JP3561495B2 - 牛肉処理時のせき髄の除去方法及びその装置 - Google Patents

牛肉処理時のせき髄の除去方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、牛肉処理時のせき髄の除去方法及びその装置に関し、詳しくは狂牛病の特定危険部位といわれているせき髄を抜き取るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの牛肉処理場では、牛の解体時に背骨に沿って電気鋸で「背割り」をして、せき髄を分割、露出させた後に、せき髄を金属器具でかき取るようにしている。牛のせき髄はせき柱(背骨)内の管状のせき柱孔内に収められた白色・棒状の器官であるが、近年、このせき髄に牛海綿状脳病(BSE)、いわゆる狂牛病の感染が指摘されている。
【0003】
しかし、狂牛病で特定危険部位となっているせき髄を解体時に除去するにあたって、背割り後にせき髄を除去する現在の方法では、背割り時にせき髄片とか、せき髄液が周囲に飛散して牛肉を汚染させるおそれがある。また、人力の手作業による除去方法であるため、せき髄を確実に取り除くためには長時間を要し、人件費もかかるという問題があった。
【0004】
そこで最近、フランスでは、せき髄を吸引により除去する装置が開発されているが、このフランス式の吸引装置は高価なため、牛肉処理の現場からは当該装置の導入に対応しきれないとの不満が高まっているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、狂牛病の特定危険部位であるせき髄の除去を、低コストでしかも短時間で且つ確実に行なうことができ、解体時における牛肉汚染を未然防止できる新規な牛肉処理時のせき髄の除去方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、生体牛を屠殺後に背割りして枝肉に解体する牛肉処理方法において、頭部切除後の屠体1を背割りする前の段階で、頚椎8側からせき柱孔3内にエアーチューブ6を挿入し、圧縮空気供給源7からエアーチューブ6に圧縮空気を注入して、圧縮空気の噴射力により狂牛病の特定危険部位であるせき髄4を頚椎8側から排出することを特徴としている。このようにエアーチューブ6の挿入直後に圧縮空気供給源7からの圧縮空気をエアーチューブ6に注入することで、せき柱孔3内に圧縮空気が一気に噴射され、せき柱2内に収まっているせき髄4が圧縮空気の噴射力で頚椎8側に強く押されて瞬間的に飛び出してくる。これにより、狂牛病の特定危険部位であるせき髄4を背割り前の段階で短時間でしかも確実に抜き取ることが可能となる。
【0007】
また請求項2記載の発明にあっては、生体牛を屠殺後に背割りして枝肉に解体する牛肉処理方法において、背割り前の屠体1の腰椎10側からせき柱孔3内にエアーチューブ6を挿入し、圧縮空気供給源7からエアーチューブ6に圧縮空気を注入して、圧縮空気の噴射力により狂牛病の特定危険部位であるせき髄4を頚椎8側から排出することを特徴としている。このように構成することで、圧縮空気の噴射方向とせき髄4の排出方向とが同方向となり、せき髄4をよりスムーズに排出できるようになる。
【0008】
また請求項3記載の発明にあっては、上記圧縮空気の吐出圧力を6.5〜8.0(kgf/cmG)とすることを特徴としており、また請求項4記載の発明にあっては、上記圧縮空気の吐出流量を3.5〜5.0(m/min)としており、このように構成することで、圧縮空気がせき柱2周辺の肉に悪影響を及ぼさないようにしながら、圧縮空気によるせき髄4の除去能力をより高めることができる。
【0009】
また請求項5記載の発明にあっては、頭部切除後の屠体1の頚椎8側又は腰椎10側からせき柱孔3内に挿入されるエアーチューブ6と、エアーチューブ6に圧縮空気を注入してこの圧縮空気の噴射力によりせき髄4を頚椎8側から瞬間的に飛び出させるための圧縮空気供給源7とを備えていることを特徴としており、このように構成することで、圧縮空気供給源7として、例えば皮剥ぎ用エアーナイフとして使用されるエアーコンプレッサーを利用でき、この種のエアーコンプレッサーは一般に牛肉処理場に設置されているので、新たにかかる費用はエアーチューブ6だけとなり、しかもエアーチューブ6は繰り返し使用でき、そのうえ圧縮空気の噴射力でせき髄を吹き飛ばすために、エアーチューブが汚染されるおそれもない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0011】
図1は頭部切除後の屠体1の頚椎8側からせき柱孔3にエアーチューブ6を挿入した状態の説明図である。図1中の2は頚椎8、胸椎9、腰椎10、仙椎11及び尾椎12で構成されるせき柱(背骨)であり、20は上腕骨、21は肋骨、22は寛骨である。図2は本発明のせき髄の除去装置の説明図、図3はせき柱2を破断した斜視図、図4は圧縮空気の噴射方向を説明する断面図、図5は生体牛の屠殺から解体までの牛肉処理方法の説明図である。
【0012】
本発明は、牛のせき髄4を簡単且つ瞬間的に抜き取るために、図1〜図3に示すように、頭部切除後の屠体1の頚椎8側からせき柱孔3内におけるせき髄4の背部空洞5(図3)に沿わせて挿入されるエアーチューブ6と、エアーチューブ6に圧縮空気を注入してせき髄4をエアー圧力で頚椎8側から瞬間的に飛び出させるための圧縮空気供給源7とで構成されるせき髄除去装置が使用される。
【0013】
ここで、せき柱孔3は、せき柱2の中に自然に存在する管状の穴であり、その中にせき髄4が収まっている。このせき髄4の背部空洞5に沿わせてエアーチューブ6が差し込まれる。このエアーチューブ6は、圧縮空気の送り込みが可能な構造をしており、例えばポリウレタンなどのビニルチューブが使用される。また曲線状をしたせき柱2内に沿わせて挿入できるように、エアーチューブ6に柔軟性を持たせてある。本例では、エアーチューブ6の一端側はエアーコンプレッサー7aに直結された皮剥ぎ用チューブ13に分岐接続されており、エアーチューブ6の途中には開閉栓14が介挿されており、開閉栓14を操作することで、エアーチューブ6に対する圧縮空気の供給、停止、調圧等を制御できるようになっている。エアーチューブ6の開閉栓14よりも根元側の接続部6aの外径寸法は、例えば10〜12mmφ程度とされる。エアーチューブ6の開閉栓14よりも先端側は、せき柱孔3内に挿入される挿入部6bとなっており、挿入部6bの先端に圧縮空気が吐出されるノズル部となっている。この挿入部6bのせき柱孔3内への挿入深さは例えば100cm程度とされる。つまり、管状のせき柱孔3は腰椎10側にいくほど狭くなっているため、エアーチューブ6をあまり深く挿入しすぎると、せき柱孔3の内壁面を突き破ってしまうおそれがあり、逆に、挿入が浅すぎるとせき柱孔3の奥まで圧縮空気が十分に行き渡らなくなってせき髄4の除去能力が低下する。このことから挿入深さは100cm程度が好ましいものである。もちろんこの数値は一例であり、牛の大きさに合わせて適宜変更自由である。
【0014】
また、上記エアーチューブ6の挿入部6bのサイズは例えば外径が8mmφ以内、内径が5.5mmφ以上が好ましい。外径が8mmφよりも大きいと、せき柱孔3内にエアーチューブ6が入りづらくなり、一方、挿入部6bの内径が5.5mmφより細いと、所定の吐出圧力、吐出流量を確保することができなくなるからである。ここで、圧縮空気の吐出圧力は6.5〜8.0(kgf/cmG)の範囲内が好ましい。6.5(kgf/cmG)よりも低いと、せき髄4の除去能力が低下し、8.0(kgf/cmG)よりも高いと、せき柱2の外部に圧縮空気が噴出してせき柱2周辺の肉に悪影響を及ぼすことから、6.5〜8.0(kgf/cmG)の範囲内が好ましく、さらに7.5(kgf/cmG)がより好ましい。また、圧縮空気の吐出流量は、3.5〜5.0(m/min)の範囲内が好ましい。3.5(m/min)よりも小さいとせき髄4の除去能力が低下し、5.0(m/min)よりも多いと、せき柱2の外部に圧縮空気が噴出してせき柱2周辺の肉に悪影響を及ぼすことから、3.5〜5.0(m/min)の範囲内が好ましく、さらに4.2(m/min)がより好ましい。
【0015】
しかして、図5に示すように、屠体1を吊り上げた状態で、頭部切除後で且つ、背割りの前(皮を剥ぐ前の段階)で、せき髄除去作業を行なう。先ず、図1に示すように、エアーチューブ6の挿入部6bを頚椎8側からせき柱孔3内におけるせき髄4の背部空洞5に沿わせて約100cm程度差し込む。このときせき柱孔3の頚椎8側は下向きとなるため、下方からエアーチューブ6の挿入作業を楽に行なうことができる。その後開閉栓14を開き、エアーコンプレッサー7aからの圧縮空気をエアーチューブ6を介してせき柱孔3内に注入する。このとき圧縮空気の吐出圧力は例えば7.5(kgf/cmG)、吐出流量は例えば4.2(m/min)とする。このような高圧の圧縮空気をせき柱孔3内に一気に噴射することによって、せき髄4は約1m程度に分断されて頚椎8側から瞬間的に飛び出してくるので、これをビニール袋などで受け止める。またこのとき図4に示すように、せき柱孔3は尾椎12側(図4の左側)で最も狭くなっているため、エアーチューブ6から吐出される圧縮空気は尾椎12側でUターンして頚椎8側(図4の右側)に向かって逆噴射する形となり、これによりせき髄4が頚椎8側に強く押されて瞬間的に飛び出すようになる。このせき髄4の排出方向はエアーチューブ6が差し込まれる頚椎8側であるため、エアーチューブ6を差し込む位置と同じ位置でせき髄4を回収する作業ができ、作業スペースをとらずに済むようになる。なお、念のために、背割り時に、背割り鋸で例えば腰椎10側(或いは尾椎12側)に切れ込みを入れ、せき髄片が残っているときは金属器具でかき出すようにする。或いは他の方法として腰椎10側に切れ込みを入れ、そこからエアーチューブ6を差し込み、圧縮空気をせき柱孔3内に注入するようにしてもよい。
【0016】
これにより、狂牛病の特定危険部位であるせき髄4を完全に抜き取ることができるので、牛肉の汚染を未然に防止できる。また、従来のように背割り時にせき髄4を分割した後に除去する方法と比べて、せき髄4の飛散による牛肉汚染を確実に防止できる。つまり、背割り前で且つ皮を剥ぐ前の段階で圧縮空気によってせき髄4を除去することで、せき髄4が牛肉に付着する危険性がなく、牛肉汚染を未然に防止でき、牛肉の安全性を確保でき、狂牛病対策に万全を期すことができる。また仮りにせき髄4がせき柱2の内壁面にこびり付いている場合でも高圧の圧縮空気によって剥がれてしまい、せき柱2内に残存する心配がなく、せき髄4をより確実に、かつ瞬時に除去できるようになり、この結果、せき髄4の除去に要する時間も短時間で済み、作業のスピードアップにつながるものである。
【0017】
ちなみに、現在開発されているせき髄4を吸引する方式では、せき髄4が引っ張られて途中で切り離されてしまい、一度で完全に吸引できない問題が生じ得るが、本発明ではエアー圧力でせき髄4を吹き飛ばすことでせき髄4を瞬間的に外部に飛び出させる方式であるので、せき髄除去が一層確実なものとなる。
【0018】
また、上記実施形態では、頭部切除後の屠体1の頚椎8側からエアーチューブ6を挿入して頚椎8側から圧縮空気をせき柱孔3内に注入する場合を説明したが、別の方法として、屠体1の腰椎10側(或いは仙椎11側、尾椎12側でもよい。)に切れ込みを入れ、その切れ込みからせき柱孔3内にエアーチューブ6を挿入して、腰椎10側から圧縮空気をせき柱孔3内に注入するようにしてもよい。この場合においては、圧縮空気の噴射方向とせき髄4の排出方向とが同方向となるため、せき髄4をよりスムーズに排出できるようになると共に、せき髄片が残存する確率が低下し、除去能力をより一層高めることができるものとなる。
【0019】
また、上記エアーチューブ6を頚椎8側から挿入する場合又は腰椎10側から挿入する場合のいずれの場合においても、圧縮空気供給源7として、例えば皮剥ぎ用エアーナイフとして使用されるエアーコンプレッサー7aを利用でき、しかもこの種のエアーコンプレッサー7aは一般に牛肉処理場に設置されているので、新たにかかる費用はエアーチューブ6だけとなり、しかもエアーチューブ6は繰り返し使用できるので、低価格で済むと共に、除去装置のコンパクト化、運転コストの低減化を図ることができる。さらに従来のような金属器具を用いて手作業でせき髄をかき取る方法では、金属器具にせき髄液が付着して金属器具を汚染させるおそれがあり、金属器具の洗浄に手数がかかっていたが、本発明のエアーチューブによる除去方法では、圧縮空気の噴射力でせき髄を吹き飛ばすために、エアーチューブの汚染のおそれがなく、衛生面においても好ましいものとなる。
【0020】
【発明の効果】
上述のように本発明に係る牛肉処理時のせき髄の除去方法にあっては、生体牛を屠殺後に背割りして枝肉に解体する牛肉処理方法において、頭部切除後の屠体を背割りする前の段階で、頚椎側からせき柱孔内にエアーチューブを挿入する。このときせき柱孔は頚椎側では広くなっているため、頚椎側からせき柱孔内へのエアーチューブの挿入作業が容易となる。その後、圧縮空気供給源からエアーチューブに圧縮空気を注入して、圧縮空気の噴射力によりせき髄を頚椎側から排出させる。つまり、エアーチューブの挿入直後に圧縮空気供給源から圧縮空気をエアーチューブ内に一気に注入することで、せき柱内に収まっているせき髄が圧縮空気の噴射力で頚椎側に強く押されて、頚椎側から瞬間的に飛び出してくる。これにより、狂牛病の特定危険部位であるせき髄を背割り前の段階で抜き取ることができる。この結果、従来のように背割り時にせき髄を分割後、除去する方法に比べて、せき髄の飛散による牛肉汚染を確実に防止できる。しかも圧縮空気によってせき髄を瞬間的に且つ確実に抜き取ることができるので、牛肉の安全性を確保でき、狂牛病対策に万全を期すことができると共に、せき髄の除去に要する時間も短時間で済み、作業のスピードアップを図ることができるという効果がある。
【0021】
また本発明の他の方法にあっては、背割り前の屠体の腰椎側からせき柱孔内にエアーチューブを挿入し、圧縮空気供給源からエアーチューブに圧縮空気を注入して、圧縮空気の噴射力により狂牛病の特定危険部位であるせき髄を頚椎側から排出するようにしたので、圧縮空気の噴射方向とせき髄の排出方向とが同方向となり、せき髄をよりスムーズに除去でき、除去能力をより一層高めることができる。
【0022】
また上記圧縮空気の吐出圧力を6.5〜8.0(kgf/cmG)とし、さらに圧縮空気の吐出流量を3.5〜5.0(m/min)とした場合は、圧縮空気がせき柱周辺の肉に悪影響を及ぼさないようにしながら、圧縮空気によるせき髄の除去能力をより高めることができるという効果がある。
【0023】
さらに本発明に係る牛肉処理時のせき髄の除去装置にあっては、頭部切除後の屠体の頚椎側又は腰椎側からせき柱孔内に挿入されるエアーチューブと、エアーチューブに圧縮空気を注入してこの圧縮空気の噴射力によりせき髄を頚椎側から排出するための圧縮空気供給源とを備えているので、圧縮空気供給源として、例えば皮剥ぎ用エアーナイフとして使用されるエアーコンプレッサーを利用でき、しかもこの種のエアーコンプレッサーは一般に牛肉処理場に設置されているので、新たにかかる費用はエアーチューブだけとなり、しかもエアーチューブは繰り返し使用できるので、低価格で済むと共に、除去装置のコンパクト化、運転コストの低減化を図ることができる。さらに従来のような金属器具を用いて手作業でせき髄をかき取る方法では、金属器具にせき髄液が付着して金属器具を汚染させるおそれがあり、金属器具の洗浄に手数がかかっていたが、本発明の装置構造では圧縮空気の噴射力でせき髄を吹き飛ばすために、エアーチューブの汚染のおそれがなく、衛生面においても好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、頭部切除後の牛の屠体のせき柱孔に所定深さまでエアーチューブを挿入した状態の説明図である。
【図2】同上のせき髄除去装置の説明図である。
【図3】同上のせき柱(背骨)の断面斜視図である。
【図4】同上のせき柱孔の概略説明図である。
【図5】同上の生体牛の屠殺から解体までの食肉処理方法において、せき髄の除去を行なう段階を説明する工程図である。
【符号の説明】
1 屠体
2 せき柱
3 せき柱孔
4 せき髄
6 エアーチューブ
7 圧縮空気供給源
8 頚椎

Claims (5)

  1. 生体牛を屠殺後に背割りして枝肉に解体する牛肉処理方法において、頭部切除後の屠体を背割りする前の段階で、頚椎側からせき柱孔内にエアーチューブを挿入し、圧縮空気供給源からエアーチューブに圧縮空気を注入して、圧縮空気の噴射力によりせき髄を頚椎側から排出することを特徴とする牛肉処理時のせき髄の除去方法。
  2. 生体牛を屠殺後に背割りして枝肉に解体する牛肉処理方法において、背割り前の屠体の腰椎側からせき柱孔内にエアーチューブを挿入し、圧縮空気供給源からエアーチューブに圧縮空気を注入して、圧縮空気の噴射力によりせき髄を頚椎側から排出することを特徴とする牛肉処理時のせき髄の除去方法。
  3. 圧縮空気の吐出圧力が6.5〜8.0(kgf/cmG)であることを特徴とする請求項1記載の牛肉処理時のせき髄の除去方法。
  4. 圧縮空気の吐出流量が3.5〜5.0(m/min)であることを特徴とする請求項1記載の牛肉処理時のせき髄の除去方法。
  5. 頭部切除後の屠体の頚椎側又は腰椎側からせき柱孔内に挿入されるエアーチューブと、エアーチューブに圧縮空気を注入してこの圧縮空気の噴射力によりせき髄を頚椎側から排出するための圧縮空気供給源とを備えていることを特徴とする牛肉処理時のせき髄の除去装置。
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