JP3580295B2 - Foam roller, cleaning roller, process device and image forming device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発泡体ローラ、クリーニングローラ、プロセス装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真方式の画像形成装置に装着されるプロセス装置には、用紙へのトナー像の転写後に、感光ドラムの表面に残存するトナーや、用紙から感光ドラムの表面に付着した紙粉などを除去するためのクリーニングローラが備えられている。
【0003】
このようなクリーニングローラは、通常、金属製のローラ軸の周りに、軸方向に沿って発泡体からなるローラ部が被覆されており、たとえば、所定の金型内にローラ軸を配置して、その金型内に、予め、樹脂、発泡剤および導電剤などが混練された発泡成形用原料を注入して、発泡成形することにより、発泡体からなるローラ部を成形することにより、製造されている。
【0004】
そして、このようなクリーニングローラの製造では、発泡成形時において、発泡された樹脂が金型の内面と接触する部分、つまり、ローラ部の外周部および両端部にスキン層が形成されるため、発泡成形後に、まず、ローラ部の両端部のスキン層をカットし、次いで、外周部のスキン層を研磨して除去することにより、ローラ部の両端面および外周面が発泡面となるように加工している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、発泡成形後に、ローラ部の両端部をカットして外周部を研磨すると、加工の工程が複数となり、生産性が向上せずコストの低減化を図ることができないという不具合がある。
しかるに、ローラ部の外周面は、感光ドラムの表面と接触するため、発泡面とする必要がある一方で、ローラ部の両端面は、発泡面とする必然性はないため、たとえば、発泡成形後において、ローラ部の両端部のカット工程を省略して、ローラ部の外周部の研磨工程のみを実施することにより、工数を低減することが考えられる。
【0006】
しかし、ローラ部の両端部にスキン層が残ると、クリーニングローラを感光ドラムに圧接させた時に、スキン層によって形成されるローラ部の両端部の剛性が、その両端部よりも軸方向内側の発泡体層のみによって形成されるローラ部の剛性よりも大きいため、ローラ部の両端部が感光ドラムと強く圧接し、両端部よりも軸方向内側のローラ部が感光ドラムと弱く圧接してしまい、軸方向において均一に圧接させることができず、その結果、クリーニングローラと感光ドラムとの間の均一かつ必要な圧接力が得られないおそれがある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、生産性およびコストの低減化を図ることができ、しかも、被圧接部材に対して均一に圧接させることのできる、発泡体ローラ、その発泡体ローラからなるクリーニングローラ、そのクリーニングローラが備えられるプロセス装置、および、そのプロセス装置が備えられる画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、軸部と、前記軸部の周りに前記軸部の軸方向に沿って設けられる発泡体からなるローラ部とを備える発泡体ローラにおいて、前記ローラ部における軸方向に沿う外周面が発泡面とされ、前記ローラ部における軸方向両端部には、スキン層が形成されることにより、該ローラ部における軸方向の各端面がスキン面とされており、前記ローラ部の軸方向に沿う外周面と、前記ローラ部の軸方向端面とのなす角度が、90°より大きく180°未満として形成されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、ローラ部の軸方向両端部の各端面がスキン面のままであるため、製造時において、ローラ部の軸方向両端部をカットする工程を省略して、生産性の向上およびコストの低減化を図ることができる。しかも、ローラ部の軸方向に沿う外周面と、ローラ部の軸方向端面とのなす角度が、90°より大きく180°未満として形成されているので、発泡体ローラを被圧接部材と圧接させた時には、ローラ部の軸方向端面が、その軸方向内側に倒れ込むことによって、被圧接部材からの反力を緩和することができる。そのため、外周面に対する端面の角度を規定するのみの簡易な構成によって、良好に被圧接部材からの反力を良好に緩和して、ローラ部の軸方向両端部における被圧接部材との強い圧接を回避することができる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、軸部と、前記軸部の周りに前記軸部の軸方向に沿って設けられる発泡体からなるローラ部とを備える発泡体ローラにおいて、前記ローラ部における軸方向に沿う外周面が発泡面とされ、前記ローラ部における軸方向両端部には、スキン層が形成されることにより、該ローラ部における軸方向の各端面がスキン面とされており、前記スキン層は、前記軸部と接触する半径方向内側端部と、前記外周面と軸方向において面一となる半径方向外側端部と、前記端面を構成する端面部と、を有し、前記端面部が、前記軸部の軸方向と直交する方向に沿って平面状に形成されており、前記端面部に、前記反力を緩和するための応力緩和部分が形成されていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によると、ローラ部の軸方向両端部の各端面がスキン面のままであるため、製造時において、ローラ部の軸方向両端部をカットする工程を省略して、生産性の向上およびコストの低減化を図ることができる。しかも、軸部の軸方向と直交する方向に沿って平面状に形成される端面部に、反力を緩和するための応力緩和部分が形成されているので、発泡体ローラを被圧接部材と圧接させた時には、その応力緩和部分において、被圧接部材からの反力を緩和することができる。そのため、応力緩和部分を設けるのみの簡易な構成によって、良好に被圧接部材からの反力を良好に緩和して、ローラ部の軸方向両端部における被圧接部材との強い圧接を回避することができる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記応力緩和部分が、前記ローラ部の軸方向両端面に形成される軸方向内側に向かって窪む環状の凹部であることを特徴としている。
このような構成によると、ローラ部の軸方向両端面に、軸方向内側に向かって窪む環状の凹部を形成するのみで、発泡体ローラを被圧接部材と圧接させた時に、その凹部によって被圧接部材からの反力を緩和させることができる。そのため、応力緩和部分を凹部により簡易に形成しつつ、良好に被圧接部材からの反力を緩和することができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記応力緩和部分が、前記ローラ部の軸方向両端面に形成される軸方向外側に向かって突出する環状の突部であることを特徴としている。
このような構成によると、ローラ部の軸方向両端面に、軸方向外側に向かって突出する環状の突部を形成するのみで、発泡体ローラを被圧接部材と圧接させた時に、その突部によって被圧接部材からの反力を緩和させることができる。そのため、応力緩和部分を突部により簡易に形成しつつ、良好に被圧接部材からの反力を緩和することができる。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、所定の金型内に前記軸部を配置して、前記金型内に発泡成形用原料を注入して発泡成形後、前記ローラ部における軸方向に沿う外周部のみを加工することによって得られることを特徴としている。
このような構成によると、ローラ部が、金型内において発泡成形されるので、略球形の均一なセルを形成することができる。そのため、発泡体ローラを、その軸方向において、被圧接部材と均一な圧接力で圧接させることができる。また、外周部のみを加工し、端部を加工しないので、工数の低減化による生産性の向上およびコストの低減化を図ることができる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記発泡成形後に、前記ローラ部における軸方向に沿う外周部に形成されるスキン層を除去し、前記ローラ部における軸方向に沿う外周面として発泡面を露出させることを特徴としている。
このような構成によると、発泡成形後に、ローラ部における軸方向に沿う外周部に形成されるスキン層を除去して、ローラ部における軸方向に沿う外周面として発泡面を露出させるので、簡易かつ確実に外周面を発泡面とすることができる。
【0016】
また、請求項7に記載の発明は、画像形成装置に備えられるクリーニングローラであって、請求項1ないし6のいずれかに記載の発泡体ローラからなることを特徴としている。
このような構成によると、クリーニングローラを、被圧接部材に均一に圧接させることができるので、良好なクリーニングを達成することができる。
【0017】
また、請求項8に記載の発明は、像担持体を備えるプロセス装置において、前記像担持体の表面をクリーニングするためのクリーニングローラを備え、前記クリーニングローラが、請求項1ないし6のいずれかに記載の発泡体ローラからなることを特徴としている。
このような構成によるとクリーニングローラを、像担持体と均一に圧接させることができるので、像担持体の表面を良好にクリーニングすることができる。そのため、良好な現像および転写を達成することができる。
【0018】
また、請求項9に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項8に記載のプロセス装置を備えていることを特徴としている。
このようなプロセス装置を備えていると、良好な現像および転写を達成することができるので、良好な画像形成を達成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
図1において、このレーザプリンタ1は、非磁性1成分の現像方式によって画像を形成する電子写真方式のレーザプリンタであって、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0020】
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一端側端部に設けられる給紙機構部7と、給紙機構部7に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる搬送ローラ8および9と、これら搬送ローラ8および9に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ10とを備えている。
【0021】
給紙トレイ6は、用紙3を積層状に収容し得る上面が開放されたボックス形状をなし、本体ケーシング2の底部に対して水平方向に着脱可能とされている。この給紙トレイ6内には、用紙押圧板11が設けられている。用紙押圧板11は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙機構部7に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、給紙機構部7に対して近い方の端部が上下方向に移動可能とされ、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板11は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙機構部7に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。
【0022】
給紙機構部7は、給紙ローラ12と、その給紙ローラ12に対向する分離パット13と、分離パット13の裏側に配置されるばね14とを備えており、そのばね14の付勢力によって、分離パット13が給紙ローラ12に向かって押圧されている。
そして、用紙押圧板11上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板11の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ12に向かって押圧され、その給紙ローラ12の回転によって給紙ローラ12と分離パット13とで挟まれた後、それらの協動により、1枚毎に分離されて給紙される。給紙された用紙3は、搬送ローラ8および9によってレジストローラ10に送られる。
【0023】
レジストローラ10は、1対のローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成位置(後述する感光ドラム28と転写ローラ31との接触部分)に送るようにしている。
また、このレーザプリンタ1のフィーダ部4は、さらに、任意のサイズの用紙3が積層されるマルチパーパストレイ15と、マルチパーパストレイ15上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙機構部16と、マルチパーパス搬送ローラ17とを備えている。
【0024】
マルチパーパストレイ15は、任意のサイズの用紙3を積層状にスタック可能に構成されている。
マルチパーパス給紙機構部16は、マルチパーパス給紙ローラ18と、そのマルチパーパス給紙ローラ18に対向するマルチパーパス分離パット19と、マルチパーパス分離パット19の裏側に配置されるばね20とを備えており、そのばね20の付勢力によって、マルチパーパス分離パット19がマルチパーパス給紙ローラ18に向かって押圧されている。
【0025】
そして、マルチパーパストレイ15上に積層される最上位の用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ18の回転によってマルチパーパス給紙ローラ18とマルチパーパス分離パット19とで挟まれた後、それらの協動により、1枚毎に分離されて給紙される。給紙された用紙3は、マルチパーパス搬送ローラ17によってレジストローラ10に送られる。
【0026】
画像形成部5は、スキャナ部21、プロセス装置としてのプロセスユニット22、定着部23などを備えている。
スキャナ部21は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー24、レンズ25aおよび25b、反射鏡26などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー23、レンズ25a、反射鏡26、レンズ25bの順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット22の感光ドラム28の表面上に高速走査にて照射させている。
【0027】
プロセスユニット22は、スキャナ部21の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されている。このプロセスユニット22は、図2に示すように、プロセスユニット22のドラムフレーム27内に、像担持体(被圧接部材)としての感光ドラム28と、現像カートリッジ29と、スコロトロン型帯電器30と、転写ローラ31と、クリーニングユニット53とを備えている。
【0028】
現像カートリッジ29は、ドラムフレーム27に対して着脱自在に装着されており、トナーホッパ32と、そのトナーホッパ32の側方に設けられる供給ローラ33、現像ローラ34および層厚規制ブレード35とを備えている。
トナーホッパ32には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。このトナーとしては、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体に代表される重合性単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。重合トナーは、平均粒径は、約6〜10μm程度の略球形状をなし、流動性が極めて良好である。なお、重合トナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合される。さらに、トナーの流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加される。
【0029】
また、トナーホッパ32には、アジテータ36が設けられている。このアジテータ36は、トナーホッパ32内の中心に回転可能に支持される回転軸37と、その回転軸37の周りに設けられる攪拌羽根38と、その攪拌羽根38の遊端部に貼着されるフィルム39とを備えている。回転軸37が矢印方向へ回転すると、攪拌羽根38が周方向に移動して、フィルム39がトナーホッパ32内のトナーを掻き上げて、次に述べる供給ローラ33に向けて搬送する。
【0030】
回転軸37の攪拌羽根38が設けられた側と反対側には、トナーホッパ32の側壁に設けられるトナーの残量検知用の窓40を清掃するためのクリーナ41が設けられている。
供給ローラ33は、トナーホッパ32の側方において、アジテータ36の回転方向と逆方向に回転可能に設けられている。供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性のウレタンスポンジが被覆されて構成される。
【0031】
現像ローラ34は、供給ローラ33の側方において、供給ローラ33の回転方向と同方向に回転可能に設けられている。現像ローラ34は、金属製のローラ軸の表面に、導電性の弾性材料、カーボン微粒子を含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムを被覆し、その弾性材料の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層を被覆して形成される。また、現像ローラ34のローラ軸には、図示しない電源が接続され、所定の現像バイアスが印加されている。
【0032】
そして、これら供給ローラ33と現像ローラ34とは、互いに対向配置され、現像ローラ34に対して供給ローラ33がある程度圧縮するような状態で接触されており、供給ローラ33と現像ローラ34とは、それらの対向接触部分において、互いに逆方向に回転する。
層厚規制ブレード35は、供給ローラ33の上方であって、現像ローラ34の回転方向における供給ローラ33との対向位置と感光ドラム28との対向位置との間において、現像ローラ34の軸方向に沿って現像ローラ34と対向配置されている。この層厚規制ブレード35は、板ばね部材42と、その板ばね部材42の先端部に設けられ、現像ローラ34と接触される絶縁性のシリコーンゴムからなる圧接部43と、板ばね部材42の裏面に設けられるバックアップ部材44と、板ばね部材42の後端部を現像カートリッジ29に支持させるためのサポート部材45とを備えている。
【0033】
層厚規制ブレード35は、板ばね部材42がサポート部材45によって現像カートリッジ29に支持された状態で、圧接部43が板ばね部材42の弾性力によって、現像ローラ34の表面に圧接されている。
トナーホッパ32内のトナーは、アジテータ36の回転によって掻き上られ、供給ローラ33に向けて搬送される。なお、このアジテータ36の回転により、クリーナ41が回転され窓40が清掃される。
【0034】
供給ローラ33に搬送されてきたトナーは、その供給ローラ33の回転によって、現像ローラ34に供給される。この供給ローラ33から現像ローラ34へのトナーの供給時において、供給ローラ33と現像ローラ34との間においてトナーが摺擦され正極性に帯電される。
そして、帯電されたトナーは、現像ローラ34の表面上に担持され、現像ローラ34の回転に伴って、現像ローラ34と層厚規制ブレード35の圧接部43との間に進入する。トナーは現像ローラ34と圧接部43との間を通過するときに、さらに摩擦によって帯電され、その層の厚さが規制されて、現像ローラ34の表面上に薄層として担持される。
【0035】
感光ドラム28は、現像ローラ34の側方において、その現像ローラ34と対向配置され、現像ローラ34の回転方向と逆方向に回転可能となるようにドラムフレーム27に支持されている。この感光ドラム28は、円筒状のアルミニウム表面にポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層を形成したものであり、円筒状アルミニウムは電気的に接地されている。
【0036】
スコロトロン型帯電器30は、感光ドラム28の上方において、感光ドラム28と接触しないように、所定の間隔を隔てて対向配置され、ドラムフレーム27に支持されている。このスコロトロン型帯電器30は、タングステン製の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム28の表面を一様に正極性に帯電させる。ワイヤと感光ドラム28との間には、グリッド電極30aが設けられる。
【0037】
クリーニング部53は、ドラムフレーム27内において、感光ドラム27に対して現像ローラ34の反対側に設けられており、発泡体ローラとしての1次クリーニングローラ54、2次クリーニングローラ55、紙粉貯留部56およびスクレーパ57を備えている。
1次クリーニングローラ54は、感光ドラム28の回転方向において、後述する転写ローラ31との対向位置の下流側であって、スコロトロン型帯電器30との対向位置の上流側において、感光ドラム28と接触するように対向配置されている。この1次クリーニングローラ54は、図3に示すように、引き抜き法で作製された鉄材にニッケルメッキを析出させた軸体からなるローラ軸54aと、発泡シリコーンゴム、発泡ウレタンゴム、発泡EPDMなど導電性の発泡体からなるローラ部54bとを備えている。ローラ部54bは、ローラ軸54aの軸方向両端部が露出するように、ローラ軸54aの軸方向にわたってローラ軸54aの周りに設けられている。また、この1次クリーニングローラ54は、図示しないギヤを介して感光ドラム28と連結されており、感光ドラム28の回転駆動に伴なって、矢印方向(時計方向)に回転可能にドラムフレーム27に支持されている。
【0038】
また、2次クリーニングローラ55は、1次クリーニングローラ54に対して感光ドラム28の反対側において、1次クリーニングローラ54と接触するように対向配置されている。この2次クリーニングローラ55は、引き抜き法で作製された鉄材にニッケルメッキを析出させた軸体からなり、その両端部のローラ軸55aと、内側部のローラ軸55aより大径のローラ部55bとが一体として形成される。また、ローラ部55bの表面粗さは、Rz(10点平均表面粗さ)が3.2μm以下とされている。また、この2次クリーニングローラ55は、図示しないギヤを介して1次クリーニングローラ54と連結されており、1次クリーニングローラ54の回転駆動に伴なって、1次クリーニングローラ54の回転方向と同じ方向へ回転可能にドラムフレーム27に支持されている。
【0039】
紙粉貯留部56は、2次クリーニングローラ55に対して1次クリーニングローラ54の反対側のドラムフレーム27で画成される空間として形成されている。
スクレーパ57は、2次クリーニングローラ55の上方において、2次クリーニングローラ55と接触するようにドラムフレーム27に支持されている。このスクレーパ57は、ウレタンなどの発泡体からなり、2次クリーニングローラ55に付着した紙粉を掻き取るように構成されている。
【0040】
感光ドラム28の回転に伴なって、感光ドラム28の表面は、スコロトロン型帯電器30により一様に正帯電され、所定の画像データに基づいてスキャナ部21から発光されたレーザビームが照射されることにより露光され、静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ34の回転により、現像ローラ34の表面上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触する時に、感光ドラム28の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム28の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。
【0041】
転写ローラ31は、感光ドラム28の下方において、この感光ドラム28に対向配置され、ドラムフレーム27に感光ドラム28の回転方向と逆方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ31は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて形成され、ローラ軸には図示しない電源が接続される。トナーを用紙3へ転写する時には、所定の転写バイアスが印加される。
【0042】
そして、感光ドラム28の回転に伴い、レジストローラ10から搬送されてくる用紙3が感光ドラム28の表面と接触しながら、感光ドラム28と転写ローラ31との間を通る間に、感光ドラム28の表面に担持されたトナーが、用紙3に転写される。トナーが転写された用紙3は、図1に示すように、搬送ベルト46を介して、定着部23に向けて搬送される。
【0043】
定着部23は、プロセスユニット22の側方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられており、加熱ローラ47と、押圧ローラ48と、搬送ローラ49とを備えている。加熱ローラ47は、金属製の素管内にヒータとしてハロゲンランプを備えている。押圧ローラ48は、加熱ローラ47の下方に対向配置され、その加熱ローラ47を下方から押圧するように設けられている。また、搬送ローラ49は、加熱ローラ47および押圧ローラ48に対して、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。
【0044】
用紙3に転写されたトナーは、加熱ローラ47と押圧ローラ48との間を通る間に、熱によって溶融し、用紙3に固着する。用紙3は、搬送ローラ49によって、本体ケーシング2に設けられる搬送ローラ50および排紙ローラ51に向けて搬送される。
搬送ローラ50は、搬送ローラ49に対して、用紙3の搬送方向下流側に設けられ、排紙ローラ51は、排紙トレイ52の上方に設けられる。搬送ローラ49によって搬送されてきた用紙3は、搬送ローラ50によって排紙ローラ51に搬送され、その後、排紙ローラ51によって、排紙トレイ52上に排出される。
【0045】
なお、このレーザプリンタ1では、転写ローラ31によって用紙3に転写された後に感光ドラム28の表面上に残存する残存トナーを現像ローラ34によって回収する、いわゆるクリーナレス現像方式によって残存トナーを回収している。このようなクリーナレス現像方式によって残存トナーを回収すれば、感光ドラム28から残存トナーを除去するためのブレードのような格別の部材および廃トナーの貯留部が不要となり、装置構成の簡略化を図ることができる。
【0046】
そして、このレーザプリンタ1では、クリーニング部53において、転写後に感光ドラム28の表面に残存する残存トナーを一時的に捕捉しつつ、転写時に用紙3から感光ドラム28の表面に付着する紙粉を回収するようにしている。
すなわち、トナーを、用紙3へ転写する時には、感光ドラム28上のトナーを1次クリーニングローラ54へ吸引するために、感光ドラム28の表面電位よりも低いバイアス(負極性のバイアス)が、1次クリーニングローラ54に印加される。すると、感光ドラム28に残存するトナーが、1次クリーニングローラ54に一時的に捕捉される。
【0047】
一方、トナーが用紙3へ転写されない時、つまり、連続して送られる用紙3と用紙3の間隔に相当する間には、感光ドラム28上の紙粉を1次クリーニングローラ54へ吸引するために、感光ドラム28の表面電位よりも高いバイアス(正極性のバイアス)が、1次クリーニングローラ54に印加される。すると、1次クリーニングローラ54に一時的に捕捉されているトナーは感光ドラム28に戻され、転写時に用紙3から感光ドラム28に付着した紙粉が、1次クリーニングローラ54に捕捉される。感光ドラム28に戻されたトナーは、現像ローラ34によって回収される。
【0048】
そのため、転写後に、感光ドラム28の表面に残存トナーが多量に残存しても、残存トナーを確実に現像ローラ34において回収することができる。よって、感光ドラム28に残存するトナーによる画質への悪影響を防止できる。
また、1次クリーニングローラ54上の紙粉のみを2次クリーニングローラ55に吸引するために、2次クリーニングローラ55には、1次クリーニングローラ54の表面電位よりも高いバイアス(正極性のバイアス)が、常に印加されている。
【0049】
1次クリーニングローラ54に捕捉された紙粉は、2次クリーニングローラ55と対向した時に、常に2次クリーニングローラ55へ電気的に捕捉される。2次クリーニングローラ55に捕捉された紙粉は、スクレーパ57と対向した時に、そのスクレーパ57によって掻き取られ、紙粉貯留部56に溜められる。
すなわち、このクリーニング部53では、1次クリーニングローラ54によって、感光ドラム28上の残存トナーおよび紙粉が電気的に吸引される。1次クリーニングローラ54に吸引されたトナーは感光ドラム28上へ電気的に戻される一方、1次クリーニングローラ54に吸引された紙粉は2次クリーニングローラ55によって電気的に吸引され、2次クリーニングローラ55に捕捉される。そのため、クリーナレス現像方式によって残存トナーの回収と並行して効率的に紙粉を除去することができ、紙粉除去性能の向上を図ることができる。
【0050】
しかも、2次クリーニングローラ55によって捕捉された紙粉が、スクレーパ57によって掻き取られた後、紙粉貯留部56において貯留されるので、除去された紙粉を飛散させることなく、溜めることができる。そのため、一旦除去した紙粉が、再び感光ドラム28に付着することを防止でき、紙粉除去性能の向上を図ることができる。また、スクレーパ57によって2次クリーニングローラ55に吸引された紙粉を掻き取るので、2次クリーニングローラ55の紙粉の捕捉性能を長期にわたって維持することができ、紙粉除去性能を保つことができる。
【0051】
これによって、クリーナレス現像方式によって残存トナーを良好に回収しつつ、効率的に紙粉を除去することができる。
また、このレーザプリンタ1には、用紙3の両面に画像を形成するための再搬送ユニット61を備えている。この再搬送ユニット61は、反転機構部62と、再搬送トレイ63とが、一体的に構成され、本体ケーシング2における後部側に、反転機構部62が外付けされるとともに、再搬送トレイ63が給紙トレイ6の上方に挿入されるような状態で、着脱自在に装着されている。
【0052】
反転機構部62は、本体ケーシング2の後壁に外付けされ、略断面矩形状のケーシング64に、反転ローラ66および再搬送ローラ67を備えるとともに、上端部から、反転ガイドプレート68を上方に向かって突出させている。
なお、搬送ローラ49の下流側には、一方の面に画像が形成され搬送ローラ49によって搬送されてきた用紙3を、搬送ローラ50に向かう方向(実線の状態)と、後述する反転ローラ66に向かう方向(仮想線の状態)とに選択的に切り換えるためのフラッパ65が設けられている。
【0053】
このフラッパ65は、本体ケーシング2の後部において回動可能に支持されており、搬送ローラ49の下流側近傍に配置され、図示しないソレノイドの励磁または非励磁により、一方の面に画像が形成され搬送ローラ49によって搬送されてきた用紙3を、搬送ローラ50に向かう方向(実線の状態)と、後述する反転ローラ66に向かう方向(仮想線の状態)とに選択的に切り換えることができるように揺動可能に設けられている。
【0054】
反転ローラ66は、フラッパ65の下流側であって、ケーシング64の上部に配置され、1対のローラからなり、正方向および逆方向に回転の切り換えができるように構成されている。この反転ローラ66は、まず正方向に回転して、用紙3を反転ガイドプレート68に向けて搬送し、その後、逆方向に回転して、用紙3を反転方向に搬送できるように構成されている。
【0055】
再搬送ローラ67は、反転ローラ66の下流側であって、ケーシング64における反転ローラ66のほぼ真下に配置され、1対のローラからなり、反転ローラ66によって反転された用紙3を、再搬送トレイ63に搬送できるように構成されている。
また、反転ガイドプレート68は、ケーシング64の上端部から、さらに上方に向かって延びる板状部材からなり、反転ローラ66により送られる用紙3をガイドするように構成されている。
【0056】
そして、用紙3の両面に画像を形成する場合には、まず、フラッパ65が、用紙3を反転ローラ66に向かわせる方向に切り換えられ、反転機構部62に、一方の面に画像が形成された用紙3が受け入れられる。その後、その受け入れられた用紙3が反転ローラ66に送られてくると、反転ローラ66は、用紙3を挟んだ状態で正回転して、この用紙3を一旦反転ガイドプレート68に沿って、外側上方に向けて搬送する。用紙3の大部分が外側上方に送られ、用紙3の後端付近が反転ローラ66に挟まれた時に、反転ローラ66の正回転が停止する。
【0057】
次いで、反転ローラ66は逆回転して、用紙3を、前後逆向きの状態で、ほぼ真下に向かうようにして、再搬送ローラ67に搬送する。なお、反転ローラ66を正回転から逆回転させるタイミングは、定着部23の下流側に設けられる用紙通過センサ76が、用紙3の後端を検知した時から所定時間を経過した時となるように制御されている。また、フラッパ65は、用紙3の反転ローラ66への搬送が終了すると、元の状態、すなわち、搬送ローラ49から送られる用紙3を搬送ローラ50に送る状態に切り換えられる。
【0058】
次いで、再搬送ローラ67に搬送されてきた用紙3は、次に述べる再搬送トレイ63へ搬送される。
再搬送トレイ63は、用紙3が供給される用紙供給部69、トレイ本体70および斜行ローラ71を備えている。
用紙供給部69は、反転機構部62の下側において本体ケーシング2の後部に外付けされ、湾曲形状の用紙案内部材72を備えている。再搬送ローラ67からほぼ鉛直方向で送られてくる用紙3は、用紙案内部材72の湾曲形状によって、略水平方向に案内され、トレイ本体70に向けて略水平な状態で送り出される。
【0059】
トレイ本体70は、略矩形板状をなし、給紙トレイ6の上方において、略水平方向に設けられており、その上流側端部が、用紙案内部材72に連結されるとともに、その下流側端部が、トレイ本体70から搬送ローラ9に用紙3を案内するための再搬送経路73の上流側端部に連結されている。再搬送経路73の下流側端部は、搬送ローラ9に向けて延びている。
【0060】
また、トレイ本体70における用紙3の搬送路には、用紙3を、図示しない基準板に当接させながら搬送するための斜行ローラ71が、用紙3の搬送方向において所定の間隔を隔てて2つ配置されている。
各斜行ローラ71は、トレイ本体70の幅方向一端部に設けられる図示しない基準板の近傍に配置され、その軸線が用紙3の搬送方向と略直交する方向に配置される斜行駆動ローラ74と、その斜行駆動ローラ74と用紙3を挟んで対向し、その軸線が、用紙3の搬送方向と略直交する方向から、用紙3の送り方向が基準面に向かう方向に傾斜する方向に配置される斜行従動ローラ75とを備えている。
【0061】
用紙供給部69からトレイ本体70に送り出された用紙3は、斜行ローラ71によって、その用紙3の幅方向一端縁が基準板に当接されながら、再搬送経路73を介して、搬送ローラ9へ送られる。表裏が反転された状態の用紙3は、レジストローラ10を経て画像形成位置に向けて搬送される。そして、再び、画像形成位置に搬送された用紙3の裏面が、感光ドラム28と対向接触され、可視像を形成するトナーが転写された後、定着部23において定着され、両面に画像が形成された状態で、排紙トレイ52上に排紙される。
【0062】
そして、このレーザプリンタ1において、1次クリーニングローラ54は、図3に示すように、ローラ部54bにおけるローラ軸54aの軸方向に沿う外周面81(後述する各ローラ端部82の径方向外側端部82aを除く。以下同様)が、セルの露出する発泡面として形成されている。ローラ部54bの軸方向両端部の各ローラ端部82には、スキン層83が形成されており、その各端面が、セルが露出していないスキン面とされている。
【0063】
各ローラ端部82は、図4にも示すように、ローラ軸54aの外周面と接触する半径方向内側端部82bから、外周面81と軸方向において面一となる半径方向外側端部82aまでの間において、その半径方向内側に端部内周部84が、その半径方向外側に端部外周部85がそれぞれ連続して形成されている。
端部内周部84は、ローラ軸54aの軸方向と直交する方向に沿って平面状に形成されている。また、端部外周部85は、端部内周部84側に対して、半径方向外側端部82aが、軸方向内側に向かうような断面円弧状に湾曲形成されている。
【0064】
そして、外周面81と、各端部外周部85における半径方向外側端部82aから径方向内側に向かう表面(すなわち、軸方向端面、以下同じ。)とのなす角度θ1が、90°より大きく、180°未満となり、各端部外周部85の曲率半径R1が、2mm以上となるように形成されている。
そして、このように形成された1次クリーニングローラ54が、感光ドラム28と軸方向に沿って圧接されている状態では、ローラ部54bの軸方向において、各半径方向外側端部82aを除く外周面81は、ローラ部54bの半径方向の厚さ(ローラ軸54aの軸方向と直交する方向におけるローラ軸54aの外周面から外周面81までの厚さ)が等しく、かつ、その表面が発泡面から形成されているので、感光ドラム28から、圧接力に対する等しい反力F2、F3を受ける。
【0065】
一方、各ローラ端部82には、スキン層83が形成されているので、ローラ端部82の剛性は、発泡体層のみによって形成されるローラ部54bの剛性よりも大きくなっている。しかし、各ローラ端部82では、外周面81と軸方向端面とのなす角度θ1が、90°より大きく、180°未満として形成されている。よって、各ローラ端部82を感光ドラム28と圧接させた時には、各端部外周部85が、その軸方向内側に倒れ込むように撓むので、感光ドラム28からの反力を緩和する。そのため、各半径方向外側端部82aを除く外周面81が受ける反力F2およびF3と、各半径方向外側端部82aが受ける反力F1とを等しくすることができ、1次クリーニングローラ54を、感光ドラム28に対して均一に圧接させることができる。
【0066】
そして、このような1次クリーニングローラ54を製造するには、まず、図12(a)に示すような所定の金型86内に、ローラ軸54aを配置した後、その金型86内に発泡成形用原料を注入して発泡成形する。
より具体的には、図12(a)に示すように、金型86は、2つの半割体からなる第1金型87および第2金型88から構成されている。
【0067】
第1金型87および第2金型88には、その長手方向に沿って、ローラ部54bの外周部を形成するためのローラ形成面89と、ローラ部54bの各ローラ端部82を形成するための各端部形成面91と、ローラ軸54aを受ける軸受け部90とがそれぞれ形成されている。
ローラ形成面89は、第1金型87および第2金型88が型締めされた状態で、ローラ部54bの外周部に沿う円筒形状に形成されている。また、各端部形成面91は、第1金型87および第2金型88が型締めされた状態で、上記したような、ローラ軸54aの軸方向と直交する方向に沿う端部内周部84と、端部内周部84側に対して半径方向外側端部82aが軸方向内側に向かう円弧状の端部外周部85とに沿う形状に形成されている。また、軸受け部90は、ローラ形成面89の長手方向両外側において、ローラ軸54aの軸方向両端部を受けることができるように、第1金型87および第2金型88が型締めされた状態で、細長い略円筒形状に形成されている。
【0068】
なお、第2金型88の長手方向中央部には、発泡成形用原料を注入するための、原料注入口92が、その外側面からローラ形成面89を貫通するように設けられている。
そして、1次クリーニングローラ54のローラ部54bの発泡成形は、まず、第1金型87の軸受け部90にローラ軸54aを配置した後、第1金型87および第2金型88を型締めする。第1金型87および第2金型88が型締めされた状態では、軸受け部90がローラ軸54aによって閉鎖され、ローラ形成面89と各端部形成面91とで、第1金型87および第2金型88の内周面が形成される。次いで、原料注入口92から、予め、樹脂、発泡剤および導電剤などが混練された発泡成形用原料を、金型86内に注入し、必要により金型86を所定の温度に加熱して、ローラ部54bを発泡成形する。
【0069】
なお、発泡成形に用いられる樹脂としては、たとえば、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、EPDM樹脂などが挙げられる。発泡剤は、公知の化学発泡剤が挙げられる。導電剤は、カーボンなどが挙げられる。また、発泡成形の条件は、特に限定されず、公知の条件を適用すればよい。
次いで、第1金型87および第2金型88を型開きして、発泡成形された1次クリーニングローラ54を取り出した後、発泡成形により得られたローラ部54bの軸方向に沿う外周部に形成されるスキン層83を除去し、ローラ部54bにおける軸方向に沿う外周面81として発泡面を露出させる。
【0070】
すなわち、ローラ部54bの発泡成形時において、発泡された樹脂が金型86の内周面(すなわち、ローラ形成面89と各端部形成面91)と接触する部分、つまり、ローラ部54bの外周部および両端部には、図12(b)に示すように、スキン層83が形成されている。従って、ローラ形成面89との接触により形成されたローラ部54bの軸方向に沿う外周部に形成されるスキン層83のみを、研磨加工によって除去する。
【0071】
これによって、図3に示すように、ローラ部54bの軸方向に沿った外周面81が発泡面とされ、軸方向両端部の各ローラ端部82にはスキン層83が残存する、その各端面がスキン面とされるローラ部54bを備える1次クリーニングローラ54を得ることができる。
そして、1次クリーニングローラ54をこのようにして製造すれば、ローラ部54bが金型86内において発泡成形されるので、略球形の均一なセル(たとえば、セル径16μm±20μm、開口率70〜80%)を形成することができる。そのため、1次クリーニングローラ54を、その軸方向において、感光ドラム28と均一な圧接力で圧接させることができる。
【0072】
しかも、発泡成形後に、ローラ部54bにおける軸方向に沿う外周部に形成されるスキン層83のみを除去して、ローラ部54bにおける軸方向に沿う外周面81のみを、発泡面として露出させる。つまり、軸方向に沿った外周部のみを研磨加工し、各ローラ端部82を研磨加工しないので、工数の低減化による生産性の向上およびコストの低減化を図ることができる。
【0073】
そして、このようにして得られた1次クリーニングローラ54では、ローラ部54bの軸方向両端部の各ローラ端部82がスキン層83のままであるため、製造時において、ローラ部54bの軸方向両端部をカットする工程を省略して、生産性の向上およびコストの低減化を図ることができる。
また、1次クリーニングローラ54を感光ドラム28と圧接させた時には、たとえローラ部54bの各ローラ端部82にスキン層83が形成されていても、上記したように、各ローラ端部82において、感光ドラム28からの反力を緩和することができる。そのため、外周面81に対する各ローラ端部82の角度を規定するのみの簡易な構成によって、ローラ部54bの各ローラ端部82における感光ドラム28との強い圧接を回避することができる。
【0074】
また、図3および図4に示す実施形態では、各ローラ端部82を、ローラ軸54aの軸方向と直交する方向に沿う平面状の端部内周部84と、端部内周部84側に対して半径方向外側端部82aが軸方向内側に向かう断面円弧状の端部外周部85とによって形成したが、図5に示すように、各ローラ端部82を、半径方向内側端部82bに対して半径方向外側端部82aが、半径方向すべてにわたって、軸方向内側に向かうような断面円弧状に湾曲形成してもよい。
【0075】
すなわち、図5において、この1次クリーニングローラ54は、そのローラ部54bの各ローラ端部82は、半径方向内側端部82bに対して半径方向外側端部82aが、半径方向内側端部82bから半径方向外側端部82aまでのすべてにわたって、軸方向内側に向かうような断面円弧状に湾曲形成されている。そして、外周面81と、各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから半径方向内側に向かう表面とのなす角度θ2が、90°より大きく、180°未満となり、各ローラ端部82の曲率半径R2が、1次クリーニングローラ54の半径R2´(すなわち、ローラ軸54aの軸芯から外周面81までの長さ)を超えるように形成されている。
【0076】
このような図5に示す実施形態においても、図3および図4に示す実施形態と同様に、各ローラ端部82では、外周面81と各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから径方向内側に向かう表面とのなす角度θ2が、90°より大きく、180°未満として形成されている。よって、各ローラ端部82を感光ドラム28と圧接させた時には、各ローラ端部82が、その軸方向内側に倒れ込むように撓むので、感光ドラム28からの反力を緩和する。そのため、各半径方向外側端部82aを除く外周面81が受ける反力と、各半径方向外側端部82aが受ける反力とを等しくすることができ、1次クリーニングローラ54を、感光ドラム28に対して均一に圧接させることができる。
【0077】
また、図3ないし図5に示す実施形態では、各ローラ端部82における感光ドラム28と接触する半径方向外側端部82a側を曲面に形成したが、図6に示すように、端部外周部85を、面取り状の平面として形成してもよい。
すなわち、図6において、この1次クリーニングローラ54は、そのローラ部54bの各ローラ端部82が、図3および図4に示す1次クリーニングローラ54と同様に、その半径方向内側に端部内周部84が、その半径方向外側に端部外周部85がそれぞれ連続して形成されており、端部内周部84が、ローラ軸54aの軸方向と直交する方向に平面状に形成されている。
【0078】
そして、この実施形態では、端部外周部85が、端部内周部84から軸方向内側に向かって平面状に屈曲形成されており、外周面81と各端部外周部85の表面とのなす角度θ3が、90°より大きく、180°未満となり、また、端部外周部85の長さLが、1mm以上として形成されている。
このような図6に示す実施形態においても、図3ないし図5に示す実施形態と同様に、各ローラ端部82では、外周面81と各端部外周部85の表面とのなす角度θ3が、90°より大きく、180°未満として形成されている。よって、各ローラ端部82を感光ドラム28と圧接させた時には、各端部外周部85が、その軸方向内側に倒れ込むように撓むので、感光ドラム28からの反力を緩和する。そのため、各半径方向外側端部82aを除く外周面81が受ける反力と、各半径方向外側端部82aが受ける反力とを等しくすることができ、1次クリーニングローラ54を、感光ドラム28に対して均一に圧接させることができる。
【0079】
さらに、図7に示すように、端部内周部84と端部外周部85を区別することなく、各ローラ端部82を、半径方向すべてにわたって、半径方向内側端部82bに対して半径方向外側端部82aが、軸方向内側に向かうような平面の傾斜状に形成してもよい。
すなわち、図7において、この1次クリーニングローラ54は、そのローラ部54bの各ローラ端部82は、半径方向内側端部82bに対して半径方向外側端部82aが、半径方向内側端部82bから半径方向外側端部82aまでのすべてにわたって軸方向内側に向かい、かつ、外周面81と各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから半径方向内側に向かう表面とのなす角度θ4が、90°より大きく、180°未満となるような平面の傾斜状に形成されている。
【0080】
このような図7に示す実施形態においても、上記の実施形態と同様に、各ローラ端部82では、外周面81と各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから径方向内側に向かう表面とのなす角度θ2が、90°より大きく、180°未満として形成されている。よって、各ローラ端部82を感光ドラム28と圧接させた時には、各ローラ端部82が、その軸方向内側に倒れ込むように撓むので、感光ドラム28からの反力を緩和する。そのため、各半径方向外側端部82aを除く外周面81が受ける反力と、各半径方向外側端部82aが受ける反力とを等しくすることができ、1次クリーニングローラ54を、感光ドラム28に対して均一に圧接させることができる。
【0081】
なお、以上に説明においては、外周面81と、各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから半径方向内側に向かう表面とのなす角度θ1ないしθ4を、90°より大きく、180°未満として形成したが、その逆、つまり、図8に示すように、外周面81と各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから径方向内側に向かう表面とのなす角度θ5を、90°未満で、0°より大きくなるように形成しても、感光ドラム28からの反力を緩和することができる。
【0082】
すなわち、図8では、そのローラ部54bの各ローラ端部82が、半径方向内側端部82bから半径方向外側端部82aまでのすべてにわたって、半径方向内側端部82bに対して半径方向外側端部82aが、軸方向外側に向かい、かつ、外周面81と各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから半径方向内側に向かう表面とのなす角度θ5が、90°より小さく、0°より大きくなるような平面の傾斜状に形成されている。
【0083】
このような図8に示すものにおいても、上記の実施形態と同様に、各ローラ端部82では、外周面81と各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから径方向内側に向かう表面とのなす角度θ5が、90°より小さく、0°より大きく形成されている。よって、各ローラ端部82を感光ドラム28と圧接させた時には、各ローラ端部82が、その軸方向外側に倒れ込むように撓むので、感光ドラム28からの反力を緩和することができる。
【0084】
なお、図8に示すものでは、上記した製造時において、ローラ部54bの軸方向における外周部のスキン層83を研磨する工程において、研磨具の半径方向からのローラ部54bに対する押圧力によって、ローラ端部82が軸方向外側に倒れてしまい、ローラ端部82のスキン層83が、引きちぎれたような形状となる場合がある。
【0085】
また、上記の実施形態などでは、外周面81と、各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから半径方向内側に向かう表面とのなす角度θ1ないしθ5を、90°以外の角度に形成することにより、感光ドラム28からの反力を緩和するようにした。しかし、外周面81と、各ローラ端部82における半径方向外側端部82aから半径方向内側に向かう表面とのなす角度が90°であっても、図9や図10に示すように、ローラ部54bのローラ端部82の端面に、応力緩和部分として、凹部93や突部94などを設けることによって、感光ドラム28からの反力を緩和することもできる。
【0086】
すなわち、図9では、各ローラ端部82が、ローラ軸54aの軸方向と直交する方向に沿って平面状に形成されており、半径方向内側端部82bから半径方向外側端部82aに向かう途中に、ローラ端部82の端面から軸方向内側に向かって断面半円状に窪む環状の凹部93が形成されている。
また、図10では、各ローラ端部82が、ローラ軸54aの軸方向と直交する方向に沿って平面状に形成されており、半径方向内側端部82bから半径方向外側端部82aに向かう途中に、軸方向外側に向かって断面半円状に突出する環状の突部94が形成されている。
【0087】
このような応力緩和部分を形成すれば、各ローラ端部82を感光ドラム28と圧接させた時には、その応力緩和部分において、感光ドラム28からの反力を緩和することができるので、応力緩和部分を設けるのみの簡易な構成によって、良好に感光ドラム28からの反力を良好に緩和して、ローラ部54bの各ローラ端部82における感光ドラム28との強い圧接を回避することができる。
【0088】
とりわけ、図9に示す実施形態では、ローラ部54bのローラ端部82に環状の凹部93を、図10に示す実施形態では、ローラ部54bのローラ端部82に環状の突部94を形成するのみで、感光ドラム28からの反力を緩和させることができるので、応力緩和部分を簡易に形成しつつ、良好に感光ドラム28からの反力を緩和することができる。
【0089】
なお、凹部93および突部94の形状は、特に制限されず、たとえば、断面矩形状や、断面三角状などであってもよく、凹部93の軸方向における深さH1および突部94の軸方向における突出長さH2は、1mm以上として形成することが好ましい。
さらに、このような凹部93および突部94などの応力緩和部分を設けずとも、発泡成形時に、ローラ部54bの半径方向の厚さ(ローラ軸54aの軸方向と直交する方向におけるローラ軸54aの外周面から外周面81までの厚さ)と、スキン層の厚さとを調整することにより、ローラ部54bの各ローラ端部82において感光ドラム28からの反力を緩和することもできる。
【0090】
すなわち、図11に示す実施形態では、上記した発泡成形時において、成形条件を適宜選択することによって、ローラ部54bの半径方向の厚さD1が、3mm以上となるように、かつ、各ローラ端部82のスキン層83の厚さD2が、1mm以下となるように成形されている。
このように成形すれば、ローラ部54bの半径方向の厚さD1に対して、各ローラ端部82のスキン層83の厚さD2が小さいため、ローラ部54bの各ローラ端部82を感光ドラム28と圧接させた時には、ローラ部54bの軸方向両端部のローラ端部82が、そのローラ端部82よりも軸方向内側の発泡層のみから形成されるローラ部54bと同程度に撓んで、感光ドラム28からの反力を緩和させることができる。そのため、成形条件を選択するのみの簡易な方法によって、良好に感光ドラム28からの反力を緩和して、各ローラ端部82における感光ドラム28との強い圧接を回避することができる。
【0091】
そして、このレーザプリンタ1のプロセスユニット22では、上記したローラ部54bを備える1次クリーニングローラ54が感光ドラム28と均一に圧接されるので、感光ドラム28の表面を良好にクリーニングして、良好な現像および転写を達成することができ、良好な画像形成を達成することができる。
なお、上記の説明では、本発明の発泡体ローラを、1次クリーニングローラ54として説明したが、本発明の発泡体ローラは、たとえば、供給ローラ33など、発泡体から形成されるローラであれば、特に限定されることなく適用することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、ローラ部の軸方向両端部をカットする工程を省略して、生産性の向上およびコストの低減化を図ることができ、しかも、外周面に対する端面の角度を規定するのみの簡易な構成によって、良好に被圧接部材からの反力を良好に緩和して、ローラ部の軸方向両端部における被圧接部材との強い圧接を回避することができる。
【0093】
請求項2に記載の発明によれば、応力緩和部分を設けるのみの簡易な構成によって、良好に被圧接部材からの反力を良好に緩和して、ローラ部の軸方向両端部における被圧接部材との強い圧接を回避することができる。
請求項3に記載の発明によれば、応力緩和部分を凹部により簡易に形成しつつ、良好に被圧接部材からの反力を緩和することができる。
【0094】
請求項4に記載の発明によれば、応力緩和部分を突部により簡易に形成しつつ、良好に被圧接部材からの反力を緩和することができる。
請求項5に記載の発明によれば、発泡体ローラを、その軸方向において、被圧接部材と均一な圧接力で圧接させることができる。また、外周部のみを加工し、端部を加工しないので、工数の低減化による生産性の向上およびコストの低減化を図ることができる。
【0095】
請求項6に記載の発明によれば、簡易かつ確実に外周面を発泡面とすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、クリーニングローラを、被圧接部材に均一に圧接させて、良好なクリーニングを達成することができる。
請求項8に記載の発明によれば、像担持体と均一に圧接させることができるので、像担持体の表面を良好にクリーニングすることができ、良好な現像および転写を達成することができる。
【0096】
請求項9に記載の発明によれば、良好な画像形成を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタのプロセスユニットを示す側断面図である。
【図3】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの断面図である。
【図4】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラと感光ドラムとの接触部分の拡大断面図である。
【図5】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの他の実施形態(各ローラ端部を、半径方向すべてにわたって、半径方向内側端部に対して半径方向外側端部が、軸方向内側に向かうような断面円弧状に湾曲形成する)の端部における感光ドラムとの接触部分の拡大断面図である。
【図6】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの他の実施形態(ローラ端部の端部外周部を、面取り状の平面として形成する)の端部における感光ドラムとの接触部分の拡大断面図である。
【図7】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの他の実施形態(各ローラ端部を、半径方向すべてにわたって、半径方向内側端部に対して半径方向外側端部が、軸方向内側に向かうような平面の傾斜状に形成する)の端部における感光ドラムとの接触部分の拡大断面図である。
【図8】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの他の実施形態(各ローラ端部が、半径方向内側端部から半径方向外側端部までのすべてにわたって、半径方向内側端部に対して半径方向外側端部が、軸方向外側に向かうような平面の傾斜状に形成する)の端部における拡大断面図である。
【図9】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの他の実施形態(ローラ端部に、ローラ端部の端面から軸方向内側に向かって断面半円状に窪む環状の凹部を形成する)の端部における感光ドラムとの接触部分の拡大断面図である。
【図10】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの他の実施形態(ローラ端部に、ローラ端部の端面から軸方向外側に向かって断面半円状に突出する環状の突部を形成する)の端部における感光ドラムとの接触部分の拡大断面図である。
【図11】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの他の実施形態(ローラ部の半径方向の厚さと、スキン層の厚さとを調整する)の端部における感光ドラムとの接触部分の拡大断面図である。
【図12】図1に示すレーザプリンタのクリーニングローラの成形方法の概略説明図であって、
(a)は、1次クリーニングローラのローラ部を形成する金型の断面図を示し、
(b)は、発泡成形後であって、軸方向に沿う外周部および各ローラ端部にスキン層が形成されている状態の1次クリーニングローラの断面図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
22 プロセスユニット
28 感光ドラム
54 1次クリーニングローラ
54a ローラ軸
54b ローラ部
81 外周面
82 ローラ端部
83 スキン層
86 金型
93 凹部
94 突部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a foam roller, a cleaning roller, a process device, and an image forming device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a process device mounted on an electrophotographic image forming apparatus includes toner remaining on the surface of the photosensitive drum after transfer of a toner image onto a sheet of paper and paper dust adhering to the surface of the photosensitive drum from the sheet of paper. Cleaning roller for removing the toner.
[0003]
Such a cleaning roller is usually covered with a roller portion made of foam along the axial direction around a metal roller shaft, for example, by disposing the roller shaft in a predetermined mold, Into the mold, a resin, a foaming agent, a conductive agent and the like are kneaded, and a raw material for foam molding is injected and foamed, whereby a roller portion made of foam is molded to be manufactured. I have.
[0004]
In the production of such a cleaning roller, at the time of foam molding, the foamed resin is in contact with the inner surface of the mold, that is, a skin layer is formed on the outer peripheral portion and both end portions of the roller portion. After the molding, first, the skin layers at both ends of the roller portion are cut, and then the skin layer at the outer peripheral portion is polished and removed so that the both end surfaces and the outer peripheral surface of the roller portion are processed into foamed surfaces. ing.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the outer peripheral portion is polished by cutting both end portions of the roller portion after foam molding, there is a problem that the number of processing steps is increased, and productivity cannot be improved and cost reduction cannot be achieved.
However, since the outer peripheral surface of the roller portion is in contact with the surface of the photosensitive drum, it is necessary to have a foamed surface, while the both end surfaces of the roller portion do not necessarily have to be a foamed surface. In addition, it is conceivable to reduce the number of processes by omitting the cutting process of both ends of the roller portion and performing only the polishing process of the outer peripheral portion of the roller portion.
[0006]
However, if the skin layer remains on both ends of the roller portion, when the cleaning roller is pressed against the photosensitive drum, the rigidity of both ends of the roller portion formed by the skin layer is increased in the axial direction inside the both ends. Since the rigidity of the roller portion formed only by the body layer is greater than that of the roller portion, both end portions of the roller portion are strongly pressed against the photosensitive drum, and the roller portion axially inside the both end portions is weakly pressed against the photosensitive drum. It is not possible to make uniform pressure contact in the direction, and as a result, a uniform and necessary pressure contact force between the cleaning roller and the photosensitive drum may not be obtained.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and aims to reduce the productivity and cost, and to uniformly press the member to be pressed. The present invention provides a foam roller, a cleaning roller including the foam roller, a process device including the cleaning roller, and an image forming apparatus including the process device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Claims to achieve the above object1The invention described in (1) is a foam roller including a shaft portion, and a roller portion made of foam provided around the shaft portion along the axial direction of the shaft portion, wherein an outer periphery of the roller portion along the axial direction is provided. The surface is a foamed surface, at both ends in the axial direction of the roller portion,By forming the skin layer, each end face in the axial direction of the roller portion is a skin surface,The angle between the outer peripheral surface along the axial direction of the roller portion and the axial end surface of the roller portion is formed to be greater than 90 ° and less than 180 °.
[0009]
According to such a configuration, both ends in the axial direction of the roller portionEach end face is a skin faceTherefore, the step of cutting both end portions of the roller portion in the axial direction can be omitted at the time of manufacturing, so that productivity can be improved and cost can be reduced. In addition, since the angle between the outer peripheral surface along the axial direction of the roller portion and the axial end surface of the roller portion is formed to be greater than 90 ° and less than 180 °, the foam roller was pressed against the member to be pressed. At times, the axial end face of the roller portion falls down inward in the axial direction, so that the reaction force from the pressed member can be reduced. Therefore, by a simple configuration that only defines the angle of the end face with respect to the outer peripheral surface, the reaction force from the member to be pressed is satisfactorily alleviated, and strong pressure contact with the member to be pressed at both ends in the axial direction of the roller portion is achieved. Can be avoided.
[0010]
The invention according to
[0011]
According to such a configuration, since both end surfaces of both ends in the axial direction of the roller portion remain skin surfaces, a step of cutting both end portions in the axial direction of the roller portion is omitted at the time of manufacturing, thereby improving productivity. In addition, cost can be reduced. In addition, since the stress relief portion for relaxing the reaction force is formed at the end face portion formed in a plane along the direction orthogonal to the axial direction of the shaft portion, the foam roller is pressed against the member to be pressed. When this is done, the reaction force from the member to be pressed can be reduced in the stress relaxing portion. Therefore, with a simple configuration in which only the stress relaxation portion is provided, it is possible to satisfactorily ease the reaction force from the member to be pressed and avoid strong pressure contact with the member to be pressed at both axial ends of the roller portion. it can.
[0012]
Claims3The invention described in claim2In the invention described in (1), the stress relieving portion is an annular concave portion formed on both axial end surfaces of the roller portion and depressed inward in the axial direction.
According to such a configuration, only the annular concave portion that is depressed inward in the axial direction is formed on both end surfaces in the axial direction of the roller portion. When the foam roller is pressed against the member to be pressed, the concave portion is covered by the concave portion. The reaction force from the pressing member can be reduced. Therefore, it is possible to satisfactorily reduce the reaction force from the member to be pressed while easily forming the stress relaxing portion by the concave portion.
[0013]
Claims4The invention described in claim2In the invention described in (1), the stress relaxation portion is an annular protrusion formed on both axial end surfaces of the roller portion and protruding outward in the axial direction.
According to such a configuration, only the annular protrusion protruding outward in the axial direction is formed on both end surfaces in the axial direction of the roller portion. When the foam roller is pressed against the member to be pressed, the protrusion is formed. Thereby, the reaction force from the member to be pressed can be reduced. Therefore, the reaction force from the member to be pressed can be satisfactorily mitigated while easily forming the stress relaxation portion by the projection.
[0014]
Claims5The invention described in Claim 14In the invention according to any one of the above, the shaft portion is disposed in a predetermined mold, and after foaming molding is performed by injecting a foam molding material into the mold, an outer peripheral portion along the axial direction of the roller portion. It is characterized by being obtained by processing only
According to such a configuration, since the roller portion is foam-formed in the mold, a substantially spherical uniform cell can be formed. Therefore, the foamed roller can be pressed against the member to be pressed in the axial direction with a uniform pressing force. Further, since only the outer peripheral portion is processed and the end portion is not processed, the productivity can be improved and the cost can be reduced by reducing the number of steps.
[0015]
Claims6The invention described in claim5In the invention described in the above, after the foam molding, a skin layer formed on an outer peripheral portion along the axial direction of the roller portion is removed, and a foam surface is exposed as an outer peripheral surface along the axial direction of the roller portion. And
According to such a configuration, after foam molding, the skin layer formed on the outer peripheral portion along the axial direction of the roller portion is removed, and the foam surface is exposed as the outer peripheral surface along the axial direction of the roller portion. The outer peripheral surface can be reliably made a foamed surface.
[0016]
Claims7Is a cleaning roller provided in the image forming apparatus, wherein the cleaning roller is provided in the image forming apparatus.6Or the foamed roller according to any one of the above.
According to such a configuration, the cleaning roller can be uniformly pressed against the member to be pressed, so that good cleaning can be achieved.
[0017]
Claims8The present invention provides a process apparatus including an image carrier, further comprising a cleaning roller for cleaning a surface of the image carrier, wherein the cleaning roller is a cleaning device,6Or the foamed roller according to any one of the above.
According to such a configuration, the cleaning roller can be uniformly pressed against the image carrier, so that the surface of the image carrier can be cleaned well. Therefore, good development and transfer can be achieved.
[0018]
Claims9The present invention is an image forming apparatus,8The process device described in (1) is provided.
If such a process device is provided, good development and transfer can be achieved, so that good image formation can be achieved.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a sectional side view showing a main part of an embodiment of a laser printer as an image forming apparatus of the present invention.
In FIG. 1, a
[0020]
The feeder unit 4 includes a
[0021]
The
[0022]
The paper feed mechanism unit 7 includes a
Then, the uppermost sheet 3 on the sheet pressing plate 11 is pressed toward the
[0023]
The registration roller 10 is composed of a pair of rollers, and is configured to send the sheet 3 to an image forming position (a contact portion between a
The feeder unit 4 of the
[0024]
The
The multi-purpose
[0025]
Then, the uppermost sheet 3 stacked on the
[0026]
The image forming unit 5 includes a
The
[0027]
The
[0028]
The developing
The
[0029]
The
[0030]
A cleaner 41 for cleaning a
The
[0031]
The developing
[0032]
The
The layer
[0033]
The
The toner in the
[0034]
The toner conveyed to the
Then, the charged toner is carried on the surface of the developing
[0035]
The
[0036]
The scorotron-
[0037]
The
The
[0038]
The
[0039]
The paper
The
[0040]
With the rotation of the
Then, by the rotation of the developing
[0041]
The
[0042]
While the
[0043]
The fixing
[0044]
The toner transferred to the sheet 3 is melted by heat while passing between the heating roller 47 and the
The transport roller 50 is provided downstream of the
[0045]
In the
[0046]
In the
That is, when transferring the toner to the paper 3, a bias (negative bias) lower than the surface potential of the
[0047]
On the other hand, when the toner is not transferred to the paper 3, that is, during a period corresponding to the interval between the paper 3 that is continuously fed, the paper dust on the
[0048]
Therefore, even if a large amount of residual toner remains on the surface of the
Further, in order to suck only the paper dust on the
[0049]
The paper dust captured by the
That is, in the
[0050]
In addition, since the paper dust captured by the
[0051]
This makes it possible to efficiently remove paper dust while satisfactorily recovering the remaining toner by the cleanerless developing method.
Further, the
[0052]
The reversing
On the downstream side of the
[0053]
The
[0054]
The reversing
[0055]
The
The reversing
[0056]
When forming an image on both sides of the sheet 3, first, the
[0057]
Next, the reversing
[0058]
Next, the sheet 3 conveyed to the
The
The
[0059]
The
[0060]
A
Each of the
[0061]
The paper 3 sent out from the
[0062]
As shown in FIG. 3, in the
[0063]
As shown in FIG. 4, each
The end inner
[0064]
An angle θ1 formed between the outer
When the
[0065]
On the other hand, since the
[0066]
To manufacture such a
More specifically, as shown in FIG. 12A, the
[0067]
In the
The
[0068]
A
In the foam molding of the
[0069]
In addition, as a resin used for foam molding, for example, a silicone resin, a urethane resin, an EPDM resin, and the like can be given. Examples of the foaming agent include known chemical foaming agents. Examples of the conductive agent include carbon. The conditions for foam molding are not particularly limited, and known conditions may be applied.
Next, the
[0070]
That is, during foam molding of the
[0071]
As a result, as shown in FIG. 3, the outer
When the
[0072]
Moreover, after foam molding, only the
[0073]
In the
Further, when the
[0074]
Further, in the embodiment shown in FIGS. 3 and 4, each
[0075]
That is, in FIG. 5, the
[0076]
In the embodiment shown in FIG. 5 as well, similarly to the embodiment shown in FIGS. 3 and 4, each
[0077]
Further, in the embodiment shown in FIGS. 3 to 5, the
That is, in FIG. 6, the
[0078]
In the present embodiment, the end outer
In the embodiment shown in FIG. 6 as well, similarly to the embodiment shown in FIGS. 3 to 5, at each
[0079]
Further, as shown in FIG. 7, without distinguishing between the end inner
That is, in FIG. 7, in the
[0080]
In the embodiment shown in FIG. 7 as well, in the same manner as in the above-described embodiment, at each
[0081]
In the above description, the angles θ1 to θ4 formed between the outer
[0082]
That is,In FIG.Each of the roller ends 82 of the
[0083]
As shown in FIG.thingIn the same manner as in the above embodiment, at each
[0084]
In addition, shown in FIG.thingThen, at the time of the above-described manufacturing, in the step of polishing the
[0085]
Also, the above embodimentSuchIn this case, the angles θ1 to θ5 formed between the outer
[0086]
That is, in FIG. 9, each
Further, in FIG. 10, each
[0087]
By forming such a stress relief portion, when each
[0088]
Particularly, in the embodiment shown in FIG. 9, an annular
[0089]
The shapes of the
Further, even when such stress relief portions such as the
[0090]
That is, in the embodiment shown in FIG. 11, during the above-described foam molding, by appropriately selecting the molding conditions, the radial thickness D1 of the
If formed in this manner, the thickness D2 of the
[0091]
In the
In the above description, the foam roller of the present invention has been described as the
[0092]
【The invention's effect】
As mentioned above, the claims1According to the invention described in (1), it is possible to omit the step of cutting both ends in the axial direction of the roller portion, to improve the productivity and reduce the cost, and to define the angle of the end surface with respect to the outer peripheral surface. With this simple configuration, the reaction force from the member to be pressed can be satisfactorily alleviated, and strong pressure contact with the member to be pressed at both ends in the axial direction of the roller portion can be avoided.
[0093]
According to the second aspect of the present invention, by a simple configuration in which only the stress relaxation portion is provided, the reaction force from the pressure-contact member is favorably reduced, and the pressure-contact members at both axial ends of the roller portion. Strong pressure contact with the substrate can be avoided.
Claim3According to the invention described in (1), it is possible to satisfactorily reduce the reaction force from the member to be pressed while easily forming the stress relaxing portion by the concave portion.
[0094]
Claim4According to the invention described in (1), the reaction force from the member to be pressed can be satisfactorily reduced while the stress relaxation portion is easily formed by the projection.
Claim5According to the invention described in (1), the foamed roller can be pressed against the member to be pressed with a uniform pressing force in the axial direction thereof. Further, since only the outer peripheral portion is processed and the end portion is not processed, the productivity can be improved and the cost can be reduced by reducing the number of steps.
[0095]
Claim6According to the invention described in (1), the outer peripheral surface can be easily and reliably made a foamed surface.
Claim7According to the invention described in (1), good cleaning can be achieved by uniformly pressing the cleaning roller against the member to be pressed.
Claim8According to the invention described in (1), it is possible to make uniform pressure contact with the image carrier, so that the surface of the image carrier can be favorably cleaned, and good development and transfer can be achieved.
[0096]
Claim9According to the invention described in (1), good image formation can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a main part of an embodiment of a laser printer as an image forming apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view showing a process unit of the laser printer shown in FIG.
FIG. 3 is a sectional view of a cleaning roller of the laser printer shown in FIG.
FIG. 4 is an enlarged sectional view of a contact portion between a cleaning roller and a photosensitive drum of the laser printer shown in FIG.
FIG. 5 shows another embodiment of the cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1 in which each roller end extends radially inward, with the radially outer end facing axially inward relative to the radially inner end. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a contact portion with the photosensitive drum at an end portion (which is formed into a circular arc shape in section).
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a portion of the cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1 in contact with the photosensitive drum at the end of another embodiment (the outer peripheral portion of the roller end is formed as a chamfered flat surface). FIG.
FIG. 7 shows another embodiment of the cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1 in which each roller end extends radially inward, with the radially outer end facing axially inward relative to the radially inner end. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a contact portion with the photosensitive drum at an end portion (formed in such a plane inclined shape).
FIG. 8 shows another embodiment of the cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1 in which each roller end extends radially relative to the radially inner end, all the way from the radially inner end to the radially outer end. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view at an end (a direction outer end is formed to have a plane inclined toward the outside in the axial direction).
FIG. 9 shows another embodiment of the cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1 (an annular concave portion is formed at the roller end in a semicircular cross section inward in the axial direction from the end surface of the roller end). FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a contact portion with the photosensitive drum at an end portion of FIG.
FIG. 10 shows another embodiment of the cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1 (an annular protrusion is formed at the roller end portion so as to project from the end face of the roller end portion toward the outside in the axial direction in a semicircular cross section). 4 is an enlarged cross-sectional view of a contact portion with the photosensitive drum at an end portion of FIG.
FIG. 11 is an enlarged cross-sectional view of a portion of the cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1 which is in contact with the photosensitive drum at the end of another embodiment (adjusts the thickness of the roller portion in the radial direction and the thickness of the skin layer). FIG.
12 is a schematic explanatory view of a method of forming a cleaning roller of the laser printer shown in FIG. 1,
(A) is a sectional view of a mold for forming a roller portion of the primary cleaning roller,
FIG. 3B is a cross-sectional view of the primary cleaning roller after foam molding and in which a skin layer is formed on the outer peripheral portion along the axial direction and on each roller end.
[Explanation of symbols]
1 Laser printer
22 Process unit
28 Photosensitive drum
54 Primary Cleaning Roller
54a Roller shaft
54b Roller part
81 Outer peripheral surface
82 Roller end
83 skin layers
86 mold
93 recess
94 protrusion
Claims (9)
前記ローラ部における軸方向に沿う外周面が発泡面とされ、
前記ローラ部における軸方向両端部には、スキン層が形成されることにより、該ローラ部における軸方向の各端面がスキン面とされており、
前記ローラ部の軸方向に沿う外周面と、前記ローラ部の軸方向端面とのなす角度が、90°より大きく180°未満として形成されていることを特徴とする、発泡体ローラ。In a foam roller including a shaft portion and a roller portion made of foam provided along the axial direction of the shaft portion around the shaft portion,
An outer peripheral surface along the axial direction of the roller portion is a foamed surface,
By forming a skin layer at both ends in the axial direction of the roller portion, each end surface in the axial direction of the roller portion is a skin surface,
A foam roller, wherein an angle formed between an outer peripheral surface along the axial direction of the roller portion and an axial end surface of the roller portion is greater than 90 ° and less than 180 °.
前記ローラ部における軸方向に沿う外周面が発泡面とされ、 An outer peripheral surface along the axial direction of the roller portion is a foamed surface,
前記ローラ部における軸方向両端部には、スキン層が形成されることにより、該ローラ部における軸方向の各端面がスキン面とされており、 At both ends in the axial direction of the roller portion, a skin layer is formed, so that each end surface in the axial direction of the roller portion is a skin surface,
前記スキン層は、前記軸部と接触する半径方向内側端部と、前記外周面と軸方向において面一となる半径方向外側端部と、前記端面を構成する端面部と、を有し、 The skin layer has a radially inner end in contact with the shaft, a radially outer end that is flush with the outer peripheral surface in the axial direction, and an end surface that constitutes the end surface,
前記端面部が、前記軸部の軸方向と直交する方向に沿って平面状に形成されており、 The end face portion is formed in a planar shape along a direction orthogonal to the axial direction of the shaft portion,
前記端面部に、前記反力を緩和するための応力緩和部分が形成されていることを特徴とする、発泡体ローラ。 A foam roller, wherein a stress relaxation portion for relaxing the reaction force is formed on the end face portion.
請求項1ないし6のいずれかに記載の発泡体ローラからなることを特徴とする、クリーニングローラ。A cleaning roller provided in the image forming apparatus,
A cleaning roller comprising the foam roller according to any one of claims 1 to 6 .
前記像担持体の表面をクリーニングするためのクリーニングローラを備え、
前記クリーニングローラが、請求項1ないし6のいずれかに記載の発泡体ローラからなることを特徴とする、プロセス装置。In a process device including an image carrier,
A cleaning roller for cleaning the surface of the image carrier,
A process apparatus, wherein the cleaning roller comprises the foam roller according to any one of claims 1 to 6 .
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