JP3571157B2 - 巻取式フィルタ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は巻取式フィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の巻取式フィルタ装置では、巻取側濾材ロールの駆動回転により濾材を繰出側濾材ロールから引き出して巻取側濾材ロールに巻き取る方式を採用しているが、この従来方式では濾材に大きな張力が掛かることから、用途によって濾材種が低強度のものに制限される場合など濾材損傷を招くことがあった。
【0003】
そこで、低強度の濾材についても濾材損傷を効果的に防止した状態で濾材を円滑に送ることができる巻取式フィルタ装置として、図4及び図5に示すように、気体通過路Fを横断させるように繰出側濾材ロールYから巻取側濾材ロールXへ渡らせた濾材Eを、通過気体Aにより下流側の濾材搬送用の無端回動帯3に押し付け、かつ、繰出側濾材ロールY及び巻取側濾材ロールXの夫々を自重により無端回動帯3に押し付けた状態で、この無端回動帯3の駆動回転により、繰出側濾材ロールY及び巻取側濾材ロールXの従動回転を伴いながら、濾材Eを繰出側濾材ロールYの側から巻取側濾材ロールXの側に送って、従動回転の巻取側濾材ロールXに巻き取るものを先に提案した(特願平8−8645号参照)。
【0004】
そして、この提案装置では当初、無端回動帯3への押し付け状態で従動回転させる繰出側濾材ロールY及び巻取側濾材ロールXの夫々は、これらのロール軸5A,5Bを押付案内用の軸受け溝4A,4Bなどで遊転自在に受け止め支持するだけの単なる遊転ローラとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の提案装置では、濾材保護については所期目的を効果的に達成し得たものの、圧縮性や弾性を有する濾材の場合、濾材ロールX,Yにおける無端回動帯3への押し付け側部分(すなわち、圧縮側部分)と、これとは反対側の非圧縮側部分とでロール半径に差を生じてロール周速度に差が生じるため、無端回動帯3の駆動回転に伴うロール従動回転において、繰出側濾材ロールYで濾材Eに緩みを生じる傾向があり、この点、濾材繰り出しの安定性を高めて装置性能の向上を図る上で未だ改善の余地があった。
【0006】
また、濾材Eの繰り出し及び巻き取りの進行に伴う各濾材ロールX,Yのロール径の変化で、各濾材ロールX,Yの無端回動帯3に対する接触状態や接触位置が変化することにより、各濾材ロールX,Yの周速度が微妙に変化して繰出側濾材ロールYと巻取側濾材ロールXとの周速度関係が変化し、この為、繰出側濾材ロールYから繰り出した濾材Eに緩みを生じたり、また、巻取側濾材ロールXでの濾材巻き取りにムラや偏りを生じるといったこともあり、この点でも、濾材送り及び濾材巻き取りの安定性を高めて装置性能の一層の向上を図る上で改善の余地があった。
【0007】
以上の実情に対し、本発明の主たる課題は、押し付け側部分と非圧縮側部分とのロール半径の差に起因する繰出側濾材ロールでの濾材の緩みを効果的に防止し、また、無端回動帯に対する各濾材ロールの接触状態や接触位置の変化で繰出側濾材ロールと巻取側濾材ロールとの周速度関係が微妙に変化することに起因して、繰出側濾材ロールから繰り出した濾材に緩みを生じたり、巻取側濾材ロールでの濾材巻き取りにムラや偏りを生じるといったことも合わせ防止できるようにし、これにより、この種の巻取式フィルタ装置が有する高い濾材保護性能と相まって、全体としての装置安定性に極めて優れた巻取式フィルタ装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔1〕請求項1記載の発明では、濾材の送り構成として、気体通過路を横断させるように繰出側濾材ロールから巻取側濾材ロールへ渡らせた濾材を、通過気体により下流側の濾材搬送用の無端回動帯に押し付け、かつ、繰出側濾材ロール及び巻取側濾材ロールの夫々を付勢手段により無端回動帯に押し付けた状態で、この無端回動帯の駆動回転により、繰出側濾材ロール及び巻取側濾材ロールの従動回転を伴いながら、濾材を繰出側濾材ロールの側から巻取側濾材ロールの側に送る構成を採る。
【0009】
すなわち、この濾材送り構成によれば、濾材を無端回動帯により受け止め支持した状態で、濾材を無端回動帯の回転移動とともに巻取側濾材ロールの側へ送るから、また、この無端回動帯の駆動回転に対し、無端回動帯への押し付け状態で繰出側濾材ロール及び巻取側濾材ロールを従動回転させて、濾材の繰り出し及び巻き取りを行うから、巻取側濾材ロールの駆動回転だけで濾材を繰出側濾材ロールから引き出して巻取側濾材ロールに巻き取る従来一般の巻取式フィルタ装置に比べ、高い濾材保護性能を得ることができ、低強度の濾材についても濾材損傷を効果的に防止した状態で、濾材を繰出側濾材ロールから巻取側濾材ロールに送って巻取側濾材ロールに巻き取ることができる。
【0010】
そして、この濾材送り構成において、無端回動帯への押し付け側部分とこれとは反対側の非圧縮側部分とで生じるロール半径の差に起因して、繰出側濾材ロールで濾材に緩み傾向が生じることに対し、繰出側濾材ロールの従動回転にロール軸の側から適当な回転抵抗を付与する抵抗付与手段を設けることにより、この抵抗付与手段による付与抵抗をもって、無端回動帯と繰出側濾材ロールとの接触部で繰出側濾材ロールにおける最外周の濾材(すなわち、上記の抵抗付与状態において無端回動帯により引っ張りを受ける濾材)と内側の濾材との間に滑りを生じさせる形態で、繰出側濾材ロールでの濾材の緩みを効果的に防止でき、これにより、濾材繰り出しの安定性を向上できる。
【0011】
また、上記の抵抗付与手段をもって繰出側濾材ロールの従動回転にロール軸の側から回転抵抗を与えることにより、繰出側濾材ロールがその従動回転において周速度変化し難い状態となることから、濾材の繰り出し及び巻き取りの進行によるロール径の変化で各濾材ロールの無端回動帯に対する接触状態や接触位置が多少変化したとしても、これら接触状態や接触位置の変化に原因する繰出側濾材ロールでの周速度変化を抑止でき、このことから、これら接触状態や接触位置の変化に原因する繰出側濾材ロールと巻取側濾材ロールとの周速度関係の変化を抑制できる。そして、これにより、このような周速度関係の変化に起因する繰出側濾材ロールからの繰り出し濾材の緩みや、巻取側濾材ロールでの濾材巻き取りにおけるムラや偏りの発生も合わせ効果的に防止できるようになり、濾材送り及び濾材巻き取りの安定性も向上できる。
【0012】
以上要するに、請求項1記載の発明によれば、高い濾材保護性能を得られることに加え、押し付け側部分と非圧縮側部分とのロール半径の差に起因する繰出側濾材ロールでの濾材の緩みを効果的に防止でき、また、繰出側濾材ロールと巻取側濾材ロールとの周速度関係の変化に起因する繰出側濾材ロールからの繰り出し濾材の緩みや、巻取側濾材ロールでの濾材巻き取りにおけるムラや偏りの発生も合わせ効果的に防止できることから、全体としての装置安定性に極めて優れた巻取式フィルタ装置とすることができる。
【0013】
また、請求項1記載の発明では、気体通過路の一側方に位置する第1濾材ロールを巻取側とし、かつ、気体通過路の他側方に位置する第2濾材ロールを繰出側として、前記無端回動帯の正転駆動回転により濾材を送る正転運転と、これとは逆に第1濾材ロールを繰出側とし、かつ、第2濾材ロールを巻取側として、前記無端回動帯の逆転駆動回転により濾材を送る逆転運転とに切り換え自在な構成とするから、濾材の再使用運転、すなわち、通過気体処理に使用して一旦巻き取った後の濾材を再び気体処理に使用する運転を、この正逆転運転の切り換えをもって容易に行うことができる。
【0014】
そして、前記した繰出側濾材ロールに対するロール軸の側からの抵抗付与として、第2濾材ロールを繰出側とする正転運転では、第2濾材ロールの従動回転に対し前記の抵抗付与手段により回転抵抗を付与し、かつ、第1濾材ロールを繰出側とする逆転運転では、第1濾材ロールの従動回転に対し前記の抵抗付与手段により回転抵抗を付与することで、正逆転運転の双方について前述の効果を得ることができる。
【0015】
なお、請求項1記載の発明の実施において、前記の抵抗付与手段は第1濾材ロール及び第2濾材ロールの夫々に対し各別のものを装備してもよく、また、第1濾材ロール及び第2濾材ロールに対し兼用のものを装備してもよい。
【0016】
また、請求項1記載の発明では、抵抗付与手段による第1濾材ロールへの抵抗付与を断って、抵抗付与手段を第2濾材ロールに対し抵抗付与させる正転用の連係状態と、これとは逆に抵抗付与手段による第2濾材ロールへの抵抗付与を断って、抵抗付与手段を第1濾材ロールに対し抵抗付与させる逆転用の連係状態とに、前記の第1及び第2濾材ロールと前記の抵抗付与手段との連係状態を切り換える切換手段を設けることにより、この切換手段による切り換えをもって、前記の正転運転の際には正転用連係状態を採用し、一方、前記の逆転運転の際には逆転用連係状態を採用するようにする。
【0017】
すなわち、これら正転用連係状態と逆転用連係状態との選択採用により、第2濾材ロールを繰出側とする正転運転、及び、第1濾材ロールを繰出側とする逆転運転の夫々において、繰出側濾材ロールの従動回転に対し抵抗付与手段によりロール軸の側から回転抵抗を付与することで、前述の効果を得るのに加え、これら正転運転及び逆転運転の夫々において、巻取側の濾材ロール(正転運転では第1濾材ロール、逆転運転では第2濾材ロール)については、抵抗付与手段による回転抵抗の付与を断つことで、無端回動帯の駆動回転に伴う巻取側濾材ロールの従動回転を軽くして、巻取側濾材ロールへの濾材巻き取りを一層円滑にすることができる。
【0018】
そしてまた、請求項1記載の発明では、前記の切換手段を、正転運転時には前記の正転用連係状態を現出し、かつ、逆転運転時には前記の逆転用連係状態を現出するように、第1及び第2濾材ロールと前記抵抗付与手段との連係状態を自動的に切り換える構成とするから、例えば、正転用連係状態と逆転用連係状態との切り換えを人為操作をもって行う形式とするに比べ、装置管理者の負担を軽減できて装置汎用性を高めることができる。
【0019】
〔2〕請求項2記載の発明では、前記の切換手段として、抵抗付与手段の発生抵抗を第2濾材ロールに伝達する抵抗伝達系に、第2濾材ロールの正転従動回転に伴い抵抗伝達状態になり、かつ、第2濾材ロールの逆転従動回転に伴い抵抗非伝達状態になる第2濾材ロール用の一方向クラッチ機構を介装するとともに、抵抗付与手段の発生抵抗を第1濾材ロールに伝達する抵抗伝達系に、第1濾材ロールの正転従動回転に伴い抵抗非伝達状態になり、かつ、第1濾材ロールの逆転従動回転に伴い抵抗伝達状態になる第1濾材ロール用の一方向クラッチ機構を介装する構成を採ることにより、例えば、前記の切換手段として電磁操作等により切換制御を行うものを採用するに比べ、一方向クラッチ機構を抵抗伝達系に介装するだけの簡単な構造としながら、正転用連係状態と逆転用連係状態との自動切り換えを実現できる。
【0020】
すなわち、正転運転時には、第2濾材ロールの正転従動回転に伴う第2濾材ロール用一方向クラッチ機構の抵抗伝達状態への切り換わりにより、この第2濾材ロール用一方向クラッチ機構を介して抵抗付与手段の発生抵抗が繰出側の第2濾材ロールに付与され、これに対し、第1濾材ロールの正転従動回転に伴う第1濾材ロール用一方向クラッチ機構の抵抗非伝達状態への切り換わりにより、この第1濾材ロール用一方向クラッチ機構をもって抵抗付与手段から巻取側の第1濾材ロールへの抵抗付与が断たれる。
【0021】
そして、これとは逆に、逆転運転時には、第1濾材ロールの逆転従動回転に伴う第1濾材ロール用一方向クラッチ機構の抵抗伝達状態への切り換わりにより、この第1濾材ロール用一方向クラッチ機構を介して抵抗付与手段の発生抵抗が繰出側の第1濾材ロールに付与され、これに対し、第2濾材ロールの逆転従動回転に伴う第2濾材ロール用一方向クラッチ機構の抵抗非伝達状態への切り換わりにより、この第2濾材ロール用一方向クラッチ機構をもって抵抗付与手段から巻取側の第2濾材ロールへの抵抗付与が断たれる。
【0022】
〔3〕請求項3記載の発明では、前記の抵抗付与手段として、無端回動帯の駆動回転により繰出側濾材ロールにかかるトルクが設定値以上になると滑りを生じる滑りクラッチ機構を、繰出側濾材ロールのロール軸と適当な固定部との間に介装する。
【0023】
すなわち、この構成では、無端回動帯の駆動回転により繰出側濾材ロールにかかるトルクが設定値以上となることに対し、繰出側濾材ロールのロール軸と固定部との間に介装の上記滑りクラッチ機構において滑りを生じさせ、この滑りを維持した状態で繰出側濾材ロールを従動回転させることにより、この滑りクラッチ機構における滑り抵抗を、回転抵抗として繰出側濾材ロールの従動回転に対しロール軸の側から付与するようにする。
【0024】
したがって、この構成によれば、滑りクラッチ機構を介装するだけの簡単な構造でありながら、所期目的である繰出側濾材ロールでの濾材緩みの防止に適当な回転抵抗を、滑りクラッチ機構の滑り作動によって変動の少ない状態で安定的に繰出側濾材ロールの従動回転に対しロール軸側から付与でき、所期目的を一層確実かつ安定的に達成できる。
【0025】
〔4〕請求項4記載の発明では、前記の抵抗付与手段を、繰出側濾材ロールに対する付与抵抗値の調整が可能な構成にするから、濾材種の変更や濾材材質の経年変化などにかかわらず、この抵抗値調整をもって、所期目的を効果的に達成できる適切な回転抵抗を繰出側濾材ロールに対し確実に付与できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係る巻取式フィルタ装置を示し、装置ケーシング1の内部において、処理対象気体Aを通過させる気体通過路Fの上側に第1濾材ロール2Aを配置するとともに、この気体通過路Fの下側に第2濾材ロール2Bを配置し、気体通過路Fを横断させる状態で両濾材ロール2A,2Bに掛け渡した濾材Eにより、通過気体Aを濾過処理する。
【0027】
気体通過路Fにおける濾材Eの下流側には、その濾材Eに近接させて濾材搬送用のネット状無端回動帯3を設けてあり、第1及び第2濾材ロール2A,2Bの夫々を後述の付勢手段Hにより、この無端回動帯3に押し付けるとともに、気体通過路Fにおける濾材Eを通過気体Aの風圧により無端回動帯3に押し付けるようにしてある。
【0028】
上記付勢手段Hとしては、装置ケーシング1の上部においてケーシング両側壁に第1濾材ロール支持用の傾斜溝部4Aを設けるとともに、装置ケーシング1の下部においてケーシング両側壁に第2濾材ロール支持用の傾斜溝部4Bを設けてあり、第1及び第2濾材ロール2A,2Bのロール軸5A,5Bを対応の傾斜溝部4A,4Bに横架支持した状態で、これら傾斜溝部4A,4Bにより第1及び第2濾材ロール2A,2B夫々の自重下降を案内することにより、自重による重力付勢をもって第1及び第2濾材ロール2A,2Bの夫々を無端回動帯3に押し付けるようにしてある。
【0029】
6は無端回動帯3の下部側巻回ローラ7Bに対しチェーン伝動機構8を介して連結した電動モータであり、この電動モータ6により無端回動帯3を駆動回転させることで濾材Eの巻き取り運転を行う。また、この濾材巻き取り運転は電動モータ6の回転方向の切り換えにより正転運転と逆転運転とを行えるようにしてあり、正転運転では、図2(イ)に示す如く、第1濾材ロール2Aを巻取側濾材ロールXとし、かつ、第2濾材ロール2Bを繰出側濾材ロールYとして、前述の如く両濾材ロール2A,2B及び濾材Eを無端回動帯3に押し付けた状態で、電動モータ6の正転駆動をもって無端回動帯3を正転駆動回転させることにより、両濾材ロール2A,2Bを正転従動回転させながら濾材Eを繰出側の第2濾材ロール2Bの側から巻取側の第1濾材ロール2Aの側に送って第1濾材ロール2Aに巻き取る。
【0030】
また、逆転運転では、図2(ロ)に示す如く、第1濾材ロール2Aを繰出側濾材ロールYとし、かつ、第2濾材ロール2Bを巻取側濾材ロールXとして、正転運転と同様に両濾材ロール2A,2B及び濾材Eを無端回動帯3に押し付けた状態で、電動モータ6の逆転駆動をもって無端回動帯3を逆転駆動回転させることにより、両濾材ロール2A,2Bを逆転従動回転させながら濾材Eを繰出側の第1濾材ロール2Aの側から巻取側の第2濾材ロール2Bの側に送って第2濾材ロール2Bに巻き取る。
【0031】
図中、実線の矢印は正転運転の際の各部の回転方向を示し、破線の矢印は逆転運転の際の各部の回転方向を示す。また、7Aは無端回動帯3の上部側巻回ローラである。
【0032】
通常の濾過処理運転では、第1濾材ロール2Aを巻取側濾材ロールXとし、タイマー制御により所定時間毎に、または、処理対象気体Aの通過抵抗検出において検出通過抵抗が設定上限値に至る毎に、正転運転を設定時間だけ自動的に実施し、これにより、気体通過路Fにおける使用済みの濾材Eを第1濾材ロール2Aに巻き取るとともに、第2濾材ロール2Bから新たな濾材Eを気体通過路Fに繰り出す濾材更新を行う。
【0033】
また、この濾材更新の際には、第1濾材ロール2Aに近い位置で気体通過方向の下流側から濾材Eに近接させた吹出管9により、濾材Eに対し清掃用気体を吹き付けながら、この吹出管9に対向する位置で気体通過方向の上流側から濾材Eに近接させた吸引管10により、塵埃やオイルミストなどの濾材捕捉物を吸引除去することで、第1濾材ロール2Aに巻き取る濾材Eを再生処理する。
【0034】
そして、この濾材更新の繰り返しにより繰出側の第2濾材ロール2Bにおける濾材Eのほぼ全量を使い切ると、その使い切り検出に基づき逆転運転を自動的に実施し、一旦、第1濾材ロール2Aにおける巻き取り濾材Eの全量を逆転運転における巻取側濾材ロールXとしての第2濾材ロール2Bに巻き戻す。また、この巻き戻しの際には、前記の吹出管9及び吸引管10により巻き戻し濾材Eに対し再度の再生処理を施し、この巻き戻し後、濾材Eの再使用運転として、再び、前記の濾材更新を繰り返しながら濾材Eにより通過気体Aを濾過処理する運転に戻る。
【0035】
第1濾材ロール2A及び第2濾材ロール2B夫々の軸部構造は、図3に示すように、各濾材ロール2A,2Bの芯管11A,11Bにロール軸5A,5Bを挿通し、かつ、ロール軸5A,5Bに固着の固定フランジ12A,12Bと着脱自在な自由フランジ13A,13Bとにより芯管11A,11Bを挟み込んだ状態で、ダブルナット14A,14Bをもって自由フランジ13A,13Bをロール軸5A,5Bに固定することにより、各濾材ロール2A,2Bを夫々のロール軸5A,5Bに取り付けるようにしてあり、この取り付け状態において、各ロール軸5A,5Bの両端部をケーシング両側壁の前記傾斜溝部4A,4Bに係入させることにより、各濾材ロール2A,2Bを装置ケーシング1に装着する。
【0036】
そして、この軸部構造において、第1濾材ロール2Aのロール軸5Aにおける固定フランジ側の端部では、第1濾材ロール用の滑りクラッチ機構15Aを、スリーブ16A及び第1濾材ロール用の一方向クラッチ機構17Aを介して第1濾材ロール2Aのロール軸5Aに連結し、同様に、第2濾材ロール2Bのロール軸5Bにおける固定フランジ側の端部では、第2濾材ロール用の滑りクラッチ機構15Bを、スリーブ16B及び第2濾材ロール用の一方向クラッチ機構17Bを介して第2濾材ロール2Bのロール軸5Bに連結してある。
【0037】
上記の一方向クラッチ機構17A,17Bは、夫々、スリーブ16A,16Bに対し一体的に連結した外輪17mと、ロール軸5A,5Bに対し一体的に連結した内輪17nとを備え、これら外輪17mと内輪17nとの間に介在させた多数のカム部材の作用により、内輪17nの一方側への回転(すなわち、濾材ロール2A,2Bの一方側への回転)については、内輪17nと外輪17mを一体的に回転させる伝達状態になり、かつ、内輪17nの他方側への回転(すなわち、濾材ロール2A,2Bの他方側への回転)については、内輪17nを外輪17mに対し遊転(空転)させる非伝達状態になるものであり、これら一方向クラッチ機構17A,17Bの介装にあたり、第1濾材ロール用の一方向クラッチ機構17Aは、正転運転時における第1濾材ロール2Aの正転従動回転に対し非伝達状態になって、第1濾材ロール2Aを前記の第1濾材ロール用滑りクラッチ機構15Aとの連係を断った状態で遊転回転させ、他方、逆転運転時における第1濾材ロール2Aの逆転従動回転に対し伝達状態になって、第1濾材ロール2Aを第1濾材ロール用滑りクラッチ機構15Aとの連係下で回転させるように、その動作方向を設定してある。
【0038】
また、これとは逆に、第2濾材ロール用の一方向クラッチ機構17Bは、正転運転時における第2濾材ロール2Bの正転従動回転に対し伝達状態になって、第2濾材ロール2Bを前記の第2濾材ロール用滑りクラッチ機構15Bとの連係下で回転させ、他方、逆転運転時における第2濾材ロール2Bの逆転従動回転に対し非伝達状態になって、第2濾材ロール2Bを第2濾材ロール用滑りクラッチ機構15Bとの連係を断った状態で遊転回転させるように、その動作方向を設定してある。
【0039】
一方、上記の滑りクラッチ機構15A,15Bは、夫々、ロール軸5A,5Bに対し相対回転自在に外嵌させた支持状態で前記のスリーブ16A,16Bに連結したハブ部材15h、固定用係止片15kを取り付けたフランジ部材15f、ハブ部材15hにおけるツバ部との間でフランジ部材15fを挟み込む押さえ部材15p、並びに、この押さえ部材15pをフランジ部材15fに対する挟圧側に付勢する皿バネ15sを備え、ハブ部材15hとフランジ部材15fとの間に設定値以上の相対トルクが作用すると、ハブ部材15hにおけるツバ部とフランジ部材15fとの接触面ss、及び、押さえ部材15pとフランジ部材15fとの接触面ssで滑りを生じて、これら接触面ssでの滑り摩擦によりハブ部材15hとフランジ部材15fとの相対回転に回転抵抗を付与するものである。
【0040】
そして、これら滑りクラッチ機構15A,15Bは、各濾材ロール2A,2Bを装置ケーシング1に装着する際、上記の固定用係止片15kをロール軸端部とともに固定部としての前記傾斜溝部4A,4Bに係入させることにより、フランジ部材15fの回転を拘束した状態で、前記のスリーブ16A,16B及び一方向クラッチ機構17A,17Bを介して各濾材ロール2A,2Bの回転に抵抗付与機能させるようにしてある。
【0041】
なお、15nはねじ込み位置の調整により皿バネ15sの付勢力を変更して、各濾材ロール2A,2Bに対する付与回転抵抗の抵抗値を調整する調整用ナットである。
【0042】
つまり、上述の構成により、正転運転時には、第2濾材ロール用一方向クラッチ機構17Bの伝達状態(すなわち、抵抗伝達状態)への切り換わりにより、第2濾材ロール用滑りクラッチ機構15Bをもって繰出側の第2濾材ロール2Bの正転従動回転にロール軸5Bの側から所定の回転抵抗を付与し、これに対し、巻取側の第1濾材ロール2Aについては、第1濾材ロール用一方向クラッチ機構17Aの非伝達状態(すなわち、抵抗非伝達状態)への切り換わりにより、第1濾材ロール用滑りクラッチ機構15Aからの抵抗付与を断った遊転状態で正転従動回転させて濾材巻き取りを行わせるようにしてある。
【0043】
また、逆転運転時には、第1濾材ロール用一方向クラッチ機構17Aの伝達状態(抵抗伝達状態)への切り換わりにより、第1濾材ロール用滑りクラッチ機構15Aをもって繰出側の第1濾材ロール2Aの逆転従動回転にロール軸5Aの側から所定の回転抵抗を付与し、これに対し、巻取側の第2濾材ロール2Bについては、第2濾材ロール用一方向クラッチ機構17Bの非伝達状態(抵抗非伝達状態)への切り換わりにより、第2濾材ロール用滑りクラッチ機構15Bからの抵抗付与を断った遊転状態で逆転従動回転させて濾材巻き取りを行わせるようにしてある。
【0044】
すなわち、このように正転運転及び逆転運転の夫々において、無端回動帯3の駆動回転に対し、巻取側濾材ロールXは遊転状態で従動回転させるようにしながら、繰出側濾材ロールYの従動回転にロール軸の側から所定の回転抵抗を付与することにより、繰出側濾材ロールYでの濾材緩みを防止するとともに、繰出側濾材ロールYからの繰り出し濾材の緩みや、巻取側濾材ロールXでの濾材巻き取りにおけるムラや偏りの発生も合わせ防止して、円滑かつ安定的な装置運転を長期にわたって維持でるようにしてある。
【0045】
以上要するに、本実施形態において、第1濾材ロール用及び第2濾材ロール用の滑りクラッチ機構15A,15Bは、繰出側濾材ロールYの従動回転にロール軸の側から回転抵抗を付与することにより、繰出側濾材ロールYでの濾材Eの緩みを防止する抵抗付与手段Tを構成する。
【0046】
また、第1濾材ロール用及び第2濾材ロール用の一方向クラッチ機構17A,17Bは、正転運転時に、上記の抵抗付与手段Tによる第1濾材ロール2Aへの抵抗付与を断って、抵抗付与手段Tを第2濾材ロール2Bに対し抵抗付与させる正転用の連係状態を現出し、かつ、逆転運転時に、これとは逆に抵抗付与手段Tによる第2濾材ロール2Bへの抵抗付与を断って、抵抗付与手段Tを第1濾材ロール2Aに対し抵抗付与させる逆転用の連係状態を現出するように、これら第1及び第2濾材ロール2A,2Bと上記抵抗付与手段Tとの連係状態を自動的に切り換える切換手段Kを構成する。
【0047】
〔別の実施形態〕
次に本発明の別の実施形態を列記する。
前述の実施形態では、滑りクラッチ機構15A,15B及び一方向クラッチ機構17A,17Bを、各ロール軸5A,5Bの一端側にのみ装備する例を示したが、各ロール軸5A,5Bの両端部夫々に滑りクラッチ機構15A,15B及び一方向クラッチ機構17A,17Bを装備するようにしてもよい。
【0048】
また、前述の実施形態では、固定部としての傾斜溝部4A,4Bとロール軸5A,5Bとの間に、滑りクラッチ機構15A,15B及び一方向クラッチ機構17A,17Bをその順で固定部の側から並べて介装する例を示したが、これに代え、固定部の側から一方向クラッチ機構17A,17B及び滑りクラッチ機構15A,15Bの順に並べて、これら一方向クラッチ機構17A,17B及び滑りクラッチ機構15A,15Bを固定部とロール軸5A,5Bとの間に介装するようにしてもよい。
【0049】
繰出側濾材ロールYの従動回転にロール軸の側から回転抵抗を付与する抵抗付与手段Tは、前述の如き滑りクラッチ機構15A,15Bに限定されるものではなく、例えば、流体摩擦により回転抵抗を付与するものなど、種々の抵抗付与形式のものを採用できる。
【0050】
無端回動帯3は、前述の如きネット状のものに限定されるものではなく、例えば、複数の無端回動索状具を並設した構造のものなど、種々の構造のものを採用できる。
【0051】
繰出側及び巻取側の濾材ロールY,Xを無端回動帯3に押し付ける付勢手段Hは、前述の実施形態の如き自重による重力付勢方式に代え、重りによる重力付勢方式や、スプリングにより付勢する方式など、種々の付勢方式を採用できる。
【0052】
抵抗付与手段Tによる第1濾材ロール2Aへの抵抗付与を断って、抵抗付与手段Tを第2濾材ロール2Bに対し抵抗付与させる正転用の連係状態と、これとは逆に抵抗付与手段Tによる第2濾材ロール2Bへの抵抗付与を断って、抵抗付与手段Tを第1濾材ロール2Aに対し抵抗付与させる逆転用の連係状態とに、これら第1及び第2濾材ロール2A,2Bと抵抗付与手段Tとの連係状態を切り換える切換手段Kは、前述の如き一方向クラッチ機構17A,17Bをもって構成するに代え、例えば、電磁クラッチや流体クラッチをもって構成するなど、種々の構造のものを採用できる。
【0053】
前述の実施形態の如く、第1濾材ロール2Aと第2濾材ロール2Bとに対し各別の抵抗付与手段T(15A,15B)を設ける構成において、上記切換手段Kにより正転用連係状態と逆転用連係状態との切り換えを行うに代え、第1及び第2濾材ロール2A,2Bに対する共通の抵抗付与手段Tを設ける構成において、切換手段Kにより正転用連係状態と逆転用連係状態との切り換えを行うようにしてもよい。
【0054】
濾材Eによる気体処理の内容は、塵埃の捕捉や、オイルミストなどの気体中ミストの捕捉を初め、どのような処理内容であってもよく、また、濾材Eには各種材質のものを採用でき、物理的濾過に限らず、電気的に気体中の対象物を捕集する濾材や、化学的に気体中の対象物を捕集する濾材などであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取式フィルタ装置の全体斜視図
【図2】巻取式フィルタ装置の側面図
【図3】濾材ロールの軸部構造を示す拡大図
【図4】従来装置の側面図
【図5】従来装置の濾材ロール支持構造を示す拡大図
【符号の説明】
F 気体通過路
Y 繰出側濾材ロール
X 巻取側濾材ロール
E 濾材
A 通過気体
3 濾材搬送用の無端回動帯
H 付勢手段
T 抵抗付与手段
2A 第1濾材ロール
2B 第2濾材ロール
K 切換手段
17B 第2濾材ロール用の一方向クラッチ機構
17A 第1濾材ロール用の一方向クラッチ機構
15A,15B 滑りクラッチ機構
5A,5B ロール軸
4A,4B 固定部
Claims (4)
- 気体通過路を横断させるように繰出側濾材ロールから巻取側濾材ロールへ渡らせた濾材を、通過気体により下流側の濾材搬送用の無端回動帯に押し付け、かつ、前記繰出側濾材ロール及び前記巻取側濾材ロールの夫々を付勢手段により前記無端回動帯に押し付けた状態で、
前記無端回動帯の駆動回転により、前記繰出側濾材ロール及び前記巻取側濾材ロールの従動回転を伴いながら、前記濾材を前記繰出側濾材ロールの側から前記巻取側濾材ロールの側に送る構成とし、
この構成において、前記繰出側濾材ロールの従動回転にロール軸の側から回転抵抗を付与することにより、前記繰出側濾材ロールでの濾材の緩みを防止する抵抗付与手段を設け、
前記気体通過路の一側方に位置する第1濾材ロールを前記巻取側濾材ロールとし、かつ、前記気体通過路の他側方に位置する第2濾材ロールを前記繰出側濾材ロールとして、これら濾材ロールに渡らせた前記濾材を、前記無端回動帯の正転駆動回転により前記第2濾材ロールの側から前記第1濾材ロールの側に送る正転運転と、
これとは逆に、前記第1濾材ロールを前記繰出側濾材ロールとし、かつ、前記第2濾材ロールを前記巻取側濾材ロールとして、これら濾材ロールに渡らせた前記濾材を、前記無端回動帯の逆転駆動回転により前記第1濾材ロールの側から前記第2濾材ロールの側に送る逆転運転とに切り換え自在な構成とし、
前記抵抗付与手段による前記第1濾材ロールへの抵抗付与を断って、前記抵抗付与手段を前記第2濾材ロールに対し抵抗付与させる正転用の連係状態と、
これとは逆に前記抵抗付与手段による前記第2濾材ロールへの抵抗付与を断って、前記抵抗付与手段を前記第1濾材ロールに対し抵抗付与させる逆転用の連係状態とに、
これら第1及び第2濾材ロールと前記抵抗付与手段との連係状態を切り換える切換手段を設け、
この切換手段を、前記の正転運転時には前記の正転用連係状態を現出し、かつ、前記の逆転運転時には前記の逆転用連係状態を現出するように、前記第1及び第2濾材ロールと前記抵抗付与手段との連係状態を自動的に切り換える構成としてある巻取式フィルタ装置。 - 前記切換手段として、前記抵抗付与手段の発生抵抗を前記第2濾材ロールに伝達する抵抗伝達系に、前記第2濾材ロールの正転従動回転に伴い抵抗伝達状態になり、かつ、前記第2濾材ロールの逆転従動回転に伴い抵抗非伝達状態になる第2濾材ロール用の一方向クラッチ機構を介装するとともに、
前記抵抗付与手段の発生抵抗を前記第1濾材ロールに伝達する抵抗伝達系に、前記第1濾材ロールの正転従動回転に伴い抵抗非伝達状態になり、かつ、前記第1濾材ロールの逆転従動回転に伴い抵抗伝達状態になる第1濾材ロール用の一方向クラッチ機構を介装してある請求項1記載の巻取式フィルタ装置。 - 前記抵抗付与手段として、前記無端回動帯の駆動回転により前記繰出側濾材ロールにかかるトルクが設定値以上になると滑りを生じる滑りクラッチ機構を、前記繰出側濾材ロールのロール軸と固定部との間に介装してある請求項1又は2記載の巻取式フィルタ装置。
- 前記抵抗付与手段を、前記繰出側濾材ロールに対する付与抵抗値の調整が可能な構成にしてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の巻取式フィルタ装置。
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