JP3578447B2

JP3578447B2 - Underwater impermeable construction method of asphalt mat

Info

Publication number: JP3578447B2
Application number: JP2000251917A
Authority: JP
Inventors: 勝夫松崎; 浩中野; 尚洋浜本
Original assignee: 日本海上工事株式会社
Priority date: 2000-08-23
Filing date: 2000-08-23
Publication date: 2004-10-20
Anticipated expiration: 2020-08-23
Also published as: JP2002059108A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物海面処分場等の埋立護岸、または、人工島の内部を外海から区画する護岸等の護岸表面の遮水工法に関し、特に、遮水のために敷設するアスファルトマットと、前記アスファルトマットの接続を水中で行い得るようにする工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
廃棄物を埋め立て処分するために、大量に廃棄物が排出される都市等の近傍の海域を仕切って処分場を構築し、廃棄物を用いて新たな陸地を構築するとともに、排出地域からの運搬距離を短くすることに対応させ得るようにすることが行われている。前記廃棄物の処分場を海面に構築する場合には、一般的には埋立地の護岸の構築場所で、海底地盤を強化するための地盤改良工事を施工し、石積基礎を所定の高さに構築してその上面を平らに均してから、その基礎の上にケーソン等の構造物を配置して構成している。
【０００３】
前記構造物と石積基礎に対して遮水性を持たせるためには、例えば、陸上の処分場の場合と同様に、遮水用シートと保護マット等を重ねて敷設し、廃棄物により遮水用シートを石積基礎に向けて押圧するようにして安定させている。前記海面埋立て処分場の他に、海面を所定の範囲で区画して人工島を構築する場合や、人工島の構築と同様に、所定の海域を護岸により区画してその区画された内部の海底地盤で工事を行う場合等においても、前記埋立て処分場と同様な工事を行って、遮水性を有する護岸を構築している。
【０００４】
前記遮水用シート等のシートとしては、例えば、薄いゴムシートや塩化ビニール等のプラスチック製の水を通さない性質を有するシートを用いている。また、前記石積基礎の上に設置するケーソン等の構造物の間では、ケーソン間の目地部からの透水を防止する措置として、一般的には弾性を有するゴム製の仕切り材をケーソンの間に所定の間隔を介して配置し、前記仕切り材の間にアスファルト混合物等を充填する等の処理を行って、ケーソン等の目地間から内部の保有水が浸出しないような遮水層を構築している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記遮水性を有するシートを海中で施工する場合には、前記シートが比較的薄くて軽いものであることから、風や波浪にあおられること等により、必要とされる場所に正確に敷設することが困難である。そして、前記遮水用シートを前記埋め立て護岸の角部の広い面積を覆うように施工する際には、海中で遮水用シートを角部の形状に合わせて加工した上で、接続部を接続して一体化を図り、接続部での遮水性を確保する必要があるが、接続される遮水用シートが安定しない状態にあるか、角部の形状が複雑であったりしてその接続が面倒である。また、前記遮水用シートを敷設するに際しては、おもり部材やその他の補助手段を合わせて用いるために、施工コストが大幅に上昇する原因ともなる。
【０００６】
また、海中で遮水用シートを敷設する際には、陸上の処分場のように土を平らに均すことができず、大きな凹凸のある石積の堤体の表面に配置するので、その石の凸部に当った部分が破損しやすい等の問題があり、遮水用シートによる遮水性を確保することが困難である。前記問題の他に、ケーソンを支持する石積基礎の下面では、海底地盤の改良工事を施工するので、構造物本体に対する支持作用は安定して発揮できるが、埋立地側では廃棄物の重量により地盤が圧密されるために、廃棄物により海底地盤が沈下するという問題が発生しやすく、石積基礎の端部から海底地盤に向けて敷設したシートに引っ張り作用が加わり、遮水用シートが破損する等の問題の発生が想定される。
【０００７】
本発明は、前述したような海中での遮水処理層を施工する場合の問題を解消するもので、接続部での遮水層の構築を容易に行い得て、遮水の性能を長期間に亘って確保できる、遮水処理層を設けた管理型護岸を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、廃棄物海面埋め立て処分場の埋立護岸に設け、前記埋立護岸の埋立て側と外海面の両面または埋立て側の表面と海底地盤の所定の範囲に亘って、アスファルトマットを敷き詰めて構成する遮水手段に関する。本発明の請求項１の発明は、前記遮水手段を構成するアスファルトマットは、隣接するマット部材を所定の巾で重ねて、重合した接続部に接着性を有する層を介して敷設し、前記遮水手段の傾斜部に位置する重合部では、型枠部材を用いてアスファルト混合物を所定の厚さと巾で施工して接続部遮水層を構築し、前記アスファルト混合物の層を構築した後で、前記型枠部材を取り外すことを特徴とする。請求項２の発明は、前記マット部材の接続部では、隣接するマット部材の荷役用ワイヤを用いて接続し、前記遮水手段の傾斜部に位置する重合部では、型枠部材を用いてアスファルト混合物を所定の厚さと巾で施工して接続部遮水層を構築し、前記アスファルト混合物の層を構築した後で、前記型枠部材を取り外すことを特徴とする。
【０００９】
請求項３の発明は、前記型枠部材はアスファルト混合物に接する面に、アスファルトが接着されない離型剤を塗布して設け、アスファルトマットに接する部分に、軟質のパッキング部材を設け、前記型枠部材には、水や気体を通す性質を持たせ、傾斜部の上側から型枠部材とマット部材の間に流すアスファルト混合物の充填性を補助する手段を設けたものを用いることを特徴とする。請求項４の発明は、前記接続部に打設するアスファルト混合物の圧力により、前記型枠部材が移動されない重量を有し、前記型枠部材を長さ方向に区分した多数のセグメントを接続して構成し、前記型枠部材の長さ方向の一端部から延長するワイヤを用いて、前記型枠部材の敷設と取り外しの作業を行い得るよう構成したことを特徴とする。
【００１０】
前述したように構成したことにより、アスファルトマットの接続部遮水層の傾斜部での施工を、型枠部材を用いて容易に行うことができ、前記遮水層の信頼性を向上させることができ、マット部材の接続部では荷役用のワイヤを用いて接続できるので、接続部を引き離すような力に対する抵抗力を維持できる。また、前記接続部の遮水層を構築する際に用いる型枠部材は、凹凸があるマット部材の表面に隙間なく載置でき、内部にアスファルト混合物を打設することにより、遮水層内部に水や気体が入らない均一な層として構築できる。そして、前記型枠部材を蛇腹状の重いものして構成し、固化したアスファルト混合物が型枠部材に付着することを防止する手段を設けたことにより、型枠部材の敷設と取り外しを容易に行い得て、遮水層の施工性を向上させることが可能である。
【００１１】
【発明の実施の形態】
図示される例にしたがって、本発明の水中遮水工法を説明する。一般的な廃棄物処分場の仕切護岸は、図１に示すように構築されるもので、海底地盤２の上に石積基礎３を構築し、その石積基礎３の上にケーソン等の構造物を載置して構築する。前記石積基礎３を構築する海底地盤が軟弱地盤の場合には、構造物の重量に耐え得る強度を持たせるような、地盤を補強する工事を施工する。前記石積基礎３と構造物４の内海面側には、必要に応じて捨て石層５、５ａを構築し、前記捨て石層の表面と、海底地盤２の上の所定の範囲に亘って、遮水工６、７を構築する。前記構造物４としては、一般に港湾の構造物としてのコンクリート製のケーソンや、鋼製・ハイブリッドケーソン等を用いることができ、ケーソンの内部空間に建築廃材や石、砂等を充填して自重を重くし、波浪の圧力で前記構造物が動いたりしないように設置する。
【００１２】
前記遮水工６、７は、アスファルトマットを敷き並べて構築するものであるが、必要に応じて、アスファルトマットと遮水シートとを重ねて敷設し、マットの重ね部に遮水性を持たせて構築することができる。前記アスファルトマットを敷設して遮水工を構築する際には、従来よりケーソンの滑動防止や、海底地盤の保護のために用いられているアスファルトマットと同様な構造のマット部材を用いることができる。図２に示すように、前記遮水工６、７は、多数枚のマット部材１０……を端部で重ねるように配置して構成しているもので、前記マット部材の重ね部には斜面部遮水部２０と水平部遮水部２５とを各々設け、マット部材重ね部での遮水性を発揮できるようにしている。
【００１３】
前記遮水工６、７を構築する際に用いるアスファルトマットは、従来より海洋構造物の滑動防止や、海底地盤の洗掘防止等に用いられているマット部材と同様に構成される。図３に示すように、アスファルト混合物の層１１、１１ａの間に、ガラスクロスのような内部補強部材１２を挟んで構成し、厚さを８〜１５ｃｍ、巾を５ｍ程度、長さを２０〜３０ｍのものとしてアスファルトマット１０を構成する。また、前記内部補強部材１２としては、ガラスクロスと金網等を重ねた内部補強部材１２を用いることも可能である。さらに、前記内部補強部材１２と重ねて、両端部にアイ部１３ａを設けたワイヤ１３……を所定の間隔で配置し、前記ワイヤ１３……の端部には、マットとの一体化を図るために、帯鉄等をアスファルト混合物層の間に埋設して設け、前記ワイヤ１３の所定の位置には、滑動防止金具を所定の間隔で配置して、マット本体からワイヤ１３が抜け出さないように固定している。なお、マット部材の接続用に用いる接続用針金１４は、基部をワイヤに結合して所定の長さだけマット部材の上面に突出させて設け、後述する斜面部遮水部の形成に用いることができるようにする。
【００１４】
前記図２に示す遮水工６、７のマット部材間での遮水工は、図４、５に各々の断面を示している。図４に示す斜面部遮水部２０の例は、遮水工の斜面部での構造を示しており、隣接するマット部材１０、１０ａを所定の長さだけ重ねて敷設する。前記マット重ね部においては、マット部材１０、１０ａを敷設する際に、前記アスファルト層を施工するマット表面にプライマー部材２２を塗布しておき、前記プライマー部材２２により後で施工するアスファルト層２４のマット部材に対する接着性を良好にする。また、マット部材１０の端部付近には所定の巾で接着層２１を設けておき、後で敷設するマット部材１０ａが前記接着層２１を押圧して、両マットの間を接着する状態で、斜面部遮水部２０における遮水性を持たせる。前記マット部材１０に端部を重ねるように敷設するマット部材１０ａでは、アスファルト層２４に接する表面と端面にプライマー部材２２を設けて、前記２つのマット部材を重ねた部分で、ワイヤ１３の基部を接続用針金１４に接続して、結束部２３によるマットの位置決めを行う。次いで、後述する型枠部材を用いてアスファルト層２４を打設し、アスファルトの硬化を待って型枠部材を外すことにより、図４に示すような斜面部遮水部２０を構築する。
【００１５】
図５に示す水平部遮水部２５では、前記図４の斜面部遮水部の場合のように、マット重ね部にワイヤがないものであるから、前記ワイヤを用いた固定はできないが、前記水平部遮水部２５は遮水工の水平面に配置することで、マット同士を直接固定する必要がないものである。前記水平部遮水部２５は、図１の捨石層５、５ａの表面のうち、水平部分で、マット重ね部に大きな巾を持たせる状態で構成するものであり、あらかじめ斜面部の長さに上下の水平部の長さに対応させて、前記マット部材の長さを設定し、マット部材の上下（斜面方向の）の端部が水平部に余裕を持って配置できるようにする。そこで、２枚のマット部材１０、１０ａのマット重ね部においては、マット間に巾の広い接着層２６の層を配置するか、または複数条の接着層２６、２６ａ……を配置して、マット重ね部における遮水性を発揮させる。
【００１６】
前記水平部遮水部２５において、マット部材の端部を重ねて敷設しても、前記接着層２６のみでは遮水性が不完全であると判断されるときには、前記マット重ね部の上に所定の巾を介して型枠ブロック２８、２８ａを配置してアスファルト層２９を打設し、所定の幅と厚さを有するアスファルト層２９を構築する。また、前記アスファルト層を打設する部分に対しては、マット部材を敷設する前に、船の上でプライマー部材２７をそれぞれ施工しておき、プライマー部材２７によるアスファルトとの接着性を良好に発揮できるようにする。前記アスファルト層２９を打設するための型枠ブロックとしては、所定の高さと巾および長さを有するアスファルトブロックをあらかじめ容易しておき、前記ブロックをマット重ね部に対して配置してから、アスファルト混合物を打設することができる。その他に、前記型枠としてＨ型鋼等を用いてアスファルト層の構築を行うことが可能であり、前記Ｈ型鋼等を繰り返して使用することで、水平部遮水部の構築コストを低減させることが可能となる。
【００１７】
なお、前記接着層２１、２６としては、ゴムアスファルトのように、アスファルトマットの接着性を発揮できるものを用いるが、その他に、任意のアスファルトとの接着性を有する軟質の接着剤成分を用いても良い。さらに、前記プライマー部材２２、２７としては、ストレートアスファルトやネオアスファルト（商品名）を用いることができるが、船上で加熱して溶融させたストレートアスファルトを塗布することが最も簡単な処理である。前記図４、５に示されたように、遮水工に対して斜面部遮水部や水平部遮水部を施工して、アスファルトマットによる遮水処理を行うが、前記斜面部遮水部２０を構築する際には、図６に示すような型枠部材３０を用い、図７〜９の順序で、遮水工の斜面部でのアスファルトの打設作業を行い、斜面部遮水部２０を構築することができる。
【００１８】
図６に示す例において、型枠部材３０は巾の狭いセグメント部材３１……を多数連接して構成しているもので、セグメント部材３１…は、厚い鉄板を下向きの略コの字状に加工したものや、型鋼を組み合わせて構成することができ、前記多数のセグメント部材３１……を複数本のワイヤ３３、３３ａにより連接する状態で構成する。そして、前記型枠部材３０を取り扱う際に、ワイヤの端部をクレーン等により吊り上げることによって、前記セグメント部材３１……が略蛇腹状に変形しながら取り外されるようにする。また、前記型枠部材３０を敷設する際には、下部を位置決めしてから、上部を斜面の上側に向けて移動させながら、マット部材の上に敷設できるようにする。なお、前記型枠部材３０のセグメント部材３１……は、前記型枠部材３０の内部空間に溶融アスファルトを流し込んだ時に、その圧力等により浮いた状態とならない程度の重量を有するものとして構成する。
【００１９】
前記型枠部材３０のセグメント部材３１……の下部には、パッキング部材３２を所定の厚さで取り付けており、前記パッキング部材３２としては、任意の弾性体、スポンジ状部材、シリコンゴムの柔らかいブロック等を取り付けている。そして、型枠部材３０をマット重ね部に対して位置決めした際に、マット部材の表面に凹凸があったとしても、前記パッキング部材３２が凹凸に対応して変形するので、型枠部材３０の下面とマット部材の表面都の間に隙間が形成されず、注入するアスファルトが側部から漏れ出すことがないようにする。なお、前記型枠部材３０の下端部に先に打設した水平部遮水部等がある場合には、注入するアスファルトが下部の開口から漏れ出すことを防止する手段を設ける必要はないが、漏れ出し防止を必要とする場合には、あらかじめ金網等を配置しておくことができる。また、前記型枠部材３０の内面には、フッ素樹脂を塗布するか、またはシリコンゴムの被覆を設けておき、打設するアスファルトが型枠部材の内面に付着しないようにする処理を行っている。
【００２０】
前記図６に示すような型枠部材３０を用いて、斜面部遮水部２０を構築する際には、図７ないし図９の工程を経てアスファルトの打設を行うようにする。図７に示す例は、型枠部材３０を斜面部遮水部の施工位置に配置する場合を示しており、遮水工７等の水平部の遮水工に対する水平部遮水部を施工した後で、型枠部材３０を位置決めして敷設する。前記型枠部材３０を敷設する際には、ワイヤ３３をクレーンで吊り下げて、型枠部材３０の下端部を水平部遮水部２５に対して位置決めしてから、斜面の下部から型枠部材３０を順次位置決めして固定する。次いで、前記遮水工６の斜面部に位置決めした型枠部材３０の上から、開口の内部に向けて流入装置３５を用いてアスファルト３６を流し込んで、型枠部材３０の内部にアスファルトを充満させる。
【００２１】
前記アスファルトの流し込みに際して、その圧力により型枠部材３０が浮き上がるような揚力が作用するが、前記型枠部材３０を十分に重いものとして構成するので、型枠部材３０の内部にアスファルトが充満されて固化するまでそのまま放置する。前記放置時間は、例えば、数時間で十分であることから、その後に、図９に示すように、型枠部材３０を取り外す作業を行う。前記型枠部材３０を取り外す際には、多数連接しているセグメント部材が、ワイヤ３３を引き上げることで１つずつ斜面部遮水部２０から外されるので、比較的容易に型枠部材３０を取り外すことが可能となる。なお、前記型枠部材３０の内部にアスファルト３６を打設する場合に、各セグメント部材の間には小さな隙間があるので、型枠部材３０の中に入っている水や、加熱されて発生する気体が容易に排出されるので、斜面部遮水部２０には空隙が形成されることはない。また、前記型枠部材３０の中に注入するアスファルト３６は、作業船上で加熱しながら注入することで、必要な量を容易に確保でき、任意の構造の流入装置３５を用いて注入作業を行うことができる。
【００２２】
前記図８に示す流入装置３５は、斜面部遮水部２０の作成時の他に、図５に示す水平部遮水部２５の作成時にも使用することができる。前記アスファルト層２４、２９を構成するための溶融アスファルト３６としては、サンドマスチックまたはネオアスファルトを使用すると、作業性が良好に維持でき、マット重ね部遮水工として構築した後での長期間の遮水性を確保することが可能となる。つまり、前述したような種類のアスファルトを用いることで、マット部材の下面を支えている地盤や捨て石層の変形に追従して変形した時でも、斜面部遮水部や水平部遮水部でのアスファルト層が同時に変形して、マット重ね部の遮水性能に障害が発生することが防止されるという特性が発揮されることになる。
【００２３】
なお、前述したように構成した遮水工は、アスファルトマットのみで遮水性を十分に発揮できるとされる場合には、遮水工のみで対処可能となるが、前記アスファルトマットによる遮水工に重ねて、遮水シート等を敷設することが要求されることが多くある。その場合には、アスファルトマットによる遮水工を構築した後で、その上に、厚めの不織布等の緩衝層を構築してから、さらにビニールシートやゴムシートを１層または複数層重ねて敷設して複数層の遮水層を重ねたものとして構築することができる。そして、前記遮水工においては、それぞれのシート層の接続部に対して、遮水処理しながら敷設することにより、より完璧な遮水工を構築することが可能であり、前記ゴムシートのような遮水シートを敷設する場合にも、シート間の接続部に対して、水平部遮水部または斜面部遮水部を形成すれば、従来の接着剤を用いたシート接続に比較して、より信頼性を向上させた遮水工を構築することが可能となる。
【００２４】
【発明の効果】
本発明の遮水工は、前述したように構成するのであるから、アスファルトマットの接続部遮水層の傾斜部での施工を、型枠部材を用いて容易に行うことができ、前記遮水層の信頼性を向上させることができ、マット部材の接続部では荷役用のワイヤを用いて接続できるので、接続部を引き離すような力に対する抵抗力を維持できる。また、前記接続部の遮水層を構築する際に用いる型枠部材は、凹凸があるマット部材の表面に隙間なく載置でき、内部にアスファルト混合物を打設することにより、遮水層内部に水や気体が入らない均一な層として構築できる。そして、前記型枠部材を蛇腹状の重いものして構成し、固化したアスファルト混合物が型枠部材に付着することを防止する手段を設けたことにより、型枠部材の敷設と取り外しを容易に行い得て、遮水層の施工性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】廃棄物処分場の護岸の構成を示す説明図である。
【図２】遮水工の平面図である。
【図３】アスファルトマットの構成を示す説明図である。
【図４】斜面部遮水部の構成の説明図である。
【図５】水平部遮水部の構成の説明図である。
【図６】型枠部材の構成を示す説明図である。
【図７】型枠部材を斜面部遮水部に対して設置する作業の説明図である。
【図８】型枠部材にアスファルトを打設する作業の説明図である。
【図９】斜面部遮水部構築後に型枠部材を取り外す作業の説明図である。
【符号の説明】
１護岸、３石積基礎、４構造物、６・７遮水工、
１０アスファルトマット、１１アスファルト層、
１２内部補強部材、１３ワイヤ、１４接続用針金、
２０斜面部遮水部、２１接着層、２２プライマー部材、
２３結束部、２４アスファルト層、２５水平部遮水部、
２６接着層、２７プライマー部材、２８型枠ブロック、
２９アスファルト層、３０型枠部材、３１セグメント部材、
３２パッキング部材、３３ワイヤ、３５流入装置、
３６溶融アスファルト。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for impermeable construction of a revetment surface such as a revetment for reclaiming a reclaimed sea surface disposal site or a revetment for partitioning the inside of an artificial island from the open sea, in particular, an asphalt mat laid for impermeable water, The present invention relates to a method for connecting an asphalt mat underwater.
[0002]
[Prior art]
In order to landfill and dispose of waste, we construct a disposal site by partitioning the sea area near cities and other places where large amounts of waste are discharged, and construct new land using waste and transport from the discharge area. It has been attempted to be able to cope with shortening the distance. When constructing the waste disposal site on the sea surface, in general, at the construction site of the revetment of the landfill, construct the ground improvement work to strengthen the seabed ground, and raise the masonry foundation to a predetermined height. It is constructed by flattening the upper surface and then arranging structures such as caisson on the foundation.
[0003]
In order to provide the structure and the masonry foundation with water impermeability, for example, as in the case of a land-based disposal site, a sheet for water impermeable and a protective mat are laid one on top of another, and The sheet is pressed against the masonry foundation to stabilize it. In addition to the sea-land reclamation site, when constructing an artificial island by dividing the sea surface in a predetermined range, or in the same manner as in the construction of an artificial island, a predetermined sea area is partitioned by seawall and the inside of the partitioned area is constructed. Even when the construction is performed on the seabed, the same construction as that of the landfill site is performed to construct a watertight seawall.
[0004]
As the sheet such as the water-blocking sheet, for example, a plastic sheet such as a thin rubber sheet or vinyl chloride which has a water-impermeable property is used. In addition, between structures such as caissons installed on the masonry foundation, as a measure to prevent water permeation from joints between caissons, a rubber partition member having elasticity is generally provided between caissons. Arranged at predetermined intervals, by performing a process such as filling the asphalt mixture between the partitioning material and the like, to construct a water-blocking layer such that water retained therein does not leach from joints such as caissons. I have.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the sheet having the water-blocking property is constructed in the sea, the sheet is relatively thin and light, so that the sheet is laid accurately at a required place due to wind and waves. Is difficult to do. Then, when constructing the water-impervious sheet so as to cover a wide area of the corner of the landfill revetment, the water-impervious sheet is processed in accordance with the shape of the corner in the sea, and then the connection portion is connected. It is necessary to secure the water barrier at the connection part, but the water barrier sheet to be connected is in an unstable state or the shape of the corner is complicated and the connection is difficult. It is troublesome. In addition, when laying the water-blocking sheet, a weight member and other auxiliary means are used together, which greatly increases the construction cost.
[0006]
Also, when laying a water-impervious sheet in the sea, the soil cannot be leveled as in a land-based disposal site, and it is placed on the surface of a masonry with large unevenness. However, there is a problem that a portion hitting the convex portion is easily damaged, and it is difficult to secure the water blocking by the water blocking sheet. In addition to the above-mentioned problems, on the lower surface of the masonry foundation that supports the caisson, the submarine ground improvement work is performed, so that the support action on the structure body can be stably exhibited, but on the landfill side, the ground The seabed is likely to sink due to waste due to consolidation, and the sheet laid from the edge of the masonry foundation to the seabed will be pulled, causing damage to the water-blocking sheet, etc. The problem is expected to occur.
[0007]
The present invention solves the above-described problem in the case of installing a water-impervious treatment layer in the sea, and can easily construct a water-impervious layer at a connection portion, and can improve the water-impermeability for a long time. The purpose of the present invention is to provide a managed seawall with a water-impervious layer that can be secured over a wide area.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides an asphalt mat on a landfill seawall of a waste sea reclamation landfill, and lays an asphalt mat over a predetermined range of both the landfill side and the open sea surface of the landfill seawall or the landfill side surface and the seabed ground. The present invention relates to a water shielding means to be constituted. The invention of claim 1 of the present invention is characterized in that the asphalt mat constituting the water-blocking means overlaps adjacent mat members with a predetermined width, and lays the laminated connection portion through a layer having adhesiveness, In the overlapping portion located on the inclined portion of the water shielding means, the asphalt mixture is applied at a predetermined thickness and width by using a form member to construct a connection portion impermeable layer, and after constructing the layer of the asphalt mixture. And removing the mold member. The invention according to claim 2 is characterized in that the connecting portion of the mat member is connected by using a cargo handling wire of an adjacent mat member, and the overlapping portion located on the inclined portion of the water shielding means uses an asphalt using a form member. The mixture is applied to a predetermined thickness and width to form a connection part impermeable layer, and after forming the asphalt mixture layer, the mold member is removed.
[0009]
The invention according to claim 3 is characterized in that the mold member is provided by applying a release agent to which asphalt is not adhered to a surface in contact with the asphalt mixture, and a soft packing member is provided in a portion in contact with the asphalt mat. Is characterized in that it has a property of allowing water or gas to pass therethrough, and is provided with means for assisting the filling property of the asphalt mixture flowing between the formwork member and the mat member from above the inclined portion. The invention according to claim 4 is that, by the pressure of the asphalt mixture cast into the connection portion, the mold member has a weight that is not moved, and connects a number of segments obtained by dividing the mold member in the length direction. The present invention is characterized in that the work of laying and removing the form member can be performed using a wire extending from one end in the length direction of the form member.
[0010]
With the configuration as described above, it is possible to easily perform the construction on the inclined portion of the connection portion of the asphalt mat with the impermeable layer using the form member, and to improve the reliability of the impermeable layer. Since the connection portion of the mat member can be connected using a wire for cargo handling, it is possible to maintain a resistance to a force that separates the connection portion. In addition, the formwork member used when constructing the impermeable layer of the connection portion can be placed without gaps on the surface of the mat member having irregularities, and by pouring an asphalt mixture inside, the inside of the impermeable layer is formed. It can be constructed as a uniform layer without water or gas. The mold member is configured as a bellows-shaped heavy member, and means for preventing the solidified asphalt mixture from adhering to the mold member is provided, so that the mold member can be easily laid and removed. It is possible to improve the workability of the impermeable layer.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The underwater seepage control method of the present invention will be described with reference to the illustrated example. The partition revetment of a general waste disposal site is constructed as shown in FIG. 1, in which a masonry foundation 3 is constructed on the seabed ground 2 and a caisson or other structure is constructed on the masonry foundation 3. Place and build. When the seabed ground on which the masonry foundation 3 is constructed is soft ground, a work for reinforcing the ground is performed so as to have strength enough to withstand the weight of the structure. On the inland surface side of the masonry foundation 3 and the structure 4, abandoned stone layers 5 and 5 a are constructed as necessary, and water is impermeable over the surface of the abandoned stone layer and a predetermined range on the seabed ground 2. Steps 6 and 7 are constructed. As the structure 4, a concrete caisson or a steel / hybrid caisson generally used as a harbor structure can be used. The caisson is filled with construction waste, stone, sand, etc. to reduce its own weight. The structure is installed so that the structure does not move due to the pressure of the waves.
[0012]
The water shields 6 and 7 are constructed by laying and arranging asphalt mats, but if necessary, laying the asphalt mats and the water-impervious sheets on top of each other, and giving the mats a water-shielding portion. Can be built. When laying the asphalt mat and constructing a waterproofing work, it is possible to use a mat member having the same structure as the asphalt mat conventionally used for preventing caisson slippage and protecting the seabed ground. . As shown in FIG. 2, the water shields 6 and 7 are configured by arranging a large number of mat members 10... So as to be overlapped at an end portion. The partial water-impervious section 20 and the horizontal-part water-impervious section 25 are respectively provided so that the water-impervious effect can be exhibited in the mat member overlapping section.
[0013]
The asphalt mat used when constructing the water shields 6 and 7 is configured in the same manner as a mat member conventionally used to prevent slippage of offshore structures and scouring of seabed ground. As shown in FIG. 3, an internal reinforcing member 12 such as a glass cloth is sandwiched between layers 11 and 11a of the asphalt mixture, the thickness is about 8 to 15 cm, the width is about 5 m, and the length is 20 to The asphalt mat 10 is configured as 30 m. Further, as the internal reinforcing member 12, an internal reinforcing member 12 in which a glass cloth and a wire mesh are overlapped can be used. Further, wires 13 are provided with eye portions 13a at both ends thereof at predetermined intervals so as to overlap with the internal reinforcing member 12, and the ends of the wires 13 are integrated with a mat. For this purpose, a steel band or the like is buried between the asphalt mixture layers and provided at predetermined positions of the wire 13 at predetermined intervals to prevent slippage of the wire 13 from the mat body. It is fixed. The connection wire 14 used for connection of the mat member is provided such that the base is connected to the wire and is protruded from the upper surface of the mat member by a predetermined length, and is used for forming a slope portion water shielding portion described later. It can be so.
[0014]
FIGS. 4 and 5 show cross sections of the water shield between the mat members of the water shields 6 and 7 shown in FIG. The example of the slope section 20 shown in FIG. 4 shows a structure on the slope section of the section, and adjacent mat members 10 and 10a are laid one upon another by a predetermined length. In the mat overlapping portion, when laying the mat members 10 and 10a, a primer member 22 is applied to the surface of the mat on which the asphalt layer is to be applied, and the mat of the asphalt layer 24 to be applied later by the primer member 22 is used. Improves adhesion to members. Also, an adhesive layer 21 having a predetermined width is provided near the end of the mat member 10, and a mat member 10a to be laid later presses the adhesive layer 21 to bond the two mats together. The water barrier in the slope water barrier 20 is provided. In the mat member 10a which is laid so that the ends overlap the mat member 10, the primer member 22 is provided on the surface and the end surface in contact with the asphalt layer 24, and the base of the wire 13 is formed at the portion where the two mat members overlap. The mat is connected to the connection wire 14 to position the mat by the binding unit 23. Next, the asphalt layer 24 is cast by using a mold member to be described later, and the mold member is removed after the asphalt is hardened, thereby constructing the inclined surface water shielding portion 20 as shown in FIG.
[0015]
In the horizontal section 25 shown in FIG. 5, as in the case of the slope section shown in FIG. 4, since there is no wire in the mat overlapping section, the wire cannot be fixed using the wire. By arranging the horizontal section 25 on the horizontal plane of the section, there is no need to directly fix the mats. The horizontal water-impervious portion 25 is configured so that the mat portion has a large width in the horizontal portion of the surface of the rubble layers 5, 5a in FIG. The length of the mat member is set in accordance with the length of the upper and lower horizontal portions, so that the upper and lower (slope direction) ends of the mat member can be arranged with a margin in the horizontal portion. Therefore, in the mat overlapping portion of the two mat members 10, 10a, a wide layer of the adhesive layer 26 is arranged between the mats, or a plurality of adhesive layers 26, 26a,. Exhibits the water shielding in the overlapping portion.
[0016]
In the horizontal section 25, even when the ends of the mat member are overlapped and laid, when it is determined that the water impermeability is incomplete with the adhesive layer 26 alone, a predetermined Form blocks 28 and 28a are arranged via the width, and an asphalt layer 29 is cast to construct an asphalt layer 29 having a predetermined width and thickness. In addition, before the mat member is laid on the portion where the asphalt layer is cast, the primer members 27 are respectively applied on the ship, and the adhesion between the primer members 27 and the asphalt is sufficiently exhibited. It can be so. As a formwork block for casting the asphalt layer 29, an asphalt block having a predetermined height, width and length is easily prepared in advance, and the block is arranged on the mat overlapping portion. The mixture can be cast. In addition, it is possible to construct an asphalt layer using an H-shaped steel or the like as the formwork, and by repeatedly using the H-shaped steel or the like, it is possible to reduce the construction cost of the horizontal section water-impervious section. It becomes possible.
[0017]
As the adhesive layers 21 and 26, a material that can exhibit the adhesiveness of an asphalt mat, such as rubber asphalt, is used. In addition, a soft adhesive component having adhesiveness with any asphalt is used. Is also good. Further, straight asphalt or neo asphalt (trade name) can be used as the primer members 22 and 27, and the simplest treatment is to apply straight asphalt heated and melted on a ship. As shown in FIGS. 4 and 5, the slope section and the horizontal section are installed in the section, and the asphalt mat is used to perform the seepage treatment. When assembling 20, asphalt is placed on the slope of the seepage control in the order of FIGS. 7 to 9 using the formwork member 30 as shown in FIG. 20 can be constructed.
[0018]
In the example shown in FIG. 6, the mold member 30 is formed by connecting a large number of narrow segment members 31..., And the segment members 31 are formed by processing a thick iron plate into a downward substantially U-shape. . And a large number of segment members 31... Are connected by a plurality of wires 33 and 33a. When the mold member 30 is handled, the ends of the wires are lifted by a crane or the like so that the segment members 31 are removed while deforming in a substantially bellows shape. Also, when laying the form member 30, the lower part is positioned, and then the upper part is moved toward the upper side of the slope so that the form member 30 can be laid on the mat member. The segment members 31 of the mold member 30 have such a weight that they do not float when molten asphalt is poured into the internal space of the mold member 30 due to the pressure or the like.
[0019]
A packing member 32 is attached to a lower portion of the segment members 31 of the form member 30 with a predetermined thickness. The packing member 32 may be any elastic body, sponge-like member, or a soft block of silicone rubber. And so on. When the mold member 30 is positioned with respect to the mat overlapping portion, even if there are irregularities on the surface of the mat member, the packing member 32 is deformed corresponding to the irregularities. No gap is formed between the surface of the mat member and the surface of the mat member, so that the asphalt to be poured does not leak from the side portions. In the case where there is a horizontal portion impermeable portion or the like previously cast at the lower end portion of the form member 30, it is not necessary to provide a means for preventing asphalt to be injected from leaking from the lower opening. When it is necessary to prevent leakage, a wire mesh or the like can be arranged in advance. In addition, a fluorine resin is applied to the inner surface of the mold member 30 or a silicone rubber coating is provided on the inner surface of the mold member 30 so as to prevent asphalt to be cast from adhering to the inner surface of the mold member. .
[0020]
When assembling the slope water-impervious portion 20 by using the form member 30 as shown in FIG. 6, asphalt is cast through the steps of FIG. 7 to FIG. The example shown in FIG. 7 shows a case in which the form member 30 is disposed at the construction position of the slope section and the horizontal section of the horizontal section such as the section 7 is constructed. Later, the form member 30 is positioned and laid. When laying the form member 30, the wire 33 is hung by a crane, and the lower end of the form member 30 is positioned with respect to the horizontal section 25. 30 are sequentially positioned and fixed. Next, asphalt 36 is poured from the top of the formwork member 30 positioned on the slope of the water shield 6 toward the inside of the opening using the inflow device 35 to fill the inside of the formwork member 30 with asphalt. .
[0021]
When the asphalt is poured, a lifting force acts so that the form member 30 is lifted by the pressure, but since the form member 30 is configured to be sufficiently heavy, the inside of the form member 30 is filled with asphalt. Leave until solidified. Since the leaving time is, for example, several hours, it is sufficient to remove the mold member 30 as shown in FIG. When the mold member 30 is removed, a large number of the connected segment members are removed one by one from the slope portion water shielding portion 20 by pulling up the wire 33, so that the mold member 30 can be relatively easily removed. It can be removed. When the asphalt 36 is cast into the inside of the mold member 30, since there is a small gap between the segment members, water generated in the mold member 30 or generated by heating is generated. Since the gas is easily discharged, no gap is formed in the slope portion water shielding portion 20. The required amount of asphalt 36 to be injected into the formwork member 30 can be easily secured by injecting the asphalt 36 while heating it on the work boat, and the injection operation is performed using the inflow device 35 having an arbitrary structure. be able to.
[0022]
The inflow device 35 shown in FIG. 8 can be used not only at the time of forming the slope portion water shielding portion 20 but also at the time of forming the horizontal portion water shielding portion 25 shown in FIG. When sand mastic or neo-asphalt is used as the molten asphalt 36 for forming the asphalt layers 24 and 29, good workability can be maintained, and a long-term shielding after being constructed as a mat-layered section waterproofing work. It is possible to secure water-based properties. In other words, by using asphalt of the type described above, even when deformed following the deformation of the ground or the abandoned stone layer that supports the lower surface of the mat member, As a result, the asphalt layer is deformed at the same time, so that the characteristic that the water barrier performance of the mat overlapping portion is prevented from occurring is exhibited.
[0023]
In addition, if it is assumed that the water impervious structure configured as described above can sufficiently exhibit water impermeability only with the asphalt mat, it can be dealt with only by the water impervious work, It is often required to lay water-impervious sheets on top of each other. In this case, after constructing a waterproofing work using an asphalt mat, build a buffer layer such as a thick nonwoven fabric on it, and then lay one or more vinyl sheets or rubber sheets in layers. It can be constructed as a stack of multiple impermeable layers. And in the waterproofing work, it is possible to construct a more perfect waterproofing work by laying the connecting portion of each sheet layer while performing the waterproofing treatment, as in the case of the rubber sheet. Even when laying a waterproof sheet, if the horizontal section or the slope section is formed for the connection between the sheets, compared to the sheet connection using the conventional adhesive, It is possible to construct a seepage control with improved reliability.
[0024]
【The invention's effect】
Since the water shield of the present invention is configured as described above, it is possible to easily perform the installation on the inclined portion of the water shield layer of the connection part of the asphalt mat using the form member, and Since the reliability of the layer can be improved and the connecting portion of the mat member can be connected using a wire for cargo handling, it is possible to maintain a resistance to a force that separates the connecting portion. In addition, the formwork member used when constructing the impermeable layer of the connection portion can be placed without gaps on the surface of the mat member having irregularities, and by pouring an asphalt mixture inside, the inside of the impermeable layer is formed. It can be constructed as a uniform layer without water or gas. The mold member is configured as a bellows-shaped heavy member, and means for preventing the solidified asphalt mixture from adhering to the mold member is provided, so that the mold member can be easily laid and removed. It is possible to improve the workability of the impermeable layer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a configuration of a revetment at a waste disposal site.
FIG. 2 is a plan view of a water shielding work.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a configuration of an asphalt mat.
FIG. 4 is an explanatory view of a configuration of a slope water impermeable portion.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a configuration of a horizontal portion water impermeable portion.
FIG. 6 is an explanatory view showing a configuration of a form member.
FIG. 7 is an explanatory diagram of an operation of installing a form member with respect to a slope portion water-blocking portion.
FIG. 8 is an explanatory diagram of an operation of casting asphalt on a form member.
FIG. 9 is an explanatory diagram of an operation of removing a form member after constructing a slope water impermeable portion.
[Explanation of symbols]
1 revetment, 3 masonry foundation, 4 structure, 6.7
10 asphalt mat, 11 asphalt layer,
12 internal reinforcing members, 13 wires, 14 connection wires,
References: 20 slope water shielding part, 21 adhesive layer, 22 primer member,
23 tying part, 24 asphalt layer, 25 horizontal part water shielding part,
26 adhesive layer, 27 primer member, 28 formwork block,
29 asphalt layer, 30 formwork member, 31 segment member,
32 packing members, 33 wires, 35 inflow devices,
36 Melted asphalt.

Claims

Water barrier provided on a reclaimed seawall of a waste sea reclamation site, and laid with asphalt mats over both the landfill side and the open sea surface of the landfill seawall, or over a predetermined range of the landfill side surface and the seabed ground In the means,
The asphalt mat constituting the water shielding means, adjacent mat members are overlapped with a predetermined width, and laid via a layer having an adhesive property on a polymerized connection portion,
In the overlapping section located on the inclined section of the water shielding means, to construct a connection part water shielding layer by applying a predetermined thickness and width of the asphalt mixture using a form member,
The underwater waterproofing method for an asphalt mat, comprising removing the form member after the layer of the asphalt mixture is constructed.

Water barrier provided on a reclaimed seawall of a waste sea reclamation site, and laid with asphalt mats over both the landfill side and the open sea surface of the landfill seawall, or over a predetermined range of the landfill side surface and the seabed ground In the means,
The asphalt mat constituting the water shielding means, adjacent mat members are overlapped with a predetermined width, and laid via a layer having an adhesive property on a polymerized connection portion,
At the connecting portion of the mat member, the mat member is connected using a cargo handling wire of the adjacent mat member,
In the overlapping portion located on the inclined portion of the water shielding means, the asphalt mixture is applied at a predetermined thickness and width using a form member to construct a connection water shielding layer,
The underwater waterproofing method of an asphalt mat, wherein the form member is removed after the layer of the asphalt mixture is constructed.

The mold member is provided by applying a release agent to which the asphalt is not adhered, on a surface in contact with the asphalt mixture,
A soft packing member is provided in the part in contact with the asphalt mat,
The form member has a property of allowing water or gas to pass therethrough, and a member provided with means for assisting the filling property of the asphalt mixture flowing between the form member and the mat member from above the inclined portion is used. The underwater waterproofing method for asphalt mat according to claim 1 or 2.

Due to the pressure of the asphalt mixture cast into the connection portion, the form member has a weight that is not moved,
The mold member is configured by connecting a number of segments divided in the length direction,
4. The apparatus according to claim 1, wherein the work of laying and removing the form member can be performed using a wire extending from one end in a length direction of the form member. 5. Underwater waterproofing method of the asphalt mat described.