JP3589538B2 - 光バッファ装置および光バッファリング方法 - Google Patents

光バッファ装置および光バッファリング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3589538B2
JP3589538B2 JP31401696A JP31401696A JP3589538B2 JP 3589538 B2 JP3589538 B2 JP 3589538B2 JP 31401696 A JP31401696 A JP 31401696A JP 31401696 A JP31401696 A JP 31401696A JP 3589538 B2 JP3589538 B2 JP 3589538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
input
output
cell
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31401696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10164068A (ja
Inventor
哲也 赤星
健 福田
恒生 濱田
正幸 鹿嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP31401696A priority Critical patent/JP3589538B2/ja
Publication of JPH10164068A publication Critical patent/JPH10164068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3589538B2 publication Critical patent/JP3589538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光バッファ装置および光バッファリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光技術を用いた通信方式の研究が盛んに行われている。それに伴い、交換装置の分野でも光技術を用いた研究が様々な方面から行われている。例えば、将来のマルチメディア社会に最も有効であると考えられている光ATM(Asyncronus Transfer Mode)交換においては、光セルと呼ばれる固定長の光パケットが同一宛先に到着するのを防止するため、光バッファ装置を用いることが検討されている。
【0003】
図3は従来の光バッファ装置(文献:「『Optical Fiber Buffer for High−Perfomance Broadband Switching』 ,Eur Trans Telecommun Relat Technol,Vol.4,No.6,1993,p.671−678」のFig.7 参照)を示す概略的な構成図であり、2つの入力ポート10aおよび10b(以下、2つの入力ポート10aおよび10bをそれぞれ第1および第2の入力ポートと称する場合がある。)のうち、第1の入力ポート10aから光セルAが、第2の入力ポート10bから光セルBが同時に入力し、さらに光スイッチ12を切り替えることにより光セルAが1セル分の遅延時間を有する第1の光遅延線14aに入力して第1の光遅延線14aを伝送し、光セルBが0セル分の遅延時間を有する第2の光遅延線14bに入力して第2の光遅延線14bを伝送している様子を示している。
【0004】
一般に、1つの出力ポート18から同時に複数の光セルを出力させることができないため、第1の入力ポート10aからの光セルAが光スイッチ12の第1の入力端26aに、第2の入力ポート10bからの光セルBが光スイッチ12の第2の入力端26bに同時に入力した場合、光セルAを光スイッチ12の第1の出力端28aから出力させてこの光セルAを第1の光遅延線14aに入力させ、光セルBをスイッチ12の第2の出力端28bから出力させてこの光セルBを第2の光遅延線14bに入力させるように光スイッチ12を切り替える。そして、第1の光遅延線14aを伝送した光セルAおよび第2の光遅延線14bを伝送した光セルBを光カプラー16の第1および第2の入力端30aおよび30bにそれぞれ入力させ、さらに光カプラー16の出力端36から出力した光セルAおよびBを出力ポート18から出力する。このようにして2つの光セルAおよびBを衝突することなく出力させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の光バッファ装置では、光スイッチを切り替えて一方の光遅延線に光セルを入力する場合であっても、他方の光遅延線側に光漏れが生じる。このため、例えば、図4に示すように、光セルAが第1の入力ポート10aから入力した後、時間的に続けて光セルBが第2の入力ポート10bから入力し、さらに光セルAおよびBが両方とも第1の光遅延線14aに入力するように光スイッチ12を切り替えた場合、第2の光遅延線14b側に光セルAおよびBの光漏れが生じる(図4中、A1は光セルAの光漏れ成分であり、B1は光セルBの光漏れ成分である。)。そして、第1の光遅延線14aは1セル分の遅延時間を有するものであり、第2の光遅延線14bは0セル分の遅延時間を有するものであるため、第1の光遅延線14aを伝送する光セルAと第2の光遅延線14bを伝送する光漏れ成分B1とが同時に光カプラー16に入力し互いに干渉する。
【0006】
このような光セルと光漏れ成分との干渉が起こると光セルのビットパターンが崩れるために正しいビットを保持できなくなる。そして、このことが信号検出の際にエラー率が増加する要因となっていた。
【0007】
ただし、光スイッチの消光比が十分大きい場合には、光セルと光漏れ成分との干渉の影響を無視できるため、このような問題は生じない。しかし、現状では干渉の影響を無視できるほど光スイッチの消光比は大きくない。
【0008】
また、光セルと光漏れ成分との干渉が起こる場合であっても、光セルおよび光漏れ成分の偏波方向が同じであれば、干渉による影響を予測することができるため、信号検出の際のエラー率を低く抑えることが可能となる。しかし、光セルおよび光漏れ成分の偏波方向を同じにするためには、実験段階では光バッファ装置を構成するデバイスだけを偏波保持型のものとすれば良いが、光バッファ装置をシステムの一部に組む込む場合にはそのシステム全体を偏波保持型のデバイスで構成することが必要となり、システムを構築するのが困難であった。
【0009】
以上のことから、光セルと光漏れ成分とが光合波手段(例えば、光カプラー)に同時に入力する際に、光セルと光漏れ成分との干渉が起こらない光バッファ装置および光バッファリング方法の出現が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、この発明の光バッファ装置によれば、1または複数の入力ポートと、光スイッチ手段と、光パケットの伝送時間がそれぞれ異なる複数の光遅延手段と、光合波手段と、1つの出力ポートとを具え、入力ポートから入力した光パケットを光スイッチ手段に入力させ、光スイッチ手段から出力した光パケットを光遅延手段に入力させ、光遅延手段から出力した光パケットを光合波手段に入力させ、光合波手段から出力した光パケットを出力ポートから出力させる構成の光バッファ装置において、光遅延手段から出力する段階における光パケットの波長が光遅延手段毎に異なるように、一部または全部の光遅延手段に光波長シフター手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
上述したように、従来の光バッファ装置では、光セルと光漏れ成分とが異なる光遅延手段を伝送しかつ光セルと光漏れ成分とが同時に光合波手段に入力する場合、光セルの波長と光漏れ成分の波長とが同じであるために、光セルと光漏れ成分との干渉が生じていた。
【0012】
これに対し、この発明の光バッファ装置によれば、光遅延手段から出力する段階、すなわち光合波手段に入力する段階における光パケットの波長が、伝送してきた光遅延手段毎に異なるように、一部または全部の光遅延手段に光波長シフター手段を設けた。このため、光セルと光漏れ成分とが異なる光遅延手段を伝送するときには光セルの波長と光漏れ成分の波長とが異なるので、従来のように光セルと光漏れ成分との干渉が生じない。従って、光セルと光漏れ成分との干渉に起因して光セルのビットパターンが崩れることはなくなり、信号検出の際のエラー率を抑えることが可能となる。
【0013】
また、この発明の光バッファリング方法によれば、1または複数の入力ポートから入力した光パケットを光スイッチ手段に入力させ、光スイッチ手段から出力した光パケットを光パケットの伝送時間がそれぞれ異なる複数の光遅延手段に入力させ、光遅延手段から出力した光パケットを光合波手段に入力させ、光合波手段から出力した光パケットを出力ポートから出力させる光バッファリング方法において、光遅延手段から出力する段階における光パケットの波長が光遅延手段毎に異なるようにすることを特徴とする。
【0014】
このような光バッファリング方法によれば、光遅延手段から出力する段階、すなわち光合波手段に入力する段階における光パケットの波長が、伝送してきた光遅延手段毎に異なる。このため、光セルと光漏れ成分とが異なる光遅延手段を伝送するときには光セルの波長と光漏れ成分の波長とが異なるので、従来のように光セルと光漏れ成分との干渉が生じない。従って、光セルと光漏れ成分との干渉に起因して光セルのビットパターンが崩れることはなくなり、信号検出の際のエラー率を抑えることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明する。以下の説明に用いる各図において、各構成成分はこの発明が理解出来る程度にその形状、大きさ、及び配置関係を概略的に示してあるにすぎない。また、説明に用いる各図において、同様な構成成分については同一の番号を付して示してある。従って、この発明が以下に説明する実施の形態に限定されるものではないことは理解されたい。
【0016】
図1はこの実施の形態の光バッファ装置を示す概略的な構成図である。図1に示すようにこの実施の形態の光バッファ装置100は、2つの入力ポート10aおよび10b(以下、2つの入力ポート10aおよび10bをそれぞれ第1および第2の入力ポートと称する場合がある。)と、光スイッチ手段としての光スイッチ12と、光遅延手段としての2本の光遅延線14aおよび14b(以下、2本の光遅延線14aおよび14bをそれぞれ第1および第2の光遅延線と称する場合がある。)と、光合波手段としての光カプラー16と、1つの出力ポート18とを具えている。そして、この実施の形態の光バッファ装置100は、さらに光波長シフター手段としての光波長シフター(光周波数シフターと称する場合がある。)20を第1の光遅延線14aの中間に具えている。また、各入力ポート10aおよび10bと光スイッチ12との間には2本の光入力線22aおよび22b(以下、2本の光入力線22aおよび22bをそれぞれ第1および第2の光入力線と称する場合がある。)を具え、光カプラー16と出力ポート18との間には1本の光出力線24を具えている。
【0017】
このような構成のこの実施の形態の光バッファ装置100では、各入力ポート10aおよび10bから入力した光セルを光スイッチ12に入力させるため、第1の光入力線22aの一端は第1の入力ポート10aに接続し、第1の光入力線22aの他端は光スイッチ12の第1の入力端26aに接続してある。同様に、第2の入力線22bの一端は第2の入力ポート10bに接続し、第2の入力線22bの他端は光スイッチ12の第2の入力端26bに接続してある。
【0018】
また、光スイッチ12から出力した光セルを各光遅延線14aおよび14bに入力させ、さらに各光遅延線14aおよび14bから出力した光セルを光カプラー16に入力させるため、第1の光遅延線14aの一端は光スイッチ12の第1の出力端28aに接続し、第1の光遅延線14aの他端は光カプラー16の第1の入力端30aに接続してある。同様に、第2の光遅延線14bの一端は光スイッチ12の第2の出力端28bに接続し、第2の光遅延線14bの他端は光カプラー16の第2の入力端30bに接続してある。ここで、第1の光遅延線14aに入力した光セルは、第2の光遅延線14bに同時に入力した光セルが光カプラー16に入力する時間から1セル分の時間幅に相当する時間だけ遅延して光カプラー16に入力する。
【0019】
また、第1の光遅延線14aに入力した光セルの波長を変換するため、第1の光遅延線14aを前段部14axと後段部14ayとに分け、前段部14axの一端(すなわち第1の光遅延線14aの一端)は光スイッチ12の第1の出力端28aに接続し、前段部14axの他端は光波長シフター20の入力端32に接続し、さらに後段部14ayの一端は光波長シフター20の出力端34に接続し、後段部14ayの他端(すなわち第2の光遅延線14bの他端)は光カプラー16の第1の入力端30aに接続してある。このようにして、第1の光遅延線14aの中間に光波長シフター20を設けている。この場合、前段部14axを伝送する光パケットの波長は、第2の光遅延線14bを伝送する光パケット(例えば、光漏れ成分)の波長と等しい。しかし、前段部14axを伝送する光パケットは、光波長シフター20によって波長を変換されて後段部14ayに出力される。このため、第1および第2の光遅延線14aおよび14bから光カプラー16に入力する段階における光パケットの波長は、後段部14ayを伝送してきた光と第2の光遅延線14bを伝送してきた光とでは異なる。従って、光スイッチ12の第1の出力端28aから出力した一方の光パケット(波長λ1)、およびこの一方の光パケットに対し第2の出力端28bから時間的に離れて出力した同一波長の他方の光パケット(波長λ1)が、第1および第2の光遅延線14aおよび14bをそれぞれ伝送した結果、一方の光パケットと他方の光パケットが同時に光カプラー16に入力した場合であっても、一方の光パケットの波長(λ1)が異なる波長(λ2)に変換されるので、光カプラー16へ入力する時点では、両光パケットの波長はλ1およびλ2と互いに異なっている。
【0020】
また、光カプラー16から出力した光セルを出力ポート18から出力させるため、光出力線24の一端は光カプラー16の出力端36に接続し、光出力線24の他端は出力ポート18に接続してある。
【0021】
このようなこの実施の形態の光バッファ装置100は、第1および第2の光遅延線14aおよび14b、第1および第2の光入力線22aおよび22b並びに光出力線24として例えば光ファイバを用い、光スイッチ12として例えば2入力2出力(2×2)の単位光スイッチを組み合わせて構成した4入力4出力(4×4)の光スイッチを用い、光波長シフター20として例えば音響光学法を用いたものを用いて構成することができる。この場合、光入力線を構成する光ファイバの端部を各入力ポート10aおよび10bとして用い、光出力線を構成する光ファイバの端部を出力ポート18として用いる。また、光遅延線の遅延時間は光ファイバの長さを変えて調節する。
【0022】
なお、光波長シフター20として音響光学法を用いたもの以外に移動格子法を用いたもの、移動コーナー・キューブ法を用いたもの、回転波長法を用いたもの、電気光学法を用いたものなどを用いることができる(文献:「『図解・光デバイス辞典』,オプトエレクトロニクス社,平成8年,p129」 参照)。また、2×2の単位光スイッチとして、非可動方式の導波路型のもの、例えば2×2の方向性結合器を用いると、クロス状態、バー状態の2形態を取ることができ、また動作速度が数nsと高速であるため、単位光スイッチとして最適である(文献:「『図解・光デバイス辞典』,オプトエレクトロニクス社,平成8年,p129」参照)。
【0023】
次に、このような構成のこの実施の形態の光バッファ装置100の動作について説明する。図2は、この実施の形態の光バッファ装置100の動作の説明に供する図であり、光セルAが第1の入力ポート10aから入力した後、時間的に続けて光セルBが第2の入力ポート10bから入力し、さらに光スイッチ12を切り替えることにより光セルAおよびBの両方とも第1の光遅延線14aに入力して第1の光遅延線14aを伝送している様子を示している。また、図2は、光セルAおよびBの光漏れ成分A1およびB1が第2の光遅延線14bを伝送している様子も示している。なお、図2中、セルAおよびB、並びに光漏れ成分A1およびB1は、破線または実線で表した四角形で示している。
【0024】
図2に示すように、光セルAが第1の入力ポート10aから入力した後、時間的に続けて光セルBが第2の入力ポート10bから入力し、さらに光セルAおよびBが両方とも第1の光遅延線14aに入力するように光スイッチ12を切り替えた場合、第2の光遅延線14b側に光セルAおよびBの光漏れが生じる。そして、第1の光遅延線14aに入力した光セルAおよびBは、第1の光遅延線14aを伝送し、第1の光遅延線14aの中間に設けられている光波長シフター20により波長が変換された後、第1の光遅延線14aから出力し、光漏れ成分A1およびB1は、第2の光遅延線14bを伝送し波長が変換されることなく第2の光遅延線14bから出力する。従って、第1の光遅延線14aから出力する光セルAおよびBと、第2の光遅延線14bから出力する光漏れ成分A1およびB1とは波長が異なる。また、第1の光遅延線14aは1セル分の遅延時間を有するものであり、第2の光遅延線14bは0セル分の遅延時間を有するものであるため、光漏れ成分A1が光カプラー16に入力した後、時間的に続けて光セルAと光漏れ成分B1とが同一時間に光カプラー16に入力し、さらに、続けて光セルBが光カプラー16に入力する。
【0025】
第1の光遅延線14aを伝送する光セルAと第2の光遅延線14bを伝送する光漏れ成分B1とが同一時間に光カプラー16に入力する場合、従来の光バッファ装置では光セルAと光漏れ成分B1との干渉が生じていたが、この実施の形態の光バッファ装置では光セルAと光漏れ成分B1とは波長が異なるため、干渉は生じない。従って、光セルAと光漏れ成分B1との干渉により光セルAのビットパターンが崩れることなく出力ポート18から出力する。また、光セルBも同様にビットパターンが崩れることなく出力ポート18から出力する。
【0026】
なお、光スイッチ12の切り替えは、各光セルAおよびBのヘッダに記録されているデータに基づいて行う。すなわち、各入力ポート10aおよび10bに入力する前に、各光セルAおよびBのヘッダに記録されているデータを予め検出しておき、そのデータに基づいて光スイッチ12を切り替える。
【0027】
この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。例えば、上述した実施の形態では光遅延線が2本の場合について説明したが、3本以上の場合であっても良い。
【0028】
また、上述した実施の形態では第1の光遅延線14aの中間に光波長シフター20を設ける場合について説明したが、光波長シフター20を第2の光遅延線14bの中間に設ける場合であっても良い。
【0029】
【発明の効果】
上述した説明から明らかなように、この発明の光バッファ装置によれば、1または複数の入力ポートと、光スイッチ手段と、光パケットの伝送時間がそれぞれ異なる複数の光遅延手段と、光合波手段と、1つの出力ポートとを具えた光バッファ装置において、光遅延手段から出力する段階における光パケットの波長が光遅延手段毎に異なるように、一部または全部の光遅延手段に光波長シフター手段を設けてある。
【0030】
このような光バッファ装置によれば、一部または全部の光遅延手段に光波長シフター手段を設けるため、光セルと光漏れ成分とが異なる光遅延手段を伝送するときには光セルの波長と光漏れ成分の波長とが異なる。このため、光セルと光漏れ成分との干渉が生じない。従って、光セルと光漏れ成分との干渉より光セルのビットパターンが崩れることはなくなり、信号検出の際のエラー率を抑えることが可能となる。
【0031】
また、この発明の光バッファリング方法によれば、1または複数の入力ポートから入力した光パケットを光スイッチ手段に入力させ、光スイッチ手段から出力した光パケットを光パケットの伝送時間がそれぞれ異なる複数の光遅延手段に入力させ、光遅延手段から出力した光パケットを光合波手段に入力させ、光合波手段から出力した光パケットを出力ポートから出力させる光バッファリング方法において、光遅延手段から出力する段階における光パケットの波長が光遅延手段毎に異なるようにする。
【0032】
このような光バッファリング方法によれば、光セルと光漏れ成分とが異なる光遅延手段を伝送するときには光セルの波長と光漏れ成分の波長とが異なる。このため、従来のように光セルと光漏れ成分との干渉が生じない。従って、光セルと光漏れ成分との干渉より光セルのビットパターンが崩れることはなくなり、信号検出の際のエラー率を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の光バッファ装置を示す概略的な構成図である。
【図2】実施の形態の光バッファ装置の動作の説明に供する図である。
【図3】従来の光バッファ装置を示す概略的な構成図である。
【図4】従来の光バッファ装置の問題点の説明に供する図である。
【符号の説明】
10aおよび10b:第1および第2の入力ポート
12:光スイッチ
14aおよび14d:第1および第2の光遅延線
14ax:前段部
14ay:後段部
16:光カプラー
18:出力ポート
20:光波長シフター
22aおよび22b:第1および第2の光入力線
24:光出力線
26aおよび26b:第1および第2の入力端
28aおよび28b:第1および第2の出力端
30aおよび30b:第1および第2の入力端
32:入力端
34:出力端
36:出力端

Claims (2)

  1. 1または複数の入力ポートと、光スイッチ手段と、光パケットの伝送時間がそれぞれ異なる複数の光遅延手段と、光合波手段と、1つの出力ポートとを具え、該入力ポートから入力した光パケットを該光スイッチ手段に入力させ、該光スイッチ手段から出力した光パケットを該光遅延手段に入力させ、該光遅延手段から出力した光パケットを該光合波手段に入力させ、該光合波手段から出力した光パケットを該出力ポートから出力させる構成の光バッファ装置において、
    光遅延手段から出力する段階における光パケットの波長が光遅延手段毎に異なるように、一部または全部の光遅延手段に光波長シフター手段を設けたことを特徴とする光バッファ装置。
  2. 1または複数の入力ポートから入力した光パケットを光スイッチ手段に入力させ、該光スイッチ手段から出力した光パケットを光パケットの伝送時間がそれぞれ異なる複数の光遅延手段に入力させ、該光遅延手段から出力した光パケットを光合波手段に入力させ、該光合波手段から出力した光パケットを該出力ポートから出力させる光バッファリング方法において、
    光遅延手段から出力する段階における光パケットの波長が光遅延手段毎に異なるようにすることを特徴とする光バッファリング方法。
JP31401696A 1996-11-25 1996-11-25 光バッファ装置および光バッファリング方法 Expired - Fee Related JP3589538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31401696A JP3589538B2 (ja) 1996-11-25 1996-11-25 光バッファ装置および光バッファリング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31401696A JP3589538B2 (ja) 1996-11-25 1996-11-25 光バッファ装置および光バッファリング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10164068A JPH10164068A (ja) 1998-06-19
JP3589538B2 true JP3589538B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=18048198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31401696A Expired - Fee Related JP3589538B2 (ja) 1996-11-25 1996-11-25 光バッファ装置および光バッファリング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3589538B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904608B1 (ko) * 2002-09-16 2009-06-25 주식회사 케이티 다파장 광버퍼 입력부 제어 장치 및 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10164068A (ja) 1998-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4731878A (en) Self-routing switch node combining electronic and photonic switching
EP0794684B1 (en) Optical packet switching network
EP0347903A3 (en) High-speed optical packet switching system using optical buffer between incoming and outgoing channels
US4815803A (en) Optical signal network with node by-pass switching capability
CA2000646C (en) Switch for selectively switching optical wavelengths
US7155086B2 (en) Optical signal processing device using optical gate
US5751868A (en) Asymetrically dilated optical cross connect switches
JP2609790B2 (ja) クロスバー交換機
KR20020031353A (ko) 편광 게이트들을 이용하는 모든 광학 상호접속
JP3034764B2 (ja) 光通信装置
JP3589538B2 (ja) 光バッファ装置および光バッファリング方法
US7567737B2 (en) Variable light signal delay apparatus, and variable light signal delay system using the same
Hunter et al. Architecture for large dilated optical TDM switching networks
JP3695853B2 (ja) 光バッファ装置
US6519058B1 (en) Multiwave optical buffer using loop mirror
JP2827501B2 (ja) 光セルフ・ルーテイング回路
Fortenberry et al. Photonic fast packet switch with gain
KR0185012B1 (ko) 비선형 광 루프 거울을 이용한 2x2 패킷용 광 스위치
JP2871996B2 (ja) 光スイッチ回路網
US6542269B1 (en) Optical device for processing an optical impulse
JP2748726B2 (ja) 光セルフルーティング回路
JP2850550B2 (ja) 光セルフルーティング回路
Suzuki et al. Polarization-insensitive MZI switch composed of an LN phase shifter array and silica-based PLC-integrated polarization beam splitter
Kurumida et al. All-optical label recognition with SOA-MZI multistage switching scheme
Hiura et al. Proposal of all-optical label recognition using self-routing circuits

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees