JP3562808B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶表示素子およびその製造方法に係り、特に、いわゆる横電界方式と称される液晶表示素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる横電界方式と称されるカラー液晶表示素子は、液晶層を介して互いに対向して配置される透明基板のうち、たとえばその一方の液晶層側の単位画素に相当する領域面に表示電極と基準電極とが備えられ、この表示電極と基準電極との間に透明基板面と平行に発生させる電界によって前記液晶層を透過する光を変調させるようにしたものである。
【0003】
このようなカラー液晶表示基板は、その表示面に対して大きな角度視野から観察しても鮮明な映像を認識でき、いわゆる広角度視野に優れたものとして知られるに至った。
【0004】
そして、このような横電界方式をいわゆるアクティブ・マトリックス方式と称される液晶表示素子に適用させたものは、マトリックス状に配置された各画素領域にそれぞれスイッチング素子が備えられ、走査信号線からの走査信号によってオンするスイッチング素子を介して映像信号線からの映像信号が前記表示用電極に供給されるとともに、前記基準電極は、基準信号線からの基準信号が供給されるように構成されている。
【0005】
なお、このような構成からなる液晶表示素子としては、たとえば特許出願公表平5−505247号公報および特開昭63−21907号公報等に詳述されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしがら、このように構成された液晶表示素子は、縦電界方式のものと比べると各画素領域の基準電極に信号を供給するための基準信号線を余計に必要とするもので、この基準信号線と絶縁膜を介して交差して配置させる映像信号線と電気的短絡を惹起せしめる確率が多くなっていることが指摘されている。
【0007】
そして、基準信号線は、x方向に配置される画素群に共通なものとして形成されるために、その一部においても映像信号線と電気的短絡が生じていた場合には、該画素群の全部が表示欠陥となってしまうことから、その改善策が強く要望されるに至っている。
【0008】
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、基準信号線が絶縁膜を介して交差配置される映像信号線との間に電気的短絡が生じても容易に修復できる構成とした液晶表示素子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0010】
すなわち、液晶層を介して互いに配置される透明基板の液晶側の面の各画素領域に表示電極と基準電極とが設けられ、これらの電極に印加する電圧によって該液晶層内に透明基板と平行な電界を発生せしめ、これにより該液晶層を透過する光を変調させるものであって、
前記表示電極は、走査信号線からの走査信号の供給によってオンされるスイッチング素子を介した映像信号線からの映像信号が供給されるとともに、前記基準電極は、基準信号線からの基準信号が供給されるように構成されている液晶表示素子において、
前記基準信号線を共通にする各画素領域のうち互いに隣接する画素領域のそれぞれの基準信号線は前記基準信号線以外の個所で電気的に導通されている構成となっていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
このように構成した液晶表示素子は、たとえ基準信号線が映像信号線と電気的に短絡しても、その短絡個所の両脇における基準信号線を切断することによって、該短絡による弊害を除去できるようになる。
【0012】
基準信号線を切断しても、基準電極を介して迂回した導通がなされており、依然としてその機能を保持できるように構成されているからである。
【0013】
【実施例】
以下、本発明による液晶表示素子の実施例について図面を用いて説明する。
【0014】
まず、本発明の対象となるいわゆる横電界方式の液晶表示基板の概略について説明する。
【0015】
図2に示すように、液晶表示素子1があり、この液晶表示素子1の液晶を介して互いに対向配置される透明基板のうち一方の透明基板1Aの液晶側の面に、そのx方向(行方向)に延在しy方向(列方向)に並設される走査信号線2および基準信号線4とが形成されている。
【0016】
この場合、同図では、透明基板1Aの上方から、基準信号線4、この基準信号線と比較的大きく離間された走査信号線2、この走査信号線2と近接された基準信号線4、この基準信号線4と比較的大きく離間された走査信号線2、…というように配置されている。
【0017】
そして、これら走査信号線2および基準信号線4とそれぞれ絶縁されてy方向に延在しx方向に並設される映像信号線3が形成されている。
【0018】
ここで、走査信号線2、基準信号線4、および映像信号線3のそれぞれによって囲まれる矩形状の比較的広い面積の各領域において単位画素が形成される領域となり、これら各単位画素がマトリックス状に配置されて表示面を構成するようになっている。なお、これら各単位画素の詳細な構成については後に説明する。
【0019】
液晶表示素子1には、その外部回路として垂直走査回路5および映像信号駆動回路6が備えられ、該垂直走査回路5によって前記走査信号線2のそれぞれに順次走査信号(電圧)が供給され、そのタイミングに合わせて映像信号駆動回路6は映像信号線3に映像信号(電圧)を供給するようになっている。
【0020】
なお、垂直走査回路5および映像信号駆動回路6は、液晶駆動電源回路7から電源が供給されているとともに、CPU8からの画像情報がコントローラ9によってそれぞれ表示データおよび制御信号に分けられて入力されるようになっている。
【0021】
また、前記基準信号線4に印加される電圧も液晶駆動電源回路7から供給されるようになっている。
【0022】
以下、このように構成される液晶表示素子1における各単位画素の実施例を以下説明する。
【0023】
実施例1.
図1は、液晶表示素子1における単位画素の一実施例を示す平面図である。なお、図1におけるIII−III線における断面図を図3に、IV−IV線における断面図を図4に、V−V線における断面図を図5に、VI−VI線における断面図を図6に示している。
【0024】
図1において、透明基板1Aの主表面に、x方向に延在する基準信号線4と、この基準信号線4と離間されかつ平行に走査信号線2が形成されている。
【0025】
ここで、基準信号線4には、2本の基準電極14が一体に形成されている。すなわち、それぞれの基準電極14は、一対の後述する映像信号線3とで形成される画素領域のy方向辺、すなわち前記それぞれの映像信号線3に近接して(−)y方向に走査信号線2の近傍にまで延在されて形成されている。
【0026】
さらに、この実施例では、特に、一つの画素領域における前記2本の基準電極4のうち(−)x方向側の基準電極は、(−)x方向側に隣接する画素領域の(+)x方向側の基準電極と、それら各先端部において形成される導電層14Aを介して互いに導通されるようになっている。同様に、(+)x方向側の基準電極は、(+)x方向側に隣接する画素領域の(−)x方向側の基準電極と、それら各先端部において形成される導電層14Aを介して互いに導通されるようになっている。
【0027】
なお、この導電層14Aは基準電極14と一体に形成できることから特別の工程を必要とすることはなく、また、その形成領域は従来からの空きスペースをそのまま用いて形成していることから、画素領域の縮小をもたらすようなことなく形成できることになる。
【0028】
そして、これら走査信号線2、基準信号線4、および基準電極14が形成された透明基板1Aの表面にはこれら走査信号線2等をも被ってたとえばシリコン窒化膜からなる絶縁膜15(図3、図4、図5、図6参照)が形成されている。この絶縁膜15は、後述する映像信号線3に対しては走査信号線2および基準信号線4との交差部における層間絶縁膜として、薄膜トランジスタTFTの形成領域に対してはゲート絶縁膜として、蓄積容量Cstgの形成領域に対しては誘電体膜として機能するようになっている。
【0029】
この絶縁膜15の表面には、まず、その薄膜トランジスタTFTの形成領域において半導体層16が形成されている。この半導体層16はたとえばアモルファスSiからなり、走査信号線2上において映像信号線3に近接された部分に重畳して形成されている。これにより、走査信号線2の一部が薄膜トランジスタTFTのゲート電極を兼ねた構成となっている。
【0030】
そして、このようにして形成された絶縁膜15の表面には、図1に示すように、そのy方向に延在しx方向に並設される映像信号線3が形成されている。この場合、映像信号線3は、基準信号線4および走査信号線2はいうまでもなく、各基準電極14を導通させた導電層14Aをも前記絶縁膜15を介して交差配置されることになる。
【0031】
そして、映像信号線3は、薄膜トランジスタTFTの前記半導体層16の表面の一部にまで延在されて形成されたドレイン電極3Aが一体となって備えられている。
【0032】
さらに、画素領域における絶縁膜15の表面には表示電極18が形成されている。この表示電極18は一つの画素領域を2分割するように前記画素領域の中央をy方向に延在されて形成されている。すなわち、表示電極18の一端は前記薄膜トランジスタTFTのソース電極18Aを兼ね、そのまま(+)y方向に延在され、その他端が基準信号線4に重畳されて形成されている。
【0033】
この場合、表示電極18の基準信号線4に重畳される前記他端は比較的大きな面積を有し、前記基準信号線4との間に誘電体膜としての前記絶縁膜15を備える蓄積容量Cstgを構成している。この蓄積容量Cstgによってたとえば薄膜トランジスタTFTがオフした際に表示電極18に映像情報を長く蓄積させる効果を奏するようにしている。
【0034】
なお、前述した薄膜トランジスタTFTのドレイン電極3Aとソース電極18Aとの界面に相当する半導体層16の表面にはリン(P)がドープされて高濃度層となっており、これにより前記各電極におけるオーミックコンタクトを図っている。この場合、半導体層16の表面の全域には前記高濃度層が形成されており、前記各電極を形成した後に、該電極をマスクとして該電極形成領域以外の高濃度層をエッチングするようにして上記の構成とすることができる。
【0035】
そして、このように薄膜トランジスタTFT、映像信号線3、表示電極18、および蓄積容量Cstgが形成された絶縁膜15の上面にはたとえばシリコン窒化膜からなる保護膜19(図3、図4、図5、図6参照)が形成され、この保護膜19の上面には配向膜20が形成されて、液晶表示素子のいわゆる下側基板を構成している。なお、この下側基板の液晶層側と反対側の面には偏光板21が配置されている。
【0036】
そして、いわゆる上側基板となる透明基板1Bの液晶側の部分には、図3に示すように、各画素領域の境界部に相当する部分に遮光膜22が形成されている。この遮光膜22は、前記薄膜トランジスタTFTへ直接光が照射されるのを防止するための機能と表示コントラストの向上を図る機能とを備えるものとなっている。この遮光膜22は、図1の一点鎖線に示す領域に形成され、それに形成された開口部が実質的な画素領域を構成するものとなっている。
【0037】
さらに、遮光膜22の開口部を被ってカラーフィルタ23が形成され、このカラーフィルタ23はX方向に隣接する画素領域におけるそれとは異なった色を備えるとともに、それぞれ遮光膜22上において境界部を有するようになっている。また、このようにカラーフィルタ23が形成された面には樹脂膜等からなる平坦膜24が形成され、この平坦膜24の表面には配向膜25が形成されている。なお、この上側基板の液晶層側と反対側の面には偏光板26が配置されている。
【0038】
ここで、透明基板1A側に形成された配向膜20と偏光板21、透明基板1B側に形成された配向膜25と偏光板26との関係を図7を用いて説明する。
【0039】
表示電極18と基準電極14との間に印加される電界の方向207に対して、配向膜20および25のいずれのラビング方向208の角度はφLCとなっている。また、一方の偏光板21,26の偏光透過軸方向209の角度はφPとなっている。また、液晶層LCとしては、誘電率異方性Δεが正でその値が7.3(1kHz)、屈折率異方性Δnが0.073(589nm、20℃)のネマチック液晶の組成物を用いている。
【0040】
このような関係からなる配向膜20、25と偏光板21、26等の構成は、いわゆるノーマリホワイトモードと称されるもので、液晶層LC内に透明基板1Aと平行な電界Eを発生せしめることにより、該液晶層LCを透過する光を遮断しいわゆる黒表示できるようになっている。
【0041】
このように構成された液晶表示素子は、図8に示すように、基準信号線4と絶縁膜15を介した映像信号線3との交差部に電気的短絡(図中点線丸の部分)が生じていることを発見できた場合、該映像信号線3に対してその両側に位置づけられる基準信号線4のそれぞれをたとえばレーザ光の照射等によって切断することによって、前記電気的短絡による弊害を除去できることになる。この場合、互いに切断させた基準信号線4は、基準電極14およびこの実施例で特に備えられた導電層14を介して導通が図れていることから、依然としてその機能が保持されることはいうまでもない。
【0042】
なお、この実施例で導電層14を設けることによって、仮に、映像信号線3との交差部において電気的短絡が生じた場合には、該映像信号線3に対してその両側に位置づけられる導電層14を切断すればよいことになる。
【0043】
実施例2.
図9は、図1と対応する図であり、図1と同符号のものは同一機能を有している。図1と異なる構成は、前記導電層14Aが形成されていることを前提に、各画素領域内の複数の基準電極14をもそれらの先端部において導電層14Bを介して互いに導通がなされていることにある。
【0044】
これによって、導電層14Aおよび導電層14Bは互いに接続され、走査信号線2と近接した平行配置される導体層となり、基準信号線4と同様の機能を有するようになる。
【0045】
このように構成した場合、実施例1に示したと同様の効果を奏するが、たとえ、基準信号線4と映像信号線3との間に電気的短絡を発見できなかった場合でも、基準信号線4の抵抗値を減少させることができ、いわゆる横スミアの抑制を図ることができるようになる。
【0046】
ここで、横スミアとは、基準電極4の抵抗値が大きいため、その一端から印加する電圧の波形が他端に及んで歪んでくる状態が表示面に輝度差として現われる現象をいう。
【0047】
実施例3.
図10は、図9に対応する図である。図9と同符号のものは同一機能を有している。図9と異なる構成は、下側基板となる1Aに対する遮光膜22のパターンが異なっているとともに、表示電極18と基準電極14との無電界時に一方の透明基板1A側から液晶を介して他方の透明基板1B側へ透過する光が遮断されるいわゆるノーマリブラックモードの構成としたことにある。
【0048】
このノーマリブラックモードを得るには、各透明基板1A、1Bの液晶側にそれぞれ形成される配向膜20、25のラビング方向はそれぞれ平行となっているとともに、前記各透明基板1A、1Bの液晶側と反対側の面に形成されるそれぞれの偏光膜21、26はその透過軸が一方において前記ラビング方向と平行で他方において該ラビング方向と直交している構成となっている。
【0049】
このようなノーマリブラックモードとした場合、表示における黒レベルの低下を防止でき、光漏れによるコントラスト比の低下を防止できるという効果を奏するようになることから、図10に示すように、前記遮光膜22を、その開口部と画する境界線の一部が導電層14Aおよび14B上に位置づけられるように構成することによって、実質的な開口率を向上させることができるようになる。
【0050】
図11は、このような考えをさらに発展させた実施例を示す構成図であり、基準信号線4上においても、遮光膜22の開口部と画する境界線の一部を位置づけるようにして開口率の向上を図ったものである。
【0051】
実施例4.
図12は、図11に対応する図である。図11と同符号のものは同一機能を有している。図11と異なる構成は、基準信号線4と同様の機能を有する導電層14上にも、表示電極18が延在された延在部を備え、基準信号線4上に形成された蓄積容量Cstgとは別個の蓄積容量C’stgが形成されていることにある。
【0052】
このように構成した液晶表示素子は、本来の蓄積容量Cstgのもつ容量を蓄積容量C’stgによって分担させることができることから、該蓄積容量Cstgの容量を小さくできる。これにより、基準信号線4の線幅を小さくできることから、開口率の向上を図ることができるようになる。
【0053】
実施例5.
図13は、図12に対応する図である。同図において構成される液晶表示素子に、その基準信号線と表示電極18の蓄積容量Cstgを形成する部分との間に短絡が生じていることを発見した場合に、同図の点線丸で囲む部分のように、該蓄積容量18に近接する表示電極18をたとえばレーザ光線等で切断することによって、前記電気的短絡による弊害を除去できることになる。この場合、蓄積容量Cstgと切断により離間された表示電極18は、他方の蓄積容量C’stgといまだ接続されていることから、依然としてその機能が保持されていることはいうまでもない。
【0054】
なお、この実施例では、図12に示した構成を前提としたものであるが、本実施例の効果を得るためには、図9および図10に示した構成においても適用できることはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】
以上説明した液晶表示素子によれば、基準信号線がこの基準信号線と絶縁膜を介して交差配置される映像信号線との間に電気的短絡が生じても容易に修復できる効果を奏するようになる。また、いわゆる横スメアの抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示素子の一実施例を示す要部平面図である。
【図2】本発明による液晶表示素子とその周辺回路との一実施例を示す構成図である。
【図3】図1のIII−III線における断面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】図1のV−V線における断面図である。
【図6】図1のVI−VI線における断面図である。
【図7】本発明による液晶表示素子の配向膜および偏光板の関係を示す説明図である。
【図8】本発明による液晶表示素子の他の実施例を示す説明図である。
【図9】本発明よる液晶表示素子の他の実施例を示す平面図である。
【図10】本発明よる液晶表示素子の他の実施例を示す平面図である。
【図11】本発明よる液晶表示素子の他の実施例を示す平面図である。
【図12】本発明よる液晶表示素子の他の実施例を示す平面図である。
【図13】本発明よる液晶表示素子の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
2…走査信号線、3…映像信号線、4…基準信号線、14…基準電極、18…表示電極、14A、14B…導体層、TFT…薄膜トランジスタ、Cstg、C’stg…蓄積容量。

Claims (7)

  1. 液晶層を介して互いに配置される透明基板のうちの一方の基板の液晶側の面の各画素領域に表示電極と基準電極とが設けられ、前記表示電極は走査信号線からの走査信号の供給によってオンされるスイッチング素子を介した映像信号線からの映像信号が供給されるとともに、前記基準電極は、基準信号線からの基準信号が供給されるように構成されている液晶表示装置において、
    前記基準電極の一端には隣接する画素で共通の前記基準信号線が接続され、他端には基準信号線と同様の機能を有する導体層で互いに接続されていることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 液晶層を介して互いに配置される透明基板のうちの一方の基板の液晶側の面の各画素領域に表示電極と基準電極とが設けられ、前記表示電極は走査信号線からの走査信号の供給によってオンされるスイッチング素子を介した映像信号線からの映像信号が供給されるとともに、前記基準電極は、基準信号線からの基準信号が供給されるように構成されている液晶表示素子において、
    前記基準電極は隣接する画素で共通の前記基準信号線と、前記基準信号線と同様の機能を有する導電層とで互いに接続されていることを特徴とする液晶表示素子。
  3. 前記導電層が前記走査信号線と近接して平行に配置されていることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の液晶表示素子。
  4. 前記導電層上に形成された蓄積容量を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液晶表示素子。
  5. 蓄積容量を有し、該蓄積容量が前記基準信号線上および前記導電層上に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液晶表示素子。
  6. 前記表示電極が前記導電層上で延在された延在部を備えることにより前記導電層上に形成された蓄積容量が形成されていることを特徴とする請求項4および5のいずれかに記載の液晶表示素子。
  7. 液晶層を介して互いに配置される透明基板のうちの他方の透明基板の液晶層側の面に遮光膜が形成されているものであって、前記導電層上に前記遮光膜のその開口部と画する境界線の一部を一致づけたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の液晶表示素子。
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