JP3562348B2 - カラオケ端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信カラオケシステムに用いて好適な、不正使用を適切に防止できるカラオケ端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より知られている通信カラオケシステムにおいては、ホストとカラオケ端末装置とが通信回線によって接続され、ホストは定期的に新曲データを配信したり、カラオケ端末装置の稼働状況やトラブルの発生状況を把握している。
この種のカラオケ端末装置においては、カラオケ端末装置が盗難にあった場合の使用や、月々の管理費などランニングコストの支払いを逃れるために故意に回線を接続しない状態での使用といった、いわゆる不正使用を防止する技術も提案されている。
例えば、ホストがカラオケ端末装置との回線の接続状態を監視し、回線が接続されないまま所定期間を経過した場合、あるいは所定回数以上の演奏を行った場合には、カラオケ曲の演奏を全面的に禁止してしまう、いわゆる演奏ロック機能を備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カラオケ端末装置の不正使用を行う者は、カラオケ端末装置を購入した時点で予め登録されている出荷時保有曲さえ演奏できれば良い場合が多い。このような場合は、定期的にホストから新曲データの配信を受けなくても、カラオケ端末装置を購入したままの状態さえ維持できれば出荷時保有曲を演奏し続けることによって目的を達成することができる。従って、本来受けるべき新曲の配信やメンテナンスを拒否し、対価の支払いを逃れるような悪意の使用を行う場合があった。
しかしながら、前述のような、回線の接続状態を監視することによって不正使用を防止するカラオケ端末装置においては、例えば新曲の配信を受けずに対価の支払いを逃れるような不正使用も、所定時に回線の接続さえ行えば可能である場合があった。
また、通信回線の故障やホスト側のエラーなどにより接続状態ではないと判断された場合にもカラオケ端末装置における演奏を全面的に禁止してしまうので、設置から一度も新曲の配信を受けないような悪意ある不正使用と、通常は新曲の配信を受けているが事故的に新曲の配信を受けることができなかった善意の使用との演奏制限を区別することができず、カラオケ端末装置の使用者には不正使用の意図がない場合でも使用の継続が不可能となってしまう場合があった。
このように、従来の不正使用防止機能を有するカラオケ端末装置では、不正使用を適切に防止することができなかった。
【0004】
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、不正使用を適切に防止できるカラオケ端末装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、この発明は、曲データ記憶手段と、演奏手段と、制御手段とを備えるカラオケ端末装置であって、曲データ記憶手段は、曲データを記憶し、
演奏手段は、曲データの演奏を可能とし、制御手段は、認証更新処理と、認証処理と、演奏制限処理を行い、認証更新処理は、ホストから配信された曲データを曲データ記憶手段に記憶させる際、現在日時を認証日時として更新し、認証処理は、現在日時が更新された認証日時から所定期間以上経過している場合は、演奏制限処理を行い、演奏制限処理は、曲データの演奏指示を受けたとき、基準時以前に曲データ記憶手段に記憶された曲データの演奏を拒否するカラオケ端末装置を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
【0007】
1.実施形態の構成
1−1.ハード構成
図1は、実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態は、本発明にかかる端末装置100およびホスト200を備えて構成された通信カラオケシステムである。
端末装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、ハードディスクドライブ(HDD)104、時計105、表示制御部106、ディスプレイ107、演奏処理部108、操作子インターフェイス(I/F)109、操作子群110、および通信インターフェイス(I/F)111を備えて構成されている。
CPU101は、ROM102に記憶された制御プログラムに従って、バスを介して接続された各部の動作を制御する。ROM102には、カラオケ装置100のシステムプログラムやカラオケ曲データに基づく演奏処理を行うシーケンサプログラムなどの他、後にフローチャートを示して説明する不正使用防止に関する制御プログラムが記憶されている。
RAM103には、一時的に保持すべきデータが記憶され、ハードディスクドライブ104には、図2に示すように、例えば、所定期間設定データ、所定回数設定データ、設置日時データ、認証日時データ、演奏度数データ、演奏ログ、カラオケ曲データ、およびインデックステーブルなどが記憶されている。なお、HDD104に記憶された各データについては、後に詳しく説明する。
時計105は現在日時を示すものであり、本実施形態においては、現在日時とHDD104に記憶された所定の日時とを比較し、前回営業認証を受けてから所定期間が経過したか否かを判別するためなどに用いられる。
【0008】
表示制御部106は、ディスプレイ107における表示を制御するものであり、ディスプレイ107は、カラオケ曲の演奏中に背景映像や歌詞を表示する他、不正使用防止に関する機能制限を告知するメッセージなどを表示するために用いられる。
演奏処理部108は、曲データに基づいて楽音信号を生成して出力するものであり、音源やスピーカなどを備えて構成されている。
操作子インターフェイス109は、操作子群110とのインターフェイス動作を行うものであり、CPU101は、操作子群110に設けられた各操作子における状態を認識できるようになっている。
通信インターフェイス111は、通信回線を介してホスト200との間で曲データや演奏ログなどの種々のデータを送受信するためのインターフェイス動作を行う。
【0009】
1−2.データ構成
ここで、HDD104に記憶された各種データについて説明する。図2に示すように、HDD104には、認証日時データD1、所定期間設定データD2、所定回数設定データD3、設置日時データD4、演奏度数データD5、演奏ログD6、カラオケ曲データDk、およびインデックステーブルTbが記憶されている。
【0010】
認証日時データD1は、認証を受けた日時を示すデータであり、後述するように認証を受ける毎に更新されるようになっている。従って、認証日時データと現在日時を比較することによって、前回認証を受けて認証更新が行われてからの経過期間を認識できるようになっている。
所定期間設定データD2および所定回数設定データD3は、前回認証を行った日時あるいは設置日時から、不正使用が行われているか否かの判別を行うための基準となる設定値を示すデータであり、端末装置100の出荷時に予め設定されているものである。所定期間としては、ホスト200から新曲配信が行われる周期よりも長い期間が設定されており、例えば、2週間毎に新曲配信が行われる場合は、”20日間”などといった期間が設定されている。所定回数としては、ホスト200から新曲配信が行われる周期において通常演奏される回数より十分に大きな値が設定されており、例えば”10,000回”といった演奏回数が設定されている。
設置日時データD4は、端末装置100を設置して使用を開始する際に設定する日時を示すデータである。なお、端末装置100の購入者は本設定を行うことができないようになっており、販売者が行うことができる特殊な操作によって設置日時を設定できるようになっている。
【0011】
演奏度数データD5は、前回認証を受けた後に演奏を行った回数を示すデータである。演奏度数データD5も、後述するように認証を受ける毎にリセットされるようになっており、演奏度数データD5を参照することによって、前回認証を受けてから現在に至るまでに演奏された曲数を把握できるようになっている。
演奏ログデータD6は、演奏の行われた曲に関する情報を記録したデータであり、例えば演奏された曲番号や演奏日時などが記録されている。
【0012】
曲データDkは、演奏処理部108において楽音信号を生成するための音楽情報を主に示すデータであって、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に基づいて作成されている。HDD104には複数の曲データDkが記憶されており、曲データDkには、予めHDD104に記憶された出荷時保有曲データDkaと、設置後にホスト200から配信されることによって登録された新曲データDkbとがある。本実施形態では、後に説明するように、不正使用であると判別された場合には、出荷時保有曲データDkaの演奏を制限するが、新曲データDkbの演奏は制限しないようになっている。従って、設置後一度も新曲の配信を受けないような不正使用の場合には、すべての曲を演奏することができなくなるが、設置後に新曲の配信を受けている場合において、何らかのエラーによって新曲の配信を受けることができなかった場合には、すでに配信された新曲データDkbの演奏は行うことができるようになっている。
【0013】
次に、インデックステーブルTbは、HDD104に記憶されている曲データDk(出荷時保有曲データDkaおよび新曲データDkb)に関する情報を管理するためのテーブルである。
ここで、図3は、インデックステーブルTbの構成例を示す図である。図3に示すように、インデックステーブルTbは、各曲番号毎に、曲名、ファイル名、ジャンル、およびリリース日時を示している。
曲番号は、各曲データDkに対してそれぞれ重複しないように付された番号であり、曲番号によって、HDD104に記憶された曲データDkを特定できるようになっている。
曲名は、当該曲データDkによって演奏される曲のタイトルをテキストデータによって示したものであり、演奏開始時や予約時にディスプレイ107に表示させることによって利用者が曲を確認するためなどに用いられる。
ファイル名は、当該曲データDkをHDD104から読み出す際の位置や、HDD104における当該曲に関連するファイルを示すデータである。
ジャンルは、当該曲データの属する種類を示すデータであり、演奏の際にディスプレイ107に背景として表示させる映像を特定するためなどに用いられる。
【0014】
そして、リリース日時は、当該曲データがHDD104に記憶された日時を示すデータである。曲データDkが出荷時保有曲データDkaである場合には、出荷時、すなわち設置日時前以前の日時を示しており、曲データDkが新曲データDkbである場合は、配信された日時、すなわち設置日時以降の日時を示している。従って、後に説明するように曲演奏時において、当該曲データDkが出荷時保有曲データDkaであるか新曲データDkbであるかを、リリース日時によって判別できるようになっている。
【0015】
2.実施形態の動作
次に、上記構成を有する実施形態の動作について説明する。
【0016】
(1)端末装置100を設置する場合における動作
図4は、カラオケボックスなどに設置する場合における基準日時入力処理を示すフローチャートである。本実施形態では、端末装置100を設置する時に当該処理を実施する。
まず、基準日時入力処理が開始すると、設置日時入力モード操作待ちになる(S101)。設置日時入力は、設置日時入力モードに移行するための特殊な操作が行われた場合に移行するようになっている。すなわち、設置日時入力モードは、ユーザが行うことができない特別なモードである。
ステップS101においてモード操作が行われると、設置日時入力モードに移行して、次に設置日時入力処理を行う(S102)。設置日時入力は、操作子群110のテンキーなどによって行ってもよいし、本処理を行ったときの時計105の示す日時を読み取って設置日時とするようにしてもよい。
ステップS102において入力された設置日時を、先に説明したHDD104に設置日時データとして記憶し(S103)、基準日時入力処理を終了する。
【0017】
(2)ホスト200から新曲の配信が行われる際の動作
次に、図5を参照しながら、ホスト200からから新曲の配信が行われる際に端末装置100が行う処理について説明する。
ホスト200から受電を認識すると(S201)、新曲の配信を受ける処理を行う(S202)。そして、新たな曲データDkを受信してHDD104に格納するとともに、インデックステーブルTbの更新を行う(S203)。
より具体的には、配信された新曲に関するレコードをインデックステーブルTbに追加し、新規に追加した曲のリリース日時として当該処理を行った日時を時計105の示す日時に基づいて記録する。
インデックステーブルTbの更新が終了すると、次にHDD104に記憶された認証日時データD1の更新を行い(S204)、前回認証を行ってから今回認証を行うまでの期間の演奏ログデータD6をホスト200に送信する処理を行う(S205)。
そして、演奏ログデータD6の送信が終了すると、HDD104に記憶されている演奏度数データD5の値をリセットして(S206)、ホスト200と接続されている回線を切断し(S207)、ホスト200からの接続時における処理を終了する。
このように、ホスト200から新曲の配信のための接続を受ける度にHDD104に記憶する認証日時データD1の値を更新することによって、端末装置100において不正使用が行われているか否かを判別できるようになっている。
【0018】
(3)端末装置100の電源投入時における動作
次に、図6および図7に示すフローチャートを参照しながら、端末装置100を使用するための電源投入時における処理について説明する。
端末装置100に電源が投入されると、まず設置日時データD4の読み込みを行い(S301)、次に認証日時データD1の読み込み(S302)、および演奏度数データD5の読み込み(S303)を行う。ここでは、HDD104に記憶された設置日時データD4、認証日時データD1および、演奏度数データD5を読み出して、RAM102に記憶する処理を行う。
【0019】
そして、時計105が示す日時および、ステップS302において読み出した認証日時データD1に基づいて、現在の日時が認証日時に所定期間を加算した日時をこえているか否かの判別を行う(S304)。
なお、設置されてから一度も認証を受けていない場合は、認証日時データD1が存在しないので、ステップS301において読み込んだ設置日時を認証日時として判別を行う。
【0020】
ステップS304の判別において、現在の日時が認証日時に所定期間を加算した日時を超えていると判別した場合は(S304;YES)、機能制限を行う旨のメッセージをディスプレイ107に表示する処理を行う(S305)。ここで、図8は、機能制限メッセージの表示例である。例えば「ホストとの接続が切断されています。演奏できません。」といった、機能制限の内容あるいは理由を告知するメッセージを表示したり、「エラー001」といった、エラーの内容をコードによって告知するメッセージを表示する。
そして、このような機能制限処理を行った後、端末装置100を稼働するための初期動作に移行する(S307)。
【0021】
ここで、ステップS304における判別についてより詳細に説明する。本実施形態では、端末装置100がホスト200からの接続を受けることができなかった場合には認証日時を更新することができないので(図5参照)、HDD104に記憶されている前回認証を受けた日時が、本来認証を行っているはずの日時よりも前の日時となる。先に説明したように、予め設定されている所定期間データD2は本来認証を行う周期よりも長く設定されているので、前回認証を受けた日時から所定期間以上経過している場合は、本来行われるべきであった認証が行われていないと判別することができる。
従って、現在の日時が認証日時に所定期間を加算した日時を超えていると判別した場合は、不正な使用を行っている可能性があると判別して、演奏態様を制限するようになっている。
【0022】
演奏態様の制限としては、本実施形態では、図7に示すフローチャートにおいて説明するように、入力された曲番号に対応する曲データDkが出荷時保有曲データDkaである場合には、演奏を禁止するようになっている。設置してから一度も認証を受けていない場合は、HDD104に記憶されている曲データDkはすべて出荷時保有曲データDkaであるので、全ての曲の演奏が禁止される。
これに対して、設置した後に新曲の配信を受けて認証の更新を行った後に接続が失敗した場合は、出荷時保有曲データDkaの演奏は禁止されるが、すでに配信されている比較的使用頻度の高い新曲データDkbの演奏は行うことができる。従って、通常は新曲の配信を受けて善意に使用しているが、なんらかの理由で接続が失敗した場合には、HDD104に記憶された曲データDkのうちの一部について演奏が禁止されるという制限になるので、善意の使用者への影響は比較的少なくて済むことになる。
【0023】
ところで、ステップS304の判別において、現在の日時が認証日時に所定期間を加算した日時を超えていないと判別した場合は(S304;NO)、次に、現在演奏回数が予め設定した所定回数に達したか否かの判別を行う(S306)。先に説明したように、認証が通常行われる周期において演奏される回数よりも十分に大きな値が、所定回数として設定されており、本実施形態においては、所定期間内に認証更新が行われている場合であっても、当該機関内に所定回数を超える演奏が行われた場合には、不正使用の可能性があると判別して演奏態様の制限を行うものとしている。
従って、ステップS306の判別において、現在演奏回数が予め設定した所定回数に達したと判別した場合は(S306;YES)、処理を既述のステップS305に移行させ、機能制限メッセージを表示し(S305)、初期動作に移行する(S307)。
一方、ステップS306の判別において、現在演奏回数が予め設定した所定回数に達していないと判別した場合は(S306;NO)、機能制限を行う必要がないので、そのまま初期動作に移行する(S307)。
そして初期動作が終了すると、端末装置100の使用が可能となり、操作入力待ち処理に移行する(S308)。
【0024】
ここで、図7は、入力操作待ち処理において実行される曲番号入力ルーチンを示すフローチャートである。
曲番号入力が入力されると、まず、図6に示したステップS304およびS306と同様に、現在の日時が認証日時に所定期間を加算した日時を超えているか否かを判別し(S401)、超えていないと判別した場合は(S401;NO)、次に、現在演奏回数が予め設定した所定回数に達したか否かの判別を行う(S402)。
ステップS401の判別において、現在の日時が認証日時に所定期間を加算した日時を超えてないと判別し(S401;NO)、かつ、ステップS402の判別において、現在演奏回数が予め設定した所定回数に達していないと判別した場合は(S402;NO)、入力された曲番号に対応する曲データDkは演奏態様を制限する必要がないので、当該曲データDkの演奏処理に移行する(S403)。そして、曲データ演奏処理が終了すると、HDD104に記憶している演奏度数データD5の値を1インクリメントして(S404)、処理をメインルーチンに戻す。
【0025】
しかし、ステップS401の判別において、現在の日時が認証日時に所定期間を加算した日時を超えていると判別した場合(S401;YES)、あるいは、ステップS402の判別において、現在演奏回数が予め設定した所定回数に達している判別した場合は(S402;YES)、端末装置100が不正使用されている可能性があると判別できるので、次に、入力された曲番号に対応するリリース日時が設置日時以降の日付であるか否かを判別する(S405)。
出荷時保有曲のリリース日時は設置日時以前の日付であり、新曲として配信された曲のリリース日時は設置日時以降の日付になる。本実施形態では、演奏態様の一部制限として、出荷時保有曲を演奏することができないようにしているので、ステップS403の判別において、入力された曲番号のリリース日時が設置日時以降の日付ではないと判別した場合は(S405;NO)、入力された曲番号は出荷時保有曲であると判別できるので、図6ステップS305と同様に機能制限メッセージを表示して(S406)、処理をメインルーチンに戻す。
【0026】
一方、ステップS403の判別において、入力された曲番号のリリース日時が設置日時以降の日付であると判別した場合は(S405;YES)、入力された曲番号が設置後に配信された新曲に対応し、演奏態様の制限を行う必要がないと判別できるので、入力された曲番号に対応する曲データDkの演奏処理に移行し(S403)、HDD104に記憶している演奏度数データD5の値を1インクリメントして(S404)、処理をメインルーチンに戻す。図6に示した端末装置100の電源投入後のメインルーチンにおいては、操作入力待ち処理を電源が遮断されるまで循環させる。
【0027】
(5)具体的動作
次に、操作入力待ち処理を循環することによる本実施形態の具体的動作について説明する。ここで図9は、実施形態の具体的な動作を示すシーケンスフローである。
まず、端末装置100では、出荷時においてHDD104に記憶している曲データに関する情報をインデックステーブルTbに記憶する(時刻t1)。そして、端末装置100が出荷され、実際に使用する場所に設置される時に、設置日時入力を行う(時刻t2)。
その後、ホスト200から端末装置100に対して新曲配信を行うための接続が行われる(時刻t3)。時刻t3における接続が成功すると、新曲の配信が行われて、新曲データがHDD104に記憶されるとともに、HDD104に記憶しているインデックステーブルTbおよび認証日時データD1の更新が行われる(時刻t4)。
【0028】
ここで、図10は、端末装置100の設置直後(図9:時刻t2)の状態を模式的に示した図であり、図11は、新曲の配信を受けた後(図9:時刻t4)の状態を模式的に示したものである。
図11に示す場合においては、図9に示す時刻t4において認証の更新を行っているので、その後は適正な使用と判別され(図6:S304、図7:S401参照)、演奏態様の制限は行われない。
【0029】
しかし、次の新曲配信タイミング(時刻t5)において、ホスト200から端末装置100への接続が失敗したとき(時刻t6)は、端末装置100においては、認証の更新が行われない(時刻t7)。
図12は、新曲の配信に失敗した場合(図9:時刻t7)の状態を模式的に示す図である。この場合は、図9に示す時刻t7において認証日時データD1が更新されないので、前回認証更新が行われた時刻t4から所定期間が経過していると判別され、出荷時保有曲の演奏が禁止され、新曲データDkbの演奏できるようになる(図6:S304、図7:S401参照)。
その後、次の新曲配信タイミングにおいて(時刻t8)、ホスト200から端末装置100への接続が成功すると、端末装置100において認証日時データD1が更新されるので(時刻t9)、その後は適正な使用と判別され(図6:S304、図7:S401参照)、演奏態様の制限は行われない。
【0030】
なお、図9に示す一回目の新曲配信(時刻t3)における接続が失敗した場合は、設置から一度も接続が行われない状態となる。図13は、設置されてから一度も新曲配信が行われていないまま、所定期間が経過した場合を模式的に示す図である。
図13に示すように、設置してから一度も新曲の配信を受けなかった場合は、HDD104には出荷時保有曲しか記憶されていないので、演奏態様の制限により、すべての曲の演奏が禁止されることになる。
【0031】
このように、端末装置100の設置日時を登録し、ホスト200から端末100に新曲配信のための接続が行われた際に端末100において認証日時データD1を更新することによって、設置日時と認証更新の日時とを把握できるようになり、これらの日時を用いて不正使用の有無を判別できるようになる。
そして、不正使用か否かの判別に基づいて、演奏態様の制限を行うので、設置から一度も新曲の配信を受けないような悪意ある不正使用と、通常は新曲の配信を受けているが事故的に新曲の配信を受けることができなかった善意の使用との演奏制限を区別することができるようになる。
【0032】
3.変形例
なお、本発明は既述した実施形態に限定されるものではなく、以下のような各種の変形が可能である。
【0033】
上記実施形態においては、曲データを新規に登録する際に曲データ毎の登録日時を記憶するとともに、記憶認証情報である認証日時データを更新し、その更新内容に基づいて端末装置100の使用態様を認識しているが、これに限らず、例えば操作子群110における操作の態様やホスト200との通信状態を記憶することによって端末装置100の使用態様を認識するようにしてもよい。
上記実施形態においては、認証日時の更新を所定期間以内に行うこと、あるいは所定期間内における演奏回数を使用条件として予め設定することによって端末装置100の不正使用を検出しているが、これに限らず、他の条件と使用態様との対比に基づいて不正使用を検出するようにしてもよい。他の条件としては、例えば通常のユーザが行うことができる操作を設定してもよい。このようにすれば、例えば上記実施形態における設置日時入力を行うサービスマンモードような操作をユーザが行った場合には不正使用を認識できるようになる。この場合において、パスワードなどの入力を受け付けることによって、サービスマンモードにおける使用態様が不正使用として検出されないようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、基準日である設置日時以前に登録された曲の演奏態様を制限することによって端末装置100の一部機能を制限しているが、これに限らず、例えば、音量、早送り機能、背景映像、歌詞表示など演奏態様以外の一部機能を制限するようにしてもよい。
【0034】
上記実施形態においては、認証更新を行うタイミングを新曲配信の直後としているが、異なるタイミングで行っても構わない。例えば、新曲配信を毎日のように行う場合は、ホスト100から一定の期間毎に認証のため接続を行うようにしてもよい。あるいは、新曲の配信とは異なるタイミングで演奏ログの収集を行ってもよく、このような演奏ログの収集に際して認証更新を行うようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、新曲配信が行われる度に認証日時を更新しているが、認証日時ログをある程度長期間の一定期間(例えば1年間分)だけ更新ログとして記憶しておき、認証が本来行われるべきタイミングで行われているか否かを判別できるようにしてもよい。例えば、ホスト200から行われる新曲配信が、2週間毎に行われる場合は、更新ログにおける更新記録が1カ月に1回しか行われていないような場合には、新曲データの演奏も禁止するようにしてもよい。このような場合において、認証が行われていない期間(不認証期間)に段階を設けて、不認証期間が長くなればなるほど、演奏できる曲数を減らすようにしてもよい。
【0036】
上記実施形態においては、演奏態様の制限の態様としては、出荷時保有曲の演奏を全面的に禁止するものとして説明しているが、これに限らず、出荷時保有曲の一部を演奏禁止とするようにしてもよい。あるいは、出荷時保有曲のイントロ部分のみしか演奏を行うことができないようにしてもよい。
また、所定の基準時を設置日時ではなく、例えば所定の登録日とすることによって、新曲についても一部制限を行うようにしてもよい。すなわち、リリース日時が現在日時と比較して一定期間以上前のものであれば、出荷時保有曲と同様に演奏制限を行ってもよい。
【0037】
上記実施形態においては、ホスト200から通信回線を介して新曲の配信が行われるものとしているが、通信回線の利用に限らず、保守端末を端末装置100に接続することによって行うようにしてもよい。このようにすれば、電話回線などの通信設備を備えない環境においても端末装置100を使用(いわゆるオフライン運用)できるようになる。
上記実施形態においては、所定期間データD2および所定回数データD3は、予め設定されているものとして説明したが、これに限らず、例えば基準日時入力の際に変更できるようにしてもよい。あるいは、ホスト200から、所定期間データD2あるいは所定回数データD3を変更するためのファイルを配信するようにしてもよい。このようにすれば、不正使用か否かを判別するための基準を適宜変更できるようになる。
また、上記実施形態では、HDD104に演奏度数を示すデータを記憶するものとしているが、これに限らず、演奏ログの記録から演奏度数を判断するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラオケ端末装置の不正使用を適切に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】ハードディスクに記憶しているファイルの例を示す図である。
【図3】インデックステーブルの内容例を示す図である。
【図4】基準日時入力処理を示すフローチャートである。
【図5】ホスト接続時における端末装置の処理を示すフローチャートである。
【図6】端末装置の電源投入時における処理を示すフローチャートである。
【図7】曲番号入力時における処理を示すフローチャートである。
【図8】演奏態様制限メッセージを表示した例を示す図である。
【図9】実施形態の具体的動作を示すシーケンスフローである。
【図10】設置時における端末装置の状態を模式的に示す図である。
【図11】新曲配信後における端末装置の状態を模式的に示す図である。
【図12】新曲配信を受けた後にホストからの接続が失敗した場合の状態を模式的に示す図である。
【図13】設置後に一度も新曲配信を受けない場合の状態を模式的に示す図である。
【符号の説明】
100……端末装置、
101……CPU、
102……ROM、
103……HDD、
105……時計、
106……表示制御部、
107……ディスプレイ、
108……演奏処理部、
109……操作子インターフェイス、
110……操作子群、
111……通信インターフェイス、
200……ホスト。

Claims (2)

  1. 曲データ記憶手段と、演奏手段と、制御手段とを備えるカラオケ端末装置であって、
    曲データ記憶手段は、曲データを記憶し、
    演奏手段は、曲データの演奏を可能とし、
    制御手段は、認証更新処理と、認証処理と、演奏制限処理を行い、
    認証更新処理は、ホストから配信された曲データを曲データ記憶手段に記憶させる際、現在日時を認証日時として更新し、
    認証処理は、現在日時が更新された認証日時から所定期間以上経過している場合は、演奏制限処理を行い、
    演奏制限処理は、曲データの演奏指示を受けたとき、基準時以前に曲データ記憶手段に記憶された曲データの演奏を拒否する
    カラオケ端末装置。
  2. 制御手段は、更に演奏回数認識処理を行い、
    演奏回数認識処理は、認証更新処理によって認証日時が更新された後の演奏回数を認識し、
    認証処理は、認証日時から所定期間以上経過する前であっても、認識された演奏回数が所定回数を越えている場合には、演奏制限処理を行う
    請求項1に記載のカラオケ端末装置。
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