JP3596791B2

JP3596791B2 - Garbage processing machine

Info

Publication number: JP3596791B2
Application number: JP25750696A
Authority: JP
Inventors: 文紀木村; 貴紀加藤; 国義北川
Original assignee: パロマ工業株式会社
Priority date: 1996-09-05
Filing date: 1996-09-05
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2016-09-05
Also published as: JPH1082587A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は生ゴミ等の厨芥を乾燥状態にて処理するための厨芥処理機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、生ゴミ等の厨芥を乾燥状態にして腐敗しないようにすると共に、処理中に発生する臭い成分を脱臭処理するといった厨芥処理機が知られている。一般にこういった厨芥処理機は、生ゴミを収納する処理槽と、処理槽を機器から出し入れする際に開閉する蓋と、処理槽内の空気を加熱するためのヒータと、処理槽内の空気を攪拌するためのファンと、生ゴミから蒸発した臭い成分が混じった蒸気を高温加熱により酸化脱臭して機器外部に排出する触媒部とを備える。乾燥処理動作時には、ヒータにより処理槽内の空気を加熱し、ファンにより処理槽内の温度を均一に保つことで、生ゴミを加熱する。生ゴミは加熱されて水分を蒸発し、蒸発した蒸気や臭い成分は触媒部に流れ、高温加熱により酸化脱臭されて機器外部に排出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成において、使用者の誤使用による幾つかの問題がある。
まず、処理槽内に過剰な量の生ゴミを投入した場合である。このような場合には、ヒータからの熱が伝わりにくくなるだけではなく、ファンにより空気の対流するための容積も小さくなるため、乾燥能力が低下して十分な乾燥処理が行なえない。また、生ゴミの量がそれほど多くなくても、水分保有量が過剰に多い生ゴミを投入した場合には、乾燥させるまでに時間がかかるため、十分な乾燥処理が行なえない。
また、処理槽を機器内に収納し忘れたまま乾燥処理を開始してしまった場合には、当然乾燥処理が行なえず、また被加熱物（生ゴミ）が無い分機器内が異常過熱するため、蓋を開ける際に使用者が火傷する恐れがある。また蓋が開いたまま乾燥処理を行なってしまった場合には、臭い成分が外にもれてしまう。
また乾燥処理後に乾燥させた生ゴミを捨て忘れてしまった場合には、再び水分を含んで腐食してしまうことがある。
【０００４】
本発明の厨芥処理機は上記課題を解決し、誤使用を防ぎ、使い勝手のよい厨芥処理機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項１記載の厨芥処理機は、
生ゴミ等の厨芥を収納する処理槽と、
上記処理槽内の厨芥を加熱するための処理槽ヒータと、
上記処理槽を収納するケーシングと、
上記ケーシングから上記処理槽を出し入れするために開閉する蓋と
を備えた厨芥処理機において、
上記蓋の裏側に設けられ、上記処理槽内の厨芥と接触することで過剰な容量の厨芥が収納されていることを検出する容量オーバー検出手段と、
上記容量オーバー検出手段により過剰な容量の厨芥が収納されていることを検出している時には、上記処理槽ヒータによる加熱動作を禁止する加熱禁止手段と
を備えたことを要旨とする。
【０００６】
上記課題を解決する本発明の請求項２記載の厨芥処理機は、
生ゴミ等の厨芥を収納する処理槽と、
上記処理槽内の厨芥を加熱するための処理槽ヒータと、
上記処理槽を収納するケーシングと、
上記ケーシングから上記処理槽を出し入れするために開閉する蓋と
を備えた厨芥処理機において、
上記ケーシング内に上記処理槽が収納されているかどうかを検出する処理槽検出手段と、
上記処理槽検出手段により上記処理槽が収納されていないことを検出している時には、上記処理槽ヒータによる加熱動作を禁止する加熱禁止手段と
を備えたことを要旨とする。
【０００７】
上記課題を解決する本発明の請求項３記載の厨芥処理機は、請求項２記載の厨芥処理機において、
上記処理槽ヒータによる加熱動作を一定時間経過後に停止するタイマ運転手段と、
該タイマ運転手段による加熱動作が停止した旨を報知する報知手段とを備え、
該報知手段は上記処理槽検出手段により上記処理槽が取り外されたことを検出した時に報知動作を停止することを要旨とする。
【０００９】
上記課題を解決する本発明の請求項４記載の厨芥処理機は、
生ゴミ等の厨芥を収納する処理槽と、
上記処理槽内の厨芥を加熱するための処理槽ヒータと、
上記処理槽を収納するケーシングと、
上記ケーシングから上記処理槽を出し入れするために開閉する蓋と
を備えた厨芥処理機において、
上記処理槽の下方で該処理槽を支持し、該処理槽の重量に応じて摺動することで過剰な重量の厨芥が収納されていることを検出する重量オーバー検出手段と、
上記重量オーバー検出手段により過剰な重量の厨芥が収納されていることを検出している時には、上記処理槽ヒータによる加熱動作を禁止する加熱禁止手段と
を備えたことを要旨とする。
【００１０】
上記構成を有する本発明の請求項１記載の厨芥処理機は、蓋を開いた状態で厨芥を収納した処理槽をケーシングに収納し、蓋を閉めることにより密閉して、処理槽内の厨芥を処理槽ヒータにより加熱し、水分を蒸発させるといった乾燥処理を行なう。処理槽内に過剰な容量の厨芥が収納された状態で乾燥処理を行なうと、処理槽ヒータからの熱が伝わりにくくなり、乾燥能力が低下して処理に時間がかかるため効率が悪いが、容量オーバー検出手段を蓋の裏側に備えることにより、処理槽内に過剰な容量の厨芥が収納されている場合にはその厨芥と接触することで厨芥の容量が過剰であることを検出して、処理槽ヒータによる加熱動作を禁止するため、十分な乾燥処理が行なえないといった不具合を防ぐことができる。
【００１１】
上記構成を有する本発明の請求項２記載の厨芥処理機は、蓋を開いた状態で厨芥を収納した処理槽をケーシングに収納し、蓋を閉めることにより密閉して、処理槽内の厨芥を処理槽ヒータにより加熱し、水分を蒸発させるといった乾燥処理を行なう。また、内胴に処理槽が収納されているかどうかを検出する処理槽検出手段を備え、処理槽が収納されていない場合には処理槽ヒータによる加熱動作を禁止するため、処理槽の収納忘れを防ぐことができる。
【００１２】
上記構成を有する本発明の請求項３記載の厨芥処理機は、処理槽内の厨芥を処理槽ヒータにより加熱し、水分を蒸発させるといった乾燥処理を行ない、一定時間経過後に処理槽ヒータを停止して、乾燥処理が終了した旨を報知する。更に、処理槽検出手段により処理槽が取り外されたことを検出した時に報知動作を停止する構成として、乾燥処理した厨芥の捨て忘れを防ぐ。
【００１４】
上記構成を有する本発明の請求項４記載の厨芥処理機は、蓋を開いた状態で厨芥を収納した処理槽をケーシングに収納し、蓋を閉めることにより密閉して、処理槽内の厨芥を処理槽ヒータにより加熱し、水分を蒸発させるといった乾燥処理を行なう。処理槽内に過剰な重量の厨芥が収納された状態で乾燥処理を行なうと、水分が多いため乾燥に時間がかかるが、重量オーバー検出手段を処理槽の下方に備え、処理槽内に過剰な重量の厨芥が収納されている場合にはその重力により摺動して厨芥の重量が過剰であることを検出して、処理槽ヒータによる加熱動作を禁止するため、十分な乾燥処理が行なえないといった不具合を防ぐことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の厨芥処理機の好適な実施例について説明する。
図１は本発明の第１実施例としての厨芥処理機の概略構成図である。この厨芥処理機は大別して、生ゴミを収納する釜形状の処理槽１０と、円筒空間に処理槽１０を収納する内胴２０と、内胴２０上部で外気を遮断する蓋部３０と、蓋部３０の下部に設けられるファン部４０と、処理槽１０を下方から加熱するヒータ部６０と、排気を加熱する触媒部８０とからなる。
【００１６】
処理槽１０は、内胴２０から着脱自由に設けられ、着脱の際に必要な取っ手１１を備える。また、処理槽底面１０ａはほぼ平らの形状をしている。
また、図２に示すように、処理槽側面１０ｂと内胴２０との間には隙間２１が形成され、処理槽１０内の生ゴミから発生した蒸気や臭いの成分は、内胴２０と処理槽底面１０ａとの間に形成されるヒータ室２２へ流れる。また内胴２０の外周には内胴２０内の熱が外部に逃げることを防ぐための断熱材２３が設けられる。
【００１７】
蓋部３０は、蓋３１と、蓋３１を回動可能に支持するヒンジ部３２と、蓋３１を閉位置で係合保持するキャッチャー部３３から構成される。蓋３１には外気を取り込むための外気通気口３４が設けられる。また、ヒンジ部３２には蓋３１が閉まることでＯＮする蓋スイッチ３５が設けられる。
尚、蓋スイッチ３５は、ヒンジ部３２ではなくキャッチャー部３３に設けてもよい。
【００１８】
蓋３１が開いたまま乾燥処理されると、悪臭がもれるだけでなくファン４８の回転により指を切るといった恐れがある。このような問題を解決するため、蓋スイッチ３５がＯＦＦしている場合、つまり蓋３１が開いた状態である場合には、運転開始操作がなされても処理槽ヒータ６１やファンモータ４７等の負荷に通電されない構成としている。
【００１９】
ファン部４０は、図３に示すように、蓋３１の内側に溶接される蓋軸４１と、蓋軸４１に六角ボルト４２で締め付け固定されるファンケース取付板４３と、ファンケース取付板４３にビス止め固定される円筒形のファンケース４４と、ファンケース４４内に溶接される仕切板４５と、スペーサ４６で仕切板４５に固定されるファンモータ４７と、ファンモータ４７の駆動により回転して送風するファン４８と、ファンケース４４の下部に締め付け固定される円板形のファンカバー４９とからなる。このように蓋３１の内側に蓋軸４１を溶接してファン部４０をぶら下げる構造とすることで、蓋３１の表面にビス頭が出ることがなく、蓋３１の美観を損なわない。
【００２０】
ファン４８は、円板をＬ字状に部分的に切りおこして複数の羽根部４８ａを形成する。このようなファン４８は、回転することで中心部から空気を吸込み、円周方向へ放出する。更に、円板中心部の負圧帯をより確実につくるため、図４に示すように、２つのファン４８，４８を背中合わせにし、切り欠き部が隠れるように一体形成したものを用いれば、円板の両面に形成された羽根部４８ａにより、両面からより多くの空気を吸込むことができる。
【００２１】
ファンカバー４９は、図５に示すように、中心附近には処理槽１０内の空気を吸込むための複数の吸込口４９ａが設けられ、その外周にはファン４８からの空気を処理槽１０内に噴出するための複数の噴出口４９ｂが設けられる。またファンカバー４９の下部には、図６に示すように、処理槽１０から吸込口４９ａへ流れる空気と噴出口４９ｂから処理槽１０へ流れる空気とを区画する円筒形のガイド壁５０が設けられる。このようなガイド壁５０を設けることにより、乱流を防いで処理槽１０内の対流効率を上げる。またファンケース４４側面には、図７に示すように、ファン４８の回転方向に沿って外方向に切りおこした整流板４４ｂと、ファン４８からの空気を噴出するための噴出口４４ａとを形成する。このように整流板４４ｂをファン４８の回転方向に沿って切りおこすことにより、ファン４８からの空気がスムーズに噴出され、対流効率を上げることができる。
尚、ファンケース４４側面の噴出口４４ａは、ファン４８の回転方向に沿って内方向に切りおこした形状であってもよい。
【００２２】
また、ファンケース４４内には、図８に示すように、ファンカバー４９を貫通して摺動可能に設けられるスピンドル５１と、スピンドル５１が上方向に押されることでＯＦＦする容量オーバースイッチ５２とが設けられる。生ゴミが山盛りに入っている場合には、蓋３１を閉める際に生ゴミによりスピンドル５１が上方向に押され、それにより容量オーバースイッチ５２がＯＦＦする。
尚、スピンドル５１の代りにガイド壁５０を上下に摺動可能に設け、ガイド壁５０が上方向に押された場合に容量オーバースイッチ５２がＯＦＦするような構成にしてもよい。
【００２３】
処理槽１０内に多量の生ゴミが投入されると、処理槽ヒータ６１からの熱が伝わりにくくなり、また空気の対流するための容積が小さくなり、乾燥能力が低下して処理に時間がかかるため、非常に効率が悪い。また、ファンカバー４９やファンケース４４に生ゴミが直接触れてファン詰まりを起こすといった恐れもある。このような問題を解決するため、容量オーバースイッチ５２がＯＦＦしている場合、つまり処理槽１０内の多量の生ゴミによりスピンドル５１が上方に押されている場合には、運転開始操作がなされても処理槽ヒータ６１やファンモータ４７等の負荷に通電されない構成としている。
【００２４】
ヒータ部６０は、断面が円形のチューブ状で処理槽を電気的に加熱する処理槽ヒータ６１と、Ｌ字形の板に切り欠き部６２ａを形成し処理槽ヒータ６１をその切り欠き部６２ａにより下部から線接触で支持するヒータ支え板６２と、処理槽１０の熱を集める集熱キャップ６３と、集熱キャップ６３の内側に設けられるサーモスイッチ６４と、集熱キャップ６３及びサーモスイッチ６４を上方向に押すばね６５と、集熱キャップ６３に連動してＯＮ／ＯＦＦする処理槽スイッチ６６とからなる。
【００２５】
サーモスイッチ６４は、処理槽１０の底面温度によりＯＮ／ＯＦＦし、それに連動して処理槽ヒータ６１をＯＮ／ＯＦＦすることで、処理槽１０内の温度を１２０℃前後に保つ。
【００２６】
集熱キャップ６３は、図９に示すように上下に摺動可能に設けられ、処理槽１０がセットされていない場合にはばね６５により上方向に押され、処理槽スイッチ６６がＯＦＦする。処理槽１０がセットされるとその重力で下方向に押され、処理槽スイッチ６６がＯＮする。
【００２７】
処理槽１０が内胴２０にセットされていないにもかかわらず、乾燥処理を開始するといった誤動作を行なうと、生ゴミを乾燥処理できないだけでなく、加熱媒体が無い分内胴２０内が異常過熱し、蓋３１を開ける時に火傷をする恐れがある。また、処理槽１０がセットされてはいるものの、その位置がずれている場合には、処理槽ヒータ６１の熱が処理槽１０に確実に伝わらず、加熱効率が悪くなる。このような問題を解決するため、処理槽スイッチ６６がＯＦＦしている場合、つまり処理槽１０が正しく載置されていない場合には、運転開始操作がなされても処理槽ヒータ６１やファンモータ４７等の負荷に通電されない構成としている。
【００２８】
処理槽ヒータ６１はヒータ支え板６２と線接触しているため、処理槽ヒータ６１からヒータ支え板６２への伝熱量を少なくでき、またヒータ支え板６２が処理槽ヒータ６１より低い形状で処理槽１０をヒータに直接載置するといった構造により、処理槽１０への熱効率を良くしている。
尚、処理槽ヒータ６１は断面が例えば逆三角形のものを用いれば、処理槽ヒータ６１と処理槽１０との接触面積が広くなり、熱効率が良くなる。また、処理槽底面１０ａに処理槽ヒータ６１と嵌合するような凹部を設けることで、接触面積を広くしてもよい。
【００２９】
また、処理槽ヒータ６１と内胴２０とは、処理槽ヒータ６１中に詰める絶縁体ＭｇＯの栓としてのガイシ部６１ａでゴムブッシュ６７によりシールされる。更にヒータ支え板６２は、図１０に示すように、その下部に処理槽１０の重量に応じて僅かに摺動可能な摺動部７０が設けられる。摺動部７０は、ヒータ支え板６２を上方向に押すばね７１と、処理槽１０の重量に応じた重力とばね７１の弾性力とがつりあう位置に動くスピンドル７２と、所定値以上の重量によりスピンドル７２が下方向に押された場合にＯＦＦする重量スイッチ７３とからなる。
【００３０】
処理槽１０内のゴミの量が多くない場合にも、その水分保有量が大きい場合には、蒸発して乾燥するまでに時間がかかるが、こういった場合には前述した容量オーバースイッチ５２では検出できない。このような問題を解決するため、重量スイッチ７３がＯＦＦしている場合、つまり処理槽１０内の生ゴミの重量が所定値以上である場合には、運転開始操作がなされても処理槽ヒータ６１やファンモータ４７等の負荷に通電されない構成としている。
【００３１】
触媒部８０は、図１１に示すように、円柱状の触媒ヒータ８１と、触媒ヒータ８１の中間部を除いた外周に設けられるカラー８２と、触媒ヒータ８１の中間部外周に設けられる触媒８３と、触媒８３の外周に設けられる断熱材８４と、ヒータ室２２から触媒部８０への蒸気及び臭い成分の流路となる蒸気吸込パイプ８５と、触媒ヒータ８１と同軸に設けられ蒸気及び臭い成分を触媒８３を通して流す流路となる筒８６と、筒８６の上下に設けられる蓋板８７と、筒８６の外周に設けられる断熱材８８と、蒸気の出口となる蒸気逃しパイプ８９とからなる。
【００３２】
蒸気吸込パイプ８５は、金属（例えばステンレス、真鍮）製パイプの様な熱伝導の良いもので形成され、その両端は処理槽ヒータ６１と触媒ヒータ８１との近傍にそれぞれ設けられる。また、図１２に示すように、内胴２０と触媒部８０とを近くに設けることで、蒸気吸込パイプ８５の長さを短くしている。そのため、両ヒータ６１，８１の作動時にはそれらからの伝熱により露点温度以上に保たれる。
【００３３】
触媒８３は触媒ヒータ８１によって加熱され、下部から流れてくる蒸気及び臭い成分を加熱して酸化脱臭する。下部から上部に流すことで、ドラフト力を利用し触媒部８０を通過させ酸化脱臭を行なう。
【００３４】
カラー８２は触媒８３の位置決めをすると共に、触媒ヒータ８１の熱が触媒８３以外を直接加熱するのを防ぐ。
【００３５】
蒸気逃しパイプ８９は、図１３に示すように、酸化脱臭した蒸気を器具外に排出する。蒸気逃しパイプ８９は先端が水平より下方に傾いた形状となっている。また、蒸気逃しパイプ８９の外側には蒸気蓋９０が設けられる。
【００３６】
次に、この厨芥処理機の動作について説明する。図１４は、この厨芥処理機の動作を表すフローチャートである。また、図１５は結線図で、タイマスイッチ９２，処理槽スイッチ６６，蓋スイッチ３５，容量オーバースイッチ５２，重量スイッチ７３がそれぞれ直列に接続され、全てがＯＮした時にのみ運転ランプ９３等の負荷に通電されるようになっている。尚、処理槽ヒータ６１と触媒ヒータ８１との近傍には温度ヒューズ９４，９５をそれぞれ備え、異常過熱時には溶断してそれぞれのヒータ６１，８１への通電を遮断する構成としている。
【００３７】
ＯＮ／ＯＦＦ連動のタイマスイッチ９２で処理時間がセットされると（Ｓ１）、同時に運転ランプ９３を点灯し、処理槽ヒータ６１と触媒ヒータ８１とに通電して発熱させる。また、ファンモータ４７に通電してファン４８を回転させ（Ｓ２）、処理槽１０内の空気を対流させて攪拌し温度を均一にする。また、ファン４８の回転によりファン４８と仕切板４５との間に負圧帯が形成されると、蓋３１に設けられる外気通気口３４からファンモータ４７を介して仕切板４５の中央部穴から負圧帯に外気が供給される。このようにファンモータ４７を介して外気を取入れることで、触媒部８０での酸化反応を良くすると共に、ファンモータ４７の冷却を行なう。また、ファン４８で負圧帯をつくることにより外気を取入れているため、処理槽１０側からファンモータ４７側には空気が流れず、臭い成分が外に出ることを防ぐことができ、またファンモータ４７の腐食を防止して耐久性を良くすることができる。
【００３８】
処理槽１０は発熱した処理槽ヒータ６１から直接加熱され、処理槽１０内の生ゴミを加熱する。この時、処理槽１０内の温度が１２０℃前後となるように処理槽底面１０ａに接触したサーモスイッチ６４がＯＮ／ＯＦＦを繰り返す。ここで、処理槽１０内の温度を１２０℃前後に保つのは、生ゴミの水分を蒸発させると共に、ビニール類から有毒ガスが発生することを防ぐためである。しかし、このように１２０℃前後の温度で乾燥処理するため、魚等といった油分の多い生ゴミを乾燥処理した場合には、処理槽底面１０ａに油分が溜まり、こびりついて取りづらくなるといった不便がある。このような問題を解決するため、油分の多い生ゴミを投入する際には処理槽底面１０ａに油吸取り紙を敷く。本実施例では処理槽底面１０ａをほぼ平らの形状としていることにより、油吸取り紙を容易に敷くことができ、乾燥処理終了後にゴミを出す時にも、ゴミが処理槽１０にくっつく事なく清潔に捨てることができる。このような油吸取り紙として、厚手のろ紙や画紙を用いると、油を吸収しやすい。
【００３９】
乾燥処理が継続されると、処理槽１０内の温度により生ゴミに含まれる水分が蒸発しはじめると共に、生ゴミの臭い成分も発生する。内胴２０内の圧力が蒸気圧により高まり、またファン４８により外気が取り込まれるため、膨張した蒸気分は処理槽１０と内胴２０との間に形成される隙間２１を通ってヒータ室２２に流れる。
【００４０】
生ゴミから発生した蒸気が冷えて結露すると、結露水に溶けやすい臭い成分が溶け込んでしまい十分な脱臭ができないといった問題があるが、処理槽１０内からヒータ室に流れてきた蒸気や臭い成分を処理槽ヒータ６１により再加熱するため、発生した蒸気を結露しない温度に保つことができる。更に、ヒータ室２２から触媒部８０への蒸気の流路である蒸気吸込パイプ８５が、処理槽ヒータ６１と触媒ヒータ８１とからの伝熱により露点温度以上に保たれるため、触媒部８０に送られる途中で蒸気が結露するといったことを防ぐことができる。
【００４１】
このように処理槽ヒータ６１で蒸気と臭い成分とを直接加熱する構造により、処理槽ヒータ６１周辺に臭い成分が滞留するため、内胴２０内の臭いが外に漏れないようにシールする必要がある。内胴２０に処理槽ヒータ６１を通す穴をゴムブッシュ６７でシールする場合、処理槽ヒータ６１が発熱するため金属部でのシールは温度が上がりゴムブッシュ６７の耐熱が問題となるが、ガイシ部６１ａをシールするといった構成により、処理槽ヒータ６１のシールを行なうことができる。
【００４２】
蒸気吸込パイプ８５を通った蒸気及び臭い成分は、触媒ヒータ８１により加熱された触媒８３の下部から上部に流れ、ドラフト力を利用し触媒８３を通過することで酸化脱臭が行なわれる。
【００４３】
脱臭された蒸気は、蒸気逃しパイプ８９から排出された後、蒸気蓋９０で拡散される。蒸気逃しパイプ８９からの排出時には外気温により蒸気が結露する。この結露水が触媒８３に入ると、ヒートショックにより触媒８３の耐久性が悪くなる。また、雨が侵入しても同様の事が起こるが、蒸気逃しパイプ８９の先端を水平方向より下方に傾けた形状により、結露水が触媒８３に流れ込むことを防ぐと共に、雨が侵入することを防いでいる。また、蒸気逃しパイプ８９は高温となっており、また排出される蒸気も高温となっているため火傷の危険があるが、蒸気蓋９０を備えることにより使用者が排出される蒸気や蒸気逃しパイプ８９に直接触れない様にすると共に、蒸気逃しパイプ８９に雨等が入ることを防いでいる。
【００４４】
セットした処理時間に達すると（Ｓ３）、処理槽ヒータ６１、触媒ヒータ８１、ファンモータ４７、運転ランプをＯＦＦにし（Ｓ４）、一定時間ブザーを鳴らし処理が完了した旨を報知する。
【００４５】
以上説明したように、第１実施例の厨芥処理機によれば、以下の様な効果を生ずる。
１．処理槽１０の底面１０ａがほぼ平らの形状をしているため、油分の多い生ゴミを乾燥処理する場合にも、油吸取り紙を容易に敷くことができ、乾燥処理後にゴミを出す時にも、ゴミが処理槽１０にくっつく事なく清潔に捨てることができるため使い勝手がよい。
２．処理槽１０内からヒータ室２２に流れてきた蒸気や臭い成分を処理槽ヒータ６１により再加熱することで、発生した蒸気を結露しない温度に保つことができ、更に蒸気吸込パイプ８５が露点温度以上に保たれる事により、触媒部８０に送られる途中でも蒸気の結露を防ぐことができるため、脱臭性能がよい。
３．蓋３１が開いている時には乾燥処理を行なわないことにより、悪臭のもれを防ぐと共に、ファン４８で指を切るといったことを防ぐことができるため安全である。
４．蓋３１の裏側に蓋軸４１を溶接してファン部４０をぶら下げる構造とすることで、蓋３１の表面にビス頭が出ることがなく、蓋３１の美観を損なわない。
５．ファンカバー４９の下部にガイド壁５０を設けることにより、対流効率が良くなり乾燥性能が向上する。
６．ファンケース４４側面の噴出口４４ａにファン４８の回転方向に沿って外方向に切りおこした整流板４４ｂが形成されることにより、対流効率が良くなり乾燥性能が向上する。
７．処理槽１０内に過剰な容量の生ゴミが収納された状態では乾燥処理を禁止することにより、乾燥能力が低下して十分な乾燥処理が行なえないといったことを防ぐことができるため使い勝手が良い。
８．処理槽１０内の温度を１２０℃前後に保つことで、有毒ガスの発生を抑えつつ、水分を蒸発させることができる。
９．処理槽１０がセットされていない場合には乾燥処理を行なわないことにより、処理槽１０のセット忘れを防止することができるため安全性が高い。
１０．処理槽ヒータ６１がヒータ支え板６２により線接触で支持され、さらに処理槽１０と直接接触していることにより、処理槽ヒータ６１の熱を効率良く処理槽１０に伝えることができる。
１１．処理槽ヒータ６１と内胴２０とを処理槽ヒータ６１のガイシ部６１ａでシールすることにより、内胴２０からの臭いもれを防ぐことができる。
１２．処理槽１０内に過剰な重量の生ゴミが収納された状態では乾燥処理を禁止することにより、十分な乾燥処理が行なえないといったことを防ぐことができるため使い勝手が良い。
１３．蒸気逃しパイプ８９の先端を水平方向より下方に傾けた形状としたことにより、結露水や雨等が触媒８３に入り込むことを防ぐことができるため、耐久性が良くなる。
１４．ファン４８により処理槽１０内の空気を攪拌すると共に、外気を取り込むため、触媒８３での酸化反応が良くなり、また外気をファンモータ４７を介して取り込むことで、ファンモータ４７を冷却することができる。
１５．ファン４８で負圧帯をつくることにより外気を取入れているため、処理槽１０側からファンモータ４７側には空気が流れず、臭い成分が外に出ることを防ぐことができ、またファンモータ４７の腐食を防止して耐久性を良くすることができる。
１６．蒸気蓋９０を備えることにより、使用者が蒸気逃しパイプ８９や排出蒸気に直接触れないようにすることができるため安全であり、また蒸気逃しパイプ８９に雨等が入ることを防ぐことができるため耐久性が良くなる。
１７．乾燥処理終了後には報知を行なうため使い勝手が良い。
【００４６】
次に、第２実施例としてマイコン制御を用いた厨芥処理について説明する。基本的な構成は第１実施例と同一であるが、制御処理が異なる点と、サーモスイッチ６４を用いずに処理槽１０の底面温度を検出する処理槽サーミスタ９８を備える点と、触媒８３の温度を検出する触媒サーミスタ９９を備える点とで異なる。また、結線図は図１６のようになる。その他の構成及び重複する動作については同一符号を付してその説明を省略する。
【００４７】
次に、この厨芥処理機の動作について説明する。図１７は、この厨芥処理機の動作を表すフローチャートである。
図示しないタイマスイッチにより処理時間が設定され（Ｓ１）、運転スイッチ９６がＯＮされると（Ｓ２）、処理槽スイッチ６６、蓋スイッチ３５、容量オーバースイッチ５２、重量スイッチ７３により、乾燥処理を開始できる状態かどうかをチェックする（Ｓ３，Ｓ４，Ｓ５，Ｓ６）。いずれか１つでもＯＦＦしている場合には異常報知し（Ｓ７）、乾燥処理を行なわない。全てがＯＮしており、乾燥処理を開始できる状態であれば、運転ランプ９３を点灯し（Ｓ８）、触媒ヒータ８１に通電して発熱させる（Ｓ９）。触媒サーミスタ９９により触媒温度が所定の温度に達したことを検出すると（Ｓ１０：ＹＥＳ）、ファンモータ４７に通電してファン４８を回転させると共に（Ｓ１１）、処理槽ヒータ６１に通電して発熱させ（Ｓ１２）、同時にタイマーをスタートさせる（Ｓ１３）。
【００４８】
乾燥処理中は、処理槽サーミスタ９８により処理槽１０の底面温度を検出し、処理槽１０内の温度が１２０℃前後となるように処理槽ヒータ６１をＯＮ，ＯＦＦ制御する。また、乾燥処理中に蓋スイッチ３５がＯＦＦした場合（Ｓ１４：ＮＯ）、つまり蓋３１が開けられた場合には、処理槽ヒータ６１，触媒ヒータ８１，ファンモータ４７をそれぞれＯＦＦして乾燥処理を中止し（Ｓ１５）、異常報知する（Ｓ１６）。
【００４９】
設定した処理時間に達すると、処理槽ヒータ６１，触媒ヒータ８１，ファンモータ４７をそれぞれＯＦＦして（Ｓ１８，Ｓ１９，Ｓ２０）、冷却タイマをスタートさせる（Ｓ２１）。冷却タイマによる所定時間が経過した後（Ｓ２２：ＹＥＳ）、運転ランプ９３をＯＦＦにし（Ｓ２３）、ブザーを一定時間鳴らし処理が完了した旨を報知する（Ｓ２４）。ここで、乾燥処理終了後の処理槽１０内のゴミの取り出し忘れを防止するため、処理槽１０を取り出す動作をすることにより処理槽スイッチ６６がＯＦＦするまでランプを点滅させ報知する（Ｓ２５）。処理槽スイッチ６６がＯＦＦしたことを検出すると（Ｓ２６：ＹＥＳ）、ランプの点滅による報知を停止する（Ｓ２７）。
【００５０】
以上説明したように、第２実施例の厨芥処理機によれば、触媒ヒータ８１の温度が所定値以上となった後に処理槽１０での乾燥処理を開始するため、触媒ヒータ８１の温度が十分上昇していない事により臭い成分が脱臭されずにそのまま排出されるといった不具合を防ぐことができる。また乾燥処理が終了して、処理槽内の温度が下がった後報知するため、ゴミを取り出す際に使用者が火傷するといったことを防ぐことができるため安全である。更に、処理槽スイッチ６６がＯＦＦするまで報知し続けることにより、ゴミの取り出し忘れを防止することができるため使い勝手が良い。
【００５１】
尚、第２実施例では、乾燥処理終了後には全負荷をＯＦＦして冷却を行なったが、処理槽ヒータ６１をＯＦＦし、ファン４８と触媒ヒータ８１とはＯＮしたままで、脱臭動作をしつつ処理槽１０を冷却してもよい。また、触媒サーミスタ９９により所定の温度に達した後に処理槽ヒータ６１による乾燥処理を行なったが、触媒ヒータ８１の加熱動作開始から所定時間経過後に乾燥処理を行なうようにしてもよい。
【００５２】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えばヒータは電気ヒータに限らず、ガス燃焼で加熱する形式のものでもよい。
【００５３】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項１記載の厨芥処理機によれば、処理槽内に過剰な容量の厨芥が収納された状態では処理槽ヒータによる加熱動作を禁止することで、乾燥能力が低下して十分な乾燥処理が行なえないといったことを防ぐことができるため使い勝手がよい。
【００５４】
更に、本発明の請求項２記載の厨芥処理機によれば、内胴に処理槽が収納されていない場合には処理槽ヒータによる加熱動作を禁止することで、処理槽の収納忘れを防ぐことができるため使い勝手がよい。
【００５５】
更に、本発明の請求項３記載の厨芥処理機によれば、乾燥処理終了後に報知し、処理槽が取り外されたことを検出した時に報知動作を停止する構成とすることで、乾燥処理した厨芥の捨て忘れを防ぐことができるため使い勝手がよい。
【００５７】
更に、本発明の請求項４記載の厨芥処理機によれば、処理槽内に過剰な重量の厨芥が収納された状態では処理槽ヒータによる加熱動作を禁止することで、十分な乾燥処理が行なえないといったことを防ぐことができるため使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例としての厨芥処理機の概略構成図である。
【図２】処理槽と内胴との位置関係を示す概略図である。
【図３】ファン部の構成部品を示す概略図である。
【図４】背中合わせのファンの概略図である。
【図５】ファンカバーの概略図である。
【図６】ガイド壁を示す概略図である。
【図７】ファンケースの断面図である。
【図８】容量オーバースイッチを示す概略図である。
【図９】処理槽スイッチを示す概略図である。
【図１０】重量スイッチを示す概略図である。
【図１１】触媒部の断面図である。
【図１２】触媒部と内胴との位置関係を示す概略図である。
【図１３】厨芥処理機の外観図である。
【図１４】第１実施例の厨芥処理機の動作を表すフローチャートである。
【図１５】第１実施例の厨芥処理機の結線図である。
【図１６】第２実施例の厨芥処理機の結線図である。
【図１７】第２実施例の厨芥処理機の動作を表すフローチャートである。
【図１８】第２実施例の厨芥処理機の動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
１０…処理槽、２０…内胴、３０…蓋部、３４…外気通気口、
４０…ファン部、４４…ファンケース、４８…ファン、
４９…ファンカバー、６０…ヒータ部、６１…処理槽ヒータ、
６２…ヒータ支え板、８０…触媒部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a garbage disposer for treating garbage such as garbage in a dry state.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a garbage disposer in which garbage such as garbage is kept in a dry state so as not to rot, and odor components generated during treatment are deodorized. Generally, such kitchen waste treatment machines include a processing tank for storing garbage, a lid that opens and closes when the processing tank is taken in and out of the equipment, a heater for heating the air in the processing tank, and an air in the processing tank. And a catalyst section for oxidizing and deodorizing the steam mixed with the odor component evaporated from the garbage by heating at a high temperature and discharging the vapor to the outside of the apparatus. During the drying operation, the garbage is heated by heating the air in the processing tank with a heater and keeping the temperature in the processing tank uniform with a fan. The garbage is heated to evaporate the water, and the evaporated vapor and odor components flow to the catalyst section, and are oxidized and deodorized by high-temperature heating and discharged outside the apparatus.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a configuration, there are some problems due to user misuse.
First, there is a case where an excessive amount of garbage is thrown into the processing tank. In such a case, not only the heat from the heater is hardly transmitted, but also the volume for convection of the air by the fan is reduced, so that the drying capacity is reduced and a sufficient drying process cannot be performed. Further, even if the amount of garbage is not so large, when garbage having an excessively large amount of water is introduced, it takes a long time to dry the garbage, so that a sufficient drying process cannot be performed.
Also, if the drying process is started with the processing tank forgotten to be stored in the device, the drying process cannot be performed naturally, and the device will overheat abnormally because there is no object to be heated (garbage). The user may get burned when opening the lid. In addition, if the drying process is performed with the lid open, the odor component will escape.
Also, if the garbage that has been dried after the drying treatment is forgotten to be discarded, the garbage may again contain moisture and corrode.
[0004]
It is an object of the present invention to solve the above-mentioned problems, to prevent erroneous use, and to provide a user-friendly garbage disposal machine.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The garbage processing machine according to claim 1 of the present invention that solves the above problems,
A treatment tank for storing kitchen waste such as garbage,
A treatment tank heater for heating the garbage in the treatment tank,
A casing containing the processing tank,
A lid that opens and closes to put the processing tank in and out of the casing
Garbage processing machine equipped with
Provided on the back side of the lid, capacity over detecting means for detecting that an excessive volume of garbage is stored by contacting the garbage in the processing tank,
Heating prohibition means for prohibiting the heating operation by the processing tank heater when the excess capacity detection means detects that an excessive volume of garbage is stored;
The gist is that it is provided.
[0006]
The kitchen waste disposal machine according to claim 2 of the present invention that solves the above problems,
A treatment tank for storing kitchen waste such as garbage,
A treatment tank heater for heating the garbage in the treatment tank,
A casing containing the processing tank,
A lid that opens and closes to put the processing tank in and out of the casing
Garbage processing machine equipped with
Processing tank detection means for detecting whether the processing tank is stored in the casing,
When the processing tank detecting means detects that the processing tank is not housed, a heating inhibiting means for inhibiting the heating operation by the processing tank heater.
The gist is that it is provided.
[0007]
The garbage processing machine according to claim 3 of the present invention that solves the above-mentioned problem is the kitchen garbage processing machine according to claim 2,
Timer operation means for stopping the heating operation by the processing tank heater after a lapse of a predetermined time;
Notifying means for notifying that the heating operation by the timer operating means has stopped,
The gist of the notification means is to stop the notification operation when the processing tank detection means detects that the processing tank has been removed.
[0009]
Claims of the present invention that solve the above problems 4 The described garbage processing machine is
A treatment tank for storing kitchen waste such as garbage,
A treatment tank heater for heating the garbage in the treatment tank,
A casing containing the processing tank,
A lid that opens and closes to put the processing tank in and out of the casing
Garbage processing machine equipped with
An over-weight detecting means for supporting the processing tank below the processing tank, and detecting that excessively heavy garbage is stored by sliding according to the weight of the processing tank,
A heating prohibiting unit for prohibiting a heating operation by the processing tank heater when the excess weight detecting unit detects that an excessively heavy kitchen waste is stored;
The gist is that it is provided.
[0010]
The garbage processing machine according to claim 1 of the present invention having the above-described configuration, stores the processing tank storing the garbage in a casing with the lid open, seals the lid by closing the lid, and removes the garbage in the processing tank. Drying such as evaporation of water is performed by heating with a processing tank heater. If the drying process is performed in a state where excessive volume of garbage is stored in the processing tank, the heat from the processing tank heater will not be easily transmitted, and the drying capacity will decrease and the processing will take time. By providing an over-detection means on the back side of the lid, if excess garbage is stored in the processing tank, it contacts the garbage to detect that the garbage is in excess, Since the heating operation by the bath heater is prohibited, it is possible to prevent a problem that a sufficient drying process cannot be performed.
[0011]
The garbage processing machine according to claim 2 of the present invention having the above-described configuration, the processing tub storing the garbage is stored in a casing with the lid open, and the lid is closed to seal the garbage. Drying such as evaporation of water is performed by heating with a processing tank heater. In addition, a processing tank detecting means for detecting whether or not the processing tank is stored in the inner body is provided. If the processing tank is not stored, the heating operation by the processing tank heater is prohibited. Can be prevented.
[0012]
The garbage processing machine according to claim 3 of the present invention having the above-described configuration performs a drying process in which the garbage in the processing tank is heated by the processing tank heater to evaporate water, and after a predetermined time elapses, the processing tank heater is stopped. To notify that the drying process has been completed. Further, the notification operation is stopped when the processing tank detecting means detects that the processing tank has been removed, thereby preventing forgetting to throw away the dried garbage.
[0014]
Claims of the present invention having the above configuration 4 The garbage processing machine described above stores the processing tub containing the garbage in a casing with the lid open, closes the lid to close it, and heats the garbage in the processing tub by the processing tank heater to evaporate the water. A drying process such as drying is performed. If the drying process is performed in a state where excessive weight of garbage is stored in the processing tank, drying takes a long time due to the large amount of water. When heavy garbage is stored, it slides due to its gravity and detects that the garbage is excessively heavy, so that the heating operation by the treatment tank heater is prohibited, so that sufficient drying treatment cannot be performed. Failure can be prevented.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In order to further clarify the configuration and operation of the present invention described above, a preferred embodiment of the kitchen waste disposal machine of the present invention will be described below.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a kitchen waste disposal machine as a first embodiment of the present invention. This garbage processing machine is roughly divided into a pot-shaped processing tank 10 for storing raw garbage, an inner shell 20 for storing the processing tank 10 in a cylindrical space, a lid 30 for shutting off outside air above the inner shell 20, and a lid. It comprises a fan section 40 provided below the section 30, a heater section 60 for heating the processing tank 10 from below, and a catalyst section 80 for heating the exhaust gas.
[0016]
The processing tank 10 is provided so as to be freely attached to and detached from the inner body 20, and has a handle 11 necessary for attachment and detachment. The processing tank bottom surface 10a has a substantially flat shape.
As shown in FIG. 2, a gap 21 is formed between the processing tank side surface 10 b and the inner body 20, and the components of steam and odor generated from the garbage in the processing tank 10 are separated from the inner body 20 by the processing. It flows to the heater room 22 formed between the tank bottom surface 10a. A heat insulating material 23 is provided on the outer periphery of the inner body 20 to prevent heat in the inner body 20 from escaping to the outside.
[0017]
The lid 30 includes a lid 31, a hinge 32 for rotatably supporting the lid 31, and a catcher 33 for engaging and holding the lid 31 in the closed position. The lid 31 is provided with an outside air vent 34 for taking in outside air. Further, the hinge section 32 is provided with a lid switch 35 that is turned on when the lid 31 is closed.
Note that the lid switch 35 may be provided on the catcher section 33 instead of the hinge section 32.
[0018]
If the drying process is performed while the lid 31 is open, not only a bad smell is leaked but also a finger may be cut due to the rotation of the fan 48. In order to solve such a problem, when the lid switch 35 is turned off, that is, when the lid 31 is in an open state, the load of the processing tank heater 61 and the fan motor 47 and the like even when the operation start operation is performed. Is not energized.
[0019]
As shown in FIG. 3, the fan part 40 includes a lid shaft 41 welded to the inside of the lid 31, a fan case mounting plate 43 fastened to the lid shaft 41 with a hexagonal bolt 42, and a fan case mounting plate 43. A cylindrical fan case 44 fixed by screws, a partition plate 45 welded in the fan case 44, a fan motor 47 fixed to the partition plate 45 by a spacer 46, and a fan motor 47 rotated by driving the fan motor 47. It comprises a fan 48 for blowing air and a disk-shaped fan cover 49 which is fastened and fixed to a lower portion of the fan case 44. In this manner, the lid shaft 41 is welded to the inside of the lid 31 so as to hang the fan portion 40, so that the screw head does not appear on the surface of the lid 31 and the aesthetic appearance of the lid 31 is not spoiled.
[0020]
The fan 48 partially cuts and raises the disk into an L shape to form a plurality of blades 48a. By rotating such a fan 48, air is sucked in from the center and is discharged in the circumferential direction. Further, in order to form the negative pressure zone at the center of the disk more reliably, as shown in FIG. 4, if the two fans 48, 48 are back-to-back and integrally formed so as to hide the notch, a circle can be formed. The blade portions 48a formed on both sides of the plate allow more air to be sucked from both sides.
[0021]
As shown in FIG. 5, the fan cover 49 is provided with a plurality of suction ports 49 a near the center for sucking air in the processing tank 10, and on the outer circumference thereof, air from the fan 48 is introduced into the processing tank 10. A plurality of ejection ports 49b for ejection are provided. As shown in FIG. 6, a cylindrical guide wall 50 is provided below the fan cover 49 to separate the air flowing from the processing tank 10 to the suction port 49a and the air flowing from the ejection port 49b to the processing tank 10. . By providing such a guide wall 50, turbulence is prevented and convection efficiency in the processing tank 10 is increased. Also, as shown in FIG. 7, on the side surface of the fan case 44, a rectifying plate 44b cut outwardly in the rotation direction of the fan 48 and a jet port 44a for jetting air from the fan 48 are formed. I do. By cutting and straightening the current plate 44b along the rotation direction of the fan 48, the air from the fan 48 is blown out smoothly and the convection efficiency can be increased.
Note that the ejection port 44a on the side surface of the fan case 44 may have a shape cut and raised inward along the rotation direction of the fan 48.
[0022]
As shown in FIG. 8, the fan case 44 includes a spindle 51 provided slidably through the fan cover 49 and a capacity over switch 52 which is turned off when the spindle 51 is pushed upward. Is provided. When the garbage is on the heap, when the lid 31 is closed, the garbage pushes the spindle 51 upward, whereby the capacity over switch 52 is turned off.
The guide wall 50 may be provided so as to be slidable up and down instead of the spindle 51, and the capacity over switch 52 may be turned off when the guide wall 50 is pushed upward.
[0023]
When a large amount of garbage is put into the processing tank 10, the heat from the processing tank heater 61 becomes difficult to be transmitted, and the volume for convection of the air becomes small, so that the drying capacity is reduced and the processing takes time. So very inefficient. Further, there is a possibility that garbage directly touches the fan cover 49 and the fan case 44 to cause a fan clogging. In order to solve such a problem, when the capacity over switch 52 is OFF, that is, when the spindle 51 is pushed upward by a large amount of garbage in the processing tank 10, the operation start operation is performed. Also, the configuration is such that the loads such as the processing tank heater 61 and the fan motor 47 are not energized.
[0024]
The heater section 60 includes a processing tank heater 61 having a circular cross section and electrically heating the processing tank, and a notch 62a formed in an L-shaped plate, and the processing tank heater 61 is lowered by the notch 62a. A heat support cap 62 for collecting the heat of the processing tank 10, a thermoswitch 64 provided inside the heat collection cap 63, and a heat collection cap 63 and the thermoswitch 64, which are arranged in the upward direction. And a processing tank switch 66 that is turned on / off in conjunction with the heat collecting cap 63.
[0025]
The thermoswitch 64 is turned on / off according to the bottom surface temperature of the processing tank 10 and turns on / off the processing tank heater 61 in conjunction therewith, thereby keeping the temperature inside the processing tank 10 at around 120 ° C.
[0026]
As shown in FIG. 9, the heat collecting cap 63 is provided so as to be slidable up and down. When the processing tank 10 is not set, the heat collecting cap 63 is pushed upward by a spring 65 and the processing tank switch 66 is turned off. When the processing tank 10 is set, the processing tank 10 is pushed downward by its gravity, and the processing tank switch 66 is turned on.
[0027]
If a malfunction such as the start of the drying process is performed even though the processing tank 10 is not set on the inner body 20, not only the garbage cannot be dried but also the inside of the inner body 20 is abnormally heated due to the absence of the heating medium. However, there is a risk of burns when opening the lid 31. Further, when the processing tank 10 is set, but its position is shifted, the heat of the processing tank heater 61 is not transferred to the processing tank 10 reliably, and the heating efficiency is deteriorated. In order to solve such a problem, when the processing tank switch 66 is turned off, that is, when the processing tank 10 is not properly placed, the processing tank heater 61 and the fan motor 47 are operated even when the operation is started. Is not energized.
[0028]
Since the processing tank heater 61 is in line contact with the heater support plate 62, the amount of heat transfer from the processing tank heater 61 to the heater support plate 62 can be reduced, and the processing tank heater 61 has a lower shape than the processing tank heater 61. The structure in which the heater 10 is directly mounted on the heater improves the thermal efficiency of the processing tank 10.
If the cross section of the processing bath heater 61 is, for example, an inverted triangle, the contact area between the processing bath heater 61 and the processing bath 10 is increased, and the thermal efficiency is improved. Further, the contact area may be widened by providing a concave portion on the bottom surface 10a of the processing tank so as to be fitted with the processing tank heater 61.
[0029]
Further, the processing bath heater 61 and the inner body 20 are sealed by a rubber bush 67 with a insulator portion 61 a serving as a plug of an insulator MgO filled in the processing bath heater 61. Further, as shown in FIG. 10, the heater support plate 62 is provided with a sliding portion 70 at its lower portion, which can slightly slide according to the weight of the processing tank 10. The sliding portion 70 includes a spring 71 that pushes the heater support plate 62 upward, a spindle 72 that moves to a position where the gravity corresponding to the weight of the processing tank 10 and the elastic force of the spring 71 balance, and a weight that is equal to or more than a predetermined value. The weight switch 73 is turned off when the spindle 72 is pressed downward.
[0030]
Even when the amount of dust in the treatment tank 10 is not large, when the amount of water retained is large, it takes time to evaporate and dry. In such a case, the capacity over switch 52 described above is used. Not detectable. In order to solve such a problem, when the weight switch 73 is turned off, that is, when the weight of the garbage in the processing tank 10 is equal to or more than a predetermined value, the processing tank heater 61 is operated even if the operation start operation is performed. And the load such as the fan motor 47 is not energized.
[0031]
As shown in FIG. 11, the catalyst unit 80 includes a cylindrical catalyst heater 81, a collar 82 provided on the outer periphery of the catalyst heater 81 except for an intermediate portion thereof, and a catalyst 83 provided on the outer periphery of the intermediate portion of the catalyst heater 81. A heat insulating material 84 provided on the outer periphery of the catalyst 83, a steam suction pipe 85 serving as a flow path of steam and odor components from the heater chamber 22 to the catalyst section 80, and a steam and odor component provided coaxially with the catalyst heater 81. It comprises a tube 86 serving as a flow path through which the catalyst 83 flows, a cover plate 87 provided above and below the tube 86, a heat insulating material 88 provided on the outer periphery of the tube 86, and a steam release pipe 89 serving as a steam outlet.
[0032]
The steam suction pipe 85 is formed of a pipe having good heat conductivity such as a pipe made of metal (for example, stainless steel or brass), and both ends thereof are provided near the processing tank heater 61 and the catalyst heater 81, respectively. In addition, as shown in FIG. 12, the length of the steam suction pipe 85 is shortened by providing the inner body 20 and the catalyst unit 80 close to each other. Therefore, when the heaters 61 and 81 are operated, the temperature is maintained at a temperature equal to or higher than the dew point by the heat transfer from the heaters 61 and 81.
[0033]
The catalyst 83 is heated by the catalyst heater 81 and heats steam and odor components flowing from below to oxidize and deodorize. By flowing from the lower part to the upper part, oxidative deodorization is performed by passing through the catalyst part 80 using the draft force.
[0034]
The collar 82 positions the catalyst 83 and prevents the heat of the catalyst heater 81 from directly heating the parts other than the catalyst 83.
[0035]
As shown in FIG. 13, the steam release pipe 89 discharges the oxidized and deodorized steam out of the apparatus. The vapor release pipe 89 has a shape whose tip is inclined downward from horizontal. A steam cover 90 is provided outside the steam release pipe 89.
[0036]
Next, the operation of the kitchen waste disposal machine will be described. FIG. 14 is a flowchart showing the operation of the kitchen waste disposal machine. FIG. 15 is a connection diagram, in which a timer switch 92, a processing tank switch 66, a lid switch 35, a capacity over switch 52, and a weight switch 73 are connected in series, respectively. It is designed to be energized. In addition, temperature fuses 94 and 95 are provided in the vicinity of the processing tank heater 61 and the catalyst heater 81, respectively.
[0037]
When the processing time is set by the ON / OFF-linked timer switch 92 (S1), the operation lamp 93 is turned on at the same time, and the processing tank heater 61 and the catalyst heater 81 are energized to generate heat. Further, the fan motor 47 is energized to rotate the fan 48 (S2), and the air in the processing tank 10 is convected and agitated to make the temperature uniform. Further, when a negative pressure band is formed between the fan 48 and the partition plate 45 by the rotation of the fan 48, the air flows from the outside air vent 34 provided in the lid 31 to the central hole of the partition plate 45 through the fan motor 47. Outside air is supplied to the negative pressure zone. By taking in the outside air through the fan motor 47 in this way, the oxidation reaction in the catalyst unit 80 is improved, and the fan motor 47 is cooled. Further, since the outside air is taken in by creating a negative pressure zone by the fan 48, no air flows from the processing tank 10 side to the fan motor 47 side, so that odor components can be prevented from going outside. The durability of the motor 47 can be improved by preventing corrosion.
[0038]
The processing tank 10 is directly heated by the heated processing tank heater 61 to heat the garbage in the processing tank 10. At this time, the thermoswitch 64 in contact with the processing tank bottom surface 10a is repeatedly turned ON / OFF so that the temperature in the processing tank 10 is around 120 ° C. Here, the reason why the temperature in the processing tank 10 is maintained at about 120 ° C. is to evaporate the moisture of the garbage and to prevent the generation of toxic gas from vinyls. However, since the drying treatment is performed at a temperature of about 120 ° C. in this manner, when the oily garbage such as fish is subjected to the drying treatment, there is an inconvenience that the oil is accumulated on the bottom surface 10a of the treatment tank and sticks to make it difficult to remove. . In order to solve such a problem, an oil-absorbing paper is laid on the bottom surface 10a of the processing tank when garbage with a high oil content is introduced. In this embodiment, since the bottom surface 10a of the processing tank is formed in a substantially flat shape, oil blotting paper can be easily spread, and even when dust is taken out after the end of the drying process, the dust can be cleaned without sticking to the processing tank 10. You can throw it away. When thick filter paper or drawing paper is used as such oil absorbing paper, oil is easily absorbed.
[0039]
When the drying process is continued, the moisture contained in the garbage starts to evaporate due to the temperature in the processing tank 10, and an odor component of the garbage is also generated. Since the pressure in the inner body 20 is increased by the steam pressure and the outside air is taken in by the fan 48, the expanded steam component passes through the gap 21 formed between the processing tank 10 and the inner body 20 to the heater chamber 22. Flows.
[0040]
When the steam generated from the garbage is cooled and dewed, there is a problem that the odorous component which easily dissolves in the dew condensation water cannot be sufficiently deodorized. However, the steam and the odorous component flowing from the processing tank 10 to the heater chamber cannot be removed. Since reheating is performed by the processing tank heater 61, the generated steam can be maintained at a temperature at which dew condensation does not occur. Further, the steam suction pipe 85, which is a flow path of steam from the heater chamber 22 to the catalyst unit 80, is maintained at a temperature equal to or higher than the dew point by the heat transfer from the processing tank heater 61 and the catalyst heater 81. It is possible to prevent condensation of steam during the transfer.
[0041]
Since the structure in which the steam and the odor component are directly heated by the processing tank heater 61 as described above, the odor component stays around the processing tank heater 61, so that it is necessary to seal the odor in the inner body 20 so as not to leak out. is there. When the hole through which the processing tank heater 61 is passed through the inner body 20 is sealed with a rubber bush 67, the temperature of the metal part increases due to the heat generated by the processing tank heater 61, and the heat resistance of the rubber bush 67 becomes a problem. With a configuration in which the processing tank heater 61 is sealed, the processing tank heater 61 can be sealed.
[0042]
The steam and the odor component that have passed through the steam suction pipe 85 flow from the lower part to the upper part of the catalyst 83 heated by the catalyst heater 81, and pass through the catalyst 83 using a draft force to be oxidized and deodorized.
[0043]
The deodorized vapor is discharged from the vapor release pipe 89 and then diffused by the vapor lid 90. At the time of discharge from the steam release pipe 89, steam condenses due to the outside air temperature. When the dew water enters the catalyst 83, the durability of the catalyst 83 deteriorates due to heat shock. The same phenomenon occurs when rain enters, but the shape of the tip of the steam release pipe 89 inclined downward from the horizontal direction prevents the dew condensation water from flowing into the catalyst 83 and prevents the rain from entering. I'm preventing. Further, the steam release pipe 89 is at a high temperature and the discharged steam is also at a high temperature, so that there is a danger of burns. In addition to preventing direct contact with 89, it prevents rain or the like from entering the steam release pipe 89.
[0044]
When the set processing time has been reached (S3), the processing tank heater 61, the catalyst heater 81, the fan motor 47, and the operation lamp are turned off (S4), and a buzzer sounds for a certain period of time to notify that the processing is completed.
[0045]
As described above, according to the kitchen waste treatment machine of the first embodiment, the following effects are produced.
1. Since the bottom surface 10a of the treatment tank 10 has a substantially flat shape, even when drying garbage with a large amount of oil, it is possible to easily spread oil absorbing paper, and when removing garbage after the drying treatment, Since the garbage can be discarded cleanly without sticking to the processing tank 10, it is easy to use.
2. By reheating the steam and odor components flowing from the processing tank 10 into the heater chamber 22 by the processing tank heater 61, the generated steam can be maintained at a temperature at which dew condensation does not occur. By maintaining the temperature, it is possible to prevent the dew condensation of the steam even during the transfer to the catalyst unit 80, and thus the deodorizing performance is good.
3. By not performing the drying process when the lid 31 is open, it is possible to prevent the odor from leaking and to prevent the finger from being cut by the fan 48, which is safe.
4. By forming a structure in which the fan shaft 40 is hung by welding the cover shaft 41 to the back side of the cover 31, a screw head does not appear on the surface of the cover 31 and the aesthetic appearance of the cover 31 is not spoiled.
5. By providing the guide wall 50 under the fan cover 49, convection efficiency is improved and drying performance is improved.
6. By forming the rectifying plate 44b cut outward in the direction of rotation of the fan 48 at the outlet 44a on the side surface of the fan case 44, convection efficiency is improved and drying performance is improved.
7. By prohibiting the drying process in a state where an excessive volume of garbage is stored in the processing tank 10, it is possible to prevent the drying ability from being lowered and a sufficient drying process from being performed, so that the usability is good.
8. By maintaining the temperature in the processing tank 10 at about 120 ° C., it is possible to evaporate water while suppressing generation of toxic gas.
9. When the processing tank 10 is not set, the drying processing is not performed, so that forgetting to set the processing tank 10 can be prevented, so that the safety is high.
10. Since the processing tank heater 61 is supported by the heater support plate 62 in line contact and is in direct contact with the processing tank 10, the heat of the processing tank heater 61 can be efficiently transmitted to the processing tank 10.
11. By sealing the processing tank heater 61 and the inner body 20 with the insulator 61 a of the processing tank heater 61, it is possible to prevent odor from leaking from the inner body 20.
12. In a state in which an excessive weight of garbage is stored in the processing tank 10, by inhibiting the drying process, it is possible to prevent that a sufficient drying process cannot be performed.
13. By making the tip of the steam release pipe 89 inclined downward from the horizontal direction, it is possible to prevent dew condensation water, rain, and the like from entering the catalyst 83, thereby improving durability.
14． The fan 48 stirs the air in the processing tank 10 and takes in the outside air, so that the oxidation reaction in the catalyst 83 improves, and the fan motor 47 can be cooled by taking in the outside air through the fan motor 47. it can.
15. Since the outside air is taken in by creating a negative pressure zone with the fan 48, no air flows from the processing tank 10 side to the fan motor 47 side, so that odor components can be prevented from going outside. Corrosion can be prevented and durability can be improved.
16. By providing the steam lid 90, the user can be prevented from directly touching the steam release pipe 89 or the discharged steam, which is safe. Also, rain or the like can be prevented from entering the steam release pipe 89. The durability is improved.
17． After completion of the drying process, the notification is performed, so that the usability is good.
[0046]
Next, kitchen waste processing using microcomputer control will be described as a second embodiment. Although the basic configuration is the same as that of the first embodiment, the control processing is different, a processing tank thermistor 98 for detecting the bottom surface temperature of the processing tank 10 without using the thermoswitch 64 is provided, The difference is that a catalyst thermistor 99 for detecting a temperature is provided. The connection diagram is as shown in FIG. The same reference numerals are given to other configurations and overlapping operations, and description thereof will be omitted.
[0047]
Next, the operation of the kitchen waste disposal machine will be described. FIG. 17 is a flowchart showing the operation of the kitchen waste disposal machine.
The processing time is set by a timer switch (not shown) (S1), and when the operation switch 96 is turned on (S2), the drying processing can be started by the processing tank switch 66, the lid switch 35, the capacity over switch 52, and the weight switch 73. It is checked whether it is in the state (S3, S4, S5, S6). If at least one of them is OFF, an abnormality is notified (S7), and the drying process is not performed. If everything is ON and the drying process can be started, the operation lamp 93 is turned on (S8), and the catalyst heater 81 is energized to generate heat (S9). When the catalyst thermistor 99 detects that the catalyst temperature has reached a predetermined temperature (S10: YES), the fan motor 47 is energized to rotate the fan 48 (S11), and the processing tank heater 61 is energized to generate heat. (S12) At the same time, the timer is started (S13).
[0048]
During the drying process, the bottom temperature of the processing bath 10 is detected by the processing bath thermistor 98, and the processing bath heater 61 is turned on and off so that the temperature inside the processing bath 10 becomes about 120 ° C. When the lid switch 35 is turned off during the drying process (S14: NO), that is, when the lid 31 is opened, the processing tank heater 61, the catalyst heater 81, and the fan motor 47 are turned off to perform the drying process. The operation is stopped (S15), and an abnormality is notified (S16).
[0049]
When the set processing time is reached, the processing tank heater 61, the catalyst heater 81, and the fan motor 47 are turned off (S18, S19, S20), respectively, and the cooling timer is started (S21). After a predetermined time by the cooling timer has elapsed (S22: YES), the operation lamp 93 is turned off (S23), and the buzzer sounds for a certain period of time to notify that the processing is completed (S24). Here, in order to prevent the user from forgetting to remove dust in the processing tank 10 after the completion of the drying process, the lamp is blinked until the processing tank switch 66 is turned off by performing an operation of taking out the processing tank 10 to notify (S25). When it is detected that the processing tank switch 66 has been turned off (S26: YES), the notification by blinking the lamp is stopped (S27).
[0050]
As described above, according to the kitchen waste treatment machine of the second embodiment, the drying process in the treatment tank 10 is started after the temperature of the catalyst heater 81 becomes equal to or higher than the predetermined value. The problem that the odor component is discharged without being deodorized as it is not raised can be prevented. In addition, since the notification is made after the temperature in the processing tank is reduced after the drying process is completed, it is possible to prevent a user from being burned when taking out dust, which is safe. Further, by continuing to notify until the processing tank switch 66 is turned off, it is possible to prevent the user from forgetting to take out the dust, so that the usability is good.
[0051]
In the second embodiment, the cooling was performed with the full load turned off after the drying process was completed. However, the deodorizing operation was performed while the processing tank heater 61 was turned off and the fan 48 and the catalyst heater 81 were kept on. The processing tank 10 may be cooled while being processed. Further, although the drying process is performed by the processing bath heater 61 after the catalyst thermistor 99 reaches a predetermined temperature, the drying process may be performed after a predetermined time has elapsed from the start of the heating operation of the catalyst heater 81.
[0052]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to these embodiments at all, and it goes without saying that the present invention can be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention. For example, the heater is not limited to the electric heater, and may be a type of heating by gas combustion.
[0053]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the garbage processing machine according to claim 1 of the present invention, the heating operation by the processing tank heater is prohibited in a state where an excessive volume of garbage is stored in the processing tank, so that the drying operation is performed. It is easy to use because it is possible to prevent the ability to perform a sufficient drying process due to a decrease in capacity.
[0054]
Further, according to the garbage processing machine according to the second aspect of the present invention, when the processing tank is not stored in the inner body, the heating operation by the processing tank heater is prohibited, thereby preventing the processing tank from being forgotten to be stored. Is easy to use.
[0055]
Further, according to the garbage processing machine according to the third aspect of the present invention, the garbage that has been dried is notified after completion of the drying processing, and the notification operation is stopped when it is detected that the processing tank is removed. It is convenient because it can prevent forgetting to throw away.
[0057]
Further claims of the invention 4 According to the garbage processing machine described above, it is possible to prevent a situation in which sufficient drying processing cannot be performed by prohibiting the heating operation by the processing tank heater in a state where excessive weight of garbage is stored in the processing tank. Therefore it is convenient.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a kitchen waste disposal machine as a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a positional relationship between a processing tank and an inner body.
FIG. 3 is a schematic view showing components of a fan unit.
FIG. 4 is a schematic diagram of a back-to-back fan.
FIG. 5 is a schematic view of a fan cover.
FIG. 6 is a schematic view showing a guide wall.
FIG. 7 is a sectional view of a fan case.
FIG. 8 is a schematic diagram showing a capacitance over switch.
FIG. 9 is a schematic diagram showing a processing tank switch.
FIG. 10 is a schematic diagram showing a weight switch.
FIG. 11 is a sectional view of a catalyst unit.
FIG. 12 is a schematic diagram illustrating a positional relationship between a catalyst unit and an inner body.
FIG. 13 is an external view of a kitchen waste disposal machine.
FIG. 14 is a flowchart showing the operation of the kitchen waste treatment machine of the first embodiment.
FIG. 15 is a connection diagram of the kitchen waste disposal machine of the first embodiment.
FIG. 16 is a connection diagram of the kitchen waste disposal machine of the second embodiment.
FIG. 17 is a flowchart showing the operation of the kitchen waste treatment machine of the second embodiment.
FIG. 18 is a flowchart showing the operation of the kitchen waste disposal machine of the second embodiment.
[Explanation of symbols]
10: treatment tank, 20: inner body, 30: lid, 34: outside air vent,
40: fan unit, 44: fan case, 48: fan,
49: fan cover, 60: heater section, 61: processing tank heater,
62: heater support plate, 80: catalyst part.

Claims

A treatment tank for storing kitchen waste such as garbage,
A treatment tank heater for heating the garbage in the treatment tank,
A casing containing the processing tank,
A garbage disposer having a lid that opens and closes to put the treatment tank in and out of the casing,
Provided on the back side of the lid, capacity over detecting means for detecting that an excessive volume of garbage is stored by contacting the garbage in the processing tank,
A garbage disposal machine comprising: heating prohibition means for prohibiting a heating operation by the processing tank heater when the excess capacity detection means detects that an excessive volume of garbage is stored.

A treatment tank for storing kitchen waste such as garbage,
A treatment tank heater for heating the garbage in the treatment tank,
A casing containing the processing tank,
A garbage disposer having a lid that opens and closes to put the treatment tank in and out of the casing,
Processing tank detection means for detecting whether the processing tank is stored in the casing,
A garbage disposal machine comprising: a heating prohibition unit that prohibits a heating operation by the processing bath heater when the processing bath detection unit detects that the processing bath is not housed.

Timer operation means for stopping the heating operation by the processing tank heater after a lapse of a predetermined time;
Notifying means for notifying that the heating operation by the timer operating means has stopped,
3. The garbage disposal machine according to claim 2, wherein said notification means stops the notification operation when said processing tank detection means detects that said processing tank has been removed.

A treatment tank for storing kitchen waste such as garbage,
A treatment tank heater for heating the garbage in the treatment tank,
A casing containing the processing tank,
A garbage disposer having a lid that opens and closes to put the treatment tank in and out of the casing,
An over-weight detecting means for supporting the processing tank below the processing tank, and detecting that excessively heavy garbage is stored by sliding according to the weight of the processing tank,
A garbage disposal machine comprising: a heating prohibition unit for prohibiting a heating operation by the processing tank heater when the excess weight detection unit detects that an excessively large amount of garbage is stored.