JP3590617B2 - ソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主としてソフトクリーム、ジェラード等を店頭販売する場合に、その複数個のものを同時に纏めて持ち運べ、販売者、購入者夫々の手間を大幅に節減できるようにしたソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から主としてソフトクリーム等を店頭販売する場合、その商品の性質上ソフトクリーム自体が溶解される前に購入者が直ちに供食できるように、通常は購入者毎に1個宛を手渡ししていることが多い。ところが多人数の者が供食する場合に、その代表者等が纏めて購入するときには、立てた状態に置かなければならないからソフトクリーム自体を購入者自身の手指等で直接に持つとしても片手で1個宛しか持つことができず、夫々の者が販売店に交代で押しかけることにもなる。特に観光地、行楽地等では、店内で販売する場合は別としても、ソフトクリームを軒先で販売する場合には、例えば多人数の家族・グループ等が購入しようとすると、購入者自身は精々2乃至3個程度しか一度に持つことができないから、例えば子供等に手渡した後に次の分を受け取り、再度手渡す等の販売者、購入者の双方に多大な手間が掛かり、その受け渡し等の販売効率は極めて悪いものである。しかもこうした観光地、行楽地での店頭の軒先あるいは移動販売車両等を利用した販売では、供食のための椅子、テーブル等が予め用意されていないことが多いことも相俟って、一時に数多くのソフトクリームを購入者が取り扱うには面倒なものであった。
【0003】
そればかりでなく、このような軒先にて販売する場合、購入のために多人数、特に童幼児、高齢者等が並んでいると、購入者にとっては商品の授受に時間が掛かることが予想され、またそのための時間的ロスが生じることから、購入を断念することも多く、販売者にとっては販売機会を喪失することにもなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
すなわちこのようにソフトクリームを一度に数多く販売する場合には、販売者、購入者双方共に面倒な手間が掛かっており、特に短時間に多くの人が一度に購入するようなときには非常な混雑が生じ、誤って落としてしまったり、販売個数・販売金額等を間違えてしまったりすることもあり、販売者、購入者共に時間的なロスが生じていた。またこれは、こうしたソフトクリームの販売に限らず、例えばジェラードや紙コップ入りの各種飲料の販売等においても同様な問題が生じていたものである。特にソフトクリーム等の販売は、販売場所の状況等の雰囲気に大きく左右されることがあり、販売者にとっては購入者をして如何に購入させるような意欲・意志を持ってもらうのかが一つの重要なポイントになっているのであり、購入者自身の手間が省けるならば、余分に購入される機会が多くなるのも事実である。
【0005】
そこで本発明は上述のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、販売後に直ちに供食されるような例えばソフトクリーム、カップ入り各種飲料等の飲食商品を軒先等で店頭販売するに際し、数多くのものを一度に携帯保持できるようにすることで、混雑時でも簡単に処理できて販売者、購入者双方の利便性を図り、しかも数多くのものを持ち帰るにも飲食商品等が傾倒することがない安定性、飲食商品等の重量に耐え得る強度性があり、また購入者にとっても携帯持参等の取り扱いが容易になることで販売数の増大をも期待できるばかりでなく、扁平状に折り畳み保管してあっても使用時には各部を起こすだけで簡単迅速に使用できる容易性があり、また使用後は簡単に廃棄処理できる簡便性もあるソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明にあっては、挿入セットされる飲食商品Gを上下で支持する複数の上下の商品支持孔3,6夫々が開穿されていて上下に配される支持板2,5から成る支持部1と、この支持部1の側部から折曲連設した補強部10と、支持部1の下方に配される底壁部9から連設されて支持部1の縁部に連繋されていて、支持部1上方で相互に合掌される把手部20とを備え、これらの支持部1、補強部10、把手部20を所定肉厚の板紙様部材にて形成したものである。
補強部10は、上下の支持板2,5の縁部の少なくともいずれかから下方に折曲連設されることで、あるいは上下の支持板2,5の縁部相互間に架け渡し状にされることで形成することができる。
上下の商品支持孔3,6は飲食商品G周囲大きさに対応した内径・内法を備えた孔部の孔縁に複数の起伏自在な折曲支持爪片4,7を連設して構成でき、更にこの折曲支持爪片4,7夫々は、多角形状の孔部として開穿された上下の商品支持孔3,6の外郭で一回り大きいほぼ多角形状で、その一つおきの角部で周方向と同方向に連続部分を残すようにして切り込み線aを断続的に設けると共に、他の一つおきの角部に交わる放射状の切り込み線bを設けることで形成したものである。
把手部20は、支持部1の両側でほぼコ字状となるように対称的に形成されていて、支持部1上方に起立させるように互いに持ち来たし、合わせるようにした左右合掌式に構成することができる。
具体的な第1の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域32A,32Bを介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右いずれかの一方の把手部20内部には、一方の支持部域32Aの内側面に接合されるように把手部20の基部側に配した折伏域33を介して下商品支持孔6が開穿されている下支持板5、及びこの下支持板5の側端縁から他方の支持部域32Bの内側面に接合される接合片34を連設し、また左右いずれか他方の把手部20内には、上商品支持孔3に比し大きく開穿した貫挿孔36を設けた上支持板用補強板35を他方の支持部域32Bに連設し、この上支持板補強板35の側端縁から一方の支持部域32Aに接合される接合片37を連設して成るパッケージ本体板31と、前記上支持板用補強板35の上面に接着されるよう上商品支持孔3が開穿されている上支持板2の前後縁に折り伏し状となる前後の補強部10を連設して成る補強板38とで構成することができる。
具体的な第2の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域42を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、左右に分割され、端縁が相互に突き合わせられ、また上商品支持孔3が開穿されていて支持部1の上支持板2となる半割支持板43を連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板41と、端縁が突き合わせられた半割支持板43の内側面に接着され、この半割支持板43に開穿してある上商品支持孔3に比し大きく開穿した貫挿孔46を設けた上支持板用補強板45の前後縁に補強部10を連設すると共に、いずれか一方の補強部10から下商品支持孔6が開穿されている下支持板5を連設し、この下支持板5を他方の補強部10に接続片47を介して筒状に連結形成できるようにして成る補強板44とで構成することができる。
具体的な第3の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域52を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔3が開穿されている上支持板2とし、いずれか他方は上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔54が開穿されている上支持板用補強板53として、支持部域52から夫々連設する一方、底壁部9の前後縁に折り起こし形成される前後の補強部10を連設し、この補強部10のいずれか一方には下支持板5を連設し、補強部10のいずれか他方には下支持板5に接続する接続片55を連設して成るパッケージ本体板51によって構成することができる。
具体的な第4の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域62を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔3が開穿されている上支持板2とし、いずれか他方は上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔64が開穿されている上支持板用補強板63として、支持部域62から夫々連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板61と、このパッケージ本体板61の底壁部9の内側面に、パッケージ本体板61に対してほぼ直交状にして接着される半割接続片66Aの前後縁のいずれかに一方の補強部10を介して下支持板5を連設し、この下支持板5から更に他方の補強部10を介して、パッケージ本体板61の底壁部9の内側面に接着される半割接続片66Bを連設して成る補強板65とで構成することができる。
具体的な第5の例としては、中央に配した底壁部9の前後両縁部に折り起こし状の補強部10を配し、また左右両縁部に支持部域72を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に端縁で突き合わせ状となって上支持板2の内側面を接着するよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔74が開穿されている半割補強片73夫々を連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板71と、半割補強片73夫々の表面に接着され、上商品支持孔3が開穿されている上支持板2と、補強部10のいずれか一方に接着される接続片75、補強部10のいずれか他方に接着される接続片76を前後縁夫々に連設して成る下支持板5とで構成することができる。
具体的な第6の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域82を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔3が開穿されている上支持板2とし、いずれか他方は上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔84が開穿されている上支持板用補強板83として、支持部域82から夫々連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板81と、このパッケージ本体板81に対してほぼ直交状にして上支持板用補強板83に接着される半割接続片86Aの前後縁のいずれかに一方の補強部10を介して下商品支持孔6が開穿されている下支持板5を連設し、この下支持板5から更に他方の補強部10を介して、前記上支持板用補強板83の内側面に接着される半割接続片86Bを連設して成る補強板85とで構成することができる。
具体的な第7の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域92を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に端縁で突き合わせ状となって上支持板2となるよう上商品支持孔3が開穿されている半割上支持板93夫々を連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板91と、このパッケージ本体板91に対してほぼ直交状にして半割上支持板93の前後部分のいずれかの内側面に接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔96が開穿されている半割上支持板用補強片95の前後縁のいずれかに一方の補強部10を介して下商品支持孔6が開穿されている下支持板5を連設し、この下支持板5から更に他方の補強部10を介して、前記半割上支持板93の前後部分のいずれかの内側面に接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔98が開穿されている半割上支持板用補強板97を連設して成る補強板94とで構成することができる。
具体的な第8の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域102を介して、いずれか一方の支持部域102には上商品支持孔3が開穿されている上支持板2を連設し、この上支持板2の前後縁から支持部域102の前後縁部分では切離されるようにして補強部10を折り伏し状に連設すると共に他方の支持部域102に接合される接続片103を折曲状に連設し、またいずれか他方の支持部域102には上支持板2に重ね合わせて接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔105が開穿されている上支持板用補強板104、前記の一方の支持部域102に接合される折伏域106、下商品支持孔6が開穿されている下支持板5夫々を順次に連設し、下支持板5には更に他方の支持部域102の内側面に接合される接続片107を連設して形成したパッケージ本体板101と、底部が左右の支持部域102夫々の外側面に接合される接続片21となっているほぼ矩形枠状に形成した左右の把手部20とで構成することができる。なお、この第8の例にあっては、左右の把手部20をパッケージ本体板101に接合させずに、パッケージ本体板101のみで組立、使用するようにすることも可能である。
具体的な第9の例としては、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域112を介して左右の把手部20を連設して成るパッケージ本体板111と、下商品支持孔6が開穿されている下支持板5の左右両縁に支持部域112の内側面夫々に接合する左右の接合片114を連設すると共に、いずれか一方の接合片114には前後縁に補強部10が折曲自在に連設されている上支持板2を連設し、いずれか他方の接合片114には上商品支持孔3が開穿されている上支持板2に重ね合わせて接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔116が開穿されている上支持板用補強板115を連設して成る補強板113とで構成することができる。
【0007】
以上のように構成された本発明に係るソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージにおいて、支持部1における上下の商品支持孔3,6に挿入セットさせた例えばソフトクリームの如き飲食商品Gは、支持部1の側部に配した補強部10によって支持部1自体が補強されていることで支持部1の上下方向に沿って立てられた状態でしっかりと支持され、支持部1の縁部から連繋され、支持部1下方の底壁部9から連設された左右の把手部20によってそれらが複数で纏められて携帯される。
上下の商品支持孔3,6は挿入セットさせた飲食商品Gを、その上下でかつ周囲からの上下の折曲支持爪片4,7によって半ば押さえつけて傾倒を阻止させることで、立てた状態で支持させ、また複数の飲食商品Gを纏めて支持させる。
補強部10は支持部1の側部で、その上下の支持板2,5のいずれかから折曲連設、縁部相互間で架け渡しされていることで板状の支持部1自体の撓曲、上下の支持板2,5相互の座屈・扁平圧潰等を阻止し、支持部1で支持する飲食商品G等の重量に耐えさせる。
把手部20は底壁部9から起立され、支持部1側部を経て上方位置で合掌されることで、補強部10で補強されていて、複数の飲食商品Gを支持している支持部1を安定した状態で携帯させ、販売者から購入者に纏めて受け渡せ、持ち帰らせる。
また底壁部9上に、支持部1における上下に配された支持板2,5があることで、底壁部9、下支持板5相互で、上下の支持板2,5相互で前後方向あるいは左右方向で扁平に折り畳まれることで把手部20を含めて全体が扁平状となり、未使用時、保管時のスペースを小さくさせ、使用に際しては起こすことで直ちに飲食商品G等を支持可能にさせる。
具体的な第1の例において、パッケージ本体板31の底壁部9、上支持板2相互間で下支持板5が左右で蛇行的連繋形態で配置され、補強板38における上支持板2の前後縁から折り伏される補強部10が支持部1の左右に沿う扁平を阻止し、上支持板用補強板35が上支持板2と重畳化して堅牢性を増大させる。また補強部10を前後方向で伸展することで、全体を左右方向に沿って扁平で折り畳ませる。
具体的な第2の例において、筒状に組み立てられる補強板44による上支持板用補強板45がパッケージ本体板41の上支持板2と重畳化して堅牢性を増大させると共に、左右の把手部20を支持部1の上支持板2部位で連繋させ、補強板44による前後方向の扁平で全体を左右方向で扁平化させる。
具体的な第3の例において、1枚構成のパッケージ本体板51による組立で補強された支持部1を形成させ、上支持板用補強板53が上支持板2を重畳化して堅牢性を増大させており、筒構造となる底壁部9、補強部10、下支持板5等の前後方向に沿う扁平の折り畳みで全体を左右方向で扁平化させる。
具体的な第4の例において、筒状となる補強板65が底壁部9上で接着されることで底壁部9を重畳化し、また上支持板用補強板63が上支持板2に接着されることで上支持板2自体を重畳化してパッケージ全体の上下での堅牢性を増大して耐荷重性を一層良好なものとさせ、補強板65部分の前後方向に沿う扁平で全体を折り畳ませる。
具体的な第5の例において、底壁部9との接着で底壁部9上に配される下支持板5と、半割補強片73夫々に跨って接着される上支持板2とで支持部1を形成させており、また半割補強片73による接着で上支持板2を重畳化して堅牢性を増大させており、筒構造となる底壁部9、補強部10、下支持板5等の前後方向に沿う扁平の折り畳みで全体を左右方向で扁平化させる。
具体的な第6の例において、補強板85における前後の半割接続片86A,86Bが上支持板2に、また上支持板用補強板83が上支持板2に共に接着されることで上支持板2を3層状に重畳化して堅牢性を一層増大させることで、相当な重量がある飲食商品Gに対しても使用可能にしており、更に筒構造となる上支持板2、補強部10、下支持板5等の前後方向に沿う扁平の折り畳みで全体を左右方向で扁平化させる。
具体的な第7の例において、筒構造となる補強板94の半割上支持板用補強板97が上支持板2に接着されて上支持板2を重畳化して堅牢性を増大させると共に、左右の把手部20を支持部1の上支持板2部位で連繋させ、補強板94による前後方向の扁平で全体を左右方向で扁平化させる。
具体的な第8の例において、筒構造となるパッケージ本体板101においての上支持板用補強板104が上支持板2に接着されて上支持板2を重畳化して堅牢性を増大させると共に、筒構造となっているパッケージ本体板101の左右で把手部20夫々を接着させることで、組立に際する接着作業の機械化を図り得るものとさせ、補強部10の折り起こしで支持部1を含め簡単に全体を左右方向で扁平化させる。
具体的な第9の例において、筒構造となる補強板113の上支持板用補強板115が上支持板2に接着されて上支持板2を重畳化して堅牢性を増大させると共に、筒構造となっている補強板113を左右対称的なパッケージ本体板111内に接着させることと相俟ち、組立に際する接着作業の機械化を図り得るものとさせ、補強部10の折り起こしで支持部1を含め全体を簡単に左右方向で扁平化させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明するに、図に示される符号1は飲食商品Gをその上下2カ所で支持する支持部であり、例えば店舗の軒先、移動販売車等を利用して店頭販売されるソフトクリーム、ジェラード、紙コップ入り清涼飲料その他の直ちに供食可能な飲食商品Gを複数で立てたままで支持するもので、例えばソフトクリームのコーン部分の上下を2カ所で支持するようにしている。そしてこの支持部1には、本発明の構成を概念的に示す図7にあるように、飲食商品Gを支持した状態で支持部1自体を補強する補強部10、また手指等で持つ把手部20を設けてあり、これらの支持部1、補強部10、把手部20等は適宜肉厚の例えば板厚紙により配置形成され、その組立によって構成されるようになっている。具体的にはすなわち図1に示すように、組み立てられたパッケージはそれ自体で例えば販売台その他のテーブル等の上で自立可能になるものとして形成されており、例えば4個の飲食商品Gを立てて挿入することで飲食商品Gを上下の2点支持で倒立させることなく支持でき、その状態で把手部20によって持つことで購入者に手渡しでき、そのまま持ち帰らせることができるようにしている。
【0009】
なお支持部1、補強部10、把手部20等の形成素材は、適宜肉厚の板厚紙を主として利用するも、これに限らず、ある程度の剛性があるような折曲可能な薄板状素材例えば合成樹脂板その他によることも可能である。また板厚紙とするときは清潔感があるように表裏の耐水処理、つや出し処理等を施すことが望ましく、また素材の種別に関わりなく一般的に適当な色彩、模様等を印刷等によって表示することもできる。
【0010】
支持部1は板厚紙自体によって上下に配置形成された薄板状の上支持板2、下支持板5夫々に上下方向で対応合致させて上商品支持孔3、下商品支持孔6夫々を開穿配列することで構成されており、飲食商品Gの上下部分、例えばソフトクリームであるとそのコーン部分の上下部位を嵌め入れるようになっている。またこの支持部1は把手部20によって販売者、購入者等の授受者夫々の手指等で持ち運ばれるものとなっており、図示のように支持部1と把手部20とは一連にあるいは接合されることで一体的に構成されていて、支持部1下方に配された底壁部9によって左右ないし前後対称構造の把手部における左右部分ないし前後部分夫々を連繋していると共に、把手部20自体は支持部1の左右あるいは前後に位置していることで、支持部1は把手部20によって挟み込まれるようになっている。なお支持部1自体は、上下の支持板2,5を少なくとも備えていればよく、把手部20との一体構成の態様によって、自体が角筒状に形成されていたり、補強を兼ねる接合板によって上下の支持板2,5の少なくともいずれかが突き合わせ状に配置されて接合されていたり等によって形成される。
【0011】
底壁部9は板厚紙自体によって薄板状に形成されており、その底面で例えば販売台、テーブル面等にそのまま載置され、載置されることで組み立てられたパッケージ全体を立てた状態に保持している。また支持部1に挿入されることで支持された飲食商品Gは、図3に示すように飲食商品Gの底部が底壁部9の上面に直接に当接されることで、安定性よく支持されるものとなっている(図3参照)。なお底壁部9の幅員は、支持部1における幅員とほぼ同一のものとしてあることで、組立後の全体の扁平状の折り畳みが円滑となるように考慮してあるも、必要があれば、底壁部9幅員を大きく、支持部1上方に行くに従い次第に狭幅となる側面から見て台形状を呈するようにすることも可能である。
【0012】
また支持部1における上下の支持板2,5夫々に開穿配列された上下の商品支持孔3,6夫々は、図に示すように販売者から購入者に受け渡し、また購入者が持ち帰る飲食商品Gを半ば強制的に挿入セットさせることで飲食商品G周囲から飲食商品G自体を立てたままで挟み込み支持するようにしてあり、飲食商品G周囲大きさに対応した内径・内法を備えた孔部の孔縁に複数の起伏自在な上下の折曲支持爪片4,7を連設したものである。
【0013】
孔部自体は例えば図4に示すように平面でほぼ8角形を呈するものとし、折曲支持爪片4,7は孔部の孔縁における直線状の辺縁を上縁とし、孔部自体の中心を通る放射線上を左右側縁とする台形部分が隣接するもの同士で平面で山形状を呈する対状に連設すると共に、いずれか一方の台形部分の底辺にて夫々の支持板2,5自体に一部を連結するようにして設けた切り込みによって平面で鈍角二股形状に形成されているものである。すなわち支持部1自体を上述したように適宜肉厚の板厚紙によって形成するとき、その板厚紙自体に平面でほぼ8角形状の孔部を開穿すると共に、その外郭で一回り大きいほぼ8角形状で、その一つおきの角部で周方向と同方向に連続部分を残すようにして切り込み線aを断続的に設けると共に、他の一つおきの角部に交わる放射状の切り込み線bを設けることで、1つの商品支持孔3,6には4片の折曲支持爪片4,7を夫々形成するのである。そして折曲支持爪片4,7自体は商品支持孔3,6の上方から飲食商品Gを挿入するときに、大径広幅タイプの飲食商品Gであれば支持板2,5下方に折り伏し状となって飲食商品Gの周囲に、原位置に水平復帰しようとする復原作用と相俟ちしっくりと当接するのであり(図3(A)参照)、小径狭幅タイプの飲食商品Gであれば折り伏されずに内縁が飲食商品Gの周囲に当接するのである(図3(B)参照)。なお飲食商品Gによっては、上下の折曲支持爪片4,7のいずれか一方のみが折り伏し状になったり、飲食商品Gの底部が底壁部9上面に到達せずに上下の商品支持孔3,6で支持されるものとなったり等することもある。
【0014】
また図示にあっての支持部1自体は平面で、例えば4個のソフトクリーム(G)を前後左右で2列で並べられる程度の大きさを備えた長方形状としてあるも、複数個のソフトクリーム(G)を支持できればよいから、補強部10による補強に関連して複数の商品支持孔3,6の配列形態を単数列としたり、千鳥配列としたりしてもよく、また支持部1自体の平面形状も正方形、円形、楕円形その他の任意の形状とすることも可能である。
【0015】
更には商品支持孔3,6自体の形状は図示例の平面でほぼ8角形状とする場合に限らず、飲食商品Gの形状に対応して6角形、4角形、3角形その他の多角形更には円形、楕円形等にすることも可能であり、商品支持孔3,6の配列形態と共に適宜に選定可能である。更に上下の折曲支持爪片4,7自体は、商品支持孔3,6の孔縁から内部に突出するものとなることで飲食商品Gを周囲から押さえるものとなっていればよいから、図示を省略したが商品支持孔3,6の内法大きさに比し短くした三角形状とすることもでき、こうすることで飲食商品Gの商品支持孔3,6への挿入セットを一層簡便に行える。
【0016】
補強部10は、飲食商品G等を支持したときの支持部1自体の撓み、歪み等を阻止するもので、支持部1における上下の支持板2,5のいずれかの側縁から、あるいは上下の支持板2,5の側縁相互間に跨るように一連にあるいは接合して設けられている。またこの補強部10は、支持部1を把手部20によって一連にあるいは接合することで連結構成するとき、筒状で開放されている開口部分である支持部1の側縁に位置して設けられ、支持部1、把手部20と同様に適宜肉厚の板厚紙材にて形成されている。補強部10の両側縁は、把手部20の内側面に突き当て状に当接するもので、把手部20によって両側から拘束されることで支持部1自体の歪形その他を防止している。
【0017】
なおこの補強部10は、支持部1縁部で折曲状に支持部1から連設されることで支持部1自体を、支持部1に挿入セットした飲食商品Gによる重量等に耐える堅牢性あるものとすれば足りる。更に場合によっては支持部1を形成している上下の支持板2,5自体を二重、三重にする等の積層化することにより、また上下の支持板2,5の構成素材部分を接合することにより等で支持部1の上下部分自体を補強可能にもしている。
【0018】
更に把手部20は、支持部1の縁部の左右夫々に基部が連続されているほぼコ字状となるように支持部1の左右あるいは前後で対称的に形成されており、支持部1上方に起立させるように互いに持ち来たし、合わせた状態で手指等によって握持することにより持つことができるようにした左右合掌式に構成してある。すなわち支持部1の縁部夫々を外側方に向かって延長した部分の左右縁夫々に把手部20の基部が連続しており、例えば支持部1における上下の支持板2,5の側部周囲を囲繞するように、支持部1の一方の縁部から他方の縁部に連続するほぼコ字状を呈している。そして左右あるいは前後で当接状に合掌して重ね合わせる合掌部分では、支持部1面に対して合掌面がほぼ直交するように相互に内側が当接するものとされたり、合掌面が支持部1に対してほぼ並行するように一方の内面が他方の外面に当接するものとされたりいずれであってもよく、要は左右あるいは前後による合掌部分が合わせて手指等によって同時に握持されるようになっていればよい。またこの把手部20においては、合掌部分位置は支持部1に立てた状態で支持させた飲食商品Gの上方に設定されるものとしてあり、合掌部分に手指等を挿入したときに飲食商品Gには当たらないように配慮しておく。
【0019】
このような支持部1、補強部10、把手部20は平面でほぼ矩形状を呈する1枚あるいは2枚以上の板厚紙に所定の切断線、折り線、切り抜き線、切離線等を設けておき、必要時にそれらによって切り離し、折曲し更に接合して組み立てることで構成できるようにしてある。その展開形態の幾つかの具体例を、その組立手順と共に次に説明するも、本発明はこれらに限定されるものでないことは勿論であり、組立使用時において、飲食商品Gを挿入セットして支持する支持部1、飲食商品Gの重量等に耐えるように支持部1を補強する補強部10、全体を持ち運ぶための把手部20が一体的に構成されていれば足り、またその使用前では折り畳まれ、使用時に立体化されればよいものとされる。
【0020】
なお本発明における実施の形態では、支持部1の側部に把手部20が配されるものとなっており、その位置は支持部1の左右ないし前後のいずれであってもよいが、本明細書における説明では、便宜上、支持部1の左右に把手部20があるものとして説明される。したがって「左右」、「前後」は説明の便宜上で使用されるも、これは実質的には「前後」、「左右」であっても同一なものである。
【0021】
図1乃至図6に示された第1の実施の形態では、支持部1の一部、把手部20を一連に配置したパッケージ本体板31と、このパッケージ本体板31に接合される補強部10を有し、支持部1の一部を配置した補強板38とを別葉にし、接着によって一体構成したものである。すなわち図5に示すように、パッケージ本体板31は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域32A,32Bを介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右いずれかの一方の把手部20内部には、一方の支持部域32Aの内側面に接合されるように把手部20の基部側に配した折伏域33を介して下支持板5、及びこの下支持板5の側端縁から他方の支持部域32Bの内側面に接合される接合片34を連設し、また左右いずれか他方の把手部20内には、上商品支持孔3に比し大きく開穿した貫挿孔36を設けた上支持板用補強板35を他方の支持部域32Bに連設し、この上支持板補強板35の側端縁から一方の支持部域32Aに、例えばその外側面に接合される接合片37を連設して成る(図5(A)参照)。また補強板38は、前記上支持板用補強板35の上面に接着される上支持板2の前後縁に折り伏し状となる前後の補強部10を連設して成るものである(図5(B)参照)。
【0022】
なお把手部20における内部域は、支持部1を形成する上下の支持板2,5を配置するに足りるに十分で、支持部1で飲食商品Gを支持したときの持ち運ぶ者の手指が挿入されるに足りるものとされる。また図示にあっての貫挿孔36はほぼ正方形状にして開穿されているも、これを上折曲支持爪片4が折り伏し可能なように上折曲支持爪片4の折曲縁に比し大きくなるものとさせれば、その形状は特に限定されるものではない。図示を省略したが、下支持板5を支持部域32Bから連設し、上支持板用補強板35を補強板38に夫々配置形成することも可能である。
【0023】
これの組立手順を説明すると、パッケージ本体板31において、把手部20内に配される下支持板5は折伏域33の基部を支持部域32Aに連結した状態で、その前後縁で把手部20の内縁から切り離す一方、同様に把手部20内に配される上支持板用補強板35は支持部域32Bに連結した状態で、その前後縁で把手部20の内縁から切り離し、底壁部9の左右で把手部20を折り起こす。次いで図2に示すように、折伏域33を支持部域32Aの内側面に、接合片34を支持部域32Bの内側面に夫々接着することで上下に配される支持板2,5によって左右の把手部20内に支持部1を配置形成する。また貫挿孔36と上商品支持孔3とを合致させることで補強板38の上支持板2を上支持板用補強板35上面に接着し、上支持板2の前後縁に連設してある補強部10を下方に折り伏し可能にしておくのである。
【0024】
またこのように組み立てられたパッケージは、図6に示すように補強部10を上支持板2と面一となる平坦状に延ばした状態としておいて、全体を左右方向に折り伏すことで扁平状となり、その状態で多数段に積み重ねることで保管可能にする。この保管時において、場合によってはいずれか一方の把手部20は反対側に折り伏されることで折り畳み時の左右方向に沿う全体幅員を一層小さくすることもできる。
【0025】
図8乃至図10に示された第2の実施の形態では、支持部1の一部を左右対称にし、把手部20を一連に配置したパッケージ本体板41と、このパッケージ本体板41に接合される支持部1の一部、補強部10を有する補強板44とを別葉にし、接着によって一体構成したものである。すなわち図8に示すように、パッケージ本体板41は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域42を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、左右に分割され、端縁が相互に突き合わせられることで支持部1を構成する半割支持板43を連設することで左右対称に形成する(図8(A)参照)。図示にあっての補強板44は、端縁が突き合わせられた半割支持板43の内側面に接着され、この半割支持板43に開穿してある上商品支持孔3に比し大きく開穿した貫挿孔46を設けた上支持板用補強板45の前後縁に補強部10を連設すると共に、いずれか一方の補強部10から下支持板5を連設し、この下支持板5を他方の補強部10に接続片47を介して筒状に連結形成できるようにして成る(図8(B)参照)。
【0026】
これの組立手順を説明すると、図9に示すように補強板44において接続片47を他方の補強部10の内側面に接着して筒状に組み立てておき、パッケージ本体板41において、半割支持板43の前後両側縁を把手部20から切り離し、底壁部9の左右把手部20を折り起こす。次いで図10に示すように支持部域42から折り伏した左右の半割支持板43の端縁相互を突き合わせると共に、この半割支持板43の内側面に補強板44における上支持板用補強板45を接着することで組み立てるものである。
【0027】
またこのように組み立てられたパッケージは、補強板44を前後方向で扁平状に折り畳み、その後に把手部20部分を左右方向で扁平状に折り畳むことで全体が折り畳まれるのである。
【0028】
図11乃至図13に示された第3の実施の形態では、支持部1、補強部10、把手部20夫々を1枚の板厚紙に一連に配置したパッケージ本体板51自体の接着によって一体構成したものである。すなわち図11に示すように、パッケージ本体板51は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域52を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔3が開穿されている上支持板2とし、いずれか他方は上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔54が開穿されている上支持板用補強板53として、支持部域52から夫々連設する一方、底壁部9の前後縁に折り起こし形成される前後の補強部10を連設し、この補強部10のいずれか一方には下支持板5を連設し、補強部10のいずれか他方には下支持板5に接続する接続片55を連設して成るものである。これは左右対称に各部が配置されたパッケージ本体板51を形成することでパッケージを構成できるようにしたものである。なお接続片55は、下支持板5の端縁に連設することも可能である。
【0029】
これの組立手順を説明すると、図11に示すように底壁部9の前後縁で補強部10を折り起こす一方、底壁部9の左右両縁で折り起こしておき、接続片55を他方の補強部10に接続して、下支持板5、底壁部9によって筒状に形成して補強部10を配置しておく。次いで図12に示すように左右の把手部20からは、支持部域52に連設されている上支持板用補強板53、上支持板2夫々を折り伏し、上支持板2の内側面に上支持板用補強板53を接着することで組み立てるものであり、1枚の板厚紙によって構成できるのである。
【0030】
またこのように組み立てられたパッケージは、補強部10を前後方向で扁平状に折り畳み、その後に左右方向で扁平状に折り畳むことで全体が折り畳まれるのである。
【0031】
図14乃至図17に示された第4の実施の形態では、支持部1の一部を左右対称にし、把手部20を一連に配置したパッケージ本体板61と、このパッケージ本体板61に接合される支持部1の一部、補強部10を有する補強板65とを別葉にし、接着によって一体構成したものである。すなわち図14に示すようにパッケージ本体板61は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域62を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔3が開穿されている上支持板2とし、いずれか他方は上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔64が開穿されている上支持板用補強板63として、支持部域62から夫々連設することで左右対称に形成する(図14(A)参照)。図示にあっての補強板65は、パッケージ本体板61の底壁部9の内側面に、パッケージ本体板61に対してほぼ直交状にして接着される半割接続片66Aの前後縁のいずれかに一方の補強部10を介して下支持板5を連設し、この下支持板5から更に他方の補強部10を介して、パッケージ本体板61の底壁部9の内側面に接着される半割接続片66Bを連設して成るものである(図14(B)参照)。
【0032】
これの組立手順を説明すると、図15に示すように補強板65において半割接続片66A,66B相互の端縁が突き合わせ状になるように筒状に組み立てておき、パッケージ本体板61において、上支持板2、上支持板用補強板63の前後両側縁を把手部20から切り離し、底壁部9の左右把手部20を折り起こす。次いで図16、17に示すように半割接続片66A,66Bを底壁部9の内側面に接着し、また下支持板5を上支持板2の下方に配置すると共に、上支持板用補強板63を上支持板2の内側面に接着することで組み立てるものである。
【0033】
またこのように組み立てられたパッケージは、補強部10がある補強板65部分を支持部1における前後方向で扁平状に折り畳み、その後に把手部20部分を左右方向で扁平状に折り畳むことで全体が折り畳まれるのである。
【0034】
図18乃至図21に示された第5の実施の形態では、底壁部9、補強部10、把手部20を一連に配置したパッケージ本体板71と、このパッケージ本体板71に接合されて支持部1となる上支持板2、下支持板5夫々とを別葉にし、接着によって一体構成したものである。すなわち図18に示すように、パッケージ本体板71は、中央に配した底壁部9の前後両縁部に折り起こし状の補強部10を配し、更にこの補強部10の前後縁には下支持板5を接続する接続片75,76を連設し、また左右両縁部に支持部域72を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に端縁で突き合わせ状となって上支持板2の内側面を接着するよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔74が開穿されている半割補強片73夫々を連設することで左右対称に形成する(図18(A)参照)。上支持板2は半割補強片73夫々の表面に接着されるようにした上支持板2のみで単葉形態で形成されており(図18(C)参照)、下支持板5は補強部10の前後縁に連設した前記接続片75,76夫々に接着される下支持板5のみで単葉形態で形成されている(図18(B)参照)。
【0035】
これの組立手順を説明すると、図19に示すように上支持板2はその上商品支持孔3を貫挿孔74に合致させて半割補強片73のいずれかの表面に接着連結する一方、下支持板5の前後縁のいずれか一方を補強部10の前後縁のいずれか一方の接続片76(75)の外側面に接着連結する。次いで図20に示すようにパッケージ本体板71において、半割補強片73の前後両側縁を把手部20から切り離し、底壁部9の左右で把手部20を折り起こすと共に、下支持板5の前後縁のいずれか他方を補強部10の前後縁のいずれか他方の接続片75(76)に接着して連結固定して筒状に構成する。更に図21に示すように他方の半割支持板73を上支持板2の内側面に接着固定することで組み立てるものである。
【0036】
またこのように組み立てられたパッケージは、補強部10があることで、下支持板5、底壁部9によって形成される筒状部分を支持部1における前後方向で扁平状に折り畳み、その後に把手部20部分を左右方向で扁平状に折り畳むことで全体が折り畳まれるのである。
【0037】
図22乃至図25に示された第6の実施の形態では、底壁部9、支持部1の一部、把手部20を一連に配置したパッケージ本体板81と、このパッケージ本体板81に接合されるよう支持部1の一部、補強部10を有する補強板85とを別葉にし、接着によって一体構成したものである。すなわち図22に示すようにパッケージ本体板81は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域82を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔3が開穿されている上支持板2とし、いずれか他方は上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔84が開穿されている上支持板用補強板83として、支持部域82から夫々連設することで左右対称に形成する(図22(A)参照)。図示にあっての補強板85はパッケージ本体板81に対してほぼ直交状にして上支持板用補強板83に接着される半割接続片86Aの前後縁のいずれかに一方の補強部10を介して下支持板5を連設し、この下支持板5から更に他方の補強部10を介して、前記上支持板用補強板83の内側面に接着される半割接続片86Bを連設して成るものである(図22(B)参照)。
【0038】
これの組立手順を説明すると、図23に示すように補強板85において半割接続片86A,86Bのいずれか一方を上支持板用補強板83の内側面に接着連結しておく。次いで図24に示すように、パッケージ本体板81において、上支持板2、上支持板用補強板83の前後両側縁を把手部20の内縁から切り離し、底壁部9の左右把手部20を折り起こすと共に、補強板85自体における半割接続片86A,86B相互の端縁が突き合わせ状になるように筒状に組み立てる。更に図25に示すように半割接続片86A,86Bを上支持板用補強板83あるいは上支持板2の内側面に接着して上支持板2、半割接続片86A,86B、上支持板用補強板83で3層状に接着し、また下支持板5を上支持板2の下方に配置することで組み立てるものである。
【0039】
またこのように組み立てられたパッケージは、補強部10がある補強板85部分を支持部1における前後方向で扁平状に折り畳み、その後に把手部20部分を左右方向で扁平状に折り畳むことで全体が折り畳まれるのである。
【0040】
図26乃至図29に示された第7の実施の形態では、底壁部9、支持部1の一部、把手部20を一連に配置したパッケージ本体板91と、このパッケージ本体板91に接合されるよう支持部1の一部、補強部10を有する補強板94とを別葉にし、接着によって一体構成したものである。すなわち図26に示すようにパッケージ本体板91は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域92を介してコ字状となる左右の把手部20を連設すると共に、左右の把手部20内部には、相互に端縁で突き合わせ状となって上支持板2となるよう上商品支持孔3が開穿されている半割上支持板93夫々を連設することで左右対称に形成する(図26(A)参照)。図示にあっての補強板94はパッケージ本体板91に対してほぼ直交状にして半割上支持板93の前後部分のいずれかの内側面に接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔96が開穿されている半割上支持板用補強片95の前後縁のいずれかに一方の補強部10を介して下支持板5を連設し、この下支持板5から更に他方の補強部10を介して、前記半割上支持板93の前後部分のいずれかの内側面に接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔98が開穿されている半割上支持板用補強板97を連設して成るものである(図26(B)参照)。
【0041】
これの組立手順を説明すると、図27に示すようにパッケージ本体板91に補強板94がほぼ直交するように、いずれかの一方の半割上支持板93の内側面の前後部分のいずれかに、その上商品支持孔に貫挿孔96を合致させて、補強板94における半割上支持板用補強片95をいずれかの表面に接着連結する。次いで図28に示すようにパッケージ本体板91において、半割上支持板93の前後両側縁を把手部20から切り離し、底壁部9の左右で左右把手部20を折り起こし、半割上支持板93の端縁相互を突き合わせ状にする。更に図29に示すように補強板94を筒状にするように折曲し、これの他方の半割上支持板用補強片97を、突き合わせた半割上支持板93夫々の内側面に接着固定することで組み立てるものである。
【0042】
またこのように組み立てられたパッケージは、支持部1自体を前後方向で扁平状に折り畳み、その後に把手部20部分を左右方向で扁平状に折り畳むことで全体が折り畳まれるのである。
【0043】
図30乃至図32に示された第8の実施の形態では、底壁部9、支持部1を一連に配置したパッケージ本体板101と、このパッケージ本体板101に接合されるよう別葉にした把手部20とを接着によって一体構成したものである。すなわち図30に示すようにパッケージ本体板101は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域102を介して、いずれか一方の支持部域102には上支持板2を連設し、この上支持板2の前後縁から支持部域102の前後縁部分では切離されるようにして補強部10を折り伏し状に連設すると共に他方の支持部域102に接合される接続片103を折曲状に連設し、またいずれか他方の支持部域102には上支持板2に重ね合わせて接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔105が開穿されている上支持板用補強板104、前記の一方の支持部域102に接合される折伏域106、下支持板5夫々を順次に連設し、下支持板5には更に他方の支持部域102内側面に接合される接続片107を連設して形成する(図30(A)参照)。また把手部20は、図示のように底部が左右の支持部域102夫々の外側面に接合される接続片21となっているほぼ矩形枠状に形成したもので、左右の把手部20が別々に形成されている(図30(B)参照)。図示にあっての接続片21はその端縁が、支持部域102が底壁部9に連続する底縁部位に位置して接合されるものとしてあるも、支持部域102の半ば位置から接合されるようにすることも可能であり、場合によっては底壁部9を補強するように底壁部9を二重にする底部補強板の左右に把手部20を対称的に配置することで左右の把手部20を一体状にすることも可能である。
【0044】
これの組立手順を説明すると、図31に示すようにパッケージ本体板101において、底壁部9上に下支持板5が位置するように全体が1回転半状の筒構造になるように巻回して、接続片107を他方の支持部域102内側面に、折伏域106を一方の支持部域102内側面に夫々接着すると共に、上支持板用補強板104上に上支持板2を重ね合わせて、更に接続片103を他方の支持部域102の外側面に夫々接着するのであり、前後の補強部10は一方の支持部域102の前後縁部位で切離し、下支持板5側に向けて折り伏し状にしておく。次いで図32に示すように筒状に組み立てたパッケージ本体板101の左右に位置する支持部域102夫々の外側面に左右の把手部20を重ね合わせ状にして接合するのである。
【0045】
またこのように組み立てられたパッケージは、支持部1自体を左右方向で扁平状に折り畳むことで、把手部20も追随して全体が左右方向で扁平状に折り畳まれるのであり、使用時には把手部20を開くように起こし、前後の補強部10を下方に折り伏すことで組み立てられる。なお、この第8の実施の形態においては、左右の把手部20をパッケージ本体板101に接合させずに、パッケージ本体板101のみで組立、使用するようにすることも可能である。
【0046】
図33乃至図35に示された第9の実施の形態では、底壁部9、把手部20を一連に配置したパッケージ本体板111と、このパッケージ本体板111に接合されるよう支持部1、補強部10を有する補強板113とを別葉にし、接着によって一体構成したものである。すなわち図33に示すようにパッケージ本体板111は、中央に配した底壁部9の左右両縁部に支持部域112を介してコ字状となる左右の把手部20を連設することで左右対称に形成する(図33(A)参照)。図示にあっての補強板113は下支持板5の左右両縁に支持部域112の内側面夫々に接合する左右の接合片114を連設すると共に、いずれか一方の接合片114には前後縁に補強部10が折曲自在に連設されている上支持板2を連設し、いずれか他方の接合片114には上支持板2に重ね合わせて接着されるよう、上商品支持孔3に対応合致する貫挿孔116が開穿されている上支持板用補強板115を連設して成るものである(図33(B)参照)。なお補強部10は場合によっては上支持板2から連設せずに、下支持板5から連設することも可能であり、任意に選定できる。
【0047】
これの組立手順を説明すると、図34に示すようにパッケージ本体板111において底壁部9を中央にして左右の把手部20を折り起こし、補強板113において下支持板5の上方で接合片114部位にて折り起こして上支持板2、上支持板用補強板115相互を接着させることで筒状に組み立てることで支持部1を構成しておくと共に、補強部10を下支持板5側に折り伏しできるようにしておく。次いで図35に示すように互いに左右で対峙する支持部域112の内側面に、筒状に組み立てた補強板113の左右の接合片114の外側面を接着固定することで組み立てるものである。
【0048】
またこのように組み立てられたパッケージは、補強部10を上支持板2と面一となるように平坦化させておいて、支持部1自体を左右方向で扁平状に折り畳み、その後に把手部20部分を左右方向で扁平状に折り畳むことで全体が折り畳まれるのである。
【0049】
なおこれらの第1、第8、第9の実施の形態夫々における折伏域33,106、接合片114夫々は、その両脇部分においてほぼ四分の一円形状に抉られていることで、支持部域32A,102,112の内側面に対する接着作業を容易に行えるように配慮してあるも、これは任意であり、また他の実施の形態においても必要があれば同様に採用可能なものである。
【0050】
次にこれの使用の一例を説明するに、ソフトクリーム等の飲食商品Gを軒先等で店頭販売する販売場所において、販売者が予め用意しておくもので、このとき図6に示すように、底壁部9によって左右に配されている把手部20内の支持部1を左右方向あるいは前後方向に扁平状に折り込むと共に、左右の把手部20を左右方向に折り畳むことで全体を扁平状にしておくのであり、およその使用量がその状態で重ね保管されているのである。なお全体を扁平状に折り畳むに際し、左右の把手部20のいずれかを場合によっては把手部20の基部で反対側に折曲折り伏すこともある。
【0051】
そして販売に際し、一度に数多くの飲食商品Gを纏めて販売する場合に左右の把手部20を底壁部9上で折り起こす一方、補強部10を支持部1の前後縁で折り伏しあるいは折り起こし、あるいは上下の支持板2,5相互で、下支持板5、底壁部9相互で筒状に折り起こせばよく、こうした組立に際し例えばステープラーその他の特別な金属製止め具等を使用する必要はない。そしてこの組立状態で例えば販売台その他の適当な机上面に置き、支持部1における上下の支持板2,5夫々に開穿した上下の商品支持孔3,6夫々に飲食商品Gを半ば強制的に挿入セットし、場合によってはその底部を底壁部9上面に当接する(図3参照)。挿入セット後は、左右の把手部20相互を上方に起立させるように持ち来たした後に合掌させて手指等にて握持し、それによって購入者に手渡せばよいものである(図1参照)。
【0052】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているために、販売後に直ちに供食されるような例えばソフトクリーム、カップ入り各種飲料等を軒先等で店頭販売するに際しては、数多くのものを一度に携帯保持でき、例えば混雑時でも簡単に数多くの飲食商品Gを受け渡しできて販売者、購入者双方にとって大きな利便性が図れるのである。しかも数多くのものを購入者が持ち帰るも飲食商品G等が傾倒することがない安定性、飲食商品G等の重量に耐え得る強度性があるばかりでなく、未使用時では扁平状に折り畳み保管してあっても使用時には各部を起こすだけで簡単迅速に使用できるのであり、また使用後は構成素材が板厚紙であること、組立に特別な止め具等を使用していないこと等によっても簡単に廃棄処理できる簡便性もあるのである。
【0053】
すなわちソフトクリーム等の飲食商品Gを、店内でなく、車内、観光地・遊園地等のベンチ・芝生等の販売場所から離れた所で供食するに際し、購入者からの注文が一度に複数個であっても1個ずつ受け渡していた販売者の手間やロスタイムを削減して販売効率・生産性を大きく向上でき、併せて数名の購入者でも多数のソフトクリームを目的の場所まで安全かつ容易に持ち運びすることを可能にするのである。しかも従来、販売業者が内部的に使用していた1個毎の一時的な金属製の仮り置き台、すなわちソフト製造器の機械操作者が受付販売者に手渡すために使用していた置き台等が不要となるばかりでなく、それらの移動に要する時間が激減するのである。機械操作者は4個まで一連の作業を継続できて生産性が向上し、更に2名でチームを組むと製造に要する時間は機械の限度近くまでスピードアップを図ることが可能になる。
【0054】
更にはソフトクリームはその特質・形状等からいわゆる寝かせた状態とすることはできず、しかも卓上に自立状態で置くこともできないから、従来では販売者は購入者に1個毎に手渡す販売方法を基本とし、販売者・購入者ともに永年の慣習から、購入者は購入個数に相当する個数を直接に手指等で持てる人数を確保することを暗黙の了解事項として、商品の授受が行われているのである。従って、購入数の中に幼児に与える分が含まれていても、購入者の大人が代わりに持つことができなければ、幼児にも持たせることになり、それは高齢者についても同様である。これに対し、本発明に係るパッケージを使用すると、購入者は全員が店頭に並ぶ必要がなくなり、ソフトクリームであっても、カップ入りのアイスクリームや他の食品と同じように、家族連れであれば一人で、グループであれば数人でというように、購入者の負担を軽減して持ち運びの利便性を向上させることができる。
【0055】
こうしたことから、本発明パッケージに飲食商品Gを収容セットしておくことで自立状態の保持が可能となり、販売受付者、購入者共に両手が使用でき、購入代金の精算が容易になり、購入者への商品受け渡しが1度で済むことで受け渡しに要していた時間が激減すると共に、購入者の段取りの影響を受けにくくなるのである。しかも上記により繁忙時でも一連の作業がスムーズに行われるから、所要時間・所要人員が削減でき生産性が大きく向上し、併せて店頭の混雑も大幅に改善されるのである。
【0056】
またソフトクリームはその時、その場所の雰囲気等で左右され易い飲食商品であり、購入の意志があっても並んでいる人数によって購入を躊躇し、断念する場合がある。そのため本発明パッケージの使用により飲食商品Gの授受が円滑に行われることで並んでいる人数が減少すれば、購入意欲を妨げず予定の購入を促すことができる。そればかりでなくグループ等で購入するの場合、従来は持ち手を確保する必要からも全員の合意を必要としていたが、リーダー・幹事の判断で購入が可能になる。更には少人数グループの場合には奢るという個人の意志に基づく新しい需要をも創造でき、特にバス旅行者では乗車後に車内で供食するための購入が期待できるから、新たな購入者の購入意欲を増進させ、販売数の増加をも期待できるのである。
【0057】
以上説明したように、本発明によれば、複数の飲食商品Gを挿入して立てた状態で上下で支持する支持部1を補強部10によって補強し、またその支持部1を把手部20によって持つようにしたから、ソフトクリームの如き自立し難く、持ち運びに不便な飲食商品Gを一度に多数で、販売者、購入者相互間で迅速に授受でき、しかも安定した状態で安心して持ち運ぶことができ、未使用時では扁平状に折り畳むことで保管スペースの無駄がなく、使用に際しては各部を起こすことで使用でき、しかもそのままの状態で飲食商品Gを挿入セットできるように置くことができ、使用後では簡単に廃棄でき、しかも焼却するも有害ガスその他の発生等の公害問題を生じることもないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す組立、使用状態の一部切欠斜視図である。
【図2】同じく組立前における分解斜視図である。
【図3】同じく組立後における飲食商品を収納保持した状態の断面図であり、その(A)は大径広幅タイプの飲食商品を収納した場合、その(B)は小径狭幅タイプの飲食商品を収納した場合のものである。
【図4】同じく商品支持孔の平面図である。
【図5】同じく構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は補強板夫々を示す。
【図6】同じく保管時における折り畳み状態の斜視図である。
【図7】同じく本発明の構想を表す概念図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は補強板夫々を示す。
【図9】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図10】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態における構成部品の展開図である。
【図12】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図13】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態における構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は補強板夫々を示す。
【図15】同じく構成部品を接着した状態の斜視図である。
【図16】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図17】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態における構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は下支持板、(C)は上支持板夫々を示す。
【図19】同じく構成部品を接着した状態の斜視図である。
【図20】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図21】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【図22】本発明の第6の実施の形態における構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は補強板夫々を示す。
【図23】同じく構成部品を接着した状態の斜視図である。
【図24】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図25】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【図26】本発明の第7の実施の形態における構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は補強板夫々を示す。
【図27】同じく構成部品を接着した状態の斜視図である。
【図28】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図29】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【図30】本発明の第8の実施の形態における構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は把手部夫々を示す。
【図31】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図32】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【図33】本発明の第9の実施の形態における構成部品の展開図であり、(A)はパッケージ本体板、(B)は補強板夫々を示す。
【図34】同じくその第1段階の組立途中における斜視図である。
【図35】同じくその第2段階の組立途中における斜視図である。
【符号の説明】
G…飲食商品
1…支持部 2…上支持板
3…上商品支持孔 4…上折曲支持爪片
5…下支持板 6…下商品支持孔
7…下折曲支持爪片 9…底壁部
10…補強部
20…把手部 21…接続片
31…パッケージ本体板 32A,32B…支持部域
33…折伏域 34…接合片
35…上支持板用補強板 36…貫挿孔
37…接合片 38…補強板
41…パッケージ本体板 42…支持部域
43…半割支持板 44…補強板
45…上支持板用補強板 46…貫挿孔
47…接続片
51…パッケージ本体板 52…支持部域
53…上支持板用補強板 54…貫挿孔
55…接続片
61…パッケージ本体板 62…支持部域
63…上支持板用補強板 64…貫挿孔
65…補強板 66A,66B…半割接続片
71…パッケージ本体板 72…支持部域
73…半割補強片 74…貫挿孔
75,76…接続片
81…パッケージ本体板 82…支持部域
83…上支持板用補強板 84…貫挿孔
85…補強板 86A,86B…半割接続片
91…パッケージ本体板 92…支持部域
93…半割上支持板 94…補強板
95…半割上支持板用補強片 96…貫挿孔
97…半割上支持板用補強片 98…貫挿孔
101…パッケージ本体板 102…支持部域
103…接続片 104…上支持板用補強板
105…貫挿孔 106…折伏域
107…接続片
111…パッケージ本体板 112…支持部域
113…補強板 114…接合片
115…上支持板用補強板 116…貫挿孔
a,b…折り込み線

Claims (15)

  1. 挿入セットされる飲食商品を上下で支持する複数の上下の商品支持孔夫々が開穿されていて上下に配される支持板から成る支持部と、この支持部の側部から折曲連設した補強部と、支持部の下方に配される底壁部から連設されて支持部の縁部に連繋されていて、支持部上方で相互に合掌される把手部とを備え、これらの支持部、補強部、把手部を所定肉厚の板紙様部材にて形成したことを特徴とするソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  2. 補強部は、上下の支持板の縁部の少なくともいずれかから下方に折曲連設されることで、あるいは上下の支持板の縁部相互間に架け渡し状にされることで形成してある請求項1に記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  3. 上下の商品支持孔は飲食商品周囲大きさに対応した内径・内法を備えた孔部の孔縁に複数の起伏自在な折曲支持爪片を連設してある請求項1または2に記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  4. 折曲支持爪片夫々は、上下の支持板自体に開穿された多角形状の孔部とした上下の商品支持孔の外郭で一回り大きいほぼ多角形状で、その一つおきの角部で周方向と同方向に連続部分を残すようにして切り込み線を断続的に設けると共に、他の一つおきの角部に交わる放射状の切り込み線を設けることで形成してある請求項3に記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  5. 把手部は、支持部の両側でほぼコ字状となるように対称的に形成されていて、支持部上方に起立させるように互いに持ち来たし、合わせるようにした左右合掌式に構成してある請求項1乃至4のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  6. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介してコ字状となる左右の把手部を連設すると共に、左右いずれかの一方の把手部内部には、一方の支持部域の内側面に接合されるように把手部の基部側に配した折伏域を介して下商品支持孔が開穿されている下支持板、及びこの下支持板の側端縁から他方の支持部域の内側面に接合される接合片を連設し、また左右いずれか他方の把手部内には、上商品支持孔に比し大きく開穿した貫挿孔を設けた上支持板用補強板を他方の支持部域に連設し、この上支持板補強板の側端縁から一方の支持部域に接合される接合片を連設して成るパッケージ本体板と、前記上支持板用補強板の上面に接着されるよう上商品支持孔が開穿されている上支持板の前後縁に折り伏し状となる前後の補強部を連設して成る補強板とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  7. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介してコ字状となる左右の把手部を連設すると共に、左右の把手部内部には、左右に分割され、端縁が相互に突き合わせられ、また上商品支持孔が開穿されていて支持部の上支持板となる半割支持板を連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板と、端縁が突き合わせられた半割支持板の内側面に接着され、この半割支持板に開穿してある上商品支持孔に比し大きく開穿した貫挿孔を設けた上支持板用補強板の前後縁に補強部を連設すると共に、いずれか一方の補強部から下商品支持孔が開穿されている下支持板を連設し、この下支持板を他方の補強部に接続片を介して筒状に連結形成できるようにして成る補強板とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  8. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介してコ字状となる左右の把手部を連設すると共に、左右の把手部内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔が開穿されている上支持板とし、いずれか他方は上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている上支持板用補強板として、支持部域から夫々連設する一方、底壁部の前後縁に折り起こし形成される前後の補強部を連設し、この補強部のいずれか一方には下支持板を連設し、補強部のいずれか他方には下支持板に接続する接続片を連設して成るパッケージ本体板によって構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  9. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介してコ字状となる左右の把手部を連設すると共に、左右の把手部内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔が開穿されている上支持板とし、いずれか他方は上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている上支持板用補強板として、支持部域から夫々連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板と、このパッケージ本体板の底壁部の内側面に、パッケージ本体板に対してほぼ直交状にして接着される半割接続片の前後縁のいずれかに一方の補強部を介して下支持板を連設し、この下支持板から更に他方の補強部を介して、パッケージ本体板の底壁部の内側面に接着される半割接続片を連設して成る補強板とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  10. 中央に配した底壁部の前後両縁部に折り起こし状の補強部を配し、また左右両縁部に支持部域を介してコ字状となる左右の把手部を連設すると共に、左右の把手部内部には、相互に端縁で突き合わせ状となって上支持板の内側面を接着するよう、上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている半割補強片夫々を連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板と、半割補強片夫々の表面に接着され、上商品支持孔が開穿されている上支持板と、補強部のいずれか一方に接着される接続片、補強部のいずれか他方に接着される接続片を前後縁夫々に連設して成る下支持板とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  11. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介してコ字状となる左右の把手部を連設すると共に、左右の把手部内部には、相互に表裏で接着されるよう、いずれか一方は上商品支持孔が開穿されている上支持板とし、いずれか他方は上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている上支持板用補強板として、支持部域から夫々連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板と、このパッケージ本体板に対してほぼ直交状にして上支持板用補強板に接着される半割接続片の前後縁のいずれかに一方の補強部を介して下商品支持孔が開穿されている下支持板を連設し、この下支持板から更に他方の補強部を介して、前記上支持板用補強板の内側面に接着される半割接続片を連設して成る補強板とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  12. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介してコ字状となる左右の把手部を連設すると共に、左右の把手部内部には、相互に端縁で突き合わせ状となって上支持板となるよう上商品支持孔が開穿されている半割上支持板夫々を連設することで左右対称に形成したパッケージ本体板と、このパッケージ本体板に対してほぼ直交状にして半割上支持板の前後部分のいずれかの内側面に接着されるよう、上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている半割上支持板用補強片の前後縁のいずれかに一方の補強部を介して下商品支持孔が開穿されている下支持板を連設し、この下支持板から更に他方の補強部を介して、前記半割上支持板の前後部分のいずれかの内側面に接着されるよう、上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている半割上支持板用補強板を連設して成る補強板とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  13. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介して、いずれか一方の支持部域には上商品支持孔が開穿されている上支持板を連設し、この上支持板の前後縁から支持部域の前後縁部分では切離されるようにして補強部を折り伏し状に連設すると共に他方の支持部域に接合される接続片を折曲状に連設し、またいずれか他方の支持部域には上支持板に重ね合わせて接着されるよう、上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている上支持板用補強板、前記の一方の支持部域に接合される折伏域、下商品支持孔が開穿されている下支持板夫々を順次に連設し、下支持板には更に他方の支持部域の内側面に接合される接続片を連設して形成したパッケージ本体板と、底部が左右の支持部域夫々の外側面に接合される接続片となっているほぼ矩形枠状に形成した左右の把手部とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  14. 中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介して左右の把手部を連設して成るパッケージ本体板と、下商品支持孔が開穿されている下支持板の左右両縁に支持部域の内側面夫々に接合する左右の接合片を連設すると共に、いずれか一方の接合片には前後縁に補強部が折曲自在に連設されている上支持板を連設し、いずれか他方の接合片には上商品支持孔が開穿されている上支持板に重ね合わせて接着されるよう、上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている上支持板用補強板を連設して成る補強板とで構成した請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
  15. 挿入セットされる飲食商品を上下で支持する複数の上下の商品支持孔夫々が開穿されていて上下に配される支持板から成る支持部と、この支持部の側部から折曲連設した補強部とを備え、これらの支持部、補強部を所定肉厚の板紙様部材にて形成して成り、中央に配した底壁部の左右両縁部に支持部域を介して、いずれか一方の支持部域には上商品支持孔が開穿されている上支持板を連設し、この上支持板の前後縁から支持部域の前後縁部分では切離されるようにして補強部を折り伏し状に連設すると共に他方の支持部域に接合される接続片を折曲状に連設し、またいずれか他方の支持部域には上支持板に重ね合わせて接着されるよう、上商品支持孔に対応合致する貫挿孔が開穿されている上支持板用補強板、前記の一方の支持部域に接合される折伏域、下商品支持孔が開穿されている下支持板夫々を順次に連設し、下支持板には更に他方の支持部域の内側面に接合される接続片を連設して形成したパッケージ本体板にて構成したことを特徴とするソフトクリーム等の飲食商品用持ち運びパッケージ。
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