JP3595424B2 - 固体メモリ装置及び固体メモリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力される信号に画像情報信号及び音声情報信号のようなフレーム毎にタイムコードを有する信号を固体メモリカード等のタイムコードを持たない記録再生装置で記録及び再生する場合に、元のタイムコードによる再生を可能に成す固体メモリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固体メモリカードでは、時刻情報としてUTOC(User Table Of Contents)を基に信号の記録再生が成されるが、VTR等で記録再生される画像情報等の信号のフレーム毎に含まれるタイムコードを有する信号を固体メモリカードに記録し再生したとき、各フレーム毎に有するいわゆるタイムコード信号を記録再生し出力とすることはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、タイムコード出力を持たない記録フォーマットの固体メモリカード等の固体メモリに記録する記録再生装置において、予め決められた、或いは、指定されたタイムコード信号出力を得るように成すことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1記載の発明は、
UTOC領域を有する固体メモリに入力信号をトラック単位で記録し再生する固体メモリ装置において、前記入力信号と同期したタイムコードを入力するタイムコード入力手段と、前記タイムコードから前記入力信号のトラックの先頭位置に対応する第1のタイムコード情報及び前記入力信号のトラックの終了位置に対応する第2のタイムコード情報を取得するタイムコード情報取得手段と、前記タイムコードの種類を判別するタイムコード判別手段と、固体メモリのUTOC領域のトラックネーム情報を記録する領域に前記タイムコード情報取得手段が取得した前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を記録すると共に前記タイムコード判別手段が判別したタイムコードの種類を示す情報を記録するタイムコード情報記録手段を備えることを特徴とする。
【0005】
本願の請求項2記載の発明は、
UTOC領域を有する固体メモリに入力信号をトラック単位で記録し再生する固体メモリ装置において、前記入力信号と同期したタイムコードを入力するタイムコード入力手段と、前記タイムコードから前記入力信号のトラックの先頭位置に対応する第1のタイムコード情報及び前記入力信号のトラックの終了位置に対応する第2のタイムコード情報を取得するタイムコード情報取得手段と、固体メモリのUTOC領域のトラックネーム情報を記録する領域に前記タイムコード情報取得手段が取得した前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を記録する前記タイムコード情報記録手段と、前記タイムコード情報記録手段により固体メモリのUTOC領域に記録された前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を読み出すタイムコード情報読み出し手段と、前記タイムコード情報読み出し手段が読み出した前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報に基づいて前記タイムコード入力手段に入力したタイムコードと同じ種類のタイムコードを算出するタイムコード算出手段と、前記タイムコード算出手段が算出したタイムコードを出力するタイムコード出力手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
本願の請求項3記載の発明は、
請求項1記載の固体メモリ装置において、固体メモリのUTOC領域に記録された前記タイムコードの種類を示す情報、前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を読み出すタイムコード情報読み出し手段と、前記タイムコード情報読み出し手段が読み出した前記タイムコードの種類を示す情報、前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報に基づいて前記タイムコード入力手段に入力したタイムコードと同じ種類のタイムコードを算出するタイムコード算出手段と、前記タイムコード算出手段が算出した前記タイムコードを出力するタイムコード出力手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本願の請求項4記載の発明は、
請求項3記載の固体メモリ装置において、前記タイムコードの種類を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする。
【0008】
本願の請求項5記載の発明は、
トラック単位で情報が記録される領域と該領域に記録された情報を管理する情報が記録されるUTOC領域を有する固体メモリにおいて、前記UTOC領域はトラックの先頭位置に対応する第1のタイムコード情報、トラックの終了位置に対応する第2のタイムコード情報及びタイムコードの種類を示す情報が記録されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の固体メモリ装置の一実施例を図面により説明する。図1は、本発明の一実施例の固体メモリ装置のブロック図で、図2はその要部を説明するためのブロック図である。本発明の固体メモリ装置に固体メモリカード1が矢印A方向からローディングされカードインタフェイス2に装着されると、システムコントローラ3は、UTOC情報を読み出し、固体メモリカード1に記録された情報の目次等のトラックネーム情報を表示器8に表示する。
【0014】
表示器8に表示された内容を見て、操作者はキー9を用いて操作入力を行う。表示された内容に従って、例えば2曲目の曲を選択し再生するには、キー9の数値指定キーにより2を入力することで記録された2曲目の曲を再生する。
【0015】
システムコントローラ3は、予め読み取ったDRAM(Dynamic Random Access Memory)7に記憶された情報から各トラックの先頭及びエンドのアドレス情報としてUTOC情報を制御用のメモリに取り込んでおき、指定された2曲目の先頭番地へアクセスし、固体メモリカード1のプログラム領域に記録された所定の番地(TOC)を求めサーチ動作を行いトラックの再生を開始する。
【0016】
2曲目の曲の頭の位置から読み取られる信号は、バッファメモリコントローラ6を介しDRAM7に記憶され所定の記憶量を保持しながらバッファメモリコントローラ6を介し時分割で読み出されMPEG(Moving Picture Experts Group)エンコーダ・デコーダ5を介し元の連続信号に時間軸伸張され、音声信号はDA変換器12を介しアナログ信号として出力端14から出力し、デジタル信号出力はそのまま出力端14から出力される。
【0017】
次に、図2及び図3を用いてタイムコードを固体メモリカードに記録する動作を説明する。本実施例の固体メモリ装置に入力される信号のうち、アナログ信号の音声信号又は画像信号等は、入力端13からAD変換器11を介し入力される。又、デジタル信号は入力端13から直接MPEGエンコーダ・デコーダ5に入力され、信号の圧縮処理がなされてバッファメモリコントローラ6を介しDRAM7へ一時記憶される。
【0018】
DRAM7へ一時記憶されたデータは、バッファメモリコントローラ6を介して読み出され、固体メモリカード1の所定の位置へ順次時間軸圧縮されて記録される。
【0019】
タイムコードデータが入力信号と同時に入力される場合、タイムコード入力端15から入力されたタイムコードがタイムコード復調回路10−1で復調される。
【0020】
タイムコードのフォーマットは、IEC規格 Publication 461で規定され、通常SMPTE/EBU(Society of Motion Picture and TelevisionEngineers/European Broadcasting Union)タイムコードと呼ばれ、下記の種類がある。
【0021】
▲1▼ 30フレームドロツプフレームタイプ(NTSC方式のカラービデオ用)
▲2▼ 30フレームノンドロップタイプTSC(モノクロームビデオ用)
▲3▼ 25フレームノンドロップタイプ(EBUタイプ)(PAL方式のビデオ用)
▲4▼ 24フレームノンドロップタイプ(フィルムアプリケーション用)
タイムコードにドロップ処理がされているか否かについては、規格のタイムコードフォーマット80ビットの中のDROP FRAME FLAGの“1”または“0”を検出する。“1”の場合、ドロップフレームである。種類を検出するのに1秒間のフレーム数を計測する。または、フレーム値を比較し最大値を計測する方法がある。例えば、DROP FRAME FLAGが“1”で、最大フレーム値が30の場合、30フレームドロップフレームタイプとなる。これ等の種類を区別するために、例えば識別文字B,C,D,E,等の識別信号を付加し識別する。
【0022】
タイムコード変換プロセッサ10にてSMPTEタイムコードから固体メモリ(SOLID MEMORY)用のタイムコードに変換がなされる。固体メモリカードのTOCとタイムコードとをフレーム対応させて変換される。固体メモリカードの1フレームは、1フレームが86.7Hzとすると、例えばNTSC(カラー映像)のタイムコードは29.97Hzであり、固体メモリカード1の分解能の方が高いため、最大約±11msの位相ずれに収まる。同期制御時における位相ずれ量は、リップシンク程度には支障がないレベルではある。厳密なタイムコード同期に対しては、位相ずれ情報を検出し、タイムコードの種類を区別する識別文字と共に補正情報が記録される。
【0023】
変換されたタイムコードは、システムコントローラ3に入力され、記録開始タイミングやトラック番号が切り替わったタイミングで、ラッチ10−4にて格納すべきスタートのタイムコードがラッチされる。また、記録終了タイミングやトラックが切り替わるタイミングで、ラッチ10−4にてトラックネームとして格納すべきエンドのタイムコードがラッチされる。ラッチされたタイムコードは、タイムコード認識用文字コード“A”と共にUTOCのトラックネームに記録される。
【0024】
図3は、本実施例の個体メモリカードにおけるUTOCのネーム情報格納セクタのデータ構成の概念図を示す。UTOCデータの内ネーム情報格納エリアであることを示すセクタナンバ“1”と、何のネームであるかを示すアイテムと、そのネームで基本構成がされる。ネームは、ASCII(American Standard Code Information Interchange)コードで記録する。1つのカードネームと最大255トラックのネームを格納できることとする。特定したメモリ領域のUTOC全体のキャパシティを1792文字であるとすると、各ネームの最大文字数は、1792文字であるが、各トラックに適当な文字数を予め分配して複数のトラックネームを格納できるようにする。
【0025】
図3のトラックナンバ1(TNO.1)のトラックネームは、“Prelude”であり、“A”以降に16桁の数字が入っている場合タイムコード情報が入っていると判断する。“A”以降の“1200000012023025B”の内“12000000”がトラック先頭のタイムコードを表し、これは、12時00分00秒00フレームであることを示す。“12023025”がトラックの終わりのタイムコードを表し、12h02m30s25fである。数字に続く“B”は、タイムコードの種類を表し、30フレームドロップタイプである。
【0026】
タイムコード情報を示すには、トラック当たり“A”文字を含め18文字必要である。固体メモリカードネームを含め1792文字の制約があるとすると、最大99トラックにタイムコード情報を記録することができる。ネームの記録文字数のモニタと記録動作のリミッタを設けることで実用上の問題はない。
【0027】
タイムコード情報は、ネーム情報格納エリアではなく、UTOCエリアに専用に設けられたタイムコード情報格納エリアであってもかまわない。
【0028】
図4は本実施例の個体メモリカードにおけるUTOCのタイムコード情報格納セクタのデータ構成の概念図である。タイムコード情報格納セクタに記録されるデータは、UTOCデータの内タイムコード情報格納エリアであることを示すセクタコード“X”と、トラックナンバ(1〜255)と、それぞれのトラックの先頭のタイムコードと、それぞれのトラックの終わりのタイムコードと、タイムコードの種類を示す情報と、位相情報とで構成する。
【0029】
位相情報は、入力したタイムコードのフレーム開始を起点とした固体メモリカードのアドレスの最小ユニット開始までの時間をサンプリングパルス数で表す。位相情報は、12ビットで2の補数で極性を含め表す。位相情報については、位相ズレが無視できる場合は記録されなくても良い。位相補正制御情報を0にすれば、位相補正はしないものとする。タイムコード情報は、1桁を4ビットのBCD(Binary Code Decimal)コードで記録する。タイムコードの種類を3ビットで記録する。1トラック当たり10バイトのデータとなり、タイムコード情報格納セクタに最大167トラックのタイムコード情報が記録できる。
【0030】
固体メモリカード1から読み出されたトラックネームの先頭に“A”がある場合は、その後に続くタイムコードをTaとTbとすると、トラックネームにタイムコードTa及びTbが記録されたトラックの実時間長さがTの場合、時間補正(Tb−Ta)/Tの比率で動作クロック時間tを補正し、タイムコードTa+(Tb−Ta)/T×tをタイムコード変換プロセッサ10−3にて計算する。変換されたタイムコードは、タイムコード変調回路10−2にて変調しタイムコード出力端16より出力する。
【0031】
次に、本実施例の記録動作について説明する。記録される信号にタイムコードが付されて入力される場合の固体メモリカードへの記録動作について図5に基づき説明する。タイムコード入力端15から入力されたタイムコード信号をタイムコード復調回路10−1で復調し、SMPTE/EBUタイムコードの規格のどれに相当するかを判別し、タイムコード入力がされない場合は通常の固体メモリカード1の記録を行う(S1)。
【0032】
タイムコード変換プロセッサ10−3及びシステムコントローラ3は、入力されたタイムコードをフレーム周期及びDROP FRAME FLAGからタイムコードの種類を検出し、入力された信号を再生するとき、固体メモリカード1の記録フォーマットにて記録された信号を再生して元のタイムコードを得るかを調べTOCとタイムコードの相対係数の記憶マップが作成される(S2)。
【0033】
記録スタート又はストップを指示するキー9でスタートの指示がされると、システムコントローラ3は、これを検知する(S3)。タイムコード入力端15から入力されるタイムコードと入力端13から入力される入力信号が同期して入力され、入力信号はMPEGエンコーダ・デコーダ5でデータ圧縮処理がされてバッファメモリコントローラ6を介してDRAM7へ記憶される。
【0034】
システムコントローラ3は、DRAM7へ記憶された信号をバッファメモリコントローラ6を介し読み出し、カードインターフェイス2を介し固体メモリカード1へ記録を開始する(S4)。
【0035】
固体メモリカード1のトラックへ記録が開始された記録信号に同期したタイムコードTaがタイムコード変換プロセッサ回路10のラッチ10−4でラッチされる(S5)。
【0036】
記録停止キーが押されるまで(S6)、トラックをインクリメントするキー9が操作されると(S7)、記録を継続し、トラックナンバをインクリメントし(S8)記録トラックを変える場合には、トラックエンドのタイムコードTbをラッチ10−4でラッチし(S9)、タイムコードの種類識別符号と共にトラックの先頭のタイムコードTa及びトラックエンドのタイムコードTbをシステムコントローラ3内のメモリに記憶し、トラックがインクリメントされる毎にメモリに記憶される。
【0037】
記録が終了し停止キーが押されるか、入力信号として停止符号が入力されるとシステムコントローラ3はこれを検知してトラックへの記録を停止する(S6)。
【0038】
このとき、タイムコード変換プロセッサ回路10は、トラックエンドのタイムコードTbをラッチ10−4でラッチし、システムコントローラ3内のメモリへ記憶し、固体メモリカード1のUTOCをアクセスし、UTOC記録情報に付加してタイムコードであることを識別する文字、例えばAと各トラックのタイムコードTa,Tb及びタイムコードの種類を識別するための識別文字、例えばB,C,D,E,のいずれかを付けて各トラックのトラックネームに付加し(S11)、UTOCへ記録をする(S12)。
【0039】
入力された記録信号は、時間軸圧縮されて固体メモリカード1の各トラックに記録され、固体メモリカード1の各トラックにはTOC情報として記録された信号の位置を検出することができるように成されているので、各トラックの最初と最後のタイムコードをUTOCへ記録することによって再生時に元の入力信号のタイムコードを再生することができる。
【0040】
次に、本実施例の固体メモリ装置の再生動作について説明する。図6は、再生時のフローチャートである。固体メモリカード1がローディングされる(S1)と、固体メモリカード1に記録されたUTOC情報を読み出し、バッファメモリコントローラ6を介しDRAM7へ一時データを記憶する。システムコントローラ3は、読み出されたデータから各トラック毎のネーム情報をメモリへ取り込み記憶する(S2)。このとき、ネーム情報としてタイムコードであることを識別する識別文字Aを検出し、又、タイムコードの種類を示す文字のB,C,D,E,が含まれているかどうかを検出し、出力すべきタイムコードの種類が何であるかを認識する(S3)。
【0041】
出力すべきタイムコードが検出されないときは、通常の固体メモリカード再生を行う。出力すべきタイムコードが検出されたときは、システムコントローラ3のメモリへ各トラックの先頭及びエンドのタイムコードTa,Tb及び各トラックの全時間T及び識別文字を記憶し(S4)、再生スタンバイ状態とする。このときUTOC情報を読み取ったシステムコントローラ3は表示器8へ目次情報等の記録内容の表示と共にタイムコードの種類等を表示する。
【0042】
次に、表示器8の表示を見た操作者は、再生すべきトラックをキー9により入力し再生するトラックを指定する(S5)。システムコントローラ3は、再生すべきトラックが指定されると、指定されたトラックの頭のTOC位置へアクセスし、固体メモリカード1のトラックに記録された情報をDRAM7へ読み出すと共に、タイムコードの種類を識別文字から判別してタイムコードフォーマットに従って出力すべき計算をタイムコード変換プロセッサ10−3で開始し、再生信号の頭に付加されるタイムコードTaがラッチ10−5でラッチされ、タイムコード変調プロセッサ10−2で入力された元のタイムコードに変調してタイムコード出力端16から出力する(S6)。
【0043】
この出力されるタイムコードはVTR等で記録される基準時刻に同期し、タイムコード入力端15を介しシステムコントローラ3との間で相互に同期制御が成され再生された信号がDRAM7から読み出されて出力され再生の動作が成される。
【0044】
また、キー9の再生開始キーが押されるか、他の機器からタイムコード入力端15に再生を指示する信号が入力される(S7)と、システムコントローラ3は、DRAM7からトラックの先頭データをバッファメモリコントローラ6を介してMPEGエンコーダ・デコーダ5へ送り圧縮されたデータを伸張し、DA変換器12を介しアナログ信号出力又はデジタル信号出力を出力端14から出力し再生を開始する(S8)。
【0045】
再生が開始されると固体メモリカード1の基準クロックのタイムベースtを基準としたTOC情報に従って固体メモリカード1から時間軸圧縮された信号が読み取られMPEGエンコーダ・デコーダ5で時間軸伸張及びデータ訂正等が成されDRAM7に記憶される。タイムコードはトラックの先頭のタイムコードTaと終わりを示すトラックエンドのタイムコードTb及びトラックの全時間Tからタイムコード変換プロセッサ10−3で記憶された演算係数によりTa+(Tb−Ta)/T・tの計算が成され、再生途中のタイムコードを刻々算出する(S9)。
【0046】
タイムコード変換プロセッサ10−3は、タイムコードの種類に応じフレーム毎又は所定の時刻毎に変換しタイムコード出力端16からタイムコードを出力する。出力されるタイムコードは表示器8に表示され、バーグラフ等によりトラックのどの位置を再生中かを表示する(S10)。
【0047】
指定トラックの再生が終了するとスタンバイ状態となり、再生トラックが指定されるのを待つ。キー9の停止キーが押される(S11)と、停止位置のタイムコードが計算されてタイムコード出力端16より出力される(S12)。
【0048】
本実施例によれば、タイムコードを有する他の機器とのデータ信号の記録再生動作を元のタイムコードに合わせ計算し、出力することができるので、編集等データの整理を行うことができる。
【0049】
又、編集に際してトラックの途中のデータをカットしトラックを接続する場合は、UTOC領域にカットしたTOC情報を記憶しトラックの全時間Tからフォーマットに従って差し引くことで算出することができる。
【0050】
【発明の効果】
タイムコード算出に必要なトラックの頭又はトラックの頭及びエンドのタイムコードを記録するようにしたので、再生時にこれをもとに計算し、入力されたタイムコードのフォーマットに合わせてタイムコードの出力を行うことができる。また、タイムコード情報を少ない情報量で記録することができるので、固体メモリの限られたメモリ量に対して入力信号が記録されるメモリエリアを広くとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体メモリ装置のブロック図。
【図2】要部を説明するためのブロック図。
【図3】個体メモリカードにおけるUTOCのネーム情報格納セクタのデータ構成の概念図。
【図4】個体メモリカードにおけるUTOCのタイムコード情報格納セクタのデータ構成の概念図。
【図5】記録時のフローチャート。
【図6】再生時のフローチャート。
【符号の説明】
1 固体メモリカード
2 カードインターフェイス
3 システムコントローラ
4 アドレス制御
5 MPEGエンコーダ・デコーダ
6 バッファメモリコントローラ
7 DRAM
8 表示器
9 キー
10 タイムコード変換プロセッサ回路
11 AD変換器
12 DA変換器
13 入力端
14 出力端
15 タイムコード入力端
16 タイムコード出力端
Claims (5)
- UTOC領域を有する固体メモリに入力信号をトラック単位で記録し再生する固体メモリ装置において、前記入力信号と同期したタイムコードを入力するタイムコード入力手段と、前記タイムコードから前記入力信号のトラックの先頭位置に対応する第1のタイムコード情報及び前記入力信号のトラックの終了位置に対応する第2のタイムコード情報を取得するタイムコード情報取得手段と、前記タイムコードの種類を判別するタイムコード判別手段と、固体メモリのUTOC領域のトラックネーム情報を記録する領域に前記タイムコード情報取得手段が取得した前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を記録すると共に前記タイムコード判別手段が判別したタイムコードの種類を示す情報を記録するタイムコード情報記録手段を備えることを特徴とする固体メモリ装置。
- UTOC領域を有する固体メモリに入力信号をトラック単位で記録し再生する固体メモリ装置において、前記入力信号と同期したタイムコードを入力するタイムコード入力手段と、前記タイムコードから前記入力信号のトラックの先頭位置に対応する第1のタイムコード情報及び前記入力信号のトラックの終了位置に対応する第2のタイムコード情報を取得するタイムコード情報取得手段と、固体メモリのUTOC領域のトラックネーム情報を記録する領域に前記タイムコード情報取得手段が取得した前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を記録する前記タイムコード情報記録手段と、前記タイムコード情報記録手段により固体メモリのUTOC領域に記録された前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を読み出すタイムコード情報読み出し手段と、前記タイムコード情報読み出し手段が読み出した前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報に基づいて前記タイムコード入力手段に入力したタイムコードと同じ種類のタイムコードを算出するタイムコード算出手段と、前記タイムコード算出手段が算出したタイムコードを出力するタイムコード出力手段とを備えることを特徴とする固体メモリ装置。
- 請求項1記載の固体メモリ装置において、固体メモリのUTOC領域に記録された前記タイムコードの種類を示す情報、前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報を読み出すタイムコード情報読み出し手段と、前記タイムコード情報読み出し手段が読み出した前記タイムコードの種類を示す情報、前記第1のタイムコード情報及び前記第2のタイムコード情報に基づいて前記タイムコード入力手段に入力したタイムコードと同じ種類のタイムコードを算出するタイムコード算出手段と、前記タイムコード算出手段が算出した前記タイムコードを出力するタイムコード出力手段とを備えることを特徴とする固体メモリ装置。
- 請求項3記載の固体メモリ装置において、前記タイムコードの種類を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする固体メモリ装置。
- トラック単位で情報が記録される領域と該領域に記録された情報を管理する情報が記録されるUTOC領域を有する固体メモリにおいて、前記UTOC領域はトラックの先頭位置に対応する第1のタイムコード情報、トラックの終了位置に対応する第2のタイムコード情報及びタイムコードの種類を示す情報が記録されていることを特徴とする固体メモリ。
Priority Applications (4)
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GB9720063A GB2318204B (en) | 1996-10-08 | 1997-09-19 | Record medium device for recording and reproducing time codes synchronized with input/reproduction signals into and from record medium having UTOC area |
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