JP3584865B2

JP3584865B2 - Head protection airbag device

Info

Publication number: JP3584865B2
Application number: JP2000257795A
Authority: JP
Inventors: 浩幸高橋
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2000-08-28
Filing date: 2000-08-28
Publication date: 2004-11-04
Anticipated expiration: 2020-08-28
Also published as: JP2002067862A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に装備される頭部保護エアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の頭部保護エアバッグ装置の一つとして、ルーフサイドレールに沿って格納したエアバッグが上縁部にガス導入通路を有し、このガス導入通路内に配設したガス分配管を通してガス供給器から前記エアバッグに設けた複数の膨張室にガスが供給されることにより、前記エアバッグが車室側壁に沿ってカーテン状に膨張展開して着座乗員の頭部を保護するようにしたものがあり、例えば国際公開９８／２２３１３に示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の頭部保護エアバッグ装置においては、エアバッグに設けた複数の膨張室の全てに対応してガス分配管のガス流出口が設定されていて、各ガス流出口から各膨張室にガスが同時に流入し、全ての膨張室に十分なガスが流入することにより、エアバッグの展開が完了するようになっている。このため、エアバッグの展開完了までの時間を短縮することが課題として残っており、かかる点で改良の余地がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題に対処すべく、ルーフサイドレールに沿って格納したエアバッグが上縁部にガス導入通路を有し、このガス導入通路内に配設したガス分配管の複数のガス流出口を通してガス供給器から前記エアバッグに設けた複数の膨張室にガスが供給されることにより、前記エアバッグが車室側壁に沿ってカーテン状に膨張展開して、前記複数の膨張室を有する膨張部にて該当する着座乗員の頭部を保護するようにした頭部保護エアバッグ装置において、前記ガス分配管のガス流出口を所定の膨張室にのみ設定し、同膨張室の容積を他の膨張室の容積より小さく設定し、同膨張室を前記膨張部において該当する着座乗員の頭部から前後に離れた車両前後方向両端部に設定したこと（請求項１に係る発明）に特徴がある。
【０００５】
また、本発明は、上記した課題に対処すべく、ルーフサイドレールに沿って格納したエアバッグが上縁部にガス導入通路を有し、このガス導入通路を通してガス供給器から前記エアバッグに設けた複数の膨張室にガスが供給されることにより、前記エアバッグが車室側壁に沿ってカーテン状に膨張展開して、前記複数の膨張室を有する膨張部にて該当する着座乗員の頭部を保護するようにした頭部保護エアバッグ装置において、前記ガス導入通路を所定の膨張室にのみ直接連通させ、同膨張室の容積を他の膨張室の容積より小さく設定し、同膨張室を前記膨張部において該当する着座乗員の頭部から前後に離れた車両前後方向両端部に設定したこと（請求項２に係る発明）に特徴がある。
【０００６】
【発明の作用・効果】
本発明による頭部保護エアバッグ装置（請求項１または２に係る発明）においては、車両の側突時またはロールオーバー時等においてエアバッグの膨張部における複数の膨張室にガス供給器からガスが供給されて、エアバッグが車室側壁に沿ってカーテン状に膨張展開する。この際、エアバッグにおいて、所定の膨張室にのみ初期からガスを供給することができて、所定の膨張室を素早く膨張展開させることができる。したがって、エアバッグにおける全ての膨張室に十分なガスが流入する以前に、エアバッグの展開（カーテン状の展開）を完了することができて、エアバッグの展開完了までの時間を短縮することができる。また、所定の膨張室の容積を他の膨張室の容積より小さく設定したことにより、所定の膨張室を少ないガス量で膨張展開させることができ、これによってもエアバッグの展開完了までの時間を短縮することができる。また、所定の膨張室を膨張部において該当する着座乗員の頭部から前後に離れた車両前後方向両端部に設定したことにより、着座乗員の頭部に対応した部位の膨張室が十分に膨張しない状態で、エアバッグを展開させることができる。したがって、車室側壁と着座乗員の頭部との間隔が狭い場合にも、エアバッグを的確に介在させることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図１及び図２は本発明の第１実施形態に示していて、この実施形態の頭部保護エアバッグ装置１０は、車室側壁に沿ってカーテン状に膨張展開して前席Ｓ１（Ｂピラー２３に対応して配設されているシート）に着座する乗員の頭部と後方前席Ｓ２（Ｃピラー２４に対応して配設されているシート）に着座する乗員の頭部とを保護するエアバッグ１１と、このエアバッグ１１にガスを供給するガス供給器としてのインフレータ１２と、このインフレータ１２から供給されるガスをエアバッグ１１の各膨張室Ｒ１〜Ｒ７に分配するガス分配管１３を備えている。
【０００８】
エアバッグ１１は、基布（織物）に気密保持用のコーティングを施してなるもの（気密保持用のコーティングを施していないものでも実施可能）で、図１及び図２に示したように、中央の非膨張部１１ａを挟んで前後に前席用膨張部１１ｂと後席用膨張部１１ｃを有し、前席用膨張部１１ｂの前方に非膨張部１１ｄを有し、後席用膨張部１１ｃの後方に非膨張部１１ｅを有している。また、エアバッグ１１は、上縁部に設けた複数個の取付片（図示省略）にてルーフサイドレール２１とＡピラー（フロントピラー）２２に組付けられるようになっている。
【０００９】
前席用膨張部１１ｂは、膨張展開時に前席乗員の頭部を側方から保護するものであり、４個の膨張室Ｒ１〜Ｒ４と、これらを上縁部にて連通するガス導入通路Ｐ１を有している。後席用膨張部１１ｃは、膨張展開時に後方前席乗員の頭部を側方から保護するものであり、３個の膨張室Ｒ５〜Ｒ７と、これらを上縁部にて連通するガス導入通路Ｐ２を有している。後方のガス導入通路Ｐ２は、後端にて開口していて、前端にて中央のガス導入通路Ｐ３を通して前方のガス導入通路Ｐ１に連通している。前席用膨張部１１ｂの各膨張室Ｒ１とＲ４及び後席用膨張部１１ｃ各膨張室Ｒ５とＲ７の容積は、図２から明らかなように、他の膨張室Ｒ２とＲ３及びＲ６の容積より小さく設定されている。
【００１０】
上記構成のエアバッグ１１は、全体を蛇腹折りやロール折り等（両折りを組み合わせたものでも実施可能）にて展開可能に折り畳んだ状態にてＡピラー２２とルーフサイドレール２１に沿って格納されて、下縁部が弾性変形可能なＡピラーガーニッシュ３２と、弾性変形可能なルーフヘッドライニング３１の周縁部により覆われるようになっている。
【００１１】
インフレータ１２は、車両の側突時またはロールオーバー時等にガスをエアバッグ１１に向けて噴出供給するものであり、ルーフサイドレール２１に沿って配設されていて、ブラケットとボルト（共に図示省略）を用いてルーフサイドレール２１に組付けられており、その前端部はガス分配管１３に気密的に連結されている。また、インフレータ１２は、ガス分配管１３の後端部とともに、ルーフヘッドライニング３１の周縁部によって覆われるようになっている。
【００１２】
ガス分配管１３は、前端を閉塞され後端にてインフレータ１２に気密的に連結されていて、後方のガス導入通路Ｐ２の後端開口を通して各ガス導入通路Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３に挿通されており、ガス導入通路Ｐ２の後端開口との間を気密的にシールされている。また、ガス分配管１３は、エアバッグ１１の前席用膨張部１１ｂに対応して設けたガス流出口１３ａと１３ｂを備えるとともに、後席用膨張部１１ｃに対応して設けたガス流出口１３ｃと１３ｄを備えている。
【００１３】
ガス流出口１３ａと１３ｂは、前席用膨張部１１ｂにおいて前席乗員の頭部から前後に離れた車両前後方向両端部に設定されている小容積の各膨張室Ｒ１とＲ４に対応して設けられていて、各膨張室Ｒ１とＲ４の下方に向けてそれぞれ開口しており、各膨張室Ｒ１とＲ４にガスをそれぞれ供給可能となっている。なお、各膨張室Ｒ１とＲ４に供給されたガスの一部が前方のガス導入通路Ｐ１を通して各膨張室Ｒ２とＲ３に供給可能となっている。
【００１４】
一方、ガス流出口１３ｃと１３ｄは、後席用膨張部１１ｃにおいて後方前席乗員の頭部から前後に離れた車両前後方向両端部に設定されている小容積の各膨張室Ｒ５とＲ７に対応して設けられていて、各膨張室Ｒ５とＲ７の下方に向けてそれぞれ開口しており、各膨張室Ｒ５とＲ７にガスをそれぞれ供給可能となっている。なお、各膨張室Ｒ５とＲ７に供給されたガスの一部が後方のガス導入通路Ｐ２を通して膨張室Ｒ６に供給可能となっている。
【００１５】
上記のように構成した本実施形態の頭部保護エアバッグ装置１０においては、通常時、エアバッグ１１が全体を折り畳まれた状態でＡピラー２２とルーフサイドレール２１に沿って格納されていて、Ａピラーガーニッシュ３２と、ルーフヘッドライニング３１の周縁部により覆われている。
【００１６】
また、車両の側突時またはロールオーバー時等において、インフレータ１２からガスが噴出し、このガスがガス分配管１３を通して折り畳まれて格納されているエアバッグ１１の各膨張室Ｒ１〜Ｒ７に供給されると、エアバッグ１１がルーフヘッドライニング３１とＡピラーガーニッシュ３２の該当部位をそれぞれ車室内に向けて変形させて下方に展開し、図１にて示したように車室内の側壁に沿ってカーテン状に膨張展開する。この際、エアバッグ１１において、各膨張部１１ｂ，１１ｃが前後各乗員の頭部側方に位置する頭部保護膨張エリアに向けて膨張展開する。
【００１７】
ところで、本実施形態においては、ガス分配管１３のガス流出口１３ａと１３ｂがエアバッグ１１の膨張室Ｒ１とＲ４に対応して設けられ、またガス分配管１３のガス流出口１３ｃと１３ｄがエアバッグ１１の膨張室Ｒ５とＲ７に対応して設けられている。このため、車室内の側壁に沿ってカーテン状に膨張展開するエアバッグ１１において、所定の膨張室Ｒ１とＲ４及びＲ５とＲ７にのみ初期からガスを供給することができて、所定の膨張室Ｒ１とＲ４及びＲ５とＲ７を他の膨張室Ｒ２とＲ３及びＲ６に比して素早く膨張展開させることができる。
【００１８】
したがって、エアバッグ１１における全ての膨張室Ｒ１〜Ｒ７に十分なガスが流入する以前に、エアバッグ１１の展開（カーテン状の展開）を完了することができて、エアバッグ１１の展開開始から展開完了（この時点でもエアバッグ１１は膨張途中である）までの時間を短縮することができる。
【００１９】
また、本実施形態においては、ガス流出口１３ａと１３ｂが前席用膨張部１１ｂにおいて前席乗員の頭部から前後に離れた車両前後方向両端部に設定されている小容積の各膨張室Ｒ１とＲ４に対応して設けられ、ガス流出口１３ｃと１３ｄが後席用膨張部１１ｃにおいて後方前席乗員の頭部から前後に離れた車両前後方向両端部に設定されている小容積の各膨張室Ｒ５とＲ７に対応して設けられているため、着座乗員の頭部に対応した部位の膨張室Ｒ２とＲ３及びＲ６が十分に膨張しない状態で、エアバッグ１１を展開させることができる。したがって、車室側壁と着座乗員の頭部との間隔が狭い場合にも、エアバッグ１１を的確に介在させることができる。
【００２０】
また、本実施形態においては、ガス分配管１３のガス流出口１３ａ〜１３ｄに対応する各膨張室Ｒ１とＲ４及びＲ５とＲ７の容積を、他の膨張室Ｒ２とＲ３及びＲ６の容積より小さく設定したため、各膨張室Ｒ１とＲ４及びＲ５とＲ７を少ないガス量で膨張展開させることができ、これによってもエアバッグ１１の展開完了までの時間を短縮することができる。
【００２１】
上記第１実施形態においては、エアバッグ１１のガス導入通路Ｐ１〜Ｐ３内に配設したガス分配管１３を通してインフレータ１２からエアバッグ１１の各膨張室Ｒ１〜Ｒ７にガスが供給されるようにして実施したが、図３に示した第２実施形態のように、ガス分配管１３を無くして、エアバッグ１１のガス導入通路Ｐ１〜Ｐ３を通してインフレータ１２からエアバッグ１１の各膨張室Ｒ１〜Ｒ７にガスが供給されるようにして実施することも可能である。
【００２２】
なお、図３の第２実施形態においては、膨張室Ｒ１とＲ４がガス導入通路Ｐ１にそれぞれ直接連通するとともに、膨張室Ｒ５とＲ７がガス導入通路Ｐ２にそれぞれ直接連通し、各膨張室Ｒ１〜Ｒ４とＲ５〜Ｒ７がそれぞれ下端にて連通している。また、図３の第２実施形態においては、インフレータ１２がエアバッグ１１における後方のガス導入通路Ｐ３の後端に気密的に組付けられている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による頭部保護エアバッグ装置の第１実施形態を示した側面図である。
【図２】図１に示した頭部保護エアバッグ装置の要部拡大側面図である。
【図３】本発明による頭部保護エアバッグ装置の第２実施形態を示した図２相当の要部拡大側面図である。
【符号の説明】
１０…頭部保護エアバッグ装置、１１…エアバッグ、１１ａ…中央非膨張部、１１ｂ…前席用膨張部、１１ｃ…後席用膨張部、１１ｄ，１１ｅ…非膨張部、Ｒ１〜Ｒ７…膨張室、Ｐ１〜Ｐ３…ガス導入通路、１２…インフレータ（ガス供給器）、１３…ガス分配管、１３ａ〜１３ｄ…ガス流出口、２１…ルーフサイドレール、２２…Ａピラー、２３…Ｂピラー、２４…Ｃピラー、３１…ルーフヘッドライニング、３２…Ａピラーガーニッシュ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a head protection airbag device mounted on a vehicle.
[0002]
[Prior art]
As one type of head protection airbag device of this type, an airbag housed along a roof side rail has a gas introduction passage at an upper edge, and a gas distribution pipe is provided in the gas introduction passage. By supplying gas to a plurality of inflation chambers provided in the airbag from the supply device, the airbag is inflated and deployed in a curtain shape along the side wall of the vehicle compartment to protect the head of a seated occupant. And are shown, for example, in WO 98/22313.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned conventional head protection airbag device, the gas outlets of the gas distribution pipes are set corresponding to all of the plurality of inflation chambers provided in the airbag. The gas flows into the chambers at the same time, and when sufficient gas flows into all the inflation chambers, the deployment of the airbag is completed. For this reason, it remains as an issue to shorten the time until the deployment of the airbag is completed, and there is room for improvement in this respect.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to address the above-described problems, the present invention provides an airbag housed along a roof side rail having a gas introduction passage at an upper edge portion, and a plurality of gas distribution pipes arranged in the gas introduction passage. By supplying gas from the gas supply to the plurality of inflation chambers provided in the airbag through the outlet, the airbag is inflated and deployed in a curtain shape along the side wall of the vehicle compartment , and the plurality of inflation chambers are expanded. In a head protection airbag device configured to protect the head of a corresponding seated occupant with an inflating portion, a gas outlet of the gas distribution pipe is set only in a predetermined inflating chamber, and the volume of the inflating chamber is reduced. The volume of the other expansion chamber is set smaller than that of the other expansion chamber, and the expansion chamber is set at both ends in the vehicle front-rear direction separated from the head of the seated occupant in the expansion section in the front-rear direction (the invention according to claim 1). There is.
[0005]
Further, according to the present invention, in order to address the above-described problem, an airbag stored along a roof side rail has a gas introduction passage at an upper edge portion, and is provided from a gas supply device to the airbag through the gas introduction passage. The gas is supplied to the plurality of inflation chambers, whereby the airbag is inflated and deployed in a curtain shape along the side wall of the vehicle cabin, and the head of the seated occupant corresponding to the inflation portion having the plurality of inflation chambers. In the head protection airbag device, the gas introduction passage is directly communicated only with a predetermined inflation chamber, and the volume of the inflation chamber is set smaller than the volumes of the other inflation chambers. The invention is characterized in that it is set at both ends in the vehicle front-rear direction separated from the head of a corresponding seated occupant in the inflated portion back and forth (invention according to claim 2).
[0006]
[Action and Effect of the Invention]
In the head protection airbag device according to the present invention (the invention according to claim 1 or 2), the gas is supplied from the gas supply device to the plurality of inflation chambers in the inflation portion of the airbag at the time of a side collision or rollover of the vehicle. When supplied, the airbag is inflated and deployed in a curtain shape along the side wall of the vehicle compartment. At this time, in the airbag, the gas can be supplied from the beginning only to the predetermined inflation chamber, and the predetermined inflation chamber can be quickly inflated and deployed. Therefore, before sufficient gas flows into all the inflation chambers of the airbag, the deployment of the airbag (curtain-like deployment) can be completed, and the time until the completion of the deployment of the airbag can be reduced. it can. Further, by setting the volume of the predetermined inflation chamber to be smaller than the volumes of the other inflation chambers, the predetermined inflation chamber can be inflated and deployed with a small amount of gas, which also reduces the time until the deployment of the airbag is completed. Can be shortened. In addition, since the predetermined expansion chamber is set at both ends in the vehicle front-rear direction separated from the head of the seated occupant in the expansion section in the front-rear direction , the expansion chamber at the portion corresponding to the head of the seated occupant does not expand sufficiently. In this state, the airbag can be deployed. Therefore, even when the distance between the side wall of the cabin and the head of the seated occupant is narrow, the airbag can be accurately interposed.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIGS. 1 and 2 show a first embodiment of the present invention. In this embodiment, a head protection airbag device 10 is inflated and deployed in a curtain shape along a side wall of a vehicle cabin to provide a front seat S1 (B pillar). The head of the occupant seated on the seat provided corresponding to the C-pillar 23 and the head of the occupant seated on the rear front seat S2 (the seat provided corresponding to the C-pillar 24) are protected. An airbag 11, an inflator 12 as a gas supply device for supplying gas to the airbag 11, and a gas distribution pipe 13 for distributing gas supplied from the inflator 12 to each of the inflation chambers R1 to R7 of the airbag 11. Have.
[0008]
The airbag 11 is obtained by applying a coating for maintaining airtightness to a base cloth (woven fabric) (the airbag 11 can also be implemented without applying a coating for maintaining airtightness). As shown in FIGS. Has a front seat inflatable portion 11b and a rear seat inflatable portion 11c in front of and behind the non-inflatable portion 11a, has a non-inflatable portion 11d in front of the front seat inflatable portion 11b, and has a rear seat inflatable portion 11c. Has a non-expandable portion 11e behind. The airbag 11 is mounted on the roof side rail 21 and the A-pillar (front pillar) 22 with a plurality of attachment pieces (not shown) provided on the upper edge.
[0009]
The front-seat inflating portion 11b protects the head of the front-seat occupant from the side during inflation and deployment, and includes four inflation chambers R1 to R4 and a gas introduction passage P1 that communicates these at their upper edges. have. The rear-seat inflatable portion 11c protects the head of the rear-seat occupant from the side during inflation and deployment, and is a gas introduction passage communicating with the three inflation chambers R5 to R7 at their upper edges. P2. The rear gas introduction passage P2 is open at the rear end, and communicates with the front gas introduction passage P1 at the front end through the central gas introduction passage P3. As shown in FIG. 2, the volumes of the expansion chambers R1 and R4 of the front seat expansion section 11b and the expansion chambers R5 and R7 of the rear seat expansion section 11c are larger than the volumes of the other expansion chambers R2, R3 and R6. It is set small.
[0010]
The airbag 11 having the above configuration is stored along the A pillar 22 and the roof side rail 21 in a state where the entire airbag 11 is folded so as to be deployable by bellows folding, roll folding, or the like (a combination of both folds is also possible). The lower edge is covered by the elastically deformable A-pillar garnish 32 and the elastically deformable roof head lining 31.
[0011]
The inflator 12 is for injecting and supplying gas toward the airbag 11 at the time of a side collision or rollover of the vehicle, and is disposed along the roof side rail 21, and includes a bracket and a bolt (both not shown). ) Is attached to the roof side rail 21, and the front end thereof is air-tightly connected to the gas distribution pipe 13. Further, the inflator 12 is covered by a peripheral edge of the roof head lining 31 together with a rear end of the gas distribution pipe 13.
[0012]
The gas distribution pipe 13 is closed at the front end and airtightly connected to the inflator 12 at the rear end, and is inserted into each of the gas introduction passages P1, P2, and P3 through the rear end opening of the rear gas introduction passage P2. , Between the gas introduction passage P2 and the rear end opening thereof is hermetically sealed. The gas distribution pipe 13 has gas outlets 13a and 13b provided corresponding to the front seat inflatable portion 11b of the airbag 11, and has a gas outlet 13c provided corresponding to the rear seat inflatable portion 11c. And 13d.
[0013]
The gas outlets 13a and 13b are provided corresponding to the small-volume expansion chambers R1 and R4 set at both ends in the front-rear direction of the vehicle in the front-seat expansion part 11b, which are separated from the head of the front seat occupant in the front- rear direction. Each of the expansion chambers R1 and R4 is opened downward, so that gas can be supplied to each of the expansion chambers R1 and R4. A part of the gas supplied to each of the expansion chambers R1 and R4 can be supplied to each of the expansion chambers R2 and R3 through the front gas introduction passage P1.
[0014]
On the other hand, the gas outlets 13c and 13d correspond to the small-volume expansion chambers R5 and R7 which are set at both ends in the vehicle front-rear direction separated from the head of the rear front passenger in the rear- seat expansion part 11c. And is opened downward of each of the expansion chambers R5 and R7 so that gas can be supplied to each of the expansion chambers R5 and R7. A part of the gas supplied to each of the expansion chambers R5 and R7 can be supplied to the expansion chamber R6 through the rear gas introduction passage P2.
[0015]
In the head protection airbag device 10 of the present embodiment configured as described above, the airbag 11 is normally stored along the A pillar 22 and the roof side rail 21 in a state of being entirely folded, The A-pillar garnish 32 and the peripheral edge of the roof head lining 31 are covered.
[0016]
Further, at the time of a side collision or rollover of the vehicle, gas is blown out of the inflator 12, and the gas is supplied through the gas distribution pipe 13 to each of the expansion chambers R <b> 1 to R <b> 7 of the airbag 11 which is folded and stored. Then, the airbag 11 deforms the corresponding portions of the roof head lining 31 and the A-pillar garnish 32 toward the vehicle interior and deploys downward, and the curtain extends along the side wall in the vehicle interior as shown in FIG. It expands and expands in a shape. At this time, in the airbag 11, the inflatable portions 11b and 11c are inflated and deployed toward the head protection inflatable areas located on the sides of the heads of the front and rear occupants.
[0017]
In the present embodiment, the gas outlets 13a and 13b of the gas distribution pipe 13 are provided corresponding to the expansion chambers R1 and R4 of the airbag 11, and the gas outlets 13c and 13d of the gas distribution pipe 13 are provided with air. It is provided corresponding to the inflation chambers R5 and R7 of the bag 11. For this reason, in the airbag 11 which inflates and deploys in a curtain shape along the side wall in the vehicle cabin, gas can be initially supplied only to the predetermined inflation chambers R1 and R4 and R5 and R7, and the predetermined inflation chamber R1 And R4 and R5 and R7 can be expanded and deployed more quickly than other expansion chambers R2, R3 and R6.
[0018]
Therefore, before sufficient gas flows into all of the inflation chambers R1 to R7 in the airbag 11, the deployment (curtain-like deployment) of the airbag 11 can be completed, and the deployment of the airbag 11 from the start of deployment is started. The time until completion (the airbag 11 is in the process of being inflated even at this time) can be shortened.
[0019]
In the present embodiment, the gas outlets 13a and 13b are provided at the front and rear ends of the front-seat inflatable portion 11b at both ends in the vehicle front-rear direction separated from the head of the front-seat occupant. And R4, the gas outlets 13c and 13d are set at both ends of the vehicle front-rear direction in the rear-seat inflatable portion 11c, which are set at both ends in the vehicle front-rear direction separated from the head of the rear front passenger. Since the airbags 11 are provided corresponding to the chambers R5 and R7, the airbag 11 can be deployed in a state where the inflation chambers R2, R3, and R6 at the portions corresponding to the head of the seated occupant are not sufficiently inflated. Therefore, even when the distance between the side wall of the passenger compartment and the head of the seated occupant is small, the airbag 11 can be accurately interposed.
[0020]
In this embodiment, the volumes of the expansion chambers R1 and R4 and R5 and R7 corresponding to the gas outlets 13a to 13d of the gas distribution pipe 13 are set smaller than the volumes of the other expansion chambers R2, R3 and R6. since the, each expansion chambers R1 and R4, and R5 and R7 can be inflated and deployed with a small free gas amount, it is possible to shorten the time to completely deployed airbag 11 is also a result.
[0021]
In the first implementation embodiment, as the gas from the inflator 12 into the expansion chamber R1~R7 of the airbag 11 through the gas delivery pipe 13 which is disposed in the gas introduction passage P1~P3 of the air bag 11 is supplied It was carried Te, as in the second implementation embodiment shown in FIG. 3, to eliminate the gas distribution tubes 13, each expansion chamber of the air bag 11 from the inflator 12 through the gas introduction passage P1~P3 airbag 11 R1 to It is also possible to carry out the process so that the gas is supplied to R7.
[0022]
In the second embodiment of Figure 3, together with the expansion chamber R1 and R4 are each directly communicated with the gas introduction passage P1, the expansion chamber R5 and R7 are respectively communicate directly to the gas inlet passage P2, the expansion chamber R1~ R4 and R5 to R7 communicate with each other at the lower end. In the second embodiment shown in FIG. 3, the inflator 12 is hermetically assembled to the rear end of the rear gas introduction passage P3 in the airbag 11.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a first embodiment of a head protection airbag device according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged side view of a main part of the head protection airbag device shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged side view of a main part corresponding to FIG. 2, showing a head protection airbag device according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 head protection airbag device, 11 airbag, 11a central non-inflating portion, 11b front seat inflating portion, 11c rear seat inflating portion, 11d, 11e non-inflating portion, R1-R7 inflating. Chambers, P1 to P3: gas introduction passage, 12: inflator (gas supply device), 13: gas distribution pipe, 13a to 13d: gas outlet, 21: roof side rail, 22: A pillar, 23: B pillar, 24 ... C pillar, 31 ... Roof head lining, 32 ... A pillar garnish.

Claims

An airbag housed along the roof side rail has a gas introduction passage at an upper edge portion, and is provided from the gas supply device to the airbag through a plurality of gas outlets of a gas distribution pipe arranged in the gas introduction passage. The gas is supplied to the plurality of inflation chambers, whereby the airbag is inflated and deployed in a curtain shape along the side wall of the vehicle compartment, and the head of the seated occupant corresponding to the inflation portion having the plurality of inflation chambers. In the head protection airbag device, the gas outlet of the gas distribution pipe is set only in a predetermined expansion chamber, and the volume of the expansion chamber is set smaller than the volumes of the other expansion chambers. A head protection airbag device, wherein the inflation chamber is set at both ends in the vehicle front-rear direction separated from the head of the seated occupant in the inflation portion in the front-rear direction .

The airbag stored along the roof side rail has a gas introduction passage at the upper edge, and gas is supplied from a gas supply to a plurality of inflation chambers provided in the airbag through the gas introduction passage, In the head protection airbag device, the airbag is inflated and deployed in a curtain shape along the side wall of the vehicle cabin, and the head of the seated occupant is protected by an inflation portion having the plurality of inflation chambers . The gas introduction passage is directly communicated only with a predetermined expansion chamber, the volume of the expansion chamber is set smaller than the volumes of the other expansion chambers, and the expansion chamber is moved forward and backward from the head of a corresponding seated occupant in the expansion section. A head protection airbag device, which is set at both ends of a vehicle in the front-rear direction .