JPH11336651A - 内燃機関の点火二次回路用センサ、点火・燃焼検出装置、及びプレイグニッション検出装置 - Google Patents

内燃機関の点火二次回路用センサ、点火・燃焼検出装置、及びプレイグニッション検出装置

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JPH11336651A
JPH11336651A JP10146093A JP14609398A JPH11336651A JP H11336651 A JPH11336651 A JP H11336651A JP 10146093 A JP10146093 A JP 10146093A JP 14609398 A JP14609398 A JP 14609398A JP H11336651 A JPH11336651 A JP H11336651A
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裕之 亀田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグの火花放電後に流れる逆方向電流
等に影響されることなく、点火電流及びイオン電流を一
つのセンサで正確に検出できるようにする。 【解決手段】 点火コイル21から点火プラグ11に至
る高電圧経路に点火電流及びイオン電流検出用のセンサ
S1を設ける。このセンサS1は、高電圧経路に直列に
接続される一対の逆流防止ダイオード52a,52bを
備えた点火用経路52と、点火用経路52の点火プラグ
11側に接続されイオン電流検出用のダイオード54
a,54bを備えた検出用経路とから構成され、経路5
2のダイオード52a−52b間と経路54の開放端側
とは容量結合される。この結果、検出回路41側では、
センサS1側に流れ込む電流から点火電流(点火時期)
を検出し、センサS1から流れ込む電流からイオン電流
(燃料燃焼)を検出でき、これらの検出時期からプレイ
グニッションを簡単且つ正確に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の点火装
置の二次回路に設けられて、点火プラグの火花放電時に
流れる点火電流及び燃料の燃焼時に流れるイオン電流を
共に検出可能な点火二次回路用センサ、このセンサを用
いて内燃機関の点火時期と燃焼時期とを検出する点火・
燃焼検出装置、及び点火・燃焼検出装置による検出結果
から内燃機関のプレイグニッションを検出するプレイグ
ニッション検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の点火二次回路用セン
サとして、例えば、図5に例示するように、点火装置8
0から点火プラグ82に至る高電圧経路84に一端(図
ではアノード)が接続されたダイオード86と、このダ
イオード86の高電圧経路84とは反対側(図ではカソ
ード側)の経路を高電圧経路86に接近させて高電圧経
路86と容量結合させる容量結合部88とから構成され
たものが知られている(特開平4−308362号公報
参照)。
【0003】このセンサは、点火プラグ82の火花放電
時に高電圧経路84を通って点火プラグ82側から点火
装置80側に流れる点火電流と、燃料の燃焼時に発生す
るイオンによって点火プラグ82の放電電極間に流れる
イオン電流とを、一つのセンサで検出できるようにした
ものである。
【0004】即ち、点火プラグ82が設けられる内燃機
関の気筒内で燃料が燃焼すると、イオンが発生し、この
イオンにより点火プラグ82の放電電極間の抵抗が小さ
くなって、電流(イオン電流)が流れ易くなることか
ら、上記センサは、ダイオード86の高電圧経路84と
は反対側(カソード側)に接続した検出装置90から、
ダイオード86を介して、点火プラグ82に高電圧(こ
の場合、負電圧)を印加することで、燃料燃焼時に、点
火プラグ82から検出装置90側にイオン電流が流れ込
むようにし、そのイオン電流を検出装置90側で検出す
ることにより、内燃機関の燃焼状態を検出できるように
している。
【0005】また、上記センサは、ダイオード86の高
電圧経路84とは反対側(カソード側)の経路(検出用
経路)を、容量結合部88を介して、高電圧経路84と
容量結合することにより、点火装置80から点火プラグ
82に点火用の高電圧(この場合、負電圧)が印加され
て点火プラグ82の放電電極間に火花放電が生じた際
に、高電圧経路82に流れる点火電流によって容量結合
部88に誘導起電力が発生し、容量結合部88を介して
検出装置90から高電圧経路84側に電流が流れ出し、
検出装置90側では、この電流から内燃機関の点火時期
を検出できるようにしている。
【0006】そして、このように構成された従来の点火
二次回路用センサによれば、点火プラグ82の火花放電
時に流れる点火電流(点火時期)と、燃料燃焼時に流れ
るイオン電流とを、一つのセンサで検出することができ
ることから、内燃機関の失火やプレイグニッション等を
センサ一つで簡単に検出できるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の点
火二次回路用センサでは、イオン電流に加えて、高電圧
経路82に流れる点火電流を検出できるようにするため
に、検出装置90に接続される検出用経路と点火二次回
路の高電圧経路とをそのまま近付けて容量結合させてい
ることから、点火プラグ82の火花放電後には、高電圧
経路82に点火方向とは逆方向に流れ、この逆方向電流
が、容量結合部88を介して検出装置90に流れ込み、
検出装置90側で、この電流をイオン電流と誤判定して
しまうことがある。
【0008】つまり、点火プラグ82の火花放電時に
は、高電圧経路82に点火プラグ82から点火装置80
側へと点火電流が流れるが、その後、高電圧経路82に
は、点火コイルに蓄積されたエネルギにより、点火電流
とは逆方向に電流が流れ、その後は、二次コイルに蓄積
されたエネルギが放出されるまで、点火方向及び逆方向
に交互に電流が流れることから、検出装置90側では、
高電圧経路82に点火方向とは逆方向に流れた電流をイ
オン電流と誤判定してしまうのである。
【0009】また、検出装置90には、容量結合部88
を介して、点火装置80の二次回路側で生じたノイズ等
も入力されることから、このノイズによって、点火時期
やイオン電流を誤検出してしまうこともある。本発明
は、こうした問題に鑑みなされたものであり、点火プラ
グの火花放電時に流れる点火電流と燃料燃焼時に流れる
イオン電流とを一つのセンサで検出できるようにした点
火二次回路用センサにおいて、点火二次回路で生じたノ
イズや、火花放電後に流れる逆方向電流に影響されるこ
となく、点火電流及びイオン電流を正確に検出できるよ
うにし、延いては、このセンサを用いて、内燃機関のプ
レイグニッション等を正確に検出できるようにすること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1に記載の点火二次
回路用センサは、点火二次回路の高電圧経路に直列に接
続される点火用経路と、イオン電流を検出するための検
出用経路とから構成され、点火用経路には、その経路を
流れる点火電流の電流方向を一方向に規制する複数の逆
流防止ダイオードが設けられる。また、検出用経路に
は、前述した従来のセンサ(図5)と同様、イオン電流
を流すための電流検出ダイオードが設けられるが、この
電流検出ダイオードは、点火用経路において点火プラグ
側に配置された逆流防止ダイオードの点火プラグ側電極
に対して、この電極と同極性の電極が接続されるように
(換言すれば、アノード同士又はカソード同士が接続さ
れるように)、検出用経路に配置され、更に、この電流
検出ダイオードの点火用経路とは反対側の検出用経路
は、点火用経路において2つの逆流防止ダイオード同士
を接続する経路と容量結合される。
【0011】このため、本発明の点火二次回路用センサ
によれば、前述した従来のセンサと同様、検出用経路に
おいて、点火用経路との容量結合部の電流検出ダイオー
ドとは反対側の端部(換言すれば検出用経路の開放端
部)を、検出装置に接続し、検出装置から検出用経路に
イオン電流検出用の高電圧を印加するようにすれば、燃
料燃焼時には、点火プラグの周囲に生じたイオンによっ
て、検出用経路にイオン電流が流れることになる。従っ
て、検出装置側でこのイオン電流を検出するようにすれ
ば、内燃機関の燃焼状態を検出することができる。
【0012】また、内燃機関の点火装置から点火プラグ
に点火用高電圧が印加されて、点火用経路に点火電流が
流れる点火プラグの火花放電時には、容量結合部を介し
て点火用経路に電圧が誘起される。従って、上記のよう
に検出用経路の開放端部を検出装置に接続し、この検出
装置において、容量結合部に誘起された電圧により検出
装置から流れ出す(或いは流れ込む)電流を検出するよ
うにすれば、点火時期を検出できる。
【0013】また、点火用経路の容量結合部両側には、
逆流防止ダイオードが配置されることから、点火プラグ
の火花放電後に点火用経路に点火電流とは逆方向の電流
が流れ、この電流によって検出装置にイオン電流と同方
向の電流が流れることはない。また、このように点火用
経路に逆流防止ダイオードが設けられることから、内燃
機関の点火二次回路で生じたノイズが検出用経路に重畳
されるのも抑制できる。従って、本発明の点火二次回路
用センサによれば、検出用経路に接続された検出装置側
での点火時期とイオン電流との検出精度を向上できる。
【0014】ここで、本発明の点火二次回路用センサ
は、点火電流が流れる点火用経路と、イオン電流を流す
ための高電圧が印加される検出用経路とから構成される
ことから、これら各経路を保護するために、請求項2に
記載のように、これら経路全体を絶縁性樹脂でモールド
することが望ましい。そして、このモールドに使用する
絶縁性樹脂には、15kV/mm以上の耐電圧を有する
絶縁性樹脂を使用することが望ましい。
【0015】また、一般的なガソリンエンジンの場合、
火花放電時に点火プラグに印加される点火用高電圧が十
数kV程度であり、検出用経路に接続された検出装置側
で、点火電流を抵抗(例えば図2に示す抵抗R3)を用
いて数Vの点火信号電圧として検出できるようにするた
めに、点火用経路と検出用経路との容量結合部の容量
は、0.2pF以上とし、その耐圧は、30kV以上に
することが望ましい。
【0016】そして、こうした条件を満足できれば、点
火用経路と検出用経路との容量結合部は、請求項3に記
載のように、これら各経路を構成する導線同士を単に接
近させるようにしてもよく、或いは、請求項4に記載の
ように、これら各経路を構成する導線に導電性の金属平
板を夫々接続し、これら各金属平板を略平行に配置する
ようにしてもよい。
【0017】また、検出用経路に設ける電流検出ダイオ
ードとしては、火花放電時に点火プラグに印加される点
火用高電圧に耐え得る必要があることから、高耐圧のダ
イオード一個で構成してもよいが、高耐圧のダイオード
は高価であることから、請求項5に記載のように、複数
のダイオードを同方向に直列に接続することにより、電
流検出ダイオードを構成してもよい。
【0018】但し、この場合にも、電流検出ダイオード
を構成する全てのダイオードを、点火用経路に容量結合
される検出用経路の容量結合部よりも点火用経路側(換
言すれば点火プラグ側)に配置する必要はある。これ
は、検出用経路の容量結合部よりも検出装置側にダイオ
ードを配置すると、点火用経路に点火電流が流れ、容量
結合部を介して検出用経路に電圧が誘起されても、この
ダイオードによって、検出装置側に流れる電流が阻止さ
れてしまうからである。
【0019】次に、請求項6に記載の発明は、請求項1
〜請求項5いずれか記載の点火二次回路用センサを用い
て、点火プラグに点火電流が流れる点火時期とイオン電
流が流れる燃焼時期とを検出する内燃機関の点火・燃焼
検出装置に関するものである。
【0020】そして、この装置は、点火用経路に容量結
合された検出用経路の容量結合部の電流検出ダイオード
とは反対側端部(つまり、検出用経路の開放端部)に一
端が接続された電荷蓄積用コンデンサと、電荷蓄積用コ
ンデンサに検出用経路を介して点火プラグにイオン電流
を流すための電荷を充電する充電回路と、電荷蓄積用コ
ンデンサの検出用経路とは反対側にアノード及びカソー
ドが夫々接続された一対のダイオードと、これら各ダイ
オードの他端に接続され、その接続点の電圧変化から点
火電流及びイオン電流を各々検出する点火電流検出回路
及びイオン電流検出回路とを備える。
【0021】即ち、本発明(請求項1〜請求項5)の点
火二次回路用センサにおいては、イオン電流検出用の電
圧を印加することによって検出用電流に流れるイオン電
流と、点火電流により容量結合部を介して誘起される電
圧により検出用電流に流れる電流とは、電流方向が異な
る。そこで、本発明の点火・燃焼検出装置においては、
検出用経路の開放端部に接続された電荷蓄積用コンデン
サに、充電回路を介して、イオン電流を流すための電荷
を充電しておき、イオン電流が流れた際に生じる電荷蓄
積用コンデンサの他端の電圧変化を一方のダイオードを
介して検出し、逆に、点火電流が流れた際に生じる電荷
蓄積用コンデンサの他端の電圧変化を他方のダイオード
を介して検出するようにしているのである。
【0022】このため、本発明によれば、点火電流とイ
オン電流とを、これら各ダイオードに接続された点火電
流検出回路及びイオン電流検出回路にて各々正確に検出
することができるようになり、内燃機関の失火検出やプ
レイグニッション検出を簡単且つ正確に行うことができ
るようになる。
【0023】つまり、例えば、上記各電流検出回路の検
出結果から、点火電流検出後のイオン電流の検出の有・
無を判定するようにすれば、失火を簡単に検出すること
ができ、点火電流検出前にイオン電流が検出されたか否
かを判定するようにすれば、プレイグニッションを簡単
に検出することができるようになる。
【0024】次に、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の点火・燃焼検出装置を備え、上記各電流検出回
路からの検出信号に基づき内燃機関のプレイグニッショ
ンを検出するプレイグニッション検出装置に関するもの
である。そして、この装置では、判定回路が、点火電流
検出回路にて点火電流が検出される点火時期に同期し
て、点火時期よりも前にイオン電流検出回路にてイオン
電流が検出されたか否かを判定し、この判定回路にて、
点火時期よりも前にイオン電流が検出されたと判定され
たときに、内燃機関にプレイグニッションが発生したと
して検出信号を出力するようにされている。
【0025】従って、請求項7に記載のプレイグニッシ
ョン検出装置によれば、内燃機関のプレイグニッション
を簡単に且つ正確に検出することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、両極性ディストリビュータレス型
点火装置を備えた6気筒4サイクルエンジンに本発明を
適用した点火システム全体の構成を表わしている。
【0027】図1に示す如く、本実施例の点火システム
は、両極性ディストリビュータレス型であるため、エン
ジンEGの各気筒#1〜#6に設けられた点火プラグ1
1,12,13,14,15,16のうち、点火時期が
エンジンEGの1回転(360℃A)毎に異なる第1気
筒#1と第6気筒#6、第5気筒#5と第2気筒#2、
及び第3気筒#3と第4気筒#4に夫々設けられた一対
の点火プラグ11と12、13と14、及び15と16
に対して、各々、同時に正・負の点火用高電圧を印加す
るための3個の点火コイル21(点火プラグ11,12
用),22(点火プラグ13,14用)、23(点火プ
ラグ15,16用)を備えている。
【0028】そして、各点火コイル21〜23の一次巻
線M11、M12、M13の一端は、夫々、負極端子が接地さ
れたバッテリBTの正極端子に接続され、一次巻線M11
〜M13の他端は、夫々、エミッタが接地されたNPNト
ランジスタからなるパワートランジスタTR1、TR
2、TR3のコレクタに接続されている。そして、これ
ら各パワートランジスタTR1〜TR3は、エンジン制
御装置10からエンジンEGの回転に同期して出力され
る点火信号によりON・OFFされる。
【0029】また、各点火コイル21〜23の二次巻線
M21、M22、M23の両端には、各気筒点火用の高電圧経
路となるハイテンションコード31、32、33、3
4、35、36を介して、対応する一対の点火プラグ1
1〜16の中心電極が夫々接続されている。そして、ハ
イテンションコード31〜36には、本発明にかかわる
主要部である点火二次回路用センサS1、S2、S3、
S4、S5、S6が夫々設けられている。
【0030】尚、点火二次回路用センサS1〜S6は、
点火プラグ11〜16に流れる点火電流及びイオン電流
を検出するためのものであり、これら各電流検出用の端
子が、プレイグニッションテスタ40に接続されて、内
燃機関各気筒#1〜#6で発生したプレイグニッション
を各々検出するのに使用される。
【0031】また、プレイグニッションテスタ40は、
エンジンEGの調整時等に、点火二次回路用センサS1
〜S6を用いて、エンジンEGの各気筒#1〜#6に発
生するプレイグニッションを検出するためのものであ
り、プレイグニッションテスタ40による検出結果は、
プレイグニッションが発生しないようにエンジン制御装
置10等によるエンジンEGの運転特性を調整するのに
使用される。
【0032】次に、点火二次回路用センサS1〜S6及
びプレイグニッションテスタ40の構成を、パワートラ
ンジスタTR1のターンオフ時に点火コイル21の二次
巻線M21の一方の端部に発生した負の点火用高電圧を点
火プラグ11の中心電極に印加することにより第1気筒
#1の点火プラグ11を火花放電させるハイテンション
コード31に設けられた点火二次回路用センサ(以下、
単にセンサという)S1、及び、このセンサS1を用い
て第1気筒#1で発生したプレイグニッションを検出す
るプレイグニッションテスタ40側の第1気筒用検出回
路41を例に採り説明する。
【0033】図2に示す如く、センサS1は、ハイテン
ションコード31に直列に接続されて点火電流を流すた
めの点火用経路52と、この点火用経路の点火プラグ1
1側端部に接続されて、第1気筒用検出回路41側に引
き出される検出用経路54とから構成される。
【0034】そして、点火用経路52には、点火コイル
21から出力される負の点火用高電圧によって点火プラ
グ11側から点火コイル21側に点火電流が流れるのを
許容し、この点火電流とは逆方向に電流が流れるのを阻
止する2個の逆流防止ダイオード52a,52bが、点
火コイル21側をカソード、点火プラグ11側をアノー
ドとして、直列に設けられている。また、検出用経路5
4には、逆流防止ダイオード52a,52bと同様に、
点火プラグ11側をアノードとして、2個の電流検出ダ
イオード54a,54bが直列に設けられている。
【0035】また、点火用経路52側で2個の逆流防止
ダイオード52a,52b同士を接続している経路と、
検出用経路54の電流検出ダイオード54a,54bよ
りも第1気筒用検出回路41側の経路とは、これら各経
路を構成する導線に設けられた導電性の金属平板52
c,54cを互いに平行配置することにより、容量結合
されている。そして、このように容量結合されたセンサ
S1の容量結合部56、及び、上記各ダイオード52
a,52b、54a,54bが設けられた各経路52,
54は、絶縁性樹脂にてモールドされ、一体化されてい
る。
【0036】次に、第1気筒用検出回路41には、一端
がセンサS1の検出用経路54に接続された電荷蓄積用
のコンデンサC1が備えられ、このコンデンサC1と検
出用経路54との接続点には、抵抗R1を介して、コン
デンサC1に、イオン電流検出用の負の高電圧(例え
ば、接地電位を基準とする−300V)を印加し、コン
デンサC1を充電する充電回路62が設けられている。
【0037】また、コンデンサC1の他端には、カソー
ドが抵抗R2を介して接地されたダイオードD1のアノ
ードと、アノードが抵抗R3を介して接地されたダイオ
ードD2のカソードが夫々接続されている。これら各ダ
イオードD1,D2は、点火プラグ11に点火電流及び
イオン電流が流れた際に、コンデンサC1のセンサS1
側のa点の電位が変化するのを利用して、点火電流及び
イオン電流を検出するためのものである。
【0038】つまり、コンデンサC1のセンサS1側の
電位aは、図3に示すように、点火プラグ11にイオン
電流が流れたときには上昇し、点火プラグ11に点火電
流が流れたときには下降し、コンデンサC1の各ダイオ
ードD1,D2側の電位もそれに応じて変化することか
ら、この電位の変化に応じて、点火プラグ11にイオン
電流が流れた際にはダイオードD1に電流が流れ、点火
プラグ11に点火電流が流れた際にはダイオードD2に
電流が流れる。このため、各ダイオードD1,D2のコ
ンデンサC1とは反対側の電位は、夫々、イオン電流及
び点火電流に応じて変化することになり、第1気筒用検
出回路41では、各ダイオードD1,D2のコンデンサ
C1とは反対側の電位変化から、イオン電流及び点火電
流を検出できるようにしているのである。
【0039】そして、このように点火電流を検出するた
めに、ダイオードD2のアノードには、コンデンサC2
を介して、バイアス電圧V1(例えば10V)が印加さ
れたコンパレータ64の正極側(+)入力端子に接続さ
れている。この結果、コンパレータ64の+入力端子に
は、通常時にはバイアス電圧V1となり、点火プラグ1
1に点火電流が流れたときにだけバイアス電圧V1から
急峻に低下する、点火信号bが入力されることになる
(図3参照)。
【0040】また、コンパレータ64の負極側(−)入
力端子には、判定電圧生成回路66から、点火信号の入
力を判定するための判定電圧VT1(例えば5V)が印加
されている。このため、コンパレータ64の出力端子か
らは、点火プラグ11に点火電流が流れて点火プラグ1
1が火花放電した際に、一時的にLow レベルとなる点火
検出信号cが出力されることになる(図3参照)。
【0041】また、このようにコンパレータ64から出
力される点火検出信号は、マスク処理回路68に入力さ
れる。マスク処理回路68は、前回点火検出信号が入力
されてから今回点火検出信号が入力されるまでの時間か
ら、点火プラグ11の火花放電の1周期を求め、その周
期に基づき、今回点火検出信号が入力されてから次に点
火検出信号が入力される前にイオン電流が流れたか否か
(換言すればプレイグニッションが発生したか否か)を
判定する判定領域を設定するためのマスク信号を出力す
る。
【0042】つまり、本実施例の点火システムは両極性
ディストリビュータレス型であることから、点火プラグ
11の火花放電の2回に1回の割で第1気筒#1内で燃
料が燃焼し、点火プラグ11にイオン電流が流れること
になるが、プレイグニッションの検出には、点火プラグ
11に点火電流が流れた後のイオン電流を検出する必要
はなく、点火電流が流れる前にイオン電流を検出すれば
よい。
【0043】そこで、本実施例では、マスク処理回路6
8を用いて、今回点火検出信号が入力されてから、次に
点火検出信号が入力されるまでの間に、イオン電流から
プレイグニッションを検出すべき領域を設定し、この領
域までイオン電流の検出信号の取り込みを禁止するマス
ク信号dを生成するのである(図3参照)。
【0044】一方、ダイオードD1のカソードには、イ
オン電流を検出するために、イオン電流処理回路70が
接続されている。イオン電流処理回路70は、ダイオー
ドD1に電流が流れて、そのカソード側電位が上昇した
際、その電位上昇分に、バイアス電圧V2(例えば6
V)を加算した信号を、イオン電流の検出信号eとして
生成する(図3参照)。尚、イオン電流処理回路70は
所謂加算回路から構成されるが、その出力の上限は、リ
ミッタ回路によって制限される。
【0045】また、イオン電流処理回路70からの検出
信号eは、マスク処理回路68にて生成されたマスク信
号dと共に波形整形回路72に入力される。波形整形回
路72は、マスク処理回路68にて生成されたマスク信
号が入力されていないとき(つまりマスク信号がLow レ
ベルであるとき)に、イオン電流処理回路70からの検
出信号eをそのまま出力し、マスク処理回路68にて生
成されたマスク信号が入力されているとき(つまりマス
ク信号がHighレベルであるとき)には、出力を接地電位
に保持して、検出信号eの出力を停止するようにされて
いる。
【0046】この結果、波形整形回路72からは、点火
プラグ11に点火電流が流れる前の所定期間だけ、検出
信号eが出力されることになり(図3に示すf点の信号
参照)、その出力信号fは、点火プラグ11に点火電流
が流れる前にイオン電流が流れていない場合(つまりプ
レイグニッションが発生していない場合)には、バイア
ス電圧V2に対応した信号レベルの矩形波となり、点火
プラグ11に点火電流が流れる前にイオン電流が流れた
場合(つまりプレイグニッションが発生した場合)に
は、その矩形波にイオン電流に対応した電圧が重畳され
た信号波形となる(図3参照)。そして、波形整形回路
72からの出力信号fは、波形出力回路74を介して、
オシロスコープ等の外部のモニタ装置に出力されると共
に、プレイグニッション判別回路76に入力される。
【0047】次に、プレイグニッション判別回路76で
は、波形整形回路72からの出力信号fと、予めバイア
ス電圧V2よりも大きい値に設定されたプレイグニッシ
ョン判定用の判定電圧VT2とを比較し、イオン電流検出
信号がこの判定電圧VT2を越えると、第1気筒#1にプ
レイグニッションが発生したと判断して、その旨を表す
プレイグニッション検出信号を、ブザー78及びカウン
タ79に出力する。
【0048】この結果、第1気筒#1にプレイグニッシ
ョンが発生した場合には、ブザー78からその旨を表す
警報音が出力されると同時に、カウンタ79にて、プレ
イグニッションの発生回数がカウントされることにな
る。以上説明したように、本実施例では、点火二次回路
用センサS1を、一対の逆流防止ダイオード52a,5
2bを備えた点火用経路52と、点火プラグ11に点火
電流と同方向のイオン電流が流れるように電流検出ダイ
オード54a,54bが設けられた検出用経路54とか
ら構成し、しかも、点火用経路52の逆流防止ダイオー
ド52a−52b間と、検出用経路54の開放端側とを
容量結合することにより、第1気筒用検出回路41側
で、第1気筒用検出回路41からセンサS1側に流れ込
む電流にて点火電流を検出し、センサS1側から第1気
筒用検出回路41に流れ込む電流にてイオン電流を検出
できるようにされている。
【0049】このため、第1気筒用検出回路41側で
は、一対のダイオードD1,D2を用いて、点火プラグ
11に流れた点火電流及びイオン電流を各々検出するこ
とができるようになり、各電流の検出時期から、プレイ
グニッションの発生を簡単に判定することができるよう
になる。
【0050】そして、特に本実施例では、点火用経路5
2の容量結合部56の両側に逆流防止ダイオード52
a,52bを設け、点火用経路52に点火電流とは逆方
向に電流が流れるのを防止するようにしているので、こ
の逆方向電流によって、センサS1から第1気筒用検出
回路41側にイオン電流と同方向の電流が流れ込むのを
防止でき、第1気筒用検出回路41側で、イオン電流,
延いては第1気筒での燃料の燃焼が誤検出されるのを防
止し、イオン電流の検出精度を高めることができる。
【0051】尚、本実施例では、点火コイル21の二次
巻線M21に発生した負の点火用高電圧を第1気筒#1の
点火プラグ11に印加する高電圧経路(ハイテンション
コード31)に設けられた点火二次回路用センサS1
と、このセンサS1を用いて第1気筒#1のプレイグニ
ッションを検出する第1気筒用検出回路41の例に採と
り、本発明にかかわる主要部の構成を説明したが、他の
点火二次回路用センサS2〜S6及びこれに対応したプ
レイグニッションテスタ40内の各気筒用検出回路につ
いても、上記センサS1と第1気筒用検出回路41と略
同様に構成すればよい。
【0052】つまり、点火コイル22,23の二次巻線
M22,M23に発生した負の点火用高電圧を、第5気筒#
5及び第3気筒#3の点火プラグ13,15に印加する
ハイテンションコード33,35に設けられる点火二次
回路用センサS3,S5と、これら各センサS3,S5
を用いて第5気筒#5及び第3気筒#3のプレイグニッ
ションを検出するプレイグニッションテスタ40内の検
出回路については、上述のセンサS1及び第1気筒用検
出回路41と全く同様に構成すればよい。
【0053】一方、点火コイル21〜23の二次巻線M
21〜M23に発生した正の点火用高電圧を、第6気筒#
6,第2気筒#2,及び第4気筒#4の点火プラグ1
2,14,16に印加するハイテンションコード32,
34,36に設けられる点火二次回路用センサS2,S
4,S6については、各ハイテンションコード32,3
4,36に流れる点火電流の方向が、ハイテンションコ
ード31に流れる点火電流とは逆方向になるため、図4
(a)に示すように、この電流方向に対応して、各セン
サS2,S4,S6内のダイオード52a,52b,5
4a,54bを、図2に示したセンサS1内のダイオー
ド52a,52b,54a,54bとは逆方向に設ける
ようにすればよい。
【0054】また、これら各センサS2,S4,S6を
用いて上記各気筒#6,#2,#4のプレイグニッショ
ンを検出するプレイグニッションテスタ40内の検出回
路については、イオン電流及び点火電流検出用のダイオ
ードD1,D2を、図2に示した第1気筒用検出回路4
1とは逆方向に接続し、充電回路62を、正の高電圧
(例えば+300V)を発生するように構成すればよ
い。
【0055】そして、本実施例においては、プレイグニ
ッションテスタ40内の第1気筒用検出回路41を初め
とする各気筒用検出回路が請求項7に記載のプレイグニ
ッション検出装置に相当し、その検出回路内の、電荷充
電用のコンデンサC1、充電回路62、ダイオードD
1,D2、抵抗R1〜R3、コンパレータ64、判定電
圧生成回路66、及びイオン電流処理回路70が、請求
項6に記載の点火・燃焼検出装置として機能し、マスク
処理回路68、波形整形回路72、及びプレイグニッシ
ョン判別回路76が請求項2に記載の判定回路として機
能する。また、点火・燃焼検出装置として機能する上記
各部の内、コンパレータ64が、請求項6に記載の点火
電流検出回路として機能し、イオン電流処理回路70
が、請求項6に記載のイオン電流検出回路として機能す
る。
【0056】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、点火二次回路用センサS1において、点火用経路5
2と検出用経路54とを容量結合する容量結合部56
を、各経路52,54を構成する導線に金属平板52
c,54cを接続し、これら各金属平板52c,54c
を平行配置することにより構成するものとして説明した
が、これら各金属平板52c,54cは、各経路52,
54を容量結合すればよいため、正確に平行に配置する
必要はなく、略平行に配置すればよい。また、その間隔
も、容量結合部56の容量が0.2p以上となり、30
kV以上の耐圧を確保できるように、適宜設定すればよ
い。
【0057】また、容量結合部56の容量及び耐圧を夫
々0.2pF以上,30kV以上にすることができれ
ば、上記各経路52,54に金属平板52c,54cを
設ける必要はなく、図4(b)或いは(c)に示すよう
に、上記各経路52,54を構成する導線を単に平行配
置するだけでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の6気筒エンジンの点火システムの全
体構成を表わす説明図である。
【図2】 図1に示す第1気筒の点火プラグに流れた点
火電流及びイオン電流からプレイグニッションを検出す
るセンサ及び検出回路の構成を表す説明図である。
【図3】 図2に示した検出回路の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図4】 点火二次回路用センサの他の構成例を表す説
明図である。
【図5】 従来の点火二次回路用センサの構成を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
EG…エンジン、11〜16…点火プラグ、21〜23
…点火コイル、31〜36…ハイテンションコード(高
電圧経路)、S1〜S6…点火二次回路用センサ、40
…プレイグニッションテスタ、41…第1気筒用検出回
路、52…点火用経路、54…検出用経路、52a,5
2b…逆流防止ダイオード、54a,54b…電流検出
ダイオード、52c,54c…金属平板、56…容量結
合部、62…充電回路、64…コンパレータ、66…判
定電圧生成回路、68…マスク処理回路、70…イオン
電流処理回路、72…波形整形回路、76…プレイグニ
ッション判別回路、BT…バッテリ、C1…コンデンサ
(電荷充放電用)、D1,D2…ダイオード。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の点火プラグに火花放電用の高
    電圧を供給する点火装置の二次回路側に設けられ、火花
    放電時に流れる点火電流及び燃料燃焼時に流れるイオン
    電流を検出するための点火二次回路用センサであって、 前記点火装置から前記点火プラグに至る高電圧経路に直
    列に接続され、該高電圧経路を流れる電流方向を点火用
    の一方向に規制する複数の逆流防止ダイオードを備えた
    点火用経路と、 該点火用経路において点火プラグ側に配置された逆流防
    止ダイオードの点火プラグ側電極に対して、該電極と同
    極性の電極が接続された電流検出ダイオードを備え、該
    電流検出ダイオードを介して前記電流を検出するための
    検出用経路と、 を備え、前記電流検出ダイオードの前記点火用経路とは
    反対側の検出用経路と、前記点火用経路において2つの
    逆流防止ダイオード同士を接続する経路とを容量結合さ
    せたことを特徴とする内燃機関の点火二次回路用セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記点火用経路と検出用経路とを絶縁性
    樹脂でモールドしたことを特徴とする請求項1記載の内
    燃機関の点火二次回路用センサ。
  3. 【請求項3】 前記点火用経路と検出用経路とは、該各
    経路を構成する導線同士を接近させることにより容量結
    合されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    内燃機関の点火二次回路用センサ。
  4. 【請求項4】 前記点火用経路と検出用経路とは、該各
    経路を構成する導線に導電性の金属平板を夫々接続し、
    各金属平板を略平行に配置することにより容量結合され
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機
    関の点火二次回路用センサ。
  5. 【請求項5】 前記検出用経路には、前記電流検出ダイ
    オードとして、複数のダイオードが同方向に直列に接続
    されていることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれ
    か記載の内燃機関の点火二次回路用センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5いずれか記載の点火
    二次回路用センサを用いて、前記点火プラグに点火電流
    が流れる点火時期とイオン電流が流れる燃焼時期とを検
    出する内燃機関の点火・燃焼検出装置であって、 前記点火用経路に容量結合された検出用経路の容量結合
    部の前記電流検出ダイオードとは反対側端部に一端が接
    続された電荷蓄積用コンデンサと、 該電荷蓄積用コンデンサに前記検出用経路を介して点火
    プラグにイオン電流を流すための電荷を充電する充電回
    路と、 前記電荷蓄積用コンデンサの前記検出用経路とは反対側
    にアノード及びカソードが夫々接続された一対のダイオ
    ードと、 該各ダイオードの他端に接続され、該接続点の電圧変化
    から前記点火電流及びイオン電流を各々検出する点火電
    流検出回路及びイオン電流検出回路と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の点火・燃焼検出装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の点火・燃焼検出装置を
    備え、前記各電流検出回路からの検出信号に基づき内燃
    機関のプレイグニッションを検出するプレイグニッショ
    ン検出装置であって、 前記点火電流検出回路にて点火電流が検出される点火時
    期に同期して、該点火時期よりも前に前記イオン電流検
    出回路にてイオン電流が検出されたか否かを判定する判
    定回路を備え、該判定回路にて、前記点火時期よりも前
    にイオン電流が検出されたと判定されたときに、内燃機
    関にプレイグニッションが発生したとして検出信号を出
    力することを特徴とする内燃機関のプレイグニッション
    検出装置。
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