JP3823650B2 - Drive device for hybrid vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンと電気モータの両方を駆動源とするパラレルタイプのハイブリッド車輌用駆動装置に係り、詳しくは同軸状に配置された入力軸、ジェネレータ(第1の電気回転手段)のロータ軸、(カウンタ)ドライブギヤ及びプラネタリギヤ等からなる第1軸の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平8−317600号公報に示すハイブリッド車輌用駆動装置が提案されている。該ハイブリッド車輌用駆動装置は、エンジン出力軸の回転をジェネレータ及び駆動車軸にプラネタリギヤを介して分配して伝達すると共に、エンジンの回転によりジェネレータを回転して充電しつつ、該エンジン回転単独で又は電気モータにアシストされて、駆動車輌を駆動して走行するか、又は電気モータ単独で駆動車輌を駆動して走行する。
【0003】
そして、該ハイブリッド車輌用駆動装置は、図9に示すように、第1軸A上に、エンジン出力軸2aにダンパ等を介して連結している入力軸13、第1の電気回転手段を構成するジェネレータ3(通常走行時はジェネレータとして機能するが、他にスタータ及び駆動モータとしても機能する)のロータ軸15、プラネタリギヤ6及び該プラネタリギヤからの回転をカウンタ軸11に伝達するカウンタドライブギヤ21を有する走行回転軸16が配置されており、これら各部材は、フロントハウジング39、ミッションケース40及びリヤカバー41からなる一体ケースに収納されている。
【0004】
該第1軸Aの支持構造を、図9及び図10に沿って詳細に説明すると、前記ロータ軸15は、その前部がケース40に形成された支軸壁40aにラジアルボールベアリング42を介して支持され、かつその後部がリヤカバー41にラジアルボールベアリング43を介して支持されている。また、入力軸13は、その前部がハウジング39にラジアルボールベアリング45を介して支持され、かつその後部が前記ロータ軸15の先端に形成された中空ハブ部15aにニードルベアリング46を介して支持されている。更に、カウンタドライブギヤ21を形成した走行回転軸16は、ニードルベアリング47を介して前記入力軸13に支持されている。なお、プラネタリギヤ6は、そのサンギヤSがロータ軸15にスプライン連結され、キャリヤCRが入力軸13に一体に連結され、リングギヤRが走行回転軸16に一体に連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した第1軸Aの支持構造にあっては、入力軸13は、その前部がベアリング45を介して直接ハウジング39に支持されているが、その後部は、ベアリング46、ロータ軸ハブ部15aを介してケース支持壁40aのベアリング42に支持されている。このため、軸方向の短縮化が図れるとしても、入力軸13の支持精度が低下し、該入力軸上に間接支持されている走行回転軸16のカウンタドライブギヤ21は、上記入力軸の支持精度の影響を受けて、ヘリカルカルギヤに起因するスラスト方向及びラジアル方向に対して支持精度が充分でなく、ドリブンギヤ22との噛合い精度に影響して、ギヤノイズの原因となっている。
【0006】
また、ロータ軸15の前部がケース支持壁40aに支持されているため、ジェネレータ3を停止する際に作動するブレーキ4は、その油圧アクチュエータと共にリヤカバー41に配置する必要があり、レゾルバ20の後端配置と相俟って、組付けが面倒になっていると共に、組付け精度を低下する原因になっている。特に、ブレーキ4のスプラインを合せつつ、リヤカバー41をロータ軸15に組付ける作業は、面倒であり、組立て性を低下している。
【0007】
更に、ブレーキ4及びその油圧アクチュエータのリヤカバー配置により、オイルポンプからの油路形成が長くなり、一体ケース外部に取廻されるチューブ配管及びリヤカバー41とケース40の合せ面に形成した油路から油漏れを生じ易い等の信頼性を損う原因にもなっている。
【0008】
また、ジェネレータ3のロータ軸15は、入力軸13をそのハブ部15aで支持する関係上、該ロータ軸にロータ17をスプライン係合により取付ける必要があり、このため、ロータ軸15に取付けられるレゾルバ20による回転変化の検出が、上記スプラインによるガタの影響を受けて、高い精度での検出が困難になっている。
【0009】
そこで、本発明は、ドライブギヤをケース支持壁に直接支持すると共に、該ケース支持壁にロータ軸支持用のセンタサポートを取付け、もって上述課題を解決したハイブリッド車輌用駆動装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は(例えば図3ないし図5参照)、エンジン出力軸(2a)に連動する入力軸(13)と、第1の電気回転手段(3)のロータ軸(15)と、走行駆動軸(33l、33r)に連動するドライブギヤ(21)と、前記入力軸(13)に連結する第1の回転要素(CR)、前記ロータ軸(15)に連結する第2の回転要素(S)及び前記ドライブギヤ(21)に連結する第3の回転要素(R)を有するプラネタリギヤ(6)と、を備え、
前記入力軸(13)、前記ロータ軸(15)、前記ドライブギヤ(21)及び前記プラネタリギヤ(6)が、同軸状に配置されると共に、ミッションケース(40)、該ケースの一側を閉塞するハウジング(39)及び該ケースの他端を閉塞するカバー(41)からなるケース体に収納されてなる、ハイブリッド車輌用駆動装置において、
第1及び第2の支持壁(40a)(48)を有し、これら支持壁のいずれか一方(40a)が前記ミッションケース(40)に形成され、他方(48)が前記ミッションケースに固着されてなり、
前記第1の支持壁(40a)に装着された少なくとも2個のアンギュラコンタクトベアリング等の軸方向及び径方向移動を規制するベアリング(53,53)により前記ドライブギヤ(21)が直接支持され、
前記入力軸(13)の前記プラネタリギヤ(6)側の一端部分が該ドライブギヤ(21)の内周側に、及び前記入力軸(13)の他端部分が前記ハウジング(39)に、それぞれベアリング(57)(45)を介して支持されることで、前記入力軸(13)が支持され、
前記第2の支持壁(48)及び前記カバー(41)にそれぞれベアリング(42)(43)を介して前記ロータ軸(15)が支持されてなる、
ことを特徴とするハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0012】
請求項2に係る本発明は(例えば図2ないし図6参照)、前記第1及び第2の支持壁の他方(48)が、前記一方の支持壁(40a)に固着され、
前記ケース体(39,40)の下方(89)における前記第1の支持壁(40a)にオイルポンプ(83)及びバルブボディ(86)を配設し、
該バルブボディからのオイルを、前記第1の支持壁(40a)、第2の支持壁(48)又はそれらの合せ面(m)に形成された各油路(90a,90c,90e)を介して、前記第1の電気回転手段(3)及び前記ベアリング等の各潤滑必要個所に潤滑・冷却油として供給してなる、
請求項1記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0013】
請求項3に係る本発明は(例えば図2ないし図6参照)、前記第1及び第2の支持壁の他方(48)が、前記一方の支持壁(40a)に固着され、
前記第2の支持壁(48)に、前記第1の電気回転手段(3)のロータ(17)を停止状態に保持するブレーキ装置(4)を配設し、かつ該ブレーキ装置の油圧アクチュエータ(69)が、前記第2の支持壁(48)に形成されたシリンダ(70)及び該シリンダに油密状に嵌合するピストン(72)を有し、
前記ケース体(39,40)の下方(89)における前記第1の支持壁(40a)にオイルポンプ(83)及びバルブボディ(86)を配設し、
該バルブボディからのオイルを、前記第1の支持壁(40a)及び第2の支持壁(48)に形成された各油路(90a,90b)を介して、前記ブレーキ装置(4)の油圧アクチュエータ(69)に作動油として供給してなる、
請求項1又は2記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0014】
請求項4に係る本発明は(例えば図5、図7、図8参照)、前記第2の支持壁(48)に、前記第1の電気回転手段(3)のロータ(17)の回転を停止するブレーキ装置(4)、該ロータの回転変位を検出する検出手段(100)、及び前記入力軸(13)に連結する第1の回転要素(CR)のエンジン回転方向と反対方向の回転を阻止するワンウェイクラッチ(101)の少なくとも1個を、前記第1の電気回転手段(3)のステータ(19)と軸方向にオーバラップするように配置してなる、
請求項1ないし3のいずれか記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0015】
請求項5に係る本発明は(例えば図7参照)、前記第2の支持壁(48)に、前記第1の電気回転手段(3)のロータ(17)の回転を停止するブレーキ装置(4)、該ロータの回転変位を検出する検出手段(100)、及び前記入力軸(13)に連結する第1の回転要素(CR)のエンジン回転方向と反対方向の回転を阻止するワンウェイクラッチ(101)のいずれか2個[例えば検出手段(100)、ワンウェイクラッチ(101)]を、前記第1の電気回転手段(3)のステータ(19)と軸方向にオーバラップするように配置してなる、
請求項1ないし3のいずれか記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0016】
請求項6に係る本発明は(例えば図4、図5参照)、前記第1の電気回転手段(3)は、そのステータ(19)が前記ミッションケース(40)に固着されていると共に、そのロータ(17)が前記ロータ軸(15)に一体不可分に固着されたロータハブ(61)に取付けられてなり、
前記ロータ軸(15)の回転変位を前記検出手段(20,100)にて検出してなる、
請求項4又は5記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0017】
請求項7に係る本発明は(例えば図1参照)、第2の電気回転手段(5)を更に備え、該第2の電気回転手段の出力軸(5a)を、前記ドライブギヤ(21)と共に前記走行駆動軸(33l,33r)に連動してなる、
請求項1記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0018】
請求項8に係る本発明は、前記第1の支持壁が、前記ミッションケース(40)に形成されたケース支持壁(40a)であり、前記第2の支持壁が、前記ケース支持壁(40a)に固着されたセンタサポート(48)である、
請求項1ないし7のいずれか記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0019】
[作用]
以上構成に基づき、エンジン出力軸(2a)の回転は、入力軸(13)を介してプラネタリギヤ(6)の第1の回転要素(例えばキャリヤCR)に伝達され、そして該プラネタリギヤにて第2の回転要素(例えばサンギヤS)及び第3の回転要素(例えばリングギヤR)に分配されて、第1の電気回転手段(3)のロータ軸(15)に伝達されて発電すると共に、(カウンタ)ドライブギヤ(21)から走行駆動軸(33l,33r)に伝達される。
【0020】
この際、上記ドライブギヤ(21)は、第1の支持壁(40a)に装着された例えば少なくとも2個のアンギュラコンタクトベアリング(53)(53)によりスラスト方向及びラジアル方向に対して高い精度で支持される。また、第1の電気回転手段(3)のロータ軸(15)は、その両端部をそれぞれ第2の支持壁(48)及びカバー(41)に装着されたベアリング(42)(43)により高い精度で支持される。
【0021】
そして、前記第1の電気回転手段(3)を駆動モータとして出力する場合、ロータ軸(15)の回転は、プラネタリギヤ(6)の第2の回転要素(S)に伝達され、そして該プラネタリギヤの第1の回転要素(CR)がワンウェイクラッチ(101)によりエンジン回転方向と反対方向の回転が阻止されているので、該第1の回転要素を反力要素として第3の回転要素(R)に伝達され、更にドライブギヤ(21)等を介して走行駆動軸(33l,33r)に伝達される。
【0022】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、理解の容易・迅速化を図る便宜的なものであって、本発明の構成に何等影響を与えるものではない。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明によると、ドライブギヤは、第1の支持壁に装着された少なくとも2個のアンギュラコンタクトベアリング等により直接支持されているので、ラジアル方向及びスラスト方向に対して高い精度で支持され、ギヤノイズの発生を減少することができる。
【0024】
また、第1の電気回転手段は、ロータ軸がその両端部分にそれぞれ第2の支持壁及びカバーに装着されたベアリングにより高い精度で支持されているので、ロータとステータとのギャップを微小隙間に正確に保持して、該第1の電気回転手段の効率を向上することができる。
【0025】
更に、ドライブギヤ、入力軸等を第1の支持壁及びハウジングにて支持し、ロータ軸を、ケース支持軸に取付けた第2の支持壁及びカバーにて支持するので、組立てが容易になると共に組立て精度を向上することができる。
【0026】
請求項2に係る本発明によると、オイルポンプ及びバルブボディを第1の支持壁に配設してバブルボディからのオイルを、直接該第1の支持壁に及び第2の支持壁又はその合せ面に形成した油路を介して、各潤滑必要個所に供給するので、油路構造を簡単及び短縮化して、コストダウンを図ると共に、油路を専らケース体内に構成して、油漏れ等に対する信頼性を向上することができる。
【0027】
請求項3に係る本発明によると、ブレーキ装置を第2の支持壁に配設して、第1の支持壁に配設したオイルポンプ及びバルブボディから、オイルを上記第1の支持壁及び第2の支持壁に形成した油路を介して直接、ブレーキ装置の油圧アクチュエータに供給することができ、油圧配管をケース体外部に取り廻したり、ミッションケースとカバーの合せ面に形成する必要がなく、ケース体内にて油圧回路が完結して、油漏れ等に対して信頼性を向上し、更に(リヤ)カバーに油圧アクチュエータ及び油路を形成する必要がなく、該カバーの構造を簡単にしてコストダウンを図ると共に、カバーの組付け性を向上することができる。
【0028】
請求項4に係る本発明によると、第1軸上における第1の電気回転手段のステータと軸方向にオーバーラップするデットスペースに、第2の支持壁を利用して、ブレーキ装置、ワンウェイクラッチ及びロータ回転変位検出手段の少なくとも1個を配置するので、ハイブリッド車輌用駆動装置の軸方向寸法の短縮化を図ることができる。
【0029】
請求項5に係る本発明によると、上記デットスペースに、第2の支持壁の両面を使用して、ブレーキ装置、ワンウェイクラッチ及び検出手段のいずれか2個を配置するので、ハイブリッド車輌用駆動装置の更なる軸方向の短縮化を図ることができる。
【0030】
特に、ロータ回転変位検出手段をセンタサポートに配置すると、電子制御ユニットまでの配線を短縮し、かつケース体内部にて配線すれば足り、第1の電気回転手段の制御の信頼性を向上することができる。
【0031】
請求項6に係る本発明によると、ロータハブをロータ軸に溶接等により一体不可分に固着することにより、従来のロータハブとロータ軸との間のスプラインガタをなくして、ロータ軸の回転変位を検出することにより、ロータの回転変位を高い精度で検出することができ、第1の電気回転手段の制御精度を向上することができる。
【0032】
請求項7に係る本発明によると、エンジン及び/又は第1の電気回転手段のトルクを、第2の電気回転手段にてアシストして、又は該第2の電気回転手段単独で車輌を駆動走行することができる。
【0033】
請求項8に係る本発明によると、ケース支持壁にドライブギヤ及び入力軸が支持されて、支持精度の向上を図ると共に、センタサポートにロータ軸が支持され、組立性の向上を図ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明を適用したハイブリッド車輌の駆動装置について説明する。図1は、ハイブリッド車輌用駆動装置の概略図、図2は、その側面断面図、図3は、その正面断面図である。
【0035】
ハイブリッド車輌用駆動装置1は、内燃エンジン2、第1の電気回転手段を構成するジェネレータ3、ブレーキ装置4、第2の電気回転手段を構成する電気モータ5、プラネタリギヤ6、油圧発生装置7及びディファレンシャル装置9を備えており、内燃エンジン2に接続して配置される一体ケース39,40,41内に、上記ジェネレータ3、ブレーキ装置4、モータ5、プラネタリギヤ6、油圧発生装置7及びディファレンシャル装置9が収納されている。そして、エンジン出力軸2aに整列する第1軸A、カウンタ軸11からなる第2軸B、モータ出力軸5aからなる第3軸C、ディファレンシャル装置9の左右に延びる駆動車軸からなる第4軸D及びオイルポンプの駆動部材である駆動軸85からなる第5軸Eが、図2に示すように配置されている。即ち、カウンタ軸からなる第2軸Bを包囲するように、第1軸A、第3軸C、第4軸Dが配置され、そして第1軸Aの下方でかつ第4軸Dの側方に第5軸Eが配置されている。
【0036】
第1軸A上には、図3に示すように、エンジン出力軸2aにフライホイール14及びダンパ12を介して連結している入力軸13、ジェネレータ3、ブレーキ装置4及びプラネタリギヤ6が配置されており、該プラネタリギヤ6は、そのサンギヤ(第2の回転要素)Sがジェネレータ3への伝達軸(ロータ軸)15に連結し、そのピニオンPを支持するキャリヤ(第1の回転要素)CRが上記入力軸13に連結し、そのリングギヤ(第3の回転要素)Rが該入力軸13を被嵌するスリーブからなる走行回転軸16に連結している。ジェネレータ3は、前記伝達軸15に固定されているロータ17及びケース40に固定されているステータ19を有しており、励磁式発電機等のどのようなものでも適用可能であるが、ロータに永久磁石を用いた磁石式発電機(例えばブラシレスDCモータ/ジェネレータ)が望ましい。また、前記伝達軸15におけるリヤケース41からの突出部分にはトランスタイプのレゾルバ(回転変位センサ)20が配置されており、ロータの回転変位を正確に検出して、きめ細かい回転数の制御を行い得る。
【0037】
前記走行回転軸16にはカウンタドライブギヤ(エンジン出力用)21がスプライン係合により連結されており、また前記カウンタ軸11上には大ギヤ22及び小ギヤ23が一体に固着されており、前記カウンタドライブギヤ21が大(カウンタドリブン)ギヤ22に噛合している。一方、電気モータ5は、前記出力軸5aに一体に固着されているロータ25及びケース40に固定されているステータ26を有しており、直流モータ及び誘導式交流モータ等のどのようなものでも適用可能であるが、ロータに永久磁石を用いるブラシレスDCモータが好ましい。なお、前記モータ5と反対側における前記出力軸5aのケース40からの突出部分にはトランスタイプのレゾルバ(回転変位センサ)27が配置されており、ロータ25の位置を正確に検出してモータ出力の制御を行い得る。また、該モータの出力軸5aにはカウンタドライブギヤ(モータ出力用)29が一体に固定されており、該ギヤ29も前記カウンタ軸の大(カウンタドリブン)ギヤ22に噛合している。
【0038】
ディファレンシャル装置9は、デフケース30に固定されている入力ギヤ31を有しており、該ギヤ31が前記カウンタ軸の小ギヤ23に噛合している。また、デフケースに支持されているセンタギヤ32が左右サイドギヤ(走行駆動軸)33l,33rに噛合しており、前記入力ギヤ31からの入力トルクを左右サイドギヤに分配して伝達し、左右前輪に連動する左右駆動車軸を駆動する。
【0039】
そして、前記第1軸Aの支持構造について、図3ないし図5に沿って説明する。ミッションケース40は、その中間部分に第1の支持壁を構成するケース支持壁40aを有し、かつその前部(エンジン)側にハウジング39が一体に固着されると共に、その後部(リヤ)側にリヤカバー41が一体に固着されて、一体ケースを構成している。また、前記ケース40の支持壁40aには、前記第1軸Aを囲むように、具体的にはプラネタリギヤ6を囲むように、第2の支持壁を構成するセンタサポート48がボルトにより一体に固着されている。
【0040】
前記入力軸13には、図4に詳示するように幅狭のギヤ50が一体に回転するように結合され、かつそのボス部がラジアルボールベアリング45を介してハウジング39に支持されており、該一体のギヤボス部により入力軸13の前端部分はハウジング39に直接支持されている。また、走行回転軸16は、その一端部分がリングギヤRに連結していると共に、その他端部に同様の幅狭のギヤ52が一体に回転するように結合されており、かつ該走行回転軸16には前記カウンタドライブギヤ21のボス部21aがスプライン係合より一体に嵌合している。
【0041】
そして、該ギヤボス部21の外周面は、互に背面にて接合している2個のアンギュラコンタクトボールベアリング53,53を介して前記ケースの支持壁40aに支持されている。該ボールベアリング53,53は、ギヤ21歯側面との間でナット55にて挟圧され、また前記ギヤ52が走行回転軸16先端にスナップリング56により抜止されて、走行回転軸16がギヤ21,52と共にケース40に回転自在に支持されている。なお、上記2個のボールベアリング53,53はそのアウタレースが中間部分においてケース支持壁40aにスナップリング54が嵌合することにより、軸方向移動が阻止されている。従って、ギヤ21は、背面組合せの2個のアンギュラコンタクトボールベアリング53,53により直接ケース支持壁40aに支持されている。
【0042】
また、入力軸13は、その一端部が前記プラネタリギヤ6のキャリヤCRを一体に形成しており、かつ該一端部分にてニードルベアリング57又はブッシュを介してまた他端部分にて前記ベアリング45を介してハウジング39に支持されている。
【0043】
なお、入力軸13はトーションダンパ12を介してエンジン出力軸2aに連結している関係上、該ダンパの半径方向付勢力が均等に作用しない芯ずれの状態でハウジング39に支持される。このため、入力軸13には、上記ダンパ12から偏心荷重が常に作用しており、例えばブッシュ等を介してハウジングに支持すると、油膜切れ等の不具合を生じるが、上述したように、入力軸13は、ラジアルボールベアリング45により支持されているので、上記油膜切れ等による不具合が発生することはなく、高い信頼性にて支持されている。
【0044】
一方、ジェネレータ3のロータ17は、図5に詳示すように、略々中央部にフランジ61aを有するハブ61に支持されており、該ハブフランジ61aはロータ軸(伝達軸)15に溶接により一体不可分に固着されている。該ロータ軸15は、その前部を前記センタサポート48にラジアルボールベアリング42を介して支持されており、その後部をリヤカバー41にラジアルボールベアリング42を介して支持されている。更に、リヤカバー41とロータ軸15との間にはオイルシール66が介在していると共に、前記レゾルバ20が配置されており、更に該レゾルバ20を覆うように、カバープレート67がリヤカバー41に固定されている。従って、ロータ軸15は、その両端部をそれぞれベアリング42,43を介してケース40に一体のサポート48及びリヤカバー41に直接支持されている。
【0045】
そして、前記ロータハブ61とセンタサポート48との間にブレーキ装置4が配設されている。該ブレーキ装置4は、センタサポート48に設けられた油圧アクチュエータ69を有しており、該アクチュエータは、センタサポート側面に環状に形成された凹溝からなるシリンダ70と該シリンダにOリングにより油密状に嵌合しているピストン72を有する。また、センタサポート48には後方に向けて軸方向に突出する環状の突出部(支持部材)48aを有しており、該突出部には所定間隔毎例えば120度に軸方向に延びる切溝が形成されている。
【0046】
前記環状突出部48aの外周面には所定肉厚からなり反力受け部材(バックアッププレート)となるフランジ73が嵌合していると共に、該フランジの内周面には所定間隔毎に内径方向に突出する突部が形成されており、該突部が前記切溝に係合して回止めとなっている。また、該フランジ73の後方にはスナップリング74がセンタサポート突出部48aに嵌合・装着されており、該フランジの後方への抜止めがなされている。該フランジのスナップリングが当接する面部分(後面内径隅部分)は削られて僅かに薄肉になっており、該削られた凹部分に前記スナップリング74が配置されて、軸方向寸法が増加することを阻止している。
【0047】
また、フランジ73の内周面は、略々全面に亘り環状突出部48aの外周面に密着した状態で接合しており、ブレーキ係合時におけるピストン72からの押圧力を上記接合面全体で受け、フランジ73がスナップリング74との接合面を支点として傾いてしまうことを防止している。
【0048】
一方、前記フランジ73の前面外径側の隅部分も削られて段付き構造となっており、該段付きによる凹部分dの内径面には所定間隔毎に凹溝(スプライン)eが形成されている。また、前記ロータハブ61の前方(前記フランジ73と対面する側)の内周面にもスプラインが形成されている。そして、前記フランジ外周の凹部分dには僅かな間隙を在して回転自在に支持されるように、ブレーキディスク(外摩擦板)75が収納・配置されており、該ブレーキディスクは、半径方向長さが短い環状部材からなり、その両面に紙等の摩擦材が貼着されていると共に、外周面に所定間隔毎に突部が形成されており、これら突部が前記ロータハブ61のスプラインに係合して一体に回転するようになっている。また、前記凹部分dには、前記ブレーキディスク75の軸方向前方側(油圧アクチュエータ69側)に隣接してブレーキプレート(内摩擦板)76が収納・配置されており、該ブレーキプレートは、同様に半径方向長さが短い環状部材からなり、その内周面に所定間隔毎に突部が形成されており、これら突部が前記フランジ73の凹溝(スプライン)に係合して一体に回転するように支持されている。
【0049】
また、前記ピストン72の半径方向中央より僅かに外径側にて後方(ブレーキプレート76側)に向けて突出する環状の押圧部72aが形成されており、該押圧部先端が前記環状のブレーキプレート76に対向している。一方、前記センタサポート突出部48aの切溝端の僅かに前方における外周面にはリテーナ77が支持されており、かつ該リテーナには多数のコイルスプリングからなるリターンスプリング79が環状に保持されている。更に、該リテーナ77は、その内周部が突出部48aの外周面に支持されると共に、そのスプリング保持部が直接フランジ73の前面に当接して抜止めが図られている。そして、前記ピストンの押圧部72aの内径側に形成された所定数の凹部と前記リテーナ77との間に所定数のコイルスプリングからなるリターンスプリング79が縮設されている。
【0050】
上述したブレーキ装置4は、リターンスプリング79用のリテーナ77は、反力受け部材(バックアッププレート)となるフランジ73にて抜止め支持されており、スナップリング等の専用の抜止め部材が不要となり、かつスプリング79の荷重作用部分でフランジ73にて支持されているので、簡単で薄肉の構造で足りる。また、ブレーキディスク75及びブレーキプレート76は、フランジ73の外周段付き部である凹部d内に配置・支持されているので、軸方向に専用のスペースを必要とせず、またフランジ73の抜止め用のスナップリング74も、フランジ73の後面内径側の凹部内に配置されているので、軸方向に専用のスペースを必要とせず、これらが相俟って、フランジ73は、充分なブレーキ容量を確保するに足りる反力受け部材(バックアッププレート)としての板厚を備えるものでありながら、軸方向寸法の減少を図っている。また、ブレーキディスク75及びブレーキプレート76は、半径方向長さの短い環状部材からなり、かつピストン72の押圧部72aに対向して位置しており、かつ反力受け部材となるフランジ73はその内周面の略々全面が密着して突出部48aに支持されて傾きが防止されているので、上記フランジ73が充分な厚さを確保できることと相俟って、フランジ、ブレーキディスク、プレート等に撓みを生じることがなく、ブレーキ板の片当りを防止してブレーキ性能を安定し得る。
【0051】
ついで、油圧発生装置7について、図4及び図5に沿って説明する。本油圧発生装置7は、オイルポンプ83及びその駆動伝動系からなり、前記第5軸E上に配置される駆動軸(中空の駆動軸も含む)85を有している。該駆動軸は第1軸Aの下方に隣接する位置に平行して配置されており、またオイルポンプ83は、クレッセントタイプのギヤポンプ(この型のポンプに限らず、他の形式の回転型ポンプを適用することが可能)からなり、一体のミッションケース40及びハウジング39の下方に収納配置されているバルブボディ86内に設けられている。該一体構成のバルブボディ86は、上記ポンプ83及び後述するその駆動装置と共に上記センタサポート48に直接取付けられており、該バルブボディ86にはサクションパイプ87が下方に向けて突設されており、その先端のストレーナ部87aが一体ケース39,40の下部に形成されている油溜り89内に位置している。また、ケース40の下部には多数の放熱用のフィン88が形成されており、上記油溜り89内のオイルの冷却を図っている。
【0052】
前記バルブボディ86は、上記オイルポンプ83の外に、プライマリレギュレータバルブ、セカンダリレギュレータバルブ及び切換えバルブ等を有しており、ケース40の支持壁40aに固定されて配置されている。該バルブボディ86からの送出油圧は、ケースの支持壁40a、センタサポート48及びその合せ面に形成された油孔90…及び各軸に形成された油孔を介して、冷却用、潤滑用オイルとしてそれぞれ必要箇所に送られると共に、作動油としてブレーキ装置4に送られる。具体的には、図5に示すように、支持壁40aに形成された油路90a、センタサポート48に形成された油路90bを介して前記ブレーキ装置4の油圧アクチュエータ69に供給され、また図6に示すように、支持壁40aのセンタサポート48との合せ面mに形成された油路90cを介して滴下油路90dに供給され、該滴下油路90dにて冷却用水と熱交換されて冷却された油がジェネレータ3及び駆動用電気モータ5等に向けて滴下される。また、図3に示すように、上記合せ面mに形成された油路から、センタサポート48に形成された油路90eを介してロータ軸15に形成された油路90fに導かれ、ベアリング42,43及びブレーキ装置4等の各潤滑必要箇所に供給され、更に前記油路90fから、入力軸13に形成された油路90gに導かれ、ベアリング57,53,45,プネタリギヤ6等の各潤滑必要個所に供給される。
【0053】
そして、前記オイルポンプ駆動軸85は、図4に詳示するように、その基端部がバルブボディ86内におけるオイルポンプ83のインナギヤに一体に結合しており、先端部が、径方向に膨出すると共に円筒部85aを有するカップ状に形成されている。該円筒部85aの内周面a及び外周面bの両面、即ち円筒部内の凹部の周面a及び円筒部外周面bにそれぞれ第1及び第2のワンウェイクラッチ90,91が装着されている。内周側(第1の)ワンウェイクラッチ90の内周面には第1のギヤ92の一側中央部に設けられた短軸92aが嵌挿されており、また外周側(第2の)ワンウェイクラッチ91の外周面には第2のギヤ93の円筒ハブ93aが被嵌されている。なお、上記両ワンウェイクラッチ90,91は、所定一方向回転において、第1又は第2のギヤ92,93の速い方の回転を駆動軸85に伝達し、遅い方の回転(停止及び逆回転を含む)をフリー回転とするように設定されている。
【0054】
そして、前記入力軸13のギヤ50が前記第1のギヤ92に常時噛合し、また前記走行回転軸16のギヤ52が前記第2のギヤ93と常時噛合している。また、第1のギヤ92は、ケース40の支持壁との間に該支持壁に設けられているスラストワッシャ95を介在して、またポンプ駆動軸85及び第2のギヤの円筒ハブ93aの先端との間に該第1のギヤに設けられているスラストワッシャ96を介在して、支持されている。同様に、第2のギヤ93は、第1のギヤ92との間に前記スラストワッシャ96を介在して、またバルブボディ86との間に該ボディに設けられているスラストワッシャ97を介在して支持されている。
【0055】
これにより、内周側(第1の)ワンウェイクラッチ90及び外周側(第2の)ワンウェイクラッチ91が、直径の異なるものからなり、かつ駆動軸83の軸方向に互に重なる位置に配置されることにより、軸方向寸法が短くなることに加えて、第1のギヤ92、第2のギヤ93が駆動軸83に支持されて隣接して配置されると共に駆動軸83がバルブボディ86に片持ち支持されることが相俟って、油圧発生装置7の軸方向寸法の短縮化が図られ、更にこれに伴い、該油圧発生装置を挟圧して配置するケース40及びハウジング39の間隔を短くできる。
【0056】
従って、バルブボディ87を固定したケース支持壁40aがプラネタリギヤ6と干渉することが防止され、バルブボディ87及び該ボディ内に設けられているオイルポンプ83、更にその駆動軸85(第5軸E)を、2重軸からなる入力軸13及び走行回転軸16(第1軸A)に近づけて配置することが可能となる。この結果、第1及び第2のギヤ92,93の小径化が可能となり、これらギヤは、油溜り89に比較的多くのオイルを溜めても、即ちオイルレベルを上昇しても、該オイルを撹拌することはない。
【0057】
ついで、上述したハイブリッド車輌用駆動装置1、特にその第1軸A部分の組立てについて説明する。まず、入力軸13にピニオンPを支持したキャリヤを一体に取付けると共に、走行回転軸16にリングギヤRを取付け、更に入力軸13にベアリング57を嵌合する。一方、ミッションケースの支持壁40aにベアリング53,53のアウタレースを装着して、スナップリング58により軸方向移動が阻止される。この状態で、該アウタレース内に、前記走行回転軸16を支持した入力軸13をリヤ側から挿入すると共に、カウンタドライブギヤ21を上記走行回転軸16にスプライン係合しつつフロント側から挿入し、更に該ギヤボス部21aの外周に、一方のアンギュラコンタクト・ボールベアリング53のボール及びインナレース、ついで他方のボール及びインナレースを挿入し、更にナット55をボス部21aのネジ部21bに螺合する。
【0058】
そして、上記ナット55を締付けることにより、2個のアングラコンタクトベアリング53,53は、ナット55及びギヤ21の側面で挟持されて、所定予圧をもって背面組みにてカウンタドライブギヤ21を軸方向位置決めして直接支持する。また、前記走行回転軸16のフロント側端に幅狭ギヤ52をスプライン係合してスナップリング65により抜止めすることにより、走行回転軸16も軸方向に位置決めされて支持される。
【0059】
更に、入力軸13のフロント側にギヤ50が嵌合係合されると共に、ベアリング45が装着され、この状態で、ハウジング39が、前記2重構造のワンウェイクラッチ90,91をスラストワッシャ95,96,97を介して押えつつ、前記ベアリング45を支持孔に嵌挿して、入力軸13を回転自在に支持する。また、該入力軸13のリヤ側端にスラストベアリング99を介してサンギヤSが配置される。
【0060】
一方、ミッションケース支持壁40aから取外した状態で(取付けた状態でもよい)、センタサポート48に、ピストン70及びリターンスプリング79を保持したリテーナ77を載置し、この状態でブレーキディスク75及びプレート76を組付けたフランジ73を上記サポートの突出部48aに装着してスナップリング74で抜止めすることにより、ブレーキ装置4が組立てられる。そして、ケース支持壁40aにセンタサポート48をボルトにより取付けた状態で、ロータ17を有するロータ軸15を、ブレーキディスク76をハブスプラインに係合すると共にその先端のスプライン15aをサンギヤSに係合しつつセンタサポート48に組付ける。その後、リヤカバー41をロータ軸15に挿入することにより該リヤカバーをケース40に組付け、更にレゾルバ20及びカバー67を取付けることにより組立てられる。
【0061】
ついで、上述したハイブリッド車輌用の駆動装置1の作用について説明する。内燃エンジン2の回転は、入力軸13を介してプラネタリギヤ6のキャリヤCRに伝達され、該プラネタリギヤ6にてトルク分配されて、サンギヤS及び伝達軸15を介してジェネレータ3に伝達されると共に、リングギヤRを介して走行回転軸16に伝達される。更に、走行回転軸16の回転は、ギヤ21,22を介してカウンタ軸11に伝達され、一方、電気モータ5の回転も、ギヤ29,22を介してカウンタ軸11に伝達され、そしてカウンタ軸11の回転が、ギヤ23,31及びディファレンシャル装置9を介して左右駆動車軸に伝達される。そして、前記エンジン2、ジェネレータ3及びモータ5を適宜制御することにより、モータ出力のみにて、エンジン出力のみにて、又はエンジン出力にモータ出力をアシストして、駆動車軸を駆動すると共に、バッテリ残量及び走行負荷に応じて、エンジン2の出力にてジェネレータ3を駆動してバッテリを充電する。
【0062】
例えば、定速で走行する等の専らエンジン出力にて、又はエンジン出力にモータ出力をアシストして走行する通常走行の場合、エンジン出力軸2aと一体の入力軸13及び走行回転軸16の両方が所定方向に回転するが、一般に、キャリヤCRに連動している入力軸13の回転数に比し、リングギヤRに連動している走行回転軸の回転数が高く(一般にキャリヤCRに対するリングギヤRの回転比は2)、従ってギヤ50を介しての第1のギヤ92の回転数よりもギヤ52を介しての第2のギヤ93の回転数が高い。これにより、外周側(第2の)ワンウェイクラッチ91がロック状態となり、かつ内周側(第1の)ワンウェイクラッチ90がフリー状態となって、上記高速側の回転である第2のギヤ93及びワンウェイクラッチ91を介してポンプ駆動軸85が回転され、該走行速度に応じた高速回転にて、オイルポンプ83が駆動される。
【0063】
また、バッテリ残量(SOC)が充分で、エンジン出力のすべてを専ら走行エネルギとして用いる場合、バルブボディ86内の切換えバルブが切換えられて、オイルポンプ83の吐出圧に基づくプライマリレギュレータバルブからのライン圧(作動油圧)が支持壁40aに形成された油路90aに直接連通され、更にケースと一体のセンタサポート48に形成された油路90bを介して、即ちすべてケース内に形成された短い油路を介して直接、油圧アクチュエータ69のシリンダ70に供給される。これにより、油圧アクチュエータ69のピストン72はリターンスプリング79に抗して伸長し、その押圧部72aがブレーキプレート76を押圧して、該ブレーキプレートとフランジ73との間でブレーキディスク75を挟圧して、これらの間の摩擦力によりトルク容量が増大して、ロータ17の慣性力及びプラネタリギヤ6からのロータ軸15への回転力に対して充分なトルク容量を確保して、即ちブレーキディスク75とブレーキプレート76及びフランジ73とが一体に係合するブレーキ装置4の作動状態となる。
【0064】
この状態では、ブレーキディスク76と回転方向一体のロータハブ61と、センタサポート48と回転方向一体のブレーキプレート76及びフランジ73とが一体となって、ロータ17が機械的に停止される。これにより、細かいジェネレータの制御を行うことなく、ジェネレータ3は停止状態となって、エンジン出力は、専ら車輌走行に用いられ、通常の内燃エンジン駆動車輌と同様に機能する。なおこの際、上述したように、走行回転駆動軸16の回転に基づきオイルポンプ83が駆動される。
【0065】
なお、上述したジェネレータ3を機械的に停止する場合以外、バルブボディ86の切換えバルブはライン圧(作動油圧)のドレーン状態にあり、油圧アクチュエータ69の油圧はドレーンされて、ピストン72がリターンスプリング79によりシリンダ70内に退入された位置にある。この状態では、ブレーキディスク75とフランジ73及びブレーキプレート76との間でトルク容量を有さず、即ちブレーキ装置4が解放された状態にあり、ロータ17は自由に回転し得る状態にある。
【0066】
更に、エンジン2をアイドリング状態にして、又は専らエンジン2にてジェネレータ3を回転・充電して、車輌を停止する状態では、駆動車軸に連動している走行回転軸16は停止状態にあるが、エンジン出力軸2aに連結している入力軸13は所定回転にて回転している。従って、該入力軸13の回転が、ギヤ50,92及び内周側(第1の)ワンウェイクラッチ90を介して駆動軸85に伝達され、オイルポンプ83を駆動する。
【0067】
一方、モータ駆動モードで前進走行する場合、エンジン2は非駆動状態にある。そして、モータ5の出力軸5aの回転は、前述したようにカウンタ軸11を介してディファレンシャル装置9に伝達されると共に、ギヤ22,21を介して走行回転軸16に所定方向の回転として伝達される。従って、該走行回転数16の回転は、ギヤ52,93及び外周側(第2の)ワンウェイクラッチ91を介してポンプ駆動軸85に伝達され、該走行速度に応じた回転にて、オイルポンプ85が駆動される。なおこの際、走行回転軸16の回転によっても、ジェネレータ3のロータ17がフリー回転するだけで(エンジン出力軸もフリー回転する場合もある)、エンジン2及びジェネレータ3は、何等機能せず、ハイブリッド車輌は、専ら電気モータ25により駆動される電気自動車として機能する。
【0068】
また、モータ駆動モードで車輌停止状態にある場合、モータ出力軸5a及び駆動車軸は停止状態となり、従ってギヤ29,22,21及び31,23,22,21を介して走行回転軸16も停止状態となり、更にギヤ52を介して第2のギヤ93も停止状態となる。また、後進走行時、モータ5を逆回転することにより、ギヤ29,21,23,31及びディファレンシャル装置9を介して駆動車輪を後進するが、該逆回転は、ギヤ22,21を介して走行回転軸16に伝達され、更にギヤ52を介して第1のギヤ93を逆方向に回転する。該ギヤ93の逆回転は、外周側(第2の)ワンウェイクラッチ91をフリー回転してポンプ駆動軸8に伝達されることはない。
【0069】
該モータ駆動モードでの車輌停止状態又は後進状態にあっては、ジェネレータ(第1の電気回転手段)3を電気モータとして機能して、該ジェネレータ3により伝達軸15を所定方向に回転・駆動する。この状態では、エンジン2は非駆動状態にあってフリー回転にあり、前記走行回転軸16に一体のリングギヤRの停止又は逆転に基づき、キャリヤCR及びそれと一体の入力軸13が所定方向に減速回転する。該入力軸13の回転は、ギヤ50,92及び内周側(第1の)ワンウェイクラッチ90を介してポンプ駆動軸83に伝達され、オイルポンプ83を駆動する。なお、上記ジェネレータ3の電気モータとして機能は、上記オイルポンプの駆動の外に、エンジンのスタータとして用いられる。
【0070】
そして、上述したエンジン出力軸2aの回転に基づき、プラネタリギヤ6を介して走行回転軸16及びカウンタドライブギヤ21に伝達される回転は、該カウンタドライブギヤ21が、所定予荷重状態にある2個のアインギュラコンタクトボールベアリング53により高い精度で直接支持されているので、高い回転精度でカウンタドリブンギヤ22に伝達され、ギヤノイズが減少される。
【0071】
また、ジェネレータ3は、ロータ軸15がその両端部分にてそれぞれベアリング42,43を介してセンタサポート48及びリヤカバー41に高い精度で支持されており、ロータ17とステータ19とのエアギャップを微小隙間に保持することができ、高い効率を維持することができる。
【0072】
更に、入力軸13、走行回転軸16、プラネタリギヤ6及びカウンタドライブギヤ21をミションケース40の支持壁40aに装着・支持した状態で、ハウジング39を組付ければよく、またブレーキ装置4及びロータ軸15を、上記ケース支持壁40aに取付けたセンタサポート48に装着・支持した状態で、リヤカバー41を組付ければよく、ブレーキ装置4の組付けも容易であることが相俟って、駆動装置1の組立て性能を向上すると共に、組立て精度、特に第1A部分の組立て精度を向上している。
【0073】
また、上述したように、ケース支持壁40aに直接、ポンプ83及びバルブボディ86が形成され、該バルブボディからのオイルは、上記ケース支持壁40a及びセンタサポート48に形成された油路90a,90bを介して作動油として直接油圧アクチュエータ69に供給されると共に、ケース支持壁40a、センタサポート48及びそれらの合せ面mに形成された油路90c,90d,90e並びに軸に形成された油路90f,90gを介して潤滑・冷却油として直接潤滑必要個所に供給され、油路長を短縮すると共に、ケースとハウジング及びリヤカバーとの合せ面又は一体ケースの外側にチューブ等の油路を配設することによる油の外部の漏れをなくして、油路構造の信頼性を向上すると共に、コストダウンを図ることができる。
【0074】
ついで、図7に沿って、一部変更した第2の実施例について説明する。本実施例は、ロータリ軸の回転変位センサであるレゾルバを先のトランスタイプと異なるタイプのものを用いると共に、ブレーキ装置の配置が異なり、更に新たにジェネレータ3を駆動モータとして用いる場合の反力支持部となるワンウェイクラッチを設けた点で先の実施例と相違しており、入力軸13、走行回転軸16及びカウンタドライブギヤ21の支持部分並びに油圧発生装置7部分については先の実施例と同じなので、同一符号を付して説明を省略する。
【0075】
即ち、本第2の実施例は、ジェネレータ3のロータ軸15とセンタサポート48のリヤ側との間にVRレゾルバ100が配設されており、該センタサポートのフロント側(内側)とプラネタリギヤ6のキャリヤCRとの間にワンウェイクラッチ101が配設されている。上記VRレゾルバ100は、上述したトランスタイプのレゾルバがロータ(ロータ軸)側にもコイルが巻かれているのに対し、ロータ(ロータ軸15)側にはコイルが巻かれておらず、楕円形からなる鉄心100aがロータ軸15と一体に固定されている。該レゾルバ100のステータ100bは、センタサポート48のリヤ側面に突出形成された鍔部48bにボルト102により固着されており、円環状からなると共にコイルが巻かれている。
【0076】
そして、該VRレゾルバ100は、上記円環形状のステータ100bと前記楕円ロータ100aとの間で、ギャップが角度で変位することに基づき回転変位を検出するものであり、従来のトランスタイプのものより薄く構成され、かつ軸の中間部分に組込み可能である。従って、該VRレゾルバ100を用いることにより、軸方向寸法の短縮化が図れると共に、組付け性が良好になる。また、該レゾルバ100は、一体ケース内の中央部における上方部分に配置されており、上気鍔部48bに設けられた切欠きを通ってケース40の上方に配置されている電気制御ユニット104におけるインバータ104aに配線100cされている。従って、配線100cが一体ケース内に配置でき、配線構造がケース外を取廻すことがなく、ケース内部にて完結し得る。
【0077】
一方、ワンウェイクラッチ101は、センタサポート48内にリベット等により固着されたインナレース101aと、キャリヤCRに連結されたリング状部材103に係合されたアウタレース101bとを有しており、キャリヤCR従って入力軸13のエンジン回転方向と反対方向の回転を阻止する。
【0078】
また、ブレーキ装置42 は、先の(第1の)実施例と同様に、フランジ73、ブレーキディスク75、ブレーキプレート76、ピストン72、リターンスプリング79及びフランジ73に当接して抜止めが図られているリテーナ77を有しており、リヤカバー41に形成された環状のシリンダ70に前記ピントン72が油密状に嵌合して油圧アクチュエータ69を構成している。なお、図7中符号105は、プラネタリギヤ6のリングギヤRの回転数を検出するセンサである。
【0079】
本実施例は以上のような構成からなるので、ジェネレータ3を、前述したエンジン2のスタータとして、またオイルポンプ83の駆動モータとして用いる外、車輌駆動用として、単独で又は電気モータ5をアシストして用いることが可能である。即ち、該ジェネレータ3を車輌駆動用モータとして用いる場合、エンジン2は停止してフリー回転状態にあるため、プラネタリギヤ6の反力支持がなくなる。従って、該反力を支持するためにワンウェイクラッチ101が配設されており、上記ジェネレータのロータ軸15のトルクは、ワンウェイクラッチ101によりキャリヤCRの所定方向の回転が阻止されることにより、サンギヤS及びピニオンPを介してリングギヤRに減速して伝達され、更に走行回転軸16、カウンタドライブギヤ21、ドリブンギヤ22、ギヤ23,31を介してディファレンシャル装置9に伝達される。
【0080】
また、本実施例は、先の実施例と同様に、ケース支持壁40aに装着されたアンギュラコンタクトボールベアリング53によりカウンタドライブギヤ21が直接支持されて、ギヤノイズの発生が防止されると共に、センタサポート48に装着されたベアリング42及びリヤカバー41に装着されたベアリング43によりロータ軸15が両端支持され、ジェネレータ3の効率を向上し得る。更に、本駆動装置の組立てが容易になると共に、組立精度、特に第1軸Aの組立て制度を向上し得る。
【0081】
また、センタサポート48にレゾルバ100及びワンウェイクラッチ101を配置し、かつレゾルバに薄形のVRレゾルバを用いることのより、これらレゾルバ及びワンウェイクラッチは、ジェネレータ3のステータ19に軸方向に対してオーバラップする位置に配置され、該デッドスペースを利用することにより、軸方向の短縮化が可能となる。
【0082】
ついで、図8に沿って、更に変更した第3の実施例について説明する。なお、先の実施例と同様な部分は、同一符号を付して説明を省略する。
【0083】
本実施例は、センタサポート48に上記ワンウェイクラッチ101が配設されていると共に、リヤカバー41にブレーキ装置43 が配設されている。該ブレーキ装置43 は、リテーナ77がスナップリングにて抜止めされていると共に、バックアップ用フランジ73‘及びブレーキプレート76が並列してリヤカバー41に係合している従来のタイプからなる。
【0084】
本実施例は、入力軸13、走行回転軸16及びカウンタドライブギヤ21の組込み方向が先の実施例と逆になっている。即ち、入力軸13はフロント側が大径となっており、該入力軸に、リヤ側から走行回転軸16が嵌挿されると共に、該走行回転軸にフロント側からカウンタドライブギヤ21が嵌挿され、そして走行回転軸のリングギヤ連結部16aと、該走行回転軸16のフロント側に形成されたネジ部にナット55を螺合・締付けることにより、2個のアンギュラコンタクトボールベアリング53を狭持するようにして、これらカウンタドライブギヤ21、走行回転軸16及び入力軸13が組込まれて、ケース支持壁40aに支持される。なお、キャリヤCRは、入力軸13にスプライン係合してかつサンギヤSと上記リングギヤ連結部16aとの間に挟まれて取付けられる。
【0085】
本実施例にあっても、先の実施例と同様に、ケース支持壁40aに装着されたアンギュラコンタクトボールベアリング53によりカウンタドライブギヤ21が直接支持されて、ギヤノイズの発生が防止されると共に、センタサポート48に装着されたベアリング42及びリヤカバー41に装着されたベアリング43によりロータ軸15が両端支持され、ジェネレータ3の効率を向上し得る。更に、本駆動装置の組立てが容易になると共に、組立精度、特に第1軸Aの組立て制度を向上し得る。
【0086】
また、センタサポート48にワンウェイクラッチ101を配置し、該ワンウェイクラッチは、ジェネレータ3のステータ19に軸方向に対してオーバラップする位置にあって、該デッドスペースを利用することにより、軸方向の短縮化が可能となる。
【0087】
なお、第2の実施例(図7参照)において、センタサポート48に、VRレゾルバ100及びワンウェイクラッチ101を配置したが、VRレゾルバの代わりに、第1の実施例(図5参照)に示すように、ブレーキ装置4を配置してもよい。要は、レゾルバ、ワンウェイクラッチ及びブレーキ装置のいずれか2個を、センタサポート48の両側面に振分けて配置することが可能である。また、ハイブリッド車輌用駆動装置は、上述した実施例の形式に限らず、他の形式のものにも同様に適用可能である。更に、前記カウンタドライブギヤ21を支持する2個のアンギュラコンタクトベアリング53は、ボールベアリングに限らず、ローラベアリングでもよく、要は軸方向及び径方向移動を規制し得るベアリングアであればよい。また他のラジアルベアリング42,43,45も、ボールベアリングに限らず、ローラベアリングでもよい。そして、上述した実施例は、ドライブギヤ21を支持する第1の支持壁をミッションケース40に形成されたケース支持壁40aとし、ロータ軸16を支持する第2の支持壁を上記ケース支持壁に固着させるセンタサポート48としたが、これを反対にして、上記第2の支持壁をケース支持壁とし、上記第1の支持壁をセンタサポートとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したハイブリッド車輌の駆動装置を示す全体概略図。
【図2】その側面断面図。
【図3】その正面断面図。
【図4】第1軸Aのフロント側を拡大して示す正面断面図。
【図5】第1軸Aのリヤ側であるジェネレータ(第1の電気回転手段)部分を示す断面図。
【図6】油路構造を示す側面断面図。
【図7】第2の実施例による第1軸A部分を示す正面断面図。
【図8】第3の実施例による第1軸A部分を示す正面断面図。
【図9】従来の技術による第1軸部分を示す正面断面図。
【図10】従来の技術による第1軸部分の支持構造の概略を示す図。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車輌用駆動装置
2 (内燃)エンジン
2a エンジン出力軸
3 第1の電気回転手段(ジェネレータ)
4 ブレーキ装置
5 第2の電気回転手段(電気モータ)
6 プラネタリギヤ
7 油圧発生装置
9 ディファレンシャル装置
13 入力軸
15 ロータ軸
16 走行回転軸
17 ロータ
19 ステータ
20 回転変位検出(レゾルバ)
21 (カウンタ)ドライブギヤ
33l,33r 走行駆動軸(サイドギヤ)
39 ハウジング
40 ケース
40a 第1の支持壁(ケース支持壁)
41 (リヤ)カバー
42,43,45 (ラジアルボール)ベアリング
48 第2の支持壁(センタサポート)
53 アンギュラコンタクト(ボール)ベアリング
57 (ニードル)ベアリング
69 油圧アクチュエータ
70 シリンダ
72 ピストン
83 オイルポンプ
86 バルブボディ
90… 油路
100 (VR)レゾルバ
101 ワンウェイクラッチ
104 電気制御ユニット
A 第1軸
CR 第1の回転要素(キャリヤ)
S 第2の回転要素(サンギヤ)
R 第3の回転要素(リングギヤ)
m 合せ面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a parallel type hybrid vehicle drive device using both an engine and an electric motor as drive sources, and more specifically, an input shaft arranged coaxially, a rotor shaft of a generator (first electric rotating means), (Counter) The present invention relates to a first shaft support structure including a drive gear and a planetary gear.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a hybrid vehicle drive device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-317600 has been proposed. The hybrid vehicle drive device distributes and transmits the rotation of the engine output shaft to the generator and the drive axle via the planetary gear, and rotates the generator by the rotation of the engine and charges the engine alone or electricly. The motor is assisted to drive and drive the vehicle, or the electric motor alone drives and drives the vehicle.
[0003]
As shown in FIG. 9, the hybrid vehicle drive device comprises an
[0004]
The support structure of the first shaft A will be described in detail with reference to FIGS. 9 and 10. The
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described support structure for the first shaft A, the front portion of the
[0006]
In addition, since the front portion of the
[0007]
Furthermore, the rear cover arrangement of the brake 4 and its hydraulic actuator makes the oil passage from the oil pump longer, and oil leaks from the tube piping routed outside the integrated case and the oil passage formed on the mating surface of the
[0008]
In addition, the
[0009]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a drive device for a hybrid vehicle that directly supports a drive gear on a case support wall and attaches a center support for supporting a rotor shaft to the case support wall, thereby solving the above-described problems. It is what.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to claim 1 (see, for example, FIGS. 3 to 5) includes an input shaft (13) interlocked with the engine output shaft (2a), and a rotor shaft (15) of the first electric rotating means (3). The drive gear (21) interlocked with the travel drive shaft (331, 33r), the first rotation element (CR) connected to the input shaft (13), and the second rotation connected to the rotor shaft (15) A planetary gear (6) having an element (S) and a third rotating element (R) connected to the drive gear (21),
The input shaft (13), the rotor shaft (15), the drive gear (21), and the planetary gear (6) are arranged coaxially and close the transmission case (40) and one side of the case. In the hybrid vehicle drive device housed in a case body comprising a housing (39) and a cover (41) for closing the other end of the case,
It has first and second support walls (40a) (48), and one of these support walls (40a) is formed on the mission case (40), and the other (48) is fixed to the mission case. And
The drive gear (21) is directly supported by bearings (53, 53) that restrict axial and radial movement, such as at least two angular contact bearings mounted on the first support wall (40a),
One end portion of the input shaft (13) on the planetary gear (6) side is on the inner peripheral side of the drive gear (21), and the other end portion of the input shaft (13) is on the housing (39), respectively. (57) The input shaft (13) is supported by being supported via (45),
The rotor shaft (15) is supported on the second support wall (48) and the cover (41) via bearings (42) and (43), respectively.
The present invention provides a drive device for a hybrid vehicle.
[0012]
According to the second aspect of the present invention (see, for example, FIGS. 2 to 6), the other of the first and second support walls (48) is fixed to the one support wall (40a),
An oil pump (83) and a valve body (86) are disposed on the first support wall (40a) below the case body (39, 40) (89),
Oil from the valve body is passed through the oil passages (90a, 90c, 90e) formed in the first support wall (40a), the second support wall (48), or their mating surfaces (m). The first electric rotating means (3) and the bearings and the like are supplied as lubrication / cooling oil to necessary lubrication points.
It exists in the drive device for hybrid vehicles of Claim 1.
[0013]
According to the third aspect of the present invention (see, for example, FIGS. 2 to 6), the other of the first and second support walls (48) is fixed to the one support wall (40a),
A brake device (4) that holds the rotor (17) of the first electric rotating means (3) in a stopped state is disposed on the second support wall (48), and a hydraulic actuator ( 69) has a cylinder (70) formed on the second support wall (48) and a piston (72) fitted into the cylinder in an oil-tight manner,
An oil pump (83) and a valve body (86) are disposed on the first support wall (40a) below the case body (39, 40) (89),
The oil from the valve body is supplied to the hydraulic pressure of the brake device (4) through the oil passages (90a, 90b) formed in the first support wall (40a) and the second support wall (48). Supplied to the actuator (69) as hydraulic oil,
It exists in the drive device for hybrid vehicles of
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention (see, for example, FIGS. 5, 7, and 8), the rotation of the rotor (17) of the first electric rotating means (3) is applied to the second support wall (48). The brake device (4) to be stopped, the detecting means (100) for detecting the rotational displacement of the rotor, and the first rotating element (CR) connected to the input shaft (13) rotate in the direction opposite to the engine rotating direction. At least one of the one-way clutches (101) to be blocked is arranged so as to overlap the stator (19) of the first electric rotating means (3) in the axial direction.
It exists in the drive device for hybrid vehicles in any one of Claim 1 thru | or 3.
[0015]
According to a fifth aspect of the present invention (see, for example, FIG. 7), the brake device (4) for stopping the rotation of the rotor (17) of the first electric rotating means (3) on the second support wall (48). ), A one-way clutch (101) for preventing rotation of the first rotating element (CR) connected to the input shaft (13) in a direction opposite to the engine rotating direction, and detecting means (100) for detecting rotational displacement of the rotor. 2] [for example, the detecting means (100) and the one-way clutch (101)] are arranged so as to overlap the stator (19) of the first electric rotating means (3) in the axial direction. ,
It exists in the drive device for hybrid vehicles in any one of Claim 1 thru | or 3.
[0016]
According to a sixth aspect of the present invention (see, for example, FIGS. 4 and 5), the first electric rotating means (3) has its stator (19) fixed to the transmission case (40), and its The rotor (17) is attached to a rotor hub (61) that is inseparably fixed to the rotor shaft (15).
The rotational displacement of the rotor shaft (15) is detected by the detection means (20, 100).
It exists in the drive device for hybrid vehicles of
[0017]
The present invention according to claim 7 (see, for example, FIG. 1) further includes second electric rotating means (5), and the output shaft (5a) of the second electric rotating means is coupled with the drive gear (21). It is linked to the travel drive shaft (33l, 33r),
It exists in the drive device for hybrid vehicles of Claim 1.
[0018]
In the present invention according to claim 8, the first support wall is a case support wall (40a) formed in the mission case (40), and the second support wall is the case support wall (40a). A center support (48) secured to
It exists in the drive device for hybrid vehicles in any one of Claim 1 thru | or 7.
[0019]
[Action]
Based on the above configuration, the rotation of the engine output shaft (2a) is transmitted to the first rotating element (for example, the carrier CR) of the planetary gear (6) via the input shaft (13), and the second gear is transmitted by the planetary gear. It is distributed to the rotating element (for example, the sun gear S) and the third rotating element (for example, the ring gear R), and is transmitted to the rotor shaft (15) of the first electric rotating means (3) to generate electric power, and (counter) drive It is transmitted from the gear (21) to the travel drive shaft (33l, 33r).
[0020]
At this time, the drive gear (21) is supported with high accuracy in the thrust direction and the radial direction by, for example, at least two angular contact bearings (53) (53) mounted on the first support wall (40a). Is done. Also, the rotor shaft (15) of the first electric rotating means (3) is higher at both ends by bearings (42) and (43) mounted on the second support wall (48) and the cover (41), respectively. Supported with accuracy.
[0021]
When the first electric rotating means (3) is output as a drive motor, the rotation of the rotor shaft (15) is transmitted to the second rotating element (S) of the planetary gear (6), and the planetary gear Since the first rotation element (CR) is prevented from rotating in the direction opposite to the engine rotation direction by the one-way clutch (101), the first rotation element is used as a reaction force element to the third rotation element (R). Then, it is further transmitted to the travel drive shaft (33l, 33r) via the drive gear (21).
[0022]
The reference numerals in parentheses are for comparison with the drawings, but this is for convenience and speed of understanding and does not affect the configuration of the present invention. Absent.
[0023]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the drive gear is directly supported by at least two angular contact bearings mounted on the first support wall, the drive gear is highly accurate in the radial direction and the thrust direction. The generation of gear noise can be reduced.
[0024]
Further, in the first electric rotating means, the rotor shaft is supported with high accuracy by bearings mounted on the second support wall and the cover at both end portions, respectively, so that the gap between the rotor and the stator is set to a minute gap. It is possible to improve the efficiency of the first electric rotating means by holding it accurately.
[0025]
Furthermore, since the drive gear, the input shaft, etc. are supported by the first support wall and the housing, and the rotor shaft is supported by the second support wall and the cover attached to the case support shaft, assembly is facilitated. Assembling accuracy can be improved.
[0026]
According to the second aspect of the present invention, the oil pump and the valve body are arranged on the first support wall so that the oil from the bubble body can be directly applied to the first support wall and the second support wall or a combination thereof. Since the oil is supplied to the necessary lubrication points via the oil passage formed on the surface, the oil passage structure is simplified and shortened, the cost is reduced, and the oil passage is configured exclusively in the case body to prevent oil leakage and the like. Reliability can be improved.
[0027]
According to the third aspect of the present invention, the brake device is disposed on the second support wall, and oil is supplied from the oil pump and the valve body disposed on the first support wall. 2 can be supplied directly to the hydraulic actuator of the brake device via the oil passage formed in the support wall, and there is no need to route the hydraulic piping outside the case body or to form the mating surface between the transmission case and the cover. The hydraulic circuit is completed inside the case, improving the reliability against oil leaks, etc., and further eliminating the need to form a hydraulic actuator and oil passage in the (rear) cover, simplifying the structure of the cover It is possible to reduce the cost and improve the assembling property of the cover.
[0028]
According to the fourth aspect of the present invention, the second support wall is used in the dead space that overlaps the stator of the first electric rotating means on the first shaft in the axial direction. Since at least one of the rotor rotational displacement detection means is arranged, the axial dimension of the hybrid vehicle drive device can be shortened.
[0029]
According to the fifth aspect of the present invention, since any two of the brake device, the one-way clutch, and the detection means are arranged in the dead space using both surfaces of the second support wall, the hybrid vehicle drive device Further shortening of the axial direction can be achieved.
[0030]
In particular, when the rotor rotational displacement detecting means is arranged on the center support, the wiring to the electronic control unit can be shortened and the wiring inside the case body is sufficient, and the control reliability of the first electric rotating means can be improved. Can do.
[0031]
According to the sixth aspect of the present invention, the rotor hub is inseparably fixed to the rotor shaft by welding or the like, so that the spline backlash between the conventional rotor hub and the rotor shaft is eliminated, and the rotational displacement of the rotor shaft is detected. Thus, the rotational displacement of the rotor can be detected with high accuracy, and the control accuracy of the first electric rotating means can be improved.
[0032]
According to the seventh aspect of the present invention, the torque of the engine and / or the first electric rotating means is assisted by the second electric rotating means, or the vehicle is driven by the second electric rotating means alone. can do.
[0033]
According to the eighth aspect of the present invention, the drive gear and the input shaft are supported by the case support wall to improve the support accuracy, and the rotor shaft is supported by the center support to improve the assemblability. .
[0034]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a hybrid vehicle drive device to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings. 1 is a schematic diagram of a hybrid vehicle drive device, FIG. 2 is a side sectional view thereof, and FIG. 3 is a front sectional view thereof.
[0035]
The hybrid vehicle drive device 1 includes an
[0036]
On the first shaft A, as shown in FIG. 3, an
[0037]
A counter drive gear (for engine output) 21 is connected to the traveling
[0038]
The
[0039]
The support structure for the first shaft A will be described with reference to FIGS. The
[0040]
As shown in detail in FIG. 4, a
[0041]
The outer peripheral surface of the
[0042]
The
[0043]
Since the
[0044]
On the other hand, as shown in detail in FIG. 5, the
[0045]
A brake device 4 is disposed between the
[0046]
A
[0047]
The inner peripheral surface of the
[0048]
On the other hand, the corner portion on the outer diameter side of the front surface of the
[0049]
An annular
[0050]
In the brake device 4 described above, the
[0051]
Next, the
[0052]
The
[0053]
As shown in detail in FIG. 4, the oil
[0054]
The
[0055]
As a result, the inner circumferential (first) one-way clutch 90 and the outer circumferential (second) one-way clutch 91 are of different diameters and are disposed at positions that overlap each other in the axial direction of the
[0056]
Accordingly, the
[0057]
Next, the assembly of the above-described hybrid vehicle drive device 1, particularly the first shaft A portion will be described. First, a carrier that supports the pinion P is attached to the
[0058]
Then, by tightening the
[0059]
Further, the
[0060]
On the other hand, the
[0061]
Next, the operation of the above-described hybrid vehicle drive device 1 will be described. The rotation of the
[0062]
For example, in the case of normal traveling that travels at a constant speed, such as traveling exclusively at a constant speed or assisting motor output to engine output, both the
[0063]
Further, when the remaining battery level (SOC) is sufficient and all of the engine output is used exclusively as travel energy, the switching valve in the
[0064]
In this state, the
[0065]
Except when the
[0066]
Further, in a state where the
[0067]
On the other hand, when traveling forward in the motor drive mode, the
[0068]
Further, when the vehicle is stopped in the motor drive mode, the
[0069]
When the vehicle is stopped or reverse in the motor drive mode, the generator (first electric rotating means) 3 functions as an electric motor, and the
[0070]
Then, based on the rotation of the
[0071]
In the
[0072]
Further, the
[0073]
Further, as described above, the
[0074]
Next, a second modified embodiment will be described with reference to FIG. In this embodiment, a resolver that is a rotary shaft rotational displacement sensor is different from the previous transformer type, the arrangement of the brake device is different, and the reaction force support when the
[0075]
That is, in the second embodiment, the
[0076]
The
[0077]
On the other hand, the one-
[0078]
The brake device 42As in the previous (first) embodiment, there is a
[0079]
Since the present embodiment is configured as described above, the
[0080]
In the present embodiment, as in the previous embodiment, the
[0081]
Further, the
[0082]
Next, a further modified third embodiment will be described with reference to FIG. The same parts as those in the previous embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0083]
In the present embodiment, the one-
[0084]
In this embodiment, the assembling direction of the
[0085]
Also in this embodiment, as in the previous embodiment, the
[0086]
Further, the one-
[0087]
In the second embodiment (see FIG. 7), the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic diagram showing a hybrid vehicle drive device to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a side sectional view thereof.
FIG. 3 is a front sectional view thereof.
FIG. 4 is an enlarged front sectional view showing a front side of the first axis A.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a generator (first electric rotating means) portion on the rear side of the first shaft A;
FIG. 6 is a side sectional view showing an oil passage structure.
FIG. 7 is a front sectional view showing a first axis A portion according to a second embodiment.
FIG. 8 is a front sectional view showing a first axis A portion according to a third embodiment.
FIG. 9 is a front sectional view showing a first shaft portion according to a conventional technique.
FIG. 10 is a view schematically showing a support structure of a first shaft portion according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
1 Drive device for hybrid vehicle
2 (Internal combustion) engine
2a Engine output shaft
3 First electric rotating means (generator)
4 Brake device
5 Second electric rotating means (electric motor)
6 Planetary gear
7 Hydraulic generator
9 Differential equipment
13 Input shaft
15 Rotor shaft
16 Traveling shaft
17 Rotor
19 Stator
20 Rotational displacement detection (resolver)
21 (Counter) Drive gear
33l, 33r Traveling drive shaft (side gear)
39 Housing
40 cases
40a First support wall (case support wall)
41 (Rear) cover
42, 43, 45 (radial ball) bearings
48 Second support wall (center support)
53 Angular Contact (Ball) Bearing
57 (Needle) Bearing
69 Hydraulic actuator
70 cylinders
72 piston
83 Oil pump
86 Valve body
90 ... Oilway
100 (VR) resolver
101 one-way clutch
104 Electric control unit
A 1st axis
CR first rotating element (carrier)
S Second rotating element (sun gear)
R Third rotating element (ring gear)
m mating surface
Claims (8)
前記入力軸、前記ロータ軸、前記ドライブギヤ及び前記プラネタリギヤが、同軸状に配置されると共に、ミッションケース、該ケースの一側を閉塞するハウジング及び該ケースの他端を閉塞するカバーからなるケース体に収納されてなる、
ハイブリッド車輌用駆動装置において、
第1及び第2の支持壁を有し、これら支持壁のいずれか一方が前記ミッションケースに形成され、他方が前記ミッションケースに固着されてなり、
前記第1の支持壁に装着された、軸方向及び径方向移動を規制するベアリングにより前記ドライブギヤが直接支持され、
前記入力軸の前記プラネタリギヤ側の一端部分が該ドライブギヤの内周側に、及び前記入力軸の他端部分が前記ハウジングに、それぞれベアリングを介して支持されることで、前記入力軸が支持され、
前記第2の支持壁及び前記カバーにそれぞれベアリングを介して前記ロータ軸が支持されてなる、
ことを特徴とするハイブリッド車輌用駆動装置。An input shaft that is linked to the engine output shaft, a rotor shaft of the first electric rotating means, a drive gear that is linked to the traveling drive shaft, a first rotating element that is linked to the input shaft, and a first that is linked to the rotor shaft A planetary gear having two rotating elements and a third rotating element coupled to the drive gear,
The input shaft, the rotor shaft, the drive gear, and the planetary gear are arranged coaxially, and includes a transmission case, a housing that closes one side of the case, and a cover that closes the other end of the case Stored in the
In a hybrid vehicle drive device,
It has first and second support walls, one of these support walls is formed in the mission case, the other is fixed to the mission case,
The drive gear is directly supported by a bearing that is attached to the first support wall and restricts axial and radial movement;
The inner peripheral side of the planetary gear side end portion said drive gear of said input shaft, and the other end portion said housing of said input shaft, that is supported through a bearing, respectively, said input shaft is supported ,
The rotor shaft is supported on the second support wall and the cover via bearings, respectively.
A drive device for a hybrid vehicle.
前記ケース体の下方における前記第1の支持壁にオイルポンプ及びバルブボディを配設し、
該バルブボディからのオイルを、前記第1の支持壁、第2の支持壁又はそれらの合せ面に形成された各油路を介して、前記第1の電気回転手段及び前記ベアリング等の各潤滑必要個所に潤滑・冷却油として供給してなる、
請求項1記載のハイブリッド車輌用駆動装置。The other of the first and second support walls is fixed to the one support wall;
An oil pump and a valve body are disposed on the first support wall below the case body,
The oil from the valve body is lubricated by the first electric rotating means and the bearings through the oil passages formed on the first support wall, the second support wall or their mating surfaces. Supply lubrication / cooling oil to the necessary places.
The drive device for a hybrid vehicle according to claim 1.
前記第2の支持壁に、前記第1の電気回転手段のロータを停止状態に保持するブレーキ装置を配設し、かつ該ブレーキ装置の油圧アクチュエータが、前記第2の支持壁に形成されたシリンダ及び該シリンダに油密状に嵌合するピストンを有し、
前記ケース体の下方における前記第1の支持壁にオイルポンプ及びバルブボディを配設し、
該バルブボディからのオイルを、前記第1の支持壁及び第2の支持壁に形成された各油路を介して、前記ブレーキ装置の油圧アクチュエータに作動油として供給してなる、
請求項1又は2記載のハイブリッド車輌用駆動装置。The other of the first and second support walls is fixed to the one support wall;
A cylinder in which a brake device for holding the rotor of the first electric rotating means in a stopped state is disposed on the second support wall, and a hydraulic actuator of the brake device is formed on the second support wall And a piston that fits into the cylinder in an oil-tight manner,
An oil pump and a valve body are disposed on the first support wall below the case body,
Oil from the valve body is supplied as hydraulic oil to the hydraulic actuator of the brake device via the oil passages formed in the first support wall and the second support wall.
The drive device for a hybrid vehicle according to claim 1 or 2.
請求項1ないし3のいずれか記載のハイブリッド車輌用駆動装置。A brake device for stopping the rotation of the rotor of the first electric rotating means, a detecting means for detecting the rotational displacement of the rotor, and an engine of the first rotating element connected to the input shaft on the second support wall At least one one-way clutch that prevents rotation in the direction opposite to the rotation direction is arranged so as to overlap the stator of the first electric rotation means in the axial direction.
The drive device for a hybrid vehicle according to any one of claims 1 to 3.
請求項1ないし3のいずれか記載のハイブリッド車輌用駆動装置。A brake device for stopping the rotation of the rotor of the first electric rotating means, a detecting means for detecting the rotational displacement of the rotor, and an engine of the first rotating element connected to the input shaft on the second support wall Any two of the one-way clutches that prevent rotation in the direction opposite to the rotation direction are arranged so as to overlap the stator of the first electric rotation means in the axial direction.
The drive device for a hybrid vehicle according to any one of claims 1 to 3.
前記ロータ軸の回転変位を前記検出手段にて検出してなる、
請求項4又は5記載のハイブリッド車輌用駆動装置。The first electric rotating means includes a stator fixed to the transmission case, and a rotor attached to a rotor hub that is inseparably fixed to the rotor shaft.
The rotational displacement of the rotor shaft is detected by the detection means,
The hybrid vehicle drive device according to claim 4 or 5.
請求項1記載のハイブリッド車輌用駆動装置。Further comprising second electric rotating means, the output shaft of the second electric rotating means being interlocked with the travel drive shaft together with the drive gear;
The drive device for a hybrid vehicle according to claim 1.
請求項1ないし7のいずれか記載のハイブリッド車輌用駆動装置。The first support wall is a case support wall formed in the mission case, and the second support wall is a center support fixed to the case support wall;
The hybrid vehicle drive device according to any one of claims 1 to 7.
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