JP3595238B2 - 動画像解析方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、動画像解析方法及び装置に係り、特に動画像符号化装置または動画像復号化装置の出力から動画像内の移動物体などの特定の解析対象を解析する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像内に存在する特定物体などの解析対象を解析するためには、一般に画素値を調べる必要がある。しかし、画素値に関わる処理は実際には非常に多くの計算量を必要とする。例えば、動画像圧縮の国際標準であるITU−T H.261,H.263,ISO/IEC MPEG−4等でよく用いられるCIFフォーマットの場合、横352画素×縦288画素の101,376画素という非常に多くの画素について処理を行う必要がある。このような計算量の多い処理に対しては、専用のハードウェアを用意する必要があり、コスト面でも大きな問題があった。
【0003】
一方、対象とする物体が移動物体の場合については、特開平9−252467号公報「移動物体検出装置」に示されるように動画像符号化装置で作られた動きベクトルを利用して動画像中の移動物体を検出する手法が提案されている。この方法によれば、動画像符号化装置で作成されるブロック毎の動きベクトルを移動物体の検出に流用できるので、移動物体検出のために特別に画素の動きを調べる必要がなく、必要な計算量を大幅に減らすことができる。
【0004】
しかし、このような動きベクトルを利用した移動物体検出方法では、動きベクトルが大きいブロックや書き換わっているブロックが必ずしも移動物体とは限らず、また移動物体の内部のブロックでも、書き換わっていないブロックが存在することがあるため、移動物体の解析に適用することを考えた場合、必ずしも十分でない。さらに、この方法では少ない計算量で移動物体を検出できても、具体的にその物体が何であるかを特定するようなことはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、個々の画素値を調べて特定物体を検出して解析する従来の技術では、膨大な計算量を必要とし、また計算量を減らすために動画像符号化装置で求められた動きベクトルを用いて移動物体を検出する方法では検出精度に問題があるた共に、物体の解析を行うことはできないという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は高速かつ安定して精度よく動画像内の移動物体などの解析対象を解析できる動画像解析方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の一つの態様では、動画像を圧縮符号化した符号化データを復号して得られた再生画像信号及び単位領域(例えば、マクロブロック)毎の符号化モード情報(例えば、CODED/NOT_CODED)と1フレーム前の再生画像信号である参照画像信号を参照して動画像内の移動物体などの特定の解析対象を判定し、判定した再生画像信号中の解析対象について解析処理を行う。
【0008】
本発明の他の態様によると、動画像を圧縮符号化する過程で得られる局部復号画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の局部復号画像信号である参照画像信号を参照して動画像内の特定の解析対象を判定し、判定した局部復号画像信号中の解析対象について解析処理を行う。
【0009】
ここで、解析処理としては、例えば(a)解析対象の画像の色ヒストグラム作成処理、(b)解析対象の画像のエッジ抽出処理、(c)解析対象の画像の減色処理、(d)解析対象の移動量推定処理、(e)解析対象の画像と予め決められた条件とのマッチングによる解析対象の特定処理、の少なくとも一つの処理を行う。
【0010】
このように本発明では、動画像符号化/復号化技術を利用し、復号化や符号化において得られる画像信号や符号化モード情報を用いて移動物体などの特定の解析対象を少ない計算量で確実に判定でき、この判定により解析処理を行う画像の領域を絞り込んだ上で解析処理を行うことによって、少ない計算量で高速かつ安定に解析を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1に、本発明の第1の実施形態に係る動画像解析装置の構成を示す。この動画像解析装置は、大きく動画像復号化部100と特定物体解析部110の2つの部分からなっている。以下、動画像復号化部100及び特定物体解析部110について順次説明する。なお、以下の説明はMPEG方式に基づく動画像復号化装置に本発明を適用した場合であり、単位領域はMPEG方式でいうマクロブロックに相当する。
【0012】
(動画像復号化部100について)
動画像復号化部100は、例えばMPEG方式に基づく動画像復号化装置、いわゆるMPEGデコーダであり、この動画像復号化部100には図示しないMPEGエンコーダのような動画像符号化部により動画像信号を圧縮符号化して得られた符号化データが伝送路または蓄積系を介して入力される。
【0013】
入力された符号化データは、入力バッファ101に一度蓄えられる。入力バッファ101から読み出された符号化データは、多重化分離部102により1フレーム毎にシンタクスに基づいて分離された後、可変長復号化部103に入力される。可変長復号化部103では、可変長符号化されている量子化DCT係数情報、符号化モード情報及び動きベクトル情報などの各シンタクスの情報がマクロブロック毎に復号される。なお、以降の説明で処理対象となっている単位領域であるマクロブロックを注目マクロブロックという。
【0014】
可変長復号化部103において、注目マクロブロックの符号化モードがINTRA(フレーム内符号化)ならば、可変長復号化部103から出力される符号化モード情報に従って、符号化モード切替スイッチ109がオフ状態とされる。この場合、可変長符号化部103で復号化された量子化DCT係数情報が逆量子化部104で逆量子化され、さらにIDCT部105で逆離散コサイン変換されることにより、再生画像信号が生成される。この再生画像信号は、加算器106を経由してフレームメモリ107に参照画像信号として蓄積されると共に、特定物体解析部110内の移動物体合成表示部115に入力される。
【0015】
一方、可変長復号化部103において、注目マクロブロックの符号化モードがINTER(フレーム間符号化)及びNOT_CODED(非符号化)ならば、可変長復号化部103から出力される符号化モード情報に従って、符号化モード切替スイッチ109がオン状態とされる。この場合は、可変長復号化部103で復号された予測誤差信号についての量子化DCT係数情報が逆量子化部104で逆量子化され、さらにIDCT部105で逆離散コサイン変換されることにより、予測誤差信号が生成される。
【0016】
そして、可変長復号化部103で復号化された動きベクトル情報に基づいて、動き補償部108においてフレームメモリ107からの参照画像信号について動き補償がなされ、この動き補償後の参照画像信号とIDCT部105からの予測誤差信号が加算器106で加算されることにより、再生画像信号が生成される。この再生画像信号は、フレームメモリ107に参照画像信号として蓄積されると共に、特定物体解析部110内の移動物体合成表示部115に入力される。
【0017】
(特定物体解析部110について)
一方、特定物体解析部110においては、動画像復号化部100内の可変長符号化部103から出力される符号化モード情報と、加算器106から出力される再生画像信号及びフレームメモリ107から出力される、1フレーム前の再生画像信号である参照画像信号を入力し、マクロブロック移動物体判定部111で注目マクロブロックが解析対象である移動物体かどうかの判定を行い、その判定結果をマクロブロック解析部112に送る。
【0018】
マクロブロック解析部112は、マクロブロック移動物体判定部111で移動物体と判定されたマクロブロックの画像解析を行い、解析結果を特定物体判定部113に送る。特定物体判定部113では、特定物体条件判定部114により指定されるマッチングをとるべき特定物体の条件に従って特定物体の判定を行う。
【0019】
(マクロブロック移動物体判定部111について)
図2は、マクロブロック移動物体判定部111における1フレーム毎の処理の流れを示している。ここで、iとjはフレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロックのアドレスをそれぞれ表し、V_NMBとH_NBMはフレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロック数を表している。マクロブロック毎に符号化モード情報と再生画像信号と1フレーム前の再生画像信号である参照画像信号参照して、注目マクロブロックが移動物体に属しているかの判定を行う。
【0020】
次に、移動物体包含処理(ステップS106)では、上のループで一つの移動物体と判定された一つまたは複数のマクロブロックを包含するような長方形の物体を検出し、移動物体マクロブロックの判定に加える。以後の処理は、この移動物体と判定された長方形のマクロブロック領域のみについて解析処理を行う。
【0021】
(マクロブロック移動物体判定処理)
図3は、図2のマクロブロック移動物体判定処理(ステップS103)の具体的な処理の流れを示している。まず、マクロブロック毎に可変長復号化部103から出力される符号化モ一ド情報MODEの判定を行う(ステップS201)。まず、MODEがINTRAならば、注目マクロブロックの再生画像信号とフレームメモリ107からの参照画像信号との相関を計算し、閾値TH1と比較する(ステップS202)。この相関が閾値TH1よりも大きい場合、注目マクロブロックは移動物体マクロブロックと判定し(ステップS204)、相関が閾値TH1以下の場合、静止マクロブロックと判定する(ステップS205)。
【0022】
MODEがINTERならば、注目マクロブロックの再生画像信号と参照画像信号との相関を計算し、閾値TH2と比較する(ステップS203)。この相関が閾値THよりも大きい場合、注目マクロブロックは移動物体マクロブロックと判定し(ステップS204)、相関が閾値TH2以下の場合、静止マクロブロックと判定する(ステップS205)。MODEがNOT_CODEDならば、無条件で静止マクロブロックと判定する(ステップS205)。
【0023】
本実施形態では、相関計算として正規化相関値を用いる方法を例として示す。正規化相関値は、次式によって求められる。
【0024】
【数1】
Figure 0003595238
【0025】
ここで、F (i,j)は注目マクロブロックの再生画像信号の各画素の輝度値、F (i,j)は相関演算の対象となるフレームの同一位置のマクロブロックの各画素の輝度値である。また、μ ,μ ,σ ,σ はそれぞれのマクロブロック内の各画素の輝度の平均値及び標準偏差である。
【0026】
なお、再生画像信号とフレームメモリ107に保持されている1フレーム前の参照画像信号との相関値の計算に当たっては、再生画像信号と参照画像信号との相関値を直接計算してもよいが、可変長復号化部103からの動きベクトル情報及びDCT係数情報から、注目マクロブロックの動きベクトルの絶対値和Σ|MV|及びDCT係数の絶対値和Σ|COF|を計算し、それぞれの閾値と比較を行う方法であってもよい。この場合、動きベクトルの絶対値和Σ|MV|及びDCT係数の絶対値和Σ|COF|が閾値よりも大きい場合、移動物体マクロブロックと判定する。
【0027】
(マクロブロック解析部112について)
図4は、マクロブロック解析部112の1フレーム毎の処理の流れを示している。図2同様に、iとjはフレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロックのアドレスをそれぞれ表し、V_NMBとH_NMBはフレーム内の華直方向と水平方向のマクロブロック数を表している。マクロブロック解析処理(ステップS304)は、マクロブロック移動物体判定部111によって移動物体と判定されたマクロブロックのみ処理を行う。このことにより画面全体の画像解析を行うことなく、必要な領域のみの解析処理を実行することで、性能を落とすことなく計算量を大幅に削減可能となる。
【0028】
図5は、図4のマクロブロック解析処理(ステップS304)の具体的な処理の流れを示している。エッジ抽出処理を行い(ステップS401)、その結果を2値化処理する(ステップS402)。エッジ抽出処理には、例えば空間微分フィルタを用いる。ここで、i,jは画素の2次元メモリ上のアドレス、P(i,j)は再生画像信号を表している。
【0029】
水平方向のエッジ抽出には、次式に示す2×2の垂直方向の一次空間微分フィルタを用いる。
Figure 0003595238
図6(a)は式(2)のフィルタの係数を図式化したもので、左上の画素が参照画素P(i,j)となる。
【0030】
また、垂直方向のエッジ抽出を行うには、次式(3)の2×2の水平方向の一次空間微分フィルタを用いる。
Figure 0003595238
図6(b)は式(3)のフィルタの係数を図式化したもので、左上の画素が参照画素P(i,j)となる。
【0031】
また、水平・垂直・斜め方向のエッジ抽出を同時に行うフィルタとしては、次式(4)のようなラプラシアンフィルタがある。
Figure 0003595238
図7は式(4)のフィルタの係数を図式化したもので、中央の画素が参照画素P(i,j)となる。
【0032】
上記のエッジ抽出フィルタ処理を行った結果F(i,j)の値は、F(i,j)の絶対値が大きい領域はエッジ部分で、逆にゼロに近い部分は平坦部分であるという性質を持つ。従って、2値化処理では次式のように簡単な閾値関数で、エッジ抽出結果F(i,j)の絶対値が閾値Tより大きければ1、閾値T以下ならば0と表すことができる。
【0033】
【数2】
Figure 0003595238
【0034】
(特定物体判定部113について)
次に、図8を用いて特定物体判定部113においてマクロブロック移動物体解析部112の解析処理結果から特定物体を判定する処理について説明する。特定物体判定部113では、マクロブロック解析部112で解析された移動物体マクロブロックの解析結果を基に特定物体の判定を行う。まず、マクロブロック解析部112で2値化処理されたデータの特徴量抽出処理を行う(ステップS501)。具体的な例としては、面積、周囲長、モーメント、1フレーム前からの移動量等の特徴量を計算する。次に、特定物体条件指定部114で指定された物体の条件に当てはまるかのマッチング処理を行い(ステップS502)、特定物体か否かを判定する。
【0035】
(表示例について)
次に、図9〜図11を用いて実際の画像上での本実施形態による判定結果の例について示す。
図9は、再生画像信号の表示画面である。
図10は、マクロブロック移動物体判定部111の判定結果であり、移動物体マクロブロックを白色、静止マクロブロックを黒色で表している。
図11は、移動物体マクロブロックの部分のみ水平方向と垂直方向のエッジ抽出処理を行い、その結果を2値化処理を行った結果を示している。
図12は、特定物体合成表示部115によって表示された画像の例である。この例では、特定物体判定部113で特定物体が存在すると判定した移動物体マクロブロックを包含する長方形を再生動画像信号による動画像に合成して表示している。
【0036】
(マクロブロックブロック解析部112の他の例について)
図13は、マクロブロック解析部112における処理の別の例を示している。この例では、まず移動物体と判定されたマクロブロックの再生画像信号を次式によりYCbCr色空間からHSV色空間へと変換する(ステップS601)。次に、HSV色空間に変換されたデータでH,S,V毎にヒストグラムを作成する(ステップS602)。
【0037】
【数3】
Figure 0003595238
【0038】
YCbCr→HSV変換は、この式の例に限られず、他の式のHSV変換でも問題ない。
【0039】
(特定物体判定部113の他の例について)
図14は、マクロブロック解析部112の処理が図13の例の場合の特定物体判定部113の処理の流れを示している。ここでは、図13のヒストグラム作成処理(ステップS602)によって作成されたH,S,V毎のヒストグラムから色の割合を計算し、それに応じた閾値処理を行うことで、領域分割処理を行う(ステップS701)。次に、特定物体条件指定部114で指定された物体の条件に当てはまるかのマッチング処理により(ステップS602)、特定の物体か否かの判定を行う。
【0040】
以上述べたように、本実施形態では動画像復号化部100で得られる再生画像信号や符号化モード情報を用いて移動物体を少ない計算量で確実に判定でき、さらに、この移動物体判定により解析処理を行う画像の領域を絞り込んだ上で解析処理を行うことによって、少ない計算量で高速かつ安定して移動物体の解析ヲ行うことができる。
【0041】
なお、本実施形態においては2つの画像処理手法の例を示したが、その他の画像処理手法でも同様に実行できることは言うまでもない。また、本実施形態においては、移動物体マクロブロックのみで解析することで解析する領域を絞り込んだが、さらなる条件、例えば移動物体の大きさや移動の方向等や、別の条件、例えば特定の輝度値や特定色の領域等によって解析する領域を絞り込んでもよい。
【0042】
[第2の実施の形態]
図15は、本発明の第2の実施形態に係る動画像解析装置の構成を示す。この動画像解析装置は、大きく動画像符号化部200と特定物体解析部220の2つの部分からなっている。
【0043】
図15において、動画像符号化部200に入力された入力動画像信号は、まずブロック化部201でマクロブロックに分割される。各マクロブロックの入力動画像信号は減算器202に入力され、ここで予測画像信号との差分がとられて予測残差信号が生成される。この予測残差信号とブロック化部201からの入力動画像信号のいずれか一方が符号化モード選択スイッチ203によって選択され、DCT(離散コサイン変換)部204により離散コサイン変換される。DCT部204で得られDCT係数データは、量子化部205で量子化される。量子化部205で量子化されたDCT係数データは二分岐され、一方は可変長符号化部214で可変長符号化される。
【0044】
量子化部205で量子化され二分岐されたDCT係数データの他方は、逆量子化部206及びIDCT(逆離散コサイン変抜)部207により量子化部205及びDCT部204の処理と逆の処理を順次受けた後、加算器208でスイッチ211を介して入力される予測画像信号と加算されることにより、局部復号画像信号が生成される。局部復号画像信号はフレームメモリ209に蓄えられ、フレームメモリ209から動き補償部210に入力される。動き補償部210では、予測画像信号を生成するとともに、符号化モード選択部212に必要な情報を送る。
【0045】
符号化モード選択部212では、マクロブロック単位に動き補償部210からの予測情報Pに基づいて、フレーム間符号化を行うマクロブロックとフレーム内符号化を行うマクロブロックを選択する。フレーム内符号化(イントラ符号化)を行う場合は、符号化モード選択スイッチ情報MをAとし、スイッチ情報SをAとする。フレーム間符号化(インター符号化)を行う場合は、符号化モード選択スイッチ情報MをBとし、スイッチ情報SをBとする。符号化モード選択スイッチ203は符号化モード選択スイッチ情報Pに基づいて切り換えられ、またスイッチ211はスイッチ情報Sに基づいて切り換えられる。
【0046】
ここで、符号化モードとしてイントラ符号化モード(INTRA)、インター符号化モード(INTER)及び非符号化モード(NOT_CODED)があり、これらの符号化モードが各マクロブロック毎に対応付けられている。INTRAマクロブロックはフレーム内符号化される画像領域、INTERマクロブロックはフレーム間符号化される画像領域、NOT_CODEDマクロブロックは符号化不要の画像領域である。
【0047】
一方、特定物体解析部220においては、まず可変長符号化部214に入力された符号化モード情報をマクロブロック移動物体判定部221に入力する。マクロブロック移動物体判定部221では、注目マクロブロックが画面内で移動している物体がどうかを判定し、その判定結果をマクロブロック解析部222に入力する。マクロブロック解析部222では、マクロブロック移動物体判定部221で移動物体と判定されたマクロブロックの画素について画像解析を行い、解析結果を特定物体判定部223に送る。マクロブロック解析部222の判定結果は、特定物体合成表示部225に入力されるとともに、動画像符号化部200の多重化部214に入力される。特定物体合成部225では、動画像符号化部200によって作成された局部復号画像信号による動画像と特定物体の画像の合成画像を作成して表示する。
【0048】
なお、マクロブロック移動物体判定部221、マクロブロック特定物体判定部222及び特定物体合成表示部223の具体的な処理内容は、第1の実施形態で説明した処理と同一であるため、説明を省略する。
【0049】
符号化制御部213は、符号化部217(動画像符号化部200のうち多重化部215より前の部分)での符号化情報と出力バッファ216のバッファ量を基に符号化部217における量子化部205での量子化ステップサイズ等のパラメータを制御する。可変長符号化部214で符号化された符号化データは、特定物体判定部223からの特定物体判定結果とともに多重化部216で多重化された後、出力バッファ217で送信レートが平滑化され、伝送系または蓄積系に伝送される。
【0050】
[第3の実施形態]
図18に、本発明の第3の実施形態に係る動画像解析装置の構成を示す。この動画像解析装置は、図17に示した動画像符号化部200と特定物体解析部220を組み合わせた第2の実施形態に係る動画像解析装置から伝送系または蓄積系を介して伝送されてきた符号化データを受け、この符号化データに基づき動画像内の解析対象、例えば特定物体の解析を行う装置であり、動画像復号化部300に特定物体合成表示部310を組み合わせて構成される。
【0051】
まず、動画像復号化部310において、伝送路または蓄積系から受信した符号化データは入力バッファ301に一度蓄えられ、多重化分離部302によりフレーム毎にシンタクスに基づいて分離され、可変長復号化部303に出力される。可変長復号化部303では、各シンタクスの情報の可変長符号が復号される。
【0052】
符号化モード切替スイッチ309は可変長復号化部303から出力されるマクロブロック毎の符号化モード情報に従って制御され、符号化モードがINTRAならばオフとなる。このとき、可変長復号化部303で復号化された量子化DCT係数情報は逆量子化部304で逆量子化され、IDCT部305で逆離散コサイン変換処理されることにより、再生画像信号が生成される。この再生画像信号は、フレームメモリ307に参照画像として蓄積されるとともに、特定物体合成表示部310に入力される。
【0053】
マクロブロックの符号化モードがINTER及びNOT_CODEDならば、符号化モード切替スイッチ309はオンとなり、可変長復号化部303で復号化された量子化DCT係数情報は逆量子化部304で逆量子化され、IDCT部305で逆離散コサイン変換処理された後、加算器306に入力され、ここで可変長復号化部303で復号化された動きベクトル情報に基づいて動き補償部308においてフレームメモリ307から読み出される参照画像信号を動き補償した信号と関されることにより、再生画像信号が生成される。この再生画像信号は、フレームメモリ307に参照画像信号として蓄積されるとともに、特定色物体合成表示部310に入力される。
【0054】
一方、多重化分離部302で分離された特定物体判定結果も特定色物体合成表示部310に入力される。これにより特定物体合成表示部310では、再生画像上に特定物体が合成表示される。
【0055】
本実施形態では、第1の実施形態で動画像復号化部で行っていた解析処理を動画像符号化部と組み合わせて行い、解析結果を多重化して行ったものであるが、特定物体を含むと判定したマクロブロックを包含する長方形の画像自体をISO/IEC MPEG4のマルチオブジェクト符号化で別のオブジェクトとして符号化し、多重化して動画像復号化装置に送る方法でもよい。
【0056】
また、以上の実施形態では動画像符号化方式としてDCTと動き補償及び可変長符号化を組み合わせた方式を例に説明したが、その他の圧縮符号化技術、例えばウェーブレット変換等を用いた場合でも同様に本発明に基づく動画像解析を適用することができる。
【0057】
また、以上の実施形態においてはマクロブロック単位に処理を行う例を示したが、それよりの小さな単位での処理でも、大きな単位での処理でも同様の方法ができることは言うまでもない。
【0058】
なお、本発明は上述した動画像解析処理の手順をパーソナルコンピュータなどに用いるコンピュータプログラムとして記録した記録媒体を提供することができる。そのような本発明に基づく記録媒体の好ましい態様は、次の通りである。
【0059】
(1)コンピュータに動画像の解析処理を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、動画像を圧縮符号化した符号化データを復号して得られた再生画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照画像信号を参照して動画像内の特定の解析対象を判定する判定ステップと、前記再生画像信号中の前記判定ステップにより判定された解析対象について解析処理を行う解析ステップとを含む処理を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0060】
(2)コンピュータに動画像の解析処理を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、動画像を圧縮符号化する過程で得られる局部復号画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の局部復号画像信号である参照画像信号を参照して動画像内の特定の解析対象を判定する判定ステップと、前記局部復号画像信号中の前記判定ステップにより判定された解析対象について解析処理を行う解析ステップとを含む処理を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば高速でかつ安定して精度よく動画像内の移動物体のような特定物体を解析できる動画像解析方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る動画解析装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施形態におけるマクロブロック移動物体判別部の処理の流れを示すフローチャート
【図3】図2におけるマクロブロック移動物体判定処理の具体的な処理の流れを示すフローチャート
【図4】同実施形態におけるマクロブロック解析部の処理の流れを示すフローチャート
【図5】図3におけるマクロブロック解析処理の具体的な処理の流れを示すフローチャート
【図6】図5におけるエッジ抽出処理で用いる2×2の一次空間微分フィルタの係数を示す図
【図7】図5におけるエッジ抽出処理で用いるラプラシアンフィルタの係数を示す図
【図8】同実施形態における特定物体判定部の処理の流れを示すフローチャート
【図9】同実施形態における再生画像表示画面の具体例を示す図
【図10】同実施形態におけるマクロブロック移動体判定部の判定結果の具体的な表示例を示す図
【図11】同実施形態におけるマクロブロック解析部の解析結果の具体的な表示例を示す図
【図12】同実施形態における特定物体合成表示部の具体的な表示例を示す図
【図13】本発明のマクロブロック解析部の別の実施の形態の動作を示す流れ図
【図14】同実施形態における特定物体判定部の別の例の処理の流れを示すフローチャート
【図15】本発明の第2の実施形態に係る動画像解析装置の構成を示すブロック図
【図16】本発明の第3の実施形態に係る動画像解析装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100…動画像復号化部
101…入力バッファ
102…多重化分離部
103…可変長復号化部
104…逆量子化部
105…IDCT部
106…加算器
107…フレームメモリ
108…動き補償部
109…モード切り替えスイッチ
110…特定物体解析部
111…マクロブロック移動物体判定部
112…マクロブロック解析部
113…特定物体判定部
114…特定物体条件指定部
115…特定物体合成表示部
200…動画像符号化部
201…ブロック化部
202…減算器
203…符号化モード選択スイッチ
204…DCT部
205…量子化部
206…逆量子化部
207…IDCT部
208…加算器
209…フレームメモリ
210…動き補償部
211…スイッチ
212…符号化モード選択部
213…符号化制御部
214…可変長符号化部
215…多重化部
216…出力バッファ
217…符号化部
220…特定物体解析部
221…マクロブロック移動物体判定部
222…マクロブロック解析部
223…特定物体判定部
224…特定物体条件指定部
225…特定物体合成表示部
300…動画像復号化部
301…入力バッファ
302…多重化分離部
303…可変長復号化部
304…逆量子化部
305…IDCT部
306…加算器
307…フレームメモリ
308…動き補償部
309…モード切替スイッチ
310…特定物体合成表示部

Claims (8)

  1. 動画像を圧縮符号化した符号化データを復号して得られた再生画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照画像信号を受け、単位領域の再生画像信号と参照画像信号との相関を求め、該相関に対して符号化モードがイントラの場合とインターの場合とで異なる閾値を用いて閾値判定を行うことにより、単位領域が動画像内の特定の解析対象である移動物体かどうかを判定する判定ステップと、
    前記再生画像信号中の前記判定ステップにより移動物体と判定された解析対象について解析処理を行う解析ステップとを有する動画像解析方法。
  2. 動画像を圧縮符号化する過程で得られる局部復号画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の局部復号画像信号である参照画像信号を受け、単位領域の局部復号画像信号と参照画像信号との相関を求め、該相関に対して符号化モードがイントラの場合とインターの場合とで異なる閾値を用いて閾値判定を行うことにより、単位領域が動画像内の特定の解析対象である移動物体かどうかを判定する判定ステップと、
    前記局部復号画像信号中の前記判定ステップにより移動物体と判定された解析対象について解析処理を行う解析ステップとを有する動画像解析方法。
  3. 前記解析ステップは、(a)前記解析対象の画像の色ヒストグラム作成処理、(b)前記解析対象の画像のエッジ抽出処理、(c)前記解析対象の画像の減色処理、(d)前記解析対象の移動量推定処理、(e)前記解析対象の画像と予め決められた条件とのマッチングによる解析対象の特定処理、の少なくとも一つの処理を行う請求項1または2記載の動画像解析方法。
  4. 動画像を圧縮符号化した符号化データを復号して少なくとも再生画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照画像信号を生成する動画像復号化部と、
    前記再生画像信号、符号化モード情報及び参照画像信号を受け、単位領域の再生画像信号と参照画像信号との相関を求め、該相関に対して符号化モードがイントラの場合とインターの場合とで異なる閾値を用いて閾値判定を行うことにより、単位領域が動画像内の特定の解析対象である移動物体かどうかを判定する判定部と、
    前記再生画像信号中の前記判定部により移動物体と判定された解析対象について解析処理を行う解析部とを有する動画像解析装置。
  5. 動画像を圧縮符号化して符号化データを出力すると共に該圧縮符号化の過程で局部復号画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の局部復号画像信号である参照画像信号を生成する動画像符号化部と、
    前記局部復号画像信号、符号化モード情報及び参照画像信号を受け、単位領域の局部復号画像信号と参照画像信号との相関を求め、該相関に対して符号化モードがイントラの場合とインターの場合とで異なる閾値を用いて閾値判定を行うことにより、単位領域が動画像内の特定の解析対象である移動物体かどうかを判定する判定部と、
    前記復号画像信号中の前記判定部により移動物体と判定された解析対象について移動物体と判定された解析対象について解析処理を行う解析部とを有する動画像解析装置。
  6. 前記解析部は、(a)前記解析対象の画像の色ヒストグラム作成処理、(b)前記解析対象の画像のエッジ抽出処理、(c)前記解析対象の画像の減色処理、(d)前記解析対象の移動量推定処理、(e)前記解析対象の画像と予め決められた条件とのマッチングによる解析対象の特定処理、の少なくとも一つの処理を行う請求項4または5記載の動画像解析装置。
  7. コンピュータに動画像の解析処理を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    動画像を圧縮符号化した符号化データを復号して得られた再生画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の再生画像信号である参照画像信号を受け、単位領域の再生画像信号移動物体と判定された解析対象について解析処理を行うと参照画像信号との相関を求め、該相関に対して符号化モードがイントラの場合とインターの場合とで異なる閾値を用いて閾値判定を行うことにより、単位領域が動画像内の特定の解析対象である移動物体かどうかを判定する判定ステップと、
    前記再生画像信号中の前記判定ステップにより移動物体と判定された解析対象について解析処理を行う解析ステップとを含む処理を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. コンピュータに動画像の解析処理を行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    動画像を圧縮符号化する過程で得られる局部復号画像信号及び単位領域毎の符号化モード情報と1フレーム前の局部復号画像信号である参照画像信号を受け、単位領域の局部復号画像信号と参照画像信号との相関を求め、該相関に対して符号化モードがイントラの場合とインターの場合とで異なる閾値を用いて閾値判定を行うことにより、単位領域が動画像内の特定の解析対象である移動物体かどうかを判定する判定ステップと、
    前記局部復号画像信号中の前記判定ステップにより移動物体と判定された解析対象について解析処理を行う解析ステップとを含む処理を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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