JP3581184B2

JP3581184B2 - Column formwork

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Publication number: JP3581184B2
Application number: JP03497695A
Authority: JP
Inventors: 健一小妻; 清介塩井; 篤彦佐古; 誠一金岡
Original assignee: Okumura Corp; Hory Corp
Current assignee: Okumura Corp; Hory Corp
Priority date: 1995-02-23
Filing date: 1995-02-23
Publication date: 2004-10-27
Anticipated expiration: 2019-10-27
Also published as: JPH08226230A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、ＲＣ(鉄筋コンクリート)壁付き柱を構築する際に使用する柱型枠体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、柱の側面に壁の一端が接続されたＲＣ壁付き柱を構築するための柱型枠体として図７に断面図を示すようなものがある。
この柱型枠体は以下のようにして設置される
【０００３】
すなわち、打設される柱のコンクリートの四方に直接接してコンクリートの荷重を受ける４枚のせき板１を柱位置に建て込み、各対向する２枚のせき板１,１間をセパレータ２,２,…によって所定の間隔に保持する。そして、せき板１の桟木３,３,…の周囲を４本の腹起こし４,４,…で水平方向に囲い、上記セパレータ２,２,…とフォームタイ(株式会社岡部の登録商標)５,５,…とで締め付けて固定している。
【０００４】
一般に、型枠の必要条件の一つとして、コンクリート打設時の荷重や振動に耐え、変形しないことが挙げられる。そこで、上記せき板１,桟木３および腹起こし４を締め付けるセパレータ２,２,…は均等に設置されるのが望ましい。その結果、セパレータ２,２,…は、せき板１,１,…によって囲われた空間に配設されている柱主筋６とその周囲に巻き付けられた柱フープ筋７,７,…との間を水平方向に貫通して配設されることになる。
【０００５】
尚、上記柱型枠体においては、立設されたせき板１,桟木３および腹起こし４によって形成された四角筒の一面に長手方向にスリットを設けている。そして、このスリットの両側縁から外側に向けて直角に壁用のせき板８,壁用の桟木９および壁用の腹起こし１０が形成される。
【０００６】
また、ＲＣ柱単体を構築するための柱型枠体として図８に示すようなものがある。
この柱柱型枠体は、柱位置に建て込まれた４枚のせき板１１の桟木１２,１２,…の外周を柱クランプ１３,１３,…でロ字状に囲って、柱クランプ１３,１３,…の四隅をネジ１４,１４,…で締め付けて固定している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の柱型枠体には以下のような問題がある。
すなわち、図７に示すＲＣ壁付き柱用の柱型枠体においては、４枚のせき板１,１…によって形成された空間内にはセパレータ２,２,…が挿通されている。したがって、予め、柱位置に柱主筋６及び柱フープ筋７を組み立てた後に、筒状に先組みされた柱型枠体を上方から降ろして柱型枠体内に柱鉄筋を挿嵌しようとすると、セパレータ２,２,…が邪魔になって作業が困難を極める。したがって、柱鉄筋および壁鉄筋の組み立てと柱型枠体の組み立てとを平行に実行して工期の短縮を図ることができないという問題がある。
【０００８】
さらに、立設されたせき板１,１,…内に多数のセパレータ２,２,…を組み込む際には、柱主筋６や柱フープ筋７の間を縫って挿入する必要があり、セパレータ２の取り付けに熟練技術を要するという問題もある。
【０００９】
また、図８に示すＲＣ柱単体用の柱型枠体においては、柱型枠体内にセパレータが無いために先組みした柱型枠体内に柱主筋や柱フープ筋を容易に挿通でき、柱鉄筋の組み立てと柱型枠体の組み立てを平行に実行できるという利点がある。
【００１０】
ところで、ＲＣ壁付き柱用の柱型枠体は柱に連設して壁が形成可能なように作成する必要があり、上記ＲＣ柱単体用の柱型枠体をそのままＲＣ壁付き柱用の柱型枠体としては使用できない。そこで、上記壁型枠体に貫通部を設けて、上記壁型枠体専用の支保工を取り付け/取り外し可能なようにしている。そして、上記専用の支保工を撤去した後に、上記壁型枠体専用の支保工の撤去によって壁にできた貫通孔にモルタルやコンクリートを充填する必要がある。
したがって、上記ＲＣ柱単体用の柱型枠体をＲＣ壁付き柱用の柱型枠体に転用した場合には上記壁型枠体に貫通部を設けたり壁の貫通孔を埋め戻したりする必要があり、作業が繁雑で手間が掛かるという問題がある。
【００１１】
そこで、この発明の目的は、ＲＣ壁付き柱を構築するに際して柱型枠体の先組みを可能にし、且つ、組み立て解体が容易なＲＣ壁付き柱用の柱型枠体を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に係る発明は、ＲＣ壁付き柱用の柱型枠体であって、側面に長手方向に延在するスリットを有する筒状の柱型枠と、上記柱型枠における上記スリットの両側縁から外方向に延在すると共に,壁型枠体の一端が接合される壁型枠接合部と、上記２つの壁型枠接合部の間を壁厚に相当する間隔に保持するセパレータと、上記筒状の柱型枠の外周面に沿って水平方向に配設されると共に,連結部材によって鎖状に連結された柱クランプと、上記鎖状に連結されて成る柱クランプ連鎖における両端の柱クランプを上記壁型枠接合部を介して上記セパレータの両端に接続すると共に,上記柱型枠体を緊結固定する接続部材を備えて、上記柱クランプ連鎖における両端の柱クランプは、当該柱クランプの軸方向に延在して設けられると共に , 上記連結部材が上記軸方向にスライド可能に挿通される貫通溝と、上記セパレータとの接続側とは反対側の先端部に設けられると共に , 上記軸方向にスライドして上記連結されている相手の柱クランプを押し付けるスライド締結具を有していることを特徴としている。
【００１３】
また、請求項２に係る発明は、請求項１に係る発明の柱型枠体において、上記柱型枠は四角筒を成しており、上記柱クランプ連鎖における両端以外の各柱クランプを鎖状に連結する連結部材は,各柱クランプを連結点が軸方向にスライド自在に連結すると共に、上記柱クランプ連鎖における両端以外の各柱クランプの端部に設けられると共に,上記軸方向にスライドして上記連結されている相手の柱クランプを押し付けることによって上記柱型枠を緊結するスライド緊結具を備えたことを特徴としている。
【００１４】
また、請求項３に係る発明は、請求項１あるいは請求項２に係る発明の柱型枠体において、上記柱型枠のスリットは、上記側面に複数設けられていることを特徴としている。
【００１５】
また、請求項４に係る発明は、請求項１あるいは請求項２に係る発明の柱型枠体において、上記柱型枠の側面に設けられたスリットは２種類の異なる幅を有しており、上記壁型枠接合部は,上記スリットにおける２種類の異なる幅のうち狭い方の幅の箇所に設けられると共に、上記スリットにおける広い方の幅の箇所の両側縁から外方向に延在して梁型枠体の一端が接合される梁型枠接合部を備えたことを特徴としている。
【００１６】
【作用】
請求項１に係る発明では、側面に長手方向に延在するスリットを有する筒状体を形成するように柱型枠体が立設される。さらに、上記柱型枠における上記スリットの両側縁から外方向に延在して、壁型枠体の一端が接合される壁型枠接合部が立設される。そして、上記立設された２つの壁型枠接合部の間がセパレータによって壁厚に相当する間隔に保持される。次に、上記筒状の柱型枠の外周面に沿って水平方向に柱クランプが配設されて、連結部材によって鎖状に連結される。そして、上記柱クランプ連鎖における両端の柱クランプが、上記壁型枠接合部を介して接続部材によって上記セパレータの両端に接続される。その結果、上記柱型枠が、上記柱クランプによって、目的とする柱断面の寸法に適合するように締結固定される。
こうして、上記筒状体を成す柱型枠をセパレータによって内側から所定間隔に保持することなく、柱クランプによって外周から所定の寸法に固定される。
【００１７】
さらに、上記柱クランプ連鎖における両端の柱クランプにおける上記連結部材からの長さが、上記スライド締結具で連結相手の柱クランプを押し付けて、連結部材を貫通溝に沿って軸方向にスライドさせることによって変更される。
【００１８】
その結果、先組みされた柱型枠体の内部にはセパレータのような邪魔物が一切なく、柱位置に立設された柱鉄筋を容易に挿通できる。
【００１９】
また、請求項２に係る発明では、四角筒を成す柱型枠の外周に上記四角筒の各面に沿って柱クランプが配設され、連結部材によって、鎖状に且つ各連結点が軸方向にスライド自在に各柱クランプが連結される。そして、上記各柱クランプの端部に設けられたスライド緊結具が上記軸方向にスライドされて上記連結されている相手の柱クランプが押し付けられ、上記柱型枠が緊結される。
こうして、上記四角筒を成す柱型枠をセパレータによって内側から所定間隔に保持することなく、柱クランプによって外周から所定の寸法に固定される。
【００２０】
また、請求項３に係る発明では、上記柱型枠の側面に複数設けられたスリットにおける両側縁に壁型枠接合部が立設される。こうして複数の壁型枠接合部が形成されたＲＣ壁付き柱用の柱型枠が、セパレータと柱クランプと接続部材によって外側から固定される。
【００２１】
また、請求項４に係る発明では、上記柱型枠の側面に設けられたスリットにおける２種類の異なる幅のうち狭い方の幅の両側縁に、上記壁型枠接合部が立設される。さらに、上記スリットにおける広い方の幅の両側縁には、外方向に延在して、梁型枠体の一端が接合される梁型枠接合部が設置される。そして、上記壁型枠接合部および梁型枠接合部が形成されたＲＣ壁付き柱用の柱型枠が、セパレータと柱クランプと接続部材によって外側から固定される。
【００２２】
【実施例】
以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
図１は本実施例の柱型枠体の横断面図であり、図２は側面図であり、図３は正面図である。以下、図１〜図３に従って本実施例における柱型枠体２０について説明する。
【００２３】
図１〜図３において、２１は柱の３方の側面を型取る第１柱型枠であり、２２は柱の残りの側面を型取る第２柱型枠である。３枚の第１柱型枠２１が四角筒の３面を成して立設され、上記四角筒の他の１面には２枚の第２柱型枠２２,２２が壁の厚みに相当する所定の間隔を空けて並んで立設される。そして、この２枚の第２柱型枠２２,２２の夫々における対向する側縁にはＬ字断面を有する壁型枠接合部２３の一面の側縁が当接されて、２つの壁型枠接合部２３,２３が上記一面を対向させて立設される。
尚、上記立設している２枚の壁型枠体接合部２３,２３には壁型枠体が接合される。
【００２４】
本実施例における柱型枠は四角筒を成しているが、この発明はこれに限定されるものではなく、断面形状が円や多角形の筒状体であっても構わない。また、壁型枠接合部２３は、Ｌ字断面の形状に限定されるものではなく、単なる板状であっても構わない。
【００２５】
上記第１柱型枠２１および第２柱型枠２２は、夫々の桟部材２４を介して第１柱クランプ２５,第２柱クランプ２６および第３柱クランプ２７の３種類の柱クランプによって、周囲から位置決め緊結される。
【００２６】
上記第１柱クランプ２５は、その一端部２５aにはネジによって軸方向にスライドするスライド緊結具２８を有する一方、他端部２５bには第３柱クランプ２７が挿通される挿通孔を有している。
上記第２柱クランプ２６は、その両端部２６a,２６bには第１柱クランプ２５が挿通される挿通孔を有すると共に、ネジによって軸方向にスライドして上記挿通孔に挿通された第１柱クランプ２５を押し付けるスライド緊結具２９,２９を有する。
上記第３柱クランプ２７はＴ字形を成し、その先端部２７bにはネジによって軸方向にスライドするスライド緊結具３０を有する。また、頭部２７aは壁型枠接合部２３の上記一面に当接する。
【００２７】
上記第１柱型枠２１,第２柱型枠２２,第１柱クランプ２５,第２柱クランプ２６および第３柱クランプ２７によって概略構成される柱型枠体２０は、次のように先組みされる。
すなわち、先ず、１枚の第１柱型枠２１を立設し、この第１柱型枠２１の両側縁の夫々に他の第１柱型枠２１の一側部の内面を当接させて互いの角度が直角を成すように立設する。こうして、四角筒の３面を形成する。そして、対向して立設されている２枚の第１柱型枠２１,２１の他側縁の夫々に、第２柱型枠２２の側部の内面を当接させて上記所定の間隔を空けて立設して、上記四角筒を形成するのである。
【００２８】
次に、立設された上記２枚の第２柱型枠２２,２２夫々の対向する側縁に、壁型枠接合部２３をその上記一面の側縁を当接させて立設し、第２柱型枠２２,２２と壁型枠接合部２３とを結合固定する。その際に、２枚の壁型枠接合部２３,２３における上記一面同士を対向させて、２本のセパレータ３６,３６によって上記所定の間隔に保持しておく。
尚、上記セパレータ３６は１本でもよい。しかしながら、本実施例のごとく平行して２本設けることによって、コンクリート打設時に、コンクリート側圧によって第２柱型枠２２,２２が外側への孕むのを確実に防止できるのである。その際に、２本のセパレータ３６,３６の配列方向は垂直方向であっても何ら差し支えない。
【００２９】
次に、上記壁型枠接合部２３,２３の夫々における上記一面に第３柱クランプ２７の頭部２７aを外側から当接させて、上記接続部材としてのフォームタイによって、壁型枠接合部２３を介してセパレータ３６と接続する。こうして、第３柱クランプ２７,２７を第２柱型枠２２,２２に沿って水平方向に配設する。そして、２本の第１柱クランプ２５,２５の夫々における上記他端部２５bの挿通孔に第３柱クランプ２７の先端部２７bを挿通し、両柱クランプ２５,２７をピン３１で連結する。
尚、上記フォームタイによって第３柱クランプ２７の頭部２７aが接続されるセパレータ３６は、平行に配設された２本のセパレータ３６,３６のうち少なくとも一方の側でよい。
【００３０】
さらに、上記第２柱クランプ２６を第１柱型枠２１の桟部材２４に沿って水平に配設し、この第２柱クランプ２６の両端部２６a,２６bの夫々に設けられた貫通孔に第１柱クランプ２５における上記一端部２５aを挿通し、両柱クランプ２５,２６をピン３２で連結する。
【００３１】
その際に、上記ピン３１は、第３柱クランプ２７に軸方向に設けられた溝３３内をスライド可能になっている。同様に、ピン３２は、第１,第２柱クランプ２５,２６に軸方向に設けられた溝３４,３５内をスライド可能になっている。
そして、上記第２柱クランプ２６に設けられているスライド緊結具２９,２９は、軸方向にスライドして第１柱クランプ２５,２５を軸方向に押し付ける。また、第１柱クランプ２５,２５に設けられているスライド緊結具２８,２８は、軸方向にスライドしてピン３２,３２を介して第２柱クランプ２６を軸方向に押し付ける。同様に、第３柱クランプ２７,２７に設けられているスライド緊結具３０,３０はピン３１,３１を介して第１柱クランプ２５,２５を軸方向に押し付ける。
したがって、上記各スライド緊結具２８,２９,３０を操作することによって第１,第２柱クランプ２５,２６が内側に押し付けられて、各柱型枠２１,２２が緊結されるのである。
【００３２】
その際に、上述のように、上記２枚の第２柱型枠２２,２２の夫々における外側の側部の内壁が隣接する第１柱型枠２１の上記他側縁に当接し、対向している２枚の第１柱型枠２１,２１の夫々における上記一側部の内壁が隣接する第１柱型枠２１の側縁に当接している。したがって、第２柱型枠２２によって隣接する第１柱型枠２１が固定され、更にこの第１柱型枠２１によって隣接する他の第１柱型枠２１が固定される。
すなわち、本実施例においては、第７図に示す従来の柱型枠体のように、内部からセパレータによって各柱型枠を所定の間隔に保持することなく、各柱クランプ２５,２６,２７のみによって外側からクレーン等に吊り上げ可能なように強固に柱型枠２１,２２が緊結されるのである。
【００３３】
こうして、図２および図３に示すように、上記柱型枠２１,２２によって形成される四角筒の延在方向における数箇所を上述のように第１,第２,第３柱クランプ２５,２６,２７で位置決め固定して柱型枠体２０が先組みされる。
【００３４】
尚、図３に示すように、上記柱型枠体２０の上部における第２柱型枠２２の延長上には第３柱型枠３７,３７および梁型枠接合部３８,３８が設けられている。この第３柱型枠３７および梁型枠接合部３８は、梁型枠体(図示せず)との接合を可能にする柱型枠および接合部であり、基本的には壁型枠体との接合を行う第２柱型枠２２および壁型枠接合部２３と同じ構造を有する。但し、立設された２枚の第３柱型枠３７,３７間および梁型枠接合部３８,３８間の間隔は梁の幅に応じた間隔になるように設定される。
【００３５】
上述のようにして先組みされた柱型枠体２０は、図４および図５に示すような手順によって建て込まれる。
先ず、図４(a)に示すように、先組みされた柱鉄筋４１が吊り上げられ、その柱主筋の下端部が立上り部４２の柱主筋にカップラー等によって接合されて接合部にフープ筋が巻き付けられる。こうして、柱主筋４１が柱位置に立設される。次に、図４(b)に示すように、先組みされた柱型枠体２０が吊り上げられ、柱鉄筋４１が柱型枠体２０の内部に挿通されるように建て込まれる。
その際に、上述のように先組みされた柱型枠体２０の内部にはセパレータが存在しないので、柱型枠体２０の建て入れ作業は非常に容易なのである。
【００３６】
次に、図５(c)に示すように、別に先組みされた壁型枠４３が吊り込まれてレベル調整が行われ、柱型枠体２０の一方の壁型枠接合部２３と壁型枠４３の柱型枠接合部(図示せず)とが接合/固定される。
次に、図５(d)に示すように、別に先組みされた壁メッシュ筋４４が壁型枠４３の内側に吊り込まれて固定される。
次に、図５(e)に示すように、別に先組みされた壁返し型枠４５が吊り込まれてレベル調整が行われ、柱型枠体２０の他方の壁型枠接合部２３と壁返し型枠４５の柱型枠接合部(図示せず)とが接合固定される。
【００３７】
こうして、別々に先組みされた柱鉄筋４１と柱型枠体２０と壁型枠４３と壁メッシュ筋４４と壁返し型枠４５とが一体に建て込まれるのである。
【００３８】
上述のように、本実施例におけるＲＣ壁付き柱用の柱型枠体２０は、四角筒を形成する柱型枠２１,２２の外周を柱クランプ２５,２６,２７で囲い、個々の柱クランプ２５,２６,２７のスライド緊結具２８,２９,３０によって外側から支保するように構成している。そのために、柱型枠内にこの柱型枠を所定間隔に保持するためのセパレータを設ける必要がなく、先組みされた柱型枠体２０内に先組みされた柱鉄筋４１を容易に挿通できる。
したがって、本実施例によれば、ＲＣ壁付き柱用の柱型枠体２０の組立を柱鉄筋４１の組立に並行あるいは先行でき、柱型枠体２０および壁型枠体の施工工期を短縮できる。さらに、上述のように、取り付けが困難なセパレータを必要となしないので、柱型枠体２０の組立が非常に容易である。
【００３９】
また、上記四角筒の一面は２枚の第２柱型枠２２,２２でスリットを設けて構成される。そして、この第２柱型枠２２,２２の対向する側縁の位置には、壁型枠体が接合される壁型枠接合部２３,２３を立設させて、セパレータ３６,３６の少なくとも一方と第３柱クランプ２７の頭部２７aとをフォームタイで接続固定している。したがって、壁型枠体は特別の支保工を用いることなく柱型枠体２０に壁型枠接合部２３を介して取り付けることができるのである。
つまり、本実施例によれば、上記壁型枠体に支保工取り付け用の貫通孔を設けたり、コンクリート打設後に壁の貫通孔に充填材を充填したりする必要がなく、ＲＣ壁の施工が容易になる。
【００４０】
さらに、上記セパレータ３６によって所定間隔に保持される２枚の壁型枠接合部２３,２３の夫々には、壁型枠４３と壁返し型枠４５とが取り付けられる。したがって、セパレータ３６は柱型枠体２０の支保工としての機能に加えて壁型枠体の支保工としての機能をも有する。
さらに、上記柱型枠体２０の一面には壁型枠体の内部に連通するスリットが設けられ、このスリットは細いセパレータ３６が存在しているだけである。したがって、先組みした壁メッシュ筋４４の一端部は上記スリットを通過して柱鉄筋４１内に挿入できる。
さらに、上記柱型枠体２０のスリットを形成する両側縁には外方向に突出して壁型枠接合部２３,２３を立設し、この壁型枠接合部２３,２３に壁型枠体を接合するようにしている。したがって、壁型枠４３および壁返し型枠４５の位置決めおよび取り付けが容易である。
【００４１】
上記実施例における柱型枠体は、柱の一面に壁の一端が接続されたＲＣ壁付き柱用の柱型枠体である。しかしながら、この柱型枠体は、図１における第３柱クランプ２７の数を増やすことによって、柱の複数面の夫々に異なる壁の一端が接続されたＲＣ壁付き柱用の柱型枠体を構成することも可能である。
図６は、相対向する２面の夫々に壁の一端が接続されたＲＣ壁付き柱用の柱型枠体である。
【００４２】
第１柱型枠５１,第２柱型枠５２,壁型枠接合部５３,第２柱クランプ５６は、図１における柱型枠体の第１柱型枠２１,第２柱型枠２２,壁型枠接合部２３および第３柱クランプ２７と全く同じ構造である。
第１柱クランプ５５は、その両端部５５a,５５bには第２柱クランプ５６が挿通される挿通孔を有すると共に、一端部５５aにはネジによって軸方向にスライドして上記挿通孔に挿通された第２柱クランプ５６を押し付けるスライド緊結具５７を有する。
【００４３】
上記第１柱型枠５１,第２柱型枠５２,第１柱クランプ５５および第２柱クランプ５６によって概略構成される柱型枠体５０は、次のように先組みされる。
すなわち、先ず、２枚の第１柱型枠５１を対向させて立設する。そして、一方の第１柱型枠５１の両側縁の夫々に、第２柱型枠５２の側部の内面を当接させて互いの角度が直角を成すように立設する。同様に、他方の第１柱型枠５２の両側にも第２柱型枠５２を立設する。そして、並設している２枚の第２柱型枠５２の互いに対向している両側縁の間隔を上記所定の間隔にする。こうして、対向する２つの面にスリットを有する四角筒を形成するのである。
【００４４】
次に、並設された上記２枚の第２柱型枠５２,５２夫々の対向する側縁に、壁型枠接合部５３をその一面の側縁を当接させて立設する。その際に、２枚の壁型枠接合部５３,５３における上記一面同士を対向させて、２本のセパレータ６４,６４によって上記所定の間隔に保持しておく。
【００４５】
次に、上記壁型枠接合部５３,５３の夫々における上記一面に第２柱クランプ５６の頭部５６aを外側から当接させて、この頭部５６aと壁型枠接合部５３とをセパレータ６４と上記接続部材としてのフォームタイとで結合する。こうして、４本の第２柱クランプ５６を第２柱型枠５２に沿って水平方向に配設する。そして、平行に配設されている２本の第２柱クランプ５６,５６のうちの一方の上記先端部５６bを第１柱クランプ５５における上記一端部５５aの挿通孔に挿通し、両柱クランプ５５,５６をピン５９で連結する。さらに、他方の上記先端部５６bを当該第１柱クランプ５５の上記他端部５５bの挿通孔に挿通し、両柱クランプ５５,５６をピン６０で連結する。同様に、他の平行に配設されている２本の第２柱クランプ５６,５６を他の第１柱クランプ５５の両端にピン５９,６０で連結する。
こうして、２本のスリットを有する四角筒状の柱型枠の周囲が桟部材５４を介して第１,第２柱クランプ５５,５６によって囲まれる。
【００４６】
その際に、上記ピン５９は、第１,第２柱クランプ５５,５６に軸方向に設けられた溝６１,６２内をスライド可能になっている。同様に、ピン６０は、第２柱クランプ５６に軸方向に設けられた溝６２内をスライド可能になっている。
そして、上記第１柱クランプ５５に設けられているスライド緊結具５７は、軸方向にスライドして第２柱クランプ５６を軸方向に押し付ける。また、第２柱クランプ５７に設けられているスライド緊結具５８は、軸方向にスライドしてピン５９,６０を介して第１柱クランプ５５を軸方向に押し付ける。
したがって、上記各スライド緊結具５７,５８を操作することによって第１,第２柱クランプ５５,５６が内側に押し付けられて、各柱型枠５１,５２が緊結されるのである。
【００４７】
その際に、上述のように、上記４枚の第２柱型枠５２夫々における外側の側部の内壁が隣接する第１柱型枠５１の上記他側縁に当接している。したがって、第２柱型枠５２によって隣接する第１柱型枠５１が固定される。
すなわち、本実施例においても、内部からセパレータによって各柱型枠を所定の間隔に保持することなく、各柱クランプ５５,５６のみによって外側から強固に柱型枠５１,５２が緊結されるのである。
【００４８】
尚、柱の３面の夫々に壁の一端が接続された壁付き柱用の柱型枠体も可能である。但し、その際には、一端部が図６における第１柱クランプ５５の上記一端部５５aと同じ構造を有する一方、他端部が第２柱クランプ５６の頭部５６aと同じ構造を有する柱クランプと、一端部が第１柱クランプ５５の上記他端部５５bと同じ構造を有する一方、他端部が第２柱クランプ５６の頭部５６aと同じ構造を有する柱クランプとを、第１柱クランプ５５に替えて用いればよい。
【００４９】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項１に係る発明の柱型枠体は、筒状の柱型枠におけるスリットの両側縁から外方向に延在して壁型枠接合部を設け、この２つの壁型枠接合部の間をセパレータによって壁厚に相当する間隔に保持し、上記柱型枠の外周面に沿って柱クランプを配設して連結部材によって鎖状に連結し、柱クランプ連鎖における両端の柱クランプを接続部材によって上記壁型枠接合部を介して上記セパレータの両端に接続して上記柱型枠体を締結固定するので、上記筒状の柱型枠をその外側に配設された柱クランプのみによって強固に支保できる。
したがって、上記柱型枠内には、セパレータのような邪魔物が一切なく、筒状に先組みされた柱型枠を立設された柱鉄筋に容易に建て込むことができる。
【００５０】
さらに、上記筒状に先組みされた柱型枠には壁型枠接合部が設けられているので、予め先組みされた壁型枠体の一端を接合できる。
したがって、上記柱型枠体は壁型枠体の支保工としての機能をも有し、壁型枠体の施工に際して壁型枠体用の支保工を必要とはせず壁型枠体の施工を容易にする。
【００５１】
さらに、上記柱クランプ連鎖における両端の柱クランプには、上記連結部材が軸方向にスライド可能に挿通される貫通溝と、軸方向にスライドして連結相手の柱クランプを押し付けるスライド締結具とを有している。したがって、上記両端の柱クランプにおける上記連結部材からの長さを変更することができる。
【００５２】
また、請求項２に係る発明の柱型枠体は、上記柱型枠は四角筒を成しており、上記柱クランプを鎖状に連結する連結部材は各連結点を軸方向にスライド自在に成すと共に、上記柱クランプの端部に設けられたスライド緊結具によって、上記連結されている相手の柱クランプを軸方向に押し付けることによって上記柱型枠を緊結するので、上記四角筒状の柱型枠をその外側に配設された柱クランプのみによって強固に支保できる。
したがって、この発明によれば、四角筒状に先組みされた柱型枠を立設された柱鉄筋に容易に建て込むことができ、且つ、壁型枠体の支保工としての機能をも有する。
【００５３】
また、請求項３に係る発明の柱型枠体は、上記柱型枠の側面に上記壁型枠が取り付けられるスリットを複数設けたので、複数の壁の一端が接続されるＲＣ壁付き柱用の柱型枠をその外側に配設された柱クランプのみによって強固に支保できる。
したがって、この発明によれば、複数の壁が接続されるＲＣ壁付き柱用の柱型枠体を先組みして、立設された柱鉄筋に容易に建て込むことができる。
【００５４】
また、請求項４に係る発明の柱型枠体は、上記柱型枠の側面に形成されたスリットにおける狭い方の幅の箇所には上記壁型枠接合部が設けられる一方、広い方の幅の箇所には、その両側縁から外方向に延在して梁型枠体の一端が接合される梁型枠接合部が設けられるので、側面に梁と壁とが接続されるＲＣ壁付き柱用の柱型枠をその外側に配設された柱クランプのみによって強固に支保できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の柱型枠体における横断面図である。
【図２】図１に示す柱型枠体の側面図である。
【図３】図１に示す柱型枠体の正面図である。
【図４】図１に示す柱型枠体および壁型枠体の建て込み手順を示す図である。
【図５】図４に続く建て込み手順を示す図である。
【図６】図１とは異なる柱型枠体における横断面図である。
【図７】従来のＲＣ壁付き柱用の柱型枠体の断面図である。
【図８】ＲＣ柱単体用の柱型枠体の外観図である。
【符号の説明】
２０,５０…柱型枠体、２１,５１…第１柱型枠、
２２,５２…第２柱型枠、２３,５３…壁型枠接合部、
２５,５５…第１柱クランプ、２６,５６…第２柱クランプ、
２７…第３柱クランプ、
２８,２９,３０,５７,５８…スライド緊結具、
３１,３２,５９,６０…ピン、３６,６４…セパレータ、
４１…柱鉄筋、４３…壁型枠、
４４…壁メッシュ筋、４５…壁返し型枠。[0001]
[Industrial applications]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a column form body used when constructing columns with RC (reinforced concrete) walls.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a pillar frame for constructing a pillar with an RC wall in which one end of a wall is connected to a side surface of the pillar, there is a pillar frame shown in FIG.
This pillar form is installed as follows
[0003]
That is, four dams 1 that are in direct contact with the four sides of the concrete of the pillar to be cast and receive the load of the concrete are erected at the pillar position, and the space between the two opposing dams 1,1 is separated between the two dams 1,2. , Are held at predetermined intervals. Then, the periphery of the crosspieces 3, 3,... Of the weir board 1 is horizontally surrounded by four bellies 4, 4,..., And the separators 2, 2,. , 5, ... and fixed.
[0004]
Generally, one of the necessary conditions of the formwork is that it does not deform while resisting the load and vibration at the time of placing concrete. Therefore, it is desirable that the separators 2, 2,... For tightening the weir plate 1, the crosspiece 3, and the belly uprights 4 are uniformly installed. As a result, the separators 2, 2,... Are located between the column main reinforcement 6 arranged in the space surrounded by the weirs 1, 1,... And the column hoop reinforcements 7, 7,. In the horizontal direction.
[0005]
In the column frame, a slit is provided in the longitudinal direction on one surface of a square cylinder formed by the standing weir board 1, the crosspiece 3, and the belly upright 4. Then, a weir board 8 for the wall, a pier 9 for the wall, and an upset 10 for the wall are formed at right angles outward from both side edges of the slit.
[0006]
FIG. 8 shows a pillar frame for constructing a single RC pillar.
The pillar-shaped frame body surrounds the outer peripheries of the crosspieces 12, 12,... Of the four dams 11 built at the pillar positions in a rectangular shape with pillar clamps 13, 13,. The four corners 13 are fastened and fixed with screws 14, 14,.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned conventional pillar frame has the following problems.
That is, in the column frame body for columns with RC walls shown in FIG. 7, the separators 2, 2,... Are inserted into the space formed by the four weir plates 1, 1,. Therefore, after assembling the column main reinforcement 6 and the column hoop reinforcement 7 at the column position in advance, if the column-shaped frame pre-assembled in a cylindrical shape is lowered from above, and the column rebar is inserted into the column-shaped frame, The separators 2, 2,. Therefore, there is a problem that the assembling of the column reinforcing bars and the wall reinforcing bars and the assembling of the column form body cannot be performed in parallel to shorten the construction period.
[0008]
Further, when a large number of separators 2, 2,... Are incorporated in the standing weirs 1, 1,..., It is necessary to sew and insert between the column main bars 6 and the column hoop bars 7. There is also a problem that a skilled technique is required for mounting.
[0009]
In addition, in the column form body for the RC column alone shown in FIG. 8, since there is no separator in the column form body, the column main reinforcing bar and the column hoop can be easily inserted into the pre-assembled column form body. And the assembling of the column form can be performed in parallel.
[0010]
By the way, it is necessary to form a column frame for a column with an RC wall so that a wall can be formed by connecting the column to the column with an RC wall. It cannot be used as a column form. Therefore, a penetrating portion is provided in the wall form so that a support dedicated to the wall form can be attached / detached. Then, after removing the dedicated shoring, it is necessary to fill mortar or concrete into the through-hole formed in the wall by removing the dedicated shoring.
Therefore, when the column frame for the RC column alone is diverted to the column frame for the column with the RC wall, it is necessary to provide a penetrating portion in the wall frame or backfill the through hole in the wall. There is a problem that work is complicated and time-consuming.
[0011]
Therefore, an object of the present invention is to provide a column-shaped frame for a column with a RC wall, which enables pre-assembly of a column-shaped frame when constructing a column with an RC wall, and is easy to assemble and disassemble. .
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 is a column-shaped frame for a column with an RC wall, the column-shaped frame having a slit extending in a longitudinal direction on a side surface; A wall form joint extending from both side edges of the slit in the form to the outside and being joined to one end of the wall form body, and a space between the two wall form joints corresponding to a wall thickness. A separator that is held at intervals, a column clamp that is horizontally arranged along the outer peripheral surface of the cylindrical column form, is connected in a chain by a connecting member, and is connected in the chain. A column clamp at both ends of the column clamp chain is connected to both ends of the separator via the wall form joint, and a connecting member is provided for fastening and fixing the column form body.The column clamps at both ends in the column clamp chain are provided so as to extend in the axial direction of the column clamp. , The connecting member is provided at a tip end on the opposite side to the through groove in which the connecting member is slidably inserted in the axial direction and the connection side with the separator. , A slide fastener which slides in the axial direction to press the connected column clampsIt is characterized by:
[0013]
According to a second aspect of the present invention, in the column form body of the first aspect, the column form forms a square tube, andEach other than both ends in the column clamp chainThe connecting member that connects the column clamps in a chain shape connects the respective column clamps so that the connection points are slidable in the axial direction.Each other than both ends in the column clamp chainA slide fastener is provided at an end of the column clamp, and slides in the axial direction to press the connected column clamp to tighten the column formwork.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, in the column form body of the first or second aspect, a plurality of slits of the column form are provided on the side surface.EspeciallyIt is a sign.
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, in the columnar frame according to the first or second aspect, the slits provided on the side surfaces of the columnar frame have two different widths, The wall form joint portion is provided at a narrower width portion of the two different widths of the slit, and extends outward from both side edges of the wider width portion of the slit. It is characterized by having a beam form joint to which one end of the form body is joined.
[0016]
[Action]
In the invention according to claim 1, the column-shaped frame is erected so as to form a cylindrical body having a slit extending in the longitudinal direction on the side surface. Further, a wall form joint is formed to extend outward from both side edges of the slit in the column form and to which one end of the wall form body is joined. Then, the space between the two wall form joints that are erected is held by the separator at an interval corresponding to the wall thickness. Next, a column clamp is disposed in a horizontal direction along the outer peripheral surface of the cylindrical column form, and is connected in a chain by a connecting member. Then, the column clamps at both ends in the column clamp chain are connected to both ends of the separator by a connecting member via the wall form joint. As a result, the column formwork is fastened and fixed by the column clamp so as to conform to a target column cross-sectional dimension.
In this manner, the column form forming the cylindrical body is fixed to a predetermined size from the outer periphery by the column clamp without being held at a predetermined interval from the inside by the separator.
[0017]
Further, the length from the connecting member in the column clamps at both ends in the column clamp chain is pressed against the column clamp of the connecting partner with the slide fastener, and the connecting member is slid in the axial direction along the through groove. Be changed.
[0018]
As a result, there is no obstruction such as a separator inside the pre-assembled column form body, and the column reinforcing bar erected at the column position can be easily inserted.
[0019]
Further, in the invention according to claim 2, a column clamp is provided on the outer periphery of the column form forming a square tube along each surface of the square tube, and the connecting members are connected in a chain shape and each connecting point is in the axial direction. The column clamps are slidably connected to each other. Then, the slide fastener provided at the end of each of the column clamps is slid in the axial direction to press the connected other column clamp, thereby tightening the column form.
In this manner, the column form forming the square tube is fixed to a predetermined dimension from the outer periphery by the column clamp without being held at a predetermined interval from the inside by the separator.
[0020]
In the invention according to claim 3, the wall form joints are erected on both side edges of the plurality of slits provided on the side surfaces of the column form. The column formwork for the column with the RC wall on which the plurality of wall formwork joints are formed is fixed from the outside by the separator, the column clamp, and the connecting member.
[0021]
In the invention according to claim 4, the wall form joints are erected on both side edges of a narrower width of two different widths of the slit provided on the side surface of the column form. Further, beam form joints that extend outward and are joined to one end of the beam form body are installed on both side edges of the wider width in the slit. Then, the column formwork for the column with the RC wall on which the wall formwork joint and the beam formwork joint are formed is fixed from the outside by the separator, the column clamp, and the connecting member.
[0022]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the illustrated embodiments.
FIG. 1 is a cross-sectional view of a column form body of the present embodiment, FIG. 2 is a side view, and FIG. 3 is a front view. Hereinafter, the column form body 20 in this embodiment will be described with reference to FIGS.
[0023]
In FIG. 1 to FIG. 3, reference numeral 21 denotes a first column form which forms three side surfaces of the column, and 22 denotes a second column form which forms the remaining side surface of the column. Three first pillar forms 21 are erected on three sides of the square tube, and two second pillar forms 22, 22 correspond to the thickness of the wall on the other surface of the square tube. Are erected side by side at predetermined intervals. A side edge of one surface of a wall form joint portion 23 having an L-shaped cross section abuts on an opposing side edge of each of the two second pillar forms 22, 22. The joints 23 are erected with the one surface facing the other.
In addition, a wall form is joined to the two wall form joints 23, 23 which are erected.
[0024]
Although the column form in this embodiment is a square tube, the present invention is not limited to this, and may be a cylindrical body having a circular or polygonal cross section. Further, the wall form joint portion 23 is not limited to the shape of the L-shaped cross section, and may be a simple plate shape.
[0025]
The first column form 21 and the second column form 22 are surrounded by three types of column clamps of a first column clamp 25, a second column clamp 26, and a third column clamp 27 via respective cross members 24. From the position is tightened.
[0026]
The first column clamp 25 has a slide fastener 28 that slides in the axial direction by a screw at one end 25a, and has an insertion hole through which the third column clamp 27 is inserted at the other end 25b. I have.
The second column clamp 26 has, at both ends 26a, 26b, insertion holes through which the first column clamp 25 is inserted, and slides in the axial direction with screws to insert the first column clamp into the insertion hole. The slide fasteners 29, 29 for pressing the slide 25 are provided.
The third column clamp 27 has a T-shape, and has a slide fastener 30 which is slid in the axial direction by a screw at a tip portion 27b. In addition, the head 27a contacts the one surface of the wall form joint 23.
[0027]
The column form body 20 generally constituted by the first column form 21, the second column form 22, the first column clamp 25, the second column clamp 26 and the third column clamp 27 is pre-assembled as follows. Is done.
That is, first, one first column form 21 is erected, and the inner surface of one side of the other first column form 21 is brought into contact with each of both side edges of the first column form 21. It stands up so that the mutual angle may form a right angle. Thus, three surfaces of the square tube are formed. Then, the inner surface of the side of the second column form 22 is brought into contact with each of the other side edges of the two first column forms 21, which are erected in opposition, so that the above-mentioned predetermined interval is maintained. The rectangular tube is formed by standing up with the space.
[0028]
Next, a wall form joint 23 is erected on the opposite side edge of each of the two second column form forms 22, 22 with the above-mentioned one side abutting against the opposite side edge. The two-column formwork 22,22 and the wall formwork joint 23 are connected and fixed. At this time, the one surfaces of the two wall form joints 23, 23 are opposed to each other, and are held at the predetermined intervals by the two separators 36, 36.
The number of the separators 36 may be one. However, by providing two in parallel as in the present embodiment, it is possible to reliably prevent the second column forms 22, 22 from being buried outside due to the lateral pressure of the concrete during concrete casting. At this time, the arrangement direction of the two separators 36, 36 may be vertical.
[0029]
Next, the head 27a of the third column clamp 27 is brought into contact with the one surface of each of the wall form joints 23, 23 from the outside, and the form tie as the connection member is used to form the wall form joint 23. Is connected to the separator 36 via the. In this way, the third pillar clamps 27, 27 are arranged in the horizontal direction along the second pillar forms 22, 22. Then, the distal end portion 27b of the third pillar clamp 27 is inserted into the insertion hole of the other end portion 25b of each of the two first pillar clamps 25, 25, and the two pillar clamps 25, 27 are connected by the pins 31.
The separator 36 to which the head 27a of the third column clamp 27 is connected by the above-mentioned foam tie may be at least one of the two separators 36, 36 arranged in parallel.
[0030]
Further, the second column clamp 26 is horizontally disposed along the cross member 24 of the first column formwork 21, and the second column clamp 26 is provided with through holes provided at both ends 26 a and 26 b of the second column clamp 26. One end 25a of the one-column clamp 25 is inserted, and the two-column clamps 25 and 26 are connected by pins 32.
[0031]
At this time, the pin 31 is slidable in a groove 33 provided in the third column clamp 27 in the axial direction. Similarly, the pin 32 is slidable in grooves 34 and 35 provided in the first and second column clamps 25 and 26 in the axial direction.
The slide fasteners 29 provided on the second column clamp 26 slide in the axial direction to press the first column clamps 25 in the axial direction. Further, the slide fasteners 28 provided on the first column clamps 25 slide in the axial direction and press the second column clamps 26 in the axial direction via the pins 32. Similarly, the slide fasteners 30 provided on the third column clamps 27 press the first column clamps 25 via the pins 31 in the axial direction.
Therefore, the first and second column clamps 25 and 26 are pressed inward by operating the slide fasteners 28, 29 and 30, and the column frames 21 and 22 are tightened.
[0032]
At that time, as described above, the inner wall of the outer side of each of the two second pillar forms 22 abuts on the other side edge of the adjacent first pillar form 21 and faces each other. The inner wall on one side of each of the two first pillar forms 21 abuts against the side edge of the adjacent first pillar form 21. Therefore, the adjacent first column form 21 is fixed by the second column form 22, and another adjacent first column form 21 is further fixed by the first column form 21.
That is, in the present embodiment, unlike the conventional column form shown in FIG. 7, each column form is not held at a predetermined interval by a separator from the inside, and only each column clamp 25, 26, 27 is provided. As a result, the column forms 21 and 22 are tightly bound so that they can be lifted from outside by a crane or the like.
[0033]
In this way, as shown in FIGS. 2 and 3, the first, second, and third column clamps 25, 26 in the extending direction of the rectangular cylinder formed by the column , 27, and the column frame 20 is pre-assembled.
[0034]
As shown in FIG. 3, on the extension of the second column form 22 above the column form 20, a third column form 37, 37 and a beam form joint 38, 38 are provided. I have. The third pillar form 37 and the beam form joint 38 are a column form and a joint that enable joining with a beam form (not shown). Has the same structure as the second column formwork 22 and the wall formwork joining portion 23 that perform the joining. However, the space between the two third pillar forms 37, 37 and the space between the beam form joints 38, 38 are set so as to correspond to the width of the beam.
[0035]
The column form body 20 pre-assembled as described above is built according to the procedure shown in FIGS.
First, as shown in FIG. 4 (a), the pre-assembled column rebar 41 is lifted, and the lower end of the column main bar is joined to the column main bar of the rising portion 42 by a coupler or the like, and the hoop is wound around the joint. Can be In this way, the pillar main bar 41 is erected at the pillar position. Next, as shown in FIG. 4 (b), the pre-assembled columnar frame 20 is lifted, and the column rebar 41 is erected so as to be inserted into the columnar frame 20.
At this time, since the separator does not exist inside the pre-assembled column form body 20 as described above, the work of inserting the column form body 20 is very easy.
[0036]
Next, as shown in FIG. 5 (c), a separately pre-assembled wall form 43 is suspended and the level is adjusted, and one wall form joint 23 of the column form body 20 and the wall form are joined. The frame 43 is joined / fixed to a column form joint (not shown).
Next, as shown in FIG. 5 (d), separately preassembled wall mesh streaks 44 are suspended and fixed inside the wall form 43.
Next, as shown in FIG. 5 (e), a separately-assembled wall return form 45 is suspended to adjust the level, and the other wall form joint 23 of the column form 20 is connected to the wall form. The column form joint (not shown) of the return form 45 is joined and fixed.
[0037]
In this way, the column reinforcing bars 41, the column frame 20, the wall frame 43, the wall mesh bar 44, and the wall turning frame 45, which are separately pre-assembled, are integrally built.
[0038]
As described above, the column form body 20 for columns with RC walls in the present embodiment encloses the outer circumferences of the column forms 21 and 22 forming the square tube with the column clamps 25, 26 and 27, and the individual column clamps. It is configured to be supported from outside by 25, 26, 27 slide fasteners 28, 29, 30. Therefore, there is no need to provide a separator for holding the column formwork at a predetermined interval in the column formwork, and the pre-assembled column rebar 41 can be easily inserted into the pre-assembled column form body 20. .
Therefore, according to the present embodiment, the assembling of the column form body 20 for the RC wall column can be performed in parallel or prior to the assembling of the column reinforcing bar 41, and the construction period of the column form body 20 and the wall form body can be shortened. . Furthermore, as described above, since a separator that is difficult to attach is not required, the assembling of the column form body 20 is very easy.
[0039]
In addition, one surface of the square cylinder is formed by providing slits with two second pillar frames 22,22. Then, at the positions of the opposing side edges of the second pillar forms 22, 22, wall form joints 23, 23 to which the wall form is joined are erected, and at least one of the separators 36, 36 is provided. The head 27a of the third column clamp 27 is connected and fixed with a foam tie. Therefore, the wall form can be attached to the column form 20 via the wall form joint 23 without using any special support.
In other words, according to the present embodiment, there is no need to provide a through-hole for mounting a support in the wall form body or to fill the through-hole in the wall with a filler after placing concrete, and it is possible to construct a RC wall. Becomes easier.
[0040]
Further, a wall form 43 and a wall return form 45 are attached to each of the two wall form joints 23, 23 held at a predetermined interval by the separator 36. Accordingly, the separator 36 has a function as a support for the wall form in addition to the function as a support for the column form 20.
Further, a slit communicating with the inside of the wall form is provided on one surface of the column form 20, and only a thin separator 36 exists in this slit. Therefore, one end of the pre-assembled wall mesh bar 44 can be inserted into the column bar 41 through the slit.
Further, wall form joints 23 are erected outwardly on both side edges of the column form body 20 forming the slits, and wall form bodies are mounted on the wall form joints 23. We are trying to join. Therefore, the positioning and mounting of the wall formwork 43 and the wall return formwork 45 are easy.
[0041]
The column form body in the above embodiment is a column form body for a column with an RC wall in which one end of a wall is connected to one surface of the column. However, by increasing the number of the third column clamps 27 in FIG. 1, the column form body for the RC wall column having one end connected to a different wall on each of a plurality of surfaces of the column is formed. It is also possible to configure.
FIG. 6 shows a pillar frame for an RC wall pillar in which one end of a wall is connected to each of two opposing surfaces.
[0042]
The first column form 51, the second column form 52, the wall form joint 53, and the second column clamp 56 are the first column form 21, the second column form 22, and the column form shown in FIG. The structure is exactly the same as the wall form joint 23 and the third column clamp 27.
The first column clamp 55 has an insertion hole through which the second column clamp 56 is inserted at both ends 55a and 55b, and the one end 55a is axially slid by a screw and inserted into the insertion hole. It has a slide fastener 57 for pressing the second column clamp 56.
[0043]
The columnar frame body 50 generally constituted by the first columnar frame 51, the second columnar frame 52, the first column clamp 55, and the second column clamp 56 is pre-assembled as follows.
That is, first, the two first columnar frames 51 are erected to face each other. Then, the inner surfaces of the side portions of the second column form frame 52 are brought into contact with the respective side edges of one of the first column form frames 51 so as to be erected so that their angles are at right angles. Similarly, the second column formwork 52 is erected on both sides of the other first column formwork 52. Then, the interval between the two opposing side edges of the two second column form frames 52 is set to the predetermined interval. Thus, a square cylinder having slits on two opposing surfaces is formed.
[0044]
Next, a wall form joint portion 53 is erected on one side edge of the wall form joint 53 on the opposing side edge of each of the two second column form forms 52, 52 arranged side by side. At this time, the one surfaces of the two wall form joints 53 are opposed to each other, and are held at the predetermined intervals by the two separators 64.
[0045]
Next, the head 56a of the second column clamp 56 is brought into contact with the one surface of each of the wall form joints 53, 53 from the outside, and the head 56a and the wall form joint 53 are separated from each other by the separator 64. And a form tie as the connection member. In this way, the four second column clamps 56 are arranged in the horizontal direction along the second column formwork 52. Then, one end portion 56b of the two second column clamps 56, 56 disposed in parallel is inserted into the insertion hole of the one end portion 55a of the first column clamp 55, and the two column clamps 55 are formed. , 56 are connected by a pin 59. Further, the other end portion 56 b is inserted into the insertion hole of the other end portion 55 b of the first column clamp 55, and the two column clamps 55 and 56 are connected by the pin 60. Similarly, two other second pillar clamps 56, which are arranged in parallel, are connected to both ends of the other first pillar clamp 55 by pins 59, 60.
In this manner, the periphery of the rectangular cylindrical column form having two slits is surrounded by the first and second column clamps 55 and 56 via the crosspiece 54.
[0046]
At this time, the pin 59 is slidable in grooves 61 and 62 provided in the first and second column clamps 55 and 56 in the axial direction. Similarly, the pin 60 is slidable in a groove 62 provided in the second column clamp 56 in the axial direction.
Then, the slide fastener 57 provided on the first column clamp 55 slides in the axial direction to press the second column clamp 56 in the axial direction. Further, the slide fastener 58 provided on the second column clamp 57 slides in the axial direction to press the first column clamp 55 in the axial direction via the pins 59 and 60.
Therefore, the first and second column clamps 55 and 56 are pressed inward by operating the slide fasteners 57 and 58, and the column frames 51 and 52 are tightened.
[0047]
At this time, as described above, the inner wall on the outer side of each of the four second column frames 52 is in contact with the other side edge of the adjacent first column frame 51. Therefore, the adjacent first column form 51 is fixed by the second column form 52.
That is, also in the present embodiment, the column forms 51, 52 are firmly tightened from the outside only by the column clamps 55, 56 without holding the column forms at predetermined intervals by the separator from the inside. .
[0048]
Note that a pillar frame for a pillar with a wall in which one end of a wall is connected to each of the three surfaces of the pillar is also possible. However, in this case, one end has the same structure as the one end 55a of the first column clamp 55 in FIG. 6, while the other end has the same structure as the head 56a of the second column clamp 56. And a column clamp having one end having the same structure as the other end 55b of the first column clamp 55, and the other end having the same structure as the head 56a of the second column clamp 56. 55 may be used instead.
[0049]
【The invention's effect】
As is clear from the above, the column form body of the invention according to claim 1 extends outward from both side edges of the slit in the cylindrical column form to provide wall form joints. The gap between the wall form joints is held at a distance corresponding to the wall thickness by a separator, a column clamp is arranged along the outer peripheral surface of the column form, and connected in a chain by a connecting member, and a column clamp chain is used. Since the column clamps at both ends are connected to both ends of the separator via the wall form joint by a connecting member to fasten and fix the column form body, the cylindrical column form is disposed outside the column form body. It can be firmly supported only by the column clamp.
Therefore, there is no obstacle such as a separator in the column form, and the column form pre-assembled in a cylindrical shape can be easily installed on the erected column rebar.
[0050]
Further, since the wall form joining portion is provided on the column form pre-assembled in the cylindrical shape, one end of the wall form pre-assembled can be joined.
Therefore, the column formwork also has a function as a support for the wall formwork, and does not require the support for the wall formwork when constructing the wall formwork. To facilitate.
[0051]
Further, the column clamps at both ends in the column clamp chain have a through groove through which the connecting member is slidably inserted in the axial direction, and a slide fastener which slides in the axial direction to press the column clamp of the coupling partner. are doing. Therefore, the length of the column clamps at both ends from the connecting member can be changed.
[0052]
Further, in the column form body of the invention according to claim 2, the column form forms a square tube, and a connecting member for connecting the column clamps in a chain shape allows each connecting point to be slidable in the axial direction. At the same time, the column formwork is tightened by pressing the connected column clamp in the axial direction by the slide fastener provided at the end of the column clamp. The frame can be firmly supported only by the column clamps arranged outside the frame.
Therefore, according to the present invention, the column form pre-assembled into a rectangular tube can be easily built into the erected column rebar, and also has a function as a support for the wall form. .
[0053]
Further, in the column form body according to the third aspect of the present invention, since a plurality of slits for attaching the wall form are provided on the side surface of the column form, one end of each of the plurality of walls is connected to the column with the RC wall. Can be firmly supported only by the column clamps disposed outside the column formwork.
Therefore, according to the present invention, it is possible to pre-assemble the column form body for the column with the RC wall to which the plurality of walls are connected, and to easily build the column form into the erected column rebar.
[0054]
In the column form body according to the fourth aspect of the present invention, the wall form joint portion is provided at a narrow width portion of a slit formed on a side surface of the column form frame, while the wide width is provided. Is provided with a beam form joint which extends outward from both side edges thereof and is joined to one end of the beam form body. The column formwork can be firmly supported only by the column clamps arranged outside the column formwork.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a column form body of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the pillar frame shown in FIG.
FIG. 3 is a front view of the pillar frame shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a view showing a procedure for installing the column form body and the wall form body shown in FIG. 1;
FIG. 5 is a diagram showing a erection procedure following FIG. 4;
FIG. 6 is a transverse sectional view of a column form body different from FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a conventional column form body for columns with RC walls.
FIG. 8 is an external view of a column frame for a single RC column.
[Explanation of symbols]
20, 50 ... pillar formwork 21, 51 ... first pillar formwork,
22, 52 ... second pillar form, 23, 53 ... wall form joint,
25,55 ... 1st pillar clamp, 26,56 ... 2nd pillar clamp,
27 ... third pillar clamp,
28,29,30,57,58… Slide tie,
31, 32, 59, 60 ... pin, 36, 64 ... separator,
41 ... pillar reinforcement, 43 ... wall formwork,
44 ... wall mesh reinforcement, 45 ... wall return formwork.

Claims

A column formwork for a column with reinforced concrete walls,
A cylindrical column form having a slit extending in the longitudinal direction on the side surface,
A wall form joint that extends outward from both side edges of the slit in the column form and is joined to one end of the wall form body,
A separator for holding the space between the two wall form joints at a distance corresponding to the wall thickness; and a separator arranged in a horizontal direction along the outer peripheral surface of the cylindrical column form and connected by a connecting member. A column clamp connected to the
A column clamp at both ends in the column clamp chain connected in a chain shape is connected to both ends of the separator via the wall form joint, and a connecting member for fastening and fixing the column form body is provided .
The column clamps at both ends in the column clamp chain are
A through groove that is provided extending in the axial direction of the column clamp, and through which the connection member is slidably inserted in the axial direction.
A slide fastener that is provided at the tip end opposite to the connection side with the separator and that slides in the axial direction to press the connected column clamp of the other party.
A column form body characterized by having:

The column form body according to claim 1,
The above column form forms a square tube,
A connecting member for connecting the column clamps other than both ends in the column clamp chain in a chain shape connects the column clamps so that the connection points are slidable in the axial direction,
A slide fastener that is provided at an end of each column clamp other than both ends in the column clamp chain and that slides in the axial direction to press the connected column clamp to couple the column formwork together. A column form body comprising:

In the column form body according to claim 1 or claim 2,
A plurality of slits of the column form are provided on the side surface.

In the column form body according to claim 1 or claim 2,
The slits provided on the side surfaces of the column form have two different widths,
The wall form joint is provided at a location of the narrower width of the two different widths in the slit,
A column form body comprising: a beam form joining portion that extends outward from both side edges of a portion having a wider width in the slit and is joined to one end of the beam form body.