JP3558478B2 - 半導体装置、その製造方法及び読み出し方法 - Google Patents

半導体装置、その製造方法及び読み出し方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置、その製造方法及びその読み出し方法に関し、より詳細には、ダブルポリゲート電極を用いた高密度マスクプログラマブルROM部を有し、高速読み出し可能な半導体装置、その製造方法及びその読み出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
マスクROMのメモリセル方式としては、直列接続されたセルトランジスタに対し、エンハンスメント型のトランジスタとデプレッション型のトランジスタとを選択することによりROMデータを書き込むNAND型ROMと、並列に接続されたセルトランジスタに対して、選択的に閾値電圧を電源電圧以上に設定してROMデータを書き込むNOR型ROMがある。一般にNAND型ROMは高集積化に優れ、NOR型ROMは高速化に優れているが、それぞれ逆は劣っているという特長がある。
【0003】
一般のNOR型ROMは2個のメモリセルトランジスタに対して1個の割合でコンタクト穴が必要となり、コンタクト穴及びマスク合わせずれ余裕のための領域を確保しなければならないため、メモリセルの微細化が非常に困難であった。
そこで、高集積化のためには、主にNAND型ROMが使われてきた。NAND型ROMはセルトランジスタを直列接続し、トランジスタ列の両端にコンタクト穴を設けるので、直列接続するトランジスタの数を多くすればするほど高集積化が図れる。
【0004】
しかし、NAND型ROMを用いても、更に高集積化を図るためには、素子分離領域の寸法シフトや段差が障害となっている。
上記の問題を解決する方法として、従来のNOR型ROMとNAND型ROMとの両方の利点を持ち合わせた高密度NOR型ROMメモリセル方式が一部で採用されている。
【0005】
この装置は、素子分離酸化膜の無いメモリセル領域に、セルトランジスタのソース/ドレイン領域かつビットライン配線となる高濃度拡散領域が複数本平行に形成されており、さらに、ゲート絶縁膜を介して、高濃度拡散領域に対し直交して、ゲート電極(ワードライン)が複数本平行に形成されている。また、ゲート電極及び高濃度拡散領域が形成されていない領域には、ソース/ドレイン領域とは異なる導電型を有する不純物がイオン注入されて素子分離が行われている。
【0006】
これによれば、素子分離酸化膜の段差が無いので、ソース/ドレイン領域、拡散領域及びゲート電極の加工において、通常用いられる加工限界以下の加工ピッチを用いることにより、メモリセル領域の高集積化を図ることができる。また、素子分離には素子分離酸化膜を使わず、ゲート電極形成後、セルフアラインでイオン注入により行うので、高集積化に効果を発揮する。
【0007】
このような高集積化に適したNAND型ROMや高密度NOR型ROMにおいて、さらに高集積化を行うためにゲート電極を多層構造にして、メモリセルの高密度化を図る種々の方法がある。特開昭53−41188号にはNAND型ROMに対して、特開昭63−131568号には高密度NOR型ROMに対して多層構造のゲート電極をい用いることが記載されている。
【0008】
しかし、半導体装置に対する大容量化の要求は厳しく、さらなる高集積化及び高速化が要求されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数の第1トランジスタが直列接続された複数の第1トランジスタ列と該第1トランジスタ列間に配設された複数の第2トランジスタから構成される複数の第2トランジスタ列とからなるメモリセル部と、
前記各第1トランジスタ列の両端にそれぞれ接続された複数の副ビットラインと、
該各副ビットラインに1個接続された選択トランジスタと、
前記第1トランジスタ列の両端で、それぞれn本(n≧3)の副ビットラインと接続する主ビットラインとからなり、
1本の主ビットラインに接続されるn本の副ビットラインにそれぞれ接続されたn個の選択トランジスタが、
第1≦第2≦第3≦……≦第n(但し、全て等しい場合は除く)
の関係を満たす駆動能力を有する半導体装置が提供される。
【0010】
また、本発明の方法によれば、上記半導体装置において、メモリセル部における第1トランジスタ列の延設方向と略直交する方向に延設され、異なる第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタを複数個接続してなる第1ワードラインと、該第1ワードライン間に形成され、異なる第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタを複数個接続してなる第2ワードラインとを交互に配置し、かつ各選択トランジスタを構成するゲート電極に接続された各選択線が、前記第2ワードラインと同一工程で形成される同じ材料のワードラインで形成される場合には、
半導体基板のメモリセル部上に絶縁膜を介して第1ワードラインを形成し、該第1ワードラインと所望の形状のマスクパターンとをマスクとしてメモリセル部上にソース/ドレイン領域を形成するとともに、副ビットラインを構成する拡散領域を形成し、その後、メモリセル部上の第1ワードライン間に絶縁膜を介して第2ワードラインを形成するとともに、前記拡散領域の一部領域上に選択線を形成する半導体装置の製造方法が提供される。
【0011】
さらに、本発明の別の方法によれば、上記半導体装置において、メモリセル部における第1トランジスタ列の延設方向と略直交する方向に延設され、異なる第1及び第2トランジスタ列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第1ワードラインと、該第1ワードライン間に形成され、異なる第1及び第2トランジスタ列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第2ワードラインとを交互に配置し、各選択トランジスタを構成するゲート電極に接続された各選択線が、前記第2ワードラインと同一工程で形成される同じ材料のワードラインで形成される場合には、
半導体基板のメモリセル部上に絶縁膜を介して第1ワードラインを形成し、該第1ワードラインと所望の形状のマスクパターンとをマスクとして副ビットラインを構成する拡散領域を形成し、その後、メモリセル部上の第1ワードライン間に絶縁膜を介して第2ワードラインを形成するとともに、前記拡散領域の一部領域上に選択線を形成する半導体装置の製造方法が提供される。
【0012】
また、本発明によれば、第1トランジスタ列の両端でそれぞれ複数の副ビットラインに接続される2本の主ビットラインの電位差を、読み出そうとするメモリセル部における第1又は第2トランジスタのソース側の配線抵抗成分又は選択トランジスタの駆動能力に応じて反転させる上記半導体装置の読み出し方法が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、高集積化の要求に対して提案された同出願人の特願平7−326057号又は特願平8−55235号における新規なメモリセル部を有する半導体装置に対する高速読み出しを実現するための半導体装置である。
つまり、従来の高密度NOR型ROMの拡散ビットラインに相当する領域をセルトランジスタとして活用して高集積化を図った半導体装置においては、ビットラインにメモリセルトランジスタのON抵抗が直列に加わり、読み出し電流が小さくなって、センス動作が難しくなるという不都合があった。よって、より大きな読み出し電流を得るためには、メモリセル部に接続された選択トランジスタのゲート電極に大きな電圧を与えることが考えられるが、ゲート電極に与えられる電圧はせいぜい電源電圧ぐらいであり、選択トランジスタにより大きな電流を流すためには、別途昇圧回路が必要となり、LSI全体でのチップサイズの大型化、回路の複雑化という問題が生ずる。そこで、本発明は、一定の(限られた)スペースの中で、選択トランジスタのサイズを大きくするレイアウト、回路構成等の工夫により読み出し電流の大電流化を実現することを提案する。
【0014】
本発明の半導体装置においては、主にメモリセル部、副ビットライン、選択トランジスタ、主ビットラインを有している。
メモリセル部は、主として複数の第1トランジスタが直列接続された複数の第1トランジスタ列と、この第1トランジスタ列間に配設され、複数の第2トランジスタからなる複数の第2トランジスタ列とを有する。このようなメモリセルは、上述のように特願平7−326057号又は特願平8−55235号に開示されているすべての高集積化メモリセルを含む。
【0015】
このようなメモリセルの例としては、▲1▼ある第1トランジスタ列の第1トランジスタと別の第1トランジスタ列の第1トランジスタとのソース/ドレインは、第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタのソース/ドレインを共有しており、各第2トランジスタは第1トランジスタ列に対して、それぞれ並列的に接続されている。第2トランジスタとソース/ドレインを共有する第1トランジスタを構成するある第1トランジスタ列と別の第1トランジスタ列とは、互いに隣接するトランジスタ列であることが好ましいが、1つおき又は2つおき以上のトランジスタ列であってもよい。いいかえれば、第2トランジスタ列は必ずしも第1トランジスタ列間の全てに配設されている必要はなく、1列おき又は2列おき以上で配設されていてもよい。また、1つの第2トランジスタ列において第2トランジスタは、1つの第1トランジスタ列における第1トランジスタの数に対応して配設されていてもよいが、第1トランジスタの1つおき又は2つおき以上で配設されていてもよい。従って、このメモリセルにおいては、第1トランジスタと第2トランジスタが縦横方向に規則正しくマトリクス状に配設されていることが、高集積化の点からは最も好ましいが、ところどころの第1又は第2トランジスタ、あるいは列単位で欠落していてもよい。
【0016】
▲1▼のメモリセルの具体例として、▲2▼略平坦な半導体基板上に、第1ゲート絶縁膜を介して第1の方向(上記第1及び第2トランジスタ列に略直交する方向)に延設された複数の第1ワードラインと、この第1ワードライン間に、第2ゲート絶縁膜を介して延設された複数の第2ワードラインとが形成され、これら第1及び第2ワードラインのそれぞれに複数の第1及び第2トランジスタのゲート電極が接続されて構成されるメモリセルが挙げられる。このようなメモリセルにおいては、第1ワードラインに接続されている各第1トランジスタは、第1の方向に垂直な第2の方向(上記第1及び第2トランジスタ列とほぼ平行な方向)に隣接する各第1トランジスタとソース/ドレイン領域を共有することにより、第2の方向に隣接する第1トランジスタが直列接続されることになる。また、第2ワードラインに接続されている各第2トランジスタは、第1の方向に隣接する各第2トランジスタとソース/ドレイン領域を共有している。さらに、第1トランジスタのソース/ドレイン領域が第2トランジスタのソース/ドレイン領域とも共有している。上記構成により、複数のトランジスタが第1の方向(横方向)又は第2の方向(縦方向)に隣接する各トランジスタとソース/ドレイン領域を共有し、高密度化を図っている。
【0017】
さらに、▲1▼のメモリセルの別の具体例として、▲3▼半導体基板に溝を形成し、この溝の側面を利用したメモリセルが挙げられる。さらに詳細にいうと、溝の延設方向が、第1の方向、つまり第1及び第2ワードラインの延設方向と同じ方向の場合には、(イ)第1ワードラインを溝の両側壁にサイドウォールスペーサ状に形成し、第2ワードラインを各溝間の半導体基板上面と溝底面とに形成することにより、第1トランジスタはチャネル領域が溝側面に、かつソース/ドレイン領域が溝底面及び溝間の半導体上面に形成され、第2トランジスタはチャネル領域及びソース/ドレイン領域が溝底面又は半導体基板上面に形成されるメモリセルと、(ロ)第2ワードラインを溝の両側壁にサイドウォールスペーサ状に形成し、第1ワードラインを各溝間の半導体基板上面と溝底面とに形成することにより、第1トランジスタはチャネル領域が溝底面又は半導体基板上面に、かつソース/ドレイン領域が溝側面に形成され、第2トランジスタはチャネル領域及びソース/ドレイン領域が溝の側面に形成されるメモリセルであり、その他の構成は、上述▲2▼のメモリセルとほぼ同様である。
【0018】
また、溝の延設方向が、第2の方向、つまり第1及び第2ワードラインの延設方向に対して直交する場合には、第1及び第2ワードラインが、溝内の一部を埋め込むように溝に対して直交して延設される。つまり、(ハ)第1トランジスタはチャネル領域及びソース/ドレイン領域が溝間の半導体基板上面及び/又は溝底面に形成され、第2トランジスタはチャネル領域が溝側面に、かつソース/ドレイン領域が溝間の半導体基板上面及び溝底面に形成されるメモリセルと、(ニ)第1トランジスタはチャネル領域及びソース/ドレイン領域が溝側面に形成され、第2トランジスタはチャネル領域が溝間の半導体基板上面及び/又は溝底面に、かつソース/ドレイン領域が溝両側面に形成されるメモリセルとであり、その他の構成は、上述▲2▼のメモリセルとほぼ同様である。
【0019】
上記メモリセルは、上述の第1及び第2ワードラインの直下であって、かつ各トランジスタのチャネル領域直上にフローティングゲートが形成されたフローティングゲート型トランジスタとして構成してもよい。この場合には、フローティングゲート下には、通常のゲート絶縁膜よりも膜厚が薄いトンネル酸化膜が形成されていることが好ましく、さらに、フローティングゲートと第1及び第2ワードラインとの間には、通常のゲート絶縁膜又はゲート絶縁膜よりもやや膜厚の厚い絶縁膜が形成されていることが好ましい。なお、上記半導体装置をフローティングゲート型トランジスタとする場合には第1及び第2トランジスタのいずれもをフローティングゲート型トランジスタとすることが好ましいが、その用途に応じて第1又は第2トランジスタのいずれかをフローティングゲート型トランジスタとしてもよい。
【0020】
さらに、▲4▼トランジスタが半導体基板上にマトリクス状に形成されて構成されており、第1トランジスタ列の延設方向と略直交する方向に延設され、異なる第1及び第2トランジスタ列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第1ワードラインと、第1ワードライン間であって、異なる第1及び第2トランジス列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第2ワードラインとを交互に配置することにより、半導体基板の第1及び第2ワードラインの下方に位置する部分に、第1又は第2トランジスタのチャネル領域が全て互いに接するように形成され、第1及び第2トランジスタは少なくとも大きさの異なる4種類の閾値電圧を有するメモリセルが挙げられる。
【0021】
また、▲4▼のメモリセルにおいて、さらに、▲5▼第1及び第2ワードラインと直交する第2の方向に配設された第1及び第2トランジスタのチャネル領域が全て互いに接するように形成されているメモリセルが挙げられる。
さらに、▲6▼トランジスタが半導体基板上にマトリクス状に形成されて構成されており、半導体基板上に絶縁膜を介して第1の方向に複数本平行に形成された第1ワードラインと、このワードラインをゲート電極とし、このワードラインと直交する第2の方向に直列接続された複数の第1トランジスタを備えてなり、この第1の方向に複数列配設された第1トランジスタ列と、この第1トランジスタ列の各第1トランジスタとゲート電極を共有し、かつ、この第1トランジスタのチャネル領域をソース/ドレインとし、閾値電圧が互いに異なる複数の第2トランジスタを備え、この複数の第2トランジスタが第1トランジスタ列間において並列に接続された第2トランジスタ列とを備え、第2トランジスタ列の全ての第2トランジスタの閾値電圧が第1トランジスタ列の第1トランジスタの閾値電圧よりも高く設定されているメモリセルが挙げられる。
【0022】
また、▲7▼半導体基板の第2の方向に複数本の溝が互いに平行に形成され、第1トランジスタ列の各第1トランジスタのチャネル領域または第2トランジスタ列の各第2トランジスタのチャネル領域のいずれか一方が、溝間の半導体基板上面及び溝底面に形成され、他方が溝側壁に形成されている上記▲4▼〜▲6▼のメモリセルが挙げられる。
【0023】
さらに、▲8▼第1ワードラインと第2ワードラインを備えてなり、半導体基板の第1の方向に複数本の溝が互いに平行に形成され、第1ワードライン又は第2ワードラインのいずれか一方が、絶縁膜を介して溝間の半導体基板上面及び溝底面に形成され、他方が溝側面に形成されており、第1トランジスタ列の各第1トランジスタのチャネル領域及び第2トランジスタ列の各第2トランジスタのチャネル領域が、溝間の半導体基板上面、溝側面及び溝底面に形成されて第2の方向に延在しているメモリセルが挙げられる。
【0024】
上記メモリセルは、それぞれ公知の材料、方法等を適宜組み合わせ形成することができる。
本発明の半導体装置においては、上記メモリセル部における各第1トランジスタ列の両端にそれぞれ接続された副ビットラインを複数本有している。この副ビットラインは、拡散領域により半導体基板中又は表面に形成されていることが好ましく、第1トランジスタ列を構成する最端のトランジスタのソース/ドレイン領域を共有し又はソース/ドレイン領域に接続されて形成されていることが好ましい。
【0025】
また、各副ビットラインには、それぞれ選択トランジスタが1個接続されている。選択トランジスタとしては、通常スイッチング素子又は選択素子として構成されるトランジスタとして機能するMOSトランジスタ、MISトランジスタ等、公知のトランジスタを使用することができる。これら選択トランジスタは、副ビットラインの延設方向に略直交する選択線(ワードライン)にそれぞれ接続されており、この選択線は、メモリセル部における第1及び第2ワードラインとほぼ平行に形成されていることが好ましく、さらに、第1及び/又は第2ワードラインと同一の製造工程により、同一の材料により形成されていることがより好ましい。
【0026】
さらに、上記副ビットラインは、メモリセル部の両端でそれぞれn本(n≧3)ごとに、1本の主ビットラインに接続されている。主ビットラインは、副ビットラインを構成する拡散領域に、コンタクトホールを介して接続された導電材、例えば一般に電極材料に用いられる金属により形成されていることが好ましい。また、主ビットラインは、第1トランジスタ列の両端で、必ずしも同じ第1トランジスタ列に接続されている副ビットラインn本に接続されることは必要とせず、例えば、両端で異なる副ビットライン数で1本の主ビットラインに接続してもよいし、両端で2本、3本……ずれたパターンで副ビットラインn本で1本の主ビットラインに接続してもよい。なかでも、第1トランジスタ列の両端で、2〜4本程度ずれたパターンで副ビットライン4〜8本程度で1本の主ビットラインに接続されているものが好ましい(なお、図1においては、第1トランジスタ列の両端で、2本ずれたパターンで副ビットライン4本が1本の主ビットラインに接続されているものを示している。)
また、1本の主ビットラインに接続されるn本の副ビットラインにそれぞれ接続されたn個の選択トランジスタは、上述した選択線の線幅により、形成されるトランジスタの駆動能力を実質的に制御することができる。よって、各選択線の線幅を異ならせることにより、例えば第1≦第2≦第3≦……≦第n(但し、全て等しい場合は除く)の関係を満たす駆動能力を有する選択トランジスタを形成することができる。この場合には、駆動能力が最も小さい第1の選択トランジスタが接続された副ビットラインに隣接する一方の副ビットラインに、駆動能力の最も大きい第nの選択トランジスタが接続され、かつ第1の選択トランジスタが接続された副ビットラインと同一の第1トランジスタ列に接続された別の副ビットラインに、第nの選択トランジスタが接続されていることが好ましい。このように駆動能力の異なる選択トランジスタを配置することにより、読み出し電流の大電流化を実現することができることとなる。また、選択トランジスタは、占有面積を縮小させるために絶縁膜を介してほぼ接触するように、異なる線幅の選択線を配置することが好ましい。
【0027】
本発明における上記上記半導体装置の製造方法としては、メモリセル部と選択線、選択トランジスタ、副ビットライン、主ビットライン等は、適宜同一の製造工程で形成することが好ましい。例えば、メモリセル部の第1及び/又は第2ワードラインを形成する場合に、同一工程、同一材料で選択線を形成することができ、メモリセル部のソース/ドレイン領域形成用、チャネル領域の閾値制御用、マスクROMデータ書き込み用の不純物注入工程により、選択トランジスタのソース/ドレイン領域、副ビットラインを構成する拡散領域等を同一工程、同一条件で形成することができる。
【0028】
さらに、本発明における半導体装置の読み出し方法においては、第1トランジスタ列の両端でそれぞれ複数の副ビットラインに接続される2本の主ビットライン(便宜上、「ビットラインとグランドライン」と称する。以下同じ)の電位差を、読み出そうとするメモリセル部における第1又は第2トランジスタの位置に応じて反転させることができる。つまり、メモリセルのビットライン側のトランジスタの読み出しとグランドライン側のトランジスタの読み出しとで、電流の流れる方向を切り換えても良い。これは、グランドラインに近いメモリセルほど、ソース側の配線抵抗成分が小さくなり、一方グランドラインから離れるほどソース側の配線抵抗成分が大きくなるのでメモリセルにおける電流は小さくなる。よって、ビットライン側に近い側のセルトランジスタの読み出し時にはビットラインとグランドラインとの電位を反転させて、ビットライン側をグランドラインとして用いれば、読み出し能力を上げることができる。また、これに関連して、本発明のように選択トランジスタに能力の異なるトランジスタを用いる構成の場合、ソース側にドライブ能力の大きい、すなわち配線抵抗成分の小さい選択トランジスタを使用すれば、ドレイン側にドライブ能力の大きい選択トランジスタを使用するよりも、メモリセルにおける電流を大きくすることができる。例えば、後述する表1に示したNANDTr3及びNANDTr4の読み出し時において、NANDTr1及びNANDTr2に対して、ビットラインとグランドラインとの電位を反転させると、ドライブ能力の大きい選択トランジスタSTr3a及びSTr4aを必ずグランドライン側に配置することができ、メモルセルにおける電流を増大させることができる。このように、本発明の半導体装置の読み出し方法においては、上記メモリセルにおける電流を大きくすることができる限り、第1又は第2トランジスタの位置とビットライン及びグランドラインの電位差との関係、又は選択トランジスタの構成、つまり選択トランジスタのドライブ能力と該電位差との関係は、適宜調節することができる。
【0029】
以下本発明の半導体装置の実施例を図面に基づいて詳述する。なお、これらの実施例によってこの発明は限定されるものではない。
【0030】
実施例1
図1及び図2に本実施例における半導体装置のマスクROMメモリセル回路図及び平面図を示す。
【0031】
この半導体装置のマスクROMは、トランジスタアレイが形成されたメモリセル部(MC)とその領域の上下端に、選択トランジスタに接続された副ビットラインが形成されてなる。なお、副ビットライン及び選択トランジスタが形成された領域を選択部(Sa、Sb)と称する。
メモリセル部は、図1に示したように、特開昭61−288464号に示すような高密度NOR型メモリセルトランジスタ(第2トランジスタ)12が、第2の方向に複数個並列に配設されており、第2トランジスタ列を構成するとともに、さらにNAND型メモリセルトランジスタ(第1トランジスタ)11が、第2の方向に複数個直列に配設されて第1トランジスタ列を構成してなり、これら第1トランジスタ列と第2トランジスタ列とが平面的に交互に配置してなるメモリセル構成を採っている。
【0032】
第1トランジスタ列を構成する複数の第1トランジスタ11は、互いにソース/ドレイン領域5を共有して接続されているとともに、それぞれ異なる第1ワードライン6にゲートが接続されている。第2トランジスタ列を構成する複数の第2トランジスタ12は、ある第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタ11のソース/ドレイン5領域と、別の第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタ11のソース/ドレイン領域5とに接続されているとともに、同一の第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタ12も、第1トランジスタ11が接続された第1ワードライン6間に絶縁膜を介して配置するそれぞれ異なる第2ワードライン66に接続されている。なお、各第1及び第2トランジスタは、素子分離領域10により分離されている。
【0033】
このようなメモリセル構成を有する半導体装置においては、ROMデータは、任意に選択されたNAND型メモリセルの第1トランジスタ11を、例えばE型からD型に変換することにより書き込むことができ、一方、NOR型メモリセルの場合には、任意に選択された第2トランジスタ12のしきい値電圧を所定の電圧、例えば電源電圧以上に設定することにより書き込むことができる。
【0034】
選択部は、上記メモリセル部におけるデータを読みだすために、メモリセル部の上端、つまりビットライン側に、選択トランジスタSTr1a〜STr4aを有する選択回路からなる選択部(Sa)と、メモリセル部の下端、つまりグランドライン側に、選択トランジスタSTr1b〜STr4bを有する選択回路からなる選択部(Sb)とにより構成されている。これにより、メモリセル部における各トランジスタ列の選択を行うことができる。
【0035】
図1及び2においては、ビットラインBL側の選択線が4本(1a〜4a)、グランドラインGL側の選択線が4本(1b〜4b)の場合の構成例を示している。なお、選択線4a及び4bは、第2の方向に隣接するメモリセル部(図示せず)の選択線と兼用して用いているレイアウト例である。
ビットラインBL側の選択部を、図3の拡大図を用いてさらに詳細に説明する。図3に示したように、各選択トランジスタSTr1a〜STr4aは、それぞれのゲート電極(選択線)を、上記メモリセル部におけるNAND型及びNOR型メモリセルトランジスタを構成するゲート電極のように、絶縁膜を介して交互に配置する構成としている。これにより、ゲート電極間のスペースをほとんど取らず、各選択トランジスタのゲート幅を極力大きくとり、各選択トランジスタSTr1a〜STr4aの駆動能力をできるだけ大きくしている。また、そのために各選択トランジスタの各選択線は、それぞれ異なる幅で形成されることとなり、各選択トランジスタの駆動能力に差異が生じる。一番幅の広い選択線4aは、拡散領域(5)上でその一部に開口4aaを形成し、この開口4aaをとおして拡散領域(5)とビットラインBLとの接続13を行っている。また、このビットラインBLとのコンタクト13を有する拡散領域(5)の周辺に、4個の選択トランジスタを効率的に配置して、一定の幅内で拡散領域による4本の副ビットラインを延設している。さらに、最も駆動能力の小さな選択トランジスタSTr1aは、グランドライン側の選択部における同様に配設された最も駆動能力の大きな選択トランジスタSTr4bと、最も駆動能力の大きな選択トランジスタSTr4aは、グランドライン側の選択部における同様に配設された最も駆動能力の小さな選択トランジスタSTr1bと必ずペアで用いるか、又は最も駆動能力の小さな選択トランジスタのみでは使わないような回路構成としている。すなわち、後述する表1に示されているように、NAND型メモリセルの第1トランジスタ11の読み出し時は、最も駆動能力の小さな選択トランジスタSTr1aは最も駆動能力の大きな選択トランジスタSTr4bと必ずペアで用いており、また、NOR型メモリセルのトランジスタの読み出し時は、最も駆動能力の小さな選択トランジスタSTr1aは使っていない。
【0036】
このように、選択部における選択トランジスタの構成、配置、接続を上述のようにすることによって、同一サイズの選択トランジスタを用いた場合に比べて、ビットライン電流を最大限に高めることができ、トータルで多くの電流を大きくすることができる。
以下に、この半導体装置の製造方法を簡単に説明する。
【0037】
図4(a)に示したように、半導体基板1上の選択部Sa、Sbに副ビットラインとなる拡散領域5を形成し、その後第1ゲート絶縁膜2を形成する。
図4(b)に示したように、半導体基板1上のメモリセル部MCにNAND型メモリセルの第1トランジスタを構成するポリシリコンからなる第1ゲート電極(第1ワードライン)6を形成するとともに、選択部Sa、Sbに選択線2a、2b……を形成する。
【0038】
次いで、図4(c)に示したように、第1ゲート電極6及び選択線2a、2bと、このゲート電極6に直交する方向に帯状に形成されたレジストパターンとをマスクとして用いて、メモリセル部に自己整合的にソース/ドレイン領域55を形成する。
続いて、図4(d)に示したように、第1ゲート電極6及び選択線2a、2bを含む半導体基板1上に第2ゲート絶縁膜3を形成し、メモリセルMC部においてはNOR型メモリセルの第2トランジスタを構成するポリシリコンからなる第2ゲート電極66(第2ワードライン)を第1ゲート電極6間に、また、選択部Sa、Sbに選択線1a、1b……を形成する。なお、ROMデータ書き込み注入工程は任意に工程間で行っておく。
【0039】
このような製造方法により、第1ゲート電極6と第2ゲート電極66とが、また、選択部の選択線1a、3aと2a、4aとが、交互にほとんど隙間なく配置することができ、高集積化を図ることができる。
次に、上記半導体装置の読み出し方法を説明する。
まず、NAND型メモリセルの読み出しは、読み出すNAND型第1トランジスタ列を選択する。図1に示すように、NAND型第1トランジスタ列は4列毎に繰り返しパターンとなっているので、この4列の中のNAND型トランジスタの読みだし方法を表1に基づいて説明する。例えば、NAND型トランジスタTr1を読み出す場合には、ビットラインBL1とグランドラインGL1間で、選択線1aと選択線4bを選んで、選択トランジスタSTr1aとSTr4bを導通させ、その他の選択トランジスタは非導通とする。
【0040】
次に、メモリセル内の選択方法は、まず、NOR型メモリセルのワードライン66を全てLowレベルに設定し、NOR型メモリセルのトランジスタをすべてオフにする。次いで、NAND型メモリセルのワードライン6のうち、読み出すメモリセルのワードライン6のみをLowレベルに設定し、残りのNAND型メモリセルのワードライン6を全てHighレベルとして導通させる。読み出すNAND型メモリセルのトランジスタがE型であれば、このトランジスタを含む第1トランジスタ列のビットライン−グランドライン間で導通せず、D型であれば導通するため、ROMデータの読み出しができる。
【0041】
一方、NOR型メモリセルの読み出し時には、まず読み出すNOR型メモリセル列を選択する。図1に示すように、NAND型と同様にNOR型メモリセル列4は4列毎に繰り返しパターンとなっているので、この4列の中のNOR型トランジスタの読み出し方法を表1に基づいて説明する。例えばNOR側のセルトランジスタTr1を読み出す場合には、ビットラインBL1とグランドラインGL1間で、選択線2aと選択線4bを選んで、選択トランジスタSTr2aとSTr4bを導通させ、その他の選択トランジスタは非導通とする。これで、NOR型トランジスタTr1を含むNOR型の第2トランジスタ列の両側に隣接するNAND型第1トランジスタ列に接続された2つの選択トランジスタが選ばれたことになる。
【0042】
次に、メモリセル内の選択方法は、まず、NAND型メモリセルのワードライン6を全てHighレベルに設定し、NAND型メモリセルのトランジスタをすべてオンとし、配線として扱う。次いで、NOR型メモリセルのワードライン66のうち、読み出すメモリセルのワードライン66をHighレベルに設定し、残りのNOR型メモリセルのワードライン66を全てLowレベルとして、読み出すメモリセルのトランジスタ以外のトランジスタを全てオフとする。これにより、読み出すNOR型メモリセルのトランジスタを含む第2トランジスタ列のビットライン−グランドライン間で導通するか、非導通であるかで、ROMデータの読み出しができる。
【0043】
なお、この説明では、ビットラインとグランドラインを固定のように扱ったが、読み出し電流の均一化を高め、ひいては高速化を行うことができるように、メモリセルのビットライン側のトランジスタの読み出しとグランドライン側のトランジスタの読み出しとで、電流の流れる方向を切り換えても良い。つまり、グランドラインに近いメモリセルほど、ソース側の配線抵抗成分が小さくなり、一方グランドラインから離れるほどソース側の配線抵抗成分が大きくなるのでメモリセルにおける電流は小さくなり、よって、ビットライン側に近い側のセルトランジスタの読み出し時にはビットラインとグランドラインとの電位を反転させて、ビットライン側をグランドラインとして用いれば、読み出し能力を上げることができる。また、これに関連して、本発明のように選択トランジスタに能力の異なるトランジスタを用いる構成の場合、ソース側にドライブ能力の大きい、すなわち抵抗成分の小さい選択トランジスタを使用すれば、ドレイン側にドライブ能力の大きい選択トランジスタを使用するよりも、メモリセルにおける電流は大きくすることもできる。
【0044】
【表1】
Figure 0003558478
【0045】
実施例2
この実施例の半導体装置のマスクROMメモリセル回路図は、図1に示したものと同様であり、平面図を図5に示す。
この半導体装置のマスクROMは、実施例1と同様に、トランジスタアレイが形成されたメモリセル部(MC)とその領域の上下端に選択トランジスタが形成された選択部(Sa、Sb)が配設されて構成される。ただし、選択部は、実施例1の装置とは異なり、各選択トランジスタSTr1a〜STr4aのゲート電極(選択線)を、メモリセル部におけるNOR型トランジスタを構成するゲート電極と同一工程で形成されるもののみで、一定の間隔を離して形成している。これにより、実施例1と比較して高集積化という点で多少犠牲はあるが、選択部における副ビットラインの拡散領域とメモリセル部のソース/ドレイン領域とを、第1ゲート電極6形成後、かつ第2ゲート電極66形成前に、同一工程で作製できる。
【0046】
以下にこの半導体装置の製造方法について説明する。
図6(a)に示したように、半導体基板1上に第1ゲート絶縁膜2を形成する。
図6(b)に示したように、半導体基板1上のメモリセル部MCにNAND型メモリセルの第1トランジスタを構成するポリシリコンからなる第1ゲート電極6を形成する。
【0047】
次いで、図6(c)に示したように、第1ゲート電極6と、ゲート電極に直交する方向に帯状に形成されたレジストパターンとをマスクとして用いて、メモリセル部に自己整合的にソース/ドレイン領域55を形成するとともに、選択部に副ビットラインとなる拡散領域5を形成する。
続いて、図6(d)に示したように、第1ゲート電極6を含む半導体基板1上に第2ゲート絶縁膜3を形成し、メモリセルMC部においてはNOR型メモリセルの第2トランジスタを構成するポリシリコンからなる第2ゲート電極66を第1ゲート電極6間に、また、選択部Sa、Sbに選択線1a、2a……、1b、2b……を形成する。
このような方法により、工程の簡略化を図ることができる。
【0048】
実施例3
本実施例における半導体装置のマスクROMメモリセル回路図及び平面図を図7及び図8に示す。
この半導体装置のマスクROMは、トランジスタアレイが形成されたメモリセル部(MC)とその領域の上下端に選択トランジスタが形成された選択部(Sa、Sb)が配設されて構成され、メモリセル部以外は、実質的に実施例1(図1)と同様である。
【0049】
メモリセル部は、図7及び図8に示したように、複数のNAND型ROMのメモリセルトランジスタ(第1トランジスタ)21と複数のNOR型ROMメモリセルトランジスタ(第2トランジスタ)22とから構成されている。複数の第1トランジスタ21は、第1の方向に複数本平行に形成されたワードライン29をゲート電極とし、これらワードライン29と直交する第2の方向に直列接続されて第1トランジスタ列を構成している。また、各第1トランジスタ21とゲート電極を共有し、かつこれら各トランジスタのチャネル領域をソース/ドレイン領域とし、閾値電圧が互いに異なる複数の第2トランジスタ22は、第2の方向に複数個並列に配設されて第2トランジスタ列を構成している。なお、第2トランジスタ列の全ての第2トランジスタ22の閾値電圧は、第1トランジスタ列の第1トランジスタ21の閾値電圧よりも高く設定されている。
【0050】
このようなメモリセル構成を有する半導体装置においては、ROMデータは、図9及び表2に示すように書き込むことができる。
【0051】
【表2】
Figure 0003558478
【0052】
すなわち、まず、NAND型のメモリセルトランジスタはD型(1)かE型(2)かを選択し、一方NOR型メモリセルトランジスタにおいては、NAND型のメモリセルに用いたE型のメモリセルトランジスタよりも高い閾値電圧にすべてのメモリセルトランジスタを設定しておき(3)、さらにそれらの中から選択的に閾値電圧をほぼ電源電圧以上に設定して(4)、完全にオフのトランジスタを形成する。
【0053】
選択部は、実施例1の場合と同様に、メモリセル部の上端、つまりビットライン側に、選択トランジスタSTr1a〜STr4aを有する選択回路からなる選択部(Sa)と、メモリセル部の下端、つまりグランドライン側に、選択トランジスタSTr1b〜STr4bを有する選択回路からなる選択部(Sb)とにより構成されている。
【0054】
図7及び図8においては、ビットラインBL側の選択線が4本(1a〜4a)、グランドラインGL側の選択線が4本(1b〜4b)の場合の構成例を示している。なお、選択線4a及び4bは、第2の方向に隣接するメモリセル部(図示せず)の選択線と兼用して用いているレイアウト例である。
以下に、この半導体装置の製造方法を簡単に説明する。
【0055】
まず、半導体基板上の選択部Sa、Sbに副ビットラインとなる拡散領域を形成し、さらにNOR型メモリセル部の高Vth化のためのイオン注入を行い、その後、第1ゲート絶縁膜を形成する。
次いで、半導体基板上のメモリセル部MCにNAND型及びNOR型メモリセルの第1及び第2トランジスタを構成するポリシリコンからなる第1ゲート電極、選択部Sa、Sbに第1選択線を形成し、続いて基板上に第2ゲート絶縁膜を形成し、NAND型及びNOR型メモリセルの第1及び第2トランジスタを構成するポリシリコンからなる第2ゲート電極を第1ゲート電極間に、また、選択部Sa、Sbの第1選択線間に第2選択線を形成する。
【0056】
次いで、第1ゲート電極、第2ゲート電極及びゲート電極に直交する帯状のレジストパターンをマスクとして、NAND型メモリセルの第1トランジスタのソース/ドレイン領域を形成する。なお、第1ゲート電極と第2ゲート電極間に隙間が少しでもあいている場合には、そこでNAND型セル列が断線するので、このソース/ドレイン形成工程は必要な工程となる。一方、第1ゲート電極と第2ゲート電極とが隙間なく配置できる場合には必要はない。
【0057】
このような製造方法により、ゲート電極がほとんど隙間なく配置することができ、高集積化を図ることができる。なお、ROMデータの書き込み注入工程は任意の工程間で行っておく。
次に、上記半導体装置の読み出し方法を説明する。
まず、NAND型メモリセルの読み出しは、読み出すNAND型第1トランジスタ列を選択する。図7に示すように、NAND型第1トランジスタ列は4列毎に繰り返しパターンとなっているので、この4列の中のNAND型トランジスタの読みだし方法を実施例1における表1に基づいて説明する。例えば、図7及び図10に示したように、NAND型トランジスタTr1を読み出す場合には、ビットラインBL1とグランドラインGL1間で、選択線1aと選択線4bとを選んで、選択トランジスタSTr1aとSTr4bを導通させ、その他の選択トランジスタは非導通とする。
【0058】
次に、メモリセル内の選択方法は、まず、ワードライン29を全てMレベルに設定する。この状態では、NAND型メモリセルトランジスタはすべてオン状態となり、NOR型メモリセルトランジスタはすべてオフ状態となっている。(表2参照)。次いで、ワードライン29のうち選択したワードライン29のみをLレベルに設定し、読み出すNAND型メモリセルのトランジスタがE型であれば、このトランジスタを含む第1トランジスタ列のビットライン−グランドライン間で導通せず、D型であれば導通するため、ROMデータの読み出しができる。
【0059】
一方、NOR型メモリセルの読み出し時には、まず読み出すNOR型メモリセル列を選択する。例えば、図7及び図11に示したように、NOR型トランジスタTr1を読み出す場合には、ビットラインBL1とグランドラインGL1間で、選択線2aと選択線4bを選んで、選択トランジスタSTr2aとSTr4bを導通させ、その他の選択トランジスタは非導通とする。これで、NOR型トランジスタTr1を含むNOR型の第2トランジスタ列の両側に隣接するNAND型第1トランジスタ列に接続された2つの選択トランジスタが選ばれたことになる。
【0060】
次に、メモリセル内の選択方法は、まず、ワードライン29を全てMレベルに設定し、NAND型メモリセルのトランジスタをすべてオンとし、配線として扱う。また、NOR型メモリセルトランジスタはすべてオフ状態となっている。次いで、ワードライン29のうち選択したワードライン29のみをHレベルに設定する。これにより、読み出すNOR型第2トランジスタ列のビットライン−グランドライン間で、読み出すNOR型メモリセルのトランジスタが完全オフの高閾値トランジスタ(4)であれば導通せず、中間レベルの閾値を持つトランジスタ(3)であれば導通するので、ROMデータの読み出しができる。
【0061】
上記構成の半導体装置によれば、選択トランジスタの駆動能力を最大限に上昇させることができ、かつビットライン電流を最大限に高める組み合わせを選ぶことができる。また、上述のメモリセル回路構成においては、シングルポリゲート電極に対して4倍、ダブルポリゲート電極に対して2倍の高集積化を実現するため、このようなメモリセル回路構成と組み合わせることにより、さらなる高集積化が達成できることとなる。
【0062】
実施例4
この実施例の半導体装置のマスクROMメモリセル回路図は、図7に示したものと同様であり、平面図を図12に示す。
【0063】
この半導体装置のマスクROMは、実施例3と同様に、トランジスタアレイが形成されたメモリセル部(MC)とその領域の上下端に選択トランジスタが形成された選択部(Sa、Sb)が配設されて構成される。ただし、選択部は、実施例3の装置とは異なり、各選択トランジスタSTr1a〜STr4aのゲート電極(選択線)を、メモリセル部における第2層目のゲート電極と同一工程で形成されるもののみで、一定の間隔を離して形成している。
【0064】
以下にこの半導体装置の製造方法について図13に基づいて説明する。
まず、図13(a)に示したように、半導体基板1上にNOR型メモリセル部の高Vth化のためのイオン注入工程を行い、その後、第1ゲート絶縁膜2を形成する。
次いで、図13(b)に示したように、半導体基板1上のメモリセル部McにNAND型及びNOR型メモリセルの第1及び第2トランジスタを構成するポリシリコンからなる第1ゲート電極29aを形成する。
【0065】
続いて、図13(c)に示したように、メモリセル端部の第1ゲート電極29aとレジストパターン(図示せず)とをマスクとして、選択部Sa、Sbに副ビットラインとなる拡散領域5を形成する。
さらに、図13(d)に示したように、第1ゲート電極29aを含み半導体基板上に第2ゲート絶縁膜3を形成し、メモリセル部Mcにおいては、NAND型及びNOR型メモリセルの第1及び第2トランジスタを構成するポリシリコンからなる第2ゲート電極29bを第1ゲート電極29a間に、また、選択部Sa、Sbに第2選択線1a、2a……、1b、2b……、を形成する。
【0066】
なお、メモリセル部の第1ゲート電極29aと第2ゲート電極29bとの間は、例えばセルフアライン等により隙間が生じないように配置させておく。また、ROMデータ書き込み工程は任意に各工程間で行っておく。
これにより、実施例3と比較して高集積化という点で多少犠牲はあるが、メモリセル部のソース/ドレイン領域の形成工程を行わないので、工程の簡略化を図ることができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、新規な高集積化を図ったメモリセル部を有する半導体装置において、メモリセル部におけるセルトランジスタの読み出し時にビットライン電流を最大限に得ることができる副ビットライン、主ビットライン、選択トランジスタのレイアウト、回路構成等を有しているので、選択トランジスタの駆動能力を最大限に増大させて、半導体装置の高速化を実現しながら、それらの占有面積の増大を抑制することができる。
【0068】
また、異なった駆動能力を持つ各選択トランジスタを、所望の組み合わせで使用することにより、さらに半導体装置の高速化に寄与することができる。
さらに、選択トランジスタを構成する選択線を、メモリセル部のワードライン等と同一工程、同一材料、ことにダブルゲート構造にすることにより、選択トランジスタのゲート幅を最大限で得ることができ、半導体装置の高集積化を図ることができる。また、選択トランジスタを構成する選択線を、メモリセル部のワードライン等と同一工程、同一材料、ことに第2ゲート電極のみで形成する場合でも、製造工程において、副ビットラインとメモリセルのソース/ドレイン領域とを、第1ワードライン形成後かつ第2ワードライン形成前に、同一工程で作成できるので、製造工程の簡略化、ひいては製造コストの低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一実施例を示すメモリセル回路図である。
【図2】図1のメモリセル回路図に対応する半導体装置の一例を示す概略平面図である。
【図3】図2の半導体装置における要部拡大平面図である。
【図4】図2の半導体装置の製造工程を示す概略断面図である。
【図5】図1のメモリセル回路図に対応する半導体装置の別の例を示す概略平面図である。
【図6】図5の半導体装置の製造工程を示す概略断面図である。
【図7】本発明の半導体装置の別の実施例を示すメモリセル回路図である。
【図8】図7のメモリセル回路図に対応する半導体装置の一例を示す概略平面図である。
【図9】図8の半導体装置のROMデータの書き込みを説明するための電流−電圧の関係を示す図である。
【図10】図8の半導体装置のNAND型セルの読み出しを説明するためのメモリセル回路図である。
【図11】図8の半導体装置のNOR型セルの読み出しを説明するためのメモリセル回路図である。
【図12】図7のメモリセル回路図に対応する半導体装置の別の例を示す概略平面図である。
【図13】図12の半導体装置の製造工程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 第1ゲート絶縁膜
3 第2ゲート絶縁膜
5 拡散領域(副ビットライン)
55 ソース/ドレイン領域
6 第1ワードライン
10 素子分離領域
66 第2ワードライン
29 第1又は第2ワードライン
11、21 第1トランジスタ
12、22 第2トランジスタ
13 コンタクト
NANDTr1〜NANDTr4 NAND型セルトランジスタ(第1トランジスタ)
NORTr1〜NORTr4 NOR型セルトランジスタ(第2トランジスタ)
1a〜4a 選択線
4aa 選択線4aの開口部
STr1a〜STr4a 選択トランジスタ
BL1,BL2 主ビットライン
GL1,GL2 主グランドライン(主ビットライン)
Sa、Sb 選択部
MC メモリセル部

Claims (11)

  1. 複数の第1トランジスタが直列接続された複数の第1トランジスタ列と該第1トランジスタ列間に配設された複数の第2トランジスタから構成される複数の第2トランジスタ列とからなるメモリセル部と、
    前記各第1トランジスタ列の両端にそれぞれ接続された複数の副ビットラインと、
    該各副ビットラインに1個接続された選択トランジスタと、
    前記第1トランジスタ列の両端で、それぞれn本(n≧3)の副ビットラインと接続する主ビットラインとからなり、
    1本の主ビットラインに接続されるn本の副ビットラインにそれぞれ接続されたn個の選択トランジスタが、
    第1≦第2≦第3≦……≦第n(但し、全て等しい場合は除く)
    の関係を満たす駆動能力を有する半導体装置。
  2. 駆動能力が最も小さい第1の選択トランジスタが接続された副ビットラインに隣接する一方の副ビットラインに、駆動能力の最も大きい第nの選択トランジスタが接続され、かつ
    第1の選択トランジスタが接続された副ビットラインと同一の第1トランジスタ列に接続された別の副ビットラインに、第nの選択トランジスタが接続された請求項記載の半導体装置。
  3. 第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタが、第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタのソース/ドレイン領域と、別の第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタのソース/ドレイン領域とを、ソース/ドレイン領域として共有してなる請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. メモリセル部における第1トランジスタ列の延設方向と略直交する方向に延設され、異なる第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタを複数個接続してなる第1ワードラインと、該第1ワードライン間に形成され、異なる第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタを複数個接続してなる第2ワードラインとを交互に配置し、かつ
    各選択トランジスタを構成するゲート電極に接続された各選択線が、前記第1ワードラインと第2ワードラインとを交互に配置したワードラインと同一工程で形成される同じ材料のワードラインで形成されている請求項記載の半導体装置。
  5. メモリセル部における第1トランジスタ列の延設方向と略直交する方向に延設され、異なる第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタを複数個接続してなる第1ワードラインと、該第1ワードライン間に形成され、異なる第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタを複数個接続してなる第2ワードラインとを交互に配置し、かつ
    各選択トランジスタを構成するゲート電極に接続された各選択線が、前記第2ワードラインと同一工程で形成される同じ材料のワードラインで形成されている請求項記載の半導体装置。
  6. 第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタが、第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタのゲート電極と共有し、
    該ゲート電極を共有する第1トランジスタのチャネル領域と、ゲート電極を共有するが別の第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタのチャネル領域とを、ソース/ドレイン領域として共有するとともに、
    さらに、第2トランジスタ列を構成する第2トランジスタの全てが前記第1トランジスタ列を構成する第1トランジスタの閾値電圧よりも高く設定されている請求項1又は2に記載の半導体装置。
  7. メモリセル部における第1トランジスタ列の延設方向と略直交する方向に延設され、異なる第1及び第2トランジスタ列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第1ワードラインと、該第1ワードライン間に形成され、異なる第1及び第2トランジスタ列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第2ワードラインとを交互に配置し、
    各選択トランジスタを構成するゲート電極に接続された各選択線が、前記第1ワードラインと第2ワードラインとを交互に配置したワードラインと同一工程で形成される同じ材料のワードラインで形成されている請求項記載の半導体装置。
  8. メモリセル部における第1トランジスタ列の延設方向と略直交する方向に延設され、異なる第1及び第2トランジスタ列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第1ワードラインと、該第1ワードライン間に形成され、異なる第1及び第2トランジスタ列を構成する第1及び第2トランジスタを複数個接続してなる第2ワードラインとを交互に配置し、
    各選択トランジスタを構成するゲート電極に接続された各選択線が、前記第2ワードラインと同一工程で形成される同じ材料のワードラインで形成されている請求項記載の半導体装置。
  9. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、半導体基板のメモリセル部上に絶縁膜を介して第1ワードラインを形成し、該第1ワードラインと所望の形状のマスクパターンとをマスクとしてメモリセル部上にソース/ドレイン領域を形成するとともに、副ビットラインを構成する拡散領域を形成し、その後、メモリセル部上の第1ワードライン間に絶縁膜を介して第2ワードラインを形成するとともに、前記拡散領域の一部領域上に選択線を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、半導体基板のメモリセル部上に絶縁膜を介して第1ワードラインを形成し、該第1ワードラインと所望の形状のマスクパターンとをマスクとして副ビットラインを構成する拡散領域を形成し、その後、メモリセル部上の第1ワードライン間に絶縁膜を介して第2ワードラインを形成するとともに、前記拡散領域の一部領域上に選択線を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 第1トランジスタ列の両端でそれぞれ複数の副ビットラインに接続される2本の主ビットラインの電位差を、読み出そうとするメモリセル部における第1又は第2トランジスタのソース側の配線抵抗成分又は選択トランジスタの駆動能力に応じて反転させることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の半導体装置の読み出し方法。
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