JP3587669B2 - 蓋開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はミニディスク記録再生装置やコンパクトディスクの再生装置が付いたカセットテープレコーダー機器などの音響機器おける蓋開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、音響商品は普段にはあまり使用しない機能の操作釦などを、フロントパネルに開閉自在に取り付けられた蓋体に取り付け、操作する場合には蓋体を開いて操作するように構成される傾向がある。
【0003】
図7と図8は従来の蓋開閉装置を示す。
図7と図8では蓋体がオープン状態を示している。フロントパネル101に開閉自在に取り付けられた蓋体は、下蓋102と上蓋103とで構成されている。104は上蓋103に設けられた操作釦、105,108はプリント配線基板、106は操作スイッチ、107は中間部材、109は締結ビス、110と112は接続用コネクタ、111は接続リードである。
【0004】
プリント配線基板105に操作スイッチ106、コネクタ110等の部品が半田付けされ基板ブロックを構成している。上蓋103をベースに操作釦104,中間部材107が積み上げられ、基板ブロックが上蓋103より構成されているボス並びに位置決めピンによりビス締結され上蓋ブロックが構成される。この時、中間部材107がプリント配線基板上の操作スイッチ106と操作釦104との高さを一定に保つ様にしている。
【0005】
接続リード111は上蓋103に形成された孔103−1を介して外へ引き出されている。その次に下蓋102へ前記の上蓋ブロックが取り付けられる。この時の上蓋103と下蓋102とはビス103−2で締結されている。
【0006】
下蓋102には支軸102−1が両端に構成されており、上記のように組み立てられた蓋体は、フロントパネル101の軸受け孔101−1に下蓋102の支軸102−1を挿入して、蓋体が回動できるようになっている。
【0007】
また、接続リード111はフロントパネルの開口部101−2を介してプリント配線基板108の上のコネクタ112に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような蓋開閉装置では、蓋体の側に支軸102−1を構成しフロントパネル101の側に軸受け孔101−1を構成しているが、支軸102−1の長手方向と軸受け孔101−1はオーバーラップする必要がある。
【0009】
この時、支軸102−1と軸受け孔101−1のどちらかに剛体ではなく弾性体を構成し組み込み時にどちらかが撓んで挿入されるのが一般的である。しかし、デザイン的・構造的な制約により弾性体を構成できない場合がある。
【0010】
また、構成できたとしても軸及び軸受けに十分な強度がないと蓋体のオープン時に蓋体に強い加重が加わった場合、支軸102−1と軸受け孔101−1に破損などの支障が生ずる恐れがある。
【0011】
本発明は、突出した支軸102−1を蓋体の側に設けなくてもフロントパネル101に対して開閉自在に支持できる蓋開閉装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の蓋開閉装置は、蓋体の中央開口部より蓋体の左右の第2の軸受部から、フロントパネルの第1の軸受部を経て軸を挿入し、この軸の挿入状態で軸の移動を、蓋体の側の当接リブとフロントパネルの背面に取り付けた規制部材とで規制し、これで蓋体を開閉自在に構成している。
【0013】
この本発明によると、蓋体の両サイドに回転支軸を構成できない場合でも蓋体の回転支軸を内部に構成することができ、操作時の品位・剛性も確保できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の蓋開閉装置は、フロントパネルに形成した第1の軸受部と蓋体に形成された第2の軸受部とに挿入された軸を中心に開閉自在に構成された蓋開閉装置であって、フロントパネルには一対の突出した第1の軸受部を備え、蓋体には、中央開口部の左右にフロントパネルの第1の軸受部と同一軸心となる第2の軸受部と、この第2の軸受部の左右延長部位に形成された当接リブとを備え、前記の軸は2本の軸よりなり、蓋体の中央開口部より左右の第2の軸受部からフロントパネルの第1の軸受部を経て前記当接リブに当接するように挿入して配置され、当該軸の挿入状態で軸の移動を規制する規制部材を前記蓋体の中央開口部に位置するようにフロントパネルの背面に配置したことを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の蓋開閉装置は、請求項1において、蓋体には第2の軸受部と同一の軸心の第1のギヤを設け、規制部材には第1のギヤと噛み合う第2のギヤおよびダンパー装置を設けたことを特徴とする。
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
なお、従来例を示す図7,図8と同様の作用を成すものには同一の符号を付けて説明する。
【0017】
図5に示すこの音響機器は、受信中の放送局名や再生中のMDまたはCDのタイトルを表示部に表示できるように、予め文字設定をするためのキーボードAが、蓋体Bの内側に設けられている。この蓋体Bは、以下のようにしてフロントパネル1に開閉自在に支持されている。
【0018】
この蓋開閉装置は、図6に示すようにフロントパネル1とは別に設けられた蓋体Bと、2本の支軸13,14と、規制部材としてのダンパー装置17などで構成されている。
【0019】
フロントパネル1には一対の突出した第1の軸受部1−1,1−1を備えている。蓋体Bには、中央開口部Eの左右にフロントパネル1の第1の軸受部1−1,1−1と同一軸心となる第2の軸受部2−1,2−2と、この第2の軸受部2−1,2−2の左右延長部位に形成された当接リブ3−3,3−3とを備えている。
【0020】
支軸13,14は、図3に示すように蓋体Bをフロントパネル1に挿入し、ダンパー装置17をフロントパネル1の背面に取り付ける前の状態で、蓋体Bの中央開口部Eより左右の第2の軸受部2−1,2−2からフロントパネル1の第1の軸受部1−1,1−1を経て前記の当接リブ3−3,3−3に当接するまで挿入して配置され、この後に支軸13,14が抜け落ちないようにダンパー装置17をフロントパネル1の背面に取り付けて組み立てられている。
【0021】
以下に、詳細に説明する。
図1は蓋体ブロックオープン状態での図3のV−V矢視図、図2は図1のクローズ状態を示し、図3は図1のZ−Z矢視図、図4は図3のY−Y矢視図である。
【0022】
図1〜図4において、1はフロントパネル、2は下蓋、3は上蓋、4は操作釦、5,8はプリント配線基板、6は操作スイッチ、7は中間部材、9は締結用ビス、10,12は接続コネクタ、11は接続リード、13は第1の支軸、14は第2の支軸、15はダンパーギヤ、16は駆動ギヤ、17は規制部材としてのダンパー装置である。
【0023】
次に、蓋体ブロックの構成としてプリント配線基板5の上に操作スイッチ6と接続コネクタ10が半田付けされて基板ブロックを構成している。次に上蓋3をベース基準にして操作釦4、次に中間部材7が積み上げられ、その後、前記の基板ブロックが上蓋3より構成されているボス並びに位置決めピンによりビス締結されている。
【0024】
その後、下蓋2へ前記の上蓋ブロックが取り付けられ、ビス締結部3−4でビス締結されて(図中省略)上蓋ブロックが構成される。この時、中間部材7がプリント配線基板の上の操作スイッチ6と操作釦4との高さを一定に保ってリブ2−4でプリント配線基板5を受けており、操作釦の操作感の安定性向上と蓋体ブロック全体の剛性にも役立っている。
【0025】
なお、この時点では接続リード11は孔3−1より外に引き出されている。図3において下蓋2の一方の第2の軸受部2−1には駆動ギヤ16がDカット状に嵌合して結合され軸受け部となり第1の支軸13を貫通させれるようになっている。
【0026】
次に、蓋体ブロックをフロントパネル1に取り付ける場合について説明する。図3において準備された蓋体ブロックを前記フロントパネルの前方C方向よりはめ込む。この時フロントパネル1の第1の軸受部1−1と下蓋2より構成されている第2の軸受部2−1,2−2、および下蓋2より構成されている軸受部2−3との軸心センター合わせのため、合わせ治具等で受け台を構成してセンター合わせを行う。
【0027】
その後、第1の支軸13を図中a方向(第2の軸受部2−1から軸受部2−3への方向)に向かって挿入し、先端は当接リブ3−3により当接され位置規制される。
【0028】
なお、第1の支軸13には軸受け孔へのセンター出しのガイド性を良くするするために先端に面取りを施しており、フロントパネル側の第1の軸受部1−1も第1,第2の支軸13,14のそれぞれを挿入方向に対してガイドできるようにしている。
【0029】
その後、第2の支軸14も同様に図b方向(第2の軸受部2−2から軸受部2−3への方向)に向かって挿入し、第2の支軸14の先端も当接リブ3−3に当接させ位置規制している。第2の支軸14の全長は図中の寸法Lより短く設定されており、第1の支軸13が先に挿入されても第2の支軸14は後から挿入できることになる。なお、支軸と軸受けのクリアランスは最小の隙間とし極力ガタが無い設定とする。
【0030】
次に、図中d方向よりダンパーギヤ15を有したダンパー装置17を挿入する。この時、C面規制リブ17−1は先に挿入された第1,第2の支軸13,14のもう一方の先端をガイドして当接し、第1,第2支軸13,14の抜け防止を行っている。
【0031】
また、フロントパネル1とダンパー装置17との位置決めは、位置決めリブ17−2と位置決め孔1−5とで位置規制を行っており、挿入時にはリブ17−2が弾性体形状で撓んで前記位置決め孔1−5にはまる。その後、フロントパネル1の締結用ボス1−4にビス9で固定される。
【0032】
そして、この状態では接続リード11はフロントパネル1の開口部1−3を介してプリント配線基板8の上の接続コネクタ12に接続されている。
図4において蓋体ブロックが開いたときはストッパーリブ3−2がフロントパネル面に当たり開いたときの位置規制をしている。図2においては蓋体ブロックが閉状態となっておりロック機構(図中省略)などで保持されている。
【0033】
なお、上記の実施の形態ではフロントパネル1の背面に取り付けられて第1,第2の支軸13,14の中央への移動を規制する規制部材には、下蓋2の側に嵌合した駆動ギヤ16に噛合するダンパーギヤ15が設けられていたが、このダンパー手段を第1,第2の支軸13,14の中央への移動を規制する規制部材と別に設けて構成することもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、蓋体の中央開口部より蓋体の左右の第2の軸受部から、フロントパネルの第1の軸受部を経て軸を挿入し、この軸の挿入状態で軸の移動を、蓋体の側の当接リブとフロントパネルの背面に取り付けた規制部材とで規制して蓋体を開閉自在に構成しているため、デザイン的・スペース的制約などにより回転支軸が蓋体の左右に構成できない場合でもこの蓋開閉装置によって実現可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による蓋開閉装置を示す図3におけるV−Vに沿う縦断面図
【図2】同実施の形態の蓋体クローズ状態での縦断面図
【図3】同実施の形態の図1におけるZ−Zで切断した矢視図
【図4】同実施の形態の図3におけるY−Yに沿う縦断面図
【図5】同実施の形態の外観斜視図
【図6】同実施の形態の分解図
【図7】従来の蓋開閉装置の図8におけるX−Xに沿う縦断面図
【図8】同従来例の図7におけるW−Wに沿う矢視図
【符号の説明】
1 フロントパネル
2 下蓋
3 上蓋
4 操作釦
5 プリント配線基板
6 操作スイッチ
7 中間部材
8 プリント配線基板
9 締結ビス
10 接続コネクタ
11 接続リード
12 接続コネクタ
13 第1の支軸
14 第2の支軸
15 ダンパーギヤ(第2のギヤ)
16 駆動ギヤ(第1のギヤ)
17 ダンパー装置(規制部材)
1−1,1−1 第1の軸受部
2−1,2−2 第2の軸受部
3−3,3−3 当接リブ
B 蓋体
E 蓋体の中央開口部

Claims (2)

  1. フロントパネルに形成した第1の軸受部と蓋体に形成された第2の軸受部とに挿入された軸を中心に開閉自在に構成された蓋開閉装置であって、
    フロントパネルには一対の突出した第1の軸受部を備え、
    蓋体には、中央開口部の左右にフロントパネルの第1の軸受部と同一軸心となる第2の軸受部と、この第2の軸受部の左右延長部位に形成された当接リブとを備え、
    前記の軸は2本の軸よりなり、蓋体の中央開口部より左右の第2の軸受部からフロントパネルの第1の軸受部を経て前記当接リブに当接するように挿入して配置され、当該軸の挿入状態で軸の移動を規制する規制部材を前記蓋体の中央開口部に位置するようにフロントパネルの背面に配置した
    蓋開閉装置。
  2. 蓋体には第2の軸受部と同一の軸心の第1のギヤを設け、規制部材には第1のギヤと噛み合う第2のギヤおよびダンパー装置を設けた請求項1記載の蓋開閉装置。
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