JP3578826B2 - 色検出装置および警告装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は映像信号の色検出装置に関し、特に、検出対象物の色検出に加え、その対象物の距離判定測定機能を有する色検出装置及びその色検出装置を用いた警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設現場等のように大型機械等を用いる職場において、作業者等の着用するヘルメットや着衣の色を弁別して危険区域にいる作業者等に警告を行うと共にオペレータに対して危険区域内における人の存在を告知するためにカラーテレビカメラで当該区域を監視する等の安全対策として、
(イ)建設機械から超音波を発射して反射物体からの反射波を検出して、(a)反射物体からの距離の測定を行い、(b)発射物体が作業者か否かを何らかの方法で弁別する方式や、
(ロ)特開平6−32012号、特願平5−125417号に開示の色検出装置(映像信号の色成分抽出装置及び警告装置)のように危険物の近くにいる建設作業者の用いているヘルメットの色や着衣の色(建設機械の稼働現場では作業者同士とそれ以外の者を確認(区別)する必要上、注意色として黄色が選ばれる)に注目し、カラーテレビカメラをセンサとし、その映像信号から特定色(例えば黄色)を検出する色検出方式がある。
【0003】
図9は上述した色検出装置の一例を示すものであり、特願平5−125417号(映像信号の色成分抽出装置及び警告装置の第6の発明)の色成分抽出回路の一実施例の構成を示すブロック図であり、以下の説明は特定色を黄色とした場合についてのものである。図9で、NTSC信号入力41はカラーテレビカメラの出力信号であり、AGC42は映像信号のレベル(白ピーク値)を一定に保つ。YC分離回路43は輝度信号とカラー搬送波信号の分離回路であり簡単なものとしては分波器があげられる。分波器を用いる場合、輝度信号には3MHzのLPF(ローパスフィルタ)出力を、色信号には3.6MHzを中心周波数とするBPFを用いる。そして、通常の復調器と同様に、LPF出力を同期分離回路45を経てバーストゲートパルス発生器46に加え、BPF出力をバーストゲート44に加えてバーストゲートパルス発生器46の出力パルスでゲートし、バーストゲート44の出力で副搬送波cosωsctを発振する副搬送波発振器47を駆動する。
【0004】
位相調整回路48は副搬送波発振器47からの副搬送波cosωsctの位相を調整し、cos(ωsct+φyellow)とする。更に、90°移相回路49でsin(ωsct+φyellow)を作る。YC分離回路43のBPF出力を更に同期検波回路50,51に加え、同期検波回路50では位相調整回路48の出力で、同期検波回路51では90°移相回路49の出力で同期検波してEyellowと^Eyellowを得る。そして、同期検波回路51の出力を利得kの利得制御回路62に加えて数式(9)のkを制御し、利得制御回路22の出力を絶対値回路52に加えて正極性のみとし|^Eyellow|を得て、引算回路53で同期検波回路50の出力のEyellowから引算する。引算回路53の出力は振幅比較回路54に加えて基準電圧55と比較して基準値以上を出力する。1ビット化回路60は振幅比較回路54の出力をビット化するものであり、副搬送波信号から黄と判定する領域を1、判定しない領域を0、とするように2値で表すものである。
【0005】
一方、YC分離回路43の出力のEY(輝度信号)は振幅比較回路56で基準電圧57と比較して一定値以上を取り出す。これは黄色は人工色の中では他の色に比べて比較的輝度信号が大きいからである。振幅比較回路56の出力も1ビット化回路61でビット化し、遅延回路63で所定時間遅延された1ビット化回路60からの出力と共にAND回路18に加える。AND回路18では色度的黄色領域である1ビット化回路60の出力と、輝度的黄色領域である1ビット回路21の出力とから黄色の範囲を決めて出力信号59として出力する。遅延回路23は輝度信号と色度信号の遅延時間を調整するために用いる。
【0006】
なお、図9の構成によれば色度的には、
(a)本例では黄色のみを例としているが、位相回路48により任意の色が選択できる。
(b)利得制御回路62の利得kを制限して色相の範囲を調整できる。
(c)基準電圧55により彩度の下限を設定できる。
また、振幅比較回路56による輝度の選択は色により条件が異なる。図9の回路によれば映像信号(NTSC信号)から画面のなかで所望の色相(例えば、黄)を必要な許容範囲で検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(a)の技術では、(イ)通常、作業者の周囲には機械等色々な形状の物体があるので作業者からの反射波の強度が最高強度になるとは限らず、従って、精度の高い距離測定が行えるか否かがそのときの環境条件によって異なるというデリケートさがあり、また、(ロ)作業者か他の物体かの判別が実用条件下では困難である、という問題点があった。
【0008】
また、(b)の技術では、色検出方式単独では特定色(例えば、黄色のヘルメットや黄色の着衣)は検出できるが距離の測定が困難であり、例えば、黄色のヘルメットのみに限定すれば検出した黄色の物体のサイズから距離の判定は可能であるが、面積の大きい着衣が遠方にある場合とヘルメットが近くにある場合の区別は困難である。従って、建設現場の警報装置と組み合わせて使用する場合、建設機械から十分に離れた安全な場所にいる作業者についてもその黄色のヘルメットや黄色の着衣の色(黄色)を検出して警報を発してしまう場合があるという不都合があった。
【0009】
本発明は上記従来技術の問題点や不都合を解消するためになされたものであり、撮像しているシーン中の特定の色の検出及び当該物体までのカメラからの距離の検出を同時に行い得る色検出装置の提供を目的とする。応用目的としては、例えば、建設現場で建設機械に組込み、安全対策として作業者が着用しているヘルメットの黄色を検出すると共に作業者までの距離を検出し危険レベル(距離)に応じて警報を発する安全監視装置等の提供が挙げられる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために第1の発明の色検出装置は、2系統の撮像信号を得る撮像部と、撮像部からの撮像信号を入力し特定色の信号を検出する色検出部と、撮像部からの撮像信号および色検出部からの出力信号に基づく特定色検出像の2系統の信号の水平方向の片側を時間的に遅延させて差をとることにより2系統の信号の差に相当する部分を求めると共に、垂直方向の大きさを求めることにより特定距離での特定色検出像の面積を得る面積算出部と、任意の距離での1系統分の特定色検出像信号と遅延させた他の系統の特定色検出像信号のそれぞれの立上りと立下り信号に基づいて互いの差に相当する部分の信号を抽出し、その信号レベルに比例した直流電圧を生成し、その直流電圧を閾値と比較して上記特定色検出像の遠近判定を行う距離判定部と、を有していることを特徴とする。
【0011】
第2の発明の警告装置は、上記第1の発明の色検出装置からの出力信号のレベルによって報知状態が制御される報知手段を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記構成により第1の発明の色検出装置は、色検出部で検出される検出信号から特定色検出像の面積(大きさ)を面積算出部で求め、距離判定部で面積と距離の関係から特定色検出像と撮像位置との距離の遠近関係を判定する。
【0013】
第2の発明の警告装置は上記第1の発明の色検出装置からの出力信号のレベルによって距離に応じて報知を行うことができる。この場合、安全位置(例えば、建設機械の安全圏)にいる者に対しては仮に特定色が検出されても警告音等を発しないようにできる。
【0014】
【実施例】
図1は本発明に基づく色検出装置の構成を示す基本ブロック図であり、色検出装置100は、
(a)2系統の撮像信号を得る撮像部A、
(b)撮像部Aからの撮像信号を入力し撮像対象について特定色の有無を検出する色検出部B、
(c)撮像部Aからの撮像信号および色検出部Bからの出力信号に基づいて特定色検出像について遠方(例えば、安全距離D0を設定)での像を仮定しそのうち先行した1系統分の像の信号(例えば、左眼像信号)の水平方向の信号を時間的に遅延させて他の1系統分の像信号(例えば、右眼像信号)との差をとることにより2系統の信号の差に相当する部分(ε1、ε2)を求め、また、垂直方向の高さを求めることにより特定距離(遠方距離D0)位置での特定色検出像の面積を得る面積算出部C、
(d)任意の距離での特定色検出像信号の左眼像信号と右眼像信号の差信号成分を抽出し、その信号レベルに比例した直流電圧を生成し、生成された直流電圧を閾値と比較して特定色検出像とカメラとの遠近判定を行う距離判定部D、
とを有している。
【0015】
なお、撮像部Aは後述(図2参照)するように立体撮像用の2系統の光学系と1つの撮像素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device))を有するテレビカメラ、または2系統の撮像素子を撮像部として構成することができる。また、距離判定部Dによる距離の精度は高精度を要せず、例えば、遠い、近い、その中間を判別し得る程度の精度でもよい。また、距離判定部Dの出力信号(判別信号)を警報装置に入力することにより、例えば、建設機械に組み込まれたTVカメラと作業者との距離が遠い(安全)、近い(危険)、その中間(要注意)かにより無音、注意音、警告音等を発するよう構成することもできる。
【0016】
図2は上述した撮像部Aの一実施例の構成を示す俯瞰図であり、立体撮像用の2系統の光学系を有する撮像部の例である。図2で光路Lは反射鏡1,3を経てレンズ4でCCD5に結像し、同様に光路Rは反射鏡2,3を経てレンズ4でCCD5に結像する。CCD5からは出力信号(撮像信号)6が出力される。
【0017】
図3はCCD5の出力信号6の説明図であり、検出すべき被写体を方形とした場合の色検出回路7からの出力L0,R0をディスプレイ表示して左眼像、右眼像として画面に示したものである(画面の左半面には信号L0による左眼像が、右半面には信号R0による右眼像が示されている)。
【0018】
図4は被写体と撮像素子との関係を示す説明図であり、上述した方形の被写体がCCD位置からD0,D2,D3の距離にある場合に撮像して遠方距離D0でR(右眼像)とL(左眼像)の像を表示系で重ねた場合(後述)のD1の位置の像をL1,R1に、D2の位置の像をL2,R2に示した図である。
【0019】
図5は図1の色検出部B、面積算出部C、および距離判定部Dの構成例を示すブロック図である。なお、色検出部Bは図5では色検出回路7として示されており、色検出回路7としては図9に示した特願平5−125417号に開示の回路の他、例えば、特開平6−327012号、特願平6−303066号に開示の色検出装置等を用いることができる。
【0020】
また、面積算出部Cは図5では可変遅延線8、差動増幅器9、H/2ゲートパルス発生器10、ゲート回路11、及びリミッター12と垂直エッジ検出回路13、マルチバイブレータ(MV)14,15、ゲートパルス発生器16、及びゲート回路17により構成され、距離判定部Dは微分回路18,19、正パルス取り出し回路20,22、負パルス取り出し回路21,23、フリップフロップ24、ゲート回路25、ローパスフィルタ(LPF)26、及びレベル比較回路27から構成されている。
【0021】
図5で、CCD5からの撮像出力6は色検出回路7により特定色(例えば、黄色)が検出色信号(パルス)として出力され可変遅延線8、差動増幅器9、垂直エッジ検出回路13、及び微分回路19に入力される。
【0022】
可変遅延線8の遅延時間はH/2(Hは1ライン長を意味する)±τであり、可変遅延線8の入力信号は図6に示すようにL,Rともに経時的で各々約H/2を占める。可変遅延線8の出力信号をL’,R’とすると可変遅延線8の入力のRの位置と可変遅延線8の出力L’の位置(水平方向)を合わせるものとする。但し、この場合、被写体の位置はカメラ(CCD)からの遠方位置(図4のD0の位置)とする。可変遅延線8の出力を差動増幅器9、H/2ゲートパルス発生器10及び微分回路18に与える。
【0023】
差動増幅器9はCCD5の出力信号6及び可変遅延線8からの出力を得てその出力をゲート回路11に通す。ゲート回路11はH/2ゲートパルス発生器10からのH/2幅のパルスで可変遅延線8からの出力をゲートし、図6の距離D0上で示されるR及びL’の重なった部分のみを取り出す。従って、ゲート回路11の出力を取り出してディスプレイ上に再現すれば遠方距離D0でのRとL’の位置は可変遅延線の調整により容易に一致させることができる。
【0024】
リミッター12はゲート回路11の出力を一定値に限定するために用いているものであり、色検出回路7の出力が一定に保持される場合や、或いは差動増幅器9の動作が十分であれば不要である。
【0025】
垂直エッジ検出回路13〜ゲートパルス発生器16は垂直方向のゲート信号を得るための構成であり、図3の検出パターンの上端NHから△本(水平走査線Hの増分を意味する)経たところからhの高さだけの部分をゲートするパルスを発生させる。垂直エッジ検出回路13は可変遅延線8の入力信号(すなわち、色検出回路7の出力信号)から垂直エッジを検出し(上端NHは被写体の位置により変化する)、マルチバイブレータ14で△本分の幅パルスを発生させ、マルチバイブレータ15では(△+h)本分の幅パルスを発生させ、ゲートパルス発生器16を通してゲートパルスを発生させゲート回路17に与える。ゲート回路17ではリミッター12(或いはゲート回路11)の出力をゲートパルス発生器16の出力でゲートすることでL0,R0(図3参照)に対してh本の高さに相当する信号を出力する。なお、ここで、CCD上の信号をD0に投影したものが図4に示した位置D0上のサイズとなる。
【0026】
図7は図5の差動増幅器9の入力信号を画像として再現した像と入出力信号の分布を示す図である。図7(a)は差動増幅器9の入力信号を視覚的に再現した像であり、図4においてD=D0で図5で可変遅延線8の長さを調節して図6で左眼像L0’と右眼像0とを一致させたものとし、D=D1の像をR1,L1で、D=D2の像をR2,L2で示す。(b)はD=D1での差動増幅器9の入力信号の分布図であり(c)は入力信号の分布図である。また、(d)はD=D2での差動増幅器9の入力信号の分布図であり(e)は入力信号の分布図である。なお、(a)〜(e)を通じてR像(R信号)は実線で示しL像(L信号)は破線で示してある。
【0027】
図8は距離Dと差動増幅器9の出力εとの関係を示す図であり、図7の(c)及び(e)を斜線で示した面積(ε1,ε2)をεとして横軸に示し、縦軸に距離Dを示したものである。これにより図7の破線で囲まれた面積を測定することにより図4での被写体とカメラ(CCD)との距離を算出することができる。なお、図3で被写体を方形として示したが、図5の垂直エッジ検出回路13〜ゲートパルス発生器16が図3の画像の一定の高さh本に相当する信号のみを出力しているので被写体との距離の算出は被写体の形状に依存することなくできることが明らかである(但し、距離Dが著しく大きくなり、検出色の像の高さが著しく小さくなれば検出は不可能となる)。
【0028】
図5で微分回路18以降の系(すなわち、距離判定部D)は図7のε1,ε2などを抽出する。差動増幅器9の2つの入力(色検出回路7の出力及び可変遅延線8の出力)のうち可変遅延線8の出力を微分回路18で、色検出回路7の出力を微分回路19で微分して検出色信号の立上りを正パルス取り出し回路20,22で取り出し、立下りを負パルス取り出し回路21,23で取り出してフリップフロップ24の入力としフリップフロップ24を動作させる。この場合、仮に正パルス取り出し回路20出力の正パルスの後に正パルス取り出し回路22出力のパルスがあっても、負パルス取り出し回路21出力の負パルスの後に負パルス取り出し回路23出力の負パルスであっても、フリップフロップ24の動作は変わらない(正パルス取り出し回路22、負パルス取り出し回路23が先行する場合も同様である)。
【0029】
フリップフロップ24の出力でゲート回路25をゲートしゲート回路17の出力から図7(c),(e)のε1,ε2を取り出し、ローパスフィルタ26でε1,ε2に比例した直流電圧としてからレベル比較回路27で基準電圧Er1,Er2と比較して信号レベルに応じた出力信号を出力する。
【0030】
図示しないが、本発明の色検出装置を警報装置に応用するような場合には、Er1>Er2>0として、次の(1)〜(3)の場合に分けて用いることができる。
【数1】
ε>Er2 (式1)
上記(式1)の場合は被写体が近いので緊急音(例えば高周波f2など)を警報として出す。次に、
【数2】
Er2>ε>Er1 (式2)
上記(式2)の場合は被写体は遠いが注意を喚起するための注意音(例えば、低周波f1など)を警報として出す。また、
【数3】
Er1≧ε (式3)
上記(式3)の場合には被写体はカメラから遠く離れており安全なのでたとえ検出色があっても警報を出さない。
【0031】
本実施例では撮像部Aを立体撮像用の2系統の光学系と1つの撮像素子を有するものとして構成したが、これに限られず撮像部Aは、例えば、2台のカメラで(図2のR,Lの各光軸に独立のカメラを配置し各々1つずつの撮像素子を用いて)実現することもできる。なお、この場合は図5で可変遅延線8はH/2±τではなくて±△/2程度の短いものでよく、しかも撮像範囲が水平方向に広くとれるメリットがある。
【0032】
なお、上述の2台のカメラを用いる方式に対し、前述した立体撮像用の2系統の光学系と1つの撮像素子を用いる方式では、(a)カメラが1台で済むので経済的であること、(b)1台のカメラでよいので2台のカメラを用いる場合のように色特性を合わせる必要がない等のメリットがある。以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように第1の発明の色検出装置によれば、色検出部で検出される検出信号から特定色検出像の面積(大きさ)を面積算出部で求め、距離判定部で面積と距離の関係から特定色検出像と撮像位置との距離の遠近関係を判定するので、距離算出精度はラフでもよいので回路構成が簡単になる。
【0034】
第2の発明の警告装置は上記第1の発明の色検出装置からの出力信号のレベルによって距離に応じて報知を行うことができる。この場合、安全位置(例えば、建設機械の安全圏)にいる者に対しては仮に特定色が検出されても警告音等を発しないようにできる。また、1台のカラーカメラに2光路の簡単な光学系を付加することで所望の色の色検出のみでなく、被写体までの距離をラフに測定することができるので建設現場等の注意色の黄色の検出装置に適用すると作業者が近い場合とやや離れている場合とで異なる警報を出し、安全圏にいる場合には色検出しても警報を出さないようにできるので、より安全かつ効率的な作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく色検出装置の構成を示す基本ブロック図である。
【図2】図1の撮像部の一実施例の構成を示す俯瞰図であり、立体撮像用の2系統の光学系を有する撮像部の例である。
【図3】図2の撮像装置のCCD(撮像素子)からの出力信号の説明図である。
【図4】被写体と撮像素子との関係を示す説明図である。
【図5】図1の色検出部B、面積算出部C、および距離判定部Dの構成例を示すブロック図である。
【図6】図5の可変遅延線の入出力信号の説明図である。
【図7】図5の差動増幅器の入力再現像と入出力信号の分布を示す図である。
【図8】被写体との距離と差動増幅器の出力との関係を示す図である。
【図9】色検出装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 反射鏡(撮像部)
4 レンズ(撮像部)
5 CCD(撮像部)
6 出力信号(撮像信号)
7 色検出回路(色検出部)
8 可変遅延線(面積算出部)
9 差動増幅器(面積算出部)
10 H/2ゲートパルス発生器(面積算出部)
11 ゲート回路(面積算出部)
13 垂直エッジ検出回路(面積算出部)
14,15 マルチバイブレータ(面積算出部)
17 ゲート回路(面積算出部)
18,19 微分回路(距離判定部)
20,22 正パルス取り出し回路(距離判定部)
21,23 負パルス取り出し回路(距離判定部)
24 フリップフロップ(距離判定部)
25 ゲート回路(距離判定部)
26 ローパスフィルタ(距離判定部)
27 レベル比較回路(距離判定部)
100 色検出装置
A 撮像部
B 色検出部
C 面積算出部
D 距離判定部

Claims (2)

  1. 2系統の撮像信号を得る撮像部と、
    撮像部からの撮像信号を入力し特定色の信号を検出する色検出部と、
    前記撮像部からの撮像信号および前記色検出部からの出力信号に基づく特定色検出像の2系統の信号の水平方向の片側を時間的に遅延させて差をとることにより前記2系統の信号の差に相当する部分を求めると共に、垂直方向の大きさを求めることにより特定距離での特定色検出像の面積を得る面積算出部と、
    任意の距離での1系統分の特定色検出像信号と前記遅延させた他の系統の特定色検出像信号のそれぞれの立上りと立下り信号に基づいて前記互いの差に相当する部分の信号を抽出し、その信号レベルに比例した直流電圧を生成し、その直流電圧を閾値と比較して上記特定色検出像の遠近判定を行う距離判定部と、
    を有していることを特徴とする色検出装置。
  2. 請求項1記載の色検出装置からの出力信号のレベルによって報知状態が制御される報知手段を有することを特徴とする警告装置。
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