JP3556700B2 - インク・カートリッジ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は熱インク−ジェット(以下、TIJという)に用いるプリント・カートリッジ用インク溜めに関し、更に詳細に述べればインク−ジェット・プリンタの用途に有用な重合体混合組成物で形成されたインク・カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
TIJ技術はコンピュータ用プリンタに広く使用されている。非常に一般的に、TIJは典型的に幾つかの非常に小さい調節可能なインク−ジェットから成るプリントヘッドを備えており、これは画像または画像の一部を作り出すために、選択的に作動されてインク溜からインクの噴射または噴霧を(紙のような)印刷媒体上に放出する。TIJプリンタは、たとえば、ヒューレット−パッカード・ジャーナル・巻36,ナンバ5,1985年5月および巻39,ナンバ4,1988年8月(Hewlett-Packard Journal Vol.36,No.5,May1985、およびVol.39,No.4,Aug1988 )に記されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
プリンタに使用されるプラスチック部品は多様な性質を示さなければならない。特に、プラスチック部品を作る際に使用される重合体混合物は、プリンタを構成する他の構成要素を作る際に使用される他の重合体に適合しなければならず、プリンタに使用されるインクに適合しなければならない。重合体混合物をプリンタ・カートリッジに使用するとき、重合体は重合体を化学的に攻撃する多様な材料を有するインクにさらされる。重合体がインクによって弱められると、応力亀裂によってインクの漏洩や印刷画像の汚れを生ずることがある。
【0004】
インク・カートリッジに使用される重合体混合物に関する他の問題はインク・カートリッジそれ自身を製作するのに使用される他の重合体との適合性である。普通、重合体はフィルム状に形成され、インク・カートリッジを形成するように封止されている。重合体混合組成物はフィルム構造体の他にインク・カートリッジの他の重合体構成部品に対しても優れた粘着性を備えている。
【0005】
したがって、化学的攻撃および応力亀裂に耐える重合体混合組成物が望まれている。更に、インク・カートリッジの重合体構成物に適合する重合体混合組成物が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの局面によれば、インク溜めを備えたプリンタ・インク・カートリッジは第1の剛いプラスチック材料から製作された外部フレーム部材、および第1のプラスチック材料より軟かく且つ延性があるという点で性質が異なる第2のプラスチック材料から製作された内部フレーム部材から構成されているフレーム構造体を備えている。第3の材料から形成された第1および第2の不浸透性膜が内部フレーム部材に接合されて、その部材と共に、インク溜めを形成している。第2のプラスチック材料は第3のプラスチック材料と適合して不浸透性膜の内部フレーム部材に対する耐漏洩接合を可能としている。好適に第2のプラスチック材料および前記第3のプラスチック材料は適合しているので、前記不浸透性膜を前記内部フレーム部材に対して熱および圧力を加えることにより封止することができる。
【0007】
本発明の他の局面によれば、外部フレーム部材は内部フレーム部材を取り付ける内面を備え、この内面には複数のロック形体が形成されている。内部フレーム部材は溶融状態にある第2のプラスチック材料を射出成形することによって形成され、第2のプラスチック材料はその冷却時に一定の収縮率を有する。射出成形中、溶融材料は外部フレーム部材のロック形体の周りを流れる。溶融材料が冷却すると、内部フレーム部材はロック形体で外部フレーム部材にロックされる。
【0008】
ロック形体は好適に、アンダカット側により形成される外部フレーム部材の表面から突出する突出リブを備えており、射出成形中、溶融している第2のプラスチック材料は突出リブの周りをアンダカット側に向って流れる。
【0009】
本発明の他の局面によれば、ペンは更に、外部フレーム部材およびインク溜めと連絡している内部フレーム部材を貫いて延びるインク充填ポート、およびポートの通路を封止する手段を備えている。好適に、通路は第2の材料により裏貼りされており、封止手段は断面が通路の直径よりわずかに大きい球である。この球は通路に圧入されて通路を封止している。
【0010】
本発明の更に他の局面によれば、本発明の内部プラスチック・フレーム部材は(A)ポリエチレンおよびエチレンとアルファ−オレフィンとの共重合体から成るグループから選択された少くとも一つの重合体、および(B)ポリプロピレンおよびプロピレンとエチレンとの共重合体から成るグループから選択された少くとも一つの重合体、から構成される重合体混合組成物から製作されており、この
場合(A)は(B)とは異なるものである。
【0011】
本発明の重合体組成物はインクにさらされたとき良好な化学的安定性を示す。更に、本発明の重合体組成物はその性質が半結晶性であり、柔軟性があり、他の重合体との適合性が良好である。
【0012】
【実施例】
図1〜図17は本発明を具体化するTIJインク・カートリッジ50を示す。インク・カートリッジ50は熱インク−ジェット・インク・カートリッジ50の周辺を形成する閉じた帯またはループを形成する外部フレーム構造体60を備えている。外部フレーム構造体60は化学的に異なる二つのフレーム部材として外部フレーム部材78および内部フレーム部材68から構成されている。外部フレーム部材78は、ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)から「NORYL 」(ノリル)という商標で市販されている材料のような、ガラス入り変性ポリフェニレン・オキシドのような比較的剛いエンジニアリング・プラスチックから成形される。内部フレーム部材68は外部フレーム部材78の内周に射出成形され、第1および第2のインク溜め膜64および66に取り付けるのに適するプラスチック材料から製作される。
【0013】
内部フレーム部材68に適するプラスチックは(A)ポリエチレンおよびエチレンとアルファ−オレフィンとの共重合体から成るグループから選択された少くとも一つの重合体、および(B)ポリプロピレンおよびプロピレンとエチレンとの共重合体から成るグループから選択された少くとも一つの重合体、から構成される重合体混合組成物であり、この場合(A)は(B)と異なるようにする。
【0014】
更に詳細に述べれば、重合体組成物は(A)ポリエチレンおよびエチレンとアルファ−オレフィンとの共重合体から成るグループから選択されたある重合体を備えている。(A)が共重合体であり、(A)が(B)と異なるようにされる。一般に、(A)は(A)と(B)との混合物の、60重量%〜90重量%または65重量%から85重量%存在する。典型的には、(A)のメルト・フロー・インデックスは3から20、または5から14もしくは5から10である。
【0015】
一実施例では、(A)は低密度重合体である。一般に、(A)の密度は0.92g/cm3 である。一般に、(A)の密度は0.80から0.92、または0.85から0.91、または0.88から0.90である。一般に、(A)の重量平均分子量Mwは30,000から500,000、または50,000から300,000、または75,000から200,000である。他の実施例では、(A)のMw/Mn比は1.5から8まで、または1,7から5もしくは1.8から3までである。ここで、Mnは数平均分子量を指す。一般に、本発明人は狭い多分散性(たとえばMw/Mn比が5未満)を有する重合体は特に有効であることを発見した。
【0016】
一実施例では、重合体(A)はポリエチレンであり、好適には低密度ポリエチレンであり、更に好適には超低密度である。一般に、超低密度ポリエチレンの密度は最大0.910g/cm3 である。ポリエチレンは当業者には既知であり、市場から入手可能である。ポリエチレンの例としては、シー・ディー・エフケミ社(CDF Chemie) から市販されている商品名「ノーソフレックス・エフ・ダブリュ1900」(Norsoflex FW1900)(密度0.900g/cm3 )、およびミシガン州ミッドランドのダウ・ケミカル・社(Dow Chemical Company)から市販されている商品名「アテイン」(Attane)4001、4002、および4004がある。
【0017】
他の実施例では、(A)はエチレンとアルファ−オレフィンとの共重合体である。アルファ−オレフィンは一般に、3または4〜18または12までの炭素原子を含有している。有用なアルファ−オレフィンの例にはノーブテン、ノーヘキセン、およびノーオクテンがある。これら共重合体は一般に、20重量%から90重量または20重量%から85重量%もしくは35重量%から80重量%までのエチレンを含有している。
【0018】
共重合体は当業者に既知の手段で調製することができる。一実施例では、共重合体はメタロセン触媒を使用して作られる。メタロセン触媒は一部位触媒となる。これは側鎖分布の一様な重合体を生ずる。これは10未満という低い多分散性の重合体を生ずる。メタロセン触媒には、チタン系、ジルコニウム系、およびクロム系触媒のような遷移金属メタロセン触媒がある。典型的には、これら触媒はサイコペンタディエニル誘導体である。他の実施例では、触媒をメタロセンとアルモクサンとの反応生成物とすることができる。これら共重合体を調製するプロセスは米国特許第4,303,771号、第4,482,687号、第4,508,842号、第4,897,455号、第4,871,705号、第4,937,299号、第5,183,867号および第5,186,851号に記載されている。これら特許をエチレンとアルファ−オレフィンとの共重合体、メタロセン触媒、およびこれら共重合体を作る方法を目指すその教示について参照によりここに取り入れてある。
【0019】
重合体組成物にはまた(B)ポリプロピレンおよびプロピレンとエチレンとの共重合体から成るグループから選択された重合体がある。一般に、(B)のメルト・フロー・インデックスは12から45または20から40までである。これら重合体は典型的に(A)と(B)との混合物の10重量%から40重量%または15重量%から35重量%までの量で存在する。プロピレン均質重合体の例には商品名「シェル・ピー・ピー・5・エー・9・7」〔Shell PP5A97(メルト・フロー・インデックス(MFI):4)〕、「エイ−モコ・ピー・ピー・7644」〔A-moco PP 7644(MFI:24)〕、および「ジェネシス・エー・ピー・2・ピー・ピー・2・6・ピー」〔Genesis AP2PP26P (MFI:12)〕がある。
【0020】
一実施例では、(B)はプロピレンとエチレンとのブロック共重合体である。この実施例では、(B)は4重量%から30重量%、または8重量%から20重量%もしくは10重量%から15重量%までのエチレンを含有している。プロピレンとエチレンとのブロック共重合体の例には「シェル ピー・ピー・5・シー・12」〔Shell PP5C 12(MFI:17)〕、およびヒモント社(Himont)の商品名「プロファックス7823,85223」(Profax7823および8523)がある。
【0021】
他の実施例では、(B)はプロピレンとエチレンとのランダム共重合体である。この実施例では、(B)は一般にエチレンを1重量%から10重量%または4重量%から7重量%まで含有している。一実施例では、エチレン含有量は6重量%である。他の実施例では、エチレン含有量は3重量%から4重量%までである。
【0022】
本発明を調製するのに役立つプロピレン・エチレン共重合体を調製するのに有用なプロセスは当業者に周知であり、このような多数の共重合体が市場で入手可能である。このようなランダム共重合体は、ウィリとソンズ(Wiley & Sons)発行の重合体科学と技術の百科辞典(Encyclopedia of Polymer Science & Eng-ineering), 巻13、第2版(Vol. 13,2nd edition),500頁以降(およびそこに引用されている脚注)に示されているもの(これを今回は参照することにより取り入れてあるが)を含む当業者に既知の多数の方法のどれによっても調製することができる。本発明に役立つプロピレン・エチレン共重合体は市場から入手できる。これら共重合体の例にはアメリカ合衆国テキサス州ダラスのフィナ・オイルアンド・ケミカル社(Fina Oil and Chemical Company) から入手し得る「フィナ・ワイ−8573およびゼット−7650」〔Fina Y-8573 (エチレンの重量で3%から4%までを含有する)およびZ −7650〕アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンのソルテックス・ポリマ社(Soltex Polymer Corporation)から入手できる商品名「ソルテックス4298」(Soltex4298)、レキセン社(Rexene Corporation)から入手できる「レクセン・アール・29257」(Rexene R 29257)およびアメリカ合衆国テキサス州ヒューストンのシェル・ケミカル社(Shell Chemical Company)から入手することができる「シェル・ダブリュ・アール・ディー6−281」(Shell WR D6−281)および「エス・アール・06」〔SR06(MFIが32)〕がある。
【0023】
充填剤(C)
上記重合体組成物は重合体技術で使用されている形式の一つ以上の充填剤を含有することができる。典型的な複合重合体混合物に使用されている充填剤の例には、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、珪灰石、ドロマイト石灰、グラス・ファイバ、ボロン・ファイバ、カーボン・ファイバ、カーボンブラック、二酸化チタンのような顔料、またはそれらの混合物がある。好ましい充填剤はアール・ティ・バンダービルト(R.T.Vanderbilt)の、商品名「セレクト−エイ−ソーブ」(Select-A-Sorb )のような市場入手可能なタルク、ジェット・フィル(Jet Fil )およびガラス・ファイバがある。混合重合体に含まれる充填剤の量は重合体と充填剤との混合重量の1%から20%まで変り得る。一般に10%から20%までの量が含まれている。
【0024】
充填剤は結合剤で処理して充填剤と樹脂との間の結合を改善することができる。たとえば、充填剤を脂肪酸(たとえば、ステアリン酸)、シラン、マレアート処理ポリプロピレンなどのような材料で処理することができる。使用する結合剤の量は充填剤と樹脂との間の結合を改善するのに有効な量である。
【0025】
他の添加物を重合体混合物に含有させて所要の性質を変更しまたは得ることができる。たとえば、安定剤、潤滑剤、核形成剤、可塑剤、離型剤、および酸化、熱、および紫外線による劣化の抑制剤を重合体混合物に含有させることができる。
【0026】
安定剤(D)は重合体混合物の調製に際してどの段階で組成物に取り込んでもよく、好適には、安定剤を早期に取り込んで、組成物を保護することができるまで劣化が始まらないようにする。本発明の重合体混合物に役立つ酸化および熱安定剤には一般に重合体に使用されるものが含まれている。それらは、ナトリウム、カリウム、リチウム、および銅いずれかのハロゲン化物(たとえば、塩化物、臭化物、およびヨウ化物)のような周期律表第一属の金属ハロゲン化物、干渉フェノール、ヒドロキノン、亜りん酸塩アリル、およびそれら材料の各種置換誘導体、およびそれらの混合物を、重合体混合物の重量を基礎として、最大1重量%だけ含有している。干渉フェノール安定剤の特定の例には商標名「Irganox 」(例えはIrganox 1010、Irganox 1076、およびIrganox B-225)としてチバーガイギ社(Ciba-Geigy)から市販されている干渉フェノールの一族がある。Irganox 1010はテトラキス[メチレン(3,5−ジーター−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロシナメート]メタンであると報告されている。Irganox 1076はn−オクタデシル−3−(3,5−ジーター−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートである。Irganox B-225は、Irganox 1010とUltranox168(芳香性亜りん酸塩)の混合物である。
【0027】
紫外線安定剤は重合体混合物の重量を基礎として最大2重量%の量で含有されることができる。紫外光安定剤の例には種々の置換レゾルシノル、サリチル酸塩、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノンなどがある。或る用途に対して、この材料から作った成形部品を部分的にまたは完全に紫外光に暴露することができる。
【0028】
適切な潤滑剤および離型剤を、ステアリン酸、ステアリンアルコール、ステアルアミドのような材料を含有する重合体混合物の重量を基礎として最大1重量%の量で含有することができる。
【0029】
重合体混合物の調整 混合重合体組成は当業者に周知の方法により調整することができる。たとえば、特に有用な手順は、製粉機、バンバリ、ブラベンダ、単独または二連のねじ押出機、連続ミキサ、捏和(ねっか)機などのような伝統的な溶融混合設備を用いて重合体を親密に混合することである。たとえば、重合体を高剪断ミキサ内で細粒および/または粉末の形で親密に混合することができる。混合重合体を調製する好適な一つのプロセスはファレル社( Farrel Corporation 、米国コネチカット州アンソニア)の連続処理機CP−23、CP−45およびCP−57を利用している。短い滞留時間および高い剪断がCP-23 、CP-45 、およびCP-57 で容易に得られる。「親密な」混合とは混合物が細かく分割され且つ連続相または主要相の中に均質に分散される分散相を生ずるのに充分な機械的剪断および熱エネルギを用いて調製されることを意味する。
【0030】
本発明の種々の特徴および局面が以下の例で更に図解されている。これらの例は当業者に本発明の範囲内で操作する仕方を示しているが、それらはそのような範囲が特許請求の範囲でのみ規定される本発明の範囲を限定する働きをするものではない。更に、以下の例では、混合物、複合物、射出成形試料、単層または積層のシートの調製法を例示する。これらの例は本発明の例示実施例としての働きをするだけであって、限定するものと考えるべきではない。
【0031】
次の例において他に指示しない限り、明細書および特許請求の範囲のどこにおいても、百分率はすべて重量により、温度は摂氏の度により、圧力は大気圧でまたはその近くである。
【0032】
例1〜4
本発明の混合重合体組成物をFarrel 社の連続処理機 CP−23で、ミキサ回転速度600rpmで調製し、ペレットにする前に200℃で、水槽および空気ワイパを通過しているより糸の中に押し出す。
【0033】
【表1】
【0034】
上の重合体組成物は、オーエン・カーニング・ファイバ・グラス社(Owens Corning Fiber・glass)から入手できるOCF144A、492、および457BAのようなガラスファイバのような、充填剤と混合することもできる。有用な重合体混合物は上の例の各々でOCF457BAの重合体組成物の10重量%混合することにより調製することができる。
【0035】
本発明の重合体組成物はインク−ジェット・プリンタで使用するもののような、プリンタ・カートリッジを準備するのに役立つ。重合体組成物はインクに適合しており、化学的および溶媒の攻撃に耐える。重合体組成物は応力亀裂耐性が向上している。重合体組成物はまた良好な処理性質を示し、良好な成型可能性および流動性を有している。
【0036】
これら重合体組成物はプリンタに代表的に使用される重合体および重合体混合物への有利な接着性を備えている。本発明の重合体組成物はポリエチレンおよびフェニレン・エーテルとポリスチレンの重合体合金の両者に対する予期せぬ良好な接着性を示す。たとえば、ポリスチレン単位の25重量%から50重量%までを典型的に含有しているポリスチレンおよびポリフェニレン・エーテルから
成る混合物はジェネラル・エレクトリック社(General Electric Company)から商標名「NORYL TM」(ノイル)の熱可塑性樹脂として市場で入手できる。このような混合物の分子量は10,000から50,000までの範囲にあり、更に多くの場合は30,000である。
【0037】
本発明の重合体組成物はまた熱的に安定である。重合体組成物はプリンタの動作条件のもとで安定である。
【0038】
外部フレーム構造体60は全般的に直線の開いた塊状領域110および塊状領域110の一隅から突出する鼻領域75を形成している。外部フレーム部材78は成形されて、中に内部開口または溝94(以下、溝94という)が形成されている直立管93を形成する。直立管の溝94は溝94の外端を横断して固定されているTIJプリントヘッド76と連絡している。インクは直立管の溝94を通って流れ、TIJプリントヘッド76にインクを供給する。インクの小滴がプリントヘッド・ノズルを通して外側に押し出されると、インクは直立管93を通ってインク溜め62から全般に矢印97および99で示してある流体経路を経由して流れ、TIJプリントヘッド76に利用可能なインク供給を補給する。
【0039】
内部プラスチック・フレーム部材68は更に鼻領域75ののどを横断して突出している支持リブ120を備え、鼻領域を主インク溜め区域62から分離している。全般的に長方形の室区域122が支持リブ120と直立管の溝94の内部開口との間に突出する内部プラスチック・フレーム部材68の包囲構造により形成されている。
【0040】
第1および第2のインク溜め膜64および66が熱かしめ、接着剤、または他の結合プロセスにより内部プラスチック・フレーム部材68に取り付けられ、内部プラスチック・フレーム部材68と第1および第2のインク溜め膜64および66との間に耐漏洩封止を形成している。第1および第2のインク溜め膜64および66はインク溜め62の内部に貯蔵しようとするインクに対して不浸透性で且つ内部プラスチック・フレーム部材68を製作する材料のプラスチックと適合する材料で作られている。第1および第2のインク溜め膜64および66に好適な材料はエチレン−ビニル・アセテート(EVA)である。インク分配システムは2枚の対向ピストン板72Aおよび72Bに対して分離力を供給するばね74をインク溜め62の内側に備えて第1および第2のインク溜め膜64および66を分離している。ばねおよびピストン要素はインク溜めの中のインクにかかる圧力を負に維持し、インクがTIJプリントヘッド76からあふれないようにしている。インクがインク溜めから消費されるにつれて第1および第2のインク溜め膜64および66にかかる大気圧がばねの圧縮を生じ、ピストン板72Aおよび72Bを互いの方に引きつける。
【0041】
第1および第2のインク溜め膜64および66は直立管領域にわたって広がっており、この実施例では縁領域68A、68B、および68C(図5)に沿って熱かしめされ、鼻領域75の周辺に沿う膜の封止を維持している。第1および第2のインク溜め膜64および66は支持リブ120の領域に対しては封止していない。内部プラスチック・フレーム部材68を構成する隔離体69Aおよび69Bは第1および第2のインク溜め膜を支持リブ120の区域から離して保持し、第1および第2のインク溜め膜が支持リブ構造に向ってたるまないようにし、これによりインク溜めから直立管93までのインクの流れを閉め切っている。
【0042】
空気逆止め弁がTIJプリントヘッド76とインク溜め62との間の流路に設けられ、気泡がTIJプリントヘッド76からインク溜め62に進入しないようにしている。この空気逆止め弁は粒子汚染物がインク溜め62からTIJプリントヘッド76に流れてTIJプリントヘッドのノズルを詰まらせることのないようにするフィルタの機能をも行う。この実施例では、空気逆止め弁は内部プラスチック・フレーム部材68の両側に一つづつ二つの弁部材90、92を備えている。弁部材90および92は各々、この模範的実施例では、精密に織られたステンレス鋼の網の一部分から構成され、その縁は内部プラスチック・フレーム部材に取り付けられている。網は隣接する網より線の間に公称15ミクロンの通路寸法を備えており、弁部材を成す網の典型的な厚さは0.005インチ未満である。この実施例では、各弁部材90および92は正方形で、1cm×1cmの面積を覆っている。オレゴン州ユージーン(Eugene)のイングル・ツール・アンド・ダイ(Engle Tool and Die)から商標名「RIGIMESH-J」(リギメシュ−ジェイ)のもとに市販されている網が逆止め弁の機能を行うのに適している。網の通路の大きさは、インクが網の通路を通過することができる間、通常大気圧下の気泡がインクで濡れている網の通路を通過しないよう充分小さい。気泡に網を通過させるのに必要な気泡の圧力は、この実施例では、水柱30インチ(水柱インチは、圧力の単位で、パスカルまたはニュートン毎平方メートルの249.0899倍)であるが、これは典型的な貯蔵、ハンドリング、および動作の各状態のもとでインク・カートリッジ50が受ける圧力より充分高い。その結果、網は該インク・カートリッジ50に対する空気逆止め弁の機能を行う。
【0043】
網による弁部材により実現される第2の機能は粒子フィルタの機能であり、15ミクロンもの小さい粒子が網を通過しないようにする。通気型の泡入りインク溜めの粒子フィルタにこの網目開口の大きさの、網を使用することは既知である。このようなインク溜めには空気逆止め弁の必要はない。
【0044】
網による弁部材90および92を横断して圧力降下が存在する。網開口の大きさが小さ過ぎれば、網を通って流れるインクが不充分になり、TIJプリントヘッドが空房状態になる。二つの弁部材90および92は充分なインクがインク溜め62から溝94に確実に流入するように採用されている。
【0045】
図4および図5はTIJインク・カートリッジ50の鼻領域75を示す。図4は図3の線4−4に沿って取った断面図である。図5はカバーおよび弁部材90および92が所定位置に無い鼻領域の図である。外部フレーム部材78は1対の内向きに対抗するタブ78Aおよび78Bを備えており、これは鼻領域75の内周の周りに成形された内部フレーム部材68の部分に対する支持を行う。タブ78Aおよび78Bは内部フレーム部材68を成形するためのコア形体としても役立つ。内部フレーム部材68は室区域122を形成しており、内部フレーム部材68の直線部分が室区域122の周辺の周りに広がっている。その内部フレーム部材は縁領域68A〜68Dにより形成されている。図3に示すように、内部フレーム部材68の幅は室区域122の幅を規定している。縁領域68A〜68Dはしたがって内部フレーム部材68の各カバー対向側に室区域122への窓を形成している。カバー70および80の平面に垂直に広がる室区域122の各側面は内部プラスチック・フレーム部材68を構成するプラスチックにより形成されている。
【0046】
動作中、気泡が室区域122の中に蓄積することがある。TIJインク・カートリッジ50を設置しているプリンタはTIJプリントヘッドに真空を加えて気泡をTIJプリントヘッドを通して引き出し、インクをインク溜めから引き出して直立管の溝および室区域122を満たすためのプライミング・ステーションを備えることができる。このようなプライミングステーションは当業者には既知である。
【0047】
内部フレーム部材68は縁領域68A〜68Dから突出して内部フレーム部材68の周辺の周りに広がる薄いリップ124を形成するように成形される。このようなリップ124は内部フレーム部材68の各カバー対向側に形成される。リップ124だけを図5で見ることができる。網スクリーンによる弁部材を取り付けるのに行われる熱かしめ操作中、加熱された型部材は弁部材上方に設置され、弁部材に向って下向きに力で押される。型部材の温度はリップ124を形成するプラスチック材料を軟化または溶融させるに充分であるから、溶融プラスチックの幾らかは弁部材を成す網の隣接隙間に流入する。型部材を除去し、プラスチックを冷却すると、弁部材は室区域122への窓の周辺全部の周りで内部フレーム部材68にしっかり取り付けられる。
【0048】
図6〜図9はTIJインク・カートリッジ50のインク充填ポート130の位置および構造を示す。図6に示すように、この実施例では、インク充填ポート130はTIJインク・カートリッジの鼻領域75に隣接する外部フレーム構造体60の平らな平面60Aに設けられている。インク溜めにはインク充填ポート130を経由してインクが詰められ、インク充填ポート130はその後ステンレス鋼球132を挿入することにより封止される。
【0049】
外部フレーム部材78は円形断面の開口を形成するように成形されるが、その開口の直径はステンレス鋼球132が支持される領域134の小さい方の直径から平面60Aに隣接する領域136の大きい方の直径まで急激に移り変わっている。この実施例では、ステンレス鋼球132の直径は0.187インチ(4.76mm)であり、外部フレーム部材78の領域134での小さい方の直径は0.236インチ(6.0mm)であり、外部フレーム部材78の領域136での大きい方の直径は0.283インチ(7.2mm)である。
【0050】
内部フレーム部材68をあらかじめ製作した外部フレーム部材78の中に成形する期間中、溶融プラスチックは外部フレーム部材78にインク充填ポートとして形成された開口を通り、そこに挿入された成形ピンの周りを流れて内部プラスチック・フレーム部材68からなる充填ポート構造を形成する。このようにして、溶融プラスチックは領域134で外部フレーム部材78を形成する材料の周りを流れ、その上に裏貼りを形成する。その上、このように形成された内部フレーム部材68はインク溜め62と連絡するインク充填ポート130を形成する。インク充填ポート130の直径は表面に隣接する開口の第1の直径から、ステンレス鋼球132の直径より実質上小さいインク溜め62に隣接する138での第2の、小さい直径までテーパをなしている。この模範的実施例では、第1の直径は0.179インチであり第2の直径は0.120インチである。
【0051】
インク溜め62にインクを詰めるには、TIJインク・カートリッジが鼻領域75を図6に示すように垂直位置にして保持する。インク充填針がインク充填ポート130を通してインク溜めの中に下り、ほとんどインク溜めの底に接触するようになる。これはインクが可能な最短距離落下するように行われる。それはインクが落下すれば幾らかのインクが泡立ち、それにより後のプライミングが困難になるからである。次にTIJインク・カートリッジのインク溜めに吸上げ手段によりインク充填針を通してインク溜めの中のインクがインク充填ポートの内側にほとんど接触する点までインクを詰める。この点でインク充填針をペンから引き出し、ステンレス鋼球132をインク充填開口の上に置く。ステンレス鋼球は、インク充填ポート130を取り囲むプラスチック材料の幾らかを変位させなければならないから、インク充填ポートに対するその大きさのため開口138の中にしっかり嵌まる。ステンレス鋼球130を次に工具140(図9)をインク充填ホート130の底の開口138で工具が丁度内径に接触するように押すことによりインク充填ポート130に押し込む。この点でインクはTIJインク・カートリッジのインク溜めに入っているが、インクの自由表面の上からプリントヘッド・ノズルを通る空気経路が存在し、これはTIJインク・カートリッジの最初の背圧を確保するためには除去しなければならない。
【0052】
空気は、TIJインク・カートリッジ50を最高点が鼻領域75であるように30度の角度傾けた状態でTIJインク・カートリッジから抜き取られる。これは空気がそのとき鼻領域である最高点まで浮動し、それにより空気をプライマによりTIJインク・カートリッジから抜き取りやすくなるため行われる。次に吸込みヘッドをTIJインク・カートリッジのノズル領域上方に設置し、真空引きする。真空が空気を除去するにつれて、インクのレベルは上がり、弁部材を成す網によるフィルタを完全に濡らし、最後にはその進路がプリントヘッド・ノズルまでおよびそれ全体に進む。このプロセスは既知量のインクがノズルを通して引かれ、TIJインク・カートリッジの初期背圧を水柱の−1インチに確保するように特徴づけられている。TIJインク・カートリッジを発射準備させてから、プリントヘッドの上面をきれいな水およびエアナイフを用いて洗い、プライミング・プロセスからの余剰インクを除去する。TIJインク・カートリッジを発射準備し終ってからは、勿論、TIJインク・カートリッジがインクをTIJインク・カートリッジ内に保持した状態でどんな向きにも回転させることができる。
【0053】
図10および図11はTIJインク・カートリッジ50を構成する外部フレーム部材78を孤立して示す。特に、図11で、外部フレーム部材78が外部平坦面142を呈示しているが、外部フレーム部材78の内側面は外部フレーム部材78の厚さを増大させる幾つかの階段を呈示し、プラトー形体146を形成していることがわかる。リブ形体144がプラトー形体146から突出する外部フレーム部材78の中心に沿って形成され、アンダカット側面144Aおよび144Bを備えている。リブ形体144は図10に示すように、外部フレーム部材78の側面の一部またはほとんど全部に沿って広がっている。
【0054】
図12は図10に対応する側面図であり、外部フレーム部材78の上に成形された内部フレーム部材68を示している。外部フレーム部材78は、台地状形体(プラトー)146に沿って広がり、リブ形体144を覆っている。リブ形体のアンダーカット側は内部フレーム部材68を外部フレーム部材78にロック(固定)するロッキング手段となる。この実施例で、内部フレーム部材68の厚さはT(0.059インチ、0.15cm)であり、図13に示す区域での幅はW(0.354インチ、0.90cm)である。全般に外部フレーム部材78に垂直に延びる内部フレーム部材68の側面148および150は第1および第2のインク溜め膜64および66を取り付けることができる表面となっている。
【0055】
内部フレーム部材68を形成する材料は溶融状態から冷却するとき、収縮率を備えている。この材料は外部フレーム部材78の内側に成形され、冷却するにつれて外部フレーム部材78から離れるように収縮する傾向がある。内部フレーム部材68を外部フレーム部材78に取り付けたままにしておくには、内部フレーム部材を外部プラスチック・フレーム部材78の一部として成形されているアンダカットのリブ形体144の上に成形する。内部フレーム部材68を形成する材料が冷却するにつれて、内部フレーム部材は、これらリブ形体144により外部フレーム部材78の上にロックされ、その材料の収縮により外部フレーム部材78から引き離そうとする力に逆らってロック(固定)される。図示のロック用のリブ形体144は成形しやすい単純な断面を備えている。
【0056】
軟かいポリオレフィン混合体を内部プラスチック・フレーム部材68の材料として使用することができる。それはこのポリオレフィン混合体がNORYL 材料の表面に化学的に接着し、且つ非常に低い(NORYL の2.5ミル/インチにほぼ等しい)収縮率を備えているので収縮過程中に生ずる力が、たとえば、20ミル/インチである純ポリエチレンより低いからである。
【0057】
図14および図15は鼻領域にある内部プラスチック・フレーム部材68および外部フレーム78の構造を更に詳細に示す。内部フレーム部材68の材料はタブ78Aおよび78Bの上を流れ、直立管93を覆い、リブ93Aにロックされる。
【0058】
図16は図6の線16−16に沿って取った断面図である。インク溜めを形成する要素をここで見ることができる。内部フレーム部材68の対向側面148および150へのばね袋膜である第1および第2りインク溜め膜64および66の取付けが示されている。図17は特に第2インク溜め膜66の内部フレーム部材68の側面148への熱かしめ取付けを示す拡大図である。熱かしめそれ自体はプラスチック業界で周知である。
【0059】
図18および図19は、リブ形体144の代りを、外部フレーム部材78の内面に形成することができるロック形体の代りの二つの実施例を示す。したがって、図18はロック形体144a、すなわち内部フレーム部材68aを成形するとき溶融プラスチックが流入する開口160を有する実質上小さいハンドル状形体、を採用している外部フレーム部材78aを示している。図19は丸いアンダカット開口162が形成されているロック形体144aを備えた外部フレーム部材78aを示している。溶融プラスチックは内部フレーム部材68aを成形するときアンダカット開口162に流入する。
【0060】
内部フレーム部材68を外部フレーム部材78に成形する方法は引用した米国特許出願番号第07/853,372号(米国特許 5,464,578 号)に記されている。手短かに述べれば、変性ポリフェニレン・オキシド、すなわち、第1の成形材料の外部フレーム部材78をプラスチック射出成形により製作する。この外部フレーム部材78を「第1ショット」という。第1ショットを次に第2の型に挿入し、ここで第2の成形材料がその上に注入成形される。こうして成型される内部フレーム部材は冷却されると或る程度収縮する。
【0061】
TIJインク・カートリッジ50のフレームを構成する二つの材料の長所は内部フレーム部材68を、該インク・カートリッジ50を落とした場合に、幾らか減衰材としても働く、外部フレーム部材78のエンジニアリング・プラスチックより軟かい、延性のある材料(ポリオレフィン混合体のような)から作ることができるということである。これは亀裂、膜の破れ、および他の損傷を防止する傾向がある。その上、内部フレーム部材68の軟かい、延性のある材料は、エンジニアリング・プラスチックよりゴムに似ているが、応力亀裂を生じ難い。内部フレーム部材68を製作するのにポリオレフィンのようなポリエチレン系の材料を使用すれば、水分透過率が低いという更に別の利益があり、それによりインク溜めの中のインクの中味を漏洩または蒸発に逆らって維持し、TIJインク・カートリッジに使用するインクを構成する化学薬品との化学的適合性を維持する。フィルタとしての弁部材90および92を、エンジニアリング・プラスチックとは対照的に、内部フレーム部材68に対するこのような材料に容易に取り付けることができる。というのはポリオレフィン系の材料は熱かしめ温度が低く、材料がフィルタの網に漏入しやすく、それにより内部フレーム部材68と空気逆止め弁/弁部材90および92との間に確実な接合が行われる。
【0062】
フレーム部材68および78の成形時、TIJプリントヘッド76とフィルタ要素すなわち、弁部材90および92との間のTIJインク・カートリッジの区域をプリントヘッドのノズルを詰まらせるに充分な大きさの粒子汚染が全くないようにしておく必要がある。引用した係属中の米国特許出願番号第07/853,372号に記されているようなTIJインク・カートリッジのインサート成形の場合に、直立管室を形成するコアピンは外部フレーム部材78を形成する外部フレーム部材の材料と係合し、封止を、内部フレーム部材68を形成する圧力下にある溶融している内部フレーム部材の材料を入り込まないようにしておくのに充分きつくする必要がある。直立管93の内側でのコアピンの係合は、係合の作用が外部フレーム部材の材料の壁を磨り減らし、後に残って汚染の発現を生ずる粒子を生ずる可能性があるから、汚染源である。コアピンの遮断および拭き取りの区域は図20に示すコアピン170の設計により極小になっている。この設計では、内部フレーム部材68を形成する材料は部分的に直立管の溝94の内側を裏貼りさせられて拭き取り作用を少くしている。図20は共に外部フレーム部材78の上に持って来て鼻領域75で内部フレーム部材の成形用型の空洞を形成する二つの半型174および176を示す。溝ピン172は半型を横断して嵌まっている。型空洞ピンとしてのコア・ピン170は直立管の溝内に挿入され、その先端は溝ピン172に形成された凹部の中に受けられている。コア・ピン170はテーパになっていてコア・ピンと外部フレーム部材78に形成された直立管の溝との間の肩170Aの上方に円環状空間を形成している。コア・ピン170は肩170Aの下の直立管の溝内にしっかり嵌まり、内部フレーム部材の材料が成形中区域の栓領域170Bに流入しないようにする栓区域170Bを形成している。このピン構成により内部フレーム部材の材料が円環状空間に流入して、直立管の内部を下方に栓領域170Bまで覆う裏貼りを形成することができる。外部フレーム部材78の表面79Aおよび79Bは半型の表面が接触する遮断面としても役立ち、内部フレーム部材の材料が表面79Aおよび79Bと半型との間の接合を通って流れないようにする。
【0063】
汚染の問題を可能な限り小さくする他の方法は型への装入を自動化することである。この自動化はロボット装入機を使用するが、これは外部フレーム部材を内部フレーム部材を成形する型に設置するに際して、成形産業においては慣習的なことである。外部フレーム部材を手で、自動フィーダシステムによりロボット装入機に装入することができ、または外部フレーム部材を外部フレーム部材の成形機から取り出してそれらを内部フレーム部材を成形するための第2成形機に設置するのにロボットを使用することができる。オートメーションのこれらの使用はすべて部品をきれいにしておくのに役立つ一層良好な調節環境を考えている。
【0064】
この二材料すなわち、外部フレーム部材、内部フレーム部材は、一方の成形機が第1の材料を成形する手段を備え、その成形したばかりの外部フレーム部材を内部フレーム部材のための第2材料のバレルに対する所定位置に移動し、次いで第2材料を成形して部品を完成する2段階成形法によって作ることもできる。このような2段階成形プロセスは当業界では既知である。
【0065】
上述の成形では、高い方の溶融温度を有する材料、外部フレーム部材78のエンジニアリング・プラスチック、を第1段階で先ず成形して外部フレーム部材78を形成する。低い方の溶融温度を有する材料、ポリオレフィン混合体またはポリエチレン系材料を、既に成形されている外部フレーム部材を挿入した第2段階の型を使用して、内部フレーム部材68を次に形成する。代りに、第2の実施形態としてこの成形プロセスを逆にし、溶融温度が高い方の材料をインサート成形プロセスで溶融温度が低い方の材料の上に成形することができる。この第2の実施形態の場合、内部フレーム部材68と外部フレーム部材78との間のインターロック形体を、内部フレーム部材68の上に形成する。このインターロック形体は、二つの材料を共にロックするのに充分なアンダカットを用いて形成する。型の温度は低温度の第1段階の溶融点の近くまたは下に止めておく必要がある。或るエンジニアリング・プラスチックの場合には、これによりそれらを成形するのが更に困難になる可能性がある。また、第2段階のプラスチックは型の中におよび第1段階のプラスチックの上に成形されるので、第1段階はプラスチックの境界面に沿って溶融する。成形条件は第1段階がその完全性を維持し、境界面に沿って影響を受けるだけであり、且つ第2段階を第1段階の上に成形するとき洗い流されないようになっていなければならない。
【0066】
図21は、第2の実施形態におけるTIJインク・カートリッジ50の直立管の区域でのこのようなインサート成形プロセスを示している。内部フレーム部材68が第1段階の型で最初に成形される。次に、第2段階において内部フレーム部材68の表面を使用して、外部エンジニアリング・プラスチックの外部フレーム部材78を内部フレーム部材68の上に成形する。コア・ピン180および型キャップ182は内部直立管の溝および直立管区域の上面を形成している。エンジニアリング・プラスチックの外側リング184を第1段階のプラスチックの内部フレーム部材68の上に形成する。この外側リング184は、内部フレーム部材68の低温度材料を、第2段階で形成される内側直立管に向けて圧縮するためのものである。第2段階の材料は、冷却するにつれて、第1段階の材料(内部フレーム部材68、図21)を直立管を形成する第2段階の部材186に向って圧縮する。
【0067】
図22は、低い方の温度の材料を最初に成形した状態の、直立管に対する代りのインサート成形構成を示す。ここでは第2段階は直立管を取り囲む低温度材料の周りに圧縮リングを形成しないので、二つの材料の間の結合は単に、第2段階の材料が境界面を溶融し、低温度材料を最後に成形する場合より良好な結合を生ずるのを助けるときに支援される2材料間の化学的結合によっている。この場合には、第2段階は型を埋めるにつれて冷却され、第2段階の材料の温度の方が高いことおよびその熱容量のため、接合に沿うすべての区域内でこの場合に可能であるほど熱くない。しかし、図21の構成は図22のものより優れている。というのは前者の構成は化学的および機械的の両方の封止を生ずるからである。
【0068】
低温度プラスチック材料の上の高温度材料のこのようなインサート成形プロセスには幾つかの長所がある。主な利益は直立管の区域にある。第2段階のエンジニアリング・プラスチック材料の成形では、TIJプリントヘッドへの直立管開口を成形するコア・ピン180は成形後第2段階から後退するだけでよく、したがって上述の摩耗の問題はない。この場合型キャツプ182は後退しなければならず、これは摩耗を生ずる可能性があるが、それが後退する穴は全く同じコアピンにより形成されているので、コア・ピンと直立管との間の嵌合は非常に正確で、エンジニアリング・プラスチックが第1段階の材料である場合より摩耗は少くなる。その場合には、コア・ピンが第1段階の型から、次いで外部フレーム部材78が型から排出され、収縮し、外部フレーム部材が処理され、直立管のゆがみを生ずる。最後に、別の直立管コア・ピンを用意して外部フレーム部材78の直立管の溝に押し込む。温度の低い方の材料を最初にインサート成形する現在の場合には、第1段階の材料はコア・ピン180に接触しない。この方法の他の利点は、第2段階のエンジニアリング・プラスチックが冷却するにつれて、それが内部の第1段階の材料の上に収縮してきつい接合を生ずることである。一方、エンジニアリング・プラスチックを最初に形成する2段階法では、第2段階の自然収縮が第2段階の部材を第1段階の部材から引き離す方向に作用する傾向がある。
【0069】
内部フレーム部材68および外部フレーム部材78を製作するのに使用することができる他の成形プロセスは温度の高い方のエンジニアリング・プラスチック材料を温度の低い方のポリオレフィンの上に成形する2成形プロセスである。温度の低い方の材料を温度の高い方の材料の内側に成形すると、米国特許出願番号第07/853,372号に記されているように
、第1段階の部分をそこから収縮して離れ、ゆるくなる傾向があるコアの内側に運ばなければならない。この新しい2段階成形プロセスでは、第1段階の部材をその上にしっかり収縮するコアの上に成形し、次いで第2段階の部材を第1段階の部材の上に成形し、第2段階の部材が第1段階の部材の上にきつく収縮する。
【0070】
図23はTIJインク・カートリッジの鼻領域の代りの実施例を、内部フレーム部材68をエンジニアリング・プラスチックの内部フレーム部材68の上に成形する前の形で示している。鼻領域75cで、外部フレーム部材78cは、直立管を通って外部フレーム部材78cの外面に形成された開口まで延びている内部開口である溝94cが形成されている内部の、直立した流体直立管93cを形成している。インクがインク溜めから、鼻領域に設置されることになるTIJプリントヘッドまで流れるのはこの溝を通してである。
【0071】
図23は外部フレーム部材78cの内部で上向きに突出する流体の直立管93cを取り囲む開放領域202を示す。1対の離して設けられたリブ93Acおよび93Bcが直立管93の外側面から突出している。支柱204が鼻領域75cののどを横断して形成されている。
【0072】
今度は図24を参照すると、外部フレーム部材78cが内部フレーム部材68cが外部フレーム部材78cの内面に成形されている状態で図示されている。内部フレーム部材を形成する材料は、溝94cを覆わずに、直立管93cの周辺に成形されており、ばね袋フィルム膜であるインク溜め膜をかしめることができる表面を提供している。
【0073】
上述の実施例は本発明の原理を表現することができる可能な特定の実施例の単なる例示であることが理解される。当業者は本発明の範囲および精神から逸脱することなくそれらの原理に従って他の構成を容易に推察することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、第1の剛いプラスチック材料による外部フレーム部材と第2のプラスチック材料による内部フレーム部材とによりフレーム構造体体を構成し、第3のプラスチック材料による不浸透性膜を内部フレーム部材に接合してフレーム構造体とともにインク溜めを形成し、内部フレーム部材の第2のプラスチック材料が第3のプラスチック材料と適合して内部フレーム部材に対して耐漏洩接合を行うように構成したので、不浸透性膜を内部フレーム部材に対して熱および圧力を加えて封止が可能となり、化学的および熱や圧力に起因する応力による亀裂を防止することができ、確実にインクの漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するTIJインク・カートリッジの斜視図であり、そのカバーを破断した形で示してある。
【図2】図1のTIJインク・カートリッジの鼻領域の拡大図である。
【図3】TIJインク・カートリッジの鼻領域を通して長さ方向に取った図1のTIJインク・カートリッジの断面図である。
【図4】図1のTIJインク・カートリッジの鼻領域の破断断面図である。
【図5】空気逆止め弁の設置前に取った、図1のTIJインク・カートリッジの鼻領域の側面図である。
【図6】図1のTIJインク・カートリッジの斜視図である。
【図7】図6の線7−7に沿って取った断面図である。
【図8】図7の線8−8に沿って取った断面図である。
【図9】図7と同様の断面図であるが、封止球の挿入を示している。
【図10】図1のTIJインク・カートリッジを構成する外部プラスチック・フレーム部材の側面図である。
【図11】図10の線11−11に沿って取った断面図である。
【図12】図1のTIJインク・カートリッジを構成する外部および内部プラスチック・フレーム部材の側面図である。
【図13】図12の線13−13に沿って取った断面図である。
【図14】図12の線14−14に沿って取った断面図である。
【図15】図12の線15−15に沿って取った断面図である。
【図16】図6の線16−16に沿って取った断面図である。
【図17】図16の円17の内部の領域の拡大図である。
【図18】図1のTIJインク・カートリッジを構成する外部プラスチック・フレーム部材に内部プラスチック・リフレーム部材をロックする代りの方法を示す斜視図である。
【図19】図1のTIJインク・カートリッジを構成する外部プラスチック・フレーム部材に内部プラスチック・リフレーム部材をロックするさらに別の方法を示す斜視図である。
【図20】直立管開口の第2ショット裏貼りの成形を示す断面図である。
【図21】図1のTIJインク・カートリッジを構成する外部および内部プラスチック・フレーム部材を成形する代りの方法を示す断面図である。
【図22】図1のTIJインク・カートリッジを構成する外部および内部プラスチック・フレーム部材を成形するさらに別の方法を示す断面図である。
【図23】外部プラスチック・フレーム部材のTIJインク・カートリッジの鼻領域の代りの実施例を示す破断断面図である。
【図24】外部プラスチック・フレーム部材のTIJインク・カートリッジの鼻領域の代りの実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
50 TIJインク・カートリッジ
60 外部フレーム構造体
62 インク溜め
64 第1のインク溜め膜
66 第2のインク溜め膜
68,68a,68b,68c 内部プラスチック・フレーム部材
76 TIJプリントヘッド
78,78b,78c 外部プラスチック・フレーム部材
90,92 弁部材
93,93c 直立管
120 支持リブ
130 インク充填ポート
132 ステンレス鋼球
Claims (6)
- インク溜めを備えたプリンタ用インク・カートリッジであって、
第1の剛いプラスチック材料から製作された外部フレーム部材、および第2のプラスチック材料から製作された内部フレーム部材から成るフレーム構造体、
第3のプラスチック材料から形成され、前記内部フレーム部材に接合されて、前記フレーム構造体と共に、前記インク溜めを形成する第1および第2の不浸透性膜、から構成されており、
前記第2のプラスチック材料は、前記不浸透性膜と前記内部フレーム部材との間の耐漏洩接合を可能とする重合体混合組成物であり、該重合体混合組成物は、(A)ポリエチレンおよびエチレンとアルファ−オレフィンとの共重合体から成るグループから選択された少くとも一つの重合体、および(B)ポリプロピレンおよびプロピレンとエチレンとの共重合体から成るグループから選択された少くとも一つの重合体から主に構成され、(A)と(B)とは異なっており、前記第2のプラスチック材料は前記第1のプラスチック材料よりも軟かく且つ延性があるインク・カートリッジ。 - (A)は低密度ポリエチレンである請求項1に記載の重合体混合組成物。
- (A)はエチレンと4から18までの炭素原子を有するアルファ−オレフィンとの共重合体である請求項1に記載の重合体混合組成物。
- (B)はプロピレンとエチレンとのランダム共重合体である請求項1に記載の重合体混合組成物。
- (B)のメルト・フロー・インデックスは3から45である請求項1に記載の重合体混合組成物。
- (A)は60重量%から90重量%までの量で存在し、(B)は10重量%から40重量%までの量で存在し、この場合の重量百分率は(A)と(B)とを混合したものを基準としている請求項1に記載の重合体混合組成物。
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