JP3586587B2 - Lsiの回路ブロック間接続検証システム及びその方法 - Google Patents

Lsiの回路ブロック間接続検証システム及びその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はLSIのマクロ間接続検証システム及びその方法並びに制御プログラム記録媒体に関し、特に階層設計手法を用いて階層的に設計されて、複数の回路ブロック(マクロ)から構成されるLSIにおけるマクロ間の接続の正当性を検証するマクロ間接続検証方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LSIの階層設計手法は、例えば、最下層の論理ゲートレベルを組み立ててセルレベルとし、このセルレベルを組み立ててマクロレベルとし、このマクロレベルを組み立ててチップレベルとしていくものである(図1参照)。この階層設計手法において、各レベルの組み立て時に、機能確認試験が実施されるが、この試験の一つにマクロ間接続の正当性を確認する試験がある。
【0003】
従来のマクロ間接続の正当性を確認する方法としては、テストパタンを用いる方法や、特開平10−326301号公報に開示されるような方法がある。前者のテストパタンを用いる方式では、LSI設計時に設計した回路の動作が正しいか解析するために、それと相似であるように設計されたプログラムを用いてシミュレーションを行い、このシミュレーション出力結果が正しいことが確認できれば、マクロ間の接続も正しいとする方法である。
【0004】
図13はこのテストパタンを用いる方式の構成を示すブロック図である。図13の201はマクロ間接続の正当性を確認しようとしている回路図であり、202は、LSI設計時に設計した回路が正しいか解析するために、それと相似であるように設計されたプログラムであり、パソコンまたはワークステーション上で動作するものである。203は、検証対象が正しいか解析するためにシミュレータへ入力する信号である。この場合、LSI内のマクロ間接続すべてを検証するパタンを作成するのは困難であり、作成できたとしても、膨大な工数が必要となる。
【0005】
204はシミュレータを用いて検証対象にパタンを入力しシミュレーションを実行したときに出力される信号である。205は、検証を行おうとしている人間が出力パタンを目視により仕様通りに出力されているか確認するためのものであり、この場合、出力されるパタンは膨大な長さであるため、目視で確認するには膨大な工数が必要となる。206は、出力パタンをモニタした結果からマクロとマクロが仕様通りに接続されているかを示すものであって、表形式でファイルを作成するものである。
【0006】
図14は図13に示したテストパタンを用いる方式の動作を示すフローチャートである。図14に示すように、先ずLSI内のマクロ間接続全てを検証するパタンを作成し(ステップ301)、検証対象と入力パタンとをシミュレータに入力して(ステップ302)シミュレーションを実行する。シミュレーション結果を解析し(ステップ303)、検証対象が正しいか判断する(ステップ305)。もし、間違いがある場合、検証対象を修正し(ステップ304)、ステップ302からやり直すようになっている。
【0007】
後者の特開平10−326301号公報に開示されているLSI試験方式は、マクロ間接続を行っているネットリストのみを抽出し、そのネットリストを用いてシミュレーションを実行することで、マクロ間接続の正当性を検証する方法である。図15はこのLSI試験方式の構成を示すブロック図であり、図13と同等部分は同一符号にて示されている。図15の201はマクロ間接続の正当性を確認しようとしている回路図であり、401は検証対象のマクロの入力端子を出力外部端子に、出力端子を入力外部端子に夫々置換えることにより、検証対象からネットリストのみを抽出するものである。
【0008】
402は、マクロ間接続検証が簡単に行えるような信号を作成するものであり、例えば、各端子ごと時間的なズレを以てその論理が順次反転するようなテスト信号を作成する。202は、LSI設計時に設計した回路が正しいか解析するために、それと相似であるように設計されたプログラムであり、パソコンまたはワークステーション上で動作するものである。403はシミュレータを用いて検証対象にパタンを入力してシミュレーションを実行したときに、出力される信号である。
【0009】
404は検証を行おうとしている人間が、出力パタンを目視により仕様通りに出力されているか確認するためのものであり、出力されるパタンは単純なものであるため、テストパタンを用いて接続検証を行う場合(前者の従来技術の場合)より短い工数で確認可能である。206は、信号をモニタした結果からマクロとマクロが仕様通りに接続されているかを示すものであり、表形式でファイルを作成する。
【0010】
図16はこのLSI試験方式の動作を示すフローチャートである。図16に示すように、先ずLSI内のマクロ間接続が簡単に検証可能なテストパタンを作成する(ステップ501)。検証対象のマクロの入力端子を出力外部端子に、出力端子を入力外部端子に夫々置換えることにより、検証対象からネットリストのみを抽出する(ステップ502)。ネットリストのみを抽出した回路図と簡単なテストパタンをシミュレータに入力し(ステップ503)、出力した結果を解析(ステップ504)することで、検証対象が正しいか判断する(ステップ506)。もし、間違いがある場合、検証対象を修正し(ステップ505)、ステップ502からやり直す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図13,14にて説明した前者の従来技術においては、多大な工数が必要となることである。その理由は、各マクロの規模の増大からシミュレーション実行時間が増大し、またマクロ間接続数が非常に多くなっているため、上位マクロを検証するテストパタンの作成や解析が難しくなり、よって、多大の時間を要してしまうからである。
【0012】
図15,16にて説明した後者の従来技術においては、検証対象を変更する工数が必要となることである。その理由は、検証対象からマクロ部分を取除き、ネットリストだけを抽出しなければならないためである。また、この後者の従来技術の問題点は、入力テストパタンを作成する工数が必要となることである。その理由は、シミュレーションを実行しマクロ間接続の正当性を検証するようになっているからである。
【0013】
更にこの後者の従来技術の問題点は、出力パタンから検証対象が正しく接続されているか解析する工数必要となることである。その理由は、シミュレーションを実行しマクロ間接続の正当性を確認する出力結果がパタン形式であるからである。
【0014】
本発明の目的は、検証対象からネットリストだけを抽出する工数、テストパタンを作成する工数、出力パタンから検証対象が正しく接続されているか解析する工数等を必要とせず、マクロ間接続の正当性を短時間で行うことが可能なLSIのマクロ間接続検証システム及びその方法並びに制御プログラム記録媒体を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証システムであって、前記回路ブロック間の各接続関係が予め定義されて格納された接続関係テーブルと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する検証対象回路ブロック間接続関係生成手段と、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記接続関係テーブルの対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する比較チェック手段とを含み、前記LSIを構成する各ゲートの入出力端子情報を予め格納したメモリを更に含み、前記検証対象回路ブロック間接続関係生成手段は、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、このゲートの入出力端子情報を前記メモリから読出してこの入出力端子情報に従って前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証システムが得られる。
【0016】
本発明によれば、複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証システムであって、前記回路ブロック間の各接続関係が予め定義されて格納された接続関係テーブルと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する検証対象回路ブロック間接続関係生成手段と、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記接続関係テーブルの対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する比較チェック手段とを含み、前記検証対象回路ブロック間接続関係生成手段は、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、このゲートを飛び越して前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証システムが得られる。
【0018】
本発明によれば、複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証方法であって、予め定義されてテーブルに格納されている前記回路ブロック間の各接続関係を読込む第一のステップと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する第二のステップと、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記テーブルから読込まれた対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する第三のステップとを含み、前記第二のステップにおいて、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、予めメモリに格納されている前記ゲートの入出力端子情報を読出してこの入出力端子情報に従って前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証方法が得られる。
【0019】
本発明によれば、複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証方法であって、予め定義されてテーブルに格納されている前記回路ブロック間の各接続関係を読込む第一のステップと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する第二のステップと、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記テーブルから読込まれた対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する第三のステップとを含み、前記第二のステップにおいて、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、このゲートを飛び越して前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証方法が得られる。
【0022】
本発明の作用を述べる。期待するマクロ間の接続が予め記述してあるテーブルと検証対象の回路とを比較することにより、マクロ間接続の正当性を検証しその検証結果を出力するものである。より具体的には、マクロ間の接続を予め定義してテーブルに格納しておき、この定義されたマクロ間の接続と、検証対象の対応するマクロ間の接続とを、マクロ間チェックプログラムを用いて比較し、検証対象が期待するとおりの接続になっているか検証した結果を記述ファイルにより出力するようになっている。
【0023】
マクロ間接続検証を行うときに、マクロ間の接続を定義するテーブルと検証対象とを、マクロ間チェックプログラムを用いて比較し、検証対象がマクロ間の接続を表すテーブルとおりになっているか検証した結果を、ファイル形式で出力するようにしたので、検証対象からネットリストだけを抽出する工数や、テストパタンを作成する工数や、出力パタンから検証対象が正しく接続されているか解析する工数等を必要としない。よって、より短時間でマクロ間の接続の正当性が確認できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の検証対象となる回路図であり、マクロ(回路ブロックまたはモジュール)A、マクロB、マクロC、マクロD、ゲート1、ゲート2、1〜1’’’’は上位マクロの入力端子、2〜2’’’’’ は上位マクロの出力端子から構成されている。検証対象は、マクロとマクロとの間の接続や、マクロと外部端子との間の接続が、仕様通りに接続されているか確認することとする。尚、本例では、検証対象として回路図を使用しているが、その他にネットリスト(EDIFファイルなど)、Hardware Description Language (VHDLファイルなど)等の回路情報を用いることができる。
【0025】
図2は本発明で用いられる接続関係を表すテーブルの例である。図2において、601はマクロAの出力端子AO_1とマクロBの入力端子BI_1とが、602は外部端子1’’’とマクロDの入力端子DI_3とが、603はマクロAの出力端子AO_2とマクロDの入力端子DI_3とが、604はマクロBの出力端子BO_1と外聞端子2とが、605は外部端子1’’’’ とマクロCの入力端子CIと_2が、夫々接続されていなければならないことを示している。
【0026】
図3は本発明で用いられれているゲートの形状を表す図である。ここでは、簡単化のために本発明の検証対象である図1に示した回路図で用いられているゲート1(F332)及びゲート2(F101)のみを示す。
【0027】
図4は本発明で用いられているゲートの情報が記述されているゲート情報メモリの内容である。図4は図3で示したゲートの形状から作成したものである。図4において、801は、ゲートF101の入力端子H01からの信号が出力端子N02に、802は、ゲートF332の入力端子H01が出力端子N01に、803は、ゲートF332の入力端子H02が出力端子N01に、夫々影響を及ぼすことを表している。尚、このゲート情報メモリは一度作成すれば良く、検証を行う度に毎回作成する必要はないものである。
【0028】
図5は本発明で検証した結果を出力した表の一例を示している。図5において、901〜904は検証対象となる回路図と接続関係を表すテーブルの内容とが一致していることを表し、905は検証対象となる回路図と接続関係を表すテーブルの内容とが一致していないことを表している。
【0029】
図6は本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。パソコンまたはワークステーション上で動作する本発明のマクロ間チェックプログラム1004は、検証対象201(図1の回路図参照)と、予め作成していたゲート情報メモリ1003(図4の内容参照)と、接続関係を表すテーブル(表)1001(図2の内容参照)とを読込んで検証を行い、この検証結果1002(図5の内容参照)を出力するものである。
【0030】
次に、図7〜図9のフローチャートを参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。図7を参照すると、マクロ間の接続が記述してあるテーブルを一行読込む(ステップ1101)。この読込んだ部分から、検証対象の接続元や接続先を判断し(ステップ1102や1103)、接続元(ステップ1104)や接続先(ステップ1105)をメモリに保存する。
【0031】
図8を参照すると、検証対象の回路図を読込む(ステップ1201)。この読込んだ回路図の中から図7のステップ1104で読込んだ接続元を見つけ出し、その端子から調査を開始する(ステップ1202)。接続元の端子から信号をたどり途中にゲートがあるか確認する(ステップ1203)。ゲートがある場合、ゲート情報メモリ1003から接続先を調査する(ステップ1204)。この接続先から信号をたどりゲートがあるか確認を行う(ステップ1203)。これをゲート以外のマクロや外部端子にたどり着くまで繰り返す。マクロや外部端子があった場合、接続先を保存する(ステップ1206)。
【0032】
図9を参照すると、マクロ間の接続が記述してあるテーブル(図7のステップ1104と1105)と検証対象の回路図(図8のステップ1202と1206)が一致しているか比較を行う(ステップ1301)。比較の結果、同じものだった場合OKと出力し、一致しない場合NGと出力する(図5の内容参照)。
【0033】
図9のステップ1302において、マクロ間の接続が記述してあるテーブルを最後まで読込んだか判断する。最後まで読み終わった場合には終了となり、読み終わらない場合には最初(図7のステップ1101)から繰り返す。
【0034】
次に、具体的な実施例を用いて本実施の形態の動作を説明する。図2の603の場合について説明する。図7に示すように、マクロ間の接続が記述してあるテーブルから一行(図2の603)読込みを行う。その結果、マクロAの出力端子AO_2と、マクロDの入力端子DI_3とが接続されているか、検証を実行する。
【0035】
図8に示すように、検証対象の回路図(図1)を読込む。マクロ間の接続が記述してある表から読込んだ接続元(マクロAの出力端子AO_2)から調査を開始し、信号をたどるとゲート1がある。ゲート情報メモリ(図4の802)から入力端子(H01)と出力端子(N01)の関係を読込む。ゲート1の出力端子から信号をたどると接続先はマクロDの入力端子DI_3であることがわかる。
【0036】
図9に示すように、マクロ間の接続が記述してある表から読込んだ接続元と接続先とは、マクロAの出力端子AO_2とマクロDの入力端子DI_3とであり、回路図から読込んだ接続元と接続先とは、マクロAの出力端子AO_2とマクロDの入力端子DI_3とである。よって、検証結果をOKと出力する(図5の903)。この動作をマクロ間の接続が記述してある表の最後まで繰り返す。
【0037】
次に、本発明の第2の実施の形態について図10〜図12のフローチャートを参照して詳細に説明する。第1の実施の形態では、マクロ間の接続が記述してある表を基準に、回路図と比較を行いつつ検証を行っているが、この第2の実施の形態では、検証対象の回路図を基準に、全ての接続の調査が終わってから、マクロ間の接続が記述してある表と比較を行うものである。
【0038】
図10を参照すると、検証対象の回路図を読込む(ステップ1401)。この読込んだ回路図からマクロを検索し(ステップ1402)、そのマクロの中に端子があればその端子を接続元の端子とする(ステップ1403)。接続元の端子から信号をたどり途中にゲートがあるか確認する(ステップ1404)。ゲートがある場合、ゲート情報メモリから接続先を調査する(ステップ1405)。この接続先から信号をたどりゲート以外のマクロや外部端子にたどり着くまで繰り返し、たどり着いたマクロや外部端子を接続先の端子とする。接続元の端子と接続先の端子を保存する(ステップ1410)。この動作を未検索マクロや端子が無くなるまで繰り返す(ステップ1408,1409)。
【0039】
図11を参照すると、マクロ間の接続が記述してある表を一行読込む(ステップ1501)。この読込んだ部分から検証対象の接続元や接続先を判断し(ステップ1502や1503)、接続元(ステップ1504)や、接続先(ステップ1505)の端子を読込む。接続元の端子と接続先の端子とを保存する(ステップ1507)。この動作を表の最後まで繰り返す(ステップ1506)。
【0040】
図12を参照すると、検証対象の接続元端子と接続先端子(図10のステップ1410)とマクロ間の接続が記述してある表の接続元端子と接続先端子(図11のステップ1507)とを比較し(ステップ1601)、その結果を出力する。
【0041】
次に、具体的な実施例を用いて本発明の第2の実施の形態について説明する。図10に示すように、検証対象の回路図(図1参照)を読込み(図10のステップ1401)、検証対象のマクロをマクロAとする(図10のステップ1402)。マクロAの中から接続元の端子をAO_1とする(図10のステップ1403)。接続元から信号をたどりマクロ間にゲートが無い(図10のステップ1404)ことを確認し、接続先はマクロBの入力端子BI_1となる(図10のステップ1407)。この動作を全端子(AO_1〜AO_4)、全マクロ(マクロA〜マクロD)について調査する(図10のステップ1408,1409)。
【0042】
図11に示すように、マクロ間の接続が記述してある表を読込み(ステップ1501)、接続元の端子(マクロAの出力端子AO_1)と接続先の端子(マクロBの入力端子BI_1)とを保存する(ステップ1507)。この動作を表の最後まで繰り返す(ステップ1506)。
【0043】
図12に示すように、回路図から調査した接続元(マクロAの出力端子AO_1)と接続先(マクロBの入力端子BI_1)と、マクロ間の接続が記述してある表から調査した接続元(マクロAの出力端子AO_1)と接続先(マクロBの入力端子BI_1)とを比較し(ステップ1601)、同じであるので、OKと出力する。
【0044】
次に、第3の実施の形態について説明する。上記の第2の実施の形態では、ゲートが存在する場合に、ゲート情報メモリ1003(図6参照)の内容を参照する様にしたが、この第3の実施の形態では、ゲート情報メモリを用意せず、ゲートを飛び越える検証を可能とするものである。図3のF101は入力端子や出力端子が一つずつであるので、H01入力端子からの信号はN01出力端子へ影響を及ぼすことが必然である。また、図3のF332は入力端子が2つであるが、出力端子は一つであるので、H01入力端子やH02入力端子からの信号は、N01出力端子へ影響を及ぼす。従って、出力端子が一つの場合には、ゲート情報メモリは必要とはせず、当該ゲートを飛び越しての検証が可能となって、メモリ容量の削減が可能となるのである。
【0045】
尚、図6に示したマクロ間チェックプログラムは、上述した様に、コンピュータ等の情報処理装置上で動作するソフトウェアであり、図示せぬ記録媒体に格納されているものを使用することができるものである。
【0046】
【発明の効果】
以上述べた様に、本発明によれば、予め定義して作成したマクロ間接続テーブルの内容と、検証対象の回路のマクロ間接続とを互いに対応するもの同士を比較する様にしたので、検証対象からネットリストだけを抽出する工数、テストパタンを作成する工数、出力パタンから検証対象が正しく接続されているか解析する工数等を全く必要とすることなく、マクロ間接続の正当性を短時間で行うことが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】検証対象となる複数のマクロで構成された最上位マクロを示すLSI回路図である。
【図2】マクロ間接続を記述したテーブル(表)の内容を示す図である。
【図3】ゲートの形状の例を示す図である。
【図4】ゲート情報が保存されているメモリの内容を示す図である。
【図5】検証結果の出力形式を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態において、予め定義されているマクロ間接続が記述された表の内容を読込む動作を示すフロー図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態において、検証対象の回路図を読込む動作を示すフロー図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態において、検証結果の出力動作示すフロー図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、検証対象の回路図を読込む動作を示すフロー図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態において、予め定義されているマクロ間接続が記述された表の内容を読込む動作を示すフロー図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態において、検証結果の出力動作示すフロー図である。
【図13】従来技術の一例を示すブロック図である。
【図14】図13のブロックの動作を示すフロー図である。
【図15】従来技術の他の例を示すブロック図である。
【図16】図15のブロックの動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
201 検証対象
1001 接続関係の表
1002 検証結果
1003 ゲート情報メモリ
1004 マクロ間チェックプログラム
1005,1006 入力装置
1007 出力装置

Claims (4)

  1. 複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証システムであって、前記回路ブロック間の各接続関係が予め定義されて格納された接続関係テーブルと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する検証対象回路ブロック間接続関係生成手段と、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記接続関係テーブルの対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する比較チェック手段とを含み、
    前記LSIを構成する各ゲートの入出力端子情報を予め格納したメモリを更に含み、前記検証対象回路ブロック間接続関係生成手段は、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、このゲートの入出力端子情報を前記メモリから読出してこの入出力端子情報に従って前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証システム。
  2. 複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証システムであって、前記回路ブロック間の各接続関係が予め定義されて格納された接続関係テーブルと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する検証対象回路ブロック間接続関係生成手段と、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記接続関係テーブルの対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する比較チェック手段とを含み、
    前記検証対象回路ブロック間接続関係生成手段は、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、このゲートを飛び越して前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証システム。
  3. 複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証方法であって、予め定義されてテーブルに格納されている前記回路ブロック間の各接続関係を読込む第一のステップと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する第二のステップと、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記テーブルから読込まれた対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する第三のステップとを含み、
    前記第二のステップにおいて、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、予めメモリに格納されている前記ゲートの入出力端子情報を読出してこの入出力端子情報に従って前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証方法。
  4. 複数の回路ブロックから構成されるLSIにおける前記回路ブロック間の接続の正当性を検証する回路ブロック間接続検証方法であって、予め定義されてテーブルに格納されている前記回路ブロック間の各接続関係を読込む第一のステップと、検証対象のLSIの回路情報を読込んで回路ブロック間の各接続関係を生成する第二のステップと、この生成された検証対象の回路ブロック間の各接続関係と、前記テーブルから読込まれた対応する回路ブロック間の接続関係とを互いに比較してこれ等比較結果を出力する第三のステップとを含み、
    前記第二のステップにおいて、前記検証対象の回路にゲートが存在する場合、このゲートを飛び越して前記回路ブロック間の各接続関係を生成するようにしたことを特徴とする回路ブロック間接続検証方法。
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