JP3557339B2 - 音響センサおよび生体計測装置 - Google Patents

音響センサおよび生体計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3557339B2
JP3557339B2 JP03586698A JP3586698A JP3557339B2 JP 3557339 B2 JP3557339 B2 JP 3557339B2 JP 03586698 A JP03586698 A JP 03586698A JP 3586698 A JP3586698 A JP 3586698A JP 3557339 B2 JP3557339 B2 JP 3557339B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound wave
piezoelectric
acoustic sensor
vibrator
wave generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03586698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11226011A (ja
Inventor
喜 多 博 福
原 尚 萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP03586698A priority Critical patent/JP3557339B2/ja
Priority to US09/247,561 priority patent/US6275447B1/en
Publication of JPH11226011A publication Critical patent/JPH11226011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3557339B2 publication Critical patent/JP3557339B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/06Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using ultrasonic, sonic or infrasonic waves

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続血圧計等に応用されて、生体表面から体内に可聴周波数帯程度以下の周波数の音波を注入、あるいは注入した音波を生体表面で検出する音響センサおよび生体計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、可聴周波数帯の音波を生体近傍で放射する音響センサとしては、モノモルフ振動子で構成される電話器用のレシーバが「センサハンドブック」に記述されている。図12に従来の音響センサの構成を示しており、圧電振動子201、非圧電振動板202、保護ケース203等から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のモノモルフ振動子においては、生体に密着させて使用する場合が考慮されていないこと、およびこのような音響センサを凹凸の多い人体に適用する場合には、音響センサと人体の間に空気層が存在することになりり、音響エネルギーを効率良く伝達させることが困難である等の問題があった。また、センサの振動部を直接人体に接触させるための柔軟な構造についても明らかにされていなかった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、音響エネルギーを効率良く生体に伝達させることができ、装着感の良い優れた音響センサおよびこの音響センサを用いた生体計測装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明による音響センサは、複数の圧電振動子を可撓性を有する非圧電振動体に貼り合わせ、圧電振動子と平行に振動分離スリットを設けたモノモルフ振動子からなり、音響エネルギーを効率良く生体に伝達させることができ、装着感の良い優れた音響センサを実現することができる。また本発明は、このような音響センサを用いた音波発生部および音波検出部と、音波発生部を駆動する基準信号発生部と、音波検出部が検出した音波信号を基準信号発生部に同期して位相検出する位相検波部とにより生体計測装置を構成したものであり、効率の良い、装着感の良い生体用の音響センサおよび生体計測装置を実現することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、可撓性を有する1枚の非圧電振動板上に複数の圧電振動子を列状に貼り合わせてモノモルフ振動子を構成し、前記圧電振動子と平行に前記非圧電振動板の部分に振動分離スリットを設けたことを特徴とする音響センサであり、圧電振動子が複数配列された非圧電振動板が可撓性を有するので、複数の圧電振動子を容易に生体に密着でき、振動分離スリットにより、隣接する圧電振動子へ振動が伝搬しにくくなるとともに、非圧電振動板の柔軟性をより向上させることができるという作用を有する。
【0007】
本発明の請求項2に記載の発明は、圧電振動子の幅Wが高さHに対してW<Hの関係にあり、前記圧電振動子が幅Wの方向に配列されていることを特徴とする請求項1記載の音響センサであり、圧電振動子が複数配列された非圧電振動板が可撓性を有するので、複数の圧電振動子を容易に生体に密着できるという作用を有する。
【0008】
本発明の請求項3に記載の発明は、圧電振動子および非圧電振動板の厚みを調整することにより、所望の共振周波数を得ることを特徴とする請求項2記載の音響センサであり、所望の共振周波数を得ることができるという作用を有する。
【0009】
本発明の請求項4に記載の発明は、振動分離スリットの幅が、圧電振動子の高さHの範囲では狭く、圧電振動子の高さHを超える部分では広いことを特徴とする請求項3記載の音響センサであり、振動分離スリットにより、隣接する圧電振動子へ振動が伝搬しにくくなるとともに、非圧電振動板の柔軟性をより向上させることができるという作用を有する。
【0010】
本発明の請求項5に記載の発明は、圧電振動子を貼り合わせた短冊状の非圧電振動板を可撓性を有する連結部材により互いに間隔を開けて複数枚連結してモノモルフ振動子を構成した音響センサであり、連結部材の可撓性により、複数の圧電振動子を容易に生体に密着できるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項6に記載の発明は、可撓性を有して一方の側部を連結して櫛形に形成された非圧電振動板のそれぞれの櫛歯上に圧電振動子を貼り合わせ、他方の側部を可撓性を有する連結部材により連結してモノモルフ振動子を構成した音響センサであり、非圧電振動板および連結部材の可撓性により、複数の圧電振動子を容易に生体に密着できるという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項7に記載の発明は、非圧電振動板の音波放射面部および側面部を緩衝部材で覆ったことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の音響センサであり、複数の圧電振動子を容易に生体に密着できるという作用を有する。
【0013】
本発明の請求項8に記載の発明は、非圧電振動板の背面を圧電振動子から離れて背面保護部材で覆ったことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の音響センサであり、複数の圧電振動子を保護できるという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項9に記載の発明は、緩衝部材または背面保護部材に圧電振動子と平行に複数のスリットを設けたことを特徴とする請求項7または8記載の音響センサであり、緩衝部材または背面保護部材にスリットを設けることにより、柔軟性を向上させることができるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部および音波検出部を備え、前記音波検出部を前記音波発生部とは直交する向きに配列して両者を可撓性を有する連結部材で連結したことを特徴とする音響センサであり、音響センサをユニット化できるとともに、生体に容易に密着できるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部と、この音波発生部に連結部材を介して連結される音波検出部とを備え、前記連結部材と音波検出部とを圧電樹脂により一体に成形するとともに、前記音波検出部に音波検出用の電極を設けたことを特徴とする音響センサであり、音響センサの構造を簡略化できるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部および音波検出部を備え、前記音波検出部を前記音波発生部とは直交する向きに配列して両者をフレキシブルケーブルで連結したことを特徴とする音響センサであり、音響センサの配線を簡略化できるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項1から12のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部および音波検出部と、前記音波発生部を駆動する基準信号発生部と、前記音波検出部が検出した音波信号を前記基準信号発生部に同期して位相検出する位相検波部とを備えた生体計測装置であり、効率の良い、装着感の良い生体計測装置を実現できるという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項14に記載の発明は、音波発生部に配列された圧電振動子の一部を振動モニタとして使用し、その出力から被検体に注入された音波レベルを測定するレベル検出部を備えたことを特徴とする請求項13記載の生体計測装置であり、生体に注入された音波の強度を正確に把握できるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項15に記載の発明は、検出された位相から血圧値を求める血圧演算部を備えた請求項13または14記載の生体計測装置であり、動脈中を伝わる音波の血圧依存を計測できるという作用を有する。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における音響センサを用いた生体計測装置のブロック図を示している。図1において、被検体である動脈1は、腕2の手首の周辺部において検査される。圧電振動子3、4は、音波を発生し、圧電振動子5は、音波をモニターするためのものである。圧電振動子3、4、5により音波発生部6を構成する。圧電振動子7、8は、音波を電気信号に変換し、圧電振動子7、8により音波検出部9を構成する。音波発生部6と音波検出部9で音響センサを構成する。駆動信号増幅部11は、周波数fの駆動信号を発生し、圧電振動子3、4に供給する。レベル検出部12は、圧電振動子5が検出した信号の強度を求める。信号選択部13は、振動子7、8からの受信信号を選択する。信号選択部13の出力は、位相検波部14において基準信号発生部15からの信号と乗ぜられる。位相検波部14の出力は、信号処理部16へ送られる。信号処理部16の位相角出力は、血圧演算部17へ送られる。駆動信号増幅部11、レベル検出部12、信号選択部13等により本体部20を構成する。
【0022】
図2(a)は音響センサの音波発生部6の平面図、図2(b)は音響センサを腕に装着した状態を示す正面図、図2(c)は音響センサが生体に密着する様子を示す正面図、図2(d)は音響センサの振動の様子を示す側面図である。図2において、圧電振動子3、4は音波発生用であり、圧電振動子5は音波をモニターするためのものである。圧電振動子3、4、5は、金属板等からなる非圧電振動板51の上に接着されており、モノモルフ振動子を構成する。振動分離スリット68は、非圧電振動板51に設けられた穴である。振動分離スリット52は、空気で満たされてもよいし、柔軟なゴム等の材料で埋められていてもよい。
【0023】
以上のように構成された生体計測装置について、その動作を説明する。まず図2において、圧電振動子3、4、5は、各々高さH、幅W、厚みTであり、斜線で示す電極を有する。高さH>幅Wの関係があり、圧電振動子は幅Wの方向に配列されている。音波発生用の圧電振動子3、4には、駆動信号増幅部11より周波数fの駆動信号が供給される。駆動信号増幅部11は、音波発生用の圧電振動子3、4の一部、あるいは全てに駆動信号を供給する。駆動信号増幅部11は、基準信号発生部15からの信号を増幅して駆動信号を発生する。音波発生用の圧電振動子3、4の優勢な振動の一つは、H方向への輪郭振動である。その場合、圧電振動子3、4には、非圧電振動板51が接着されているので、図2(d)に示す様な屈曲振動を行う。主たる振動の方向は、非圧電振動板51に垂直な方向であり、被検体に音波を注入することができる。
【0024】
圧電振動子3、4の高さHとして1cm程度を選び、その厚みTや非圧電振動板51の厚みTnを調整することにより、1KHz前後の共振周波数を得ることができる。例えば10T<W、10Tn<W等である。モニター用の圧電振動子5も音波発生用の圧電振動子3、4と同様な寸法を有している。
【0025】
音波発生部6のW方向の寸法は数cm程度であり、音波の波長に比べて十分小さいので、音波の回折により音波発生用の圧電振動子3、4から被検体を介してモニター用の圧電振動子5に音波が伝搬する。モニター用の振動子5の役割は、被検体に注入された音波のレベルを検出することであるが、非圧電振動板51の振動を被検体を介さないで直接検出する恐れがある。このため、非圧電振動板51の上の音波発生用の圧電振動子3、4とモニタ用の圧電振動子5の間には、非圧電振動板51に振動を分離するための振動分離スリット68が設けられている。振動分離スリット68の幅WsはWs<Wの様に選ばれる。このようにして、モニタ用の圧電振動子5は、被検体に注入された音波を正確に検出することができる。そして、レベル検出部12において圧電振動子5の検出信号の強度が求められ、強度が低い場合には、駆動信号増幅部11の出力レベルが高められる。
【0026】
音波発生部6のW方向の寸法は数cm程度なので、全体を被検体、この場合には腕2の動脈1の上の体表部に密着させる必要がある。図2(c)は音波発生部6を被検体に密着させた様子を示す。非圧電振動板51は金属板等からなり、単体では可撓性を有する。一方、非圧電振動板51に圧電振動子3、4、5を接着した部分では可撓性がすくなくなる。しかしながら、非圧電振動板51は、圧電振動子3、4、5の中間部では可撓性が大であるので、図2(c)に示す様に折り曲げることが可能である。このようにして音波発生部6を被検体に密着させることができる。
【0027】
圧電振動子3、4から被検体である腕2に注入された音波の一部は、動脈1を伝搬し、音波検出部9の圧電振動子7、8において電気信号に変換される。一般に動脈を伝わる低周波の音波は、血圧に依存して音速が変化することが知られている。したがって動脈を伝搬する音波は、動脈の拍動による血圧変化対応して音速が変化することになる。このようにして、音波検出部において動脈を伝搬してきた音波は位相変調される。一方、動脈以外の部分を伝搬してきた音波は、位相変調を受けていないことになる。
【0028】
圧電振動子7、8からの受信信号は、信号選択部13においてその一部あるいは全てが加算され、位相検波部14に送られる。位相検波部14において、基準信号発生部15からの周波数fの信号cos(2pπft)、sin(2pπft)を乗ぜられる。ただしtは時間を表わす。位相検波部14のI、Q出力は、信号処理部16に送られる。信号処理部16において、信号I、Qは、動脈を伝搬し位相変調を受けた成分Is、Qsと、それ以外を伝搬してきた成分Ic、Qcに分離される。さらにIs、Qsの絶対値As、位相Ps、およびIc、Qcの絶対値Acが求められる。位相Psは血圧に対応する重要なデータであり、Psを正確に求める必要がある。そのためには動脈を伝搬してきた信号の絶対値Asが大きく、それ以外の信号の絶対値Acが小さいことが望ましい。
【0029】
信号処理部16は、駆動信号増幅部11が音波発生部6の圧電振動子3、4のいずれかを駆動した場合、あるいは全てを駆動した場合についてAsとAcの比較を行う。さらに、信号選択部13が音波検出部9の圧電振動子7、8のいずれかを選択した場合、あるいは全てを選択し信号を加算した場合について、AsとAcの値の比較を行う。以上の様にして、信号処理部16はAsが大となりとAcが小となる最適な状態に駆動信号増幅部11と信号選択部13を制御する。信号処理部16で求められた位相Psは血圧演算部17において血圧値に変換される。具体的には事前に最高最低血圧計を用いて、位相Psと血圧値の関係を求めておくことにより、位相Psの値から血圧の瞬時値が求められる。
【0030】
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、圧電振動板と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、圧電振動子を非圧電振動板に複数配列し、非圧電振動板の可撓性により、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できるという作用を有する。さらにモノモルフ振動子を駆動する基準信号発生部と、モノモルフ振動子が発生する音波を検出する音波検出部と、音波検出部の出力信号を基準信号発生部に同期して位相検出する位相検波部を有することにより、生体中における音速の変化、たとえば動脈中を伝わる音波の血圧依存を計測できるという作用を有する。さらに、音波発生部の配列された振動子の一部を振動モニタとして使用することにより音波発生部から生体に注入される音波の強度を正確に把握できるという作用を有する。
【0031】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6の構成が実施の形態1とは異なる。図3は本実施の形態2における音波発生部6の平面図を示す。図3において、圧電振動子31〜35は、可撓性を有する非圧電振動板51に接着されており、各圧電振動子31〜35と非圧電振動板51によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板51には、圧電振動子31〜35と交互に平行に振動分離スリット61〜66が設けられている。振動分離スリット61〜66の高さHsは、圧電振動子の高さHに対してHs>Hの関係がある。
【0032】
以上のように構成された音波発生部6について、図3を用いてその動作を説明する。まず、各圧電振動子31〜35に駆動信号を加えると、各圧電振動子31〜35は屈局振動を行う。各圧電振動子31〜35の両側には、振動分離スリット61〜66が設けられており、一つの圧電振動子の振動が非圧電振動板51を介して隣接する圧電振動子へ伝搬しにくい構成になっている。したがって、圧電振動子31〜35のいずれの圧電振動子も、音波をモニタするために用いることが可能である。また、この様な音波発生部6は、振動分離スリット61〜66の部分で非圧電振動板51を容易に折り曲げることができるので、容易に被検体に密着させることができる。
【0033】
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、圧電振動子と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、一体構造の非圧電振動板に圧電振動子に平行に振動分離スリットを設け、非圧電振動板の可撓性を増すことにより、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できるという作用を有する。
【0034】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6の構成が実施の形態1とは異なる。図4は本実施の形態3における音波発生部6の平面図を示す。図4において、圧電振動子31〜35は、可撓性を有する非圧電振動板51に接着されており、各圧電振動子31〜35と非圧電振動板51によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板51には、圧電振動子31〜35と交互に平行に振動分離スリット61〜66が設けられている。振動分離スリット61〜66の幅は、圧電振動子の高さHの範囲内ではWsであり、圧電振動子の高さHを超える部分において幅が広まりWeとなる。このため、振動分離スリット61〜66の幅がWeとなる部分において、振動分離スリット61〜66の間隔はWgとなり、圧電振動子31〜35の幅Wに対してWg<Wの関係がある。
【0035】
以上のように構成された音波発生部6について、図4を用いてその動作を説明する。まず、各圧電振動子31〜35に駆動信号を加えると、各圧電振動子31〜35は屈局振動を行う。各振動子の両側には振動分離スリット61〜66が設けられており、一つの圧電振動子の振動が、非圧電振動板51を介して隣接する圧電振動子へ伝搬しにくい構成になっている。さらに、振動分離スリット61〜66は、圧電振動子31〜35の高さHを超える部分において幅が広まっているので、一つの圧電振動子の振動が非圧電振動板51を介して隣接する圧電振動子へ伝搬しにくい構成になっている。したがって、圧電振動子31〜35のいずれの圧電振動子も音波をモニタするために用いることが可能である。また、この様な音波発生部6は、振動分離スリット61〜66の部分で非圧電振動板51を折り曲げることが容易なので、容易に被検体に密着させることができる。
【0036】
以上のように、本発明の実施の形態3によれば、圧電振動子と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、一体構造の非圧電振動板に圧電振動子に平行に振動分離スリットを設け、非圧電振動板の可撓性を増すことにより、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できるという作用を有する。
【0037】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6の構成が実施の形態1とは異なる。図5(a)は本実施の形態4における音波発生部6の平面図、図5(b)はその側面図を示す。図5において、圧電振動子31〜35は、短冊状の非圧電振動板511〜515にそれぞれ接着されており、各圧電振動子31〜35と非圧電振動板511〜515によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板511〜515は、互いに間隔を開けて配置することにより、振動分離スリット61〜66が設けられており、その両側部において可撓性を有する連結部材71、72により連結されている。
【0038】
以上のように構成された音波発生部6について、図5を用いてその動作を説明する。まず、各圧電振動子31〜35に駆動信号を加えると、各圧電振動子31〜35は屈局振動を行う。各圧電振動子の非圧電振動板511〜515は、ゴム等により構成される可撓性を有す連結部材71、72により連結されており、非圧電振動板が一体構造を有する場合に比べ、一つの圧電振動子の振動が隣接する圧電振動子へは伝搬しにくい構成になっている。また、この様な音波発生部6は、連結部材71、72において容易に折り曲げることができるので、容易に被検体に密着させることができる。
【0039】
以上のように、本発明の実施の形態4によれば、圧電振動子と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、圧電振動子に接着された短冊状の非圧電振動板を互いに間隔を開けて複数配列し、これら非圧電振動板を可撓性を有する連結部材により連結することにより、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できるという作用を有する。
【0040】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態5における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6の構成が実施の形態1とは異なる。図6(a)は本実施の形態5における音波発生部6の平面図、図6(b)はその側面図、図6(c)は音波発生部6における非圧電振動板の平面図である。図6において、圧電振動子31〜35は、可撓性を有して一方の側部を連結して櫛形に形成された非圧電振動板51のそれぞれの櫛歯上に接着されており、各圧電振動子31〜35と非圧電振動板51によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板51の櫛形の櫛歯と櫛歯との間には振動分離スリット61〜66が設けられている。非圧電振動板51の櫛形の他方の側部は、可撓性を有する連結部材72により連結されている。
【0041】
以上のように構成された音波発生部6について、図6を用いてその動作を説明する。まず、各圧電振動子31〜35に駆動信号を加えると、各圧電振動子31〜35は屈局振動を行う。各振動子の両側には振動分離スリット61〜66が設けられており、さらにその一端は完全に開放されており、一つの圧電振動子の振動が非圧電振動板51を介して隣接する圧電振動子へ伝搬しにくい構成になっている。この様な音波発生部6は、振動分離スリット61〜66の部分で非圧電振動板51を折り曲げることが容易なので、容易に被検体に密着させることができる。また、この様な、モノモルフ振動子の配列を製作する場合、あらかじめ一枚の圧電振動子を非圧電振動板に接着した後、非圧電振動板に櫛形にスリットを設けると同時に圧電振動子を切断するという方法が可能であり、複数枚の圧電振動子を非圧電振動板に接着する場合に比べ、接着の作業を簡易化することができる。
【0042】
以上のように、本発明の実施の形態5によれば、圧電振動子と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、非圧電振動板を櫛形構造とし、非圧電振動板の可撓性を増すことにより、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できる。さらに複数枚の圧電振動子を非圧電振動板に接着する場合に比べ、接着の作業を簡易化することができるという作用を有する。
【0043】
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6について説明する。本実施の形態6における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6の構成が実施の形態1とは異なる。図7(a)は本実施の形態6における音波発生部6の平面図、図7(b)はその断面図を示す。図7において、圧電振動子31〜35は、短冊上の非圧電振動板511〜515にそれぞれ接着されており、各圧電振動子31〜35と非圧電振動板511〜515によりモノモルフ振動子を構成する。このような非圧電振動板511〜515は、ゴム等により構成される可撓性を有する緩衝部材73により、非圧電振動板511〜515の音波放射面および側面を覆うように、連結されている。
【0044】
以上のように構成された音波発生部6について、図7を用いてその動作を説明する。まず、各圧電振動子31〜35に駆動信号を加えると、各圧電振動子31〜35は屈局振動を行う。各圧電振動子の非圧電振動板511〜515は、可撓性を有する緩衝部材73により連結されており、非圧電振動板が一体構造を有する場合に比べ、一つの圧電振動子の振動が隣接する圧電振動子へは伝搬しにくい構成になっている。また、この様な音波発生部6は、緩衝部材73において折り曲げることが容易なので、容易に被検体に密着させることができる。さらに、緩衝部材73は、非圧電振動板511〜515音波放射面および側面を覆う構造になっているので、音波発生部6を被検体に強く押当てた場合にも、被検体に与える機械的刺激を緩和させることができる。
【0045】
以上のように、本発明の実施の形態6によれば、圧電振動子と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、圧電振動子に接着された非圧電振動板を複数配列し、これら非圧電振動板の音波放射面および側面を可撓性を有する緩衝部材により覆うことにより、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に柔軟に密着できるという作用を有する。
【0046】
なお、緩衝部材73を連結部材と兼用せずに、圧電振動子を接着した非圧電振動板を連結部材により連結した後、緩衝部材73で覆うこともでき、上記各実施の形態に対しても同様に実施することができる。
【0047】
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7について説明する。本実施の形態7における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波検出部9の構成が実施の形態1とは異なる。図8(a)は本実施の形態7における音波検出部9の正面図、図8(b)はその側面断面図を示す。図8において、圧電振動子81〜83は、一枚の可撓性を有する非圧電振動板52に接着されており、各圧電振動子81〜83と非圧電振動板52によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板52の背面には、圧電振動子81〜83から離れて箱状の背面保護部材110が被せられている。背面保護部材110には、各圧電振動子81〜83の両側の位置に対応して複数のスリット121〜124が設けられている。
【0048】
以上のように構成された音響センサの音波検出部9と背面保護部材110について、図8を用いてその動作を説明する。音波検出部9を腕等の被検体に密着させるためカフを巻つける必要がある。このため、音波検出部9の上面部にカフが接触し、圧電振動子81〜83の自由な振動が妨げられ感度が低下する恐れがある。その他、様々な機械的接触を回避するためにも音波検出部9の上面を保護する必要がある。このため、音波検出部9の上面に背面保護部材110により空間を設けている。一方、音波検出部9は、被検体に密着させるために折れ曲がる必要があるので、背面保護部材110にスリット121〜124を設けることにより、可撓性を増して音波検出部9の被検体への密着を良好にしている。
【0049】
以上のように、本発明の実施の形態7によれば、音波検出部に背面保護部材を設けることにより、音波検出部の圧電振動子の振動を保護することができる。さらに背面保護部にスリットを設けることにより、音波検出部の被検体への密着を良くするという作用を有する。
【0050】
なお、このような背面保護部材は、上記各実施の形態に対しても同様に実施することができる。
【0051】
(実施の形態8)
次に、本発明の実施の形態8について説明する。本実施の形態8における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6および音波検出部9の構成が実施の形態1とは異なる。図9(a)は本実施の形態8における音響センサの平面図、図9(b)は音響センサを腕2に装着した状態を示す縦断面図である。図9において、圧電振動子31〜35は、1枚の可撓性を有する非圧電振動板51に接着されており、各圧電振動子31〜35と非圧電振動板51によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板51には、圧電振動子31〜35と交互に平行に振動分離スリット61〜66が設けられており、圧電振動子31〜35、非圧電振動板51、振動分離スリット61〜66により音波発生部6を構成する。一方、圧電振動子81〜83が非圧電振動板52に接着されており、各圧電振動子81〜83と非圧電振動板52によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板52には、圧電振動子81〜83と交互に平行に振動分離スリット91〜94が設けられており、圧電振動子81〜83、非圧電振動板52、振動分離スリット91〜94により音波検出部9を構成する。音波発生部6と音波検出部9は、可撓性を有する連結部材53により連結されている。
【0052】
以上のように構成された音響センサの音波検出部9と連結部材53について、図9を用いてその動作を説明する。音波発生部6については実施の形態2と同一であるので説明を省略する。まず、音波発生部6から腕2に注入された音波の一部は動脈1に沿って伝搬し、音波検出部9に到達する。位相角の測定に影響を与えないように、音波発生部6と音波検出部9の間隔Lcが一定に保たれるように連結部材53は伸縮が起こりにくい素材が選ばれる。例えばポリイミドのシートなどが適している。音波発生部6と音波検出部9がともに非検体に密着できる様に、連結部材53はひねりに対して対応しやすい形状が選ばれる。このため、連結部材53の最も狭い部分の幅Wcは、Lc>Wcとなるように選ばれる。
【0053】
以上のように、本発明の実施の形態8によれば、音波発生部6と音波検出部9を可撓性のある連結部材53により接続することにより、音波発生部6と音波検出部9を共に被検体に密着させることが可能であり、かつ音波発生部6と音波検出部9が間隔が一定に保たれ、音波の位相の測定制度を高めることができるという作用を有する。
【0054】
(実施の形態9)
次に、本発明の実施の形態9について説明する。本実施の形態9における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6および音波検出部9の構成が実施の形態1とは異なる。図10は本実施の形態9における音響センサの平面図を示す。図10において、音波発生部6は、圧電樹脂により音波検出部9と一体に形成された連結部材54により接続される。圧電樹脂としては、例えばPVDF等が適している。音波検出部9には、電極101が設けられて、音波検出用の圧電振動子を構成する。
【0055】
以上のように、本発明の実施の形態9によれば、音波発生部6を、音波検出部9と圧電樹脂により一体に形成した可撓性を有する連結部材54により接続することにより、音波発生部6と音波検出部9を共に被検体に密着させることが可能であり、かつ音波発生部6と音波検出部9が間隔が一定に保たれ、音波の位相の測定制度を高めることができるという作用を有する。
【0056】
なお、生体中を伝搬する可聴周波数帯の音波を検出する手段としては、コンデンサマイクロホンや各種圧力センサの利用が可能である。
【0057】
(実施の形態10)
次に、本発明の実施の形態10について説明する。本実施の形態10における生体計測装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1と同じであるが、音波発生部6および音波検出部9の構成が実施の形態1とは異なる。図11は本実施の形態10における音響センサの平面図を示す。図11において、圧電振動子31〜35は、1枚の可撓性を有する非圧電振動板51に接着されており、各圧電振動子31〜35と非圧電振動板51によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板51には、圧電振動子31〜35と交互に平行に振動分離スリット61〜66が設けられており、圧電振動子31〜35、非圧電振動板51、振動分離スリット61〜66により音波発生部6を構成する。一方、圧電振動子81〜83が非圧電振動板52に接着されており、各圧電振動子81〜83と非圧電振動板52によりモノモルフ振動子を構成する。非圧電振動板52には、圧電振動子81〜83と交互に平行に振動分離スリット91〜94が設けられており、圧電振動子81〜83、非圧電振動板52、振動分離スリット91〜94により音波検出部9を構成する。音波発生部6と音波検出部9は、フレキシブルケーブルからなる連結部材55により連結されている。
【0058】
以上のように構成された音響センサの音波検出部9と連結部材55について、図11を用いてその動作を説明する。音波発生部6については実施の形態2と同一であるので説明を省略する。まず、音波発生部6から被検体に注入された音波の一部は、音波検出部9に到達する。位相角の測定に影響を与えないように、音波発生部6と音波検出部9の間隔Lcが一定に保たれるように、連結部材55は伸縮が起こりにくい素材が選ばれる。例えばポリイミドのシートなどが適している。音波発生部6と音波検出部9が共に非検体に密着できる様に、連結部材55はひねりに対して対応しやすい形状が選ばれる。このため、連結部材53の最も狭い部分の幅Wcは、Lc>Wcとなるように選ばれる。さらに、連結部材55には、音波発生部6と音波検出部9に接続される電気配線が設けられている。音波発生部6と音波検出部9に接続される電気配線は、接続部材56において本体部20からのケーブル21と接続される。
【0059】
以上のように、本発明の実施の形態10によれば、音波発生部6と音波検出部9をフレキシブルケーブルからなる連結部材55により接続することにより、音波発生部6と音波検出部9をともに被検体に密着させることが可能であり、さらに音波発生部6と音波検出部9に接続される電気配線を兼ねるため、音響センサの構成が簡単になるという作用を有する。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、圧電振動子と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、圧電振動子を可撓性を有する非圧電振動板に複数配列し、圧電振動子と平行に振動分離スリットを設けたので、非圧電振動板の可撓性により、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できるという効果が得られる。さらにモノモルフ振動子からなる音波発生部を駆動する基準信号発生部と、モノモルフ振動子が発生する音波を検出する音波検出部と、音波検出部の出力信号を基準信号発生部に同期して位相検出する位相検波部を有することにより、生体中における音速の変化、たとえば動脈中を伝わる音波の血圧依存を計測できるという効果が得られる。さらに、音波発生部の配列された圧電振動子の一部を振動モニタとして使用することにより音波発生部から生体に注入される音波の強度を正確に把握できるという効果が得られる。
【0061】
また、圧電振動子と非圧電振動板の貼り合わせからなるモノモルフ振動子において、圧電振動子を複数配列した可撓性を有する非圧電振動板に振動分離スリットを設け、非圧電振動板の可撓性を増すことにより、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できるという効果が得られる。また、圧電振動子を接着された短冊上の非圧電振動板を複数配列し、これら非圧電振動板を可撓性を有する材料により連結することにより、大きな音波放射面を有するモノモルフ振動子を生体に密着できるという効果が得られる。
【0062】
また、非圧電振動板の音波放射面や側面を緩衝部材で覆って被検体への密着を良くしたり、音波検出部に背面保護部材を設けることにより、圧電振動子の振動を保護できるという効果が得られる。さらに、音波発生部と音波検出部を可撓性を有する連結部材により連結することにより、音波発生部と音波検出部を共に被検体に密着させることができ、かつ音波発生部と音波検出部が間隔が一定に保たれ、音波の位相の測定制度を高めることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における生体計測装置のブロック図
【図2】(a)本発明の実施の形態1における音響センサの平面図
(b)本発明の実施の形態1における音響センサを腕に装着する状態を示す正面図
(c)本発明の実施の形態1における音響センサを腕に装着した状態を示す正面図
(d)本発明の実施の形態1における音響センサの動作を示す側面図
【図3】本発明の実施の形態2における音波発生部の平面図
【図4】本発明の実施の形態3における音波発生部の平面図
【図5】(a)本発明の実施の形態4における音波発生部の平面図
(b)本発明の実施の形態4における音波発生部の側面図
【図6】(a)本発明の実施の形態5における音波発生部の平面図
(b)本発明の実施の形態5における音波発生部の断面図
(c)音波発生部の非圧電振動板の平面図
【図7】(a)本発明の実施の形態6における音波発生部の平面図
(b)本発明の実施の形態6における音波発生部の断面図
【図8】(a)本発明の実施の形態7における音波発生部の正面図
(b)本発明の実施の形態7における音波発生部の断面図
【図9】(a)本発明の実施の形態8における音波発生部および音波検出部の平面図
(b)本発明の実施の形態8における音波発生部および音波検出部の断面図
【図10】本発明の実施の形態9における音波検出部の平面図
【図11】本発明の実施の形態10における音波発生部および音波検出部の平面図
【図12】(a)従来の音響センサの断面図
(b)音響センサにおける非圧電振動板の平面図
【符号の説明】
1 動脈
2 腕
3、4、5 圧電振動子
6 音波発生部
7、8 圧電振動子
9 音波検出部
11 駆動信号増幅部
12 レベル検出部
13 信号選択部
14 位相検波部
15 基準信号発生部
16 信号処理部
17 血圧演算部
20 本体部
31、32、33、34、35 圧電振動子
51、52 非圧電振動体
53、54、55 連結部材
61、62、63、64、65、66 信号分離スリット
71、72 連結部材
73 緩衝部材
81、82、83 圧電振動子
91、92、93、94 信号分離スリット
110 背面保護部材

Claims (15)

  1. 可撓性を有する1枚の非圧電振動板上に複数の圧電振動子を列状に貼り合わせてモノモルフ振動子を構成し、前記圧電振動子と平行に前記非圧電振動板の部分に振動分離スリットを設けたことを特徴とする音響センサ。
  2. 圧電振動子の幅Wが高さHに対してW<Hの関係にあり、前記圧電振動子が幅Wの方向に配列されていることを特徴とする請求項1記載の音響センサ。
  3. 圧電振動子および非圧電振動板の厚みを調整することにより、所望の共振周波数を得ることを特徴とする請求項2記載の音響センサ。
  4. 振動分離スリットの幅が、圧電振動子の高さHの範囲では狭く、圧電振動子の高さHを超える部分では広いことを特徴とする請求項3記載の音響センサ。
  5. 圧電振動子を貼り合わせた短冊状の非圧電振動板を可撓性を有する連結部材により互いに間隔を開けて複数枚連結してモノモルフ振動子を構成した音響センサ。
  6. 可撓性を有して一方の側部を連結して櫛形に形成された非圧電振動板のそれぞれの櫛歯上に圧電振動子を貼り合わせ、他方の側部を可撓性を有する連結部材により連結してモノモルフ振動子を構成した音響センサ。
  7. 非圧電振動板の音波放射面部および側面部を緩衝部材で覆ったことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の音響センサ。
  8. 非圧電振動板の背面を圧電振動子から離れて背面保護部材で覆ったことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の音響センサ。
  9. 緩衝部材または背面保護部材に圧電振動子と平行に複数のスリットを設けたことを特徴とする請求項7または8記載の音響センサ。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部および音波検出部を備え、前記音波検出部を前記音波発生部とは直交する向きに配列して両者を可撓性を有する連結部材で連結したことを特徴とする音響センサ。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部と、この音波発生部に連結部材を介して連結される音波検出部とを備え、前記連結部材と音波検出部とを圧電樹脂により一体に成形するとともに、前記音波検出部に音波検出用の電極を設けたことを特徴とする音響センサ。
  12. 請求項1から9のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部および音波検出部を備え、前記音波検出部を前記音波発生部とは直交する向きに配列して両者をフレキシブルケーブルで連結したことを特徴とする音響センサ。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の音響センサからなる音波発生部および音波検出部と、前記音波発生部を駆動する基準信号発生部と、前記音波検出部が検出した音波信号を前記基準信号発生部に同期して位相検出する位相検波部とを備えた生体計測装置。
  14. 音波発生部に配列された圧電振動子の一部を振動モニタとして使用し、その出力から被検体に注入された音波レベルを測定するレベル検出部を備えたことを特徴とする請求項13記載の生体計測装置。
  15. 検出された位相から血圧値を求める血圧演算部を備えた請求項13または14記載の生体計測装置。
JP03586698A 1998-02-18 1998-02-18 音響センサおよび生体計測装置 Expired - Fee Related JP3557339B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03586698A JP3557339B2 (ja) 1998-02-18 1998-02-18 音響センサおよび生体計測装置
US09/247,561 US6275447B1 (en) 1998-02-18 1999-02-10 Sound generating apparatus, a sound detection apparatus, an acoustic sensor, and an acoustic living body measuring apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03586698A JP3557339B2 (ja) 1998-02-18 1998-02-18 音響センサおよび生体計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11226011A JPH11226011A (ja) 1999-08-24
JP3557339B2 true JP3557339B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=12453922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03586698A Expired - Fee Related JP3557339B2 (ja) 1998-02-18 1998-02-18 音響センサおよび生体計測装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6275447B1 (ja)
JP (1) JP3557339B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4977246B2 (ja) * 2000-07-12 2012-07-18 セイコーインスツル株式会社 脈検出装置及び超音波診断装置
US7559894B2 (en) * 2003-09-18 2009-07-14 New Paradigm Concepts, LLC Multiparameter whole blood monitor and method
US20060287590A1 (en) * 2003-09-18 2006-12-21 Mceowen Edwin L Noninvasive vital sign measurement device
US7218575B2 (en) * 2003-10-31 2007-05-15 Rosevear John M Angular twilight clock
US20060116902A1 (en) * 2004-11-29 2006-06-01 Canon U.S.A., Inc. Method and apparatus for workflow
US20150162523A1 (en) 2013-12-06 2015-06-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric device
US20170251934A1 (en) * 2014-08-27 2017-09-07 Nec Corporation Pulse wave measurement device and blood pressure measurement device
JP6598760B2 (ja) * 2015-12-15 2019-10-30 キヤノン株式会社 音響波プローブ、及び被検体情報取得装置
WO2018168145A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 ヤマハ株式会社 生体振動センサー
WO2023173128A1 (en) * 2022-03-11 2023-09-14 Masimo Corporation Continuous noninvasive blood pressure measurement

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5590649A (en) 1994-04-15 1997-01-07 Vital Insite, Inc. Apparatus and method for measuring an induced perturbation to determine blood pressure
US5807258A (en) * 1997-10-14 1998-09-15 Cimochowski; George E. Ultrasonic sensors for monitoring the condition of a vascular graft

Also Published As

Publication number Publication date
US6275447B1 (en) 2001-08-14
JPH11226011A (ja) 1999-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8381594B2 (en) Acoustic transducer and image generation apparatus
US5515341A (en) Proximity sensor utilizing polymer piezoelectric film
US5483501A (en) Short distance ultrasonic distance meter
JP3557339B2 (ja) 音響センサおよび生体計測装置
EP2999233B1 (en) Audio device
WO2016167202A1 (ja) 振動波形センサ及び波形解析装置
US8760974B2 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic imaging apparatus
JP2002085361A (ja) 脈検出装置及び超音波診断装置
US6744178B2 (en) Pulse detection device and method of manufacturing the same
JP2006051105A (ja) 超音波プローブ及び生体情報計測システム
JP4811972B2 (ja) 超音波診断装置
JP2000329612A (ja) 音圧検出装置
JP3592561B2 (ja) 腕携帯機器
KR101572118B1 (ko) 접촉 조건에서 사용되는 플립칩 본딩 소자
JP4557273B2 (ja) 装着形計測機器
JP4738621B2 (ja) 脈検出装置
JP3626010B2 (ja) 連続式血圧計
JP2003000557A (ja) 生体信号モニタリング装置
JP6141713B2 (ja) 生体内部の構造情報を得る方法
JPH08110376A (ja) 超音波送受波器
JP3857518B2 (ja) 脈検出装置
JP3803143B2 (ja) 音圧センサ−
JP3564339B2 (ja) 生体情報検出センサ
JP3564340B2 (ja) 生体情報検出センサ
JP3578665B2 (ja) 生体情報検出センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees