JP3593457B2 - 内燃機関の点火二次回路用センサ、点火・燃焼検出装置、及びプレイグニッション検出装置 - Google Patents

内燃機関の点火二次回路用センサ、点火・燃焼検出装置、及びプレイグニッション検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の点火装置の二次回路に設けられて、点火プラグの火花放電時に流れる点火電流及び燃料の燃焼時に流れるイオン電流を共に検出可能な点火二次回路用センサ、このセンサを用いて内燃機関の点火時期と燃焼時期とを検出する点火・燃焼検出装置、及び点火・燃焼検出装置による検出結果から内燃機関のプレイグニッションを検出するプレイグニッション検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の点火二次回路用センサとして、例えば、図5に例示するように、点火装置80から点火プラグ82に至る高電圧経路84に一端(図ではアノード)が接続されたダイオード86と、このダイオード86の高電圧経路84とは反対側(図ではカソード側)の経路を高電圧経路84に接近させて高電圧経路84と容量結合させる容量結合部88とから構成されたものが知られている(特開平4−308362号公報参照)。
【0003】
このセンサは、点火プラグ82の火花放電時に高電圧経路84を通って点火プラグ82側から点火装置80側に流れる点火電流と、燃料の燃焼時に発生するイオンによって点火プラグ82の放電電極間に流れるイオン電流とを、一つのセンサで検出できるようにしたものである。
【0004】
即ち、点火プラグ82が設けられる内燃機関の気筒内で燃料が燃焼すると、イオンが発生し、このイオンにより点火プラグ82の放電電極間の抵抗が小さくなって、電流(イオン電流)が流れ易くなることから、上記センサは、ダイオード86の高電圧経路84とは反対側(カソード側)に接続した検出装置90から、ダイオード86を介して、点火プラグ82に高電圧(この場合、負電圧)を印加することで、燃料燃焼時に、点火プラグ82から検出装置90側にイオン電流が流れ込むようにし、そのイオン電流を検出装置90側で検出することにより、内燃機関の燃焼状態を検出できるようにしている。
【0005】
また、上記センサは、ダイオード86の高電圧経路84とは反対側(カソード側)の経路(検出用経路)を、容量結合部88を介して、高電圧経路84と容量結合することにより、点火装置80から点火プラグ82に点火用の高電圧(この場合、負電圧)が印加されて点火プラグ82の放電電極間に火花放電が生じた際に、高電圧経路82に流れる点火電流によって容量結合部88に誘導起電力が発生し、容量結合部88を介して検出装置90から高電圧経路84側に電流が流れ出し、検出装置90側では、この電流から内燃機関の点火時期を検出できるようにしている。
【0006】
そして、このように構成された従来の点火二次回路用センサによれば、点火プラグ82の火花放電時に流れる点火電流(点火時期)と、燃料燃焼時に流れるイオン電流とを、一つのセンサで検出することができることから、内燃機関の失火やプレイグニッション等をセンサ一つで簡単に検出できるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の点火二次回路用センサでは、イオン電流に加えて、高電圧経路84に流れる点火電流を検出できるようにするために、検出装置90に接続される検出用経路と点火二次回路の高電圧経路とをそのまま近付けて容量結合させていることから、点火プラグ82の火花放電後には、高電圧経路84に点火方向とは逆方向に流れ、この逆方向電流が、容量結合部88を介して検出装置90に流れ込み、検出装置90側で、この電流をイオン電流と誤判定してしまうことがある。
【0008】
つまり、点火プラグ82の火花放電時には、高電圧経路84に点火プラグ82から点火装置80側へと点火電流が流れるが、その後、高電圧経路84には、点火コイルに蓄積されたエネルギにより、点火電流とは逆方向に電流が流れ、その後は、二次コイルに蓄積されたエネルギが放出されるまで、点火方向及び逆方向に交互に電流が流れることから、検出装置90側では、高電圧経路84に点火方向とは逆方向に流れた電流をイオン電流と誤判定してしまうのである。
【0009】
また、検出装置90には、容量結合部88を介して、点火装置80の二次回路側で生じたノイズ等も入力されることから、このノイズによって、点火時期やイオン電流を誤検出してしまうこともある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、点火プラグの火花放電時に流れる点火電流と燃料燃焼時に流れるイオン電流とを一つのセンサで検出できるようにした点火二次回路用センサにおいて、点火二次回路で生じたノイズや、火花放電後に流れる逆方向電流に影響されることなく、点火電流及びイオン電流を正確に検出できるようにし、延いては、このセンサを用いて、内燃機関のプレイグニッション等を正確に検出できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の点火二次回路用センサは、点火二次回路の高電圧経路に直列に接続される点火用経路と、イオン電流を検出するための検出用経路とから構成され、点火用経路には、その経路を流れる点火電流の電流方向を一方向に規制する複数の逆流防止ダイオードが設けられる。また、検出用経路には、前述した従来のセンサ(図5)と同様、イオン電流を流すための電流検出ダイオードが設けられるが、この電流検出ダイオードは、点火用経路において点火プラグ側に配置された逆流防止ダイオードの点火プラグ側電極に対して、この電極と同極性の電極が接続されるように(換言すれば、アノード同士又はカソード同士が接続されるように)、検出用経路に配置され、更に、この検出用経路の内、電流検出ダイオードの逆流防止ダイオードとは反対側の電極に接続される経路(つまり、電流検出ダイオードの点火用経路とは反対側の検出用経路)は、点火用経路において2つの逆流防止ダイオード同士を接続する経路と容量結合される。
【0011】
このため、本発明の点火二次回路用センサによれば、前述した従来のセンサと同様、検出用経路において、点火用経路との容量結合部の電流検出ダイオードとは反対側の端部(換言すれば検出用経路の開放端部)を、検出装置に接続し、検出装置から検出用経路にイオン電流検出用の高電圧を印加するようにすれば、燃料燃焼時には、点火プラグの周囲に生じたイオンによって、検出用経路にイオン電流が流れることになる。従って、検出装置側でこのイオン電流を検出するようにすれば、内燃機関の燃焼状態を検出することができる。
【0012】
また、内燃機関の点火装置から点火プラグに点火用高電圧が印加されて、点火用経路に点火電流が流れる点火プラグの火花放電時には、容量結合部を介して点火用経路に電圧が誘起される。従って、上記のように検出用経路の開放端部を検出装置に接続し、この検出装置において、容量結合部に誘起された電圧により検出装置から流れ出す(或いは流れ込む)電流を検出するようにすれば、点火時期を検出できる。
【0013】
また、点火用経路の容量結合部両側には、逆流防止ダイオードが配置されることから、点火プラグの火花放電後に点火用経路に点火電流とは逆方向の電流が流れ、この電流によって検出装置にイオン電流と同方向の電流が流れることはない。また、このように点火用経路に逆流防止ダイオードが設けられることから、内燃機関の点火二次回路で生じたノイズが検出用経路に重畳されるのも抑制できる。従って、本発明の点火二次回路用センサによれば、検出用経路に接続された検出装置側での点火時期とイオン電流との検出精度を向上できる。
【0014】
ここで、本発明の点火二次回路用センサは、点火電流が流れる点火用経路と、イオン電流を流すための高電圧が印加される検出用経路とから構成されることから、これら各経路を保護するために、請求項2に記載のように、これら経路全体を絶縁性樹脂でモールドすることが望ましい。そして、このモールドに使用する絶縁性樹脂には、15kV/mm以上の耐電圧を有する絶縁性樹脂を使用することが望ましい。
【0015】
また、一般的なガソリンエンジンの場合、火花放電時に点火プラグに印加される点火用高電圧が十数kV程度であり、検出用経路に接続された検出装置側で、点火電流を抵抗(例えば図2に示す抵抗R3)を用いて数Vの点火信号電圧として検出できるようにするために、点火用経路と検出用経路との容量結合部の容量は、0.2pF以上とし、その耐圧は、30kV以上にすることが望ましい。
【0016】
そして、こうした条件を満足できれば、点火用経路と検出用経路との容量結合部は、請求項3に記載のように、これら各経路を構成する導線同士を単に接近させるようにしてもよく、或いは、請求項4に記載のように、これら各経路を構成する導線に導電性の金属平板を夫々接続し、これら各金属平板を略平行に配置するようにしてもよい。
【0017】
また、検出用経路に設ける電流検出ダイオードとしては、火花放電時に点火プラグに印加される点火用高電圧に耐え得る必要があることから、高耐圧のダイオード一個で構成してもよいが、高耐圧のダイオードは高価であることから、請求項5に記載のように、複数のダイオードを同方向に直列に接続することにより、電流検出ダイオードを構成してもよい。
【0018】
但し、この場合にも、電流検出ダイオードを構成する全てのダイオードを、点火用経路に容量結合される検出用経路の容量結合部よりも点火用経路側(換言すれば点火プラグ側)に配置する必要はある。これは、検出用経路の容量結合部よりも検出装置側にダイオードを配置すると、点火用経路に点火電流が流れ、容量結合部を介して検出用経路に電圧が誘起されても、このダイオードによって、検出装置側に流れる電流が阻止されてしまうからである。
【0019】
次に、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5いずれか記載の点火二次回路用センサを用いて、点火プラグに点火電流が流れる点火時期とイオン電流が流れる燃焼時期とを検出する内燃機関の点火・燃焼検出装置に関するものである。
【0020】
そして、この装置は、点火用経路に容量結合された検出用経路の容量結合部の電流検出ダイオードとは反対側端部(つまり、検出用経路の開放端部)に一端が接続された電荷蓄積用コンデンサと、電荷蓄積用コンデンサに検出用経路を介して点火プラグにイオン電流を流すための電荷を充電する充電回路と、電荷蓄積用コンデンサの検出用経路とは反対側にアノード及びカソードが夫々接続された一対のダイオードと、これら各ダイオードの他端に接続され、その接続点の電圧変化から点火電流及びイオン電流を各々検出する点火電流検出回路及びイオン電流検出回路とを備える。
【0021】
即ち、本発明(請求項1〜請求項5)の点火二次回路用センサにおいては、イオン電流検出用の電圧を印加することによって検出用電流に流れるイオン電流と、点火電流により容量結合部を介して誘起される電圧により検出用電流に流れる電流とは、電流方向が異なる。そこで、本発明の点火・燃焼検出装置においては、検出用経路の開放端部に接続された電荷蓄積用コンデンサに、充電回路を介して、イオン電流を流すための電荷を充電しておき、イオン電流が流れた際に生じる電荷蓄積用コンデンサの他端の電圧変化を一方のダイオードを介して検出し、逆に、点火電流が流れた際に生じる電荷蓄積用コンデンサの他端の電圧変化を他方のダイオードを介して検出するようにしているのである。
【0022】
このため、本発明によれば、点火電流とイオン電流とを、これら各ダイオードに接続された点火電流検出回路及びイオン電流検出回路にて各々正確に検出することができるようになり、内燃機関の失火検出やプレイグニッション検出を簡単且つ正確に行うことができるようになる。
【0023】
つまり、例えば、上記各電流検出回路の検出結果から、点火電流検出後のイオン電流の検出の有・無を判定するようにすれば、失火を簡単に検出することができ、点火電流検出前にイオン電流が検出されたか否かを判定するようにすれば、プレイグニッションを簡単に検出することができるようになる。
【0024】
次に、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の点火・燃焼検出装置を備え、上記各電流検出回路からの検出信号に基づき内燃機関のプレイグニッションを検出するプレイグニッション検出装置に関するものである。
そして、この装置では、判定回路が、点火電流検出回路にて点火電流が検出される点火時期に同期して、点火時期よりも前にイオン電流検出回路にてイオン電流が検出されたか否かを判定し、この判定回路にて、点火時期よりも前にイオン電流が検出されたと判定されたときに、内燃機関にプレイグニッションが発生したとして検出信号を出力するようにされている。
【0025】
従って、請求項7に記載のプレイグニッション検出装置によれば、内燃機関のプレイグニッションを簡単に且つ正確に検出することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は、両極性ディストリビュータレス型点火装置を備えた6気筒4サイクルエンジンに本発明を適用した点火システム全体の構成を表わしている。
【0027】
図1に示す如く、本実施例の点火システムは、両極性ディストリビュータレス型であるため、エンジンEGの各気筒#1〜#6に設けられた点火プラグ11,12,13,14,15,16のうち、点火時期がエンジンEGの1回転(360℃A)毎に異なる第1気筒#1と第6気筒#6、第5気筒#5と第2気筒#2、及び第3気筒#3と第4気筒#4に夫々設けられた一対の点火プラグ11と12、13と14、及び15と16に対して、各々、同時に正・負の点火用高電圧を印加するための3個の点火コイル21(点火プラグ11,12用),22(点火プラグ13,14用)、23(点火プラグ15,16用)を備えている。
【0028】
そして、各点火コイル21〜23の一次巻線M11、M12、M13の一端は、夫々、負極端子が接地されたバッテリBTの正極端子に接続され、一次巻線M11〜M13の他端は、夫々、エミッタが接地されたNPNトランジスタからなるパワートランジスタTR1、TR2、TR3のコレクタに接続されている。そして、これら各パワートランジスタTR1〜TR3は、エンジン制御装置10からエンジンEGの回転に同期して出力される点火信号によりON・OFFされる。
【0029】
また、各点火コイル21〜23の二次巻線M21、M22、M23の両端には、各気筒点火用の高電圧経路となるハイテンションコード31、32、33、34、35、36を介して、対応する一対の点火プラグ11〜16の中心電極が夫々接続されている。そして、ハイテンションコード31〜36には、本発明にかかわる主要部である点火二次回路用センサS1、S2、S3、S4、S5、S6が夫々設けられている。
【0030】
尚、点火二次回路用センサS1〜S6は、点火プラグ11〜16に流れる点火電流及びイオン電流を検出するためのものであり、これら各電流検出用の端子が、プレイグニッションテスタ40に接続されて、内燃機関各気筒#1〜#6で発生したプレイグニッションを各々検出するのに使用される。
【0031】
また、プレイグニッションテスタ40は、エンジンEGの調整時等に、点火二次回路用センサS1〜S6を用いて、エンジンEGの各気筒#1〜#6に発生するプレイグニッションを検出するためのものであり、プレイグニッションテスタ40による検出結果は、プレイグニッションが発生しないようにエンジン制御装置10等によるエンジンEGの運転特性を調整するのに使用される。
【0032】
次に、点火二次回路用センサS1〜S6及びプレイグニッションテスタ40の構成を、パワートランジスタTR1のターンオフ時に点火コイル21の二次巻線M21の一方の端部に発生した負の点火用高電圧を点火プラグ11の中心電極に印加することにより第1気筒#1の点火プラグ11を火花放電させるハイテンションコード31に設けられた点火二次回路用センサ(以下、単にセンサという)S1、及び、このセンサS1を用いて第1気筒#1で発生したプレイグニッションを検出するプレイグニッションテスタ40側の第1気筒用検出回路41を例に採り説明する。
【0033】
図2に示す如く、センサS1は、ハイテンションコード31に直列に接続されて点火電流を流すための点火用経路52と、この点火用経路52の点火プラグ11側端部に接続されて、第1気筒用検出回路41側に引き出される検出用経路54とから構成される。
【0034】
そして、点火用経路52には、点火コイル21から出力される負の点火用高電圧によって点火プラグ11側から点火コイル21側に点火電流が流れるのを許容し、この点火電流とは逆方向に電流が流れるのを阻止する2個の逆流防止ダイオード52a,52bが、点火コイル21側をカソード、点火プラグ11側をアノードとして、直列に設けられている。また、検出用経路54には、逆流防止ダイオード52a,52bと同様に、点火プラグ11側をアノードとして、2個の電流検出ダイオード54a,54bが直列に設けられている。
【0035】
また、点火用経路52側で2個の逆流防止ダイオード52a,52b同士を接続している経路と、検出用経路54の電流検出ダイオード54a,54bよりも第1気筒用検出回路41側の経路とは、これら各経路を構成する導線に設けられた導電性の金属平板52c,54cを互いに平行配置することにより、容量結合されている。そして、このように容量結合されたセンサS1の容量結合部56、及び、上記各ダイオード52a,52b、54a,54bが設けられた各経路52,54は、絶縁性樹脂にてモールドされ、一体化されている。
【0036】
次に、第1気筒用検出回路41には、一端がセンサS1の検出用経路54に接続された電荷蓄積用のコンデンサC1が備えられ、このコンデンサC1と検出用経路54との接続点には、抵抗R1を介して、コンデンサC1に、イオン電流検出用の負の高電圧(例えば、接地電位を基準とする−300V)を印加し、コンデンサC1を充電する充電回路62が設けられている。
【0037】
また、コンデンサC1の他端には、カソードが抵抗R2を介して接地されたダイオードD1のアノードと、アノードが抵抗R3を介して接地されたダイオードD2のカソードが夫々接続されている。これら各ダイオードD1,D2は、点火プラグ11に点火電流及びイオン電流が流れた際に、コンデンサC1のセンサS1側のa点の電位が変化するのを利用して、点火電流及びイオン電流を検出するためのものである。
【0038】
つまり、コンデンサC1のセンサS1側の電位aは、図3に示すように、点火プラグ11にイオン電流が流れたときには上昇し、点火プラグ11に点火電流が流れたときには下降し、コンデンサC1の各ダイオードD1,D2側の電位もそれに応じて変化することから、この電位の変化に応じて、点火プラグ11にイオン電流が流れた際にはダイオードD1に電流が流れ、点火プラグ11に点火電流が流れた際にはダイオードD2に電流が流れる。このため、各ダイオードD1,D2のコンデンサC1とは反対側の電位は、夫々、イオン電流及び点火電流に応じて変化することになり、第1気筒用検出回路41では、各ダイオードD1,D2のコンデンサC1とは反対側の電位変化から、イオン電流及び点火電流を検出できるようにしているのである。
【0039】
そして、このように点火電流を検出するために、ダイオードD2のアノードには、コンデンサC2を介して、バイアス電圧V1(例えば10V)が印加されたコンパレータ64の正極側(+)入力端子に接続されている。この結果、コンパレータ64の+入力端子には、通常時にはバイアス電圧V1となり、点火プラグ11に点火電流が流れたときにだけバイアス電圧V1から急峻に低下する、点火信号bが入力されることになる(図3参照)。
【0040】
また、コンパレータ64の負極側(−)入力端子には、判定電圧生成回路66から、点火信号の入力を判定するための判定電圧VT1(例えば5V)が印加されている。このため、コンパレータ64の出力端子からは、点火プラグ11に点火電流が流れて点火プラグ11が火花放電した際に、一時的にLow レベルとなる点火検出信号cが出力されることになる(図3参照)。
【0041】
また、このようにコンパレータ64から出力される点火検出信号は、マスク処理回路68に入力される。マスク処理回路68は、前回点火検出信号が入力されてから今回点火検出信号が入力されるまでの時間から、点火プラグ11の火花放電の1周期を求め、その周期に基づき、今回点火検出信号が入力されてから次に点火検出信号が入力される前にイオン電流が流れたか否か(換言すればプレイグニッションが発生したか否か)を判定する判定領域を設定するためのマスク信号を出力する。
【0042】
つまり、本実施例の点火システムは両極性ディストリビュータレス型であることから、点火プラグ11の火花放電の2回に1回の割で第1気筒#1内で燃料が燃焼し、点火プラグ11にイオン電流が流れることになるが、プレイグニッションの検出には、点火プラグ11に点火電流が流れた後のイオン電流を検出する必要はなく、点火電流が流れる前にイオン電流を検出すればよい。
【0043】
そこで、本実施例では、マスク処理回路68を用いて、今回点火検出信号が入力されてから、次に点火検出信号が入力されるまでの間に、イオン電流からプレイグニッションを検出すべき領域を設定し、この領域までイオン電流の検出信号の取り込みを禁止するマスク信号dを生成するのである(図3参照)。
【0044】
一方、ダイオードD1のカソードには、イオン電流を検出するために、イオン電流処理回路70が接続されている。イオン電流処理回路70は、ダイオードD1に電流が流れて、そのカソード側電位が上昇した際、その電位上昇分に、バイアス電圧V2(例えば6V)を加算した信号を、イオン電流の検出信号eとして生成する(図3参照)。尚、イオン電流処理回路70は所謂加算回路から構成されるが、その出力の上限は、リミッタ回路によって制限される。
【0045】
また、イオン電流処理回路70からの検出信号eは、マスク処理回路68にて生成されたマスク信号dと共に波形整形回路72に入力される。波形整形回路72は、マスク処理回路68にて生成されたマスク信号が入力されていないとき(つまりマスク信号がLow レベルであるとき)に、イオン電流処理回路70からの検出信号eをそのまま出力し、マスク処理回路68にて生成されたマスク信号が入力されているとき(つまりマスク信号がHighレベルであるとき)には、出力を接地電位に保持して、検出信号eの出力を停止するようにされている。
【0046】
この結果、波形整形回路72からは、点火プラグ11に点火電流が流れる前の所定期間だけ、検出信号eが出力されることになり(図3に示すf点の信号参照)、その出力信号fは、点火プラグ11に点火電流が流れる前にイオン電流が流れていない場合(つまりプレイグニッションが発生していない場合)には、バイアス電圧V2に対応した信号レベルの矩形波となり、点火プラグ11に点火電流が流れる前にイオン電流が流れた場合(つまりプレイグニッションが発生した場合)には、その矩形波にイオン電流に対応した電圧が重畳された信号波形となる(図3参照)。そして、波形整形回路72からの出力信号fは、波形出力回路74を介して、オシロスコープ等の外部のモニタ装置に出力されると共に、プレイグニッション判別回路76に入力される。
【0047】
次に、プレイグニッション判別回路76では、波形整形回路72からの出力信号fと、予めバイアス電圧V2よりも大きい値に設定されたプレイグニッション判定用の判定電圧VT2とを比較し、イオン電流検出信号がこの判定電圧VT2を越えると、第1気筒#1にプレイグニッションが発生したと判断して、その旨を表すプレイグニッション検出信号を、ブザー78及びカウンタ79に出力する。
【0048】
この結果、第1気筒#1にプレイグニッションが発生した場合には、ブザー78からその旨を表す警報音が出力されると同時に、カウンタ79にて、プレイグニッションの発生回数がカウントされることになる。
以上説明したように、本実施例では、点火二次回路用センサS1を、一対の逆流防止ダイオード52a,52bを備えた点火用経路52と、点火プラグ11に点火電流と同方向のイオン電流が流れるように電流検出ダイオード54a,54bが設けられた検出用経路54とから構成し、しかも、点火用経路52の逆流防止ダイオード52a−52b間と、検出用経路54の開放端側とを容量結合することにより、第1気筒用検出回路41側で、第1気筒用検出回路41からセンサS1側に流れ込む電流にて点火電流を検出し、センサS1側から第1気筒用検出回路41に流れ込む電流にてイオン電流を検出できるようにされている。
【0049】
このため、第1気筒用検出回路41側では、一対のダイオードD1,D2を用いて、点火プラグ11に流れた点火電流及びイオン電流を各々検出することができるようになり、各電流の検出時期から、プレイグニッションの発生を簡単に判定することができるようになる。
【0050】
そして、特に本実施例では、点火用経路52の容量結合部56の両側に逆流防止ダイオード52a,52bを設け、点火用経路52に点火電流とは逆方向に電流が流れるのを防止するようにしているので、この逆方向電流によって、センサS1から第1気筒用検出回路41側にイオン電流と同方向の電流が流れ込むのを防止でき、第1気筒用検出回路41側で、イオン電流,延いては第1気筒での燃料の燃焼が誤検出されるのを防止し、イオン電流の検出精度を高めることができる。
【0051】
尚、本実施例では、点火コイル21の二次巻線M21に発生した負の点火用高電圧を第1気筒#1の点火プラグ11に印加する高電圧経路(ハイテンションコード31)に設けられた点火二次回路用センサS1と、このセンサS1を用いて第1気筒#1のプレイグニッションを検出する第1気筒用検出回路41の例に採とり、本発明にかかわる主要部の構成を説明したが、他の点火二次回路用センサS2〜S6及びこれに対応したプレイグニッションテスタ40内の各気筒用検出回路についても、上記センサS1と第1気筒用検出回路41と略同様に構成すればよい。
【0052】
つまり、点火コイル22,23の二次巻線M22,M23に発生した負の点火用高電圧を、第5気筒#5及び第3気筒#3の点火プラグ13,15に印加するハイテンションコード33,35に設けられる点火二次回路用センサS3,S5と、これら各センサS3,S5を用いて第5気筒#5及び第3気筒#3のプレイグニッションを検出するプレイグニッションテスタ40内の検出回路については、上述のセンサS1及び第1気筒用検出回路41と全く同様に構成すればよい。
【0053】
一方、点火コイル21〜23の二次巻線M21〜M23に発生した正の点火用高電圧を、第6気筒#6,第2気筒#2,及び第4気筒#4の点火プラグ12,14,16に印加するハイテンションコード32,34,36に設けられる点火二次回路用センサS2,S4,S6については、各ハイテンションコード32,34,36に流れる点火電流の方向が、ハイテンションコード31に流れる点火電流とは逆方向になるため、図4(a)に示すように、この電流方向に対応して、各センサS2,S4,S6内のダイオード52a,52b,54a,54bを、図2に示したセンサS1内のダイオード52a,52b,54a,54bとは逆方向に設けるようにすればよい。
【0054】
また、これら各センサS2,S4,S6を用いて上記各気筒#6,#2,#4のプレイグニッションを検出するプレイグニッションテスタ40内の検出回路については、イオン電流及び点火電流検出用のダイオードD1,D2を、図2に示した第1気筒用検出回路41とは逆方向に接続し、充電回路62を、正の高電圧(例えば+300V)を発生するように構成すればよい。
【0055】
そして、本実施例においては、プレイグニッションテスタ40内の第1気筒用検出回路41を初めとする各気筒用検出回路が請求項7に記載のプレイグニッション検出装置に相当し、その検出回路内の、電荷充電用のコンデンサC1、充電回路62、ダイオードD1,D2、抵抗R1〜R3、コンパレータ64、判定電圧生成回路66、及びイオン電流処理回路70が、請求項6に記載の点火・燃焼検出装置として機能し、マスク処理回路68、波形整形回路72、及びプレイグニッション判別回路76が請求項2に記載の判定回路として機能する。また、点火・燃焼検出装置として機能する上記各部の内、コンパレータ64が、請求項6に記載の点火電流検出回路として機能し、イオン電流処理回路70が、請求項6に記載のイオン電流検出回路として機能する。
【0056】
例えば、上記実施例では、点火二次回路用センサS1において、点火用経路52と検出用経路54とを容量結合する容量結合部56を、各経路52,54を構成する導線に金属平板52c,54cを接続し、これら各金属平板52c,54cを平行配置することにより構成するものとして説明したが、これら各金属平板52c,54cは、各経路52,54を容量結合すればよいため、正確に平行に配置する必要はなく、略平行に配置すればよい。また、その間隔も、容量結合部56の容量が0.2pF以上となり、30kV以上の耐圧を確保できるように、適宜設定すればよい。
【0057】
また、容量結合部56の容量及び耐圧を夫々0.2pF以上,30kV以上にすることができれば、上記各経路52,54に金属平板52c,54cを設ける必要はなく、図4(b)或いは(c)に示すように、上記各経路52,54を構成する導線を単に平行配置するだけでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の6気筒エンジンの点火システムの全体構成を表わす説明図である。
【図2】図1に示す第1気筒の点火プラグに流れた点火電流及びイオン電流からプレイグニッションを検出するセンサ及び検出回路の構成を表す説明図である。
【図3】図2に示した検出回路の動作を説明するタイムチャートである。
【図4】点火二次回路用センサの他の構成例を表す説明図である。
【図5】従来の点火二次回路用センサの構成を説明する説明図である。
【符号の説明】
EG…エンジン、11〜16…点火プラグ、21〜23…点火コイル、31〜36…ハイテンションコード(高電圧経路)、S1〜S6…点火二次回路用センサ、40…プレイグニッションテスタ、41…第1気筒用検出回路、52…点火用経路、54…検出用経路、52a,52b…逆流防止ダイオード、54a,54b…電流検出ダイオード、52c,54c…金属平板、56…容量結合部、62…充電回路、64…コンパレータ、66…判定電圧生成回路、68…マスク処理回路、70…イオン電流処理回路、72…波形整形回路、76…プレイグニッション判別回路、BT…バッテリ、C1…コンデンサ(電荷充放電用)、D1,D2…ダイオード。

Claims (7)

  1. 内燃機関の点火プラグに火花放電用の高電圧を供給する点火装置の二次回路側に設けられ、火花放電時に流れる点火電流及び燃料燃焼時に流れるイオン電流を検出するための点火二次回路用センサであって、
    前記点火装置から前記点火プラグに至る高電圧経路に直列に接続され、該高電圧経路を流れる電流方向を点火用の一方向に規制する複数の逆流防止ダイオードを備えた点火用経路と、
    該点火用経路において点火プラグ側に配置された逆流防止ダイオードの点火プラグ側電極に対して、該電極と同極性の電極が接続された電流検出ダイオードを備え、該電流検出ダイオードを介して前記電流を検出するための検出用経路と、
    を備え、該検出用経路の内、前記電流検出ダイオードの前記逆流防止ダイオードとは反対側の電極に接続される経路と、前記点火用経路において2つの逆流防止ダイオード同士を接続する経路とを容量結合させたことを特徴とする内燃機関の点火二次回路用センサ。
  2. 前記点火用経路と検出用経路とを絶縁性樹脂でモールドしたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の点火二次回路用センサ。
  3. 前記点火用経路と検出用経路とは、該各経路を構成する導線同士を接近させることにより容量結合されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の点火二次回路用センサ。
  4. 前記点火用経路と検出用経路とは、該各経路を構成する導線に導電性の金属平板を夫々接続し、各金属平板を略平行に配置することにより容量結合されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の点火二次回路用センサ。
  5. 前記検出用経路には、前記電流検出ダイオードとして、複数のダイオードが同方向に直列に接続されていることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか記載の内燃機関の点火二次回路用センサ。
  6. 請求項1〜請求項5いずれか記載の点火二次回路用センサを用いて、前記点火プラグに点火電流が流れる点火時期とイオン電流が流れる燃焼時期とを検出する内燃機関の点火・燃焼検出装置であって、
    前記点火用経路に容量結合された検出用経路の容量結合部の前記電流検出ダイオードとは反対側端部に一端が接続された電荷蓄積用コンデンサと、
    該電荷蓄積用コンデンサに前記検出用経路を介して点火プラグにイオン電流を流すための電荷を充電する充電回路と、
    前記電荷蓄積用コンデンサの前記検出用経路とは反対側にアノード及びカソードが夫々接続された一対のダイオードと、
    該各ダイオードの他端に接続され、該接続点の電圧変化から前記点火電流及びイオン電流を各々検出する点火電流検出回路及びイオン電流検出回路と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の点火・燃焼検出装置。
  7. 請求項6に記載の点火・燃焼検出装置を備え、前記各電流検出回路からの検出信号に基づき内燃機関のプレイグニッションを検出するプレイグニッション検出装置であって、
    前記点火電流検出回路にて点火電流が検出される点火時期に同期して、該点火時期よりも前に前記イオン電流検出回路にてイオン電流が検出されたか否かを判定する判定回路を備え、該判定回路にて、前記点火時期よりも前にイオン電流が検出されたと判定されたときに、内燃機関にプレイグニッションが発生したとして検出信号を出力することを特徴とする内燃機関のプレイグニッション検出装置。
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