JP3562888B2 - バッファ制御方法およびその制御回路 - Google Patents

バッファ制御方法およびその制御回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パケット通信に用いられるバッファの制御方法、とくに、ATM通信方式において用いられるセルの一時蓄積用バッファの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ATM通信方式においては、情報のデータ列をセルと呼ばれる固定長のデータブロックに分割してデータの送受信が行われている。また、上記セルがバースト的に発生することを前提として、ATM通信方式用の各種システムは構成、設計されている。つまり、セルが時系列で連続して存在するように、有効なセルと有効なセルとの間に、数セル分の空き時間を確保するための無効セルと呼ばれる空きセルを挿入することになる。上記空きセルは、データ列としては無効であっても、バースト性を確保しATM通信方式特有の帯域制限を行う上では非常に有効である。このため、セルをバッファに蓄積する際に、むやみに削除若しくは廃棄することは好ましくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ATM通信方式に用いられる従来のバッファ蓄積方法では、セルデータ列の時系列を確保しようとした場合には、空きセルも含めて全てバッファに蓄積する方法をとっていた。この場合、有限な記憶容量を持つバッファに空きセルデータ、つまり無意なデータを蓄積することになり、この方法は、セル蓄積用のバッファのメモリ領域を有効に活用するという点では、好ましくない。また、バッファのメモリ領域を有効に活用しようと、空きセルを全て削除して有効セルのみをバッファリングする方法をとることもできるが、この方法は、セルデータの順序性は確保するものの、帯域の面から見た時系列確保が困難となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るバッファ制御方法は、有効パケットである第1のパケットデータを受信するステップと、第1のパケットデータをメモリの第1の蓄積領域に蓄積するステップと、入力されるパケットである第2のパケットデータを受信するステップと、第2のパケットデータが有効パケットであるかどうかを検出するステップと、第2のパケットデータが有効パケットではないと検出された場合、第2のパケットデータを廃棄するとともに、第1の蓄積領域と時系列的に後に結合される前記メモリの第2の蓄積領域に蓄積されているカウンター値であって、第1のパケットデータのつぎに第2のパケットデータがいくつ連続して受信されたかを示すカウンター値を1つインクリメントするステップと、再び前記第2のパケットデータを受信する状態に戻るステップとを有する。さらに、本発明に係るバッファ制御方法は、有効パケットである第1のパケットデータを受信するステップと、第1のパケットデータをメモリの第1の蓄積領域に蓄積するステップと、入力されるパケットである第2のパケットデータを受信するステップと、第2のパケットデータが有効パケットであるかどうかを検出するステップと、第2のパケットデータが有効パケットではないと検出された場合、前記第2のパケットデータを廃棄するとともに、第1の蓄積領域と時系列的に後に結合されるメモリの第2の蓄積領域に、有効パケットではないことを示す情報符号を蓄積するステップと、再び前記第2のパケットデータを受信する状態に戻るステップとを有する。
【0005】
【発明の実施の形態例】
本発明の第1の形態例を図1を用いて説明する。図1は、本発明の要部であるメモリ制御回路20を示したブロック図である。図1中には、メモリ制御回路20のほかに、メモリ制御回路20の対象となるメモリ10も図示されている。図1に示されるメモリ制御回路20およびメモリ10は、パケット通信網において、通信網に接続される各種端末から送信される情報を一時蓄積するメモリおよびその制御回路である。本形態例は、本発明を非同期転送モード(以下、ATMと呼ぶ)に適用した形態例である。具体的には、発着端末自体または発着端末間を結ぶ網内の経路、すなわちスイッチングポイントとなる交換機またはクロスコネクトに適用したものである。
【0006】
まず、メモリ部10に格納する情報について説明する。ATM通信方式では、音声、映像、データの通信メディアによらず、べての情報を「セル」と呼ばれる固定長のブロックにいれて情報転送する。セルは、図2に示されるように、ヘッダ部とペイロード部からなる。ヘッダ部には、セルを交換機でスイッチングさせるために使用される情報が格納されており、ペイロード部には、ユーザ情報が格納されている。また、セルとともに、セルの先頭位置を示す信号(以下、フレーム信号と呼ぶ)もセルを処理する上では必要であり、フレーム信号は、例えば、アウトバンド方式(別線)でセルとともに伝達される。
【0007】
図1に示されるように、第1の形態例のメモリ制御回路20は、書き込み制御部21、読み出し制御部22および蓄積数制御部23とから構成される。書き込み制御部21は、メモリ10に書き込むべきセルの先頭を示すフレーム信号をポートShで受信する。また、メモリ10に書き込むべきセルをポートDiで受信し、ポートShで受信するフレーム信号でセルの先頭を検知することにより、入力されるセルをメモリ10に書き込む。さらに、書き込み制御部21は、ポートDiから入力されるセルが、有効セルであるか、空きセルまたは無効セルであるかを判定する機能を有する。空きセルとは、物理レイヤで速度整合のために挿入、送出されるセルであり、その他の用途には使用されない。有効セルとは、空きセル以外のセルであって、ヘッダ部に誤りを含まないセル、あるいはヘッダ誤りが訂正されたセルである。また、ヘッダ誤りを含むが検出されなかった場合も有効セルと見なされる。無効セルとは、空きセル以外のセルであって、ヘッダ部に誤りが検出され、かつ、それが訂正できなかったセルである。無効セルは、物理レイヤで廃棄されることになる。
【0008】
読み出し制御部22は、読み出し要求信号をポートSdで受信し、該読み出し要求信号に従って、メモリ10に蓄積されているセルのデータを読み出す。蓄積数制御部23は、メモリ10に蓄積されているセルのセル数を計数し、所定の信号を書き込み制御部21または読み出し制御部22へ送出する。
【0009】
メモリ10のセル格納領域は、図3に示されるように、有効セルデータ蓄積領域とセル数蓄積領域とからなる。有効セルデータ蓄積領域は、有効セルデータ、つまり有効セルのヘッダ部およびペイロード部のデータを格納するための蓄積領域である。セル数蓄積領域は、連続して入力される空きセルまたは無効セルのセル数をカウントし、そのカウンター値を格納するための蓄積領域である。それぞれのセル数蓄積領域は、2つの有効セルデータ蓄積領域と時系列的に論理結合されている。例えば、セル数蓄積領域B1は、有効セルデータ蓄積領域A1および有効セルデータ蓄積領域A2と時系列的に論理結合されている。つまり、有効セルデータ蓄積領域A1に蓄積された有効セルが入力されてから次に入力される有効セルデータ、つまり有効セルデータ蓄積領域A2に格納される有効セルが入力されるまでに入力された空きセルまたは無効セルのセル数が、セル数蓄積領域B1に格納される。ここで、有効セルデータ蓄積領域A1とセル数蓄積領域B1との関係において、「セル数蓄積領域B1は、有効セルデータ蓄積領域A1と時系列的に後に結合されている」という。メモリ10は、例えば、デユアルポートメモリを用いて構成することができる。この場合、書き込み制御部21および読み出し制御部22が別々にポインタを持つことになり、この構成により図3で示す蓄積領域の時系列的な論理結合を実現できる。
【0010】
つぎに、本発明に係る第1の形態例の動作を詳細に説明する。まず、書き込み動作について図4を用いて説明する。まず、初期値としてセル数蓄積領域のカウンター値をリセットし、以下に示す記号mを0とする(処理4−1)。書き込み制御部21に対して、ポートShおよびポートDiにそれぞれセルの先頭を示すフレーム信号とセルデータが入力されると(処理4−2)、書き込み制御部21は、蓄積数制御部23よりメモリ10の蓄積状態を示す情報を受け取る。書き込み制御部21は、該情報により、メモリ10において書き込み可能な蓄積領域が残されていない状態(以下、FULL状態とよぶ)であるか否かの判定を行う(処理4−3)。メモリ10がFULL状態であった場合、書き込み制御部21は、ポートDiから入力されたセルデータをメモリ10に書き込まず、そのセルデータを廃棄し、例えば、自装置内のOSIの上位レイヤに対して廃棄情報を通知する(処理4−4)。
【0011】
メモリ10がFULL状態ではなく、書き込みが可能である場合、書き込み制御部21は、ポートDiから入力されたセルデータが有効セルであるか否かを判定する(処理4−5)。有効セルであるか否かの判定方法としては、例えば、ヘッダ及びペイロード部の指示情報を読みとって、その情報から判定する方法がある。また、他の方法としては、空きセルのデータフォーマットをシステム共通で予め設定することにより、そのフォーマットであるかどうかで判定する方法や、書き込み制御部21が有効セルであるか否かの情報をOUTバンド方式で受取り、判定する方法がある。
【0012】
上記判定方法等により入力されたセルが有効セルであると判定した場合、書き込み制御部21は、値mを1つインクリメントする(処理4−6)。実際には、書き込みポインタをインクリメントすることになる。さらに、そのセルのデータをメモリ10の有効セルデータ蓄積領域Amに書き込む(4−7)。
【0013】
一方、入力されたセルが有効セルではないと判定された場合、書き込み制御部21は、そのセルのデータをメモリ10の有効セルデータ蓄積領域には書き込まず、以下の処理をする。有効セルではないと判定されたこのセルが入力される以前に入力された有効セルのうち、最新の有効セルのデータが蓄積されている有効セルデータ蓄積領域Amと時系列的に次に結合されているセル数蓄積領域Bmのカウンター値を1つ更新、つまり1つインクリメントし、処理を終える(処理4−8)。
【0014】
さらに引き続いて、有効セルではないセルが書き込み制御部21のポートDiに入力された場合、上記セル数蓄積領域Bmのカウンター値をさらに更新する(処理4−2、4−3、4−5、4−8)。このセル数蓄積領域Bmのカウンター値の更新手続きは、セルがポートDiに入力され、そのセルが有効セルと判定されるまで続く。有効セルと判定された場合は、書き込み制御部21は、セル数蓄積領域Bmと時系列的に次に結合されている有効セルデータ蓄積A(m+1)にその有効セルのデータを書き込む(処理4−2、4−3、4−5、4−6、4−7)。
【0015】
つぎに、メモリ10にセルデータが蓄積されていない状態(以下、EMPTY状態とよぶ)の場合の動作を説明する。メモリ10のEMPTY状態とは、例えば、動作中にバッファ内の全ての有効セルデータが読み出された場合が考えられる。この場合、図4の動作フローに従い、読み込み制御部21は、最後に書き込んだ有効セルデータ蓄積領域と時系列的に次に結合されているセル数蓄積領域のカウンター値を次に有効セルが入力されるまで更新し続ける。
【0016】
つぎに、読み出し動作について説明する。読み出し要求信号がポートSdに入力されると、読み出し制御部22は、該読み出し要求が入力される直前に読み出した有効セルデータ蓄積領域と時系列的に次に結合されているセル数蓄積領域のカウンター値を読み出す。
【0017】
ここで、読み出したカウンター値が0でない場合、このカウンター値は、直前に読み出された有効セルデータに引き続いて入力されている無効セルまたは空きセルの読み出し処理が終わっていないことを示している。したがって、このセル数蓄積領域のカウンター値を一つ減算カウントし、更新値を再度当該セル蓄積領域に格納する。さらに、読み出し制御部22は、セルデータをつぎに受信する装置へ空きセルと定義されたデータ列を出力する。
【0018】
読み出し制御部22は、読み出し要求が入力される度に、セル数蓄積領域のカウンター値が0になるまで上記の処理を続ける。読み出し要求信号が入力され、セル数蓄積領域のカウンター値が0であり、かつ、メモリ10がEMPTY状態でなかった場合、次の有効セルデータ蓄積領域から有効セルのデータを読み出し、当該セルデータをつぎに受信する装置へ出力する。
【0019】
また、読み出し要求信号が入力され、セル数蓄積領域のカウンター値が0であり、かつ、メモリ10がEMPTY状態である場合、空きセルと定義されたデータ列をセルデータをつぎに受信する装置へ出力する。この場合、読み出し制御部22は、メモリ10のセル数蓄積領域のカウンター値を減算しない。
【0020】
蓄積数制御部23は、書き込み制御部21が有効セルをメモリ10に書き込む度にセル蓄積数を一つインクリメントし、読み出し制御部22が有効セルをメモリ10から読み出す度にセル蓄積数を一つデクリメントする。これにより、蓄積数制御部23は、メモリ10に滞留、つまりバッファリングされている有効セル数をカウントできると共に、書き込み制御部21又は読み出し制御部22に対して、メモリ10の有効セルの蓄積状態であるFULL状態及びEMPTY状態を通知できる。
【0021】
本発明に係る第1の形態例では、入力される空きセルまたは無効セルのヘッダおよびペイロード情報を格納せず、その代わり、連続的に入力される空きセルまたは無効セルの数をカウントし、そのカウントされたセル数の値をメモリ10に別途格納する構成を有する。この構成により、空きセルまたは無効セルのために消費するメモリ領域を非常に小さくするとともに、かつ、後段へ送信するセルデータの時系列再現と帯域再現が実現できる。また、本形態例では、メモリ10のセル数蓄積領域のビット数を適宜選択することにより、いかなる帯域制限の設定にも対応でき、帯域の大きさを崩すことなくセルの転送を可能とする。
【0022】
つぎに、本発明の第2の形態例を図5を用いて説明する。図5は、第2の形態例の要部であるメモリ制御回路40を示したブロック図である。図5中には、メモリ制御回路40のほかに、メモリ制御回路40の対象となるメモリ30も図示されている。第2の形態例と第1の形態例との相違点は、以下に述べるメモリ30の内部構成とそれに伴い生じるメモリ制御回路40の動作である。第2の形態例も同様に、ATMによる通信網と接続される発着端末自体または発着端末間を結ぶ網内の経路に適用したものである。
【0023】
図5に示されるように、第2の形態例のメモリ制御回路40は、書き込み制御部41、読み出し制御部42および蓄積数制御部43とから構成される。書き込み制御部41は、メモリ30に書き込むべきセルの先頭を示すフレーム信号をポートShで受信する。また、メモリ30に書き込むべきセルをポートDiで受信し、ポートShで受信するフレーム信号でセルの先頭を検知することにより、入力されるセルをメモリ30に書き込む。さらに、書き込み制御部41は、ポートDiから入力されるセルが、有効セルであるか、空きセルまたは無効セルであるかを判定する機能を有する。
【0024】
読み出し制御部42は、読み出し要求信号をポートSdで受信し、該読み出し要求信号に従って、メモリ30に蓄積されているセルのデータを読み出す。さらに、第2の形態例の特徴の1つであるが、読み出し制御部42は、メモリ30に蓄積されているセルのデータを読み出すとともに、そのセルの後に空きセルまたは無効セルが入力されている場合は、その情報を次にセルを処理する装置へ別線で通知する。蓄積数制御部43は、メモリ30に蓄積されているセルのセル数を計数し、所定の信号を書き込み制御部41または読み出し制御部42へ送出する。
【0025】
メモリ30のセル格納領域は、図6に示されるように、有効セルデータ蓄積領域とセル情報領域とからなる。有効セルデータ蓄積領域は、第1の形態例の有効セルデータ蓄積領域と同一の機能を果たす。第2の形態例の特徴の1つであるセル情報領域は、例えば1ビットの蓄積領域であり、空きセルまたは無効セルが書き込み制御部41のポートDiに入力されたかどうかのみ示す情報符号、つまりフラグである。それぞれのセル情報領域は、2つの有効セルデータ蓄積領域と時系列的に論理結合されている。例えば、セル情報領域D1は、有効セルデータ蓄積領域C1および有効セルデータ蓄積領域C2と時系列的に論理結合されている。つまり、セル情報領域D1は、有効セルデータ蓄積領域C1に蓄積された有効セルが入力されてから次に入力される有効セルデータ、つまり有効セルデータ蓄積領域C2に格納される有効セルが入力されるまでに、空きセルまたは無効セルが入力されたかどうかを1ビットで示すための蓄積領域である。ここで、有効セルデータ蓄積領域C1とセル情報領域D1との関係において、「セル情報領域D1は、有効セルデータ蓄積領域C1と時系列的に後に結合されている」という。
【0026】
つぎに、本発明に係る第2の形態例の動作を詳細に説明する。まず、書き込み動作について図7を用いて説明する。まず、初期値としてセル情報領域のフラグを0にし、以下に示す記号mを0とする(処理7−1)。書き込み制御部41に対して、ポートShおよびポートDiにそれぞれセルの先頭を示すフレーム信号とセルデータが入力されると(処理7−2)、書き込み制御部41は、蓄積数制御部43よりメモリ30の蓄積状態を示す情報を受け取る。書き込み制御部41は、該情報により、メモリ30においてFULL状態であるか否かの判定を行う(処理7−3)。メモリ30がFULL状態であった場合、書き込み制御部41は、ポートDiから入力されたセルデータをメモリ30に書き込まず、そのセルデータを廃棄し、例えば、自装置内のOSIの上位レイヤに対して廃棄情報を通知する(処理7−4)。
【0027】
メモリ30がFULL状態ではなく、書き込みが可能である場合、書き込み制御部41は、ポートDiから入力されたセルデータが有効セルであるか否かを判定する(処理7−5)。入力されたセルが有効セルであると判定された場合、書き込み制御部41は、値mを1つインクリメントする(処理7−6)。さらに、そのセルのデータをメモリ30の有効セルデータ蓄積領域Amに書き込む(7−7)。
【0028】
一方、入力されたセルが有効セルではないと判定された場合、書き込み制御部41は、そのセルのデータをメモリ30の有効セルデータ蓄積領域には書き込まず、以下の処理をする。有効セルではないと判定されたこのセルが入力される以前に入力された有効セルのうち、最新の有効セルのデータが蓄積されている有効セルデータ蓄積領域Amと時系列的に次に結合されているセル数蓄積領域Bmのフラグを1とし、処理を終える(処理7−8)。
【0029】
さらに引き続いて、有効セルではないセルが書き込み制御部41のポートDiに入力された場合は、有効セルがつぎに入力されるまで新たな処理は行わない。有効セルがつぎに入力された場合は、書き込み制御部41は、セル数蓄積領域Dmと時系列的に次に結合されている有効セルデータ蓄積C(m+1)にその有効セルのデータを書き込む(処理7−2、7−3、7−5、7−6、7−7)。
【0030】
つぎに、読み出し動作について説明する。読み出し要求信号がポートSdに入力されると、読み出し制御部42は、蓄積数制御部43よりメモリの蓄積状態を示す情報を受け取り、メモリ30がEMPTY状態であるか否かの判定を行う。メモリ30がEMPTY状態ではない場合、読み出し制御部42は、蓄積されている有効セルのデータを読み出す。さらに、読み出し制御部42、読み出している有効セルが蓄積されている有効セルデータ蓄積領域と時系列的に次に結合されているセル情報領域の情報も読み出す。ここで、当該セル情報領域のフラグが1の場合、読み出し制御部42は、読み出さした有効セルの後に空きセルまたは無効セルが存在することを示す情報を次にセルを処理する装置へ別線で通知する。なお、蓄積数制御部43の動作は、第1の形態例の蓄積数制御部23と同様である。
【0031】
このように、本発明に係る第2の形態例では、有効セルを蓄積する蓄積領域と時系列的に後に結合される1ビットの蓄積領域をメモリ30に設けることにより、上記有効セルの後に引き続いて空きセルまたは無効セルが入力されたことを後段の装置へ通知できる。したがって、その空きセルまたは無効セルが連続でいくつ入力されたかは通知できないが、空きセルまたは無効セルがつぎに存在することを後段の装置へ通知することにより、帯域に応じて後段の装置が空きセルを挿入できることを可能とする。その結果、後段へ送信するセルデータの時系列再現と帯域再現が実現でき、帯域の大きさを崩すことなくセルの転送を可能である。
【0032】
本発明に係る第1の形態例または第2の実施例では、有効セルであるか否かの判定用情報がセルデータのインバンドに格納されている場合について述べたが、これに限定されず、セルの先頭を示すフレーム信号の入力と同時にアウトバンド(別線)で示し、有効セルであるかの判定を行うことも可能である。この場合には、書き込み制御部21または41で行っていた判定回路が不要となり、より小さい回路で同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、入力される空きセルまたは無効セルのヘッダおよびペイロード情報を格納せず、その代わり、有効セルが入力された後に、連続的に入力される空きセルまたは無効セルの数をカウントし、そのカウントされたセル数の値をメモリに格納する。または、有効セルが入力された後に、空きセルまたは無効セルが入力されたことを示す情報符号を格納することにより、空きセルまたは無効セルのために消費するメモリ領域を非常に小さくするという効果を奏する。さらに、本発明は、入力される空きセルまたは無効セルのヘッダおよびペイロード情報を格納しないにもかかわらず、後段へ送信するセルデータの時系列再現と帯域再現を実現する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の形態例のメモリ制御回路を示すブロック図である。
【図2】セルデータとフレーム信号との関係を示す図である。
【図3】メモリ10の論理マップを示す図である。
【図4】書き込み制御部21の書き込み動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の第2の形態例のメモリ制御回路を示すブロック図である。
【図6】メモリ30の論理マップを示す図である。
【図7】書き込み制御部41の書き込み動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10、30 メモリ
20、40 メモリ制御回路
21、41 書き込み制御部
22、42 読み出し制御部
23、43 蓄積数制御部

Claims (8)

  1. 有効パケットである第1のパケットデータを受信するステップと、
    前記第1のパケットデータをメモリの第1の蓄積領域に蓄積するステップと、
    入力されるパケットである第2のパケットデータを受信するステップと、
    前記第2のパケットデータが有効パケットであるかどうかを検出するステップと、
    前記第2のパケットデータが有効パケットではないと検出された場合、前記第2のパケットデータを廃棄するとともに、前記第1の蓄積領域と時系列的に後に結合される前記メモリの第2の蓄積領域に蓄積されているカウンター値であって、前記第1のパケットデータのつぎに前記第2のパケットデータがいくつ連続して受信されたかを示す前記カウンター値を1つインクリメントするステップと、
    再び前記第2のパケットデータを受信する状態に戻るステップとを有するバッファ制御方法。
  2. 「請求項1」記載のバッファ制御方法において、さらに、
    前記第1の蓄積領域に蓄積されている前記第1のパケットデータを送信するステップと、
    前記第2の蓄積領域に蓄積されている前記カウンター値に基づいて、前記第1のパケットデータの後に、前記カウンター値の数の空きパケットを送信するステップとを有するバッファ制御方法。
  3. 有効パケットである第1のパケットデータを受信するステップと、
    前記第1のパケットデータをメモリの第1の蓄積領域に蓄積するステップと、
    入力されるパケットである第2のパケットデータを受信するステップと、
    前記第2のパケットデータが有効パケットであるかどうかを検出するステップと、
    前記第2のパケットデータが有効パケットではないと検出された場合、前記第2のパケットデータを廃棄するとともに、前記第1の蓄積領域と時系列的に後に結合される前記メモリの第2の蓄積領域に、有効パケットではないことを示す情報符号を蓄積するステップと、
    再び前記第2のパケットデータを受信する状態に戻るステップとを有するバッファ制御方法。
  4. 「請求項3」記載のバッファ制御方法において、さらに、
    前記第1の蓄積領域に蓄積されている前記第1のパケットデータを送信するとともに、前記第2の蓄積領域に蓄積されている前記情報符号に基づいて、前記第1のパケットデータの後に有効パケットではないパケットが入力されているかどうかの情報を送信するステップと、
    前記第1のパケットデータと有効パケットではないことを示す前記情報とを受信した場合、前記第1のパケットデータを送信し、引き続き空きパケットを送信するステップとを有するバッファ制御方法。
  5. パケットデータを受信し、前記パケットデータが有効パケットであるかどうかを検出する第1の制御部と、
    有効パケットである第1のパケットデータを蓄積する第1の蓄積領域と、前記第1のパケットデータのつぎに有効パケットではないパケットがいくつ連続して受信されたかを示すカウンター値を蓄積する第2の蓄積領域とをもつメモリとを有し、
    前記第1の制御部が、前記第1のパケットデータを前記第1の蓄積領域に蓄積し、前記第1のパケットデータのつぎに受信した第2のパケットデータが有効パケットではないと検出した場合、前記カウンター値を1つインクリメントすることを特徴とするバッファ制御回路。
  6. パケットデータを受信し、前記パケットデータが有効パケットであるかどうかを検出する第1の制御部と、
    有効パケットである第1のパケットデータを蓄積する第1の蓄積領域と、前記第1のパケットデータのつぎに有効パケットではないパケットが受信されたことを示す情報符号を蓄積する第2の蓄積領域とをもつメモリとを有し、
    前記第1の制御部が、前記第1のパケットデータを前記第1の蓄積領域に蓄積し、前記第1のパケットデータのつぎに受信した第2のパケットデータが有効パケットではないと検出した場合、前記情報符号を有効パケットではないパケットが受信されたことを示す情報符号にすることを特徴とするバッファ制御回路。
  7. 「請求項5」記載のバッファ制御回路において、さらに、
    第1の蓄積領域に蓄積されている前記第1のパケットデータを送信し、前記第2の蓄積領域に蓄積されている前記カウンター値に基づいて、前記第1のパケットデータの後に、前記カウンター値の数の空きパケットを送信する第2の制御部を有することを特徴とするバッファ制御回路。
  8. 「請求項6」記載のバッファ制御回路において、さらに、
    前記第1の蓄積領域に蓄積されている前記第1のパケットデータを送信するとともに、前記第2の蓄積領域に蓄積されている前記情報符号に基づいて、前記第1のパケットデータの後に有効パケットではないパケットが入力されているかどうかの情報を送信し、前記第1のパケットデータと有効パケットではないことを示す前記情報とを受信した場合、前記第1のパケットデータを送信し、引き続き空きパケットを送信する第2の制御部を有することを特徴とするバッファ制御回路。
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