JP3584769B2 - 精錬用ランス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、転炉、真空脱ガス槽、または、溶銑や溶鋼容器等のランスを使用する精錬施設において、精錬に伴って発生する飛散物が、ランス自身や、転炉、真空脱ガス槽、溶銑や溶鋼容器の内周面および炉口等へ付着するのを、精錬を実施しながら効率的且つ確実に防止することができる精錬用ランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
精錬用ランス(以下、「ランス」という)は、転炉、真空脱ガス槽、および、溶銑や溶鋼容器等(以下、「精錬炉」という)によって精錬を行う場合において、酸素、窒素、アルゴンガスまたは空気等の気体を溶銑や溶鋼等の溶融金属中に吹き込むための装置である。
【0003】
例えば、純酸素上吹き転炉における精錬反応は、転炉の炉口から挿入されたランスから、高純度の酸素ガスを溶鋼の液面に噴射することにより進行する。そして、この精錬反応においては、酸素ガスを吹き付けることにより、酸素と溶鋼成分とが激しく反応し、転炉ガス(COガス)が大量に発生する。この転炉ガスは、燃料としての有効成分および顕熱を保有しており、排ガス回収装置によって回収される。転炉ガスが回収装置に導かれるときに、転炉ガスと共に多量の鉄塵が炉口を通過するので、高温の鉄塵が炉口に付着し凝固して地金が形成される。この地金は、炉口から転炉内に向かって成長し、転炉の炉壁を構成する耐火煉瓦をも覆うようになる。このような地金をベーレンという。そして、地金が発達してその厚さが所定値を超えると炉口からスクラップや溶銑等を挿入することが困難となると共に、炉口を通る転炉ガスの流速が上昇するために、スピッティングを助長するようになり、炉口に付着した地金の成長を更に促進するようになる。
【0004】
ここで、精錬炉の内周面に付着する地金について説明する。図18は、転炉の一例を示す斜視図、図19は、平面図、図20は、転炉内の地金の付着を模式的に説明する平面図である。転炉1による溶鋼の精錬時において、転炉1の内周面に付着する地金6は、精錬終了後に溶鋼または鋼滓(以下、「湯」という)を炉外に払い出す際に生じる湯流れおよび湯留まりによって洗い流されるため(以下、「洗い流し現象」という)、減耗し除去される。特に、炉体をトラニオンリング4によって保持されている円周方向でみると、転炉の出鋼口2側および鋼滓の排出口3側の内周面において、前記の洗い流し現象が顕著である。従って、図20に示すように、洗い流し現象の少ない転炉1の傾動の軸となるトラニオン5側において地金残りが多くなる。また、ランスCにも地金が付着する。
【0005】
次に、ランスの外周面に付着する地金について検討する。ランス外周面に付着する地金は、ランスの長手方向において均一に付着しない。更に、精錬量、精錬時間および酸素量、副原料投入条件等の精錬条件により、付着の仕方もさまざまである。
【0006】
このように、通常の転炉の操業において、炉体の内周面の地金付着量が多い位置と、ランス外周面の地金付着量の多い位置とは、炉軸方向(即ち、ランスの長手方向に同じ)において一致しない。更に、炉体の円周方向においても一致しない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、上述の課題を解決し、精錬炉の精錬に伴って発生する飛散物によるランスおよび炉の内壁等への地金の付着を、精錬を実施しながら効率的に排除することができ、また、設備の損傷も少ない精錬用ランスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、筒状のランス本体の最内筒の内側に形成された精錬用気体供給路と、前記ランス本体の先端に前記精錬用気体供給路と接続されて設けられた精錬用ノズルと、前記ランス本体の最外筒の内側に設けられた冷却水路と、前記最外筒の外周面に前記ランス本体の高さ方向に1段または複数段設けられた複数の2次燃焼用ノズルと、前記ランス本体の前記冷却水路内に挿入されて配され、前記複数の2次燃焼用ノズルにそれぞれ接続された複数の2次燃焼用気体供給管とからなり、前記2次燃焼用気体供給管の途中に、熱膨脹を吸収するための伸縮機構が設けられていることを特徴とする精錬用ランスである。
【0009】
請求項2記載の発明は、筒状のランス本体の最内筒の内側に形成された精錬用気体供給路と、前記ランス本体の先端に前記精錬用気体供給路と接続されて設けられた精錬用ノズルと、前記ランス本体の最外筒の内側に設けられた冷却水路と、前記最外筒の外周面に前記ランス本体の高さ方向に1段または複数段設けられた複数の2次燃焼用ノズルと、前記ランス本体の前記冷却水路内に挿入されて配され、前記複数の2次燃焼用ノズルにそれぞれ接続された複数の2次燃焼用気体供給管とからなり、前記2次燃焼用気体供給管は、前記ランス本体の振動を吸収するための摺動機能を有する保持機構によって前記ランス本体に取付けられていることを特徴とする精錬用ランスである。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記2次燃焼用気体供給管は、前記ランス本体の振動を吸収するための摺動機能を有する保持機構によって前記ランス本体に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の精錬用ランスである。
【0011】
請求項4記載の発明は、筒状のランス本体の最内筒の内側に形成された精錬用気体供給路と、前記ランス本体の先端に前記精錬用気体供給路と接続されて設けられた精錬用ノズルと、前記ランス本体の最外筒の内側に設けられた冷却水路と、前記最外筒の外周面に前記ランス本体の高さ方向に1段または複数段設けられた複数の2次燃焼用ノズルと、前記ランス本体の前記冷却水路内に挿入されて配された2次燃焼用気体供給管と、前記最外筒の内側の前記冷却水路内において前記最外筒の円周方向に設けられた、前記2次燃焼用気体供給管の先端が接続されている円環状の管からなる内管リングと、前記内管リングと前記複数の2次燃焼用ノズルとの間を連通する複数の接続管とからなることを特徴とする精錬用ランスである。
【0012】
請求項5記載の発明は、前記内管リングを、前記冷却水路内に設ける代わりに、前記最内筒の内側の前記精錬用気体供給路内に設けたことを特徴とする請求項4記載の精錬用ランスである。
請求項6記載の発明は、前記2次燃焼用気体供給管の途中に、熱膨脹を吸収するための伸縮機構が設けられていることを特徴とする請求項4または5記載の精錬用ランスである。
請求項7記載の発明は、前記2次燃焼用気体供給管は、前記ランス本体の振動を吸収するための摺動機能を有する保持機構によって前記ランス本体に取付けられていることを特徴とする請求項4、5または6記載の精錬用ランスである。
【0013】
請求項1〜4記載の発明によれば、2次燃焼用気体供給管を最外筒の内側の冷却水路内に設けたことにより、2次燃焼用気体供給管の周囲の冷却水によって2次燃焼用気体供給管の伸びがあまり生じず、熱膨脹差による前記気体供給管の割れおよび歪の発生を抑えることができる。更に、請求項1、3、6記載の発明のように、2次燃焼用気体供給管の途中に割れおよび歪の発生を抑えるためのOリングやラビリンス等の伸縮機構を設ければ、2次燃焼用気体供給管の損傷が防止される。また、請求項2、3、7記載の発明のように、2次燃焼用気体供給管を摺動機能を有する保持機構によってランス本体に取付けることにより、ランス本体の振動による前記供給管の損傷を防止することができる。
【0014】
請求項4〜7記載の発明によれば、内管リングおよび接続管を設けることにより、2次燃焼用気体供給管の本数を請求項1〜3よりも減少することができ、その構造が単純となり、製造工程およびコストが減少する。また、請求項5〜7記載の発明のように、内管リングを最内筒の内側の精錬用気体供給路内に設けてもよく、ランスの構造に対応してその設置位置を変えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0016】
〔実施の形態1〕
図1は、この発明の実施の形態1に係る精錬用ランスを示す斜視図、図2は、この発明の実施の形態1に係る精錬用ランスの概略を説明する断面図、図3は、2次燃焼用気体供給管の伸縮機構を示す断面図、図4は、2次燃焼用気体供給管の伸縮機構および摺動機能を有する保持機構を備えるランスの部分断面図、図5は、2次燃焼用気体供給管の設置状況を示す斜視図である。図5においては、ランスの最外筒のみを示し、最内筒などの記載は省略している。
【0017】
ランスAは、円筒状のランス本体7の内側に形成された精錬用気体供給路8と、ランス本体7の先端に供給路8と接続されて設けられた精錬用ノズル9と、ランス本体7の最外筒14の外周面に設けられた2次燃焼用ノズル10とを備えている。
【0018】
ランス本体7は、最内筒11の内側の精錬用気体供給路8と、最内筒11と最外筒14との間に設けられた、中筒21により区画された冷却水排水路12とその外側の冷却水給水路13とからなる三重管構造となっている。冷却水給水路13から給水し、冷却水排水路12から排水する冷却水路が形成され、冷却水20が通過するようになっている。
【0019】
最外筒14の内側の冷却水給水路13内には、冷却水供給管24(図1参照)を介してランス本体7の上方から挿入された2次燃焼用気体供給管17が複数配設されている。供給管17の先端は、2次燃焼用ノズル10の各々に接続されている。本実施の形態においては、2次燃焼用ノズル10は、ランス本体7の最外筒14の周方向に所定間隔をあけて複数設けられている(図1、図5参照)。2次燃焼用ノズル10の各々または所定個数ごとに2次燃焼用気体供給管17を接続し、2次燃焼用ノズル10の配設位置に応じて2次燃焼用気体の供給量を制御することができる。
【0020】
図4に示すように、2次燃焼用気体供給管17の途中には、熱膨脹を吸収するための伸縮機構15が設けられている。伸縮機構15は、管状の接続部材18と、接続部材18の内周面側に取り付けられたOリング19を備える。Oリング19を挟んで接続部材18を2次燃焼用気体供給管17の外側に嵌挿して固定する。Oリング19は、供給管17と接続部材18との摺動部として機能し部材18の熱膨脹を吸収する。2次燃焼用気体供給管17の途中に伸縮機構15を設けることにより、供給管17の熱膨脹が吸収され、破壊が防止される。
【0021】
図4に示すように、2次燃焼用気体供給管17は、スライド機構16によってランス本体7の最外筒14の内側に取付けられている。スライド機構16は、図6、図7に示すように、2次燃焼用気体供給管17の外側に嵌め込まれたパイプガイド16aとガイド固定板16bとからなり、ランス本体7の振動を吸収するための摺動機能を有する保持機構として作用する。
【0022】
精錬を実施しながら、2次燃焼用ノズル10から2次燃焼用気体の酸素を噴射することにより、転炉1の炉口や炉の内周面に付着する地金(ベーレン)およびランスの外周面に付着する地金が除去される。
【0023】
図1では、2燃焼用ノズル10は、高さ方向にX、Y、Zの3段、そして、各段X、Y、Zにおいて、円周方向に所定の複数個設けられているが、2次燃焼用ノズルの高さ方向の取付位置、即ち、段数、および、個数は、精錬操業の内容によって設計上変わるので、2次燃焼用気体供給管17の数もそれに応じて本発明範囲内で適宜設計変更することができることは云うまでもない。
【0024】
なお、精錬用気体供給路においては、精錬用気体(酸素等)の供給を不要とする場合がある。このときには、NまたはArなどのガスを精錬用気体に代えて供給する。同様に、2次燃焼用気体供給管においても酸素の供給を不要とする場合には、NまたはArなどのガスを遮断弁および流調弁の操作により酸素に代えて供給する。特に酸素の供給、開閉は炉内であり、発生する鉄塵によるノズル詰まりの防止上、即ち、ArまたはN等のガスへの切換えは非常に有効な手段である。
【0025】
〔実施の形態2〕
図8は、この発明の実施の形態2に係る精錬用ランスの概略を説明する斜視図、図9は、2次燃焼用気体供給管、内管リングおよび接続管を説明する斜視図、図10は、図9のA部を示す断面図、図11は、内管リングの平面図、図12は、図11のA−A線断面図、図13は、図12のB−B線断面図である。なお、図8においては、ランスの最外筒および内管リングのみを記載し、2次燃焼用気体供給管の記載を省略している。
【0026】
本実施の形態2において、ランスAは、実施の形態1と同様に、円筒状のランス本体7の内側に形成された精錬用気体供給路8と、ランス本体7の先端に供給路8と接続されて設けられた精錬用ノズル9と、ランス本体7の最外筒14の外周面に設けられた2次燃焼用ノズル10とを備えており、外観は図1と同じである。また、ランス本体7も、同様に、精錬用気体供給路8、冷却水排水路12および冷却水給水路13からなる三重管構造となっている。
【0027】
最外筒14の内側の冷却水給水路13内には、冷却水供給管24を介してランス本体7の上方から挿入された2次燃焼用気体供給管17が配されている。
【0028】
最外筒14の内側の冷却水給水路13内には、最外筒14の円周方向に、円環状の管からなる内管リング22が設けられている。内管リング22は、最外筒14に溶接されて設けられている。また、内管リング22は、最外筒14に一体鋳造されたものでもよい。2次燃焼用気体供給管17の先端は、内管リング22に接続されている。
【0029】
内管リング22には、複数の接続管23が接続され、2次燃焼用ノズル10のそれぞれと内管リング22とは、接続管23によってそれぞれ連通されている。
【0030】
また、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、2次燃焼用気体供給管17の途中に伸縮機構15が設けられ、更に、供給管17はスライド機構16によってランス本体7の最外筒14の内側に取付けられている。
【0031】
図14は、2次燃焼用気体供給管と内管リングとを交錯させない実施例1を示す一部断面斜視図である。例えば、図1に示すように、2燃焼用ノズル10が高さ方向にX(上段=3段目)、Y(中段=2段目)、Z(下段=1段目)の3段、そして、各段X、Y、Zにおいて、円周方向に所定の複数個設けられている場合には、各段X、Y、Zに対応する位置にそれぞれ内管リング22を設ける。そして、2次燃焼用気体供給管17を3本挿入し、1本ずつ各段の内管リング22に接続する。3本の供給管17は、円周方向に位相をずらして配されており、また、供給管17は内管リング22のやや内側に突出させて設けられている。供給管17をこのように設けることにより、供給管17が内管リング22と交錯することはない。即ち、内管リング22が供給管17の設置の邪魔になることはない。
【0032】
図15は、2次燃焼用気体供給管と内管リングとを交錯させない実施例2を示す斜視図である。図1に示す場合において、2次燃焼用気体供給管17を8本挿入し、8本の供給管17は、円周方向に位相をずらして配し、X(上段=3段目)の内管リング22は1/4分割とし、4本の供給管17を接続する。Y(中段=2段目)の内管リング22は半割りとし、2本の供給管17を接続する。Z(下段=1段目)の内管リング22はリング状とし、2本の供給管17を接続する。そして、2次燃焼用気体供給管17は、内管リング22の1/4分割および半割りの割れた隙間の中に配置する。この隙間に供給管17の振れ止めを設けてもよい。
【0033】
2次燃焼用気体(酸素)は、2次燃焼用気体供給管17から内管リング22を通り、ここから複数の接続管23に分岐されてそれぞれの2次燃焼用ノズル10から噴射され、地金(ベーレン)が除去される。
【0034】
図16は、接続管を螺旋状に配した実施例を説明する斜視図、図17は、内管リングと接続管との接続部を示す断面図である。接続管23を、図16、図17に示すように、螺旋状に取付けることにより、接続管23の伸縮を上部の内管リング22の回転によって吸収することができる。
【0035】
なお、本発明に係る内管リング22を、冷却水給水路13内に設ける代わりに、最内筒11の内側の精錬用気体供給路8内に設けてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、下記に示す有用な効果がもたらされる。
(1)2次燃焼用気体供給管を最外筒の内側の冷却水路内に設けたことにより、2次燃焼用気体供給管の周囲の冷却水の作用によって伸びがあまり生じず、熱膨脹差による2次燃焼用気体供給管の割れおよび歪の発生を抑えることができる。
(2)内管リングおよび接続管の設置により、2次燃焼用気体供給管の本数を減少することができ、その構造が単純となり、製造工程およびコストが減少する。
(3)2次燃焼用気体供給管の途中にOリング等の伸縮機構を設けることにより、2次燃焼用気体供給管の割れおよび歪を防止することができる。
(4)2次燃焼用気体供給管を摺動機能を有する保持機構によってランス本体に取付けることにより、ランス本体の振動による2次燃焼用気体供給管の破壊を防止することができる。
(5)2次燃焼用ノズルの各々または所定個数ごとに2次燃焼用気体供給管を接続し、2次燃焼用ノズルの配設位置に応じて2次燃焼用気体の供給量を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1および2に係る精錬用ランスを示す斜視である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る精錬用ランスの概略を説明する断面図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る2次燃焼用気体供給管の伸縮機構を示す断面図である
【図4】この発明の実施の形態1に係る2次燃焼用気体供給管の伸縮機構および摺動機能を有する保持機構を備えるランスの部分断面図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る2次燃焼用気体供給管の設置状況を示す斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係るスライド機構を示す側面断面図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係るスライド機構を示す正面断面図である。
【図8】この発明の実施の形態2に係る精錬用ランスの概略を説明する斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係る2次燃焼用気体供給管、内管リングおよび接続管を説明する斜視図である。
【図10】図9のA部を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態2に係る内管リングを説明する平面図である。
【図12】図11のA−A線断面図である。
【図13】図12のB−B線断面図である。
【図14】2次燃焼用気体供給管と内管リングとを交錯させない実施例1を示す一部断面斜視図である。
【図15】2次燃焼用気体供給管と内管リングとを交錯させない実施例2を示す斜視図である。
【図16】接続管を螺旋状に配した実施例を示す斜視図である。
【図17】内管リングと接続管との接続部を示す断面図である。
【図18】転炉の一例を示す斜視図である。
【図19】転炉の一例を示す平面図である。
【図20】転炉内の地金の付着を模式的に説明する平面図である。
【符号の説明】
A、C ランス
1 転炉
2 出鋼口
3 排出口
4 トラニオンリング
5 トラニオン
6 地金
7 ランス本体
8 精錬用気体供給路
9 精錬用ノズル
10 2次燃焼用ノズル
11 最内筒
12 冷却水排水路
13 冷却水給水路
14 最外筒
15 伸縮機構
16 スライド機構
16a パイプガイド
16b ガイド固定板
17 2次燃焼用気体供給管
18 接続部材
19 Oリング
20 冷却水
21 中筒
22 内管リング
23 接続管
24 冷却水供給管

Claims (7)

  1. 筒状のランス本体の最内筒の内側に形成された精錬用気体供給路と、前記ランス本体の先端に前記精錬用気体供給路と接続されて設けられた精錬用ノズルと、前記ランス本体の最外筒の内側に設けられた冷却水路と、前記最外筒の外周面に前記ランス本体の高さ方向に1段または複数段設けられた複数の2次燃焼用ノズルと、前記ランス本体の前記冷却水路内に挿入されて配され、前記複数の2次燃焼用ノズルにそれぞれ接続された複数の2次燃焼用気体供給管とからなり、前記2次燃焼用気体供給管の途中に、熱膨脹を吸収するための伸縮機構が設けられていることを特徴とする精錬用ランス。
  2. 筒状のランス本体の最内筒の内側に形成された精錬用気体供給路と、前記ランス本体の先端に前記精錬用気体供給路と接続されて設けられた精錬用ノズルと、前記ランス本体の最外筒の内側に設けられた冷却水路と、前記最外筒の外周面に前記ランス本体の高さ方向に1段または複数段設けられた複数の2次燃焼用ノズルと、前記ランス本体の前記冷却水路内に挿入されて配され、前記複数の2次燃焼用ノズルにそれぞれ接続された複数の2次燃焼用気体供給管とからなり、前記2次燃焼用気体供給管は、前記ランス本体の振動を吸収するための摺動機能を有する保持機構によって前記ランス本体に取付けられていることを特徴とする精錬用ランス。
  3. 前記2次燃焼用気体供給管は、前記ランス本体の振動を吸収するための摺動機能を有する保持機構によって前記ランス本体に取付けられている請求項1記載の精錬用ランス。
  4. 筒状のランス本体の最内筒の内側に形成された精錬用気体供給路と、前記ランス本体の先端に前記精錬用気体供給路と接続されて設けられた精錬用ノズルと、前記ランス本体の最外筒の内側に設けられた冷却水路と、前記最外筒の外周面に前記ランス本体の高さ方向に1段または複数段設けられた複数の2次燃焼用ノズルと、前記ランス本体の前記冷却水路内に挿入されて配された2次燃焼用気体供給管と、前記最外筒の内側の前記冷却水路内において前記最外筒の円周方向に設けられた、前記2次燃焼用気体供給管の先端が接続されている円環状の管からなる内管リングと、前記内管リングと前記複数の2次燃焼用ノズルとの間を連通する複数の接続管とからなることを特徴とする精錬用ランス。
  5. 前記内管リングを、前記冷却水路内に設ける代わりに、前記最内筒の内側の前記精錬用気体供給路内に設けた請求項4記載の精錬用ランス。
  6. 前記2次燃焼用気体供給管の途中に、熱膨脹を吸収するための伸縮機構が設けられている請求項4または5記載の精錬用ランス。
  7. 前記2次燃焼用気体供給管は、前記ランス本体の振動を吸収するための摺動機能を有する保持機構によって前記ランス本体に取付けられている請求項4、5または6記載の精錬用ランス。
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