JP3079856U - 飲食商品販売用携帯式ケース - Google Patents

飲食商品販売用携帯式ケース

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JP3079856U JP2001000955U JP2001000955U JP3079856U JP 3079856 U JP3079856 U JP 3079856U JP 2001000955 U JP2001000955 U JP 2001000955U JP 2001000955 U JP2001000955 U JP 2001000955U JP 3079856 U JP3079856 U JP 3079856U
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隆司 伊藤
寛 伊藤
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隆司 伊藤
寛 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばソフトクリーム等を店頭販売する際
に、一度に数多く携帯保持できて販売者、購入者双方の
利便性を図り、支持安定性、耐荷重性、ワンタッチ組立
式による取扱いの容易性、簡単な廃棄処理をも可能にす
る。 【解決手段】 飲食商品Gを挿入セットさせる複数の商
品支持孔2を配列した支持部1と、この支持部1の左右
側部下方に配した補強部10と、支持部1の縁部の左右
から支持部1上方に起立させて相互に合掌させる把手部
20とを備える。また支持部1は所定肉厚の矩形状の板
紙様素材のほぼ中央に配し、支持部1の縁部の左右から
板紙様素材の側縁に沿って平面でほぼコ字状の把手部2
0を起立可能に配すると共に、支持部1の左右側方の把
手部20内方部位に補強部10を折り伏し可能にして配
する。商品支持孔2は飲食商品G大きさに対応した孔部
の孔縁に複数の起伏自在な押さえ片3を連設して成る。
補強部10は、左右の側板11相互を連繋させる連繋手
段12と、側板11の縁部に折曲形成した補強折曲片1
5とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は主としてソフトクリームを店頭販売する場合に、その複数個のもの を同時に纏めて持ち運べ、販売者、購入者夫々の手間を大幅に節減できるように した飲食商品販売用携帯式ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から主としてソフトクリームを店頭販売する場合、その商品の性質上ソフ トクリーム自体が溶解される前に購入者が直ちに供食できるように、通常は購入 者毎に1個宛を手渡ししていることが多い。ところが多人数の者が供食する場合 に、その代表者等が纏めて購入するときには、立てた状態としておかなければな らないからソフトクリーム自体を購入者自身の手指等で直接に持つとしても片手 で1個宛しか持つことができず、夫々の者が販売箇所に交代で押しかけることに もなる。特に観光地、行楽地等では、店内で販売する場合は別としても、ソフト クリームを軒先で販売する場合には、例えば多人数の家族が購入しようとすると 、購入者自身は精々2乃至3個程度しか一度に持つことができないから、例えば 子供等に手渡した後に次の分を受け取り、再度手渡す等の販売者、購入者の双方 に多大な手間が掛かり、その受け渡し等の販売効率は極めて悪いものである。し かもこうした観光地、行楽地での店頭の軒先あるいは移動販売車両等を利用した 販売では、供食のための椅子、テーブル等が予め用意されていないことが多いこ とも相俟って、一時に数多くのソフトクリームを購入者が取り扱うには面倒なも のであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
すなわちこのようにソフトクリームを一度に数多く販売する場合には、販売者 、購入者双方共に面倒な手間が掛かっており、特に短時間に多くの人が一度に購 入するようなときには非常な混雑が生じ、誤って落としてしまったり、販売個数 ・販売金額等を間違えてしまったりすることもあり、販売者、購入者共に時間的 なロスが生じていた。またこれは、こうしたソフトクリームの販売に限らず、例 えば紙コップ入りの各種飲料の販売等においても同様な問題が生じていたもので ある。
【0004】 そこでこの考案は上述のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、販 売後に直ちに供食されるような例えばソフトクリーム、カップ入り各種飲料等の 飲食商品を軒先等で店頭販売するに際し、数多くのものを一度に携帯保持できる ようにすることで、混雑時でも簡単に処理できて販売者、購入者双方の利便性を 図り、しかも数多くのものを持ち帰るも飲食商品等が傾倒することがない安定性 、飲食商品等の重量に耐え得る強度性があるばかりでなく、組立もワンタッチ式 に簡単迅速に行える容易性があり、また使用後も簡単に廃棄処理できる簡便性も ある飲食商品販売用携帯式ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、飲食商品Gを挿入セット させる複数の商品支持孔2が配列されている支持部1と、この支持部1の左右側 部下方に配した補強部10と、支持部1の縁部の左右から支持部1上方に起立さ れて相互に合掌される把手部20とを備えるものである。 1枚の所定肉厚のほぼ矩形状の板紙様素材のほぼ中央に矩形状の支持部1を配 し、支持部1の縁部の左右から板紙様素材の側縁に沿って平面でほぼコ字状の把 手部20を起立可能にして配すると共に、支持部1の左右側方の把手部20内方 部位に補強部10を折り伏し可能にして配することができる。 商品支持孔2は飲食商品G周囲大きさに対応した内径・内法を備えた孔部の孔 縁に複数の起伏自在な押さえ片3を連設して構成できる。 補強部10は、支持部1の左右両縁から相対峙させて折曲連設した左右の側板 11と、この左右の側板11相互を連繋させる連繋手段12と、側板11の縁部 に折曲形成した補強折曲片15とを備えて成り、連繋手段12は、側板11の底 縁から折曲連設した左右の連繋底板13相互を、この連繋底板13夫々の先端縁 に形成した切込線13Aを交差状に噛み合わせて成るものとするか、左右の側板 11の底縁部に切り起こし形成した左右の連繋片14夫々の先端部分に形成した 切込線14Aを交差状に噛み合わせて成るものとするかして構成できる。 把手部20は、支持部1の縁部の左右夫々に基部が連続されているほぼコ字状 となるように支持部1の左右で対称的に形成されていて、支持部1上方に起立さ せるように互いに持ち来たし、合わせるようにした左右合掌式に構成することが できる。
【0006】 以上のように構成されたこの考案に係る飲食商品販売用携帯式ケースにおいて 、支持部1の商品支持孔2に挿入セットさせた例えばソフトクリームの如き飲食 商品Gは、支持部1の左右側方から折り伏した補強部10によって支持部1自体 が補強されていることで支持部1に立てられた状態でしっかりと支持され、支持 部1の縁部左右から連設された把手部20によってそれらが複数で纏められて携 帯される。 商品支持孔2は挿入セットさせた飲食商品Gを、その周囲から押さえ片3によ って半ば押さえつけて傾倒を阻止させることで、立てた状態で支持させ、また複 数の飲食商品Gを纏めて支持させる。 補強部10は支持部1の左右両縁から折曲連設されていることで板状の支持部 1自体の撓曲等を阻止し、支持部1で支持する飲食商品G等の重量に耐えさせ、 連繋手段12によって相互に連繋される左右の側板11の拡開を阻止してこれら の内方に支持させた飲食商品Gを周囲から保護させる。また連繋手段12におい て、連繋底板13、連繋片14相互を交差状に噛み合わせる切込線13A,14 Aによってその連繋状態を安定化させる。 把手部20は支持部1の左右から起立され、上方位置で合掌されることで、補 強部10で補強されることで複数の飲食商品Gを支持している支持部1を安定し て携帯させ、販売者から購入者に纏めて受け渡せ、持ち帰らせる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照してこの考案の実施の形態を説明するに、図に示される符号 1は例えば軒先を利用して店頭販売されるソフトクリーム、紙コップ入り清涼飲 料その他の直ちに供食可能な飲食商品Gを複数で立てたままで支持するようにし た支持部である。そしてこの支持部1には飲食商品Gを支持した状態で支持部1 自体を補強する補強部10、また手指等で持つ把手部20を設けてあり、これら の支持部1、補強部10、把手部20等は適宜肉厚の1枚の例えば板厚紙に配置 形成され、その組立によって構成されるようになっている。なお支持部1、補強 部10、把手部20等の形成素材は、適宜肉厚の板厚紙を主として利用するも、 これに限らず、ある程度の剛性があるような折曲可能な薄板状素材例えば合成樹 脂板その他によることも可能である。また板厚紙とするときは清潔感があるよう に表裏の耐水処理、つや出し処理等を施すことが望ましく、また素材の種別に関 わりなく一般的に適当な色彩、模様等を印刷等によって表示することもできる。
【0008】 支持部1は板厚紙自体によって薄板状に形成されていて、複数の商品支持孔2 が開穿配列されている。この商品支持孔2は、販売者から購入者に受け渡し、ま た購入者が持ち帰る飲食商品Gを半ば強制的に挿入セットさせることで飲食商品 G周囲から飲食商品G自体を立てたままで挟み込み支持するようにしてあり、飲 食商品G周囲大きさに対応した内径・内法を備えた孔部の孔縁に複数の起伏自在 な押さえ片3を連設したものである。孔部自体は例えば図示のように平面で8角 形を呈するものとし、押さえ片3は孔部の孔縁における直線状の辺縁を底部とす る二等辺三角形状とすると共にそれらの頂点を孔部の中心位置に設定して成るも のとする。すなわち支持部1自体を上述したように適宜肉厚の板厚紙によって形 成するとき、その板厚紙自体に平面で8角形状の折り線bを付すと共にその内部 に8本の放射線状の切離線cを設けることで、1つの商品支持孔2には8片の押 さえ片3を夫々形成するのである。そして押さえ片3自体は商品支持孔2の上方 から飲食商品Gを挿入するときに支持部1下方に折り付し状となって飲食商品G の周囲にしっくりと当接するのであり、またこうすることで原位置に水平復帰し ようとする復原作用で飲食商品Gを支持するものとなっているのである(図2参 照)。
【0009】 また図示にあっての支持部1自体は平面で、例えば4個のソフトクリーム(G )を1列で並べられる程度の大きさを備えた長方形状としてあるも、複数個のソ フトクリーム(G)を支持できればよいから、補強部10による補強に関連して 複数の商品支持孔2の配列形態も複数列としたり、千鳥配列としたりしてもよく 、また支持部1自体の平面形状も正方形、円形、楕円形その他の任意の形状とす ることも可能である。
【0010】 もとより商品支持孔2自体の形状は図示例の平面で8角形状とする場合に限ら ず、飲食商品Gの形状に対応して6角形、4角形、3角形その他の多角形更には 円形、楕円形等にすることも可能であり、商品支持孔2の配列形態と共に適宜に 選定可能である。更に押さえ片3は自体は、商品支持孔2の孔縁から内部に突出 するものとなることで飲食商品Gを周囲から押さえるものとなっていればよいか ら、図5に示すように商品支持孔2の内法大きさに比し短くした三角形状とする こともでき、こうすることで飲食商品Gの商品支持孔2への挿入セットを一層簡 便に行える。
【0011】 補強部10は、飲食商品Gを立てた状態で支持させている支持部1を補強して 飲食商品Gの重量による支持部1自身の撓み等を防止するもので、支持部1の左 右両縁から相対峙させて折曲連設した左右の側板11と、この左右の側板11相 互を連繋させる連繋手段12と、側板11の縁部に折曲形成した補強折曲片15 とを備えて成る。側板11は、全体を1枚の板厚紙によって形成するとき、中央 に配した支持部1の両側に配置されるものとなっており、支持部1の左右両縁か ら支持部1の下方に折曲連設されることで飲食商品Gの下部を覆うものとなって いる。またこの側板11は、その高さが支持部1によって支持される飲食商品G の下部の高さに比し低くはないものとしてあり、例えば側板11の底縁が適当な 机上面その他に置かれたときに飲食商品Gを支持部1の上方に持ち上げさせるこ とで飲食商品Gが倒れることがないように配慮しておく。
【0012】 連繋手段12は、図1乃至図4に示す例にあっては側板11の底縁から折曲連 設した左右の連繋底板13相互を、この連繋底板13夫々の先端縁に形成した切 込線13Aを交差状に噛み合わせるものとして構成したものである。噛み合わせ た連繋底板13全体の幅員は支持部1の幅員に比しやや大きくして側面から見て 台形状を呈するようにすることで例えばこの連繋底板13によって直接に机上面 その他に置くときの安定性、また商品支持孔2に対する飲食商品Gの挿入作業の 容易性等を向上できる。
【0013】 また図6、図7に示す例にあっては左右の側板11の底縁部に切り起こし形成 した左右の連繋片14夫々の先端部分に形成した切込線14Aを交差状に噛み合 わせるものとして構成したものであり、連繋片14を形成するための切り起こし 線fは例えば側板11の底縁において外部と連通する例えばほぼL字状を呈して いる。この連繋片14自体は側板11のほぼ中央位置に形成する場合に限らず、 図示を省略したが側板11自体の左右縁部に配置形成することもでき、こうする ことで支持部1下方を開放状態とできる故に、側板11の高さに比し下部の高さ が高い飲食商品Gであっても商品支持孔2に挿入支持させることができる。
【0014】 補強折曲片15は側板11の左右縁部夫々を相互に内側に折り伏すことで形成 され、その折り伏し線dは、補強折曲片15自体がその上部幅員が下部幅員に比 しやや小さくなっているほぼ縦長台形状となるようにやや傾斜して設定されてい ることで、折り伏したときの支持安定性を向上できるようにしてある。なおこの 補強折曲片15は図1乃至図4に示す例にあってはその下縁が切離線eによって 連繋底板13とは切り離されていることで、支持部1と連繋底板13との間に立 脚状に介在されて支持部1をしっかり支持できるようにしてある。また図6、図 7に示す例にあっては大きな補強折曲片15を形成することができるようになっ ている。
【0015】 更に把手部20は、支持部1の縁部の左右夫々に基部が連続されているほぼコ 字状となるように支持部1の左右で対称的に形成されており、支持部1上方に起 立させるように互いに持ち来たし、合わせた状態で手指等によって握持すること により持つことができるようにした左右合掌式に構成してある。すなわち支持部 1の縁部夫々を側板11の外方に向かって延長した部分の左右縁夫々に把手部2 0の基部が連続しており、支持部1の左右に側板11をそのまま展開したときの 側板11周囲を囲繞するように、支持部1の一方の縁部から他方の縁部に連続す るほぼコ字状を呈している(図3参照)。そして左右で当接状に合掌して重ね合 わせる合掌部分では、支持部1面に対して合掌面がほぼ直交するように相互に内 側が当接するものとされたり、合掌面が支持部1に対してほぼ並行するように一 方の内面が他方の外面に当接するものとされたりいずれであってもよく、要は左 右による合掌部分が合わせて手指等によって同時に握持されるようになっていれ ばよい。またこの把手部20においては、合掌部分位置は支持部1に立てた状態 で支持させた飲食商品Gの上方に設定されるものとしてあり、合掌部分に手指等 を挿入したときに飲食商品Gには当たらないように配慮しておく。
【0016】 このような支持部1、補強部10、把手部20は平面でほぼ矩形状を呈する1 枚の板厚紙に所定の切断線、折り線、切り抜き線、切離線等を設けておき、必要 時にそれらによって切り離し、折曲して組み立てることで構成できるようにして ある。その展開形態は例えば図3に示されており、ほぼ矩形状を呈する板厚紙の ほぼ中央に所定幅員で支持部1を配すると共に、この支持部1の縁部の左右から 連続させて、板厚紙の側縁に沿ってほぼコ字状の把手部20を、またこの把手部 20の内方には支持部1の左右に折り伏し線gを介して連続して補強部10の側 板11、連繋底板13を夫々配するのである。このとき支持部1の左右部分外方 でほぼカタカナのコ字形を呈する切断線aをその開放部分が互いに向かい合うよ うにして設けることで、基本的には支持部1、補強部10、把手部20夫々を区 画配置できるのである。そして支持部1には、商品支持孔2となる折り線b、押 さえ片3のための切離線c等を設け、補強部10には側板11に連続して折り線 hを介して連繋底板13を配し、またこの連繋底板13には補強折曲片15を折 り線d、切離線eによって区画形成し、更に切込線13Aを設けるのである。な お把手部20の合掌部分は、支持部1の左右縁部にほぼ平行する部分の板厚紙の 縁部となっており、その内方には連繋底板13が位置するものとなっている。
【0017】 なお図6、図7に示される実施の形態におけるものの展開図にあっても同様に 展開形成されるのであり、ただ連繋底板13に替えて連繋片14が切り起こし可 能にして設けられ、把手部20の合掌部分の内方には側板11が直接に位置する ものとなっている。そして連繋片14を切り起こす切り起こし線fが切断線aか ら連続させて支持部1に対して左右で点対称的に設けられていて、この切り起こ し線fによって側板11の一部が連繋片14として折り線iによって相互に内方 に向かって折曲され、連繋片14自体に設けられた切込線14Aによって相互に 噛み合わせられるようにしてある。
【0018】 次にこれの使用の一例を説明するに、ソフトクリーム等の飲食商品Gを軒先等 で店頭販売する販売場所において、販売者が予め用意しておくもので、その用意 は板厚紙を展開状態とさせて所定の切断線、折り線、切り込み線、切離線等を設 けたものとしておくのである。そして販売に際し、一度に数多くの飲食商品Gを 纏めて販売する場合に板厚紙から組み立てればよく、その組立は図4に示すよう に、支持部1の左右で補強部10を折り伏すと共に左右の連繋底板13あるいは 左右の連繋片14相互を連繋すればよいのであり、この組立に際し例えばステー プラーその他の特別な金属製止め具等を使用する必要はない。そしてこの状態で 例えば適当な机上面に置き、支持部1の商品支持孔2夫々に飲食商品Gを半ば強 制的に挿入セットする。挿入セット後は、左右の把手部20相互を上方に起立さ せるように持ち来たした後に合掌させて手指等にて握持し、それによって購入者 に手渡せばよいものである(図1参照)。なお左右の把手部20を合掌させるに 際し、場合によっては把手部20の基部は支持部1から折曲起立されることもあ る。
【0019】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されているために、販売後に直ちに供食されるよ うな例えばソフトクリーム、カップ入り各種飲料等を軒先等で店頭販売するに際 しては、数多くのものを一度に携帯保持でき、例えば混雑時でも簡単に数多くの 飲食商品Gを受け渡しできて販売者、購入者双方にとって大きな利便性が図れる のである。しかも数多くのものを購入者が持ち帰るも飲食商品G等が傾倒するこ とがない安定性、飲食商品G等の重量に耐え得る強度性があるばかりでなく、組 立もワンタッチ式に簡単迅速に行えるのであり、また使用後では構成素材が板厚 紙であること、組立に特別な止め具等を使用しなくてもよいこと等によっても簡 単に廃棄処理できる簡便性もあるのである。
【0020】 すなわちこれはこの考案において、複数の商品支持孔2が配列されている支持 部1と、この支持部1の左右側部下方に折り伏させて相互に連繋されるように配 した補強部10と、支持部1の縁部の左右から支持部1上方に起立されて相互に 合掌される把手部20とを備えたからであり、これによって、複数の飲食商品G を纏めさせた支持、その支持の安定化、店頭販売時での迅速な処理、更に廃棄容 易等の利点を得ることができる。
【0021】 また支持部1は1枚の所定肉厚のほぼ矩形状の板紙様素材のほぼ中央に配し、 この中央に配した支持部1の縁部の左右から板紙様素材の側縁に沿って把手部2 0を起立可能にして配すると共に、支持部1の左右側方の把手部20内方部位に 補強部10を折り伏し可能にして配してあることで、支持部1、補強部10、把 手部20等を同一の1枚の板紙様素材に展開配置でき、使用前においては多数枚 を重ねて置くことで場所をとらずに保管でき、しかも使用時では、補強部10を 折り伏し、把手部20を起立合掌させることでワンタッチ式に特別な金具、用具 等を使用せずに簡単に組立でき、混雑時でも短時間に処理可能とさせることがで きる。
【0022】 支持部1には複数の商品支持孔2を配列開穿してあるから、それに対応した数 のソフトクリームの如き飲食商品Gを纏めて支持でき、しかも商品支持孔2は飲 食商品G周囲大きさに対応した内径・内法を備えた孔部の孔縁に複数の起伏自在 な押さえ片3を連設してあるから、押さえ片3を押し広げるように飲食商品Gを 上方から半ば強制的にでも挿入するだけで飲食商品Gを立てた状態でそのままセ ットできるのである。
【0023】 補強部10は、支持部1の左右両縁から相対峙させて折曲連設した左右の側板 11相互を連繋手段12によって連繋させるものとし、側板11の縁部に折曲形 成した補強折曲片15を備えているから、支持させた飲食商品G等の重量によっ て撓むことがある支持部1を補強させてその安定性を確実にさせるのである。し かも連繋手段12によって左右の側板11を連繋していることで、また補強折曲 片15によって側板11自体の撓み等をも防止し、横、斜め等の各方向からの外 力等にも充分に耐えるものであり、その拡開、離反を阻止していることも、支持 安定に大きく寄与しているのである。
【0024】 また連繋手段12は、連繋底板13、連繋片14相互を交差状に噛み合わせる 切込線13A,14Aによってその連繋状態を安定化させるようにしてあり、し かもこれらの交差噛み合わせは非常に簡単であるから、取扱いも容易であり、外 力その他によっても簡単に外れることもないのである。
【0025】 更に把手部20は、支持部1の縁部の左右夫々に基部が連続されている左右対 称的に形成されていて、支持部1上方位置で左右が合掌式になるものとして形成 してあるから、商品支持孔2に飲食商品Gを挿入セット後で左右から起立させる ことで簡単に組み合わせられ、そのまま手指等によって持つだけでよく、取扱い も簡単で、販売者から購入者にそのまま手渡し可能にしているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施の形態を示す使用状態の一部
切欠斜視図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】同じく組立前における板紙様素材(板厚紙)の
展開図である。
【図4】同じく組立途中の斜視図である。
【図5】同じく物品支持孔の他の例における平面図であ
る。
【図6】同じく他の実施の形態における使用状態の一部
切欠斜視図である。
【図7】同じくその組立前における板紙様素材(板厚
紙)の展開図である。
【符号の説明】
G…飲食商品 1…支持部 2…商品支持孔 3…押さえ片 10…補強部 11…側板 12…連繋手段 13…連繋底板 13A…切込線 14…連繋片 14A…切込線 15…補強折曲
片 20…把手部 a…切断線 b…折り線 c…切離線 d…折り線 e…切離線 f…切り起こし
線 g…折り伏し線 h…折り線 i…折り線

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲食商品を挿入セットさせる複数の商品
    支持孔が配列されている支持部と、この支持部の左右側
    部下方に配した補強部と、支持部の縁部の左右から支持
    部上方に起立されて相互に合掌される把手部とを備える
    ことを特徴とする飲食商品販売用携帯式ケース。
  2. 【請求項2】 1枚の所定肉厚のほぼ矩形状の板紙様素
    材のほぼ中央に矩形状の支持部を配し、支持部の縁部の
    左右から板紙様素材の側縁に沿って平面でほぼコ字状の
    把手部を起立可能にして配すると共に、支持部の左右側
    方の把手部内方部位に補強部を折り伏し可能にして配し
    てある請求項1に記載の飲食商品販売用携帯式ケース。
  3. 【請求項3】 商品支持孔は飲食商品周囲大きさに対応
    した内径・内法を備えた孔部の孔縁に複数の起伏自在な
    押さえ片を連設してある請求項1または2に記載の飲食
    商品販売用携帯式ケース。
  4. 【請求項4】 補強部は、支持部の左右両縁から相対峙
    させて折曲連設した左右の側板と、この左右の側板相互
    を連繋させる連繋手段と、側板の縁部に折曲形成した補
    強折曲片とを備えて成る請求項1乃至3のいずれかに記
    載の飲食商品販売用携帯式ケース。
  5. 【請求項5】 連繋手段は、側板の底縁から折曲連設し
    た左右の連繋底板相互を、この連繋底板夫々の先端縁に
    形成した切込線を交差状に噛み合わせるものとして構成
    するか、左右の側板の底縁部に切り起こし形成した左右
    の連繋片夫々の先端部分に形成した切込線を交差状に噛
    み合わせるものとして構成するかしてある請求項4に記
    載の飲食商品販売用携帯式ケース。
  6. 【請求項6】 把手部は、支持部の縁部の左右夫々に基
    部が連続されているほぼコ字状となるように支持部の左
    右で対称的に形成されていて、支持部上方に起立させる
    ように互いに持ち来たし、合わせるようにした左右合掌
    式に構成してある請求項1乃至5のいずれかに記載の飲
    食商品販売用携帯式ケース。
  7. 【請求項7】 1枚の所定肉厚のほぼ矩形状の板紙様素
    材のほぼ中央に矩形状の支持部を配し、支持部の縁部の
    左右から板紙様素材の側縁に沿って平面でほぼコ字状の
    把手部を起立可能にして配すると共に、支持部の左右側
    方の把手部内方部位に補強部を折り伏し可能にして配し
    て成り、前記商品支持孔は飲食商品周囲大きさに対応し
    た内径・内法を備えた孔部の孔縁に複数の起伏自在な押
    さえ片を連設してあり、補強部は支持部の左右両縁から
    相対峙させて折曲連設した左右の側板と、この左右の側
    板相互を連繋させる連繋手段と、側板の縁部に折曲形成
    した補強折曲片とを備えて成り、把手部は支持部の縁部
    の左右夫々に基部が連続されているほぼコ字状となるよ
    うに支持部の左右で対称的に形成されていて、支持部上
    方に起立させるように互いに持ち来たし、合わせるよう
    にした左右合掌式に構成し、また前記連繋手段は、側板
    の底縁から折曲連設した左右の連繋底板相互を、この連
    繋底板夫々の先端縁に形成した切込線を交差状に噛み合
    わせるものとして構成するか、左右の側板の底縁部に切
    り起こし形成した左右の連繋片夫々の先端部分に形成し
    た切込線を交差状に噛み合わせるものとして構成するか
    してあることを特徴とする飲食商品販売用携帯式ケー
    ス。
JP2001000955U 2001-02-27 2001-02-27 飲食商品販売用携帯式ケース Expired - Fee Related JP3079856U (ja)

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