JP3587565B2 - 積層型吊り鉢 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば球形状に形成されその周囲から草花が植えられる積層型吊り鉢に関し、特に搬送時、保管時、店頭販売時、需要者が購入して持ち帰る時等に容積を小さくして取扱いやすいようにした、いわゆるスタッキング性に配慮した積層型吊り鉢に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、天井等から吊り下げる吊り鉢としては、実開平2−57353号公報や、実開平5−91288号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
実開平2−57353号公報に開示された吊り鉢は、図19に示すように、本体1が最上段部分2と複数の中段部分3と最下段部分4とからなり、これらを積層して一体的な吊り鉢を構成している。各上中下段部分2,3,4の間には切欠き5が形成され、この切欠き5に草花が植えられるようになっている。この吊り鉢は吊り紐1Aによって吊り下げられる。
【0004】
また、実開平5−91288号公報に開示された吊り鉢は、図20に示すようになっている。この吊り鉢も基本的には、前述の実開平2−57353号公報記載の吊り鉢と同様で、上段枠6と2つの側面枠7と下段枠8とからなり、これらを積層して一体的な吊り鉢を構成している。各枠6〜8の間には草花を植えるための切欠き9が形成されている。
【0005】
前記各吊り鉢は、一般的には図21に示すようなフック10で天井等に掛けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述の各吊り鉢においては、最上段部分2、中段部分3及び最下段部分4、さらに上段枠6、側面枠7及び下段枠8のそれぞれの周壁には特に補強のための対策は施されていない。このため、吊り鉢の剛性が低いという問題点がある。
【0007】
さらに、各切欠き5,9は壁部を単純に切り欠いただけの構造であるため、吊り鉢内に水を注ぐと、特に内壁に沿って流れ落ちる水が各切欠き5,9から外部に漏れ出すという問題点がある。
【0008】
本発明は以上述べたような問題点に鑑みてなされたもので、剛性が高く、外部への水漏れを解消した積層型吊り鉢を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために第1の発明に係る積層型吊り鉢は、外周を覆う周壁により一定の容積を有して構成され周囲から草花が植えられる鉢本体と、この鉢本体を吊り下げる吊り部材とからなる吊り鉢において、前記鉢本体が複数の枠体に分割され、各分割された枠体の周壁の下端縁部に下方に向けて環状に形成された断面コ字状の嵌合部が設けられ、当該嵌合部によって下側の前記枠体の上端部が隙間を有して覆われることを特徴とする。
【0010】
第2の発明に係る積層型吊り鉢は、外周を覆う周壁により一定の容積を有して構成され周囲から草花が植えられる鉢本体と、この鉢本体を吊り下げる吊り部材とからなる吊り鉢において、前記鉢本体が複数の枠体に分割され、各分割された枠体の互いの当接部分に草花を外部に延出させるための切欠きが設けられ、この切欠きに薄くて弱く、草花の茎の大きさに合せて切り取られる一体成形の薄膜が設けられたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
第1の発明では、吊り鉢の上部から水を注ぐと、その水は鉢内で下方に流れ落ちる。このとき、特に鉢の周壁の内面に沿って流れる水は、各枠体の接続部分では、下方に向けて形成されこの接続部分を覆う嵌合部に沿って流れるため、各枠体の接続部分から外部に漏れ出すことがなくなる。
【0012】
第2の発明では、切欠きに薄くて弱い薄膜が設けられたので、鉢の周壁の内面に沿って流れる水が各枠体の接続部分で切欠きに流れ落ちても、薄膜によって遮られ、この切欠きから外部に水が漏れ出すことがなくなる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0014】
本実施例に係る積層型吊り鉢11は、図1に示すように外周を覆う周壁により全体をほぼ球形状に形成され周囲から草花が植えられる鉢本体12と、この鉢本体12を天井等から回転可能に吊り下げる吊り部材としての吊り棒13とから概略構成されている。
【0015】
鉢本体12は、3段に分割された各枠体(上段枠体14、中段枠体15及び下段枠体16)と、これらを積層した状態で支持する支柱17と、これらを組み立てた状態で全体を固定支持する締付けノブ18とから構成されている。これらの各部品は全部射出成形等により、合成樹脂で成形されている。
【0016】
上段枠体14は、球形状の上部を構成するもので、図2から図4及び図16に示すようになっている。全体は、球面の一部を構成する周壁21と、この周壁21の下端縁部に下方に向けて環状に形成された断面コ字状の嵌合部22と、周壁21の中心部に設けられた内筒23とから構成されている。内筒23は周壁21側にリブ24で支持されている。このリブ24は周壁21の上端部にのみ設けられている。
【0017】
周壁21の上端縁部には、6ヵ所の位置に等間隔にU字状の切欠き26が設けられている。この切欠き26には、薄くて容易に破ることができる薄膜(図示せず)が、上段枠体14の成形の際に一体的に成形される。草花は積層型吊り鉢11の内部に植えられた状態で、この切欠き26から外部に出される。このとき、薄膜は草花の茎の大きさに合せて切り取る。さらに、周壁21には各切欠き26の間の位置に2つずつ凹状ビード27が設けられている。この凹状ビード27は、周壁21を楕円形状に窪ませて形成したもので、周壁21を補強している。
【0018】
内筒23の下端部には、内方へ縮径して形成した縮径フランジ23Aが設けられている。この縮径フランジ23Aは、後述する支柱17の第1段部17Dに係止して球形状の鉢本体12の一部を構成する。内筒23の内径は、後述する中段枠体15の内筒33の外径より僅かに大きく設定されている。これにより、内筒23が中段枠体15の内筒33にこれを覆って嵌まり込み、縮径フランジ23Aが内筒33の上端に当接することで、上段枠体14と中段枠体15とが互いに嵌合してずれないようになっている。
【0019】
中段枠体15は、前記上段枠体14ほぼ同様の構成を有し、図5から図7及び図16に示すようになっている。全体は、球面の一部を構成する周壁31と、この周壁31の下端縁部に下方に向けて環状に形成された断面コ字状の嵌合部32と、周壁31の中心部に設けられた内筒33とから構成されている。内筒33は周壁31側にリブ34で支持されている。このリブ34は周壁31の下端部にのみ設けられている。
【0020】
周壁31の上端縁部には、6ヵ所の位置に等間隔にU字状の切欠き36が設けられている。この切欠き36には、前記上段枠体14と同様の薄膜が設けられる。周壁31には各切欠き36の間の位置に2つずつ補強用の凹状ビード37が設けられている。
【0021】
内筒33の内径は、後述する支柱17の第2段部17Eに係止する大きさ、即ち中柱部17Bの外径よりも僅かに大きく設定されている。これにより、内筒33が第2段部17Eに係止して、中段枠体15が球形状の鉢本体12の一部を構成するようになっている。内筒33の下端部には、後述する下段枠体16の内筒42の外径よりも僅かに大きい内径を有する環状壁33Aが設けられている。この環状壁33Aが下段枠体16の内筒42に嵌合することで、中段枠体15と下段枠体16とが互いに嵌合してずれないようになっている。
【0022】
下段枠体16は、球形状の鉢本体12の下部を構成するもので、図8、図9及び図16に示すようになっている。全体は皿状の周壁41によって構成され、この周壁41の中央部に内筒42が設けられている。周壁41と内筒42との間には、3ヵ所の位置に補強用リブ43が設けられている。
【0023】
周壁41の上端縁部には、3ヵ所の位置に等間隔にU字状の切欠き44が設けられている。この切欠き44には、前記上段枠体14と同様の薄膜が設けられる。各切欠き44の間の位置に5つずつ補強用の凹状ビード45が設けられている。
【0024】
内筒42の内径は、後述する支柱17の第3段部17Fに係止する大きさ、即ち下柱部17Cの外径よりも僅かに大きく設定されている。さらに、内筒42の下端部は、第3段部17Fと同様に、2段の段部として形成されている。これにより、内筒42が第3段部17Fに係止して、下段枠体16が球形状の鉢本体12の下部を構成するようになっている。
【0025】
以上の構成の各枠体14,15,16は互いに重ね合わせて小さくなるように設定されている。具体的には、図17に示すように、中段枠体15の内部に上段枠体14が収納され、この上段枠体14の内部に下段枠体16が収納される。即ち、最大の枠体15に他のすべての枠体14,16が収納されて、全体の容積を鉢本体12のほぼ3分の1にまで小さくできるようになっている。
【0026】
支柱17は、図10から図12に示すように、上方へ向け3段階に縮径して形成されている。上段の最も直径の小さい上柱部17Aは、上段枠体14の内筒23の縮径フランジ23Aが嵌合し得る径に設定されている。中柱部17Bは中段枠体15の内筒33が嵌合し得る径に設定されている。下柱部17Cは下段枠体16の内筒42が嵌合し得る径に設定されている。
【0027】
各柱部17A,17B,17Cの各下端部には第1段部17D、第2段部17E及ぶ第3段部17Fがそれぞれ形成されている。この各段部17D,17E,17Fは、上段枠体14、中段枠体15及び下段枠体16をそれぞれ支持する。
【0028】
支柱17の上端部には雄ねじ17Gが形成され、締付けノブ18が螺合される。さらに、支柱17の上端面には吊り棒13を嵌合する嵌合穴51が設けられている。この嵌合穴51は、吊り棒13が回転可能に嵌合する穴部51Aと、この穴部51Aに側方から吊り棒13を案内して嵌合させる切欠き部51Bと、この切欠き部51Bの下側に吊り棒13の頭部13Cを挿入するための側面開口51Cとから構成されている。
【0029】
吊り棒13は、図13に示すように、長尺の直線状の棒状部13Aと、この棒状部13Aの上端に設けられたフック13Bと、棒状部13Aの下端に設けられた頭部13Cとから構成されている。フック13Bの先端部と基端部とには係止溝13D,13Eが設けられ、輪ゴム53や紐等が掛け渡される。この係止溝13D,13Eは、フック13Bの先端部と基端部とを窪ませて溝を作っただけの単純な構成で、他の部品を必要としない。この係止溝13D,13Eに輪ゴム53等を掛けるだけで、強風等で吊り鉢11が大きく揺れたときに、フック13Bが外れて積層型吊り鉢11が落下するのを確実に防止する。
【0030】
頭部13Cは棒状部13Aの直径よりも大きな半球状に形成され、支柱17の嵌合穴51にその側面開口51Cから嵌合される。この頭部13Cには縦割りのスリット13Fが設けられ、頭部13Cの径を多少調整できるようになっている。さらに、頭部13Cに面する上側位置にはフランジ部13Gが設けられている。このフランジ部13Gは、頭部13Cが支柱17の嵌合穴51に嵌合したときに、この嵌合穴51を頭部13Cとの間で挟持するようになっている。
【0031】
締付けノブ18は図14及び図15に示すように主に、内側面に雌ねじ55が施された筒部18Aと、この筒部18Aの外周面に設けられたフランジ部18Bと、手で持って締め付けたり緩めたりする支持板部18Cとから概略構成されている。筒部18Aの上端部には挿通孔18Dが設けられ、吊り棒13が通される。この挿通孔18Dには吊り棒13のフランジ部13Gが嵌合するように段部18Eが形成され、締付けノブ18を支柱17に締め付けることで、吊り棒13が支柱17に対して回転可能に支持されるようになっている。フランジ部18Bは上段枠体14の内筒23に嵌合してこの内筒23の上部を支柱17に支持する。この締付けノブ18は、その挿通孔18Dを介して吊り棒13に通されている。
【0032】
以上のように構成された積層型吊り鉢11は、工場出荷時や保管時等においては、図17及び図18に示すように分解して小さく梱包されている。即ち、図17に示すように、中段枠体15内に上段枠体14をその上下を逆さにして収納し、さらにこの上段枠体14内に下段枠体16を収納する。これにより、容積をほぼ3分の1にしている。
【0033】
この重ねた各枠体14,15,16や支柱17及び吊り棒13等の各部材は図18に示すように、互いに重ねて容器等に梱包され、全体の容積を小さくしている。
【0034】
草花を植えるときは以下のようにして行なう。支柱17に下段枠体16を上側から挿入する。下段枠体16はその内筒42が支柱17の第3段部17Fに当接して支持される。下段枠体16内に土や土の代用品を入れ、この土等に草花を植え、この草花の先端を下段枠体16の各切欠き44から外部に出す。このとき、切欠き44に形成された薄膜を草花の茎の径に合せて切り取る。この薄膜は薄くて弱いため、草花が成長して茎が大きくなった場合は、この茎によって薄膜が押し広げられる。
【0035】
次いで、中段枠体15を支柱17に挿入して下段枠体16の上に重ねる。これにより、下段枠体16の周壁41の上端縁部が中段枠体15の嵌合部32に嵌合すると共に、中段枠体15の内筒33の環状壁33Aが下段枠体16の内筒42に嵌合する。このとき、中段枠体15の内筒33の下端部は支柱17の第2段部17Eに当接して支持される。この結果、中段枠体15と下段枠体16とが支柱17に支持された状態で互いにずれないように嵌合して、球形状の一部を構成する。この状態で、中段枠体15内に土等を入れる。この土等に草花を植え、切欠き36から草花の先端を出す。このとき、切欠き36の薄膜は、前記下段枠体16の場合と同様にして適当な大きさに切り取る。
【0036】
さらに、上段枠体14を支柱17に挿入して中段枠体15の上に重ねる。これにより、中段枠体15の周壁31の上端縁部が上段枠体14の嵌合部22に嵌合すると共に、上段枠体14の内筒23が中段枠体15の内筒33に嵌合する。このとき、上段枠体14の内筒23の縮径フランジ23Aが支柱17の第1段部17Dに当接して支持される。この結果、上段枠体14と中段枠体15と下段枠体16とがそれぞれ支柱17に支持された状態で互いにずれないように嵌合して、球形状の鉢本体12を構成する。この状態で、上段枠体14内に土等を入れる。この土等に草花を植え、切欠き26から草花の先端を出す。この切欠き26の場合も前記同様に、薄膜を適当な大きさに切り取る。
【0037】
次いで、吊り棒13の頭部13Cを支柱17の嵌合穴51に嵌合し、締付けノブ18を支柱17の雄ねじ17Gに螺合させる。これにより、吊り棒13が支柱17に回転可能に支持されると共に、締付けノブ18のフランジ部18Bが上段枠体14の内筒23に嵌合してこの上段枠体14を支柱17側に固定支持する。さらに、上段枠体14は中段枠体15を、中段枠体15は下段枠体16をそれぞれ固定支持している。この結果、締付けノブ18を締め付けることで、支柱17に吊り棒13及び各枠体14,15,16が固定支持される。
【0038】
そして、吊り棒13のフック13Bが天井等に掛けられ、積層型吊り鉢11が窓ぎわや軒先やベランダ等に吊り下げられる。このとき、吊り棒13はあまり撓まない棒材であり、鉢本体12だけを手で持っても吊り棒13が上方に延出した状態を維持できるため、鉢本体12だけを手で持って、フック13Bを天井等に容易に掛けることができる。フック13Bの係止溝13D,13Eには輪ゴム53や紐等を掛け渡す。これにより、強風等で積層型吊り鉢11が大きく揺れたときに、フック13Bが外れて積層型吊り鉢11が落下するのを確実に防止することができる。
【0039】
一方、草花に水をやるときは、水差し等で上段枠体14の上側から注ぎ込む。これにより、水は土等の中や、上段枠体14、中段枠体15及び下段枠体16の内側壁を伝って下段枠体16の底まで滲み込む。このとき、各枠体14,15,16の接続部分はそれぞれ嵌合部22,32によって覆われているため、水はこの嵌合部22,32に沿ってその下側に位置する中段枠体15又は下段枠体16の内側壁に流れる。この結果、水が外部に漏出することがなくなる。
【0040】
さらに、各切欠き26,36,44では、薄膜を設けて開口を必要最小限に抑えているため、この切欠き26,36,44からの水の漏出も防止できる。下段枠体16の底に溜まった不要な水は水抜き栓(図示せず)から外部に抜き取る。
【0041】
また、吊り棒13は支柱17に回転可能に支持されているため、鉢本体12を自由に回転させることができる。これにより、鉢本体12の全周に植えられた草花に十分に光が当たるように、吊り鉢11を適宜回転させる。
【0042】
以上のように、各周壁21,31,41にそれぞれ凹状ビード27,37,45を設けたので、積層型吊り鉢11の剛性を大幅に向上させることができる。
【0043】
また、周壁21,31の下端縁部にそれぞれ嵌合部22,32を設けたので、各枠体14,15,16の接続部分を流れる水が、この接続部分から外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
【0044】
さらに、各切欠き26,36,44に薄膜を設けたので、各周壁21,31,41の内面に沿って流れる水が各切欠き26,36,44に流れ落ちても、薄膜によって遮られ、この切欠きから外部に水が漏れ出すのを確実に防止することができる。
【0045】
なお、前記実施例において、補強用のビードとして凹状ビード27,37,45を設けたが、凸状のビードを設けても前記同様の効果を奏することができる。
【0046】
また、前記実施例においては、薄膜を各枠体14,15,16の成形の際に一体的に成形するようにしたが、薄膜を別部材とし、各枠体14,15,16の成形後に各切欠き26,36,44にそれぞれ貼り付けるようにしてもよい。
【0047】
さらに、前記実施例では、鉢本体12を球形状に形成した場合を例に説明したが、鉢本体12は直方体等の他の形状にしてもよい。例えば直方体にする場合は、互いに収納できるように、多少樽型状にふくらみを持たせた形状にする。
【0048】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、次の効果を奏することができる。
【0049】
(1) 鉢本体の周壁に補強用のビードを設けたので、積層型吊り鉢の剛性を大幅に向上させることができる。
【0050】
(2) 鉢本体を複数の枠体に分割し、各枠体の周壁の下端縁部に嵌合部を設けたので、各枠体の接続部分を流れる水が、この接続部分から外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
【0051】
(3) 各枠体の切欠きに薄膜を設けたので、各周壁の内面に沿って各切欠きに流れ落ちる水が、この切欠きから外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型吊り鉢の全体構成を示す側面断面図である。
【図2】鉢本体の上段枠体を示す斜視図である。
【図3】鉢本体の上段枠体を示す一部破断側面図である。
【図4】鉢本体の上段枠体を示す平面図である。
【図5】鉢本体の中段枠体を示す斜視図である。
【図6】鉢本体の中段枠体を示す一部破断側面図である。
【図7】鉢本体の中段枠体を示す平面図である。
【図8】鉢本体の下段枠体を示す一部破断側面図である。
【図9】鉢本体の下段枠体を示す平面図である。
【図10】支柱を示す斜視図である。
【図11】支柱を示す側面図である。
【図12】支柱を示す側面断面図である。
【図13】吊り棒を示す側面図である。
【図14】締付けノブを示す斜視図である。
【図15】締付けノブの側面断面図である。
【図16】鉢本体の外周壁を示す部分側面図である。
【図17】各枠体を互いに収納した状態を示す模式図である。
【図18】各枠体、支柱及び吊り棒を容器に梱包した状態を示す模式図である。
【図19】第1従来例を示す分解斜視図である。
【図20】第2従来例を示す分解斜視図である。
【図21】従来のフックを示す側面図である。
【符号の説明】
11…積層型吊り鉢、12…鉢本体、13…吊り棒、13B…フック、13D,13E…係止溝、14…上段枠体、15…中段枠体、16…下段枠体、17…支柱、18…締付けノブ、22,32…嵌合部、23,33,42…内筒、26,36,44…切欠き、27,37,45…凹状ビード。
Claims (2)
- 外周を覆う周壁により一定の容積を有して構成され周囲から草花が植えられる鉢本体と、この鉢本体を吊り下げる吊り部材とからなる吊り鉢において、
前記鉢本体が複数の枠体に分割され、各分割された枠体の周壁の下端縁部に下方に向けて環状に形成された断面コ字状の嵌合部が設けられ、当該嵌合部によって下側の前記枠体の上端部が隙間を有して覆われることを特徴とする積層型吊り鉢。 - 外周を覆う周壁により一定の容積を有して構成され周囲から草花が植えられる鉢本体と、この鉢本体を吊り下げる吊り部材とからなる吊り鉢において、
前記鉢本体が複数の枠体に分割され、各分割された枠体の互いの当接部分に草花を外部に延出させるための切欠きが設けられ、この切欠きに薄くて弱く、草花の茎の大きさに合せて切り取られる一体成形の薄膜が設けられたことを特徴とする積層型吊り鉢。
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