセス特性が組み込まれた装置および方法が求められている。
本文(text)画像、中間調画像および連続調画像などの種類の異なる画像を含む文書にグレイレベル再現法を適用するには、解決しなければならない問題が存在する。色調スケールとディテール解像度とのどちらに重点を置くかに基づいて、画像の種類の違いによって異なる再現(rendering)上の問題が存在する。例えば、本文の場合、色調スケール数は本文のエッジを平滑にすることほど重要ではないが、連続調画像の場合、その逆が言える。二種類以上の画像を含む文書にグレイレベル中間調再現法を一種類だけ適用した場合、作成された文書においては種類の異なる画像の一つ以上がうまく再生されないこととなる。
文書を走査する際には、画像処理技術を適用してグレイスケール画像をプリンタが処理できる画像表現(二値化形態かグレイレベル形態)へ変換するという方法が採られてきた。この走査プロセスでは、本文領域と、線図(line drawing)と、中間調図形とを見分けることができず、全部が一つのグレイスケール画像に見えてしまう。変換プロセスが不適当だと、ハードコピーにアーチファクトが発生する。例えば、本文領域の境界がぎざぎざになったり、中間調領域にモアレパターンが発生したりする。この不都合を克服するために、インテリジェントプロセスが開発され、画像を本文領域、線図領域および図形領域に分割する(segment)ことが行われた。その後、個々の部分に適した異なった変換プロセスが分割された各部分に適用されて、元の文書が復元される。しかし、この分割プロセスと変換プロセスとによってディジタル複写(copying)プロセスが過度に複雑になってしまうという問題がある。
領域毎に選択される異なるグレイドット表現法(gray dot representation)を使って、本文、線画、中間調及び/もしくは連続調領域を含む画像を適切に再生することができるグレイレベル印刷方式を用いた統合型の再現方法および装置が求められている。本文領域、中間調領域あるいは連続調領域がどこにあるかを「知る」必要がなく、本文領域の境界がぎざぎざになるとか中間調領域にモアレパターンが発生するなどのアーチファクトの発生を克服することができる方法および装置が求められている。
本発明の別な特色によれば、グレイレベル中間調設計におけるステップ間の輝度(lightness)の変化が等しくなるように、画素に対する露出時間を供給することが望まれる。輝度対露出時間カーブの一例が図18に示されている。この露出時間カーブは、連続調に対して得られたものであり、通常は中間調に対して使用される。このようなカーブは、連続調出力、グレイレベル誤差拡散(error diffusion)および部分ドット中間調(partial dot halftone)に対しても有効である。しかし、これらの方法は、トナー粒子が比較的大きい(例えば、体積直径12ミクロン)場合、粒状度(granularity)に制約を与えることとなる。
グレイレベル印刷方式の場合、露出時間はドットサイズに関連する。例えば、3ビット/画素の場合、露出時間(露出期間ではなく強度が変化する場合は、強度レベル)は7通り考えられ、従って、ドットサイズも7通りである。連続調カーブ(等しい輝度変化を与えるもの)から7通りの露出時間を選択するときに生じる問題は、図19から認識される。図19は、後に述べる混合ドット型(mixed dot type)中間調セルに関し、中間調のステップ番号に対する中間調領域全体のグレイレベルの輝度を示している。容易に理解されるように、輝度の低下が一様でないステップがいくつかある。一様でない輝度低下が極端になると、印刷出力中に濃度の輪郭描出(contouring)が目だつようになる。
この輝度の低下の背景には、セルの成長が周囲の状況に異なって影響されるので、連続型のシステム(周囲の画素が全部オンの場合)に対する露出時間を単純に選択し、混合ドット型セル成長パターン(mixed dot type cell growth pattern)を用いた中間調セル内の各画素に対してその露出時間を使用することはできないという問題がある。
このため、セル内の画素を分類し、この分類に従って画素の露出時間を変更することによって輪郭描出を抑制することができる方法および装置が求められている。
先述のように、連続調図形は、中間調プロセスによって二値形式で印刷されるに過ぎない。中間調プロセスは、図形を画面状構造からドットへと分解する。人間の視覚系の統合(integration)によって、グレイの明暗(shade)が感知される。通常、ドット解像度を向上(例えば、2000ドット/インチ(dpi)〜3000dpi以上(約787ドット/cm〜約1181ドット/cm))させてドットを一層小さくすることによって、高品質の図形(連続調型図形)を生成することができる。しかし、これ程高い解像度の連続調写真図形を提供する必要はない。例えば、8ビット〜12ビットのグレイスケールを使用したときの400dpi〜500dpi(約157〜約196ドット/cm)の印刷解像度が、実際の連続調写真図形印刷には適当である。このような連続調印刷システム(例えば、写真フィルム型プロセスと染料昇華熱型プロセスdye sublimation thermal based process)は現在市販されている。8ビット〜12ビットのグレイスケールを生成する露出システム制御器は非常に高価である。これらの印刷装置と露出システム制御器とは、現在、電流変調レーザ強度システムと時間変調レーザ露出システムとの二種類の構成を採用している。
人間の視覚系の研究から、人間の目は、多ビット(4〜5ビット)画像画素情報において400dpi〜600dpi(約157〜約236ドット/cm)という中程度の解像度における明暗の変化を識別できない(即ち、連続する明暗のように見えてしまう)ことが判明している。
従って、表出された画像をグレイスケール印刷方式により再構築する場合に、復元された構造が連続調図形のように見えるように、ドットパターンを設計し、かつ、画像を4〜5ビット画像表現へ変換して再現することが必要である。
電子写真の場合、調色プロセスは、潜像の電荷電位によって発生する差分静電力(differential electrostatic force)を基盤としている。良好な(満足のいく)星団型電荷電位ウェル(well)が、安定したドットの生成に有効である。粒状性の少ない画像を再現する試みとして、良好な電位ウェルを組込んだドット構成が開発された。しかし、その他のドット構成では、ドットを安定させることができる潜像状のドット構造に対するそのような良好な電荷電位ウェルはないので、粒状性のある画像が再現される。
従って、電子写真印刷プロセスにおいて開発された安定したドットを通常含まないと思われるドットに対しても安定したドットを提供することができる装置および方法が求められている。
発明の概要
本発明の第一の特色によれば、グレイレベル印刷ヘッドを制御して、複数の画素位置における記録媒体上に様々なドットサイズのドットを形成し、それらの画素位置は種々のグレイレベルを持つセルにグループ化されるグレイレベル画像を生成する方法において、セルのグレイレベルが増加する毎に、セル内のそれらの画素の中の少なくとも一つの画素のドットがドットサイズを増加させるように、セル内のドットが決定されるようになっている方法が提供される。
本発明の第二の特色によれば、原画(オリジナル画像)を走査し、ディジタル化して画素を生成するスキャナと、スキャナに接続されて、ディジタル化された原画を受信し、そのディジタル化された原画のグレイレベル中間調表現(halftone representation)に相当する第一の信号を生成するコントローラ手段と、コントローラに接続されて、その第一の信号を受信し、かつ、原画のグレイレベル中間調再生画像を生成するプリンタとを備えた原画再生装置において、そのコントローラ手段が画素をグループ化してグレイレベルが一つ一つに決定されているセルを作成して、そして、プリンタが各セル内の画素にドットを形成するのを制御して、各セルのグレイレベルが増加する度に、セル内のそれらの画素中の少なくとも一つの画素のドットがドットサイズを増加させるようにされている装置が提供される。
本発明の第三の特色によれば、原画再生装置が、原画を走査してその原画を表す第一の信号をグレイレベル値の異なる画素として生成するスキャナと、スキャナに接続されて、第一の信号に応答するとともに、原画のグレイレベル中間調表現に相当する第二の信号を生成するコントローラと、コントローラに接続されて、第二の信号を受信するとともに、原画のグレイレベル中間調再生画像を生成するプリンタにより構成されており、その中で、コントローラが、再生される画像の画面周波数(screen frequency)と画面角度(screen angle)とに従って、安定した画素位置(pixel location)の判断基準を定義し、かつ、当面の画素に安定したドットが存在するかどうか、および、当面の画素が安定した画素位置に対するその判断基準に合致する位置に存在するように決定されているかどうか、をその判定基準に従って決定する手段を有し、そして、当面の画素のグレイレベル値を変更してその画素位置の画素を安定させるためにその当面の画素の濃度を増大するとともに、当面の画素の濃度を増大することによって生じる誤差をその当面の画素に隣接する画素に拡散するようになっている。
本発明の第四の特色によれば、原画再生方法が、強度値が変化する画素に分割された原画を表す第一の信号を生成するステップと、画面周波数に基づく判断基準に従って、当面の画素がその判断基準に合致するならば、その当面の画素を安定したドットの形成に好適な画素であると識別するステップと、好適な画素であると識別された当面の画素に応じて、誤差を発生させてその当面の画素の強度値を調整して修正された強度値を形成するステップと、その修正された強度値と閾値(threshold)とを比較するステップと、比較ステップの結果として当面の画素を印刷するためのグレイレベルを定義するステップと、誤差を分配して、好適な画素に隣接している好適な画素ではない画素の強度値を調整するステップとを含んでいる。
本発明の第五の特色によれば、本文領域と中間調領域との少なくとも一方を有する原画を再生する方法が、原画を走査してディジタル化された原画を表す信号を生成するステップと、原画の一つの領域に本文領域と中間調領域のどちらかが存在すると判断するステップと、ディジタル化された原画中の全画素に対して輪郭抑制(contour suppresion)を実行するステップと、グレイレベルプリンタを制御して、輪郭抑制が実行された後のディジタル化された原画を印刷するステップとにより構成される。
本発明の第六の特色によれば、本文領域と中間調領域との少なくとも一方を含む原画を再生する方法が、原画を走査してディジタル化された原画を表現する信号を生成するステップであって、その原画には画面周波数が設定されているステップと、原画の或る領域に本文領域と中間調領域とのどちらかが存在すると決定するステップと、グレイレベルプリンタを制御して、原画の画面周波数より高い出力画面周波数をもつディジタル化された原画を印刷するステップとを含んでいる。
本発明の第七の特色によれば、原画再生方法が、原画を走査してディジタル化された画像を生成するステップと、ディジタル化された画像の局部構造分析(local structure analysis)を実行するステップと、局部構造分析の結果に基づいてディジタル化された画像の或る領域に画面除去フィルタ(descreening filter)を選択的に適用して、中間調画面が原因で発生したディジタル化された画像の特定の周波数を除去するステップと、画面除去フィルタをディジタル化された画像のその他の領域としてバイパスさせて、そのバイパスされた領域が画面除去フィルタによってフィルタ処理されないようにするステップと、フィルタ処理された領域とバイパスされた領域とを原画の単一の統合された再生画像として印刷するステップとを含んでおり、そして、その中で、局部構造分析を実行するステップは、中心画素の周辺にディジタル化された画像用の移動ウィンドウ(moving window)を設定するステップと、その移動ウィンドウが低コントラストのウィンドウであるか高コントラストのウィンドウであるかを決定するステップと、中心画素の周辺で移動ウィンドウ中に一貫した変移(consistent transition)が存在するかどうかを判断するステップと、移動ウィンドウが高コントラストのウィンドウであり、かつ、中心画素の周辺でその中に一貫した変移が存在していない場合に、画面除去フィルタを移動ウィンドウに対して適用させるステップとを有している。
本発明の第八の特色によれば、原画を走査してディジタル化された画像を生成するステップと、ディジタル化された画像の局部構造分析を実行するステップと、その局部構造分析の結果に基づいて画面除去フィルタをディジタル化された画像の或る領域に選択的に適用して、中間調画面が原因で発生するディジタル化された画像の特定の周波数を除去するステップと、画面除去フィルタをディジタル化された画像のその他の領域をしてバイパスさせて、バイパスされた領域が画面除去フィルタによってフィルタ処理されないようにするステップと、フィルタ処理された領域とバイパスされた領域とを原画の単一の統合された再生画像として印刷するステップとを含んでいる原画再生方法と装置において、画面除去フィルタの中で、画像データが周波数スペクトルに変換されて或る周波数での強度が低減され、その修正された画像データが空間ドメイン(spatial domain)に変換され、そして、その空間ドメインと周波数ドメインとの間でフィードバックが行なわれてその画面周波数を反復的に最低値まで低下させることが行われる。
本発明の第九の特色によれば、原画再生装置が、原画を走査しかつディジタル化して画素を形成する手段と、その原画のグレイレベル中間調表現に相当する第一の信号を生成するコントローラ手段と、そのコントローラ手段に接続され、かつ、第一の信号に応答して少なくとも三種類のグレイレベルドットサイズのドットを生成して、原画のグレイレベル中間調再生画像を形成するグレイレベルプリンタ手段とを備えており、その中で、コントローラ手段が、セル毎に複数の画素を一つ一つ処理し、かつ、プリンタ手段を制御して、少なくとも一つのテンプレート(template)に基いてセル内にラインに沿って可変サイズのドットを形成し、そこで、セルのグレイレベルの増加に伴いセル内に別のラインが形成され始めるまで安定な第一のライン構造(line structure)が形成されるようにする第一の手段を有している。
本発明のその他の目的、利点および新規の特徴については、添付の図面とに関連づけて次の本発明の詳細な説明を考察することによって明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施例に基づいて構成された画像再生装置のブロック図である。
図2は、画素毎にグレイレベルが記された4×4セルの一例を示す。
図3は、本発明の全ドット型の実施例における3ビットグレイ中間調ドット配置の具体例を示す。
図4は、ドットが形成されたセルを示す。
図5は、中間調ドットマスクの具体例を示す。
図6は、本発明の部分ドット型実施例における3ビットグレイ中間調ドット配置を示す。
図7は、本発明の混合ドット型実施例における3ビットグレイ中間調ドット配置を示す。
図8は、本発明の混合ドット型実施例における4ビットグレイ中間調ドット配置を示す。
図9は、本発明の混合ドット型実施例における4ビットグレイ中間調ドット配置用のスレッショルドマスクを示す。
図10は、本発明の固定閾値ドット型実施例における4ビットグレイ中間調ドット配置用のスレッショルドマスクを示す。
図11は、本発明の実施例における統合画像再現法を示す。
図12は、色調再生制御図を示す。
図13は、本発明の別の実施例における統合画像再現法を示す。
図14は、本発明の別の実施例におけるセル形成を図解する。
図15は、図14の実施例におけるグレイスケール・レンダリングに使用されるテンプレートの一例を示す。
図16は、図14および図15の実施例における189ラインのグレイスケールドットシーケンスを示す。
図17は、図16の配置に従って形成されたグレイレベル100のセル内の画素の露出レベルを示す。
図18は、グレイレベル中間調に関する輝度対露出時間カーブである。
図19は、別のグレイレベル中間調に関する輝度対露出時間カーブである。
図20は、本発明の実施例に係わる分類器を使用してグレイレベルを修正するための方法を示すブロック図である。
図21は、4×4分類器の一例を示す。
図22は、分類器を使用してグレイレベルを修正するための方法の他の実施例を示すブロック図である。
図23は、バイヤー拡散ドットテンプレートを示す。
図24は、図23のドットテンプレートに基づいて4ビット部分ドットパターンのセットを示す。
図25は、図23のドットテンプレートと図24のドットパターンセットに基づくグレイスケール再現用閾値パターンを示す。
図26は、星団型ドットテンプレートを示す。
図27は、ドットテンプレートに基づく4ビット部分ドットパターンセットを示す。
図28は、図26のドットテンプレートと図27のドットパターン組とに基づくグレイレベル再現用閾値パターンを示す。
図29は、本発明の特色に係わるグレイスケール再現プロセスの基本ブロック図である。
図30は、本発明の実施例におけるドット構造の設定方法を示すフローチャートである。
図31は、本発明によるドット安定化処理の前後のセルを示す。
図32は、全ドット型における黒の濃度パッチの印刷出力のパワースペクトルを示す。
図33は、部分ドット型における黒の濃度パッチの印刷出力のパワースペクトルを示す。
図34は、混合ドット型における黒の濃度パッチの印刷出力のパワースペクトルを示す。
図35は、各画素に対する輪郭抑制を示す。
図36は、282本/インチ(45゜画面)を例示する。
図37は、200本/インチ(90゜画面)を例示する。
図38は、本発明の特色に係わる画面除去法を示す基本フロー図である。
図39は、本発明の画面除去フィルタの設計例を示す。
図40は、本発明の画面除去法の実施例を示すフローチャートである。
図面の詳細な説明
図1は、ここに記載された本発明の様々な特色に係わる文書再生装置を図解する。文書10は、種類の異なる画像を含んでいる。例えば、文書10は、本文(text)領域と連続調(continuous)領域との両方および場合によっては中間調(halftone)領域をも有する。
文書10は、従来のスキャナ12によって走査されディジタル化される。スキャナ12は、種々の画素に対応する文書10中の領域の濃度を表現するディジタル信号を出力する。これらの信号は、メモリ(あるいは、バッファ)14へ送られる。コントローラ16の指示でこれらの信号が修正される。画素毎にフレーム記憶装置17を介してプリンタ18及び/あるいは表示器20へ供給される。プリンタ18及び/あるいは表示器20は、コントローラ16により修正された(あるいは、修正されない)グレイレベルに従って画素を一つ一つ励起することによって文書10を再生する。プリンタは、グレイレベルLEDプリントヘッド、レーザプリンタあるいは他のグレイレベル露出装置である。また、プリンタは、静電的な画像支持部材を画像方向(imagewise)へ充電するエレクトログラフ記録器でもよい。露出装置の場合、支持部材は写真フィルムか光伝導画像支持部材でよい。
本発明のコントローラ16は、本発明の様々な特色を実行するために、ここに記した教示内容に従ってプログラムあるいは結線されるコンピュータを有している。コントローラ16は、局部コントラスト(local contrast)に依存して画素に印刷されるべきグレイレベルを修正するように動作する。印刷されるべき画素に対するグレイレベル信号を出力するとき、コントローラ16は「混合ドット(mixed dot)」型再現法(rendering technique)と「固定閾値(fixed threshold)」型再現法とのどちらかを選択する。選択プロセスについて述べる前に、この二種類の再現法について考察する。
グレイレベル印刷方式においては、各画素は数種類のドットサイズ、したがって、異なるグレイレベルで再現されることが可能である。しかし、各画素に別個のグレイレベルを付加する代わりに、画素数個を一まとめにして超画素(superpixel)すなわちセルを形成することもできる。その後、セル内の画素各々にグレイレベルを付加する。人間の視覚反応は、セル内の画素によって異なる様々なグレイレベルを統合して、そのセルに対して単一のグレイレベルを知覚する。これが、二値中間調処理(binary halftoning)の基本概念と類似している点である。しかし、セルに対する色調スケール数は、画素毎に利用可能なグレイレベル数によって大きく増加する。例えば、二値中間調処理が施される1画素当りのグレイレベル数を僅か二レベルにするのではなく、1セル(3ビット/画素)内の各画素に対して8レベルのグレイレベル印刷を施すことができる。例えば、セルが4×4画素で構成されている場合、グレイレベル印刷によって、121種類の明暗のグレイをそのセルに対して再現できる。各画素のグレイレベルが記された4×4セル28の一例が図2に示されている。
セル内の画素にドットを形成する方法は多数あり、各々異なる成果を達成することができる。ドットを「全(full)」ドット、「部分(partial)」ドットあるいは「混合(mixed)」ドットとして形成して、グレイレベル中間調処理を施すことができる。
図3は、全ドット型セルの形成に使われる3ビットグレイレベル中間調ドット配置の一例を示す。各画素ドットが採りうるサイズに相当する7種類の画素ドットサイズが図示されている。ここに示されている8素子セル30の具体例に対して、57個のグレイレベルが設定可能である。12のグレイレベルでセルを形成する例について、以下に述べることとする。
レベル1の中で円に囲まれた画素、参照番号1は、レベル1の中でドットサイズが1のものである。(セル一つについてのみ説明するが、他のセルの画素も図3に示されたのと同一の配置に従って変化する。)この円で囲まれた画素におけるドットは、レベル1からレベル2へ、そしてレベル7へと増加するにつれて漸次成長する。レベルが増大するにつれて、この画素のレベル値が1から7へ増加することが示されている。セル30に対する所望のグレイレベルが7であれば、円で囲まれた画素1がレベル7においてドットサイズ7になると、セル形成が完了することとなる。しかし、この例では、セル30のグレイレベルは12であることが望ましい。従って、グレイレベル7で円で囲まれた画素1は最大ドットサイズに達するため、セル30内の他の画素に対してもドット形成が開始される。このドット形成は、レベル1のパターンの中の四角で囲まれた画素8で始まる。
ドット形成プロセスは更に進み、レベルがレベル1からレベル5へと高くなるにつれて、第二の画素のドットは大きくなる。その形成プロセスは、その画素が12の値に達することから、レベル5で停止する。中間調セル30には、この時点で、図4に示すように、ドットサイズが7のドットとドットサイズが5のドットとが存在することになる。この例と同様に、この形成プロセスを57個のグレイレベルについても容易に展開できる。グレイレベル55のセルを形成するためには、グレイレベル55が図3のレベル6の中にあることに留意する。レベル6中で55より小さいセル30内の全ての画素位置(pixel location)がドットサイズ7まで拡大されるが、一方、位置55の画素はドットサイズ6まで成長する。
全ドット型プロセスでは、優先度が最も高い画素において最大のドットサイズでセル中にドットを形成し、その後、優先度が次に高い画素にドットを形成する。画素の優先度を記した中間調ドットマスク32の具体例を図5に示す。本発明の精神と範囲から逸脱することなく、図3に示されているセルに対して、異なったマトリックスサイズ、セル形状および優先度を使用することも可能である。
電子写真プロセスにおいては、安定したドットを形成でき、しかも、粒状度(中間調印刷ノイズ)が低いので、全ドット型形成プロセスが好適である。次に、全ドット型プロセスよりも多量の情報を詳細に伝達するが、安定したドットは作成できない他の方法は、部分ドット型であり、それについて以下に述べる。
部分ドット型形成プロセス用の3ビットのグレイ中間調ドット配置を図6に示す。このプロセスでは、セル34が、セル内の各画素にできる限り同じドットサイズのドットを配置して、その後、いずれかの特定された画素に次に大きいサイズのドットを作ることによって、構築される。そこで、セル34のグレイレベルを6にするためには、レベル1中で円で囲まれた画素にドットサイズ1のドットが形成され、同様に、画素位置2、3、4、5および6について行われることとなる。グレイレベルを例えばグレイレベル13に増加させると、セル34内の画素各々に少なくともドットサイズ1のドットが作成される。そして、レベル2中で四角で囲まれた画素に、サイズ2のドットが作成されることとなる。
部分ドット形成プロセスは、このように、セル全体に情報を拡散することとなり、従って、全ドットプロセスよりも多量の情報を詳細に伝達することができる。しかしながら、ドットの安定性と粒状性は損なわれることとなる。
次に考察する混合ドット型プロセスは、全ドット型と部分ドット型の両方の利点を組合わせてグレイレベル中間調処理を実行するというものである。各ドット型と部分ドット型とを組合わせるためには、多くの異なるプロセスがあるが、滑らかで、粒状度が低く、ディテールが明確な画像を再現するということに基づいて、特定の混合ドット型プロセスが選定される。示唆される留意点としては、1)高輝度(highlight)(先端(toe))領域に小さな安定したドットを構築すること、2)中間色調領域において色調応答性をリニアに保つこと、3)影(shadow)(肩(shoulder))領域におけるドット構造を少なくし、かつ、よりディテールを再現すること、がある。これらの点を考慮に入れ、かつ、ここに開示された教示内容を検討すれば、当業者なら、ドットの安定化、より詳細な画像ディテール、よりし少ない粒状度をを最適化することのできる特定の混合ドット型プロセスを選定できる。
混合ドット型用の3ビットグレイ中間調ドット配置の一例を図7に示す。図7から分かるように、グレイレベルが41になるまで、画素はドットサイズ5を超えないように制約されている。画素は、全ドット型プロセスに従って大きくなる。円で囲まれた画素がドットサイズ5まで大きくなると、四角で囲まれた画素が大きくなり始める。セル内の画素全部がドットサイズ5に達すると、すなわち、グレイレベルが40になると、セルは部分ドット型プロセスに従ってグレイレベルを増加させる。すなわち、セル内の画素全部がドットサイズ6になるまで、画素のどれかがドットサイズ7になるということはない。
混合ドット型プロセス用の4ビットグレイ中間調ドット配置の一例を図8に示す。ドット形成は、図7のものと概念的に同様である。画素毎に15種類のドットサイズが利用可能であるので、8素子セルに対して121のグレイレベルを設定することができる。
この図8の4ビット/画素の例では、優先度が最高の画素はドットサイズ11まで成長し、従って、セルのグレイレベルは0から11になる。セルのグレイレベルが12になると、優先度が次に高い画素が加えられ、その画素のドットサイズは1となる。同様に、セルのグレイレベルを順次増加させていくと、その優先度が次に高い画素は大きくなり、両方の画素のグレイレベルが11になるまで続く。次に、優先度が三番目に高い画素のドットサイズすなわち濃度を増加させることによって、セル濃度が更に高くなり、以下同様である。画素全部がドットサイズ11(セルのグレイレベルが88)になると、部分ドット法に関して述べた成長パターンに従って、増加分が画素に分配されることによってセルのグレイレベルの増加が形成されることとなる。
また、固定閾値法(fixed threshold method)という他の再現法もある。この方法では、小数の色調スケールを使って各画素を再現する。例えば、1画素当りのビット数を4にすると、16種類の色調の明暗(tone shade)を再現できる。固定閾値法は、他のどの方法よりも高い解像度を提供し、しかも、各画素のエッジをくっきりと描くことができる。固定閾値型は、部分ドット型とは違いセルサイズによって制限されないので、部分ドット型よりも高い鮮鋭度により画像を再現できる。固定閾値型の問題点は、色調スケールが少ないことであり、このため、再現画像で疑似輪郭(false contour)が簡単に見られることとなる。しかし、本文や中間調の原稿に対しては、固定閾値型は素晴らしい再現成果を期待することができる。
三種類のドット型のどれか一つ(全ドット型、部分ドット型あるいは混合ドット型)を使用することで良好な連続調画像を生成できるが、連続調画像の再現には固定ドット型が最良である。本文や中間調画像を走査する場合、全ドット型では、本文の背景に画面構造(screen structure)が、そして、中間調領域にモアレパターンが生成されることとなる。混合ドット型でも、全ドット型の場合よりも微かではあるが、本文の背景に画面構造が、そして、中間調領域にモアレパターンが生成される。上記したように、固定閾値型は、本文と中間調画像の両方に有効である。本発明の統合型再現法は、局部画像の内容に従って固定閾値型と混合ドット型の両方を使用するもので、本文と中間調画像と連続調画像の全部を良好に再生できる。
4ビット混合ドット型のスレッショルドマスク(閾値マスク、threshold mask)を図9に示す。また、固定閾値型スレッショルドマスクを図10に示す。これらのスレッショルドマスクは、混合ドット型用の図8に示すようなドット配置から作成される。(固定閾値型用のドット配置については図示しないが、作成されたスレッショルドマスクのみを図示する。)
スレッショルドマスクは、図12に示すような色調再生制御図に基づいてドット配置から作成される。色調再生制御図は四つの象限に分かれている。第一象限(I)には、再生されるべき画像のガンマもしくはコントラストを規定する色調再生カーブの入出力濃度が設定される。第二象限(II)からはグレイレベル印刷プロセスの特性が把握される。第四象限(IV)には、濃度をグレイ値(gray value)へ変換するスキャナの特性が設定される。第三象限(III)では、グレイ値が象限IV、IおよびIIを連結するグレイステップにマッピングされる。
この図を使ってスレッショルドマスク値を決定するには、セルのドット配置に記載されたドットシーケンスのステップ番号をグレイ値に置換えればよい。例えば、ステップ番号が110(混合ドット型用の図8の閾値レベル14のパターン中にある)のとき、矢印a、b、cおよびdに従ってマッピングするとグレイ値12が得られる。同様に、ステップ番号が5の場合、マッピングによってグレイ値224が求められる。(ステップ番号とグレイ値とは逆に関係づけることもできる。)このようにして、図9および図10のスレッショルドマスクが作成される。
統合型画像再現(unified image rendering)のための方法の具体的実施例を図11に示す。ステップ40において、図1に示すスキャナ12を使って文書10を走査する。ステップ42で、コントローラ16は各ドット領域(例えば、4×4画素)から統計情報を収集する。この統計情報には、三種類のドット型(全ドット型、部分ドット型および混合ドット型)の中のいずれが選択されるかにかかわらず、例えばコントラスト、分散量(variance)、変動量、粗さ(roughness)などの情報が含まれることなる。コントラストは、局部最大強度と局部最小強度との間の差として定義される。変動量は、最寄りの画素と画素との間の強度の差の平均値として定義される。コントラストや変動量を検出するための方法は、当業者には周知の通りである。
本発明では、ステップ43(図11)で、或るドット領域のコントラストもしくは分散量が、ステップ43で所定値を上回るかどうかが判断される。コントラストもしくは分散量がその値を上回る場合、固定閾値型ドットがその領域に対して選択され(ステップ44)、さもなければ、混合ドットが選択される(ステップ46)。最後に、ステップ48で、プリンタ18によって画像が再生され、その際、その特定されたドット領域は、選択された固定閾値型か混合型のいずれかのドットで再現される。
こうして、本発明においては、本文領域と中間調領域とは元来コントラストが高いのが普通であるので、固定閾値型ドットが本文領域と中間調領域に対して再現される。これにより、中間調領域にモアレパターンは発生せず、しかも、本文領域の境界は滑らかとなる。混合ドットは、連続調画像用の異なるドット型の中で最良のものであり、連続調領域に対して再現される。
統計情報を収集することと、固定閾値型と混合ドット型とから適当なドット型を局部的に選択することによって、本文領域、中間調領域および連続調領域など異なる画像領域を含む画像を良好に再生することができる。
統合型画像再現法の別の具体的実施例を図13に示す。この方法は、図11に示すものと同じであるが、但し、コントラストか分散量かが所定値を上回る場合、そのドット領域に対しては部分ドットが選択され(ステップ44)、さもなければ、混合ドットが選択される(ステップ46)。
このように、本発明の本実施例では、本文領域と中間調領域とは元来コントラストが高いのが普通だから、部分ドットが本文領域と中間調領域とに再現される。固定閾値型の場合と同様、部分ドット型は、中間調領域にモアレパターンを発生させず、しかも、本文領域の境界を滑らかにする。混合ドットは、連続調画像用のドット型の中で最良のドットであり、本発明のこの実施例においても連続調領域に対して再現される。
統計情報を収集することと、部分ドット型と混合ドット型とから適当なドット型を局部的に選択することによって、本文領域、中間調領域および連続調領域など種々の画像領域を含む画像を良好に再生することができる。
上記の統合型表現法は、混合型文書を再現する際の数々の質的な問題を解決することができる。しかし、中間調図形に弱いドット(weak dot)が再現されるため中間調印刷方式に関連するいくつかのノイズ問題がある。中間調図形中に再現されたドットを安定させるために、オリジナルの中間調画面上に別の画面構造(screen structure)を付加することが必要である。しかし、これによって、中間調図形中のモアレパターンが強調される。ノイズとモアレパターンとの間に妥協点を探ることによって、中間調図形および他の混合型画像の印刷に係わる問題点を最小限に抑えることが大切である。
本発明の別の特色によれば、原画を再生するための方法と装置が、原画を走査してディジタル化された画像を生成し、ディジタル化された画像の局部構造分析(local structure analysis)を実行し、そして、局部構造分析の結果に基づいてディジタル化された画像の或る領域に選択的に画面除去フィルタ(descreening filter)を適用して、中間調画面が原因で生じるディジタル化された画像の特定の周波数を除去する。画面除去フィルタは、ディジタル化された画像のその他の領域をバイパスさせて、バイパスされた領域がフィルタ処理されないようにする。フィルタ処理された領域とバイパスされた領域とは、原画の単一の統合された再生画像として印刷される。この方法によって、本文のコントラストを維持しながらも、画像から中間調画面を除去することができる。
本発明に係わる手法は、その基本フロー図が図38に示されており、混合型文書の取扱いにおいて統合型再現方法による画質を更に向上させる。図38において、ステップ40で文書が走査され、ステップ42において、中間調画面が原因で生じる一定の周波数のみを除去する画面除去フィルタによってその走査された文書が処理される。画面除去フィルタは、図1に示すスキャナ12かコントローラ16に内蔵されることが可能である。このフィルタによる本文のぶれ効果(blurring effect)は、特別に設計されたフィルタ特性に対しては最小限に抑えられている。
画像の局部構造分析は、ステップ44でコントローラによって実行される。この局部構造分析の結果に従って、画像領域に選択的にフィルタ処理が適用される。コントローラは、低コントラスト領域と中間調ドット領域における画素にフィルタ処理を施しながらも、本文領域の境界(バイパス43参照)に沿う画素を変化させない。このようにして、本文のコントラストは維持され、ノイズと中間調画面は平滑化される。処理された画像は、格納され(ステップ46)、その後、統合型再現方法(ステップ48)で再現され、そして、印刷される(ステップ50)。
フィルタの設計について図39を参照して説明する。まず最初に、実現されることが必要な周波数応答を含む周波数スペクトルが選択される。例えば、本発明では、256×256サイズのスペクトルで他の周波数領域を平滑化しながら一定の周波数を上げることが望ましい。スキャナの変調転送機能(modulation transfer function)をこのように補正することが必要だからである。この周波数スペクトルは、従来の(実数部と虚数部とから成る)複素数ではなく、実数で表現される。
第二に、フィルタは、所望の周波数スペクトル内のいくつかの周波数スポット付近の周波数強度(frequency strength)を補正して、連続性があるが急峻な変化における最低値にまで下げる(すなわち、ゼロ応答に近付ける)。これらの周波数スポットは、中間調画面の周波数の位置となる。他の周波数は変更されない。
第三に、この修正された周波数スペクトルは、逆高速フーリエ変換(inverse FFT)を適用され、画像処理が実行される空間ドメインに変換される。空間ドメインに対しては複素数表現が使われる。空間スペクトルの実部の中心値(すなわち、低周波数応答領域)の周辺においてm×nウィンドウが切取られる。このウィンドウのサイズは、設計されたフィルタサイズであり、例えば、5×5フィルタ核のサイズに一致する。ウィンドウ切取り処理によって、空間ドメイン内の一定の領域が除外され、換言すれば、係数はウィンドウの外側においてゼロに設定される。この切取り処理で所望の周波数スペクトルの応答カーブの一部が変更される。前記の方法の第二ステップと第三ステップとの間でフィードバックループが何回か実行されて、除去されるべき画面周波数の強度を最低にする。空間ドメイン内の最終的なm×nウィンドウが、画面除去フィルタの核として選定される。このフィルタを画像に適用すると、中間調画面によって発生される特定の周波数が除去される。しかし、このフィルタ適用によって、本文領域のコントラスト(ぶれ効果)がある程度平滑化されてしまう。
画像画面除去処理(図38のステップ42)では、フィルタが画像画素に重畳積分(convolve)されて成果を挙げる。重畳積分処理中、当面のウィンドウ(例えば、5×5サイズ)で構造分析が実行されて、画像画素を重畳積分するかどうかが判断される。分析が行われたウィンドウに本文構造が存在する場合、重畳積分の結果ではなく、原画の画素が出力される。本文構造を含む領域は原画画素値に維持されるが、中間調構造を含むその他の領域は画面除去フィルタにより重畳積分される。
本発明の画面除去によって、或る領域が中間調領域か本文領域か、あるいは、低コントラスト領域か高コントラスト領域かを判断できる。本文構造と中間調構造の両方が高コントラストを示しても、局部構造は一つ一つ異なる。例えば、通常の本文領域は、境界部分でコントラストが大きく変移する。一方の側は高画素値を示すが、他方の側(垂直方向あるいは水平方向)は低画素値を示す。一方の側から他方の側への画素値の差が一定の閾値を上回る場合、高コントラストウィンドウが同定される。反面、その差が一定の閾値を下回る場合は、低コントラストウィンドウが同定される。一方の側は高い画素値を示すのに他方の側は低い画素値を示すというように高コントラストウィンドウに一貫した変移(consistent transition)が見られる場合、このウィンドウ内には本文構造があると推測される。ウィンドウに一貫した変移が見られずウィンドウに鞍部(saddle)が生じた場合、中間調構造が推測される。画像構造に基づく分類法は、本文については約95〜98%の割合で正確な判断を下す。誤差はたった2〜3%だが、これは、ウィンドウと大きさが同じとなる本文のフォント(font)寸法が小さい場合に生じる。この場合、構造が明確に限定されなくなる。しかし、この小さい誤差は、本文領域が通常の大きさならば、ぶれの原因とはならない。従って、本文領域の本文のコントラストを維持し、他方、中間調領域の画面構造が平滑化され、低コントラスト領域のノイズがフィルタ除去されるように、原画を再生することができる。
図40には、本発明の実施例の画面除去プロセスのより詳細なフローチャートが示されている。ステップ60で、画像に移動ウィンドウ(moving window)(例えば、5×5ウィンドウ)が設定され、この画像の中心の画素が処理される。ステップ62で、そのウィンドウに大きな強度差があるかどうかが判断される。大きな強度差がない場合、ウィンドウ領域は低コントラスト領域であることとなり、ステップ64でノイズを除去するための平滑化フィルタ処理が適用され、そして、ステップ74でフィルタ処理された画素が格納(圧縮)され、再現され、かつ、印刷される。使用可能な簡単な平滑化フィルタとしては、3×3か5×5のウィンドウサイズにより処理される重みつき平均がある。
ステップ62で大きな強度差が検出された場合、そのウィンドウは高コントラストウィンドウであると判断される。ステップ66で中心画素の周囲でウィンドウ内に一貫した変移が認められるかどうかが評価される。一貫した変移がある場合、そのウィンドウには本文構造が存在すると考えられるので、ステップ68で原画画素が出力される。
中心画素の周辺でウィンドウに一貫した変移が認められない場合、そのウィンドウ内の構造は中間調構造であると判断され、ステップ70で5×5画面除去フィルタを適用してその画面を除去する。再度簡略に述べれば、このフィルタ処理では、フーリエ変換で画素が周波数ドメインに変換され、特定の周波数成分(例えば、1インチ当り133、150あるいは200ライン、すなわち、1ミリメートル当り5.24から5.91か7.87ラインの画面)を除去する。次に、このフーリエ画像スペクトルは空間画像ドメインに逆変換され、中間調画面の除去が完了する。画面除去後、ステップ74で画像画素に最終処理が施される。
画面除去フィルタの設計は、ステップ72で示すように「オンライン」で行われるか、あるいは、既設のものでもよい。しかし、この演算には時間が掛かるので、フィルタの設計をオフラインで実行して、中間調ウィンドウ構造の重畳積分のみをオンラインで実行することが好適である。
グレイスケール・レンダリングプロセス(gray scale rendering process)を示す簡略ブロック図を図29として示し、図29に示された構成要素を参照する。8ビット画像データが、ディジタル中間調プロセスブロック60へ入力され、また、このディジタル中間調プロセスブロック60には作成され校正されたスレッショルドマスクに関する信号を受信する。色調再生ブロック62は、図12に示された4象限マッピングを実行し、図9に示され、かつ、次に述べる閾値パターンを作成する。色調再生ブロックは、所望の色調応答カーブ、グレイステップ濃度測定値およびスキャナの変換特性を入力として受信し、グレイステップ番号からグレイレベルコード値へのマッピングを実行して校正スレッショルドマスクを出力する。
ディジタル中間調プロセスブロック60は、入力画素値をセル内の各画素位置に設定された閾値により出力露出レベルへ変換する。この変換は、スレッショルドマスクを受信するSRAM64内のルックアップテーブルで実現される。ディジタル中間調プロセスブロック60の出力には4ビットから成るビット長の短い画像が乗せられる。4ビット画像は、フレーム記憶装置に投入され、そして、6ビットのグレイスケールプリンタで印刷される。(2ビットの画素分類情報などの他の情報が、フレーム記憶装置から読出された4ビット画像データに加えられる。)
次に、スレッショルドマスクの生成について説明する。4ビット混合ドット型スレッショルドマスクを図9に示す。このスレッショルドマスクは、図12に示すような色調再生制御図に基づき図8に示すような混合ドット型用のドット配置から作成される。色調再生制御図は四つの象限に分かれている。第一象限(I)には、再生されるべき画像のガンマもしくはコントラストを規定する色調再生カーブの入出力濃度が設定される。第二象限(II)からはグレイレベル印刷プロセスの特性を把握できる。第四象限(IV)には、濃度をグレイ値へ変換するスキャナの特性が設定される。第三象限(III)において、グレイ値がマッピングされ、象限IV、IおよびIIを連結するグレイステップが求められる。
この図を使用してスレッショルドマスク値を決定するには、セルのドット配置に記されたドットシーケンスのステップ番号をグレイ値に置換えればよい。例えば、ステップ番号が110のとき(混合ドット型用の図8のレベル14のパターンに存在する)、矢印a、b、cおよびdに従ってマッピングを実行すれば、グレイ値12が得られる。同様に、ステップ番号が5のとき、グレイ値は224である。(ステップ番号とグレイ値とを逆に関係づけてもよい。)このようにして、図9のスレッショルドマスクが作成される。
スレッショルドマスクを使用して、入力画素のグレイ値に対応する出力画素のグレイレベルを判断する。例えば、図9に示す4×4マトリックスのセル内の位置(1,1)にある入力画像画素のグレイ値が56であるとする。4×4セル内の(1,1)位置の閾値は次の15個である。
71、69、66、64、61、59、57、54、53、51、50、49、19、12および9
入力画像画素のグレイ値が56であり、56は二つの閾値57と54との中間の値なので、その画素には出力グレイレベルは7が与えられる。
4×4のセルテンプレート(cell template)に基づいて作成された上記の配置から、配向角度が45゜で画面周波数が141本でグレイレベル数が121個の図形が再現される。本発明によれば、配向角度が45゜、189ライン/インチ(7.44ライン/mm)の画面により図形を解像度400dpi(15.74ドット/mm)で再現し、しかも、通常は156グレイレベルであるが、4ビット画像に対して最大181のグレイレベルを生成できることができる6×6セルテンプレートを使用して画面配置が設定される。グレイレベル数を増やし画面周波数を高くすると、本発明による図形再現が一層効果的になる。
電子写真プロセスでは、安定した潜像構造を形成することが必要である。従って、本発明の別の特色では、先ず、数個のグレイレベルを用いて、ライン構造を安定させる。これについて以下に述べる。
図14はドットを構築するための基本プロセスを示す。図15に示すようなテンプレートを一組使って、ドットをライン型構造に組立てる。第一のテンプレートに対して使用されるグレイレベル数は、塵のように見えるドットが、安定したライン構造を形成し始める際の印刷プロセス特性によって決まる。本発明の具体的実施例は、最初のラインの構築に必要なグレイレベルを5としており、図15のテンプレートAにより示されている。そこで、グレイレベルが1のとき、テンプレートAの配列に従うラインに沿ってサイズが1のドットの複数個が配置される。同様に、グレイレベルを2まで上げた次の増分(increment)の場合もやはり、テンプレートAの配列に従うラインに沿ってドットが配置されるが、ドットサイズは全て2となる。成長のためのテンプレートAの配列は、グレイレベルを連続的に5まで上げる成長のために同様に使用される。プロセスが進むにつれて、ライン構造の最上部(top)にグレイレベル毎に画素ドットを多数構築して、明暗の変化がより平滑なより安定したライン構造を生成する。このステップでは、テンプレートBとCを使用してドットを構築する。
幅が1画素のライン構造が完成したら、テンプレートDとEを使ってグレイレベルが高い他のラインの組み立てが始まる。これは、そのセルが画素ドットで埋まるまで(レベル155)、継続される。
図16は、レベル番号が付された189ライン/インチのグレイスケールドットシーケンスの一例を示す。この例では、4ビット/画素であるので、ドット毎に16個のグレイレベル(15グレイレベルおよびゼロ)が設定される。画素は、6×6のブロック単位で配列されている。ドット形成は、異なる配置設計を示す図3、6、7および8に関連づけて説明した同じプロセスに従っている。グレイレベル100におけるセルの露出レベルの一例を図17に示す。この露出レベルは、図16のレベル8のパターンに関連する。露出レベル12まで構築された画素が多数あり、レベル8の数100を持つ画素は図17においては露出レベル8で示されている。図17で露出レベル7を示す画素は、図16のレベル8の数100より大きい画素に対応しており、露出レベル8に未だ達していない。
グレイレベル100に対する露出レベルの一例を示す図17から、本発明のドット配置設計により組立られるライン構造が分かる。
本発明の更に別の実施例について、ここに説明する。図18〜図22を参照すれば、以下の仮定により、オンされるセル内の5個より多い画素に対してADが1に近づく(連続調の場合)ことが実験的に見出された。すなわち、
R=RP+AD{f(t)−RP}、ここで、RPは台紙(paper base)の反射率を表し、ADは単位面積当りの色調ドット面積(toned dot area)を表し、f(t)は連続調パッチ(continuous tone patch)の露出時間(t)の関数として表される色調面積の反射率を表し、Rは中間調パッチ(halftone patch)の反射率を表す。この仮定は、400dpiのシステムを用いて141本/インチの画面(傾き:45゜)の特定の混合ドット型に対しては正しい。セル内のオンとなる画素数(この場合セルは8画素を持つとする)が5個より少ない場合、AD<1となり、単位面積当りのドット数の周囲(perimeter)に関連する関数に従ってADは0から1まで大きくなる。
すなわち、セル内のオンとなる画素が少数の場合、AD(ドット面積)値は大きくなり、画素内の濃度に関連するf(t)は露出時間tの関数として小さくなる。セル内のグレイレベル混合ドットでオンとなるはずの画素数が5を上回る場合、中間調システムは連続調システムの様に動作する。すなわち、AD=1になり、Rは連続調システム用のf(t)カーブ(図18参照)に従って変化する。しかし、混合ドット型パターンを使用する場合、輝度対露出時間カーブで輝度の低下(lightness jump)が一様でないステップがいくつか生じる(図19)。輝度低下の一様でない度合が極端になると、輪郭にそれが現れる。従って、本発明のこの特色によると、セル内の隔離されている(「低濃度領域」)画素に対する露出時間(グレイレベル毎の)が、セル内の他の画素(「高濃度領域」)と一緒に一まとめにされる画素とは異なる値に設定される。
プリンタ18(図1)のプリントヘッドは、6ビット/画素のグレイレベルプリントヘッドである。このため、1画素当り40個の均一に補正されたグレイレベルを供給することができる。本発明では、1画素当り僅か3ビットか4ビットという処理速度を画素のグレイレベル画像データを同定するために用いて、装置非依存性の印刷法を提供する。中間調構造情報を使って、ステップ間の輝度低下をより一様にできる。
図20は、装置非依存性の4ビット/画素の画像データを6ビット/画素のグレイレベル露出時間(あるいは、強度)データへ変換する処理のフローチャートである(WO91/10311を参照されたい)。ステップ50で、プリンタ18は、フレーム記憶装置から4ビット/画素の画像データを読取り、更に、中間調セル内の画素位置(pixel location)およびライン位置(line location)がアドレスされていることを識別する2ビットの分類情報を受け取る。この分類情報は、ステップ52で、その画素がセルの中心に位置するか、あるいは、セルの周辺に位置するかを2ビットのサブアドレスを発生して知らせるための分類器によって生成される。
構造情報(structural information)を含む2ビットのサブアドレスは、4ビットの画像情報に組合わされ、40レベル/画素のルックアップテーブル(LUT)のアドレスとして使用される。プリントヘッドのライン方向の画素位置は、全幅プリントヘッドの4992個の画素の中の一つの画素のアドレスを指定するために設けられており、この画素一つのために、40レベルの情報が抽出される。LUTからの出力は、ステップ56でプリントヘッドへ送られる6ビット/画素のプリンタ情報である。上記の説明では、分類器とLUTとは、プリンタ18に内蔵されているものとしたが、当業者には明白なように、コントローラ16(図1)でこのプロセスを実行することもできる。
図22は、本発明の方法の別の実施例を示す。図21のLUT54を1台ではなく2台使用する。第一のLUT55は、非均一性輝度LUT(8Kバイト)である。第二のLUT53は、14ビットアドレスLUTであり、グレイ値と位置分類情報とを入力して画素毎に正確な露出時間を出力する。非均一性LUT55は、例えば、8KバイトのSRAMである。
LED素子の輝度は、256個の「ビン(bin)」に区分けされており、LEDの非均一な範囲を効果的に利用できるようになっている。画素カウンタが個々の素子を指定し、指定される素子は輝度ビン(256個の中の一つ)を出力する。8ビットの輝度ビンが、14ビットのLUT53の指標ポインタとしての役目を果たし、このLUT53には14ビット×8のSRAMから16バイトのLUTを用いることができる。14ビットのLUT53は、4ビットのグレイレベルと2ビットの位置分類情報との入力からの残りのLUTアドレス(6ビット)を有する。理論的には画素毎に64個のグレイレベルが割当てられるが、プリントヘッドの非均一性によって、いくつかの素子の非均一性補正後に実際に存在するグレイレベル数は約40個である。
分類器の一例が図21に示されており、4×4の分類器60が図示されている。この例では、セル内の画素を三つに分類される。第一の類にはセルの中心の画素が含まれている(1)。第二の類には中心画素の周辺の画素が含まれる(2)。第三の類には周辺の中間調ドットの画素に重なる画素が含まれる(3)。2ビットのサブアドレスは、三つの類に関する情報を提供する。
第三類の画素は基本的に連続調なので、露出時間は図18に示す連続調カーブ(8個の画素に対するカーブ)で規定される。第一類の画素一個の場合、輝度を同じ様に変化させるには、図18中の画素1のカーブで規定されるように露出時間を長くしたほうがよい。第二類の画素の場合、より中間的な効果のために、図18中の画素4のカーブ辺りとなる。これらのカーブで規定される露出値はLUTに格納されるので、中間調セル内の画素位置が分類器によって分類されたら、LUTから露出レベルが供給され、これによって、中間調の輝度低下はより一様になる。
一例として、第一類の画素の露出レベルを(a)とする。次の画素が、第二類の画素であり単独では露出レベルが(a)である場合、中間調の輝度の変化を同等にするために、この第二類の画素には露出レベル(a)より低い露出レベル(b)が割当てられる。セル内の画素全部が分類され、その分類に基づいて露出レベルが割当てられたならば、グレイレベル中間調セル内の画素位置にかかわらず、1画素当りの等価なグレイレベル出力は16個になる。16個の等価なグレイレベルは、セル内のその画素位置に対する補正後に得られる40個の中の16個である。
本発明の更に別の特色によれば、本発明の更に別の実施例の方法では、ビット長が8ビットから4ビットに短縮され、圧縮すなわちデータ詰め込みが行われる。この方法による再現の目標は、データ圧縮の目標と同じではない。データ圧縮では、視覚上情報の欠落が起きないように圧縮した画像を拡張して原画の大きさにするが、これは、主に、保存/伝送のためである。一方、本発明の多ビット再現法におけるデータ詰め込みは、システムの処理能力を上げデータ転送の帯域を広げることを目的とする。
本発明では、二値中間調再現法で使用されることの多い拡散ドット型(dispersion dot type)を拡張して多ビットドット型パターンを作成する。グレイスケール印刷では、グレイスケールドット設計の「全」ドット型、「部分」ドット型および「混合」ドット型が上記のように定義される。各ドット型には独自の色調特性と構成パターン(texture pattern)が設定されている。適切なドットテンプレート(例えば、最適なバイヤードットパターン(Bayer dot pattern)や星団型ドットパターン(cluster dot pattern))、適当なドット長の画素(すなわち、1画素当り4ビットか5ビット)および「部分」ドット型構造を選択して、グレイドットパターンのセットを生成し連続調の画像を作成する。
一例として、バイヤー拡散ドットテンプレートを図23に示す。その4ビット部分ドットパターンセットのグレイドットパターンを図24に示す。4象限色調再生プロセスによって図24のパターンから得たグレイスケール再現用の閾値(スレッショルド)パターンを図25に示す。別の例として、星団型ドットテンプレートを図26に示す。その4ビット部分ドットパターンセットのグレイドットパターンを図27に示す。4象限色調再生プロセスによって図27のパターンから得たグレイスケール再現用の閾値(スレッショル)パターンを図28に示す。
次に、図25および図28のスレッショルドマスクパターンの生成について説明する。スレッショルドマスクは、図12に示すような色調再生制御図に基づいて図24および図27に示すようなドット配置から作成される。色調再生制御図は四つの象限に分かれている。第一象限(I)には、再生されるべき画像のガンマかコントラストかを規定する色調再生カーブの入出力濃度が設定される。第二象限(II)からはグレイレベル印刷プロセスの特性を把握できる。第四象限(IV)には、濃度をグレイ値へ変換するスキャナの特性が設定される。第三象限(III)でグレイ値が各象限IV、IおよびIIとを連結するグループステップへマッピングされる。
上記の図を使って図25のスレッショルドマスクの値を決定するには、セルのドット配置中に記されたドットシーケンスのステップ番号をグレイ値に置換えればよい。例えば、ステップ番号が110(図24のドットレベル7の部分ドットパターン中にある)の場合、矢印a、b、cおよびdの順にマッピングを実施すればグレイ値145(図12には図示されていないが、図25中のレベル7のパターンを参照されたい)が得られる。同様に、ステップ番号が5(図24中のドットレベル1のパターンの中にある)である場合、マッピングによってグレイ値250が得られる(図12には図示されていないが、図25のレベル1のパターンを参照されたい)。(ステップ番号の値とグレイ値とを逆に関係づけてもよい。)このようにして、図25および図28のスレッショルドマスクが作成される。
スレッショルドマスクを使って、入力画素のグレイ値に対応する出力画素のグレイレベルを判断する。例えば、図25に示す4×4マトリックスのセル内の位置(1,1)における入力画像画素のグレイ値が125であるとする。4×4のセルの(1,1)位置に設定される閾値は次の15個である。
250、234、218、202、186、170、154、138、122、106、90、74、58、42及び26
入力画像画素のグレイ値は125で、125は閾値138と122との間の値なので、その画素の出力グレイレベルは8となる。
ディジタル中間調処理プロセス(あるいは、グレイスケール再現プロセス)は、使用されるドットテンプレートによって図25および図28かのスレッショルドマスク値をもつ多ビット画像へ画像を変換する。この多ビット画像は、弱いドット画面(weak dot screen)が組込まれた連続調様構造を備えている。グレイスケールプリンタで連続調様画像が多ビット再現画像から再構築される。構築された画像には可視画面構造はない。従って、多ビット画像表現法に従って連続調図形印刷が実現される。
本発明のグレイスケール再現プロセスを図解する簡略ブロック図を図29として示す。8ビット画像データがディジタル中間調プロセスブロック60へ入力され、それは、また、図25および図28に示すように作成され校正されたスレッショルドマスクに関する信号を受信する。色調再生ブロック62は、図12に示す4象限マッピングを実行してドット配置からスレッショルドマスクを生成する。色調再生ブロックは、所望の色調応答カーブとグレイステップ濃度測定値とのスキャナの変換特性とを入力し、マッピングを実行してドット配置に設定されたステップ番号から校正されたスレッショルドマスクに設定されたグレイコード値を得る。
ディジタル中間調処理プロセスブロック60は、セル内の各画素位置に対して設定されたスレッショルドマスク値によって、画素の値を出力露出レベルへ変換する。この変換は、スレッショルドマスクを受け入れるSRAM64内のルックアップテーブルによって実現される。ビット長が4ビットまで短縮された画像が、ディジタル中間調処理プロセスブロック60の出力となる。この4ビット画像は、フレーム記憶装置に格納され6ビットのグレイスケールプリンタによって印刷される。(その他の情報、例えば、2ビット画素分類情報は、フレーム記憶装置からの4ビット画像データに加えられる。)
上記のプロセスでは、短縮画像(4ビット)表現法とグレイスケール印刷法とによって連続調図形のように見える画像が作成される。
電子写真印刷プロセスは、静電気の充電ステップ、露出ステップ、現像(あるいは、調色)ステップ、用紙やプラスティックなどの受信シートへの転写ステップ、および画像固定ステップとで構成される。潜像上の電荷の電位によって発生する差分静電力(differential electrostatic force)を使用する独特の調色プロセスによって、良好な(すなわち、満足のいく)星団型電荷電位ウェルが有効に働き安定したドットを作成する。このような良好な(すなわち、満足のいく)電位ウェル(potential−well)は、上記の混合ドット型や全ドット型には組込まれている。このため、再現された画像はあまり粒状性がないように見える。ところが、部分ドット構成で再現された画像の場合はそうならない。画像は粒状性に見える。これは、上記のような良好な電荷電位ウェルは、潜像上の部分ドット型構成には存在せずドットを安定させるからである。誤差拡散型(error diffused)のグレイスケール画像においても同様の現象が見られる。誤差拡散型グレイスケール画像や部分ドット型画像に組込まれた制御ドット構成は、ドットを安定させるのである。更に、組込まれる構造は、ドット形態でもライン形態でもよい。再現画像は、制御構造が加えられると一層見易いものとなる。
本発明の更なる特色によれば、例えば、誤差拡散アルゴリズム(error diffusion algorithm)が設けられ、再現プロセスにおいてグレースケール画像にドット構造を組込む方法が例証される。既知の様々な誤差拡散アルゴリズムを本発明に利用できる。例えば、FlordおよびSteinberg共著「An Adaptive Algorithm for Spacial Gray Scale」(Proc.SID第17/2巻。75〜77頁)およびUlichney著「Digital Halftoning」に記載されているアルゴリズムがある。従って、ここでは誤差拡散アルゴリズムについての更なる説明を省く。
前記本発明の更なる特色の方法の第一ステップ(図30のステップ50)では、画面周波数と角度とが決定され、組込まれたドット構造は何か、すなわち、どのドットが安定させられるドットであるかが判断される。これは、ドット形態かライン形態の画面構造を判断するのと同じくらい簡単である。例えば、その構造は解像度が400dpiのときに1インチ当り141ラインで45度傾斜でよい。当面の画素がこれらのライン上にある場合、そのドットは安定化されるべきドットと判断される。このように安定化される画素を判定することは、画素処理において容易に実行される。画面構造を選ぶのは設計者であるが、観察時に乱れるような構造では困る。従って、通常の中間調処理方法のドット構成手順と同様に、周期性すなわちテンプレートが決定されることとなる。
次のステップ(52)で、誤差拡散プロセスによって、当面の画素に対応するテンプレート上の位置に制御されるドットを設置すべきかどうかが判断される。制御されるドットを設置すべきならば、当面の画素の値を強度値に応じて比例的に低下させる。反面、制御されるドットを設置すべきでないならば、通常の誤差拡散としてステップ58へ進み、現在の画素に対して通常の誤差拡散プロセスを実行する。部分ドット再現法(破線で示す)の場合、制御されるドットを設置すべきでないならば、ステップ60に進み図29に示すようなグレースケール再現プロセスを当面の画素に適用する。
それらの特定の位置における調整により、当面の画素の光の露出時間を延長される(ネガ/ポジ電子写真プロセスの場合よりも画素のドットは幾分暗くなる)。この当面の画素は、周辺の再現画素の安定化の中心としての役目を果たす。調整量は画素毎にプロセスのラティチュードから実験的に決定される(すなわち、上記のプロセスに従って露出ステップを二回かそれより少し多い回数繰り返して調整する)。調整量は、トナーサイズ、現像電位、光伝導特性などのプロセス条件によって異なる。調色および転写プロセスの重要な要因は静電力の機構(electrostatic force mechanism)なので、画素間の電位差が大きいほど効果的に現像ドットを安定させることができ、転写が容易になる。
過去の実験により、露出レベルの差が3〜6のとき現像ドットが安定することが判明している。しかも、露出レベルの差は露出毎に異なり、露出レベルの差が大きいほど露出レベルは低くなる。例えば、露出レベルの平均値が3か4の場合、制御される画素は、露出レベルが9か10になるように調整される。しかし、露出レベルの平均値が9か10の場合、制御される画素は、露出レベルが11か12になるように調整される。
誤差拡散プロセスが進むにつれて、ステップ54で、当面の画素に導入された誤差が隣接する画素に分配されて、当面の画素の釣り合いをとる。この調整によって、総色調値は変化されずに誤差拡散に伴い再分布されるので、組込まれたドット構造は、グレースケール誤差拡散画像で違和感なく観察される。このドット構造の追加によって、潜像の中心が安定し、電子写真印刷における調色現像プロセスの処理能力が向上する。
同様に、画像の中心に安定したドットを作成しない前記の部分ドット構造などのドット構造に上記の組込まれた制御されるドット構造を利用することができる。
本発明に係わるグレースケール誤差拡散の対象となる6×6のセルの一例を図31に示す。影になった部分の露出レベルの高い画素が、安定化されるべき制御される画素でる。左側の安定化しない6×6セルにおいては、画素間には露出レベルに大きな差はない。画素の露出レベルは、8と9と10とに散らばっている。従って、このセルには良好な構造はない。
対象的に、図31の右側のセルは、ドット安定化後のもので平坦なフィールド(flat field)を作成するための安定したドット構造を備え、6×6セルの最上部(top)に画面が付加されているのが分かる。
本発明の更に別の実施例によれば、一つ以上の異なる画像型の領域を含む原画を再生するための方法および装置が提供される。原画が本文領域と中間調領域で構成される時、コントローラは省略時解釈モード(default mode)でグレイレベルプリンタを動作させる。省略時解釈モードでは、原画の画素全部に輪郭抑制を適用するか、あるいは、原画の画面周波数より高い周波数の出力画面を使用する。
写真を入力としディジタル走査速度を400dpiにしたとき、141本/インチの混合ドット型画面(傾きが45度)にグレイレベルの中間調が生成されて、出力解像度が400dpiのグレイレベル印刷方式で出力画像を表示できる。グレイレベル中間調が、基本画面の可視度と特定のプロセスに対するシステムで得られる粒状度とを釣り合いをとるように調整される。この具体的実施例においては、直径12ミクロンの微粒子からなるトナーを静電気で転写させる。全ドット型による黒濃度が0.8のパッチ(patch)の印刷出力のパワースペクトルを図32に示す。図32から分かるように、141/インチの画面の基本周波数は顕著に高いが、粒状度は低い。部分ドット型の出力濃度パッチ(全ドット型のパッチと同じ濃度)のパワースペクトルを図33に示す。図33において、基本周波数は顕著に高いというほどではないが、粒状度は高くなっている(プロットされたスケールの単位が変わっているので、粒状度の変化を識別するのは難しいがデータからは認識できる)。基本周波数が大きく低下した図34のパワースペクトルで表現されるように、混合ドット型中間調パッチにより妥協が形成されているが、まだ全ドット型パッチと粒状度は類似している。
図32〜図34から明かなことは、トナーの粒子サイズが大きい場合、基本画面周波数は、システムを安定させ粒状度を低下させるのに最適な値になるということである。しかし、画面の視覚作用(visual sensation)を低下させる(システムの連続調特性を強調させる)場合、画面を弱くする(weaker)ことが必要である。また、中間調画面が入力される場合、弱い画面を出力して(あるいは、全く画面を出力せずに)、モアレ現象を低減させることが望まれる。
連続調入力の場合、141本/インチの画面(傾きが45度)で混合ドット型パターンを使って作成された出力画像は、鮮鋭度、粒状度と画面の構成(texture)と間の釣合いの取れた画像となる。しかしながら、スキャナの入力が中間調画像(この場合、150本/インチ画面の図形)であるとき、この出力画面(連続調図形の入力に適した画面)を使うとモアレパターンが強く現れる。更に、高い画質の本文と図形を入力した場合、141本/インチの画面は、微細構造を破壊し、望ましくないものとなる。
ディジタル複写においては、次のような状況が考えられる。連続調写真を入力した場合、粒状度を低下させ141/インチの画面を使用するシステムを安定させる写真モードが望まれる。この画面には、粒状度が低く、鮮鋭度が高く、画面が弱く、そして、プロセスが安定しているという利点がある。不都合な点は、中間調画像の入力でモアレパターンが発生し、微細な線図や本文の場合に線を分裂させてしまうことである。従って、コントローラをプログラムして、中間調入力、本文/図形入力や連続調入力を適切に処理できるディジタル複写機に対しては省略時解釈モードを供給できるようにする。省略時解釈モードを供給する方法は多数ある。その中の一つは、区分け(segmentation)と画面除去(descreening)とによる方法であり、それはには、徹底した前処理と実時間での本文/図形/中間調の区分け処理とが必要である。第二の方法は、グレイレベル誤差拡散を利用する方法であって、高解像度での走査を必要とし、中間調画像の入力には適さない。
本発明のこの特色によれば、異なる種類の画像一つ一つに対して良好な画像を生成する省略時解釈モードを実現する方法が二種類提供される。第一の方法は、「画素毎の輪郭抑制(contour suppression/pixel)」であり、第二の方法は、「高画面周波数(higher screen frequency)」である。
画素毎の輪郭抑制方法は、図35に示す省略時解釈モードを実現する。この方法では、輪郭抑制が入力画素毎に適用される。例えば、画素一つに16個のグレイレベル(4ビット)が設定されており、入力データ値がグレイレベル3であると仮定する。グレイレベル3はオンになる確率が50%であるが、グレイレベル4から16はオンになる確率が100%であり、また、グレイレベル1と2はオンにする確率が0%である。400dpiのグレイレベルライタ(writer)を使って中間調画像(150/インチの画面)を入力した場合、モアレは顕著に低下する。この画素毎の輪郭抑制方法によって、本来の中間調処理は色調再生処理(tone reproduction)を安定させるという効果を発揮している。
画素毎の輪郭抑制方法について例を示しながら更に説明する。スレッショルドマスクの生成については、図9の4ビット混合ドット型スレッショルドマスクに関して既に説明した。スレッショルドマスクは、図12に示すような色調再生制御図に基づいて例えば図8に示す混合ドット型のドット配置パターンから作成される。例えば、図9の4×4マトリックスセル内の位置(1,1)における入力画像画素のグレイ値が56であるとする。4×4セルの位置(1,1)に対する閾値は次の15個である。すなわち、
71、69、66、64、61、59、57、54、53、51、50、49、19、12および9。
入力画像画素のグレイ値は56であり、56は閾値57と54の中間の値であるので、先述の方法によりこの画素の出力グレイレベルは7となる。位置(1,1)におるグレイ値が56の入力画像画素は、グレイレベル7でオンになる確率が100%となる。同様に、先述の方法によるとグレイ値が55の入力画像画素の出力グレイレベルもまた7になる。本発明のこの特色では、輪郭抑制によって閾値間にある画素値全部に確率100%を与えることはない。その代わり、確率を画素値の閾値からの差に比例させる。例えば、グレイ値が56でも出力グレイレベルが常に7となるとは限らない。確率を80%に設定すると、確率が80%に設定されているならば、この画素は80%の時間にグレイレベル7で出力され、また、確率が20%に設定されているならば、20%の時間にグレイレベル8で出力される。
上記の輪郭抑制法は、閾値間の特定のグレイレベルがオンになる確率を100%に固定するのではなく、その確率をその画素の値の閾値からの差の関数として求めることによって、色調の生成を一層正確にし、閾値間の差が大きいがために発生する疑似輪郭(false contour)を排除する。
画素毎の輪郭抑制方法は、本文の走査に使用されると高解像度を実現する。従って、システムは、画像が中間調画像、あるいは、本文/図形の高解像度画像であろうと、また、複写プロセスを一回以上(再複写)を経ていようとも、その画像を確保(preserve)することができなければならない。しかし、連続調入力に対してこの方法を使うと、出力は粒状性の強いものとなる。この場合、輪郭抑制方式は、グレイレベル印刷方式における直列型閾値マトリックスに比べて、濃度輪郭を減少させる。更に改良された点は、8ビットから4ビットへ変換する形式のバイヤーマトリックスで原画を処理することによって、システムに設定されるグレイレベル数を増やして、輪郭抑制を無用にすることができることである。
本発明の第二の方法は、図36に示す282本/インチすなわち11.1本/mm(45度画面)の出力画面か、あるいは、図37に示すグレイレベル印刷方式による200本/インチすなわち7.87本/mm(90度画面)の出力画面を使用するものである。出力画面の周波数は、より一般的なマガジン型画面の周波数(133本/インチか150本/インチ)とは大きく異なるので、入出力画面の周波数の差が原因で生じるモアレパターンが発生する周波数差は大きくなる。こうして、モアレパターンは、141本/インチと150本/インチのような互いに隣接した二つの周波数が原因で発生するモアレパターンほどは目だたない。また、中間調入力画像で発生したモアレパターンについては、出力画面の強度を低下させれば(例えば、図33の部分ドットパターンや図34の混合ドットパターンを使って)、発生を低減させることができる。言うまでもなく、モアレの低減と、一定のトナーサイズで発生する連続調画像の粒状度との間にはバランスが必要である。いずれにせよ、連続調画像を入力する高画面周波数システムで得られる粒状度は、弱い画面を提供することでシステムを安定させることとなるので、画素毎に輪郭抑制を行うシステムで得られる粒状度より良くなる。十分なグレイレベル数を提供しつつ輪郭形成を減少させるには、画面周波数が高くても中間調画像に対して輪郭抑制を実行することが必要である。そこで、282本/インチの画面における本文の画面も極めて良好に表示されることとなる。
上記の二種類の方法では、写真を入力して良好な画像を出力するための写真モードばかりでなく、全てのカラー文書をディジタル方式で複写するための省略時解釈モードが提供される。すなわち、省略時解釈モードで、本文/図形、モアレの少ない中間調画像および適切な写真図形の入力を確保(preserve)することができる。省略時解釈モードで、写真入力をやや良好に再生できるけれど、補足的に連続調入力を極めて良好に処理できる写真モードを併用するのが好適である。
本発明について詳細に説明し図解してきたが、このことは図面や具体例からも明かであるが、本発明は図面や具体例によって制限されるものではない。本発明の範囲は、添付の請求の範囲の各項目によってのみ制限される。

Claims (9)

  1. 一つのグレイレベル画像を生成するための方法であって、
    前記グレイレベル画像が複数の画素位置における記録媒体上の可変ドットサイズの複数のドットから形成され、前記複数の画素位置は複数のセルグレイレベルを持つ複数のセルにグループ化されるようにして前記グレイレベル画像を制御する方法において、
    一つのセルの複数のドットの特性が、セルグレイレベルの増加に応じて、該セル内の前記複数の画素の中の少なくとも一つのドットが同じセル内の他の画素の各々のド ットサイズより大きいドットサイズを形成するように、決定される方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記セル内の複数の画素における複数のドットのサイズおよび位置は、該セル内の別の画素におけるドットの形成が始まる前に、最小ドットサイズより大きいが最大ドットサイズよりは小さい第一のドットサイズにまで形成されるという順序に従って、成長するようになっている方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    グレイレベルが連続的に増加するのに伴い、ドットを一つ一つ最大ドットサイズにまで形成した後にセル内の別の画素にドットを形成し始めるという予め規定された順序に従って、該セル内の前記複数の画素における前記複数のドットを順次形成するステップを含む方法。
  4. 請求項1に記載のグレイレベル制御方法であって、
    さらに、
    ドット領域を形成するグレイレベル画素を表す画像信号から、前記ドットの少なくとも一つのためのドット領域に関する情報を分析するステップと、
    ディジタル化された前記画像信号のドット領域毎に、前記分析に基づいて前記ドット領域を再現するためのドット型成長パターンを選択するステップであって、該ドット型成長パターンが混合ドット型パターンあるいは該混合ドット型とは異なるドット型パターンであるステップと
    を含むことを特徴とするグレイレベル制御方法。
  5. 原画を走査して、グレイレベル値の異なる画素として該原画を表現する第一の信号を生成するスキャナと、
    前記スキャナに接続され、かつ、前記第一の信号に応答するコントローラであって、前記原画のグレイレベル中間調処理表現に対応する第二の信号を生成するコントローラと、
    前記コントローラに接続されて前記第二の信号を受信するプリンタであって、前記原画のグレイレベル中間調再生を生成するプリンタと
    を備え、そこにおいて、
    前記コントローラが、
    再生されるべき画像の画面周波数および画面角度に基づいて安定した画素位置の判断基準を定義し、かつ、前記判断基準に従って、当面の画素に安定したドットが存在するかどうかを判断する手段を有しており、そして、該当面の画素が該安定した画素位置の判断基準を満たしている位置にあると判断された場合に、該当面の画素のグレイレベル値を変更して該位置に該画素を安定化させるために該当面の画素の濃度を増加させるとともに、当面の画素の濃度を増加させることによって生じる誤差を該当面の画素の周辺の画素へ拡散するようになっている
    請求項1に記載の方法を実行する装置。
  6. 本文領域あるいは中間調領域の少なくともどちらか一方を含む原画を生成するために使用される請求項1に記載のグレイレベル画像を生成する方法であって、
    前記原画を走査してディジタル化された原画を表現する信号を生成するステップと、
    前記原画の一つの領域が本文領域あるいは中間調領域いずれかを含んでいることを決定し、かつ、前記ディジタル化された原画の画素毎に輪郭抑制を実行するステップと、
    グレイレベルプリンタを制御して、輪郭抑制が実行された後に前記ディジタル化された原画を印刷するステップと
    を更に含む方法。
  7. 本文領域あるいは中間調領域の少なくともどちらか一方を含む原画を再生する請求項1に記載の方法であって、
    前記原画を走査してディジタル化された原画を表現する信号を生成するステップであって、前記原画が或る画面周波数を持っているステップと、
    前記原画の或る領域が本文領域あるいは中間調領域のいずれかを含むことを決定し、かつ、グレイレベルプリンタを制御して、前記原画の画面周波数よりも高い画面周波数の出力画面周波数により前記ディジタル化された原画を印刷するステップと
    を含む方法。
  8. 原画を走査してディジタル化された画像を生成するステップと、
    前記ディジタル化された画像の局部構造分析を実行するステップと、
    前記局部構造分析の結果に基づいて前記ディジタル化された画像の或る領域に画面除去フィルタを選択的に適用して、中間調画面が原因で生じる前記ディジタル化された画像の特定の周波数を除去するステップと、
    前記ディジタル化された画像の領域をして前記画面除去フィルタをバイパスさせて、該バイパスされた領域が前記画面除去フィルタによってフィルタ処理されないようにするステップと、
    前記フィルタ処理された領域および前記バイパスされた領域を印刷して、前記原画の単一の統合された画像を生成するステップと
    を含んでおり、その中で、
    前記局部構造分析を実行するステップが、
    中心画素の周辺に前記ディジタル化された画像のための移動ウィンドウを設定するステップと、
    前記移動ウィンドウが低コントラストウィンドウあるいは高コントラストウィンドウであるかを決定するステップと、
    前記中心画素の周辺で前記移動ウィンドウ内に一貫した変移があるかどうかを判断するステップと、
    前記移動ウィンドウが高コントラストウィンドウであり、かつ、前記中心画素の周辺で前記移動ウィンドウに一貫した変移がない場合に、前記画面除去フィルタを前記移動ウィンドウへ適用させるステップと
    を含む原画を再生するために使用される請求項1に記載の方法。
  9. 原画を走査してディジタル化されて画像を生成するステップと、
    前記ディジタル化された画像の局部構造分析を実行するステップと、
    前記局部構造分析の結果に基づいて、前記ディジタル化された画像の一つの領域に画面除去フィルタを選択的に適用して、中間調画面が原因で生じる前記ディジタル化された画像の特定の周波数を除去するステップと、
    前記ディジタル化された画像のその他の領域をして前記画面除去フィルタをバイパスさせて、バイパスされた領域が前記画面除去フィルタによってフィルタ処理されないようにするステップと、
    フィルタ処理された領域とバイパスされた領域とを前記原画の単一の統合された画像として印刷するステップと
    を含み、その中で、
    前記画面除去フィルタにおいて、
    画像データが周波数スペクトルに変換され、一定の周波数における強度が低下させられ、かつ、修正された画像データが前記空間ドメインに変換され、そして、前記空間ドメインおよび前記周波数ドメイン間でフィードバックが実行されて反復的に一定の画面周波数を最低値にまで低下させるようになっている原画を再生するために使用される請求項1に記載の方法。
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