JP3572520B2 - Nursing bathtub - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高齢者や障害者を入力させることができる介護浴槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の介護浴槽は、例えば特開2001−269384号のように、浴槽本体の上部に昇降式の吊り床を設け、入浴者を吊り上げた吊り床上に寝かせ、その後に吊り床を浴槽本体内に降下させて湯に浸して入浴させ、その後に吊り床を浴槽本体内より吊り上げて入浴させていた。
【0003】
又は、例えば特開2000−271184号公報に記載された発明のように、介助椅子のまま浴槽本体に収納し、水圧で浴槽本体を傾けて、あるいはハンドルをまわして摺動ナットを回転させ、螺刻シャフトを移動させてスチールワイヤーを引っ張って浴槽本体を傾けて浴槽内に水を入れて入力させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の方法では、吊り床を備えるのみならず吊り床を昇降させる機構が必要であり、構造が複雑であった。
【0005】
また、不安定な吊り床を昇降させるため、入浴者に不安感を与えることが避けられず、昇降速度などの調整も困難であった。
【0006】
更に、後者の方法でも浴槽本体を傾けるためには、水圧ポンプが必要であり構造も複雑であった。更に、手動で傾ける際にも、ハンドルをかなり回転させたければ浴槽を傾けられず、構造も複雑であり、傾けるまでに多くの労力を必要としていた。
【0007】
更に、ワイヤーで浴槽を引っ張る構成であるため、水を定常的に扱う浴槽に使用すると、ワイヤーの錆等による劣化、切断の虞があった。
【0008】
また、浴槽を傾ける機構が複雑であるため、動作速度の微調整や中断、再開が困難であり、動きが急激だったり、速度変化があったり、あるいはなかなか動かなかったりしており、入浴者に不安感を与えてしまっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した課題を解決することを目的として成されたものであり、入浴者を収納した状態であっても、入浴者の状態を確認しながらわずかの力で浴槽を自己の意思通りに自在に入浴状態にすることができる介護浴槽を提供することを目的とする。そして、係る目的を達成する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0010】
即ち、浴槽本体と、前記浴槽本体を当該浴槽本体底部中央近傍で揺動可能に係止する係止部と前記浴槽本体を入浴状態位置に位置決め規制可能な位置決め部とを備える基部とを備える介護浴槽であって、前記浴槽本体内に入浴者を収納した状態で前記浴槽本体を前記係止部を支点として前後に重量バランスをとるバランス機構部を備えて微力での前記浴槽本体の揺動を可能とし、前記基部の係止部は、先端部近傍に前記浴槽本体底部を揺動可能に軸支する軸受け孔部が配設された浴槽軸支部材を前記浴槽本体底部両側面近傍に立設してなり、前記基部の位置決め部は頂部が前記浴槽本体の揺動時に前記浴槽本体の頭部位置を入浴状態位置で係止位置まで立設してなることを特徴とする。
【0011】
そして例えば、前記バランス機構部は、少なくとも2本のスプリング部材を含み、前記スプリング部材の一方端部を前記浴槽本体底部の前記係止部より離間した前後底部に係止し、各スプリング部材の他端部をまとめて前記基部のまとめ位置に係止することを特徴とする。
【0012】
また例えば、前記バランス機構部のまとめ位置は入浴者の体重により移動可能とすることを特徴とする。あるいは、前記浴槽本体の入浴者収納時の足位置に入浴者の体重を測定する体重計を備え、前記入浴者の体重に従って前記まとめ位置を調整可能とすることを特徴とする。
【0013】
更に例えば、前記浴槽内側面に吸盤部で固定して入浴者を浴槽内に保持するための固定ベルト部材と、前記浴槽上部間に架け渡された入浴者がつかまるためのつかまり棒とを係止可能とすることを特徴とする。
【0014】
また例えば、前記浴槽本体頭部端には前記位置決め部に固定可能なロック機構が配設されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る一発明の実施の形態例について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
本実施の形態例の介護浴槽は、浴槽の中心を揺動支点として揺動し、かつ浴槽内に入浴者が入った場合でも前後の平衡バランスを保つようにバランス機構部が備えられており、浴槽を例えば片手であっても容易にかつ円滑に揺動させるここができる。
【0017】
即ち、本実施の形態例の浴槽は、入浴者が入浴姿勢で「弥次郎兵衛」のように浴槽底部中心近傍を支点として、前後に重量バランスを取っており、動力、水圧、電力も使用せずに手軽に介護する方が前部又は後部に手を添えて僅かな力を加えることにより入浴状態位置に揺動、あるいは入浴後であれば浴槽を傾斜状態に揺動させることができる。
【0018】
図1は本発明に係る一実施の形態例の介護浴槽の斜視図、図2は本実施の形態例の介護浴槽の正面斜視図、図3は本実施の形態例の浴槽本体の上面図である。
【0019】
以下図1乃至図3を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0020】
図において、100は浴槽本体200を揺動可能に係止する基部(脚部)、200は浴槽本体、310、320は浴槽本体200の重量バランスを取るためのオイルスプリングである。なお、オイルスプリングに限らず、ガススプリングであっても、あるいはばね部材などの弾性部材で構成したスプリングであっても良い。スプリングは液密に構成することにより耐用性が向上する。
【0021】
オイルスプリング310、320は、一方端部が浴槽本体200の上半身収納部204の底部位置と脚部収納部203の底部位置に係止され、他方端部がまとめて後述するスプリング係止板335に係止されている。
【0022】
330は中央部近傍にオイルスプリング310、320をまとめて係止するスプリング係止板335が固着されている基部100に前後に摺動可能に係止されている摺動バーである。
【0023】
350は調整ハンドル、351は調整ハンドル350に連結されている調整軸であり、調整軸351が回転することにより調整軸351に螺合されているシリンダ軸365がスプリング360のスプリング力に抗して図2の矢印方向に移動し、シリンダ軸365の端部に固着されている摺動バー330を摺動させる。
【0024】
摺動バー330が摺動すると、スプリング係止板335位置が移動し、オイルスプリング310、320のまとめ位置が変更となり、オイルスプリング310、320の応力を変更することができる。本実施の形態例では、シリンダ軸365に入浴者の体重に対応したスプリング係止板335位置決め位置を図2に示すように体重表示で表しており、入浴者の体重に対応したシリンダ位置となるようにハンドル350を回転させればよい。
【0025】
400は浴槽内の入浴湯を排出する配水管であり、途中に排水栓410が設けられている。排水栓410の開閉はレバー411の操作により行う。
【0026】
また、500は入浴者が入浴状態の時に手でつかまるためのつかまり棒である安全ソフトバーである。例えば高齢者になればなるほど人間の体は前かがみとなり、丸みを帯びてくる。このような状態の入浴者は体の前につかまるソフトバー500があることにより、手でつかんだ状態がちょうど母親の胎内にいる状態に近似した態勢となるため、一番安心できる体勢が無理なく取れるようになっている。
【0027】
なお、このソフトバー500の取っ手位置には弾性力で外方に突出可能なロックピンが配設されており、取っ手265のソフトバー位置に配設された孔部内にこのロックピンが嵌入されることによりソフトバー500が図1又は図2位置に係止される。
【0028】
ソフトバー500を取り外す場合にはロックピンをバー内に引っ込めてロックを外して引き抜ける。このソフトバーは、非使用時には浴槽本体側面に配設された筒状に成形されているソフトバー収納ケース262内に収納することが望ましい。
【0029】
また、610はデジタル体重計であり、浴槽本体200の足置き部203部分と連動して入浴者が入浴するためにこの足置き部203に乗ると自動的に体重測定が行われ、租規定体重が体重表示部650にデジタル表示される。このため介助者はこの体重計610の測定体重を参考として調整ハンドル350をまわしてシリンダ軸365を摺動させ、体重ごとにバランスの取れる位置が表示されているメモリを測定体重に合せる。
【0030】
なお、この体重計を備えていなくても、予め入浴者の体重が判明している場合には、スプリング移動ハンドル350をまわしてシリンダ軸365位置調整を行えば、浴槽本体のバランスが取れる。
【0031】
上記した基部100は、主にパイプ部材を整形して組み立てられている。底部フレームを形成するU字型部材110の底面側4箇所にアジャスターフット付のキャスタが配設されており、楽に移動できるようになっている。
浴槽内の床面はほとんど水の排水を考慮して作られているため、床面が水平ではなく、このアジャスターフットを供えることにより浴槽の水平を保つことが可能に構成されている。
なお、本実施の形態例ではアジャスターフットの設置底面に強化ゴムを配設して介護浴槽が床面を滑ることを防止しているため、安全性が確保されている。
【0032】
U字型部材110のU字型頭部側には浴槽本体200の頂部201を位置決め固定するための立設部材120が溶接などにより固着されており、頂部に浴槽本体200の安全ロック機構210を係止し、ロック状態を維持可能な受け機構125が設けられている。
【0033】
また、130はU字型部材110の補強部材であり、両側面のパイ部材に例えば溶接などにより固着されている。140はU字型部材110の両側面パイプに溶接などで立設されている浴槽軸支部材であり、先端部近傍には浴槽本体200を揺動自在に軸支するための軸160を軸支するための軸受け部を備えている。
【0034】
この浴槽軸支部材140の固着位置は、浴槽本体200を入浴状態としたときに、頭部201がちょうど立設部材120頂部に当接する位置とする。
【0035】
補強部材130には調整ハンドル350の回転に従って図2の矢印方向に摺動するシリンダ軸365の一方端がスプリング351を介して螺合されており、調整ハンドル350の回転に従ってこのシリンダ軸365が伸縮し、シリンダ軸365の他方端が接続されている摺動バー330が摺動し、摺動バー330に固着されているスプリング係止板335の位置が変化する。
【0036】
スプリング係止板335の位置が図2の右側方向に移動するとオイルスプリング320のスプリング力が高められ、オイルスプリング310のスプリング力が下がる。
【0037】
一方、摺動バー330を図2の左側方向に移動するとオイルスプリング310のスプリング力が高められ、オイルスプリング320のスプリング力が下がる。
【0038】
従って摺動バー330の位置をうまく調整すれば、浴槽本体200の左右のバランス力を調整することができ、入浴者の体重にかかわらず「弥次郎兵衛」のように軸160を軸支する軸受け部230を支点として、前後に重量バランスを取ることができる。
【0039】
このように本実施の形態例では、動力、水圧、電力などを何ら使用せずに、手軽に介護する方が前部又は後部に手を添えて僅かな力を加えることにより入浴状態位置に揺動、あるいは入浴後であれば浴槽を傾斜状態に揺動させることができる。
【0040】
本実施の形態例では、浴槽本体200は、足置き部203部分に比し底部中央部270が浅くなり上半身部分が再び深く形成しており、傾けた時にちょうど浴槽内に腰掛けることができるように浴槽内部が腰掛け状に形成されている。なお、中央部270の中間部は切欠状態に形成されており、例えば入浴者の陰部を洗い易くなっており、入浴者の清潔性を維持できるように構成されている。
【0041】
そして、足置き部203側の後部側面に体重計610を取り付けている。このため、入浴時には図1のように傾けた状態としておき、この浴槽本体を傾けた状態で入浴者が足置き部203に足をおいて立たせ、体重計610により体重を測れるように構成すると共に、その後速やかに浴槽内に腰掛けることができるようになっている。
【0042】
このように入浴者は無理な体勢を取ることなく浴槽内に入ることができ楽な状態で入浴に備えることができる。なお、261はシャワーフックである。
【0043】
図3の701、702は基部に吸盤が設けられ先端近傍にマジックファスナーが設けられたシートベルトであり、入浴者が浴槽内で浮かび上がるなどの不安定な位置になることを防止する。
【0044】
本実施の形態例のシートベルト701、702は吸盤で浴槽内に固定する構造であるため、入浴者に合せて製作した物を採用し、入浴の都度入浴者に合った物を選択して浴槽に取り付けている。
そして、シートベルト701、702の入浴者の肌に直接触れるマジックファスナーの裏面側にはウエットスーツなどに用いられているゴムスキンを使用して入浴者の体表面に接触した状態でもソフトですれることのない構造としている。
【0045】
このように不使用時には取り外すことができ、浴槽内の清掃の邪魔となることがない。同時に、吸盤で吸着させる位置を自由に設定できるため、入浴者の体型に合せて最適な部分にシートベルトをかけることができる。
【0046】
本実施の形態例の足置き部203は、滑り止め機能を有しており、入浴者が浴槽内に入る際に足を置く部分に取り付けられる。同じく入浴時に頭となる浴槽の頭部部分には枕205が取り付けられている。
【0047】
足置き部203と枕205とは、共に浴槽内に吸着された状態とすることで取り付けられており、端部を持ってはがすことにより自由に取り外しでき、再び取り付ける場合には取り付け位置に押し付けて浴槽との間の空気を排出することにより容易に吸着させることができる。このため、浴槽の清掃などの場合には取り外し、浴槽とは別に清掃することができ、清潔に保つことが可能に構成されている。
足置き部203の構造は以上の吸着する例に限定されず、浴槽の足を置く部位に直接ノースリップ加工を施して足置き部203を構成してもよい。この場合にはいちいちはがしたりする必要がなく、またずれたりすることもないものとできる。この場合であっても、清掃の妨げとなることも少ない。
【0048】
本実施の形態例では、浴槽本体200の底部中間部近傍、例えば図1に示す様な腰掛部分底部に基部100の浴槽軸支部材140に設けられた軸受け部間に軸着される軸160を貫通可能な軸受け部が形成された浴槽軸支部材230が形成されており、この浴槽軸支部材230の軸受け部に浴槽軸支部材140の軸受け部間に軸支される軸160を貫通させて軸160を支点として揺動可能に構成している。
この軸受け部を例えばステンレスベアリングを内蔵する構成とすることにより、一層スムーズに浴槽本体200を揺動させることができる。
【0049】
そして、単に揺動可能に構成するのみならず、浴槽本体200の前後の底部とスプリング係止板335間にオイルスプリング(若しくはエアースプリング)310、320を配し、このオイルスプリング310、320のスプリング力を利用して入浴者を浴槽内に収納した状態で前後の重量バランスが取れるように調整可能としたため、入浴者に浴槽内に入ってもらった状態で、例えば介助者が浴槽の頭部201をもって水平方向に寝かせようとした場合であってもほとんど無理な力を加えることなく介助者の希望する速度で浴槽を揺動させることができる構造となっている。
【0050】
即ち、従来のものでは、水圧を利用したシリンダなどで浴槽を揺動させる構造であるため、シリンダ内に入れる水量を自在に調整することは非常に困難であり、特に一度水平方向に倒しつつある状態から再び元に戻すことは複雑な操作が必要であり、非常な困難が伴う。
【0051】
浴槽端部に取り付けたワイヤーを引っ張る方法であっても揺動速度、方向の制御が困難であるほか、揺動制御中はワイヤーの制御に集中しなければならず、入浴者の状態を確認しながら揺動させることなどはほとんどできなかった。
【0052】
しかし、本実施の形態例によれば、わずかの力で揺動させることができると共に、揺動方向の制御も単に傾けたい方向に力を加えるのみでよく、介助者の意思通りの揺動制御が可能となる。
なお、取っ手265が設けられているため、ソフトバー500を固定するのみでなく、浴槽を移動させるような場合に、立設部120を押すのみでなく、この取っ手265部分をもって移動できる。
【0053】
以上の構成を備える本実施の形態例の介助浴槽を使用しての入浴時には、まず浴槽を入浴が可能な場所、例えば浴室などに移動させ、図1に示すように傾けて後部202側面(体重計配設面)が床面に接地する状態とする。
【0054】
入浴者の体型などから入浴時に入浴者が使用する入浴者に合ったシートベルト701、702を選択する。そして浴槽内の最適位置に吸盤を吸着させて取り付ける。なお、既に取り付けられている場合には必要な場合のみ取り付け位置を調整するのみで足りる。
【0055】
この状態で入浴者の体重を測定する場合には体重計610を体重測定モードに設定して入浴者の足を足置き部(体重計部分)に置いて立ってもらい体重測定を行う。体重測定結果はデジタル表示部650にデジタル表示される。
【0056】
そしてシートベルト701、702により入浴者を浴槽内に収納した状態にすると共にソフトバー500を取っ手265に固定し入浴者がつかめる状態とする。
【0057】
同時に入浴者の体重とシリンダ軸365の体重表示位置が許容範囲内に調整されているか否かを調べ、再調整が必要である場合には調整ハンドル350をまわしてシリンダ軸365の体重表示位置が許容範囲内にくるようにする。
【0058】
シリンダ軸365位置の調整により入浴者が浴槽内に入った状態で頭部側と足側の重量バランスが取れたいわゆる「弥次郎兵衛」状態となっているため、介助者がわずかの力を加えるのみで容易に浴槽を入浴状態位置に移行させることができる。
【0059】
この場合であっても、揺動させる速度は力のかけ具合で自在に調整することができ、揺動方向の変転も同様に行える。このため、介助者が入浴者とコミュニケーションを取りながら浴槽を揺動させることができ、入浴者に不安感を与えるようなこともない。
【0060】
しかも、このバランス機構も2つのオイルスプリング310、320という簡単な構造とできる。また、入浴者毎に最適バランス位置を把握しておけば、体重計がなくとも容易にバランスを取ることができる。
【0061】
浴槽本体200を水平方向に倒して入浴状態位置となったところで浴槽内に必要量の湯を入れる。このとき、排水栓410を閉接しておくことにより浴槽内に湯が溜まり入浴者を入浴させることができる。
なお、本実施の形態例では、浴槽本体200の入浴状態位置は、浴槽が水平状態より約5度程度立った状態にしている。これは、後述する入浴中に万一お湯があふれるようなことがあっても、足先方向端部より水をあふれさせ、入浴者に恐怖感などを与えることがなく、安全に排水を行えるようにするためである。
このため、例え排水栓410が詰まったり排水栓410のレバー411の操作を誤ったりして排水がうまく行えないような場合であっても、足のほうから流し出すことができ、頭部に水がたまって入浴者の頭部がお湯の中に沈んだりしておぼれることがないようにしている。なお、この入浴位置は5度程度の傾きのみに限定されるものではなく、適宜選択可能である。または、入浴中の洗う部位により傾きを変えられるようにしてもよい。
入浴中は、入浴者の体を洗うと共に、お湯をある程度の割合で出し続けた状態とし、洗剤などを流しながら、あるいは頭部を洗髪している場合にはお湯ですすぐなどする。
このため、入浴中は排水栓410のレバー411を操作してある程度のお湯を流し出す状態に制御し、給湯量と排水量のバランスを取るように制御する。
なお、例え一時的に給湯量が増えるなどした場合でも、上述したように浴槽本体200の足側がわずかに下がった状態であるため、お湯が足方向から流れ出るため、入浴者に恐怖感を与えるようなことがない。
【0062】
入浴が終了した場合には排水栓410のレバー411を操作して排水栓410をより広く開き浴槽内にある湯を排出し、再び頭部201などを持って浴槽を傾けて入浴者を腰掛状態にする。
そしてソフトバー500を外して収納部262に収納すると共に体を拭くなどしながらシートベルト701、702を取り外し足置き部203に立たせて浴槽外に移動してもらって入浴が終了する。
【0063】
なお、腰掛け状態において、不図示の安全ロック機構、例えば水平方向への変位を規制して浴槽の腰掛状態位置を維持する機構を備え、入浴者と共に浴槽を水平方向にする揺動開始時にこのロック機構を解除するように構成してもよい。これにより不用意に浴槽が動くのを防止できる。
【0064】
また、摺動シリンダ365を有せず、オイルスプリングを一箇所でまとめて固定した構成であってもある程度前後の重量バランスが取れた状態とすることができる。このため、完全にバランスが取れた状態に比べて多少力は必要であるが、浴槽を揺動させることができる。このため、廉価に製造しようとする場合には、体重により重量バランスを変化させるバランス調整機構を備えていない構造としても、複雑な機構を備えることなく手動で容易に浴槽を揺動させることができる。
【0065】
以上説明したように、人間は下半身に比し上半身が重く入浴者が入ると一定方向に過重がかかつてしまうことを例えばオイルスプリング(例えば油圧式ガススプリング)を取り付けることで相殺し、入浴者が入った浴槽を「弥次郎兵衛」のように、左右常にバランスの取れた状態とする構造としたため、わずかの力で容易に揺動させることが可能となった。
【0066】
特に誤差の少ない重量バランスを達成するために、オイルプリングが過重に対してオイル反力(ガススプリングではガス反力)が決まってしまうために入浴者の体重が大きく変わるとバランスが変化してしまう点を改善する構成を備え、オイルスプリングの接点を各人の体重に合わせ移動しセットするように構成し、必要に応じて浴槽の底の裏側にあたる部分に体重測定器を取り付けて入浴に先立って入浴者の体重を測れるようにして、この入浴者の体重を参考としてオイルスプリングによる過重の受ける位置を調整することで、オイルスプリングの接点を変え、一定の速度での過重抵抗を減少させたため、介助する方がわずかな力で浴槽を円滑に動かし操作することができる介助浴槽を提供できる。
【0067】
更に、この場合において、より強い力を加えればそれに対して浴槽の揺動速度も比例して早くでき、きめ細かな介助者の意思の通りに操作できる介助浴槽とできる。
【0068】
このように水圧シリンダや電気モーター、あるいはワイヤーで浴槽を引っ張って揺動させる場合のような複雑な構成が不要であるため、堅牢で使いやすく、安全性に優れ、また衛生面においても一人が入浴するごとに浴槽内のお湯を排出し、簡単かつ完全に清掃する介助浴槽とできる。
【0069】
本実施の形態例では、浴槽内を腰掛け状に形成して中央部を浅くしたため、入浴者が入り易いのみならず、必要なお湯の量も少なくできる。例えば、浴槽に60kgの人が入った場合、約80リットルのお湯で浴槽の約八分目まで満たすことができ、お湯の量を無理なく節約できる。
【0070】
以上説明したように本実施の形態例によれば、入浴者に合せて浴槽の中心を支点とした前後の重量平衡バランスを取るようにしたので、どのような体重の入浴者でも僅かな力で浴槽をより円滑に動かし操作することができる。より一層力を加えればそれに対応して浴槽本体200の揺動速度もあげることができ、揺動方向の反転も容易に行うことができる。
更に、本実施の形態例によれば、万一入浴中に浴槽内で入浴者が体調を崩すなどの緊急を要する事態となった場合であっても、浴槽のロック機構125を外してより一層の力を加えて浴槽本体200を起こせば、力を加えれば加えるほど高速での揺動が可能となり、入浴者を素早く浴槽での入浴状態から保護することができる。
なお、このとき、浴槽内にたとえお湯がたまっていても、足元から素早く排出でき、入浴者が浴槽外に飛び出るようなこともなく、また浴槽内に崩れ落ちるような事もなく、素早い対応が安全に行える。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、入浴者を収納した状態であっても、入浴者の状態を確認しながらわずかの力で浴槽を自己の意思通りに自在に入浴状態にすることができる介護浴槽を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態例の介護浴槽の斜視図である。
【図2】本実施の形態例の介護浴槽の正面斜視図である。
【図3】本実施の形態例の浴槽本体の上面図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a nursing tub that allows an elderly or disabled person to input.
[0002]
[Prior art]
A conventional nursing bathtub is provided with an elevating suspension floor at the top of the bathtub body, for example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-269384, and lays a bather on the suspended suspension floor, and then lowers the suspension floor into the bathtub body. The bath was immersed in hot water for bathing, and then the suspended floor was lifted from the bathtub body to take a bath.
[0003]
Alternatively, for example, as in the invention described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-271184, the sliding chair is stored in the bathtub body with the assistance chair, and the bathnut body is tilted with water pressure or the handle is turned to rotate the sliding nut, and The shaving shaft was moved, the steel wire was pulled, the bathtub body was tilted, water was put into the bathtub, and input was performed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the former method requires a mechanism for raising and lowering the suspended floor as well as providing the suspended floor, and the structure is complicated.
[0005]
In addition, since the unstable suspended floor is raised and lowered, it is inevitable to give the bather an uneasy feeling, and it is difficult to adjust the lifting speed and the like.
[0006]
Furthermore, even in the latter method, a water pressure pump is required to tilt the bathtub body, and the structure is complicated. In addition, when the handle is manually tilted, the bathtub cannot be tilted if the handle is required to be rotated considerably, the structure is complicated, and much labor is required until the handle is tilted.
[0007]
Furthermore, since the bathtub is configured to be pulled by a wire, if the bathtub is used for a bath that constantly handles water, there is a possibility that the wire may be deteriorated or cut due to rust or the like.
[0008]
In addition, because the mechanism for tilting the bathtub is complicated, it is difficult to fine-tune, interrupt, and resume the operation speed, and the movement is rapid, changes in speed, or does not move easily, I was giving anxiety.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made for the purpose of solving the above-described problems, and even in a state where the bather is stored, the bathtub can be moved according to one's own intention with a slight force while checking the state of the bather. It is an object of the present invention to provide a nursing bathtub that can freely enter a bathing state. For example, the following configuration is provided as a means for achieving the above object.
[0010]
That is, care provided with a bathtub body, a base having a locking portion for swingably locking the bathtub body near the center of the bottom of the bathtub body and a positioning portion capable of restricting the positioning of the bathtub body in a bathing position. A bathtub having a balance mechanism that balances the weight of the bathtub body back and forth with the locking portion as a fulcrum in a state in which a bather is stored in the bathtub body, and swings the bathtub body with a slight force. The locking portion of the base is provided with a bathtub supporting member provided with a bearing hole for pivotally supporting the bottom of the bathtub body in the vicinity of the distal end thereof, and the supporting member is erected near both sides of the bottom of the bathtub body. The positioning portion of the base portion is characterized in that a top portion stands up from a head position of the bathtub body to a locking position in a bathing state position when the bathtub body swings.
[0011]
And, for example, the balance mechanism portion includes at least two spring members, and locks one end of the spring member at a front and rear bottom portion separated from the locking portion of the bottom of the bathtub main body, and each of the other spring members The end portions are collectively locked at the collective position of the base portion.
[0012]
Further, for example, the combined position of the balance mechanism is movable according to the weight of a bather. Alternatively, a weight scale for measuring the weight of the bather is provided at the foot position of the bathtub body when the bather is stored, and the grouping position can be adjusted according to the weight of the bather.
[0013]
Further, for example, a fixing belt member fixed to the inner surface of the bathtub with a suction cup to hold a bather in the bathtub and a gripping rod for holding a bather spanned between the upper portions of the bathtub are locked. It is characterized in that it is possible.
[0014]
Further, for example, a lock mechanism that can be fixed to the positioning portion is provided at a head end of the bathtub body.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0016]
The nursing bathtub of the present embodiment is provided with a balance mechanism portion that swings around the center of the bathtub as a swinging fulcrum, and maintains a balance in front and rear even when a bather enters the bathtub, For example, the bathtub can be easily and smoothly swung even with one hand.
[0017]
That is, the bathtub of the present embodiment has a weight balance in front and back with the bather in the bathing posture, with the fulcrum near the center of the bottom of the bathtub as in "Yajirobei", and also uses power, water pressure, and electric power. The caregiver who easily cares for can swing the bathtub to the bathing position by applying a slight force to the front or the rear, or swing the bathtub to the inclined state after bathing.
[0018]
1 is a perspective view of a nursing tub according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a front perspective view of a nursing tub of the embodiment, and FIG. 3 is a top view of a bathtub body of the embodiment. is there.
[0019]
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
[0020]
In the figure,
[0021]
One end of the
[0022]
A
[0023]
[0024]
When the sliding
[0025]
[0026]
[0027]
Note that a lock pin that can protrude outward by elastic force is provided at a handle position of the
[0028]
When removing the
[0029]
[0030]
Even if the bath scale is not provided, if the weight of the bather is known in advance, if the position of the
[0031]
The above-described
Since the floor surface in the bathtub is made almost in consideration of drainage of water, the floor surface is not horizontal, and the bathtub can be kept horizontal by providing this adjuster foot.
In the present embodiment, safety is ensured because reinforced rubber is provided on the installation bottom surface of the adjuster foot to prevent the care tub from slipping on the floor surface.
[0032]
A standing
[0033]
[0034]
The fixing position of the bathtub
[0035]
One end of a
[0036]
When the position of the
[0037]
On the other hand, when the sliding
[0038]
Therefore, if the position of the sliding
[0039]
As described above, in the present embodiment, the caregiver who easily cares without using any power, water pressure, electric power, or the like swings to the bathing position by applying a slight force to the front or the rear with a hand. The bathtub can be swung in an inclined state if it is moving or after bathing.
[0040]
In the present embodiment, the bathtub
[0041]
The
[0042]
Thus, the bather can enter the bathtub without taking an unreasonable posture, and can prepare for bathing in a comfortable state. In addition, 261 is a shower hook.
[0043]
[0044]
Since the
The back of the magic zipper that directly touches the bather's skin on the
[0045]
Thus, when not in use, it can be removed and does not hinder cleaning of the bathtub. At the same time, the position where the suction is performed by the suction cup can be freely set, so that the seat belt can be put on the optimum portion according to the body shape of the bather.
[0046]
The
[0047]
The
The structure of the
[0048]
In the present embodiment, the
By forming the bearing portion to include, for example, a stainless steel bearing, the
[0049]
In addition to being simply swingable, oil springs (or air springs) 310 and 320 are arranged between the front and rear bottoms of the bathtub
[0050]
That is, since the conventional one has a structure in which the bathtub is swung by a cylinder or the like using water pressure, it is very difficult to freely adjust the amount of water to be put into the cylinder, and particularly, it is once being tilted once in the horizontal direction. Restoring from the state again requires complicated operations and is extremely difficult.
[0051]
Even with the method of pulling the wire attached to the end of the bathtub, it is difficult to control the swing speed and direction, and during swing control, you must concentrate on controlling the wire and check the condition of the bather. I could hardly rock it.
[0052]
However, according to the present embodiment, the rocking can be performed with a small force, and the control of the rocking direction can be performed by simply applying a force in a direction in which the user wants to tilt, and the rocking control is performed according to the intention of the caregiver. Becomes possible.
Since the
[0053]
At the time of bathing using the assistance bathtub of the present embodiment having the above-described configuration, first, the bathtub is moved to a place where a bath can be taken, for example, a bathroom, and tilted as shown in FIG. (The installation surface) is in contact with the floor.
[0054]
[0055]
To measure the weight of the bather in this state, the
[0056]
Then, the bather is stored in the bathtub by the
[0057]
At the same time, it is checked whether or not the weight of the bather and the weight display position of the
[0058]
Adjusting the position of the
[0059]
Even in this case, the swinging speed can be freely adjusted depending on the degree of application of the force, and the swinging direction can be similarly changed. For this reason, the assistant can swing the bathtub while communicating with the bather, and does not give the bather anxiety.
[0060]
In addition, this balance mechanism can also have a simple structure of two
[0061]
When the bathtub
In the present embodiment, the bathing state of bathtub
For this reason, even if the
While taking a bath, wash the bather's body and keep the hot water flowing at a certain rate. Rinse with hot water while washing detergent or washing the head.
For this reason, during bathing, the
In addition, even if the amount of hot water supply is temporarily increased, since the foot side of the
[0062]
When bathing is completed, the
Then, the
[0063]
In the seated state, a safety lock mechanism (not shown), for example, a mechanism for restricting displacement in the horizontal direction and maintaining the seated position of the bathtub is provided. The mechanism may be configured to be released. This can prevent the bathtub from moving carelessly.
[0064]
Further, even when the sliding
[0065]
As described above, the human body has a higher upper body than the lower body, so that when a bather enters the bather, the excess load is applied in a certain direction, for example, by installing an oil spring (for example, a hydraulic gas spring). The bathtub in which the bathtub is placed is always balanced between left and right like "Yajirobei", so it can be easily rocked with a little force.
[0066]
In particular, in order to achieve a weight balance with a small error, the oil reaction force (gas reaction force in a gas spring) is determined with respect to the overload of the oil pulling, so the balance changes when the weight of the bather changes significantly. It is equipped with a configuration to improve the point, the contact point of the oil spring is moved and set according to the weight of each person, and if necessary, attach a weight measuring device to the part on the back side of the bottom of the bathtub before bathing Because the weight of the bather can be measured, and by adjusting the position of the oil spring to receive the weight with reference to the weight of the bather, the contact point of the oil spring was changed and the load resistance at a constant speed was reduced. An assisting bathtub can be provided in which the assisting person can smoothly move and operate the bathtub with a small force.
[0067]
Further, in this case, if a stronger force is applied, the swinging speed of the bathtub can be increased in proportion thereto, so that the assistance bathtub can be operated according to a detailed caregiver's intention.
[0068]
This eliminates the need for a complicated structure such as a hydraulic cylinder, electric motor, or wire that pulls and swings the bathtub, making it robust, easy to use, excellent in safety, and one person bathing in hygiene. Every time you do, you can drain the hot water from the bathtub and make it an easy and complete cleaning bathtub.
[0069]
In the present embodiment, since the inside of the bathtub is formed in a seat shape and the central portion is made shallow, not only is it easy for bathers to enter, but also the amount of hot water required can be reduced. For example, when a person weighs 60 kg enters the bathtub, the bathtub can be filled with about 80 liters of hot water for about eight minutes, and the amount of hot water can be saved without difficulty.
[0070]
As described above, according to the present embodiment, the balance of weight before and after the center of the bathtub is set as the fulcrum according to the bather, so that even a bather of any weight can apply a slight force. The bathtub can be moved and operated more smoothly. If the force is further applied, the swing speed of the
Furthermore, according to the embodiment, even if the bather in the bath event during bathing has become a situation requiring emergency such ill, even more by removing the
At this time, even if hot water is stored in the bathtub, it can be quickly drained from the feet, no bather jumps out of the bathtub, and it does not fall into the bathtub, and quick response is safe. Can be done.
[0071]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even in a state in which a bather is stored, it is possible to freely set the bathtub to a bathing state according to one's own intention while checking the state of the bather. A nursing care tub can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a care bathtub according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front perspective view of a care bathtub according to the embodiment.
FIG. 3 is a top view of the bathtub body of the embodiment.
Claims (6)
前記浴槽本体内に入浴者を収納した状態で前記浴槽本体を前記係止部を支点として前後に重量バランスをとるバランス機構部を備えて微力での前記浴槽本体の揺動を可能とし、
前記基部の係止部は、先端部近傍に前記浴槽本体底部を揺動可能に軸支する軸受け孔部が配設された浴槽軸支部材を前記浴槽本体底部両側面近傍に立設してなり、前記基部の位置決め部は頂部が前記浴槽本体の揺動時に前記浴槽本体の頭部位置を入浴状態位置で係止位置まで立設してなることを特徴とする介護浴槽。A nursing tub comprising a bathtub body, a base having a locking portion for swingably locking the bathtub body near the center of the bottom of the bathtub body, and a positioning portion capable of positioning and controlling the bathtub body at a bathing position. So,
In the state where a bather is stored in the bathtub main body, the bathtub main body is provided with a balance mechanism that balances the weight back and forth with the locking portion as a fulcrum.
The locking portion of the base portion is provided with a bathtub supporting member provided with a bearing hole for pivotally supporting the bottom of the bathtub body in the vicinity of the distal end thereof, and standing upright on both sides of the bottom portion of the bathtub body. The nursing bathtub, wherein the positioning portion of the base portion has a top portion in which a top portion of the bathtub body stands up to a locking position in a bathing state position when the bathtub body swings.
前記入浴者の体重に従って前記まとめ位置を調整可能とすることを特徴とする請求項3記載の介護浴槽。A bath scale that measures the weight of the bather is provided at the foot position of the bathtub body when the bather is stored,
The care bathtub according to claim 3, wherein the grouping position can be adjusted according to a weight of the bather.
前記浴槽上部間に架け渡された入浴者がつかまるためのつかまり棒とを係止可能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の介護浴槽。A fixed belt member for fixing the bather to the inside of the bathtub with the suction cup fixed to the inside surface of the bathtub,
The nursing tub according to any one of claims 1 to 4, wherein the nursing tub can be engaged with a gripping rod for gripping a bather spanned between the upper portions of the tub.
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