JP3558610B2 - Used paper processing equipment - Google Patents
Used paper processing equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP3558610B2 JP3558610B2 JP2001232862A JP2001232862A JP3558610B2 JP 3558610 B2 JP3558610 B2 JP 3558610B2 JP 2001232862 A JP2001232862 A JP 2001232862A JP 2001232862 A JP2001232862 A JP 2001232862A JP 3558610 B2 JP3558610 B2 JP 3558610B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- rotating
- rotary
- blades
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投入した古紙を回転速度の異なる夫々一対の回転刃によって噛み込むようにした古紙の処理装置であって、古紙の搬送と破砕を良好に行う回転刃の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年電子化が進むにつれ情報の記録媒体は紙から電子へと急激に移行し、そのために不要になった記録用紙等は「古紙」として扱われている。古紙には複写機によるコピー用紙や、感熱紙、感圧紙、連続コンピュータ用紙などがありそれらは廃却したりあるいは資源として再利用されている。古紙を廃却したり再利用するにはその記載内容を機密としながらも、特定の処理をする必要がある。例えばA4,B5版程度の大きさの紙をそのまま古紙回収業者に処理を依頼する場合と、自らが小さな紙片に粗砕した後に古紙業者に処理を依頼する場合とがある。後者は処理を社内等の内部で行える為、機密漏洩対策としても有効に利用されている。
【0003】
古紙を粗砕処理する従来の処理装置として、例えば図3にその要部を示したものがある。水平方向へ伸びる夫々一対の回転軸115,116を略平行に配置された状態でフレーム101の内部に収容され、図示しない回転ギアで回転速度が異なるように設定されている。この回転軸115,116には等間隔に複数の回転刃108,109が嵌合固着されている。ここで用いた回転刃108の刃先の向きは回転方向に傾斜している。一方の回転軸116は回転軸115よりも回転速度が速く設定され回転刃109が嵌合固着されている。回転刃109の刃先は全て回転方向に傾斜させている。回転刃108,109の並び方は図4に示すように刃先を軸方向に直線的に並べながら回転刃108と回転刃109の間隙に交互に入り込む形で一定間隔で配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのような従来の古紙の処理装置における回転刃の刃先は全て同一の方向に傾斜させ比較的刃底の深い回転刃を用いていたため、古紙を大量に装置内部に引き込める反面、古紙の量を調整する調整部に大量の古紙が突入してしまいそこで搬送が滞って紙詰まりの原因となっていた。この対策として刃先の傾斜向きを全て非回転方向させた回転刃や刃底を浅くした回転刃などが用いられていたが、全ての刃先を非回転方向に傾斜させた回転刃を用いた場合は古紙の搬送能力が弱く、また刃底の浅い回転刃を用いた場合は古紙の破砕力が小さいのでいずれも古紙を効率的に処理するには不向きであった。
【0005】
また従来のように回転刃の刃先を全て回転方向に傾斜させた回転刃を用いた古紙の破砕処理では比較的多くの破砕処理時間を要していた。これは回転速度の遅い回転軸側に巻き付いた古紙を回転速度の速い回転刃によって引きちぎる際に、回転速度の遅い回転軸側に設けた回転刃刃先の傾斜角度が中央の噛込部では古紙を引き抜かれ易い方向に傾斜することになり、回転速度の速い回転刃の刃先傾斜角度が回転速度の遅い回転刃にある古紙を前記噛込部で引きちぎろうとしても刃先の傾斜角度と回転刃の回転速度が合った時に古紙を刃先から単に引き抜くように働いてしまい破砕が十分行われず比較的長い間古紙の破砕工程を繰り返すという問題があった。
【0006】
本発明はこのような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、古紙の搬送と破砕能力を高める装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための本発明が提供する古紙の処理装置は、夫々一対の回転軸に複数の回転刃を設けて一方の回転軸側の回転刃の回転速度は他方とは異なるように構成し前記回転速度が遅い回転刃と前記回転速度の速い回転刃によって形成された噛込部と前記回転速度の遅い回転刃によって前記噛込部に古紙を噛み込ませるようにした古紙の処理装置において、前記回転速度の遅い回転刃の刃先を回転方向に傾斜させて設けると共にその隣接する回転刃を非回転方向に傾斜させて同一軸上に一定の間隔で複数枚配置させる一方、前記回転速度の速い回転刃に設けた回転刃の刃先を回転方向に傾斜させて設けこれら回転軸上に設けられた回転刃の刃先は千鳥配列になるよう配置し各々の回転刃の刃先の横方向の並び方は回転軸と略平行になるように設けたことを特徴とする古紙の処理装置である。
【0008】
【作用】
従来の構成では回転刃の刃先を回転方向に傾斜させてかつ軸方向に一定の間隔で複数枚並べて古紙を強く噛み込ませるようにしていたのに対し、本発明では回転方向に傾斜させた刃先を持つ回転刃と非回転方向に傾斜させた刃先を持つ回転刃を回転速度の遅い回転軸に一定の間隔で複数枚並べてかつ刃先を千鳥配列に設けたので、回転方向に傾斜させた刃先の数は従来技術に比べて軸方向に渡って少なくなるため古紙に突き刺さる刃先の数は少なくなり、回転方向に傾斜した刃先が及ぼす古紙の噛み込み力は小さくなる。これにより従来のように古紙を一度に多量に噛み込みんで回転が滞ることなく安定して搬送できるようになる。
【0009】
また、回転速度の遅い回転刃には回転方向に傾斜させた刃先と非回転方向に傾斜させた刃先の両方を設け回転速度の速い回転軸には回転刃の刃先を回転方向に傾斜させて設けたので、噛込部で回転速度の速い回転軸に設けた回転刃の刃先が回転速度の遅い回転軸に設けた非回転方向に傾斜させた刃先にからみついた古紙を引き剥がす際に強く引きちぎるように働き古紙の破砕が積極的に行われるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例は従来の古紙の処理装置の一部を改良したものなので、従来と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0011】
本発明による古紙の処理装置の構成を図1に示す。フレーム1の上方にはフレーム1の蓋と古紙3を乗せるための上カバー2がある。上カバー2の略中央部には古紙3を内部に導く為の投入口4が設けられている。投入口4の下部には古紙3を破砕部に導くガイド5があり、ガイド5の先端は古紙を搬送する為の回転刃8a,8b側の上方に向けられている。前記ガイド5の下方には夫々一対に並べられた回転軸15,16が設けられこの回転軸15,16は図示しないギアとベアリングを介してフレーム1に回転可能に支持されている。前記回転軸15,16は図示しないモータからの回転がギア比の違う歯車を通じて回転速度が異なるよう回転可能に取り付けられている。
【0012】
回転軸15には非回転方向に刃先が傾斜している回転刃8aと回転方向に刃先が傾斜している回転刃8bが一定間隔で混在して設けられている。回転軸15,16には図示しないキーが設けられ回転刃8a,8b,9と嵌合固着されている。回転軸15に設けられている回転刃8a,8bの上方には古紙を回転刃に押し当てるための押付部材10が揺動可能に設けられアーム20を介してフレーム1にボルト固定されている。この押圧部材10は軸方向に一定間隔で複数枚設けられており各々がフレーム1に固定されている。アーム20には古紙の流れを調整する調整部20aが設けられている。回転軸16には回転刃9が設けられ刃先は回転方向に傾斜している。この回転刃9の上方には破砕した古紙を導く円周ガイド12を設けている。そして夫々一対の回転刃の下方には一定の大きさの古紙のみを通過させるフィルター13を構成するバーを回転軸の方向に一定間隔で並列に複数本設けられている。
【0013】
次に回転刃の配置構成を説明する。図2は本発明の古紙の処理装置に係る回転刃の刃先の向きと回転刃同士の間隔に関する平面図である。ここでは回転刃の刃先の向きを明確にするために刃先数を半分に簡略化して示す。まず回転軸15の手前側端部から回転刃8aを2枚並べる。この回転刃8aの刃先は非回転方向に傾斜させている。回転刃と回転刃の間には嵌合部材14が設けられている。嵌合部材14は回転刃8a,8b,9の間隔を保ちながら夫々一対の回転軸への古紙の巻き付きを防止して、回転刃の刃先が古紙に接しやすくしている。次に回転方向に刃先を傾斜させた回転刃8bを配置する。以後この配置を繰り返し回転刃8a,8bを構成していく。つまり回転刃は端部から8a,8a,8b,8a,8a,8b・・・・以後繰り返しの順となる。一方の回転軸16には回転刃9が設けられ、刃先の向きは回転方向に傾斜させている。そしてこれら回転軸15,16に設けた回転刃の刃先は隣り合う軸方向に並べた回転刃の刃先と直線的に並ばないように各々をずらして配置している。回転軸15,16の両端部は回転刃の脱落を防止するため図示しないカラーとピンで固定されている。またこれら回転刃8a,8b,9は全て同形の回転刃1種類で構成している。次にその回転刃の構成を説明する。
【0014】
図5に示したのは本発明に用いた回転刃の構成を示す平面図である。回転刃には刃先17を円周方向に20歯配置しておりそれらは全て同じ機能を有する同形としている。刃先17の先端は研磨処理で鋭利とし、さらには長時間の摩耗に耐えられるように表面効果処理を施している。刃先17は一方向に傾斜させている。これは刃先の頂点から円心へ中心線をひいた時にその中心線を挟んで角度17aは角度17bよりも小さくなる関係にある。本実施例では約30°に傾斜させている。軸孔6は回転軸15,16に嵌合させるための孔で回転刃の中心に配置されている。軸孔6には2つのキー溝18aと18bが円周に沿って所定の如く設けられている。このキー溝の配置は例えばキー溝18aの縦中心線を0°とした場合、キー溝18bの中心線は171°の位置に設けられている。これは隣り合う刃先の成す角度をθ1とすると、θ2はθ1の半分の角度である。本発明ではθ2の奇数の整数倍、19倍の位置にキー溝18bを配置している。
【0015】
次に本発明の回転刃の組み替え方法を説明する。本回転刃にはキー溝18a,18bを設けることと回転刃の表裏を使うことで合計4つの回転刃の角度と配置を構成するものである。その他のパターンを図6,図7,図8に示す。
【0016】
図6に示した回転刃の平面図は図5に示したキー溝18bを0°の位置に回転移動させたものである。このように刃先の傾斜角度は同じ方向になりながらも図5に示した刃先17の位置よりも回転刃の刃先の半ピッチ分ずつずれた状態で回転軸に嵌合できるようになる。図5,図6に示した回転刃は本発明における刃先を回転方向に傾斜させた状態に相当する。
【0017】
図7は図5に示した回転刃の裏面を示す平面図である。キー溝18cは図5のキー溝18aに相当する。この状態の刃先17dは一方向に傾斜しており、ここでは先程の図5,図6の傾斜方向とは逆の方向となっている。これは本発明で言う非回転方向に傾斜させた回転刃の状態に相当する。そして図8は図7に示したキー溝18dを0°の位置に回転移動させた回転刃の平面図である。このように図7,図8の刃先の傾斜方向は非回転方向に傾斜しながらも隣り合う回転刃の刃先とは半ピッチずつずれるよう配置させることができる。つまりこの4通りの組み合わせの回転刃を回転軸15,16に設けることで、本発明の回転方向に刃先を傾斜させた回転刃と非回転方向に刃先を傾斜させた回転刃を隣り合う回転刃の刃先と軸方向に簡単に構成することができる。
【0018】
上記構成の古紙の処理装置において、フレーム1の上方の上カバー2に置かれた古紙3は投入口4より処理装置内部に進入する。するとガイド5によって古紙3は回転軸15側の回転刃方向に曲げられる。この時、回転軸15の回転は白矢印で示すように時計方向に回転しているので、古紙3は揺動可能な押付部材10と回転刃8a,8bの間に入り込み回転刃8bの刃先17に引っ掛かり搬送を開始する。ここでは非回転方向に傾斜している回転刃8aが2つあるのに対し、回転方向に傾斜している刃先8bが1つの割合で混在しながら同一軸上に嵌合部材14を回転刃の間に入れながら構成されているので、回転方向に傾斜している刃先8bは従来のように古紙を一度に強く噛み込むことがなく安定した古紙の搬送が行われる。こうして回転刃8a,8bに巻き付いた古紙3はやがてもう一方の回転刃9とで作り出される噛込部11に進入する。この時の回転軸16の回転速度は白矢印で示すように反時計方向に回転軸15よりも速い速度で回転するよう設定されている。ここでの回転軸15,16の速度比は概ね0.6対1.0に設定されている。噛込部11に入り込んだ古紙3は回転刃9と回転刃8a,8bの刃先によって穴が開けられる。
【0019】
回転刃の刃先で穴が開けられた古紙3は、回転刃8a,8bに絡みついている状態から回転速度の速い回転刃9の回転によって剥がされようとする。ここでの回転刃8bの刃先は非回転方向に傾斜しているので噛込部11では古紙3を剥がされないように保持する働きをするが、古紙3はその形をとどめることができなくなり回転速度の速い回転刃9によって引きちぎられることになる。やがて古紙3は最初の破砕を完了し不定形な紙片になりながら回転刃9の周囲に巻き付く。回転軸16側の回転刃9に巻き付いた古紙3は搬送ガイド12により飛散されることなく搬送される。このように破砕された古紙3は第一段階の破砕を終えた状態であるが、まだ比較的大きな紙片なのでフィルター13を通過せずに移動し再び噛込部11に突入し破砕されることを繰り返し10mm程度の小さな紙片となった所で古紙3はフィルター13を通過して下部へ落下し破砕が完了する。
【0020】
本発明の回転刃8a,8bの軸方向の配置は、国内で多く用いられるJIS規格A列4番もしくはB列5番の紙の大きさの古紙を円滑に搬送できるように配置している。これは回転刃8bの刃先17が投入口4から進入する古紙3に対し常に2点以上突き刺る間隔にするためである。勿論回転刃8bは1枚でも搬送を開始するが、古紙の摩擦係数が小さくて滑り易い例えば写真や名刺などは回転刃8bの刃先1点で搬送を開始すると古紙が左右のどちらかに曲がった状態で噛込部11に突入して、後続する古紙が積み重なってしまいやがて円滑な搬送と破砕ができなくなることがある。本発明では常に2点以上の刃先が噛み込むことで安定した搬送と破砕を実現させている。また回転刃の刃先の数は本発明では20刃としているが刃先の数を増減させることで一度目に破砕する紙片の大きさを調節することができる。
【0021】
また本発明による回転刃を用いて図2に示したように回転軸15に非回転方向に傾斜させた回転刃8aを2、回転方向に傾斜させた回転刃8bを1の割合で隣り合う回転刃の刃先を半ピッチずつずらしながら一定の間隔で複数枚配置すると、従来のように回転刃の刃先は軸方向に直線的に並びしかも全てが回転方向に傾斜しないように構成したので古紙3を噛み込む力は小さくなり古紙3が一度に調整部20aに送り込まれてしまって回転軸の回転が停止するようなことはなくなる。
また噛込部11においては非回転方向に傾斜させた回転刃8aが回転速度の遅い回転軸15に複数枚設けられているので、回転速度の速い回転軸16に設けた回転刃9が回転軸15側の回転刃に巻き付いた古紙3を引き剥がす際に回転刃8aが古紙3を強く引き止める役割を果しその時に古紙3は大きく破断することができる。
【0022】
本発明による回転刃の構成では顧客先で扱う古紙の摩擦係数、紙質、種類や大きさに応じて回転刃の配列を組み替えができる為、被破砕物に見合った最適な破砕条件を作り出すことができる。本発明では回転速度の遅い回転刃に用いた回転方向に刃先を傾斜させた回転刃と非回転方向に刃先を傾斜させた回転刃の比率を1:2で構成したが、その比率は被破砕物に応じて1:3や1:4のように組み替えればより効率的な破砕も可能となる。本発明では回転速度の速い回転軸に設けた回転刃の刃先を回転方向に傾斜させて古紙の引きちぎり力を高めているが、非回転方向に傾斜させた回転刃を適宜配置することで古紙の引きちぎり能力を調節することもできる。その他、回転刃の刃先の摩耗量に応じて双方の回転軸上で回転刃の配置を組み替えることができるので、長期に渡り回転刃を使用し安定した破砕をすることができる。また、取り扱う回転刃が1種類であるため搬送や管理方法を統一することができ、しかも部品点数は1点であるために特別な作業工数や交換ツールを増やすことなく長期に渡り利用が可能となる。
【0023】
図9に示したものは本発明による回転刃の構成で手動による低速回転で破砕させた古紙の状態を示すものである。A4版の古紙の場合図の上方が用紙の長辺側の端部になり繊維方向はこの長辺に平行する形で存在している。白く見える部分が古紙、黒く見える部分が破断部である。この中で比較的大きく破断して見える破断部は噛込部11において回転刃8aが古紙を引き留めた為に大きく破断した部分である。本発明では隣り合う回転刃の刃先を半ピッチずつずらして配置しているので、古紙が切れ広がっていく方向が刃先で開けられた穴へ連結する、つまりは破砕前の古紙の長辺側に平行して構成される紙の繊維方向を切断するようになり古紙が破砕され易い状態を作り出している。
一方、図10に示すのは従来の回転刃の構成で古紙を手動による低速回転で破砕させた実体図である。回転刃108の刃先が全て回転方向に傾斜しているので噛込部111において古紙103は回転刃109によって引き抜かれ易い状態であるため、古紙のダメージは少なくなり破断面は小さくなっていることがわかる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の古紙の処理装置によれば、古紙を搬送する回転刃の刃先の傾きを回転方向と非回転方向に混在させて構成しこれら回転軸上に設けられた回転刃の刃先は千烏配列になるよう配置し各々の回転刃の刃先の横方向の並び方は回転軸と略平行になるように設けたので、一度に大量の古紙が搬送されることなく破砕前の古紙の繊維方向も切断させるようになり極めて円滑に古紙の破砕を行うことができる。さらに、回転速度が速い回転刃の刃先を回転方向に傾斜させるように構成したので、噛込部における古紙の引きちぎり力は強くなり古紙の破砕能力は高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による古紙の処理装置についての一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明による古紙の処理装置の回転刃の構成についての一実施例を示す平面図である。
【図3】従来の古紙の処理装置を示す縦断面図である。
【図4】従来の古紙の処理装置による回転刃の構成を示す平面図である。
【図5】本発明による回転刃の構造についての一実施例を示す平面図である。
【図6】図5の回転刃のキー溝18bを0°の位置に配置した平面図である。
【図7】図5の回転刃を裏返した状態の平面図である。
【図8】図7の回転刃のキー溝18dを0°の位置に配置した平面図である。
【図9】本発明による回転刃の構成で古紙を低速回転で破砕した時の一実施例を示す状態写真である。
【図10】従来の古紙の処理装置における回転刃の構成で古紙を低速回転して破砕した時の状態写真である。
【符号の説明】
6,19…孔
8a,8b,9…回転刃
11…噛込部
15,16…回転軸
17…刃先
18a,18b,18c,18d…キー溝[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a used paper processing apparatus in which a used used paper is bitten by a pair of rotary blades having different rotation speeds, and relates to a configuration of a rotary blade for carrying and crushing used paper satisfactorily.
[0002]
[Prior art]
In recent years, as the computerization has progressed, the recording medium for information has rapidly changed from paper to electronic, and recording paper and the like that have become unnecessary due to that have been treated as “used paper”. Used paper includes copy paper by a copier, thermal paper, pressure-sensitive paper, continuous computer paper, and the like, which are discarded or reused as resources. In order to discard or reuse waste paper, it is necessary to perform specific processing while keeping the contents confidential. For example, there are a case where a paper of about A4 size and a B5 size is directly processed by a used paper collection company, and a case where the paper itself is crushed into small pieces of paper and then processed by a used paper company. The latter can be effectively used as a countermeasure against confidential leakage because the processing can be performed inside the company or the like.
[0003]
As a conventional processing apparatus for crushing waste paper, for example, there is an apparatus whose main part is shown in FIG. A pair of
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the blades of the rotary blades in such a conventional waste paper processing apparatus are all inclined in the same direction and use a rotary blade with a relatively deep bottom, so that a large amount of waste paper can be drawn into the apparatus, but the amount of waste paper is large. A large amount of waste paper rushes into the adjustment unit for adjusting the paper feed, and the conveyance is stagnated there, causing a paper jam. As a countermeasure for this, a rotary blade with a non-rotating direction of the blade edge or a rotary blade with a shallower blade bottom was used, but when using a rotary blade with all the blade edges tilted in the non-rotating direction, When a rotating blade having a shallow blade bottom is used, the conveying ability of the used paper is weak, and the crushing force of the used paper is small.
[0005]
Further, in the conventional crushing process of waste paper using a rotary blade in which the edges of the rotary blades are all inclined in the rotation direction, a relatively long crushing time is required. This is because when the waste paper wrapped around the rotating shaft with a slower rotating speed is torn off by a rotating blade with a higher rotating speed, the inclined angle of the blade edge of the rotating blade provided on the rotating shaft with a lower rotating speed makes the recycled paper in the biting part at the center. The inclined angle of the blade of the rotating blade with a high rotating speed is inclined in the direction in which the rotating blade with a high rotating speed is inclined, and the inclined angle of the blade with the rotating angle of the rotating blade even when trying to tear off the waste paper on the rotating blade with a low rotating speed at the biting portion. When the rotation speed is matched, the used paper is simply pulled out from the cutting edge, so that the crushing is not sufficiently performed and the crushing process of the used paper is repeated for a relatively long time.
[0006]
The present invention has been made based on such a point, and an object of the present invention is to provide an apparatus for improving the ability of conveying and crushing waste paper.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A waste paper processing apparatus provided by the present invention for achieving such an object is provided with a plurality of rotary blades on a pair of rotary shafts, respectively, such that the rotational speed of the rotary blade on one rotary shaft side is different from that of the other. A used paper processing apparatus having a configuration in which a used portion is formed by the rotating blade having the slower rotating speed and the rotating blade having the higher rotating speed and the rotating blade having the lower rotating speed is configured to cause the used paper to be bitten by the rotating portion. In the above, the cutting edge of the rotating blade having the slower rotating speed is provided to be inclined in the rotating direction, and the adjacent rotating blades are inclined in the non-rotating direction so that a plurality of blades are arranged on the same axis at a constant interval. The blades of the rotary blades provided on the fast rotating blades are tilted in the rotational direction, and the blades of the rotary blades provided on these rotary shafts are arranged in a staggered arrangement, and the horizontal alignment of the blade edges of the respective rotary blades Is almost parallel to the rotation axis A processing device of the used paper, characterized in that provided on so that.
[0008]
[Action]
In the conventional configuration, the blade of the rotary blade is inclined in the rotation direction and a plurality of the blades are arranged at a predetermined interval in the axial direction so as to strongly bite the waste paper, whereas in the present invention, the blade is inclined in the rotation direction. Since a plurality of rotating blades with rotating blades and rotating blades with blades tilted in the non-rotating direction are arranged at regular intervals on a rotating shaft with a slow rotation speed and the blade edges are arranged in a staggered arrangement, Since the number is smaller in the axial direction than in the prior art, the number of cutting edges piercing the used paper is reduced, and the cutting force of the used paper exerted by the cutting edges inclined in the rotation direction is reduced. As a result, a large amount of used paper can be bitten at once as in the related art, and the paper can be stably conveyed without delay.
[0009]
In addition, a rotating blade with a slow rotating speed is provided with both a blade inclined in the rotating direction and a blade inclined in the non-rotating direction, and a rotating shaft with a fast rotating speed is provided with the blade of the rotating blade inclined in the rotating direction. Therefore, the blade of the rotary blade provided on the rotating shaft having a high rotation speed at the biting portion is strongly torn when peeling off the waste paper clinging to the blade provided on the rotating shaft having a low rotation speed and being inclined in the non-rotational direction. In this way, waste paper is actively crushed.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments shown in the drawings. In this embodiment, since a part of the conventional waste paper processing apparatus is improved, the same parts as those in the related art are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted. Only different parts will be described.
[0011]
FIG. 1 shows the configuration of a used paper processing apparatus according to the present invention. Above the frame 1, there is an
[0012]
The rotating
[0013]
Next, the arrangement of the rotary blade will be described. FIG. 2 is a plan view relating to the direction of the blade edge of the rotary blade and the interval between the rotary blades in the used paper processing apparatus of the present invention. Here, in order to clarify the direction of the cutting edge of the rotary blade, the number of cutting edges is simplified to half. First, two
[0014]
FIG. 5 is a plan view showing the configuration of the rotary blade used in the present invention. The rotary blade has 20 blade edges 17 arranged in the circumferential direction, all of which have the same shape and the same function. The tip of the
[0015]
Next, the method of assembling the rotary blade according to the present invention will be described. By providing the
[0016]
The plan view of the rotary blade shown in FIG. 6 is obtained by rotating the
[0017]
FIG. 7 is a plan view showing the back surface of the rotary blade shown in FIG. The
[0018]
In the used paper processing apparatus having the above-described configuration, the used
[0019]
The used
[0020]
The
[0021]
Also, as shown in FIG. 2, the
In the biting
[0022]
In the configuration of the rotary blade according to the present invention, since the arrangement of the rotary blade can be rearranged according to the friction coefficient, paper quality, type and size of the waste paper handled at the customer site, it is possible to create optimal crushing conditions suitable for the crushed object. it can. In the present invention, the ratio of the rotating blade having the inclined blade in the rotating direction used for the rotating blade having a low rotating speed to the rotating blade having the inclined blade in the non-rotating direction is 1: 2. More efficient crushing becomes possible by rearranging as 1: 3 or 1: 4 depending on the object. In the present invention, the cutting edge of the rotary blade provided on the rotating shaft having a high rotation speed is inclined in the rotation direction to increase the tearing force of the waste paper, but the waste paper is appropriately arranged by the rotation blade inclined in the non-rotation direction. You can also adjust the tearing ability. In addition, since the arrangement of the rotary blades on both rotary shafts can be changed according to the wear amount of the blade edge of the rotary blade, stable crushing can be performed using the rotary blades for a long period of time. In addition, since there is only one type of rotating blade to handle, the transport and management methods can be unified, and since the number of parts is one, it can be used for a long time without increasing the number of special work steps and replacement tools. Become.
[0023]
FIG. 9 shows the state of waste paper crushed by manual low-speed rotation with the configuration of the rotary blade according to the present invention. In the case of A4 size waste paper, the upper side of the figure is the end on the long side of the sheet, and the fiber direction is present in parallel with this long side. The part that looks white is the waste paper, and the part that looks black is the broken part. Among these, the broken portion that appears to be broken relatively large is the portion of the biting
On the other hand, FIG. 10 is an actual view in which waste paper is crushed by manual low-speed rotation with a configuration of a conventional rotary blade. Since the edges of the
[0024]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the used paper processing apparatus of the present invention, the inclination of the blade edge of the rotary blade for conveying the used paper is mixed in the rotation direction and the non-rotation direction and provided on these rotation shafts. The blades of the rotary blades are arranged in a staggered arrangement, and the horizontal alignment of the blades of each rotary blade is set so as to be substantially parallel to the rotating shaft, so crushing without a large amount of waste paper being conveyed at once The fiber direction of the used waste paper is also cut, so that the waste paper can be crushed very smoothly. Furthermore, since the blade of the rotary blade having a high rotation speed is configured to be inclined in the rotation direction, the tearing force of the used paper at the biting portion is increased, and the crushing ability of the used paper is increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of a used paper processing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing an embodiment of a configuration of a rotary blade of the used paper processing apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a conventional waste paper processing apparatus.
FIG. 4 is a plan view showing a configuration of a rotary blade in a conventional used paper processing apparatus.
FIG. 5 is a plan view showing one embodiment of the structure of the rotary blade according to the present invention.
FIG. 6 is a plan view in which the
FIG. 7 is a plan view showing a state where the rotary blade of FIG. 5 is turned upside down.
8 is a plan view in which the
FIG. 9 is a photograph showing a state in which waste paper is crushed at a low speed by the configuration of the rotary blade according to the present invention.
FIG. 10 is a photograph of a state in which waste paper is rotated at a low speed and crushed by a configuration of a rotary blade in a conventional waste paper processing apparatus.
[Explanation of symbols]
6, 19 ...
Claims (1)
前記回転速度の遅い回転刃の刃先を回転方向に傾斜させて設けると共にその隣接する回転刃を非回転方向に傾斜させて同一軸上に一定の間隔で複数枚配置させる一方、前記回転速度の速い回転刃に設けた回転刃の刃先を回転方向に傾斜させて設け
これら回転軸上に設けられた回転刃の刃先は千鳥配列になるよう配置し各々の回転刃の刃先の横方向の並び方は回転軸と略平行になるように設けたことを特徴とする古紙の処理装置。Each of the pair of rotating shafts is provided with a plurality of rotating blades, and the rotating speed of the rotating blade on one rotating shaft side is different from that of the other rotating shaft. The rotating blade is formed by the rotating blade having the slow rotating speed and the rotating blade having the fast rotating speed. In the used paper processing apparatus in which the used paper is bitten into the biting portion by the biting portion and the rotating blade having the low rotation speed,
The blades of the rotating blades having the low rotation speed are provided to be inclined in the rotation direction, and the adjacent rotation blades are inclined in the non-rotation direction to arrange a plurality of blades at a constant interval on the same axis, while the rotation speed is high. The blade of the rotary blade provided on the rotary blade is provided to be inclined in the rotation direction
The blades of the rotary blades provided on these rotary shafts are arranged in a staggered arrangement, and the horizontal arrangement of the blade edges of each rotary blade is provided so as to be substantially parallel to the rotary shaft . Processing equipment.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001232862A JP3558610B2 (en) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | Used paper processing equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001232862A JP3558610B2 (en) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | Used paper processing equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003001131A JP2003001131A (en) | 2003-01-07 |
JP3558610B2 true JP3558610B2 (en) | 2004-08-25 |
Family
ID=19064711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001232862A Expired - Fee Related JP3558610B2 (en) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | Used paper processing equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3558610B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006001370A1 (en) * | 2004-06-26 | 2006-01-05 | Toshiaki Kuraoka | Document shredder device |
JP4501140B2 (en) * | 2006-10-03 | 2010-07-14 | 正勝 四倉 | Shredder insertion path |
JP5298435B2 (en) * | 2007-02-05 | 2013-09-25 | 富士ゼロックス株式会社 | Shredding equipment |
JP6180899B2 (en) * | 2013-11-19 | 2017-08-16 | 株式会社御池鐵工所 | Crushing machine |
JP5910837B2 (en) * | 2014-05-26 | 2016-04-27 | 株式会社テクノリンクス | Beverage container drilling device |
JP6748425B2 (en) * | 2015-12-22 | 2020-09-02 | 川崎重工業株式会社 | Railway car body |
-
2001
- 2001-06-26 JP JP2001232862A patent/JP3558610B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003001131A (en) | 2003-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5163629A (en) | Shredder cutting discs | |
JPH02303553A (en) | Breaker of sheet material | |
JP3558610B2 (en) | Used paper processing equipment | |
JP3691609B2 (en) | Slitting mechanism of card cutter | |
JP2005034962A5 (en) | ||
JP5464925B2 (en) | Meat processing module for meat processing machine and meat processing machine using the same | |
JP4280811B2 (en) | Paper shredding device | |
WO2014079251A1 (en) | Multi-blade paper shredder and paper shredding method thereof | |
JPS63147561A (en) | Cutting type crusher | |
JP2001121012A (en) | Shredder | |
KR0129230Y1 (en) | Name card cutter | |
KR200207635Y1 (en) | Cutting structure of name card cutter | |
JPH11290708A (en) | Sheet shredder of paper or the like | |
JP2001030192A (en) | Slitter device | |
JPS63209762A (en) | Shredder | |
JPH11128761A (en) | Method for shredding scraped paper and shredding device used for shredding scrapped paper | |
KR100557470B1 (en) | Rotation apparatus for a knife unit of strip cutter machine | |
JPH09323287A (en) | Cutting method of corrugated cardboard | |
JP2001293688A (en) | Slitter device | |
JPH0271855A (en) | Shredding device of document shredder | |
JPH081579A (en) | Paper cutter | |
JP2002233232A (en) | Waste straw cutter | |
JPH09132888A (en) | Treating device for wastepaper | |
JPS58223447A (en) | Paper sending apparatus of document shredder | |
JPS58166945A (en) | Cutter of ducument finely cutting machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040427 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040518 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528 Year of fee payment: 6 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528 Year of fee payment: 6 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |