JP3594294B2 - コンロ - Google Patents

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    • Y02A40/928Cooking stoves using biomass

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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、本体上部に焼網を架設したバーベキューコンロや卓上コンロなどのコンロに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
コンロの使用目的に応じて機能性を高めるべく様々なアイデアが提案されているが、本発明は焼網上で焼肉などの調理ができると共に、魚や肉などに突き刺した焼串をコンロ上に立てることもできる画期的なコンロを提供することを目的としている。
【0003】
即ち、例えば野外でバーベキューを行う場合、肉や野菜を焼網上で焼くことができると共に、魚なども割り箸や串杆(例えば竹串)で突き刺し、炭火上に立て掛けて焼くいろりスタイルも実現できる画期的なコンロを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0005】
焼網1を架設するコンロ本体2内に、魚や肉などに突き刺す焼串3を上方から差し込み支承する串支承部4を設け、前記串支承部4は、前記焼網1を前記コンロ本体2に架設するに邪魔にならないようにして、所定位置に斜設状態に前記コンロ本体2内に取付杆4Aを突設して成る取付部4Aを設け、この取付部4Aに、前記焼串3を差し込む差し込み孔4Cが形成される取付管4Bから成る取付パーツ4Bを嵌挿して取り付けて構成し、この串支承部4の不使用時には、前記取付パーツ4Bを前記取付部4Aから取り外し、前記コンロ本体2に前記焼網1を架設し得るように構成したことを特徴とするコンロに係るものである。
【0006】
また、目皿部5上に炭火などの火源6を収納する前記コンロ本体2の火源収納部7の内周部に、前記串支承部4を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンロに係るものである。
【0007】
また、前記串支承部4は、前記コンロ本体2の前記火源収納部7の内周部に、内側に向けて斜設状態に複数設け、この各串支承部4に前記焼串3を差し込み支承することで、この焼串3に突き刺された魚や肉を前記火源6上方に配設し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載のコンロに係るものである。
【0008】
また、前記串支承部4は、この串支承部4に差し込み支承される前記魚や肉などに刺した焼串3が自重により回動することを阻止若しくは抑制する構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロに係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
最も最良と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0010】
コンロ本体2内に設けた串支承部4に、魚や肉などに突き刺した焼串3を上方から差し込み支承することで、この串刺にされた魚や肉などを炭火などの火源6上方に配することができ、いわば、いろりスタイルが実現できる。
【0011】
また、例えば安定性良く焼串3を差し込み支承できるように串支承部4の突出長を長く設定したり、また、この串支承部4を斜設状態に複数設け、コンロ本体2の火源収納部7に収納した炭火6を囲むようにして焼串3を差し込み支承すると共に、焼串3に突き刺されている魚や肉がこの炭火上方に位置するように配して良く焼けるように構成することもできる。
【0012】
また、この串支承部4をコンロ本体2の火源収納部7内周部に設けて収納性や携帯性を向上させることができ、また一方、串支承部4の突出長を長く設定した場合でも、この串支承部4を別パーツによって組み付けることで形成したり、下方へ回動させたり、屈曲させて折り畳み自在に構成することで、串支承部4の不使用時にはコンロ本体2(火源収納部7)の上部に焼網1を架設できるように構成しても良い。
【0013】
従って、例えばいろりスタイルに魚の串焼を行う場合には、例えば、焼網1を取り外し、別パーツを取り付けたり、折畳み収納させていたものを立ち上げるなどして所定長さの差し込み孔4Cを有する串支承部4を形成し、この串支承部4の差し込み孔4Cに焼串3を上方から差し込み支承することとなる。
【0014】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0015】
本実施例は、目皿部5上に炭火などの火源6を収納するコンロ本体2の火源収納部7の内周部に、魚や肉などに突き刺す焼串3を上方から差し込み支承する串支承部4を複数火源6を囲むように設けている。
【0016】
この串支承部4は、前記コンロ本体2の火源収納部7の内周部に、内側に向けて斜設状態に複数設け、この各串支承部4に前記焼串3を差し込み支承することで、この焼串3に突き刺された魚や肉を前記火源6上に配設し得るように構成している。
【0017】
具体的には、前記串支承部4は取付パーツ4Bを所定の取付部4Aに取り付けることで形成又は折り畳み自在に構成して、串支承部4の不使用時には前記コンロ本体2に焼網1を架設し得るように構成するが、本実施例では、焼網1をコンロ本体2に架設するに邪魔にならないようにして、所定位置に前記取付部4Aを設け、この取付部4Aに、前記取付パーツ4Bとして前記焼串3を差し込む差し込み孔4Cが形成される取付部材4Bを取り付けて構成し、この串支承部4の不使用時には、前記取付部材4Bを取付部4Aから取り外し、コンロ本体2に焼網1を架設し得るように構成している。
【0018】
即ち、本実施例では、焼網1を架設する位置まで達しない長さの取付杆4Aを前記取付部4Aとして火源収納部7の内周面に所定間隔を置いて設け、この各取付杆4Aに、焼網1を取り去った状態で取付部材4Bとしての取付管4Bを嵌挿して所定長さの差し込み孔4Cが形成されるように構成し、この各串支承部4の差し込み孔4Cに焼串3を差し込むことで、いろりスタイルに魚の串焼を行うことができ、前記取付部材4B(取付管4B)を取り外して焼網1を架設すれば、通常の焼肉調理もできることとなり、また、この場合串支承部4(取付杆4A)は見えにくく体裁も良い。
【0019】
また、本実施例では串支承部4に差し込み支承される前記魚や肉などに刺した焼串3の自重による回動を阻止若しくは抑制する構成としている。
【0020】
即ち、本実施例では、焼串3として断面偏平状の竹串を採用し、串支承部4の差し込み孔4Cの入口(取付パーツ4Bとしての取付管4Bの先端)を少し潰して偏平孔とし、魚や肉に刺した焼串3が重みで反転しないように構成している。
【0021】
いろりスタイルで焼く場合、表裏を焼くために表を焼いた後、焼串3を差し替えて反転させるが、例えば丸串を丸パイプに刺し込む構成であると、重量の重い方に自動的に反転してしまい、表裏を焼きにくいことになる。この点本実施例では、反転しずらい(反転しない)構成としたため、差し替えることで確実に表裏を焼くことができる。
【0022】
また、金串など熱が伝わり安く、また、断面丸型の丸串では、焼けてくると魚や肉が下方に落ちてくることが懸念されるが、本実施例では竹串を採用するためこの問題も生じない。
【0023】
従って、本実施例では、焼串3が差し込み基端側が角型となっているため、回転しずらく、しかも取付管4Bの入り口も偏平孔をしているため反転することはないから、魚などが回転することがなく、表裏を良好に焼けることとなり、また魚などが下方に落ちにくい。
【0024】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、本発明は焼網上で焼肉などの調理ができると共に、魚や肉などに突き刺した焼串をコンロ上に立てることもできる画期的なコンロとなる。
【0025】
即ち、例えば野外でバーベキューを行う場合、肉や野菜を焼網上で焼くことができると共に、魚なども割り箸や串杆など焼串で突き刺し、炭火上に立て掛けて焼くいろりスタイルも実現できる。
【0026】
また、本発明は、串支承部の不使用時には焼網1を架設して通常の焼肉調理が行え、焼網1を取り外せば、串支承部を構成でき、いろりスタイルの焼串調理も行えるなど一層秀れたコンロとなる。
【0027】
請求項2記載の発明においては、収納性・携帯性に秀れ、串支承部の不使用時には串支承部は火源収納部内にあり、焼網で覆われるため、見えにくく、体裁も良い。
【0028】
また、請求項3記載の発明においては、簡易な構成で串刺されて魚や肉を良好に焼くことができ、簡易な構成で、いろりスタイルで串焼が行えるコンロを実現できる。
【0029】
また、請求項記載の発明においては、焼串が回転しずらいから魚や肉の表裏を差し替えによって簡単に焼くことができる一層秀れたコンロとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図2】本実施例の要部の拡大説明断面図である。
【図3】本実施例の要部の拡大説明分解斜視図である。
【符号の説明】
1 焼網
2 コンロ
3 焼串
4 串支承部
4A 取付部・取付杆
4B 取付管・取付パーツ
4C 差し込み孔
5 目皿部
6 火源
7 火源収納部

Claims (4)

  1. 焼網を架設するコンロ本体内に、魚や肉などに突き刺す焼串を上方から差し込み支承する串支承部を設け、前記串支承部は、前記焼網を前記コンロ本体に架設するに邪魔にならないようにして、所定位置に斜設状態に前記コンロ本体内に取付杆を突設して成る取付部を設け、この取付部に、前記焼串を差し込む差し込み孔が形成される取付管から成る取付パーツを嵌挿して取り付けて構成し、この串支承部の不使用時には、前記取付パーツを前記取付部から取り外し、前記コンロ本体に前記焼網を架設し得るように構成したことを特徴とするコンロ。
  2. 目皿部上に炭火などの火源を収納する前記コンロ本体の火源収納部の内周部に、前記串支承部を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンロ。
  3. 前記串支承部は、前記コンロ本体の前記火源収納部の内周部に、内側に向けて斜設状態に複数設け、この各串支承部に前記焼串を差し込み支承することで、この焼串に突き刺された魚や肉を前記火源上方に配設し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載のコンロ。
  4. 前記串支承部は、この串支承部に差し込み支承される前記魚や肉などに刺した焼串が自重により回動することを阻止若しくは抑制する構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロ。
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