JP3582295B2 - キャブオーバ型車両のアクセルケーブル配索構造 - Google Patents

キャブオーバ型車両のアクセルケーブル配索構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はキャブオーバ型車両のアクセルケーブル配索構造に係り、特にアクセルケーブルを配索する際に、スロットルボディの空気吸入口を車両の前後方向に指向させてエンジン上部に配設した後に、スロットルボディから車両のフロント側に指向されるアクセルケーブルを配索し、従来のものに比し、アクセルケーブルの長さを短縮してアクセルペダルのペダル踏力を軽減し得るとともに、コストを低減し得て、しかも重量をも低減し得るキャブオーバ型車両のアクセルケーブル配索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、用途に応じて乗用車や軽トラック、ワゴン、バン等の多数の種類がある。そして、各種の車両は、夫々特有の構成を有している。例えば軽トラックのキャブオーバ型車両もその一例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のキャブオーバ型車両のアクセルケーブル配索構造においては、図4及び図5に示す如く、キャブオーバ型車両102のキャビン104下方に縦置き状態にエンジン110を搭載するとともに、このエンジン110上部にスロットルボディ128(スロットルボディの代わりに、キャブレタを配設する場合もある)を配設する。
【0004】
そして、エンジン110上部にスロットルボディ128を配設した際に、スロットルボディ128の図示しない空気吸入口を車両102の右側に指向させて配置し、このスロットルボディ128からアクセルケーブル132を車両102の右側方向に引き出していた。
【0005】
このとき、アクセルケーブル132は、図4に示す如く、車両102の右側部位から前方に曲げられ、車体フレーム162に沿ってサスペンション164近傍まで配索され、このサスペンション164との干渉を回避するために、車両102の左側方向に曲げられ、車両102の略中央部位に至る。
【0006】
また、車両102の略中央部位に至ったアクセルケーブル132は、車両102の前方に指向すべく曲げられ、車両102の前部に達した際に、今度は車両102の右側に指向すべく曲げられ、車両102の右前部にあるアクセルペダル140に接続されている。
【0007】
しかし、上述の如くアクセルケーブルを配索すると、このアクセルケーブルが上下方向だけでなく、左右方向にも大きく蛇行することにより、アクセルケーブルの長さが大となるとともに、アクセルケーブルを曲げる回数が多くなることにより、効率が悪化し、アクセルペダルのペダル踏力が重くなるという不都合がある。
【0008】
また、前記アクセルケーブルがエンジンのクランクシャフトから離間した位置を通過することにより、エンジン振動による他の部品との干渉や車体への振動伝達が大となり、実用上不利であるという不都合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、縦置きエンジンを搭載するとともに、このエンジン上部にサージタンクとスロットルボディとを有するキャブオーバ型車両において、前記サージタンクとスロットルボディとを車両の前後方向に並べて配設し、前記スロットルボディの空気吸入口を車両の前後方向に指向させて設け、前記スロットルボディから車両のフロント側に指向されるアクセルケーブルをエンジンの上方でエンジンと重なるように配設されたセンタメンバとこのセンタメンバに連結されるフロントパネルとに沿って配索する構成としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
上述の如く発明したことにより、アクセルケーブルを配索する際には、スロットルボディの空気吸入口を車両の前後方向に指向させてエンジン上部に配設した後に、スロットルボディから車両のフロント側に指向されるアクセルケーブルを配索し、従来のものに比し、アクセルケーブルの長さを短縮してアクセルペダルのペダル踏力を軽減するとともに、コストを低減し、しかも重量をも低減している。
【0011】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0012】
図1〜図3はこの発明の実施例を示すものである。図1及び図2において、2はキャブオーバ型車両、4はキャビン、6は荷台、8はエンジンルーム、10は縦置きエンジンである。
【0013】
前記車両2は、キャビンバックパネル12によってキャビン4と荷台6とを区画し、エンジンルームフロントパネル14とこのエンジンルームフロントパネル14に一端が接続し且つ他端が前記キャビンバックパネル12に接続する車体フレームであるセンタメンバ(単に「フロントパネル」ともいう。)16とによってキャビン4とエンジンルーム8とを区画している。
【0014】
そして、キャビン4において、前側にインパネ18及びフロントパネルアウタ20を配設し、前記センタメンバ16上部にシート22を設け、後側にはシートバック24とヘッドレスト26とを設けている。
【0015】
つまり、前記キャビンバックパネル12とエンジンルームフロントパネル14との夫々の両端同士は、図示しないフロントホイールリヤロッカにより接続されており、全体として2つの開口、すなわち「日」字形状の開口部(図示せず)が形成されることとなり、この開口部は前記シート22によって夫々閉塞されるものである。
【0016】
また、前記エンジン10は、図1に示す如く、センタメンバ16下方のエンジンルーム8内に縦置き状態に搭載され、このエンジン10上部には、スロットルボディ28が配設される。
【0017】
このとき、スロットルボディ28の空気吸入口30を前記車両2の前後方向、例えばリヤ側に指向させて前記エンジン10上部に配設するとともに、前記スロットルボディ28から車両2のフロント側に指向されるアクセルケーブル32を配索する構成とする。
【0018】
詳述すれば、前記アクセルケーブル32は、スロットルボディ28から車両2のフロント側に指向すべく配索される際に、エンジン10の上方でエンジン10と重なるように配設されたセンタメンバ16と、このセンタメンバ16に連結されるフロントパネルであるエンジンルームフロントパネル14とに沿って配索され、車両2のセンタメンバ16に固定される。
【0019】
すなわち、図3に示す如く、前記エンジン10上部の右側部位に、吸気マニホルド34のサージタンク34−1上流側が車両2の後方に指向すべく、例えば略90度に折曲したL字状のサージタンク34−1を配設し、このサージタンク34−1に空気吸入口30を車両2のリヤ側に指向すべく前記スロットルボディ28を配設する。
【0020】
そして、前記エンジン10上部において、スロットルボディ28の左側部位にスロットルレバー36を配設し、このスロットルレバー36にブラケット38を介して前記アクセルケーブル32の一端側を接続して設けるとともに、他端側を図示しないフロントパネルインナに取り付けられるアクセルペダル40に接続して設ける。
【0021】
前記アクセルケーブル36は、アクセルケーブル36の図示しない回動軸中心線が前記車両2の前後方向に対して直交する方向、つまり車両2の幅方向に対して平行となるように配設される。
【0022】
このとき、このアクセルケーブル32は、図2に示す如く、アクセルペダル40からフロントパネルインナに沿って下降し、図1に示す如く、車両2の中央部位に向かって水平状態に延び、図示しないフロントフロアパネルの下方を車両2の後方に向かう。そして、エンジンルームフロントパネル14に沿って上昇し、センタメンバ16下方且つセンタメンバ16の一側に偏倚して車両2の後方に向かい、前記スロットルボディ28のスロットルレバー36に至るべく配索される。
【0023】
上述の如く、前記アクセルケーブル32を配索する際に、アクセルケーブル32がセンタメンバ16下方且つセンタメンバ16の一側に偏倚してセンタメンバ16を通過するアクセルケーブル32の箇所を、センタメンバ16に固定するものである。
【0024】
なお符号42は、前記エンジン10のシリンダヘッド、44はエンジン10のオイルパン、46はデリバリパイプ、48はオルタネータ等の補機、50は冷却水配管である。
【0025】
次に作用について説明する。
【0026】
前記アクセルケーブル32を配索する際には、先ず、前記エンジン10上部の右側部位に、吸気マニホルド34のサージタンク34−1上流側が車両2の後方に指向すべく、サージタンク34−1を配設し、このサージタンク34−1に空気吸入口30を車両2のリヤ側に指向させて前記スロットルボディ28を配設する。
【0027】
そして、スロットルボディ28の左側部位に配設されるスロットルレバー36にブラケット38を介して前記アクセルケーブル32の一端側を接続するとともに、アクセルケーブル32の他端側を図示しないフロントパネルインナに取り付けられるアクセルペダル40に接続する。
【0028】
このときの前記アクセルケーブル32の配索状況を詳述すると、アクセルケーブル32は、図2に示す如く、アクセルペダル40からフロントパネルインナに沿って下降し、図1に示す如く、車両2の中央部位に向かって水平状態に延び、図示しないフロントフロアパネルの下方を車両2の後方に向かう。
【0029】
そして、エンジンルームフロントパネル14に沿って上昇し、センタメンバ16下方且つセンタメンバ16の一側に偏倚して車両2の後方に向かい、前記スロットルボディ28のスロットルレバー36に至る。
【0030】
また、前記アクセルケーブル32がセンタメンバ16下方且つセンタメンバ16の一側に偏倚して通過する際には、アクセルケーブル32のセンタメンバ16を通過する箇所がセンタメンバ16に固定される。
【0031】
これにより、従来のものに比し、前記アクセルケーブル32の長さを短縮することができ、アクセルペダル40のペダル踏力を軽減し得て、実用上有利である。
【0032】
また、前記アクセルケーブル32の長さの短縮によってコストを低減することができ、経済的に有利であるとともに、重量をも低減し得るものである。
【0033】
更に、前記アクセルケーブル32を、スロットルボディ28から車両2のフロント側に指向すべく配索する際に、アクセルケーブル32を車両2のセンタメンバ16に固定することにより、エンジン振動の伝達を防止し得るとともに、周辺部品との干渉をも防止し得て、実用上有利である。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如くこの発明によれば、縦置きエンジンを搭載するとともに、エンジン上部にサージタンクとスロットルボディとを有するキャブオーバ型車両において、サージタンクとスロットルボディとを車両の前後方向に並べて配設し、スロットルボディの空気吸入口を車両の前後方向に指向させて設け、スロットルボディから車両のフロント側に指向されるアクセルケーブルをエンジンの上方でエンジンと重なるように配設されたセンタメンバとこのセンタメンバに連結されるフロントパネルとに沿って配索する構成としたので、従来のものに比し、前記アクセルケーブルの長さを短縮することができ、アクセルペダルのペダル踏力を軽減し得て、実用上有利である。また、前記アクセルケーブルの長さの短縮によってコストを低減することができ、経済的に有利であるとともに、重量をも低減し得るものである。更に、前記アクセルケーブルを、スロットルボディから車両のフロント側に指向すべく配索する際に、エンジンの上方でエンジンと重なるように配設されたセンタメンバとこのセンタメンバに連結されるフロントパネルであるエンジンルームフロントパネルとに沿って配索し、アクセルケーブルを車両のセンタメンバに固定することにより、エンジン振動の伝達を防止し得るとともに、周辺部品との干渉をも防止し得て、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両の概略平面図である。
【図2】車両の概略右側面図である。
【図3】エンジンの平面図である。
【図4】この発明の従来の技術を示す車両の概略平面図である。
【図5】車両の概略左側面図である。
【符号の説明】
2 キャブオーバ型車両
4 キャビン
6 荷台
8 エンジンルーム
10 縦置きエンジン
16 センタメンバ
22 シート
24 シートバック
26 ヘッドレスト
28 スロットルボディ
30 空気吸入口
32 アクセルケーブル
34 吸気マニホルド
34−1 サージタンク
36 スロットルレバー
40 アクセルペダル
42 シリンダヘッド
44 オイルパン
46 デリバリパイプ
48 補機
50 冷却水配管

Claims (1)

  1. 縦置きエンジンを搭載するとともに、このエンジン上部にサージタンクとスロットルボディを有するキャブオーバ型車両において、前記サージタンクとスロットルボディとを車両の前後方向に並べて配設し、前記スロットルボディの空気吸入口を車両の前後方向に指向させて設け、前記スロットルボディから車両のフロント側に指向されるアクセルケーブルをエンジンの上方でエンジンと重なるように配設されたセンタメンバとこのセンタメンバに連結されるフロントパネルとに沿って配索する構成としたことを特徴とするキャブオーバ型車両のアクセルケーブル配索構造。
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