JP3583081B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のプラグインユニット実装するための複数のコネクタを備えたバックボードに装備され、該コネクタを介して該バックボードに実装されたプラグインユニットに対して電圧を供給する電源装置に関し、特にバックボードを経由して、それぞれのプラグインユニットに電圧を供給する時の電圧降下分を補償できるようにした電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6、図7、図8及び図9により従来におけるプラグインユニット方式の電源装置について説明する。
従来のプラグインユニット方式の電源装置50は、電源変換部52を有する電源ユニット51と、プラグインユニットPU1〜PUnが実装されるバックボード53とを備え、このバックボード53には、これに実証されたプラグインユニットPU1〜PUnに対して電源変換部52から定電圧の直流電圧(例えば、5V)を供給するための電源供給線531,532が配線され、この電源供給線531,532に対しプラグインユニットPU1〜PUnが図示省略のコネクタにより接続されるように構成されている。
【0003】
電源ユニット51の電圧変換部52には、その一次側に接続された電源供給線521より供給される任意の電圧(例えば、−48V)の電源が供給され,この電圧は電圧変換部52により定電圧(5V)に変換されて、バックボード53上に配線された電源供給線531,532に出力し,各プラグインユニットPU1〜PUnに供給される。また、電源変換部52のGND基準は、電源ユニット51内のGNDとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のプラグインユニット式電源装置では、プラグインユニットPU1〜PUnの実装ポイントから見た電圧変換部52の出力端の電圧Vcは、図9に示すように一定(5V)である。
しかしながら、電圧変換部52からの電圧がバックボード53上の配線を経由してプラグインユニットPU1〜PUnに供給された場合、バックボード53上の電圧ロスとプラグインユニット自体が消費する電流により、プラグインユニットPU1〜PUnの実装ポイントにおける供給電圧VPUは、図8に示すようにA(V)に相当する分降下する。
のため、複数のプラグインユニットPU1〜PUnがバックボード53に実装されると、電源供給線531,532に並列に接続されたプラグインユニットPU1〜PUnへの電圧は、図8に示すようにプラグインユニットの実装個数が1個増すごとにA(V)ずつ順次降下し、したがってその電圧降下は、プラグインユニットの実装数の増加に伴って増大する。
そのため、プラグインユニットPU1〜PUnに供給される電圧VPU低下し、プラグインユニットPU1〜PUnが誤動作する課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的はプラグインユニットの実装による電圧降下を補償し、各プラグインユニットに正常な電圧の電源を供給することができる電源装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明は、複数のプラグインユニット実装するための複数のコネクタを備えたバックボードに装備され、該コネクタを介して該バックボードに実装されたプラグインユニットに対して電圧を供給する電源装置において、電圧を出力する電源回路、補償電圧を出力する補償電圧出力回路と、前記電源回路の出力電圧と前記補償電圧出力回路の出力電圧との合計電圧を前記バックボードに実装されたプラグインユニットに供給する電源供給線と、前記複数のコネクタの各々に対応して設けられ、対応するコネクタを介してプラグインユニットが実装されたときに検出信号を送出する複数の実装検出回路とを備え、前記補償電圧出力回路は、前記複数の実装検出回路から供給される検出信号により制御されて、前記バックボードに実装されたプラグインユニットの個数に応じた補償電圧を出力することを特徴とする。
【0006】
したがって、本発明の電源装置では、補償電圧出力回路の出力電圧、電源回路の出力電圧の降下分を補償するから、各プラグインユニットに供給される直流電源を定電圧に補償することができ、各プラグインユニットを正常に動作させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の電源装置を装備した、プラグインユニット式シェルフ付きバックボードへのプラグインユニットの実装状態を示す概略構成図である。
この図1において、プラグインユニットPU1〜PUnを収容するシェルフ8の背面には、電気回路の配線がなされた(電源供給線,電圧制御線を含む)バックボード5が取り付けられている。バックボード5には、シェルフ8に挿着されるプラグインユニットPU1〜PUnに設けられたコネクタ9が接続されるコネクタ10がプラグインユニットごと設けられており、従って、バックボード5は、複数のプラグインユニットを実装するため の複数のコネクタ10を備えている。
【0008】
プラグインユニットPU1〜PUnは、シェルフ8に挿着することで、そのコネクタ9がバックボード5のコネクタ10接続され、このコネクタ9、10を通して電源、信号が供給され、信号を出力することができるように構成されている。
【0009】
図2は、本発明に係る電源装置の実施の形態の基本構成を示すブロック図である。
この図2において電源装置1は、電源回路と、電圧補償手段4と、電源供給線5A、5Bとから構成する。
【0010】
プラグインユニット方式では、シェルフに取り付けられたバックボード5に実装されたバックボード5のコネクタ10と、プラグインユニットPU1〜PUnに設けたコネクタ9を接続させることにより大規模な回路が構成される。
【0011】
バックボード5にはプラグインユニットPU1〜PUnが実装され、各プラグインユニットPU1〜PUnには、バックボード5上に配線された電源供給線5A(5V)と電源供給線5B(GND)及びコネクタ9,10を介して、電源装置1から定電圧(5V)の直流電源が供給される。
また、各プラグインユニットPU1〜PUn、バックボード5に実装されると、それをぞれLレベル(GND)の制御信号を出力し、この制御信号は図示省略の電圧制御線を介して電圧補償手段4に供給される。
【0012】
電源回路3は、その一次側に接続した電源供給線31より供給された任意の電圧(例えば、−48V)の電源を公称5Vの電圧に変換し、この定電圧はバックボード5上に配線された電源供給線5A,5Bに出力される。
【0013】
電圧補償手段4は、プラグインユニットPU1〜PUnがバックボード5に実装された時、電圧制御線を介して供給されるLレベル(GND)の制御信号に基づいて電源回路3の出力電圧に加算する補償電圧(VH)を出力し、これによって、プラグインユニットPU1〜PUnが消費する電流の増大による、バックボード5上の配線の電圧降下分と電源回路3の出力電圧の電圧降下分を補い、プラグインユニットPU1〜PUnへ供給される直流電源の電圧を補償する。
【0014】
図3は、本発明に係る電圧補償手段の実施の形態を示す要部のブロック図である。この図3において、電圧補償手段4は、補償電圧出力回路6と、実装検出手段7を備える。
補償電圧出力回路6は、実装検出手段7で検出された検出信号JCkに基づいて電源回路3の出力電圧(公称5V)に加算する補償電圧VHを出力し、接地電位(GND)を基準として電源装置1からそれらを合計した直流電圧VCを電源供給線5A(5V)と電源供給線5B(GND)に出力する。
【0015】
実装検出手段7は、任意のプラグインユニットPUkが電源供給線5A(5V)と電源供給線(GND)に実装された時に、プラグインユニットPUkから供給される制御信号JDk(Lレベル:GND電位)によりプラグインユニットPUkが実装されたことを検出し、検出信号JCkを補償電圧出力回路6に供給する。
【0016】
プラグインユニットPUkが、電源供給線5A(5V)と電源供給線5B(GND)に実装されない場合には、プラグインユニットPUkから制御信号JDk(Lレベル:GND電位)が出力されず、実装検出手段7から検出信号JCkが供給されないため、補償電圧出力回路6は、出力を短絡(ショート)しており、電源回路の出力電圧がそのまま電源供給線5A(5V)と電源供給線5B(GND)に出力される。
【0017】
プラグインユニットPUkが、バックボード5のコネクタを介して電源供給線5A(5V)と電源供給線5B(GND)に実装された場合には、プラグインユニットPUkから制御信号JDk(Lレベル:GND電位)が出力され、実装検出手段7から検出信号JCkが供給されるため、補償電圧出力回路の出力電圧が、補償電圧VHを電源回路3の出力電圧(公称5V)に加算されその合計電圧が電源供給線5A(5V)と電源供給線5B(GND)に出力される。
【0018】
図4は、本発明に係る補償電圧出力回路6の一実施の形態を示す要部のブロック図である。この図4において、補償電圧出力回路6は、プラグインユニットPU1〜PUnを実装する複数のコネクタ10(図1)の各々に対応して設けられ、互いに直列接続された複数の定電圧素子Z1〜Znと、それら複数のコネクタ10の各々に対応して設けられ、対応する定電圧素子Z1〜Zn並列接続された複数のスイッチング素子SW1〜SWnとを備える。
定電圧素子Z1〜Znは、それぞれ任意の補償電圧VH1〜VHnを発生する。
なお、補償電圧VH1〜VHnは、プラグインユニットPU1〜PUnが実装された時に、プラグインユニットPU1〜PUnが消費する電流の増加による、バックボード5上の配線の電圧降下分及び電源回路3の出力電圧の電圧降下分と同じ値に設定される。
【0019】
例えば、任意のプラグインユニットPUkが実装された時に発生する、プラグインユニット自体が消費する電流の増加分による電源回路3の出力電圧の電圧降下分をVKとすると、補償電圧VH=VKに設定することにより、電源供給線5A(5V)と電源供給線5B(GND)からプラグインユニットPUkに供給される電源の電圧は5Vに保たれる。
【0020】
スイッチング素子SW1〜SWnは、FET等の電子スイッチ、リレー接点等のノーマルブレーク(オフ)構成のスイッチで構成され、プラグインユニットPU1〜PUnが実装されない時にはメーク(オン:実線表示)状態を形成し、プラグインユニットPU1〜PUnが実装された時にはブレーク(オフ:破線表示)状態を形成する。
【0021】
したがって、補償電圧出力回路6は、プラグインユニットPU1〜PUnが1つも実装されていない時には、補償電圧VH=0となって接地電位(GND)を出力する。
一方、補償電圧出力回路6は、プラグインユニットPU1〜PUnが全て実装されている時には、補償電圧VH1〜VHnを合計した補償電圧VH(=VH1+…+VHk+…+VHn)を出力し、したがって、バックボードに実装されたプラグインユニットの個数に応じた補償電圧を出力する。
【0022】
【0023】
このように、本発明に係る電源装置1は、実装されたプラグインユニットPU1〜PUnが電流を消費することによる、バックボード5上の配線の電圧降下分と電源回路3の出力電圧の電圧降下分を補償する電圧補償手段4を備えているので、それら電圧降下を補償してそれぞれのプラグインユニットPU1〜PUnに供給する直流電源を定電圧(5V)に補償することができ、各プラグインユニットPU1〜PUnを正常に動作させることができる。
【0024】
また、本発明に係る電圧補償手段4は、プラグインユニットPU1〜PUnが実装されたことを検出する実装検出手段7と、実装検出手段7で検出された検出信号に基づいて電源回路3の出力電圧に加算する補償電圧VHを出力する補償電圧出力回路6とを備えているので、プラグインユニットPU1〜PUnを実装することによる電源回路3の出力電圧の電圧降下と同じ補償電圧VHを加算することができ、プラグインユニットPU1〜PUnに供給する直流電源を定電圧(5V)に補償することができる。
【0025】
さらに、本発明に係る補償電圧出力回路6は、プラグインユニットPU1〜PUnを実装する複数のコネクタの各々に対応して設けられ、互いに直列接続された複数の定電圧素子Z1〜Znと、それら複数のコネクタの各々に対応して設けられ、対応する定電圧素子Z1〜Zn並列接続された複数のスイッチング素子SW1〜SWnとを備える構成にしたので、実装されるプラグインユニットの数に対応した電圧降下を正確に補償することができる。
【0026】
図5はこの発明に係る電源装置の一実施例回路図である。
この図5において、電源装置は、電源回路3、補償電圧出力回路それに実装検出手段7を備え、実装検出手段7は、プラグインユニットPU1〜PUnが実装される複数のコネクタ10(図1)の各々に対応した複数の実装検出回路13から成る。
なお、本実施例は、1個のプラグインユニットが電流を消費することによる、バックボード5上の配線の電圧降下分と電源回路3の出力電圧の電圧降下分との合計が1個のダイオードの順方向電圧VF(およそ、0.6V)に等しい場合に、補償電圧出力回路のダイオードD1〜Dnの順方向合計電圧(n×VF)で補償するものである。
【0027】
補償電圧出力回路は、電源回路3の出力電圧(公称5V)のマイナス側に直列接続した複数のダイオードD1〜Dnと、ダイオードD1〜Dnに並列接続した複数のリレー接点C1〜Cnとで構成する。複数のダイオードD1〜Dnは、プラグインユニットが実装される複数のコネクタの各々に対応している。
実装検出回路13は、直流電源5Vと接地(GND)間にそれぞれ抵抗器RとリレーのコイルL1〜Lnを直列に接続し、抵抗器RとコイルL1〜Lnの接続点に、対応するプラグインユニットPU1〜PUnからの電圧制御線を接続する。
【0028】
実装検出回路13と補償電圧出力回路の動作をプラグインユニットPUkの実装時について説明する。
まず、プラグインユニットPUkが未実装時には、プラグインユニットが実装されていないコネクタの電圧制御線は浮いた状態にあるので、そのコネクタに対応した実装検出回路13のコイルLkにコイル電流が流れてリレーRLkが動作状態にある
リレーRLkはノーマルブレーク接点構成であるため、リレーRLkが動作状態にあるときそのリレー接点Ckはメーク状態にありそれに対応したダイオードDkはリレー接点Ckにより短絡(シャント)状態にある。
【0029】
この状態からプラグインユニットPUkが実装されると、電圧制御線にLレベル(GND電位)が発生するので、そのプラグインユニットが実装されたコネクタに対応した実装検出回路13のリレーRLkのコイルLkの両端が短絡(シャント)されてリレーRLkが不動作状態になる。リレーRLkが不動作になることにより、プラグインユニットPUkの実装を検出する。
リレーRLkが不動作状態になると、そのリレー接点Ckがブレーク状態となり、それに対応したダイオードDkの順方向電圧VFが補償電圧として発生する。
この結果、電源回路3の出力電圧(公称5V)に補償電圧VFが加算され電圧VC 出力され、プラグインユニットPUkが実装されたことによる電圧降下(=VF)を補償してプラグインユニットPUkに5Vの電源VPUが供給される。
【0030】
同様に、プラグインユニットPU1〜PUnが実装された時にも、ダイオードD1〜Dnの補償電圧(n×VF)が発生し、電圧降下(=n×VF)を補償してプラグインユニットPU1〜PUnのそれぞれに5Vの電源VPUが供給される。
【0031】
【0032】
【0033】
このように、本発明に係る定電圧素子は、ダイオードD1〜Dnで構成するとともに、スイッチング素子は、リレー接点C1〜Cnで構成するので、実装される複数のプラグインユニットPU1〜PUnによる電圧降下がダイオードの順方向電圧(およそ0.6V)と同じ場合には、簡単な構成で電圧降下を補償することができる。
【0034】
なお、本実施の形態では、補償電圧を5Vの−側に重畳する場合について説明したが、補償電圧を5Vの+側に重畳するように構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る電源装置は、プラグインユニットが電流を消費することによる電圧降下分を補償する電圧補償手段を設けたので、の電圧降下を補償してそれぞれのプラグインユニットに供給する直流電源を定電圧に保つことができ、各プラグインユニットを正常に動作させることができる。
【0036】
また、本発明に係る電圧補償手段は、プラグインユニットが実装されたことを検出する実装検出手段と、実装検出手段で検出された検出信号に基づいて電源回路の出力電圧に補償電圧を重畳する補償電圧出力回路とを備えたので、プラグインユニット実装時のバックボード上の配線の電圧降下分と電源回路の出力電圧の電圧降下分との合計に等しい補償電圧を加算することができ、プラグインユニットに供給する直流電源を定電圧に補償することができる。
【0037】
さらに、本発明に係る補償電圧出力回路は、実装されるプラグインユニットの数に対応して直列接続された定電圧素子と、各定電圧素子と並列接続されたスイッチング素子とを備えたので、実装されるプラグインユニットの数に対応した電圧降下を正確に補償することができる。
【0038】
また、本発明に係る定電圧素子はダイオードで構成され、スイッチング素子はリレー接点で構成されるので、実装される複数のプラグインユニットによる電圧降下がダイオードの順方向電圧(およそ0.6V)と同じ場合には、簡単な構成で電圧降下を補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置を装備した、プラグインユニット式シェルフ付きバックボードへのプラグインユニットの実装状態を示す概略構成図。
【図2】本発明に係る電源装置の実施の形態を示す基本ブロック図。
【図3】本発明に係る電圧補償手段の実施の形態を示す要部のブロック図。
【図4】本発明に係る補償電圧出力回路の一実施の形態を示す要部のブロック図。
【図5】本発明に係る電源装置の一実施例を示す回路図。
【図】従来の電源装置のブロック図。
【図】従来の電源ユニットのブロック図。
【図】従来の電源装置のプラグインユニットPU1〜PUnが実装された時の電圧変換手段の出力電圧VC特性図。
【図】従来の電源装置のプラグインユニットPU1〜PUnが実装された時の電源VPUの特性図。
【符号の説明】
……電源装置、3……電源回路、4……電圧補償手段、5……バックボード、6……補償電圧出力回路、7……実装検出手段、13……実装検出回路、PU1〜PUn……プラグインユニット、Z1〜Zn……定電圧素子、SW1〜SWn……スイッチング素子、L1〜Ln……リレーコイル、C1〜Cn……リレー接点。

Claims (2)

  1. 複数のプラグインユニット実装するための複数のコネクタを備えたバックボードに装備され、該コネクタを介して該バックボードに実装されたプラグインユニットに対して電圧を供給する電源装置において、
    電圧を出力する電源回路と、
    補償電圧を出力する補償電圧出力回路と、
    前記電源回路の出力電圧と前記補償電圧出力回路の出力電圧との合計電圧を前記バックボードに実装されたプラグインユニットに供給する電源供給線と、
    前記複数のコネクタの各々に対応して設けられ、対応するコネクタを介してプラグインユニットが実装されたときに検出信号を送出する複数の実装検出回路とを備え、
    前記補償電圧出力回路は、前記複数の実装検出回路から供給される検出信号により制御されて、前記バックボードに実装されたプラグインユニットの個数に応じた補償電圧を出力する、
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記補償電圧出力回路は、
    前記複数のコネクタの各々に対応して設けられ、互いに直列に接続された複数の定電圧素子と、
    前記複数のコネクタの各々に対応して設けられ、対応する前記定電圧素子に並列に接続されており、対応する前記実装検出回路から供給される検出信号により制御されるスイッチング素子とを備え、
    前記複数のコネクタのうちの特定のコネクタを介してプラグインユニットが実装されていないときには、当該コネクタに対応した実装検出回路が送出する検出信号により制御される当該コネクタに対応したスイッチング素子が導通状態とされており、そのため、当該コネクタに対応した定電圧が素子の両端子が短絡されており、
    前記複数のコネクタのうちの特定のコネクタを介してプラグインユニットが実装されているときには、当該コネクタに対応した実装検出回路が送出する検出信号により制御される当該コネクタに対応したスイッチング素子が非導通状態とされており、そのため、当該コネクタに対応した定電圧が素子の両端子間に所定の電圧が発生している、
    ことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
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