JP3588094B2 - Oxygen sensor structure - Google Patents
Oxygen sensor structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP3588094B2 JP3588094B2 JP2002355404A JP2002355404A JP3588094B2 JP 3588094 B2 JP3588094 B2 JP 3588094B2 JP 2002355404 A JP2002355404 A JP 2002355404A JP 2002355404 A JP2002355404 A JP 2002355404A JP 3588094 B2 JP3588094 B2 JP 3588094B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal shell
- ceramic insulator
- oxygen sensor
- ceramic
- detection element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば内燃機関からの排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ等に適用される酸素センサ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車等の内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサとして、酸素イオン伝導性の固体電解質(例えばジルコニア)等を用いた起電力型のものと、金属酸化物(チタニア)等の感知物質を用いた抵抗変化型のものがあり、内燃機関の空燃比等を制御する目的で使用されている。
【0003】
▲1▼例えば抵抗変化型の酸素センサの場合は、図5(a)に示す様に、ヒータを内蔵させたアルミナ基板P1の先端側に、チタニア等からなる感知物質P2を積層するとともに、後端側に出力用電極P3を配置して板状の検出素子部P4を形成し、この検出素子部P4を主体金具P5内に収納し、ガラスシールP6等の無機接着剤でシールし固定した構造となっている。
【0004】
▲2▼また、起電力型の酸素センサの場合には、図5(b)に示す様に、ジルコニア等の固体電解質からなる袋状の検出素子部P7を、主体金具P8内に収納し、滑石P9等を介して加締めによって固定した構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年では、LEV(Low Emission Vehicle),ULEV(Ultra Low Emission Vehicle)等のエミッション規制の強化が進められる中、排ガス温度を高くしてHC等未燃焼成分を燃焼除去する方式が採用され始めている。
【0006】
この排ガス温度が上昇すると、前記▲1▼の酸素センサの構造では、主体金具P5とガラスシールP6との熱膨張差により、ガラスシールP6にクラックや割れが入り、場合によっては、基板P1まで割れが発生することがある。
その対策として、前記▲2▼の酸素センサの構造を前記▲1▼の酸素センサに取り入れ、図5(c)に示す様に、例えば板状の検出素子部P10を円筒状のセラミックホルダP11に挿入し、このセラミックホルダP11を主体金具P12内に配置して、加締めによって固定する方法が考えられるが、必ずしも十分ではない。
【0007】
例えば、酸素センサを触媒の下流側に取り付ける場合には、路面状態によっては、酸素センサが完全に水中に没することがある。そのときには、酸素センサが外側より急冷されることになるので、セラミックホルダP11と主体金具P12との熱膨張差により、その熱衝撃を(滑石P13等によって)吸収できなかった分の歪みが残ることがあり、又、主体金具P12が急冷されることによって、高温のセラミックホルダP11が急冷されて内部応力が生ずることがあり、その場合には、図5(d)に示す様に、セラミックホルダにリング状又は縦方向のクラックや割れが発生することがある。
【0008】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、主体金具にセラミック絶縁体を介して検出素子部を固定する場合に、たとえ水没等が発生しても、クラックや割れの発生することのない酸素センサ構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1の発明は、
セラミックからなる棒状の検出素子部と、該検出素子部の周囲に配設され、該検出素子部を支持し、鍔部を有するセラミック絶縁体と、該セラミック絶縁体の周囲に配設され、該セラミック絶縁体の鍔部を支持する主体金具と、を備えた酸素センサ構造において、前記検出素子部が前記セラミック絶縁体に封止剤にて封着されるとともに、該主体金具の座面より先端側にて前記セラミック絶縁体の鍔部と前記主体金具とが当接することで、前記セラミック絶縁体の鍔部の先端側が主体金具に支持され、且つ、前記セラミック絶縁体の鍔部が加締めによって固定される構造を有し、更に、前記主体金具が前記セラミック絶縁体を支持する支持部分より基端側における前記主体金具の側部内側と前記セラミック絶縁体の鍔部の側部外側との間に間隙を有するとともに、該間隙の幅が0.3〜1.0mmの範囲であることを特徴とする酸素センサ構造を要旨とする。
【0014】
請求項2の発明は、
前記座面の先端側における前記主体金具が前記セラミック絶縁体を支持する構造として、前記主体金具の径方向内向きに加わる応力の一部が、前記セラミック絶縁体の軸方向に分散される構成としたことを特徴とする前記請求項1記載の酸素センサ構造を要旨とする。
【0015】
請求項3の発明は、
前記座面の先端側における前記主体金具側の支持部分と前記セラミック絶縁体側の支持部分とが、互いに傾斜面とされたことを特徴とする前記請求項1又は2記載の酸素センサ構造を要旨とする。
【0016】
請求項4の発明は、
前記座面の先端側における前記主体金具側の支持部分と前記セラミック絶縁体側の支持部分との間に、金属板が配置されたことを特徴とする前記請求項1〜3のいずれか記載の酸素センサ構造を要旨とする。
【0017】
ここで、前記検出素子部の先端側とは、測定対象側を意味し、基端側とはその反対側を意味する。
また、検出素子部の少なくとも先端側に配置されて用いられる感知物質としては、例えば酸素濃度によって抵抗値が変化する金属酸化物(例えばチタニア等)を採用できる。
【0018】
前記封止剤としては、例えばガラス、セメント等の無機材料を採用できる。
尚、後述する3/A,5/Aの単位は、分母・分子各々同一の[mm]である。
【0019】
【作用】
請求項1の発明では、検出素子部が鍔部を有するセラミック絶縁体内にて封止剤によって封着されるとともに、主体金具の座面より先端側にてセラミック絶縁体の鍔部と主体金具とが当接することで、セラミック絶縁体の鍔部の先端側が主体金具に支持され、且つ、セラミック絶縁体の鍔部が加締めによって固定されている。そのため、主体金具の座面より後端側が、例えば水につかって内方向に熱応力がかかる場合でも、先端側の(主体金具がセラミック絶縁体を支持する)支持部分における熱応力は比較的小さく、又、急冷されることによる熱伝導経路が長くなり、セラミック絶縁体の熱衝撃が緩和されるため、セラミック絶縁体にクラックや割れが発生することを防止することが可能である。
また、本発明では、支持部分より基端側における主体金具の側部内側とセラミック絶縁体の鍔部の側部外側との間に間隙を設けてある。従って、センサの水没等によって、径方向内向き(中心軸方向)に向かって熱応力が加わった場合でも、その隙間によってセラミック絶縁体の側面は直接に押圧されることがないので、クラックや割れの発生を防止することが可能となる。
特に、本発明では、その間隙の幅が0.3〜1.0mmの範囲に設定されているので、熱衝撃吸収性に優れている。
【0020】
尚、酸素センサとして、例えばチタニア等の抵抗変化型の金属酸化物を感知物質に使用した酸素センサを採用できる。
また、検出素子部として、例えばチタニア等の感知物質を積層した例えばアルミナ基板等の板状の部材を採用できる。
【0021】
更に、座面から支持部分までの長さが、3/A以上の場合には、効果的にセラミック絶縁体のクラックや割れを防止することが可能である。
その上、座面から支持部分までの長さが、5/A以上の場合には、より確実にセラミック絶縁体のクラックや割れを防止することが可能である。
【0023】
請求項2の発明では、先端側の支持部分の構造として、主体金具の径方向内向きに加わる応力の一部が、セラミック絶縁体の軸方向に加わる様に構成されている。従って、センサの水没等によって、径方向内向きに熱応力が加わった場合でも、その応力は軸方向に分散されることになるので、径方向にはそれほど押圧されず、その結果、クラックや割れの発生を防止することが可能となる。
【0024】
請求項3の発明では、主体金具側の支持部分とセラミック絶縁体側の支持部分とが、互いに傾斜面とされている。従って、前記請求項2と同様に、径方向内向きに熱応力が加わった場合でも、その応力はこの傾斜面にて軸方向に分散されて径方向の押圧力が低下し、その結果、クラックや割れの発生を防止することが可能となる。
【0025】
請求項4の発明では、主体金具側の支持部分とセラミック絶縁体側の支持部分との間に、金属板が挟まれた状態で配置されているので、支持部分の加工精度の凹凸による影響を大きく低減することが可能である。よって、前記請求項3よりも効果的に、径方向内向きに加わった熱応力を軸方向に分散して、確実にクラックや割れの発生を防止することが可能である。
【0026】
【実施例】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。尚、各図において上側及び下側は、酸素センサの後端側及び先端側を各々示す。
(実施例1)
図1に示す様に、本実施例の酸素センサ1は、検出素子部3に用いる感知物質として、酸素濃度に応じて抵抗が変化する金属酸化物を採用したものである。
【0027】
この検出素子部3は、長尺のアルミナ製の基板3aの先端側(測定対象側)に、チタニア等の金属酸化物3bを積層配置したものであり、金属酸化物3bには図示しない電極が接続されている。これらの電極には、端子金具5(図では一方のみ示す)が接続され、端子金具5には、外部に信号を取り出すリード線6,7が接続されている。また、前記基板3aには、金属酸化物3bを加熱するために、図示しないヒータが形成されており、このヒータにも、端子金具4(図では一方のみ示す)を介して、リード線8,9が接続されている。
【0028】
前記検出素子部3は、鍔部11aを有するアルミナ製の筒状の保持部材11(セラミックホルダ)内にて、ガラス13にてシールされて固定されており、セラミックホルダ11は、滑石15を介して、耐熱金属製の主体金具17内に固定されている。つまり、検出素子部3は、セラミックホルダ11に保持された状態で、主体金具17を貫いて図の上下に伸びる様に、その軸中心を合わせて固定されている。
【0029】
また、検出素子部3の上方には、リード線6〜9が貫通するセラミック製のセパレータ10と耐熱性のグロメットゴムである防水シール部材21とが配置されている。尚、このセラミック製のセパレータ10の外周には段差10aがあり、この段差10aにてセラミックホルダ11の上端11bが係止している。
【0030】
前記主体金具17の上部17aには、金属外筒16が外嵌するとともに防水のために例えばレーザー溶接により全周溶接されている。この金属外筒16の上部の内側には、径方向に例えば六角加締め、八角加締め、丸加締め等の加締めが行われて、防水シール部材21が押圧固定されている。
【0031】
また、前記主体金具17の下部には、検出素子部3の先端側の周囲を覆う(開口部19aを有する)保護キャップ19が装着されている。尚、主体金具17の座面の下側には、環状に、金属ガスケット20が配設されている。
特に本実施例では、主体金具17の側部内側とセラミックホルダ11の側部外側との間に、幅0.6mmの間隙18が設けられている。尚、この間隙寸法としては、0.3〜1.0mmの範囲が、熱衝撃吸収に優れ好適である。
【0032】
また、主体金具17の座面より先端側にて、主体金具17とセラミックホルダ11とが当接して、主体金具17がセラミックホルダ11を図の下方より支持している。具体的には、主体金具17の傾斜面(主体金具側支持部分)とセラミックホルダ11の傾斜面(セラミックホルダ側支持部分)とは、軸中心に対して約60度傾斜するテーパ状となっている。尚、この傾斜角は、45〜75度の範囲が、支持能力が高く且つ熱衝撃吸収に優れ好適である。
【0033】
更に、図2に示す様に、主体金具17の座面から傾斜面(の上端)までの距離Hは、2.0mm、当接している長さLは2.0mmとされている。この距離Hは、主体金具17の側部の最小厚さAによって耐熱衝撃性が異なり、後述する様に、3/A以上が好ましく、5/A以上であると一層好ましい。
【0034】
この様に本実施例の酸素センサ1においては、主体金具17の座面より先端側にてセラミックホルダ11を支持し、更に、主体金具17とセラミックホルダ11との間には側面側に間隙18が設けてあり、しかも主体金具17とセラミックホルダ11とは、当接した傾斜面で支持されているので、熱衝撃に極めて強いという顕著な効果を奏する。
【0035】
つまり、例えば酸素センサ1が触媒の下流側に配置されている場合に、酸素センサ1が水没すると、その後端側が急冷されるので、主体金具17の径方向内向きに大きな熱応力が加わるが、セラミックホルダ11の支持部分は、大きな熱応力のかかる座面より上側ではなく、座面より下側に設けられているので、セラミックホルダ11にかかる熱応力が比較的小さい。又、主体金具17が急冷されることによるセラミックホルダ11の冷却経路が長くなり、セラミックホルダ11の熱衝撃が緩和される。その結果、セラミックホルダ11にクラックや割れの発生を防止できる。
【0036】
また、座面より上側では大きな熱応力が加わるが、主体金具17とセラミックホルダ11との間には側面側に間隙18が設けてあるので、熱応力は主体金具17からセラミックホルダ11に直接には伝わらない。よって、この点からも、クラックや割れの発生を防止できる。
【0037】
更に、主体金具17とセラミックホルダ11とは、当接した傾斜面で支持されているので、仮に径方向に熱応力がかかっても、熱応力は径方向と軸方向とに分散されてしまい、径方向にはそれほど大きな力は加わらない、よって、この点からも、クラックや割れの発生を防止できる。
<実験例1>
次に、本実施例の効果を確認するために行った、実験例について説明する。
【0038】
▲1▼図3(a)に示す様に、前記実施例1の構造の酸素センサ(上部約60mm)を、金属ガスケット(ステンレス;1.0mm厚)を介して板材に取り付け、下方よりバーナで加熱した。そして、図3(b)に示す様に、酸素センサの上部の水没を繰り返し(600回)、その時の主体金具の温度をK熱電対で測定した。
【0039】
この実験を、下記表1に示す各試料No.の寸法、即ち厚さA,距離H(図2参照)の酸素センサに対して、3個づつ行ない、クラックの有無を調べた。その結果を同じく表2に記す。尚、表1には、3/A,5/Aの計算値も記した。また、表1のテスト1は、水注入時の温度が350℃、テスト2はそれよりも高い温度(厳しい条件)の400℃としたものである。
【0040】
▲2▼また、傾斜面の面粗度等の製造時のばらつきを考慮し、前記試料No.3〜6の酸素センサを用い、更に同様な実験を行った。その結果を下記表2に記す。尚、試料数は各100個とした。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
この表1及び表2から明らかな様に、座面より先端側に支持部分がある場合には、クラックが発生し難いということが分かる。尚、より先端側に支持部分があるものほど、クラックが発生し難いという傾向がある。
また、距離Hが、3/A以上の場合には、クラックの発生数が低減することがわかる。更に、距離Hが、5/A以上の場合に、更に、クラックの発生数が低減することに関しては、例えば表2の試料No.5,6からわかる。尚、表1,2中の○は、3/A又は5/Aの条件を満たすものを示し、×は条件を満たさないものを示す。
(実施例2)
本実施例の酸素センサ31は、図4(a)に示す様に、主体金具33の支持部分(傾斜面33a)とセラミックホルダ35の支持部分(傾斜面35a)との間に、例えばステンレス板等からなる金属製の板パッキン37を配置したものである。この板パッキン37はリング状であり、その厚さは0.3〜0.5mm、ビッカース硬度は200〜600である。
【0044】
本実施例においては、板パッキン37の表面の滑らかなものを採用すれば、板パッキン37を使用しないものと比べて、主体金具33とセラミックホルダ35の支持部分が滑らかになり、よって、径方向に熱応力が加わっても確実に軸方向に応力を分散することができ、熱応力に対する適応能力が高いという効果がある。
【0045】
また、板パッキン37を使用する場合には、主体金具33とセラミックホルダ35との傾斜面33a,35aをそれほど滑らかにする必要がないので、加工上有利であるという利点がある。
<実験例2>
また、前記実施例2の構造を有する酸素センサに対しても、前記実験例1と同様な実験を行った。試料は、前記試料No.3,4のものを、板パッキンの厚さ分だけ主体金具の座ぐりを行なって用いた(各100個)。その結果を、下記表3に記す。
【0046】
【表3】
【0047】
この表3から明らかな様に、板パッキンを使用したものは、前記表2の板パッキンを使用しないものと比較して、クラックの発生した数が少なく、一層好適であることが分かる。尚、板パッキンの厚いものほど、その効果が高いという傾向がある。
(実施例3)
本実施例の酸素センサ41は、図4(b)に示す様に、主体金具43の支持部分(傾斜面43a)とセラミックホルダ45の支持部分(傾斜面45a)との間に、保護キャップ47の上端47aを配置したものである。つまり、保護キャップ47の径方向の側面47bの上部は、主体金具43の側面とセラミックホルダ45の側面との間に配置されるとともに、その上端47aが外側に広がる様に、テーパ状に広がって、前記両傾斜面43a,45aの間に配置されており、この構成によって、前記実施例2の板パッキンと同様な効果を奏する。
【0048】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、上述した酸素センサは、例えば車両の排気ガスを浄化する触媒の下流側に配置される場合に、水没等によって大きな熱衝撃を受けても、その機能を発揮できるので好適であるが、その位置に限定されるものではない。例えば、触媒の上流等の車両の床下などに配置されても十分にその機能を発揮できる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述した様に、請求項1の発明では、検出素子部が鍔部を有するセラミック絶縁体内にて封止剤によって封着されるとともに、主体金具の座面より先端側にてセラミック絶縁体の鍔部と主体金具とが当接することで、セラミック絶縁体の鍔部の先端側が主体金具に支持され、且つ、セラミック絶縁体の鍔部が加締めによって固定されている。よって、主体金具の座面より後端側が、例えば水につかって径方向内向きに熱応力が加わった場合でも、セラミック絶縁体にそれほど大きな熱応力が加わらないので、クラックや割れの発生を防止できるという顕著な効果を奏する。
また、本発明では、(主体金具がセラミック絶縁体を支持する)支持部分より基端側における主体金具の側部内側とセラミック絶縁体の鍔部の側部外側との間に間隙を設けてあるので、その側部では主体金具とセラミック絶縁体とは直接に接していない。従って、センサの水没等によって、径方向内向きに熱応力が加わった場合でも、セラミック絶縁体の側面は直接に押圧されないので、クラックや割れを防止できる。
特に、本発明では、その間隙の幅が0.3〜1.0mmの範囲に設定されているので、熱衝撃吸収性に優れている。
【0053】
請求項2の発明では、先端側の支持部分の構造として、主体金具の径方向内向きに加わる応力の一部が、セラミック絶縁体の軸方向に加わる様に構成されている。従って、センサの水没等によって、径方向内向きに熱応力が加わった場合でも、その応力は軸方向に分散されて径方向の押圧力は小さくなるので、クラックや割れを防止できる。
【0054】
請求項3の発明では、支持部分が互いに傾斜面とされているので、径方向内向けて熱応力が加わった場合でも、その応力は軸方向に分散されて径方向の押圧力が低下し、その結果、クラックや割れを防止できる。
請求項4の発明では、主体金具とセラミック絶縁体との両支持部分の間に金属板が挟まれているので、支持部分における表面の凹凸が低減する。その結果、前記請求項3より効果的に、クラックや割れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の酸素センサを一部破断して示す説明図である。
【図2】実施例1の酸素センサの要部を示し、(a)はその支持部分を示す説明図であり、(b)は主体金具の最小厚さAを示す説明図である。
【図3】実験方法を示す説明図である。
【図4】その他の実施例を示し、(a)は実施例1の酸素センサの要部を示す説明図、(b)は実施例3の酸素センサの要部を示す説明図である。
【図5】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1,3151…酸素センサ
3…検出素子部
11,35,45…セラミックホルダ(保持部材)
17,33,43…主体金具[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an oxygen sensor structure applied to, for example, an oxygen sensor for detecting an oxygen concentration in exhaust gas from an internal combustion engine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as an oxygen sensor for detecting an oxygen concentration in exhaust gas of an internal combustion engine of an automobile or the like, an electromotive force type using an oxygen ion conductive solid electrolyte (for example, zirconia) and a metal oxide (titania) have been used. There is a variable resistance type using a sensing substance such as the above, and is used for the purpose of controlling the air-fuel ratio and the like of an internal combustion engine.
[0003]
{Circle around (1)} For example, in the case of a resistance change type oxygen sensor, as shown in FIG. 5A, a sensing substance P2 made of titania or the like is laminated on the tip side of an alumina substrate P1 having a built-in heater, A structure in which an output electrode P3 is arranged on the end side to form a plate-shaped detection element portion P4, and this detection element portion P4 is housed in a metal shell P5, and sealed and fixed with an inorganic adhesive such as a glass seal P6. It has become.
[0004]
{Circle around (2)} In the case of an electromotive force type oxygen sensor, as shown in FIG. 5B, a bag-like detection element portion P7 made of a solid electrolyte such as zirconia is housed in a metal shell P8. The structure is fixed by caulking via talc P9 or the like.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in recent years, as emission regulations such as LEV (Low Emission Vehicle) and ULEV (Ultra Low Emission Vehicle) have been strengthened, a method of burning and removing unburned components such as HC by increasing exhaust gas temperature has begun to be adopted. I have.
[0006]
When the temperature of the exhaust gas rises, in the oxygen sensor structure of (1), cracks and cracks enter the glass seal P6 due to a difference in thermal expansion between the metal shell P5 and the glass seal P6. May occur.
As a countermeasure, the structure of the oxygen sensor of (2) is incorporated into the oxygen sensor of (1), and, for example, as shown in FIG. 5 (c), a plate-like detection element portion P10 is attached to a cylindrical ceramic holder P11. A method of inserting the ceramic holder P11 into the metal shell P12 and fixing the ceramic holder P11 by caulking is conceivable, but is not always sufficient.
[0007]
For example, when an oxygen sensor is installed downstream of the catalyst, the oxygen sensor may be completely immersed in water depending on the road surface condition. At that time, since the oxygen sensor is rapidly cooled from the outside, a distortion corresponding to a failure to absorb the thermal shock (by the talc P13 or the like) due to a difference in thermal expansion between the ceramic holder P11 and the metal shell P12 may remain. In addition, when the metal shell P12 is rapidly cooled, the high-temperature ceramic holder P11 may be rapidly cooled to generate internal stress. In this case, as shown in FIG. Ring-shaped or vertical cracks or cracks may occur.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and when a detection element unit is fixed to a metal shell via a ceramic insulator, cracks and cracks occur even if submergence occurs. It is an object of the present invention to provide an oxygen sensor structure that does not cause any problems.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of claim 1 is
A rod-shaped detection element portion made of ceramic, disposed around the detection element portion, supporting the detection element portion, a ceramic insulator having a flange portion, and disposed around the ceramic insulator; A metal shell that supports a flange portion of the ceramic insulator, wherein the detection element portion is sealed to the ceramic insulator with a sealant, and a tip end of the metal shell is located at a front end of the metal shell. The flange portion of the ceramic insulator and the metal shell abut on each other, so that the distal end side of the flange portion of the ceramic insulator is supported by the metal shell , and the flange portion of the ceramic insulator is crimped. Has a structure fixed by, further, the metal shell between the inside of the side of the metal shell and the outside of the side of the flange of the ceramic insulator closer to the base end than the supporting portion supporting the ceramic insulator. In between And has a, a gist of the oxygen sensor structure, wherein the width of the gap is in the range of 0.3 to 1.0 mm.
[0014]
The invention of claim 2 is
As a structure in which the metal shell on the tip side of the seating surface supports the ceramic insulator, a part of a stress applied inward in a radial direction of the metal shell is dispersed in an axial direction of the ceramic insulator. and gist oxygen sensor structure of claim 1 Symbol mounting, characterized in that the.
[0015]
The invention of
The gist of the oxygen sensor structure according to claim 1 or 2 , wherein a support portion on the metal shell side and a support portion on the ceramic insulator side at a tip end side of the seat surface are inclined surfaces with respect to each other. I do.
[0016]
The invention of claim 4 is
The oxygen according to any one of claims 1 to 3 , wherein a metal plate is disposed between a supporting portion on the metal shell side and a supporting portion on the ceramic insulator side at a front end side of the seating surface. The gist is the sensor structure.
[0017]
Here, the tip side of the detection element unit means a measurement target side, and the base end side means the opposite side .
Further, as a sensing substance disposed at least on the front end side of the detection element unit and used, for example, a metal oxide (for example, titania or the like) whose resistance value changes depending on oxygen concentration can be adopted.
[0018]
As the sealant, for example, an inorganic material such as glass and cement can be adopted.
The units of 3 / A and 5 / A described later are the same [mm] for the denominator and the numerator.
[0019]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, the detection element portion is sealed by the sealant in the ceramic insulator having the flange portion, and the flange portion of the ceramic insulator and the metal shell are arranged on the tip side from the seating surface of the metal shell. Abuts, the tip side of the flange portion of the ceramic insulator is supported by the metal shell , and the flange portion of the ceramic insulator is fixed by caulking. Therefore, even if the rear end side of the metal shell is subjected to inward thermal stress, for example, by being exposed to water, the thermal stress in the support portion on the front end side (the metal shell supports the ceramic insulator) is relatively small. In addition, since the heat conduction path due to the rapid cooling becomes long and the thermal shock of the ceramic insulator is reduced, it is possible to prevent the ceramic insulator from cracking or cracking.
In the present invention, a gap is provided between the inside of the side of the metal shell and the outside of the side of the flange of the ceramic insulator on the base end side of the support portion. Therefore, even if thermal stress is applied inward in the radial direction (in the direction of the central axis) due to submersion of the sensor or the like, the side surfaces of the ceramic insulator are not directly pressed by the gap, so that cracks or cracks are generated. Can be prevented from occurring.
In particular, in the present invention, since the width of the gap is set in the range of 0.3 to 1.0 mm, the gap is excellent in thermal shock absorption.
[0020]
Note that, as the oxygen sensor, for example , an oxygen sensor using a variable-resistance metal oxide such as titania as a sensing substance can be employed.
Further, as the detection element portion, a plate-like member such as an alumina substrate on which a sensing substance such as titania is laminated can be adopted.
[0021]
Further, when the length from the seat surface to the support portion is 3 / A or more, cracks and cracks of the ceramic insulator can be effectively prevented.
In addition, when the length from the seat surface to the support portion is 5 / A or more, cracks and cracks of the ceramic insulator can be more reliably prevented.
[0023]
According to the second aspect of the present invention, the structure of the supporting portion on the distal end side is configured such that a part of the stress applied inward in the radial direction of the metal shell is applied in the axial direction of the ceramic insulator. Therefore, even if thermal stress is applied inward in the radial direction due to submersion of the sensor, the stress is dispersed in the axial direction, so that the stress is not so much pressed in the radial direction, and as a result, cracks and cracks Can be prevented from occurring.
[0024]
According to the third aspect of the present invention, the supporting portion on the metallic shell side and the supporting portion on the ceramic insulator side are inclined surfaces. Thus, the as with claim 2, even if the thermal stress is applied radially inwardly, the stress is distributed in the axial direction decreases the pressing force in the radial direction at the inclined surface, as a result, cracks And cracks can be prevented from occurring.
[0025]
According to the fourth aspect of the present invention, since the metal plate is disposed between the supporting portion on the metal shell side and the supporting portion on the ceramic insulator side, the influence of unevenness on the processing accuracy of the supporting portion is large. It is possible to reduce. Therefore, it is possible to effectively disperse the thermal stress applied inward in the radial direction in the axial direction more effectively than in the third aspect, and to reliably prevent the occurrence of cracks and cracks.
[0026]
【Example】
Preferred embodiments of the present invention will be described below to further clarify the configuration and operation of the present invention described above. In each drawing, the upper side and the lower side indicate the rear end side and the front end side of the oxygen sensor, respectively.
(Example 1)
As shown in FIG. 1, the oxygen sensor 1 of the present embodiment employs a metal oxide whose resistance changes according to the oxygen concentration as a sensing substance used for the
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
A
[0030]
A metal
[0031]
In addition, a protective cap 19 (having an
In particular, in this embodiment, a
[0032]
Further, the
[0033]
Further, as shown in FIG. 2, the distance H from the seating surface of the
[0034]
As described above, in the oxygen sensor 1 of the present embodiment, the
[0035]
That is, for example, when the oxygen sensor 1 is disposed downstream of the catalyst and the oxygen sensor 1 is submerged, the rear end side is rapidly cooled, so that a large thermal stress is applied radially inward of the
[0036]
Although a large thermal stress is applied above the seating surface, a
[0037]
Furthermore, since the
<Experimental example 1>
Next, an experimental example performed to confirm the effect of the present embodiment will be described.
[0038]
{Circle around (1)} As shown in FIG. 3 (a), the oxygen sensor (upper part: about 60 mm) having the structure of the first embodiment is attached to a plate material via a metal gasket (stainless steel; 1.0 mm thick), and is burned from below using a burner. Heated. Then, as shown in FIG. 3 (b), the upper part of the oxygen sensor was repeatedly submerged (600 times), and the temperature of the metal shell at that time was measured with a K thermocouple.
[0039]
This experiment was performed for each sample No. shown in Table 1 below. , Ie, the thickness A and the distance H (see FIG. 2) were measured for each of the three oxygen sensors to check for cracks. The results are also shown in Table 2. Table 1 also shows the calculated values of 3 / A and 5 / A. In Test 1 in Table 1, the temperature at the time of water injection was 350 ° C., and in Test 2, 400 ° C., which was a higher temperature (strict condition).
[0040]
{Circle around (2)} Also, taking into account variations in manufacturing such as the surface roughness of the inclined surface, the sample No. Further similar experiments were conducted using 3 to 6 oxygen sensors. The results are shown in Table 2 below. The number of samples was 100 each.
[0041]
[Table 1]
[0042]
[Table 2]
[0043]
As is clear from Tables 1 and 2, it can be seen that cracks are unlikely to occur when there is a supporting portion on the tip side from the seat surface. In addition, there is a tendency that cracks are less likely to be generated as the support portion is located further on the tip side.
Also, it can be seen that when the distance H is 3 / A or more, the number of occurrences of cracks is reduced. Further, when the distance H is 5 / A or more, the number of cracks is further reduced. It can be seen from 5 and 6. In Tables 1 and 2, ○ indicates that the condition of 3 / A or 5 / A was satisfied, and X indicates that the condition was not satisfied.
(Example 2)
As shown in FIG. 4A, the
[0044]
In the present embodiment, if a plate packing 37 having a smooth surface is employed, the supporting portions of the
[0045]
When the plate packing 37 is used, there is no need to make the
<Experimental example 2>
Further, the same experiment as in Experimental Example 1 was performed on the oxygen sensor having the structure of Example 2. The sample is the same as the sample No. Samples No. 3 and No. 4 were used by counterboring metal shells by the thickness of the plate packing (100 pieces each). The results are shown in Table 3 below.
[0046]
[Table 3]
[0047]
As is clear from Table 3, the number using cracks is smaller in the case where the plate packing is used than in the case where the plate packing in Table 2 is not used, and it is more preferable. In addition, there is a tendency that the thicker the plate packing, the higher the effect.
(Example 3)
As shown in FIG. 4B, the
[0048]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to these embodiments at all, and it goes without saying that the present invention can be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention.
For example, when the above-described oxygen sensor is disposed downstream of a catalyst for purifying exhaust gas of a vehicle, for example, it is preferable because it can exhibit its function even if it is subjected to a large thermal shock due to submersion or the like. The position is not limited. For example, even if it is arranged under the floor of a vehicle, such as upstream of the catalyst, its function can be sufficiently exhibited.
[0049]
【The invention's effect】
Or as described in detail, the invention of claim 1, while being sealed by a sealing agent at the ceramic insulating body which portion detection element has a flange portion, a ceramic insulator at the distal end side than the seat surface of the metal shell By contacting the flange of the ceramic insulator with the metal shell, the distal end side of the flange of the ceramic insulator is supported by the metal shell , and the flange of the ceramic insulator is fixed by caulking. Therefore, even if the rear end side from the seating surface of the metal shell is subjected to thermal stress inward in the radial direction, for example, by being immersed in water, not so large thermal stress is applied to the ceramic insulator, thereby preventing the occurrence of cracks and cracks. It has a remarkable effect that it can be done.
Also, in the present invention, a gap is provided between the inside of the side of the metal shell and the outside of the side of the flange of the ceramic insulator on the base end side of the support portion (the metal shell supports the ceramic insulator). Therefore, at its side, the metal shell and the ceramic insulator are not in direct contact. Accordingly, even when thermal stress is applied inward in the radial direction due to submersion of the sensor or the like, cracks and cracks can be prevented because the side surfaces of the ceramic insulator are not directly pressed.
In particular, in the present invention, since the width of the gap is set in the range of 0.3 to 1.0 mm, the gap is excellent in thermal shock absorption.
[0053]
According to the second aspect of the present invention, the structure of the supporting portion on the distal end side is configured such that a part of the stress applied inward in the radial direction of the metal shell is applied in the axial direction of the ceramic insulator. Therefore, even when thermal stress is applied inward in the radial direction due to submersion of the sensor or the like, the stress is dispersed in the axial direction and the pressing force in the radial direction is reduced, so that cracks and cracks can be prevented.
[0054]
According to the third aspect of the present invention, since the support portions are inclined surfaces, even when thermal stress is applied inward in the radial direction, the stress is dispersed in the axial direction and the pressing force in the radial direction decreases, As a result, cracks and cracks can be prevented.
According to the fourth aspect of the present invention, since the metal plate is sandwiched between the supporting portions of the metal shell and the ceramic insulator, the surface unevenness of the supporting portion is reduced. As a result, the effective than
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing an oxygen sensor according to a first embodiment with a part cut away.
FIGS. 2A and 2B are diagrams illustrating a main part of the oxygen sensor according to the first embodiment, FIG. 2A is an explanatory diagram illustrating a supporting portion thereof, and FIG. 2B is an explanatory diagram illustrating a minimum thickness A of a metal shell.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an experimental method.
4A and 4B are diagrams illustrating another embodiment, in which FIG. 4A is an explanatory diagram illustrating a main part of the oxygen sensor according to the first embodiment, and FIG. 4B is an explanatory diagram illustrating a main portion of the oxygen sensor according to the third embodiment.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a conventional technique.
[Explanation of symbols]
1,3151 ...
17, 33, 43 ... metal shell
Claims (4)
該検出素子部の周囲に配設され、該検出素子部を支持し、鍔部を有するセラミック絶縁体と、
該セラミック絶縁体の周囲に配設され、該セラミック絶縁体の鍔部を支持する主体金具と、
を備えた酸素センサ構造において、
前記検出素子部が前記セラミック絶縁体に封止剤にて封着されるとともに、該主体金具の座面より先端側にて前記セラミック絶縁体の鍔部と前記主体金具とが当接することで、前記セラミック絶縁体の鍔部の先端側が主体金具に支持され、且つ、前記セラミック絶縁体の鍔部が加締めによって固定される構造を有し、
更に、前記主体金具が前記セラミック絶縁体を支持する支持部分より基端側における前記主体金具の側部内側と前記セラミック絶縁体の鍔部の側部外側との間に間隙を有するとともに、該間隙の幅が0.3〜1.0mmの範囲であることを特徴とする酸素センサ構造。A rod-shaped detection element portion made of ceramic;
A ceramic insulator disposed around the detection element portion, supporting the detection element portion, and having a flange portion,
A metal shell disposed around the ceramic insulator and supporting a flange of the ceramic insulator;
In the oxygen sensor structure having
While the detection element portion is sealed to the ceramic insulator with a sealant, the flange portion of the ceramic insulator and the metal shell abut on the tip side from the bearing surface of the metal shell , The distal end side of the flange portion of the ceramic insulator is supported by a metal shell , and has a structure in which the flange portion of the ceramic insulator is fixed by caulking,
Further, the metal shell has a gap between the inside of the side of the metal shell and the outside of the side of the flange of the ceramic insulator on the base end side of the supporting portion supporting the ceramic insulator, and the gap The oxygen sensor structure, wherein the width of the oxygen sensor is in the range of 0.3 to 1.0 mm.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002355404A JP3588094B2 (en) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | Oxygen sensor structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002355404A JP3588094B2 (en) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | Oxygen sensor structure |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30517994A Division JP3449806B2 (en) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | Oxygen sensor structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003161720A JP2003161720A (en) | 2003-06-06 |
JP3588094B2 true JP3588094B2 (en) | 2004-11-10 |
Family
ID=19197917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002355404A Expired - Fee Related JP3588094B2 (en) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | Oxygen sensor structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3588094B2 (en) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5129599B2 (en) * | 2007-05-08 | 2013-01-30 | 日本特殊陶業株式会社 | Gas sensor and manufacturing method thereof |
US8257577B2 (en) | 2007-05-08 | 2012-09-04 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor and manufacturing method thereof |
JP2009287935A (en) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Ngk Spark Plug Co Ltd | Gas sensor and manufacturing method therefor |
CN103837589B (en) * | 2014-03-05 | 2017-03-15 | 常州联德电子有限公司 | Taper double cell broad domain oxygen sensor and preparation method thereof |
-
2002
- 2002-12-06 JP JP2002355404A patent/JP3588094B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003161720A (en) | 2003-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5156099B2 (en) | Gas sensor | |
US4339320A (en) | Heated gas composition sensor structure | |
JP6276662B2 (en) | Gas sensor | |
US7607340B2 (en) | Gas sensor | |
US6726819B2 (en) | Gas sensor | |
JP6857051B2 (en) | Gas sensor element and gas sensor | |
US8359902B2 (en) | Gas sensor apparatus for automotive exhaust gas applications | |
US20220065809A1 (en) | Gas sensor | |
JP3588094B2 (en) | Oxygen sensor structure | |
CN105765377A (en) | Oxygen sensor element | |
JP3449806B2 (en) | Oxygen sensor structure | |
JP2002286685A (en) | Sensor with ventilation structure | |
JP5096607B2 (en) | Gas sensor | |
US4222840A (en) | Heated solid electrolyte oxygen sensor | |
JP2010121967A (en) | Gas sensor | |
JP2003185620A (en) | Gas sensor | |
US11604160B2 (en) | Gas sensor | |
JP6979387B2 (en) | Sensor element and gas sensor | |
JP6966360B2 (en) | Gas sensor element and gas sensor | |
JP2017090150A (en) | Gas sensor | |
JP4707096B2 (en) | Gas sensor and manufacturing method thereof | |
US20070084725A1 (en) | Oxygen sensor | |
WO2022249924A1 (en) | Gas sensor | |
JP4176942B2 (en) | Gas sensor | |
US10969372B2 (en) | Gas sensor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040811 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |