JP2006004194A - ライセンス管理サーバ,コンピュータプログラム,およびライセンス情報管理方法 - Google Patents

ライセンス管理サーバ,コンピュータプログラム,およびライセンス情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンテンツデータの有効なライセンスを効率的に移行することが可能なライセンス管理サーバ,プログラム,およびライセンス管理方法を提供する。
【解決手段】 上記ライセンス管理サーバ,コンピュータプログラム,およびライセンス管理方法のうちライセンス管理サーバは,ライセンスの移行要求を受付けると,ユーザ識別情報と一対一に対応する移行前端末識別情報の削除し,ユーザ識別情報に関連付けて管理されるライセンス情報のステータス情報を,ライセンス発行済からライセンス再発行に更新し,その後移行後端末識別情報が新規に生成され,移行後端末識別情報とステータス情報がユーザ識別情報を介して関連付けられ,さらにライセンス再発行の要求されると,再発行の認証し,さらにライセンス管理サーバは,そのライセンス情報が有効期間内に限り,ライセンス移行することを特徴する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,ライセンス情報を管理することが可能なライセンス管理サーバ,コンピュータプログラム,およびライセンス情報管理方法に関する。
昨今,ソフトウェア,映画データ,または音楽データなどの各種コンテンツデータは,DVD又はCD等の記憶媒体(メディア)を介して,あるいはインターネット等のネットワークを介して流通している。
上記コンテンツデータがネットワークを介して流通する場合,コンテンツデータの再生等の処理を有効期限まで許可するライセンスをユーザ側に付与するコンテンツ配信サービスが存在する。
ユーザは,所望のコンテンツデータを選択し,ネットワークを介してコンテンツデータをダウンロードすると,上記コンテンツデータに付与されたライセンスの有効期間内であれば,コンテンツデータを再生したりすることができる。
また,コンテンツデータを流通させる場合,不正コピーを未然に防止するため,ユーザごと,またはユーザが使用する端末装置ごとにライセンス付与されたコンテンツデータのライセンス情報について管理する必要がある。
特開2001−256355号公報
しかしながら,ライセンス情報が付与された端末装置についてのみコンテンツデータを再生等することが可能なため,コンテンツデータに係るライセンスが有効期間内であっても,致命的な故障などによる端末装置の交換や,ダウンロード等するためのアプリケーションの致命的なバグによる起動不良等,特段の事情のある場合でも,他の端末装置でコンテンツデータを再生等の処理を行うことができなかった。
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,コンテンツデータに係るライセンス情報を効率的に移行又は管理することが可能な,新規かつ改良されたライセンス管理サーバ,コンピュータプログラム,およびライセンス管理方法を提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,1又は2以上のコンテンツデータに係るライセンス情報を各端末ごとに管理するライセンス管理サーバが提供される。上記ライセンス管理サーバは,ネットワークを介して移行前端末からライセンス情報の移行要求を受け付けると,ユーザを識別するユーザ識別情報と一対一に対応する移行前端末を識別する移行前端末識別情報を削除することで,該ユーザ識別情報と該移行前端末識別情報との関連付けを解除する解除部と;ユーザ識別情報に関連付けて管理するライセンス情報の状態を示すステータス情報を,各ライセンス情報についてライセンス発行済の状態からライセンス再発行の状態に更新する更新部と;ユーザ識別情報が同一の下,移行前端末からライセンス移行する移行後端末を識別する移行後端末識別情報が新規に生成し,該新規に生成された移行後端末識別情報とステータス情報とをユーザ識別情報を介して関連付ける関連付け部と;さらに移行後端末からライセンス再発行の要求を受け付けると,再発行が要求されたライセンス情報の状態がライセンス再発行であることを認証するライセンス再発行認証部とを備え,ライセンス管理サーバは,ライセンス再発行の状態を認証後,そのライセンス情報が有効期間内に限り,そのままライセンス情報を再発行することで移行前端末から移行後端末にライセンス移行することを特徴としている。
本発明によれば,ライセンス管理サーバは,コンテンツデータに付与されるライセンス情報を各端末の端末識別情報ごとに管理している。上記各端末のライセンス情報は,端末を操作するユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けられるステータス情報に各コンテンツデータに係るライセンス情報の付与状況等が示されることで,各端末のライセンス情報は管理されている。ライセンス情報が管理された上で,移行前端末と移行後端末間のライセンス移行において,移行前の端末識別情報(移行前端末識別情報)を削除し,移行後の端末識別情報(移行後端末識別情報)を新規に生成し,その移行後端末識別情報とユーザ識別情報とを関連付けることによって,移行後端末とステータス情報とが関連付けられ,有効期間内であるものだけが移行後端末にライセンス移行することができる。かかる構成によって,ライセンス情報の権利内容を保持した上で,ライセンス移行することができ,さらにライセンス情報を移行する際にもそのまま端末識別情報も移行せず,新規に端末識別情報を割当てることで,ライセンス情報が付与されていない端末によるコンテンツデータの不正処理を未然に防止することができる。なお,ライセンス情報は,例えばコンテンツデータを再生,複製,または削除等の処理のうち少なくとも一つを実行する権利であることを示す情報である。上記ライセンス情報が端末に付与されると上記コンテンツデータを処理することができる。
ステータス情報は,ライセンス発行ステータス情報,課金ステータス情報,または有効期間ステータス情報のうち少なくとも一つを含み,ライセンス発行ステータス情報がライセンス未発行の状態を示し,課金ステータス情報が課金済の状態を示し,さらに有効期間ステータス情報が有効期間内の状態を示す場合,上記ライセンス情報のステータスは,ライセンス再発行の状態であると判断され,ライセンス情報は,課金されず再発行されるように構成してもよい。かかる構成により,ライセンス移行前に予め課金したものについては,再度課金せずにライセンス情報をそのまま効率的に発行することができる。
移行前端末と移行後端末とは,移行前後によらず同一の端末であるように構成することができる。かかる構成により,ハードウェアのパーツ(ストレージ装置等)を新しいものに交換する場合や,ハードウェアは同じものであるがコンテンツデータ等を処理するアプリケーションに致命的なバグが存在するためデータを初期化し再インストールする等の場合は,ライセンス情報を同じ端末内で効率的にライセンス移行することができる。
移行前端末と移行後端末とは,移行前後で相違する端末であるように構成してもよい。かかる構成により,ハードウェアを古いものから新しいものに交換する場合等,ライセンス情報を異なる端末間でライセンス移行することができる。
再発行されたライセンス情報に係るステータス情報の有効期間情報には,移行後端末によるライセンス再発行の要求時を有効期間の開始時として求められた有効期間が設定されるように構成してもよい。かかる構成により,ライセンス情報の有効期間を移行により適宜更新することができる。
有効期間ステータス情報に,有効期間内であるか否かを問わず強制的に有効期間外が設定されるように構成してもよい。かかる構成により,コンテンツデータを配信する側の提供者等の判断によってコンテンツデータの配信および再生等の処理を中止する場合,全てのライセンス情報について漏れなく無効とすることができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして,1又は2以上のコンテンツデータに係るライセンス情報を各端末ごとに管理するライセンス管理サーバとして機能させるコンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは,ネットワークを介して移行前端末からライセンス情報の移行要求を受け付けると,ユーザを識別するユーザ識別情報と一対一に対応する移行前端末を識別する移行前端末識別情報を削除することで,該ユーザ識別情報と該移行前端末識別情報との関連付けを解除する解除手段と;ユーザ識別情報に関連付けて管理するライセンス情報の状態を示すステータス情報を,各ライセンス情報についてライセンス発行済の状態からライセンス再発行の状態に更新する更新手段と;ユーザ識別情報が同一の下,移行前端末からライセンス移行する移行後端末を識別する移行後端末識別情報が新規に生成され,該新規に生成された移行後端末識別情報とステータス情報とをユーザ識別情報を介して関連付ける関連付け手段と;さらに移行後端末からライセンス再発行の要求を受け付けると,再発行が要求されたライセンス情報の状態がライセンス再発行であることを認証するライセンス再発行認証手段とを備え,ライセンス管理サーバに,ライセンス再発行の状態を認証させた後,そのライセンス情報が有効期間内に限り,そのままライセンス情報を再発行させることで移行前端末から移行後端末にライセンス移行させることを特徴としている。
また,上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,1又は2以上のコンテンツデータに係るライセンス情報を各端末ごとに管理するライセンス情報管理方法が提供される。上記ライセンス情報管理方法は,ネットワークを介して移行前端末からライセンス情報の移行要求を受け付けると,ユーザを識別するユーザ識別情報と一対一に対応する移行前端末を識別する移行前端末識別情報を削除することで,該ユーザ識別情報と該移行前端末識別情報との関連付けを解除し;ユーザ識別情報に関連付けて管理されるライセンス情報の状態を示すステータス情報を,各ライセンス情報についてライセンス発行済の状態からライセンス再発行の状態に更新し;ユーザ識別情報が同一の下,移行前端末からライセンス移行する移行後端末を識別する移行後端末識別情報を新規に生成し,該新規に生成された移行後端末識別情報と前記ステータス情報とを前記ユーザ識別情報を介して関連付け,さらに移行後端末からライセンス再発行の要求を受け付けると,再発行が要求されたライセンス情報の状態がライセンス再発行であることを認証することを含み,ライセンス情報管理方法は,ライセンス再発行の状態を認証後,そのライセンス情報が有効期間内に限り,そのままライセンス情報を再発行することで移行前端末から移行後端末にライセンス移行することを特徴としている。
以上説明したように,本発明によれば,ライセンス内容を保持しつつ,ライセンスが有効期間内の場合,コンテンツデータに係るライセンス情報を効率的に,同一端末装置内または他の端末装置に移行することができる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(コンテンツ配信システム100について)
まず,図1に基づいて,第1の実施の形態にかかる時刻設定システムの全体構成について説明する。なお,図1は,第1の実施の形態にかかるコンテンツ配信システム100の全体構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように,第1の実施の形態にかかるコンテンツ配信システム100は,例えば,複数の端末装置101a,101b,…,101n(以下,「端末装置101」と総称する場合もある。)と,メタデータ管理サーバ300,コンテンツ管理サーバ400,ライセンス認証サーバ600と,課金サーバ700と,これら装置を相互に接続するネットワーク103とから少なくとも構成される。なお,上記メタデータ管理サーバ300,コンテンツ管理サーバ400,ライセンス認証サーバ600と,課金サーバ700とを,ライセンス情報を管理するライセンス管理サーバと総称することができる。
なお,図1に示すように,コンテンツ配信システム100は,メタデータ管理サーバ300,コンテンツ管理サーバ400,ライセンス認証サーバ600,および課金サーバ700の各サーバは,単体からなる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されない。例えば,事業体ごとにライセンス認証サーバ600またはコンテンツ管理サーバ400を複数台備える場合等でも実施可能である。
図1に示すコンテンツ配信システム100では,ユーザが使用する端末装置101に対し,例えば音楽,映画,またはスポーツ等の様々なカテゴリからなるコンテンツデータのカタログ情報またはポータル情報等に相当するメタデータを配信する。なお,第1の実施の形態にかかるコンテンツデータは,動画像データ,静止画像データ,音源データ,またはテキストデータのうち少なくとも一つから構成される。
さらに,コンテンツ配信システム100では,端末装置101に配信されたメタデータを端末装置101の表示画面に表示し,ユーザが所望のコンテンツデータを選択したのを端末装置101が受付けると,上記コンテンツデータを当該端末装置101に配信することができる。
かかる構成により,ユーザ側に属する端末装置101には,まず始めにコンテンツデータを配信する必要はなく,コンテンツデータの内容を紹介するためのメタデータを送信することで,データ配信の効率化が図れる。なお,上記メタデータについては後述する。
端末装置101は,内蔵されたハードディスクドライブなどに相当するストレージ装置に対して,映像又は音声等のコンテンツデータを記録/再生することが可能な各種の記録再生装置または再生専用装置等である。より具体的には,端末装置101は,例えば,パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置(ノート型,デスクトップ型を問わない。),PDA(Personal Digital Assistant),携帯型映像プレーヤ/レコーダ,ICレコーダ等の携帯型音声プレーヤ/レコーダ,デジタルカメラ若しくはビデオレコーダ等の撮像装置,家庭用ゲーム機,VTR,CD若しくはDVDレコーダ/プレーヤ,ラジオ装置,携帯電話,PHS,TV(TeleVison),情報家電などで構成できる。
上記端末装置101は,所定時間毎にポーリングすることで受信したメタデータに基づき多種多様なコンテンツデータをダウンロードすることができる。ダウンロードされたコンテンツデータには,そのコンテンツデータを再生/記録等することが可能な権限(以下,単にライセンスと総称する場合もある。)が存在し,コンテンツデータごとにライセンスの有無が管理される。そのライセンスを管理するための情報がライセンス情報とである。なお,上記ライセンス等については後程詳述する。
また,第1の実施の形態にかかる端末装置101は,所定時間毎にポーリング部187により,メタデータ管理サーバ300にポーリングする場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。例えば,ユーザが入力部106を操作し,端末装置101からメタデータ管理サーバ300にアクセスする場合であってもよい。
なお,本明細書においてアクセスとは,例えば,システムの利用,端末装置100からサーバへの接続,サーバから端末装置100への接続,サーバからサーバへの接続,ファイルの参照,ファイルの保存,ファイルの削除,またはファイルの変更など,情報を処理する情報処理を総称していう。
また,端末装置101は,コンテンツデータのダウンロード元となるコンテンツ管理サーバ400から配信されたコンテンツデータを,内蔵するストレージ装置や,CD,CD−ROM,DVD,またはBlu−RayDiscなどに相当する記録媒体などの記録手段に記録することができる。
コンテンツ管理サーバ400は,上述の通り多種多様なコンテンツデータを配信するサービスのコンテンツ配信サービスに用いられるサーバ装置であり,サーバ機能を備えたコンピュータ装置などで構成される。このコンテンツ管理サーバ400は,クライアントである上記端末装置101に対し,ネットワーク103を介してコンテンツデータを配信することができる。コンテンツ管理サーバ400は,例えば,音楽コンテンツを配信する場合には,例えば,コンテンツデータをMP3(MPEG Audio Layer−3)方式や,ATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding3)等で圧縮して配信することができる。
コンテンツ管理サーバ400は,コンテンツデータと共に,そのコンテンツデータのライセンス情報を記憶管理している。端末装置101は単にコンテンツデータをダウンロードしただけでは再生できず,そのコンテンツのライセンス情報をコンテンツ管理サーバ400から受信する必要がある。
メタデータ管理サーバ300は,端末装置101等のクライアントからのポーリングに応じて,メタデータを配信する。また,メタデータ管理サーバ300は,ユーザが獲得したコンテンツのライセンスに関連する情報が含まれたユーザ情報を記憶する。なお,端末装置101に送信するメタデータは,端末装置101に保存されたメタデータから更新された差分の部分のメタデータだけを送信する場合でもよく,生成されたメタデータのファイル全てを送信する場合でも実施可能である。
ネットワーク103は,典型的にはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)またはFTTH(Fiber To The Home)などそれに類する方法で接続するインターネットなどの公衆回線網であるが,WAN,LAN,IP−VPNなどの閉鎖回線網も含む。また接続媒体は,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などによる光ファイバケーブル,Ethernetによる同軸ケーブル又はツイストペアケーブル,もしくはIEEE802.11bなどによる無線など,有線無線を問わず,衛星通信網なども含む。
ライセンス認証サーバ600は,各コンテンツデータに対して付与されるライセンスが正当なものであるか否かを認証する。また,ライセンス認証サーバ600は,端末装置101を識別する端末識別情報を生成し,格納する。なお,本実施の形態に係る端末識別情報は,例えば,端末装置101のIDとする識別番号などである。
課金サーバ700は,例えば,端末装置101にダウンロードされたコンテンツデータを再生し,ユーザが視聴することに対して課金処理する。課金サーバ700によって課金処理が実行されることで,その課金されたコンテンツデータにライセンスが付与されることとなる。上記課金処理の課金単位は,例えば,コンテンツデータ1件について所定額だけ一括課金する場合,コンテンツデータ1件について所定時間ごとに従量的に課金する場合などを例示することができる。なお,第1の実施の形態にかかる課金は,コンテンツデータの再生に対する課金に限られず,例えば,コンテンツデータの複製についても課金する場合でも良い。また,第1の実施の形態にかかるライセンスが付与されるタイミングは,実際に課金完了した段階で付与する場合でもよく,例えば,未課金ながらも課金処理の予約が行われた段階でライセンスを付与する場合でもよい。
以上のような構成のコンテンツ配信システム100では,配信されたメタデータに基づきユーザは,所望とするコンテンツを選び,端末装置101はコンテンツがユーザにより選択されるのを受付けると,課金サーバ700は,ライセンスを付与するため課金をし,さらに端末装置101は,コンテンツ管理サーバ400から当該コンテンツデータをダウンロードすると,端末装置101でコンテンツを再生することができる。
次に,図2を参照しながら,第1の実施形態にかかる端末装置101の構成について詳細に説明する。なお,図2は,第1の実施の形態にかかる端末装置101の構成を概略的に示すブロック図である。
図2に示すように,端末装置101は,例えば,CPU102と,メモリ104と,入力部106と,表示部108と,通信部110と,記録媒体用リーダライタ112と,ストレージ装置114と,コンテンツ再生部180と,コンテンツ配信要求部185と,ポーリング部187と,リボケーション処理部189とを備える。
CPU102は,演算処理装置および制御装置として機能し,端末装置101内の各部の処理を制御することができる。
メモリ104は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU102の処理に関する各種データ,コンテンツデータを再生するためのソフトウェアプログラム等を一時的に記憶する機能を有する。
入力部106は,例えば,マウス,キーボード,タッチパネル,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成してCPU102に出力する入力制御回路などから構成されている。端末装置101のユーザは,この入力部106を操作することにより,端末装置101に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
表示部108は,例えば,CRTディスプレイ装置,液晶ディスプレイ(LCD)装置,ランプ等の表示装置や,スピーカ等の音声出力装置などで構成される。この表示部108は,コンテンツ再生部180によって再生されたコンテンツデータを出力することができる。具体的には,表示装置は再生された映像データや,電子図書,ゲーム,各種ソフトウェアのGUI画面等を表示する。一方,音声出力装置は,再生された音声データを発音することができる。なお,端末装置101が取り扱うコンテンツデータが,音声データのみである場合には表示装置は不要であり,一方,映像データのみである場合には音声出力装置は不要である。
通信部110は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。この通信部110は,ネット上のメタデータ管理サーバ300,コンテンツ管理サーバ400等との間で,ネットワーク103を介して,コンテンツデータ,再生許可IDリストL,制御信号などの各種データを送受信することができる。
ストレージ装置114は,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラム,コンテンツデータなどの各種データを格納することができる。
ストレージ装置114は,少なくともユーザ情報を格納している。このユーザ情報は,端末装置101を使用する1ユーザに対して1つ生成される。またユーザ情報には,例えばユーザを識別するユーザ識別情報(ユーザID)や,ユーザが使用する端末装置101を識別する端末識別情報(端末装置ID)等の識別情報のほかに,端末装置101にダウンロードしたコンテンツデータに対してライセンス付与等の状況を示すステータス情報等も含まれている。
またユーザIDと端末識別情報とは一対一に関連付けられて管理される。あるユーザIDを特定すれば,端末識別情報も一意に定まる。端末装置101のストレージ装置114にも端末識別情報が記憶されるが,ユーザはその端末識別情報を他の端末識別情報に変更または改竄することができない。端末装置101と端末識別情報とも一対一である。なお後述するが,ユーザが新しい端末装置101等に交換する場合,端末識別情報も新しく登録する必要がある。ユーザ側はコンテンツ配信システム100を利用する際には,上記ユーザIDを使用し,特に端末識別情報は使用せず,意識する必要はない。端末識別情報は端末装置101とライセンス認証サーバ600の内部で管理される情報である。
コンテンツ再生部180は,例えば,コンテンツ再生機能を有する再生装置,あるいは端末装置101にインストールされたコンテンツ再生用ソフトウェアなどによって構成されており,各種のコンテンツデータを再生することができる。このコンテンツ再生部180によって再生されたコンテンツデータは,上記表示部108から出力される。
また,コンテンツ再生部180は,コンテンツデータを再生する前に,上記ストレージ装置114に記憶されたユーザ情報のうちのステータス情報に,当該コンテンツデータに対してライセンスが付与されていることを確認してからコンテンツデータを再生する。
コンテンツ配信要求部185は,メタデータに含まれるガイド情報(リスト情報)のうち,ユーザが所望とするコンテンツデータが入力部106を介して選択するのを受付けると,コンテンツの配信を要求するためのコンテンツ配信要求情報を生成する。上記コンテンツ配信要求情報は,通信部110を介して送信される。
ポーリング部187は,所定時間の間隔でポーリング処理し,メタデータ管理サーバ300に対し,メタデータを要求する。メタデータを要求するためのメタデータ要求情報は,通信部110を介してメタデータ管理サーバ300に送信される。
(メタデータ管理サーバ300について)
次に,図3を参照しながら,第1の実施形態にかかるメタデータ管理サーバ300について詳細に説明する。なお,図3は,第1の実施形態にかかるメタデータ管理サーバ300の構成を概略的に示すブロック図である。
図3に示すように,メタデータ管理サーバ300は,例えば,CPU202と,メモリ204と,入力部206と,表示部208と,通信部210と,ストレージ装置214と,メタデータ配信部220と,ユーザ情報更新部(又は更新部)222とを備える。
CPU202は,演算処理装置および制御装置として機能し,メタデータ管理サーバ300内の各部の処理を制御することができる。また,メモリ204は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU202の処理に関する各種データ,CPU202の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。
通信部210は,例えば,通信回線,通信回路,通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。この通信部210は,端末装置101等の外部機器との間で,ネットワーク103を介して,ポーリングによる端末装置101からのメタデータの要求情報の受信や,メタデータの送信等することができる。
ストレージ装置214は,例えば,ハードディスクドライブ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラムなどの各種データを格納することができる。また,このストレージ装置214は,例えば,ユーザ情報データベース(ユーザ情報DB)218,メタデータ・データベース(メタデータDB)216を格納している。
ユーザ情報データベース218は,各端末装置101に付与される端末識別情報と対応するユーザIDごとにユーザ情報を格納する。ユーザ情報は,上記ユーザIDをキーに呼び出すことができるが,かかる例に限定されず,例えばユーザ情報は端末識別情報ごとに格納されても良い。またメタデータDB216には,端末装置101に配信するためのメタデータが複数格納されている。なお,メタデータDB216に格納されたメタデータは,例えば日時,曜日,またはファイル名等のうち少なくとも一つをキーとして呼び出される。
メタデータ配信部220は,ポーリングした端末装置101に対し,例えば無料でメタデータを配信するメタデータ配信サービスを実行するための構成要素である。このメタデータ配信部220は,例えば,メタデータ管理サーバ300にインストールされたメタデータ配信用ソフトウェア,またはメタデータ管理サーバ300に内蔵されるハードウェアなどによって構成されている。
ユーザ情報更新部222は,例えば,ライセンス認証サーバ600からの要求に応じてユーザ情報DBに格納されたユーザ情報のうちステータス情報等を更新する。
(ライセンス認証サーバ600について)
次に,図4を参照しながら,第1の実施形態にかかるライセンス認証サーバ600について詳細に説明する。なお,図4は,第1の実施形態にかかるライセンス認証サーバ600の構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように,ライセンス認証サーバ600は,例えば,CPU302と,メモリ304と,入力部306と,表示部308と,通信部310と,ストレージ装置314と,ライセンス認証部316と,端末識別情報生成部318とを備える。
CPU302は,演算処理装置および制御装置として機能し,ライセンス認証サーバ600内の各部の処理を制御することができる。また,メモリ304は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU302の処理に関する各種データ,CPU302の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。なお,入力部306,表示部308,通信部310,またはストレージ装置314については,上述したのとほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
ライセンス認証部316は,端末装置101からの問合せにより,ライセンス付与可能な端末装置101であるか否かを認証する。認証された場合,課金処理等を行うことで,コンテンツデータを再生するライセンスが付与される。
また,端末識別情報生成/解除部(解除部,関連付け部)318は,端末装置101からの要求により,端末識別情報を生成又は解除する。生成された端末識別情報は,ストレージ装置314に端末識別情報データベース(図示せず。)に格納される。端末識別情報は,ユーザ識別情報とひも付けられている。そのため,端末識別情報をキーにしてユーザ情報(又はステータス情報)を読み出すことができる。また,端末識別情報生成/解除部318は,生成した端末識別情報をユーザIDとを関連付けることで,端末識別情報をユーザIDを介してユーザ情報と関連付けることができる。
端末識別情報生成/解除部318による端末識別情報の解除は,移行前の端末装置101に付与された端末識別情報(移行前端末識別情報)を削除することで,その移行前端末識別情報に対応するユーザID(ユーザ識別情報)との関連付けを解除することである。なお,ライセンス移行については後程詳述する。
(コンテンツ管理サーバ400について)
次に,図5を参照しながら,第1の実施形態にかかるコンテンツ管理サーバ400について詳細に説明する。なお,図5は,第1の実施形態にかかるコンテンツ管理サーバ400の構成を概略的に示すブロック図である。
図5に示すように,コンテンツ管理サーバ400は,例えば,CPU402と,メモリ404と,入力部406と,表示部408と,通信部410と,ストレージ装置414とを備える。
CPU402は,演算処理装置および制御装置として機能し,コンテンツ管理サーバ400内の各部の処理を制御することができる。また,メモリ404は,例えば,RAM,ROM,キャッシュメモリなどで構成されており,CPU402の処理に関する各種データ,CPU402の動作プログラム等を一時的に記憶する機能を有する。なお,コンテンツ管理サーバ400に備わるその他の入力部406,表示部408,または通信部410については,上述したのとほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
ストレージ装置114は,例えば,ハードディスクドライブ,フラッシュメモリ等で構成されたデータ格納用の装置であり,プログラム,コンテンツデータなどの各種データを格納することができる。
ストレージ装置114には,少なくともコンテンツデータベース(コンテンツDB)416と,ライセンスデータベース(ライセンスDB)418とが格納されている。
上記コンテンツDB416は,放送番組や,映画等のコンテンツデータが格納されたデータベースである。また上記ライセンスDB418は,コンテンツデータのライセンス情報が格納されている。コンテンツデータとライセンス情報は一対一対応している。
(メタデータのデータ構造について)
次に,図6を参照しながら,第1の実施の形態にかかるメタデータのデータ構造について説明する。なお,図6は,第1の実施の形態にかかるメタデータのデータ構造の概略を示す説明図である。
図6に示すように,メタデータ601のデータ構造は,1又は2以上の階層構造であり,最上位層には「雑誌リスト」と呼ばれるメタデータ603が配置される。そのメタデータ603の階層下には「雑誌」と呼ばれるメタデータ605(605−1,605−2,605−3,…)が配置される。なお,メタデータ603またはメタデータ605は「雑誌リスト」,「雑誌」以外にもいかなる名前が付けられても良い。
さらに上記「雑誌」と呼ばれるメタデータ605の階層下には「プログラム」と呼ばれるメタデータ607(607−1,607−2,607−3,…)が配置される。そのメタデータ607の階層下には「アイテム」と呼ばれるメタデータ609(609−1,609−2,…)が配置される。なお,メタデータ607またはメタデータ609は「プログラム」,「アイテム」以外にもいかなる名前が付けられても良い。
上記「アイテム」と呼ばれるメタデータ609は,例えば,スポーツ番組等の本編映像であるコンテンツデータと関連付けられ,端末装置101は上記メタデータ609をアクセスすると,そのメタデータ609が指し示すコンテンツデータ611にアクセスすることができる。
また,メタデータ609に関連付けられるリンク情報は,例えばコンテンツデータ611以外に,コンテンツの内容などを詳しく紹介するコンテンツ詳細情報等にリンクするための情報である。
上記「プログラム」と呼ばれるメタデータ607の階層下には,コンテンツデータと対応付けられたメタデータ609が1又は2以上存在するため,メタデータ607は,いわゆるメタデータ609(又はコンテンツデータ)のグループメタデータ等といえる。
また,上記「アイテム」と呼ばれるメタデータ609は,サーバ上に存在したコンテンツデータがダウンロードによって,端末装置101のストレージ装置114に記憶された場合,上記ダウンロードに連動してメタデータ609もダウンロード後のコンテンツデータと関連付けられるよう更新されても良い。
次に,図7を参照しながら,第1の実施の形態にかかるステータス情報について説明する。なお,図7は,第1の実施の形態にかかるステータス情報のデータ構造の概略を示す説明図である。
上記説明の通り,ステータス情報は,ユーザ情報に含まれるデータである。また,ユーザ情報は,各端末装置101のストレージ装置114とメタデータ管理サーバのストレージ装置214のユーザ情報DBに格納されている。
図7に示すように,ステータス情報は,ダウンロード状況を示す「ダウンロードステータス」と,「ライセンス発行ステータス」と,「ライセンス有効開始時」と,「ライセンス有効終了時」と,「課金ステータス」とから少なくとも構成されるが,かかる例に限定されない。なお,上記「ライセンス有効開始時」と「ライセンス有効終了時」によって有効期間のステータスを示すことができる。
「ダウンロードステータス」には,“0”〜“3”の設定値(フラグ値)が存在し,上記フラグ値は,端末装置101のコンテンツ配信要求部185又はコンテンツ再生部180によって更新される。例えば,コンテンツデータが端末装置101にダウンロードされると,フラグ値は“0”から“3”に更新される。
なお,ステータス情報はメタデータ管理サーバ300等のサーバ又は端末装置101によって,アクセス権限が異なる。アクセス権限は,図7に示すように,“C”はテーブル作成を示し,“R”は読み取りを示し,“U”は更新を示し,“D”は削除を示し,“○”は,その“○”が表示された箇所に該当する処理が可能であることを示している。
“ライセンス有効開始時”は,コンテンツデータを再生可能とするライセンスが有効となった起算点を示し,“ライセンス有効終了時”は,その有効なライセンスが終了する終了点を示している。したがって,“ライセンス有効開始時”と“ライセンス有効終了時”からライセンスが有効な期間が分かる。なお,上記双方とも年月日時等を示す日時情報から成る場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。
“課金ステータス”は,ライセンス取得する際に行われる課金処理が実行された年月日時が設定される。なお,かかる例に限定されず,例えば,課金処理が行われる予定の年月日時等を示す日時情報が設定される場合でもよい。
(端末識別情報の登録処理)
次に,図8を参照しながら,第1の実施の形態にかかる端末識別情報の登録処理について説明する。図8は,第1の実施の形態にかかる端末識別情報の登録処理の概略を示すシーケンス図である。
第1の実施の形態にかかるコンテンツ配信システム100において,ユーザがサービスを利用するためには,まず各ユーザにユーザID(利用者識別情報)と,パスワードとを登録する必要がある。上記ユーザIDとパスワードとが利用者の認証情報となる。その認証情報は,例えば,メタデータ管理サーバ300のユーザ情報DB218に格納される。
次に,ユーザが利用する端末装置101について端末識別情報を登録する必要がある。登録した端末識別情報は,例えば,メタデータ管理サーバ300のユーザ情報DB218と端末装置101のユーザ情報の双方に記憶される。つまり,ユーザIDと端末識別情報とは一対一対応しており,端末装置101のストレージ装置114に端末識別情報が記録されると他の端末装置101に複製(コピー)できないため,同一の端末識別情報を持つ複数台の端末装置101による不正処理を防止する。
なお,第1の実施の形態にかかる端末識別情報は,端末装置101とメタデータ管理サーバ300の双方に記憶される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メタデータ管理サーバ300のみに端末識別情報が記憶される場合であっても実施可能である。
図8に示すように,端末識別情報の登録処理は,まず端末装置101の表示部108の画面上にコンテンツ配信システム100を利用するためのログイン画面が表示された状態で,ユーザがユーザIDとパスワードとを入力部106を操作することで入力する。
端末装置101のCPU102は,ユーザにより入力部106から入力されたユーザIDとパスワードからなる認証情報を受け付けると(S801),通信部110は,上記認証情報をネットワーク103を介してライセンス認証サーバ600に送信する(S803)。
ライセンス認証サーバ600は上記認証情報を受信すると,ライセンス認証サーバ600に備わるCPU302は,端末装置101から送信された認証情報の正当性を確認するため,メタデータ管理サーバ300に認証要求する(S805)。
上記認証要求(S805)は,例えば,ライセンス認証サーバ600の通信部310によって,端末装置101から送信された認証情報を送信することで行われるが,かかる例に限定されない。
次に,メタデータ管理サーバ300が認証情報を受信すると,例えば,ユーザ情報DB218に格納されたユーザ情報の認証情報のうち,上記受信した認証情報と一致する認証情報が存在するか否かを確認することで,ユーザ認証する(S807)。
ユーザ認証の結果として,認証結果情報を通信部210からネットワーク103を介して端末装置101に送信する(S809)。認証した結果,正当な認証情報の場合,端末装置101は,さらに端末識別情報を要求するため,例えば端末識別情報要求情報をネットワーク103を介して,ライセンス認証サーバ600に送信する(S811)。
ライセンス認証サーバ600は,端末装置101から例えば端末識別情報要求情報を受信すると,CPU302などによって端末識別情報を生成する(S813)。端末識別情報は例えば,1又は2以上の英数字からなるID番号などを例示することができる。
上記端末識別情報が生成されると(S813),ライセンス認証サーバ600の通信部310は,メタデータ管理サーバ300に送信する(S815)。なお,端末識別情報とともに認証情報が送信されてもよい。
メタデータ管理サーバ300は,端末識別情報を受信すると,ユーザ情報DBの認証情報に該当するユーザ情報に端末識別情報を記述し,記憶する(S817)。
メタデータ管理サーバ300は端末識別情報を格納すると(S817),書込みが完了した旨の通知をライセンス認証サーバ600に通知する(S819)。なお,この通知の際に書き込み完了した端末識別情報が含まれていてもよい。
次に,ライセンス認証サーバ600は,書き込み完了通知が行われると(S819),端末装置101に結果情報(端末識別情報生成結果情報)を送信する(S821)。なお,例えば,この結果情報に端末識別情報が含まれ,端末装置101は,その端末識別情報をストレージ装置114のユーザ情報に書き込んでも良い。以上で,第1の実施の形態にかかる端末識別情報の登録処理の一連の動作が終了する。
(ライセンス移行処理)
次に,図9,図10を参照しながら,第1の実施の形態にかかるライセンス移行処理について説明する。なお,図9,図10は,第1の実施の形態にかかるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。
ライセンス移行とは,例えばユーザが課金によって購入したコンテンツデータに対するライセンス(又はライセンス情報)を同一又は他の端末装置101に移行することをいう。コンテンツ配信システム100では不正コピー等を防止するため端末識別情報は1つの端末装置101にしか付与しないことでコンテンツデータのライセンス管理を行っている。したがって,特に,コンテンツ配信システムを利用するためのアプリケーション(ソフトウェアプログラム)の致命的なバグ,端末装置101の不慮の故障などの場合,今まで使用していた端末識別情報を一旦削除し,上記アプリケーションを再インストールする必要がある。
図9に示すように,まず,端末装置101の表示部108の画面上にコンテンツ配信システム100を利用するためのメニュー画面(図示せず。)が表示された状態で,ユーザがライセンス移行するためのメニュー(ライセンス移行メニュー)を入力部106を操作することで選択する。
端末装置101のCPU102は,ユーザにより入力部106から選択されたライセンス移行メニューを受け付けると,通信部110は,ネットワーク103を介して,ライセンス認証サーバ600にライセンス移行要求情報を送信し,移行要求する(S901)。
なお,第1の実施の形態にかかるライセンス移行要求情報には,移行要求情報であることを示すヘッダ情報,端末識別情報が含まれる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されない。例えば,端末識別情報が含まれない場合でも実施可能である。この場合,ライセンス認証サーバ600側でユーザID等をもとに端末識別情報を検索する。
次に,ライセンス認証サーバ600が端末装置101からライセンス移行要求されると,移行要求元の端末装置101の端末識別情報を検索し,該当する端末識別情報を削除する(S903)。したがって,移行前の端末識別情報(移行前端末識別情報)とユーザ識別情報との関連付けは解除され,これ以降,その端末識別情報によるライセンス行使又は付与は無効となる。
端末識別情報の削除後(S903),ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300に対し,ユーザ情報を更新するようユーザ情報更新要求をする(S905)。なお,ユーザ情報更新要求は,ユーザ情報更新要求情報を送信することによって行われ,上記ユーザ情報更新要求情報には,少なくともユーザ情報更新要求であることを示すヘッダ情報,ユーザID等が含まれる。
メタデータ管理サーバ300は,ライセンス認証サーバ600からユーザ情報更新要求されると(S905),削除した端末識別情報のユーザIDに該当するユーザ情報を更新する(S907)。
上記ユーザ情報の更新は,ユーザ情報のうち上記説明したステータス情報を更新する。メタデータ管理サーバ300に備わるユーザ情報更新部222は,図7に示すステータス情報のうち“ライセンス発行ステータス”のフラグ値を“1”(発行済み)から“0”(未発行)に更新する。
上記ライセンス発行ステータスの更新によって,課金ステータスは課金日時が設定されていることから,課金処理を行ったにもかかわらずライセンスが未だ発行されていない状態を仮想的に作り出すことが出来る。この状態を作り出すことが,ライセンス移行を効率的に行うことにつながる。
なお,第1の実施の形態にかかるステータス情報の更新は,コンテンツデータに対するライセンスが既に発行済みの場合に限り,未発行に更新するのであって,例えば,コンテンツデータをダウンロードしたが,未だ課金せずライセンスが発行されていないものについては更新処理は行われない。
ユーザ情報更新処理(S907)が行われると,メタデータ管理サーバ300は,更新結果通知をライセンス認証サーバ600に通知する(S909)。
つぎに,ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300からユーザ情報の更新処理が完了した旨の通知があると(S909),端末装置101に結果通知を行う(S911)。
端末装置101は,ライセンス認証サーバ600から結果通知があると(S911),ストレージ装置114に格納されたユーザ情報のうち,自分の端末識別情報を削除する(S913)。
次に,ユーザからの指示を受け付け,端末装置101は,移行処理を行う(S915)。なお,自端末内で行う移行処理(S915)は,例えば,既にインストールされたコンテンツ配信システム100用のアプリケーションをアンインストールし,新しいバージョン等のアプリケーションを再インストールする処理をいう。また必要に応じてストレージ装置114の交換や,初期化処理等も実行される。
さらに,上記移行処理(S915)に含まれる処理として,再度ユーザIDとパスワードを用いて,移行後の端末識別情報(移行後端末識別情報)を登録する処理を例示することができる。上記説明の通り,移行後の端末装置101からライセンス認証サーバ600にアクセスすることで,端末識別情報を再度生成し,その端末識別情報はユーザ識別情報と関連付けられる。なお,削除された移行前の端末識別情報と新たに生成された移行後の端末識別情報とは異なるものである。
続いて,図10を参照すると,まず移行後,端末装置101のストレージ装置114に記憶されたコンテンツデータをユーザにより入力部106で選択され,再生の開始を受け付けると(S1001),端末装置101のCPU102は,ストレージ装置114のユーザ情報のうちステータス情報を参照し,ライセンスが発行済みであることを確認する(S1003)。また,端末装置101はメタデータ管理サーバ300に問合せて,ライセンス情報が発行済みであることを確認しても良い。
次に,ライセンス情報が未発行で課金処理済の場合,端末装置101は,ライセンス認証サーバ600についてライセンス再発行を要求する(S1005)。なお,端末装置101側のステータス情報を含むユーザ情報は,メタデータ管理サーバ300のユーザ情報DB218に格納されたユーザ情報と同期がとれているため,ライセンスの再発行であることを判断できる。
ライセンス認証サーバ600は,端末装置101からライセンス再発行の要求があった場合(S1005),まず要求通りライセンスの再発行で正しいことを確認するためメタデータ管理サーバ300にユーザ情報を参照するためユーザ情報要求する(S1007)。
メタデータ管理サーバ300は,ライセンス認証サーバ600からユーザ情報の要求があると(S1007),該当するユーザ情報を検索し,当該ユーザ情報をライセンス認証サーバ600に送信する(S1009)。
ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300からユーザ情報を受信すると,ライセンス認証部316は,そのユーザ情報のステータス情報を参照し,正当なライセンス再発行であることを認証する。
例えば,図7に示すように,ステータス情報のうち“ライセンス発行ステータス”の設定値が“0”で,かつ“課金ステータス”に課金した日時(YYYY(年)MM(月)DD(日)hh(時)mm(分)ss(秒))等が設定され,“ライセンス有効終了時”に設定された日時を過ぎてないことなどを条件とし,上記条件を全て満たす場合,正当なライセンス再発行であると認証する。
認証後,正当なライセンス再発行であると判断すると(S1011),次に,コンテンツ管理サーバ400に対し,再発行用のライセンスを取得するための取得情報を要求する(S1013)。なお,再発行用ライセンス取得情報の要求情報には,少なくとも再発行用ライセンス取得情報の要求情報であることを示すヘッダ情報が含まれている。
次に,コンテンツ管理サーバ400は,上記再発行用ライセンス取得情報の要求情報をライセンス認証サーバ600から受信すると,要求されたコンテンツデータに対する再発行用のライセンス情報を取得するための再発行用ライセンス取得情報を送信する(S1015)。
なお,再発行用ライセンス取得情報には,例えば,ライセンスの再発行であることを示す再発行フラグと,コンテンツデータのライセンスを購入するに際して条件設定される購入条件情報などが含まれる。
次に,ライセンス認証サーバ600は,上記再発行用ライセンス取得情報を受信すると,再発行要求元の端末装置101に当該再発行用ライセンス取得情報を,ネットワーク103を介して送信する(S1017)。
端末装置101は,上記再発行用ライセンス取得情報を受信し,当該再発行用ライセンス取得情報に含まれるライセンスが格納された存在場所(ロケーション)情報を取得し,そのロケーションに存在するライセンス情報をコンテンツ管理サーバ400に要求する(S1019)。
コンテンツ管理サーバ400は,端末装置101から所定の場所に格納されたライセンス情報が要求されると,課金サーバ700に課金処理を済ますよう,まず課金処理の要求をする(S1021)。
課金サーバ700は,コンテンツ管理サーバ400から課金処理を要求されると(S1021),要求されたコンテンツデータのライセンスにおける課金処理が必要であるか否かを判断する(S1023)。なお,上記課金処理の必要/不要の判断においては,例えば,メタデータ管理サーバ300に管理されたユーザ情報や,再発行用ライセンス取得情報に含まれたユーザID等からステータス情報を参照することで,判断される。
課金処理が不要であると判断された場合(S1023),既に課金処理が行われているということで,仮想的にも課金処理が行われたとみなし,正常に課金処理が行われた旨の課金結果をコンテンツ管理サーバ400に送信する(S1025)。
コンテンツ管理サーバ400は,課金サーバ700から正常に終了した旨の課金結果の通知があると,該当するライセンス情報をライセンスDB418から取得し,端末装置101にライセンス情報を送信する(S1027)。
端末装置101は,コンテンツ管理サーバ400からライセンス情報を取得すると,そのライセンス情報に該当するコンテンツデータについてライセンス付与したものと判断し,そのコンテンツデータを再生開始する(S1029)。なお,取得したライセンス情報はストレージ装置114のユーザ情報等に書き込む。また,必要に応じてライセンス情報はハッシュ化又は暗号化されている。
最後に,メタデータ管理サーバ300は,コンテンツ管理サーバ400からの再発行用ライセンス取得情報に含まれる再発行フラグ,購入条件などに基づき,ユーザ情報DB218に格納されたユーザ情報のステータス情報を更新する(S1031)。
上記のステータス情報の更新の場合,例えば,2004年01月03日から2004年06月01日までライセンスの有効期間とすると,ライセンス有効期間中である2004年05月20日にライセンス移行処理を行った場合には,上記ステータス情報の“ライセンス有効開始時”が2004年05月20日に更新される。他にも移行時にライセンス有効期間の延長/短縮があった場合,更新時にライセンス有効期間を変更する場合なども例示できる。
上記ステータス情報の更新により,移行前の端末識別情報が付与された端末装置101から,新規に移行後の端末識別情報が付与された端末装置101にライセンス情報が移行されたことになる。以上で,ライセンス移行処理の一連の動作の説明を終了する。
(異常時におけるライセンス移行)
次に,図11を参照しながら,第1の実施の形態にかかる異常時におけるライセンス移行処理について説明する。図11は,第1の実施の形態にかかる異常時におけるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。なお,図9及び図10に示すライセンス移行処理と図11に示す異常時におけるライセンス移行処理との相違点について詳細に説明する。
図11に示すように,まず,ユーザから例えばカスタマーセンター等にライセンス移行前の端末識別情報の削除を連絡し(S1101),ライセンス認証サーバ600を管理する管理者は,その連絡を受けると,その端末識別情報を削除する(S1103)。なお,端末識別情報を削除する際には,管理者は,ユーザを認証するためユーザ情報に含まれるユーザID,パスワード,ユーザの誕生日等を相手から聞き出し確認などを行ってもよい。また,ユーザから端末識別情報の削除の要求が求められるのは,例えば,コンテンツ配信システム100用のアプリケーションが重大なバグによって再起動不可能な状態に陥った場合など,再びアプリケーションの処理によって端末装置101からライセンス認証サーバ600等にアクセスできない状態を想定することができる。
次に,図11に示すように,管理者は入力部306を操作し,ライセンス認証サーバ600のストレージ装置314の端末識別情報DBに格納された該当する端末識別情報を削除する(S1103)。
移行前の端末識別情報の削除後(S1103),ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300に対し,ユーザ情報を更新するようユーザ情報更新要求をする(S1105)。なお,ユーザ情報更新要求は,ユーザ情報更新要求情報を送信することによって行われ,上記ユーザ情報更新要求情報には,少なくともユーザ情報更新要求であることを示すヘッダ情報,ユーザID等が含まれる。
メタデータ管理サーバ300は,ライセンス認証サーバ600からユーザ情報更新要求されると(S1105),削除した端末識別情報のユーザIDに該当するユーザ情報を更新する(S1107)。
上記ユーザ情報の更新は,ユーザ情報のうち上記説明したステータス情報を更新する。なお,ユーザ情報更新については,上記説明したのと,ほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
ユーザ情報更新処理(S1107)が行われると,メタデータ管理サーバ300は,更新結果通知をライセンス認証サーバ600に通知する(S1109)。
つぎに,ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300からユーザ情報の更新処理が完了した旨の通知があると(S1109),端末装置101に結果通知を行う(S1111)。
端末装置101は,ライセンス認証サーバ600から結果通知があると(S1111),ストレージ装置114に格納されたユーザ情報のうち,自分の端末識別情報を削除する(S1113)。
次に,ユーザからの指示を受け付け,端末装置101は,移行処理を行う(S1115)。なお,自端末内で行う移行処理(S1115)は,例えば,既にインストールされたコンテンツ配信システム100用のアプリケーションをアンインストールし,新しいバージョン等のアプリケーションを再インストールする処理をいう。また,必要に応じて外部接続可能な他のストレージ装置114に,これまで蓄積されていたストレージ装置114内のコンテンツデータを移行する。
さらに,上記移行処理(S1115)に含まれる処理として,上記説明した通り,再度ユーザIDとパスワードを用いて,端末識別情報を登録する処理を例示することができる。上記説明の通り,端末装置101からライセンス認証サーバ600にアクセスすることで,端末識別情報を再度生成し,ユーザ情報に登録する。
なお,図11に示す異常時のライセンス移行の後続処理(S1115〜)については,図10に示すライセンス移行処理とほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
(複数台の端末装置101間のライセンス移行)
次に,図12,図13を参照しながら,第2の実施の形態にかかるライセンス移行処理について説明する。なお,図12,図13は第2の実施の形態にかかるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。
上記説明した図9,図10に示す第1の実施の形態にかかるライセンス移行処理と比較して図12,図13に示す第2の実施の形態にかかるライセンス移行処理は,端末装置101が2台である点で相違する。以下,第1の実施の形態にかかるライセンス移行処理との相違点について詳細に説明する。
なお,図1に示す第1の実施の形態にかかるコンテンツ配信システム100に構成される端末装置101,ネットワーク103,メタデータ管理サーバ300,コンテンツ管理サーバ400,ライセンス認証サーバ600,および課金サーバ700の個々の構成又はその内部の構成は,第2の実施の形態にかかるコンテンツ配信システムにおいても,ほぼ同様である。
図12に示すように,まず,ライセンス移行前とする端末装置101aの表示部108の画面上にコンテンツ配信システム100を利用するためのメニュー画面(図示せず。)が表示された状態で,ユーザがライセンス移行するためのメニュー(ライセンス移行メニュー)を,入力部106を操作することで選択する。
端末装置101aのCPU102は,ユーザにより入力部106から選択されたライセンス移行メニューを受け付けると,通信部110は,ネットワーク103を介して,ライセンス認証サーバ600にライセンス移行要求情報を送信し,移行要求する(S1201)。
次に,ライセンス認証サーバ600が端末装置101aからライセンス移行要求されると,移行要求元の端末装置101aの端末識別情報を検索し,該当する端末識別情報を削除する(S1203)。
ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300に対し,ユーザ情報を更新するようユーザ情報更新要求をする(S1205)。なお,ユーザ情報更新要求は,ユーザ情報更新要求情報を送信することによって行われ,上記ユーザ情報更新要求情報には,少なくともユーザ情報更新要求であることを示すヘッダ情報,ユーザID等が含まれる。
メタデータ管理サーバ300は,ライセンス認証サーバ600からユーザ情報更新要求されると(S1205),削除した端末識別情報のユーザIDに該当するユーザ情報を更新する(S1207)。
ユーザ情報更新処理(S1207)が行われると,メタデータ管理サーバ300は,更新結果通知をライセンス認証サーバ600に通知する(S1209)。
つぎに,ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300からユーザ情報の更新処理が完了した旨の通知があると(S1209),端末装置101aに結果通知を行う(S1211)。
端末装置101aは,ライセンス認証サーバ600から結果通知があると(S1211),ストレージ装置114に格納されたユーザ情報のうち,自分の端末識別情報を削除する(S1213)。
次に,ユーザからの指示を受け付け,移行前の端末装置101aから移行後の端末装置101bに移行処理が行われる(S1215)。なお,端末装置間で行う移行処理(S1215)は,例えば,古くなった端末装置101aを新しい端末装置101bに買い換え,端末装置101bでコンテンツ配信システム100を利用する場合などを例示することができる。その際には,端末装置101bに新たにコンテンツ配信システム100用のアプリケーションをインストールし,コンテンツ管理サーバ400から端末装置101aに保存されていたものと同じコンテンツデータを再度ダウンロードする必要がある。
なお,かかる例に限定されず,例えば端末装置101aから端末装置101bにコンテンツデータやユーザ情報などをコピーし,さらにコンテンツ配信システム100用のアプリケーションを端末装置101bにインストールする場合でもよい。また上記移行処理の際に,例えば,端末装置101bの画面上にストレージ装置114に保存されたダウンロード済みのコンテンツデータの一覧を表示することで,コンテンツデータを一括して端末装置101bにコピーする場合でも可能である。
さらに,上記移行処理(S1215)に含まれる処理として,再度ユーザIDとパスワードを用いて,端末識別情報を登録する処理を例示することができる。
続いて,図13を参照すると,まず移行後,端末装置101bのストレージ装置114に記憶されたコンテンツデータをユーザにより入力部106で選択され,再生の開始を受け付けると(S1301),端末装置101bのCPU102は,ストレージ装置114のユーザ情報のうちステータス情報を参照し,ライセンスが発行済みであることを確認する(S1303)。
次に,ライセンスが未発行であれば,端末装置101bは,ライセンス認証サーバ600についてライセンス再発行を要求する(S1305)。
ライセンス認証サーバ600は,端末装置101bからライセンス再発行の要求があった場合(S1305),まず要求通りライセンスの再発行で正しいことを確認するためメタデータ管理サーバ300にユーザ情報を参照するためユーザ情報要求する(S1307)。
メタデータ管理サーバ300は,ライセンス認証サーバ600からユーザ情報の要求があると(S1307),該当するユーザ情報を検索し,当該ユーザ情報をライセンス認証サーバ600に送信する(S1309)。
ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300からユーザ情報を受信すると,ライセンス認証部316は,そのユーザ情報のうちステータス情報を参照し,状態がライセンス再発行であることを認証する。
認証後,正当なライセンス再発行であると判断すると(S1311),次に,コンテンツ管理サーバ400に対し,再発行用のライセンス情報を取得するための再発行用ライセンス取得情報を要求する(S1313)。なお,再発行用ライセンス取得情報の要求情報には,少なくとも再発行用ライセンス取得情報の要求情報であることを示すヘッダ情報が含まれている。
次に,コンテンツ管理サーバ400は,上記再発行用ライセンス取得情報の要求情報をライセンス認証サーバ600から受信すると,要求されたコンテンツデータに対するライセンスの再発行用ライセンスを取得するための再発行用ライセンス取得情報を送信する(S1315)。
次に,ライセンス認証サーバ600は,上記再発行用ライセンス取得情報を受信すると,要求元の端末装置101bに当該再発行用ライセンス取得情報をネットワーク103を介して送信する(S1317)。
端末装置101bは,上記再発行用ライセンス取得情報を受信し,当該再発行用ライセンス取得情報に含まれるライセンスが格納されたロケーション情報を取得し,そのロケーションに存在するライセンス情報をコンテンツ管理サーバ400に要求する(S1319)。
コンテンツ管理サーバ400は,端末装置101bから所定の場所に格納されたライセンス情報が要求されると,課金サーバ700に対し課金処理を済ますよう,まず課金処理を要求する(S1321)。
課金サーバ700は,コンテンツ管理サーバ400から課金処理を要求されると(S1321),要求されたコンテンツデータのライセンスにおける課金処理が必要であるか否かを判断する(S1323)。
課金処理が不要であると判断された場合(S1323),既に課金処理が済んでいるため,再び課金処理を行わずに,正常に課金処理が行われた旨の課金結果をコンテンツ管理サーバ400に送信する(S1325)。
コンテンツ管理サーバ400は,課金サーバ700から正常に終了した旨の課金結果の通知があると,該当するライセンス情報をライセンスDB418から取得し,端末装置101bにライセンス情報を送信する(S1327)。
端末装置101bは,コンテンツ管理サーバ400からライセンス情報を取得すると,そのライセンス情報に該当するコンテンツデータについてライセンス付与したものと判断し,そのコンテンツデータを再生開始する(S1329)。なお,取得したライセンス情報はストレージ装置114のユーザ情報等に書き込む。また,必要に応じてライセンス情報はハッシュ化又は暗号化されている。
最後に,メタデータ管理サーバ300は,コンテンツ管理サーバ400からの再発行用ライセンス取得情報に含まれる再発行フラグ,購入条件などに基づき,ユーザ情報DB218に格納されたユーザ情報のステータス情報を更新する(S1331)。
上記ステータス情報の更新により,移行前の端末識別情報にライセンス付与されていたライセンス情報を移行後の端末識別情報に係る端末装置101にライセンス移行されたことになる。以上で,ライセンス移行処理の一連の動作の説明を終了する。
(異常時におけるライセンス移行)
次に,図14を参照しながら,第2の実施の形態にかかる異常時におけるライセンス移行処理について説明する。図14は,第2の実施の形態にかかる異常時におけるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。なお,図11に示す第1の実施の形態にかかる異常時におけるライセンス移行処理と図14に示す第2の実施の形態にかかるライセンス移行処理とを比較して,相違する点について詳細に説明する。
図14に示すように,まず,ユーザから,例えばカスタマーセンター等に端末装置101を例えば新しいものに交換するため移行前の端末識別情報を削除してもらうよう連絡し(S1401),ライセンス認証サーバ600を管理する管理者は,その連絡を受けると,当該端末識別情報を削除する(S1403)。
管理者は入力部306を操作し,ライセンス認証サーバ600のストレージ装置314の端末識別情報DBに格納された該当する端末識別情報を削除する(S1403)。なお,かかる例に限定されず,例えば電話などの自動応答によって管理者不在であってもライセンス認証サーバ600に端末識別情報の削除要求データを送信することで,自動的に端末識別情報を削除しても良い。
端末識別情報の削除後(S1403),ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300に対し,ユーザ情報を更新するようユーザ情報更新要求をする(S1405)。なお,ユーザ情報更新要求は,ユーザ情報更新要求情報を送信することによって行われ,上記ユーザ情報更新要求情報には,少なくともユーザ情報更新要求であることを示すヘッダ情報,ユーザID等が含まれる。
メタデータ管理サーバ300は,ライセンス認証サーバ600からユーザ情報更新要求されると(S1405),削除した端末識別情報のユーザIDに該当するユーザ情報を更新する(S1407)。
上記ユーザ情報の更新は,ユーザ情報のうち上記説明したステータス情報を更新する。なお,ユーザ情報更新については,上記説明したのと,ほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
ユーザ情報更新処理(S1407)が行われると,メタデータ管理サーバ300は,更新結果通知をライセンス認証サーバ600に通知する(S1409)。
つぎに,ライセンス認証サーバ600は,メタデータ管理サーバ300からユーザ情報の更新処理が完了した旨の通知があると(S1409),端末装置101aに結果通知を行う(S1411)。
端末装置101aは,ライセンス認証サーバ600から結果通知があると(S1111),ストレージ装置114に格納されたユーザ情報のうち,自分の端末識別情報を削除する(S1413)。
次に,ユーザからの指示を受け付け,端末装置101aから端末装置101bについて移行処理が行われる(S1415)。なお,端末装置間で行う移行処理(S1215)は,例えば,古くなった端末装置101aを新しい端末装置101bに買い換え,端末装置101bでコンテンツ配信システム100を利用する場合などを例示することができる。その際には,端末装置101bに新たにコンテンツ配信システム100用のアプリケーションをインストールし,コンテンツ管理サーバ400から端末装置101aに保存されていたコンテンツデータを再度ダウンロードする必要がある。
なお,かかる例に限定されず,例えば端末装置101aから端末装置101bにコンテンツデータやユーザ情報などをコピーし,さらにコンテンツ配信システム100用のアプリケーションを端末装置101bにインストールする場合でもよい。また上記移行処理の際に,例えば,端末装置101bの画面上にストレージ装置114に保存されたダウンロード済みのコンテンツデータの一覧を表示することで,一度にまとめて端末装置101bにコピーする場合でも可能である。
さらに,上記移行処理(S1415)に含まれる処理として,再度ユーザIDとパスワードを用いて,端末識別情報を登録する処理を例示することができる。
なお,図14に示す異常時のライセンス移行の後続処理(S1415〜)については,図13に示すライセンス移行処理とほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
(リボケーション処理)
次に,図15を参照しながら,第3の実施の形態にかかるリボケーション処理について説明する。図15は,第3の実施の形態にかかるリボケーション処理の概略を示す説明図である。
なお,図1に示す第1の実施の形態にかかるコンテンツ配信システム100に構成される端末装置101,ネットワーク103,メタデータ管理サーバ300,コンテンツ管理サーバ400,ライセンス認証サーバ600,および課金サーバ700の個々の構成又はその内部の構成は,第3の実施の形態にかかるコンテンツ配信システムにおいても,ほぼ同様である。
リボケーション処理は,例えば,あるコンテンツデータをユーザにコンテンツ配信後に特段の事情によって提供者側から一方的に配信処理を中止し,さらに既に端末装置101にダウンロードされたコンテンツデータの再生処理等についても行えないようにする処理を総称するものとする。
リボケーション処理は,まずコンテンツデータを配信する提供者がリボケーション処理の対象とするコンテンツデータを決定する。図15に示すように,例えばコンテンツ編成担当の担当者が提供者に該当する。
上記提供者によってライセンス認証サーバ600の入力部306が操作され,上記リボケーション処理対象となったコンテンツデータの一覧(該当商品リスト)が入力される。なお,コンテンツデータの一覧は例えばコンテンツID又はコンテンツデータ名などが入力される。
リボケーション処理対象のコンテンツデータの一覧が入力されると,その一覧に掲載されたコンテンツデータを検索する。なお,コンテンツデータの検索は,例えば,図15に示すように,メタデータ管理サーバ300aの商品管理DBに当該コンテンツID又はコンテンツデータ名が存在するか否かによって行われる。
検索した結果,該当のコンテンツデータが存在した場合,該当コンテンツリストに例えばコンテンツID等が順次1件ごと記述される。リボケーション対象のコンテンツデータ全件の検索処理が終了すると,ライセンス認証サーバ600の表示部308にはコンテンツリストが表示され,提供者はそのコンテンツリストを漏れがないか等,確認する。
次に,提供者が入力部306を操作し,リボケーション処理の「実行ボタン」などを選択すると,CPU302は当該リボケーション処理の実行を受け付け,リボケーション処理が開始する。
リボケーション処理が開始すると,まずリボケーション処理対象のコンテンツデータが記載されたリボケーションリストを作成し,端末装置101に対し,リボケーションリストをメールとして送信する。なお,メールは電子メールの場合を例示するが,例えば,紙媒体の郵便等の場合であっても実施可能である。
次に,作成されたリボケーションリストはメタデータ管理サーバ300bに送信され,“全ユーザ共通プロファイル”に格納される。なお,“全ユーザ共通プロファイル”は,端末装置101からのポーリングの際に,ユーザ情報DBやメタデータDBの他に,全端末装置101共通してアクセスされるファイルである。
さらに,メタデータ管理サーバ300bは,リボケーションリストに記述されたコンテンツデータに該当するメタデータ(「アイテム」と呼ばれるメタデータ等。)を削除し,コンテンツ管理サーバ400に対して,該当するコンテンツデータ全てを削除するよう要求する。
したがって,コンテンツ管理サーバ400がメタデータ管理サーバ300bからコンテンツデータの削除を要請されると,コンテンツデータの削除とともに,そのコンテンツデータに対応するライセンス情報をも全て削除する。
一方,端末装置101は所定間隔で実行されるポーリングによって,メタデータ管理サーバ300bにアクセスする際に,“全ユーザ共通プロファイル”に含まれるリボケーションリストを読み込む。
端末装置101が上記リボケーションリストの取得直後,端末装置101に備わるリボケーション処理部189によって,端末装置101のストレージ装置114内に該当するコンテンツデータが存在する場合,自動的にそのコンテンツデータとライセンス情報とが全て削除される。
なお,第3の実施の形態にかかるリボケーション処理では,メタデータ管理サーバ300b内の“全ユーザ共通プロファイル”にリボケーションリストを記述する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。例えば,メタデータ管理サーバ300bがリボケーションリストを受信すると,該当するコンテンツデータのステータス情報のうち,ライセンス有効開始時とライセンス有効終了時とを初期値等に更新することで,全端末装置101のライセンスを無効化させてしまう場合でも実施可能である。
上記の場合,例えば,端末装置101からメタデータ管理サーバ300にポーリング等があると,端末装置101はリボケーション処理によって更新されたステータス情報を取得し,自端末内のステータス情報を更新する。その結果,端末装置101とメタデータ管理サーバ300との間でステータス情報は同期する。
次に,端末装置101は,リボケーション処理対象であるコンテンツデータについてユーザから再生要求を受付けると,上記コンテンツデータのライセンスは期限切れであると判断し,コンテンツデータの再生を許可しない。したがって,端末装置101は,リボケーション処理が実行され,メタデータ管理サーバ300と端末装置101との間でコンテンツデータのステータス情報が同期した以降は,コンテンツデータを再生しない。また,端末装置101は,再びライセンス購入を要求しても,購入することはできない。
以上から,第1〜第3の実施の形態によれば,特段の事情の場合であっても,コンテンツデータを再生等する権利内容を保持しつつ,コンテンツデータの有効なライセンス情報を,同一端末装置内またはある端末装置から他の端末装置に効率的に移行することができる。
また,端末識別情報等による端末装置ごとにライセンス管理されるため,不正コピー防止などセキュリティが確保された上で,ライセンス移行が可能なためユーザの利便性をも向上させることができる。
ライセンス移行の際には,一旦端末識別情報を削除した上で,再度新規に端末識別情報を生成するため,同一の端末識別情報が使いまわしされるのを防ぎ,不正な処理を未然に防止できる。
諸事情によってコンテンツデータを配信および再生等の処理を中止する場合,中止する前に端末装置にダウンロードされたコンテンツデータであっても,端末装置が効率よくコンテンツデータを削除することで,中止させることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,端末装置101,メタデータ管理サーバ300,コンテンツ管理サーバ400,およびライセンス認証サーバ600に備わる各部は1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるソフトウェアプログラムからなる場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,上記各部は,ハードウェアの場合であってもよい。
また上記実施形態においては,ストレージ装置114,ストレージ装置214,およびストレージ装置314は,単一のハードディスクから構成される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,別体としてハードディスクがさらに1または2以上備わる場合でもよく,またRAM,ROM,またはフラッシュメモリのうち少なくとも一つがさらに備わる場合でもよい。
上記実施形態における端末装置101は,所定時間毎にポーリング部187により,メタデータ管理サーバ300にポーリングする場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。例えば,ユーザが入力部106を操作することで,端末装置101からメタデータ管理サーバ300にネットワーク103を介してアクセスする場合であってもよい。
上記実施形態における“課金ステータス”は,ライセンス取得する際に行われる課金処理が実行された年月日時等の日時情報が設定される。なお,かかる例に限定されず,例えば,課金処理が行われる予定とする年月日日時等の日時情報が設定される場合でもよい。
本発明は,ライセンス情報を管理することが可能なライセンス管理サーバ,コンピュータプログラム,またはライセンス情報管理方法等に適用可能である。
第1の実施の形態にかかるコンテンツ配信システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる端末装置の構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態にかかるメタデータ管理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態にかかるライセンス認証サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態にかかるコンテンツ管理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるメタデータのデータ構造の概略を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかるステータス情報のデータ構造の概略を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる端末識別情報の登録処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる異常時におけるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる異常時におけるライセンス移行処理の概略を示すシーケンス図である。 第3の実施の形態にかかるリボケーション処理の概略を示す説明図である。
符号の説明
100 コンテンツ配信システム
101 端末装置
103 ネットワーク
300 メタデータ管理サーバ
400 コンテンツ管理サーバ
600 ライセンス認証サーバ
700 課金サーバ

Claims (13)

  1. 1又は2以上のコンテンツデータに係るライセンス情報を各端末ごとに管理するライセンス管理サーバであって:
    ネットワークを介して移行前端末からライセンス情報の移行要求を受け付けると,ユーザを識別するユーザ識別情報と一対一に対応する前記移行前端末を識別する移行前端末識別情報を削除することで,該ユーザ識別情報と該移行前端末識別情報との関連付けを解除する解除部と;
    前記ユーザ識別情報に関連付けて管理するライセンス情報の状態を示すステータス情報を,各ライセンス情報についてライセンス発行済の状態からライセンス再発行の状態に更新する更新部と;
    前記移行前端末からライセンス移行する移行後端末を識別する移行後端末識別情報を新規に生成し,該新規に生成された移行後端末識別情報と前記ステータス情報とを前記ユーザ識別情報を介して関連付ける関連付け部と;
    前記移行後端末からライセンス再発行の要求を受け付けると,再発行が要求されたライセンス情報の状態がライセンス再発行であることを認証するライセンス再発行認証部とを備え,
    前記ライセンス管理サーバは,前記ライセンス再発行の状態を認証後,そのライセンス情報が有効期間内に限り,そのままライセンス情報を再発行することで前記移行前端末から移行後端末にライセンス移行することを特徴とする,ライセンス管理サーバ。
  2. 前記ステータス情報は,ライセンス発行ステータス情報,課金ステータス情報,または有効期間ステータス情報のうち少なくとも一つを含み,該ライセンス発行ステータス情報がライセンス未発行の状態を示し,該課金ステータス情報が課金済の状態を示し,さらに該有効期間ステータス情報が有効期間内の状態を示す場合,前記ライセンス再発行の状態であると判断され,前記ライセンス情報は,課金されず再発行されることを特徴とする,請求項1に記載のライセンス管理サーバ。
  3. 前記移行前端末と前記移行後端末とは,移行前後によらず同一の端末であることを特徴とする,請求項1に記載のライセンス管理サーバ。
  4. 前記移行前端末と前記移行後端末とは,移行前後で相違する端末であることを特徴とする,請求項1に記載のライセンス管理サーバ。
  5. 前記再発行されたライセンス情報に係るステータス情報の前記有効期間ステータス情報には,前記移行後端末によるライセンス再発行の要求時を有効期間の開始時として求められた有効期間が設定されることを特徴とする,請求項1に記載のライセンス管理サーバ。
  6. 前記有効期間ステータス情報に,有効期間内であるか否かを問わず強制的に有効期間外が設定されることを特徴とする,請求項1に記載のライセンス管理サーバ。
  7. コンピュータをして,1又は2以上のコンテンツデータに係るライセンス情報を各端末ごとに管理するライセンス管理サーバとして機能させるコンピュータプログラムであって:
    ネットワークを介して移行前端末からライセンス情報の移行要求を受け付けると,ユーザを識別するユーザ識別情報と一対一に対応する前記移行前端末を識別する移行前端末識別情報を削除することで,該ユーザ識別情報と該移行前端末識別情報との関連付けを解除する解除手段と;
    前記ユーザ識別情報に関連付けて管理するライセンス情報の状態を示すステータス情報を,各ライセンス情報についてライセンス発行済の状態からライセンス再発行の状態に更新する更新手段と;
    前記移行前端末からライセンス移行する移行後端末を識別する移行後端末識別情報を新規に生成し,該新規に生成された移行後端末識別情報と前記ステータス情報とを前記ユーザ識別情報を介して関連付ける関連付け手段と;
    前記移行後端末からライセンス再発行の要求を受け付けると,再発行が要求されたライセンス情報の状態がライセンス再発行であることを認証するライセンス再発行認証手段とを備え,
    前記ライセンス管理サーバに,前記ライセンス再発行の状態を認証させた後,そのライセンス情報が有効期間内に限り,そのままライセンス情報を再発行させることで前記移行前端末から移行後端末にライセンス移行させることを特徴とする,コンピュータプログラム。
  8. 前記ステータス情報は,ライセンス発行ステータス情報,課金ステータス情報,または有効期間ステータス情報のうち少なくとも一つを含み,該ライセンス発行ステータス情報がライセンス未発行の状態を示し,該課金ステータス情報が課金済の状態を示し,さらに該有効期間ステータス情報が有効期間内の状態を示す場合,前記ライセンス再発行の状態であると判断され,前記ライセンス情報は,課金されず再発行されることを特徴とする,請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記移行前端末と前記移行後端末とは,移行前後によらず同一の端末であることを特徴とする,請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記移行前端末と前記移行後端末とは,移行前後で相違する端末であることを特徴とする,請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記再発行されたライセンス情報に係るステータス情報の前記有効期間ステータス情報には,前記移行後端末によるライセンス再発行の要求時を有効期間の開始時として求められた有効期間が設定されることを特徴とする,請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記有効期間ステータス情報に,有効期間内であるか否かを問わず強制的に有効期間外が設定されることを特徴とする,請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  13. 1又は2以上のコンテンツデータに係るライセンス情報を各端末ごとに管理するライセンス情報管理方法であって:
    ネットワークを介して移行前端末からライセンス情報の移行要求を受け付けると,ユーザを識別するユーザ識別情報と一対一に対応する前記移行前端末を識別する移行前端末識別情報を削除することで,該ユーザ識別情報と該移行前端末識別情報との関連付けを解除し;
    前記ユーザ識別情報に関連付けて管理するライセンス情報の状態を示すステータス情報を,各ライセンス情報についてライセンス発行済の状態からライセンス再発行の状態に更新し;
    前記移行前端末からライセンス移行する移行後端末を識別する移行後端末識別情報が新規に生成され,該新規に生成された移行後端末識別情報と前記ステータス情報とが前記ユーザ識別情報を介して関連付け;
    前記移行後端末からライセンス再発行の要求を受け付けると,再発行が要求されたライセンス情報の状態がライセンス再発行であることを認証することが含まれ,
    前記ライセンス情報管理方法は,前記ライセンス再発行の状態を認証後,そのライセンス情報が有効期間内に限り,そのままライセンス情報を再発行することで前記移行前端末から移行後端末にライセンス移行することを特徴とする,ライセンス情報管理方法。
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