JP3577509B2 - Method for producing highly durable alumina-gallium nitrogen oxide reduction catalyst - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高耐久性を有するアルミナ−ガリア系窒素酸化物還元触媒に関するものであり、更に詳しくは、窒素酸化物を400℃以上の温度範囲で効率よく長期間にわたって還元する作用を有する新規アルミナ−ガリアエアロゲル触媒及びその製造方法に関するものである。
本発明は、主に自動車等から排出される排ガス中に含まれる窒素酸化物を除去する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、窒素酸化物は、火力発電所などの固定発生源、及び自動車などの移動発生源から発生する。窒素酸化物は、酸性雨、光化学スモッグの原因となるので、その排出を抑制する必要がある。火力発電所のような大規模固定発生源では、アンモニアを用いたバナジア/チタニア触媒を用いて窒素酸化物が除去されている。一方、自動車のような小規模発生源では、従来、三元触媒によって排ガスが浄化されてきた。省エネルギーのために希薄燃焼エンジン(リーンバーンエンジン)が使用されるようになってきている。このエンジンでは、排ガス中の炭化水素が少なく、三元触媒はリーンバーンエンジンでは使用できない。特に、リーンバーンエンジンからの排ガスは、空気が高濃度で存在する過酷な条件で使用される。近年、更に、自動車の耐用年数がアメリカ合衆国などで5万マイルから10万マイルへと長期化されたことに伴い、排ガス触媒も長時間の使用を義務づけられるようになった。
【0003】
近年、リーンバーン条件で窒素酸化物を除去する触媒が開発されてきている。それらの例として、たとえば、アルミナ担持コバルト触媒、アルミナ−ガリア系酸化物などがある。
触媒の劣化は、1)触媒に担持された貴金属のシンタリング、及び、2)触媒担体の劣化、に大きく分けられる。本発明が対象とする触媒では、アルミナ−ガリア2元系酸化物を使用し、貴金属は使用しておらず、触媒の劣化はもっぱら酸化物のシンタリングによるものである。
【0004】
酸化物担体の場合、シンタリングとは、高温あるいは長時間の排ガスへの暴露による表面積の減少を意味する。担体の表面積の減少により、担体に担持された貴金属も表面積が減少し、触媒機能も大幅に減少する。よって、担体のシンタリングの抑制も重要である。
中でも、アルミナ−ガリア触媒は、貴金属を用いない酸化物触媒であり、上述したように、シンタリングにより劣化する、という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば、1100℃というような高温でもシンタリングに耐えるということは、すなわち、長時間使用するときに耐久性を有することを意味する。本発明者らは、このような過酷な条件で耐久性を有する触媒を開発することを目的として、鋭意研究を重ねた結果、従来の合成方法とは異なる新しい合成法による高耐久性アルミナ−ガリアの製造方法を見いだした。
【0006】
すなわち、耐久性に優れたアルミナ−ガリア2元系触媒を排ガスに接触させて酸化性雰囲気で未燃炭化水素により窒素酸化物を400℃以上の温度範囲で効率よく長期間にわたって還元させることを目的として研究を進めた結果、高耐久性のアルミナ−ガリアエアロゲル触媒を見いだした。
【0007】
本発明は、燃焼排ガス、特に、希薄燃焼自動車等の排ガスに含まれる窒素酸化物を400℃以上の温度で長期間にわたって還元する活性を維持することが可能な新規アルミナ−ガリアエアロゲル触媒を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、上記アルミナ−ガリアエアロゲル触媒を簡便なプロセスで効率よく製造することを可能とする新しい製造方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段により構成される。
(1)アルミナ源としてベーマイト(AlOOH)ゾルを使用して作製した、ガリア含有ベーマイトゲルを超臨界乾燥して、ベーマイトゲルの体積をそのまま保持したベーマイト−ガリアエアロゲルとした後、このゲルを800〜1100℃で焼成してガリアを遷移アルミナに固溶させて作製した、90〜110m2 /gの高表面積を有し、高耐熱性を有するアルミナ−ガリアエアロゲルからなることを特徴とするアルミナ−ガリア系高耐久性窒素酸化物還元触媒。
(2)ベーマイトゾルにガリアエチレングリコレートを添加して作製したガリア含有ベーマイトゲルを超臨界乾燥する前記(1)記載の触媒。
(3)ガリアの含有量が20−40重量%であることを特徴とする前記(1)記載の触媒。
(4)90〜110m 2 /gの高表面積を有し、高耐熱性を有するアルミナ−ガリア系高耐久性窒素酸化物還元触媒を製造する方法であって、アルミナ源としてベーマイト(AlOOH)ゾルを使用して作製した、ガリア含有ベーマイトゲルを超臨界乾燥によってベーマイトゲルの体積をそのまま保持したベーマイト−ガリアエアロゲルとした後、このゲルを800〜1100℃で焼成することを特徴とするアルミナ−ガリア系窒素酸化物還元触媒の製造方法。
(5)ベーマイトゾルにガリアエチレングリコレートを添加して作製したガリア含有ベーマイトゲルを超臨界乾燥する前記(4)記載のアルミナ−ガリア系窒素酸化物還元触媒の製造方法。
(6)ベーマイトゾルに混合するガリアエチレングリコレートを、焼成後の最終的なガリアとして20−40重量%となるように添加する、前記(4)記載のアルミナ−ガリア系窒素酸化物還元触媒の製造方法。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、前述のように、100m2 /g以上の高表面積を有するアルミナ−ガリアエアロゲルからなる高耐久性窒素酸化物還元触媒、その製造方法、上記耐久性の高いアルミナ−ガリア2元触媒を窒素酸化物還元触媒として用いること、及びその触媒を排ガスと接触させて未燃炭化水素により窒素酸化物を分解することを特徴としている。
本発明の耐久性触媒は、高温による熱処理後も400−500℃で優れた窒素酸化物還元能を示す。
本発明のアルミナ−ガリア触媒は、ベーマイトゾルとガリアエチレングリコーレート混合物をゲル化後、超臨界乾燥させた後に、所定温度で加熱して合成される。
【0010】
ベーマイトゾルに混合するエチレングリコレートは、焼成後の最終的なガリアとして20−40重量%となるように添加することが好ましい。これにより、触媒活性がもっとも高い組成領域がカバーできる。
超臨界乾燥にあたって、好適には、エタノールの超臨界状態を利用するので、ゲルをエタノールに浸漬する。エタノール以外にイソプロパノール、メタノール、二酸化炭素などの溶媒を用いることが可能である。
溶媒置換したゲルをエタノールで満たしたオートクレーブに浸漬し、密閉した後、エタノールの超臨界状態まで温度圧力(64気圧、243℃)を上昇させ、圧力を減少することでベーマイト−ガリアエアロゲルを得る。
好適には、このゲルを1000℃以上の温度で焼成することで、耐久性に優れた触媒が得られる。焼成温度は、800〜1100℃が好ましい。焼成は、空気中で5時間行い、特別なガス雰囲気中である必要はない。
【0011】
本発明においては、アルミナ源としてベーマイトゾルが用いられる。ベーマイトは、針状の形態を示し、これを用いることで、高温でも高表面積を有し、耐久性を付与するのに大きな役割をはたしている。ベーマイトゾルの製法としては、例えば、アルミニウムイソプロポキシドの酸加水分解によりベーマイトゾルが得られる。市販品のアルミナゾルなどを用いることができる。ゲルの製法としては、例えば、アルミナゾルにガリウムエチレングリコレートを添加することによりベーマイトゲルが得られる。そのメカニズムは明らかとなっていないがおそらくそれぞれの表面電位の関係により各々のゾルが絡み合ってゲル化すると考えられる。本発明では、上記製法と同等の方法であれば、同様に使用することができる。ベーマイトゲルをそのまま乾燥すると、溶媒が蒸発して、収縮乾固したキセロゲルができる。一方、ベーマイトゲルを超臨界乾燥すると、ベーマイトゲルの体積をそのまま保持したベーマイトエアロゲルができる。
ガリウムとしては、硝酸ガリウム、酢酸ガリウム等、焼成後に無機成分を残さない原料が用いられる。
【0012】
本発明で用いているアルミナという用語は、γアルミナを意味し、表面積が100m2 /g以上の高表面積を有するものである。アルミナは、通常、100m2 /g以上の高表面積を有するが、1000℃以上の加熱によりαアルミナに相転移する。その相転移に伴って、表面積が100m2 /g以上から10m2 /g以下に減少する。
アルミナにガリアを添加した触媒は、100m2 /g以上の高表面積を有する場合に、活性点数が多く、高活性を示す。表面積が減少すると活性点数が減少する。本発明の触媒は、90〜110m2 /gの高表面積を有する。
【0013】
【実施例】
次に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例により何ら限定されるものではない。
(1)アルミナ−ガリア系触媒の合成
20.4gのアルミニウムイソプロポキシドを、80℃、80mlの熱水で加水分解した後、1規定の硝酸で1時間解膠し、ベーマイトゾルを得た。所定量の硝酸ガリウムを10mlのエチレングリコールに溶解し、ガリウムエチレングリコーレイトを得た。両者を混合し、80℃で保つと、数時間の後にベーマイトゲルが生成した。
上記ゲルを、エタノール中に浸漬し、1昼夜放置し、ゲル中のイソプロパノール、水分をエタノールで置換した。この操作を2回繰り返し、ゲル中の溶媒をエタノールへ置換した。
【0014】
次いで、上記ゲルを内容積200mlのオートクレーブに入れ、エタノールで満たした。その後、オートクレーブを80気圧、300℃に昇温、昇圧し、エタノールを超臨界状態にしてから圧力を徐々に抜き、大気圧まで戻した。
このようにして得たベーマイトエアロゲルを800−1100℃で5時間焼成し、アルミナ−ガリアエアロゲルからなる触媒を得た。
【0015】
(2)触媒の活性評価
模擬排ガスとして、NOが668ppm、プロピレンが556ppm、酸素が2.5%、残部が窒素からなるガスを、空間速度を約50000/hで触媒層に流通させ、200℃から500℃の温度範囲で、触媒反応を行い、反応前後のガス中のNO濃度を化学発光法で測定し、NOの転化率を求めた。
図1、2に、キセロゲル及びエアロゲルのNO転化率を示す。キセロゲル触媒(図1)の場合は、熱処理温度が800℃の触媒の場合、500℃の反応温度で転化率80%という高活性を示した。熱処理温度が1000℃までは転化率60%付近であり、転化率の低下は比較的少ないことがわかる。
しかし、熱処理温度が1100℃の高温で熱処理された触媒は、活性が大幅に低下し、550℃で20%という低転化率に減少した。
一方、エアロゲル触媒(図2)の場合は、最高転化率は60%であり、キセロゲル触媒よりやや低く、最高転化率を示す温度もキセロゲル触媒よりやや低く、400℃から500℃であるが、60%という高い転化率を示した。
更に、注目すべきは、1100℃で熱処理した触媒のNO転化率であり、1100℃の高温の熱処理温度にもかかわらず、450℃でも40%の転化率を示した。
【0016】
(3)比表面積
図3に、各温度で熱処理した後の触媒の比表面積を示す。エアロゲル触媒は、1100℃の加熱後も100m2 /g以上の大表面積を保つことがわかった。一方、キセロゲル触媒は、1100℃の加熱後は、表面積が大幅に減少してしまう。本発明者らにより、アルミナ単味のエアロゲルにおいて、通常のアルミナ単味キセロゲルよりも耐熱性が大幅に上昇することが認められているが、ガリアを含有していても、同様の効果が認められることがわかった。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明は、アルミナ−ガリアエアロゲル触媒及びその製造方法に係るものであり、本発明によれば、1)高耐久性を有するアルミナ−ガリア系窒素酸化物還元触媒を製造し、提供することができる、2)酸化性雰囲気で未燃炭化水素により窒素酸化物を400℃以上の温度範囲で効率よく長期間にわたって還元させる作用を有する新規アルミナ−ガリアエアロゲル触媒を提供することができる、3)耐熱性を付与したアルミナ−ガリア2元触媒を作製することができる、4)上記触媒を用いて、燃焼排ガスに含まれる窒素酸化物を高い転化率で還元する方法を実現することができる、5)上記触媒を、簡便なプロセスで製造する方法を提供することができる、6)上記触媒は、特に、希薄燃焼エンジン(リーンバーンエンジン)の排ガス触媒、小型ボイラーの排ガス浄化触媒などに有用である、等の格別の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キセロゲル触媒によるNO転化率を示す説明図である。
【図2】エアロゲル触媒によるNO転化率を示す説明図である。
【図3】各温度で熱処理した後の触媒の比表面積を示す説明図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a highly durable alumina-gallium-based nitrogen oxide reduction catalyst, and more particularly, to a novel alumina having an action of efficiently reducing nitrogen oxides over a long period of time in a temperature range of 400 ° C. or more. The present invention relates to a gall airgel catalyst and a method for producing the same.
The present invention belongs to the technical field of mainly removing nitrogen oxides contained in exhaust gas discharged from automobiles and the like.
[0002]
[Prior art]
In general, nitrogen oxides come from stationary sources, such as thermal power plants, and mobile sources, such as automobiles. Nitrogen oxides cause acid rain and photochemical smog, and their emission must be suppressed. In large-scale stationary sources such as thermal power plants, nitrogen oxides are removed using a vanadia / titania catalyst using ammonia. On the other hand, in a small-scale source such as an automobile, exhaust gas has been conventionally purified by a three-way catalyst. Lean burn engines (lean burn engines) have been used for energy saving. In this engine, the amount of hydrocarbons in the exhaust gas is small, and the three-way catalyst cannot be used in the lean burn engine. In particular, exhaust gases from lean burn engines are used in harsh conditions where air is present at high concentrations. In recent years, as the service life of automobiles has been extended from 50,000 miles to 100,000 miles in the United States and other countries, the use of exhaust gas catalysts for a long time has become mandatory.
[0003]
In recent years, catalysts for removing nitrogen oxides under lean burn conditions have been developed. Examples thereof include an alumina-supported cobalt catalyst and an alumina-gallium-based oxide.
The deterioration of the catalyst can be roughly divided into 1) sintering of the noble metal supported on the catalyst and 2) deterioration of the catalyst carrier. In the catalyst targeted by the present invention, an alumina-gallium binary oxide is used, no precious metal is used, and the deterioration of the catalyst is exclusively due to sintering of the oxide.
[0004]
In the case of an oxide carrier, sintering means a reduction in surface area due to high temperature or prolonged exposure to exhaust gas. Due to the decrease in the surface area of the support, the surface area of the noble metal supported on the support also decreases, and the catalytic function is greatly reduced. Therefore, suppression of sintering of the carrier is also important.
Among them, the alumina-gallium catalyst is an oxide catalyst that does not use a noble metal, and has a problem of being deteriorated by sintering as described above.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
For example, withstanding sintering even at a high temperature such as 1100 ° C. means that it has durability when used for a long time. The present inventors have conducted intensive studies with the aim of developing a catalyst having durability under such severe conditions, and as a result, have found that a highly durable alumina-gallium is produced by a new synthesis method different from the conventional synthesis method. Was found.
[0006]
That is, an object of the present invention is to contact an exhaust gas with a highly durable alumina-gallium binary catalyst and to efficiently reduce nitrogen oxides with an unburned hydrocarbon in an oxidizing atmosphere at a temperature range of 400 ° C. or more over a long period of time. As a result of research, a highly durable alumina-galleria airgel catalyst was found.
[0007]
The present invention provides a novel alumina-gallium aerogel catalyst capable of maintaining an activity of reducing nitrogen oxides contained in combustion exhaust gas, particularly exhaust gas from lean burn automobiles and the like at a temperature of 400 ° C. or higher for a long period of time. It is intended for that purpose.
Another object of the present invention is to provide a new method for producing the alumina-galleria airgel catalyst efficiently by a simple process.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for solving the above problems is constituted by the following technical means.
(1) A gallium- containing boehmite gel prepared using a boehmite (AlOOH) sol as an alumina source is supercritically dried to obtain a boehmite-gallia aerogel in which the volume of the boehmite gel is kept as it is. was produced by solid solution of Gaul in transition alumina was calcined at 1100 ° C., has a high surface area of 90~110 m 2 / g, alumina having high heat resistance - alumina, characterized in that it consists of Gaul airgel - Highly durable gallium-based nitrogen oxide reduction catalyst.
(2) The catalyst according to (1), wherein the gallium-containing boehmite gel prepared by adding gallium ethylene glycolate to a boehmite sol is supercritically dried.
( 3 ) The catalyst according to the above (1), wherein the content of gallium is 20 to 40% by weight.
(4) 90~110m 2 / Have a high surface area of g, alumina having high heat resistance - a method for producing a Gaul based high durability nitrogen oxide reduction catalyst was prepared using a boehmite (AlOOH) sol as alumina source, Gaul Production of an alumina-gallium nitrogen oxide reduction catalyst, characterized in that a boehmite-containing boehmite gel is subjected to supercritical drying to form a boehmite-gallia aerogel in which the volume of the boehmite gel is kept as it is, and then the gel is fired at 800 to 1100 ° C. Method.
(5) The method for producing an alumina-gallium nitrogen oxide reduction catalyst according to (4), wherein the gallium-containing boehmite gel produced by adding gallium ethylene glycolate to a boehmite sol is supercritically dried.
(6) The alumina-gallium-based nitrogen oxide reduction catalyst according to (4), wherein the gallium ethylene glycolate to be mixed with the boehmite sol is added as 20 to 40% by weight as final gall after firing. Production method.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, the present invention will be described in more detail.
As described above, the present invention provides a highly durable nitrogen oxide reduction catalyst comprising an alumina-gallium aerogel having a high surface area of 100 m 2 / g or more, a method for producing the same, and the above-mentioned highly durable alumina-gallium binary catalyst. It is characterized in that it is used as a nitrogen oxide reduction catalyst, and that the catalyst is brought into contact with exhaust gas to decompose nitrogen oxides with unburned hydrocarbons.
The durable catalyst of the present invention shows excellent nitrogen oxide reducing ability at 400 to 500 ° C. even after heat treatment at a high temperature.
The alumina-gallium catalyst of the present invention is synthesized by gelling a mixture of boehmite sol and gallium ethylene glycolate, followed by supercritical drying, and then heating at a predetermined temperature.
[0010]
The ethylene glycolate mixed with the boehmite sol is preferably added so that the final gall after firing becomes 20 to 40% by weight. Thereby, the composition region having the highest catalytic activity can be covered.
Since the supercritical state of ethanol is preferably used in supercritical drying, the gel is immersed in ethanol. It is possible to use a solvent such as isopropanol, methanol, carbon dioxide and the like in addition to ethanol.
The solvent-substituted gel is immersed in an autoclave filled with ethanol, and after sealing, the temperature and pressure (64 atm, 243 ° C) are raised to a supercritical state of ethanol, and the pressure is reduced to obtain a boehmite-galleria aerogel.
Preferably, by firing this gel at a temperature of 1000 ° C. or higher, a catalyst having excellent durability can be obtained. The firing temperature is preferably from 800 to 1100 ° C. The firing is performed in air for 5 hours and does not need to be in a special gas atmosphere.
[0011]
In the present invention, a boehmite sol is used as an alumina source. Boehmite has a needle-like form, and by using this, has a high surface area even at high temperatures and plays a large role in imparting durability. As a method for producing a boehmite sol, for example, a boehmite sol is obtained by acid hydrolysis of aluminum isopropoxide. Commercially available alumina sol or the like can be used. As a method for producing a gel, for example, a boehmite gel can be obtained by adding gallium ethylene glycolate to an alumina sol. Although the mechanism is not clear, it is considered that each sol is entangled and gelled, probably due to the relationship of the respective surface potentials. In the present invention, any method equivalent to the above-mentioned production method can be used. When the boehmite gel is dried as it is, the solvent evaporates and a shrink-dried xerogel is formed. On the other hand, when the boehmite gel is supercritically dried, a boehmite aerogel is maintained in which the volume of the boehmite gel is kept as it is.
As gallium, a raw material that does not leave an inorganic component after firing, such as gallium nitrate and gallium acetate, is used.
[0012]
The term alumina used in the present invention means γ-alumina and has a high surface area of 100 m 2 / g or more. Alumina usually has a high surface area of 100 m 2 / g or more, but undergoes a phase transition to α-alumina by heating at 1000 ° C. or more. With the phase transition, the surface area decreases from 100 m 2 / g or more to 10 m 2 / g or less.
A catalyst in which gallium is added to alumina has a large number of active points and high activity when it has a high surface area of 100 m 2 / g or more. As the surface area decreases, the number of active points decreases. The catalyst of the present invention have a high surface area 90~110m 2 / g.
[0013]
【Example】
Next, the present invention will be specifically described based on examples, but the present invention is not limited to the following examples.
(1) Synthesis of alumina-gallium catalyst 20.4 g of aluminum isopropoxide was hydrolyzed with 80 ml of hot water at 80 ° C., and then peptized with 1N nitric acid for 1 hour to obtain a boehmite sol. A predetermined amount of gallium nitrate was dissolved in 10 ml of ethylene glycol to obtain gallium ethylene glycolate. When both were mixed and kept at 80 ° C., a boehmite gel was formed after several hours.
The gel was immersed in ethanol and allowed to stand for one day and night to replace isopropanol and water in the gel with ethanol. This operation was repeated twice, and the solvent in the gel was replaced with ethanol.
[0014]
Next, the gel was placed in an autoclave having an internal volume of 200 ml and filled with ethanol. Thereafter, the temperature of the autoclave was raised to 80 ° C. and 300 ° C., and the pressure was increased. After the ethanol was brought into a supercritical state, the pressure was gradually released and returned to atmospheric pressure.
The thus obtained boehmite aerogel was calcined at 800-1100 ° C. for 5 hours to obtain a catalyst composed of alumina-galleria aerogel.
[0015]
(2) Evaluation of catalyst activity As a simulated exhaust gas, a gas composed of 668 ppm of NO, 556 ppm of propylene, 2.5% of oxygen and the balance of nitrogen was passed through the catalyst layer at a space velocity of about 50,000 / h. A catalytic reaction was carried out in a temperature range of from 500 ° C. to 500 ° C., and the NO concentration in the gas before and after the reaction was measured by a chemiluminescence method to determine the NO conversion.
1 and 2 show the NO conversion rates of xerogel and airgel. In the case of the xerogel catalyst (FIG. 1), the catalyst having a heat treatment temperature of 800 ° C. exhibited a high activity of 80% conversion at a reaction temperature of 500 ° C. The conversion rate is around 60% up to the heat treatment temperature of 1000 ° C., and it can be seen that the conversion rate is relatively small.
However, the catalyst heat-treated at a high heat treatment temperature of 1100 ° C. showed a significant decrease in activity, and at 550 ° C., a low conversion of 20%.
On the other hand, in the case of the airgel catalyst (FIG. 2), the maximum conversion rate is 60%, slightly lower than that of the xerogel catalyst, and the temperature at which the maximum conversion rate is slightly lower than that of the xerogel catalyst, that is, from 400 ° C. to 500 ° C. %.
Furthermore, it should be noted that the NO conversion of the catalyst heat-treated at 1100 ° C. was 40% even at 450 ° C. despite the high heat treatment temperature of 1100 ° C.
[0016]
(3) Specific surface area FIG. 3 shows the specific surface area of the catalyst after heat treatment at each temperature. The airgel catalyst was found to maintain a large surface area of 100 m 2 / g or more even after heating at 1100 ° C. On the other hand, the surface area of the xerogel catalyst is significantly reduced after heating at 1100 ° C. The present inventors have confirmed that the heat resistance of alumina-only aerogel is significantly higher than that of ordinary alumina-only xerogel, but the same effect is observed even if gallium is contained. I understand.
[0017]
【The invention's effect】
As described above in detail, the present invention relates to an alumina-gallium aerogel catalyst and a method for producing the same. According to the present invention, 1) an alumina-gallium-based nitrogen oxide reduction catalyst having high durability is produced. 2) It is possible to provide a novel alumina-galleria airgel catalyst having an action of efficiently reducing nitrogen oxides over a long period of time in a temperature range of 400 ° C. or more with unburned hydrocarbons in an oxidizing atmosphere. 3) It is possible to produce an alumina-gallium binary catalyst having heat resistance. 4) To realize a method for reducing nitrogen oxides contained in combustion exhaust gas at a high conversion rate using the above catalyst. 5) It is possible to provide a method for producing the above-mentioned catalyst by a simple process. 6) The above-mentioned catalyst is particularly suitable for a lean burn engine (lean burn engine). Exhaust gas catalyst down), are useful in such an exhaust gas purifying catalyst of the small boilers, special effects etc. are obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing the NO conversion rate by a xerogel catalyst.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a NO conversion rate by an airgel catalyst.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a specific surface area of a catalyst after heat treatment at each temperature.
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