JP3578085B2 - ハイブリットスイッチ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、TDM(時分割多重)系、パケット系及びATM(Asynchronous Transfer Mode 非同期転送モード)セル系の多様なトラヒック種別のデータを振り分けるための切り替え(適宜、スイッチングと記載する)を行うハイブリットスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、異種データ同時処理装置としては、例えば、特開平11−136246公報例に開示された構成が知られている。
図9は従来の異種データ同時処理装置の構成を示すブロック図である。
図9において、この異種データ同時処理装置は、入力データ及び出力データをインターフェース(以下、I/Fと記載する)処理するためのI/F処理部61−1,61−2,61−3,61−4,61−5と、このI/F処理部61−1〜61−5からのデータが入力されて時分割(TDM)で振り分けるための切り替え(TDMスイッチング)を処理するTDMスイッチ62とが設けられている。
【0003】
さらに、この異種データ同時処理装置は、I/F処理部61−1〜61−5からのデータが入力されてパケットを振り分けるための切り替え(パケットスイッチング)を処理するパケットスイッチ63が設けられている。このパケットスイッチ63は予めスイッチング容量が定められている。また、この装置は、TDMスイッチ62及びパケットスイッチ63からのデータをインターフェース処理するI/F処理部61−6〜61−7,61−8,61−9…61−aが設けられている。
【0004】
この構成において、I/F処理部61−1〜61−5,TDMスイッチ62,パケットスイッチ63,I/F処理部61−6〜61−aは、例えば、それぞれ個別の回路基板上に電子部品を表面実装して構成されるものである。また、このそれぞれの実装回路基板を、他の回路基板上に表面実装した、各部ごとに個別の複数のコネクタ(適宜、スロットと記載する)に差し込んで配置している。
【0005】
なお、図中では、コネクタT1〜T4によって、各部の回路基板を個々に装着する複数のコネクタを総称的に図示した。
【0006】
この異種データ同時処理装置は、TDMスイッチ62及びパケットスイッチ63の並列配置によって、パケットスイッチ63に送信すべきトラヒック種別のデータが、TDMスイッチ62を通過させずにI/F処理部61−1〜5から直接パケットスイッチ63へ送信している。
【0007】
この構成では、パケットスイッチ63のスイッチング容量が、装置への搭載時において一定値に規定されている。換言すれば、スイッチング容量を以後において段階的に増加させることが出来ない。また、パケットスイッチ63の搭載によって配線接続数が多くなり複雑な配線構成となる。これは、パケットスイッチ63でスイッチングを行う前後にデータが一度TDMスイッチ62を通過しておらず、パケットスイッチ63をTDMスイッチ62と並列配置してパケットスイッチ63とI/F処理部61−1〜61−5を直接接続しているためである。
【0008】
また、図9に示す構成では、同一のインターフェースポート上で異種のトラヒックデータを、チャネル(CH)単位で多重するチャネルライズド(Channelized) I/F処理が困難である。これは、パケットスイッチ63でスイッチングを行う前後において、データがTDMスイッチ62を通過しないためである。換言すれば、パケットスイッチ63及びTDMスイッチ62のそれぞれが、入力データを多重化又は逆方向のデータ分離を行うためのチャネルライズドI/F処理部(I/F処理部61−1〜5,I/F処理部61−6〜61−a)が別途に必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような上記従来例の異種データ同時処理では次の欠点があり、その改善が望まれている。
(1)パケットスイッチ63のスイッチング容量が、その搭載時に一定値に規定され、その後でスイッチング容量を段階的に増加させることが出来ない。したがって、トランスポート網における多様なトラヒック種別のデータ伝送が効率良く処理できないことになる。
【0010】
(2)TDMスイッチ62とともに、パケットスイッチ63の両方を搭載する必要があり、このため配線接続が複雑化(接続配線数が増加)する。
【0011】
(3)同一I/Fポート上で異種のトラヒックデータを、チャネル(CH)単位で多重するチャネルライズドI/F処理が容易に実現できない。
【0012】
本発明は、このような従来の技術における課題を解決するものであり、TDM系、パケット系及びATMセル系の多様なトラヒック種別のデータ伝送が効率よく処理され、そのパケットスイッチ及びATMスイッチの各スイッチング容量をトラヒックの状況に応じて段階的に増加できるハイブリットスイッチ装置の提供を目的とする。
【0013】
さらに、本発明は、パケットスイッチ及びATMスイッチの増設に伴うインターフェース部とスイッチ部との間の配線数の増加を抑えることが出来るとともに、同一のI/Fポート上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズドI/F処理が容易になるハイブリットスイッチ装置の提供を他の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明のハイブリットスイッチ装置は、入力データのSDH終端及び出力データのSDH生成を処理する複数のTDM・I/F処理部と、このTDM・I/F処理部のポート間相互と、TDM・I/F処理部のポートとパケットスイッチ及びATMスイッチとの間のスイッチングを行うTDMスイッチと、パケット系データの終端処理とスイッチングを行い、このスイッチング容量に応じた数が配置される複数のパケットスイッチと、ATM系データの終端処理とスイッチングを行い、かつ、スイッチング容量に応じた数が配置される複数のATMスイッチとを備え、TDM・I/F処理部と、パケットスイッチ及びATMスイッチとが互換可能に構成されるとともに、パケットスイッチ及びATMスイッチと、TDMスイッチとの接続が、TDM・I/F処理部とTDMスイッチとの間と同一の接続配線を共用し、かつ、同一のインターフェースポート上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズドI/F処理を、TDM・I/F処理部上で実行する構成である。
【0015】
本発明の装置は、前記パケットスイッチとして、SDH終端及び生成を処理するTDMスイッチI/F処理部と、パケット検出、パケットデータ系プロトコル処理、及びPPP終端と生成を処理するデータリンクレイヤ処理部と、抽出したパケットを多重化するパケット多重処理部と、スイッチングのための宛先を決定する宛先解決処理部と、パケットに対するスイッチングを行うパケットスイッチング部と、データリンクレイヤ送信側処理又はATMセル化処理を選択する処理選択回路と、パケットの入力データをATMセル化して出力するATMセル化処理部とを備える構成としてある。
【0016】
本発明の装置は、前記ATMスイッチとして、SDH終端と生成を処理するTDMスイッチI/F処理部と、ATMセルの同期を確立するためのATM終端処理部と、OAMの保守運用のための処理を行うOAM処理部と、スイッチングのための宛先解決を行う宛先解決処理部と、ATMセルのスイッチングを行うATMスイッチング部と、データリンクレイヤ送信側の処理又はATMセル化を処理し、かつ、この処理の一方の選択を行う処理選択回路と、パケット入力のデータをATMセル化して出力するATMセル化処理部と、HDLC生成及び/又はPPP生成を処理するデータリンクレイヤ送信側処理部と、パケットスイッチングを行うパケットスイッチング部と、送信側データリンクレイヤ又はATMセル化の処理の一方を選択する処理選択回路と、パケットの入力データをATMセル化して出力するATMセル化処理部とを備える構成としてある。
【0017】
本発明の装置は、前記TDMスイッチに接続されるパケットI/F処理部とATM・I/F処理部とからなるサブスイッチ部を、TDM・I/F処理部と互換可能な構成によって、さらに設け、この複数種のサズスイッチ部をパケットスイッチで統一して処理する構成としてある。
【0018】
本発明の装置は、前記パケットI/F処理部が、パケット系データ及びレイヤ2ラベル付加のそれぞれの処理を行う構成としてある。
【0019】
本発明の装置は、前記ATM・I/F処理部が、ATM系データ及びレイヤ2ラベル付加のそれぞれの処理を行ったデータが、TDMスイッチを通過する構成としてある。
【0020】
本発明の装置は、前記パケットスイッチが、ATM・I/F処理部においてATM系データ及びレイヤ2ラベル付加のそれぞれの処理を行い、この処理によるデータを、TDMスイッチを通過させ、その後、インターフェース処理の条件を統一して、レイヤ2フレーム検出、及び宛先解決処理を行して、パケット及びATMのデータを共通のGFPパケットプロトコルでスイッチングを行う構成としてある。
【0021】
本発明の装置は、前記SDHローオ−ダ系におけるトラヒックのスイッチングを行うための、TDM・I/F処理部を互換可能に構成するためのVTスイッチを、さらに備える構成としてある。
【0022】
本発明の装置は、前記互換可能な構成のTDM・I/F処理部と、パケットスイッチ及びATMスイッチとが、それぞれ個別の回路基板上に所要の電子部品を表面実装して構成され、このそれぞれの実装回路基板を、他の回路基板上に表面実装したそれぞれのコネクタに差し込んで配置し、パケットスイッチ及びTDMスイッチと、TDMスイッチとの間を、コネクタの接続ピンを他の回路基板上の配線パターンをもって接続した構成としてある。
【0023】
本発明の装置は、前記パケットデータ系プロトコル処理が、HDLC終端及び生成の処理であるデータリンク層のTCP/IPプロトコルのハイレベルデータリンクの制御手順を実行し、かつ、PPP終端及び生成の処理を、データリンク層のTCP/IPプロトコルのモデムによるインターネット接続に使用するプロトコルとする構成としてある。
【0024】
このような構成の本発明は、パケットスイッチ及びATMスイッチの、例えば実装回路基板が、TDM・I/F処理部の、例えば実装回路基板とをネクタ(スロット)などへの装着変更によって互換する構成としている。さらに、パケットスイッチ及びATMスイッチにてスイッチングを行う前後でデータが一度TDMスイッチを通過している。
【0025】
したがって、TDM系、パケット系及びATMセル系の多様なトラヒック種別のデータ伝送が効率よく処理され、そのパケットスイッチ及びATMスイッチの各スイッチング容量をトラヒックの状況に応じて段階的に増加できるようになる。
【0026】
また、本発明のハイブリットスイッチ装置は、パケットスイッチ及びATMスイッチとTDMスイッチとの接続を、TDM・I/F処理部とTDMスイッチとの間における接続配線を共用している。例えば、コネクタを回路基板に設け、この接続ピン接続する配線パターンを共用している。
【0027】
したがって、パケットスイッチ及びATMスイッチの増設に伴う配線数の増加を抑えることが出来るようになる。
【0028】
また、本発明のハイブリットスイッチ装置は、パケットスイッチ及びATMスイッチでスイッチングを行う前後で各データが一度TDMスイッチを経由する構成としている。
【0029】
したがって、TDMスイッチにおいてチャネル(CH)ごとの異種データの多重化及び分離が可能になる。
【0030】
さらに、同一のインターフェース上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズドI/F処理が容易に出来るようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のハイブリットスイッチ装置の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明のハイブリットスイッチ装置の実施形態における構成を示すブロック図である。
図1において、このハイブリットスイッチ装置は、入力データのSDH(Synchronous Digital Hierarchy) 終端、及び出力データのSDH生成を処理するTDM・I/F処理部1−1,1−2…1−jが設けられている。なお、SDHは、例えば、50Mbps,150Mbps,600Mbps,2.4Gbpsの高速TDMデータを収容する統一ハイアラーキである。
【0032】
さらに、このハイブリットスイッチ装置は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jのポート間相互のスイッチング、及びTDM・I/Fポートとパケットスイッチ及びATMスイッチと間のスイッチングを行うTDMスイッチ2が設けられ、さらに、パケット系データの終端処理とスイッチングを行うパケットスイッチ3−1…3−kとともに、ATM系データの終端処理とスイッチングを行うATMスイッチ4−1…4−mが設けられている。
【0033】
なお、このパケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ4−1…4−mは、必要なスイッチ容量に応じて、その数が配置(増設)される。また、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ4−1…4−mは、それぞれ個別の回路基板上に電子部品を表面実装して構成されるものである。また、このそれぞれの実装回路基板を、他の回路基板上に表面実装したそれぞれをコネクタT(適宜、スロットTと記載する)に差し込んで配置している。
【0034】
この場合、パケットスイッチ3−1…3−k及びTDMスイッチ4−1…4−mとTDMスイッチ2との間をコネクタTの接続ピンを前記した他の回路基板上の配線パターンをもって接続している。この実施形態では、この配線パターンの数、すなわち、配線数の増加を抑えるようにしている。
【0035】
このようなパケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ4−1…4−mの、例えば実装回路基板は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jの、例えば実装回路基板を、そのスロットTへの装着を変更することによって互換できる構成である。この場合、TDMスイッチ2との接続は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jとTDMスイッチ2との間の配線、例えば、スロットTを設けた回路基板における配線パターンを共用している。また、同一のインターフェースポート上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズドI/F処理を、TDM・I/F処理部1−1〜1−j上で多重化することによって行っている。
【0036】
図2はパケットスイッチ3−1…3−kの詳細な構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、このパケットスイッチ3−1…3−kは、SDH終端及び生成の処理を行うTDMスイッチI/F処理部6とともに、パケット検出とパケットデータ系プロトコル処理及びPPP(Point to Point Protocol) 終端及び生成の処理を行うデータリンクレイヤ処理部7とが設けられている。
【0037】
ここでのパケットデータ系プロトコル処理は、例えば、HDLC(High−level Data Link Control Procedure)終端及び生成であり、データリンク層のTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol) プロトコルの一種であるハイレベルデータリンクの制御手順を実行する。また、PPP終端及び生成の処理は、データリンク層のTCP/IPプロトコルの一種であるモデムでのインターネット接続などにおけるプロトコルの実行である。
【0038】
また、図2を参照すると、このパケットスイッチ3−1…3−kは、抽出したパケットを多重化するパケット多重処理部8と、スイッチングのための宛先を決定する処理(適宜、宛先解決と記載する)を行う宛先解決処理部9とが設けられている。さらに、パケットスイッチ3−1…3−kには、パケットスイッチングを行うパケットスイッチング部10とともに、データリンクレイヤ送信側処理又はATMセル化処理を選択する処理選択回路11を備え、かつ、パケットの入力データをATMセル化して出力するためのATMセル化処理部12とが設けられている。
【0039】
図3はATMスイッチ4−1…4−mの詳細な構成を示すブロック図である。図3において、このATMスイッチ4−1…4−mには、SDH終端及び生成を処理するTDMスイッチI/F処理部13とともに、ATMセル同期を確立するためのATM終端処理部14とが設けられ、かつ、OAM(Operation and Maintenance) の保守運用のための処理を行うOAM処理部15とが設けられている。
【0040】
さらに、このATMスイッチ4−1…4−mには、スイッチングのための宛先を決定する処理(宛て先解決)を行う宛先解決処理部16とともに、ATMセルのスイッチングを行うATMスイッチング部17とが設けられ、かつ、データリンクレイヤ送信側処理又はATMセル化処理の選択を行う処理選択回路18とが設けられている。
【0041】
さらに、このATMスイッチ4−1…4−mには、パケットの入力データをATMセル化して出力するためのATMセル化処理部19とともに、HDLC生成やPPP生成を処理するデータリンクレイヤ送信側処理部20とが設けられている。さらに、パケットスイッチングを行うパケットスイッチング部10とともに、データリンクレイヤ送信側処理またはATMセル化処理を選択する処理選択回路11とが設けられている。また、パケットの入力データをATMセル化して出力するためのATMセル化処理部12が設けられている。
【0042】
次に、この実施形態の動作について説明する。
図1を参照して概略の動作について説明する。
図1のハイブリットスイッチ装置は、TDM系データを処理する場合、TDMの入力データをTDM・I/F処理部1−1〜1−jによってSDH終端処理を行う。その後、TDMスイッチ2がスイッチングを実行して、TDM・I/F処理部1−1〜1−jから出力する。
【0043】
次に、図1のハイブリットスイッチ装置が、パケット系データを処理する場合は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jがSDH終端処理を行う。その後、TDMスイッチ2、パケットスイッチ3−1…3−k,TDMスイッチ2の順序でスイッチング処理を実行してTDM・I/F処理部1−1〜1−jから出力する。
【0044】
さらに、図1のハイブリットスイッチ装置が、ATM系データを処理する場合は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jが終端処理を行う。その後、TDMスイッチ2、ATMスイッチ4−1…4−m,TDMスイッチ2の順序でスイッチング処理を実行してTDM・I/F処理部1−1〜1−jから出力する。
【0045】
この場合、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ2の、例えば実装回路基板は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jの、例えば実装回路基板とスロットTへの装着を変更して互換できるようになっており、TDMスイッチ1−1〜1−1−jとの接続は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jとTDMスイッチ2間と同一の配線(例えば、スロットTを設けた回路基板上の配線パターン)を共用する。
【0046】
このようなパケット系及びATM系のデータ処理、及びその動作経路とともに、配線接続構成によって、トランスポート網を伝送するトラヒック状況に対応して、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ2の各スイッチング容量を変更できる。すなわち、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ2は、トラヒック量の増大化に応じて段階的に増加できるようになり、これらのスイッチ増設に伴うATMスイッチ2とパケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ4−1…4−mとを接続する配線数の増加を抑えることが可能になる。
【0047】
さらに、データ処理経路及び、その装置構成によってTDM系、パケット系、ATM系の異種のトラヒックデータを、TDMスイッチ2が、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ2の各宛先に振り分け(スイッチング)、また、それぞれのパケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ2での個別処理終了後にTDMスイッチ2が、同一の宛先へスイッチングを実行する。そして、同一のインターフェースポート上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズド(Channelized) I/F処理を、TDM・I/F処理部1−1〜1−jの搭載のみで容易に処理できるようになる。
【0048】
次に、この動作の要部を詳細に説明する。
図2に示すパケットスイッチ3−1…3−k、及び図3に示すATMスイッチ4−1…4−mの、例えば実装回路基板と、図1に示すTDM・I/F処理部1−1〜1−jの、例えば実装回路基板は、スロットTへの装着変更による互換が可能である。このため、トラヒック量が増大化した場合の増設時は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jの、例えば実装回路基板をスロットTに対して差し替える。
【0049】
このときトランスポート網を伝送するトラヒックデータ種別の比率の状態によってパケットスイッチ3−1…3−kにおける「k値」、及びATMスイッチ4−1…4−mにおける「m値」を調整する。換言すれば、実装回路基板の数を変更して、そのスロットTへの装着を行う。例えば、段階的に増加することが出来る。また、「k値」、「m値」の増加によって、TDM・I/F処理部1−1〜1−jの「j値」を削減できる。換言すれば、実装回路基板の数が削減される。このようにスロットTに装着するパケットスイッチ3−1…3−k、及びATMスイッチ4−1…4−mの実装回路基板における枚数の組み合わせの自由度が得られる。
【0050】
また、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ4−1…4−mとTDMスイッチ2との間の接続は、TDM・I/F処理部1−1〜1−jからTDMスイッチ2までの接続(例えば、回路基板上の配線パターン)を共用できるようになり、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ4−1…4−mの増設に伴う配線数の増加を抑えることが出来るようになる。
【0051】
さらに、パケットスイッチ3−1…3−k及びATMスイッチ4−1…4−mとTDMスイッチ2において、パケット処理やATM処理を終了したデータをSDHデータと合わせてTDMスイッチ2が、チャネル単位で同一の宛先へスイッチングできるようになる。これによって、同一のインターフェースポート上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズドI/F処理を、TDM・I/F処理部1−1〜1−jが処理できるようになる。
【0052】
同様に逆方向のデータ処理では、TDM・I/F処理部1−1〜1−j上で、チャネルライズドI/F処理として、入力データをTDMスイッチ2が、TDM・I/F処理部1−1〜1−j、パケットスイッチ3−1…3−k、及びATMスイッチ4−1…4−m中の適切な箇所にスイッチングして、逆方向の処理を行う。これによって、別種のチャネルライズドI/F処理部を追加せずに、TDM・I/F処理部1−1〜1−jのみで、そのチャネルライズドI/F処理を容易に実行できるようになる。
【0053】
図1において、TDMデータは、その入力データがTDM・I/F処理部1−1〜1−jでSDHフレーム終端処理されて、TDMスイッチ2でパケットスイッチ3−1…3−kへスイッチングされる。パケットスイッチ3−1…3−kでは、図2に示すようにTDMスイッチI/F処理部6でチャネル分離を行い、さらに、データリンクレイヤ処理部7でパケットを抽出し、かつ、HDLC処理やPPP処理を行う。このHDLC処理やPPP処理の後に、スイッチング後のパケット再構築のためにパケット多重処理部8でパケット多重化を行う。
【0054】
さらに、宛先解決処理部9で、設定情報を参照して宛先解決を行い、パケットスイッチング部10で宛先にかかる実際のスイッチングを実行する。また、パケットの入力データを、パケット出力する場合とATMセル出力する場合がある。この一方の選択を処理選択回路11が決定する。さらに、パケットで出力する場合は、データリンクレイヤ処理部7がHDLCやPPPの生成処理を行う。
【0055】
また、ATMセルとして出力する場合は、図2のATMセル化処理部12でのCRC(Cyclic Redundancy Check 循環冗長チエック)演算によってATMセルヘッダ部を検出し、さらに、ATMセルペイロード部のスクランブル演算後にATMセル化を行う。この両方の演算によるデータをTDMスイッチI/F処理部6にマッピングしてTDMスイッチ2へ送信する。TDMスイッチ2は、出力ポートであるTDM・I/F処理部1−1〜1−jへスイッチングし、TDM・I/F処理部1−1〜1−jでSDHフレームを生成して出力する。
【0056】
図1において、ATM系データが、SDHフレーム上にマッピングして入力され、かつ、TDM・I/F処理部1−1〜1−jがSDHフレーム終端を処理する。その後、TDMスイッチ2で、ATMスイッチ4−1…4−mへのスイッチングを行う。ATMスイッチ4−1…4−mでは、図3に示すTDMスイッチI/F処理部13が、チャネル分離を処理し、さらに、ATM終端処理部14でCRC演算によるTMセルヘッダ検出し、かつ、ATMセルペイロードのディススクランブル演算を行う。さらに、OAM処理部15が保守運用上で必要なOAMセルの処理を実行する。また、宛先解決処理部16が設定情報を参照して宛先解決を行い、さらに、ATMスイッチング部17で宛て先への実際のスイッチングを行う。
【0057】
また、図1において、ATMスイッチ4−1…4−mATMセルの入力データをATMセルとして出力する場合と、パケットとして出力する場合がある。このため、このいずれかの出力処理を図3に示す処理選択回路18が選択する。この出力選択において、ATMセルとして出力する場合は、ATMセル化処理部19でATMセルヘッダ部のCRC演算とATMセルペイロード部のスクランブル演算とを行ってATMセル化の処理を行う。
【0058】
また、図1においてパケットとして出力する場合は、図3のデータリンクレイヤ送信側処理部20が、HDLCやPPPの生成処理を行う。また、このATMセル化の処理のデータ及びHDLCやPPPの生成処理のデータを、TDMスイッチI/F処理部13がSDHに対するマッピングを行ってTDMスイッチ2へ送信する。TDMスイッチ2は、出力ポートであるTDM・I/F処理部1−1〜1−jへスイッチングし、TDM・I/F処理部1−1〜1−jでSDHフレームを生成して出力する。
【0059】
次に、他の実施形態について説明する。
図4はハイブリットスイッチ装置の他の実施形態における構成を示すブロック図であり、図5は図4中のパケットI/F処理部26−1…26−qの詳細な構成を示すブロック図である。また、図6に示すATM・I/F処理部27−1…27−rの詳細な構成を示すブロック図であり、図7に示すパケットスイッチ29−1…29−sの詳細な構成を示すブロック図である。
【0060】
図4のハイブリットスイッチ装置は、図1から図3に示した実施形態の構成に対して、新たにパケットI/F処理部26−1…26−qとATM・I/F処理部27−1…27−rからなるサブスイッチング部をTDM・I/F処理部25−1…25−pの、例えば、実装回路基板が装着される互換用のスロットTに装着している。そして、この複数種の搭載によるサズスイッチ部をパケットスイッチ29−1…29−sに統一して処理している。
【0061】
なお、図4中のTDMスイッチ28は、図1中のTDMスイッチ2と基本的に同様の動作であり、また、TDM・I/F処理部25−1…25pは、図1中のTDM・I/F処理部1−1〜1−jと基本的に同様の動作である。
【0062】
図5において、このパケットI/F処理部26−1…26−qは、SDH終端処理部30と、データリンクレイヤ処理部31と、パケット多重処理部32と、L2ラベル付加部33と、L2フレーム付加部34と、TDMスイッチI/F処理部35と、L2フレーム検出部36と、L2終端処理部37と、SDH生成処理部38とからなる。
【0063】
また、図6に示すATM・I/F処理部27−1…27−rは、SDH終端処理部39と、ATM終端処理部40と、OAM処理部41と、ALL終端処理部42と、L2ラベル付加部43と、L2フレーム付加部44と、TDMスイッチI/F処理部45と、L2フレーム検出部46と、L2終端処理部47と、ALL処理部48と、ATM生成処理部49と、SDH生成処理部50とからなる。
【0064】
図7に示すパケットスイッチ29−1…29−sは、TDMスイッチI/F処理部51と、L2フレーム検出部52と、宛先解決部53と、パケットスイッチング部54と、L2フレーム付加部55とからなる。
【0065】
図4から図7において、図4に示すパケットI/F処理部26−1…26−qは、図5の構成において、パケット系データ処理及びレイヤ2ラベルの付加処理を行う。そして、図6に示すATMI/F処理部27−1…27−rがATM系データを処理し、及びレイヤ2ラベルの付加処理を行って、TDMスイッチ28を通過させる。
【0066】
その後、図7に示すパケットスイッチ29−1…29−sとのインターフェース処理条件を統一する。このパケットスイッチ29−1…29−sでは、レイヤ2フレーム検出、及び宛先解決処理を行うことによって、パケットデータ、及びATMデータを共通のGFP(Generic Framing Procedure) パケットプロトコルでスイッチングを行う。
【0067】
このようにして、スイッチング処理部の種別の削減、及びスイッチング処理部の簡易化が可能になる。この場合、パケットI/F処理部26−1…26−qの種別は、パケットスイッチ部で取り扱うパケットプロトコルを一種類に限定しているため、チャネルライズドI/F処理も容易になる。
【0068】
次に、さらに他の実施形態について説明する。
図8はハイブリットスイッチ装置のさらに他の実施形態の構成を示すブロック図である。
図8において、このハイブリットスイッチ装置は、図1から図3に示した実施形態の構成に対して、新たにVT(Virtual Terminal 仮想端末)スイッチ60−1〜60−eをTDM・I/F互換に搭載した点で異なる。
【0069】
図8において、VTスイッチ60−1〜60−e以外の、TDM・I/F処理部56−1,56−2…56−bと、TDMスイッチ57と、パケットスイッチ58−1…58−cと、ATMスイッチ59−1…59−dとは、それぞれ図1の対応する各部と基本的に同様の動作である。
【0070】
図1から図3に示した実施形態では、TDMデータとして、SDHのHighorder系(50Mbps,150Mbps,600Mbps,2.4Gbps)のトラヒックのスイッチングについて説明している。ここでVTスイッチ60−1〜60−eを、SDHのLow order系(1.5Mbps,2Mbps,6.3Mbps)のトラヒックのスイッチングを行うために、TDM・I/F部TDM・I/F処理部56−1〜56−bの互換用のスロットTに搭載することによって、その処理が可能となる。
【0071】
なお、この実施形態では、コネクタT(スロットT)に実装回路基板を挿入して、配置する例をもって説明したが、これに限定されない。すなわち、コネクタT(スロットT)を用いずに、例えば、一枚の回路基板上に、各部の回路構成を行い、この各回路構成を回路パターンによって接続し、その増設を行うことも本発明に含まれる。さらに、一枚の回路基板上を用いた構成とせずに、各部の実装回路基板をワイヤード接続によって配置することも本発明に含まれる。
【0072】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明ハイブリットスイッチ装置によれば、パケットスイッチ及びATMスイッチと、TDM・I/F処理部とを互換する構成とし、さらに、パケットスイッチ及びATMスイッチにてスイッチングを行う前後でデータが一度TDMスイッチを通過する。
【0073】
この結果、TDM系、パケット系及びATMセル系の多様なトラヒック種別のデータ伝送が効率よく処理され、そのパケットスイッチ及びATMスイッチの各スイッチング容量をトラヒックの状況に応じて段階的に増加できるようになるという効果を奏する。
【0074】
また、本発明のハイブリットスイッチ装置によれば、パケットスイッチ及びATMスイッチとTDMスイッチとの接続を、TDM・I/F処理部とTDMスイッチとの間における接続配線を共用している。
【0075】
この結果、ケットスイッチ及びATMスイッチの増設に伴う配線数の増加を抑えることが出来るという効果を奏する。
【0076】
さらに、本発明のハイブリットスイッチ装置によれば、パケットスイッチ及びATMスイッチでスイッチングを行う前後で各データが一度TDMスイッチを経由する構成としている。
【0077】
この結果、TDMスイッチにおいてチャネル(CH)ごとの異種データの多重化及び分離が可能になるとともに、同一のインターフェース上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズドI/F処理が容易にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリットスイッチ装置の実施形態における構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のパケットスイッチ部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1中のATMスイッチ部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】図4中のパケットI/F処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図6】図4中のATMI/F処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図7】図4中のパケットスイッチの詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】さらに他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の異種データ同時処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1−1〜1−j,25−1…25p,56−1〜56−b TDM・I/F処理部
2,28,57 TDMスイッチ
3−1…3−k,29−1…29−s,58−1…58−c パケットスイッチ
4−1…4−m,59−1…59−d ATMスイッチ
6,13 TDMスイッチI/F処理部
7 データリンクレイヤ処理部
8 パケット多重処理部
9,16 宛先解決処理部
10 パケットスイッチング部
11,18 処理選択回路
12,19 ATMセル化処理部
14 ATM終端処理部
15 OAM処理部
17 ATMスイッチング部
20 データリンクレイヤ送信側処理部
26−1…26−q パケットI/F処理部
27−1…27−r ATMI/F処理部
60−1〜60−e VTスイッチ
Claims (10)
- 入力データのSDH終端及び出力データのSDH生成を処理する複数のTDM・I/F処理部と、
このTDM・I/F処理部のポート間相互と、前記TDM・I/F処理部のポートとパケットスイッチ及びATMスイッチとの間のスイッチングを行うTDMスイッチと、
パケット系データの終端処理とスイッチングを行い、このスイッチング容量に応じた数が配置される複数のパケットスイッチと、
ATM系データの終端処理とスイッチングを行い、かつ、スイッチング容量に応じた数が配置される複数のATMスイッチとを備え、
前記TDM・I/F処理部と、前記パケットスイッチ及びATMスイッチとが互換可能に構成されるとともに、前記パケットスイッチ及びATMスイッチと、前記TDMスイッチとの接続が、前記TDM・I/F処理部とTDMスイッチとの間と同一の接続配線を共用し、かつ、同一のインターフェースポート上で異種のトラヒックデータをチャネル単位で多重化するチャネルライズドI/F処理を、前記TDM・I/F処理部上で実行することを特徴とするハイブリットスイッチ装置。 - 前記パケットスイッチとして、
SDH終端及び生成を処理するTDMスイッチI/F処理部と、
パケット検出、パケットデータ系プロトコル処理、及びPPP終端と生成を処理するデータリンクレイヤ処理部と、
抽出したパケットを多重化するパケット多重処理部と、
スイッチングのための宛先を決定する宛先解決処理部と、
パケットに対するスイッチングを行うパケットスイッチング部と、
データリンクレイヤ送信側処理又はATMセル化処理を選択する処理選択回路と、
パケットの入力データをATMセル化して出力するATMセル化処理部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のハイブリットスイッチ装置。 - 前記ATMスイッチとして、
SDH終端と生成を処理するTDMスイッチI/F処理部と、
ATMセルの同期を確立するためのATM終端処理部と、
OAMの保守運用のための処理を行うOAM処理部と、
スイッチングのための宛先解決を行う宛先解決処理部と、
ATMセルのスイッチングを行うATMスイッチング部と、
データリンクレイヤ送信側の処理又はATMセル化を処理し、かつ、この処理の一方の選択を行う処理選択回路と、
パケット入力のデータをATMセル化して出力するATMセル化処理部と、
HDLC生成及び/又はPPP生成を処理するデータリンクレイヤ送信側処理部と、
パケットスイッチングを行うパケットスイッチング部と、
送信側データリンクレイヤ又はATMセル化の処理の一方を選択する処理選択回路と、
パケットの入力データをATMセル化して出力するATMセル化処理部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のハイブリットスイッチ装置。 - 前記TDMスイッチに接続されるパケットI/F処理部とATM・I/F処理部とからなるサブスイッチ部を、TDM・I/F処理部と互換可能な構成によって、さらに設け、
この複数種のサズスイッチ部をパケットスイッチで統一して処理することを特徴とする請求項1に記載のハイブリットスイッチ装置。 - 前記パケットI/F処理部が、
パケット系データ及びレイヤ2ラベル付加のそれぞれの処理を行うことを特徴とする請求項4に記載のハイブリットスイッチ装置。 - 前記ATM・I/F処理部が、
ATM系データ及びレイヤ2ラベル付加のそれぞれの処理を行ったデータが、TDMスイッチを通過することを特徴とする請求項4に記載のハイブリットスイッチ装置。 - 前記パケットスイッチが、ATM・I/F処理部においてATM系データ及びレイヤ2ラベル付加のそれぞれの処理を行い、この処理によるデータを、TDMスイッチを通過させ、
その後、インターフェース処理の条件を統一して、レイヤ2フレーム検出、及び宛先解決処理を行い、パケット及びATMのデータを共通のGFPパケットプロトコルでスイッチングを行うことを特徴とする請求項4に記載のハイブリットスイッチ装置。 - 前記SDHローオ−ダ系おけるトラヒックのスイッチングを行うための、TDM・I/F処理部を互換可能に構成するためのVTスイッチを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のハイブリットスイッチ装置。
- 前記互換可能な構成のTDM・I/F処理部と、前記パケットスイッチ及びATMスイッチとが、
それぞれ個別の回路基板上に所要の電子部品を表面実装して構成され、
このそれぞれの実装回路基板を、他の回路基板上に表面実装したそれぞれのコネクタに差し込んで配置し、
前記パケットスイッチ及びTDMスイッチと、TDMスイッチとの間を、前記コネクタの接続ピンを前記他の回路基板上の配線パターンをもって接続したことを特徴とする請求項1に記載のハイブリットスイッチ装置。 - 前記パケットデータ系プロトコル処理は、
HDLC終端及び生成の処理であるデータリンク層のTCP/IPプロトコルのハイレベルデータリンク制御手順を実行し、かつ、
PPP終端及び生成の処理が、データリンク層のTCP/IPプロトコルのモデムによるインターネット接続に使用するプロトコルであることを特徴とする請求項2に記載のハイブリットスイッチ装置。
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