JP3567383B2 - Power take-out device - Google Patents
Power take-out device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3567383B2 JP3567383B2 JP01569594A JP1569594A JP3567383B2 JP 3567383 B2 JP3567383 B2 JP 3567383B2 JP 01569594 A JP01569594 A JP 01569594A JP 1569594 A JP1569594 A JP 1569594A JP 3567383 B2 JP3567383 B2 JP 3567383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power take
- oil
- shaft
- casing
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は動力取出し装置に関するもので、更に詳細には、駆動源に連結される動力取出し軸と出力軸とを、コイルスプリングの巻き付けと開放により接・断する電磁式スプリングクラッチにて係脱可能に連結する動力取出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両の走行用のエンジンから走行以外の用途に使用するための動力を取出す装置としては、フライホイールケース部分から動力を取出すようにしたフライホイール動力取出し装置(FPTOともいう)が知られている。例えば、図5に示す消防自動車1においては、エンジン2の動力がその出力軸からフライホイールケース3内のフライホイール、クラッチ4、ミッション5、走行用のプロペラシャフト6及びデフ7を介して左右の後輪8に伝達される一方、フライホイールケース3に設けたフライホイール動力取出し装置9によりエンジン2の動力が動力取出し軸10からポンプ駆動用のプロペラシャフト11を介して消防ポンプ12に伝達されるようになっている。
【0003】
この場合、フライホイールケース3には、図6に示すように外周後方へ突出したケーシング13が設けられ、このケーシング13内にはエンジン2の出力軸2aと歯車14,15,16を介して連結された動力取出し軸10が回転自在に支持されている。そして、動力取出し軸10には電磁式スプリングクラッチ17を介して出力軸としての出力筒部18が回転自在に設けられ、この出力筒部18から上記ポンプ駆動用のプロペラシャフト11に動力が伝達されるようになっている。
【0004】
上記電磁式スプリングクラッチ17は、上記ケーシング13の後端部に固定された円環状の電磁コイル19と、動力取出し軸10上に固定され、上記電磁コイル19を円環状の溝20内に収容した回転磁性部材21と、この回転磁性部材21と所定の空隙をもって対面するように上記出力筒部18にコイルスプリング22を介して固定された円環状のアーマチュア23とから主に構成されている。上記コイルスプリング22の内側には、動力取出し軸10上に固定された入力ハブ24と出力筒部18に固定された出力ハブ25とが配置され、電磁コイル19の励磁によりアーマチュア23が回転磁性部材21に圧接して回転すると、その回転方向に螺旋状となっているコイルスプリング22が入力ハブ24上及び出力ハブ25上に巻き付いて動力が伝達される。また、電磁コイル19が非励磁状態になると、コイルスプリング22の巻き付きが開放されて動力取出し軸10からの動力の伝達が断たれるようになっている。なお、電磁式コイルスプリング17全体はカバー26によって覆われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の動力取出し装置においては、アーマチュア23と動力伝達用のコイルスプリング22との間に隙間があると共に、アーマチュア23がカバー26から離れた位置に取付けられるため、連結時の衝撃音が拡大されて不快音を発生するという問題があった。また、コイルスプリング22の巻き付けによる摩擦力によって動力の伝達を短時間にかつ頻繁に行うため、コイルスプリング22の折損が生じたり、ケーシングの軸受部にガタツキが生じるという問題もあった。また、コイルスプリング22の摩擦面に錆が発生し、その錆が軸受部に付着して軸受の性能を低下させると共に、寿命を低下させるという問題や、長期間の使用によりコイルスプリング22と入力ハブ24及び出力ハブ25の摩擦面に摩耗粉が発生し、この摩耗粉が軸受部等の隙間に堆積して動作不良をきたす虞れがあった。更には、コイルスプリング22の巻き付けを利用するので連結時間が非常に短くなり、そのためコイルスプリング22の内部発生応力が異常に大きくなり、負荷慣性を小さなものに限定しなければならないという不都合もあった。
【0006】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、動力伝達時の連結音及び衝撃の緩和を図り、寿命の増大及び大慣性負荷の起動等を可能にした動力取出し装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の動力取出し装置は、駆動源に連結される動力取出し軸と、出力軸とを、コイルスプリングの巻き付けと開放により接・断する電磁式スプリングクラッチにて係脱可能に連結する動力取出し装置を前提とし、上記電磁式スプリングクラッチをケーシング内に内蔵すると共に、ケーシング内に形成された油溜め室又はこの油溜め室に連通する油雰囲気空間内に、上記コイルスプリングと上記動力取出し軸の軸受及び出力軸の軸受を配置して、上記油溜め室内に収容される潤滑油又は上記油雰囲気空間内に収容される潤滑油の油ミストに上記コイルスプリングと上記動力取出し軸の軸受及び出力軸の軸受を接触させるようにした、ことを特徴とするものである(請求項1)。
【0008】
この発明において、上記ケーシングを一体的に形成しても差し支えないが、好ましくはケーシングを、動力取出し軸及び電磁式スプリングクラッチの一部を包囲する第1のケーシング半体と、出力軸及び電磁式スプリングクラッチの残りの部分を包囲する第2のケーシング半体とで構成し、上記第1のケーシング半体と第2のケーシング半体とを着脱可能に連結すると共に、上記動力取出し軸と出力軸とを分割可能に形成する方がよい(請求項2)。
【0009】
【作用】
上記のように構成されるこの発明の動力取出し装置によれば、電磁式スプリングクラッチをケーシング内に内蔵すると共に、ケーシング内に形成された油溜め室内にコイルスプリングを配置することにより、連結時の衝撃音を油溜め室内の油によって吸収することができる。また、油中使用のため、コイルスプリングの摩擦係数を低下して起動時の衝撃を緩和することができる上、起動時間を緩和できるので、大慣性負荷の起動が可能となる。また、油膜によってコイルスプリングを被覆するので、錆の発生を防止することができる(請求項1)。
【0010】
また、油溜め室内に収容される潤滑油又は油雰囲気空間内に収容される潤滑油の油ミストにコイルスプリングと動力取出し軸の軸受及び出力軸の軸受を接触させることにより、コイルスプリングと軸受を油雰囲気(潤滑油、潤滑油の油ミスト)におくことができるので、コイルスプリングと軸受を錆から防止することができる。
【0011】
また、ケーシングを、動力取出し軸及び電磁式スプリングクラッチの一部を包囲する第1のケーシング半体と、出力軸及び電磁式スプリングクラッチの残りの部分を包囲する第2のケーシング半体とで構成し、第1のケーシング半体と第2のケーシング半体とを着脱可能に連結すると共に、動力取出し軸と出力軸とを分割可能に形成することにより、保守・点検や油溜め室内の潤滑油の交換が可能となり、潤滑油内に混入された摩耗粉を回収することができる。
【0012】
【実施例】
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明の動力取出し装置をフライホイール動力取出し装置に適用した場合について説明する。なお、従来の動力取出し装置と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0013】
図1はこの発明の動力取出し装置の上半分断面図、図2は図1の側面図が示されている。
【0014】
この発明の動力取出し装置9Aは、フライホイールケース3から切離されてユニット化されたケーシング13を有している。このケーシング13は、フライホイールケース3に固定ボルト27をもって固定される第1のケーシング半体13aと、この第1のケーシング半体13aに連結ボルト28をもって着脱可能に連結される第2のケーシング半体13bとで構成されている。
【0015】
第1のケーシング半体13aのフライホイールケース3側には、動力取出し軸10が軸受29とオイルシール30を介して回転自在にかつ気水密に支持され、この動力取出し軸10の一端には、図示しないエンジン(駆動源)の出力軸2aに取付けられた駆動歯車14と中間歯車15を介して噛合する従動歯車16が取付けられている。この場合、従動歯車16と動力取出し軸10には互いに係合するスプライン31が形成され、従動歯車16は動力取出し軸10に対してその軸端の押え板32及びナット33を介して着脱可能に取付けられている。
【0016】
上記動力取出し軸10の他端には、これと同心状に出力軸34に設けられた筒部34aとこの筒部34aに固定ボルト35をもって固定された出力ハブ25が軸受36を介して回転自在に設けられている。出力軸34は段状に形成されており、図示しないポンプ駆動用のプロペラシャフトに連結する側の小径部は、2つの軸受37,37とオイルシール38を介して第2のケーシング半体13bにて回転自在かつ気水密に支持されている。
【0017】
上記第1のケーシング半体13aと第2のケーシング半体13bとはシール部材39を介して当接されると共に、連結ボルト28によって着脱可能に連結されている。そして、これら第1のケーシング半体13aと第2のケーシング半体13bとで油溜め室40が構成され、この油溜め室40に連通する油雰囲気空間41内に出力軸34の2つの軸受37,37が配置されるようになっている。なお、第1のケーシング半体13aには油注入口42が設けられ、この油注入口42にボルトにて形成される蓋43がねじ結合されている。また、第2のケーシング半体13bの中間部より下方位置の両側には油面計44が設けられ、この油面計44によって油溜め室40内に収容された潤滑油の油面(図1の想像線で示す)のレベルを外部から監視することができるようになっている。
【0018】
一方、上記第1のケーシング半体13aと出力軸34の間には動力取出し軸10と出力軸34とをコイルスプリング22の巻き付けと開放により接・断して係脱可能に連結する電磁式スプリングクラッチ17が設けられている。この電磁式スプリングクラッチ17は、具体的には一方向回転連結とオーバランニング駆動ができる電磁ラップスプリングクラッチからなり、第1のケーシング半体13aに固定ねじ45にて固定された円環状の電磁コイル19と、動力取出し軸10上に固定され、電磁コイル19を円環状の溝20内に収容した回転磁性部材21と、この回転磁性部材21と所定の空隙をもって対面するように上記出力軸34にコイルスプリング22を介して固定された円環状のアーマチュア23とから主に構成されている。上記コイルスプリング22の内側には、動力取出し軸10上に設けられたスプライン46にて固定された入力ハブ24と出力軸34に固定された出力ハブ25とが配置され、電磁コイル19の励磁によりアーマチュア23が回転磁性部材21に圧接して回転すると、その回転方向に螺旋状となっているコイルスプリング22が入力ハブ24上及び出力ハブ25上に巻き付いて動力が伝達されるようになっている。また、電磁コイル19が非励磁状態になると、コイルスプリング22の巻き付きが開放されて動力取出し軸10からの動力の伝達が断たれるようになっている。
【0019】
なお、電磁式スプリングクラッチ17の構成部材である電磁コイル19、回転磁性部材21、コイルスプリング22及びアーマチュア23と軸受36は油溜め室40内に配置されている。また、上記第1のケーシング半体13aと第2のケーシング半体13bとが分割される際、第1のケーシング半体13aにて包囲される動力取出し軸10と電磁式スプリングクラッチ17の電磁コイル19及び回転磁性部材21と、第2のケーシング半体13bにて包囲される出力軸34と電磁式スプリングクラッチ17のコイルスプリング22及びアーマチュア23とが分離される。また、この分割の際、軸受36の内輪36aは動力取出し軸10に残り、軸受36の外輪36bとコロ36cは出力軸34の筒部34aと出力ハブ25の内側面に固定されて、内輪36aと分離される(図3参照)。なお、図中47はケーシング13をクラッチハウジング上から支持するための支持部材である。
【0020】
上記のように構成される動力取出し装置9Aにおいては、フライホイールケース3に固定された第1のケーシング半体13aに、連結ボルト28をもって第2のケーシング半体13bを連結することにより、ケーシング13内に電磁式スプリングクラッチ17を内蔵し、この電磁式スプリングクラッチ17を介して動力取出し軸10と出力軸34とを連結することができ、ケーシング13内に形成された油溜め室40内に収容される潤滑油にコイルスプリング22を浸漬あるいは油雰囲気下におくことができるので、クラッチの作動による連結時の衝撃音を油溜め室40内の潤滑油によって吸収することができる。また、油中使用のため、コイルスプリング22の摩擦係数を低下して起動時の衝撃を緩和することができる上、起動時間を緩和できるので、大慣性負荷の起動が可能となる。また、油膜によってコイルスプリング22を被覆するので、錆の発生を防止することができる。
【0021】
また、油溜め室40内に軸受36を配置し、油溜め室40に連通する油雰囲気空間41内に軸受37をおくことができるので、軸受36,37を油溜め室40内に収容された潤滑油又はこの潤滑油の油ミストに接触させて錆から防止することができ、軸受36,37の性能の低下防止と寿命の増大を図ることができる。
【0022】
また、第1のケーシング半体13aと第2のケーシング半体13bとを分割可能にするので、保守・点検や油溜め室40内の潤滑油の交換が可能となり、潤滑油内に混入された摩耗粉を回収することができる。したがって、メンテナンスの向上を図ることができる。
【0023】
なお、上記実施例では、ケーシング13が第1のケーシング半体13aと第2のケーシング半体13bとで構成される場合について説明したが、必ずしもケーシング13を分割可能に形成する必要はなく、ケーシング13を一体に形成してもよい。すなわち、図4に示すように、一端がフライホイールケース3に固定ボルト27をもって固定されるケーシング13の他端にオイルシール38を介して出力軸としての出力筒部34Aを回転自在にかつ気水密に支持して油溜め室40を形成し、この油溜め室40内に電磁式スプリングクラッチ17の回転磁性部材21,アーマチュア23及びコイルスプリング22を配置するようにしてもよい。なお、図4に示す実施例では、出力軸が出力筒部34Aにて形成されると共に、この出力筒部34Aの内方まで延びる動力取出し軸10と出力筒部34Aとの間に3つの軸受37,37,37を介在させる点と、軸受36及び軸受37を油溜め室40と遮断した点のみが上記第一実施例と異なる以外は第一実施例と同じであるので、同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0024】
なお、上記実施例では、この発明の動力取出し装置をフライホイール動力取出し装置に適用した場合について説明したが、必ずしもフライホイール動力取出し装置に適用するものではなく、その他の動力取出し装置にも適用できることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明のフライホイール動力取出し装置によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
【0026】
1)請求項1記載の動力取出し装置によれば、連結時の衝撃音を油溜め室内の油によって吸収することができるので、騒音の防止を図ることができる。また、油中使用のため、コイルスプリングの摩擦係数を低下して起動時の衝撃を緩和することができる上、起動時間を緩和できるので、大慣性負荷の起動が可能となる。更には、油膜によってコイルスプリングを被覆するので、錆の発生を防止することができる。
【0027】
2)また、ケーシング内に形成された油溜め室又はこの油溜め室に連通する油雰囲気空間内に、コイルスプリングと動力取出し軸の軸受及び出力軸の軸受を配置して、油溜め室内に収容される潤滑油又は油雰囲気空間内に収容される潤滑油の油ミストにコイルスプリングと動力取出し軸の軸受及び出力軸の軸受を接触させることにより、コイルスプリングと軸受を油雰囲気(潤滑油、潤滑油の油ミスト)におくことができるので、コイルスプリングと軸受を錆から防止して装置の寿命の増大を図ることができる。
【0028】
3)請求項2記載の動力取出し装置によれば、第1のケーシング半体と第2のケーシング半体とを着脱可能に連結すると共に、動力取出し軸と出力軸とを分割可能に形成するので、保守・点検や油溜め室内の潤滑油の交換が可能となり、潤滑油内に混入された摩耗粉を回収することができると共に、メンテナンスの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の動力取出し装置をフライホイール動力取出し装置に適用した状態の上半分断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】この発明の動力取出し装置を分解した状態の要部断面図である。
【図4】この発明の動力取出し装置の別の実施例を示す断面図である。
【図5】従来のフライホイール動力取出し装置を備えた車両の概略的構成図である。
【図6】図5に示されたフライホイール動力取出し装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 動力取出し軸
13 ケーシング
13a 第1のケーシング半体
13b 第2のケーシング半体
17 電磁式スプリングクラッチ
19 電磁コイル
21 回転磁性部材
22 コイルスプリング
23 アーマチュア
28 連結ボルト
30 オイルシール
34 出力軸
34A 出力筒部(出力軸)
36 軸受
37 軸受
38 オイルシール
40 油溜め室
41 油雰囲気空間[0001]
[Industrial applications]
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Generally, a flywheel power take-out device (also referred to as an FPTO) that takes power from a flywheel case portion is known as a device that takes out power for use other than traveling from an engine for traveling of a vehicle. I have. For example, in the
[0003]
In this case, the
[0004]
The
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this type of conventional power take-out device, there is a gap between the
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a power take-out device capable of mitigating connection noise and impact during power transmission, extending the life, and starting a large inertia load. Things.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a power take-off device according to the present invention is configured such that a power take-off shaft connected to a drive source and an output shaft are connected by an electromagnetic spring clutch that connects and disconnects by winding and releasing a coil spring. Assuming that the power take-off device is detachably connected, the above-mentioned electromagnetic spring clutch is built in the casing, and the coil is placed in an oil reservoir formed in the casing or in an oil atmosphere space communicating with the oil reservoir. A spring, a bearing of the power take-off shaft, and a bearing of the output shaft are arranged, and the coil spring and the power are supplied to lubricating oil contained in the oil reservoir or oil mist contained in the oil atmosphere space. The bearing of the take-out shaft and the bearing of the output shaft are brought into contact with each other ( claim 1 ).
[0008]
In the present invention, the casing may be integrally formed. However, preferably, the casing is formed of a first casing half surrounding a power take-off shaft and a part of an electromagnetic spring clutch, an output shaft and an electromagnetic type. A second casing half surrounding the remaining portion of the spring clutch, the first casing half and the second casing half being detachably connected, and the power take-off shaft and the output shaft Is preferably formed so as to be divisible ( claim 2 ).
[0009]
[Action]
According to the power take-out device of the present invention configured as described above, the electromagnetic spring clutch is housed in the casing, and the coil spring is arranged in the oil reservoir chamber formed in the casing, so that it can be connected at the time of connection. The impact noise can be absorbed by the oil in the sump chamber. In addition, since it is used in oil, the coefficient of friction of the coil spring can be reduced to reduce the impact at the time of startup, and the startup time can be reduced, so that a large inertia load can be started. Further, since the coil spring is covered with the oil film, it is possible to prevent rust from occurring (claim 1).
[0010]
In addition, the coil spring and the bearing of the output shaft and the bearing of the output shaft are brought into contact with the lubricating oil contained in the oil sump chamber or the oil mist of the lubricating oil contained in the oil atmosphere space, so that the coil spring and the bearing are formed. The coil spring and the bearing can be prevented from being rusted because they can be placed in an oil atmosphere (lubricating oil, lubricating oil mist) .
[0011]
Further, the casing includes a first casing half surrounding the power take-off shaft and a part of the electromagnetic spring clutch, and a second casing half surrounding the output shaft and the remaining part of the electromagnetic spring clutch. In addition, the first casing half and the second casing half are detachably connected to each other, and the power take-off shaft and the output shaft are formed so as to be splittable. Can be replaced, and abrasion powder mixed in the lubricating oil can be collected.
[0012]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. Here, a case where the power take-out device of the present invention is applied to a flywheel power take-out device will be described. The same parts as those of the conventional power take-out device will be described with the same reference numerals.
[0013]
FIG. 1 is a sectional view of the upper half of the power take-out device of the present invention, and FIG. 2 is a side view of FIG.
[0014]
The power take-out
[0015]
On the
[0016]
At the other end of the power take-off
[0017]
The
[0018]
On the other hand, between the
[0019]
The
[0020]
In the power take-out device 9 </ b> A configured as described above, the
[0021]
Further, since the
[0022]
Further, since the
[0023]
In the above-described embodiment, the case where the
[0024]
In the above embodiment, the case where the power take-out device of the present invention is applied to a flywheel power take-out device has been described. Of course.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the flywheel power take-out device of the present invention, since it is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0026]
1) According to the power take-out device of the first aspect, since the impact noise at the time of connection can be absorbed by the oil in the oil reservoir, noise can be prevented. In addition, since it is used in oil, the coefficient of friction of the coil spring can be reduced to reduce the impact at the time of startup, and the startup time can be reduced, so that a large inertia load can be started. Further, since the coil spring is covered with the oil film, rust can be prevented from being generated.
[0027]
2) A coil spring, a bearing of a power take-off shaft, and a bearing of an output shaft are arranged in an oil sump chamber formed in the casing or in an oil atmosphere space communicating with the oil sump chamber, and housed in the oil sump chamber. The coil spring and the bearing of the power take-off shaft and the bearing of the output shaft are brought into contact with the lubricating oil to be discharged or the oil mist of the lubricating oil contained in the oil atmosphere space, so that the coil spring and the bearing are brought into the oil atmosphere (lubricating oil, lubrication). (Oil mist) , the coil spring and the bearing can be prevented from rust, and the life of the device can be extended.
[0028]
3) According to the power take-off apparatus according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an upper half sectional view showing a state where a power take-out device of the present invention is applied to a flywheel power take-out device.
FIG. 2 is a side view of FIG.
FIG. 3 is a sectional view of a main part of the power take-out device of the present invention in an exploded state.
FIG. 4 is a sectional view showing another embodiment of the power take-out device of the present invention.
FIG. 5 is a schematic configuration diagram of a vehicle provided with a conventional flywheel power take-out device.
FIG. 6 is an enlarged sectional view of the flywheel power take-out device shown in FIG. 5;
[Explanation of symbols]
36
Claims (2)
上記電磁式スプリングクラッチをケーシング内に内蔵すると共に、ケーシング内に形成された油溜め室又はこの油溜め室に連通する油雰囲気空間内に、上記コイルスプリングと上記動力取出し軸の軸受及び出力軸の軸受を配置して、上記油溜め室内に収容される潤滑油又は上記油雰囲気空間内に収容される潤滑油の油ミストに上記コイルスプリングと上記動力取出し軸の軸受及び出力軸の軸受を接触させるようにした、ことを特徴とする動力取出し装置。In a power take-off device, a power take-off shaft connected to a drive source and an output shaft are detachably connected by an electromagnetic spring clutch that connects and disconnects by winding and releasing a coil spring.
The electromagnetic spring clutch is built in the casing, and the coil spring, the bearing of the power take-off shaft, and the output shaft are disposed in an oil sump chamber formed in the casing or in an oil atmosphere space communicating with the oil sump chamber. A bearing is disposed, and the coil spring and the bearing of the power take-off shaft and the bearing of the output shaft are brought into contact with the lubricating oil contained in the oil sump chamber or the oil mist of the lubricating oil contained in the oil atmosphere space. and so, power take-off and wherein the.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01569594A JP3567383B2 (en) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | Power take-out device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01569594A JP3567383B2 (en) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | Power take-out device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205672A JPH07205672A (en) | 1995-08-08 |
JP3567383B2 true JP3567383B2 (en) | 2004-09-22 |
Family
ID=11895913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01569594A Expired - Lifetime JP3567383B2 (en) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | Power take-out device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3567383B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102259590B (en) * | 2010-05-25 | 2013-10-02 | 廖多秀 | Multifunctional energy saver for automatic sliding of automobile through inertia force |
-
1994
- 1994-01-17 JP JP01569594A patent/JP3567383B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07205672A (en) | 1995-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3812928A (en) | Electric powered wheel | |
KR100660620B1 (en) | Starter having excessive-torque-absorbing device | |
JP4218129B2 (en) | Hydraulic pressure generator and hybrid vehicle using the same | |
JP2009012523A (en) | Wheel drive | |
JP3691717B2 (en) | Hybrid vehicle transmission unit | |
JP3823650B2 (en) | Drive device for hybrid vehicle | |
US2039513A (en) | Traction wheel unit | |
CN115397684A (en) | Shaft drive device | |
JP3567383B2 (en) | Power take-out device | |
US4369674A (en) | Power transmission device | |
JP2013147217A (en) | In-wheel motor driving device | |
JP2003074449A (en) | Starter | |
JP5179813B2 (en) | Damper mounting structure for hybrid vehicles with limiter | |
JP5882178B2 (en) | Drive device | |
CN112065970A (en) | Angle grinder gear box sealing structure lubricated by lubricating oil and angle grinder | |
JP4206675B2 (en) | Vehicle transmission | |
JP2019157939A (en) | Vehicle drive unit | |
JPS588851A (en) | Hydraulic clutch type speed change gear for industrial vehicles | |
CN220742702U (en) | In-wheel motor and mobile robot | |
JP3284752B2 (en) | Hoist with fine speed mechanism | |
GB2115367A (en) | An improved electric chain block or hoist | |
JPH03121345A (en) | Transmission casing structure | |
JP2599195Y2 (en) | Transmission | |
JPH09310667A (en) | Starter with planetary gear reduction mechanism | |
JP2023119927A (en) | Gear device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040326 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040604 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |