JP3589128B2 - 筆記具の種別表示構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は筆記具の種別表示構造に係り、更に詳しくは、筆記具に用いられるボールの直径、インクの色、或いは芯の太さ、濃度等を見易く表示することのできる筆記具の種別表示構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種筆記具においては、その一部をなす端面にボールの直径やインクの色等を表示した構造が採用されている。これにより、消費者は、前記表示に基づいて希望する筆記具を購入することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の種別表示構造は、例えば、筆記具を構成するノック部の端面を利用するものが殆どであり、その端面は、筆記具の軸線方向に対して直交する方向に向けられるものとなっている。そのため、筆記具を陳列する際に、当該筆記具を立て掛けた状態とするのが一般的であるという実情を考えると、消費者の目の位置が筆記具の上端面高さ位置に対して、ある程度高い位置になければ、筆記具を取り出さない限り端面の表示内容を見ることができないという不都合がある。このような不都合を改善するためには、筆記具の上端面高さ位置を消費者の目の高さ位置よりも低く抑制すればよいことになるが、この場合には、陳列のレイアウトに自由度がなくなるという不都合を招来する。また、筆記具を横置き姿勢で陳列する場合には、ノック部の端面が消費者の目の高さよりも低いような場合に非常に見難くなるという不都合もある。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、筆記具を立て掛けて、或いは横置き姿勢で陳列したときに、当該筆記具に用いられているボールの直径等の種別を容易に視認することのできる筆記具の種別表示構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る筆記具の種別表示構造は、筆記具のノック部領域及び又はキャップ領域に、前記筆記具の軸線方向に対して傾斜した種別表示部を設け、当該種別表示部は前記ノック部のノックカバー、及び又は、前記キャップを通じて視認可能に設けられる、という構成を採っている。このように構成することで、本発明では、前記種別表示部が傾斜した位置に見えるようになり、筆記具を立て掛けた姿勢や横置き姿勢で陳列したときでも種別表示部が見易い位置をとることとなる。従って、筆記具を立て掛けた場合に、消費者の目の位置が、筆記具の端部位置よりも上になくても表示内容を視認することが可能となり、横置き姿勢の場合には、筆記具の端部位置が消費者の目の高さ位置より低い位置にあっても表示内容を容易に視認することができる。そのため、筆記具を多段型の陳列棚に陳列する際の高さが従来タイプの筆記具に比べて高い位置に設定でき、陳列レイアウトの自由度も拡大することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明におけるノック部は、前記種別表示部が設けられるノック軸部と、当該ノック軸部の外側に位置する前記ノックカバーとからなる、という構成を採ることができる。この際、ノックカバーは、前記種別表示部に示される表示内容を拡大するレンズ部を備える構成とすることが好ましい。このように構成すれば、種別表示部を保護することができる他、レンズ部によって表示内容を大きく見せることができ、表示効果を一層高めることが可能となる。
【0007】
また、前記キャップの先端内側に前記種別表示部が設けられる駒部材が収容され、前記種別表示部はキャップを通じて視認可能に設けられる、という構成も採用することができる。この際、キャップは、前記種別表示部に示される表示内容を拡大するレンズ部を設けるとよい。駒部材に種別表示部を設けることで、ペン先側に装着されるキャップ側でも表示を行うことができる。また、この構成においても、レンズ部によって表示内容を大きく見せることが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係る筆記具の種別表示構造の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】
図1には、第1の実施例に係るノック型筆記具の概略平面図が示され、図2には、その部分断面側面図が示されている。これらの図において、筆記具10は、軸方向に延びる外筒11と、この外筒11内に配置されるとともに、内部にインクが充填されるインク収容筒12と、このインク収容筒12の先端に設けられたボール14と、インク収容筒12の反対側に設けられるとともに、軸方向への押し込み操作によってボール14を外筒11の先端から出没させるノック部15と、前記外筒11の後端側(図1中右端側)の外周面に設けられたクリップ16とを備えて構成されている。なお、筆記具10の機能に関する内部機構は、本発明の要旨ではないため、ここでは、詳細な説明を省略する。
【0010】
前記ノック部15は、図2及び図3に示されるように、外周面にフランジ部17を備えて軸方向に延びるノック軸部18と、このノック軸部18の右側に装着される一端閉塞型の筒状をなす透明なノックカバー19とにより構成されている。ノック軸部18の端面は、当該ノック軸部18の軸線方向すなわち筆記具10の軸線方向に対して傾斜した種別表示部としての傾斜面20として形成されている。この傾斜面20には、ボール14の直径サイズ、例えば、「0.5」,「.5」等の表示が付され、この表示は、図1に示されるように、ノックカバー19を通じて外側から視認できるようになっている。ここで、ノックカバー19には、図2中符号Sで示される領域がレンズ部21として形成されており、このレンズ部21により、前記傾斜面20の表示内容が拡大して見えるように設けられている。なお、レンズ部21は、ノックカバー19を部分的に凸レンズ形状等に成形することによって設けることができる。
【0011】
従って、このような実施例によれば、図1に示されるように、正面から表示内容を視認することができるため、筆記具10を立て掛けて陳列したときに、消費者の目線高さ若しくはそれより若干上方に傾斜面20が位置していても、その表示内容を見ることができ、少なくとも、従来タイプの筆記具よりも、高い位置に筆記具を陳列することが可能となる。
【0012】
次に、本発明の第2の実施例を図4及び図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、前記第1の実施例と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
【0013】
この第2の実施例は、ボール側をカバーするキャップを備えた筆記具10を対象としたものであり、当該筆記具10の先端すなわちボール側に着脱される透明なキャップ30を通じて筆記具10の種別を表示するようにしたところに特徴を有する。具体的には、キャップ30の先端内側に駒部材31が収容されており、この駒部材31に種別表示部としての傾斜面20を設けて当該傾斜面20に付される表示内容がキャップ30の外側から視認できるように構成されている。駒部材31は、断面形状が略クサビ型となっており、その外周面がキャップ30の内周面に嵌まる位置まで押し込むことによって装着可能となっている。この駒部材31の先端傾斜面20は、キャップ30内に装着された状態で、当該キャップ30の軸線方向すなわち筆記具10の軸線方向に対して傾斜した面とされており、この傾斜面20に第1の実施例と同様の表示が付されるようになっている。
【0014】
なお、第2の実施例におけるキャップ30も、図4中符号Sで示した領域がレンズ部21として形成され、このレンズ部21を通じて表示内容を拡大して視認できるように設けられている。
【0015】
従って、このような第2の実施例によれば、キャップ30を用いてボール10を保護するタイプの筆記具にも適用できるという効果を得る。
【0016】
なお、前記各実施例における傾斜面20の表示は、当該傾斜面20に直接印字等を付す構成の他、印刷されたラベルを貼付することによって行うことができる。この点、本実施例では、各傾斜面20がノックカバー19又はキャップ30によって覆われる構成であるため、ラベルが不用意に剥がれる虞は全くない。
【0017】
また、前記実施例では、筆記具10の一方の端部に表示を付す構成を図示、説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、筆記具10の両端に表示を付すようにすることもできる。このような両側表示タイプとすれば、陳列時における筆記具の立て掛け姿勢の向きに制限がなくなるという効果を得る。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、筆記具のノック部領域及び又はキャップ領域に、前記筆記具の軸線方向に対して傾斜した種別表示部を設けたから、筆記具を立て掛けた姿勢や横置き姿勢で陳列したときでも種別表示部が見易い位置をとり、表示内容を容易に視認することが可能となる。そのため、筆記具を多段型の陳列棚に陳列する際の高さが従来のものに比べて高く設定でき、陳列レイアウトの自由度も拡大することが可能となる。
【0019】
また、ノック部が、種別表示部を備えたノック軸部と、当該ノック軸部の外側に位置するノックカバーとにより構成されているため、種別表示部にラベル等を用いた際の当該ラベルの剥がれ等を防止することができる。しかも、種別表示部に示される表示内容を拡大するレンズ部を設けた場合には、表示内容を大きく見せることができ、小さな表示面積しかない筆記具であっても表示効果を十分に高めることが可能となる。
【0020】
更に、キャップの先端内側に前記種別表示部が設けられた駒部材を用いた構成によれば、種別表示を行い難いキャップ側での表示も実現することができる。この場合においても、キャップにレンズ部を設けることで、表示内容を大きく見せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係るノック型筆記具の正面図。
【図2】前記筆記具の部分断面側面図。
【図3】前記実施例におけるノック部の分解斜視図。
【図4】第2の実施例に係るキャップ型筆記具の部分断面側面図。
【図5】図4の分解側面図。
【符号の説明】
10 筆記具
15 ノック部
18 ノック軸部
19 ノックカバー
20 傾斜面(種別表示部)
21 レンズ部
30 キャップ
31 駒部材
Claims (5)
- 筆記具のノック部領域及び又はキャップ領域に、前記筆記具の軸線方向に対して傾斜した種別表示部を設け、当該種別表示部は前記ノック部のノックカバー、及び又は、前記キャップを通じて視認可能に設けられていることを特徴とする筆記具の種別表示構造。
- 前記ノック部は、前記種別表示部が設けられるノック軸部と、当該ノック軸部の外側に位置する前記ノックカバーとからなることを特徴とする請求項1記載の筆記具の種別表示構造。
- 前記ノックカバーは、前記種別表示部に示される表示内容を拡大するレンズ部を備えていることを特徴とする請求項2記載の筆記具の種別表示構造。
- 前記キャップの先端内側に前記種別表示部が設けられる駒部材が収容されていることを特徴とする請求項1記載の筆記具の種別表示構造。
- 前記キャップは、前記種別表示部に示される表示内容を拡大するレンズ部を備えていることを特徴とする請求項4記載の筆記具の種別表示構造。
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JP34012599A Expired - Fee Related JP3589128B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 筆記具の種別表示構造 |
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1999
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