JP3591941B2 - フィルタの製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などで用いられるフィルタを製造する工業的な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車ブレーキオイル用のフィルタは、通常はナイロン繊維糸でできた織布製の短円筒状のメッシュ体であり、通液窓を有する一定径の円筒状リングに内嵌して使用に供される。フィルタの大きさは、たとえば、高さ約4mm×直径約14mm、高さ約11mm×直径約16mmというように小さいものである。
【0003】
このフィルタは、テープ状の織布を合掌状に貼り合わせて短円筒状とするのが通常であり、そのときの形状は図6の(イ)または(ロ)の如くである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図6の(イ)および(ロ)に示したフィルタにあっては、その合掌部が円筒状リングに内嵌するときに邪魔になるため、合掌部の突き出し長さを最大でも 0.3mmにとどめると共に、筒の垂直度を正確に保たなければならないが、製造装置および製造工程上、そのような精密なコントロールは実際には容易ではなかった。
【0005】
合掌貼りでなく、両耳端を(紙巻きタバコの貼り方のように)積層状に重ね合わせる重ね貼りしたフィルタも提案されている。このタイプのフィルタは、合掌貼りのような突き出し部を有しないので、突き出しの問題点は解消することになる。しかしながら、フィルタは極めて小さいものであるので、そのような重ね貼りは製造装置的に容易ではなかった。
【0006】
本発明は、このような背景下において、テープ状の織布から重ね代を形成しつつ重ね貼りしてカットしていく方式によりフィルタを得る工業的な製造装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のフィルタの製造装置は、テープ状の織布(W1)を供給する原反供給部(1) 、該原反供給部(1) からのテープ状の織布(W1)を芯棒(2) に沿って、さらにはその織布(W1)の両耳端を耳端規制金具(4), (4)で規制しながら芯棒(2) −外套(3) 間の間隙に沿って重ね代ができるように円筒化していくための筒体形成機構(5) 、該筒体形成機構(5) 通過後の円筒化した織布(W2)の重ね代を融着するための融着手段(6) 、円筒状に融着した後の織布(W3)を径方向にカットするためのカット手段(7) 、カット後の短円筒状の織布(W4)を取り出すためのフィルタ取出手段(8) を備えてなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
【0009】
原反供給部(1) は、テープ状の織布(W1)を供給するためのものである。このテープ状の織布(W1)は、ナイロン繊維糸などでできた所定巾の長尺の織布からなる。
【0010】
筒体形成機構(5) は、上記の原反供給部(1) からのテープ状の織布(W1)を芯棒(2) に沿って、さらにはその織布(W1)の両耳端を耳端規制金具(4), (4)で規制しながら芯棒(2) −外套(3) 間の間隙に沿って、重ね代ができるように円筒化していくためのものである。
【0011】
すなわち、芯棒(2) 前半ではテープ状の織布(W1)を芯棒(2) に沿って徐々に円筒状に形成していき、芯棒(2) 後半ではその円筒状の形成を若干の重ね代ができるようにしつつ芯棒(2) −外套(3) 間の間隙を通していく。この場合、その織布(W1)の両耳端を耳端規制金具(4), (4)で規制するようにする。
【0012】
融着手段(6) は、筒体形成機構(5) 通過後の円筒化した織布(W2)の重ね代を融着するための手段である。この融着手段(6) としては種々の機構が採用できるが、超音波により融着を図る手段であることが特に望ましく、その場合は超音波ホーン(6a)を備えるようにする。
【0013】
カット手段(7) は、円筒状に融着した後の織布(W3)を径方向にカットするための手段である。このときのカットは、カット線からの織布(W3)のほつれを防止するために、ヒートカットによることが特に望ましい。
【0014】
カット手段(7) の所には、カット時のねじれを防止するためのエアハンドグリッパ(9) を設けることが望ましい。
【0015】
フィルタ取出手段(8) は、カット後の短円筒状の織布(W4)を取り出すための手段であり、吸盤方式などが採用される。
【0016】
得られた短円筒状の織布(W4)からなるフィルタは、通液窓を有する一定径の円筒状リング(12)に内嵌されてオイルフィルタとされ、自動車ブレーキオイルなどのろ過に用いられる。
【0017】
〈作用〉
本発明の製造装置によれば、テープ状の織布(W1)から重ね代を形成しつつ重ね貼りして円筒化した織布(W2)を得、続いてその重ね代を融着して円筒状に融着した織布(W3)となし、さらにその織布(W3)をカットして短円筒状の織布(W4)となす一連の操作が極めて円滑になされる。そして、このようにして得られた短円筒状の織布(W4)からなるフィルタは、寸法精度の良いものであり、筒の垂直度も正確に保たれる。
【0018】
【実施例】
次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
【0019】
実施例1
図1は本発明のフィルタの製造装置の一例を示した側面図である。図2は図1の製造装置の筒体形成機構(5) の部分の正面図である。図3は図2のX−X断面図である。図4は図1の製造装置により製造されたフィルタの斜視図である。図5は図4のフィルタを装着したオイルフィルタの斜視図である。
【0020】
図1の頂部にある(1) は原反供給部であり、リール(1a)に巻回されたテープ状のナイロン繊維糸製の織布(W1)がここから下方に向けて繰り出される。
【0021】
(5) は筒体形成機構であり、図2および図3のように、芯棒(2) 、外套(3) および耳端規制金具(4), (4)で構成されている。耳端規制金具(4), (4)は、外套(3) にボルト(10)により取り付けられている。
【0022】
テープ状の織布(W1)は、芯棒(2) 前半ではその芯棒(2) に沿って徐々に円筒状に形成された後、芯棒(2) 後半では若干の重ね代ができるようにされ、その状態で芯棒(2) −外套(3) 間の間隙を通っていく。なお織布(W1)の両耳端は、芯棒(2) −外套(3) 間の間隙を通っていく間、耳端規制金具(4), (4)で規制される。
【0023】
(6)は融着手段であり、超音波ホーン(6a)を備えている。この超音波ホーン(6a)により、筒体形成機構(5) 通過後の円筒化した織布(W2)はその重ね代の部分で融着される。なお図1の(11), (11)は送り用ローラである。
【0024】
(7) はカット手段、(7a)は熱刃物、(7b)は熱刃物(7a)の回転駆動用のモータ、(7c)は熱刃物(7a)用の集電ブラシである。円筒状に融着した後の織布(W3)は、この熱刃物(7a)により径方向にヒートカットされる。
【0025】
(9) はカット時のねじれを防止するためのエアハンドグリッパであり、カット手段(7) の熱刃物(7a)のすぐ下に設置されている。
【0026】
(8) は吸盤方式によるフィルタ取出手段であり、これによりカット後の短円筒状の織布(W4)が取り出される。
【0027】
上記の操作は全自動で行なわれる。得られた短円筒状の織布(W4)からなるフィルタは、寸法精度が良好であり、筒の垂直度も正確に保たれている。このフィルタは、図5のように円筒状リング(12)に内嵌され、オイルフィルタとされる。
【0028】
【発明の効果】
作用の項でも述べたように、本発明の製造装置によれば、テープ状の織布(W1)から重ね代を形成しつつ重ね貼りして円筒化した織布(W2)を得、続いてその重ね代を融着して円筒状に融着した織布(W3)となし、さらにその織布(W3)をカットして短円筒状の織布(W4)となす一連の操作が極めて円滑になされる。そして、このようにして得られた短円筒状の織布(W4)からなるフィルタは、寸法精度の良いものであり、筒の垂直度も正確に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルタの製造装置の一例を示した側面図である。
【図2】図1の製造装置の筒体形成機構(5) の部分の正面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】図1の製造装置により製造されたフィルタの斜視図である。
【図5】図4のフィルタを装着したオイルフィルタの斜視図である。
【図6】テープ状の織布を1ケ所または2ケ所において合掌状に貼り合わせて短円筒状とした従来のフィルタの例を示した斜視図である。
【符号の説明】
(1) …原反供給部、
(1a)…リール、
(2) …芯棒、
(3) …外筒、
(4) …耳端規制金具、
(5) …筒体形成機構、
(6) …融着手段、
(6a)…超音波ホーン、
(7) …カット手段、
(7a)…熱刃物、
(7b)…熱刃物(7a)の回転駆動用のモータ、
(7c)…熱刃物(7a)用の集電ブラシ、
(8) …フィルタ取出手段、
(9) …エアハンドグリッパ、
(10)…ボルト、
(11)…送り用ローラ、
(12)…円筒状リング、
(W1)…テープ状の織布、
(W2)…円筒化した織布、
(W3)…円筒状に融着した後の織布、
(W4)…短円筒状の織布

Claims (4)

  1. テープ状の織布(W1)を供給する原反供給部(1) 、
    該原反供給部(1) からのテープ状の織布(W1)を芯棒(2) に沿って、さらにはその織布(W1)の両耳端を耳端規制金具(4), (4)で規制しながら芯棒(2) −外套(3) 間の間隙に沿って、重ね代ができるように円筒化していくための筒体形成機構(5) 、
    該筒体形成機構(5) 通過後の円筒化した織布(W2)の重ね代を融着するための融着手段(6) 、
    円筒状に融着した後の織布(W3)を径方向にカットするためのカット手段(7) 、
    カット後の短円筒状の織布(W4)を取り出すためのフィルタ取出手段(8)
    を備えてなるフィルタの製造装置。
  2. カット時のねじれを防止するエアハンドグリッパ(9) をさらに備えている請求項1記載の製造装置。
  3. 融着手段(6) が、超音波により融着を図る手段である請求項1記載の製造装置。
  4. カット手段(7) が、ヒートカットによりカットを図る手段である請求項1記載の製造装置。
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