JP3580241B2 - Hot dip galvanized steel sheet manufacturing equipment - Google Patents

Hot dip galvanized steel sheet manufacturing equipment Download PDF

Info

Publication number
JP3580241B2
JP3580241B2 JP2000324488A JP2000324488A JP3580241B2 JP 3580241 B2 JP3580241 B2 JP 3580241B2 JP 2000324488 A JP2000324488 A JP 2000324488A JP 2000324488 A JP2000324488 A JP 2000324488A JP 3580241 B2 JP3580241 B2 JP 3580241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten zinc
steel sheet
hot
dross
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000324488A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002129298A (en
Inventor
秀行 高橋
俊夫 石井
宗浩 石岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2000324488A priority Critical patent/JP3580241B2/en
Publication of JP2002129298A publication Critical patent/JP2002129298A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3580241B2 publication Critical patent/JP3580241B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融亜鉛槽内の溶融亜鉛に鋼板を連続的に浸漬して溶融亜鉛めっきを施す溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
連続溶融めっき法は鋼板に連続的に溶融金属めっきを施す技術であり、代表的には、連続的に鋼板を予備処理して所定の加熱パターンで高温に保持した後、めっき浴中に通板させ、めっき付着量を制御した後に、所定の冷却パターンにより常温まで冷却する方法が採用される。一般的な溶融金属めっき鋼板の製造ラインで用いられる溶融金属めっき装置の概略断面図を図6に示す。この装置では、鋼板Sは非酸化性雰囲気に保たれたスナウト27から、溶融金属からなるめっき浴22に引き込まれ、シンクロール23およびサポートロール25を経て鉛直方向に引き上げられ、ガスワイパー24で過剰の溶融金属が除去される。
【0003】
連続溶融めっきでは、めっき浴中で鋼板から溶出した鉄とめっき成分との金属間化合物、いわゆるドロスを生成する。ドロスは鉄成分を含有するので、一般的にその密度はめっき浴の密度に比べて大きくなり、ドロスはめっき浴中を沈降することになる。
【0004】
このドロスは、めっき成分と溶出した鉄との反応で発生するため、発生当初のドロスの粒径は小さく、鋼板に付着しても何ら問題とはならないが、凝集合体、温度変化あるいはめっき成分濃度の時間的履歴を受けるにつれてドロスが大きくなった後に鋼板に付着した場合には、表面品質を劣化させるばかりでなく、鋼板の加工時に表面の平滑性を損なうことにもなり、めっき鋼板の品質上大きな問題である。
【0005】
連続操業においてはこのようなドロスは最終的に浴底部に沈降するので、堆積したドロス量が増加すると、鋼板が通板することにより誘起される溶融亜鉛の流れによって、一旦沈降したドロスが再度浮遊することがあり、この再浮上したドロスの存在が最も製品品質上好ましくないものである。
【0006】
そのため、ドロスの巻き上げ防止に関して、特開平5−171388号公報においては、溶融亜鉛槽内のめっき浴を濾過装置に通して循環させることによりドロスを除去する特殊な浴槽が提案されている(従来技術1)。また、特開平4−154948号公報においては、溶融亜鉛槽と、めっき浴に浅い流路を介してつながる沈殿浴とにポンプを用いることで、浴中ロールの回転と鋼板の移動による攪拌効果でめっき浴内でドロスの沈降堆積を防止し、かつ生成するドロスを積極的に沈殿浴内で沈積沈降させて、ドロス分離できためっき浴をポンプで浴槽に戻す方法が提案されている(従来技術2)。さらに、特開平7−207419号公報においては、亜鉛めっき浴槽内に静定槽および吸引ポンプを設置し、シンクロールの下部に上面が傾斜した傾斜板を配設し、傾斜板の下部に吸引ポンプの吸い込み口を静定槽に連通させる方法が提案されている(従来技術3)。さらにまた、特開平7−268578号公報においては、図7に示すように、槽底が円弧状曲線を有するめっき槽31の外側に、ドロスを沈降堆積する沈殿槽33を設け、めっき浴中で鋼板Sを走行させることにより形成される流れによって、めっき槽31内のドロスを含む溶融亜鉛をめっき槽31出側に設けられた流路から沈殿槽33に導き、その一方で沈殿槽33内でドロスを沈降分離して清浄化された溶融亜鉛をめっき槽31入側に設けられた連通孔35からめっき槽31内に戻す方法が提案されている(従来技術4)。
【0007】
しかしながら、これらの技術には多くの問題が存在する。具体的には、従来技術1のような濾過式の場合には、濾過により除去できるドロスのサイズが経時的に変化して安定しないこと、また、濾過により除去されたドロスを濾過装置から取り除くためには濾過装置を停止しなければならず、その間は濾過ができないこと、という問題がある。また、従来技術2のようにめっき浴に流路を介してつながる沈殿浴とポンプとを用いた場合には、従来のめっき浴を加熱保持する装置に加えて沈殿浴を加熱保持するための装置が別途必要であり、かつ、その装置を制御する必要があること、また、耐食性の問題から溶融亜鉛中でポンプを長時間使用することは困難であり、ポンプのメンテナンスに手間がかかること、という問題がある。
【0008】
さらに、従来技術3では、従来技術2と同様のポンプを使用することに伴う問題に加えて、静定槽で回収できるドロスはシンクロール下部に沈降してきたドロスだけであり、鋼帯の通板速度を増速したときや鋼帯の幅を広くしたときには、めっき槽内で安定して沈降せずに巻き上げられたドロスが鋼帯表面に付着して表面欠陥を起こす危険性が高いこと、という問題がある。
【0009】
さらにまた、従来技術4では濾過装置やポンプを使用していないものの、めっき槽31内の溶融亜鉛が十分に攪拌されず、鋼板Sの表裏で進入板温度やめっき浴中のアルミ濃度に差が出てしまうこと、鋼板Sのシンクロール側に生じたドロスはめっき槽31外に排出されにくいため品質改善効果には限界があること、という問題がある。さらに、この技術のように単にシンクロールと沈降したドロスとの間に流れを遮断する部材を設けても、ドロスが巻き上げられることを完全に防止することは不可能である。
【0010】
いずれにしても、これら従来技術では、ポンプ等の駆動装置を用いることなく、鋼板の表裏に存在するドロスを適切に分離することができていないため、そのドロスを低減する能力には限界があり、抜本的にドロスを低減することは困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、濾過装置やポンプ等を用いずに溶融亜鉛からドロスを適切に分離することができ、ドロスを分離する能力が極めて高く、品質欠陥の極めて少ない高品質の溶融亜鉛系めっき鋼板を製造することができる溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、通常の操業に使用している溶融亜鉛槽(めっきポット)での溶融亜鉛めっきの流れ、ならびにドロスの発生メカニズムおよびドロスのめっきポット内での挙動を調査した。その結果、以下のことを確認した。
【0013】
すなわち、図1(a)、(b)、(c)に示すように、めっきポット内の溶融亜鉛の流れの駆動力になっているのは、
1.(a)の記号Aで示すめっきポット内を走行するストリップにより生じる溶融亜鉛の随伴流
2.(b)の記号Bで示すようなストリップおよびシンクロールの接触部分で行き場所のなくなった随伴流がシンクロール胴長方向に流れる吐き出し流
3.(c)の記号Cで示す溶融亜鉛を保熱あるいは加熱するための誘導加熱装置での電磁気力による流れ
4.(a)の記号Dで示す固相の亜鉛を供給するインゴット投入口近傍で生じる溶融亜鉛の温度不均一による自然対流による流れであり、このうち記号A、B、Cの流れが特に重要であることである。
【0014】
そして、シンクロール近傍下部からめっきポットの端部にドロスが集中的に堆積するのは、図1に示す記号Aの流れによって、ドロスが再度巻上げられる以外に、記号Bの流れによって、端からドロスを含む流れが底部に生じ、ドロスが巻上げられたり、吹き寄せられ、記号Cの流れによって、沈静化していたドロスが巻き上がることが原因であることが水モデル試験のデータから把握された。
【0015】
また、ストリップがめっきポットに進入するに際し、ストリップに付着する鉄粉およびストリップが溶融亜鉛と反応して溶出した鉄が、亜鉛との間で金属間化合物を生成する反応が初期に生じる。この金属間化合物は微細なドロスであり、この微細なドロスは、ストリップの走行に随伴して流されて、一旦は溶融亜鉛めっきポット底部に達し、底部の低温めっき浴と混合することにより、また、溶融亜鉛への鉄の溶解度などにより成長する。
【0016】
さらに、これまでの分析によれば問題となるドロスの大きさは球形換算すると100μm以上であり、この100μm程度のドロスの密度を分析したところ、460℃の溶融亜鉛浴中では溶融亜鉛の密度よりも大きい6860kg/mであった。このことから問題となるドロスは、球形に換算した場合、静止状態を作ってやれば1時間に約1m程度の速度で沈降することがわかった。
【0017】
以上のことから、溶融亜鉛からドロス分離を適切に行い、品質欠陥の極めて少ない高品質の溶融亜鉛系めっき鋼板を製造するためには、シンクロールを収容する小容器を設けて、小容器内のめっき部で溶融亜鉛を強攪拌して問題となる大きな粒径のドロスを排出し、一旦小容器から流出したドロスはめっき部の外で極力沈降分離するようにして上澄み浴だけをめっき部に戻すようにするとともに、小容器から排出された溶融亜鉛流を制御する機構を設け、めっき部の外におけるドロスの分離を促進することが有効であることを見出した。また、特に高速通板時には、上記記号Aの流れがめっきポット浴壁に到達した後に下降流れとなって堆積したドロスを巻き上げることがあるが、小容器から排出された溶融亜鉛流を下方に導くとともに、めっきポット底部でドロスの巻き上げを生じない程度の流速になるように溶融亜鉛流を制御することにより、高速通板時にもドロス巻き上げを防止することができることをも見出した。
【0018】
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであって、第1発明は、溶融亜鉛中に被めっき鋼板を連続的に浸漬し、その表面に溶融亜鉛を付着させてめっき層を形成する溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置であって、
溶融亜鉛を貯留する溶融亜鉛容器と、
前記溶融亜鉛容器内の溶融亜鉛に浸漬するように設けられ、被めっき鋼板が巻き掛けられるシンクロールと、
前記シンクロールを収容するように設けられ、その上部が開口された小容器と、
前記小容器内からの溶融亜鉛流を制御し、溶融亜鉛からのドロスの分離を促進する整流機構とを具備し、
前記整流機構は、前記小容器上端の通板方向前方部に延設され、ドロスを前記小容器内から前記溶融亜鉛容器の底部に導く溶融亜鉛流を形成する第1の整流板を有することを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供する。
【0019】
第2発明は、第1発明において、前記整流機構は、前記溶融亜鉛容器の底部に設けられ、前記溶融亜鉛容器底部を通流する溶融亜鉛流を減速する第2の整流板をさらに有することを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供する。
【0021】
発明は、第1発明または第2発明において、前記整流機構は、前記溶融亜鉛容器と前記小容器との間隙の通板方向側方部分または/および後方部分に設けられ、その部分を上下方向に通流する溶融亜鉛流を減速する第3の整流板をさらに有することを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供する。
【0022】
発明は、第2発明または第3発明において、前記第2の整流板または/および前記第3の整流板は、溶融亜鉛流を2cm/min以下に減速することを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供する。
【0023】
発明は、第1発明から第発明のいずれかにおいて、前記小容器は、通板方向後方部の上端が溶融亜鉛の浴面から200mm以下の深さであり、通板方向前方部の上端が溶融亜鉛の浴面から200mm以上500mm以下の深さであり、通板方向側方部の上端が溶融亜鉛の浴面から200mm以上800mm以下の深さであることを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供する。
【0024】
発明は、第1発明から第発明のいずれかにおいて、前記小容器は、前記シンクロール、前記シンクロールを支持する部材および被めっき鋼板から100mm以上500mm以下の範囲で離隔されていることを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供する。
【0025】
発明は、第1発明から第発明のいずれかにおいて、前記小容器の内面は、その角部が曲面状であることを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を提供する。
【0026】
本発明によれば、シンクロールを収容するように設けられ、その上部が開口された小容器と、この小容器内からの溶融亜鉛流を制御し、溶融亜鉛からのドロスの分離を促進する整流機構とを具備するので、めっき部を強攪拌しながら問題となるドロスを排除するとともに、めっき部の外におけるドロスを極力分離し、また、問題となるドロスがめっき部に戻らないようにすることができる。そして、第1発明のように前記整流機構として、前記小容器上端の通板方向前方部に延設され、ドロスを前記小容器内から前記溶融亜鉛容器の底部に導く溶融亜鉛流を形成する第1の整流板を有することにより、小容器内で生成したドロスを溶融亜鉛から速やかに分離することができる。したがって、ドロスによる表面欠陥が低減され極めて高品質の溶融亜鉛系めっき鋼板を製造することができる。
【0027】
また、第2発明によれば、第1発明において前記整流機構が、前記溶融亜鉛容器の底部に設けられ、前記溶融亜鉛容器底部を通流する溶融亜鉛流を減速する第2の整流板をさらに有するので、前記溶融亜鉛容器底部に堆積したドロスが巻き上げられることを防止することができる。さらに、第発明によれば、前記整流機構が、前記溶融亜鉛容器と前記小容器との間隙の通板方向側方部分または/および後方部分に設けられ、その部分を上下方向に通流する溶融亜鉛流を減速する第3の整流板を有するので、ドロスが前記溶融亜鉛容器の底部から上方に流されて前記小容器内に侵入することが防止される。
【0028】
これら第1発明から第発明の整流板のいずれによっても、溶融亜鉛流を適切に制御してドロスの分離を促進することができるが、特に、第2発明のように、前記第1の整流板および前記第2の整流板を設けることにより、ドロスを速やかに前記溶融亜鉛容器の底部に導いて分離することができ、かつ、ドロスの堆積された前記溶融亜鉛容器底部を通流する溶融亜鉛流を低速にすることができるため、鋼板の随伴流が増大する高速通板時であってもドロス巻き上げを極めて有効に防止することができる。また、この組み合わせにさらに第発明の前記第3の整流板を組み合わせることにより、高速通板時のドロス巻き上げの危険を一層低くすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置の一例を示す上面図、図3は図2のA−A断面矢視図、図4は図2のB−B断面矢視図、図5は図2のC−C断面矢視図である。
この溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置は、溶融亜鉛2を貯留するためのめっきポット10を有し、このめっきポット10の両側には溶融亜鉛の加熱および保熱を行うためのインダクションヒーター6が設けられている。また、めっきポット10内には溶融亜鉛に浸漬するように小容器としての小ポット8が設けられている。小ポット8の上方には、端部が小ポット8内の溶融亜鉛に浸漬するように、内部が非酸化性雰囲気に保たれたスナウト7が配置され、このスナウト7内から小ポット8内の溶融亜鉛中に鋼板Sが連続的に供給される。小ポット8内の浴面下方には、鋼板Sの進行方向を上方に方向転換するシンクロール3と、鋼板Sの移動を支える一対のサポートロール5が、それぞれ治具4に支持された状態で、小ポット8内の溶融亜鉛に浸漬するように配置されている。めっきポット10の端部の溶融亜鉛2の浴面近傍には、溶融亜鉛補給用の亜鉛インゴット9が浸漬されている。
【0030】
上記小ポット8は、鋼板Sの通板方向に沿うように所定の曲率で屈曲した形状を有し、シンクロール3およびサポートロール5を覆うように設けられた底板8aと、この底板8aの両側方にそれぞれシンクロール3の端部を覆うように設けられた側板8bからなり、小ポット8の上部は開口されている。この底板8aの通板方向前方部には、小ポット8内のドロスをめっきポット10の底部に導く溶融亜鉛の流れを形成する第1の整流板11が延設されている。小ポット8は、その全体が溶融亜鉛に浸漬するように設けられているが、底板8aの通板方向後方の上端は通板方向前方の上端よりも高く設けられており、また、側板8bの上端はシンクロール3の上端よりも高く、かつ、底板8aの通板方向前方および後方の上端部よりも低くなるように設けられている。さらに、小ポット8の内面は、図4に示すようにその角部が曲面状とされているので、小ポット8内の溶融金属は角部で澱むことなく十分に攪拌される。
【0031】
この小ポット8の底板8aの下面、および、めっきポット10の底面には、それぞれ第2の整流板12が複数設けられている。この溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置では、めっきポット10の底部には図3に白矢印で示すように溶融亜鉛が流れるが、このように第2の整流板12を設けたことにより、めっきポット10の底部を通流する溶融亜鉛流は減速される。
【0032】
また、小ポット8の外壁およびめっきポット10の内壁には、その通板方向側方部および後方部に第3の整流板13が複数設けられている。このように第3の整流板13を設けたことにより、小ポット8とめっきポット10との間隙の通板方向側方部および後方部では、溶融亜鉛の上下方向の流れが減速される。
【0033】
底板8aの小ポット8底部に相当する位置には開口8cが設けられており、この開口8cと連通する中空部20aを有する筒状の足部20が設けられ、この足部20により小ポット8は支持されている。足部20の中空部20aは底板8aの開口8cと連通しているので、小ポット8を溶融亜鉛2中に沈める際には足部20内を通って溶融亜鉛2が小ポット8内に流れ込み、作業を簡単に行うことができる。また、溶融亜鉛2中から小ポット8を引き上げる際には小ポット8内の溶融亜鉛2は足部20内を通って排出されるため、作業が簡単である。なお、小ポット8を溶融亜鉛2中に沈めた状態では足部20の底部はめっきポット10の底部に接地しているため、操業中に小ポット8内外の溶融亜鉛2が足部20の中空部20aを介して混合することはない。
【0034】
このように構成された溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置においては、鋼板Sがスナウト7からめっきポット10内に貯留された溶融亜鉛2中に連続的に浸漬される。そして、鋼板Sはシンクロール3によって上方に方向転換された後、サポートロール5の間を通ってめっきポット10の上方へ通板され、図示しないガスワイパーにより余分な溶融亜鉛が除去され、溶融亜鉛系めっき鋼板が得られる。
【0035】
この際、鋼板Sを通板することによりシンクロール3および鋼板Sの随伴流が発生するが、この随伴流は小ポット8の内側で形成されるので、めっきポット10の底部が随伴流の影響を直接的に受けることは防止される。また、シンクロール3の側方は、小ポット8の側壁8bで覆われているので、鋼板Sとシンクロール3との接触部分からシンクロール3の胴長方向に流れた溶融亜鉛の流れはこの側壁8bに衝突して、小ポット8の底部に向けて流れる下降する流れと、上昇する流れとに分かれる。この下降する流れにより、小ポット8内の溶融亜鉛は強攪拌されるので、小ポット8の底部にドロスが堆積することはない。一方、上昇した流れは、めっきポット10底部に堆積されたドロスを巻き上げる駆動力とはなならず、小ポット8内に流入する溶融亜鉛と混合することにより、温度の均一化および溶融亜鉛の均一化を促進するために有効に利用される。このようにして小ポット8内の溶融亜鉛は強攪拌されるとともに、随伴流によってドロスを含んだ溶融亜鉛が小ポット8から排出される。
【0036】
小ポット8から排出された溶融亜鉛流は、小ポット8上端の通板方向前方部から延設された第1の整流板11に導かれてめっきポット10の壁面に達した後に底部に向けて下降する流れとなり、この流れにより小ポット8内のドロスは速やかにめっきポット10の底部に誘導され、ここで問題となるドロスが沈降分離される。この際、随伴流の形成されるシンクロール3近傍とめっきポット10の底部とは小ポット8により遮断されていることに加えて、めっきポット10の底部を通流する溶融亜鉛流は第2の整流板12により減速されるので、めっきポット10の底部では溶融亜鉛が静止状態に近い状態にされており、これによりドロスは溶融亜鉛との密度差により極めて高い分離能で沈降分離され、めっきポット10の底部に堆積される。また、一旦堆積されたドロスが巻き上げられることも防止される。この効果は、特に鋼板の随伴流が増大する高速通板時において有効である。
【0037】
このようにしてめっきポット10の底部でドロスの分離された溶融亜鉛は、その清浄な上澄み部分がめっき浴上方の通板方向側方および後方から小ポット8内に流入して循環され、再び溶融亜鉛系めっき鋼板の製造に供される。この際、めっきポット10の底部からめっき浴上方に向かう溶融亜鉛流は、第3の整流板により減速されるので、めっきポット10の底部から問題となる大きさのドロスがめっき浴上方に流されて小ポット8内に混入することが防止される。このように、第3の整流板13は、めっきを行うめっき部としての小ポット8の内部と、ドロスを沈降分離する沈降部としてのめっきポット10の底部とを分離する機能を有しており、特に鋼板の随伴流が増大する高速通板時において有効である。なお、第3の整流板13は、通板方向後方および両側方に対してそれぞれ別個に設けるようにしてもよい。
【0038】
より具体的には、第2の整流板12は、溶融亜鉛の流速を2cm/min以下に減速することが好ましい。このように溶融亜鉛流の流速を問題となるドロスの沈降速度よりも小さくすることにより、めっきポット10底部に堆積されたドロスの巻き上げに起因した表面欠陥の発生をより確実に防止することができる。また、第3の整流板13もまた、溶融亜鉛の流速を2cm/min以下に減速することが好ましい。このようにすることで、めっきポット10底部から問題となるドロスがめっき部に侵入することによる表面欠陥の発生をより確実に防止することができる。
【0039】
以上のように、本実施の形態においては、整流機構として、第1の整流板11、第2の整流板12および第3の整流板13を有し、これらにより溶融亜鉛の流れを制御するものについて説明したが、これらの整流板は単独または任意の組み合わせで用いるようにしてもよい。また、整流板の形状は図示したものに限られず、上述した機能を有するものであればどのような形状であってもよい。さらに、本発明における整流機構は、小ポット8内からの溶融亜鉛流を制御し、溶融亜鉛からのドロスの分離を促進するものであればよく、このような整流板を有するものに限定されるものではない。
【0040】
なお、小ポット8内の溶融亜鉛を十分に攪拌するためには、小ポット8は、シンクロール3、治具4および鋼板Sと、100mm以上500mm以下の範囲で離隔されていることが望ましい。100mm以上としたのは、この小ポット8はシンクロール3等の浴中機器を挿入する以前に設置されなければならないため、設置するのに必要な余裕を確保し、また、局所的な温度分布や濃度分布の偏りの発生を防ぐためである。また、500mm以下としたのは、この距離以上では小ポット8の底部を攪拌する強い流れを形成することが難しくなるためである。
【0041】
また、小ポット8の底板8aの通板方向後方部(スナウト7側)は、その上端がスナウト7下端よりも高く、溶融亜鉛2の浴面から200mm以下の深さであることが好ましい。また、底板8aの通板方向前方部は、その上端が溶融亜鉛2の浴面から200mm以上500mm以下の深さを有することが好ましい。底板8aの通板方向前方部の上端を溶融亜鉛2の浴面から200mm未満にすると、小ポット8から溶融亜鉛を排出して循環させることがスムーズにできず、また浴面から500mmを超えると小ポット8からの溶融亜鉛の排出量が大きくなりすぎて、小ポット8の外でドロスを沈降するのに十分な時間が確保できなくなる。また、小ポット8の側板8bの上端は、浴面から200mm以上800mm以下の深さであることが好ましい。側板8bの上端を浴面から200mm未満とすると循環の戻りが十分に得られず、800mmを超えると小ポット8内への溶融亜鉛の流入量が大きくなりすぎて、小ポット8の外でドロスを沈降するのに十分な時間が確保できなくなる。
【0042】
次に、本発明の溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置を用いて実験を行った結果について説明する。図5の鋼板入側上端の深さL=100mm、鋼板出側上端の深さL=300mm、側壁8b上端の深さL=700mmの小ポット8を配置し、上述したように第1の整流板11、第2の整流板12および第3の整流板13を設け、めっき鋼板を製造する実験を行った。その結果、鋼板Sの通板速度を100m/minから150m/minに増速させても品質欠陥の極めて少ない高品質の溶融亜鉛系めっき鋼板を製造することができることが確認された。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、溶融亜鉛容器に貯留された溶融亜鉛の中に、シンクロールを収容する小容器と、溶融亜鉛流を制御してドロスの分離を促進する整流機構とを設けたので、めっき部を強攪拌しながら問題となるドロスを排除するとともに、めっき部の外におけるドロスを極力分離し、また、問題となるドロスがめっき部に戻らないようにすることができ、品質欠陥の極めて少ない高品質の溶融亜鉛系めっき鋼板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】めっきポット内の溶融亜鉛の流れを示す模式図。
【図2】本発明の実施の形態に係る溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置の一例を示す上面図。
【図3】図2のA−A矢視図。
【図4】図2のB−B矢視図。
【図5】図2のC−C矢視図。
【図6】従来の一般的な溶融金属めっき装置の概略断面図
【図7】特開平7−268578号公報に記載の溶融金属めっき装置の概略断面図。
【符号の説明】
S;鋼板
2;溶融亜鉛
3;シンクロール
4;治具
5;サポートロール
6;インダクションヒーター
7;スナウト
8;小ポット(小容器)
9;亜鉛インゴット
10;めっきポット(溶融亜鉛容器)
11;第1の整流板
12;第2の整流板
13;第3の整流板
20;足部
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to an apparatus for producing a hot-dip galvanized steel sheet in which a steel sheet is continuously immersed in hot-dip zinc in a hot-dip zinc bath and hot-dip galvanized.
[0002]
[Prior art]
Continuous hot-dip coating is a technique for continuously applying hot-dip metal plating to a steel sheet.Typically, the steel sheet is continuously pre-treated and kept at a high temperature in a predetermined heating pattern and then passed through a plating bath. Then, a method of cooling to normal temperature by a predetermined cooling pattern after controlling the amount of plating adhesion is adopted. FIG. 6 is a schematic sectional view of a hot-dip metal plating apparatus used in a production line of a general hot-dip metal-plated steel sheet. In this apparatus, a steel sheet S is drawn into a plating bath 22 made of a molten metal from a snout 27 kept in a non-oxidizing atmosphere, pulled up vertically through a sink roll 23 and a support roll 25, and excessively pulled by a gas wiper 24. Of molten metal is removed.
[0003]
In continuous hot-dip plating, an intermetallic compound of iron and plating components eluted from a steel sheet in a plating bath, so-called dross, is generated. Since dross contains an iron component, its density is generally higher than the density of the plating bath, and dross sediments in the plating bath.
[0004]
Since this dross is generated by the reaction between the plating component and the eluted iron, the particle size of the dross at the beginning of the generation is small, and there is no problem if it adheres to the steel sheet. If the dross becomes larger as it receives the time history and adheres to the steel sheet, it not only deteriorates the surface quality, but also impairs the smoothness of the surface during the processing of the steel sheet. It is a big problem.
[0005]
In continuous operation, such dross eventually settles at the bottom of the bath, so if the amount of deposited dross increases, the dross once settled again due to the flow of molten zinc induced by the passing of the steel sheet. And the presence of the re-emerged dross is the most undesirable in terms of product quality.
[0006]
To prevent the dross from being rolled up, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-171388 proposes a special bath which removes dross by circulating a plating bath in a hot-dip zinc bath through a filtration device (prior art). 1). Further, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-154948, a pump is used for a hot-dip zinc bath and a precipitation bath connected to a plating bath through a shallow flow path. There has been proposed a method of preventing sedimentation and deposition of dross in a plating bath, and actively depositing and sedimenting generated dross in the sedimentation bath, and returning the plating bath from which dross can be separated to a bathtub by a pump (prior art). 2). Further, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-207419, a static stabilizing tank and a suction pump are installed in a galvanizing bath, an inclined plate having an inclined upper surface is provided below the sink roll, and a suction pump is provided below the inclined plate. A method has been proposed in which the suction port of the nozzle is communicated with a static stabilization tank (prior art 3). Further, in JP-A-7-268578, as shown in FIG. 7, a settling tank 33 for settling and depositing dross is provided outside a plating tank 31 having a bottom having an arc-shaped curve. By the flow formed by running the steel sheet S, the molten zinc containing the dross in the plating tank 31 is guided to the sedimentation tank 33 from the flow path provided on the exit side of the plating tank 31, while the molten zinc in the precipitation tank 33 A method has been proposed in which molten zinc, which has been cleaned by sedimentation of the dross, is returned into the plating tank 31 from a communication hole 35 provided on the entrance side of the plating tank 31 (prior art 4).
[0007]
However, there are many problems with these techniques. Specifically, in the case of the filtration type as in the prior art 1, the size of the dross that can be removed by filtration changes over time and is not stable, and the dross removed by filtration is removed from the filtration device. However, there is a problem in that the filtration device must be stopped, and during that time, filtration cannot be performed. When a precipitation bath and a pump connected to the plating bath via a flow path are used as in the prior art 2, an apparatus for heating and maintaining the precipitation bath in addition to the conventional apparatus for heating and maintaining the plating bath. It is necessary to separately control the device, and it is difficult to use the pump in molten zinc for a long time due to the problem of corrosion resistance, and it takes time to maintain the pump. There's a problem.
[0008]
Furthermore, in the prior art 3, in addition to the problem associated with using the same pump as in the prior art 2, the only dross that can be collected in the static stabilization tank is the dross that has settled below the sink rolls. When the speed is increased or the width of the steel strip is increased, there is a high risk that dross that has been wound up without settling stably in the plating tank will adhere to the steel strip surface and cause surface defects. There's a problem.
[0009]
Furthermore, in the prior art 4, although a filtering device and a pump were not used, the molten zinc in the plating tank 31 was not sufficiently stirred, and there was a difference in the inflow plate temperature and the aluminum concentration in the plating bath on the front and back of the steel plate S. There is a problem that dross generated on the sink roll side of the steel sheet S is difficult to be discharged out of the plating tank 31 and the quality improvement effect is limited. Furthermore, it is impossible to completely prevent the dross from being hoisted even if a member for interrupting the flow is simply provided between the sink roll and the settled dross as in this technique.
[0010]
In any case, in these conventional techniques, the dross existing on the front and back of the steel sheet cannot be appropriately separated without using a driving device such as a pump, so that the ability to reduce the dross is limited. It is difficult to drastically reduce dross.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such circumstances, and it is possible to appropriately separate dross from molten zinc without using a filtering device or a pump, etc., the ability to separate dross is extremely high, and quality defects are extremely high. An object of the present invention is to provide an apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet that can manufacture a small amount of high-quality hot-dip galvanized steel sheet.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors investigated the flow of hot-dip galvanizing in a hot-dip galvanizing tank (plating pot) used for normal operations, the mechanism of dross generation, and the behavior of dross in the plating pot. As a result, the following was confirmed.
[0013]
That is, as shown in FIGS. 1A, 1B and 1C, the driving force of the flow of the molten zinc in the plating pot is as follows.
1. (A) Associated flow of molten zinc generated by a strip running in a plating pot indicated by symbol A in FIG.
2. (B) a discharge flow in which the accompanying flow having no place to go at the contact portion of the strip and the sink roll as indicated by the symbol B in the sink roll body length direction.
3. (C) Flow by electromagnetic force in an induction heating device for keeping or heating molten zinc indicated by symbol C in FIG.
4. (A) This is a flow due to natural convection due to uneven temperature of molten zinc generated near an ingot inlet for supplying solid phase zinc indicated by symbol D, of which the flows of symbols A, B and C are particularly important. That is.
[0014]
The reason why the dross is intensively deposited from the lower portion near the sink roll to the end of the plating pot is that the dross is wound up again by the flow of the symbol A shown in FIG. It was found from the data of the water model test that the dross was rolled up or blown up at the bottom, and the flow of the symbol C caused the calmed dross to roll up.
[0015]
In addition, when the strip enters the plating pot, a reaction occurs in which iron powder adhering to the strip and iron eluted by reacting the strip with molten zinc generate an intermetallic compound with zinc. This intermetallic compound is fine dross, and this fine dross flows along with the running of the strip, once reaches the bottom of the hot-dip galvanizing pot, and mixes with the low-temperature plating bath at the bottom, and , Due to the solubility of iron in molten zinc.
[0016]
Furthermore, according to the analysis so far, the size of the dross in question is 100 μm or more when converted into a sphere, and when the density of the dross of about 100 μm is analyzed, the density of the dross in the molten zinc bath at 460 ° C. 6860kg / m3Met. From this, it was found that, when converted into a spherical shape, the dross that caused a problem settle at a speed of about 1 m per hour if a stationary state is formed.
[0017]
From the above, in order to properly perform dross separation from hot-dip zinc, and to produce high-quality hot-dip galvanized steel sheet with extremely few quality defects, a small container for accommodating sink rolls is provided. The molten zinc is vigorously agitated in the plating area to discharge dross with a large particle size, which is problematic, and the dross once flowing out of the small container is settled and separated as much as possible outside the plating section, and only the supernatant bath is returned to the plating section. In addition, it has been found that it is effective to provide a mechanism for controlling the flow of molten zinc discharged from the small container and to promote the separation of dross outside the plating section. Also, particularly at the time of high-speed sheet passing, the above-mentioned symbol A sometimes descends after reaching the plating pot bath wall to wind up the deposited dross, but guides the molten zinc flow discharged from the small container downward. In addition, it has been found that by controlling the molten zinc flow so that dross does not roll up at the bottom of the plating pot, dross rolling up can be prevented even during high-speed sheet passing.
[0018]
The present invention has been made based on the above findings, and the first invention is a method of continuously immersing a steel sheet to be plated in hot-dip zinc to form a plating layer by adhering hot-dip zinc to the surface thereof. An apparatus for manufacturing a galvanized steel sheet,
A molten zinc container for storing the molten zinc,
Sink roll is provided so as to be immersed in the molten zinc in the molten zinc container, around which the steel plate to be plated is wound,
A small container provided to accommodate the sink roll, the upper part of which is opened,
A rectifying mechanism that controls the flow of molten zinc from within the small container and promotes the separation of dross from the molten zinc;And
The rectifying mechanism has a first rectifying plate that extends from the inside of the small container to the bottom of the molten zinc container and extends from the inside of the small container to the bottom of the molten zinc container.A manufacturing apparatus for a hot-dip galvanized steel sheet is provided.
[0019]
The second invention is based on the first invention,The rectifying mechanism further includes a second rectifying plate provided at a bottom portion of the molten zinc container and configured to reduce a flow rate of the molten zinc flowing through the bottom portion of the molten zinc container.An apparatus for producing a hot-dip galvanized steel sheet is provided.
[0021]
No.3The invention is the first inventionOr the second inventionIn the first aspect, the rectifying mechanism is provided at a side portion and / or a rear portion of the gap between the molten zinc container and the small container in the passing plate direction, and reduces a flow rate of the molten zinc flowing vertically through the portion. 3. An apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet, further comprising: a third rectifying plate.
[0022]
No.4The invention is a second inventionOr the third invention, The second rectifying plate and / or the third rectifying plate reduces the flow of molten zinc to 2 cm / min or less, and provides a manufacturing apparatus for a galvanized steel sheet.
[0023]
No.5The invention is based on the first invention4In any one of the inventions, in the small container, the upper end of the rear part in the passing direction is 200 mm or less from the bath surface of the molten zinc, and the upper end of the front part in the passing direction is 200 mm or more and 500 mm from the bath surface of the molten zinc. A manufacturing apparatus for a hot-dip galvanized steel sheet, characterized in that the depth of the hot-dip galvanized steel sheet is 200 mm or more and 800 mm or less from the bath surface of the hot-dip zinc.
[0024]
No.6The invention is based on the first invention5In any one of the inventions, the small container is separated from the sink roll, the member supporting the sink roll, and the steel plate to be plated in a range of 100 mm or more and 500 mm or less, producing a hot-dip galvanized steel sheet. Provide equipment.
[0025]
No.7The invention is based on the first invention6In any one of the inventions, there is provided an apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet, wherein an inner surface of the small container has a curved surface at a corner.
[0026]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the small container provided so that a sink roll may be accommodated, and the upper part was opened, and the rectification which controls the flow of molten zinc from this small container, and promotes the separation of dross from molten zinc. A mechanism is provided, so that dross that causes a problem is eliminated while vigorously stirring the plating part, dross outside the plating part is separated as much as possible, and dross that causes a problem is not returned to the plating part. Can be. Then, as the rectifying mechanism, as in the first invention, the rectifying mechanism is formed so as to extend forward of the upper end of the small container in the passing plate direction and form a molten zinc flow that guides dross from inside the small container to the bottom of the molten zinc container. By having one current plate, dross generated in the small container can be quickly separated from the molten zinc. Therefore, surface defects due to dross are reduced, and a very high quality hot-dip galvanized steel sheet can be manufactured.
[0027]
Further, according to the second invention, in the first invention, the rectifying mechanism is provided at the bottom of the molten zinc container, and further includes a second rectifying plate configured to reduce the flow of the molten zinc flowing through the bottom of the molten zinc container. The dross deposited on the bottom of the molten zinc container can be prevented from being rolled up. In addition,3According to the invention, the rectifying mechanism is provided at a side portion or / and a rear portion of the gap between the molten zinc container and the small container in the passing plate direction, and controls the molten zinc flow flowing through the portion in the vertical direction. With the third current plate that decelerates, dross is prevented from flowing upward from the bottom of the molten zinc container and entering the small container.
[0028]
From the first invention to the second3With any of the current plates of the invention, the molten zinc flow can be properly controlled to promote dross separation, but in particular,Like the second inventionBy providing the first current plate and the second current plate, dross can be quickly guided to the bottom of the molten zinc container and separated, and the bottom of the molten zinc container on which dross is deposited is provided. Since the flow of molten zinc flowing through the steel sheet can be reduced, the dross winding can be extremely effectively prevented even during high-speed sheet passing where the accompanying flow of the steel sheet increases. In addition, this combination3By combining the third straightening vane of the invention, the danger of dross winding during high-speed passing can be further reduced.
[0029]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 2 is a top view showing an example of the apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet according to the embodiment of the present invention, FIG. 3 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 2, and FIG. 4 is a line BB in FIG. FIG. 5 is a cross-sectional arrow view of FIG. 2.
This apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet has a plating pot 10 for storing hot-dip zinc 2, and an induction heater 6 for heating and keeping the hot-dip zinc on both sides of the hot-dip zinc pot 10. Have been. Further, a small pot 8 as a small container is provided in the plating pot 10 so as to be immersed in the molten zinc. Above the small pot 8, a snout 7 whose inside is kept in a non-oxidizing atmosphere is arranged so that the end is immersed in the molten zinc in the small pot 8. The steel sheet S is continuously supplied into the molten zinc. Below the bath surface in the small pot 8, a sink roll 3 for turning the traveling direction of the steel sheet S upward and a pair of support rolls 5 for supporting the movement of the steel sheet S are supported by the jig 4, respectively. , So as to be immersed in the molten zinc in the small pot 8. In the vicinity of the bath surface of the molten zinc 2 at the end of the plating pot 10, a zinc ingot 9 for replenishing the molten zinc is immersed.
[0030]
The small pot 8 has a shape which is bent at a predetermined curvature so as to be along the passing direction of the steel plate S, a bottom plate 8a provided so as to cover the sink roll 3 and the support roll 5, and both sides of the bottom plate 8a. Each side plate 8b is provided with a side plate 8b provided so as to cover an end of the sink roll 3, and an upper portion of the small pot 8 is opened. A first rectifying plate 11 that forms a flow of molten zinc that guides dross in the small pot 8 to the bottom of the plating pot 10 extends in front of the bottom plate 8a in the sheet passing direction. The small pot 8 is provided so as to be entirely immersed in the molten zinc. However, the upper end of the bottom plate 8a at the rear in the passing direction is provided higher than the upper end of the bottom plate 8a at the front in the passing direction. The upper end is provided so as to be higher than the upper end of the sink roll 3 and lower than the upper and lower ends of the bottom plate 8a in the front and rear directions in the passing direction. Further, since the corners of the inner surface of the small pot 8 are curved as shown in FIG. 4, the molten metal in the small pot 8 is sufficiently stirred without stagnation at the corners.
[0031]
A plurality of second rectifying plates 12 are provided on the bottom surface of the bottom plate 8a of the small pot 8 and on the bottom surface of the plating pot 10, respectively. In this apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet, hot zinc flows through the bottom of the hot pot 10 as shown by the white arrow in FIG. 3. The flow of molten zinc through the bottom of 10 is slowed down.
[0032]
In addition, a plurality of third rectifying plates 13 are provided on the outer wall of the small pot 8 and the inner wall of the plating pot 10 at the side portion and the rear portion in the passing direction. By providing the third current plate 13 in this way, the vertical flow of the molten zinc is reduced at the side portion and the rear portion in the passing direction of the gap between the small pot 8 and the plating pot 10.
[0033]
An opening 8c is provided at a position corresponding to the bottom of the small pot 8 of the bottom plate 8a, and a cylindrical foot 20 having a hollow portion 20a communicating with the opening 8c is provided. Is supported. Since the hollow portion 20a of the foot portion 20 communicates with the opening 8c of the bottom plate 8a, when the small pot 8 is submerged in the molten zinc 2, the molten zinc 2 flows into the small pot 8 through the foot portion 20. Work can be done easily. When the small pot 8 is pulled up from the molten zinc 2, the work is simple because the molten zinc 2 in the small pot 8 is discharged through the inside of the foot 20. When the small pot 8 is submerged in the molten zinc 2, the bottom of the foot 20 is grounded to the bottom of the plating pot 10, so that the molten zinc 2 inside and outside the small pot 8 is hollow in the foot 20 during operation. There is no mixing through the part 20a.
[0034]
In the apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet configured as described above, the steel sheet S is continuously immersed from the snout 7 into the hot-dip zinc 2 stored in the plating pot 10. Then, after the steel sheet S is turned upward by the sink roll 3, the steel sheet S is passed above the plating pot 10 through the space between the support rolls 5, and excess molten zinc is removed by a gas wiper (not shown). A system-plated steel sheet is obtained.
[0035]
At this time, when the steel sheet S is passed through, a sink flow of the sink roll 3 and the steel sheet S is generated. Since the tail flow is formed inside the small pot 8, the bottom of the plating pot 10 is affected by the tail flow. Is prevented from being directly received. Since the side of the sink roll 3 is covered with the side wall 8b of the small pot 8, the flow of the molten zinc flowing in the body length direction of the sink roll 3 from the contact portion between the steel sheet S and the sink roll 3 is this. It collides with the side wall 8b, and is divided into a downward flow and an upward flow flowing toward the bottom of the small pot 8. Due to this descending flow, the molten zinc in the small pot 8 is vigorously stirred, so that dross does not accumulate on the bottom of the small pot 8. On the other hand, the ascending flow does not become a driving force for winding up the dross deposited on the bottom of the plating pot 10, and is mixed with the molten zinc flowing into the small pot 8 to make the temperature uniform and the molten zinc uniform. It is used effectively to promote the conversion. In this way, the molten zinc in the small pot 8 is vigorously stirred, and the molten zinc containing dross is discharged from the small pot 8 by the accompanying flow.
[0036]
The molten zinc flow discharged from the small pot 8 is guided to the first straightening plate 11 extending from the upper portion of the small pot 8 in the passing direction at the upper end thereof, reaches the wall surface of the plating pot 10 and then toward the bottom. The dross in the small pot 8 is quickly guided to the bottom of the plating pot 10 by this flow, and the dross in question is settled and separated there. At this time, in addition to the fact that the vicinity of the sink roll 3 where the entrained flow is formed and the bottom of the plating pot 10 are cut off by the small pot 8, the molten zinc flow flowing through the bottom of the plating pot 10 is the second flow. Since the speed is reduced by the current plate 12, the molten zinc is almost in a stationary state at the bottom of the plating pot 10, whereby the dross is settled and separated with an extremely high separation ability due to the density difference from the molten zinc. 10 is deposited at the bottom. Further, it is possible to prevent the dross once deposited from being rolled up. This effect is particularly effective at the time of high-speed sheet passing where the accompanying flow of the steel sheet increases.
[0037]
The molten zinc from which dross has been separated at the bottom of the plating pot 10 is circulated by flowing a clean supernatant portion into the small pot 8 from the side and the rear of the plating bath in the direction of the plate passing. Used for the production of galvanized steel sheets. At this time, since the molten zinc flow flowing from the bottom of the plating pot 10 to the upper side of the plating bath is decelerated by the third straightening vane, dross having a problematic size is caused to flow from the bottom of the plating pot 10 to the upper side of the plating bath. Thus, mixing in the small pot 8 is prevented. As described above, the third rectifying plate 13 has a function of separating the inside of the small pot 8 as a plating unit for plating and the bottom of the plating pot 10 as a settling unit for settling and separating dross. This is particularly effective at the time of high-speed sheet passing where the accompanying flow of the steel sheet increases. The third current plate 13 may be provided separately on the rear side and on both sides in the passing direction.
[0038]
More specifically, the second current plate 12 preferably reduces the flow rate of the molten zinc to 2 cm / min or less. By making the flow rate of the molten zinc flow smaller than the dross sedimentation velocity, which is a problem, it is possible to more reliably prevent the occurrence of surface defects caused by the winding up of the dross deposited on the bottom of the plating pot 10. . Further, it is preferable that the third current plate 13 also reduces the flow rate of the molten zinc to 2 cm / min or less. By doing so, it is possible to more reliably prevent the occurrence of surface defects due to dross, which is a problem, entering the plating portion from the bottom of the plating pot 10.
[0039]
As described above, in the present embodiment, the rectifying mechanism includes the first rectifying plate 11, the second rectifying plate 12, and the third rectifying plate 13, which control the flow of the molten zinc. However, these current plates may be used alone or in any combination. Further, the shape of the current plate is not limited to the illustrated one, and may be any shape having the above-described function. Further, the straightening mechanism in the present invention may be any mechanism that controls the flow of molten zinc from inside the small pot 8 and promotes the separation of dross from the molten zinc, and is limited to one having such a straightening plate. Not something.
[0040]
In order to sufficiently stir the molten zinc in the small pot 8, it is desirable that the small pot 8 is separated from the sink roll 3, the jig 4 and the steel sheet S within a range of 100 mm or more and 500 mm or less. The reason why the length is set to 100 mm or more is that the small pot 8 must be installed before inserting the in-bath equipment such as the sink roll 3, so that a margin necessary for installation is secured, and the local temperature distribution This is to prevent the occurrence of a bias in the concentration distribution. The reason for setting the length to 500 mm or less is that it becomes difficult to form a strong flow for stirring the bottom of the small pot 8 above this distance.
[0041]
It is preferable that the rear end (snout 7 side) of the bottom plate 8a of the small pot 8 has an upper end higher than the snout 7 lower end and a depth of 200 mm or less from the molten zinc 2 bath surface. Further, it is preferable that the upper end of the front part in the passing direction of the bottom plate 8a has a depth of 200 mm or more and 500 mm or less from the bath surface of the molten zinc 2. If the upper end of the bottom plate 8a in the forward direction of the bottom plate 8a is less than 200 mm from the bath surface of the molten zinc 2, the molten zinc cannot be discharged and circulated from the small pot 8 smoothly, and if it exceeds 500 mm from the bath surface, The amount of molten zinc discharged from the small pot 8 becomes too large, and it is impossible to secure a sufficient time for the dross to settle out of the small pot 8. Further, the upper end of the side plate 8b of the small pot 8 preferably has a depth of 200 mm or more and 800 mm or less from the bath surface. If the upper end of the side plate 8b is less than 200 mm from the bath surface, circulation return cannot be sufficiently obtained, and if it exceeds 800 mm, the amount of molten zinc flowing into the small pot 8 becomes too large, and Not enough time to settle.
[0042]
Next, results of an experiment performed using the apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet according to the present invention will be described. Depth L of the upper end on the steel sheet entry side in FIG.1= 100mm, depth L at the upper end of the steel sheet exit side2= 300 mm, depth L at the upper end of the side wall 8b3An experiment was conducted in which a small pot 8 having a size of = 700 mm was arranged, the first rectifying plate 11, the second rectifying plate 12, and the third rectifying plate 13 were provided as described above, and a plated steel sheet was manufactured. As a result, it was confirmed that a high-quality hot-dip galvanized steel sheet with extremely few quality defects could be manufactured even when the sheet passing speed of the steel sheet S was increased from 100 m / min to 150 m / min.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the molten zinc stored in the molten zinc container, a small container accommodating the sink roll and a rectifying mechanism that controls the flow of the molten zinc to promote the separation of the dross are provided. Since the provided dross is eliminated while vigorously stirring the plating part, dross outside the plating part is separated as much as possible, and the dross causing the problem can be prevented from returning to the plating part. High quality hot-dip galvanized steel sheet with very few quality defects can be manufactured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing the flow of molten zinc in a plating pot.
FIG. 2 is a top view showing an example of an apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a view taken along the line AA in FIG. 2;
FIG. 4 is a view taken in the direction of arrows BB in FIG. 2;
FIG. 5 is a view taken in the direction of arrows CC in FIG. 2;
FIG. 6 is a schematic sectional view of a conventional general hot-dip metal plating apparatus.
FIG. 7 is a schematic sectional view of a hot-dip metal plating apparatus described in JP-A-7-268578.
[Explanation of symbols]
S; steel plate
2: molten zinc
3; sink roll
4: Jig
5; Support roll
6; induction heater
7; Snout
8; small pot (small container)
9; zinc ingot
10; Plating pot (hot-dip zinc container)
11; first current plate
12: second straightening vane
13: Third straightening plate
20; foot

Claims (7)

溶融亜鉛中に被めっき鋼板を連続的に浸漬し、その表面に溶融亜鉛を付着させてめっき層を形成する溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置であって、
溶融亜鉛を貯留する溶融亜鉛容器と、
前記溶融亜鉛容器内の溶融亜鉛に浸漬するように設けられ、被めっき鋼板が巻き掛けられるシンクロールと、
前記シンクロールを収容するように設けられ、その上部が開口された小容器と、
前記小容器内からの溶融亜鉛流を制御し、溶融亜鉛からのドロスの分離を促進する整流機構とを具備し、
前記整流機構は、前記小容器上端の通板方向前方部に延設され、ドロスを前記小容器内から前記溶融亜鉛容器の底部に導く溶融亜鉛流を形成する第1の整流板を有することを特徴とする溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置。
A manufacturing apparatus for a hot-dip galvanized steel sheet in which a steel sheet to be plated is continuously immersed in hot-dip zinc and a hot-dip zinc is adhered to the surface to form a coating layer,
A molten zinc container for storing the molten zinc,
Sink roll is provided so as to be immersed in the molten zinc in the molten zinc container, around which the steel plate to be plated is wound,
A small container provided to accommodate the sink roll, the upper part of which is opened,
A rectifying mechanism that controls the flow of molten zinc from within the small container and promotes the separation of dross from the molten zinc,
The rectifying mechanism may include a first rectifying plate that extends from the upper end of the small container to a front portion in the passing plate direction and that forms a molten zinc flow that guides dross from the inside of the small container to the bottom of the molten zinc container. A manufacturing device for hot-dip galvanized steel sheets.
前記整流機構は、前記溶融亜鉛容器の底部に設けられ、前記溶融亜鉛容器底部を通流する溶融亜鉛流を減速する第2の整流板をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置。2. The melting device according to claim 1, wherein the rectifying mechanism further includes a second rectifying plate provided at a bottom of the molten zinc container and configured to reduce a flow of the molten zinc flowing through the bottom of the molten zinc container. 3. Manufacturing equipment for galvanized steel sheets. 前記整流機構は、前記溶融亜鉛容器と前記小容器との間隙の通板方向側方部分または/および後方部分に設けられ、その部分を上下方向に通流する溶融亜鉛流を減速する第3の整流板をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置。The rectifying mechanism is provided at a side portion and / or a rear portion of the gap between the molten zinc container and the small container in the passing plate direction, and reduces a molten zinc flow flowing through the portion in a vertical direction. The apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet according to claim 1 or 2 , further comprising a current plate. 前記第2の整流板または/および前記第3の整流板は、溶融亜鉛流を2cm/min以下に減速することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置。The second rectifying plate or / and the third rectifying plate is manufactured of galvanized steel sheet according to claim 2 or claim 3, characterized in that to decelerate the molten zinc flow below 2 cm / min apparatus. 前記小容器は、通板方向後方部の上端が溶融亜鉛の浴面から200mm以下の深さであり、通板方向前方部の上端が溶融亜鉛の浴面から200mm以上500mm以下の深さであり、通板方向側方部の上端が溶融亜鉛の浴面から200mm以上800mm以下の深さであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置。In the small container, the upper end of the rear part in the passing direction has a depth of 200 mm or less from the bath surface of the molten zinc, and the upper end of the front part in the passing direction has a depth of 200 mm or more and 500 mm or less from the bath surface of the molten zinc. The hot-dip galvanized steel sheet according to any one of claims 1 to 4 , wherein the upper end of the side part in the sheet passing direction has a depth of 200 mm or more and 800 mm or less from the bath surface of the molten zinc. Manufacturing equipment. 前記小容器は、前記シンクロール、前記シンクロールを支持する部材および被めっき鋼板から100mm以上500mm以下の範囲で離隔されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置。The small container according to any one of claims 1 to 5 , wherein the small container is separated from the member supporting the sink roll and the steel plate to be plated in a range of 100 mm or more and 500 mm or less. An apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet according to the above. 前記小容器の内面は、その角部が曲面状であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の溶融亜鉛系めっき鋼板の製造装置。The apparatus for manufacturing a hot-dip galvanized steel sheet according to any one of claims 1 to 6 , wherein an inner surface of the small container has a curved surface at a corner thereof.
JP2000324488A 2000-10-24 2000-10-24 Hot dip galvanized steel sheet manufacturing equipment Expired - Fee Related JP3580241B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000324488A JP3580241B2 (en) 2000-10-24 2000-10-24 Hot dip galvanized steel sheet manufacturing equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000324488A JP3580241B2 (en) 2000-10-24 2000-10-24 Hot dip galvanized steel sheet manufacturing equipment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002129298A JP2002129298A (en) 2002-05-09
JP3580241B2 true JP3580241B2 (en) 2004-10-20

Family

ID=18802010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000324488A Expired - Fee Related JP3580241B2 (en) 2000-10-24 2000-10-24 Hot dip galvanized steel sheet manufacturing equipment

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3580241B2 (en)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112048927A (en) * 2020-09-16 2020-12-08 沧州佳通电讯器材有限公司 High-strength galvanized steel strand

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4691821B2 (en) * 2001-04-25 2011-06-01 Jfeスチール株式会社 Hot dip galvanizing method and apparatus
JP4665646B2 (en) * 2005-07-27 2011-04-06 Jfeスチール株式会社 Hot dip galvanizing apparatus and method for producing hot dip galvanized metal strip using the same
JP4692132B2 (en) * 2005-08-04 2011-06-01 Jfeスチール株式会社 Hot dipping apparatus and method of operating hot dipping apparatus
KR101082541B1 (en) 2006-05-26 2011-11-10 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 Device for preventing winding-up of sheet metal in continuous hot-dipping bath
JP5444744B2 (en) * 2009-02-10 2014-03-19 Jfeスチール株式会社 Manufacturing equipment for molten metal plated steel strip
JP5953902B2 (en) * 2012-04-20 2016-07-20 Jfeスチール株式会社 Hot-dip galvanized steel sheet manufacturing equipment
CN110484846B (en) * 2019-09-05 2021-07-27 常州大学 Device for improving temperature field and component field of continuous hot dip galvanizing aluminum zinc pool

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112048927A (en) * 2020-09-16 2020-12-08 沧州佳通电讯器材有限公司 High-strength galvanized steel strand

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002129298A (en) 2002-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6426122B1 (en) Method for hot-dip galvanizing
GB2046796A (en) Method and apparatus for continuously hot-dip galvanizing steel strip
JP3580241B2 (en) Hot dip galvanized steel sheet manufacturing equipment
JP4631913B2 (en) Hot-dip galvanizing method and apparatus therefor
JPH0797669A (en) Method and apparatus for producing hot dip metal coated steel sheet
JP2928454B2 (en) Continuous hot metal plating equipment
JP3745730B2 (en) Method for producing hot-dip galvanized steel sheet having a beautiful surface appearance
JP2842204B2 (en) Continuous hot-dip plating method and apparatus
JP2002004021A (en) Method for producing hot-dip galvanized steel sheet
JPH04154948A (en) Molten zinc bath cell
JP4691821B2 (en) Hot dip galvanizing method and apparatus
JPH04247861A (en) Continuous galvanizing method and device
JPH09316620A (en) Device for producing hot dip galvanized steel strip
JP2003171750A (en) Apparatus and method for producing hot-dip galvanized steel sheet
JPH10226864A (en) Production of hot dip galvanized steel sheet
JPH10245665A (en) Device for promoting precipitation and separation of dross in hot dip galvanizing bath and hot dip galvanizing bath
JP2003231958A (en) Hot-dipping steel plate manufacturing apparatus
JPH07150320A (en) Hot dip metal coating method and device thereof
JP3487240B2 (en) Hot-dip metal bath
JPH05271893A (en) Manufacture of galvanized steel sheet and device therefor
JPH0538044Y2 (en)
JPH07113154A (en) Method and device for hot-dipping
JP2624075B2 (en) Method and apparatus for removing foreign matter from hot-dip metal plating bath
JP2962754B2 (en) Continuous hot-dip galvanizing method and apparatus
JPH10204595A (en) Sedimentation/separation acceleration of dross of molten zinc bath and molten zinc bath

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees