JP3596562B2 - Bearing member - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、互いに対向した一対の壁体間に取り付けられ、該壁体間に配設された回動体を回動可能に支持する軸体の両端部を、それぞれ上記両壁体に固定するための軸受け部材に関し、更に詳述すると、上記軸体の取り付け作業性を向上させることができると共に、上記回動体の回動運動を制御するダンパー等の回動制御部材を設ける場合にも該回動制御部材の取り付け作業を容易ならしめることができる軸受け部材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、一対の壁体間に配設された回動体を回動可能に支持する場合、上記両壁体間に軸体を取り付け、該軸体に上記回動体を回動可能に支持することが一般的であり、この場合上記両壁体に直接設けた軸孔に軸体を挿入すると共に、この軸体を上記回動体の連結部に刺し通して該回動体を回動可能に支持し、この状態で該軸体に抜け止め用の突部等を形成して軸体の抜け落ちを防止することにより、軸体を両壁体間に取り付ける方法が一般に採られている。
【0003】
例えば、図16は、実公平2−11223号公報に開示された車載用の灰皿ユニットを示すものであり、ケースa内に灰皿体bを回動可能に配設し、該灰皿体bを回動させながらケースa内から引き出すように構成されたものである。この場合、この灰皿ユニットは、回動体であるケースaの両側壁cに設けた軸孔に金属シャフトd(軸体)を挿入すると共に、このシャフトdを上記灰皿体b(回動体)の連結部に刺し通して該灰皿体bを回動可能に支持し、この状態で該シャフトdに両側壁の内側に存して抜け止め用の突部(図示せず)を形成してシャフトdの抜け落ちを防止することにより、該シャフトdにより灰皿体bをケースaに回動可能に取り付けたものである。
【0004】
しかしながら、このような方法によりケースaに灰皿体bを回動可能に取り付けた灰皿ユニットは、その組立作業が煩雑であるという問題点を有する。即ち、上記灰皿ユニットを組み立てる際、まずケースa内に灰皿体bを挿入してケースaの両側壁cに設けられた軸孔と灰皿体bに設けたシャフト挿通孔(図示せず)とを一致させてシャフトdを軸孔から上記シャフト挿通孔を刺し通すように挿入し、この状態でシャフトdに上記抜け落ち防止用の突起(図示せず)を形成しなければならず、シャフトdを取り付けてケースaに灰皿体bを回動可能に連結する作業が非常に煩雑なものであり、特にシャフトdに上記抜け落ち防止用の突起を形成する作業は、ケースa又は灰皿体bの内側の非常にせまい箇所で行わなければならず、極めて作業性がわるいものである。
【0005】
そこで、従来このようなシャフトdを側壁cに取り付ける方法として図15に示したような軸受け部材eを用いることが知られている。即ち、この軸受け部材eは、平板状の基板fの一面側中央部に円筒状の軸受け突部gを突設すると共に、基板fの両端部にビス挿通孔h,hを穿設したものであり、両側壁c(図では一方の側壁しか示していない)間にシャフトdを配置し、側壁cに設けた固定穴iに側壁cの外側から上記軸受け突部gを挿入すると共に、該軸受け突部g内に上記シャフトdを挿入し、ビスk,kを上記ビス挿通孔h,hを通して側壁cに設けたビス止め孔j,jにねじ込むことにより、該軸受け部材eを側壁cに固定してシャフトdを側壁cに固定するものである。
【0006】
このような、軸受け部材eを用いることにより、シャフトdの取り付け固定作業を側壁cの外側から行うことができ、かつシャフトdに抜け落ち防止用の突起を設ける必要もないので、シャフトdにより回動体(例えば図16の灰皿体b)を一対の側壁c,c(図では一方しか示されていない)間に回動可能に支持させる作業の作業性を向上させることができる。
【0007】
しかしながら、この軸受け部材eを用いた方法は、2つのビスk,kをねじ込む作業を要し、部品点数が多くなる上、ビスによる固定作業も必ずしも容易な作業ということはできない。この場合、組立作業の単純化及び部品点数を減少させることは、作業効率を極めて効果的に向上させることができ、製造コストの減少化に効果的に寄与することから、更なる作業性の向上及び部品点数の減少化が望まれる。
【0008】
また、図16に示されているように、このような回動機構には灰皿体b(回動体)をバネ等の付勢手段(図示せず)で付勢することにより、自動的に灰皿体bが開方向に回動するようにすると共に、側壁cにオイルダンパーmを取り付けて該オイルダンパーmのピニオンギア(図示せず)を灰皿体bに設けた円弧状のギアnと歯合させて灰皿体bの回動運動を制御し、ゆっくりと灰皿体bが回動して開くようにすることも提案,実施されている。
【0009】
しかしながら、このようなダンパーmを用いた回動付勢機構を設ける場合には、上述のシャフトd取り付け作業に加えてネジ止め等によるダンパーmの取り付ける作業が必要となり、組立作業を更に煩雑かさせることとなる。このため、このようなダンパーmの取り付け作業を簡略化させることも作業効率向上の点で極めて有効である。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、互いに対向する一対の壁体間に軸体を取り付けて上記両壁体間に回動体を回動可能に支持する場合に、少ない部品点数で極めて簡単な作業により軸体を両側壁間に取り付けることができ、またダンパー等の回動制御部材を取り付ける場合には、上記軸体の取り付け作業と同時に該回動制御部材を取り付けることができ、作業効率を向上を図ることができる軸受け部材を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、互いに対向する一対の壁体間に取り付けられ、上記両壁体間に配設された回動体を回動可能に支持する軸体の両端部を、それぞれ上記壁体に固定するための軸受け部材であって、板状基体の一面側に円形凹部を形成する共に、該板状基体の一面側に上記円形凹部を囲うように筒状の軸受け突部を突設し、該軸受け突部の外周壁にコの字状のスリットを形成して該スリットに囲まれた外周壁の一部を外方へと山形に突出した弾性変形可能な係止爪としてなり、上記壁体に設けた固定穴に該壁体の外側から上記軸受け突部を挿入して上記係止爪を上記壁体内側の固定穴周縁部に係合させることにより、該係止爪と上記板状基体との間に上記固定穴周縁部を挟持して壁体に固定すると共に、この状態で上記軸受け突起の内空部に上記軸体の端部を挿入して上記円形凹部に嵌入することにより上記軸体の端部を支持固定するように構成したことを特徴とする軸受け部材を提供する。
【0012】
この場合、上記板状基体の一面側にダンパー等のピニオンギアを有する回動制御部材を取り付け、該回動制御部材のピニオンギアを壁体に設けた貫通穴を通して回動体に設けられたラックギアに歯合させることにより、上記回動制御部材により回動体の回動運動を制御するように構成することもできる。
【0013】
【作用】
本発明の軸受け部材は、上述のように、板状基体の一面側に円形凹部を形成する共に、該板状基体の一面側に上記円形凹部を囲うように筒状の軸受け突部を突設し、該軸受け突部の外周壁にコの字状のスリットを形成して該スリットに囲まれた外周壁の一部を外方へと山形に突出した弾性変形可能な係止爪を設けたものである。そして、壁体に設けた固定穴に該壁体の外側から上記軸受け突部を挿入して上記係止爪を壁体内側の固定穴周縁部に係合させることにより、該係止爪と上記板状基体との間に上記固定穴周縁部を挟持して壁体に固定すると共に、この状態で上記軸受け突部の内空部に上記軸体の端部を挿入して上記円形凹部に嵌入することにより上記軸体の端部を支持固定するものである。
【0014】
従って、本発明の軸受け部材を用いることにより、軸体の取り付け固定作業を壁体の外側から行うことができ、かつ軸体に抜け落ち防止用の突起を設ける必要もないので、軸体により回動体を一対の壁体間に回動可能に支持させる作業の作業性を向上させることができる。
【0015】
しかも、本発明の軸受け部材は、軸受け突部の外周壁にコの字状のスリットを形成して該スリットに囲まれた外周壁の一部を外方へと山形に突出した弾性変形可能な係止爪を設け、壁体に設けられた固定穴にこの軸受け突部を挿入して上記係止爪と基体との間に固定穴の周縁部を挟持することにより、壁体に取り付けるように構成されているので、極めて簡単な作業で軸体を壁体に支持固定することができるものである。即ち、上記軸受け突部を壁体の固定穴に挿入すると、該軸受け突部の外周面に突設された弾性変形可能な係止爪が固定穴内周面に当接し、この状態で更に軸受け突部を固定穴内に挿入する方向に押圧することにより、該固定穴内周面で上記係止爪が押圧されて内側へと弾性変形し、該係止爪の先端部が固定穴の反対側に達すると該係止爪が元の状態に弾性復帰してその先端部が固定穴の反対側周縁部に係合し、この係止爪と板状基体との間に固定穴周縁部を挟持した状態で、本発明軸受け部材が壁体に固定されるものである。従って、本発明の軸受け部材は、その軸受け突部を壁体の固定穴に挿入してこれを押圧するだけの作業で壁体に確実に固定することができ、図15に示した従来の軸受け部材eのようにビス止めをおこなうような煩雑な作業を要することなく、極めて簡単な作業により軸体の支持固定作業を行うことができるものである。
【0016】
また、本発明軸受け部材の板状基体の一面側に上記軸受け突部に並設するように、ピニオンギアを有する回動制御部材を取り付けておくことにより、軸体の取り付けと同時にこの回動制御部材を壁体にセットすることができ、回動制御部材の取り付け作業を極めて効率よく行うことができる。
【0017】
例えば、本発明軸受け部材の板状基体の一面側に回動制御部材としてピニオンギアを有するダンパーを上記軸受け突部と並設して取り付け、この軸受け部材の軸受け突部で上述した手順に従って軸体を壁体に支持固定する際、上記ダンパーのピニオンギアを壁体に設けた貫通穴を通して回動体に設けられたラックギアに歯合させることにより、軸体の支持固定作業と同時にダンパーを壁体にセットすることができ、ダンパーを用いて回動体の回動運動を制御する場合でも、特別な作業工程を要することなく、容易に組み付け作業を行うことができるものである。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
[第1実施例]
図1〜図6は、本発明の一実施例にかかる軸受け部材1を示すものである。この軸受け部材1は、互いに対向する一対の壁体間に軸体を取り付け、該軸体で上記両壁体間に回動体を回動可能に支持する場合に、上記軸体の両端部をそれぞれ上記壁体に支持固定するためのもので、四角板状の基体2の一面側中央部に四角筒状の軸受け突部3を一体に突設したものである。
【0019】
上記板状基体2の他面側には、図4に示されているように、その周縁に沿って補強リブ4が突設されていると共に、中央部には円形の膨出部5が形成されており、この膨出部5の互いに対向する位置からそれぞれ上記補強リブ4へと連続する連結補強リブ6が突設されている。また、上記円形膨出部5内には板状基体2の一面側に開放した円形凹部7が形成されている。
【0020】
また、上記軸受け突部3には、図2に示されているように、互いに対向した2側壁にコの字状のスリット8,8が形成されており、このスリット8,8に囲まれた部分が板状基体2側を自由端とした弾性変形可能な係止爪9,9となっている。この係止爪9,9の外面は、図5に示されているように、断面山形に膨出しており、その先端側(自由端側)が軸受け突部3の外面から外方へと漸次突出していると共に、該突出先端部(自由端部)に係止段部10,10が形成されている。
【0021】
この軸受け突部3の内空部には、図3に示されているように、互いに対向する他の一組の側壁内面にそれぞれ軸方向に沿って突設された内面が円弧状に形成された軸受け部11,11が形成されており、この軸受け部11,11の円弧状内面と上記板状基体2の内面に形成された円形凹部7の周縁とが一致している。また、この軸受け突部3の先端外周部12にはテーパ処理が施されてその外周が先端に向かうに従って漸次小径となるように形成されていると共に、上記軸受け部11,11の先端内縁部13,13にもテーパ処理が施されて両軸受け部11,11間の内径が先端に向かうに従って漸次大径となるように形成されている。
【0022】
この軸受け部材1を用いて一対の壁体間に配設された回動体を回動可能に支持する軸体の両端部をそれぞれ上記両壁体に支持固定する場合は、図6に示したように、壁体cに形成した固定穴iに本軸受け部材1の軸受け突部3を挿入して軸受け部材1を壁体cに固定すると共に、この軸受け部材1の軸受け突部3内に回動体(図示せず)の回動連結部を貫通させた軸体dの一端部を挿入する。
【0023】
この場合、上記軸受け突部3を壁体cの固定穴iに挿入すると、該軸受け突部3の外周面に突設された弾性変形可能な係止爪9,9が固定穴iの内周面に当接し、この状態で更に軸受け突部3を固定穴i内に挿入する方向に押圧することにより、該固定穴i内周面で上記係止爪9,9が押圧されて内側へと弾性変形し、該係止爪9,9の先端部が固定穴iの反対側に達すると該係止爪9,9が元の状態に弾性復帰してその先端部に形成された係止段部10,10が固定穴iの反対側周縁部に係合し、図7に示したように、この係止爪9,9と板状基体2との間に固定穴i周縁部を挟持した状態で、本軸受け部材1が壁体cに固定される。
【0024】
また、これと同時に、この壁体cに固定された本軸受け部材1の軸受け突部3内に挿入された軸体dの一端部は、図7に示されているように、軸受け突部3内の上記両軸受け部11,11間に支持され、かつその先端が板状基体2に形成された円形凹部7内に嵌入して本軸受け部材1に支持固定される。
【0025】
そして、特に図示していないが、軸体dの他端部も同様に本軸受け部材1を用いてもう一方の壁体に支持固定し、この軸体により一対の壁体間に回動体(図示せず)が回動可能に支持するものである。
【0026】
このように、本軸受け部材1は、壁体cに設けた固定穴iに該壁体cの外側から上記軸受け突部3を挿入して押圧し、上記係止爪10,10を壁体c内側の固定穴i周縁部に係合させることにより、該係止爪10,10と上記板状基体2との間に上記固定穴i周縁部を挟持して壁体cに本軸受け部材1固定すると共に、この状態で上記軸受け突部3の内空部に軸体dの端部を挿入して該軸体dの端部を支持固定するものである。
【0027】
従って、本軸受け部材1を用いることにより、軸体dの取り付け固定作業を壁体cの外側から行うことができ、かつ軸体dに抜け落ち防止用の突起を設ける必要もないので、軸体dにより回動体を一対の壁体間に回動可能に支持させる作業の作業性を向上させることができる。しかも、本軸受け部材1は、軸受け突部3の外周面に弾性変形可能な係止爪10,10を設け、壁体cに設けられた固定穴iにこの軸受け突部3を挿入して押圧し、上記係止爪10,10と基体2との間に固定穴iの周縁部を挟持することにより、壁体に取り付けるように構成されているので、上記軸受け突部3を固定穴iに挿入して押圧するという極めて簡単な作業で軸体dを壁体cに支持固定することができるものである。
【0028】
[第2実施例]
図8〜図11は、本発明の第2の実施例にかかる軸受け部材20を示すものである。この軸受け部材20は、長板状の基体2aの一面側一端部に上記第1実施例の軸受け部材1に設けた軸受け突部3と同一の軸受け突部3を一体に突設すると共に、該長板状基体2aの一面側他端部にオイルダンパー(回動制御部材)21を取り付けたもので、一対の壁体間配設された回動体を回動可能に支持する軸体の端部を上記壁体に支持固定すると共に、該回動体を一回動方向に付勢して自動的に回動するようにする場合に、上記オイルダンパー21で上記回動体の回動運動を制御するように構成したものである。
【0029】
上記長板状基体2aは、図9及び図11に示されているように、その他面側他端部(図11中、上側面右側端部)に上記オイルダンパー21の形状に合わせて膨出するダンパー取付膨出部22が形成されていると共に、このダンパー取付膨出部22内には長板状基体2aの一面側(図11中、下面側)に開放したダンパー取付凹部23が形成されている。このダンパー取付凹部23は、図9及び図10に示されているように、円形凹部23aの互いに対向する二箇所からそれぞれ長板状基体2aの長さ方向に沿って四角凹部23b,23bを連続して形成したものであり、その四角凹部23b,23bの中央部にはそれぞれダンパー取付突起24,24が突設されている。なお、この長板状基体2aの他端部(図8〜11において右側端部)には、ビス止め孔25が穿設されている。
【0030】
上記オイルダンパー21は、図10に示されているように、ピニオンギア26を有する短軸円柱状の本体21aの互いに対向する二箇所に四角板状の取付片21b,21bが突設されたものであり、図10及び図11に示されているように、上記長板状基体2aの上記ダンパー取付凹部23内に嵌入され、上記両取付片21b,21bに設けられた貫通孔にそれぞれ上記ダンパー取付突起24,24を挿入貫通させて、このダンパー取付突起24,24の先端部を潰すことにより、上記長板状基体2aの一面側他端部に固定されている。
【0031】
なお、上記板状基体2aのその他の構成及び上記軸受け突部3の構成は、上記第1実施例の軸受け部材1と同様であるので、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0032】
この軸受け部材20は、上記第1実施例の軸受け部材1と同様にして一対の壁体間に配設された軸体の端部を壁体に支持固定するものであるが、この場合本軸受け部材20は、上記軸体により両壁体間に回動可能に支持され、一回動方向に付勢された回動体の回動運動を上記ダンパー21で制御するものである。
【0033】
そこで次に、この軸受け部材20を用いて軸体の固定を行った車載用灰皿ユニットを例示して、本軸受け部材20による軸受け構造を説明する。
【0034】
図12及び図13は、上端面及び下端面が開放した四角箱型のユニット本体31内に灰皿体(回動体)32を回動可能に配設すると共に、該灰皿体32を下方へと回動するように付勢した車載用灰皿ユニット30を示すものであり、この灰皿ユニット30は上記ユニット本体31と上記灰皿体32とを回動可能に連結している軸体dを上記第2実施例の軸受け部材20,20を用いて上記ユニット本体31の両側壁c,c間に取り付けたものである。
【0035】
上記ユニット本体31は、前端面及び下端面が開放した箱型のものであり、一方上記灰皿体32は、上端面が開放した箱型のもので、その内部に灰皿33が着脱可能に取り付けられているものである。そして、上記灰皿体32を上記ユニット本体31内に挿入し、該灰皿体32の後端部を幅方向に貫通する軸体dの両端部をそれぞれユニット本体31の両側壁c,cに支持固定することにより、灰皿体32をユニット本体31に回動可能に連結してある。また、図12(A)に示されているように、上記軸体dの周囲には互いに連結されたトーションバネ34,34が配設されており、このトーションバネ34,34により上記灰皿体32が下方へと回動するように付勢されている。更に、上記灰皿体32の前端部上面には先端部が鈎状に形成されたロック片35が突出しており、このロック片35がユニット本体31の上壁前端部に形成された四角形のロック孔36に係合する事により、上記トーションバネ34,34の付勢力に抗して灰皿体32がユニット本体31内に完全に収容された状態に保持するようになっていると共に、灰皿体32の前端壁には、上記ロック片35を後方へと移動させて該ロック片35と上記ロック孔36との係合状態を解除することができるロック解除ボタン37が設けられている。
【0036】
ここで、上記軸体dの両端部は、それぞれ上記軸受け部材20,20によって上記ユニット本体31の両側壁c,cに支持固定されている。即ち、図12(A)に示されているように、上記軸受け部材20,20の軸受け突部3,3を両側壁c,cに形成された固定穴(図示せず)に側壁c,cの外側から圧入し、該軸受け突部3,3に突設された係止爪9,9を側壁c,cの内側で固定穴の周縁部に係合させ、この係止爪9,9と長板状基体2aとの間に固定穴の周縁部を挟持することにより、軸受け部材20,20をそれぞれ両側壁c,cに固定すると共に、この軸受け部材20,20の上記軸受け突部3,3内に上記軸体dの両端部を挿入し、図7に示された状態と同様の状態に軸体dが取り付けられている。
【0037】
この場合、軸受け部材20,20に取り付けられたダンパー21,21はユニット本体31の両側壁に設けられた貫通穴(図示せず)を通してユニット本体31内に挿入されており、該ダンパー21,21のピニオンギア26,26が上記灰皿体32の両側壁外面に突設された円弧状に湾曲するラックギア38,38にそれぞれ歯合している。そして、この状態で長板状基体2aの他端部に形成されたビス止め孔25(図9〜11参照)を通してビス39を側壁cにねじ込むことにより、軸受け部材20,20の他端部を完全に固定してある。なお、上記軸受け突部3を側壁cの固定穴(図示せず)に圧入して該軸受け突部3で軸体dを固定した際、上記ダンパー21,21もそのピニオンギア26が灰皿体32のラックギア38に歯合したセット状態で軸受け部材20が側壁cに取り付けられる。そしてこの状態で上記ビス39のねじ込み作業を行うことにより、軸受け部材20の他端部を完全に固定するものである。
【0038】
なお、図12,13中、参照符号40は灰皿体32が閉状態にあるとき該灰皿体32の前端部上面が当接する当接パッド、41は灰皿体32が開状態にあるとき該灰皿体32の後端部上面が当接する当接パッド、42は灰皿ユニット31内を照らすライトが配設されるハウジングである。
【0039】
この図12及び図13に示した灰皿ユニット30は、図14に示したように、上記ユニット本体31を自動車のインストルメントパネルに固定することにより、自動車室内に装備され、灰皿として使用されるものである。
【0040】
この場合、図13(A)に示したように、常時は灰皿体32がユニット本体31内に完全に収容された状態でロック片35がロック孔36に係合し、灰皿体32が上記トーションバネ34,34の付勢力に抗して閉状態でロックされている。
【0041】
そして、灰皿33を使用する場合は、灰皿体32の前端面に設けたロック解除ボタン37を押圧して上記ロック片35を後方へと移動させて、該ロック片35とロック孔36との係合状態を解除する。すると、図13(B)に示したように、灰皿体32が上記トーションバネ34,34の付勢力により下方へと回動し、所定角度回動した時点で灰皿体32の後端部上面が上記当接パッド41に当接して灰皿体32が開放した状態となる。このとき、灰皿体32がトーションバネ34,34の付勢力により下方へと回動する際、該灰皿体32の両側面に設けられた上記ラックギア38,38が上記ダンパー21のピニオンギア26を回転させることになり、このダンパー21の作用により灰皿体32の回動運動がゆっくりと行われる。
【0042】
また、使用後は上記灰皿体32の前端側を上方へと押し上げて、上記トーションバネ34,34の付勢力に抗して該灰皿体32をその前端部上面が上記当接パット40に当接するまで上方へと回動させる。これにより、上記ロック片35が上記ロック孔36内に挿入されて該ロック孔36に係合し、自動的に灰皿体32が閉状態でロックされるものである。
【0043】
このように、この第2実施例の軸受け部材20は、長板状基体2aの一面側にピニオンギア26を有するダンパー21(回動制御部材)が軸受け突部3と並設して取り付けられているので、この軸受け部材20の軸受け突部3で軸体dを側壁cに支持固定する際、上記ダンパー21のピニオンギア26を側壁cに設けた貫通穴(図示せず)を通して灰皿体32(回動体)に設けられたラックギア38に歯合させ、軸体dの支持固定作業と同時にダンパー21を側壁cにセットすることができる。従って、ダンパー21を用いて灰皿体32(回動体)の回動運動を制御する場合でも、特別な作業工程を要することなく、容易に組み付け作業を行うことができるものである。なお、その他の作用効果は上記第1実施例の軸受け部材1と同一であるので、その説明を省略する。
【0044】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の軸受け部材は上記実施例に限定されるものではなく、各部の構成等については適宜変更することができる。例えば、板状基体2,2aや軸受け突部の形状は適宜変更することができる。また、上記第2実施例では回動制御部材としてダンパー21を用いたが、回動制御部材はダンパーに限定されるものではなく、例えばこの回動制御部材として小型モータを用い、この小型モータで灰皿体等の回動体を駆動して回動させるようにすることもできる。更に、図12,13に示した灰皿ユニット30において、上記第1実施例の軸受け部材1を用いて軸体dを取り付け、ダンパー21は軸受け部材とは別に側壁cに取り付けるようにしてもよく、またこの灰皿ユニット30は軸体dの両端部を軸受け部材20,20を用いて固定したが、軸体dの一端部のみを本発明の軸受け部材で固定し、他端部はその他の方法で固定するようにしてもよい。更にまた、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない限り、種々変更して差し支えない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の軸受け部材によれば、互いに対向する一対の壁体間に軸体を取り付けて上記両壁体間に回動体を回動可能に支持する場合に、軸受け突部を壁体に設けられた固定穴に圧入するだけの極めて簡単な作業により軸体を両側壁間に支持固定ことができ、またダンパー等の回動制御部材を取り付ける場合には、板状基体に上記軸受け突部と並設して回動制御部材を取り付けておくことにより、上記軸体の取り付け作業と同時に該回動制御部材を取り付けることができ、作業効率を向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる軸受け部材を示す平面図である。
【図2】同軸受け部材を示す側面図である。
【図3】同軸受け部材を示す正面図である。
【図4】同軸受け部材を示す背面図である。
【図5】同軸受け部材を示す図4のA−A線に沿った断面図である。
【図6】同軸受け部材を用いた軸受け構造を説明する分解斜視図である。
【図7】同軸受け構造の断面図である。
【図8】本発明の第2実施例にかかる軸受け部材を示す平面図である。
【図9】同軸受け部材を示す背面図である。
【図10】同軸受け部材を示す正面図である。
【図11】同軸受け部材を示す図9のB−B線に沿った断面図である。
【図12】同軸受け部材を用いて軸体の固定を行った車載用灰皿ユニットを示すもので、(A)は平面図(B)は正面図である。
【図13】同車載用灰皿ユニットを示す側面図であり、(A)は非使用時、(B)は使用時を示すものである。
【図14】同車載用灰皿ユニットを自動車の車内に配設した状態の一例を示す概略斜視図である。
【図15】従来の軸受け部材を用いた軸受け構造の一例を示す分解斜視図である。
【図16】従来の軸受け構造を用いた車載用灰皿ユニットの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,20 軸受け部材
2,2a 板状基体
3 軸受け突部
9 係止爪
21 ダンパー(回動制御部材)
26 ピニオンギア
38 ラックギア
c 壁体
d 軸体
i 固定穴[0001]
[Industrial applications]
The present invention is for fixing both ends of a shaft body, which is attached between a pair of wall bodies facing each other and rotatably supports a rotating body provided between the wall bodies, to each of the two wall bodies. More specifically, it is possible to improve the workability of mounting the shaft body, and to provide a rotation control member such as a damper for controlling the rotation movement of the rotation body. The present invention relates to a bearing member capable of facilitating an operation of attaching a control member.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
Conventionally, when a rotating body disposed between a pair of wall bodies is rotatably supported, a shaft body is attached between the two wall bodies, and the rotating body is rotatably supported on the shaft body. In this case, in this case, a shaft body is inserted into a shaft hole directly provided in the both wall bodies, and the shaft body is pierced into a connecting portion of the rotating body to rotatably support the rotating body. In this state, a method is generally employed in which the shaft is attached between the two walls by forming a protrusion or the like on the shaft to prevent the shaft from falling off.
[0003]
For example, FIG. 16 shows an in-car ashtray unit disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 2-1223, in which an ashtray body b is rotatably disposed in a case a, and the ashtray body b is turned. It is configured to be pulled out from the case a while moving. In this case, in this ashtray unit, a metal shaft d (shaft) is inserted into shaft holes provided in both side walls c of a case a which is a rotating body, and the shaft d is connected to the ashtray body b (rotating body). The ashtray body b is rotatably supported by penetrating the shaft d. In this state, a protrusion (not shown) is formed on the shaft d inside the both side walls to prevent the ashtray from being removed. The ashtray body b is rotatably attached to the case a by the shaft d by preventing the falling off.
[0004]
However, the ashtray unit in which the ashtray body b is rotatably attached to the case a by such a method has a problem that the assembling work is complicated. That is, when assembling the ashtray unit, first, the ashtray body b is inserted into the case a, and the shaft hole provided in both side walls c of the case a and the shaft insertion hole (not shown) provided in the ashtray body b. The shaft d must be inserted so as to pierce the shaft insertion hole from the shaft hole so that the protrusion d (not shown) is formed on the shaft d in this state. The operation of rotatably connecting the ashtray body b to the case a is very complicated. In particular, the operation of forming the above-mentioned projection for preventing the falling off on the shaft d is performed by using the emergency operation inside the case a or the ashtray body b. It must be performed in a narrow place, and the workability is extremely poor.
[0005]
Therefore, conventionally, as a method for attaching such a shaft d to the side wall c, it is known to use a bearing member e as shown in FIG. That is, the bearing member e has a cylindrical bearing projection g protruding at the center on one surface side of the flat substrate f, and screw insertion holes h, h formed at both ends of the substrate f. A shaft d is disposed between both side walls c (only one side wall is shown in the figure), and the bearing projection g is inserted into a fixing hole i provided in the side wall c from outside the side wall c. The shaft d is inserted into the projection g, and the screws k, k are screwed into the screw holes j, j formed in the side wall c through the screw insertion holes h, h, thereby fixing the bearing member e to the side wall c. Thus, the shaft d is fixed to the side wall c.
[0006]
By using such a bearing member e, the mounting and fixing work of the shaft d can be performed from the outside of the side wall c, and there is no need to provide a projection for preventing the shaft d from dropping off. The workability of the work of rotatably supporting (for example, the ashtray body b in FIG. 16) between the pair of side walls c, c (only one is shown in the figure) can be improved.
[0007]
However, the method using the bearing member e requires the work of screwing the two screws k, k, which increases the number of parts, and the fixing work using the screws cannot always be an easy work. In this case, the simplification of the assembling work and the reduction of the number of parts can improve the working efficiency extremely effectively and effectively contribute to the reduction of the manufacturing cost. It is desired that the number of parts be reduced.
[0008]
As shown in FIG. 16, the ashtray body b (rotating body) is biased by a biasing means (not shown) such as a spring to automatically rotate the ashtray. The body b is rotated in the opening direction, and an oil damper m is attached to the side wall c, and a pinion gear (not shown) of the oil damper m meshes with an arc gear n provided on the ashtray body b. It has also been proposed and practiced to control the rotational movement of the ashtray body b so that the ashtray body b rotates and opens slowly.
[0009]
However, when a rotation urging mechanism using such a damper m is provided, an operation of attaching the damper m by screwing or the like is required in addition to the above-described operation of attaching the shaft d, which further complicates the assembling operation. It will be. For this reason, simplifying the mounting work of such a damper m is extremely effective in terms of improving work efficiency.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and in the case where a shaft is attached between a pair of opposing walls to rotatably support a rotating body between the two walls, the number of parts is extremely small. The shaft can be mounted between the side walls by a simple operation, and when a rotation control member such as a damper is mounted, the rotation control member can be mounted simultaneously with the mounting operation of the shaft. An object is to provide a bearing member that can improve efficiency.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention attaches both ends of a shaft that is attached between a pair of wall bodies facing each other and rotatably supports a rotating body disposed between the two wall bodies. A bearing member for fixing to the wall, wherein a circular concave portion is formed on one surface side of the plate-shaped base, A cylindrical bearing projection is provided on one surface side of the plate-shaped base so as to surround the circular recess, and a U-shaped slit is formed on the outer peripheral wall of the bearing projection to be surrounded by the slit. It becomes an elastically deformable locking claw that protrudes part of the outer peripheral wall outward in a mountain shape, By inserting the bearing projection from the outside of the wall into the fixing hole provided in the wall and engaging the locking claw with the peripheral edge of the fixing hole inside the wall, the locking claw and the The peripheral edge of the fixing hole is sandwiched between the plate-shaped base and fixed to the wall, and in this state, the end of the shaft is inserted into the inner space of the bearing projection and fitted into the circular recess. Accordingly, a bearing member is provided which is configured to support and fix an end of the shaft body.
[0012]
In this case, a rotation control member having a pinion gear such as a damper is attached to one surface side of the plate-shaped base, and the pinion gear of the rotation control member is attached to a rack gear provided on the rotation body through a through hole provided in a wall body. By engaging the teeth, the rotation control member controls the rotation of the rotation body.
[0013]
[Action]
As described above, the bearing member of the present invention forms a circular concave portion on one surface side of the plate-like base, A cylindrical bearing projection is provided on one surface side of the plate-shaped base so as to surround the circular recess, and a U-shaped slit is formed on the outer peripheral wall of the bearing projection to be surrounded by the slit. An elastically deformable locking claw that protrudes a part of the outer peripheral wall outward in a mountain shape is provided. And By inserting the bearing projection into the fixing hole provided in the wall from the outside of the wall and engaging the locking claw with the peripheral edge of the fixing hole inside the wall, the locking claw and the plate-shaped member are engaged. The peripheral edge of the fixing hole is sandwiched between the base and the base, and is fixed to the wall. In this state, the end of the shaft is inserted into the inner space of the bearing projection and fitted into the circular recess. Thus, the end of the shaft is supported and fixed.
[0014]
Therefore, by using the bearing member of the present invention, the work of attaching and fixing the shaft can be performed from the outside of the wall, and there is no need to provide a protrusion for preventing the shaft from falling off. The workability of the operation of rotatably supporting between the pair of wall bodies can be improved.
[0015]
Moreover, the bearing member of the present invention A U-shaped slit is formed on the outer peripheral wall of the bearing projection, and an elastically deformable locking claw is provided that protrudes a part of the outer peripheral wall surrounded by the slit outwardly in a mountain shape. Since the bearing projection is inserted into a fixing hole provided in the wall, and the peripheral edge of the fixing hole is sandwiched between the locking claw and the base, it is configured to be attached to the wall. The shaft can be supported and fixed to the wall by a very simple operation. That is, when the bearing protrusion is inserted into the fixing hole of the wall, the elastically deformable locking claw protruding from the outer peripheral surface of the bearing protrusion comes into contact with the inner peripheral surface of the fixing hole. By pressing the portion in the direction of insertion into the fixing hole, the locking claw is pressed on the inner peripheral surface of the fixing hole and elastically deformed inward, and the tip of the locking claw reaches the opposite side of the fixing hole. Then, the locking claw elastically returns to its original state, and its tip engages with the peripheral edge opposite to the fixing hole, and the fixing hole peripheral edge is sandwiched between the locking claw and the plate-like base. Thus, the bearing member of the present invention is fixed to the wall. Therefore, the bearing member of the present invention can be reliably fixed to the wall by simply inserting the bearing protrusion into the fixing hole of the wall and pressing the same, and the conventional bearing shown in FIG. The support and fixing operation of the shaft body can be performed by an extremely simple operation without requiring a complicated operation such as screwing as in the case of the member e.
[0016]
In addition, by attaching a rotation control member having a pinion gear to one surface side of the plate-shaped base of the bearing member of the present invention so as to be juxtaposed with the bearing projection, the rotation control can be performed simultaneously with the mounting of the shaft body. The member can be set on the wall, and the work of mounting the rotation control member can be performed extremely efficiently.
[0017]
For example, a damper having a pinion gear as a rotation control member is attached to one surface side of the plate-shaped base of the bearing member of the present invention in parallel with the bearing projection, and the bearing body of the bearing member is subjected to the procedure described above. When supporting and fixing the damper to the wall, the pinion gear of the damper is meshed with the rack gear provided on the rotating body through the through hole provided in the wall, so that the damper is fixed to the wall at the same time as the support and fixing of the shaft. It can be set, and the assembling operation can be easily performed without requiring a special operation step even when the rotational movement of the rotating body is controlled using the damper.
[0018]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[First embodiment]
1 to 6 show a bearing member 1 according to one embodiment of the present invention. When the bearing member 1 mounts a shaft body between a pair of wall bodies facing each other and supports the rotating body between the two wall bodies so as to be rotatable, the both ends of the shaft body are respectively provided. This is for supporting and fixing to the above-mentioned wall body, and a square
[0019]
As shown in FIG. 4, a reinforcing
[0020]
As shown in FIG. 2, the bearing
[0021]
As shown in FIG. 3, inner surfaces of the pair of side walls opposing each other are formed in the inner space of the bearing
[0022]
As shown in FIG. 6, when the bearing member 1 is used to support and fix both ends of a shaft body rotatably supporting a rotating body disposed between a pair of wall bodies to the both wall bodies as shown in FIG. Then, the bearing
[0023]
In this case, when the bearing
[0024]
At the same time, one end of the shaft d inserted into the bearing
[0025]
Although not particularly shown, the other end of the shaft d is similarly supported and fixed to the other wall using the present bearing member 1, and the shaft is used to rotate the rotating body (see FIG. (Not shown) is rotatably supported.
[0026]
As described above, the present bearing member 1 inserts and presses the bearing
[0027]
Therefore, by using the present bearing member 1, the fixing operation of the shaft body d can be performed from the outside of the wall body c, and there is no need to provide a protrusion for preventing the shaft body d from falling off. Thereby, the workability of the operation of rotatably supporting the rotating body between the pair of wall bodies can be improved. In addition, the present bearing member 1 is provided with locking
[0028]
[Second embodiment]
8 to 11 show a bearing
[0029]
As shown in FIGS. 9 and 11, the long plate-shaped
[0030]
As shown in FIG. 10, the
[0031]
The other configuration of the plate-shaped
[0032]
The bearing
[0033]
Therefore, next, a bearing structure using the
[0034]
12 and 13 show that an ashtray body (rotating body) 32 is rotatably disposed in a rectangular box-shaped
[0035]
The unit
[0036]
Here, both end portions of the shaft body d are supported and fixed to both side walls c, c of the unit
[0037]
In this case, the
[0038]
12 and 13,
[0039]
As shown in FIG. 14, the
[0040]
In this case, as shown in FIG. 13A, the
[0041]
When the
[0042]
After use, the front end side of the
[0043]
As described above, the bearing
[0044]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the bearing member of the present invention is not limited to the above embodiments, and the configuration of each part can be appropriately changed. For example, the shapes of the plate-
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the bearing member of the present invention, when the rotating body is rotatably supported between the pair of walls by attaching the shaft between the pair of opposed walls, the bearing protrusion The shaft can be supported and fixed between both side walls by a very simple operation of just pressing the fixing hole into the fixing hole provided in the wall, and when attaching a rotation control member such as a damper, By mounting the rotation control member in parallel with the bearing protrusion, the rotation control member can be mounted simultaneously with the mounting operation of the shaft body, and the working efficiency can be improved. is there.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a bearing member according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a coaxial receiving member.
FIG. 3 is a front view showing a coaxial receiving member.
FIG. 4 is a rear view showing the coaxial receiving member.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the coaxial receiving member taken along line AA of FIG. 4;
FIG. 6 is an exploded perspective view illustrating a bearing structure using a coaxial receiving member.
FIG. 7 is a sectional view of a coaxial receiving structure.
FIG. 8 is a plan view showing a bearing member according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a rear view showing the coaxial receiving member.
FIG. 10 is a front view showing a coaxial receiving member.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the coaxial receiving member taken along line BB of FIG. 9;
12A and 12B show a vehicle-mounted ashtray unit in which a shaft is fixed using a coaxial receiving member, wherein FIG. 12A is a plan view and FIG. 12B is a front view.
FIGS. 13A and 13B are side views showing the ashtray unit for mounting on a vehicle, wherein FIG. 13A shows a non-use state and FIG. 13B shows a use state.
FIG. 14 is a schematic perspective view showing an example of a state in which the in-vehicle ashtray unit is disposed inside a vehicle.
FIG. 15 is an exploded perspective view showing an example of a bearing structure using a conventional bearing member.
FIG. 16 is a perspective view showing an example of a vehicle-mounted ashtray unit using a conventional bearing structure.
[Explanation of symbols]
1,20 bearing member
2,2a plate-shaped substrate
3 Bearing projection
9 Locking claw
21 Damper (rotation control member)
26 Pinion Gear
38 rack gear
c wall
d shaft
i Fixing hole
Claims (3)
板状基体の一面側に円形凹部を形成する共に、該板状基体の一面側に上記円形凹部を囲うように筒状の軸受け突部を突設し、該軸受け突部の外周壁にコの字状のスリットを形成して該スリットに囲まれた外周壁の一部を外方へと山形に突出した弾性変形可能な係止爪としてなり、
上記壁体に設けた固定穴に該壁体の外側から上記軸受け突部を挿入して上記係止爪を上記壁体内側の固定穴周縁部に係合させることにより、該係止爪と上記板状基体との間に上記固定穴周縁部を挟持して壁体に固定すると共に、この状態で上記軸受け突起の内空部に上記軸体の端部を挿入して上記円形凹部に嵌入することにより上記軸体の端部を支持固定するように構成したことを特徴とする軸受け部材。Bearing members for fixing both ends of a shaft body rotatably supporting a rotating body provided between the pair of wall bodies opposed to each other and rotatably disposed between the two wall bodies, respectively, to the wall body. So,
A circular concave portion is formed on one surface side of the plate-shaped base, and a cylindrical bearing protrusion is projected from the one surface side of the plate-shaped base so as to surround the circular concave portion. A part of the outer peripheral wall surrounded by the slit is formed as an elastically deformable locking claw that protrudes outward in a mountain shape,
By inserting the bearing projection from the outside of the wall into the fixing hole provided in the wall and engaging the locking claw with the peripheral edge of the fixing hole inside the wall, the locking claw and the The peripheral edge of the fixing hole is sandwiched between the plate-shaped base and fixed to the wall, and in this state, the end of the shaft is inserted into the inner space of the bearing projection and fitted into the circular recess. A bearing member characterized in that it is configured to support and fix an end of the shaft body.
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