JP3576487B2 - Control system for disengaging clutch when automatic sliding door stops - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライドドアを停止した際にクラッチの切断制御を行うオートスライドドアのドア停止時のクラッチ解除制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両には、ドア開口部を開閉するスライドドアが設けられており、このスライドドアを電動で開閉制御するオートスライドドア制御装置が装備されている。
【0003】
このオートスライドドア制御装置では、ドア全閉及びドア全開時にモータと噛み合い式の電磁クラッチをOFFした後、モータを所定時間反転駆動させて、前記電磁クラッチの噛み合いを外すものが知られている(特開平10−280806号公報参照)。
【0004】
また、この発明以外には、モータを停止する際に、一旦モータをこれまでの回転とは逆方向に所定時間(所定量)だけ回転(反転)させて、クラッチの解除を行うようにしたものが知られている(特開平9−279943号公報参照)。この発明のクラッチは、噛み合い式の電磁クラッチではなく、モータをいずれかの方向に回転すると、その方向に機械的に係合し、この係合方向と逆に回転することで、機械的な係合が外れるのもである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなオートスライドドア制御装置において、前述したいずれの場合も、モータを単に反転するものであり、モータ停止時の状態で、例えばモータの駆動力、クロージャーの駆動力、又は坂道でのドア荷重等による力の加わり方で、クラッチオフした後に、どちらの方向に力が加わって噛み合っているか分からないため、反転されても噛み合いが外れないことがあった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、モータ停止時の状態による影響を受けること無く、噛み合い式のクラッチを確実に切断することができるオートスライドドアのドア停止時のクラッチ解除制御装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のオートスライドドアのドア停止時のクラッチ解除制御装置にあっては、スライドドアを開閉作動するモータからの駆動力が、噛み合い式の電磁クラッチを介して伝達されるオートスライドドアにおいて、前記モータを停止して前記電磁クラッチへの通電を遮断した後に、前記モータを短時間両回転方向に作動して前記電磁クラッチを切断状態にするクラッチ切断手段を備えている。
【0008】
すなわち、スライドドアを停止する際には、モータが停止されるとともに電磁クラッチへの通電が遮断された後、短時間前記モータが両回転方向に作動され前記電磁クラッチが切断状態とされる。
【0009】
このドア停止時において、前記電磁クラッチに力が加えられていない場合には、電磁クラッチへの通電を遮断した時点で、電磁クラッチが切断状態となる。また、力が加えられ電磁クラッチ内のギヤ(歯)が噛み合った状態であっても、モータの反転又は再反転のいずれかで噛み合いが離れ、当該電磁クラッチ内蔵のスプリングによって切断状態となる。このとき、モータ反転時に電磁クラッチが切断された場合には、切断状態であることから、再反転した際に再び噛み合うことはない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるオートスライドドアのドア停止時のクラッチ解除制御装置を装備した車両1を示す図であり、この車両1の車体の側部には、乗降用開口部2及びステップ3が設けられているとともに、前記乗降用開口部2を開閉するスライドドア4が設けられている。また、前記乗降用開口部2の周囲には、車体に固着されたウエザーストリップが設けられ、スライドドア4が閉じられた際、ウエザーストリップがスライドドア4と当接し、雨水等の車室内への侵入を防いでいる。
【0011】
前記スライドドア4は、車両1前方側における上端が、前記乗降用開口部2の上縁に沿って移動するアッパーローラ11に支持されており、下端は前記ステップ3の側面12に沿って移動するロアローラ13に支持されている。また、車両後方側の中央部は、車両前後方向に移動するリアローラ14に支持されており、前記乗降用開口部2を全開にした全開位置から全閉にした全閉位置まで移動できるように構成されている。前記スライドドア4内には、クロージャーユニット15が設けられており、前記スライドドア4の前縁部には、前記クロージャーユニット15への電源の供給を受ける受給端子16が設けられている。また、前記乗降用開口部2の車両前方側の縁部を形成するピラー17には、前記受給端子16と対を成す供給端子18が設けられており、前記スライドドア4が全閉直前位置に移動された位置より、前記受給端子16と接続され、前記クロージャーユニット15へ電源を供給できるように構成されている。そして、前記スライドドア4は、前記ロアローラ13の上部が、前記ステップ3の側面12より延出した牽引部材19に固定されており、この牽引部材19に牽引されて車両前後方向へ移動されるように構成されている。
【0012】
この牽引部材19が延出する前記ステップ3の内部は、図2にて破線で示すように、前記牽引部材19を介して前記スライドドア4を移動する移動機構21が設けられている。該移動機構21は、前記牽引部材19の端部を支持する支持部材22と、該支持部材22が設けられた歯付ベルト23と、該ベルト23を前記ステップ3の側面12に沿って移動可能に支持する第1及び第2のガイドプーリ24,25と、前記ステップ3のコーナー部26に設けられるとともに前記ベルト23を移動させる歯付駆動プーリ27とにより構成されている。
【0013】
該駆動プーリ27は最終リダクションギヤ31に軸結合されており、該最終リダクションギヤ31は、駆動プーリ側伝達ギヤ32に噛合されている。また、前記移動機構21には、駆動モータ33が設けられており、該駆動モータ33は、その駆動力をウォームギヤ減速機34及び中間ギヤ35を介して、モータ側伝達ギヤ36に伝達する。該モータ側伝達ギヤ36及び前記駆動プーリ側伝達ギヤ32は、噛み合い式の電磁クラッチ37の上下に設けられている。
【0014】
この電磁クラッチ37は、前記モータ側伝達ギヤ36と駆動プーリ側伝達ギヤ32との間を断続するクラッチであり(図示省略)、前記モータ側伝達ギヤ36の回転軸には、凹凸を有するモータ側歯(ギヤ)が接続されており、このモータ側歯の先端側には、モータ側歯の凹凸に噛合する凹凸を有したドア側歯(ギヤ)が配置されている。このドア側歯は、内臓のコイルが通電された際の電磁作用によって、前記モータ側歯の凹凸に噛合した接続状態を形成するとともに、前記コイルへの通電が遮断された際に、内臓のスプリングの付勢力によって、前記モータ側歯の凹凸から離れた切断状態を形成できるように構成されている。そして、このドア側歯の軸部には、前記駆動プーリ側伝達ギヤ32が接続されている。
【0015】
前記歯付駆動プーリ27近傍には、後述するスライドドア回転センサ53の設置場所が設定されており、スライドドア4の手動による開閉時もスライドドア位置、移動速度や移動方向を検出できるように前記電磁クラッチ37よりも駆動プーリ27側に設けられている。このスライドドア回転センサ53は、公知の接点式二相エンコーダを用いているが、正転逆転(移動方向)を検出できるようにした光センサでも良い。
【0016】
これにより、前記電磁クラッチ37がオン制御された際には、前記駆動モータ33と前記駆動プーリ27とが接合された接合状態が形成される一方、オフ制御された際には、前記駆動モータ33と前記駆動プーリ27とが切り離された切断状態が形成され、前記スライドドア4を手動により開閉できるように構成されている。そして、前記駆動モータ33及び前記電磁クラッチ37は、図3に示すように、車両1に設置されたオートスライドドアユニット38に接続されている。
【0017】
このオートスライドドアユニット38は、ROM及びRAMを内蔵したマイコンM(マイクロコンピュータ)を中心に構成されており、サーキットブレーカー41を介して、前述した駆動モータ33を駆動するバッテリー42に接続されるとともに、マイコン駆動用のエレクトリック電源43に接続されている。また、前記オートスライドドアユニット38には、イグニッションスイッチ44が接続されるとともに、該イグニッションスイッチ44との間には、セレクトレバーがPレンジに選択された際にオン作動するシフトPスイッチ45と、フットブレーキが操作された際にオン作動するストップランプスイッチ46とが接続されている。さらに、前記オートスライドドアユニット38には、メインスイッチ47が接続されており、該メインスイッチ47が操作されることにより、前記スライドドア4の駆動が可能となるように構成されている。
【0018】
また、前記オートスライドドアユニット38には、車速を検出するスピードセンサ51と警報ブザー52とが接続されているとともに、スライドドア回転センサ53が接続されている。該スライドドア回転センサ53は、エンコーダを備えてなり、該エンコーダは、第1パルス出力54と第2パルス出力55を備えている。両パルス出力54,55から出力されるパルスは、前記スライドドア4の移動速度の上昇に伴い周期が短くなるように構成されるとともに、前記スライドドア4の移動方向に応じた位相のパルスを出力するように構成されている。また、前記スライドドア回転センサ53には、前記エンコーダの回転数から前記スライドドア4の速度や位置等を検出するとともに、該スライドドア4が全開又は全閉位置に達した際に信号を出力する反転検知出力56及びマイコンMと電圧を合わせるアースとしてのGNDライン57が設けられ、前記オートスライドドアユニット38に接続されている。
【0019】
さらに、前記オートスライドドアユニット38には、パーキングブレーキが操作された際にオン作動するパーキングスイッチ61と、スライドドア4を開作動させる際に操作されるスライドドア開スイッチ62と、閉作動させる際に操作されるスライドドア閉スイッチ63と、前記スライドドア4が全閉された際にオフ作動する全閉位置検出スイッチとして設けたスライドドアスイッチ64とが接続されているとともに、前記クロージャーユニット15へ電源の供給を行う第1及び第2供給出力65,66が前記供給端子18に接続されている。これら第1及び第2供給出力65,66には、通過する電流を測定して前記マイコンMへ伝達する作動電流検出部67が接続されている。
【0020】
また、18は前記供給端子であり、スライドドア4が全閉直前位置から全閉位置にあるとき前記受給端子16と接続される。
【0021】
前記供給端子18から電源供給を受ける前記クロージャーユニット15の制御部71には、車体のストライカにロックされたスライドドア4側のラッチを駆動してロック状態を解除するラッチ解除アクチュエータ72と、前記ラッチがストライカにロックされる直前のハーフロック状態(ハーフラッチ)を検出して作動するハーフスイッチ73と、前記ラッチがストライカにロックされた状態を検出して作動するフルロックスイッチ75とが接続されている。また、クロージャーユニット15には、前記ハーフロック状態にあるスライドドア4を、前記フルロック状態まで引き込むスライドドアクロージャーモータ76が接続されている。さらに、前記スライドドアクロージャーモータ76が作動する前の元の位置(ニュートラル位置)に戻った状態のスライドドアクロージャーモータ76のニュートラル状態を検出して作動するニュートラルスイッチ74が設けられている。
【0022】
以上の構成にかかる本実施の形態において、スライドドア4を停止する際の動作を、図4に示すフローチャートに従って説明する。
【0023】
すなわち、スライドドア開又は閉スイッチ62,63が操作され自動開又は閉作動されている間、あるいはスライドドア4を所定量手で開操作又は閉操作することで、スライドドア回転センサ53の第1及び第2パルス出力54,55からのパルスが出力され、このパルスに基づきスライドドア4が所定量手動開又は手動閉操作されたことが確認された際にスライドドア4が自動開又は自動閉作動に移行されることにより、スライドドア4が自動開又は自動閉作動されている間は、駆動モータ33に出力するデューティー出力のデューティー比を制御して、スライドドア4を一定速度で駆動する(ステップS1:以下ステップ表示省略)。
【0024】
そして、前記各スイッチ62,63によって作動されたか否かを判断し(S2)、スイッチ操作による場合には、作動途中で、そのスイッチがオフされたか否かを判断する(S3)。このとき、対応するスイッチがオフされた際には、駆動モータ33を停止するとともに電磁クラッチ37の接続状態を維持して(S4)、前記ステップS2へ移行する。また、前記ステップS2にて、スイッチ操作により作動されていないと判断された場合、又は前記ステップS3にて、作動途中にスイッチがオフされなかった場合には、ステップS5へ分岐する。
【0025】
このステップS5では、スライドドアスイッチ64の状態からスライドドア4が全閉に達したか否かを判断し、達していた場合には、駆動モータ33への通電を遮断して駆動モータ33を停止した後、電磁クラッチ37への通電を遮断する(S6)。この状態で、駆動モータ33が閉方向に作動するように、駆動モータ33へ短時間(一瞬)通電した後(S7)、当該駆動モータ33への通電を遮断する(S8)。そして、駆動モータ33が開方向に作動するように、駆動モータ33へ短時間(一瞬)通電した後(S9)、当該駆動モータ33への通電を遮断して(S10)、各処理を終了する。
【0026】
このとき、車両1が平坦な場所に停車され、前記電磁クラッチ37のモータ側歯及びドア側歯に力が加えられていない場合には、電磁クラッチ37への通電を遮断した時点で、内臓スプリングの付勢力によって、内臓のドア側歯の凹凸がモータ側歯の凹凸から離れて切断状態となる。
【0027】
一方、力が加えられ電磁クラッチ37内のドア側歯の凹凸とモータ側歯の凹凸とが噛み合った状態であっても、駆動モータ33を閉方向又は開方向のいずれかに短時間回転した際に、その噛み合いを外すことができ、当該電磁クラッチ37内蔵のスプリングによって切断状態を形成することができる。このとき、モータ正転時(閉方向に回転した時)に電磁クラッチ37が切断された場合には、切断状態であることから、反転(開方向に回転)した際に再び噛み合うことはない。
【0028】
このように、ドア側歯及びモータ側歯(ギヤ)の噛み合いを外して切断状態を形成する噛み合い式の電磁クラッチ37を用いた場合において、力が加えられドア側歯(ギヤ)及びモータ側歯(ギヤ)が噛み合った状態であっても、駆動モータ33を正転又は反転させることで、噛み合いを外して切断状態を形成することができる。
【0029】
したがって、モータ駆動力、クロージャー駆動力、坂道によるドア荷重等の力が、どちら側に加わっているか分からない場合であっても、モータ停止時の状態による影響を受けること無く、電磁クラッチ37を確実に切断状態にすることができる。
【0030】
そして、前記ステップS5にて、スライドドア4が全閉に達していない場合には、エンコーダの第1及び第2パルス出力54,55がカウントされてなる累積パルスからスライドドア4が全開位置に到達したか否かを判断する(S11)。全開位置に達していない場合には、前記ステップS1に分岐して一定速度制御を行う一方、全開位置に到達していた場合には、ステップS12に移行する。
【0031】
このステップS12では、駆動モータ33へのデューティー出力を調整して、スライドドア4を短時間閉方向に微力で作動させ、全開位置よりほぼ前記リヤローラ14の図外のローラ寸法分閉位置に設けられたチェッカーに限りなく近い位置へ移動させた後、駆動モータ33への通電を遮断して駆動モータ33を停止し、電磁クラッチ37への通電を遮断する(S13)。この図外のチェッカーは、スライドドア4のガイドレールの全開位置よりほぼローラ寸法分閉方向に設けられ、スライドドア4開閉作動時、スライドドア4側に設けられたローラが通過するとき、ローラに押されてローラの通過を許容し、ローラ通過後チェッカーのリターンスプリング等の弾発力がガイドレール中に突出し、このスプリング力でローラが閉方向に移動しないように掛止するものである。その後、駆動モータ33が短時間開方向に作動するように、駆動モータ33へ短時間(一瞬)通電し(S14)、当該駆動モータ33への通電を遮断して(S15)、各処理を終了する。
【0032】
ここで、本実施の形態においては、全開位置移動後のスライドドア4を微力で閉方向に移動することによって、スライドドア4をチェッカーに限りなく近づけて停止させており、チェッカーとスライドドア4のローラとの間に空間を置かないようにし、全開後のスライドドア4へ加わった外力によって、この空間分の移動力や惰性がチェッカーに加わらないようにし、このチェッカーをローラが閉側に乗り越えることを防止している。
【0033】
このため、全開時の電磁クラッチ37オフ後において、ステップS7,S9に示したように、駆動モータ33を閉方向及び開方向に作動した場合、このチェッカーを乗り越える恐れがあるため、全開時におけるドア停止時制御(S12〜S15)は、前記ステップS6〜S10と異なる制御としている。
【0034】
なお、本実施の形態にあっては、スライドドアが開閉途中(半開)で停止しないもの、すなわち、開操作されると全開まで、閉操作されると全閉まで駆動するものを例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無く、半開で停止する場合に、前述したドア停止時制御(S6〜S10)を行っても良い。
【0035】
また、前記チェッカーが無い場合や、チェッカーが有っても全開時、全開位置に達した後、閉方向に微力で短時間作動させる制御を行っていない場合は、同様に、全開時に、前述したドア停止時制御(S6〜S10)を行っても良い。
【0036】
さらに、前述したドア停止時制御(S6〜S10)では、短時間正転後反転させたが、逆に短時間反転後正転させるようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のオートスライドドアのドア停止時のクラッチ解除制御装置にあっては、ギヤ(歯)の噛み合いを外して切断状態を形成する噛み合い式の電磁クラッチにおいて、力が加えられギヤ(歯)が噛み合った状態であっても、モータ停止、電磁クラッチをオフした後、モータを正転及び反転させることで、噛み合いを外して切断状態を形成することができる。
【0038】
したがって、モータ駆動力、クロージャー駆動力、坂道によるドア荷重等の力が、どちら側に加わっているか分からない場合であっても、モータ停止時の状態による影響を受けること無く、電磁クラッチを確実に切断状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA矢示図である。
【図3】同実施の形態にかかるブロック図である。
【図4】同実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 スライドドア
33 駆動モータ
37 噛み合い式の電磁クラッチ
38 オートスライドドアユニット
M マイコン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic sliding door clutch release control device that performs clutch disconnection control when a sliding door is stopped.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicle is provided with a slide door that opens and closes a door opening, and is equipped with an automatic slide door control device that electrically controls the opening and closing of the slide door.
[0003]
This automatic sliding door control device is known in which when the door is fully closed and the door is fully opened, the electromagnetic clutch of the engagement type with the motor is turned off, and then the motor is reversely driven for a predetermined time to release the engagement of the electromagnetic clutch. See JP-A-10-280806).
[0004]
Further, in addition to the present invention, when the motor is stopped, the clutch is disengaged by rotating (reversing) the motor once for a predetermined time (predetermined amount) in a direction opposite to the previous rotation. (See Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-279943). The clutch of the present invention is not a mesh type electromagnetic clutch, but when a motor is rotated in either direction, it is mechanically engaged in that direction and rotates in the opposite direction to provide a mechanical engagement. It is also the case.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such an automatic sliding door control device, in any of the cases described above, the motor is simply reversed, and when the motor is stopped, for example, the driving force of the motor, the driving force of the closure, or the sloping road. Depending on how a force is applied due to a door load or the like, after the clutch is disengaged, it is not known in which direction the force is applied to engage, so the engagement may not be released even if the clutch is reversed.
[0006]
The present invention has been made in view of such a conventional problem, and is not affected by a state at the time of stopping the motor, and is capable of reliably disengaging the meshing type clutch when the door of the automatic sliding door is stopped. It is an object of the present invention to provide a clutch release control device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, in the clutch release control device of the present invention when the door of the automatic sliding door stops, the driving force from the motor that opens and closes the sliding door is transmitted via a meshing electromagnetic clutch. The automatic sliding door includes a clutch disengaging means for stopping the motor to cut off the power supply to the electromagnetic clutch, and then operating the motor in both rotation directions for a short time to disengage the electromagnetic clutch. .
[0008]
That is, when stopping the slide door, the motor is stopped and the energization to the electromagnetic clutch is cut off, and then the motor is operated in both rotation directions for a short time to put the electromagnetic clutch into a disconnected state.
[0009]
If no force is applied to the electromagnetic clutch when the door is stopped, the electromagnetic clutch enters a disconnected state when the power supply to the electromagnetic clutch is cut off. Further, even when a force is applied and the gears (teeth) in the electromagnetic clutch are in mesh with each other, the mesh is released by either reversing or reversing the motor, and the clutch is disconnected by a spring built in the electromagnetic clutch. At this time, if the electromagnetic clutch is disconnected at the time of motor reversal, it is in a disconnected state, so that it does not mesh again when reversing.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a
[0011]
The upper end of the slide door 4 on the front side of the
[0012]
A
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
In the vicinity of the
[0016]
Thus, when the
[0017]
The automatic sliding door unit 38 is mainly composed of a microcomputer M (microcomputer) having a built-in ROM and RAM, and is connected via a
[0018]
Further, a
[0019]
Further, the automatic sliding door unit 38 includes a
[0020]
[0021]
The
[0022]
In the present embodiment according to the above configuration, an operation when the slide door 4 is stopped will be described with reference to a flowchart shown in FIG.
[0023]
In other words, while the slide door open /
[0024]
Then, it is determined whether or not each of the
[0025]
In this step S5, it is determined from the state of the slide door switch 64 whether or not the slide door 4 has been fully closed, and if so, the power supply to the
[0026]
At this time, when the
[0027]
On the other hand, even when the force is applied and the unevenness of the door-side teeth in the
[0028]
As described above, in the case of using the meshing type
[0029]
Therefore, even when it is not known to which side the motor driving force, the closure driving force, or the door load due to the slope is applied, the electromagnetic clutch 37 can be securely mounted without being affected by the state when the motor is stopped. Can be cut off.
[0030]
If it is determined in step S5 that the sliding door 4 has not reached the fully closed position, the sliding door 4 reaches the fully open position from the accumulated pulses obtained by counting the first and second pulse outputs 54 and 55 of the encoder. It is determined whether or not it has been performed (S11). If the full-open position has not been reached, the process branches to step S1 to perform constant speed control, while if the full-open position has been reached, the process proceeds to step S12.
[0031]
In this step S12, by adjusting the duty output to the
[0032]
Here, in the present embodiment, the slide door 4 after moving to the fully open position is moved in the closing direction with a slight force to stop the slide door 4 as close as possible to the checker. Make sure that there is no space between the rollers and that the external force applied to the sliding door 4 after full opening does not apply the moving force and inertia of this space to the checker. Has been prevented.
[0033]
For this reason, if the
[0034]
In the present embodiment, an example in which the sliding door does not stop in the middle of opening and closing (half open), that is, a device that drives to fully open when opened and to fully closed when closed is taken as an example. Although described above, the present invention is not limited to this, and the above-described door stop-time control (S6 to S10) may be performed in the case where the door stops halfway open.
[0035]
Also, when the checker is not provided, or when the checker is fully opened at the time of full opening even when the checker is attained, and the control for short-time operation in the closing direction is not performed after reaching the fully opened position, similarly, at the time of full opening, the above described Door stop control (S6 to S10) may be performed.
[0036]
Further, in the above-described door stop control (S6 to S10), the reversal is performed after the short-time inversion, but the reversal may be performed after the short-time inversion.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, in the clutch release control device when the door of the automatic sliding door is stopped according to the present invention, a force is applied to the engagement type electromagnetic clutch that disengages the gears (teeth) to form a disconnected state. Even if the gears (teeth) are engaged, the engagement can be released and a disconnected state can be formed by stopping the motor, turning off the electromagnetic clutch, and then rotating and reversing the motor.
[0038]
Therefore, even when it is not known to which side the motor driving force, the closure driving force, or the door load due to the sloping road is applied, the electromagnetic clutch is surely not affected by the state when the motor is stopped. It can be in a disconnected state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an arrow A of FIG. 1;
FIG. 3 is a block diagram according to the embodiment;
FIG. 4 is a flowchart showing an operation of the embodiment.
[Explanation of symbols]
4
Claims (1)
前記モータを停止して前記電磁クラッチへの通電を遮断した後に、前記モータを短時間両回転方向に作動して前記電磁クラッチを切断状態にするクラッチ切断手段を備えたことを特徴とするオートスライドドアのドア停止時のクラッチ解除制御装置。In an automatic sliding door in which a driving force from a motor that opens and closes the sliding door is transmitted through a meshing electromagnetic clutch,
An automatic slide, comprising: clutch disengaging means for stopping the motor to cut off the power supply to the electromagnetic clutch, and then operating the motor for a short time in both rotation directions to disengage the electromagnetic clutch. Control system for releasing the clutch when the door stops.
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