JP3559194B2 - 電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
この発明は、電気操作装置により回路遮断器のハンドルを開閉操作するようになされた、いわゆる、電気操作装置付回路遮断器において、特に、ON,OFFの開閉動作状態を表示する動作表示機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば米国特許第5477016号公報に示された従来の電気操作装置付回路遮断器の要部を示す構成図であり、回路遮断器がONの状態を示す。図8は、図7の回路遮断器がOFFまたはTRIP動作した状態を示す。
図において、1は回路遮断器本体、2は回路遮断器本体1の可動接触子、3は回路遮断器1の可動接触子2の開閉動作に連動し、図上において上下方向にスライド動作するリンクロッドである。4は連結板であり、一端部がリンクロッド3に係合し、リンクロッド3に連動して上下方向にスライド動作する。また、連結板4には他端部にく字状の溝5を有し、後述する表示板6の突起部7と係合する。6は回路遮断器がONまたはOFF動作したことの表示を行なう表示板であり、一端に突起部7が設けられている。この突起部7が連結板4の溝5に係合し、連結板4のスライド動作に応じて、軸8を中心に回動し、表示部6aに設けられたON及びOFFの記号により、ONまたはOFF動作の表示を行う。なお、電気操作装置の図示及び説明は省略する。
【0003】
次に、従来の電気操作装置の動作について説明する。図7に示すように、回路遮断器本体1がONの状態すなわち回路遮断器本体1の可動接触子2が閉路状態にあるとき、リンクロッド3は矢印A方向に上昇した位置にあり、連結板4もリンクロッド3に連動して矢印B方向にスライドして上昇した状態となる。このとき、表示板6の突起部7が連結板4のく字状の溝5に従動するので、表示板6の表示部6aは軸8を中心に矢印C方向に回動してフロントパネル9の窓9aから「ON」の記号(図示せず)が表示される。
【0004】
次に、図8に示す回路遮断器本体1がOFFまたはTRIP動作の状態、すなわち回路遮断器本体1の可動接触子2が開路状態にあるときは、可動接触子ホルダ10が矢印D方向に回動し、リンクロッド3は矢印E方向に下降するので、連結板4も矢印F方向にスライドして下降した状態となる。このとき、表示板6の突起部7が連結板4のく字状の溝5に係合しているので、表示板6の表示部6aは軸8を中心に矢印G方向に回動して、フロントパネル9の窓9aから「OFF」の記号(図示せず)が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構では、回路遮断器が開路状態の場合、OFF状態であるか若しくは過電流等によるトリップ動作状態であるかの判別ができないという問題点があった。
【0006】
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、回路遮断器の開路状態がOFF状態であるか若しくはトリップ動作状態であるかを判別できる表示機能を備えた電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構においては、可動接触子投入用の圧縮ばねを圧縮チャージするチャージ機構部と、このチャージ機構部の圧縮チャージに連動して回動するカムと、このカムの回動に從動して圧縮ばねのチャージまたはディスチャージの状態を表示するばねチャージ表示板とを有する電気操作装置付回路遮断器において、可動接触子の開閉動作に連動して可動接触子の開または閉に対応した位置に動くようになされた連結板を設け、この連結板に連動して可動接触子が開のときはOFFの記号を、閉のときはONの記号を表示するように作動する開閉動作表示板を設け、開閉動作表示板のOFFの記号とONの記号の中間にTRIPの記号を設けると共に、ばねチャージ表示板と開閉動作表示板の対向部分に、互いに突き合わされるように形成されたストッパ部を設け、可動接触子がトリップ動作したとき、ストッパ部が突き合わされる位置まで開閉動作表示板が作動することにより、開閉動作表示板がTRIPの記号を表示するように構成したものである。
【0008】
また、可動接触子の開閉動作に連動して可動接触子の開または閉に対応した位置に動くようになされた連結板を設け、この連結板に連動して可動接触子が開のときはOFFの記号を、閉のときはONの記号を表示するように作動する開閉動作表示板を設け、開閉動作表示板のOFFの記号とONの記号の中間にTRIPの記号を設けると共に、ばねチャージ表示板と開閉動作表示板の対向部分の間にトリップ表示連結板を設け、可動接触子がトリップ動作したとき、トリップ表示連結板により規制された位置まで開閉動作表示板が作動することにより、開閉動作表示板がTRIPの記号を表示するように構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜3は、この発明の実施の形態1である電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構の要部を示す構成図であり、図1は回路遮断器がOFFで圧縮ばねがチャージ状態、図2は回路遮断器がONで圧縮ばねがディスチャージ状態、図3は回路遮断器がTRIPで圧縮ばねがディスチャージ状態を示す。
【0010】
図において、100は回路遮断器本体、110は回路遮断器本体100に固着された電気操作装置のベース、120はベース110に装着されたフレームである。101は回路遮断器本体100の固定接触子であり、固定接点101aが固着されている。102は固定接触子101に対向して接離する可動接触子であり、可動接点102aが固着されている。103は可動接触子102を回動自在に保持する可動接触子ホルダ、104は他極の可動接触子ホルダ103を連結する連結ピンである。13は可動接触子102の開閉動作に連動して図上において上下方向にスライド動作するリンクロッドであり、下端部13aが連結ピン104に係合している。従って、リンクロッド13は可動接触子ホルダ103を介して可動接触子102の開閉動作に連動するように構成されている。14は例えば合成樹脂で形成された連結板であり、一端部がリンクロッド13に係合し、そのリンクロッド13に連動して上下方向にスライド動作する。また、連結板14には他端部に切込み部14aと、後述する開閉動作表示板15の開閉表示用突起部15bと係合する係合部14bと、フレーム120に固着されたピン120aに係合する複数の長孔14cと、ばね掛け突起14dを有している。
【0011】
15は回路遮断器本体100がONまたはOFFまたはTRIP動作の表示を行なう開閉動作表示板であり、例えば合成樹脂で形成され、一端部に開閉表示部15aを有し、図示しないが開閉表示部15aには、「ON」及び「OFF」の記号が両端に表示されている。また、「ON」の記号と「OFF」の記号の中間に「TRIP」の記号を設けてある。15bは開閉動作表示板15の他端部に形成された開閉表示用突起部である。15cは開閉動作表示板15が回動可能に軸支される開閉動作表示板用支軸であり、フレーム120に固着されている。
【0012】
16は回路遮断器本体100の後述するハンドル19を投入操作する圧縮ばね(図示せず)の、チャージまたはディスチャージ状態を表示するばねチャージ表示板であり、例えば合成樹脂で形成され、一端部にチャージ表示部16aを有し、図示しないがチャージ表示部16aには、「charged」及び「discharged」の記号が表示されている。16bはばねチャージ表示板16の他端部に形成されたチャージ表示用突起部である。16cはばねチャージ表示板16が回動可能に軸支されるばねチャージ表示板用支軸であり、フレーム120に固着されている。16dはばねチャージ表示板16の側面から開閉動作表示板15の方向に突出したストッパ部である。
【0013】
17はモータ18からギヤー(図示せず)で減速されて伝達された伝導軸18aに固着され反時計方向に回転するカムであり、切欠け部17aを有し、ばねチャージ表示板16に形成されたチャージ表示用突起部16bに係合している。19は回路遮断器本体のハンドル、20は電気操作装置を保護するフロントパネルであり、開閉表示部15aの表示記号が見える位置に開閉表示窓20aと、チャージ表示部16aの表示記号が見える位置にチャージ表示窓20bを有している。21は引きばねであり、連結板14を常時矢印H方向に付勢する。
【0014】
なお、上記の圧縮ばね(図示せず)は、モータ式の電気操作装置付回路遮断器において、投入手段として一般に用いられているものである。即ち、電気操作装置により回路遮断器をOFFにしたときは、圧縮ばねはモータ18により自動的に圧縮チャージされるが、回路遮断器が自動引外し(TRIP)したときは、自動的に圧縮チャージされず、TRIPした回路遮断器のリセットの際に圧縮チャージされる。回路遮断器を投入するときは上記圧縮チャージされた圧縮ばねの付勢力を利用して投入されるようになされている。また、通常この圧縮ばねは手動で圧縮チャージすることもできるように構成されている。
【0015】
上記のように構成された回路遮断器の電気操作装置の動作を説明する。先ず、図1 に示す回路遮断器本体100がOFFで圧縮ばねがチャージ状態においては、回路遮断器本体100の可動接触子102は開路状態、即ち、OFF状態にある。このとき、リンクロッド13は可動接触子102の開路動作に連動して図上で上方向にスライド動作する。この開路動作により、リンクロッド13はハンドル19側に上昇した位置に移動している。連結板14は引きばね21により常時矢印H方向に付勢されているが、リンクロッド13の移動に連動して図上で上方向にスライドする。
【0016】
カム17は、圧縮ばね(図示せず)のチャージを行う伝導軸18aにより、チャージに連動して回動され、チャージ状態ではカム17の切欠け部17aがチャージ表示用突起部16bに係合する位置にある。ばねチャージ表示板16はチャージ表示板用支軸16cを中心として、ひねりばね(図示せず)により常時矢印K方向に回動するように付勢されている。従って、圧縮ばねがチャージされているときは、チャージ表示用突起部16bがカム17の切欠け部17aに係合し、チャージ表示部16aの「charged」の記号がチャージ表示窓20bを通して外部から見えるように表示される。
【0017】
開閉動作表示板15は開閉動作表示板用支軸15cを中心として、ひねりばね(図示せず)等により常時矢印M方向に回動するように付勢されており、回路遮断器本体100がOFF時は、ストッパ面15dがばねチャージ表示板16のストッパ部16dにより回動を阻止され、開閉表示部15aの「OFF」の記号が開閉表示窓20aを通して外部から見えるように表示される。また、この時、開閉動作表示板15の開閉表示用突起部15bは連結板14の係合部14bに係合していないので、切込み部14a内で連結板14からはフリーな状態にある。
【0018】
この様に、回路遮断器本体100がOFFで圧縮ばねがチャージされた状態においては、ばねチャージ表示板16のチャージ表示部16aは「charged」の記号を表示し、開閉動作表示板15の開閉表示部15aは[OFF]の記号を表示する。
【0019】
次に、図2に示す回路遮断器本体100がONで圧縮ばねがディスチャージの状態について説明する。回路遮断器本体100の可動接触子102は閉路状態であり、ON状態にある。リンクロッド13は可動接触子102の閉路動作に連動して下部位置にあり、連結板14は引きばね21により常時矢印N方向に付勢され、リンクロッド13に連動し下部位置に移動している。この時、開閉動作表示板15は開閉表示用突起部15bが連結板14の係合部14bに係合し、開閉動作表示板用支軸15cを中心に矢印P方向に回動し、開閉表示部15aの「ON」の記号が開閉表示窓20aを通して外部から見えるように表示される。
【0020】
圧縮ばねのディスチャージ時、カム17は反時計方向に回転し図示の位置に移動し、ばねチャージ表示板16のチャージ表示用突起部16bを矢印R方向へ押上げるため、ばねチャージ表示板16はチャージ表示板用支軸16cを中心に矢印S方向に回動し、チャージ表示部16aの「discharged」の記号がチャージ表示窓20bを通して外部から見えるように表示される。この時、開閉動作表示板15のストッパ面15dとばねチャージ表示板16のストッパ部16dは離れた状態にある。
【0021】
次に、図3に示す回路遮断器本体100がTRIP動作した状態で圧縮ばねがディスチャージの状態、すなわち回路遮断器本体100が過電流等によりTRIP動作した場合について説明する。即ち、回路遮断器本体100の可動接触子102は閉路から開路状態になり、リンクロッド13は矢印T方向に上部位置にスライドする。連結板14はリンクロッド13に連動し、矢印U方向に上部位置にスライドする。
【0022】
この時、開閉動作表示板15は、連結板14の係合部14bと開閉表示用突起部15bとの係合状態が解除されるため、開閉動作表示板用支軸15cを中心に矢印V方向に回動するが、ストッパ面15dがばねチャージ表示板16のストッパ部16dに当たり、その位置で停止する。この位置は、ばねチャージ表示板16の位置がOFF状態時( チャージ位置) とは異なるため、開閉表示部15aの文字は「OFF」と「ON」の中間位置である「TRIP」の記号が、開閉表示窓20aを通して外部から見えるように表示される。従って、回路遮断器本体100の開路状態が「OFF」状態であるのか、過電流等による「TRIP」状態であるのかを明確に判別できる。なお、上記の構成において、ストッパ部16dは、ばねチャージ表示板16の側に突出したものを示したが、開閉動作表示板15の側に突出したストッパ部を設けても、同様の作用効果が得られる。
【0023】
実施の形態2.
図4〜図6は、この発明の実施の形態2である電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構の要部を示す構成図であり、図4は回路遮断器がOFFで圧縮ばねがチャージ状態、図5は回路遮断器がONで圧縮ばねがディスチャージ状態、図6は回路遮断器がTRIPで圧縮ばねがディスチャージ状態を示す。図において、30はトリップ表示連結板であり、開閉動作表示板15の開閉動作表示板用支軸15cと係合する第一の貫通孔30aと、ばねチャージ表示板16のチャージ表示板用支軸16cと係合する第二の貫通孔30bと、フレーム120に固着された連結板用支軸31に係合する第三の貫通孔30cとが設けられている。
【0024】
また、第一の貫通孔30aおよび第二の貫通孔30bおよび第三の貫通孔30cは、トリップ表示連結板30が図上で左右に移動できるように、いずれも長孔に形成されている。30dは連結板第一ストッパ面、30eは連結板第二ストッパ面である。なお、この実施の形態2のばねチャージ表示板16は、実施の形態1に示されたストッパ部16dを有しない形状になっている。
なお、上記実施の形態1の電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構と、同一または相当する部分には同一の符号を用いてある。
【0025】
上記のように構成された電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構の動作を説明する。先ず、図4に示す回路遮断器本体100がOFFで圧縮ばねがチャージ状態においては、実施の形態1と同様に、ばねチャージ表示板16のチャージ表示部16aの「charged」の記号がチャージ表示窓20bを通して外部から見えるように表示される。
【0026】
同時に、開閉動作表示板15は開閉動作表示板用支軸15cを中心として、ひねりばね(図示せず)等により常時矢印M方向に付勢されており、回路遮断器本体100がOFF時は、ストッパ面15dがトリップ表示連結板30の連結板第一ストッパ面30dに当ってその動きが阻止される。この阻止により、開閉表示部15aの「OFF」の記号が開閉表示窓20aを通して外部から見えるように表示される。
【0027】
次に、図5に示す回路遮断器本体100がONで圧縮ばねがディスチャージ状態においては、実施の形態1と同様に、開閉動作表示板15は開閉表示用突起部15bが連結板14の係合部14bに係合し、開閉動作表示板用支軸15cを中心に矢印P方向に回動し、開閉表示部15aの「ON」の記号が開閉表示窓20aを通して外部から見えるように表示される。
【0028】
同時に、ばねチャージ表示板16のチャージ表示部16aの「discharged」の記号がチャージ表示窓20bを通して外部から見えるように表示され、この時、トリップ表示連結板30はフリーの状態になる。
【0029】
次に、図6に示す回路遮断器本体100がTRIP動作した状態で圧縮ばねがディスチャージ状態においては、実施の形態1と同様に、開閉動作表示板15は開閉表示用突起部15bと連結板14の係合部14bとの係合状態が解除されるので、開閉動作表示板用支軸15cを中心に矢印V方向に回動するが、ストッパ面15dがトリップ表示連結板30の連結板第一ストッパ面30dに当り、その位置で停止する。
【0030】
この位置は、ばねチャージ表示板16の位置が「OFF」状態とは異なるため、開閉表示部15aのの記号は「OFF」と「ON」の中間位置である「TRIP」が、開閉表示窓20aを通して外部から見えるように表示される。従って、回路遮断器本体100の開路状態が「OFF」状態であるか、過電流等による「TRIP」状態であるかを明確に判別できる。
【0031】
上記実施の形態1に示す構成では、ばねチャージ表示板16に開閉動作表示板15の動きを阻止するストッパ部16dを設けたが、この実施の形態2の構成では、開閉動作表示板15とばねチャージ表示板16が離れた位置にある場合、トリップ表示連結板30により開閉動作表示板15とばねチャージ表示板16とを連結することにより、実施の形態1の構成と同様の動作を行なわせることができる。従って、上記のように回路遮断器本体100の開路状態が「OFF」状態であるか、過電流等による「TRIP」状態であるかを明確に判別できる。
【0032】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】
この発明の電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構は、回路遮断器のONまたはOFFの状態を表示する開閉動作表示板と、ハンドルを投入操作する圧縮ばねの、チャージまたはディスチャージ状態を表示するばねチャージ表示板との動作関係を利用して、ONまたはOFFと共にTRIPの状態を表示できるようにした。即ち、特別な部品を付加することなくONまたはOFFの状態であるか、TRIPの動作状態であるのか明確に判別できるので、実用性の高い電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構が得られる。
【0034】
また、開閉動作表示板とばねチャージ表示板とが離れた位置にある場合でも、簡単な構成のトリップ表示連結板を設けるだけで、ONまたはOFFの状態であるか、TRIPの動作状態であるのか明確に判別できる。従って、上記のものと同様に実用性の高い電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構の要部を示す構成図であり、回路遮断器がOFFで圧縮ばねがチャージ状態を示す。
【図2】図1に示す回路遮断器がONで圧縮ばねがディスチャージ状態を示す。
【図3】図1に示す回路遮断器がTRIP動作状態で圧縮ばねがディスチャージ状態を示す。
【図4】この発明の実施の形態2を示す電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構の要部を示す構成図であり、回路遮断器がOFFで圧縮ばねがチャージ状態を示す。
【図5】図4に示す回路遮断器がONで圧縮ばねがディスチャージ状態を示す。
【図6】図4に示す回路遮断器がTRIP動作した状態で圧縮ばねがディスチャージ状態を示す。
【図7】従来の動作表示機構の要部を示す構成図であり、回路遮断器がON状態を示す。
【図8】従来の動作表示機構の要部を示す構成図であり、回路遮断器がOFF状態を示す。
【符号の説明】
100 回路遮断器本体、102 可動接触子、13 リンクロッド、
14 連結板、15 開閉動作表示板、15a 開閉表示部、
15d ストッパ面、16 ばねチャージ表示板、16a チャージ表示部、
16d ストッパ部、17 カム、18 モータ、18a 伝導軸、
19 ハンドル、20a 開閉表示窓、20b チャージ表示窓、
21 引きばね、30 トリップ表示連結板。
Claims (2)
- 可動接触子投入用の圧縮ばねを圧縮チャージするチャージ機構部と、このチャージ機構部の圧縮チャージに連動して回動するカムと、このカムの回動に從動して上記圧縮ばねのチャージまたはディスチャージの状態を表示するばねチャージ表示板とを有する電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構において、
上記可動接触子の開閉動作に連動して可動接触子の開または閉に対応した位置に動くようになされた連結板を設け、この連結板に連動して上記可動接触子が開のときはOFFの記号を、閉のときはONの記号を表示するように作動する開閉動作表示板を設け、上記開閉動作表示板のOFFの記号とONの記号の中間にTRIPの記号を設けると共に、上記ばねチャージ表示板と上記開閉動作表示板の対向部分に、互いに突き合わされるように形成されたストッパ部を設け、上記可動接触子がトリップ動作したとき、上記ばねチャージ表示板はディスチャージの記号を表示した状態にあって、上記ストッパ部が突き合わされる位置まで上記開閉動作表示板が作動することにより、上記開閉動作表示板が上記TRIPの記号を表示するように構成したことを特徴とする電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構。 - 可動接触子投入用の圧縮ばねを圧縮チャージするチャージ機構部と、このチャージ機構部の圧縮チャージに連動して回動するカムと、このカムの回動に從動して上記圧縮ばねのチャージまたはディスチャージの状態を表示するばねチャージ表示板とを有する電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構において、
上記可動接触子の開閉動作に連動して可動接触子の開または閉に対応した位置に動くようになされた連結板を設け、この連結板に連動して上記可動接触子が開のときはOFFの記号を、閉のときはONの記号を表示するように作動する開閉動作表示板を設け、上記開閉動作表示板のOFFの記号とONの記号の中間にTRIPの記号を設けると共に、上記ばねチャージ表示板と上記開閉動作表示板の対向部分の間にトリップ表示連結板を設け、上記可動接触子がトリップ動作したとき、上記ばねチャージ表示板はディスチャージの記号を表示した状態にあって、上記トリップ表示連結板により規制された位置まで上記開閉動作表示板が作動することにより、上記開閉動作表示板が上記TRIPの記号を表示するように構成したことを特徴とする電気操作装置付回路遮断器の動作表示機構。
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