JP3562727B2 - Passenger cars of suspension transportation equipment such as cableways - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、索道等の懸垂式輸送設備において客車本体屋根上に覆体を設けて二重屋根状とした客車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
索条牽引式懸垂輸送設備として、本願においては次のような装置ないし設備を対象としている。即ち、索条牽引式懸垂輸送設備の代表例として最も広く用いられているものに索道設備があり、この中には、単線自動循環式索道、複線または三線自動循環式索道及び交走式索道等がある。
【0003】
図8は単線自動循環式索道1を示したもので、両端の停留場2a,2bにそれぞれ枢設した滑車3a,3b間に無端状の支曳索即ち索条4を巻き回して循環駆動し、一方、索条連結機構5としての握索機11に懸垂機12を介して客車本体20を懸垂した搬器10を複数台用いて、握索機11で索条4を握索させ、索条4の循環移動と共に次々に順次運行して相手方停留場2aまたは2bに到達すると索条4を放索させて、折り返し回送し復路の運行を行わせて輸送を行うようにしたものである。
【0004】
図9は、複線自動循環式索道1Pを示したもので、両端の停留場2Pa,2Pb間にガイドウエイ6,6として往復両線の支索7P,7Pを張架すると共に両端の停留場2Pa,2Pbにそれぞれ枢設した滑車3Pa,3Pb間に無端状の索条即ち曳索4Pを巻き回して循環駆動し、一方、索条連結機構5として走行機能と握索機能とを兼ね具えた握索機11Pに懸垂機12Pを介して客車本体20Pを懸垂した搬器10Pを複数台用いて、握索機11Pで索条4Pを握索させると共に支索7P上を走行させて、複数台の搬器10P,10P…の循環運行を行うようにした設備である。
【0005】
図10は、交走式索道1Qを示したもので、両端の停留場2Qa,2Qb間にガイドウエイ6,6として往復両線の支索7Q,7Qを張架すると共に両端の停留場2Qa,2Qbにそれぞれ枢設した滑車3Qa,3Qb間に無端状の索条即ち曳索4Qを巻き回して正逆駆動可能とし、一方、索条連結機構5としては走行機能と曳索に固着連結する機能を兼ね具えた走行機11Qに懸垂機12Qを介して客車本体20Qを懸垂した搬器10Qを2台用いて、走行機11Qに曳索4Qに連結すると共にに支索7Q上を走行させて、2台の搬器10Q,10Q…を交互に行き違い運行するようにした設備である。
【0006】
これらの索道設備と共に、これと極めて近似の輸送設備として図11に示したような、索条牽引懸垂輸送設備1Rが知られている。この設備は前記の図9の複線自動循環式索道1Pにおけるガイドウエイ6の支索7P,7Pを剛体軌条8,8に置換したものに外ならず、剛体軌条8,8は線路中において支柱9…によって支持されている。その他については先の場合と同様に両端の停留場2Ra,2Rbにそれぞれ枢設した滑車3Ra,3Rb間に無端状に索条即ち曳索4Rを巻き回して循環駆動し、一方、索条連結機構5として走行機能と握索機能とを兼ね具えた握索機11Rに懸垂機12Rを介して客車本体20Rを懸垂した搬器10Rを複数台用いて、握索機11Rで曳索4Rを握索させると共に剛体軌条8上を走行させて、複数台の搬器10R,10R…を次々に循環運行させるようにした設備で、少数例ながら提案または実施されている。
【0007】
これらの設備は搬器に閉鎖型の客車本体を用いた索条牽引式の懸垂輸送設備として一括できるもので、本発明が対称とする索道等の懸垂輸送設備には、前記のこれらの設備を全部含んだものである。
【0008】
このような索条牽引の懸垂式輸送設備のうち、例えば索道設備はこれまで山岳傾斜地での観光客輸送用や、スキーヤー輸送用等に多用されてきたが、このような設備における搬器は一般に電源の引き込みが難しく空調設備を設けることが困難である。従って特に夏季は暑く、快適でないという不満が以前から指摘されている。しかし、乗車時間が比較的短時間であることや、スキーヤー輸送用の場合には冬季間のみの使用であるため夏季の暑さは問題とならない等の理由によって、これまで止むを得ないことと容認されまたは諦観されてきた。
【0009】
しかし近時は、索道等の懸垂式輸送設備を山岳観光用等の用途や、冬季間のみ稼働するスキーヤー輸送用の設備の場合等のみでなく、通年に亙って広範な乗客層を乗車させる一般ないし地域交通用の、少量または中量輸送機関としての用途に注目され企画されるようになって、従来よりも快適性の高い乗車環境が要請されるようになってきている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記のような索道等の懸垂式輸送設備の各型式における搬器は、外部から搬器に電源供給することが一般的には困難である。従って、鉄道車両等のように空調設備を稼働させるという方策が難しく、快適な乗車環境を作ることが容易でない。
【0011】
本発明はこのような事情の解決を目的としてなされたもので、前記の如き索道等の懸垂式輸送設備の場合においても、夏季等の暑熱を回避しまたは緩和して、乗客に快適な乗車環境を提供できるようにした索道等の懸垂式輸送設備の客車の提供を目的としてなされたものである。
【0012】
【問題を解決するための手段】
この目的に対応して、本発明は、索条と連結するための索条連結機構に懸垂機を介して乗客用の客車本体を懸垂した懸垂式輸送設備の客車であって、前記客車本体の屋根上部には空隙を隔てて伏せた皿状の覆体を、搬器の進行方向と平行の方向に並設した支持部材を介して冠着させた二重屋根状構造とし、前記空隙は客車の進行前後方向においてはそれぞれ開口が客車本体に向けて次第に縮小し、または客車本体から外側に向けて次第に拡大する通風開口部が形成されてなる、索道等の懸垂式輸送設備の客車。、として構成したものである。
【0013】
【作用】
本発明の、索道等の懸垂式輸送設備の客車は、索条と連結するための握索機等の索条連結機構に懸垂機を介して乗客用の客車本体を懸垂したものであって、前記客車本体の屋根上部には空隙を隔てて伏せ皿状の覆体を冠着させている。かつ、覆体は客車の進行前後方向においてはそれぞれ開口の面積が次第に縮小しまたは次第に拡大する通風開口部が形成されて構成したものである。
【0014】
この、覆体を客車本体の屋根上に二重屋根状に覆い掛けすることによって、直射日光は上部の覆体に遮られて、輻射熱は屋根に直接には到達せず、従って客車内の温度上昇が回避される。また、客車本体の屋根と覆体との間には空隙が維持されており、かつ、客車の進行前後方向には末広がり状、または、ラッパ状に通気開口部が形成されているので、客車の進行に伴って、空気が通気開口部から空隙内に導入され後方に誘導される。この空気流によって、客車屋根からの放熱が行われ、客車内の温度上昇が回避ないし緩和される。
【0015】
本発明の構成は、客車内に空調設備を設けることが困難な場合に効果的に用いることができると共に、もし、空調設備を設けることが可能な場合においても、空調装置の効果を更に向上させることができる。
【0016】
【実施例】
図1,図2は、本発明の索条等の懸垂式輸送設備の搬器を示したもので、本実施例においては懸垂式輸送設備の代表例である単線自動循環式索道1に適用した場合について記載する。単線自動循環式索道1は、図8に示した如く、両端の停留場2a,2bにそれぞれ枢設した滑車3a,3b間に無端状の索条4を巻き回して循環駆動し、一方、索条連結機構5としての握索機11に懸垂機12を介して客車本体20を懸垂した搬器10を該握索機11で索条4を握索させ、索条4の循環移動と共に運行して相手方停留場3aまたは3bに到達すると索条4を放索して、折り返し回送し復路の運行を行わせ、このようにして輸送を行うようにした設備である。
【0017】
図1,図2において搬器10は握索機11に懸垂機12を介して客車本体20を懸垂したものである。懸垂機12は図2の正面視において上下の方向にほゞ弧状をなした懸垂機本体部13が下方に湾曲して下垂し、その下方には懸垂機支構部14を一体関係に固着してなり、懸垂機支構部14の両端付近の懸垂連結部15,15付近において、それぞれ客車本体20の屋根22に連結されて、客車本体20を懸垂している。
【0018】
図において、客車本体20は四囲に構体21を巡らせ、上部は屋根22を有すると共に底面に底板25を有するもので、また構体21の各方向には窓24,24…を有し、また構体21の少なくとも一方には乗客の乗降に供する出入口扉25,25を具えている。また、客車本体20の前後にはバンパー28または28を具えている。客車本体20の内部は乗客の歩行踏面となる床板26を有し、その他椅子27,27等を具え、通常の自動循環式索道設備の客車と均等構成のものである。
【0019】
客車本体20の屋根22の上方には天蓋状ないし、伏せた皿状の覆体30が設けられている。この覆体30は、図3,図4及び図5に示した如き形状のものである。図5の平面図に示したように、覆体30はほぼ長方形状をなし、ただし中央付近には長方形状の開口部分35を開口している。
【0020】
本実施例においては2つの主板部材31,31と前後の方向にそれぞれ曲面部材32または32を継接部33,33または33,33において綴り合わせた構成としている。側面視断面においては図3に示した如く、大部分が平板状をなした主板部材31,31の一方端部においては曲面部材32を継接部33において重ね合わせて止めねじ34,34…で綴合しており、この曲面部材32はこれより延出して下方に円弧状に湾曲した形状に形成されている。他端側についても同様に曲面部材32を継接部33において重ね合わせて止めねじ34,34…で綴合し、かつ曲面部材32は延出して下方に円弧状に湾曲した形状となっている。
【0021】
一方、図4,図5に示すように、主板部材31と31とは中間の長方形状の開口部分35を隔てて対向している。開口部分35はこの部位に懸垂機12の懸垂機支構部14が干渉なく貫挿されるようにするための開口である。また、主板部材31,31は図4に示したようにそれぞれ側部31aまたは31aにおいて円弧状に下方に湾曲した形状をなしている。本実施例においては覆体30は前記の如く4つの部材を綴合して構成したものを掲げたが、これは、組立の作業ないし製造上の利便を考慮してこのようにしたもので、組立形状が同様となる限りは便宜の分割方法で分割し綴合してもよく、または条件が許せば一体構造としてもよいことは勿論である。また、該覆体30は金属板製としてもよく、またはFRP等の非金属材料製とすることもできる。
【0022】
このように形成された覆体30を客車本体20に取り付けた状態について、図6,図7を用い、併せて先の図1,図2も参照して次に説明する。
【0023】
図において覆体30は支持部材37,37,37,37を介して客車本体20の屋根22上に固着支持されている。即ち、本実施例においては支持部材37はほぼZ型断面を有したやや長尺状の材料を用いており、この支持部材37の下方のフランジ部を屋根22との取付に利用し、上方のフランジ部を覆体30の裏面に固着し、このようにして取付を行っている。この取付には止めねじを用い、または溶接等によって行うこともできる。ここで支持部材37,37,37,37を介して覆体30を屋根22上に取付することにより、覆体3と屋根22との間に空気の流通のための所要の空隙43,43が保有される。かつ、図において示されているようにこれらの支持部材37,37,37,37は搬器10の進行方向と平行の方向に並設しているので、空気の流通方向と平行であり従って空気の流通の障害とならないのである。
【0024】
このように客車本体20と組み合わされた覆体30は、その曲面部材32または32付近において客車本体20の屋根22の前端凸部または後端との間に、客車進行前方においては開口が次第に縮小する通風開口部36が形成され、同様に客車進行後方においては開口が次第に拡大する通風開口部36が形成されるようになされている。
【0025】
図7の正面視においては覆体30の側部31aまたは31aと屋根22との間の間隙は特に制約はなく必要に応じて定めればよく、本実施例においては覆体30の側部31aまたは31aと屋根22の側方との間は特には開口を設けず相互に近接しほぼ当接するように形成されている。
【0026】
以上の説明の如く構成した本発明の、索道等の懸垂式輸送設備の客車において、次に作用ないし動作のついて説明する。
【0027】
前記の如く客車本体20の屋根22に、該客車本体20の進行方向に平行に配設された複数の支持部材37,37…を介在させて屋根との間に空隙43,43を保有して覆体30が固着されており、かつ、覆体30は進行前後方向において屋根22の前後端との間に開口が次第に縮小し、または拡大する通風開口部36,36が形成されている。
【0028】
従って、この覆体30によって、客車本体20の屋根22は直射日光に暴露されず輻射熱が遮断されるので、該客車本体20内の温度の上昇が緩和される。かつ、搬器の進行方向を示す矢印40方向への搬器10の進行に伴って、前方の通気開口部36から、空気の進入を示す矢印41方向に通気の流入が促進され、空隙43,43内を支持部材37,37…に誘導されて通気が流通し、進行後方の通気開口部36から空気の排出を示す矢印42方向に空気が排出される。この通気によって客車屋根からの放熱が行われ、客車内の温度上昇が回避ないし緩和される。このようにして乗客に快適な乗車環境を提供することができるのである。
【0029】
この実施例においては単線自動循環式索道1の場合について説明したが、同様に前記図9〜図11に示した懸垂式輸送設備の各種の場合についても、少なくとも懸垂式客車を用いている限りにおいては、同様に適用可能であることはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】
索道等の懸垂式輸送設備としては、ガイドウエイとして支索を用い、走行機能と索条連結機構とを具えた走行機または握索機に搬器を懸垂してこの搬器を索条ないし曳索で曳行し支索を転走させる交走式索道や、複線または三線循環式索道等の一群があり、また、ガイドウエイの機能と搬器を牽引する機能とを兼ね具えた支曳索を用いた単線循環式索道または複式単線循環式索道等の一群があり、更に、索道設備と極めて近似の輸送設備として前記のガイドウエイとしての支索に代えて剛体軌条を用いて搬器を曳索で曳行する型式の設備等のものがある。これらの設備に共通していることは、搬器または客車内に電源を引き込むことが一般に困難なために、空調設備を設けることが容易でない場合が多い。しかし、これらの懸垂式輸送設備の代表的実例である索道設備の場合においても従来から、夏季における客車内の温度上昇については問題が指摘されていたが、乗車時間が比較的短時間であることや、冬季間のみの稼働であること等の理由によって、問題の解決が等閑にされ、または容認されてきた。
【0031】
しかし近時は、これらの懸垂式輸送設備を通年稼働の地域交通用の輸送機関として利用しようとする機運も高まり、このような場合は従来より更に快適性の高い乗車環境が望まれるようになっている。
【0032】
本発明の、索道等の懸垂式輸送設備の客車は、客車本体の屋根上部には空隙を隔てて覆体を冠着させた二重屋根状構造としたもので、かつ、該客車の進行前後方向には空気の流入、通過を促進するように通風開口部が形成されたものである。このように覆体を客車本体の屋根上に覆掛けすることにより直射日光が遮られて、輻射熱は客車屋根に到達せず、客車内の温度上昇が回避される。また、客車屋根と覆体との間には空隙が形成されかつ客車の進行前後方向には通気開口部が形成されているので、客車の進行に伴って、空気が通気開口部から導入されて後方に流通し、よって、客車屋根から放熱が行われ、客車内の温度上昇が回避ないし緩和される。このようにして乗客に快適な乗車環境を提供することができる。
【0033】
本発明の構成は、客車内に空調設備を設けることができない場合に好適に用いられるものであると共に、もし、空調設備を設けることが可能な場合においても、空調装置の冷房効果を更に向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】索道等の懸垂式輸送設備の客車を示す側面図である。
【図2】索道等の懸垂式輸送設備の客車を示す正面図である。
【図3】覆体を断面図で示した側面図である。
【図4】覆体を断面図で示した正面図である。
【図5】覆体を示した平面図である。
【図6】客車本体と覆体との取付関係を示す側面図である。
【図7】客車本体と覆体との取付関係を示す正面図である。
【図8】単線自動循環式索道の全体構成を略図で示した斜視図である。
【図9】複線自動循環式索道の全体構成を略図で示した斜視図である。
【図10】交走式索道の全体構成を略図で示した斜視図である。
【図11】索条牽引懸垂輸送設備の全体構成を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 単線自動循環式索道
1P 複線自動循環式索道
1Q 交走式索道
1R 索条牽引懸垂輸送設備
2a,2b 停留場
2Pa,2Pb 停留場
2Qa,2Qb 停留場
2Ra,2Rb 停留場
3a,3b 滑車
3Pa,3Pb 滑車
3Qa,3Qb 滑車
3Ra,3Rb 滑車
4 索条
4P,4Q,4R 曳索
5 索条連結機構
6 ガイドウエイ
7P,7Q 支索
8 剛体軌条
9 支柱
10 搬器
10P,10Q,10R 搬器
11 握索機
11P 握索機
11Q 走行機
11R 握索機
12 懸垂機
12P,12Q,12R 懸垂機
13 懸垂機本体部
14 懸垂機支構部
15 懸垂連結部
20 客車本体
20P,20Q,20R 客車本体
21 構体
22 屋根
23 底板
24 窓
25 出入口扉
26 床板
27 椅子
28 バンパー
30 覆体
31 主板部材
31a 側部
32 曲面部材
33 継接部
34 止めねじ
35 開口部分
36 通気開口部
37 支持部材
40 搬器の進行方向を示す矢印
41 空気の進入を示す矢印
42 空気の排出を示す矢印
43 空隙[0001]
[Industrial applications]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a passenger car having a double roof shape by providing a cover on a passenger car main body roof in a suspended transportation facility such as a cableway.
[0002]
[Prior art]
In the present application, the following apparatus or facility is targeted as a rope-towed suspension transport facility. In other words, the most widely used as a typical example of the cable pulling type suspended transport equipment is a cableway equipment, and among these, a single-track automatic circulation type cableway, a double track or a three-track automatic circulation type cableway, an articulated type cableway, etc. There is.
[0003]
FIG. 8 shows a single-track automatic circulating cableway 1, in which endless towing ropes or
[0004]
FIG. 9 shows the double-track automatic circulation type cableway 1P, in which the reciprocating lines 7P, 7P are stretched as
[0005]
FIG. 10 shows the
[0006]
Along with these cableway facilities, as a transport facility very similar to this, there is known a rope traction suspension transport facility 1R as shown in FIG. This equipment is the same as the above-mentioned double-track automatic circulation type cableway 1P shown in FIG. 9 except that the supports 7P, 7P of the
[0007]
These facilities can be collectively implemented as a rope-tow-type suspended transport facility using a closed passenger car body as a carrier, and the suspended transport facility such as a cableway to which the present invention is symmetric includes all of the above facilities. Included.
[0008]
Among such suspended rope-type transport equipment, for example, cableway equipment has been frequently used for transporting tourists on mountainous slopes and for transporting skiers. And it is difficult to provide air conditioning equipment. Therefore, it has been pointed out that dissatisfaction that the summer is particularly hot and not comfortable. However, it is unavoidable that the ride time is relatively short and that the summer heat is not a problem in the case of transporting skiers because it is used only during winter. Has been tolerated or resigned.
[0009]
However, in recent years, suspended transportation facilities such as cableways are used not only for mountain sightseeing and other purposes, but also for skier transportation facilities that operate only during the winter season. Attention has been paid to the use as a small or medium transport for general or regional transportation, and a more comfortable riding environment than before has been demanded.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is generally difficult to supply power to the carrier from the outside in each type of the suspended transport equipment such as the cableway as described above. Therefore, it is difficult to operate an air conditioner like a railway vehicle, and it is not easy to create a comfortable riding environment.
[0011]
The present invention has been made for the purpose of solving such a situation, and even in the case of the above-mentioned suspension type transportation equipment such as a cableway, it is possible to avoid or reduce the heat in the summer and the like, thereby providing a comfortable riding environment for passengers. The purpose of the present invention is to provide a passenger car of a suspension type transportation facility such as a cableway which can provide the vehicle.
[0012]
[Means to solve the problem]
In response to this object, the present invention relates to a passenger car of a suspension type transport facility in which a passenger car main body is suspended via a suspension machine to a cable connecting mechanism for connecting with a rope, At the top of the roof, a dish-shaped cover laid down with an air gap in between is used as a double roof-like structure with support members arranged side by side in a direction parallel to the traveling direction of the carrier . Passenger cars with suspension-type transportation facilities such as cableways, in each of which a ventilation opening is formed in the front-rear direction so that the opening gradually decreases toward the passenger car main body or gradually increases outward from the passenger car main body . .
[0013]
[Action]
The passenger car of the suspended transportation equipment such as a cableway of the present invention, a passenger car body for passengers is suspended via a suspension machine to a rope connection mechanism such as a gripping machine for connecting with a rope, A dish-shaped cover is attached to the upper part of the roof of the passenger car body with an air gap therebetween. The cover has a ventilation opening in which the area of the opening gradually decreases or gradually increases in the front-rear direction of the passenger car.
[0014]
By covering the roof with a double roof on the roof of the passenger car body, direct sunlight is blocked by the upper cover, and radiant heat does not directly reach the roof, so the temperature inside the passenger car Ascent is avoided. Further, a gap is maintained between the roof and the cover of the passenger car main body, and a divergent or trumpet-shaped ventilation opening is formed in the front-rear direction of the passenger car. As the air travels, air is introduced from the ventilation opening into the air gap and is guided backward. By this air flow, heat is radiated from the roof of the passenger car, and the temperature rise in the passenger car is avoided or reduced.
[0015]
The configuration of the present invention can be effectively used when it is difficult to provide an air conditioner in a passenger car, and further improves the effect of the air conditioner even when the air conditioner can be provided. be able to.
[0016]
【Example】
FIG. 1 and FIG. 2 show a transporter of a suspension type transport facility such as a cable of the present invention. In this embodiment, a case where the present invention is applied to a single-track automatic circulation type cableway 1 which is a typical example of the suspension type transport facility is shown. Is described. As shown in FIG. 8, the single-track automatic circulating cableway 1 winds an
[0017]
1 and 2, a
[0018]
In the figure, a
[0019]
Above the
[0020]
In the present embodiment, the two
[0021]
On the other hand, as shown in FIGS. 4 and 5, the
[0022]
A state in which the
[0023]
In the figure, the
[0024]
The
[0025]
In the front view of FIG. 7, the gap between the
[0026]
Next, the operation or operation of the passenger car of the suspension type transportation equipment such as a cableway according to the present invention configured as described above will be described.
[0027]
As described above, on the
[0028]
Therefore, the
[0029]
In this embodiment, the case of the single-track automatic circulation type cableway 1 has been described. Similarly, in various cases of the suspension type transportation facilities shown in FIGS. 9 to 11, as long as at least the suspension type passenger car is used. Is of course equally applicable.
[0030]
【The invention's effect】
As a suspension-type transportation facility such as a cableway, a rope is used as a guideway, and a carriage is suspended from a traveling machine or a gripping machine equipped with a traveling function and a rope coupling mechanism, and the carriage is roped or towed. There are a group of co-operated cableways for towing and rolling ropes, double-track or three-track circulating cableways, etc., and a single track using a rope with a function of a guideway and a function of pulling a carriage. There is a group of circulation type cableway or double type single track circulation type cableway, etc., and furthermore, as a transport facility extremely similar to the cableway equipment, a type in which a carrier is towed by towing using a rigid rail instead of the above-mentioned guideway as a support line. Equipment. What is common to these facilities is that it is often difficult to provide an air conditioning facility because it is generally difficult to draw a power supply into a carrier or a passenger car. However, even in the case of cableway equipment, which is a typical example of these suspension-type transportation equipment, problems have been pointed out with regard to the temperature rise in passenger cars in the summer, but the riding time is relatively short. For reasons such as operating only during the winter season, and so on, the solution of the problem has been neglected or tolerated.
[0031]
In recent years, however, there has been an increasing tendency to use these suspension transport facilities as transport vehicles for regional transportation operating year-round, and in such cases, a more comfortable riding environment than before has been desired. ing.
[0032]
The passenger car of the suspension type transportation equipment such as a cableway of the present invention has a double roof-like structure in which a cover is crowned with an air gap above the roof of the main body of the passenger car, and before and after the traveling of the passenger car. In the direction, a ventilation opening is formed so as to promote the inflow and passage of air. By covering the cover on the roof of the passenger car body in this way, direct sunlight is blocked, radiant heat does not reach the passenger car roof, and a rise in the temperature inside the passenger car is avoided. Further, since a gap is formed between the passenger car roof and the cover and a ventilation opening is formed in the front-rear direction of the passenger car, air is introduced from the ventilation opening as the passenger car travels. It circulates rearward, so that heat is radiated from the passenger car roof, and the temperature rise inside the passenger car is avoided or reduced. Thus, a comfortable riding environment can be provided to the passenger.
[0033]
The configuration of the present invention is suitably used when air conditioning equipment cannot be provided in a passenger car, and further improves the cooling effect of the air conditioner even when air conditioning equipment can be provided. It is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a passenger car of a suspended transportation facility such as a cableway.
FIG. 2 is a front view showing a passenger car of a suspension type transportation facility such as a cableway.
FIG. 3 is a side view showing the cover in a cross-sectional view.
FIG. 4 is a front view showing the cover in a sectional view.
FIG. 5 is a plan view showing a cover.
FIG. 6 is a side view showing the mounting relationship between the passenger car main body and the cover.
FIG. 7 is a front view showing the mounting relationship between the passenger car main body and the cover.
FIG. 8 is a perspective view schematically showing the entire configuration of a single-track automatic circulation type cableway.
FIG. 9 is a perspective view schematically showing the entire configuration of a double-track automatic circulation type cableway.
FIG. 10 is a perspective view schematically showing the entire configuration of the articulated cableway.
FIG. 11 is a perspective view showing the entire configuration of a rope traction suspension transport facility.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Single-track automatic circulating cableway 1P Double-track automatic circulating
Claims (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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- 1994-06-13 JP JP15423294A patent/JP3562727B2/en not_active Expired - Fee Related
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