JP3577416B2 - Electrical connection device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路、液晶表示パネル等の平板状被検査体の試験に用いる電気的接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パッケージ又はモールドされた半導体デバイス、特に集積回路(IC)の電気的特性の検査すなわち試験は、一般に、半導体デバイスを着脱可能に装着する検査ソケットすなわち試験ソケットのような電気的接続装置を検査用補助装置として利用して行われる。
【0003】
この種の接続装置の1つとして、半導体デバイスのリード(電極部)に接触される針先部と基板の導電性部に接続される針後部とを逆方向に曲げたクランク状の接触子すなわちプローブを用いるものがある(特開平7−229949号公報)。この従来の接続装置において、各プローブは、針先部が上方へ伸び、針後部が下方へ伸びるように、針先部と針後部との間の中央部において接着剤により共通の針押えに装着される。
【0004】
しかし、この従来の接続装置では、プローブを針押えに装着する作業、針後部を基板の導電性部に半田付けする作業等、組み立てに熟練を必要とし、また、プローブの有効範囲(針先から導電性部への接触点まで)の長さ寸法が大きいから、試験に用いる電気信号の周波数を高めることに限度がある。
【0005】
接続装置の他の1つとして、Z字状又は環状に形成された板状のプローブを用いるものがある(米国特許5336094号、米国特許第5388996号)。しかし、この従来の補助装置では、各プローブがその弧状の変形面部において被検査体の電極部に押圧されるから、変形面部を被検査体の電極部に押圧しても、電極部に対する変形面部の変位に起因する擦り作用が生じないから、電極部に存在する酸化膜のような膜が効果的に削除されず、その結果プローブと電極部との間に良好な電気的接触が得られない。
【0006】
パッケージ又はモールドされない半導体デバイス、特にICチップの電気的特性の試験用の接続装置の1つとして、C字状に曲げられたプローブを用いるものがある(特開平5−299483号公報)。しかし、この従来の接続装置では、各プローブをそのばね力によりソケットに維持させるにすぎないから、プローブのC状の両端をさらに湾曲させなければならず、プローブの形状が複雑であり、高価である。
【0007】
【解決しようとする課題】
それゆえに、被検査体試験用の電気的接続装置においては、プローブの先端が被検査体の電極部に押圧されたとき、プローブが後退することなく確実に弾性変形して被検査体の電極部に効果的な擦り作用を与えるにもかかわらず、プローブの形状が単純であり、プローブが安定であり、高周波試験に適合し、製作が容易であることが重要である。
【0008】
【解決手段、作用、効果】
本発明の接続装置は、それぞれが前記電極部と前記導電性部とを電気的に接続する複数のプローブと、該プローブを前記基板に並列的に組み付ける組み付け装置とを含む。各プローブは、弧状に湾曲された変形部と、該変形部の一端部に続く針先部であって被検査体の電極部に押圧される先端を有する針先部と、前記変形部の他端部に続く針後部とを備えるブレードタイプのプローブである。前記組み付け装置は、前記プローブの配列方向へ伸びる凹所であって前記プローブの後退を防止する前向きの後退防止部及び該後退防止部に向く弧状の内面を有する凹所と、前記変形部又は前記針後部の少なくとも一部を前記導電性部に接触させるべく、前記内面と前記変形部と前記後端部とに接触する弾性変形可能の針押え部とを有する。前記プローブは、さらに、前記後退防止部に接触された後端面を備えている。
【0009】
プローブは、変形部を有するものの、その形状が従来のC字状プローブに比べ単純であり、廉価になる。また、プローブは、その一部が基板と針押え部との間に配置されて、変形部又は針後部の少なくとも一部において導電性部及び針押え部に接触される。このため、プローブが安定化し、接続装置の組立が容易になる。
【0010】
各プローブは、針先部の先端を被検査体の電極部に押圧される。これにより、各プローブにオーバードライブが作用するが、各プローブは、その後端部において後退防止部に接触しているから、後退しない。
【0011】
このため、各プローブが導電性部への接触部より針先側の部位において確実に弾性変形することにより、又は、各プローブが針押え部を確実に弾性変形させることにより、先端が電極部に対して変位する。その結果、電極部に存在する酸化膜のような膜の一部が針先部の先端により擦り取られ(又は掻き取られ)、プローブと電極部とが良好な電気的接続状態に維持される。
【0012】
プローブの有効範囲は、導電性部への接触部より針先側となる。このため、プローブの有効範囲が従来のプローブに比べ小さくなり、隣り合うプローブ間における電気信号の漏洩が少なく、高周波試験に適する。
【0013】
前記プローブは、弧状に伸びる外側部位であって少なくとも前記電極部が針先に押圧されたとき前記導電性部に接触する外側部位を有することができる。これにより、前記導電性部への前記外側部位の接触部は、前記被検査体による押圧力が大きくなるほど前記針先側に変化する。
【0014】
前記組み付け装置は、前記基板に組み付けられた1以上のカバーであって前記凹所を有すると共に前記凹所が前記基板の側に開放するカバーと、前記凹所に受け入れられて前記プローブの配列方向へ伸びる1以上の針押えであって前記針押え部を有する針押えとを備えることができる。これにより、針押えがカバーに対して変位しないから、プローブがより安定化し、組立作業がより容易になる。
【0015】
前記カバーは、さらに、前記針押えの長手方向に間隔をおいた複数のスロットであって前記基板の側及び前記被検査体の側に開放すると共に前記凹所に連通する複数のスロットを備え、各プローブの針先部は前記スロットを貫通して、その針先を前記スロットの外に突出させることができる。これにより、プローブの配列方向における針先部の位置がスロットにより規制されるから、プローブがより安定化し、組立作業がより容易になる。
【0016】
上記の代わりに、前記カバーは、さらに、前記基板の側に開放すると共に前記凹所に連通する複数のスロットであって前記針押えの長手方向に間隔をおいた複数のスロットを備え、各プローブは少なくとも前記変形部の一部を前記スロットに配置することができる。これによっても、プローブの配列方向におけるプローブの位置がスロットにより規制されるから、プローブがより安定化し、組立作業がより容易になる。
【0017】
前記プローブは前記後退防止部に接触された後端面を含むことができる。しかし、前記後退防止部を形成すべく前記カバーに配置されたストッパを前記組み付け装置に設けてもよい。
【0018】
好ましい実施例においては、プローブは、少なくとも前記変形部において弧状に湾曲されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1〜図6を参照するに、電気的接続装置10は、平板状被検査体12の検査すなわち試験に用いる補助装置として用いられる。被検査体12は、図示の例では、パッケージ又はモールドをされた集積回路のような半導体デバイスであるが、本発明は液晶表示パネルのような他の平板状被検査体の試験用の電気的接続装置にも適用することができる。
【0020】
被検査体12は、長方形の平面形状にパッケージ又はモールドをされた本体部14と、長方形の各辺に対応する部位から外方へ突出する複数のリードすなわち電極部16とを有する。電極部16は、長方形の辺毎に対応された複数の電極部群に分けられており、また電極部群毎に並列的に配置されている。
【0021】
補助装置すなわち接続装置10は、基板20と、複数の接触子すなわちプローブ22と、プローブ22を基板20に押圧する複数の針押え24と、該針押えを基板20に組み付ける平板状のカバー26とを含む。
【0022】
基板20は、配線パターンを電気絶縁材料の一方の面に印刷配線技術により形成した配線基板であり、それぞれがプローブ22に対応された帯状の複数の印刷配線部すなわち導電性部28を一方の面に有する。各導電性部28は、配線パターンの一部である。導電性部28は、被検査体12の本体14の長方形の辺毎に対応された複数の導電性部群に分けられており、また導電性部群毎に並列的に配置されている。
【0023】
各プローブ22は、図7に示すように、弾力性を有する非導電性の細線の形に形成されており、また先端部分がテーパ状の針先部30から弧状の針主体部すなわち変形部31を経て針後部32までの全範囲にわたって半円弧状に湾曲されている。
【0024】
各プローブ22は、図7に符号32で示す針後部以外の部分、すなわち針先部30及び変形部31の全外表面に導電性の皮膜を形成している。これにより、導電性部28に接触する部分から前方の部分は導電性を有するが、針後部32は非導電性を有するから、導電性を有するプローブとして作用するにもかかわらず、針後部32における試験用電気信号の漏洩、特に隣り合うプローブ間の電気信号の漏洩がなくなる。
【0025】
しかし、各プローブ22は、心材を導電性の細線、好ましくは金属細線の形にし、この心材のうち針後部32の部分に非導電性の皮膜を形成してもよい。プローブ22は、金属、セラミック、合成樹脂等の細線から形成してもよいし、それらの材料を用いるプレス加工、エッチング加工等他の加工法により形成してもよい。
【0026】
各プローブ22は、図1〜図7に示す例では円形の断面形状を有する。また、プローブ22は図1〜図7に示す例では針先すなわち先端がプローブ22の湾曲面と直角に伸びるいわゆるノミ型針である。
【0027】
しかし、プローブ22は、図8に示すプローブ50のように、先端がプローブ22の湾曲面と平行に伸びるいわゆるオノ型針であってもよく、また、円錐形又は角錐形の針先部を有する形状であってもよい。プローブの断面形状は、円形であってもよいし、四角形であってもよい。
【0028】
プローブ22は、被検査体12の本体14の長方形の辺毎に対応された複数のプローブ群に分けられている。図示の例では、被検査体12が長方形の4つの辺のそれぞれに複数の電極部を有することから、プローブ22は4つのプローブ群に分けられている。同じ理由から、図示の例では4つの針押え24が設けられている。
【0029】
各針押え24は、円柱状の押え棒34と、押え棒34の外周面に形成された電気絶縁性の弾性材料層36とにより、円柱状に形成されている。押え棒34は、導電性又は非導電性の棒状部材とすることができる。電気絶縁層すなわち弾性材料層36は、シリコンゴムのようなゴム材料により形成したチューブとすることができる。しかし、針押え24を弾性変形可能のゴムのような単一の部材で棒状に形成してもよい。
【0030】
カバー26は、被検査体12を収容するように中央に形成された開口38と、開口38の外側に形成されて開口38に対して外方へ伸びる複数のスロット40と、開口38の外側に形成されてスロット40の配列方向へ連続的に伸びる複数の凹所42とを有する。このようなカバー26は、非導電性材料から形成することができる。
【0031】
開口38は、被検査体12と相似の矩形の形状を有しており、また各隅角部を弧状にされている。開口38の上部は、外側から中心側へ向く傾斜面38aにより下方ほど小さくされている。開口38の各隅角部は、弧面とされている。
【0032】
スロット40は、少なくともプローブ22の変形部31及び針後部32を収容するスロットであり、したがって図示の例ではプローブ22と同数設けられている。スロット40は、開口38を形成する矩形の辺毎に対応された複数の溝群に分けられており、またスロット群毎に並列的に形成されている。各スロット40は基板20の側すなわち下方に開放するとともに、開口38に開放している。
【0033】
隣り合うスロット40は、仕切り壁44により区画されている。仕切り壁44は、図示の例では、スロット40の後半部を区画するように設けられており、したがって隣り合うスロット40は開口38の部位において連続している。しかし、スロット40全体を区画するように仕切り壁44を設けてもよい。
【0034】
凹所42は、開口38を形成する矩形の辺毎に対応されており、また対応する辺に沿って伸びる。図示の例では、4つの凹所42が設けられている。各凹所42は、針押え24を収容するかまぼこ型の溝であり、対応するスロット40のスロット底面に開放している。各凹所42の溝底面は、上方に凸の断面形状をしている。
【0035】
接続装置10は、各針押え24を凹所42に配置し、各プローブ22をその後端がスロット40の奥底面(図示の例では、上面)すなわち端面40aに当接した状態にスロット40に配置し、その状態で、プローブ22、針押え24及びカバー26を基板20に重ね、その状態でカバー26をボルトのような複数のねじ部材46により基板20に装着することにより、組み立てることができる。
【0036】
各ねじ部材46は、カバー26をその厚さ方向へ貫通しており、また基板20に形成されたねじ穴に螺合される。これにより、プローブ22は、弧状の湾曲部すなわち変形部31の一部において針押え24により基板20の導電性部28に押圧され、基板20と針押え24とにより挟持されて、その状態に維持される。
【0037】
図示の例では、針押え24とカバー26とねじ部材46とは、プローブ22を基板20に並列的に組み付ける組み付け装置として作用する。また、各針押え24の下半部は、凹所42から基板20の側に弧状に突出しかつプローブ22の配列方向に伸びるから、プローブ22を基板20に押圧すべくプローブ22の湾曲部内側に当接する針押え部として作用する。
【0038】
プローブ22をその針先部30が開口38内に上方へ突出する状態にスロット40に配置し、針押え24で基板20に接触させるだけで、プローブ22をプローブ群毎に並列的に正しく配列することができる。このため、接続装置10の製作が容易である。
【0039】
プローブ22は、接続装置10に組み立てられた状態において、少なくとも針後部32がスロット40の仕切り壁44により区画された部分に受け入れられているとともに、電気絶縁材料からなる弾性材料層36を介して基板20に押圧されているから、スロット40と針押え24とにより安定に維持され、また隣りのプローブとの電気的接触を確実に防止される。
【0040】
組み立てられた状態において、各プローブ22は電気絶縁層32が存在しない弧状の湾曲部すなわち変形部31の弧状外側部位において導電性部28に押圧されるから、弧状の針主体部31のその部位は変形部として作用する。
【0041】
各プローブ22は電気絶縁層32が存在しない部位において導電性部28に押圧されるから、プローブ22の有効範囲は、導電性部28へのプローブ22の接触部から針先までであり、従来の接続装置に比べ小さい。また、図5に示すように、弾性材料層36が基板20とカバー26と押え棒34とにより挟圧されて弾性変形するから、各プローブ22は強固に維持される。押え棒34と弾性材料層36とは、図5に示すように予め相互に偏心させておいてもよいし、組み立てた状態において相互に偏心するようにしてもよい。
【0042】
検査時、被検査体12は、上方から開口38に入れられる。このとき、接続装置10に対する被検査体12の位置がずれていると、被検査体12は、傾斜面38aに当接し、傾斜面38aにより開口38の中央に案内される。これにより、被検査体12は、図5に示すように、電極部16がプローブ22の針先すなわち先端に当接した状態に接続装置10に収容される。
【0043】
接続装置10に配置された被検査体12が押圧体48により押し下げられると、各プローブ22は、オーバードライブ作用を受けて図6に示すように変形される。このとき、プローブ22を変形部31の弧状外側面に沿って後退させる力がプローブ22に作用する。しかし、各プローブ22の後端面がスロット40の端面40aに直接的に接触しているから、各プローブ22は針押え24の周りをその周方向へ移動(後退)しない。
【0044】
しかし、プローブ22と被検査体12とが押圧されると、各プローブ22は、プローブが針押え24の周方向(変形部31の湾曲方向)へ後退することなく、その曲率半径が大きくなるように導電性部28の接触部より針先側の部位において弾性変形すると共に、弾性材料層36をこれが圧縮変形するように弾性変形させる。
【0045】
これにより、各プローブ22の針先は、該針先が電極部16に対して変位するから、電極部16の表面に存在する膜の一部を削除する擦り作用(又は掻き取り作用)を生じる。また、各プローブ22は、その後端の一部が弾性材料層36をへこませることにより、針先部30が針押え24の軸線方向へ倒れることを防止される。
【0046】
図6に示すように、プローブ22が弾性変形されると、導電性部28へのプローブ22の接触箇所は、針先の側に変化する。また、弾性材料層36がプローブの後端によりへこまされたことにより、プローブ22の後端が凹所40の内面から離れようとする。しかし、プローブ22は、針押え24の復元力により押し戻されて、導電性部28に対しわずかに滑る。
【0047】
この滑りは、プローブ22がその後端面を内面40aに接触させた状態で変位する移動であるから(すなわち、プローブ22が針押え24の外周に沿って後退する移動ではないから)、曲率半径が大きくなるようなプローブ22の弾性変形は前記のような滑りにより影響を受けず、プローブ22は確実に弾性変形する。
【0048】
接続装置10によれば、上記したように、プローブの形状が単純であり、プローブが廉価になるのみならず、プローブ22の有効範囲が小さく、高周波試験に適しており、しかもプローブが安定に維持されるにもかかわらず、接続装置の製作が容易である。また、被検査体12が接続装置10に自然に正しく配置され、被検査体12の電極部16が針先に確実に接触し、しかも後退することなく弾性変形することにより、電極部16に擦り作用が効果的に生じる。さらに、針押え24の構造が単純であり、プローブ22同士の電気的短絡が確実に防止される。
【0049】
図9を参照するに、プローブ52は、電気絶縁層を有する針後部32が上方へ曲げられてJ字状に形成されており、また針後部32を針押え24に差し込まれており、変形部31の弧状の後端部において導電性部28に押圧されている。この実施例によっても、プローブ52は、その針後部32が針押え24に対する移動を阻止されているから、導電性部へのプローブ52の接触部位は針先側へ変化するが、針押え24の周りをその周方向へ移動しない。
【0050】
すなわち、プローブ52が被検査体により押し下げられると、プローブ52を変形部31の外側面に沿って後退させる力がプローブ52に作用する。しかし、プローブ52は、その後端部が針押え24に差し込まれているから、針押え24の周方向へ後退することなく、変形部31の曲率半径が大きくなるように弾性変形される。このため、プローブ52を用いても、プローブ22を用いた場合と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0051】
図10を参照するに、プローブ54は、その後端(特に、後端面)を後退防止用の板ばねから形成されたストッパ56に当接させている。ストッパ56は、プローブ群毎に備えられており、また複数のねじ部材58によりカバー26に取り付けられている。ストッパ56は、電気絶縁性の板材から形成することができるが、導電性の板材の表面の電気絶縁層を形成したものであってもよく、さらには各プローブの後端が非導電性を有するならば導電性の板材としてもよい。
【0052】
図10に示す実施例によっても、プローブ54は、その後端がストッパ56に当接して針押え24に対する後方への移動を阻止されているから、針押え24の周りをその周方向へ移動しない。このため、プローブ54が被検査体により押し下げられると、プローブ54は、変形部31の曲率半径が大きくなるように弾性変形される。このため、プローブ54をも散る場合も、プローブ22用いる場合と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0053】
図11を参照するに、プローブ60は、導電性部28に当接する部位に凸部62と凹部64とを有する。プローブ60は、凸部62において導電性部28に押圧される。このため、プローブ60の場合、凸部62を有する部位が変形部として作用する。
【0054】
プローブ60によれば、凸部62が導電性部28に係合しているから、針押え24に対するプローブ60の移動が凸部62と導電性部28との係合により、前記したプローブのようにプローブ60の後端をスロットの端面、凹所の内面又はストッパに当接させることと相まってより確実に阻止される。このため、導電性部28と各プローブとの電気的接続がより確実になる。
【0055】
上記各実施例において、円柱状の部分の一部を針押え部として用いる凸部とする針押え24の代わりに、かまぼこ型の形状を有する針押えを用いてもよいし、かまぼこ型の凸部を1つの面に有する四角柱状の部材を針押えとして用いてもよい。また、針押えは、少なくとも外表面が非導電性を有する限り、弾性材料を用いない単なる非導電性の棒状部材であってもよい。
【0056】
図12を参照するに、接続装置70は、ほぼU字状に形成されたプローブ72を用いる。プローブ72は、針先部74と、針主体部すなわち変形部76と、針後部78とによりほぼU字状に形成されている。針先部74及び針後部78は、それぞれ、変形部76の先端部及び後端から上方へ互いにほぼい平行に直線的に伸びている。針先部74と変形部76とは、少なくとも外周面を導電性とされている。
【0057】
変形部76は、その後端側から針先部74の側に向けて、斜め上方へ伸びており、また大きな曲率半径で斜め下方へ凸の形に湾曲されている。針後部78は、導電性であってもよいし、非導電性であってもよい。針後部78は、針先部及び変形部76より大きい断面形状を有する。プローブ72は、円形又は矩形のいずれか一方の横断面形状を有する。このため、プローブ72は、細線又は帯状のいずれか一方の形状を有する。
【0058】
接続装置70のカバー80は、被検査体12を収容するように中央に形成された開口38と、開口38から外方へ並列的に伸びる複数のスロット82と、開口38の外側に形成されてスロット82の配列方向へ連続的に伸びる複数の凹所84とを有する。このようなカバー80は、非導電性材料から形成することができる。開口38は、接続装置10におけるカバー26の開口38と同じである。このため、開口38の上部は傾斜面38aとされている。
【0059】
スロット82は、プローブ72の少なくとも変形部76の一部を収容する溝であり、したがって図示の例ではプローブ72と同数設けられている。スロット82は、開口38を形成する矩形の辺毎に対応された複数のスロット群に分けられており、またスロット群毎に並列的に形成されている。各スロット82は基板20の側すなわち下方に開放するとともに、先端上部において開口38に開放している。
【0060】
隣り合うスロット82は、仕切り壁86により区画されている。隣り合う仕切り壁86の開口38の側の端部は、スロット82の対応する端部を閉鎖する壁部88により連結されている。しかし、隣り合う仕切り壁86の開口38の側の端部を連結せず、スロット82の対応する端部を開放させてもよい。
【0061】
凹所84は、開口38を形成する矩形の辺毎に対応されており、また対応する辺に沿って伸びる。図示の例では、実際には4つの凹所84が設けられている。各凹所84は、針押え90を収容する矩形の断面形状の溝であり、対応するスロット82の後端と基板20の側とに開口している。各凹所84は、矩形の断面形状をしている。
【0062】
各針押え90は、ゴムのような弾性材料により矩形の断面形状に形成されており、凹所84に嵌め込まれている。図示の例では、針押え90は、変形部76の一部とプローブ72の針後部78とを受け入れるためのスロット82に連通する溝を有する。しかし、そのようなスロットは、カバー80に形成してもよいし、プローブの形状及び寸法によってはカバー80及び針押え90のいずれにも形成しなくてもよい。
【0063】
接続装置70は、各針押え90を凹所84に配置するとともに、プローブ72の変形部76が溝82内になり、針後部78が凹所84内となるように各プローブ72を配置し、その状態でプローブ72、針押え90及びカバー80を基板20に重ね、その状態でカバー80をボルトのような複数のねじ部材により基板20に装着することにより、組み立てることができる。
【0064】
接続装置70に組み立てられた状態において、各プローブ72は、変形部76の後端部において針押え90により基板20の導電性部に押圧される。また、各プローブ72の先端はスロット82から開口38内に上方へ突出し、各プローブ72の針後部78は針押え90によりスロット82を形成する内壁面に押圧され、各プローブ72の後端面は針押え90に受けられる。このため、各プローブ72は、変形部76の後端側において基板20に押圧される。
【0065】
針先部74の先端が被検査体12の電極部16に押圧されると、プローブ72は、針先部74と針後部78とが開くように、プローブ自体が弾性変形されると共に、針押え90を弾性変形させる。これにより、プローブ72は、その先端で電極部16に擦り作用を与え、電極部16の表面に存在する酸化膜のような膜の一部を除去する。
【0066】
プローブ72を後退させようとする力は、プローブ72を変形部76の弧状外側面に沿って変位させようとする力であるが、プローブ72の後退は後端面が凹所84に配置された凹所84の内面84aに針押え90を介して間接的に接触していることにより、阻止される。しかし、プローブ72の後端面を針押え90により凹所84の内面84aに直接的に接触させ、プローブ72を針押え90により基板20に押圧するようにしてもよい。
【0067】
接続装置70は、接続装置10と同様の作用及び効果を奏するのみならず、針後部78を針押え90により凹所84の内面に押圧しているから、プローブ72がより安定化する。
【0068】
図13を参照するに、接続装置100は、図1から図6に示す接続装置10において、先端から後端まで一体的に伸びるプローブを用いる代わりに、図14に示す形状を有する複数のプローブ102を用いる。
【0069】
各プローブ102は、弾力性を有する導電性の細線から形成された針先部30及び変形部31と、変形部31の後端に結合された針後部104とからなり、また針先から後端までの全範囲にわたって同じ曲率で弧状に湾曲されている。針後部104は、合成樹脂のような電気絶縁性の樹脂材料により形成されている。
【0070】
各プローブ102の針先部30の先端部分は、先端ほど薄くなるテーパ状部であり、その先端部分より後方の部分は断面形状が円形の棒状部である。各プローブ102の変形部31の後端部は、針後部104との結合力を高めるための切欠部106を上側に有する。
【0071】
各プローブ102の変形部31の後端部の内側部分は針後部104により覆われているが、外側部分は針後部104により覆われることなく露出されている。このようなプローブ102は、針後部104として合成樹脂のような電気絶縁材料を用いた成形加工により製作することができる。プローブ102の端面は、スロット40の奥底面すなわち端面40aに直接的に接触している。
【0072】
複数のプローブ102を用いる接続装置100は、図13に示すように、各プローブ102の変形部31が針後部104への結合部の外側部分において導電性部28に押圧されることを除いて、接続装置10と同様に組み立てることができ、接続装置10と同様に作用し、接続装置10と同様の効果を生じる。
【0073】
接続装置10又は100において、独立した複数のプローブを用いる代わりに、図15に示すように、複数のプローブを針後部において結合した1以上の針組立体110を用いてもよい。
【0074】
針組立体110で用いる各プローブ112は、変形部31の後端部において複数のプローブ112で共通の針後部114により結合されていることを除いて、図14に示すプローブ102と同様に形成されている。
【0075】
それゆえに、各プローブ112の針先部30及び変形部31は、図14に示すプローブ102のそれらと同じであり、各プローブ112の変形部31は、共通の針後部114との結合力を高めるための切欠部106を上側に有する。共通の針後部114は、非導電性材料により浅い樋状に湾曲された細長い形状を有しており、複数のプローブ112の針先部30及び変形部31とともに同じ曲率で弧状に湾曲されている。
【0076】
共通の針後部114は、前記したカバー26の開口38により形成される長方形の各辺のプローブ群毎に共通にしてもよいし、2以上のプローブ毎に共通にしてもよい。また、隣り合うプローブ112が変形部31において共通の針後部114に連結されていることから、プローブ組立体110を用いる接続装置のカバー26は溝40及び隔壁44を備えていない。しかし、各プローブ112の針先部30及び変形部31のみを受け入れるスロットを備えていてもよい。
【0077】
それゆえに、スロット40は連続した共通のスロットである。しかし、共通のスロット40のうち、各プローブ112の針先部30及び変形部31のみを受け入れる部分を隔壁により分離してもよい。プローブ112の後退は、共通の針後部114の後端面が共通のスロットの奥底面すなわち端面に当接していることにより、阻止される。
【0078】
各変形部31の後端部の内側部分は共通の針後部114により覆われているが、外側は共通の針後部114により覆われることなく露出されている。針組立体110も、共通の針後部114として合成樹脂のような電気絶縁材料を用いた成形加工により製作することができる。
【0079】
針組立体110を用いる接続装置は、接続装置10及び70と同様に組み立てかつ利用することができるし、接続装置10と同様の作用及び効果を奏する以外に、複数のプローブ112の針後部114が共通に結合されているから、針組立体110の製作及び接続装置への組立が容易になる、という利点を生じる。
【0080】
図16を参照するに、接続装置120は、図12に示す接続装置70において、先端から後端まで一体的に伸びるプローブ72を用いる代わりに、図17に示す形状を有する複数のプローブ122を用いる。
【0081】
各プローブ122は、図17に示すように、針先部74と、変形部76と、針後部124とによりほぼU字状に形成されている。針先部74及び変形部76は、それぞれ、図12に示すプローブ72のそれらと同じである。従って、針先部74及び変形部76は、針先部74が変形部76の先端から上方へ直線的に伸びるL字状に形成されている。
【0082】
各プローブ122の変形部76は、針後部124との結合力を高めるための切欠部126を上側に有する。変形部76の後端部の上側(内側)部分は針後部124により覆われているが、下側(外側)は針後部124により覆われることなく露出されている。
【0083】
針後部124は、合成樹脂のような非導電性材料により形成されており、また変形部76の後端から上方へ針先部74とほぼ平行に直線的に伸びている。
【0084】
プローブ122も、図14に示すプローブ102と同様に、針後部124として合成樹脂のような電気絶縁材料を用いた成形加工により製作することができる。また、接続装置120も、接続装置10,70及び100等と同様に利用することができるとともに、接続装置10,70及び100等と同様の作用及び効果を奏する。
【0085】
補助装置70又は120において、独立した複数のプローブを用いる代わりに、図18に示すように、複数のプローブを針後部において結合した1以上の針組立体130を用いてもよい。
【0086】
針組立体130で用いる各プローブ132は、変形部76の後端部において複数のプローブ132で共通の針後部134により結合されていることを除いて、図17に示すプローブ122と同様に形成されている。
【0087】
それゆえに、各プローブ132の変形部76は共通の針後部134との結合力を高めるための切欠部126を上側に有し、共通の針後部134は非導電性材料により櫛の形状を有する。
【0088】
針組立体130は、複数のプローブ132の針先部74及び変形部76並びに共通の針後部134とによりほぼU字状の形状を有する。針組立体130を用いる接続装置のカバーは、図12に示す壁部86又は88を有していなくてもよい。
【0089】
各プローブ132の変形部76は、針後部124との結合力を高めるための切欠部126を上側に有する。変形部76の後端部の上側(内側)部分は針後部124により覆われているが、下側(外側)は針後部124により覆われることなく露出されている。
【0090】
針組立体130を用いる接続装置は、接続装置70及び120と同様に組み立てかつ利用することができるし、接続装置70及び120と同様の作用及び効果を奏する以外に、複数のプローブ132の針後部134が共通に結合されているから、針組立体130の製作及び接続装置への組立が容易になる、という利点を生じる。
【0091】
上記実施例では、カバーを単一の部材により形成しているが、カバーを、複数の部材により形成してもよい。たとえば、カバーを、開口38を有する板状部材と、スロット及び凹所を有する部材とにより形成してもよいし、開口38を有する板状部材と、スロットを有する部材と、凹所を有する部材とにより形成してもよく、さらには、開口38及び凹所を有する板状部材と、スロットを有する部材とにより形成してもよい。
【0092】
図19を参照するに、接続装置140は、図17に示すプローブ122に類似したほぼJ字状の複数のプローブ142を用いる。各プローブ142は、針先部144から変形部146の後端まで全体的に弧状に湾曲されている。各プローブ142の針先部144及び変形部146の少なくとも表面は、導電性を有する。
【0093】
針後部148は、合成樹脂のような非導電性材料によりL字状に形成されており、また変形部146に固定されている。変形部146の後端部の上側(内側)部分は針後部148により覆われているが、下側(外側)は針後部148により覆われることなく露出されている。
【0094】
針後部148は、プローブ142毎に独立している。しかし、隣り合うプローブで共通の針後部148としてもよい。変形部146と針後部148との結合力を高めるために、図17又は図18に示すような切欠部126を変形部146の上側に形成してもよい。
【0095】
接続装置140は、複数のプローブ142が並列的に配置された細長い複数のカバー150と、各カバー150内に配置された長い針押え152と、スペーサ154とを備える。
【0096】
各カバー150は、本質的にカバー主体である。このため、開口38を有する補助部材がカバー150の上に一体的に設けられるか、ねじ部材により組み付けられる。各カバー150は、図19にその1つを示すように、基板20の側に開口する第1の凹所156と、第1の凹所に連通するスロット158と、第1の凹所156の側に開口する第2の凹所160とを有する。第1の凹所156、スロット158及び第2の凹所160は、プローブ142の配列方向へ連続的に伸びる。
【0097】
針押え152は、硬質ゴムのような弾性材料により矩形の断面形状に形成されており、また、第1及び第2の凹所156及び160に配置されている。スペーサ154は、第1の凹所156とほぼ同じ大きさを有する開口162を有しており、また、第1の凹所156と開口162とが整合する状態に、カバー150と基板20との間に配置される。このため、スペーサ154はカバー150の一部として作用し、開口162は第1の凹所156の一部として作用する。
【0098】
第1の凹所156には、複数のプローブ142が並列的に配置される。プローブ142は、針先部144がスロット158を介して上方へ突出し、針後部148が第2の凹所160内に伸びるように、並列的に配置され、第2の凹所160に配置された針押え152により変形部146の後端部を基板20の導電性部28に押圧される。プローブ142は、その後端面を第2の凹所160の内面160aに直接的に接触されて、後退を防止されている。
【0099】
カバー150は、複数のプローブ142及び針押え152を収容した状態で、共通の基板20にスペーサ154を介して重ねられ、ねじ部材のような適宜な手段によりスペーサ154とともに基板20に組み付けられる。これにより、複数のプローブ142と、カバー150と、針押え152と、スペーサ154とがユニット化される。
【0100】
接続装置140は、それぞれが、上記のような複数のユニットを用いる。各ユニットは、プローブ142の針先の配列方向が被検査体の電極部の配列方向と一致しかつ対向するユニット同士のプローブの針先が対向するように共通の基板20に組み付けられる。これにより、被検査体の電極部は各プローブ142の針先に受けられる。
【0101】
図示の例では、カバー150は、各プローブ142の変形部146を受け入れるスロットを備えていない。このため、各プローブ142は、隣のプローブ142に当接するスペーサ164を針先部144に有する。スペーサ164は、合成樹脂のような非導電性材料により板状に形成されており、また、針先部144の一方側に固定されている。しかし、各プローブ142の針先部が対応するスペーサを貫通した状態に、スペーサ164とプローブ142とを一体的に形成してもよい。
【0102】
接続装置140において、被検査体がプローブ142に押圧されてプローブ142の針先にオーバドライブが作用すると、変形部146に沿って後退することを阻止された状態で、プローブ142は変形部146の曲率半径が大きくなるように弾性変形すると共に、針押え152を凹所160の内面160aと反対側の内面160bに押圧する。これにより、導電性部28へのプローブ142の接触部位は針先側に変化する。また、プローブ142は、内面160aの接触部が上方へ変位することに起因して導電性部28に対しわずかに後退するが、この後退は接続装置10の場合と同じ理由からプローブ142の弾性変形を妨げない。
【0103】
プローブ142によれば、プローブ142が被検査体の電極部に擦り作用を効果的に与えるにもかかわらず、及び、カバー150がプローブ142の変形部146を受け入れるスロットを備えていないにもかかわらず、針先が被検査体の電極部に押圧されたとき、隣り合うプローブ142が針先側において接触するおそれがない。
【0104】
スペーサ164は、既に述べたプローブ22,50,52,54,60,72,102,112,122,132を用いる補助装置に設けてもよい。また、各プローブにスペーサ164を設けるかわりに、隣り合う複数のプローブを針先側の部位において合成樹脂のような非導電性材料により連結してもよい。
【0105】
接続装置140の変形例を図20から図22に示す。
【0106】
図20から図22を参照するに、接続装置170は、二つ割りのカバー172を用いる。この接続装置170で検査する被検査体12は、本体部14の幅方向両辺に複数の電極部16を有する。電極部16は、幅方向の辺毎に対応された複数の電極部群に分けられており、また電極部群毎に並列的に配置されている。
【0107】
カバー172は、図20に示すように第1及び第2の部材174,176に分割されており、また、複数のねじ部材178及び複数の位置決めピン180(いずれも、図21及び図22参照)とにより、互いに重ねられた状態に基板20に組み付けられている。
【0108】
カバー主体部すなわち第1の部材174は、図19におけるカバー150とスペーサ154とを一体化している。このため、第1の部材174は、基板20の側に開放する開口すなわち第1の凹所184と、第1の凹所184に連通する複数のスロット186と、円形の断面形状を有する針押え182が配置された第2の凹所188とを電極群毎に備える。これに対し、補助部材すなわち第2の部材176は、傾斜面38aを有する開口38を備える。
【0109】
スロット186は、第1及び第2の凹所184,188に連通していると共に、第1の部材174を厚さ方向に貫通している。第2の凹所188は、複数のプローブ190の配列方向へ連続的に伸びており、また基板28の側に開放している。
【0110】
各プローブ190は、導電性を有する金属材料によりほぼJ字状に形成された板状のプローブ(ブレードタイプの針)である。プローブ190は、針先を有する針先部192と、針先部192の後端に一体的に続く変形部194と、変形部194の後端に一体的に続く針後部196とを有する。
【0111】
針先部192は、スロット186を貫通して針先を開口38内に突出させている。変形部194は、弧状に湾曲されており、また一部を第1の凹所184に受け入れられている。針後部196は、その後端面を第2の凹所188の内面188aに接触されて、後退を防止されている。
【0112】
針押え182は、図示の例ではゴムのような弾性材料から棒状に形成されており、また第2の凹所188の長手方向へ伸びている。針押え182は、接続装置170に組み立てられた状態において、プローブ190を変形部194において導電性部28に接触させるように、プローブ190を押圧している。
【0113】
接続装置170においては、ブレードタイプのプローブ190を用いているから、被検査体がプローブ190の先端に押圧されたとき、針押え182を針後部196で弧状の内面188bに押圧する。これにより、プローブ190は、導電性部28への接触部が針先側へ変化するように、変位する。
【0114】
このとき、プローブ190は、後端が針押え182の復元力により内面188aに押圧されているから、導電性部28に対してわずかに滑る。しかし、この滑りは、導電性部28への接触部が針先側へ変化するようなプローブ190の変位を妨げない。その結果、接続装置170も、接続装置140と同様の作用及び効果を奏する。
【0115】
接続装置140の他の変形例を図23及び図24に示す。接続装置200は、導電性を有する金属材料によりほぼJ字状に形成された板状の複数のプローブ202と、図20において第1の部材174のうち線23−23より左方の部位に対応するカバー204と、接続装置170と同じ針押え182とを備えた複数のユニットを共通に基板20に配置している。
【0116】
各プローブ202は、針先が図23において左右方向へ伸びるオノ型針であり、また、針先部206、弧状の変形部208及び内面188aに接触された針後部210を有する。プローブ202は、接続装置170のプローブ190と同様にカバー204に配置されている。
【0117】
接続装置200も、接続装置140と同様に、複数のユニットが共通の基板20に組み付けられる。それゆえに、接続装置200も、接続装置140,170と同様の作用及び効果を奏する。
【0118】
接続装置140又は200において、接続装置170における開口38を有する第2の部材を複数のカバー150又は204の上に共通に配置してもよい。
【0119】
接続装置140,170,200において、第1の凹所156,184をプローブ142,190に個々に対応されてプローブの変形部の少なくとも一部を受け入れる複数の溝からなる凹所としてもよい。この場合、そのような溝は、針押えの長手方向に間隔をおいて並列的に伸びる。第1及び第2の凹所156及び160並びに184及び188は1つの凹所であってもよい。接続装置140において、第1の凹所156を複数の溝からなる凹所とする代わりに、スペーサ154の開口162をそのような溝としてもよい。
【0120】
本発明は、上記実施例に限定されない。たとえば、プローブは、弧状、コ字状、U字状、L字状、V字状、W字状等、単純な形状とすることができる。また、上下の側を上記した実施例と逆にした状態で用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試験用補助装置の第1の実施例を示す平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って得た断面図である。
【図3】図1に示す試験用補助装置の基板を取り外した状態の一部の底面図である。
【図4】図1の4−4線に沿って得た断面図である。
【図5】被検査体を補助装置に配置したときのプローブの状態を説明するための断面図である。
【図6】被検査体をプローブに押圧したときのプローブの状態を説明するための断面図である。
【図7】図1に示す補助装置で用いるプローブの第1の実施例を示す図であって、(A)は正面図であり、(B)は左側面図である。
【図8】図1に示す補助装置で用いるプローブの第2の実施例を示す図であって、(A)は正面図であり、(B)は左側面図である。
【図9】試験用補助装置の第2の実施例の一部を示す断面図である。
【図10】試験用補助装置の第3の実施例の一部を示す断面図である。
【図11】図1に示す補助装置で用いるプローブの第3の実施例の一部を示す図である。
【図12】試験用補助装置の第4の実施例の一部を示す断面図である。
【図13】試験用補助装置の第5の実施例の一部を示す断面図である。
【図14】図13に示す補助装置で用いるプローブの一実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図15】図13に示す補助装置で用いるプローブの他の実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図16】試験用補助装置の第6の実施例の一部を示す断面図である。
【図17】図16に示す補助装置で用いるプローブの一実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図18】図16に示す補助装置で用いるプローブの他の実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図19】試験用補助装置の第7の実施例の一部を示す断面図である。
【図20】試験用補助装置の第8の実施例の一部を示す断面図である。
【図21】図20の21−21線に沿って見た図である。
【図22】図20の22−22線に沿って見た図である。
【図23】試験用補助装置の第9の実施例の一部を示す断面図である。
【図24】図23の平面図である。
【符号の説明】
10,70,100,120,140,170,200 試験用補助装置
12 被検査体
14 本体
16 電極部
20 基板
22,50,52,54,60,72,102,112,122,132,142,190,202 プローブ
24,90,152,182 針押え
26,80,150,172,204 カバー
28 導電性部
30,74,144,192,206 針先部
31,76,146,194 変形部
32,78,104,114,124,134,148,196,208 針後部
34 押え棒
36 弾性材料層
38 開口
40,82 スロット
42,84 凹所
44,86 仕切り壁
46 ねじ部材
156,160 第1及び第2の凹所
158 スロット
184,188 第1及び第2の凹所
186 スロット[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrical connection device used for testing a flat test object such as an integrated circuit and a liquid crystal display panel.
[0002]
[Prior art]
Inspection or testing of the electrical characteristics of a package or molded semiconductor device, particularly an integrated circuit (IC), generally involves testing an electrical connection device such as a test socket or test socket for removably mounting the semiconductor device. This is performed using the device.
[0003]
As one type of this type of connecting device, a crank-shaped contact, in which a needle tip portion that is in contact with a lead (electrode portion) of a semiconductor device and a needle rear portion that is connected to a conductive portion of a substrate are bent in opposite directions, that is, Some use a probe (Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-229949). In this conventional connection device, each probe is attached to a common needle holder with an adhesive at the center between the needle tip and the needle rear so that the needle tip extends upward and the needle rear extends downward. Is done.
[0004]
However, this conventional connection device requires skill in assembling such as attaching a probe to a needle holder, soldering a rear portion of a needle to a conductive portion of a substrate, and also requires an effective range of the probe (from the tip of the probe). Due to the large length dimension (up to the point of contact with the conductive part), there is a limit to increasing the frequency of the electrical signal used for the test.
[0005]
As another connection device, there is a device using a Z-shaped or annular plate-shaped probe (US Pat. No. 5,336,094, US Pat. No. 5,388,996). However, in this conventional auxiliary device, since each probe is pressed against the electrode portion of the device under test at its arc-shaped deformed surface portion, even if the deformed surface portion is pressed against the electrode portion of the device under test, the deformed surface portion with respect to the electrode portion is not affected. Since the rubbing action caused by the displacement of the electrodes does not occur, a film such as an oxide film existing in the electrode portion is not effectively removed, and as a result, good electrical contact between the probe and the electrode portion is not obtained. .
[0006]
As one of the connection devices for testing the electrical characteristics of a packaged or unmolded semiconductor device, particularly an IC chip, there is a device using a probe bent in a C-shape (Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 5-299483). However, in this conventional connection device, since each probe is merely maintained in the socket by its spring force, both ends of the C-shape of the probe must be further curved, so that the shape of the probe is complicated and expensive. is there.
[0007]
[Problem to be solved]
Therefore, in the electrical connection device for testing a device under test, when the tip of the probe is pressed against the electrode portion of the device under test, the probe is reliably elastically deformed without retreating and the electrode portion of the device under test is It is important that the probe has a simple shape, is stable, is compatible with high-frequency tests, and is easy to manufacture, despite providing an effective rubbing effect on the probe.
[0008]
[Solutions, actions, and effects]
The connection device of the present invention includes a plurality of probes each of which electrically connects the electrode portion and the conductive portion, and an assembling device that attaches the probes to the substrate in parallel. Each probe has a deformed portion curved in an arc shape, a stylus tip which is a stylus tip following one end of the deformed portion and has a tip pressed against an electrode portion of the device under test, and a probe other than the deformed portion. It is a blade type probe having a needle rear part following an end part. The assembling device is a recess extending in the arrangement direction of the probe, the recess having an arc-shaped inner surface facing the retreat preventing portion facing forward and preventing the retreat of the probe, and the deforming portion or the An elastically deformable needle holding portion that contacts the inner surface, the deformed portion, and the rear end portion so that at least a part of the needle rear portion contacts the conductive portion. The probe further includes a rear end surface that is in contact with the anti-backup portion.
[0009]
Although the probe has a deformed portion, its shape is simpler and less expensive than a conventional C-shaped probe. In addition, a part of the probe is disposed between the substrate and the needle holder, and the probe is in contact with the conductive part and the needle holder at least at a part of the deformed part or the needle rear part. This stabilizes the probe and facilitates the assembly of the connection device.
[0010]
In each probe, the tip of the needle tip is pressed against the electrode portion of the device under test. As a result, the overdrive acts on each probe, but each probe does not retreat because the probe is in contact with the retraction preventing portion at the rear end.
[0011]
For this reason, each probe is surely elastically deformed at a portion closer to the needle tip than the contact portion with the conductive portion, or each probe is surely elastically deformed at the needle holding portion, so that the tip ends to the electrode portion. Displaced. As a result, a part of the film such as an oxide film existing in the electrode portion is scraped (or scraped) by the tip of the needle tip, and the probe and the electrode portion are maintained in a good electrical connection state. .
[0012]
The effective range of the probe is on the tip side of the contact portion with the conductive portion. For this reason, the effective range of the probe is smaller than that of the conventional probe, the leakage of the electric signal between the adjacent probes is small, and the probe is suitable for the high frequency test.
[0013]
The probe may have an outer portion that extends in an arc shape and that contacts the conductive portion when at least the electrode portion is pressed against a needle tip. Thereby, the contact portion of the outer portion with the conductive portion changes toward the needle tip side as the pressing force by the test object increases.
[0014]
The assembling apparatus includes one or more covers assembled to the board, the covers having the recesses, and the recesses being open to the side of the board; and an arrangement direction of the probes received in the recesses. And a needle holder having the needle holder. As a result, since the needle holder is not displaced with respect to the cover, the probe is more stabilized, and the assembling work is easier.
[0015]
The cover further includes a plurality of slots spaced apart in a longitudinal direction of the needle holder, the slots being open to the substrate side and the object to be inspected and communicating with the recess. The tip of each probe can penetrate the slot and project its tip out of the slot. Accordingly, the position of the needle tip in the probe arrangement direction is regulated by the slot, so that the probe is more stabilized and the assembling work is easier.
[0016]
Instead of the above, the cover further includes a plurality of slots that are open to the substrate side and communicate with the recesses, the plurality of slots being spaced in the longitudinal direction of the needle holder. Can arrange at least a part of the deformation portion in the slot. Also in this case, since the position of the probe in the arrangement direction of the probe is regulated by the slot, the probe is further stabilized, and the assembling work is easier.
[0017]
The probe may include a rear end surface contacting the anti-backup portion. However, a stopper disposed on the cover to form the retraction preventing portion may be provided on the assembling device.
[0018]
In a preferred embodiment, the probe is curved in an arc at least at the deformation.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Referring to FIGS. 1 to 6, an
[0020]
The device under
[0021]
The auxiliary device or
[0022]
The
[0023]
As shown in FIG. 7, each
[0024]
Each
[0025]
However, each
[0026]
Each
[0027]
However, the
[0028]
The
[0029]
Each
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
Each
[0037]
In the illustrated example, the
[0038]
The
[0039]
In a state where the
[0040]
In the assembled state, each
[0041]
Since each
[0042]
At the time of inspection, the
[0043]
When the
[0044]
However, when the
[0045]
As a result, the tip of each
[0046]
As shown in FIG. 6, when the
[0047]
This slippage is a movement in which the
[0048]
According to the
[0049]
Referring to FIG. 9, the
[0050]
That is, when the
[0051]
Referring to FIG. 10, the
[0052]
Also in the embodiment shown in FIG. 10, the
[0053]
Referring to FIG. 11, the
[0054]
According to the
[0055]
In each of the above embodiments, a needle holder having a semi-cylindrical shape may be used instead of the
[0056]
Referring to FIG. 12, a
[0057]
The deforming
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
[0061]
The
[0062]
Each
[0063]
The connecting
[0064]
In a state in which the
[0065]
When the tip of the
[0066]
The force for retreating the
[0067]
The
[0068]
Referring to FIG. 13, the connecting
[0069]
Each
[0070]
The tip portion of the
[0071]
The inner portion of the rear end of the
[0072]
The connecting
[0073]
Instead of using a plurality of independent probes in the
[0074]
Each
[0075]
Therefore, the
[0076]
The common needle
[0077]
Therefore,
[0078]
The inside portion of the rear end of each
[0079]
The connecting device using the
[0080]
Referring to FIG. 16, a connecting
[0081]
As shown in FIG. 17, each
[0082]
The
[0083]
The needle
[0084]
Similarly to the
[0085]
Instead of using a plurality of independent probes in the
[0086]
Each
[0087]
Therefore, the
[0088]
The
[0089]
The
[0090]
The connecting device using the
[0091]
In the above embodiment, the cover is formed by a single member, but the cover may be formed by a plurality of members. For example, the cover may be formed by a plate-like member having an
[0092]
Referring to FIG. 19, a
[0093]
The needle
[0094]
The needle
[0095]
The
[0096]
Each cover 150 is essentially a cover body. For this reason, an auxiliary member having the
[0097]
The
[0098]
The plurality of
[0099]
The cover 150 is placed on the
[0100]
Each of the
[0101]
In the illustrated example, the cover 150 does not include a slot for receiving the
[0102]
In the
[0103]
According to the
[0104]
The
[0105]
Modifications of the
[0106]
Referring to FIGS. 20 to 22, the
[0107]
The
[0108]
The cover main body, that is, the
[0109]
The
[0110]
Each
[0111]
The
[0112]
The
[0113]
Since the connecting
[0114]
At this time, since the rear end of the
[0115]
Another modification of the
[0116]
Each
[0117]
Similarly to the
[0118]
In the
[0119]
In the
[0120]
The present invention is not limited to the above embodiment. For example, the probe may have a simple shape such as an arc, a U, a U, an L, a V, a W, and the like. Further, the upper and lower sides may be used in a state where the upper and lower sides are reversed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a first embodiment of a test auxiliary device according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 in FIG.
FIG. 3 is a bottom view of a part of the test auxiliary device shown in FIG. 1 with a substrate removed.
FIG. 4 is a sectional view taken along line 4-4 in FIG. 1;
FIG. 5 is a cross-sectional view for explaining a state of a probe when an object to be inspected is arranged in an auxiliary device.
FIG. 6 is a cross-sectional view for explaining a state of the probe when the test object is pressed against the probe.
FIGS. 7A and 7B are diagrams showing a first embodiment of a probe used in the auxiliary device shown in FIG. 1, wherein FIG. 7A is a front view and FIG. 7B is a left side view.
FIGS. 8A and 8B are diagrams showing a second embodiment of the probe used in the auxiliary device shown in FIG. 1, wherein FIG. 8A is a front view and FIG. 8B is a left side view.
FIG. 9 is a sectional view showing a part of a second embodiment of the test auxiliary device.
FIG. 10 is a sectional view showing a part of a third embodiment of the test auxiliary device.
FIG. 11 is a view showing a part of a third embodiment of the probe used in the auxiliary device shown in FIG. 1;
FIG. 12 is a sectional view showing a part of a fourth embodiment of the test auxiliary device.
FIG. 13 is a sectional view showing a part of a fifth embodiment of the test auxiliary device.
14A and 14B are diagrams showing an embodiment of a probe used in the auxiliary device shown in FIG. 13, wherein FIG. 14A is a plan view, FIG. 14B is a front view, and FIG. 14C is a right side view. .
15A and 15B are diagrams showing another embodiment of the probe used in the auxiliary device shown in FIG. 13, wherein FIG. 15A is a plan view, FIG. 15B is a front view, and FIG. 15C is a right side view. is there.
FIG. 16 is a sectional view showing a part of a sixth embodiment of the test auxiliary device.
17 is a view showing one embodiment of a probe used in the auxiliary device shown in FIG. 16, wherein (A) is a plan view, (B) is a front view, and (C) is a right side view. .
18A and 18B are diagrams showing another embodiment of the probe used in the auxiliary device shown in FIG. 16, wherein FIG. 18A is a plan view, FIG. 18B is a front view, and FIG. is there.
FIG. 19 is a sectional view showing a part of a seventh embodiment of the test auxiliary device.
FIG. 20 is a sectional view showing a part of an eighth embodiment of the test auxiliary device.
FIG. 21 is a view taken along line 21-21 of FIG. 20;
FIG. 22 is a view taken along line 22-22 of FIG. 20;
FIG. 23 is a sectional view showing a part of a ninth embodiment of the test auxiliary device.
FIG. 24 is a plan view of FIG. 23;
[Explanation of symbols]
10, 70, 100, 120, 140, 170, 200 Test auxiliary device
12 Inspection object
14 Body
16 Electrode section
20 substrates
22, 50, 52, 54, 60, 72, 102, 112, 122, 132, 142, 190, 202 Probe
24,90,152,182 Needle holder
26,80,150,172,204 cover
28 conductive part
30,74,144,192,206 Needle tip
31,76,146,194 Deformed part
32, 78, 104, 114, 124, 134, 148, 196, 208 Needle rear
34 Presser bar
36 elastic material layer
38 opening
40,82 slots
42,84 recess
44,86 partition wall
46 Screw member
156,160 first and second recesses
158 slots
184,188 First and second recesses
186 slots
Claims (10)
それぞれが前記電極部と前記導電性部とを電気的に接続する複数のプローブと、該プローブを前記基板に並列的に組み付ける組み付け装置とを含み、
各プローブは、弧状に湾曲された変形部と、該変形部の一端部に続く針先部であって被検査体の電極部に押圧される先端を有する針先部と、前記変形部の他端部に続く針後部とを備えるブレードタイプのプローブであり、
前記組み付け装置は、前記プローブの配列方向へ伸びる凹所であって前記プローブの後退を防止する前向きの後退防止部及び前記後退防止部に向く弧状の内面を有する凹所と、前記変形部又は前記針後部の少なくとも一部を前記導電性部に接触させるべく、前記内面と前記変形部と前記後端部とに接触する弾性変形可能の針押え部とを有し、
前記プローブは、さらに、前記後退防止部に接触された後端面を備える、電気的接続装置。A device for electrically connecting a plurality of electrode portions of the test object and a conductive portion formed on one surface of the substrate,
A plurality of probes each electrically connecting the electrode portion and the conductive portion, and an assembling device for assembling the probes in parallel to the substrate,
Each probe has a deformed portion that is curved in an arc shape, a needle tip that is a needle tip that follows one end of the deformed portion and has a tip that is pressed against an electrode portion of the device under test, A blade type probe having a needle rear portion following the end portion,
The assembling device is a recess extending in the arrangement direction of the probe, the recess having an arc-shaped inner surface facing the retreat preventing portion facing forward and the retreat preventing portion for preventing the retreat of the probe, and the deforming portion or the deforming portion. An elastically deformable needle pressing portion that contacts the inner surface, the deformed portion, and the rear end portion to contact at least a part of the needle rear portion with the conductive portion,
The electrical connection device, wherein the probe further includes a rear end surface that is in contact with the anti-backup portion.
各プローブの針先部は前記スロットを貫通してその針先を前記スロットの外に突出させている、請求項5に記載の接続装置。The cover further includes a plurality of slots spaced apart in the longitudinal direction of the needle holder, the slots being open to the substrate side and the test object side and communicating with the recess.
6. The connection device according to claim 5, wherein the probe tip of each probe penetrates the slot and projects the probe tip out of the slot.
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