JP3573949B2 - 組電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば大型リチウム二次電池等が電気的に接続された電気自動車用組電池の構造及び組電池収容体に関するものであり、詳しくは複数の電池が電気的に接続された組電池の構造及び組電池用収容体に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の素電池が集合して電気的に接続された組電池が従来から知られている。この組電池は、最近、残容量表示等の付加機能を加え、多様な用途へ対応するべく電圧や容量を異にする様々な形状の組電池が生産され、携帯用電源として市場に流通している。
【0003】
このような組電池の新しい用途として、近年電気自動車用が加わりつつある。電気自動車用組電池は、常に振動が加わる状態で使用されるので、素電池内部における集電片の破断や集電溶接部の破断等の構造破壊、素電池を電気的に接続した接続タブの破断等の振動による不具合が発生しないようにしたいという耐振動性面での要請がある。さらに、素電池性能の劣化原因となる素電池の温度上昇を防止するべく、素電池から発生する熱を外部に排出する構造にしたいという放熱面での要請もある。
【0004】
前述した耐振動性面での要請に応えるべく開発されたものとして、従来、例えば特開平6−203823号公報に記載のものがある。この技術によると、素電池は内部の集電体と集電片とを圧迫接続するという素電池内部の構造を変更して発電部材を素電池内に弾性的に保持させ、もって、従来は問題であった振動が加わった際に溶接固定された集電片に応力が加わり切断するという問題を解決している。しかし、この圧迫接続法式では素電池内部の構造の変更が不可欠であるため、素電池を製造するための部品及び素電池製造工程の一部変更が必要であった。
【0005】
また、耐振動性面での要請に応える他の方法としては、振動を緩衝するためのゴムにより素電池を収容体内部に固定する構造が一般的に知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平6−203823号公報に開示された圧迫接続方式の素電池は前述したように耐振動性は高いが、従来の溶接方式に比べ集電片と集電体との電気的接続が十分でないために接続部の抵抗が増大し、大電流放電の際は電圧降下が大きいため電池容量が低下する等の電池特性における問題があり、これを使用した組電池は従来品を使用した組電池より性能が低下するという問題がある。
【0007】
また、素電池を収容体内部にゴムにより固定する方法では振動には強いが、ゴムの熱排出能力が低いために、組電池内の素電池が充放電することにより発生する熱による素電池の性能劣化を抑制することができない。
【0008】
つまり従来の技術では、例えば従来型の組電池において、耐振動性の向上が必要な場合、素電池自身を新規なものに変更する必要があった。しかもこの電池では大電流を取り出そうとすると内部抵抗が高いために電圧降下が大きくなることにより素電池の容量が減少し、これを用いた組電池は性能が低いという問題があった。
【0009】
さらに、素電池をゴムにより収容体内で固定する方法では、組電池内の素電池の熱が効率的に排出されないために熱による素電池の性能劣化を抑制することができず、組電池の性能が低いという問題があった。
【0010】
本願発明は係る実状に鑑み考え出されたものであり、その目的は従来の内部構造を有する素電池を用いながら振動および素電池より生じる熱による性能の低下を抑制した、高性能な組電池を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の組電池は、電気的に接続された複数の素電池が電池収容体に固定されており、前記電池収容体内壁と前記素電池の空間に緩衝部材を備える。
【0012】
本発明によると、組電池内の緩衝部材が熱伝導性の弾性体である。これにより、緩衝部材によって耐振動性面での要請に応えることができながらも、素電池より発生した熱が緩衝部材を介して容易に排出される。
【0013】
また、本発明によると、前述の構成に加えて、前記緩衝部材がゴムに金属粒子が混入されたものからなる。
【0014】
前述の構成によれば、緩衝部材の形状を自由に設定することができる。このため既存の組電池への採用が容易で、改造費用を低く抑えた製材性に優れる組電池を提供することができる。
【0015】
また、本発明によると、前述の構成に加え、前記緩衝部材はアルミニウム、あるいは銅からなる金属粒子を含んでいる。
【0016】
前述の構成によれば、素電池に発生した熱を効率よく収容体に伝えることができる。このため素電池の熱による性能低下を抑制することができる。また、市場において比較的廉価であり入手が容易なものを用いているため、廉価な緩衝部材の作製が容易である。
【0017】
また、本発明によると、前述の構成に加え、前記緩衝部材が、スチレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ウレタンゴムの1つまたは2つ以上を含む。
【0018】
前述の構成によれば、緩衝部材として十分な特性を有しながら、金属粒子とのなじみがよいために金属粒子の凝集が起こりにくく特性の一定した緩衝部材が得られるため、品質の安定した組電池を提供することができる。
【0019】
また、本発明によると、前述の構成に加え、前記緩衝部材の厚みが2〜15mmである。
【0020】
前述の構成によれば、小体積で熱の排出に効果のある緩衝部材として十分な特性を有する。厚さ2mm未満では緩衝部材としての特性が十分でなく、15mm以上では熱排出の効果が薄れ、また組電池としてのエネルギー密度の低下を招く。このため小体積の緩衝部材を用いたエネルギー密度の高い組電池を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る組電池及び組電池用収容体の構造を説明するための分解斜視図である。この組電池は、組電池を収容するための樹脂製の組電池容器4と、複数(図面上では3個)の素電池1と、緩衝部材3と、樹脂製の収容体蓋部5とから構成されている。
【0025】
素電池1は電池接続片2により接続され、複数の素電池1が電気的に接続された状態となる。電気的に接続された素電池1の両側面に緩衝部材3を敷設し、収容体容器4に横向きに収容させた状態で収容体蓋部5により蓋することにより、組電池10が構成されている。また、この緩衝部材は粒径50μm〜100μmのアルミニウム粒子が30重量%混入されたスチレンゴムで構成されている。
【0026】
収容体容器4内で両端に位置する素電池1には電流を取り出すための電流取り出し部2aが接続され、収容体蓋部5外方に突出しており、組電池より電流を取り出すことができるよう構成されている。
【0027】
このような電気的に接続された素電池1の上下に緩衝部材3を敷設し、収容体容器4に挿入保持させた状態で収容体蓋部5により蓋した状態が図2に示されている。本発明に係る組電池の完成した状態が図2に示すものである。
【0028】
図3は組電池の他の例を示す一部切り欠き斜視図である。この図3に示す組電池において、図1、図2に示したものとの相違点は、緩衝部材3が素電池1の周囲に連続して設けられている点である。このように素電池1の側面に緩衝部材3が設けられることにより素電池1の上下方向よりの振動に対して耐振動性が向上する。また、緩衝部材を介した伝熱により素電池に生ずる熱が効率よく排出されるために素電池の劣化が抑制され、組電池の高性能化が可能となる。
【0029】
【実施例】
本発明の実施例を素電池の作製と組電池の組み立てという項目に分け、実験に基づいてより具体的に説明する。
【0030】
(素電池としてのリチウム二次電池の作製)
まず、正極活物質としてコバルト酸リチウムを用いアルミニウム箔を集電体とする正極板と、負極活物質として黒鉛を用い銅箔を集電体とする負極板を、イオン透過性のポリオレフィン製の微多孔膜を介して対抗するようスパイラル状に多数回巻き取り、電極群本体を作製した。その後電極群を、支持電解質として6弗化燐酸リチウムを1Mの濃度で含むエステル系有機電解液と共に電池缶に挿入し、素電池1であるΦ65×300mmの250Wh級リチウム二次電池を作製した。
【0031】
(組電池の組み立て)
前記の方法にて作製した3本の素電池1を1本×3本となるよう配置し、接続片2により直列に接続した。電気的に接続された素電池1の両側面に、粒径50μm〜100μmのアルミニウム粒子を30重量%含有するスチレンゴムからなる厚さ14mmの緩衝部材3を敷設し、収容体容器4と収容体蓋部5からなる収容体内に密封し、組電池10を組み立てた。
【0032】
(比較例)
上述の本実施例の組電池10との性能の比較を行うため、比較例としての組電池を作製した。この比較例の組電池は、金属粒子が何ら混入されていないスチレンゴムのみからなる緩衝部材3を使用する以外は本実施例のものと同様にして作製されたものである。このようにして準備された本実施例の組電池と比較例の組電池の性能を試す以下の実験1〜3を行った。
【0033】
(実験1)
実験1では、緩衝部材の材質と、組電池の放電容量及び素電池温度の関係を調べた。実験方法としては、緩衝部材の材質が異なる各組電池を用いて下記の条件で振動試験を行い、振動試験前後に下記の条件で充放電試験を行った。
【0034】
まず充放電試験として、組電池を25℃の恒温槽内に設置し、組電池の電圧が12.3Vになるまで8.75Aで充電した後、組電池の電圧が8.1Vになるまで70Aで放電を行った。尚、電池温度を中央の素電池側面に貼り付けた熱電対により測定し、放電時の最高到達温度を放電最高温度として記録した。
【0035】
その後振動試験として、室温にて振動試験器の試料固定部に素電池が横向き姿勢となるよう組電池を固定し、素電池の横方向に周波数100Hz振幅4cmの振動を1時間加えた。
その後、振動試験後の容量を確認するために上記の方法で充放電試験を行った。
【0036】
表1に振動試験の結果、即ち緩衝部材の材質の異なる組電池における振動試験前後の放電容量を示した。表1において、いずれの組電池も振動試験後も充放電が可能であり、金属粒子含有の有無に関わらず同等の放電容量を示した。この事から金属粒子が混入された緩衝部材を使用しても何ら不具合のないことがわかる。
【0037】
【表1】
【0038】
表2に充放電試験の結果、即ち緩衝部材の材質の異なる組電池における振動試験前後の放電最高温度を示した。表2より、緩衝部材はゴム単独よりも金属粒子を含有したほうは素電池温度が低く、その効果は振動試験前後にわたり有効であるということがわかる。
【0039】
【表2】
【0040】
(実験2)
この実験2では、緩衝部材の材質と、組電池の充放電サイクル特性の関係を調べた。実験方法としては、緩衝部材の材質が異なる実施例及び比較例の組電池を用いて下記の条件で充放電サイクル特性試験を行った。
【0041】
組電池を25℃の恒温槽内に設置し、組電池の電圧が12.3Vになるまで8.75Aで充電した後、組電池の電圧が8.1Vになるまで70Aで放電するサイクルを100回繰り返すという条件で充放電サイクル特性試験を行った。この充放電サイクルにおける初回放電容量に対する100サイクル後の放電容量の比率をサイクル特性値とした。
【0042】
この結果を図4及び表3に示す。図4には緩衝部材の材質の異なる組電池の充放電サイクルに伴う容量変化を、また、表3にはサイクル特性値を示した。図4より、緩衝部材がゴム単独よりも金属粒子を含有したものの充放電サイクルに伴う容量低下が抑制されており、金属粒子の混入が有効であることが実証された。また、表3より、緩衝部材が金属粒子を含有することによりサイクル特性値が10%以上向上することがわかる。
【0043】
【表3】
【0044】
(実験3)
実験3では、緩衝部材の厚みと、組電池の電池特性の関係を調べた。実験方法としては、本実施例の組電池における緩衝部材の厚みを様々に変化させながら前述の条件で振動試験を行い、振動試験後に前述の条件で充放電試験を行った。
【0045】
この結果を図5に示す。図5に緩衝部材の厚みの異なる組電池の振動試験後の放電容量を示している。この図5から、緩衝部材の厚みが2mm以上では放電容量の増加が認められた。2mmよりも薄い場合に組電池性能が低下する原因を調べるために実験後組電池を解体して調査した結果、緩衝部材が2mmよりも薄い場合には素電池内部で活物質の集電体からの脱落が確認された。また、緩衝部材の厚みが15mmを超えても放電容量の増加は認められなかった。このことより、緩衝部材としての有効性の点から緩衝部材厚みが2mm以上であり、組電池のエネルギー密度向上の観点から緩衝部材の厚みは15mm以下で十分効果を有していることがわかる。
【0046】
金属粒子を含有したゴムである緩衝部材は素電池毎に対応して個別に設けられるだけでなく、例えば図3に示すように連結された形状のものでもよい。また、素電池から電気的接続が可能となるよう孔を穿設するなどの細工が施された緩衝部材を素電池周囲に敷設し、緩衝部材の周囲に配置した接続タブにより電気的に接続させる構造であってもよい。
【0047】
緩衝部材に含有される金属粒子の形状は、材料強度の維持向上の観点より亀裂成長末端であるクラックの発生の抑制に有利ななだらかな面で構成されたものが好ましく、更に望ましくは球状である。
【0048】
また、緩衝部材に含有される金属粒子の粒径が50μm〜100μm程度であると金属粒子がゴム中で容易に分散するため、安定した物性の緩衝部材を容易に作製することができる。
【0049】
緩衝部材の作製方法としては、比重の異なる原材料を用いて互いに均一分散させる必要があるため、原材料として粉末状のゴムと金属粒子を用いて、これらを粉末同士で攪拌混合したのち成型する方法により作製することが望ましい。
【0050】
尚、緩衝部材の母材である金属粒子が混入されたゴムは、スチレンブタジエンゴムやビニルピリジンスチレンブタジエンゴム、スチレンイソプレンスチレンゴム等のスチレンゴムや、ブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム等のビニルゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、更にそれらのジカルボン酸ビニルモノマー等によるカルボン酸変性物、水素化物等を単独あるいは複数種を混合して用いることが可能である。
【0051】
また、本発明に開示される収容体容器は、特開平9−86188号公報に開示される組電池収容体のような空冷用の孔を有する必要はない。このことにより、従来品と同形状の組電池が設計可能となるため、収容体の形状変更に伴う多額の費用が発生もなく、現行の組電池に容易に採用可能であり汎用性に優れている。また組電池内部に不純物が侵入することもなく、組電池の性能を良好に保持することが可能である。
【0052】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
【0053】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、組電池は電池収容体内壁と前記素電池の空間に熱伝導性の弾性体よりなる緩衝部材を備えているため、緩衝部材による緩衝作用により耐振動性面での要請に応えることができながらも、素電池より発生した熱を緩衝部材を介して容易に排出することができ、熱による素電池の性能低下が抑制された組電池を提供することができる。また、このような耐振動性及び放熱性の両要請に応えるにおいて、必ずしも素電池の内部構造の変更を必要としないため、従来の素電池製造部品及び製造工程を変更しなくてすむ利点もある。
【0054】
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、前記緩衝部材が金属粒子を含むゴムであるため、緩衝部材の形状を自由に設定することができる。このため既存の組電池への採用が容易で、改造費用を低く抑えた組電池を提供することができる。
【0055】
請求項3記載の本発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加え、前記緩衝部材はアルミニウム、あるいは銅からなる金属粒子を含んでいるため、素電池に発生した熱を効率よく収容体に伝えることができ、素電池の熱による性能低下を抑制し、さらに高性能な組電池を提供することができる。また、市場で入手が容易であるため緩衝部材の作製も容易である。
【0056】
請求項4記載の本発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加え、前記緩衝部材が、スチレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ウレタンゴムの1つまたは2つ以上からなるため、緩衝部材として十分な特性を有しながら金属粒子とのなじみがよいために金属粒子の凝集が起こりにくく、特性の一定した緩衝部材が得られ品質の安定した組電池を提供することができる。
【0057】
請求項5に記載の本発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記緩衝部材の厚みが2〜15mmであるため、小体積で熱の排出に効果のある緩衝部材として十分な特性を有する。このため小体積の緩衝部材を用いたエネルギー密度の高い組電池を提供することができる。
【0058】
請求項6に記載の本発明によると、熱伝導性の緩衝部材を備えた収容体であるため緩衝部材を介して素電池で発生する熱が効率よく排出される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における組電池の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例における組電池の構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例における組電池の構造の別形態を示す部分切り欠き斜視図である。
【図4】材質の異なる緩衝部材を用いた組電池の充放電サイクル特性を示すグラフである。
【図5】厚みの異なる緩衝部材を用いた組電池の振動試験後の放電容量を示すグラフである。
【符号の説明】
1 素電池
2 電池接続片
2a 電流取り出し部
3 緩衝部材の一例としての金属粒子含有ゴム製板
4 収容体容器
5 収容体蓋部
10 組電池
Claims (1)
- 複数の素電池が電気的に接続され電源として用いられる組電池であって、
複数の素電池と
前記素電池を収容する収容体と、
前記収容体内に収容された前記素電池と当該収容体の内壁面との間に介在し、熱伝導性の弾性体からなる緩衝部材とを有し、
前記緩衝部材が金属粒子を含むゴムからなり、
前記金属粒子がアルミニウム粒子または銅粒子を20〜40重量%含み、
前記ゴムが、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴムの1つまたは2つ以上からなり、
前記緩衝部材の厚みが2mm〜15mmである、組電池。
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