JP3564302B2 - マルチメディアコンテンツデザイン支援方法及び装置及びこの方法を記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディアコンテンツの製作におけるコンテンツデザインの支援技術に係わり、ＷＷＷ上のマルチメディアコンテンツデザイン、ＣＤ−ＲＯＭコンテンツのデザインにおけるマルチメディアコンテンツデザインの支援方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のコンテンツデザイン支援ツールでは、コンテンツ製作者に、ＧＵＩ（グラフィカル ユーザ インタフェース）を介して自由にデザインをさせるか、あるいは、デザインの基盤となるテンプレートを用意し、その中から利用するものを選択させていた。しかし、ＧＵＩを介して自由にデザインをさせるこれらのツールは作業の支援のみに留まり、デザインノウハウの不足を補うものではないため、最終的なコンテンツデザインは、製作者がそれまでの経験から考えなければならなかった。また、用意されたテンプレートも、デザインがその視聴者に与える印象という観点から選択されたものではなく、デザインノウハウの不足を補うものではなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の技術においては、コンテンツ製作者が自分のイメージ通りにコンテンツデザインを完成させるには多大なノウハウが必要で、経験の浅い製作者には難しかった。
【０００４】
本発明は上述の問題点に鑑み、初めに、製作者にコンテンツデザインの最終イメージに関する情報を入力させ、その情報からコンテンツデザインの候補を算出しコンテンツデザインを提示するコンテンツデザイン支援方法及び装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下に列記する発明を、上記課題を解決するための手段とする。
【０００６】
その一つは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、前記コンテンツ製作者からの入力信号を受けるデザイン決定要素入力部と、前記デザイン決定要素入力部から供給された信号に基づくコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部と、前記デザイン候補算出部での算出値に基づくコンテンツデザインの候補を提示するコンテンツデザインのデザイン候補提示部とを有し、
前記デザイン決定要素入力部が、前記コンテンツ製作者からの、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報の入力信号を受ける過程と、
前記デザイン候補算出部が、前記デザイン決定要素入力部から供給された印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインパターンの中からコンテンツデザインの候補を算出する過程と、
前記デザイン候補提示部が、前記デザイン候補算出の過程で算出されたコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示する過程と
を有することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【０００７】
あるいは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、
前記コンテンツ製作者からの入力信号を受けるデザイン決定要素入力部と、前記デザイン決定要素入力部から供給された信号に基づくコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部と、前記デザイン候補算出部での算出値に基づくコンテンツデザインの候補を提示するコンテンツデザインのデザイン候補提示部とを有し、
前記デザイン決定要素入力部が、前記コンテンツ製作者からの、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報の入力信号を受ける過程と、
前記デザイン候補算出部が、前記デザイン決定要素入力部から供給された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出する過程と、
前記デザイン候補提示部が、前記デザイン候補算出の過程で算出されたコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示する過程とを
有することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【０００８】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力段階と、該デザイン決定要素入力段階によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換段階と、該入力情報変換段階により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信段階と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信段階と、デザイン候補受信段階により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示段階とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とを受信するデザイン決定要素受信段階と、デザイン候補算出部が処理する、該デザイン決定要素受信段階により受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出段階と、該デザイン候補算出段階により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信段階とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【０００９】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力段階と、該デザイン決定要素入力段階によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換段階と、該入力情報変換段階により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信段階と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信段階と、該デザイン候補受信段階により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示段階とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信段階と、デザイン候補算出部が処理する、該デザイン決定要素受信段階により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出段階と、該デザイン候補算出段階により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信段階とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【００１０】
あるいは、前記印象効果情報が、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」を評価要素とした情報であることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【００１１】
前記デザイン候補算出部が、前記印象効果情報の評価要素として、ランダムにコンテンツデザインを収集するとともに、ランダムに評価語を収集して対語の形に整え、多数の評価者が該コンテンツデザインに対して抱いた印象を該対語の形に整えた評価語毎に複数段階で評価させ、該評価結果からコンテンツデザインの意味空間を構成する評価要素となる評価語を抽出して用いることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【００１２】
あるいは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段により入力させた印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンの中からコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを、具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１３】
あるいは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段により入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを、具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１４】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、該入力情報変換機能手段により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１５】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、該入力情報変換機能手段により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、該デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１６】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをサーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、該入力情報変換機能手段によりサーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをネットワークを介して接続されているサーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、コンテンツを構成する各メディアのファイルの保存場所に関する情報であるメディアファイル情報を入力させるメディアファイル情報入力機能手段と、該メディアファイル情報入力機能手段により入力させたメディアファイル情報を保管するメディアファイル情報保管機能手段と、該デザイン決定要素送信機能手段より送信したデザイン決定要素を基にサーバ装置が算出した、コンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、該デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補と該メディアファイル情報保管機能手段で保管するメディアファイル情報を基にコンテンツ製作者に提示するコンテンツデザインの候補に各種メディア素材を流し込む素材入力機能手段と、該素材入力機能手段により各種メディア素材を流し込んだコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段と、該デザイン候補提示機能手段により提示したコンテンツデザインの候補に対するコンテンツ製作者の選択を受付ける選択受付機能手段と、該デザイン選択受付機能手段により受付けたコンテンツ製作者の選択に基づいてコンテンツデザインを完成するコンテンツデザイン完成機能手段と、該コンテンツデザイン完成機能手段により完成したコンテンツデザインをコンテンツ製作者に提示するコンテンツデザイン提示機能手段とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置のデザイン決定要素送信機能手段により送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をクライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１７】
あるいは、前記デザイン候補算出機能手段が、入力させたメディア情報を基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する表示面積算出機能手段と、入力させた印象効果情報の入力値に関する複数の異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積して、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理するデザインパターンデータベースと、入力させた該印象効果情報と該表示面積算出機能手段により算出した表示面積情報と該デザインパターンデータベースで管理するデザインパターン情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン知識データベースとを具備することを特徴とする請求項７または９記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１８】
あるいは、前記デザイン候補算出機能手段が、入力させたメディア情報を基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、入力させたデータ量情報を基に、ネットワーク帯域を各メディアのデータ量に応じてメディア毎に割り振り、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する表示面積算出機能手段と、入力させた印象効果情報の入力値に関する複数の異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積して、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理するデザインパターンデータベースと、入力させた該印象効果情報と該表示面積算出機能手段により算出した表示面積情報と該デザインパターンデータベースで管理するデザインパターン情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン知識データベースとを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１９】
あるいは、前記知識データベースが、印象効果情報とコンテンツデザインのパターンとの相関関係を数量化して構築したものであることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００２０】
あるいは、前記印象効果情報の評価要素が、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」であることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００２１】
あるいは、前記印象効果情報の評価要素として、ランダムにコンテンツデザインを収集するとともに、ランダムに評価語を収集して対語の形に整え、多数の評価者に該コンテンツデザインに対して抱いた印象を該対語の形に整えた評価語毎に評価させ、該評価結果からコンテンツデザインの意味空間を構成する評価要素となる評価語を抽出して用いることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００２２】
さらには、上記マルチメディアコンテンツデザイン支援方法をコンピュータで実現するためのプログラムを記録した、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体である。
【００２３】
本発明のマルチメディアコンテンツデザイン支援方法及び装置では、通常、コンテンツ製作者にデザインの全てをまかせ、各メディアの配置や大きさといったデザインに直接関係する情報を入力させることと用意されたテンプレートを選択させることに代え、コンテンツ製作者に最終的に作り上げるコンテンツのデザインに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報を入力させ、コンテンツ視聴者にその印象を与えるようなコンテンツデザインに対する指針を算出し、コンテンツデザインを提示する。
【００２４】
これにより、コンテンツ製作者は、特別なノウハウなしに、コンテンツ視聴者に特定の印象を与えるコンテンツデザインを完成させることができる。同時に、コンテンツ製作作業を簡易化し、作業時間を短縮することが可能となる。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【００２６】
［実施形態例１］
まず、本発明の第１の実施形態例を説明する。
【００２７】
図１は、本実施形態例における、コンテンツのデザインを支援するコンテンツデザイン支援装置１０の構成を示す。
【００２８】
本支援装置１０は、ユーザにコンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報（または該印象効果情報と該メディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報）とを入力させるデザイン決定要素入力部１と、デザイン決定要素入力部１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをデザイン候補算出部３が解する形式に変換する入力情報変換部２と、入力情報変換部２により変換した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部３と、デザイン候補算出部３により算出した、コンテンツデザインの候補をユーザに提示するデザイン候補提示部４から成る。
【００２９】
なお、入力情報変換部２を省略し、デザイン決定要素入力部１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをデザイン候補算出部３に直接入力し、デザイン候補算出部３は、デザイン決定要素入力部１により入力された印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するようにしてもよい。
【００３０】
本実施形態例の支援装置の一動作例とともに、本発明の支援方法の一実施形態例を説明する。図２は、その原理説明図である。
【００３１】
図２のように、デザイン決定要素入力部１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とを入力させ（ステップ１０１）、コンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを基に、デザイン候補算出部３のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ１０２）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部４のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ１０３）ようにする。
【００３２】
本実施形態例の支援装置の別の動作例とともに、本発明の支援方法の別の一実施形態例を説明する。図３は、その原理説明図である。
【００３３】
図３のように、デザイン決定要素入力部１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させ（ステップ２０１）、コンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、デザイン候補算出部３のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ２０２）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部４のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ２０３）ようにする。
【００３４】
［実施形態例２］
以下、本発明の第２の実施形態例を説明する。
【００３５】
図４は、本実施形態例における、ネットワークを介して接続されたクライアント装置１００とサーバ装置２００から成り、インターネットで配信するコンテンツのデザインを支援するコンテンツデザイン支援装置の構成を示す。
【００３６】
クライアント装置１００は、ユーザにコンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報（または該印象効果情報と該メディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報）とを入力させるデザイン決定要素入力部１０１と、デザイン決定要素入力部１０１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをサーバ装置２００が解する形式に変換する入力情報変換部１０２と、入力情報変換部１０２によりサーバ装置２００が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをネットワークを介して接続されているサーバ装置２００に送信するデザイン決定要素送信部１０３と、デザイン決定要素送信部１０３により送信した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基にサーバ装置２００が算出した、コンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信部１０４と、デザイン候補受信部１０４により受信したコンテンツデザインの候補をユーザに提示するデザイン候補提示部１０５と、から成る。
【００３７】
一方、サーバ装置２００は、クライアント装置１００のデザイン決定要素送信部１０３により送信された印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを受信するデザイン決定要素受信部２０１と、デザイン決定要素受信部２０１により受信した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部２０２と、デザイン候補算出部２０２により算出したコンテンツデザインの候補をクライアント装置１００に送信するデザイン候補送信部２０３とから成る。
【００３８】
本実施形態例の支援装置の一動作例とともに、本発明の支援方法の一実施形態例を説明する。図５は、その原理説明図である。
【００３９】
図５のように、クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とを入力させ（ステップ３０１）、入力させた印象効果情報とメディア情報とを入力情報変換部１０２の入力情報変換機能によりサーバ装置２００が解する形式に変換し（ステップ３０２）、変換した印象効果情報とメディア情報とをデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能により、サーバ装置２００に送信し（ステップ３０３）、サーバ装置２００は、クライアント装置１００がデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能で送信した印象効果情報とメディア情報とをデザイン決定要素受信部２０１のデザイン決定要素受信機能により受信し、受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、デザイン候補算出部２０２のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ３０４）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能によりクライアント装置１００に送信し（ステップ３０５）、クライアント装置１００は、デザイン候補受信部１０４のデザイン候補受信機能により、サーバ装置２００がデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能で送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部１０５のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ３０６）ようにする。
【００４０】
本実施形態例の支援装置の別の動作例とともに、本発明の支援方法の別の一実施形態例を説明する。図６は、その原理説明図である。
【００４１】
図６のように、クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させ（ステップ４０１）、入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力情報変換部１０２の入力情報変換機能によりサーバ装置が解する形式に変換し（ステップ４０２）、変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能により、サーバ装置２００に送信し（ステップ４０３）、サーバ装置２００は、クライアント装置１００がデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能で送信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをデザイン決定要素受信部２０１のデザイン決定要素受信機能により受信し、受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、デザイン候補算出部２０２のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ４０４）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能によりクライアント装置１００に送信し（ステップ４０５）、クライアント装置１００は、デザイン候補受信部１０４のデザイン候補受信機能により、サーバ装置２００がデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能で送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部１０５のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ４０６）ようにする。
【００４２】
以下、本実施形態例による、具体的な動作例を説明する。ここでは、図６の場合について説明するが、図５の場合にも同様に動作させることができることは言うまでもない。
【００４３】
ユーザが本実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置によるコンテンツデザイン支援の開始を選択すると、クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１により、ユーザに印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させる画面を表示する。
【００４４】
図７は、本実施形態例でのクライアント装置１００のデザイン決定要素入力部１０１がユーザに提示する印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させる画面であるデザイン決定要素入力画面の例を示す図である。
【００４５】
ユーザは、デザイン決定要素入力画面１２０の素材情報入力部１２１により、コンテンツに使用する動画の本数や静止画の枚数やテキストの文字数を入力する。また、データ量情報入力部１２２により、作成中のコンテンツを配信する対象となるネットワーク帯域を表示されている選択肢から選択することで入力する。印象効果情報入力部１２３では、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象について、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」それぞれの指標上で黒丸を動かし、位置を示すことにより入力する。決定ボタン１２４を押下すると、入力した情報は入力情報変換部１０２に送られる。
【００４６】
クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１により、図７のようなデザイン決定要素入力画面１２０でユーザにメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力させ、ユーザに入力させたメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力情報変換部１０２によりサーバ装置２００が解する形式に変換する。
【００４７】
なお、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象の評価要素として、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」を例示したが、これは、人が、コンテンツデザインから受ける印象にはどのようなものがあるか、その重要因子を抽出するためのコンテンツデザインの意味空間を把握する実験から抽出した評価要素の上位４要素である。評価要素の数は４つに限るものではなく、さらに５位以下の要素を順に加えることもできる。また、上記実験の条件を変えて抽出した評価要素を用いることもできる。その実験の手順を以下に示す。
【００４８】
（１）視聴者に異なる印象を与えていると思われるコンテンツを、雑誌、書籍等からランダムに収集し、これらのデザイン要素（フレームの有無、背景色など）を考慮して、実験に用いるコンテンツデザインを決定する。
【００４９】
（２）視聴者がコンテンツデザインから受ける印象を評価するのに使う評価語を雑誌、書籍からランダムに収集し、似通った言葉（「かわいい」−「かわいらしい」など）を削除し、対語の形（「あたたかい」−「つめたい」など）に整え、これを用いてＳＤ法（Ｓｅｍａｎｔｉｃ Ｄｉｆｆｅｒｅｎｃｉａｌ ｍｅｔｈｏｄ）の尺度を参考にした評価用紙を作成する。ＳＤ法の尺度とは、ある対象の持つ印象を多次元的に表現するために用いる尺度であり、一尺度上の両端には対語（対となる形容詞）が配置される。各対語の中央はどちらとも言えないことを表し、中央より離れるに従い、対語の一方で表される印象が強いことを表す。数値化するためには、例えば対語の間を５段階にした評価用紙とする。
【００５０】
（３）多数の被験者に（１）のコンテンツデザインのそれぞれについて、（２）の評価用紙により主観評価をさせる。
【００５１】
（４）（３）を集計して因子分析にかけ、推定される候補因子内の各変数間相関行列における固有値を求め、カーブ法（Ｓａｍａｎｔｈａ Ｓａｇａｒ他“ＳｔａｔＶｉｅｗ”日本語版マニュアル統計編 １９９６ Ａｂｕｃａｓ Ｃｏｎｃｅｐｔｓ，Ｉｎｃ）に基づきその変動率から重要因子を決定する。その後、各因子について最も負荷量が高い評価語を評価要素として抽出する。
【００５２】
図８は、本実施形態例でのクライアント装置１００の入力情報変換部１０２において、デザイン決定要素入力部１０１がデザイン決定要素入力画面１２０上でユーザに入力させた情報をサーバ装置２００が解する形式に変換するデータ変換の例を示す。
【００５３】
デザイン決定要素入力画面１２０上の素材情報入力部１２１における入力情報はＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ａと表し、“動画”、“静止画”、“テキスト”、それぞれをＭｅｄｉａ １、Ｍｅｄｉａ ２、Ｍｅｄｉａ ３と変換し、それぞれの本数や枚数や字数については入力値をそのまま使用する。対象帯域入力部１２２における入力情報はＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｂと表し、“６４ｋｂｐｓ”、“１２８ｋｂｐｓ”、“ＬＡＮ”の各選択肢をＢａｎｄｗｉｄｔｈ １、Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ ２、Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ ３と変換し、選択されたものには“１”、選択されなかったものには“０”を与える。印象効果入力部１２３における入力情報はＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｃと表し、各指標である豪華さ、まとまり、独創的、あたたかさそれぞれを、Ｆａｃｔｏｒ １、Ｆａｃｔｏｒ ２、Ｆａｃｔｏｒ ３、Ｆａｃｔｏｒ ４と変換する。各指標への入力値については、最低値を０、最高値を５として、各指標上の黒丸の位置を０から５まで、１刻みに読み取る。端数については、０．１以下の値を四捨五入する。
【００５４】
クライアント装置１００は、入力情報変換部１０２により、図８のように変換したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とをデザイン決定要素送信部１０３により、サーバ装置２００に送信する。
【００５５】
サーバ装置２００は、クライアント装置１００のデザイン決定要素送信部１０３が送信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報をデザイン決定要素受信部２０１により受信し、受信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基に、デザイン候補算出部２０２により、コンテンツデザイン候補を算出する。
【００５６】
図９は、本実施形態例でのサーバ装置２００のデザイン候補算出部２０２の構成とデザイン候補算出部２０２におけるデータの流れを示す。デザイン候補算出部２０２は、表示面積算出部１４０と、デザインパターンデータベース１４１と、デザイン知識データベース１４２とから成る。
【００５７】
表示面積算出部１４０では、入力したＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＡとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｂとを基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、コンテンツの配信対象となるネットワーク帯域内で配信できるように、ネットワーク帯域を各メディアのデータ量に応じてメディア毎に割り振り、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する。
【００５８】
デザインパターンデータベース１４１では、Ｄａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＣにおけるＦａｃｔｏｒ １、Ｆａｃｔｏｒ ２、Ｆａｃｔｏｒ ３、Ｆａｃｔｏｒ ４の４つの因子に対する入力値に関する６×６×６×６＝１２９６通りの異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積しており、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理している。
【００５９】
デザイン知識データベース１４２では、入力したＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｃと、表示面積データベース１４０により算出した表示面積情報と、デザインパターンデータベース１４１で管理するデザインパターン情報とを基に、入力情報の条件を満たすコンテンツデザインの候補を算出する。デザイン知識データベース１４２は、印象効果情報とコンテンツデザインのパターンとの相関関係を数量化して構築する。
【００６０】
図１０は、本実施形態例でのデザイン候補算出部２０２のデザイン知識データベース１４２においてコンテンツデザインの候補を算出する方法の例を示す。
【００６１】
図１０では、デザイン知識データベース１４２において、図８に示した入力情報変換部１０２で変換された結果であるＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＡとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＢとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｃとを入力情報としている。
【００６２】
Ｄａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＣにおけるＦａｃｔｏｒ １とＦａｃｔｏｒ ２とＦａｃｔｏｒ ３とＦａｃｔｏｒ ４に対するそれぞれのユーザによる実際の入力値は、“１”、“３”、“４”、“２”である。
【００６３】
デザイン知識データベース１４２は、デザインパターンデータベース１４１内のデザインパターン情報のうち、Ｄａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＡとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｂから表示面積算出部１４０により算出した表示面積情報を基に、検索対象を規定し、対象範囲内にあるコンテンツデザインのパターンのうち、Ｆａｃｔｏｒ １の値が入力値“１”と一致しているものをＧｒｏｕｐ １として抽出する。次に、Ｇｒｏｕｐ １として抽出したコンテンツデザインのパターンをＦａｃｔｏｒ ２とＦａｃｔｏｒ ３とＦａｃｔｏｒ ４への入力値と一致する値の数が多い順に並べ、入力値と一致する値の数が同じものについては、その中で、Ｆａｃｔｏｒ ２とＦａｃｔｏｒ ３とＦａｃｔｏｒ ４各因子への入力値との差の絶対値が小さい順に並べ、上位４枚をコンテンツデザインの候補として決定する。同様に、Ｇｒｏｕｐ ２、Ｇｒｏｕｐ ３、Ｇｒｏｕｐ ４を抽出し、それぞれについて、上位４枚をコンテンツデザインの候補とする。
【００６４】
図１０（ａ）では、上記の結果として、Ｇｒｏｕｐ １から、デザインパターン“５”、“３１”、“３”、“６５”を、図１０（ｂ）では、Ｇｒｏｕｐ ２から、デザインパターン“７３”、“９２”、“１７０”、“８２”をコンテンツデザインの候補としていることを示す。
【００６５】
サーバ装置２００は、デザイン候補算出部２０２により、図９、図１０のような方法で算出したデザイン候補をデザイン候補送信部２０３によりクライアント装置１００に送信する。
【００６６】
クライアント装置１００は、デザイン候補受信部１０４により、サーバ装置２００のデザイン候補送信部２０３が送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部１０５により、コンテンツデザインの候補を提示する画面でユーザに提示する。
【００６７】
図１１は、本実施形態例でのクライアント装置１００のデザイン候補提示部１０５が、ユーザにコンテンツデザインの候補を提示するデザイン候補提示画面１６０を示す。デザイン候補提示画面１６０上では、デザイン候補算出部２０２で図１０のような方法で算出したコンテンツデザインの候補をＧｒｏｕｐ １の上位４枚（１〜４）から提示する。ユーザが次候補ボタン１６１を押下するに従い、Ｇｒｏｕｐ ２、Ｇｒｏｕｐ ３、Ｇｒｏｕｐ ４の順にそれぞれのコンテンツデザインパターン上位４枚をコンテンツデザインの候補として提示していく。
【００６８】
上述のようなマルチメディアコンテンツデザインの支援形態をとれば、マルチメディアコンテンツデザイン支援装置が、ユーザに入力させたコンテンツデザインの最終イメージに対する指針についての画面を表示メディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基にコンテンツデザイン候補を算出することから、ユーザのデザインノウハウを支援し、コンテンツ製作時の困難さを和らげ、作業時間を短縮させることが可能となる。
【００６９】
［実施形態例３］
以下、本発明の第３の実施形態例を説明する。
【００７０】
図１２は、本実施形態例における、ネットワークを介して接続されたクライアント装置３００とサーバ装置４００から成り、インターネットで配信するコンテンツのデザインを支援するコンテンツデザイン支援装置の構成を示す。
【００７１】
クライアント装置３００は、ユーザに、コンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力部３０１と、デザイン決定要素入力部３０１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをサーバ装置４００が解する形式に変換する入力情報変換部３０２と、入力情報変換部３０２によりサーバ装置４００が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをネットワークを介して接続されているサーバ装置４００に送信するデザイン決定要素送信部３０３と、コンテンツを構成する各メディアのファイルの保存場所に関する情報であるメディアファイル情報を入力させるメディアファイル情報入力部３０４と、メディアファイル情報入力部３０４により入力させたメディアファイル情報を保管するメディアファイル情報保管部３０５と、デザイン決定要素送信部３０３より送信したデザイン決定要素を基にサーバ装置４００が算出した、コンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信部３０６と、デザイン候補受信部３０６により受信したコンテンツデザインの候補とメディアファイル情報保管部３０５で保管するメディアファイル情報を基にユーザに提示するコンテンツデザインの候補に各種メディア素材を流し込む素材入力部３０７と、素材入力部３０７により各種メディア素材を流し込んだコンテンツデザインの候補をユーザに提示するデザイン候補提示部３０８と、デザイン候補提示部３０８により提示したコンテンツデザインの候補に対するユーザの選択を受付ける選択受付部３０９と、デザイン選択受付部３０９により受付けたデザインとコンテンツデザインを完成するコンテンツデザイン完成部３１０と、コンテンツデザイン完成部３１０により完成したコンテンツデザインをユーザに提示するコンテンツデザイン提示部３１１から成る。
【００７２】
一方、サーバ装置４００は、クライアント装置３００のデザイン決定要素送信部３０３により送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信部４０１と、デザイン決定要素受信部４０１により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部４０２と、デザイン候補算出部４０２により算出したコンテンツデザインの候補をクライアント装置３００に送信するデザイン候補送信部４０３から成る。
【００７３】
ユーザが本実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援システムによるコンテンツデザイン支援の開始を選択すると、クライアント装置３００は、デザイン決定要素入力部３０１により、ユーザにメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力させる画面を表示し、ユーザにメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力させ、メディアファイル情報入力部３０４により、ユーザにメディアファイル情報を入力させる画面を表示し、ユーザにメディアファイル情報を入力させ、デザイン決定要素入力部３０１でユーザに入力させたメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力情報変換部３０２によりサーバ装置４００が解する形式に変換し、メディアファイル情報入力部３０４でユーザに入力させたメディアファイル情報をメディアファイル情報保管部３０５により保管し、入力情報変換部３０２で変換したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とをデザイン決定要素送信部３０３によりサーバ装置４００に送信する。
【００７４】
サーバ装置４００は、クライアント装置３００のデザイン決定要素送信部３０３が送信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とをデザイン決定要素受信部４０１により受信し、受信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基にデザイン候補算出部４０２によりコンテンツデザインの候補を算出し、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補送信部４０３によりクライアント装置３００に送信する。
【００７５】
クライアント装置３００は、デザイン候補受信部３０６により、サーバ装置４００がデザイン候補送信部４０３で送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補とメディアファイル情報保管部３０５で保管するメディアファイル情報とを基に素材入力部３０７により各種メディア素材を流し込み、各種メディア素材を流し込んだコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部３０８によりコンテンツデザインの候補を提示する画面でユーザに提示する。
【００７６】
図１３は、本実施形態例でのクライアント装置３００が、デザイン候補提示部３０８によりユーザにコンテンツデザインの候補を提示するデザイン候補提示画面３２０を示す。
【００７７】
図１３のデザイン候補提示画面３２０では、デザイン候補算出部４０２で算出したコンテンツデザインの候補をＧｒｏｕｐ １の上位４枚から提示し、ユーザに利用したいコンテンツデザインを選択させる。ユーザが次候補ボタン３２１を押下する度、Ｇｒｏｕｐ ２、Ｇｒｏｕｐ ３、Ｇｒｏｕｐ ４の順にそれぞれのコンテンツデザインパターン上位４枚をコンテンツデザインの候補として提示していき、決定ボタン３２２を押下すると、ユーザの選択を選択受付部３０９で受付ける。
【００７８】
クライアント装置３００は、デザイン候補提示部３０８により、図１３のようなデザイン候補提示画面３２０でユーザに提示したコンテンツデザインの候補に対するユーザの選択を選択受付部３０９により受付け、受付けたユーザの選択を基にコンテンツデザイン完成部３１０によりコンテンツデザインを整えて完成させ、完成したコンテンツデザインをコンテンツデザイン提示部３１１により、コンテンツデザインを提示寸る画面でユーザに提示する。
【００７９】
図１４は、本実施形態例でのクライアント装置３００におけるコンテンツデザイン提示部３１１が、コンテンツデザイン完成部３１０により完成させたコンテンツデザインをユーザに提示するコンテンツデザイン提示画面３４０を示す。
【００８０】
コンテンツデザイン提示画面３４０では、完成したコンテンツデザインを提示し、ユーザが他候補ボタン３４１を押下すると、図１３のようなコンテンツデザイン候補提示画面３２０でコンテンツデザインの候補を再提示する。ユーザが決定ボタン３４２を押下するとコンテンツデザインの支援動作を終了する。
【００８１】
上述のようなマルチメディアコンテンツデザインの支援形態をとれば、マルチメディアコンテンツデザイン支援装置が、ユーザに入力させたコンテンツデザインの最終イメージに対する指針についての画面を表示メディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基にコンテンツデザインの候補を算出し、ユーザにより選択されたデザイン候補とメディアファイル情報とを基にコンテンツデザインを完成させることから、ユーザのデザインノウハウを支援し、コンテンツ製作時の困難さを和らげ、作業時間を短縮させることが可能となる。
【００８２】
なお、以上の各実施形態例で説明したマルチメディアコンテンツデザイン支援方法及び装置の各機能、並びにクライアント装置の各機能、サーバ装置の各機能の一部ないしは全部をコンピュータで実現することができることは言うまでもなく、コンピュータでその機能を実現するためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、ＦＤ（フロッピーディスク）や、ＭＯ、ＲＯＭ、メモリカード、ＣＤ、ＤＶＤ、リムーバブルディスクなどに記録して提供し、配布することが可能である。本支援装置あるいは本支援方法を実現するための装置がクライアント装置とサーバ装置である場合、それぞれのプログラムを共に記録しておいて、それぞれが必要とするプログラムを呼び出すようにしてもよいし、それぞれが必要とするプログラムを分けて記録するようにしてもよい。
【００８３】
【発明の効果】
本発明のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置によれば、ユーザは、特別なノウハウなしに、コンテンツ視聴者に特定の印象を与えるコンテンツデザインを完成させることができる、コンテンツ製作作業を簡易化できる、作業時間を短縮できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態例を示すマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の構成図である。
【図２】上記第１の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の動作原理を説明するための図である。
【図３】上記第１の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の別の動作原理を説明するための図である。
【図４】本発明の第２の実施形態例を示すマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の構成図である。
【図５】上記第２の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の動作原理を説明するための図である。
【図６】上記第２の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の別の動作原理を説明するための図である。
【図７】上記第２の実施形態例のデザイン決定要素入力部がユーザに表示するデザイン決定要素入力画面の例である。
【図８】上記第２の実施形態例の入力情報変化部におけるデータ変換の例を示す図である。
【図９】上記第２の実施形態例のデザイン候補算出部における構成とデータの流れを示す図である。
【図１０】（ａ），（ｂ）は、上記第２の実施形態例のデザイン候補算出部での知識データベースにおいてコンテンツデザインの候補を算出する方法の例を説明する図である。
【図１１】上記第２の実施形態例のデザイン候補提示部がユーザに表示するデザイン候補提示画面の例を示す図である。
【図１２】本発明の第３の実施形態例を示すマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の構成図である。
【図１３】上記第３の実施形態例のデザイン候補提示部がユーザに表示するデザイン候補提示画面の例を示す図である。
【図１４】上記第３の実施形態例のコンテンツデザイン提示部がユーザに表示するコンテンツデザイン提示画面の例を示す図である。
【符号の説明】
１，１０１，３０１…デザイン決定要素入力部
２，１０２，１０３…入力情報変換部
３，２０２，４０２…デザイン候補算出部
４，１０５，３０８…デザイン候補提示部
１０…マルチメディアコンテンツデザイン支援装置
１００，３００…クライアント装置
２００，４００…サーバ装置
１０３，３０３…デザイン決定要素送信部
１０４，３０６…デザイン候補受信部
１２０…デザイン決定要素入力画面
１２１…素材情報入力部
１２２…データ量情報入力部
１２３…印象効果情報入力部
１２４，３２２，３４２…決定ボタン
１４０…表示面積算出部
１４１…デザインパターンデータベース
１４２…デザイン知識データベース
１６０，３２０…デザイン候補提示画面
１６１，３２１…次候補ボタン
２０１，４０１…デザイン決定要素受信部
２０３，４０３…デザイン候補送信部
３０４…メディアファイル情報入力部
３０５…メディアファイル情報保管部
３０６…デザイン候補受信部
３０７…素材入力部
３０８…デザイン候補提示部
３０９…選択受付部
３１０…コンテンツデザイン完成部
３１１…コンテンツデザイン提示部
３４０…コンテンツデザイン提示画面
３４１…他候補ボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディアコンテンツの製作におけるコンテンツデザインの支援技術に係わり、ＷＷＷ上のマルチメディアコンテンツデザイン、ＣＤ−ＲＯＭコンテンツのデザインにおけるマルチメディアコンテンツデザインの支援方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のコンテンツデザイン支援ツールでは、コンテンツ製作者に、ＧＵＩ（グラフィカル ユーザ インタフェース）を介して自由にデザインをさせるか、あるいは、デザインの基盤となるテンプレートを用意し、その中から利用するものを選択させていた。しかし、ＧＵＩを介して自由にデザインをさせるこれらのツールは作業の支援のみに留まり、デザインノウハウの不足を補うものではないため、最終的なコンテンツデザインは、製作者がそれまでの経験から考えなければならなかった。また、用意されたテンプレートも、デザインがその視聴者に与える印象という観点から選択されたものではなく、デザインノウハウの不足を補うものではなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の技術においては、コンテンツ製作者が自分のイメージ通りにコンテンツデザインを完成させるには多大なノウハウが必要で、経験の浅い製作者には難しかった。
【０００４】
本発明は上述の問題点に鑑み、初めに、製作者にコンテンツデザインの最終イメージに関する情報を入力させ、その情報からコンテンツデザインの候補を算出しコンテンツデザインを提示するコンテンツデザイン支援方法及び装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下に列記する発明を、上記課題を解決するための手段とする。
【０００６】
その一つは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、前記コンテンツ製作者からの入力信号を受けるデザイン決定要素入力部と、前記デザイン決定要素入力部から供給された信号に基づくコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部と、前記デザイン候補算出部での算出値に基づくコンテンツデザインの候補を提示するコンテンツデザインのデザイン候補提示部とを有し、
前記デザイン決定要素入力部が、前記コンテンツ製作者からの、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報の入力信号を受ける過程と、
前記デザイン候補算出部が、前記デザイン決定要素入力部から供給された印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインパターンの中からコンテンツデザインの候補を算出する過程と、
前記デザイン候補提示部が、前記デザイン候補算出の過程で算出されたコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示する過程と
を有することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【０００７】
あるいは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、
前記コンテンツ製作者からの入力信号を受けるデザイン決定要素入力部と、前記デザイン決定要素入力部から供給された信号に基づくコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部と、前記デザイン候補算出部での算出値に基づくコンテンツデザインの候補を提示するコンテンツデザインのデザイン候補提示部とを有し、
前記デザイン決定要素入力部が、前記コンテンツ製作者からの、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報の入力信号を受ける過程と、
前記デザイン候補算出部が、前記デザイン決定要素入力部から供給された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出する過程と、
前記デザイン候補提示部が、前記デザイン候補算出の過程で算出されたコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示する過程とを
有することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【０００８】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力段階と、該デザイン決定要素入力段階によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換段階と、該入力情報変換段階により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信段階と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信段階と、デザイン候補受信段階により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示段階とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とを受信するデザイン決定要素受信段階と、デザイン候補算出部が処理する、該デザイン決定要素受信段階により受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出段階と、該デザイン候補算出段階により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信段階とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【０００９】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力段階と、該デザイン決定要素入力段階によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換段階と、該入力情報変換段階により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信段階と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信段階と、該デザイン候補受信段階により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示段階とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信段階と、デザイン候補算出部が処理する、該デザイン決定要素受信段階により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出段階と、該デザイン候補算出段階により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信段階とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【００１０】
あるいは、前記印象効果情報が、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」を評価要素とした情報であることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【００１１】
前記デザイン候補算出部が、前記印象効果情報の評価要素として、ランダムにコンテンツデザインを収集するとともに、ランダムに評価語を収集して対語の形に整え、多数の評価者が該コンテンツデザインに対して抱いた印象を該対語の形に整えた評価語毎に複数段階で評価させ、該評価結果からコンテンツデザインの意味空間を構成する評価要素となる評価語を抽出して用いることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法である。
【００１２】
あるいは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段により入力させた印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンの中からコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを、具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１３】
あるいは、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段により入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを、具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１４】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、該入力情報変換機能手段により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１５】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、該入力情報変換機能手段により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、該デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１６】
あるいは、ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、該クライアント装置が、コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをサーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、該入力情報変換機能手段によりサーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをネットワークを介して接続されているサーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、コンテンツを構成する各メディアのファイルの保存場所に関する情報であるメディアファイル情報を入力させるメディアファイル情報入力機能手段と、該メディアファイル情報入力機能手段により入力させたメディアファイル情報を保管するメディアファイル情報保管機能手段と、該デザイン決定要素送信機能手段より送信したデザイン決定要素を基にサーバ装置が算出した、コンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、該デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補と該メディアファイル情報保管機能手段で保管するメディアファイル情報を基にコンテンツ製作者に提示するコンテンツデザインの候補に各種メディア素材を流し込む素材入力機能手段と、該素材入力機能手段により各種メディア素材を流し込んだコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段と、該デザイン候補提示機能手段により提示したコンテンツデザインの候補に対するコンテンツ製作者の選択を受付ける選択受付機能手段と、該デザイン選択受付機能手段により受付けたコンテンツ製作者の選択に基づいてコンテンツデザインを完成するコンテンツデザイン完成機能手段と、該コンテンツデザイン完成機能手段により完成したコンテンツデザインをコンテンツ製作者に提示するコンテンツデザイン提示機能手段とを具備し、該サーバ装置が、該クライアント装置のデザイン決定要素送信機能手段により送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をクライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１７】
あるいは、前記デザイン候補算出機能手段が、入力させたメディア情報を基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する表示面積算出機能手段と、入力させた印象効果情報の入力値に関する複数の異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積して、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理するデザインパターンデータベースと、入力させた該印象効果情報と該表示面積算出機能手段により算出した表示面積情報と該デザインパターンデータベースで管理するデザインパターン情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン知識データベースとを具備することを特徴とする請求項７または９記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１８】
あるいは、前記デザイン候補算出機能手段が、入力させたメディア情報を基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、入力させたデータ量情報を基に、ネットワーク帯域を各メディアのデータ量に応じてメディア毎に割り振り、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する表示面積算出機能手段と、入力させた印象効果情報の入力値に関する複数の異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積して、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理するデザインパターンデータベースと、入力させた該印象効果情報と該表示面積算出機能手段により算出した表示面積情報と該デザインパターンデータベースで管理するデザインパターン情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン知識データベースとを具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００１９】
あるいは、前記知識データベースが、印象効果情報とコンテンツデザインのパターンとの相関関係を数量化して構築したものであることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００２０】
あるいは、前記印象効果情報の評価要素が、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」であることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００２１】
あるいは、前記印象効果情報の評価要素として、ランダムにコンテンツデザインを収集するとともに、ランダムに評価語を収集して対語の形に整え、多数の評価者に該コンテンツデザインに対して抱いた印象を該対語の形に整えた評価語毎に評価させ、該評価結果からコンテンツデザインの意味空間を構成する評価要素となる評価語を抽出して用いることを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置である。
【００２２】
さらには、上記マルチメディアコンテンツデザイン支援方法をコンピュータで実現するためのプログラムを記録した、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体である。
【００２３】
本発明のマルチメディアコンテンツデザイン支援方法及び装置では、通常、コンテンツ製作者にデザインの全てをまかせ、各メディアの配置や大きさといったデザインに直接関係する情報を入力させることと用意されたテンプレートを選択させることに代え、コンテンツ製作者に最終的に作り上げるコンテンツのデザインに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報を入力させ、コンテンツ視聴者にその印象を与えるようなコンテンツデザインに対する指針を算出し、コンテンツデザインを提示する。
【００２４】
これにより、コンテンツ製作者は、特別なノウハウなしに、コンテンツ視聴者に特定の印象を与えるコンテンツデザインを完成させることができる。同時に、コンテンツ製作作業を簡易化し、作業時間を短縮することが可能となる。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【００２６】
［実施形態例１］
まず、本発明の第１の実施形態例を説明する。
【００２７】
図１は、本実施形態例における、コンテンツのデザインを支援するコンテンツデザイン支援装置１０の構成を示す。
【００２８】
本支援装置１０は、ユーザにコンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報（または該印象効果情報と該メディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報）とを入力させるデザイン決定要素入力部１と、デザイン決定要素入力部１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをデザイン候補算出部３が解する形式に変換する入力情報変換部２と、入力情報変換部２により変換した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部３と、デザイン候補算出部３により算出した、コンテンツデザインの候補をユーザに提示するデザイン候補提示部４から成る。
【００２９】
なお、入力情報変換部２を省略し、デザイン決定要素入力部１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをデザイン候補算出部３に直接入力し、デザイン候補算出部３は、デザイン決定要素入力部１により入力された印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するようにしてもよい。
【００３０】
本実施形態例の支援装置の一動作例とともに、本発明の支援方法の一実施形態例を説明する。図２は、その原理説明図である。
【００３１】
図２のように、デザイン決定要素入力部１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とを入力させ（ステップ１０１）、コンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを基に、デザイン候補算出部３のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ１０２）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部４のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ１０３）ようにする。
【００３２】
本実施形態例の支援装置の別の動作例とともに、本発明の支援方法の別の一実施形態例を説明する。図３は、その原理説明図である。
【００３３】
図３のように、デザイン決定要素入力部１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させ（ステップ２０１）、コンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、デザイン候補算出部３のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ２０２）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部４のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ２０３）ようにする。
【００３４】
［実施形態例２］
以下、本発明の第２の実施形態例を説明する。
【００３５】
図４は、本実施形態例における、ネットワークを介して接続されたクライアント装置１００とサーバ装置２００から成り、インターネットで配信するコンテンツのデザインを支援するコンテンツデザイン支援装置の構成を示す。
【００３６】
クライアント装置１００は、ユーザにコンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報（または該印象効果情報と該メディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報）とを入力させるデザイン決定要素入力部１０１と、デザイン決定要素入力部１０１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをサーバ装置２００が解する形式に変換する入力情報変換部１０２と、入力情報変換部１０２によりサーバ装置２００が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とをネットワークを介して接続されているサーバ装置２００に送信するデザイン決定要素送信部１０３と、デザイン決定要素送信部１０３により送信した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基にサーバ装置２００が算出した、コンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信部１０４と、デザイン候補受信部１０４により受信したコンテンツデザインの候補をユーザに提示するデザイン候補提示部１０５と、から成る。
【００３７】
一方、サーバ装置２００は、クライアント装置１００のデザイン決定要素送信部１０３により送信された印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを受信するデザイン決定要素受信部２０１と、デザイン決定要素受信部２０１により受信した印象効果情報とメディア情報（または印象効果情報とメディア情報とデータ量情報）とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部２０２と、デザイン候補算出部２０２により算出したコンテンツデザインの候補をクライアント装置１００に送信するデザイン候補送信部２０３とから成る。
【００３８】
本実施形態例の支援装置の一動作例とともに、本発明の支援方法の一実施形態例を説明する。図５は、その原理説明図である。
【００３９】
図５のように、クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とを入力させ（ステップ３０１）、入力させた印象効果情報とメディア情報とを入力情報変換部１０２の入力情報変換機能によりサーバ装置２００が解する形式に変換し（ステップ３０２）、変換した印象効果情報とメディア情報とをデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能により、サーバ装置２００に送信し（ステップ３０３）、サーバ装置２００は、クライアント装置１００がデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能で送信した印象効果情報とメディア情報とをデザイン決定要素受信部２０１のデザイン決定要素受信機能により受信し、受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、デザイン候補算出部２０２のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ３０４）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能によりクライアント装置１００に送信し（ステップ３０５）、クライアント装置１００は、デザイン候補受信部１０４のデザイン候補受信機能により、サーバ装置２００がデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能で送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部１０５のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ３０６）ようにする。
【００４０】
本実施形態例の支援装置の別の動作例とともに、本発明の支援方法の別の一実施形態例を説明する。図６は、その原理説明図である。
【００４１】
図６のように、クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１のデザイン決定要素入力機能により、コンテンツ製作者に印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させ（ステップ４０１）、入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力情報変換部１０２の入力情報変換機能によりサーバ装置が解する形式に変換し（ステップ４０２）、変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能により、サーバ装置２００に送信し（ステップ４０３）、サーバ装置２００は、クライアント装置１００がデザイン決定要素送信部１０３のデザイン決定要素送信機能で送信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをデザイン決定要素受信部２０１のデザイン決定要素受信機能により受信し、受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、デザイン候補算出部２０２のデザイン候補算出機能により、コンテンツデザインの候補を算出し（ステップ４０４）、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能によりクライアント装置１００に送信し（ステップ４０５）、クライアント装置１００は、デザイン候補受信部１０４のデザイン候補受信機能により、サーバ装置２００がデザイン候補送信部２０３のデザイン候補送信機能で送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部１０５のデザイン候補提示機能により、コンテンツ製作者に提示する（ステップ４０６）ようにする。
【００４２】
以下、本実施形態例による、具体的な動作例を説明する。ここでは、図６の場合について説明するが、図５の場合にも同様に動作させることができることは言うまでもない。
【００４３】
ユーザが本実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置によるコンテンツデザイン支援の開始を選択すると、クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１により、ユーザに印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させる画面を表示する。
【００４４】
図７は、本実施形態例でのクライアント装置１００のデザイン決定要素入力部１０１がユーザに提示する印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを入力させる画面であるデザイン決定要素入力画面の例を示す図である。
【００４５】
ユーザは、デザイン決定要素入力画面１２０の素材情報入力部１２１により、コンテンツに使用する動画の本数や静止画の枚数やテキストの文字数を入力する。また、データ量情報入力部１２２により、作成中のコンテンツを配信する対象となるネットワーク帯域を表示されている選択肢から選択することで入力する。印象効果情報入力部１２３では、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象について、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」それぞれの指標上で黒丸を動かし、位置を示すことにより入力する。決定ボタン１２４を押下すると、入力した情報は入力情報変換部１０２に送られる。
【００４６】
クライアント装置１００は、デザイン決定要素入力部１０１により、図７のようなデザイン決定要素入力画面１２０でユーザにメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力させ、ユーザに入力させたメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力情報変換部１０２によりサーバ装置２００が解する形式に変換する。
【００４７】
なお、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象の評価要素として、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」を例示したが、これは、人が、コンテンツデザインから受ける印象にはどのようなものがあるか、その重要因子を抽出するためのコンテンツデザインの意味空間を把握する実験から抽出した評価要素の上位４要素である。評価要素の数は４つに限るものではなく、さらに５位以下の要素を順に加えることもできる。また、上記実験の条件を変えて抽出した評価要素を用いることもできる。その実験の手順を以下に示す。
【００４８】
（１）視聴者に異なる印象を与えていると思われるコンテンツを、雑誌、書籍等からランダムに収集し、これらのデザイン要素（フレームの有無、背景色など）を考慮して、実験に用いるコンテンツデザインを決定する。
【００４９】
（２）視聴者がコンテンツデザインから受ける印象を評価するのに使う評価語を雑誌、書籍からランダムに収集し、似通った言葉（「かわいい」−「かわいらしい」など）を削除し、対語の形（「あたたかい」−「つめたい」など）に整え、これを用いてＳＤ法（Ｓｅｍａｎｔｉｃ Ｄｉｆｆｅｒｅｎｃｉａｌ ｍｅｔｈｏｄ）の尺度を参考にした評価用紙を作成する。ＳＤ法の尺度とは、ある対象の持つ印象を多次元的に表現するために用いる尺度であり、一尺度上の両端には対語（対となる形容詞）が配置される。各対語の中央はどちらとも言えないことを表し、中央より離れるに従い、対語の一方で表される印象が強いことを表す。数値化するためには、例えば対語の間を５段階にした評価用紙とする。
【００５０】
（３）多数の被験者に（１）のコンテンツデザインのそれぞれについて、（２）の評価用紙により主観評価をさせる。
【００５１】
（４）（３）を集計して因子分析にかけ、推定される候補因子内の各変数間相関行列における固有値を求め、カーブ法（Ｓａｍａｎｔｈａ Ｓａｇａｒ他“ＳｔａｔＶｉｅｗ”日本語版マニュアル統計編 １９９６ Ａｂｕｃａｓ Ｃｏｎｃｅｐｔｓ，Ｉｎｃ）に基づきその変動率から重要因子を決定する。その後、各因子について最も負荷量が高い評価語を評価要素として抽出する。
【００５２】
図８は、本実施形態例でのクライアント装置１００の入力情報変換部１０２において、デザイン決定要素入力部１０１がデザイン決定要素入力画面１２０上でユーザに入力させた情報をサーバ装置２００が解する形式に変換するデータ変換の例を示す。
【００５３】
デザイン決定要素入力画面１２０上の素材情報入力部１２１における入力情報はＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ａと表し、“動画”、“静止画”、“テキスト”、それぞれをＭｅｄｉａ １、Ｍｅｄｉａ ２、Ｍｅｄｉａ ３と変換し、それぞれの本数や枚数や字数については入力値をそのまま使用する。対象帯域入力部１２２における入力情報はＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｂと表し、“６４ｋｂｐｓ”、“１２８ｋｂｐｓ”、“ＬＡＮ”の各選択肢をＢａｎｄｗｉｄｔｈ １、Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ ２、Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ ３と変換し、選択されたものには“１”、選択されなかったものには“０”を与える。印象効果入力部１２３における入力情報はＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｃと表し、各指標である豪華さ、まとまり、独創的、あたたかさそれぞれを、Ｆａｃｔｏｒ １、Ｆａｃｔｏｒ ２、Ｆａｃｔｏｒ ３、Ｆａｃｔｏｒ ４と変換する。各指標への入力値については、最低値を０、最高値を５として、各指標上の黒丸の位置を０から５まで、１刻みに読み取る。端数については、０．１以下の値を四捨五入する。
【００５４】
クライアント装置１００は、入力情報変換部１０２により、図８のように変換したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とをデザイン決定要素送信部１０３により、サーバ装置２００に送信する。
【００５５】
サーバ装置２００は、クライアント装置１００のデザイン決定要素送信部１０３が送信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報をデザイン決定要素受信部２０１により受信し、受信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基に、デザイン候補算出部２０２により、コンテンツデザイン候補を算出する。
【００５６】
図９は、本実施形態例でのサーバ装置２００のデザイン候補算出部２０２の構成とデザイン候補算出部２０２におけるデータの流れを示す。デザイン候補算出部２０２は、表示面積算出部１４０と、デザインパターンデータベース１４１と、デザイン知識データベース１４２とから成る。
【００５７】
表示面積算出部１４０では、入力したＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＡとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｂとを基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、コンテンツの配信対象となるネットワーク帯域内で配信できるように、ネットワーク帯域を各メディアのデータ量に応じてメディア毎に割り振り、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する。
【００５８】
デザインパターンデータベース１４１では、Ｄａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＣにおけるＦａｃｔｏｒ １、Ｆａｃｔｏｒ ２、Ｆａｃｔｏｒ ３、Ｆａｃｔｏｒ ４の４つの因子に対する入力値に関する６×６×６×６＝１２９６通りの異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積しており、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理している。
【００５９】
デザイン知識データベース１４２では、入力したＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｃと、表示面積データベース１４０により算出した表示面積情報と、デザインパターンデータベース１４１で管理するデザインパターン情報とを基に、入力情報の条件を満たすコンテンツデザインの候補を算出する。デザイン知識データベース１４２は、印象効果情報とコンテンツデザインのパターンとの相関関係を数量化して構築する。
【００６０】
図１０は、本実施形態例でのデザイン候補算出部２０２のデザイン知識データベース１４２においてコンテンツデザインの候補を算出する方法の例を示す。
【００６１】
図１０では、デザイン知識データベース１４２において、図８に示した入力情報変換部１０２で変換された結果であるＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＡとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＢとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｃとを入力情報としている。
【００６２】
Ｄａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＣにおけるＦａｃｔｏｒ １とＦａｃｔｏｒ ２とＦａｃｔｏｒ ３とＦａｃｔｏｒ ４に対するそれぞれのユーザによる実際の入力値は、“１”、“３”、“４”、“２”である。
【００６３】
デザイン知識データベース１４２は、デザインパターンデータベース１４１内のデザインパターン情報のうち、Ｄａｔａ Ｇｒｏｕｐ ＡとＤａｔａ Ｇｒｏｕｐ Ｂから表示面積算出部１４０により算出した表示面積情報を基に、検索対象を規定し、対象範囲内にあるコンテンツデザインのパターンのうち、Ｆａｃｔｏｒ １の値が入力値“１”と一致しているものをＧｒｏｕｐ １として抽出する。次に、Ｇｒｏｕｐ １として抽出したコンテンツデザインのパターンをＦａｃｔｏｒ ２とＦａｃｔｏｒ ３とＦａｃｔｏｒ ４への入力値と一致する値の数が多い順に並べ、入力値と一致する値の数が同じものについては、その中で、Ｆａｃｔｏｒ ２とＦａｃｔｏｒ ３とＦａｃｔｏｒ ４各因子への入力値との差の絶対値が小さい順に並べ、上位４枚をコンテンツデザインの候補として決定する。同様に、Ｇｒｏｕｐ ２、Ｇｒｏｕｐ ３、Ｇｒｏｕｐ ４を抽出し、それぞれについて、上位４枚をコンテンツデザインの候補とする。
【００６４】
図１０（ａ）では、上記の結果として、Ｇｒｏｕｐ １から、デザインパターン“５”、“３１”、“３”、“６５”を、図１０（ｂ）では、Ｇｒｏｕｐ ２から、デザインパターン“７３”、“９２”、“１７０”、“８２”をコンテンツデザインの候補としていることを示す。
【００６５】
サーバ装置２００は、デザイン候補算出部２０２により、図９、図１０のような方法で算出したデザイン候補をデザイン候補送信部２０３によりクライアント装置１００に送信する。
【００６６】
クライアント装置１００は、デザイン候補受信部１０４により、サーバ装置２００のデザイン候補送信部２０３が送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部１０５により、コンテンツデザインの候補を提示する画面でユーザに提示する。
【００６７】
図１１は、本実施形態例でのクライアント装置１００のデザイン候補提示部１０５が、ユーザにコンテンツデザインの候補を提示するデザイン候補提示画面１６０を示す。デザイン候補提示画面１６０上では、デザイン候補算出部２０２で図１０のような方法で算出したコンテンツデザインの候補をＧｒｏｕｐ １の上位４枚（１〜４）から提示する。ユーザが次候補ボタン１６１を押下するに従い、Ｇｒｏｕｐ ２、Ｇｒｏｕｐ ３、Ｇｒｏｕｐ ４の順にそれぞれのコンテンツデザインパターン上位４枚をコンテンツデザインの候補として提示していく。
【００６８】
上述のようなマルチメディアコンテンツデザインの支援形態をとれば、マルチメディアコンテンツデザイン支援装置が、ユーザに入力させたコンテンツデザインの最終イメージに対する指針についての画面を表示メディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基にコンテンツデザイン候補を算出することから、ユーザのデザインノウハウを支援し、コンテンツ製作時の困難さを和らげ、作業時間を短縮させることが可能となる。
【００６９】
［実施形態例３］
以下、本発明の第３の実施形態例を説明する。
【００７０】
図１２は、本実施形態例における、ネットワークを介して接続されたクライアント装置３００とサーバ装置４００から成り、インターネットで配信するコンテンツのデザインを支援するコンテンツデザイン支援装置の構成を示す。
【００７１】
クライアント装置３００は、ユーザに、コンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力部３０１と、デザイン決定要素入力部３０１によりユーザに入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをサーバ装置４００が解する形式に変換する入力情報変換部３０２と、入力情報変換部３０２によりサーバ装置４００が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをネットワークを介して接続されているサーバ装置４００に送信するデザイン決定要素送信部３０３と、コンテンツを構成する各メディアのファイルの保存場所に関する情報であるメディアファイル情報を入力させるメディアファイル情報入力部３０４と、メディアファイル情報入力部３０４により入力させたメディアファイル情報を保管するメディアファイル情報保管部３０５と、デザイン決定要素送信部３０３より送信したデザイン決定要素を基にサーバ装置４００が算出した、コンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信部３０６と、デザイン候補受信部３０６により受信したコンテンツデザインの候補とメディアファイル情報保管部３０５で保管するメディアファイル情報を基にユーザに提示するコンテンツデザインの候補に各種メディア素材を流し込む素材入力部３０７と、素材入力部３０７により各種メディア素材を流し込んだコンテンツデザインの候補をユーザに提示するデザイン候補提示部３０８と、デザイン候補提示部３０８により提示したコンテンツデザインの候補に対するユーザの選択を受付ける選択受付部３０９と、デザイン選択受付部３０９により受付けたデザインとコンテンツデザインを完成するコンテンツデザイン完成部３１０と、コンテンツデザイン完成部３１０により完成したコンテンツデザインをユーザに提示するコンテンツデザイン提示部３１１から成る。
【００７２】
一方、サーバ装置４００は、クライアント装置３００のデザイン決定要素送信部３０３により送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信部４０１と、デザイン決定要素受信部４０１により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部４０２と、デザイン候補算出部４０２により算出したコンテンツデザインの候補をクライアント装置３００に送信するデザイン候補送信部４０３から成る。
【００７３】
ユーザが本実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援システムによるコンテンツデザイン支援の開始を選択すると、クライアント装置３００は、デザイン決定要素入力部３０１により、ユーザにメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力させる画面を表示し、ユーザにメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力させ、メディアファイル情報入力部３０４により、ユーザにメディアファイル情報を入力させる画面を表示し、ユーザにメディアファイル情報を入力させ、デザイン決定要素入力部３０１でユーザに入力させたメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを入力情報変換部３０２によりサーバ装置４００が解する形式に変換し、メディアファイル情報入力部３０４でユーザに入力させたメディアファイル情報をメディアファイル情報保管部３０５により保管し、入力情報変換部３０２で変換したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とをデザイン決定要素送信部３０３によりサーバ装置４００に送信する。
【００７４】
サーバ装置４００は、クライアント装置３００のデザイン決定要素送信部３０３が送信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とをデザイン決定要素受信部４０１により受信し、受信したメディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基にデザイン候補算出部４０２によりコンテンツデザインの候補を算出し、算出したコンテンツデザインの候補をデザイン候補送信部４０３によりクライアント装置３００に送信する。
【００７５】
クライアント装置３００は、デザイン候補受信部３０６により、サーバ装置４００がデザイン候補送信部４０３で送信したコンテンツデザインの候補を受信し、受信したコンテンツデザインの候補とメディアファイル情報保管部３０５で保管するメディアファイル情報とを基に素材入力部３０７により各種メディア素材を流し込み、各種メディア素材を流し込んだコンテンツデザインの候補をデザイン候補提示部３０８によりコンテンツデザインの候補を提示する画面でユーザに提示する。
【００７６】
図１３は、本実施形態例でのクライアント装置３００が、デザイン候補提示部３０８によりユーザにコンテンツデザインの候補を提示するデザイン候補提示画面３２０を示す。
【００７７】
図１３のデザイン候補提示画面３２０では、デザイン候補算出部４０２で算出したコンテンツデザインの候補をＧｒｏｕｐ １の上位４枚から提示し、ユーザに利用したいコンテンツデザインを選択させる。ユーザが次候補ボタン３２１を押下する度、Ｇｒｏｕｐ ２、Ｇｒｏｕｐ ３、Ｇｒｏｕｐ ４の順にそれぞれのコンテンツデザインパターン上位４枚をコンテンツデザインの候補として提示していき、決定ボタン３２２を押下すると、ユーザの選択を選択受付部３０９で受付ける。
【００７８】
クライアント装置３００は、デザイン候補提示部３０８により、図１３のようなデザイン候補提示画面３２０でユーザに提示したコンテンツデザインの候補に対するユーザの選択を選択受付部３０９により受付け、受付けたユーザの選択を基にコンテンツデザイン完成部３１０によりコンテンツデザインを整えて完成させ、完成したコンテンツデザインをコンテンツデザイン提示部３１１により、コンテンツデザインを提示寸る画面でユーザに提示する。
【００７９】
図１４は、本実施形態例でのクライアント装置３００におけるコンテンツデザイン提示部３１１が、コンテンツデザイン完成部３１０により完成させたコンテンツデザインをユーザに提示するコンテンツデザイン提示画面３４０を示す。
【００８０】
コンテンツデザイン提示画面３４０では、完成したコンテンツデザインを提示し、ユーザが他候補ボタン３４１を押下すると、図１３のようなコンテンツデザイン候補提示画面３２０でコンテンツデザインの候補を再提示する。ユーザが決定ボタン３４２を押下するとコンテンツデザインの支援動作を終了する。
【００８１】
上述のようなマルチメディアコンテンツデザインの支援形態をとれば、マルチメディアコンテンツデザイン支援装置が、ユーザに入力させたコンテンツデザインの最終イメージに対する指針についての画面を表示メディア情報とデータ量情報と印象効果情報とを基にコンテンツデザインの候補を算出し、ユーザにより選択されたデザイン候補とメディアファイル情報とを基にコンテンツデザインを完成させることから、ユーザのデザインノウハウを支援し、コンテンツ製作時の困難さを和らげ、作業時間を短縮させることが可能となる。
【００８２】
なお、以上の各実施形態例で説明したマルチメディアコンテンツデザイン支援方法及び装置の各機能、並びにクライアント装置の各機能、サーバ装置の各機能の一部ないしは全部をコンピュータで実現することができることは言うまでもなく、コンピュータでその機能を実現するためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、ＦＤ（フロッピーディスク）や、ＭＯ、ＲＯＭ、メモリカード、ＣＤ、ＤＶＤ、リムーバブルディスクなどに記録して提供し、配布することが可能である。本支援装置あるいは本支援方法を実現するための装置がクライアント装置とサーバ装置である場合、それぞれのプログラムを共に記録しておいて、それぞれが必要とするプログラムを呼び出すようにしてもよいし、それぞれが必要とするプログラムを分けて記録するようにしてもよい。
【００８３】
【発明の効果】
本発明のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置によれば、ユーザは、特別なノウハウなしに、コンテンツ視聴者に特定の印象を与えるコンテンツデザインを完成させることができる、コンテンツ製作作業を簡易化できる、作業時間を短縮できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態例を示すマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の構成図である。
【図２】上記第１の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の動作原理を説明するための図である。
【図３】上記第１の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の別の動作原理を説明するための図である。
【図４】本発明の第２の実施形態例を示すマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の構成図である。
【図５】上記第２の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の動作原理を説明するための図である。
【図６】上記第２の実施形態例のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の別の動作原理を説明するための図である。
【図７】上記第２の実施形態例のデザイン決定要素入力部がユーザに表示するデザイン決定要素入力画面の例である。
【図８】上記第２の実施形態例の入力情報変化部におけるデータ変換の例を示す図である。
【図９】上記第２の実施形態例のデザイン候補算出部における構成とデータの流れを示す図である。
【図１０】（ａ），（ｂ）は、上記第２の実施形態例のデザイン候補算出部での知識データベースにおいてコンテンツデザインの候補を算出する方法の例を説明する図である。
【図１１】上記第２の実施形態例のデザイン候補提示部がユーザに表示するデザイン候補提示画面の例を示す図である。
【図１２】本発明の第３の実施形態例を示すマルチメディアコンテンツデザイン支援装置の構成図である。
【図１３】上記第３の実施形態例のデザイン候補提示部がユーザに表示するデザイン候補提示画面の例を示す図である。
【図１４】上記第３の実施形態例のコンテンツデザイン提示部がユーザに表示するコンテンツデザイン提示画面の例を示す図である。
【符号の説明】
１，１０１，３０１…デザイン決定要素入力部
２，１０２，１０３…入力情報変換部
３，２０２，４０２…デザイン候補算出部
４，１０５，３０８…デザイン候補提示部
１０…マルチメディアコンテンツデザイン支援装置
１００，３００…クライアント装置
２００，４００…サーバ装置
１０３，３０３…デザイン決定要素送信部
１０４，３０６…デザイン候補受信部
１２０…デザイン決定要素入力画面
１２１…素材情報入力部
１２２…データ量情報入力部
１２３…印象効果情報入力部
１２４，３２２，３４２…決定ボタン
１４０…表示面積算出部
１４１…デザインパターンデータベース
１４２…デザイン知識データベース
１６０，３２０…デザイン候補提示画面
１６１，３２１…次候補ボタン
２０１，４０１…デザイン決定要素受信部
２０３，４０３…デザイン候補送信部
３０４…メディアファイル情報入力部
３０５…メディアファイル情報保管部
３０６…デザイン候補受信部
３０７…素材入力部
３０８…デザイン候補提示部
３０９…選択受付部
３１０…コンテンツデザイン完成部
３１１…コンテンツデザイン提示部
３４０…コンテンツデザイン提示画面
３４１…他候補ボタン
Claims (17)
- コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、
前記コンテンツ製作者の入力信号を受けるデザイン決定要素入力部と、前記デザイン決定要素入力部から供給された信号に基づくコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部と、前記デザイン候補算出部での算出値に基づくコンテンツデザインの候補を提示するコンテンツデザインのデザイン候補提示部とを有し、
前記デザイン決定要素入力部が、前記コンテンツ製作者からの、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報の入力信号を受ける過程と、
前記デザイン候補算出部が、前記デザイン決定要素入力部から供給された印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインパターンの中からコンテンツデザインの候補を算出する過程と、
前記デザイン候補提示部が、前記デザイン候補算出の過程で算出されたコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示する過程とを
有することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法。 - コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、
前記コンテンツ製作者からの入力信号を受けるデザイン決定要素入力部と、前記デザイン決定要素入力部から供給された信号に基づくコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出部と、前記デザイン候補算出部での算出値に基づくコンテンツデザインの候補を提示するコンテンツデザインのデザイン候補提示部とを有し、
前記デザイン決定要素入力部が、前記コンテンツ製作者からの、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報の入力信号を受ける過程と、
前記デザイン候補算出部が、前記デザイン決定要素入力部から供給された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出する過程と、
前記デザイン候補提示部が、前記デザイン候補算出の過程で算出されたコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示する過程とを
有することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法。 - ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、
該クライアント装置が、
コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力段階と、
該デザイン決定要素入力段階によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換段階と、
該入力情報変換段階により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信段階と、
該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信段階と、
デザイン候補受信段階により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示段階とを具備し、
該サーバ装置が、
該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とを受信するデザイン決定要素受信段階と、
デザイン候補算出部が処理する、該デザイン決定要素受信段階により受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出段階と、
該デザイン候補算出段階により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信段階とを具備する
ことを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法。 - ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援方法において、
該クライアント装置が、
コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力段階と、
該デザイン決定要素入力段階によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換段階と、
該入力情報変換段階により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信段階と、
該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信段階と、
該デザイン候補受信段階により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示段階とを具備し、
該サーバ装置が、
該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信段階と、
デザイン候補算出部が処理する、該デザイン決定要素受信段階により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出段階と、
該デザイン候補算出段階により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信段階とを具備する
ことを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援方法。 - 前記印象効果情報が、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」を評価要素とした情報である
ことを特徴とする請求項１から４までのいずれか１項記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援方法。 - 前記デザイン候補算出部が、
前記印象効果情報の評価要素として、
ランダムにコンテンツデザインを収集するとともに、ランダムに評価語を収集して対語の形に整え、
多数の評価者が該コンテンツデザインに対して抱いた印象を該対語の形に整えた評価語毎に複数段階で評価させ、
該評価結果からコンテンツデザインの意味空間を構成する評価要素となる評価語を抽出して用いること
を特徴とする請求項１から４までのいずれか１項記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援方法。 - コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、
コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、
該デザイン決定要素入力機能手段により入力させた印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンの中からコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、
該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを、
具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、
コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、
該デザイン決定要素入力機能手段により入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、
該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを、
具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、
該クライアント装置が、
コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、
該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、
該入力情報変換機能手段により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、
該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、
デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを具備し、
該サーバ装置が、
該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、
該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、
該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備する
ことを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、
該クライアント装置が、
コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに持たせたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と使用する全データの総データ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、
該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、
該入力情報変換機能手段により該サーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを該サーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、
該サーバ装置が送信したコンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、
該デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段とを具備し、
該サーバ装置が、
該クライアント装置から送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、
該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、あらかじめ登録している複数のコンテンツデザインのパターンからコンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、
該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補を該クライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備する
ことを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - ネットワークを介して接続されたクライアント装置とサーバ装置から成り、コンテンツ製作者がマルチメディアコンテンツをデザインするのを支援するマルチメディアコンテンツデザイン支援装置において、
該クライアント装置が、
コンテンツ製作者に、コンテンツデザインの最終イメージに反映させたい印象効果の強さを数値で表す情報である印象効果情報とコンテンツを構成する各メディアの種類と数に関する情報であるメディア情報と送信するデータ量の上限に関する情報であるデータ量情報とを入力させるデザイン決定要素入力機能手段と、
該デザイン決定要素入力機能手段によりコンテンツ製作者に入力させた印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをサーバ装置が解する形式に変換する入力情報変換機能手段と、
該入力情報変換機能手段によりサーバ装置が解する形式に変換した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とをネットワークを介して接続されているサーバ装置に送信するデザイン決定要素送信機能手段と、
コンテンツを構成する各メディアのファイルの保存場所に関する情報であるメディアファイル情報を入力させるメディアファイル情報入力機能手段と、
該メディアファイル情報入力機能手段により入力させたメディアファイル情報を保管するメディアファイル情報保管機能手段と、
該デザイン決定要素送信機能手段より送信したデザイン決定要素を基にサーバ装置が算出した、コンテンツデザインの候補を受信するデザイン候補受信機能手段と、
該デザイン候補受信機能手段により受信したコンテンツデザインの候補と該メディアファイル情報保管機能手段で保管するメディアファイル情報を基にコンテンツ製作者に提示するコンテンツデザインの候補に各種メディア素材を流し込む素材入力機能手段と、
該素材入力機能手段により各種メディア素材を流し込んだコンテンツデザインの候補をコンテンツ製作者に提示するデザイン候補提示機能手段と、
該デザイン候補提示機能手段により提示したコンテンツデザインの候補に対するコンテンツ製作者の選択を受付ける選択受付機能手段と、
該デザイン選択受付機能手段により受付けたコンテンツ製作者の選択に基づいてコンテンツデザインを完成するコンテンツデザイン完成機能手段と、
該コンテンツデザイン完成機能手段により完成したコンテンツデザインをコンテンツ製作者に提示するコンテンツデザイン提示機能手段とを具備し、
該サーバ装置が、
該クライアント装置のデザイン決定要素送信機能手段により送信された印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを受信するデザイン決定要素受信機能手段と、
該デザイン決定要素受信機能手段により受信した印象効果情報とメディア情報とデータ量情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン候補算出機能手段と、
該デザイン候補算出機能手段により算出したコンテンツデザインの候補をクライアント装置に送信するデザイン候補送信機能手段とを具備する
ことを特徴とするマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - 前記デザイン候補算出機能手段が、
入力させたメディア情報を基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する表示面積算出機能手段と、
入力させた印象効果情報の入力値に関する複数の異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積して、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理するデザインパターンデータベースと、
入力させた該印象効果情報と該表示面積算出機能手段により算出した表示面積情報と該デザインパターンデータベースで管理するデザインパターン情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン知識データベースとを具備する
ことを特徴とする請求項７または９記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - 前記デザイン候補算出機能手段が、
入力させたメディア情報を基に、使用する動画の本数と静止画の枚数とテキストの文字数とを認識し、入力させたデータ量情報を基に、ネットワーク帯域を各メディアのデータ量に応じてメディア毎に割り振り、各メディアの表示面積に関する情報である表示面積情報を算出する表示面積算出機能手段と、
入力させた印象効果情報の入力値に関する複数の異なる組み合わせと、複数通りのコンテンツデザインのパターンとを蓄積して、各組み合わせとそれに適合するコンテンツデザインのパターンとを結び付け、デザインパターン情報として管理するデザインパターンデータベースと、
入力させた該印象効果情報と該表示面積算出機能手段により算出した表示面積情報と該デザインパターンデータベースで管理するデザインパターン情報とを基に、コンテンツデザインの候補を算出するデザイン知識データベースとを具備する
ことを特徴とする請求項８、１０、１１のいずれか１項記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - 前記知識データベースが、
印象効果情報とコンテンツデザインのパターンとの相関関係を数量化して構築したものである
ことを特徴とする請求項１２または１３記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - 前記印象効果情報の評価要素が、「豪華さ」、「まとまり」、「独創性」、「あたたかさ」である」
ことを特徴とする請求項７から１４までのいずれか１項記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - 前記印象効果情報の評価要素として、
ランダムにコンテンツデザインを収集するとともに、ランダムに評価語を収集して対語の形に整え、
多数の評価者に該コンテンツデザインに対して抱いた印象を該対語の形に整えた評価語毎に評価させ、
該評価結果からコンテンツデザインの意味空間を構成する評価要素となる評価語を抽出して用いる
ことを特徴とする請求項７から１４までのいずれか１項記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援装置。 - 請求項１から請求項６までのいずれかに記載のマルチメディアコンテンツデザイン支援方法をコンピュータで実現するためのプログラムを記録した、該コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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| JP24023998A JP3564302B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | マルチメディアコンテンツデザイン支援方法及び装置及びこの方法を記録した記録媒体 |
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