JP3569930B2 - 点灯制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ディスクスタンド等の照明器具に用いる点灯制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、図19に示すようにランプ1を取り付けたカバー2の開閉に応動して本体3に内蔵されたマイクロスイッチからなる点灯スイッチ4がオンオフすることによりランプ1が消灯、点灯する構造のデスクスタンドのような照明器具が商品化していた。すなわち、照明が不要な時はランプ1やカバー2の裏側の反射板に埃が付着して、点灯時の光出力が減少することを防ぎ、照明が必要な時はカバー2を開くだけで自動的にランプ1が点灯する。このようにランプ1の点灯スイッチ4の動作を他の機能と兼用する手段が従来から存在していた。
【0003】
また図20に示すように、ランプを装着したヘッド5を支える支柱6、7が可動であることにより、ヘッド5の位置を手で動かすことができるスタンドを構成した照明器具が従来からあった。
即ちこの照明器具では、回転軸81 ,82 により夫々支柱7に対するヘッド5の角度、支柱8に対する支柱7の角度を手で調整するできるようになっている。また支柱7はベース9の面に平行する方向に、支柱8は垂直方向に夫々回転できるようなっている。ランプの点灯と消灯はベース9にあるスイッチ10のオン/オフにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図20の照明器具は通常机上に置かれ、照明が不要な場合は、ヘッド5が机の奥(人間から遠方)へ動かされた状態におかれ、照明が必要な場合は、ヘッド5が手前(人間に近い方)に動かされた状態におかれるようなっており、ランプを点灯させる場合には手前にヘッド5を動かした状態でスイッチ10が操作される。勿論点灯させてからヘッド5を手前へ動かす逆の順でも良い。
【0005】
このように図20の照明器具を使用するためには2つの動作が必要となる。一方図19の照明器具は器具の一部(カバー2)を開ける動作のみでランプ1が点灯するから、一見図20の照明器具より便利だと思われるが、実際の使用状況を考えれば、照明が不要な場合は器具そのものを机の奥へ置き、必要なときは器具そのものを手前動かしてカバー2 を開けて使用する必要がある。
【0006】
勿論図19の照明器具や図20の照明器具のヘッド5を常に机の奥へ置いて使用しても良いが、必要な照度を得るためには、ランプ出力を大きくしなければならず、効率が悪くなるという問題がある。逆に、図19の照明器具や図20の照明器具のヘッド5を常に机の手前に置いて使用する場合は、照明が不要なとき作業を妨げるという問題がある。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは人体との距離関係により自動的にランプを制御することができる点灯制御装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1の発明は、人体距離検知手段と、この人体距離検知手段が検知した人体距離に対応してランプに対する出力を制御する出力制御手段とで構成され、上記人体距離検知手段を、ランプを支える支柱の回転を検知する手段で構成し、上記出力制御手段には、ランプを調光制御する調光制御機能を備えるとともに、人体距離が一定範囲外では、ランプを全点灯、調光点灯、消灯の各動作モードで出力を切り替え、人体距離が一定範囲内では全点灯と調光点灯の動作モードを切り替えるスイッチ手段を備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1において、上記スイッチ手段を、タッチスイッチで構成したものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2において、上記タッチスイッチは、2個の端子間を人体が同時に触れたときに人体を介して流れる微小電流が導通することによりオンするものである。
請求項4の発明は、請求項1において、発光部と、この発光部からの光を受光する受光部とを備え、発光部からの光が人体で遮断された時に出力を発生する光電スイッチで上記スイッチ手段を構成したものである。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1において、上記スイッチ手段をリモコン送信器の操作用のスイッチで構成したものである。
【0014】
【作用】
請求項1の発明によれば、人体の位置によって自動的にランプの出力を制御することができ、そのため人が存在しない状態でランプが点灯しているような無駄な状態を無くすことが可能となる。
【0015】
また、ランプを人体の位置によって調光制御することができ、更に人体距離検知手段はランプを支える支柱の回転で人体距離検知を行うため、ランプの位置変更で使用者の照明の要、不要を確実に検知することができる。
【0016】
また更に人の存在位置とスイッチ手段の操作とで動作モードが切り替え設定できるため、人の存否に応じた多様な照明制御が行える。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、切り替え設定が人体のタッチにより行える。
【0017】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、大地を通じて商用電源から人体に電流を流すようなタッチスイッチのような場合のように、絶縁トランスを使用して商用電源に接続した場合等では動作しないというような問題がなく、使用電源も限定されない。 請求項4の発明によれば、請求項1の発明において、スイッチ手段として光電スイッチを用いるため、タッチスイッチのように人体に電流を流すことが無く、電流に過敏な人に対しても対応できる。
【0018】
請求項5の発明によれば、請求項1の発明において、動作モードの切り替えが遠隔操作により行える。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
(基本例)
本基本例は、図1に示すように図20の照明器具と同じタイプのデスクスタンドを構成する照明器具に用いたもので、ランプ1を装着したヘッド5を手で動かすことにより、回転軸81 にて夫々支柱6に対するヘッド5の角度を、また支柱7に対する支柱6の角度を調整することができ、また支柱7自身がベース9に平行する平面方向に回転でき、更に支柱6が垂直方向に回転できるようになっている。
【0020】
そして本基本例では図20の従来例のようなスイッチ10を設けておらず、ランプ1の点灯/消灯の切り替えはヘッド5の位置を変更することによって行うようになっている。
つまり支柱7の一部が人体距離検知部11を構成しており、この人体距離検知部11はヘッド5の動きに応じて回転する支柱7に連動してオン、オフする図2、図3に示す構造のスイッチから構成される。つまり人体距離検知部11はベース9に固定されている固定部12に回転自在に被挿したパイプ状の支柱7の下端部に設けられ、支柱7の下端部の内面に固着した可動電極13と、支柱7の下端部が被挿されている固定部12の外面には固着した固定電極14とを備え、固定部12に対して支柱7が回転されることにより、可動電極13が固定電極14に対して接触開離するようになっている。この両電極13,14は図4に示すように、商用電源ACと、ランプ1の点灯回路15との間に挿入され点灯回路15への電源供給をオン、オフするようになっている。
【0021】
図5は本基本例を用いた照明器具を机16の片側中央に配置して、支柱7を机16の面に対して平行な面で回転させることによりヘッド5の位置を机16の奥(B)と、机16の手前(A)とに移動させることができるようにした設置例を示しており、ヘッド5が机16の奥(B)側、つまり人体Mに対して遠い位置にある状態では、人体距離検知部11は可動電極13を固定電極14から開離し、逆にヘッド5を机16の手前(A)、つまり人体Mに対して近い位置側に来るように支柱7が回転すると、可動電極13を固定電極14に接触させ、人体Mと照明器具のヘッド5との間の距離に応じたスイッチ動作を行う。
【0022】
このようにして本基本例では人体距離検知部11がヘッド5と人体Mとの位置関係に応じてオン、オフし、出力制御手段である点灯回路15はこのオン、オフに応じて出力を制御しランプ1を点灯、消灯させるのである。
尚本基本例では点灯回路15への電源供給を人体距離検知部11によりオン、オフすることにより出力制御を行うようになっているが、例えばインバータ式放電灯電子安定器のスイッチング素子の駆動信号を制御するようにしても良い。
【0023】
(実施例1)
基本例は、人体距離検知部11の検知動作によりランプ1を点灯/消灯させるものであったが、本実施例では図6に示すように蛍光灯のようなランプ1を点灯させるインバータ式放電灯電子安定器を点灯回路15に用いて段調光制御機能を加えるとともに、図7に示すように動作モードの切り替えを行うタッチスイッチ17をヘッド5に設けたもので、基本例と同様な構成の人体距離検知部11の検知範囲に応じてタッチスイッチ17で切り替えることができる動作モードを設定し、また現在の動作モードを人体距離検知部11の検知状態の変化に応じて切り替えるようにしたものである。尚照明器具の構造、人体距離検知部11の構造は基本例と同じであるため説明を省略する。
【0024】
タッチスイッチ17は次のように動作するものである。即ち一般家庭用電源のように一線が大地に接地された商用電源ACを使用して図6で示すような極性の時は、大地から見て回路の接地線GND上における電位は図8に示すように低い電位を示しているため、タッチプレートTに人体Mが触れるとその人体Mのインピーダンスを介して、商用電源ACの正側→人体M→タッチプレートT→抵抗R2 →抵抗R1 →回路接地線GND→ダイオードブリッジDB→商用電源ACの負側の経路が形成され、その線路に商用周波数の半サイクル毎の電流が流れる。この電流による抵抗R1 による電圧降下VR1が、タッチ信号処理回路25の信号検知用ゲートICのスレッショルド電圧を越えるとその出力が”H”から”L”となり、タッチプレートTに人体Mが触れたことを検知した検知信号を点灯回路15のインバータ式放電灯電子安定器を構成するインバータ18へ出力するようになっている。コンデンサC1 は高周波ノイズによる誤動作防止用のコンデンサである。
【0025】
インバータ18には、商用電源ACをダイオードブリッジDBと平滑コンデンサC0 で整流平滑して得られた直流をスイッチング素子の発振動作により高周波に変換してその高周波出力でランプ1を点灯させ、またスイッチング素子の発振周波数を制御することにより出力電力を可変してランプ1を調光する機能を備えた周知のインバータ式電子安定器が使用され、人体距離検知部11の検知信号と、タッチスイッチ17の検知信号とに基づいて動作モードを切り替える制御部(図示せず)を内蔵してある。
【0026】
制御部の動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明する。まず商用電源ACが投入された直後はインバータ18の動作モードを消灯に設定し、その後タッチスイッチ17の検知信号の有無と、人体距離検知部11の検知信号の変化を監視する待機状態に入る。
タッチスイッチ17の検知信号が無い状態で、人体距離検知部11の検知信号の変化があれば、制御部は変化前のヘッド5の位置が図5においてAの位置であるか、Bの位置であるかをまず判定し、その位置がBの位置、つまり人体Mから遠い位置にあった場合にはヘッド5の位置変化が人体Mに近づいて来る方向であるため、現在のインバータ18の動作モードが消灯モードであるのかどうかを判定し、消灯モードであれば、インバータ18の動作モードを全点灯モードに切り替えてインバータ18の出力が最大になるようにインバータ18の動作を制御し、ランプ1を全点灯させる。また上記の判定により動作モードが消灯モードでなければ、現在の動作モードを保持する。
【0027】
上記の変化前のヘッド5の位置がAの位置、つまり人体Mに近い位置にあった場合には、検知されたヘッド5の位置変化は人体Mから遠ざかる方向であるため、制御部はインバータ18の現在の動作モードが、全点灯モードや調光モードであれば消灯モードに切り替えてインバータ18の動作を停止させ、また消灯モードであればそのモードを維持し、ランプ1を消灯させる。
【0028】
さて待機中においてタッチスイッチ17の検知信号が入力すると、制御部は人体距離検知部11の検知信号の有無からヘッド5の位置がAの位置なのかBの位置なのかまず判定し、Bの位置であれば現在の動作モードが全点灯モードなのかどうかを判定し、全点灯モードであれば動作モードを調光モードに切り替え、例えば予め定めた調光度合に対応した出力となるようにインバータ18の動作を制御する。これによりランプ1の点灯状態が調光された状態となる。勿論上記の動作モードの判定で全点灯モードでなければ、更に動作モードが調光モードであるのかどうかを判定し、調光モードでなければ動作モードを全点灯モードに切り替え、調光モードであれば動作モードを消灯モードに切り替える。
【0029】
逆に上記のタッチスイッチ17の検知信号が入力した時のヘッド5の位置がAの位置であれば、制御部は現在の動作モードが全点灯モードなのかどうかを判定し、全点灯であれば動作モードを調光モードに切り替え、上述と同様に所定の調光度合に対応した出力となるようにインバータ18の動作を制御する。もし動作モードが全点灯モードでなければ、動作モードを調光モードに切り替える。
【0030】
以上のように本実施例ではヘッド5の位置が変化して人体Mに近づく場合には変化前の動作モードが消灯モード以外であればそのモードを保持し、消灯モードであればランプ1を全点灯させ、ヘッド5の位置が変化して人体Mに遠ざかる場合には、全て動作モードを消灯モードに切り替えランプ1を消灯させる。
そしてタッチスイッチ17が操作された時には、その時のヘッド5の位置により動作モードの切り替えパターンが異なり、ヘッド5の位置が人体Mに遠い位置Bにある場合には、消灯→全点灯→調光→消灯のサイクルで現在の動作モードをスイッチ操作がある度に次の動作モードに切り替え、ヘッド5の位置が人体Mに近い位置Aにある場合には、全点灯→調光→全点灯のサイクルで現在の動作モードをスイッチ操作がある度に次の動作モードに切り替えるのである。
【0031】
このように本実施例では人体距離検知部11と、タッチスイッチ17の組み合わせにより最も操作性のよい制御を実現している。
ところで本実施例のタッチスイッチ17を用いた照明器具では商用電源ACに対して絶縁トランスを介して接続されると、電源部が大地と絶縁された状態となるために、上述した電流の経路が断たれることになってタッチ操作の検知が不能となる恐れがある。また絶縁トランスを介さなくても商用電源ACによりフィルムヒータに通電して面暖房を行う場合のように、面暖房カーペットの周辺においてもタッチ信号電流が極端に少なくなって検知不能の状態となり作動しないことがある。
【0032】
つまり人体の電位は通常の状態では大地電圧と等しくなっているために、回路の接地線GNDに対して図10に示す実線の半サイクルにおいては、最大電圧Eは140Vの高電圧側にあるが、面暖房カーペットの周辺では、その一面が商用電源が流れる発熱体で覆われているために、商用電圧が誘起された特殊な電位環境となっている。そのために同じ環境にいる人体Mの電位からみた回路接地線GNDの電位E1 が最大電圧140ボルト以下となって小さくなる。従って、人体のタッチ信号電流も小さくなり、タッチ信号検知回路25の検知用ゲートICのスレッショルド電圧VTHに対してVR1<VTHとなると、そのタッチ信号電流は検知されないことになり、タッチ不動作状態となる等の問題点がある。
【0033】
そこで上記タッチスイッチ17の問題点を解消した図11に示すタッチスイッチ20を用いても良い。
このタッチスイッチ20は、コンパレータ19と、直流電源DCと、直流電源DCの電圧を分圧してコンパレータ19の反転入力端に基準電圧として印加する抵抗R3 、R4 と、更に直流電源DCの正に抵抗R5 を介して接続したタッチ電極21aと、抵抗R6 を介して直流電源DCの負極に接続するとともに、コンパレータ19の非反転入力端に接続するタッチ電極21bとで構成されたもので、タッチ電極21a,21bは図12に示すようにヘッド5の表面に間隔aを開けて設け、人体Mの指mが両電極21a,21bにタッチすると、両電極21a,21b間を人体抵抗Rmで接続することになり、抵抗R5 、Rm、R6 の直列回路に電流が流れて抵抗R6 の両端電圧がコンパレータ16の非反転入力端に印加される。ここでコンパレータ19の基準電圧に対して電極タッチ時に抵抗R6 に発生する電圧が越えるように抵抗R3 〜R6 の値を設定しており、上記のように電極タッチがあって反転入力端の電圧が基準電圧を上回るとコンパレータ19は検知出力を発生するのである。
【0034】
尚両電極21a,21bの間隔aは指mが触れて容易に導通させることができる幅とし、また指mを介して流れる電流の大きさは人体mに悪影響を与えないように1mA以下としてある。
上記タッチスイッチ15、20は人体に流れる電流を利用してタッチ操作を検知するようにしたものであるが、図13,図14に示すように照明器具の支柱23に下向きに照射方向を設定した指向性のある発光ダイオードLEDと、この発光ダイオードLEDからの光を受光する受光素子PDからなる光電スイッチ22を用いても良い。この場合支柱23内に設けてある発光素子LEDの光がベース9内に設けてある受光素子PDにフィルタ24を介して受光されている間は非操作として点灯回路15内の制御部は判定し、発光ダイオードLEDと、受光素子PDとの間に指mが介在されて受光素子PDへの光が遮断されて受光素子PDからの受光信号が無くなると、点灯回路15の制御部は操作があったと判定するようになっている。
【0035】
ここでフィルタ24は他の光源、例えばランプ1の光を発光ダイオードLEDの光と区別するために用いているが、他の光源の影響がない構造であればフィルタ24は不要である。また他の光源と区別するという点で発光ダイオードLEDを所定のパルス信号で駆動してそのパルス信号に同期したパルス信号が受光素子PDに受光されているかいないかで他の光源を影響を小さくするようにしても良い。
【0036】
(実施例2)
上記実施例1は動作モードを切り替えるスイッチとしてタッチスイッチ15(又は20或いは光電スイッチ22)をヘッド5に設けたものであるが、この切り替えスイッチとして、本実施例では例えば赤外線信号を利用したリモコン送信器27を用いたものである。
【0037】
このリモコンスイッチでは照明器具側に受信部(図示せず)を設けこの受信信号を点灯回路15内の制御部に上記実施例のタッチスイッチ15の検知信号の代わりに入力するようにしたもので、リモコン送信器27の送信回路部27aの構成としては図15、図16に示すようなものが用いられる。
図15のリモコン送信器27は乾電池等からなる直流電源DCで駆動されるマイクロコンピュータIC26を信号処理部とした送信回路部27を備え、操作スイッチSWが操作されると、マイクロコンピュータIC26が所定の搬送周波数(数10KHz)の信号に所定のパルス列からなるコード信号で変調をかけ、更にその変調した信号をトランジスタQ1 のベースに入力してトランジスタQ1 をオン・オフさせ、このオン・オフに同期してオン・オフするトランジスタQ2 を通じて赤外発光ダイオードLED1 〜LED3 を駆動し、赤外線信号を発射させるようにしたものである。尚XLは基準クロック発生用の発振子である。
【0038】
図16のリモコン送信器27は、駆動電源に商用電源ACをダイオードブリッジDBとコンデンサC0 、C0 ’で整流平滑し、ツェナーダイオードZDにより一定電圧とされた直流を用いたもので、送信回路部27aの操作スイッチとしてタッチスイッチ28を使用している。
このタッチスイッチ28は図17に示すように商用電源ACの一端が大地GNDに接地されていることを利用したもので、大地GND側が高圧側となる商用周波数のハンサイクル毎に、人体がタッチプレートTに触れている間、商用電源AC、タッチプレートT、抵抗R7 、R8 、ダイオードブリッジDB、商用電源ACの経路で電流が流れ、この電流にて抵抗R8 に発生する電圧でノットゲートIC2 の出力が”L”になり、この”L”によりノットゲートIC3 の出力が”H”になって単安定マルチバイブレータ29をトリガし一定時間”H”信号を抵抗R9 を介して送信回路部27へ出力する。この”H”信号はマイクロコンピュータIC26の入力ポートに接続してあるトランジスタQ3 のベースに入力し、このトランジスタQ3 をオンする。このトンジスタQ2 のオンにより操作信号がマイクロコンピュータIC26に与えられ、マイクロコンピュータIC26は図15の回路と同じように動作し、図16では省略してあるが、赤外発光ダイオードLED1 〜LED3 をトランジスタQ1 ,Q2 により駆動して赤外線信号を発射させる。
【0039】
尚図17の回路ではタッチ操作時のチャタリングを防ぐために、単安定マルチバイブレータ29を設けてあるが、チャタリング発生の心配がなければ不要なものである。
尚タッチスイッチ28の代わりに、図18に示すように図11のタッチスイッチ20を用いても良い。このタッチスイッチ20ではタッチ操作時のチャタリングを防ぐために、単安定マルチバイブレータ29を出力に設けてある点で図11の場合と異なる。このタッチスイッチ20の場合には駆動電源として乾電池等の直流電源を使用することができ、必ずしも商用電源ACを用いる必要がない。
【0040】
このように本実施例では実施例1のように照明器具側のタッチスイッチの代わりにリモコン送信器27を用いたものであり、点灯回路15は人体距離検知部11の信号とともにこのリモコン送信器27に対応させて設けた受信部からの受信信号に基づいて実施例1と同様にランプ1に対する動作モードを切り替えるようになっている。
【0046】
【発明の効果】
請求項1の発明は、人体距離検知手段と、この人体距離検知手段が検知した人体距離に対応してランプに対する出力を制御する出力制御手段とで構成されたものであるから、人体の位置によって自動的にランプの出力を制御することができ、そのため人が存在しない状態でランプが点灯しているような無駄な状態を無くすことが可能となるという効果がある。
【0047】
また上記出力制御手段に、ランプを調光制御する調光制御機能を備えたものであるから、ランプを人体の位置によって調光制御することができるという効果がある。
【0048】
更に上記人体距離検知手段を、ランプを支える支柱の回転を検知する手段で構成したものであるから、ランプの位置変更で使用者の照明の用、不要を確実に検知することができるという効果がある。
【0049】
更にまた上記出力制御手段に、人体距離が一定範囲外では、ランプを全点灯、調光点灯、消灯の各動作モードで出力を切り替え、人体距離が一定範囲内では全点灯と調光点灯の動作モードを切り替えるスイッチ手段を備えたものであるから、人の存在位置とスイッチ手段の操作とで動作モードが切り替え設定できるため、人の存否に応じた多様な照明制御が行えるという効果がある。
【0050】
請求項2の発明は、請求項1において、上記スイッチ手段を、タッチスイッチで構成したものであるから、切り替え設定が人体のタッチにより行えるという効果がある。
請求項3の発明は、請求項2において、タッチスイッチとして、2個の端子間を人体が同時に触れたときに人体を介して流れる微小電流が導通することによりオンするものを用いたものであるから、大地を通じて商用電源から人体に電流を流すようなタッチスイッチのような場合のように、絶縁トランスを使用して商用電源に接続した場合等では動作しないというような問題がなく、使用電源も限定されないという効果がある。
【0051】
請求項4の発明は、請求項1において、上記スイッチ手段を、発光部と、この発光部からの光を受光する受光部とを備え、発光部からの光が人体で遮断された時に出力を発生する光電スイッチで構成したものであるから、スイッチ手段として光電スイッチを用いるため、タッチスイッチのように人体に電流を流すことが無く、電流に過敏な人に対しても対応できるという効果がある。
【0052】
請求項5の発明は、請求項1において、上記スイッチ手段をリモコン送信器の操作用のスイッチで構成したものであるから、動作モードの切り替えが遠隔操作により行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本例の照明器具の斜視図である。
【図2】同上の人体距離検知部の拡大断面図である。
【図3】同上の人体距離検知部の一部破断せる拡大斜視図である。
【図4】同上の回路図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】本発明の実施例1の回路図である。
【図7】同上の照明器具の斜視図である。
【図8】同上使用のタッチスイッチの動作説明用波形図である。
【図9】同上の動作説明用フローチャートである。
【図10】同上のタッチスイッチの不動作時の動作説明用波形図である。
【図11】同上に使用する別のタッチスイッチの回路図である。
【図12】同上に使用する別のタッチスイッチのタッチ電極の構成図である。
【図13】同上に使用する光電スイッチの構成図である。
【図14】同上に使用する光電スイッチの操作説明図である。
【図15】本発明の実施例2に使用するリモコン送信器の回路図である。
【図16】同上に使用する他のリモコン送信器の回路図である。
【図17】同上に使用する他のリモコン送信器のタッチスイッチの回路図である。
【図18】同上に使用する他のリモコン送信器に使用する別のタッチスイッチの回路図である。
【図19】従来例の斜視図である。
【図20】別の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ランプ
5 ヘッド
6,7 支柱
81 ,82 回転軸
9 ベース
11 人体距離検知部
12 固定部
Claims (5)
- 人体距離検知手段と、この人体距離検知手段が検知した人体距離に対応してランプに対する出力を制御する出力制御手段とで構成され、
上記人体距離検知手段を、ランプを支える支柱の回転を検知する手段で構成し、
上記出力制御手段には、ランプを調光制御する調光制御機能を備えるとともに、人体距離が一定範囲外では、ランプを全点灯、調光点灯、消灯の各動作モードで出力を切り替え、人体距離が一定範囲内では全点灯と調光点灯の動作モードを切り替えるスイッチ手段を備えていることを特徴とする点灯制御装置。 - 上記スイッチ手段を、タッチスイッチで構成したことを特徴とする請求項1項記載の点灯制御装置。
- 上記タッチスイッチは、2個の端子間を人体が同時に触れたときに人体を介して流れる微小電流が導通することによりオンすることを特徴する請求項2記載の点灯制御装置。
- 発光部と、この発光部からの光を受光する受光部とを備え、発光部からの光が人体で遮断された時に出力を発生する光電スイッチで上記スイッチ手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の点灯制御装置。
- 上記スイッチ手段をリモコン送信器の操作用のスイッチで構成したことを特徴とする請求項1記載の点灯制御装置。
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